JP2500886Y2 - 移動可能なフェンス - Google Patents
移動可能なフェンスInfo
- Publication number
- JP2500886Y2 JP2500886Y2 JP6589789U JP6589789U JP2500886Y2 JP 2500886 Y2 JP2500886 Y2 JP 2500886Y2 JP 6589789 U JP6589789 U JP 6589789U JP 6589789 U JP6589789 U JP 6589789U JP 2500886 Y2 JP2500886 Y2 JP 2500886Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- bearing
- support shaft
- fence
- frame body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fencing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は主として屋外に設置する移動可能なフェンス
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 従来、人や動物の動きを規制するための手段として、
所定のサイズのパネルをベースに立設したフェンスや、
或いは2個以上の円錐支柱の各先端にバーを取外し可能
に架設したものが知られている。
所定のサイズのパネルをベースに立設したフェンスや、
或いは2個以上の円錐支柱の各先端にバーを取外し可能
に架設したものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、パネルをベースに立設したフェンスは、パネ
ルが通風性に乏しい場合には、強風で倒れないようにベ
ースの重量を大きくする必要があり、一時的に人や動物
の動きを規制するために設置する場合には、持運びが困
難で簡便に所定の位置に設置し難い不具合がある。
ルが通風性に乏しい場合には、強風で倒れないようにベ
ースの重量を大きくする必要があり、一時的に人や動物
の動きを規制するために設置する場合には、持運びが困
難で簡便に所定の位置に設置し難い不具合がある。
また、定置用のものを含めて、屋外に設置するフェン
スや円錐支柱に架設したバー等は一般的に美観に乏し
く、品位のある場所や、環境の整った場所等には適しな
い不具合がある。
スや円錐支柱に架設したバー等は一般的に美観に乏し
く、品位のある場所や、環境の整った場所等には適しな
い不具合がある。
更に、坂路の車止め等の目的で傾斜した地面に設置す
る場合にはフェンスが鉛直方向に起立せず、不安定で見
栄えの良くない不具合がある。
る場合にはフェンスが鉛直方向に起立せず、不安定で見
栄えの良くない不具合がある。
本考案の目的は、軽量で持運びが容易で、強風にも倒
れ難く、起立角度が調整可能で、美観に優れ、組立て又
は分解を簡便に行うことができる移動可能なフェンスを
提供することにある。
れ難く、起立角度が調整可能で、美観に優れ、組立て又
は分解を簡便に行うことができる移動可能なフェンスを
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の移動可能なフェ
ンスは、格子枠とこの格子枠の周囲に巡らされた周囲枠
とが一体的に形成されかつ上記周囲枠の下部にこの周囲
枠の長手方向に支軸が設けられた枠体と、この支軸に嵌
着されたブッシュと、この支軸に嵌着されたブッシュを
支軸を中心に回転可能に挾持しかつ上記枠体を起立状態
で固定可能な弾性材料からなる軸受と、この軸受が頂部
に固着された支持脚とを備えたものである。
ンスは、格子枠とこの格子枠の周囲に巡らされた周囲枠
とが一体的に形成されかつ上記周囲枠の下部にこの周囲
枠の長手方向に支軸が設けられた枠体と、この支軸に嵌
着されたブッシュと、この支軸に嵌着されたブッシュを
支軸を中心に回転可能に挾持しかつ上記枠体を起立状態
で固定可能な弾性材料からなる軸受と、この軸受が頂部
に固着された支持脚とを備えたものである。
[作用] 周囲枠の下部の支軸にブッシュを嵌着した後、これを
軸受に嵌入する。軸受の弾性作用により枠体を起立状態
で固定できるとともに、傾斜地に設置したときにも支軸
を中心にブッシュを軸受内で回転させることによりその
起立角度を調整することができる。このフェンスは格子
枠で出来ているため、軽量で持運びが容易であるばかり
か、受ける風力が比較的小さく、強風でも倒れにくい。
軸受に嵌入する。軸受の弾性作用により枠体を起立状態
で固定できるとともに、傾斜地に設置したときにも支軸
を中心にブッシュを軸受内で回転させることによりその
起立角度を調整することができる。このフェンスは格子
枠で出来ているため、軽量で持運びが容易であるばかり
