JP2024527623A - 癌の治療のためのhpk1阻害剤としての置換ピラジン-2-カルボキサミド阻害剤 - Google Patents

癌の治療のためのhpk1阻害剤としての置換ピラジン-2-カルボキサミド阻害剤 Download PDF

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グラント ケトル,ジェイソン
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エスコバル,ランドルフ
メトラーノ,アンソニー
ソン,クン
シェペック,ジェイムズ
エバンズ ジーグラー,ロバート
ウー,イエ
シャー,リー
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グリーブ,タイラー
ムフー,アデルフ
バラージュ,アンバー
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Figure 2024527623000001
特定の式(I)の置換ピラジン-2-カルボキサミド、及びその薬学的に許容される塩が、それらを含む組成物、並びに治療におけるそれらの使用と共に開示されている。化合物は、造血前駆キナーゼ1(HPK1)の阻害剤であり、そのため癌の治療又は予防に特に有用である。
【化1】

Description

本技術分野は、特定の式(I)の置換ピラジン2-カルボキサミド及びその薬学的に許容される塩、並びにそれらを含有する組成物及び治療におけるそれらの使用に関する。式(I)の化合物は造血前駆キナーゼ1(HPK1)の阻害剤であり、したがって癌などの異常な細胞増殖性障害の治療又は改善に特に有用である。
近年、免疫学的チェックポイント及びそれらの阻害の発見により、腫瘍と戦うために身体自身の免疫系を利用することによって癌を標的とする新たな手段が明らかになってきた。チェックポイント療法はいくつかの腫瘍タイプにおいて非常に有望であることが示されているが、応答するのは癌患者の一部のみであり、より広い範囲の患者に到達するためには新規の療法が必要とされている。
T細胞は癌免疫サイクルにおいて重要であり(非特許文献1;非特許文献2)、それらは腫瘍細胞を認識し死滅させるエフェクター細胞である。癌患者では、T細胞が抗原への慢性曝露によって腫瘍微小環境において疲弊し、非機能的になる。さらに、PGE2、TGFβ、アデノシンなどの腫瘍における抑制シグナルは、これらの細胞の機能を妨げる。したがって、T細胞機能を増強し、疲弊したT細胞の機能を救済する治療は、腫瘍制御の改善をもたらす。
分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ1(MAP4K1)としても知られるHPK1(造血前駆キナーゼ1)は、造血細胞においてのみ発現するSte20関連セリン/トレオニンキナーゼであり、T細胞シグナル伝達及び殺腫瘍性サイトカイン産生の負の調節因子として作用する。TCRライゲーション後、HPK1はSer376でその標的SLP76をリン酸化し、SLP76を14-3-3と会合させ、それによりLATシグナロソームの解離をもたらし(非特許文献3;非特許文献4)、したがって、T細胞活性化を制限する(非特許文献5)。HPK1の喪失又は不活性キナーゼ(キナーゼデッド)はT細胞の活性化を増強し、サイトカイン分泌及び増殖の増加をもたらす(非特許文献4;非特許文献6)。HPK1はまた、プロテインキナーゼA(PKA)を介する免疫抑制性プロスタグランジンE2(PGE2)に応答してT細胞シグナル伝達を阻害することができる(非特許文献7;非特許文献8;非特許文献9)。最近の文献に、腫瘍サーベイランスの推進におけるHPK1のキナーゼドメインの必須機能が記載されており、HPK1のキナーゼドメインの不活性化は、マウス腫瘍モデルにおいて腫瘍進行を防止する。重要なことに、野生型マウスとキナーゼデッドマウスを比較した研究では、HPK1のキナーゼ機能の喪失が慢性ウイルス感染及びPGE2高腫瘍モデルにおける疲弊からT細胞を救出できることが示されている(非特許文献4;非特許文献6)。T細胞におけるその機能とは別に、HPK1はまた、腫瘍免疫にも寄与するのであろうB細胞、樹状細胞及びNK細胞などの他の免疫細胞において負の調節因子として作用することが報告されている(非特許文献10)。HPK1のキナーゼ活性は、T細胞機能の調節に必須であると示唆されており(非特許文献6)、T細胞機能及び他の免疫細胞型を増強する癌免疫療法において使用するためのHPK1の小分子阻害剤の開発を支持している。HPK1タンパク質は、ATP結合部位アミノ酸23~46を含有する調節ドメインであるN末端キナーゼドメインを含有する(非特許文献11)。中間ドメインは、足場機能を示唆するCrkl、Grb2及びHIP-55などのSH3含有タンパク質に対する結合部位を有するプロリンリッチモチーフを有する。シトロン相同性ドメインはC末端にあり、これはT細胞接着を含む分子相互作用において調節ドメインとして作用し得る。LCK及びZAP70は、HPK1 Tyr-379リン酸化及びキナーゼ活性化を誘導する(非特許文献12;非特許文献13;非特許文献14)。T細胞(SLP76)及びB細胞(BLNK)のシグナル伝達のための必須アダプターは、T細胞及びB細胞の両方において下流シグナル伝達の遮断を補助する活性化HPK1に結合することが報告されている(非特許文献15)。まとめると、癌免疫療法のための小分子キナーゼ阻害剤を用いてHPK1を標的とする強力な理論的根拠が存在する。
HPK1阻害剤は、単独で、又は癌の治療のための他の治療薬と組み合わせて使用することができる。HPK1阻害剤は、チェックポイント遮断PD-(L)1軸又はCTLA4と組み合わせて、チェックポイント遮断に対する応答率を高めるために使用することができる。チェックポイント遮断に対する一次又は二次耐性は、HPK1阻害剤の潜在的な適応症であり得る。さらなる組み合わせには、放射線、化学療法、手術、腫瘍標的剤又は他の免疫標的剤が含まれ得る。
HPK1阻害剤は、多様な癌の適応症の治療薬として使用することができる。
多くのHPK1の小分子阻害剤が、例えばExpert Opinion on Therapeutic Patents、DOI:10.1080:13543776.2021-1924671に要約されているように、特許出願に開示されている。
特許文献1 HPK1 inhibitors and methods of using same
特許文献2 Azaindoles as inhibitors of HPK1
特許文献3 Spirocyclic 2,3-dihydro-7-azaindoles and uses there of
特許文献4 Isoquinolines as inhibitors of HPK1
特許文献5 Naphthyridine compounds and uses thereof
特許文献6 Isoquinoline compounds and uses thereof
特許文献7 Cinnoline compounds and for the treatment of HPK1-dependent disorders such as cancer
特許文献8 Isoquinoline compounds for the treatment of cancer
特許文献9 8-Aminoisoquinoline compounds and uses thereof
特許文献10 Methods for Human T-cell activation
特許文献11 Anilinopyrimidines as Haematopoietic progenitor kinase 1(HPK1) inhibitors
特許文献12 Substituted pyrrolopyridine-derivatives as MAP4K1 modulators for the treatment of cancer diseases
特許文献13 Preparation of substituted pyrrolopyridine derivatives as anticancer agents
特許文献14 Preparation of substituted pyrrolopyridine derivatives as anticancer agents
特許文献15 Substituted pyrrolopyridine derivatives
特許文献16 Substituted pyrrolopyridine derivatives
