JP2500219B2 - 完全液圧操舵装置 - Google Patents

完全液圧操舵装置

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JP2500219B2
JP2500219B2 JP4365592A JP4365592A JP2500219B2 JP 2500219 B2 JP2500219 B2 JP 2500219B2 JP 4365592 A JP4365592 A JP 4365592A JP 4365592 A JP4365592 A JP 4365592A JP 2500219 B2 JP2500219 B2 JP 2500219B2
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、4個のチャネル、すなわち、ポ
ンプチャネル、タンクチャネル、第1制御チャネルおよ
び第2制御チャネルであって、この順に、ポンプ接続
部、タンク接続部、第1制御接続部および第2制御接続
部に接続されたポンプチャネル、タンクチャネル、第1
制御チャネルおよび第2制御チャネルを、その内部に有
する内部ボアを備えたハウジングと、前記内部ボア内
に、回転可能に取付けられ、対応するポンプ開口部、タ
ンク開口部、第1制御開口部および第2制御開口部を有
する外側スライド部材と、該外側スライド部材の軸方向
内部ボア内に回転可能に取付けられた内側スライド部材
であって、前記外側スライド部材に対して相対的に回転
したとき、その回転方向に応じて、前記第1制御開口部
または前記第2制御開口部と、少なくとも部分的に整合
するサーボ開口部およびタンク開口部を備えた内側スラ
イド部材と、周方向に延在し、前記内側スライド部材と
前記外側スライド部材との間に圧力を生成する流体を受
容する圧力スロットを備えた完全液圧操舵装置に関する
ものである。
【0002】
【先行技術およびその問題点】この種の操舵装置は、米
国特許第3819307号などにより知られている。す
なわち、この種の操舵装置は、ハンドルを回転させて、
内側スライド部材を外側スライド部材に対して、相対的
に変位させたときに、ポンプによって加圧される流体
が、ハウジングから、外側スライド部材を介して、内側
スライド部材に流れ、そして、そこから、外側スライド
部材を介して、計量モータへ流れる。この計量モータか
ら、流体は、内側スライド部材のサーボ開口部を通っ
て、かつ、外側スライド部材を通って戻され、そこか
ら、所望の方向に応じて、操舵シリンダを、ある方向に
偏向させるために、第1制御開口部を介して、操舵シリ
ンダへ戻され、あるいは、操舵シリンダを、他の方向に
偏向させるために、第2制御開口部を介して、操舵シリ
ンダへ戻される。操舵シリンダ内において、押し退けら
れた流体は、第2制御開口部又は第1制御開口部を介し
て、内側スライド部材のタンクボアに流入させられ、外
側スライド部材のタンク開口部及びタンクチャネルを介
して、タンク接続部に流入させられる。操舵モータが変
位させられても、外側スライド部材と内側スライド部材
とが互いに相対的に中立位置をとっているときには、操
舵モータ内に高圧で閉じ込められている流体によって、
外側スライド部材が内側スライド部材の回りで、ジャミ
ングを起こすおそれがある。この問題は、公知の操舵ユ
ニットにおいては、内側スライド部材のサーボ開口部に
接続されている右側の制御開口部のまわりの環状チャネ
ル形状の2つの圧力スロットによって解決されている。
圧力スロット内の圧力を、内側から外側スライド部材に
作用させることによって、外側スライド部材が、右側の
制御開口部の領域内で、内側スライド部材上でシャミン
グを起こすことが防止されている。それにもかかわら
ず、公知の操舵ユニットにおいては、圧力が、実際に、
外側で、外側スライド部材に作用しているか否かにかか
わらず、圧力スロット内の圧力は一定であるため、操舵
装置を操作するために、ドライバーは大きなトルクを作
用させなければならず、外側スライド部材とハウジング
との間の摩擦により、結局は、同様の好ましくない結果
を生じさせる危険がある。
