JP2500341Y2 - 血糖計 - Google Patents
血糖計Info
- Publication number
- JP2500341Y2 JP2500341Y2 JP1992064795U JP6479592U JP2500341Y2 JP 2500341 Y2 JP2500341 Y2 JP 2500341Y2 JP 1992064795 U JP1992064795 U JP 1992064795U JP 6479592 U JP6479592 U JP 6479592U JP 2500341 Y2 JP2500341 Y2 JP 2500341Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood glucose
- insulin
- case
- sensor
- blood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000008280 blood Substances 0.000 title claims description 159
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 title claims description 159
- WQZGKKKJIJFFOK-GASJEMHNSA-N Glucose Natural products OC[C@H]1OC(O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H]1O WQZGKKKJIJFFOK-GASJEMHNSA-N 0.000 title claims description 139
- 239000008103 glucose Substances 0.000 title claims description 139
- NOESYZHRGYRDHS-UHFFFAOYSA-N insulin Chemical compound N1C(=O)C(NC(=O)C(CCC(N)=O)NC(=O)C(CCC(O)=O)NC(=O)C(C(C)C)NC(=O)C(NC(=O)CN)C(C)CC)CSSCC(C(NC(CO)C(=O)NC(CC(C)C)C(=O)NC(CC=2C=CC(O)=CC=2)C(=O)NC(CCC(N)=O)C(=O)NC(CC(C)C)C(=O)NC(CCC(O)=O)C(=O)NC(CC(N)=O)C(=O)NC(CC=2C=CC(O)=CC=2)C(=O)NC(CSSCC(NC(=O)C(C(C)C)NC(=O)C(CC(C)C)NC(=O)C(CC=2C=CC(O)=CC=2)NC(=O)C(CC(C)C)NC(=O)C(C)NC(=O)C(CCC(O)=O)NC(=O)C(C(C)C)NC(=O)C(CC(C)C)NC(=O)C(CC=2NC=NC=2)NC(=O)C(CO)NC(=O)CNC2=O)C(=O)NCC(=O)NC(CCC(O)=O)C(=O)NC(CCCNC(N)=N)C(=O)NCC(=O)NC(CC=3C=CC=CC=3)C(=O)NC(CC=3C=CC=CC=3)C(=O)NC(CC=3C=CC(O)=CC=3)C(=O)NC(C(C)O)C(=O)N3C(CCC3)C(=O)NC(CCCCN)C(=O)NC(C)C(O)=O)C(=O)NC(CC(N)=O)C(O)=O)=O)NC(=O)C(C(C)CC)NC(=O)C(CO)NC(=O)C(C(C)O)NC(=O)C1CSSCC2NC(=O)C(CC(C)C)NC(=O)C(NC(=O)C(CCC(N)=O)NC(=O)C(CC(N)=O)NC(=O)C(NC(=O)C(N)CC=1C=CC=CC=1)C(C)C)CC1=CN=CN1 NOESYZHRGYRDHS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 132
- 102000004877 Insulin Human genes 0.000 claims description 66
- 108090001061 Insulin Proteins 0.000 claims description 66
- 229940125396 insulin Drugs 0.000 claims description 66
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 45
- 238000010241 blood sampling Methods 0.000 claims description 8
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 13
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 13
- 238000002560 therapeutic procedure Methods 0.000 description 13
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 8
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 8
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 4
- 238000013500 data storage Methods 0.000 description 3
- 239000000645 desinfectant Substances 0.000 description 3
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 3
- 102000004190 Enzymes Human genes 0.000 description 2
- 108090000790 Enzymes Proteins 0.000 description 2
- 102000004316 Oxidoreductases Human genes 0.000 description 2
- 108090000854 Oxidoreductases Proteins 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は血糖計に関し、特に、た
とえば、強化インスリン療法などのために患者が携帯し
て使用する血糖計などに適用して有効な技術に関する。
とえば、強化インスリン療法などのために患者が携帯し
て使用する血糖計などに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、血糖測定は糖尿病患者にとっ
