JP2503586Y2 - 噴射ノズル姿勢制御装置 - Google Patents
噴射ノズル姿勢制御装置Info
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- JP2503586Y2 JP2503586Y2 JP6792690U JP6792690U JP2503586Y2 JP 2503586 Y2 JP2503586 Y2 JP 2503586Y2 JP 6792690 U JP6792690 U JP 6792690U JP 6792690 U JP6792690 U JP 6792690U JP 2503586 Y2 JP2503586 Y2 JP 2503586Y2
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- Japan
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- nozzle
- injection nozzle
- attitude control
- tube
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、噴射ノズルの姿勢制御に関し、特に流体を
噴射ノズルから被加工物に向けて噴射して、研削等の加
工を行う噴射加工等で用いられる噴射ノズルの姿勢制御
装置に関する。
噴射ノズルから被加工物に向けて噴射して、研削等の加
工を行う噴射加工等で用いられる噴射ノズルの姿勢制御
装置に関する。
〔考案の概要〕 本考案は、噴射加工等に用いられる噴射ノズルの姿勢
制御装置であって、噴射ノズルに接続して主流体を供給
する可撓性材料から成るノズル管の周囲に可撓性材料か
ら成る複数の筒状の密閉室を一体的に設け、各密閉室に
設けた制御用流体供給管を通して各密閉室に供給する制
御用流体の圧力を変えることによって、噴射ノズルの方
向を広い範囲で制御できるようにした、構造が簡単で、
小形の噴射ノズル姿勢姿勢制御装置である。
制御装置であって、噴射ノズルに接続して主流体を供給
する可撓性材料から成るノズル管の周囲に可撓性材料か
ら成る複数の筒状の密閉室を一体的に設け、各密閉室に
設けた制御用流体供給管を通して各密閉室に供給する制
御用流体の圧力を変えることによって、噴射ノズルの方
向を広い範囲で制御できるようにした、構造が簡単で、
小形の噴射ノズル姿勢姿勢制御装置である。
遊離砥粒を被加工物に噴射して研磨ないし研削を行う
噴射加工法は、レンズ加工など多方面で用いられてい
る。このような加工法において、加工の自由度を増すた
めに、噴射の方向を自由に変えられる姿勢制御の可能な
ノズルが望まれている。かかる目的のために、従来例と
して例えば第2図に示すような噴射ノズル制御装置が既
に開示(実開昭63−83266)されている。この従来例を
第2図を参照して以下に説明する。第2図において、61
は加工用の主ノズル(加工用の遊離砥粒から成る加工用
流体の導入口は図示せず)、63は姿勢制御用リング、62
a、62b、62cはそれぞれ姿勢制御用ノズル、64はユニバ
ーサルジョイント部、65はアームである。姿勢制御用流
体導入口66より導入された流体は、流路63aを通じて各
姿勢制御用ノズルリングより噴出する。流体を噴出する
姿勢制御用の各ノズル62a、62b、62cは接近している被
加工物表面(図示せず)から背圧を受けて、加工用の主
ノズル61は、常に被加工物表面に垂直になるように姿勢
制御される。
噴射加工法は、レンズ加工など多方面で用いられてい
る。このような加工法において、加工の自由度を増すた
めに、噴射の方向を自由に変えられる姿勢制御の可能な
ノズルが望まれている。かかる目的のために、従来例と
して例えば第2図に示すような噴射ノズル制御装置が既
に開示(実開昭63−83266)されている。この従来例を
第2図を参照して以下に説明する。第2図において、61
は加工用の主ノズル(加工用の遊離砥粒から成る加工用
流体の導入口は図示せず)、63は姿勢制御用リング、62
a、62b、62cはそれぞれ姿勢制御用ノズル、64はユニバ
ーサルジョイント部、65はアームである。姿勢制御用流
体導入口66より導入された流体は、流路63aを通じて各
姿勢制御用ノズルリングより噴出する。流体を噴出する
姿勢制御用の各ノズル62a、62b、62cは接近している被
加工物表面(図示せず)から背圧を受けて、加工用の主
ノズル61は、常に被加工物表面に垂直になるように姿勢
制御される。
噴射ノズルの姿勢制御を加工物面に垂直とは限らず任
意の方向で行いたい場合、前記の従来の噴射ノズル姿勢
制御装置において、姿勢制御用ノズルリングに設けた各
ノズルの噴射圧力を各々独立に変えられるようにすれば
可能と思われる。しかしながら、この場合、姿勢制御用
ノズルリングに設けた各ノズルが被加工物面より受ける
背圧を利用しているので、ノズル方向の制御範囲を大き
くすることは困難であり、また姿勢制御用のノズルリン
グを必要とするために小形化が困難である。
意の方向で行いたい場合、前記の従来の噴射ノズル姿勢
制御装置において、姿勢制御用ノズルリングに設けた各