特許文献17 Substituted 6-azabenzimidazole compounds having HPK1 inhibitory activity
特許文献18 Substituted 6-azabenzimidazole compounds as HPK1 inhibitors
特許文献19 Substituted exo-methylene-oxindoles which are HPK1/MAP4K1 inhibitors
特許文献20 HPK1 inhibitors
特許文献21 Bicyclic HPK1 inhibitors
特許文献22 2,3-Dihydro-1H-pyrrolo[3,4-C]pyridine-1-one derivatives as HPK1 inhibitors for the treatment of cancer
特許文献23 Indoline compounds for use as MAP4K1 inhibitors
特許文献24 Oxindole compounds for use as MAP4K1 inhibitors
特許文献25 Pyrrolo[2,3-b]pyridines or pyrrolo[2,3-b]pyrazines as HPK1 inhibitor and the use thereof
特許文献26 Pyrrolo[2,3-b]pyridines as HPK1 inhibitor and uses thereof
特許文献27 Pyrrolo[2,3-b]pyrazines as HPK1 inhibitor and the use thereof
特許文献28 Tricyclic compounds as HPK1 inhibitor and use thereof
特許文献29 Aminopyrazine compounds as HPK1 inhibitor and the use thereof
特許文献30 HPK1 inhibitors and uses thereof
特許文献31 HPK1 inhibitors,preparation method and application thereof
特許文献32 Heterobifunctional Compounds as Degraders of HPK1
特許文献33 Isofuranone compounds useful as HPK1 inhibitors in the treatment of cancer and viral infections and their preparation
特許文献34 Preparation of pyrazolopyrimidine derivatives as HPK1 modulators and their use for the treatment of cancer
特許文献35 Pyrazolopyridone derivatives as HPK1 modulator and uses thereof for the treatment of cancer
特許文献36 Pyrazolopyridine derivatives as HPK1 modulator and uses thereof for the treatment of cancer
特許文献37 Pyrazolopyridine derivatives as HPK1 modulators and uses thereof for the treatment of cancer
特許文献38 Pyrazolopyridine compounds and uses thereof
特許文献39 6-Cyano-indazole compounds as Hematopoietic Progenitor Kinase 1(HPK1) Modulators
特許文献40 Preparation of indazolyl pyrimidines compounds and uses thereof.
特許文献41 Indazole compounds and uses thereof
特許文献42 Preparation of benzimidazole and indole compounds for inhibiting HPK1 activity
特許文献43 N-(Phenyl)-2-(phenyl) pyrimidine-4-carboxamide derivatives and related compounds as HPK1 inhibitors for treating cancer
特許文献44 Preparation of benzothiazole as HPK1 inhibitors for the treatment and prevention of cancer
特許文献45 Solid Forms of an HPK1 inhibitor
特許文献46 2,3-Dihydro-1H-pyrrolo[3,4-C]pyridine-1-one derivatives as HPK1 inhibitors for the treatment of cancer
特許文献47 HPK1 antagonists and uses thereof
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Nature,541(2017),321-330 Nature Reviews Immunology,20,(2020),651-668 J.Cell Biol.,195(2011),839-853 Nat.Immunol.,8(2007),84-91 J.Exp.Med.,204(2007),681-91 Cell Reports,25(2018),80-94 Blood,101(2003),3687-89 J.Biol.Chem.,282(2007),34693-99 Cancer Immunol.Immunother.,59(2010),419-29 Elife,2020,9 EMBO J.,15,1996,7013-25 Oncogene,20(2001),1703-14 Immunity,12(2000),399-408 J.Biol.Chem.,276(2001),45207-16 J.Biol.Chem.,276(2001),18908-14
造血前駆キナーゼ1(HPK1)の阻害剤である化合物、薬剤としてのその使用、この化合物を含有する医薬組成物、及びその製造のための合成経路が提供される。
一実施形態では、式(I)の化合物
Figure 2024527623000002
[式中、
、X及びXは独立してCR又はNから選択され(但し、XがNである場合、XはCRであり、XがNである場合、XはCRである);
はシクロプロピル又はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はH、NH又はC1~2アルキルであり(ここで、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
式(I)の化合物は、HPK1の阻害剤である。したがって、式(I)の化合物は薬剤として、特にHPK1の阻害に反応する障害、疾患又は病態のための薬剤として、より具体的には癌のための薬剤として使用し得る。
別の実施形態では、立体化学が未定義であり、例えばラセミ体又はジアステレオマーの混合物である、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩が提供される。
別の実施形態では、治療有効量の式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される希釈剤、添加剤及び/又は不活性担体とを含む医薬製剤が提供される。
さらなる実施形態では、HPK1の阻害が有益であろう病態の治療に使用するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩を含む医薬製剤が提供される。
さらなる実施形態では、治療、特に哺乳類(特にヒト)の癌の治療に使用するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、癌の治療用薬剤を製造するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の使用が提供される。
さらなる実施形態では、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の投与により、哺乳類(特にヒト)においてHPK1のレベルが低減される。
