JP2024530489A - パワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局および記憶媒体 - Google Patents

パワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

Figure 2024530489000001
本開示はパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局および記憶媒体を提供し、通信技術分野に属する。該方法は、基地局から送信された、前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報を受信するステップと、前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、少なくとも1つのTRPをサポートする電力制御パラメータを受信するステップと、前記基地局から送信された少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を受信するステップと、前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするステップと、を含む。本開示の実施例は、multi-TRPのシーンに適応するPHR報告方法を提供し、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
【選択図】 図1

Description

本開示は、通信技術分野に関し、特にパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局および記憶媒体に関する。
通信システムにおいて、UE(User Equipment、ユーザイクイップメント)は、通常、ネットワークのスケジューリング要件を満たすように、PHR(Power Headroom Report、パワーヘッドルームレポート)を報告する必要がある。関連技術では、UEは電力制御パラメータとPHRの報告トリガー条件に基づいてPHRを報告する。
しかし、UEが、複数のTRP(Transmission Reception Point、送受信点)伝送をサポートする場合、UEがネットワークにPHRを報告すると、ネットワークは、報告されたPHRと異なる電力制御パラメータとの間の関連関係、又はTRPとPHRとの関連関係を確実に知ることができ、したがって、UEに対するアップリンクスケジューリングに影響を与え、ネットワークリソースが効果的に割り当てられることができなくなる。よって、Multi-TRPのシーンに適応するPHR報告方法が必要とされている。
本開示によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局、コアネットワークデバイスおよび記憶媒体を提供することで、Multi-TRPのシーンに適応するPHR報告方法を提供する。
本開示の一態様の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法は、UEに適用され、
基地局から送信された、前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数の送受信点(TRP)のパワーヘッドルームレポート(PHR)の報告をサポートすることを指示する設定情報を受信するステップと、
前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを受信するステップと、
前記基地局から送信された少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を受信するステップと、
前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするステップと、を含む。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法は、基地局に適用され、
前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報をUEに送信するステップと、
少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを前記UEに送信するステップと、
少なくとも1つのTRPの報告トリガー条件を前記UEに送信するステップと、
前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHRを受信するステップと、を含む。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置は、
基地局から送信された、前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報を受信するための受信モジュールであって、
前記受信モジュールがさらに、前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを受信し、
前記受信モジュールがさらに、前記基地局から送信された少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を受信するものと、
前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするための報告モジュールと、を含む。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置は、基地局に適用され、
前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報をUEに送信するための送信モジュールであって、
前記送信モジュールがさらに少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを前記UEに送信し、
前記送信モジュールがさらに前記UEに少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を送信するものと、
前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHRを受信するための受信モジュールと、を含む。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供されるユーザイクイップメントは、送受信機と、メモリと、それぞれ前記送受信機および前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することで、前記送受信機の無線信号の送受信を制御し、以上の一態様の実施例によって提供される方法を実現するように構成される。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供される基地局は、送受信機と、メモリと、それぞれ前記送受信機および前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することで、前記送受信機の無線信号の送受信を制御し、以上のもう1つの態様の実施例によって提供される方法を実現するように構成される。
本開示のもう1つの態様の実施例により提供されるコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ実行可能な命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能な命令はプロセッサにより実行されると、以上の方法を実現することができる。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメントおよび記憶媒体では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
本開示の付加的な態様と利点は以下の説明から部分的に与えられ、一部は以下の説明から明らかになり、または本開示の実践により分かるようになる。
本開示の上記付加的な態様と利点は、以下の図面と組み合わせた実施例への説明から明らかになり且つ理解しやすくなる。
本開示の1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のさらなる1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送における各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8以下である時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8より大きい時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送における各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8以下である時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8より大きい時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送におけるPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8以下である時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8より大きい時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示の実施例によって提供される■単一TRP伝送におけるPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8以下である時のもう1つのPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8以下である時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートである。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置の構造概略図である。 本開示のもう1つの実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置の構造概略図である。 本開示の1つの実施例によって提供されるユーザイクイップメントのブロック図である。 本開示1つの実施例によって提供される基地局のブロック図である。
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関連する場合、別に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本開示の実施例に一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で詳しく説明される、本発明の実施例の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を説明するための目的であり、本開示の実施例を限定するものではない。文脈では他の意味がはっきりと示されていない限り、本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数型の「一種」と「該」も複数型を含む。なお、本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連し且つ列挙された1つ又は複数の項目の任意又はすべての可能な組み合わせを指し且つ含む。
なお、本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語で様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、同一のタイプの情報を互いに区別することだけに使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1情報は第2情報と呼ぶこともでき、同様に、第2情報は第1情報と呼ぶこともできる。コンテキストによると、ここで使用される「の場合」という用語は、「……時」又は「……すると」又は「決定することに応答」こととして解釈することができる。
以下、本開示の実施例を詳しく説明し、前記実施例の例は図面に示されており、最初から最後まで同じ又は類似する符号は、同じ又は類似する要素を表す。以下、図面を参照して説明される実施例は例示的なものであり、本開示を説明するために使用され、本開示を限定するものとして理解してはならない。
ここで、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメントおよび記憶媒体では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
及び、本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
以下、図面を参照して本開示によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局、コアネットワークデバイスおよび記憶媒体を詳しく説明する。
図1は、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図1に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ101~104を含むことができる。
ステップ101、基地局から送信された設定情報を受信する。
なお、本開示の実施例の指示方法は、任意のUEに適用可能である。UEは、ユーザに音声及び/又はデータ連通性を提供するデバイスを指してもよい。UEはRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)を介して1つの又は複数のコアネットワークと通信することができ、UEは、センサデバイス、モバイル電話(又は「セルラ」電話とも呼ばれる)のようなモノのインターネットの端末、及びモノのインターネットを有するコンピュータであってもよく、例えば、固定式、ポータブル、ポケット、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵又は車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、モバイル局(remote station)、アクセスポイント、リモート端末(remoteterminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ装置(user terminal)又はユーザエージェント(useragent)。又は、UEは無人飛行機のデバイスであってもよい。又は、UEは車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を備えるモバイルコンピュータであってもよく、又はモバイルコンピュータが外部に接続されている無線端末であってもよい。又は、UEは、道端デバイス、例えば、無線通信機能を備える街灯、信号灯又は他の道端デバイスなどであってもよい。