【0003】この公知の操舵装置は、変位が生じている
ときにしか、外側スライド部材が内側スライド部材上で
ジャミングを起こすのを防止しうるにすぎないという欠
点を有している。たとえば、建設現場用の車両の場合
に、中立位置でも、即ち、車輪が変位していない位置に
あるときでも、地面が平らでないために、車輪に横方向
の応力が加わると、圧力が制御開口部に生じて、これに
より、外側スライド部材が内側スライド部材に押しつけ
られて、外側スライド部材と内側スライド部材とが互い
にシャミングを起こすことがあった。
【0004】米国特許第4804016号は、操舵シリ
ンダが変位している時における外側スライド部材と内側
スライド部材との間のジャミングを防止するための操舵
装置を開示している。これの操舵装置においては、内側
スライド部材及び外側スライド部材の相対的中立位置に
おいて、変位後に、液体が外側スライド部材のボアに流
され、内側スライド部材上のサーボ開口部に分布される
ようになっており、これにより、内側スライド部材から
外側スライド部材へ作用する圧力が発生し、その結果と
して、外側スライド部材が内側スライド部材上でジャミ
ングするおそれをなくすことができる。しかし、外側ス
ライド部材の内側での圧力は割合に小さい。内側スライ
ド部材及び外側スライド部材間の相対的回転が最大とな
るととともに、最大の逆圧が生じる端部位置への偏向の
場合には、周囲に、均一な圧力分布を確実に生じさせる
ことができない。とくに、その目的のために設けられた
内側スライド部材上の全ての凹部に、圧力を均一に分散
させることが出来ないことが生じ得る。その状態で、た
とえば、逆圧が高いために、ジャミングが発生すると、
内側スライド部材と外側スライド部材は、もはや自動的
に中立位置に戻ることはできない。その場合、オペレー
タは、ハンドルをぐいぐい動かして、スライド部材を再
び中立位置へ戻さなくてはならない。
【0005】
【発明の目的】本発明は、いかなる場合にも、外側スラ
イド部材のジャミングを防止することのできる完全液圧
操舵装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【発明の構成および作用】本発明のかかる目的は、内部
ボアと、その中に、4個の円周チャネルが、すなわち、
ポンプチャネル、タンクチャネル、第1制御チャネル及
び第2制御チャネルが、この順に、ポンプ接続部、タン
ク接続部、第1制御接続部及び第2制御接続部に接続さ
れ、配置されたハウジングと、前記内部ボア内に、回転
可能に取付けられた外側スライド部材であって、前記各
円周チャネルについて、対応する開口部、すなわち、ポ
ンプ開口部、タンク開口部、第1制御開口部及び第2制
御開口部を有した外側スライド部材と、該外側スライド
部材の軸方向内部ボア内に、回転可能に取付けられた内
側スライド部材であって、前記外側スライド部材に対し
て、相対的に回転したとき、その回転方向に応じて、前
記第1制御開口部または前記第2制御開口部と、少なく
とも部分的に、整合するサーボ開口部及びタンク開口部
を備えた内側スライド部材と、該内側スライド部材と前
記外側スライド部材との間に圧力を生じさせる流体を受
容する周方向に延在する圧力スロットを備えた完全液圧
操舵装置において、前記圧力スロットを、開放流路を介
して、つねに、制御接続部と接続させるように構成する
ことによって達成される。
【0007】制御接続部は、第1制御接続部、第2制御
接続部のいずれであってもよい。本発明の解決手段は、
両方の制御接続部に適用可能であるので、以下において
は、単に「制御接続部」と称する。流路は、圧力スロッ
トと、対応する制御接続部との間をつねに接続している
ので、制御接続部に作用するあらゆる圧力インパルス
は、圧力スロットにも達する。したがって、外側から、
制御接続部を介して、外側スライド部材に作用する圧力
は、同時に、圧力スロットを介して、内側からも外側ス
ライド部材に作用する。これにより、外側スライド部材
が、内側スライド部材上でジャミングするのを防止する
平衡状態が生じる。一方、外側スライド部材の外側に対
応する圧力が存在することがないならば、圧力が、圧力