ノズルの噴射圧力を各々独立に変えられるようにすれば
可能と思われる。しかしながら、この場合、姿勢制御用
ノズルリングに設けた各ノズルが被加工物面より受ける
背圧を利用しているので、ノズル方向の制御範囲を大き
くすることは困難であり、また姿勢制御用のノズルリン
グを必要とするために小形化が困難である。
本考案の課題は、小形で姿勢制御範囲を大きくとれる
噴射ノズル姿勢制御装置を提供することである。
噴射ノズル姿勢制御装置を提供することである。
本考案は、噴射ノズルに接続して主流体を供給する可
撓性材料から成るノズル管の周囲に、可撓性材料から成
る複数の筒状の密閉室をノズル管に平行して一体的に設
け、各密閉室に設けた制御用流体供給管を通して、各密
閉室に供給する制御用流体の圧力を変えることによって
噴射ノズルを制御する噴射ノズル姿勢制御装置である。
ここで、ノズル管として用いる可撓性材料としては、プ
ラスチック、強化プラスチックゴム、強化ゴム、金属製
ベローズ等を使用できる。また、密閉室に用いる可撓性
材料としては、プラスチック、強化プラスチック、ゴ
ム、強化ゴム等を使用できる。構造の簡単化、小形化の
点からは、ノズル管と密閉室は同一材料で一体成形で作
られるのが好ましい。
撓性材料から成るノズル管の周囲に、可撓性材料から成
る複数の筒状の密閉室をノズル管に平行して一体的に設
け、各密閉室に設けた制御用流体供給管を通して、各密
閉室に供給する制御用流体の圧力を変えることによって
噴射ノズルを制御する噴射ノズル姿勢制御装置である。
ここで、ノズル管として用いる可撓性材料としては、プ
ラスチック、強化プラスチックゴム、強化ゴム、金属製
ベローズ等を使用できる。また、密閉室に用いる可撓性
材料としては、プラスチック、強化プラスチック、ゴ
ム、強化ゴム等を使用できる。構造の簡単化、小形化の
点からは、ノズル管と密閉室は同一材料で一体成形で作
られるのが好ましい。
可撓性材料から成る密閉の供給される圧力による伸び
縮みを利用しているので、噴射ノズルの方向の変えられ
る範囲を大きくとれ、また可撓性材料から成るノズル管
と密閉室を一体化した構造にしているので、噴射ノズル
姿勢制御装置の小形化軽量化が容易である。
縮みを利用しているので、噴射ノズルの方向の変えられ
る範囲を大きくとれ、また可撓性材料から成るノズル管
と密閉室を一体化した構造にしているので、噴射ノズル
姿勢制御装置の小形化軽量化が容易である。
第1図は、本考案の実施例の噴射ノズル姿勢制御装置
の構成を説明する組立図である。第1図を参照して以下
に実施例を説明する。10は可撓性材料から成り、一体成
形で作られた同心2重管である。その内側管は主流体を
噴射ノズル1に供給するノズル管2であり、また外側管
は、姿勢制御管4である。ノズル管2と姿勢制御管4の
管の空間は3枚の隔壁7a、7b、7cで仕切られ、3個の密
閉室8a、8b、8cとなる。ここで用いた可撓性材料はシリ
コンゴムとナイロン繊維から成る繊維強化ゴムであり、
ノズル管2は姿勢制御管4よりも剛性の高いものにし
た。
の構成を説明する組立図である。第1図を参照して以下
に実施例を説明する。10は可撓性材料から成り、一体成
形で作られた同心2重管である。その内側管は主流体を
噴射ノズル1に供給するノズル管2であり、また外側管
は、姿勢制御管4である。ノズル管2と姿勢制御管4の
管の空間は3枚の隔壁7a、7b、7cで仕切られ、3個の密
閉室8a、8b、8cとなる。ここで用いた可撓性材料はシリ
コンゴムとナイロン繊維から成る繊維強化ゴムであり、
ノズル管2は姿勢制御管4よりも剛性の高いものにし
た。
先端封止栓5には、噴射ノズル1が接続されており、
その裏側には、ノズル管2が入る穴と隔壁7a、7b,7cが
入るスリット5a、5b、5c(図示せず)が設けられてい
る。同心2重管10の先端にこの先端封止栓5が嵌め合う
ように接着固定された。後尾封止栓6には、ノズル管2
につながる主流体接続管3及び各密閉室につながる制御
用流体供給管9a、9b、9cが設けられ、その反対側にはノ
ズル管2が入る穴と、隔壁7a、7b、7cが入るスリット6
a、6b、6cが設けられている。同心2重管10の後尾に
は、この後尾封止栓6が嵌め合うように接着固定され
た。
その裏側には、ノズル管2が入る穴と隔壁7a、7b,7cが
入るスリット5a、5b、5c(図示せず)が設けられてい
る。同心2重管10の先端にこの先端封止栓5が嵌め合う
ように接着固定された。後尾封止栓6には、ノズル管2
につながる主流体接続管3及び各密閉室につながる制御
用流体供給管9a、9b、9cが設けられ、その反対側にはノ
ズル管2が入る穴と、隔壁7a、7b、7cが入るスリット6
a、6b、6cが設けられている。同心2重管10の後尾に
は、この後尾封止栓6が嵌め合うように接着固定され
た。
このようにして実施例の噴射ノズル、姿勢制御装置は
組立てられたが、次に動体例の概略を以下に説明する。
まず、この噴射ノズル姿勢制御装置の後尾部(後尾封止
栓6の辺り)を台に固定した。
組立てられたが、次に動体例の概略を以下に説明する。
まず、この噴射ノズル姿勢制御装置の後尾部(後尾封止