ここで、本開示の1つの実施例では、本開示の実施例の方法はMulti-TRPのシーンに適用可能である。
そして、本開示の1つの実施例において、上記設定情報は、UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示するために使用されてもよい。
このことから分かるように、本開示の実施例の方法は、具体的には、Multi-TRPのシーンでの1つのキャリアにおける単一または複数のTRP報告をサポートするUEに適用されてもよい。
ステップ102、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを受信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、各TRPに電力制御パラメータが対応してもよく、異なるTRPに対応する電力制御パラメータは異なる。
そして、本開示の1つの実施例において、multi-TRPのシーンでは、基地局が1つの又は複数のTRPを介してUEに1つ又は複数のTRPの電力制御パラメータを送信するプロセスは相対的に独立しており、各TRPの間の独立性が許可されるので、multi-TRPのシーンにおけるリソースをよりよくスケジューリングすることができる。
さらに、本開示の1つの実施例において、電力制御パラメータは、
キャリア上のTRPに対応する第1情報、
キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含む。
具体的、本開示の1つの実施例において、上記第1情報におけるキャリア上のTRPに対応する識別情報は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するMPE(Maximum Permissile Exposure、最大許容露光量)電力閾値、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2(ミリ波)報告、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリア上のTRPに対応する第1情報は、上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、キャリア上のTRPに対応する第1情報は、上記任意の組み合わせを含んでもよい。
本開示の1つの実施例において、上記第1情報におけるキャリア上のTRPに対応する識別情報は、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
キャリア上のTRPのSRS(sounding reference signal、測定用参照信号)リソースセット識別子、
キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
本開示の1つの実施例において、上記アップリンク物理チャネルは、
PUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理アップリンク制御チャネル)、
PUSCH(Physical Uplink Shared CHanne、物理アップリンク共有チャネル)、
SRS、
PRACH(PhysicalRandom Access Channel、物理ランダムアクセスチャネル)、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
さらに、本開示の1つの実施例において、上記キャリアに対応する第2情報は、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリアに対応するMPE電力閾値、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリアに対応する第2情報は、上記のいずれか1つを含む。本開示のもう1つの実施例では、キャリアに対応する第2情報は上記の任意の組み合わせを含んでもよい。
ステップ103、基地局から送信された少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、報告トリガー条件は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含む。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリアに対応する第2情報は、上記のいずれか1つを含む。本開示のもう1つの実施例では、キャリアに対応する第2情報は上記の任意の組み合わせを含んでもよい。
ステップ104、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEは基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告してもよい。
UEが基地局に各キャリアにおける各TRPのPHRを報告する具体的な方法について、以下の実施例で説明する。
なお、本開示の1つの実施例において、UEは、各キャリアの各TRPのPHRだけではなく、各キャリアに対応する複数のTRPのPHRを基地局に報告することもでき、ここで、報告されたTRPの数が、対応するキャリアにおけるTRPの数より小さく、報告されるPHRのTRPは、具体的には、関連情報が変更したTRPであってもよい。ここで、該関連情報は、TRPに対応する識別情報、TRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリア、TRPに対応するアップリンク物理チャネルの送信キャリア、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
例示的に、あるキャリアにTRP-1、TRP-2、及びTRP-3が含まれると仮定する。ここで、TRP-1とTRP-2のダウンリンクパスロス基準キャリアが変更すると、基地局にTRP-1とTRP-2のPHRを報告することができる。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図2は、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図2に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップ201~205を含んでもよい。
ステップ201、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ202、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ203、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ステップ204、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ202を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ202を実行してもよい。
ここで、ステップ201~204に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ202、基地局に各キャリアにおける各TRPのPHRを送信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、基地局に各キャリアにおける各TRPのPHRを送信することは、各キャリアにおける各TRPを並べ替えるステップと、該各TRPの並び順に従って各TRPのPHRを順次並べ替え、その後、順次並べ替えられた各TRPのPHRを基地局に送信するステップと、を含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、上記ステップにおける各TRPを並べ替えることは、
事前定義された並べ替えルールに従って各TRPを並べ替えること、
プロトコルにより規定された並べ替えルールに従って各TRPを並べ替えること、
ネットワークが設定/指示した並べ替えルールに従って各TRPを並べ替えること、
UEが自主的に各TRPを並べ替えること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ここで、本開示の1つの実施例において、上記並べ替えルールは例えば、複数のTRPがPUSCH送信を行う際の各TRP伝送により規定された順序であってもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記並べ替えルールは例えば、各キャリアの各TRPの番号に基づいて小さい順にTRPを並べ替えることであってもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記並べ替えルールは、例えば各キャリアの各TRPの番号に基づいて小さい順に各TRPを並べ替えることである。
さらに、本開示の1つの実施例において、UEが基地局に各キャリアにおける各TRPのPHRを報告する時、該PHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータを含んでもよい。ここで、関連する第2電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に各TRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
各TRPの電力バックオフ値を順次報告すること、
UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、上記関連する第2電力パラメータは上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記関連する第2電力パラメータは、上記幾の任意の組み合わせをいくつか含んでもよい。
PUSCHを例とすると(PUCCH/SRS/PRACHと同様)、上記「実際のPUSCHを送信する」こと及び「参照PUSCHを送信する」ことを説明する。
本開示の1つの実施例において、「実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際の送信を行った後の該PUSCHのパワーヘッドルームを意味する。
本開示の1つの実施例において、「参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際に送信されていないが、該PUSCHのパワーヘッドルームを報告する必要がある場合、UEが、ネットワークの指示に基づいて1つの参照PUSCHを決定し、該参照PUSCHに対応する伝送フォーマットと伝送パラメータを用いて、報告する必要があるPHRのPUSCH又は他のチャネルのパワーヘッドルームを算出し、且つ算出されたパワーヘッドルームを、報告する必要があるPHRのPUSCHのパワーヘッドルームとして報告してもよいことを意味する。
なお、本開示の1つの実施例において、PHRの報告内容に上記関連する第2電力パラメータが含まれることを基に、UEは、PHRの報告内容に各TRPの識別子を選択的に追加してもよい。
即ち、本開示の1つの実施例において、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第2電力パラメータを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第2電力パラメータ+順次並べ替えられる各TRPの識別子を含んでもよい。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図3aは本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図3aに示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ301~305を含んでもよい。
ステップ301、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ302、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ303、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ステップ304、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ302を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ302を実行してもよい。
ここで、ステップ301~304に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ305、各キャリアにおける各TRPのPHRを基地局に送信し、該PHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータを含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、関連する第2電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に各TRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後ののパワーヘッドルームを順次報告すること、
各TRPの電力バックオフ値を順次報告すること、
UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、上記関連する第2電力パラメータは上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記関連する第2電力パラメータは上記任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、UEは、MAC-CE(Media Access Control Address Control Element、媒体アクセス制御層制御要素)シグナリングを介して各TRPのPHRを報告することができる。
以下、例を挙げて、各TRPのPHRの報告内容が関連する第2電力パラメータを含む時のPHRのMAC-CEの報告フォーマットを説明する。
図3bは、本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送における各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図3bに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットはドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,c」を含む。