チャネルに生じることもあり得ない。したがって、外側
スライド部材が、ハウジング内でジャミングを起こすこ
とはあり得ない。圧力スロット内に、圧力を生じさせる
ために、内側スライド部材および外側スライド部材を、
相対的に回転させる必要はない。したがって、外側スラ
イド部材に対する内側スライド部材の中立位置において
も、操舵モータの中立位置においても、外側スライド部
材が、内側スライド部材上で、あるいは、ハウジング内
でジャミングを起こすことが効果的に防止される。
【0008】好ましい実施態様においては、圧力スロッ
トは、流体入口を有しているが、流体出口を有していな
い。したがって、圧力スロットを通る流れが生じること
はあり得ないので、圧力スロットが一旦満たされると、
制御開口部からの圧力は、圧力スロット内で、実際上、
絞りロスを生ずることなく、作用する。好ましくは、外
側スライド部材は、圧力スロットに開口するボアの開口
部を備え、このボアは、対応する制御チャネル(制御接
続部)の上に少なくとも部分的に重なる外側スライド部
材の外側の軸方向チャネルに接続されている。制御チャ
ネルは、ハウジング内のボアの内周全体にわたって延在
するので、ボアは、軸方向チャネルを介して、対応する
制御チャネルにつねに接続される。こうして、制御接続
部と圧力スロットとの間の開放流路が保証される。
【0009】他の好ましい実施態様においては、前記圧
力スロットに開口する軸方向チャネルは、外側スライド
部材の内側に設けられ得、対応する制御開口部の一つに
接続されている。その場合には、制御チャネルからの圧
力は、対応する制御開口部と外側スライド部材の内側の
軸方向チャネルとを介して、圧力スロット内に伝播す
る。この軸方向チャネルは、外側スライド部材の外側の
軸方向チャネルの代わりとして、又は、これに加えて、
設けられることができる。
【0010】さらに他の好ましい実施態様においては、
圧力スロットに開口する少なくとも一つの軸方向チャネ
ルが、内側スライド部材の外側に設けられ、この軸方向
チャネルは対応する制御チャネルに開口している。この
場合にも、対応する制御接続部から圧力スロットへの流
体経路は、対応する制御開口部を通して案内される。し
かしながら、制御開口部は、制御チャネルを介して、制
御接続部につねに接続されているので、圧力スロットへ
の圧力の伝播に対する障害物は存在しない。
【0011】好ましくは、内側スライド部材上の軸方向
チャネルの数は、外側スライド部材の制御開口部の数と
は異なり、内側スライド部材上の軸方向チャネルと外側
スライド部材上の制御開口部とは、あらゆる角度位置に
おいて、少なくとも一つの軸方向チャネルと少なくとも
一つの制御開口部とが、少なくとも部分的に互いに重な
るようにに配置されている。したがって、内側スライド
部材及び外側スライド部材が、相互の関係において取る
ことのできるあらゆる角度位置において、圧力スロット
が、内側スライド部材、制御開口部及び制御チャネルの
外側の軸方向チャネルを介して、制御接続部に接続され
るということが保証される。軸方向チャネルが、内側ス
ライド部材上に適当に分布されるとともに、制御開口部
が、外側スライド部材上に適当に分布される場合には、
変化する経路を介して、圧力スロットと制御接続部との
間に、つねに接続を生じさせることができる。
【0012】これは、例えば、2つの前記制御開口部の
間の角度方向の距離を、前記内側スライド部材の隣接す
る前記軸方向チャネルの間の角度方向の距離よりも大き
く、隣接する前記軸方向チャネルの間の角度方向の距離
と前記軸方向チャネルおよび前記制御開口部の角度方向
の長さの和よりも小さくすることによって、実現でき
る。この場合、ある軸方向チャネルが、制御開口部に重
ならなくなると、ただちに、次の軸方向チャネルが、次
の制御開口部上にすでに重なっていることが保証され
る。内側スライド部材と外側スライド部材の相対的運動
は、一般にほんの数度に限られるので、そのために要す
る費用は余り大きくない。たとえば、2、3または4個
の軸方向チャネルと3、4又は5個の制御開口部を設け
れば十分であり、これにより、流体経路が形成される。