別の態様によれば、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩及びこれらの調製で使用される中間体を調製するプロセスが提供される。
本明細書に例示されている式(I)の化合物は、酵素活性アッセイにおいてHPK1に関して100nmol/L未満のIC50を有する。式(I)の化合物はまた、インビボで所望の効果及び望ましくない効果を分離することにより、有望な薬理学的プロファイルを示す。
実施例8、形態A:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド)のX線粉末回析パターンを示す。 実施例8、形態A:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例8、形態F:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例8、形態F:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例8、形態F:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドの分子構造を示す。 実施例8、形態G:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例8、形態G:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド)のDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例8、形態I:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド)のX線粉末回析パターンを示す。 実施例8、形態I:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド)のDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例8、形態I:5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド)の分子構造を示す。 実施例213、形態A:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態A:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態B:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態B:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態C:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態C:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態D:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態A、HCl塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態A、HCl塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態B、HCl塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態B、HCl塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態A、メタンスルホン酸塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態A、メタンスルホン酸塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態B、メタンスルホン酸塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのX線粉末回析パターンを示す。 実施例213、形態B、メタンスルホン酸塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。 実施例213、形態C、メタンスルホン酸塩:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドのDSC/TGAサーモグラムを示す。
この詳細な説明及びその具体例は、実施形態を示しているものの、単に例示を目的とすることを意図したものである。したがって、本明細書で説明されている例示的な実施形態に限定されるものではない。加えて、明瞭さを理由として別々の実施形態に関連して説明されている様々な特徴を組み合わせて、単一の実施形態を形成し得ることも認識されたい。逆に言うと、簡潔さを理由として単一の実施形態に関連して説明されている様々な特徴を組み合わせて、これらの部分的組み合わせも形成し得る。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されている様々な用語の定義を下記に列挙する。
本明細書において、ある群が「上記で定義された」で修飾されている場合、前記群は、最初の且つ最も広い定義並びにこの群に関する他の定義のそれぞれ及びすべてを包含することを理解されたい。
本明細書では、「C1~4」は1、2、3又は4個の炭素原子を有する炭素基を意味することを理解されたい。
本明細書では、「C1~3」は1、2又は3個の炭素原子を有する炭素基を意味することを理解されたい。
本明細書では、「C1~2」は1又は2個の炭素原子を有する炭素基を意味することを理解されたい。
本明細書において、別途明記されていない限り、用語「アルキル」は、直鎖のアルキル基及び分枝鎖のアルキル基の両方を含み、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、sec-ブチル又はtert-ブチルであり得るがこれらに限定されない。
本明細書において、「アリール」は、例えばフェニル又はナフチルなどの、6~10個の炭素原子を有する芳香族基又は部分芳香族基を意味することを理解されたい。
本明細書において、「ヘテロアリール」は、5~10個の原子を有し、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択される1個以上のヘテロ原子を含有する単環式又は二環式の芳香環又は部分芳香環を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(5~6員)ヘテロアリール」は、5~6個の原子を有し、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択される1個以上のヘテロ原子を含有する芳香環を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(6員)ヘテロアリール」は、6個の原子を有し、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択される1個以上のヘテロ原子を含有する芳香環を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(6員)ヘテロアリール」は、例えば2-ピリドンを意味することを理解されたい。
本明細書において、「(5員)ヘテロアリール」は、5個の原子を有し、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択される1個以上のヘテロ原子を含有する芳香環を意味することを理解されたい。
本明細書において、「ヘテロシクロアルキル」は、4~10個の原子を有し、環炭素原子の少なくとも1個が、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択されるヘテロ原子で置き換えられている、部分的又は完全に飽和した単環式、二環式又は架橋炭化水素環系を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(5~8員)ヘテロシクロアルキル」は、合計5又は6個の環原子を含有し、環炭素原子の少なくとも1個が、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択されるヘテロ原子で置き換えられている、部分的又は完全に飽和した単環式、二環式又は架橋炭化水素環系を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(5~6員)ヘテロシクロアルキル」は、合計5又は6個の環原子を含有し、環炭素原子の少なくとも1個が、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択されるヘテロ原子で置き換えられている、部分的又は完全に飽和した単環式、二環式又は架橋炭化水素環系を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(7員)ヘテロシクロアルキル」は、合計7個の環原子を含有し、環炭素原子の少なくとも1個が、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択されるヘテロ原子で置き換えられている、部分的又は完全に飽和した単環式、二環式又は架橋炭化水素環系を意味することを理解されたい。
本明細書において、「(6員)ヘテロシクロアルキル」は、合計6個の環原子を含有し、環炭素原子の少なくとも1個が、窒素、酸素又は硫黄から独立して選択されるヘテロ原子で置き換えられている、部分的又は完全に飽和した単環式、二環式又は架橋炭化水素環系を意味することを理解されたい。
本明細書において、「ヘテロシクロアルキル」置換基は、適切な価数を有する窒素原子を介して、又は任意の環炭素原子を介して結合し得ることを理解されたい。
本明細書では、別途明記されない限り、用語「薬学的に許容される」は、正常な医学的判断に従った使用に適切である部分(例えば、塩、剤形又は賦形剤)を特徴付けるために使用される。一般に、薬学的に許容される部分は、その部分が有し得る有害な作用を凌ぐ1つ又は複数の利点を有する。有害な作用として、例えば、過剰な毒性、刺激作用、アレルギー反応、並びに他の問題及び合併症を挙げ得る。
式(I)の化合物であって、X、X、X及びR~R11が式(I)で定義された通りである化合物が提供される。
一実施形態では、X、X及びXは独立してCR又はNから選択され、但し、XがNである場合、XはCRであり、XがNである場合、XはCRである。
さらなる実施形態では、X、X及びXはCRである。
なおさらなる実施形態では、XはNであり、X及びXはCRである。
なおさらなる実施形態では、X及びXはNであり、XはCRである。
なおさらなる実施形態では、X及びXはNであり、XはCRである。
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
一実施形態では、Rはシクロプロピル又はC1~3アルキルであり、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFで置換されている。
さらなる実施形態では、Rはシクロプロピル又はC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはシクロプロピル又はCHである。
なおさらなる実施形態では、Rはシクロプロピルである。
なおさらなる実施形態では、RはCHである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCFである。
一実施形態では、RはH、NH又はC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFで置換されている。
さらなる実施形態では、RはNHである。
なおさらなる実施形態では、RはC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはCHである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCFである。
なおさらなる実施形態では、RはHである。
一実施形態では、RはH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択される。
さらなる実施形態では、RはR、OR、NHR及びシクロプロピルから選択される。
なおさらなる実施形態では、RはR、NHR及びシクロプロピルから選択される。
はC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~4アルキルから選択され、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~2アルキルから選択され、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはCHである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCFである。
なおさらなる実施形態では、Rはシクロプロピルである。
なおさらなる実施形態では、RはNHC1~4であり、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはNHC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはNHCHである。
なおさらなる実施形態では、RはNHCHである。
なおさらなる実施形態では、RはNHCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはNHCFである。
一実施形態では、Rはアリール又はヘテロアリールから選択され、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
はC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
はNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択される。
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)。
なおさらなる実施形態では、Rはアリールから選択され、前記アリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、NH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにOR、R、R、R、OR、OCH、OR、OCH及びCHから選択される置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びに(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びに(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びに(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態において、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCHヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(5~8員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(6員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(7員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(7員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(7員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(7員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはフェニルから選択され、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにCH(7員)ヘテロシクロアルキルから選択される置換基によって置換され、前記(7員)ヘテロシクロアルキルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rはヘテロアリールから選択され、前記ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにOR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにR及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(5~8員)ヘテロシクロアルキル及びCH(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