図3cは、本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8以下である時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図3cに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」を含む。
図3dは本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8より大きい時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図3dに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」を含む。
ここで、上記各ドメインの意味は以下のとおりである。
:1つのSCellがRRCメッセージを介してSCellIndexを設定した場合、該ドメインは、SCellIndex iが設定されたSCellのPHドメインが報告されたか否かを指示する。Cドメインが「1」に設定されたことは、SCellIndex iが設定されたSCellのPHドメインが報告されたことを指示する。Cドメインが「0」に設定されたことは、SCellIndex iが設定されたSCellのドメインが報告されていないことを指示する。
R:予約ビットであって、「0」に設定される。
V:該ドメインは、報告のPH値が実際の伝送に基づいているか、それとも参照フォーマットに基づいているかを指示する。Type 1 PHについて、V=0は、PUSCHにおける真実の伝送を指示し、V=1は、PUSCHを用いた参照フォーマットを使用する。Type 2 PHについて、V=0は、PUCCHにおける実際の伝送を指示し、V=1は、PUCCHを用いた参照フォーマットを指示する。Type 3 PHについて、V=0は、SRSにおける実際の伝送を指示し、V=1は、SRSを用いた参照フォーマットを指示する。また、Type 1、Type 2 and Type 3 PHについて、 V=0は、報告フォーマットには、あるセルに対応するPCMAX,cドメインが含まれることを指示し、V=1は、報告フォーマットには、あるセルに対応するPCMAX,cドメインが含まれていないことを指示する。
PH:該ドメインは、パワーヘッドルームのレベルを指示する。
P:該ドメインは、現在のMAC実体が電力バックオフメカニズムを用いたか否かを指示し、電力バックオフがない場合、あるセルに対応するPCMAX,cドメインに異なる取り得る値がある場合、MAC実体をP=1に設定する。
MPE:該ドメインは、最大許容露光量を指示する。
PHのタイプは、
Type 1 PH:PHtype1,c(i) = PCMAX,c-PPUSCH,c(i)
Type 2 PH:PHtype2,c(i) = PCMAX,c-PPUSCH,c(i)-PPUCCH,c(i)
Type 3 PH:PHtype3,c(i) = PCMAX,c-PSRS,c(i)を含み、
ここで、「i」はあるサブフレーム「i」である。
PUSCH,c(i)は、UEが計算により取得したアップリンクデータチャネル(PUSCH)の送信電力である。UEが実際の信号を送信している場合、該値は、実際に送信されたチャネル電力に基づいて決定される。UEが実際の信号を送信していない場合、該値は、参照の(又は仮想の)チャネル電力によって決定される。
PUCCH,c(i)は、UEが計算により取得したアップリンク制御チャネル(PUCCH)の送信電力である。UEが実際の信号を送信している場合、該値は、実際に送信されたチャネル電力に基づいて決定される。UEが実際の信号を送信していない場合、該値は、参照の(又は仮想の)チャネル電力によって決定される。
SRS,c(i)は、UEが計算により取得したアップリンク測定用参照チャネル(SRS)の送信電力である。UEが実際の信号を送信している場合、該値は、実際に送信されたチャネル電力に基づいて決定される。UEが実際の信号を送信していない場合、該値は、参照の(又は仮想の)チャネル電力によって決定される。
CMAX,cについて、該ドメインが存在する場合、それは、対応するドメイン値を計算するためのPCMAX,cの値、即ち、UEが計算した該セルにおいて送信可能な最大電力を指示する。以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図4aは本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図4aに示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ401~405。
ステップ401、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ402、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ403、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ステップ404、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ402を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ402を実行してもよい。
ここで、ステップ401~404に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ402、各キャリアにおける各TRPのPHRを基地局に送信し、該PHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータと各TRPの識別子を含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、関連する第2電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に各TRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
各TRPの電力バックオフ値を順次報告すること、
UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ここで、本開示の1つの実施例において、上記関連する第2電力パラメータは上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記関連する第2電力パラメータは上記任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、UEは、MAC-CEシグナリングにより各TRPのPHRを報告してもよい。
以下、例を挙げて、各TRPのPHRの報告内容が関連する第2電力パラメータと各TRPの識別子を含む場合のPHRのMAC-CEの報告フォーマットを説明する。
図4bは、本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送における各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図4bに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットはドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,c」、「TRP」を含む。
図4cは、本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8以下である時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図4cに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」、「TRP」を含む。
図4dは、本開示の実施例によって提供される複数のTRPで伝送され且つセル数が8より大きい時の各PHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図4dに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」、「TRP」を含む。
ここで、各ドメインの意味の説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
なお、本開示の1つの実施例では、図4b~4dに示すTRPの指示方法以外には、各キャリア上で統一されたTRP bitmap指示方式でTRP識別子を指示してもよく、その後、事前定義された順序に従って、異なるTRPに対応するP、V、Pcmax、PHなどの値をそれぞれ指示する。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
なお、UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートするという状況について、UEがTRPのPHRを報告する際に、特殊な場合もあり、即ちUEは、各キャリアに対応する単一のTRPの報告をトリガーする。
具体的には、本開示の1つの実施例において、UEは、具体的に、基地局から送信された動的TRPスケジューリング指示情報に基づいて、基地局に各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを報告するか、基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告するかを決定することができる。
具体的に、本開示の1つの実施例において、該動的TRPスケジューリング指示情報は、UEの現在の送信が単一TRP伝送状態であるか、マルチTRP伝送状態であるかを指示する。ここで、動的TRPスケジューリング指示情報が、UEの現在の送信が単一TRP伝送状態であることを指示する場合、UEは基地局に各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを報告してもよい。動的TRPスケジューリング指示情報が、UEの現在の送信がマルチTRP伝送状態であることを指示する場合、UEは基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告してもよい。
以下の図5~図7の実施例は、即ち、「UEが、各キャリアに対応する単一TRPの報告をトリガーする」という特殊な場合を説明する。
図5は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図5に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ501、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ505、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ506、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ここで、ステップ501~507に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ507、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ505を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ505を実行してもよい。
ステップ505、各キャリアに対応する複数のTRPから1つのTRPを選択する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEはキャリアに対応する複数のTRPから1つのTRPを選択する方法は、
方法1:事前定義された選択ルールに従ってキャリアから1つのTRPを選択すること、
方法2:ネットワークにより設定/指示された選択ルールに従ってキャリアから1つのTRPを選択すること、
方法3:キャリアから1つのTRPを自主的に選択すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ここで、本開示の1つの実施例において、方法1及び方法2における選択ルールは、
ルール1:キャリアにおいて事前定義された伝送タイミングに対応するTRPを1つのTPRとして選択すること、又は
ルール2:キャリアにおけるいずれか1つのTRPをデフォルトで前記1つのTRPとすること、を含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、ルール1において事前定義された伝送タイミングは、例えば、キャリアにおける第1つの伝送タイミングである。本開示の1つの実施例において、ルール2の、キャリア上のいずれか1つのTRPをデフォルトで1つのTRPとすることは、例えば、キャリアに対応する番号が最も小さい又は最も大きいTRPをデフォルトで該1つのTRPとすることであってもよい。
さらに、本開示の1つの実施例において、方法3の、UEがキャリアから1つのTRPを自主的に選択する方法は、キャリアにおける実際の電力制御パラメータが最も悪いTRPを、PHRを報告する1つのTRPとして決定する。
ステップ506、各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを基地局に報告する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが基地局に報告する1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータを含んでもよい。ここで、関連する第1電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に1つのTRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
UEの電力バックオフ値を報告すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、報告内容は、以上のいずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、報告内容は以上の任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
PUSCHを例として(PUCCH/SRS/PRACHと同様)上記「実際のPUSCHを送信すること」および「参照PUSCHを送信すること」を説明する。