【0013】好ましくは、圧力スロットは、内側スライ
ド部材の外周部に設けられる。これに代えて、あるい
は、これに加えて、圧力スロットを、外側スライド部材
の内周部に設けることができる。重要なことは、外側か
ら外側スライド部材に作用する圧力に反作用することの
できる圧力を、圧力スロット内に生じさせることができ
るようにすることである。
【0014】一般的に言うと、ジャミングの問題は、一
操舵方向にのみ発生するので、多くの場合に、一つの制
御開口部について一つの圧力スロットを設ければ充分で
あろうが、圧力スロットは、第1制御チャネル及び第2
制御チャネルの双方に対して設けられ得る。このように
すれば、外側スライド部材および内側スライド部材のジ
ャミングを両方の操舵方向について確実に防止すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき、詳細に説明を加える。本発明の実施例に係る完
全液圧操舵装置1は、その内部に、外側スライド部材4
が回転可能に取付けられた内部ボア3を有するハウジン
グ2を備えている。外側スライド部材4は、その内部
に、内側スライド部材5が取付けられたスリーブ形状を
なしている。内側スライド部材5は、外側スライド部材
4に対して、相対的にある角度範囲にわたって回転可能
である。この種の液圧操舵装置は、たとえば、米国特許
第3819307号又は米国特許第4804016号に
より、公知であるので、本発明の理解に不可欠な操舵装
置の部分のみが図示されている。ハウジング2は完全に
切除され、外側スライド部材4は一部切除され、内側ス
ライド部材5は切除されずに示されている。
【0016】この種の操舵装置は、ポンプ接続部、タン
ク接続部、第1制御接続部及び第2制御接続部を有して
いるが、これらは図面では省略されている。たとえば、
第1制御接続部は、接続された操舵シリンダを加圧して
左へ変位させる機能を有し、第2制御接続部の加圧によ
り、操舵シリンダを右へ変位させることができる。第一
の場合に、操舵シリンダから押し退けられる作動流体
は、第2制御接続部を通して、操舵装置内に逆送され
る。他方の場合には、操舵シリンダから押し退けられた
作動流体は、第1制御接続部を通して操舵装置内に逆送
される。そして、作動流体はタンク接続部を介してタン
クに逆流し得る。これら接続部の各々は、ハウジング2
の内部ボア3内に設けられたそれぞれのチャネルと接続
している。即ち、ポンプ接続部はポンプチャネルと接続
し、第1制御接続部は第1制御チャネルと接続し、第2
制御接続部は第2制御チャネルと接続し、タンク接続部
はタンクチャネルと接続している。制御チャネル6とタ
ンクチャネル7とは図示されている。制御チャネル6
は、第1制御チャネル又は第2制御チャネルのいずれで
あってもよい。図示された特徴は、両方の制御チャネル
に共通である。
【0017】操舵装置中を操舵シリンダへ流れる作動流
体を制御するために、サーボ開口部8とタンクボア9と
が、内側スライド部材5内に設けられている。本実施例
においては、サーボ開口部8はスロット形状をなしてい
る。タンクボア9は、円状でなればならないわけではな
く、いかなる形状であってもよい。たとえば、スロット
形状をなしていてもよい。外側スライド部材4と内側ス
ライド部材5との間の相対運動の方向に応じて、相対運
動が生じたときに、サーボ開口部8は、第1制御開口部
と整合し、タンクボア9は第2制御開口部と整合する。
他方の方向への回転の際には、これは逆になる。
【0018】外側スライド部材4にはボア10が設けら
れており、このボア10は、軸方向チャネル11を介し
て、ハウジング2内の制御チャンネル6と絶えず接続し
ている。内側スライド部材5内には、円周溝の形の圧力
スロット12が設けられており、この圧力スロットは、
軸方向において、ボア10と同じ場所に配置されてい
る。したがって、内側スライド部材5と外側スライド部
材4の全ての位置において、圧力スロット12内の圧力
は、制御チャネル6内の圧力と同一となる。制御チャネ
ル6が、サーボ開口部8と接続しているとき、即ち、ポ
ンプ圧が、制御溝6内に達するとき、このポンプ圧は圧