てその血糖をコントロールするために欠かせないもので
あるが、近時、糖尿病患者が自己の血糖値を知ることに
よってインスリン量を調節する強化インスリン療法が主
流となっている。ところで、このような強化インスリン
療法に使用される血糖計として、従来の試験紙法による
測定器に代わる構造のものが使用されている(たとえ
ば、特開平2年−129541号,実開平3−8035
3号公報記載)。
てその血糖をコントロールするために欠かせないもので
あるが、近時、糖尿病患者が自己の血糖値を知ることに
よってインスリン量を調節する強化インスリン療法が主
流となっている。ところで、このような強化インスリン
療法に使用される血糖計として、従来の試験紙法による
測定器に代わる構造のものが使用されている(たとえ
ば、特開平2年−129541号,実開平3−8035
3号公報記載)。
【0003】この新たな血糖計は、血糖を電気信号に変
化させて血糖値を測定するもので、血糖測定用センサ
と、この血糖測定用センサが電気的に接続される血糖測
定装置本体とを備えた小型な構造とされている。たとえ
ば、前者の血糖測定用センサは、過酸化水素電極と、酸
素を過酸化水素に変換する酸化還酵素とを用いたセンサ
(酵素電極)であって、検体である血液をセンサに点着
させて血糖値を測定した後に血糖測定装置本体から離脱
させて廃棄する構成とされていることにより、使い捨て
型とされている。
化させて血糖値を測定するもので、血糖測定用センサ
と、この血糖測定用センサが電気的に接続される血糖測
定装置本体とを備えた小型な構造とされている。たとえ
ば、前者の血糖測定用センサは、過酸化水素電極と、酸
素を過酸化水素に変換する酸化還酵素とを用いたセンサ
(酵素電極)であって、検体である血液をセンサに点着
させて血糖値を測定した後に血糖測定装置本体から離脱
させて廃棄する構成とされていることにより、使い捨て
型とされている。
【0004】一方、強化インスリン療法を行うに際して
は、血糖計の他に、血糖測定用採血用具,インスリン注
射器,インスリン予備バイヤル,予備の採血針などが必
要とされている。
は、血糖計の他に、血糖測定用採血用具,インスリン注
射器,インスリン予備バイヤル,予備の採血針などが必
要とされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、強化インスリン療法には、血糖計、血糖測定用の
採血用具,インスリン注射器,インスリン予備バイヤ
ル,予備の採血針などが必要とされているが、従来は、
その血糖計などの血糖測定用の諸用具と、インスリン注
射などのインスリン注射用の諸用具とが別々のものとし
て取り扱われ使用されている。
うに、強化インスリン療法には、血糖計、血糖測定用の
採血用具,インスリン注射器,インスリン予備バイヤ
ル,予備の採血針などが必要とされているが、従来は、
その血糖計などの血糖測定用の諸用具と、インスリン注
射などのインスリン注射用の諸用具とが別々のものとし
て取り扱われ使用されている。
【0006】このため、患者は、血糖測定用の諸用具と
インスリン注射用の諸用具との2種類を別々に保管,携
帯しなければならず不便であり、またその使用に際して
も不便である。更に、血糖測定用の諸用具とインスリン
注射用の諸用具との2種類を別々に保管,携帯しなけれ
ばならないため、たとえば、それらを収容するケース本
体などが2個必要されるなど、インスリン療法に使用さ
れる用具全体がコスト高となり、またその嵩張りによっ
て大型化し、軽量化ないしコンパクト化が妨げられてい
る。
インスリン注射用の諸用具との2種類を別々に保管,携
帯しなければならず不便であり、またその使用に際して
も不便である。更に、血糖測定用の諸用具とインスリン
注射用の諸用具との2種類を別々に保管,携帯しなけれ
ばならないため、たとえば、それらを収容するケース本
体などが2個必要されるなど、インスリン療法に使用さ
れる用具全体がコスト高となり、またその嵩張りによっ
て大型化し、軽量化ないしコンパクト化が妨げられてい
る。
【0007】本考案の目的は、保管,携帯,使用の容易
化を図ることができ、またコストの低廉化,装置の小型
化,軽量化ないしコンパクト化を図ることができる血糖
計を提供することにある。本考案の前記ならびにその他
の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
化を図ることができ、またコストの低廉化,装置の小型
化,軽量化ないしコンパクト化を図ることができる血糖
計を提供することにある。本考案の前記ならびにその他
の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、本考案の血糖計の構造
は、開閉自在のケース本体と、このケース本体に形成さ
れている血糖測定装置本体およびその血糖測定表示部
と、前記血糖測定装置本体に電気的に接続される血糖測
定用センサとを備え、少なくとも採血具用収納部とイン
スリン注射器用収納部とインスリン用収納部が前記ケー
ス本体内に形成されている構造としたものである。
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、本考案の血糖計の構造
は、開閉自在のケース本体と、このケース本体に形成さ
れている血糖測定装置本体およびその血糖測定表示部
と、前記血糖測定装置本体に電気的に接続される血糖測
定用センサとを備え、少なくとも採血具用収納部とイン
スリン注射器用収納部とインスリン用収納部が前記ケー
ス本体内に形成されている構造としたものである。
【0009】この場合に、前記血糖測定装置本体の電源
が前記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記
ケース本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とす
ることができる。
が前記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記
ケース本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とす
ることができる。
【0010】
【作用】前記した本考案の血糖計によれば、採血用具,
インスリン注射器,インスリンが採血具用収納部,イン
スリン注射器用収納部,インスリン用収納部にそれぞれ
収納されてケース本体内に保管,携帯され、またそのケ
ース本体が血糖測定装置本体およびその血糖測定表示部
と、血糖測定用センサとを備えているので、インスリン
療法に略同時的に使用される諸用具の保管,携帯および
使用の容易化ないし利便性の向上を図ることができ、ま
た、たとえば、それらの諸用具の保管,携帯用のケース
本体が1個で済むため、インスリン療法に使用される用
具全体の低廉化,小型化,軽量化ないしコンパクト化を
図ることができる。
インスリン注射器,インスリンが採血具用収納部,イン
スリン注射器用収納部,インスリン用収納部にそれぞれ
収納されてケース本体内に保管,携帯され、またそのケ
ース本体が血糖測定装置本体およびその血糖測定表示部
と、血糖測定用センサとを備えているので、インスリン
療法に略同時的に使用される諸用具の保管,携帯および
使用の容易化ないし利便性の向上を図ることができ、ま
た、たとえば、それらの諸用具の保管,携帯用のケース
本体が1個で済むため、インスリン療法に使用される用
具全体の低廉化,小型化,軽量化ないしコンパクト化を
図ることができる。
【0011】この場合に、前記血糖測定装置本体の電源
が前記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記
ケース本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とす
ると、血糖測定装置本体の電源のON,OFFに対する
特別の操作が不要とされ、このため、血糖測定などの容
易化ないし利便性の向上を図ることができる。特に、こ
の効果は、通常、血糖測定時などの使用時においてはケ
ース本体が開かれて使用され、非使用時においてはその
ケース本体が閉じられるため、極めて有意義である。
が前記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記
ケース本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とす
ると、血糖測定装置本体の電源のON,OFFに対する
特別の操作が不要とされ、このため、血糖測定などの容
易化ないし利便性の向上を図ることができる。特に、こ
の効果は、通常、血糖測定時などの使用時においてはケ
ース本体が開かれて使用され、非使用時においてはその
ケース本体が閉じられるため、極めて有意義である。
【0012】
【実施例1】図1は本考案の一実施例である血糖計のケ
ース本体が開かれている状態を示す平面図、図2はその
血糖計のケース本体が閉じられている状態を示す斜視
図、図3はその血糖計の開かれている状態を示す斜視
図、図4はその血糖計のセンサホルダを示す斜視図、図
5はその血糖計の血糖測定用センサを示す平面図、図6
は図5のVI-VI 線における断面図、図7はその血糖計の
基本構成を示す機能ブロック図である。
ース本体が開かれている状態を示す平面図、図2はその
血糖計のケース本体が閉じられている状態を示す斜視
図、図3はその血糖計の開かれている状態を示す斜視
図、図4はその血糖計のセンサホルダを示す斜視図、図
5はその血糖計の血糖測定用センサを示す平面図、図6
は図5のVI-VI 線における断面図、図7はその血糖計の
基本構成を示す機能ブロック図である。
【0013】本実施例の血糖計は、開閉自在で薄型のケ
ース本体1と、このケース本体1によって形成されてい
る血糖測定装置本体2を備えている。ケース本体1は、
矩形状の上側ハーフケース3と下側ハーフケース4がそ
の後端側において相対的に揺動自在に結合されて開閉自
在とされている。ハーフケース3,4は、比較的硬質の
合成樹脂によって断面略コ字形に成形されて軽量な構造
とされている。
ース本体1と、このケース本体1によって形成されてい
る血糖測定装置本体2を備えている。ケース本体1は、
矩形状の上側ハーフケース3と下側ハーフケース4がそ
の後端側において相対的に揺動自在に結合されて開閉自
在とされている。ハーフケース3,4は、比較的硬質の
合成樹脂によって断面略コ字形に成形されて軽量な構造
とされている。
【0014】ハーフケース3,4どうしの揺動自在の結
合手段としては、たとえば、ヒンジ形式とすることがで
きる。また、このような結合手段として、たとえば、ハ
ーフケース3,4とともに一体成形され、折曲可能で繰
り返し応力に強い連結片などによって形成することも可
能である。上側ハーフケース3の内面側には、血糖測定
装置本体2の血糖測定表示部5が設けられている。この
ように血糖測定表示部5が上側ハーフケース3,4に設
けられていることにより、たとえば、上側ハーフケース
3が下側ハーフケース4(机上などに載置された下側ハ
ーフケース4)に対して所定の傾斜角度を維持してケー
ス本体1が開かれている際などに血糖測定表示部5の表
示が視認し易い構造とされている。
合手段としては、たとえば、ヒンジ形式とすることがで
きる。また、このような結合手段として、たとえば、ハ
ーフケース3,4とともに一体成形され、折曲可能で繰
り返し応力に強い連結片などによって形成することも可
能である。上側ハーフケース3の内面側には、血糖測定
装置本体2の血糖測定表示部5が設けられている。この
ように血糖測定表示部5が上側ハーフケース3,4に設
けられていることにより、たとえば、上側ハーフケース
3が下側ハーフケース4(机上などに載置された下側ハ
ーフケース4)に対して所定の傾斜角度を維持してケー
ス本体1が開かれている際などに血糖測定表示部5の表
示が視認し易い構造とされている。
【0015】また、血糖測定表示部5は、たとえば、液
晶によるデジタル表示によって血糖測定値を表示する。
この場合に、血糖測定表示部5をバックライト付きの液
晶表示などとして、たとえば、目の不自由な使用者など
に対する視認性を向上させることも可能である。血糖測
定表示部5は、血糖測定値の他に、血糖測定装置本体2
のデータ記憶部44(図7に示す)に記憶された血糖デ
ータ(たとえば、少なくとも一ヵ月分の血糖データ)を
表示する。このため、本実施例のケース本体1には、た
とえば、そのハーフケース3,4の内側面側に血糖測定
値と血糖データとの表示切り換え操作部(図示せず)が
設けられている。
晶によるデジタル表示によって血糖測定値を表示する。
この場合に、血糖測定表示部5をバックライト付きの液
晶表示などとして、たとえば、目の不自由な使用者など
に対する視認性を向上させることも可能である。血糖測
定表示部5は、血糖測定値の他に、血糖測定装置本体2
のデータ記憶部44(図7に示す)に記憶された血糖デ
ータ(たとえば、少なくとも一ヵ月分の血糖データ)を
表示する。このため、本実施例のケース本体1には、た
とえば、そのハーフケース3,4の内側面側に血糖測定
値と血糖データとの表示切り換え操作部(図示せず)が
設けられている。
【0016】前記ハーフケース3,4には、軟質合成樹
脂などの軟弾性材によって成形された埋設型6,7がそ
れぞれ嵌合されて固定されている。一方の埋設型7の表
面側には、採血具用収納部8,インスリン注射器用収納
部9,インスリン用収納部10が配設されている。採血
具用収納部8,インスリン注射器用収納部9,インスリ
ン用収納部10は、採血用ホルダおよび採血針などの所
要数の採血用具11,インスリン注射器12,カートリ
ッジ入りの所要数のインスリン13に略対応した形状の
凹部によってそれぞれ形成されて採血用具11,インス
リン注射器12,インスリン13が埋め込まれて収納さ
れるようになっている。
脂などの軟弾性材によって成形された埋設型6,7がそ
れぞれ嵌合されて固定されている。一方の埋設型7の表
面側には、採血具用収納部8,インスリン注射器用収納
部9,インスリン用収納部10が配設されている。採血
具用収納部8,インスリン注射器用収納部9,インスリ
ン用収納部10は、採血用ホルダおよび採血針などの所
要数の採血用具11,インスリン注射器12,カートリ
ッジ入りの所要数のインスリン13に略対応した形状の
凹部によってそれぞれ形成されて採血用具11,インス
リン注射器12,インスリン13が埋め込まれて収納さ
れるようになっている。
【0017】各収納部に収納される採血用具11,イン
スリン注射器12,インスリン13は、それぞれの収納
部8,9,10の弾性力に抗した嵌め込みによって該収
納部8,9,10に確実に保持されるとともに、その弾
性力による衝撃吸収力によって外部衝撃などから保護さ
れる。前記インスリン注射器12は、円筒形などの筒形
状に形成されたペン型とされ、内部空間にカートリッジ
入りのインスリン13が収容されるようになっている。
スリン注射器12,インスリン13は、それぞれの収納
部8,9,10の弾性力に抗した嵌め込みによって該収
納部8,9,10に確実に保持されるとともに、その弾
性力による衝撃吸収力によって外部衝撃などから保護さ
れる。前記インスリン注射器12は、円筒形などの筒形
状に形成されたペン型とされ、内部空間にカートリッジ
入りのインスリン13が収容されるようになっている。
【0018】また、インスリン注射器12の注射針は、
使い捨てとされ、本体内部に装着もできる廃棄機構内に
て処理するか、他の専用針廃棄箱等に収納されるように
なっている。上側のハーフケース3における埋設型6の
表面側には、図4などに示すような使い捨ての血糖測定
用センサ14が保持されるセンサホルダ用収納部15
と、アルコール綿(図示せず)などが収納されるアルコ
ール綿用収納部16が配設されている。
使い捨てとされ、本体内部に装着もできる廃棄機構内に
て処理するか、他の専用針廃棄箱等に収納されるように
なっている。上側のハーフケース3における埋設型6の
表面側には、図4などに示すような使い捨ての血糖測定
用センサ14が保持されるセンサホルダ用収納部15
と、アルコール綿(図示せず)などが収納されるアルコ
ール綿用収納部16が配設されている。
【0019】また、埋設型6には、血糖測定表示部5に
形状に略対応した開口部17が形成され、前記血糖測定
表示部5が該開口部17から露出されている。前記セン
サホルダ用収納部15は、センサホルダ18の所定形状
に略対応した形状の凹部によって形成されている。セン
サホルダ18は、そのセンサホルダ用収納部15の弾性
力に抗した嵌め込みによって該収納部15に確実に保持
されるとともに、その弾性力の衝撃吸収力によって外部
衝撃などから保護される。
形状に略対応した開口部17が形成され、前記血糖測定
表示部5が該開口部17から露出されている。前記セン
サホルダ用収納部15は、センサホルダ18の所定形状
に略対応した形状の凹部によって形成されている。セン
サホルダ18は、そのセンサホルダ用収納部15の弾性
力に抗した嵌め込みによって該収納部15に確実に保持
されるとともに、その弾性力の衝撃吸収力によって外部
衝撃などから保護される。
【0020】センサホルダ18には、図5に示すよう
に、複数の血糖測定用センサ14が互いに連接されて形
成されているセンサ連続体19が収容されている。血糖
測定用センサ14は、過酸化水素電極と、酸素を過酸化
水素に変換する酸化還酵素とを用いたセンサ(酵素電
極)であって、検体である血液を血糖測定用センサ14
に点着させて血糖値を測定した後にセンサホルダ18か
ら離脱させて廃棄する構成とされていることにより、使
い捨て型とされている。
に、複数の血糖測定用センサ14が互いに連接されて形
成されているセンサ連続体19が収容されている。血糖
測定用センサ14は、過酸化水素電極と、酸素を過酸化
水素に変換する酸化還酵素とを用いたセンサ(酵素電
極)であって、検体である血液を血糖測定用センサ14
に点着させて血糖値を測定した後にセンサホルダ18か
ら離脱させて廃棄する構成とされていることにより、使
い捨て型とされている。
【0021】血糖測定用センサ14を図5,6に基づい
て詳述すれば、たとえば、次のような構成からなる。血
糖測定用センサ14の大きさは、たとえば幅Wは5mm,
全長がLが12mmとされている。センサ連続体19の基
板20には切り込み20Aが形成され、この切り込み2
0Aによって各血糖測定用センサ14がセンサ連続体1
9から切り離せるようになっている。
て詳述すれば、たとえば、次のような構成からなる。血
糖測定用センサ14の大きさは、たとえば幅Wは5mm,
全長がLが12mmとされている。センサ連続体19の基
板20には切り込み20Aが形成され、この切り込み2
0Aによって各血糖測定用センサ14がセンサ連続体1
9から切り離せるようになっている。
【0022】図5は図6に示す保護層21を省略した状
態の血糖測定用センサ14を示し、符号22は対極,2
3は第1作用極,24は第2作用極、25は参照極であ
って、これらの各電極22,23,24,25によって
検出部が形成されている。26は各電極22,23,2
4,25に電気的に接続している端子部である。図6に
おける27は、対極22を覆うように配置された検体潤
滑用の不織布である。保護層21は、検体潤滑用の空間
21Aを介して第1作用極23,参照極25を覆うよう
に設けられている。
態の血糖測定用センサ14を示し、符号22は対極,2
3は第1作用極,24は第2作用極、25は参照極であ
って、これらの各電極22,23,24,25によって
検出部が形成されている。26は各電極22,23,2
4,25に電気的に接続している端子部である。図6に
おける27は、対極22を覆うように配置された検体潤
滑用の不織布である。保護層21は、検体潤滑用の空間
21Aを介して第1作用極23,参照極25を覆うよう
に設けられている。
【0023】次に、前記した血糖測定用センサ14が保
持されるセンサホルダ18について図4に基づいて説明
する。30は縦長のセンサ連続体19を収納するホルダ
本体であるため、全体として縦長の形状とされ、また新
たなセンサ連続体19の補充が可能とされている。31
はホルダ本体30の先端部に形成されたセンサ支持部で
あって、ホルダ本体30内に収容されたセンサ連続体1
9の最先端の血糖測定用センサ14がこのセンサ支持部
31に位置される。
持されるセンサホルダ18について図4に基づいて説明
する。30は縦長のセンサ連続体19を収納するホルダ