栓6の辺り)を台に固定した。
制御用流体として圧縮空気を使用し、それを各々圧力
を可変にできるようにして制御用流体供給管9a、9b、9c
を通して各密閉室8a、8b、8cに供給した。そこで、例え
ば密閉室8aの圧力を他の密閉室より高くすると密閉室8a
は伸びて制御管10は湾曲し、従って噴射ノズル1は密閉
室8aと反対側の方に傾くことになる。このようにして、
密閉室8a、8b、8cに供給する制御用流体の圧力を変える
ことにより、噴射ノズル1の方向を任意に制御すること
ができる。
を可変にできるようにして制御用流体供給管9a、9b、9c
を通して各密閉室8a、8b、8cに供給した。そこで、例え
ば密閉室8aの圧力を他の密閉室より高くすると密閉室8a
は伸びて制御管10は湾曲し、従って噴射ノズル1は密閉
室8aと反対側の方に傾くことになる。このようにして、
密閉室8a、8b、8cに供給する制御用流体の圧力を変える
ことにより、噴射ノズル1の方向を任意に制御すること
ができる。
前記の実施例では、同心2重管10の内側管をノズル管
2として用いたが、内側管の中に別の可撓性材料から成
るノズル管を接するように挿入し、そのノズル管の先端
に噴射ノズルを接続するようにしてもよい。また、前記
の実施例では、同心2重管の内側管と外側管の間の空気
を隔壁で分割して得られる3個の一体形密閉室を用いた
が、可撓性材料から成る3個の筒状の密閉室をノズル管
の周囲にノズル管を平行して一体化するように設けても
よい。
2として用いたが、内側管の中に別の可撓性材料から成
るノズル管を接するように挿入し、そのノズル管の先端
に噴射ノズルを接続するようにしてもよい。また、前記
の実施例では、同心2重管の内側管と外側管の間の空気
を隔壁で分割して得られる3個の一体形密閉室を用いた
が、可撓性材料から成る3個の筒状の密閉室をノズル管
の周囲にノズル管を平行して一体化するように設けても
よい。
本考案により、構造が簡単、小形でさらに変えられる
方向の自由度の大きい噴射ノズル姿勢制御装置を提供で
きるので、噴射加工等の用途において、その効果は大き
い。
方向の自由度の大きい噴射ノズル姿勢制御装置を提供で
きるので、噴射加工等の用途において、その効果は大き
い。
第1図は、本考案の実施例の噴射ノズル姿勢制御装置の
構成を説明する組立図、第2図は従来例のノズル姿勢制
御装置を示す図である。 1……噴射ノズル 2……ノズル管 4……姿勢制御管 7a、7b、7c……隔壁 8a、8b、8c……密閉室 9a、9b、9c……制御用流体供給管
構成を説明する組立図、第2図は従来例のノズル姿勢制
御装置を示す図である。 1……噴射ノズル 2……ノズル管 4……姿勢制御管 7a、7b、7c……隔壁 8a、8b、8c……密閉室 9a、9b、9c……制御用流体供給管
Claims (1)
- 【請求項1】噴射ノズルに接続して主流体を供給する可
撓性材料から成るノズル管の周囲に可撓性材料から成る
複数の筒状の密閉室を前記ノズル管と平行して一体的に
設け、前記各密閉室に設けた制御用流体供給管を通し
て、前記各密閉室に供給する制御用流体の圧力を変える
ことによって、前記噴射ノズルの姿勢を制御する噴射ノ
ズル姿勢制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6792690U JP2503586Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 噴射ノズル姿勢制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6792690U JP2503586Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 噴射ノズル姿勢制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0428952U JPH0428952U (ja) | 1992-03-09 |
JP2503586Y2 true JP2503586Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31601940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6792690U Expired - Fee Related JP2503586Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 噴射ノズル姿勢制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503586Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-28 JP JP6792690U patent/JP2503586Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0428952U (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |