JP2501337Y2 - 放電加工機用制御装置 - Google Patents

放電加工機用制御装置

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JP2501337Y2
JP2501337Y2 JP5601690U JP5601690U JP2501337Y2 JP 2501337 Y2 JP2501337 Y2 JP 2501337Y2 JP 5601690 U JP5601690 U JP 5601690U JP 5601690 U JP5601690 U JP 5601690U JP 2501337 Y2 JP2501337 Y2 JP 2501337Y2
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寅雄 菅野
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日立精工株式会社
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電極と被加工物との間にパルス電圧を印加
し間欠放電を発生させて被加工物の加工を行う放電加工
機の制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕 放電加工において、段取り時間を短縮するために、被
加工物を収納する加工槽と電極との相対送りの早送り時
の速度(早送り速度)は年々速くなつてきている。
加工槽に加工液が入つている時に、このような早送り
の起動,停止を繰り返すと加工液が波立ち、加工槽から
溢れ出すことがあつた。
そこで従来は、加工液を上限近くまでは入れないよう
にしたり、早送りを用いずに、中速あるいはハンドル送
りを行うなどの配慮をしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように上記従来技術では、加工槽に加工液が入つ
た状態で早送りの起動,停止を繰り返すと、加工槽から
加工液が溢れ出すことがあつたため、加工液をあまり上
限近くまで入れることができず、また送り速度を遅くす
るなどの操作が必要で、多大な手間を要するという問題
点があつた。
本考案の目的は、加工槽に加工液が入つた状態で、早
送りをしても液溢れのおそれがなく、その際、送り速度
を低速側に切換え操作したり、ハンドル送り操作する必
要がなく、操作性に優れた放電加工機用制御装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、被加工物を収納する加工槽中の加工液の
液位を検出する液面センサと、この液面センサにより上
記液位が所定値以上と検出されたときには送り速度を低
速側に、所定値に達していないときには送り速度を高速
側に切り換える送り速度切換回路とを設けることにより
達成される。
〔作用〕
フロートスイッチなどの液面センサは、所定の液位
(通常、早送りの起動,停止を繰り返しても加工液が加
工槽から溢れ出さない範囲での最大の液位)以上か否か
を検出する。
送り速度切換回路は、上記液面センサにより上記液位
が所定値以上と検出されたときには送り速度を低速側
に、所定値に達していないときには送り速度を高速側に
切り換える。
これにより、加工槽内の加工液液位が所定値以上のと
きには送り速度が低速側に切り換えられ、加工液が入つ
た状態で、加工槽を送つても液溢れのおそれがなく、ま
たその際、送り速度を低速側に切換え操作したり、ハン
ドル送り操作する必要がなく、操作性が向上する。
加工槽内の加工液液位が所定値に達していないときに
は、操作者が速度切換え操作をすることなく、加工槽は
高速度で位置決めされることになり、段取り時間が短く
なる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第
1図は、本考案による放電加工機用制御装置の一実施例
を示すブロツク図で、図中1は、内部に被加工物が収納
された加工液が入れられた加工槽で、図示しないテーブ
ル上に設置され、図示しない加工電極との間で相対送り
される。2は上記相対送り、ここでは加工槽1のY軸方
向送りをする送りモータ、3は液面センサ、ここではフ
ロートスイツチで、加工槽1中の加工液が所定の液位以
上、すなわち早送りの起動,停止を繰り返しても加工液
が加工槽1から溢れ出さない範囲での最大の液位LH以上
か否かを検出し、液位信号S1を出力する。
4は上記液位信号S1により制御される送り速度切換回
路で、上記フロートスイツチ3により加工液の液位が所
定値LH以上と検出されたとき(液位信号S1オン時)には
送り速度を低速側に、所定値LHに達していないとき(液
位信号S1オフ時)には送り速度を高速側に切り換えるも
のである。本実施例では、送り速度切換回路4は2つの
リレー接点(a接点5a,b接点5b)を備えたリレー5、可
変抵抗器からなる低速送り速度設定器6及び高速送り速
度設定器7を備えて構成されている。
8は上記送り速度切換回路4からの送り速度信号S2に
より送りモータ2を低速又は高速回転させ、加工槽1を
低速又は高速送りするサーボアンプである。
次に動作について説明する。いま、被加工物の位置決