本体であるため、全体として縦長の形状とされ、また新
たなセンサ連続体19の補充が可能とされている。31
はホルダ本体30の先端部に形成されたセンサ支持部で
あって、ホルダ本体30内に収容されたセンサ連続体1
9の最先端の血糖測定用センサ14がこのセンサ支持部
31に位置される。
【0024】32は、ホルダ本体30の長手方向に沿っ
て摺動するようにホルダ本体の裏面側に設けられたスラ
イダであって、このスライダ32の摺動によってセンサ
連続体19の各血糖測定用センサ14が順次前方(セン
サ支持部31側)に移動されてその最前方の血糖測定用
センサ14が随時使用され、その使用後の血糖測定用セ
ンサ14が切り込み20Aを介してセンサ連続体19か
ら切り離されて廃棄される。
て摺動するようにホルダ本体の裏面側に設けられたスラ
イダであって、このスライダ32の摺動によってセンサ
連続体19の各血糖測定用センサ14が順次前方(セン
サ支持部31側)に移動されてその最前方の血糖測定用
センサ14が随時使用され、その使用後の血糖測定用セ
ンサ14が切り込み20Aを介してセンサ連続体19か
ら切り離されて廃棄される。
【0025】33は、コネクタであって、センサ支持部
31に位置する先端の血糖測定用センサ14の端子部の
各々と電気的に接続するようになっている。コネクタ3
3には、フレキシブルなコード34が接続され、センサ
支持部31に位置する血糖測定用センサ14と血糖測定
装置本体2とが該コード34を介して電気的に接続され
ている。
31に位置する先端の血糖測定用センサ14の端子部の
各々と電気的に接続するようになっている。コネクタ3
3には、フレキシブルなコード34が接続され、センサ
支持部31に位置する血糖測定用センサ14と血糖測定
装置本体2とが該コード34を介して電気的に接続され
ている。
【0026】次に、図7に示すように、血糖測定装置本
体2は、センサ支持部31に位置する血糖測定用センサ
14の各電極22,23,24,25に電位を印加して
電流を検出するポテンショスタット部40と、その電流
をデジタル化するA/D変換部41と、ポテンショスタ
ット部40の印加電圧を設定するファンクションジェネ
レータ部42と、電流値から血糖値を求めて表示しファ
ンクションジェネレータ部42などの所定の回路の制御
を行う血糖測定表示部5および演算制御部43と、デー
タ記憶部44などで構成されている。
体2は、センサ支持部31に位置する血糖測定用センサ
14の各電極22,23,24,25に電位を印加して
電流を検出するポテンショスタット部40と、その電流
をデジタル化するA/D変換部41と、ポテンショスタ
ット部40の印加電圧を設定するファンクションジェネ
レータ部42と、電流値から血糖値を求めて表示しファ
ンクションジェネレータ部42などの所定の回路の制御
を行う血糖測定表示部5および演算制御部43と、デー
タ記憶部44などで構成されている。
【0027】図1などに示すように、前記アルコール綿
用収納部16は、バンド或いは蓋付きの凹部によって上
側ハーフケース3の前端側に形成されていて、この凹部
内にアルコール綿や傷口消毒用薬付きの粘着テープ(図
示せず)などが収納されるようになっている。センサホ
ルダ用収納部15が上側ハーフケース3の前端側に形成
されているのに対し、アルコール綿用収納部16が上側
ハーフケース3の前端側に形成されているのは、たとえ
ば、上側ハーフケース3が下側ハーフケース4(机上な
どに載置された下側ハーフケース4)に対し所定の傾斜
角度を維持してケース本体1が開かれている際などに重
心が出来るだけ上側ハーフケース3の後端側(下方
側))に位置することにより、安定した状態で机上など
に載置され、またケース本体1の開閉操作が容易になさ
れるようにしたためである。
用収納部16は、バンド或いは蓋付きの凹部によって上
側ハーフケース3の前端側に形成されていて、この凹部
内にアルコール綿や傷口消毒用薬付きの粘着テープ(図
示せず)などが収納されるようになっている。センサホ
ルダ用収納部15が上側ハーフケース3の前端側に形成
されているのに対し、アルコール綿用収納部16が上側
ハーフケース3の前端側に形成されているのは、たとえ
ば、上側ハーフケース3が下側ハーフケース4(机上な
どに載置された下側ハーフケース4)に対し所定の傾斜
角度を維持してケース本体1が開かれている際などに重
心が出来るだけ上側ハーフケース3の後端側(下方
側))に位置することにより、安定した状態で机上など
に載置され、またケース本体1の開閉操作が容易になさ
れるようにしたためである。
【0028】すなわち、アルコール綿用収納部16に収
納されるアルコール綿や傷口消毒用薬付きの粘着テープ
などは、センサホルダ18より比較的軽量であるため、
アルコール綿用収納部16を上側ハーフケース3の前端
側に形成し、他方、センサホルダ用収納部15を上側ハ
ーフケース3の後端側に形成したものである。このよう
な下側ハーフケース4の机上などへの載置状態の安定化
やケース本体1の開閉操作の容易化は、それぞれの収納
部への被収納物の収納状態あるいは未収納状態において
上側ハーフケース3側が下側ハーフケース4側より軽量
となる構造とすることも可能である。
納されるアルコール綿や傷口消毒用薬付きの粘着テープ
などは、センサホルダ18より比較的軽量であるため、
アルコール綿用収納部16を上側ハーフケース3の前端
側に形成し、他方、センサホルダ用収納部15を上側ハ
ーフケース3の後端側に形成したものである。このよう
な下側ハーフケース4の机上などへの載置状態の安定化
やケース本体1の開閉操作の容易化は、それぞれの収納
部への被収納物の収納状態あるいは未収納状態において
上側ハーフケース3側が下側ハーフケース4側より軽量
となる構造とすることも可能である。
【0029】次に、上側ハーフケース3の前端側には、
弾性変形可能な掛止フック50が形成され、この掛止フ
ック50が下側ハーフケース4の前端側に弾性変形によ
って掛止されることにより、ケース本体1の閉じ状態が
維持される。掛止フック50およびこの掛止フック50
が掛止する下側ハーフケース4の前端側には、ケース本
体1の開閉操作に連動してON,OFFとなる所定のス
イッチ(図示せず)が設けられていて、ケース本体1が
開かれた際には、そのスイッチのONにより血糖測定装
置本体2の電源が自動的にONとなって血糖計による血
糖測定が可能となり、ケース本体1が閉じられた際に
は、そのスイッチのOFFにより血糖測定装置本体2の
電源が自動的にOFFとなるようになっている。
弾性変形可能な掛止フック50が形成され、この掛止フ
ック50が下側ハーフケース4の前端側に弾性変形によ
って掛止されることにより、ケース本体1の閉じ状態が
維持される。掛止フック50およびこの掛止フック50
が掛止する下側ハーフケース4の前端側には、ケース本