本開示の1つの実施例において、「実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際の送信を行った後の該PUSCHのパワーヘッドルームを意味する。
本開示の1つの実施例において、「参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際に送信されていないが、該PUSCHのパワーヘッドルームを報告する必要がある場合、UEが、ネットワークの指示に基づいて1つの参照PUSCHを決定し、該参照PUSCHに対応する伝送フォーマットと伝送パラメータを用いて、報告する必要があるPHRのPUSCH又は他のチャネルのパワーヘッドルームを算出し、且つ算出されたパワーヘッドルームを、報告する必要があるPHRのPUSCHのパワーヘッドルームとして報告してもよいことを意味する。
なお、本開示の1つの実施例において、PHRの報告内容が上記関連する第1電力パラメータを含むことを基に、UEは、PHRの報告内容にTRPの識別子を選択的に追加してもよい。
即ち、本開示の1つの実施例において、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第1電力パラメータを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第1電力パラメータ+TRPの識別子を含んでもよい。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図6aは本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図6aに示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ601、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ605、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ606、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ステップ607、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ605を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ605を実行してもよい。
ステップ605、各キャリアに対応する複数のTRPから1つのTRPを選択する。
ここで、ステップ601~605に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ606、各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを基地局に報告し、該1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータを含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、関連する第1電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に1つのTRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
UEの電力バックオフ値を報告すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、報告内容は、以上のいずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、報告内容は以上の任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、UEはMAC-CE(Media Access Control Address Control Element、媒体アクセス制御層制御要素)シグナリングを介して1つのTRPのPHRを報告してもよい。
以下、例を挙げて、1つのTRPのPHRの報告内容が、関連する第1電力パラメータを含む場合のPHRのMAC-CEの報告フォーマットを説明する。
図6bは、本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送におけるPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図6bに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットはドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,c」を含む。
図6cは、本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8以下である時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図6cに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」を含む。
図6dは、本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8より大きい時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図6dに示すように、複数のTRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットはドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」を含む。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図7aは本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、UEに適用され、図7aに示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ701、基地局から送信された設定情報を受信する。
ステップ705、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを受信する。
ステップ706、基地局から送信された1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。
ステップ707、電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、UEが報告トリガー条件を満たしているか否かを決定し、満たしている場合、ステップ705を実行する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが報告トリガー条件を満たしている場合、現在報告PHRを基地局に送信する必要があることを意味するので、引き続きステップ705を実行してもよい。
ステップ705、キャリアに対応する複数のTRPから1つのTRPを選択する。
ここで、ステップ701~705に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ706、1つのTRPのPHRを基地局に報告し、該1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータおよび該1つのTRPの識別子を含む。
ここで、本開示の1つの実施例において、関連する第1電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に1つのTRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
UEの電力バックオフ値を報告すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、報告内容は、以上のいずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、報告内容は以上の任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、UEは、MAC-CEシグナリングにより各TRPのPHRを報告してもよい。
以下、例を挙げて、1つのTRPのPHRの報告内容が、関連する第1電力パラメータと該1つのTRPの識別子を含む場合のPHRのMAC-CEの報告フォーマットを説明する。
図7bは、本開示の実施例によって提供される単一TRP伝送におけるPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図7bに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットはドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,c」、「TRP」を含む。
図7cは、本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8以下である時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図7cに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」、「TRP」を含む。
図7dは、本開示の実施例によって提供される複数TRPで伝送され且つセル数が8より大きい時のPHRのMAC-CEの報告フォーマット概略図である。図7dに示すように、単一TRPにおけるPHRのMAC-CEの報告フォーマットは、ドメイン「P」、「PH」、「MPE」、「PCMAC,f,ci」、「V」、「C」、「TRP」を含む。
ここで、ドメイン「TRP」の意味は、各キャリア上のPHRが報告された1つのTRPの識別子である。
及び、他のドメインに関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図8は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図8に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップ801~804を含んでもよい。
ステップ801、UEに設定情報を送信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、本開示の実施例の方法は、Multi-TRPのシーンに適用可能である。
本開示の1つの実施例において、上記設定情報は、UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示するために使用されてもよい。
以上から分かるように、本開示の実施例の方法は、具体的には、Multi-TRPのシーンでは1つのキャリアにおいて少なくとも単一または複数のTRP報告をサポートするUEに適用可能である。
ステップ802、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、各TRPに電力制御パラメータが対応してもよく、異なるTRPに対応する電力制御パラメータは異なる。
そして、本開示の1つの実施例において、multi-TRPのシーンでは、基地局が、1つ又は複数のTRPを介して、1つ又は複数のTRPの電力制御パラメータをUEに送信するプロセスは、相対的に独立しているので、各TRPの間の独立性が強化され、したがって、multi-TRPのシーンにおけるリソースをよりよくスケジューリングすることができる。
さらに、本開示の1つの実施例において、電力制御パラメータは、
キャリア上のTRPに対応する第1情報。
キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
具体的には、本開示の1つの実施例において、上記キャリア上のTRPに対応する第1情報は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応する最大許容露光量(MPE)電力閾値、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリア上のTRPに対応する第1情報は、上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、キャリア上のTRPに対応する第1情報は、上記任意の組み合わせを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、上記第1情報におけるキャリア上のTRPに対応する識別情報は、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
キャリア上のTRPのSRSリソースセット識別子、
キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
本開示の1つの実施例において、上記アップリンク物理チャネルは、
PUCCH、
PUSCH、
SRS、
PRACH、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
さらに、本開示の1つの実施例において、上記キャリアに対応する第2情報は、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリアに対応するMPE電力閾値、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリアに対応する第2情報は、上記のいずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、キャリアに対応する第2情報は、上記の任意の組み合わせを含んでもよい。
ステップ803、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、報告トリガー条件は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つTRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つTRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、キャリアに対応する第2情報は、上記のいずれか1つを含む。本開示のもう1つの実施例では、キャリアに対応する第2情報は上記の任意の組み合わせを含んでもよい。
ステップ804、UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告を受信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEは基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告してもよい。