めなどの段取り時、図示しないNC装置などから早送り指
令が出力されたとする。この際、加工槽1中の加工液の
液位が所定値LH以上であるときには、フロートスイツチ
3がオン状態にあつて、液位信号S1がオンとなつてい
る。このため、リレー5が励磁状態にあり、a接点5aが
閉、b接点5bが開となつている。したがつて、低速送り
速度設定器6からの低速送り速度信号S2Lがサーボアン
プ8に与えられ、送りモータ2が低速回転され、加工槽
1が低速送りされる。
また、上記早送り指令が出力された際、加工槽1中の
加工液の液位が所定値LHに達していないときには、フロ
ートスイツチ3がオフ状態にあつて、液位信号S1がオフ
となつている。このため、リレー5が消磁状態にあり、
a接点5aが開、b接点5bが閉となつている。したがつ
て、高速送り速度設定器7からの高速送り速度信号S2H
がサーボアンプ8に与えられ、送りモータ2が高速回転
され、加工槽1が高速送りされる。
以上のように、加工槽1中の加工液が所定の液位以上
あるときには送り速度を低速に切り換えるので、加工槽
1内の加工液の波立ちによる溢れ出しがない。また、所
定の液位に達していないときには送り速度を高速に切り
換えるので、本来の早送り速度で位置決めができ、無駄
時間が少なく、かつ、操作性も向上する。
なお上述実施例では、送り速度切り換えのための専用
の液面センサを用いた場合を説明したが、放電加工機に
一般的に用いられているオバーフロー防止用の液面セン
サを共用してもよい。この場合は、オバーフロー防止用
の液面センサは、少なくとも2つのしきい値をもつこと
が要求される。
また上述実施例では、切り換えられる送り速度は高低
2種類としたが、3種以上の液面を検出できる液面セン
サを用い、液位の段階に応じて3種以上の送り速度に切
換え可能にしてもよい。
更に上述実施例では、送り速度切換回路を、リレー、
可変抵抗器からなる低速送り速度設定器及び高速送り速
度設定器で構成したが、これのみに限定されることはな
い。送り速度切換回路を、例えばIC回路やICメモリで構
成し、送り速度設定をパラメータとして上記ICメモリに
記憶させ、かつそれを任意に変更可能に構成してもよ
い。
また上述実施例では、Y軸方向の送りのみを例に採つ
て説明したが、X軸、更にはZ軸の送りにも適用できる
ことは勿論である。
〔考案の効果〕 本考案によれば、早送り指令が出ても加工槽内の液位
が所定値以上であれば低速送りとし、液位が所定値に達
していないときは指令通り早送りするようにしたので、
液溢れのおそれなく、しかも操作者の手間が省け操作性
に優れるばかりか、送り時間を必要以上に長くすること
もないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示すブロツク図であ
る。 1……加工槽、2……送りモータ、3……フロートスイ
ッチ(液面センサ)、4……送り速度切換回路、5……
リレー、5a……リレー接点(a接点)、5b……リレー接
点(b接点)6……低速送り速度設定器、7……高速送
り速度設定器、8……サーボアンプ、S1……液位信号、
S2……送り速度信号、S2L……低速送り速度信号、S2H…
…高速送り速度信号。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極と被加工物との間にパルス電圧を印加
    し間欠放電を発生させて被加工物の加工を行う放電加工
    機において、上記被加工物を収納する加工槽中の加工液
    の液位を検出する液面センサと、この液面センサにより
    上記液位が所定値以上と検出されたときには送り速度を
    低速側に、所定値に達していないときには送り速度を高
    速側に切り換える送り速度切換回路とを具備することを
    特徴とする放電加工機用制御装置。
JP5601690U 1990-05-30 1990-05-30 放電加工機用制御装置 Expired - Fee Related JP2501337Y2 (ja)

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JPH0417021U JPH0417021U (ja) 1992-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160117257A (ko) * 2015-03-30 2016-10-10 화낙 코퍼레이션 축이송 특성을 변경하는 방전 가공기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160117257A (ko) * 2015-03-30 2016-10-10 화낙 코퍼레이션 축이송 특성을 변경하는 방전 가공기
KR102067383B1 (ko) * 2015-03-30 2020-01-17 화낙 코퍼레이션 축이송 특성을 변경하는 방전 가공기

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JPH0417021U (ja) 1992-02-12

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