体1の開閉操作に連動してON,OFFとなる所定のス
イッチ(図示せず)が設けられていて、ケース本体1が
開かれた際には、そのスイッチのONにより血糖測定装
置本体2の電源が自動的にONとなって血糖計による血
糖測定が可能となり、ケース本体1が閉じられた際に
は、そのスイッチのOFFにより血糖測定装置本体2の
電源が自動的にOFFとなるようになっている。
【0030】次に、本実施例の血糖計の使用例について
説明する。たとえば、本実施例の血糖計は、ケース本体
1の各収納部、すなわち、採血具用収納部8,インスリ
ン注射器用収納部9,インスリン用収納部10,センサ
ホルダ用収納部15,アルコール綿用収納部16に、採
血用具11,インスリン注射器12,インスリン13,
センサ連続体19が収容されたセンサホルダ18,アル
コール綿および傷口消毒用薬付きの粘着テープをそれぞ
れ収納し、ケース本体1を閉じて患者などの使用者が保
管,携帯する。
説明する。たとえば、本実施例の血糖計は、ケース本体
1の各収納部、すなわち、採血具用収納部8,インスリ
ン注射器用収納部9,インスリン用収納部10,センサ
ホルダ用収納部15,アルコール綿用収納部16に、採
血用具11,インスリン注射器12,インスリン13,
センサ連続体19が収容されたセンサホルダ18,アル
コール綿および傷口消毒用薬付きの粘着テープをそれぞ
れ収納し、ケース本体1を閉じて患者などの使用者が保
管,携帯する。
【0031】したがって、本実施例の血糖計によれば、
インスリン療法に必要とされる前記諸用具が前記ケース
本体1の各収納部にそれぞれ収納されてケース本体1内
に保管,携帯されることにより、インスリン療法に略同
時的に使用される諸用具の保管,携帯の容易化ないし利
便性の向上を図ることができる。また、たとえば、それ
らの諸用具の保管,携帯用のケース本体1が1個で済む
ため、インスリン療法に使用される用具全体の低廉化,
小型化,軽量化ないしコンパクト化を図ることができ
る。
インスリン療法に必要とされる前記諸用具が前記ケース
本体1の各収納部にそれぞれ収納されてケース本体1内
に保管,携帯されることにより、インスリン療法に略同
時的に使用される諸用具の保管,携帯の容易化ないし利
便性の向上を図ることができる。また、たとえば、それ
らの諸用具の保管,携帯用のケース本体1が1個で済む
ため、インスリン療法に使用される用具全体の低廉化,
小型化,軽量化ないしコンパクト化を図ることができ
る。
【0032】次に、血糖計の使用に際しては、ケース本
体1を開いて採血用具11を各収納部から取り出した後
に、その採血用具11を用いて患者の血液を少量採血す
る。そして、センサホルダ用収納部15からセンサホル
ダ18を取り出してそのセンサ支持部31に位置する血
糖測定用センサ14の不織布9に検体である血液を点着
させる。点着した血液は、不織布9を通じて対極22,
第1および第2作用極23,24および参照極25から
なる検出部に侵入し、この侵入により発生した電流ない
し電圧の変化が端子部8,コネクタ9,コード34を介
して血糖測定装置本体2に出力され、血糖値の測定がな
される。この測定された血糖値は、血糖測定表示部5に
デジタル表示されるので、患者は現在の自己の血糖値を
容易に認識することができる。そして、この血糖値の認
識により、患者はインスリン注射器用収納部9から取り
出したインスリン注射器12を用いてその血糖値に適応
した所定量のインスリン13を注射する。
体1を開いて採血用具11を各収納部から取り出した後
に、その採血用具11を用いて患者の血液を少量採血す
る。そして、センサホルダ用収納部15からセンサホル
ダ18を取り出してそのセンサ支持部31に位置する血
糖測定用センサ14の不織布9に検体である血液を点着
させる。点着した血液は、不織布9を通じて対極22,
第1および第2作用極23,24および参照極25から
なる検出部に侵入し、この侵入により発生した電流ない
し電圧の変化が端子部8,コネクタ9,コード34を介
して血糖測定装置本体2に出力され、血糖値の測定がな
される。この測定された血糖値は、血糖測定表示部5に
デジタル表示されるので、患者は現在の自己の血糖値を
容易に認識することができる。そして、この血糖値の認
識により、患者はインスリン注射器用収納部9から取り
出したインスリン注射器12を用いてその血糖値に適応
した所定量のインスリン13を注射する。
【0033】なお、このインスリン注射の際には、イン
スリン用収納部10に収納されているカートリッジ入り
のインスリン13を取り出して使用する。また,注射針
がインスリン注射器12に一体化されていない場などに
おいては,ケース本体1の所定の収納部(図示せず)に
収納されている注射針を取り出して使用する。更に、前
記した採血およびインスリン注射の前後の所要時に、ア
ルコール綿用収納部16に収容されたアルコール綿およ
び傷口消毒用薬付きの粘着テープを使用して皮膚の消毒
や傷口を保護する。
スリン用収納部10に収納されているカートリッジ入り
のインスリン13を取り出して使用する。また,注射針
がインスリン注射器12に一体化されていない場などに
おいては,ケース本体1の所定の収納部(図示せず)に
収納されている注射針を取り出して使用する。更に、前
記した採血およびインスリン注射の前後の所要時に、ア
ルコール綿用収納部16に収容されたアルコール綿およ
び傷口消毒用薬付きの粘着テープを使用して皮膚の消毒
や傷口を保護する。
【0034】このように本実施例の血糖計によれば、患
者の血糖値の測定やインスリン注射に必要な諸用具がケ
ース本体1内に一つにまとめられていることにより、使
用時の容易化ないし利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例の血糖計は、血糖測定装置本体2の電源
がケース本体1の開き時に自動的にONとされ、ケース
本体1の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とされて
いることにより、血糖測定装置本体2の電源のON,O
FFに対する特別の操作が不要とされ、このため、血糖
測定時における容易化ないし利便性の向上を図ることが
できる。特に、この効果は、本実施例の血糖計は、その
使用時においてケース本体1が開かれて使用され、保管
や携帯などの非使用時においてそのケース本体1が閉じ
られて使用されるため、極めて有意義である。
者の血糖値の測定やインスリン注射に必要な諸用具がケ
ース本体1内に一つにまとめられていることにより、使
用時の容易化ないし利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例の血糖計は、血糖測定装置本体2の電源
がケース本体1の開き時に自動的にONとされ、ケース