UEが基地局に各キャリアにおける各TRPのPHRを報告する具体的な方法について、以下の実施例で説明する。
なお、本開示の1つの実施例において、UEは、基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告する以外、基地局に各キャリアに対応する複数のTRPのPHRを報告してもよく、ここで、報告されたTRPの数は、対応するキャリアにおけるTRPの数より小さく、且つ報告されたPHRのTRPは、具体的には、関連情報が変更されたTRPであってもよい。ここで、該関連情報は、TRPに対応する識別情報、TRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリア、TRPに対応するアップリンク物理チャネルの送信キャリア、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
例示的に、あるキャリアにTRP-1、TRP-2、及びTRP-3が含まれると仮定する。ここで、TRP-1とTRP-2のダウンリンクパスロス基準キャリアが変更すると、基地局にTRP-1とTRP-2のPHRを報告することができる。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
図9は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図9に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップ901~904を含んでもよい。
ステップ901、UEに設定情報を送信する。
ステップ902、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ903、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ここで、ステップ901~903に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ904、UEから送信された各キャリアに対応する各TRPのPHR報告を受信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEは、基地局に報告した各TRPのPHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータを含んでもよい。ここで、本開示の1つの実施例において、関連する第2電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に各TRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
各TRPの電力バックオフ値を順次報告すること、
UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ここで、本開示の1つの実施例において、上記関連する第2電力パラメータは上記いずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、上記関連する第2電力パラメータは上記任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
PUSCHを例として(PUCCH/SRS/PRACHと同様)上記「実際のPUSCHを送信すること」および「参照PUSCHを送信すること」を説明する。
本開示の1つの実施例において、「実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際の送信を行った後の該PUSCHのパワーヘッドルームを意味する。
本開示の1つの実施例において、「参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際に送信されていないが、該PUSCHのパワーヘッドルームを報告する必要がある場合、UEが、ネットワークの指示に基づいて1つの参照PUSCHを決定し、該参照PUSCHに対応する伝送フォーマットと伝送パラメータを用いて、報告する必要があるPHRのPUSCH又は他のチャネルのパワーヘッドルームを算出し、且つ算出されたパワーヘッドルームを、報告する必要があるPHRのPUSCHのパワーヘッドルームとして報告してもよいことを意味する。
なお、本開示の1つの実施例において、PHRの報告内容に上記関連する第2電力パラメータが含まれることを基に、UEは、PHRの報告内容に各TRPの識別子を選択的に追加してもよい。
即ち、本開示の1つの実施例において、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第2電力パラメータを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第2電力パラメータ+各TRPの識別子を含んでもよい。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図10は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図10に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1001~1004を含んでもよい。
ステップ1001、UEに設定情報を送信する。
ステップ1002、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1003、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1004、UEから送信された各キャリアに対応する各TRPのPHR報告を受信し、該PHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータを含む。
ここで、ステップ1001~1004に関連する説明は、上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図11は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図11に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1101~1104を含んでもよい。
ステップ1101、UEに設定情報を送信する。
ステップ1102、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1103、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1104、UEから送信された各キャリアに対応する各TRPのPHR報告を受信し、該各TRPのPHRの報告内容は、関連する第2電力パラメータおよび各TRPの識別子を含む。
ここで、ステップ1101~1104に関連する説明は上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図12は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図12に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1201~1205を含んでもよい。
ステップ1201、UEに設定情報を送信する。
ステップ1202、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1203、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1204、各TRPを並べ替えるための並べ替えルールをUEに設定/指示する。
ステップ1205、UEから送信された各キャリアに対応する各TRPのPHR報告を受信する。
ここで、ステップ1201~1206に関連する説明は上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
なお、UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートするという状況について、UEがTRPのPHRを報告する際に、特殊な場合が存在し、即ち、UEは、各キャリアに対応する単一TRPの報告をトリガーする状況である。
具体的には、本開示の1つの実施例において、UEは、具体的に、基地局から送信された動的TRPスケジューリング指示情報に基づいて、各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを基地局に報告するか、各キャリアに対応する各TRPのPHRを基地局に報告するかを決定することができる。
具体的に、本開示の1つの実施例において、該動的TRPスケジューリング指示情報は、UEの現在の送信が単一TRP伝送状態であるか、マルチTRP伝送状態であるかを指示する。ここで、動的TRPスケジューリング指示情報が、UEの現在の送信が単一TRP伝送状態であることを指示する場合、UEは基地局に各キャリアに対応する1つのTRPのPHRを報告してもよい。動的TRPスケジューリング指示情報が、UEの現在の送信がマルチTRP伝送状態であることを指示する場合、UEは基地局に各キャリアに対応する各TRPのPHRを報告してもよい。
以下の図13~図16の実施例は、即ち、「UEが、各キャリアに対応する単一TRPの報告をトリガーする」という特殊な場合を説明する。
図13は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図13に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は、以下のステップ1301~1304を含んでもよい。
ステップ1301、UEに設定情報を送信する。
ステップ1302、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1303、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ここで、ステップ1301~1303に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ1304、UEから送信された各キャリアに対応する1つのTRPのPHR報告を受信する。
ここで、本開示の1つの実施例において、UEが基地局に報告する1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータを含んでもよい。
ここで、関連する第1電力パラメータは、
キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に1つのTRPがキャリアにおいて送信可能な最大電力を報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つUEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つUEが実際のPUCCH送信を送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していることに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてSRSが設定されており、且つUEが実際のSRSを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが真実のPRACHを送信していることに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つUEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、1つのTRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを報告すること、
UEの電力バックオフ値を報告すること、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
なお、本開示の1つの実施例において、報告内容は、以上のいずれか1つを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、報告内容は以上の任意の組み合わせを幾つか含んでもよい。
PUSCHを例として(PUCCH/SRS/PRACHと同様)上記「実際のPUSCHを送信すること」および「参照PUSCHを送信すること」を説明する。
本開示の1つの実施例において、「実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際の送信を行った後の該PUSCHのパワーヘッドルームを意味する。
本開示の1つの実施例において、「参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルーム」は、PUSCHにおいて実際に送信されていないが、該PUSCHのパワーヘッドルームを報告する必要がある場合、UEが、ネットワークの指示に基づいて1つの参照PUSCHを決定し、該参照PUSCHに対応する伝送フォーマットと伝送パラメータを用いて、報告する必要があるPHRのPUSCH又は他のチャネルのパワーヘッドルームを算出し、且つ算出されたパワーヘッドルームを、報告する必要があるPHRのPUSCHのパワーヘッドルームとして報告してもよいことを意味する。
なお、本開示の1つの実施例において、PHRの報告内容が上記関連する第1電力パラメータを含むことを基に、UEは、PHRの報告内容にTRPの識別子を選択的に追加してもよい。
即ち、本開示の1つの実施例において、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第1電力パラメータを含んでもよい。本開示のもう1つの実施例では、UEがPHRを報告する際の報告内容は、関連する第1電力パラメータ+TRPの識別子を含んでもよい。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図14は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図14に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1401~1404を含んでもよい。
ステップ1401、UEに設定情報を送信する。
ステップ1402、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1403、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1404、UEから送信された各キャリアに対応する1つのTRPのPHR報告を受信し、該1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータを含む。