力チャネル12にも達する。その結果、外側スライド部
材4には、内側及び外側からの圧力が均一にかかり、軸
方向に変位した圧力ピークのみが観察され得る。しか
し、その結果、内側スライド部材5上で、外側スライド
部材4がジャミングを起こしたり、あるいは、ハウジン
グ2の内部ボア3内で、外側スライド部材4がジャミン
グを起こしたりするわけではない。たとえば、制御チャ
ネル6が、タンクボア9を介して、タンクチャネル7に
接続されているなどのために、制御チャネル6内に圧力
が存しないときには、圧力スロット12内の圧力もタン
ク圧だけであるので、さらに、圧力が、内側から外側ス
ライド部材に作用することはあり得ない。
【0019】図2は、本発明の別の実施例に係る完全液
圧操舵装置1を示しており、図1の実施例に対応する部
分には、100だけ大きい参照番号が付されている。図
1の形の実施例とは異なり、圧力スロット112は、特
別に設けられたボアを介して、制御チャネル106に接
続されてはおらず、外側スライド部材104にすでに設
けられている制御開口部14を介して、接続されてい
る。制御開口部14は、圧力スロット112に対して、
軸方向にずれているので、圧力スロット112は、内側
スライド部材105上の軸方向チャネル13と接続し、
軸方向チャネル13は、軸方向に延びて、制御開口部1
4上に重なり得るようになっている。
【0020】内側スライド部材105と外側スライド部
材104との相対運動は、ある角度範囲に限定されるの
で、周方向における制御開口部14及び軸方向チャネル
13の幅が充分であるならば、単一の軸方向チャネルを
設ければ充分である。その場合、軸方向チャネル13
が、内側ローター105及び外側ローター104の間の
許容可能な全ての角度位置において、制御開口部14の
上に重なることが保障され得る。もし、これが可能でな
いならば、図3にしたがって、その間隔、即ち、その中
心間距離がd2である数個の軸方向チャネル13、1
3’および13”を内側スライド部材105上に配置す
ることができる。外側スライド部材104には、いかな
る場合にも、一般に、その間隔がd1である数個の制御
開口部14、14’がある。距離d1およびd2は、軸
方向チャネル13、13’、 13”のうちの少なくとも
一つが、制御開口部14、14’のうちの少なくとも一
つの上に位置し得るように選択されている。もし、たと
えば、内側スライド部材105が、外側スライド部材1
04に対して、相対的に図3において右へ動かされるな
らば、軸方向チャネル13’が、制御開口部14から外
れる少し前に軸方向チャネル13”が制御開口部14’
の上に重なる。これにより、可能なあらゆる角度位置に
おいて、制御チャネル106と圧力スロット112との
間に接続があることが保証される。距離は、距離d1
が、距離d2と、軸方向の制御開口部14の幅b1及び
軸方向チャネル13の幅b2との和よりは小さいが、距
離d2よりは大きくなるように選択することができる。
その場合に、内側ローター105および外側ローター1
04の他方に対する角度位置にかかわらず、つねに、少
なくとも一つの制御開口部14が、少なくとも一つの軸
方向チャネル13の上に重なるという条件が満たされ
る。勿論、その比率を逆にすること、すなわち、内側ス
ライド部材105上の軸方向チャネル13より多数の制
御開口部を、外側スライド部材104上に設けることも
できる。その場合には、これに応じて、距離を逆転させ
なければならない。
【0021】図4は、図1のほぼライン15の領域にお
ける外側スライド部材4上の圧力分布を示す。ここに、
制御チャネル6が、サーボ開口部8と圧力接続している
ことが仮定されている。外側スライド部材4の外側の圧
力は上向きに加わり、外側スライド部材の内側の圧力は
下向きに加わる。たとえば、250バールのポンプ圧
が、外側スライド部材4の外側の領域a1に作用する。
この圧力は,制御チャネル6の幅にわたって一定であ
る。領域a1の左に隣接する領域a2と、領域a1の右
に隣接する領域a3とにおいて、圧力は0に降下する。
領域a2は、左において、タンクチャネル7によって限