か、受ける風力が比較的小さく、強風でも倒れにくい。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
る。
第1図〜第7図に示すように、フェンス10は枠体11と
一対の支持脚12からなる。枠体11は格子枠13とこの格子
枠13の周囲に巡らされた周囲枠14とが一体的に形成され
る。この枠体11は合成樹脂を注型成形により、或いはア
ルミニウム板のような軽量金属板を打抜き加工すること
により作られる。注型成形による場合には、複数本の強
化用繊維よりなる繊維束を樹脂材料で結束して枠体11を
作ると強度を高められ、好ましい。周囲枠14の下部両端
には周囲枠14の長手方向に断面四角形の支軸14a(第2
図)が形成される。これらの支軸14aには合成樹脂製の
ブッシュ15が嵌着される。ブッシュ15の内部断面は周囲
枠14の支軸14aと同一形状の四角形をなし、支軸14aとブ
ッシュ15とは支軸14aを中心に一体的に回転するように
なっている。このブッシュ15の両端には鍔部15aが設け
られる。
一対の支持脚12からなる。枠体11は格子枠13とこの格子
枠13の周囲に巡らされた周囲枠14とが一体的に形成され
る。この枠体11は合成樹脂を注型成形により、或いはア
ルミニウム板のような軽量金属板を打抜き加工すること
により作られる。注型成形による場合には、複数本の強
化用繊維よりなる繊維束を樹脂材料で結束して枠体11を
作ると強度を高められ、好ましい。周囲枠14の下部両端
には周囲枠14の長手方向に断面四角形の支軸14a(第2
図)が形成される。これらの支軸14aには合成樹脂製の
ブッシュ15が嵌着される。ブッシュ15の内部断面は周囲
枠14の支軸14aと同一形状の四角形をなし、支軸14aとブ
ッシュ15とは支軸14aを中心に一体的に回転するように
なっている。このブッシュ15の両端には鍔部15aが設け
られる。
支持脚12はこの例では細長く形成された合成樹脂成型
体からなる。支持脚15の頂部にはその長手方向に直交す
る凹部16が形成され、凹部16の中央には2つの通孔17が
設けられる。18は金属製のウエイト板であって、前記通
孔17に相応した2つのねじ孔19が設けられる。このウエ
イト板18はねじ孔19を通孔17に一致させて支持脚12の裏
面に接着剤等により添着される。支持脚12の凹部16には
合成樹脂又は金属製の弾性材料からなる軸受20が挿入さ
れ固着される。軸受20は前記通孔17に相応した2つの通
孔20aを備える。これらの通孔20aの外周は軸受20の底面
から突出し、この突出部20bは通孔17に挿入可能に構成
される。軸受20はねじ21を通孔20a及び17を通してねじ
孔19に螺合させることにより凹部16に固着される。この
軸受20はブッシュ15を回転可能に挾持する。
体からなる。支持脚15の頂部にはその長手方向に直交す
る凹部16が形成され、凹部16の中央には2つの通孔17が
設けられる。18は金属製のウエイト板であって、前記通
孔17に相応した2つのねじ孔19が設けられる。このウエ
イト板18はねじ孔19を通孔17に一致させて支持脚12の裏
面に接着剤等により添着される。支持脚12の凹部16には
合成樹脂又は金属製の弾性材料からなる軸受20が挿入さ
れ固着される。軸受20は前記通孔17に相応した2つの通
孔20aを備える。これらの通孔20aの外周は軸受20の底面
から突出し、この突出部20bは通孔17に挿入可能に構成
される。軸受20はねじ21を通孔20a及び17を通してねじ
孔19に螺合させることにより凹部16に固着される。この
軸受20はブッシュ15を回転可能に挾持する。
このようなフェンス10を組立てるには、あらかじめ軸
受20をねじ21により支持脚12の凹部16に固着しておき、
次いで周囲枠14の下部両端の支軸14aにブッシュ15を嵌
着した後、これらの支軸14aを軸受20に嵌入する。これ
により周囲枠14の支軸14aは支持脚12に対して直交し、
支持脚12は軸受20の弾性作用により枠体11を起立状態で
固定することができる。このフェンス10は格子枠13で出
来ているため、軽量で持運びが容易であるばかりか、受
ける風力が比較的小さく、支持脚12の裏面にウエイト板
18を有するため、強風でも倒れにくい。
受20をねじ21により支持脚12の凹部16に固着しておき、
次いで周囲枠14の下部両端の支軸14aにブッシュ15を嵌
着した後、これらの支軸14aを軸受20に嵌入する。これ
により周囲枠14の支軸14aは支持脚12に対して直交し、
支持脚12は軸受20の弾性作用により枠体11を起立状態で
固定することができる。このフェンス10は格子枠13で出
来ているため、軽量で持運びが容易であるばかりか、受
ける風力が比較的小さく、支持脚12の裏面にウエイト板
18を有するため、強風でも倒れにくい。
なお、上記例では合成樹脂製の支持脚について説明し