ここで、ステップ1401~1404に関する紹介は、上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図15は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図15に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1541~1544を含んでもよい。
ステップ1541、UEに設定情報を送信する。
ステップ1542、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1543、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1544、UEから送信された各キャリアに対応する1つのTRPのPHR報告を受信し、該1つのTRPのPHRの報告内容は、関連する第1電力パラメータおよび該1つのTRPの識別子を含む。
ここで、ステップ1541~1544に関する説明は、上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図16は本開示の実施例により提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法の概略フローチャートであり、基地局に適用され、図16に示すように、該パワーヘッドルームレポートの報告方法は以下のステップ1601~1605を含んでもよい。
ステップ1601、UEに設定情報を送信する。
ステップ1602、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータをUEに送信する。
ステップ1603、1つ又は複数のTRPに対応するPHR報告トリガー条件をUEに送信する。
ステップ1604、キャリアから1つのTRPを選択する選択ルールをUEに設定/指示する。
ここで、本開示の1つの実施例において、選択ルールは、
ルール1:キャリアにおいて事前定義された伝送タイミングに対応するTRPを1つのTPRとして選択すること、又は
ルール2:キャリアにおけるいずれか1つのTRPをデフォルトで1つのTRPとすること、を含んでもよい。
ここで、ルール1とルール2に関連する説明は上記実施例を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明を省略する。
ステップ1605、UEから送信された各キャリアに対応する1つのTRPのPHR報告を受信する。
ここで、ステップ1601~1603、ステップ1605に関する説明は、上記実施例の説明を参照されたく、本開示の実施例では詳しい説明が省略される。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告方法では、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
図17は、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置900の構造概略図であり、図17に示すように、前記装置1700は、
基地局から送信された設定情報を受信するための受信モジュール1701であって、前記設定情報が、前記UEが1つのキャリアにおいて少なくとも1つの送受信点(TRP)のパワーヘッドルームレポート(PHR)の報告をサポートすることを指示し、
前記受信モジュール1701が、前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する支持1つ又は複数のTRPの電力制御パラメータをさらに受信し、
前記受信モジュール1701が、前記基地局から送信された、1つ又は複数のTRPをサポートするPHRの報告トリガー条件をさらに受信するものと、
前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも1つのTRPのPHR報告をトリガーするための報告モジュール1702と、を含む。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置之中、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告モジュールはさらに、
前記電力制御パラメータと前記報告トリガー条件に基づいて、前記UEが前記報告トリガー条件を満たすと決定した場合、前記基地局に前記キャリアにおける各TRPのPHRを報告する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告モジュールはさらに、前記各TRPを並べ替え、
前記各TRPの並び順に従って前記各TRPのPHRを順次並べ替え、
順次並べ替えられる各TRPのPHRを前記基地局に送信する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告モジュールはさらに、事前定義された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替え、
プロトコルにより規定された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替え、
ネットワークにより設定/指示された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替え、
前記各TRPを自主的に並べ替える。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告モジュールは、さらに、前記キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に前記各TRPが前記キャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
各TRPの電力バックオフ値を順次報告し、
前記UEの電力バックオフ値を報告する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告モジュールは、さらに、各TRPの識別子を順次報告する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記電力制御パラメータは、
キャリア上のTRPに対応する第1情報、
キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリア上のTRPに対応する第1情報は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応する最大許容露光量(MPE)電力閾値、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するMPEミリ波FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリア上のTRPに対応する識別情報は、
前記キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
前記キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
前記キャリア上のTRPの測定用参照信号(SRS)リソースセット識別子、
前記キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記アップリンク物理チャネルは、
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、
SRS、
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリアに対応する第2情報は、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリアに対応するMPE電力閾値、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告トリガー条件は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含む。
図18は、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置1000の構造概略図であり、図18に示すように、前記装置1800は、
UEが1つのキャリアにおいて少なくとも1つのTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報をUEに送信する送信モジュール1801であって、
前記送信モジュール1801が、少なくとも1つのキャリアに対応する、1つ又は複数のTRPをサポートする電力制御パラメータを前記UEに送信し、
前記送信モジュール1801が、1つ又は複数のTRPをサポートするPHRの報告トリガー条件を前記UEに送信するものと、
前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも1つのTRPのPHRを受信するための受信モジュール1802と、を含む。
以上により、本開示の実施例によって提供されるパワーヘッドルームレポートの報告装置之中、UEは、基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータ、及び少なくとも1つのTRPに対応するPHR報告トリガー条件を受信する。この後、基地局は、該電力制御パラメータ及び報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーする。このことから分かるように、本開示の実施例は、multi-TRPシーンにおけるPHR報告方法を提供している。そして、本開示の実施例によって提供される方法では、電力制御パラメータは、キャリアに対応する電力制御パラメータだけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータをも含み、PHR報告トリガー条件には、キャリアに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件だけではなく、キャリア上のTRPに対応する電力制御パラメータに基づくトリガー条件も含まれており、これによって、電力制御パラメータ及びPHR報告トリガー条件の設定が強化された。
本開示の実施例では、PHRを報告する時、報告内容に対して様々な選択が追加され、報告データ量を増加させることなく報告内容を充実させる。同時に、本開示の実施例では、PHRを報告する際にTRPの識別子も報告され、これにより、基地局は、報告されるPHRに対応するTRPを確実に把握でき、したがって、異なるチャネルで異なる条件下の動的なスケジューリングをサポートすることができ、正確な電力制御を実現して、ネットワークリソースの効果的な割り当てを確保する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記受信モジュールはさらに、
前記UEから送信された各キャリアにおける各TRPのPHRを受信する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記装置はさらに、
前記各TRPを並べ替えるための並べ替えルールを前記UEに設定/指示する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記受信モジュールはさらに、
前記キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に前記各TRPが前記キャリアにおいて送信可能な最大電力を順次受信し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信し、
各TRPの電力バックオフ値を順次受信し、
前記UEの電力バックオフ値を報告する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記受信モジュールはさらに、
各TRPの識別子を順次受信する。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記電力制御パラメータは、
キャリア上のTRPに対応する第1情報、
キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリア上のTRPに対応する第1情報は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリア上のTRPに対応するMPEミリ波FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリア上のTRPに対応する識別情報は、
前記キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
前記キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
前記キャリア上のTRPのSRSリソースセット識別子、
前記キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記アップリンク物理チャネルは、
PUCCH、
PUSCH、
SRS、
PRACH、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記キャリアに対応する第2情報は、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
キャリアに対応するMPE電力閾値、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む。
選択可能に、本開示の1つの実施例において、前記報告トリガー条件は、
キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含む。
本開示の実施例によって提供されるコンピュータ記憶媒体は、実行可能なプログラムが記憶されおり、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行されると、図1~図7又は図8~図16のいずれか一項に示す方法を実現することができる。
上記実施例を実現するために、本開示は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、図1~図7又は図8~図16のいずれか一項に示す方法を実現する。
そのため、上記実施例を実現するために、本開示は、コンピュータプログラムをさらに提供し、該プログラムは、プロセッサによって実行されると、図1~図7又は図8~図16のいずれか一項に示す方法を実現する。
図19は本開示の1つの実施例によって提供されるユーザイクイップメント(UE)1900のブロック図である。例えば、UE1900は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末装置、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