本体1の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とされて
いることにより、血糖測定装置本体2の電源のON,O
FFに対する特別の操作が不要とされ、このため、血糖
測定時における容易化ないし利便性の向上を図ることが
できる。特に、この効果は、本実施例の血糖計は、その
使用時においてケース本体1が開かれて使用され、保管
や携帯などの非使用時においてそのケース本体1が閉じ
られて使用されるため、極めて有意義である。
【0035】以上、本考案者によってなされた考案を実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前
記実施例においては、血糖測定用センサ14や注射針が
使い捨てとされているが、本考案においてはそのような
使い捨ての血糖測定用センサ14や注射針に限定される
ものではない。
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前
記実施例においては、血糖測定用センサ14や注射針が
使い捨てとされているが、本考案においてはそのような
使い捨ての血糖測定用センサ14や注射針に限定される
ものではない。
【0036】また、その各血糖測定用センサ14はセン
サ連続体19の一部として形成されているが、各血糖測
定用センサ14が連続することなく単独形式とされてい
るものでも良い。更に、前記実施例においては、インス
リン注射器12としてカートリッジ式のものが用いられ
ているが、本考案におけるインスリン注射器12はその
ようなカートリッジ式のものに限定されるものではな
い。
サ連続体19の一部として形成されているが、各血糖測
定用センサ14が連続することなく単独形式とされてい
るものでも良い。更に、前記実施例においては、インス
リン注射器12としてカートリッジ式のものが用いられ
ているが、本考案におけるインスリン注射器12はその
ようなカートリッジ式のものに限定されるものではな
い。
【0037】また、前記実施例においては、センサホル
ダ18がケース本体1と別体に形成されてこの別体のセ
ンサホルダ18がセンサホルダ用収納部15から取外し
自在に収納され、またフレキシブルなコード34を介し
て血糖測定装置本体2に電気的に接続されている構造と
されているが、本考案においては、たとえば、そのセン
サホルダ18がケース本体1に一体化して内蔵され、ま
た該ケース本体1内におけるプリント配線などの内部配
線を通じて血糖測定装置本体2に電気的に接続されてい
る構造とすることも可能である。
ダ18がケース本体1と別体に形成されてこの別体のセ
ンサホルダ18がセンサホルダ用収納部15から取外し
自在に収納され、またフレキシブルなコード34を介し
て血糖測定装置本体2に電気的に接続されている構造と
されているが、本考案においては、たとえば、そのセン
サホルダ18がケース本体1に一体化して内蔵され、ま
た該ケース本体1内におけるプリント配線などの内部配
線を通じて血糖測定装置本体2に電気的に接続されてい
る構造とすることも可能である。
【0038】このような後者の構造とした場合には、た
とえば、測定に使用される血糖測定用センサ14のみが
ケース本体1の内面一端側に露出している構造とするこ
とが可能である。
とえば、測定に使用される血糖測定用センサ14のみが
ケース本体1の内面一端側に露出している構造とするこ
とが可能である。
【0039】
【考案の効果】本願によって開示される考案のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 (1) 本考案の血糖計によれば、採血用具,インスリン注
射器,インスリンが採血具用収納部,インスリン注射器
用収納部,インスリン用収納部にそれぞれ収納されてケ
ース本体内に保管,携帯され、またそのケース本体が血
糖測定装置本体およびその血糖測定表示部と、血糖測定
用センサとを備えているので、インスリン療法に略同時
的に使用される諸用具の保管,携帯および使用の容易化
ないし利便性の向上を図ることができ、また、たとえ
ば、それらの諸用具の保管,携帯用のケース本体が1個
で済むため、インスリン療法に使用される用具全体の低
廉化,小型化,軽量化ないしコンパクト化を図ることが
できる。 (2) 前記した場合に、前記血糖測定装置本体の電源が前
記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記ケー
ス本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とする
と、血糖測定装置本体の電源のON,OFFに対する特
別の操作が不要とされ、このため、血糖測定などの容易
化ないし利便性の向上を図ることができる。特に、この
効果は、通常、血糖測定時などの使用時においてはケー
ス本体が開かれて使用され、非使用時においてはそのケ
ース本体が閉じられるため、極めて有意義である。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 (1) 本考案の血糖計によれば、採血用具,インスリン注
射器,インスリンが採血具用収納部,インスリン注射器
用収納部,インスリン用収納部にそれぞれ収納されてケ
ース本体内に保管,携帯され、またそのケース本体が血
糖測定装置本体およびその血糖測定表示部と、血糖測定
用センサとを備えているので、インスリン療法に略同時
的に使用される諸用具の保管,携帯および使用の容易化
ないし利便性の向上を図ることができ、また、たとえ
ば、それらの諸用具の保管,携帯用のケース本体が1個
で済むため、インスリン療法に使用される用具全体の低
廉化,小型化,軽量化ないしコンパクト化を図ることが
できる。 (2) 前記した場合に、前記血糖測定装置本体の電源が前
記ケース本体の開き時に自動的にONとされ、前記ケー
ス本体の閉じ時に自動的にOFFとされる構造とする
と、血糖測定装置本体の電源のON,OFFに対する特
別の操作が不要とされ、このため、血糖測定などの容易
化ないし利便性の向上を図ることができる。特に、この
効果は、通常、血糖測定時などの使用時においてはケー
ス本体が開かれて使用され、非使用時においてはそのケ
ース本体が閉じられるため、極めて有意義である。
【図1】本考案の一実施例である血糖計のケース本体が
開かれている状態を示す平面図である。
開かれている状態を示す平面図である。
【図2】その血糖計のケース本体が閉じられている状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】その血糖計の開かれている状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】その血糖計のセンサホルダを示す斜視図であ
る。
る。
【図5】その血糖計の血糖測定用センサを示す平面図で
ある。
ある。