られる。サーボ開口部8内の圧力も、ポンプ圧であるの
で、たとえば、250バールのポンプ圧は、外側スライ
ド部材の内側の領域c1にも作用する。ポンプ圧は、制
御チャネル6、外側スライド部材4の外側の軸方向チャ
ネル11およびボア10を介して、圧力スロット12に
達するので、全ポンプ圧が、領域c2にも作用する。領
域c2及びc1の間の領域c3において、領域c2から
左への圧力降下は、領域c2から右への圧力降下に重ね
られる。しかし、圧力レベルは、総体的にポンプ圧に限
定されるので、領域c1及びc2の間で圧力は、実際上
一定である。したがって、ここでも、全ポンプ圧が作用
され得る。領域c2の左に隣接する領域c4において、
圧力は、ポンプ圧からタンク圧へ、たとえば、線形に降
下する。
【0022】図5において、たとえば、図1のライン1
6に沿った異なる角度位置に対する同じ条件が示されて
いる。外側スライド部材4の外側において圧力比は変わ
っていない。しかし、外側スライド部材4の内側では、
圧力は低くなっている。そこの圧力は、ライン16の両
側の2個のサーボ開口部8から、ライン16まで、な
お、達することのできる圧力のみである。さらに、タン
ク開口部9における圧力は0である。その圧力は、サー
ボ開口部8により生じる、白領域で指示されている圧力
である。タンク開口部9に対応する領域c5において
は、圧力は、上述のように、0である。一方、領域c2
においては、圧力は、ポンプ圧の全レベルにとどまって
いる。ここでも、圧力は、ボア10を通して、圧力スロ
ット12に分配される。圧力は、領域c3において、左
側に向かって、領域c6において、右側のに向かって、
線形に、0に降下する。
【0023】図4と図5とを比較すると、ハッチングに
よって示されるように、外側スライド部材4の内側にお
ける圧力の発生に対する圧力スロット12の寄与が、全
周にわたって、実際上一定であることが明らかである。
同じく外側スライド部材4の外側の圧力も、外側スライ
ド部材4の全周にわたって一定であるので、内側スライ
ド部材と外側スライド部材の他方に対する相対的角度位
置にかかわらず、内側及び外側から外側スライド部材に
作用する圧力を、圧力スロットによって等しくさせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る完全操舵装置の要部断面
面である。
【図2】本発明の別の実施例に係る完全操舵装置の要部
断面面である。
【図3】軸方向チャネル及び制御開口部の分布状態を示
すの概略図である。
【図4】サーボ開口部の領域における軸方向における圧
力分布を示す図面である。
【図5】2個のサーボ開口部間の領域における軸方向の
圧力分布を示す図面である。
【符号の説明】
1 完全液圧操舵装置 2 ハウジング 3 内部ボア 4、104 外側スライド部材 5、105 内側スライド部材 6、106 制御チャネル 7 タンクチャネル 8 サーボ開口部 9 タンクボア 10 ボア 11 軸方向チャネル 12、112 圧力スロット 13、13’、 13” 軸方向チャネル 14、14’ 制御開口部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4個のチャネル、すなわち、ポンプチャ
    ネル、タンクチャネル、第1制御チャネルおよび第2制
    御チャネルであって、この順に、ポンプ接続部、タンク
    接続部、第1制御接続部および第2制御接続部に接続さ
    れたポンプチャネル、タンクチャネル、第1制御チャネ
    ルおよび第2制御チャネルを、その内部に有する内部ボ
    アを備えたハウジングと、前記内部ボア内に、回転可能
    に取付けられ、対応するポンプ開口部、タンク開口部、
    第1制御開口部および第2制御開口部を有する外側スラ
    イド部材と、該外側スライド部材の軸方向内部ボア内に
    回転可能に取付けられた内側スライド部材であって、前
    記外側スライド部材に対して相対的に回転したとき、そ
    の回転方向に応じて、前記第1制御開口部または前記第
    2制御開口部と、少なくとも部分的に整合するサーボ開