図19を参照すると、UE1900は、処理コンポーネント1902、メモリ1904、電源コンポーネント1906、マルチメディアコンポーネント1908、オーディオコンポーネント1910、入力/出力(I/O)のインターフェース1912、センサコンポーネント1914、以及通信コンポーネント1916、のうちの少なくとも1つのコンポーネントを含むことができる。
処理コンポーネント1902は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作のようなUE1900の全般の操作を制御する。処理コンポーネント1902は、上記の方法の全部又は一部のステップを完成させるように、少なくとも1つのプロセッサ1920を含むことで命令を実行することができる。また、処理コンポーネント1902は、処理コンポーネント1902とその他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント902は、マルチメディアコンポーネント1908と処理コンポーネント1902とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
メモリ1904は、様々なタイプのデータを記憶することにより、UE1900での操作をサポートするように構成される。これらのデータの例は、UE1900において操作される如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオ等を含む。メモリ1904は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクなど、如何なるタイプの揮発性または非揮発性ストレージデバイスまたはそれらの組み合せで実現することができる。
電源コンポーネント1906はUE1900の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント1906は電源管理システム、1つまたは複数の電源、UE1900のために電力を生成、管理および配分することに関連する他のコンポーネントを含むことができる。
マルチメディアコンポーネント1908は、前記UE1900とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンはユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライドとタッチパネルにおけるジェスチャを検出するように、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサはタッチまたはスライド動作の境界だけではなく、前記タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出する。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント1908は1つのフロントカメラおよび/またはリアカメラを含む。UE1900が撮影モードまたはビデオモードなどの操作モードにある時、フロントカメラおよび/またはリアカメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは1つの固定した光学レンズシステムまたは焦点距離や光学ズーム機能を有するものであってもよい。
オーディオコンポーネント1910はオーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント1910は1つのマイクロフォン(MIC)を含み、UE1900が呼び出しモード、記録モードや音声認識モードなどの操作モードである場合、マイクロフォンは、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されるオーディオ信号はさらにメモリ1904に記憶することができ、または通信コンポーネント1916経由で送信することができる。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント1910はオーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
I/Oインターフェース1912は処理コンポーネント1902と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンはホームページボタン、音量ボタン、起動ボタンおよびロックボタンを含むが、これらに限定されない。
センサコンポーネント1913は、UE1900のために各方面の状態評価を提供するために1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1913はUE1900のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば前記コンポーネントはUE1900のディスプレイとキーパッドであり、センサコンポーネント1913はUE1900またはUE1900の1つのコンポーネントの位置の変化、ユーザとUE1900との接触が存在するか否か、UE1900の方位または加速/減速、およびUE1900の温度の変化をさらに検出することができる。センサコンポーネント1913は如何なる物理的接触もない時に付近に物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含んでもよい。センサコンポーネント1913は、CMOSまたはCCD画像センサのような、結像アプリケーションにおいて使用する光センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント1913は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含んでも良い。
通信コンポーネント1916は、UE1900と他の機器との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。UE1900は、通信基準に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、4G LTE、5G NRまたはそれらの組み合せにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例では、通信コンポーネント1916はブロードキャストチャネルを介して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信コンポーネント1916は短距離通信を促進するために、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術および他の技術に基づいて実現することができる。
例示的な実施例では、UE1900は上記方法を実行するために、1つまたは複数のアプリケーション専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはその他の電子素子によって実現されることができる。
図20は本願の実施例により提供される基地局2000のブロック図である。例えば、基地局2000は基地局として提供され得る。図20を参照すると、基地局2000は処理コンポーネント2011を含み、それは、少なくとも1つのプロセッサ、及びメモリ2032を始めとするメモリリソースをさらに含み、アプリケーションのような処理コンポーネント2022により実行可能な命令を記憶するために使用される。メモリ2032に記憶されるアプリケーションはそれぞれ一組の命令に対応する1つ以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント2015は、上記方法に記載の前記基地局に適用される任意の方法、例えば、図1に示す方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
ネットワーク機器2000は、ネットワーク機器2000の電源管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント2026と、基地局2000をネットワークに接続するように構成される1つの有線又は無線ネットワークインターフェース2050と、1つの入力出力(I/O)インターフェース2058とをさらに含んでも良い。基地局2000は、メモリ2032に記憶される操作システム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTM又は類似するシステムを操作することができる。
当業者は明細書を考慮し及びここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施形態を容易に想到し得る。本出願は本発明の如何なる変形、用途又は適応的変化をカバーしようとしており、これらの変形、用途又は適応的変化は本発明の一般的な原理に従い且つ本出願の開示されていない本技術分野における技術常識又は慣用されている技術的手段を含む。明細書及び実施例は例示的なものだけに見なされ、本出願の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲により指摘される。
なお、本出願は上記説明され且つ図面に示される正確な構造に限らず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができる。本出願の範囲は添付の特許請求の範囲によって制限される。

Claims (28)

  1. パワーヘッドルームレポートの報告方法であって、ユーザイクイップメント(UE)に適用され、
    基地局から送信された、前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数の送受信点(TRP)のパワーヘッドルームレポート(PHR)の報告をサポートすることを指示する設定情報を受信するステップと、
    前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを受信するステップと、
    前記基地局から送信された少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を受信するステップと、
    前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするステップと、を含む、
    ことを特徴とするパワーヘッドルームレポートの報告方法。
  2. 前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするステップは、
    前記電力制御パラメータと前記報告トリガー条件に基づいて、前記UEが前記報告トリガー条件を満たすと決定した場合、前記基地局に前記キャリアにおける各TRPのPHRを報告するステップ、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局に前記キャリアにおける各TRPのPHRを送信するステップは、
    前記各TRPを並べ替えるステップと、
    前記各TRPの並び順に従って前記各TRPのPHRを順次並べ替えるステップと、
    順次並べ替えられる各TRPのPHRを前記基地局に送信するステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記各TRPを並べ替えることは、
    事前定義された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替えること、
    プロトコルにより規定された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替えること、
    ネットワークにより設定/指示された並べ替えルールに従って前記各TRPを並べ替えること、
    前記各TRPを自主的に並べ替えること、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記基地局に前記キャリアにおける各TRPのPHRを報告することは、
    前記キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に前記各TRPが前記キャリアにおいて送信可能な最大電力を順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信された後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    各TRPの電力バックオフ値を順次報告すること、
    前記UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記基地局に前記キャリアにおける各TRPのPHRを報告するステップは、
    各TRPの識別子を順次報告するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記電力制御パラメータは、
    キャリア上のTRPに対応する第1情報、
    キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. キャリア上のTRPに対応する前記第1情報は、
    キャリア上のTRPに対応する識別情報、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
    キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
    キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
    キャリア上のTRPに対応する最大許容露光量(MPE)電力閾値、
    キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
    キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
    キャリア上のTRPに対応するMPEミリ波FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記キャリア上のTRPに対応する識別情報は、
    前記キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
    前記キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
    前記キャリア上のTRPの測定用参照信号(SRS)リソースセット識別子、
    前記キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記アップリンク物理チャネルは、