たが、支持脚の材質はこれに限らず、金属製でもよく、
この場合にはウエイト板を設けなくてもよい。
たが、支持脚の材質はこれに限らず、金属製でもよく、
この場合にはウエイト板を設けなくてもよい。
また、1つの枠体に対して1対の支持脚を取付ける例
を示したが、1つの枠体に対して1つの幅広の支持脚又
は3つ以上の支持脚を取付けてもよい。
を示したが、1つの枠体に対して1つの幅広の支持脚又
は3つ以上の支持脚を取付けてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、通風性のある枠
体と、この枠体に直交する支持脚とによりフェンスを構
成することにより、軽量で持運びが容易で、強風にも倒
れ難い特長がある。
体と、この枠体に直交する支持脚とによりフェンスを構
成することにより、軽量で持運びが容易で、強風にも倒
れ難い特長がある。
また周囲枠の下部の周囲枠の長手方向に延びる支軸に
ブッシュを嵌入し、これを軸受に固定するだけの作業で
枠体を起立状態で固定することができるので、組立て又
は分解が簡便である。
ブッシュを嵌入し、これを軸受に固定するだけの作業で
枠体を起立状態で固定することができるので、組立て又
は分解が簡便である。
また枠体のデザインの自由度が高く、美観に優れた枠
体を形成することができ、品位ある場所や環境の整った
場所のフェンスとして好適である。
体を形成することができ、品位ある場所や環境の整った
場所のフェンスとして好適である。
更に坂路の車止め等の目的で傾斜した地面に設置する
場合には支軸を中心にブッシュを軸受内で回転させるこ
とにより枠体の起立角度を調整することができ、常に枠
体を鉛直方向に位置させて、安定した見栄えの良いフェ
ンスとなる。
場合には支軸を中心にブッシュを軸受内で回転させるこ
とにより枠体の起立角度を調整することができ、常に枠
体を鉛直方向に位置させて、安定した見栄えの良いフェ
ンスとなる。
第1図は本考案実施例簡易フェンスの外観斜視図。 第2図は第1図のA−A線断面図。 第3図は第1図のB−B線断面図。 第4図はその支持脚の要部分解断面図。 第5図はその軸受の平面図。 第6図はその軸受の側面図。 第7図はその支持脚の要部平面図。 10:フェンス、11:枠体、12:支持脚、13:格子枠、14:周
囲枠、14a:支軸、15:ブッシュ、20:軸受。
囲枠、14a:支軸、15:ブッシュ、20:軸受。
Claims (1)
- 【請求項1】格子枠とこの格子枠の周囲に巡らされた周
囲枠とが一体的に形成されかつ前記周囲枠の下部に前記
周囲枠の長手方向に支軸が設けられた枠体と、 前記支軸に嵌着されたブッシュと、 前記支軸に嵌着されたブッシュを前記支軸を中心に回転
可能に挾持しかつ前記枠体を起立状態で固定可能な弾性
材料からなる軸受と、 前記軸受が頂部に固着された支持脚と を備えた移動可能なフェンス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6589789U JP2500886Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 移動可能なフェンス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6589789U JP2500886Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 移動可能なフェンス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035867U JPH035867U (ja) | 1991-01-21 |
JP2500886Y2 true JP2500886Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31598144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6589789U Expired - Lifetime JP2500886Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 移動可能なフェンス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500886Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP6589789U patent/JP2500886Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035867U (ja) | 1991-01-21 |
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