(6員)ヘテロアリールから選択され、前記(6員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(6員)ヘテロシクロアルキル及びCH(6員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる一実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにOR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにR及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(5~8員)ヘテロシクロアルキル及びCH(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(6員)ヘテロシクロアルキル及びCH(6)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロアリールから選択され、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはピラゾリルであり、前記ピラゾリルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは1H-ピラゾール-4-イルであり、前記1H-ピラゾール-4-イルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは1H-ピラゾール-4-イルであり、前記1H-ピラゾール-4-イルは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基で置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは1H-ピラゾール-4-イルであり、前記1H-ピラゾール-4-イルはRから独立して選択される0、1又は2個の置換基で置換されている。
一実施形態では、RはH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
さらなる実施形態では、RはHである。
なおさらなる実施形態では、RはC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルはFから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはCHである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCHFである。
なおさらなる実施形態では、RはCFである。
一実施形態では、RはC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
さらなる実施形態では、RはC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、並びにOH、CN及びN(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~4アルキルであり、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
なおさらなる実施形態では、RはC1~2アルキルであり、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている。
一実施形態では、RはNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択される。
さらなる実施形態では、Rはシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択される。
なおさらなる実施形態では、Rはシクロプロピルから選択され、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rはシクロブチルから選択され、前記シクロブチルは0又は1個のOHによって置換されている。
一実施形態では、RはSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
さらなる実施形態では、Rは(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5~6員)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(6員)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは(5員)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている。
一実施形態では、RはOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
さらなる実施形態では、Rは-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキルから選択され、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている。
なおさらなる実施形態では、Rは-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基によって置換されている)及びN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択される。
一実施形態では、R10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
さらなる実施形態では、R10はHである。
なおさらなる実施形態では、R10はC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、R10はC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはF、CN及びNHから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
なおさらなる実施形態では、R10はC1~2アルキルから独立して選択され、前記C1~2アルキルはFから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている。
一実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000003
[式中、
、X及びXは独立してCRから選択され;
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000004
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000005
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH3、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000006
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はアリールから選択され(ここで、前記アリールは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000007
(式中、
、X及びXはCR
であり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000008
[式中、
、X及びXはCRであり;
は、Hであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000009
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);且つ
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000010
[式中、
、X及びXはCRであり;
は、Hであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000011
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000012