    物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、
    物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、
    SRS、
    物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記キャリアに対応する第2情報は、
    キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
    キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
    キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
    キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
    キャリアに対応するMPE電力閾値、
    キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
    キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
    キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 前記報告トリガー条件は、
    キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. パワーヘッドルームレポートの報告方法であって、基地局に適用され、
    UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報を前記UEに送信するステップと、
    少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを前記UEに送信するステップと、
    少なくとも1つのTRPの報告トリガー条件を前記UEに送信するステップと、
    前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHRを受信するステップと、を含む、
    ことを特徴とするパワーヘッドルームレポートの報告方法。
  14. 前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告を受信するステップは、
    前記UEから送信された各キャリアにおける各TRPのPHRを受信するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記各TRPを並べ替えるための並べ替えルールを前記UEに設定/指示するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記UEから送信された各キャリアにおける各TRPのPHRを受信することは、
    前記キャリアにおいて電力バックオフが設定されていることに応答して、電力バックオフ後に前記各TRPが前記キャリアにおいて送信可能な最大電力を順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUSCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUSCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUSCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していることに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPUCCHが設定されており、且つ前記UEが実際のPUCCHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PUCCHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが実際のSRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していることに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてSRSが設定されており、且つ前記UEが実際のSRSを送信していないことに応答して、各TRPが参照SRSを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが実際のPRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次報告すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが真実のPRACHを送信していることに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    前記キャリアにおいてPRACHが設定されており、且つ前記UEが実際のPRACHを送信していないことに応答して、各TRPが参照PRACHを送信した後のパワーヘッドルームを順次受信すること、
    各TRPの電力バックオフ値を順次受信すること、
    前記UEの電力バックオフ値、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記UEから送信された各キャリアにおける各TRPのPHRを受信するステップは、
    各TRPの識別子を順次受信するステップをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記電力制御パラメータは
    キャリア上のTRPに対応する第1情報、
    キャリアに対応する第2情報、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記キャリア上のTRPに対応する第1情報は、
    キャリア上のTRPに対応する識別情報、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量、
    キャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
    キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマー、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマー、
    キャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値、
    キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマー、
    キャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
    キャリア上のTRPに対応するMPEミリ波FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記キャリア上のTRPに対応する識別情報は、
    前記キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネル識別子、
    前記キャリア上のTRPのビーム情報識別子、
    前記キャリア上のTRPのSRSリソースセット識別子、
    前記キャリア上のTRPの電力制御パラメータセット識別子、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記アップリンク物理チャネルは、
    PUCCH、
    PUSCH、
    SRS、
    PRACH、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記キャリアに対応する第2情報は、
    キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアの識別情報、
    キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量、
    キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量、
    キャリアに対応するPHR周期報告タイマー、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイマー、
    キャリアに対応するMPE電力閾値、
    キャリアに対応するMPE報告禁止タイマー、
    キャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量、
    キャリアに対応するMPE FR2報告、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  23. 前記報告トリガー条件は、
    キャリア上のTRPに対応する識別情報を変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPのアップリンク物理チャネルの送信キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリア上のTRPのアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するPHR報告禁止タイマーがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおける前記キャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR周期報告タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のダウンリンクパスロス変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するダウンリンクパスロス変化量を超えていること、
    キャリアに対応するPHR報告禁止タイミングがタイムアウトになり、且つ前記TRPに対応する実際のアップリンク電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンク電力バックオフ変化量を超えていること、
    前記キャリアに対応するダウンリンクパスロス基準キャリアを変更すること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリア上のTRPに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するMPE電力閾値を超えていること、
    キャリアに対応するMPE FR2報告が設定されており、且つ前記TRPに対応するMPE電力バックオフ変化量が、前記電力制御パラメータにおけるキャリアに対応するアップリンクMPE電力バックオフ変化量を超えていること、
    キャリア上のTRPに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、
    キャリアに対応するMPE報告禁止タイマーがタイムアウトになったこと、のうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  24. パワーヘッドルームレポートの報告装置であって、
    基地局から送信された、前記UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報を受信するための受信モジュールであって、
    前記受信モジュールがさらに、前記基地局から送信された少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを受信し、
    前記受信モジュールがさらに、前記基地局から送信された少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を受信するものと、
    前記電力制御パラメータ及び前記報告トリガー条件に基づいて、各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHR報告をトリガーするための報告モジュールと、を含む、
    ことを特徴とするパワーヘッドルームレポートの報告装置。
  25. パワーヘッドルームレポートの報告装置であって、
    UEが1つのキャリアにおいて単一または複数のTRPのPHRの報告をサポートすることを指示する設定情報を前記UEに送信するための送信モジュールであって、
    前記送信モジュールがさらに、少なくとも1つのキャリアに対応する少なくとも1つのTRPの電力制御パラメータを前記UEに送信し、
    前記送信モジュールがさらに、前記UEに少なくとも1つのTRPのPHR報告トリガー条件を送信するものと、
    前記UEから送信された各キャリアに対応する少なくとも2つのTRPのPHRを受信するための受信モジュールと、を含む、
    ことを特徴とするパワーヘッドルームレポートの報告装置。
  26. ユーザイクイップメントであって、
    送受信機と、メモリと、それぞれ前記送受信機および前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記送受信機の無線信号の送受信を制御し、且つ請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実現するように構成される、
    ことを特徴とするユーザイクイップメント。
  27. 基地局であって、
    送受信機と、メモリと、
    それぞれ前記送受信機及び前記メモリに接続されるプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記送受信機の無線信号送受信を制御し、請求項13~23のいずれか一項に記載の方法を実現するように構成される、
    ことを特徴とする基地局。
  28. コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ実行可能な命令が記憶されており、前記コンピュータ実行可能な命令はプロセッサにより実行された後、請求項1~12又は13~23のいずれか一項に記載の方法を実現する、
    ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体
JP2024507149A 2021-08-06 パワーヘッドルームレポートの報告方法、装置、ユーザイクイップメント、基地局および記憶媒体 Pending JP2024530489A (ja)

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