    口部およびタンク開口部を備えた内側スライド部材と、
    周方向に延在し、前記内側スライド部材と前記外側スラ
    イド部材との間に圧力を生成する流体を受容する圧力ス
    ロットを備えた完全液圧操舵装置において、前記圧力ス
    ロットが、開放流路を介して、つねに、前記制御接続部
    と接続するように構成されたことを特徴とする完全液圧
    操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力スロットが、流体入口を有し、
    流体出口を有していないことを特徴とする請求項1に記
    載の完全液圧操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記外側スライド部材が、前記圧力スロ
    ットに開口するボアの開口部を備え、該ボアが、対応す
    る制御チャネルの上に少なくとも部分的に重なる前記外
    側スライド部材の外側の軸方向チャネルに接続されてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の完全液圧
    操舵装置。
  4. 【請求項4】 前記外側スライド部材の内側に、前記圧
    力スロットに開口する軸方向チャネルが設けられ、対応
    する前記制御開口部の一つに接続されたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の完全
    液圧操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記内側スライド部材の外側に、前記圧
    力スロットに開口する少なくとも1つの軸方向チャネル
    が設けられ、該軸方向チャネルが、対応する前記制御開
    口部に開口していることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の完全液圧操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記内側スライド部材上の前記軸方向チ
    ャネルの数が、前記外側スライド部材の前記制御開口部
    の数とは異なり、前記内側スライド部材上の前記軸方向
    チャネルと前記外側スライド部材上の前記制御開口部
    が、あらゆる角度位置において、少なくとも1つの前記
    軸方向チャネルと少なくとも1つの前記制御開口部と
    が、少なくとも部分的に互いに重なるように配置された
    ことを特徴とする請求項5に記載の完全液圧操舵装置。
  7. 【請求項7】 2つの前記制御開口部の間の角度方向の
    距離が、前記内側スライド部材の隣接する前記軸方向チ
    ャネルの間の角度方向の距離よりも大きく、隣接する前
    記軸方向チャネルの間の角度方向の距離と前記軸方向チ
    ャネルおよび前記制御開口部の角度方向の長さの和より
    も小さいことを特徴とする請求項6に記載の完全液圧操
    舵装置。
  8. 【請求項8】 前記圧力スロットが、前記内側スライド
    部材の外周部に設けられたことを特徴とする請求項1な
    いし7のいずれか1項に記載の完全液圧操舵装置。
  9. 【請求項9】 前記圧力スロットが、前記外側スライド
    部材の内周部に設けられたことを特徴とする請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の完全液圧操舵装置。
  10. 【請求項10】 圧力スロットが、前記第1制御チャネ
    ルおよび前記第2制御チャネルの双方に対して設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1
    項に記載の完全液圧操舵装置。
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ITTO920188A0 (it) 1992-03-06
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