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにOR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1-2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000013
(式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにR及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);且つ
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択される(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000014
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(5~8員)ヘテロシクロアルキル及びCH(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);且つ
はC1~4アルキルである(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IA)の化合物
Figure 2024527623000015
[式中、
、X及びXはCRであり;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);且つ
はシクロプロピルから選択される(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
一実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000016
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000017
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2はF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000018
[式中、
及びX独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000019
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はアリールから選択され(ここで、前記アリールは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000020
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000021
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000022
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はフェニルから選択され(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000023
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000024
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCH、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000025
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにOR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、NH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH及びシクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)から選択され;
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
はOR10、N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);且つ
11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000026
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにR及びCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及び ORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH 及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている)]又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000027
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びに(5~8員)ヘテロシクロアルキル及びCH(5~8員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);且つ
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IB)の化合物
Figure 2024527623000028
(式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);且つ
はシクロプロピルから選択される(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
一実施形態では、式(IC)の化合物
Figure 2024527623000029
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
はシクロプロピル又はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、式(IC)の化合物
Figure 2024527623000030
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);;
はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、式(IC)の化合物
Figure 2024527623000031
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
なおさらなる実施形態では、式(IC)の化合物
Figure 2024527623000032
[式中、
及びXは独立してCRから選択され;
はHであり;
はCHであり;
はシクロプロピルであり;
はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている)]
又はその薬学的に許容される塩が提供される。
1つ又は複数の上記実施形態を組み合わせてさらなる具体的な実施形態を提供し得る。
一実施形態では、式(I)の化合物は、以下から選択される:
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(エチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(シクロプロピルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(プロパ-2-イニルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1R,2R)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1S,2S)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(シアノメチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[[(2R)-2-フルオロプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[[(2S)-2-フルオロプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-エチニル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-エトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-[(1-メチルシクロプロピル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シアノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルイミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3-シクロプロピルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-[3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル]-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(7-シアノ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