【図6】図5のVI-VI 線における断面図である。
【図7】その血糖計の基本構成を示す機能ブロック図で
ある。
ある。
1 ケース本体 2 血糖測定装置本体 3 上側ハーフケース 4 下側ハーフケース 5 血糖測定表示部 6 埋設型 7 埋設型 8 採血用具収納部 9 インスリン注射器用収納部 10 インスリン用収納部 11 採血用具 12 インスリン注射器 13 インスリン 14 血糖測定用センサ 15 センサホルダ用収納部 16 アルコール綿用収納部 17 開口部 18 センサホルダ 19 センサ連続体 20 基板 20A 切り込み 21 保護層 21A 空間 22 対極 23 第1作用極 24 第2作用極 25 参照極 26 端子部 27 不織布 30 ホルダ本体 31 センサ支持部 32 スライダ 33 コネクタ 34 コード 40 ポテンショスタット部 41 A/D変換部 42 ファンクションジェネレータ部 43 演算制御部 44 データ記憶部 50 掛止フック
Claims (2)
- 【請求項1】 開閉自在のケース本体と、このケース本
体に形成されている血糖測定装置本体およびその血糖測
定表示部と、前記血糖測定装置本体に電気的に接続され
る血糖測定用センサとを備え、少なくとも採血具用収納
部とインスリン注射器用収納部とインスリン用収納部が
前記ケース本体内に形成されていることを特徴とする血
糖計。 - 【請求項2】 前記血糖測定装置本体の電源が前記ケー
ス本体の開き時に自動的にONとされ、前記ケース本体
の閉じ時に自動的にOFFとされることを特徴とする請
求項1記載の血糖計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064795U JP2500341Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 血糖計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992064795U JP2500341Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 血糖計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628729U JPH0628729U (ja) | 1994-04-15 |
JP2500341Y2 true JP2500341Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13268532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992064795U Expired - Lifetime JP2500341Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 血糖計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500341Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100593390C (zh) * | 2001-01-19 | 2010-03-10 | 松下电器产业株式会社 | 刺血针一体型传感器 |
KR101689890B1 (ko) * | 2009-10-26 | 2016-12-26 | 아크레이 인코퍼레이티드 | 센서 카트리지 및 계측 장치 |
JP5452436B2 (ja) * | 2010-09-29 | 2014-03-26 | グンゼ株式会社 | 計測表示装置 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP1992064795U patent/JP2500341Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628729U (ja) | 1994-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8268259B2 (en) | Blood glucose monitoring kit | |
JP4312926B2 (ja) | 診断及び薬剤送出システム | |
JP5101274B2 (ja) | 血糖測定器デバイス | |
US20100004522A1 (en) | Continuously Wearable Compact Blood Glucose Measuring Device | |
JP3569228B2 (ja) | 切開器具付分析用測定器 | |
JPH0199529A (ja) | 心臓診断計器 | |
JP2002527178A (ja) | コードレスパルス酸素濃度計 | |
KR20220130769A (ko) | 연속 분석물 모니터링 시스템에서 웨어러블 장치, 웨어러블 장치 형성 방법, 및 웨어러블 장치의 송신기 유닛 재사용 방법 | |
WO2003068071A1 (fr) | Adaptateur pouvant etre entierement stocke | |
JP2500341Y2 (ja) | 血糖計 | |
EP1745741A1 (en) | Ruler for evaluation of signals | |
JP4631030B2 (ja) | 針一体型バイオセンサー | |
KR20220130772A (ko) | 연속 분석물 모니터링에서 멸균된 재사용 가능 웨어러블 장치 및 웨어러블 장치 형성 방법 | |
CN211862786U (zh) | 一种新型体温脉搏仪 | |
JP3396937B2 (ja) | 心電計 | |
JP2009082366A (ja) | 携帯型心電計セット | |
JP4056626B2 (ja) | 体脂肪計及び体脂肪率測定システム | |
JP2007209610A (ja) | 携帯型心電計 | |
US20090156964A1 (en) | Flip-Top Integrated-Diagnostic Instrument | |
JPH10155817A (ja) | 根尖位置検出装置 | |
CN216318020U (zh) | 一种内科临床用便携式血糖仪 | |
CN215017497U (zh) | 一种内科护理用血糖测定采血针套件 | |
CN220143450U (zh) | 一种模块式采血管盒 | |
CN221060677U (zh) | 一种便携式血糖仪 | |
CN214966722U (zh) | 一种便于携带的糖尿病血糖测量装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960130 |