6-(3,4-ジメチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-((4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
[4-[[3-カルバモイル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート、
3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(4-アミノアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩、
3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(2-シアノ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
(R)-3-((4-((3-フルオロピロリジン-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-[[(3S)-3-フルオロピロリジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-[(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-[[(3S)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドトリス-ギ酸塩、
3-[4-[[(3R)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3S)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3R)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2R)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2S)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[(1-イソプロピル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
rel-(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
rel-(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
rel-(R)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
rel-(S)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
及びこれらの薬学的に許容される塩。
これらの具体的な化合物のいずれか1つは、本明細書で言及されている実施形態のいずれかから除外され得ることに留意されたい。
一実施形態では、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩を調製するプロセス、並びにその調製で使用される中間体が提供される。
別の実施形態は、本明細書で開示されるプロセス又は実施例のいずれかにより得られる製品である。
医学的及び薬学的使用
式(I)の化合物及びそれらの薬学的に許容される塩は、それらが造血前駆キナーゼ1(HPK1)の阻害剤として薬理学的活性を有し、それにより癌などの常な細胞増殖性障害の治療又は改善に特に有用であるので有益である。
式(I)の化合物は、HPK1の阻害剤である。したがって、式(I)の化合物は薬剤として使用し得、特にHPK1の阻害に反応する障害、疾患又は病態のための薬剤、より具体的には癌のための薬剤として使用し得る。
さらなる実施形態では、HPK1の阻害が有益であるであろう病態の治療に使用するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩を含む医薬製剤が提供される。
さらなる実施形態では、治療、特に哺乳類(特にヒト)の癌の予防又は治療に使用するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩が提供される。
さらなる実施形態では、癌の治療用薬剤を製造するための、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の使用が提供される。
さらなる実施形態では、式(I)の化合物又は式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の投与により、哺乳類(特にヒト)においてHPK1のレベルが低減される。
上記の治療的指標に関して、当然のことながら、投与される投薬量は、用いられる化合物、投与方法及び望まれる治療に応じて異なる。しかしながら一般に、化合物が固形の投薬量1~2000mg/日で投与される場合には、満足な結果が得られる。
式(I)の化合物及びその薬学的に許容される誘導体は、それ自体で、又はその化合物又は
誘導体が薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤又は担体との混合物の状態にある適切な医薬組成物の形で使用され得る。したがって、別の態様は、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤又は担体との混合物の状態で式(I)の新規な化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物に関する。投与は、限定されないが、経腸的(経口、舌下又は直腸内など)、鼻腔内、吸入、静脈内、局所又は他の非経口的経路による投与であり得る。好適な医薬製剤の選択及び調製のための従来の手順は、例えば、Pharmaceuticals-The Science of Dosage Form Designs,M.E.Aulton,Churchill Livingstone,2ndEd.2002に記載されている。医薬組成物は好ましくは、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩を80%未満、より好ましくは50%未満含む。
薬理学的特性
式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩は、HPK1の阻害に反応する障害、疾患又は病態、より具体的には癌の予防又は治療に有用であると考えられる。
不確かさを避けるために、本明細書で使用される場合、「治療」という用語は、治療的及び/又は予防的処置を含む。
本明細書に記載の化合物又は塩が、障害を治療するための療法として投与される場合、「治療有効量」は、障害の症状又は他の有害な作用を低減又は完全に緩和するのに、障害を治癒させるのに、障害の進行を逆転させる、完全に止める又は進行を遅くするのに、或いは障害が悪化するリスクを低減するのに十分な量である。
したがって、本明細書に記載の化合物は、これらの病態の治療的及び/又は予防的処置の両方に適応される。
本明細書に記載の化合物は、従来技術の既知の化合物よりも、より有効であり、より毒性が低く、より選択的であり、より強力であり、副作用がより少なく、より容易に吸収され、且つ/又はより良い薬物動態プロファイル(例えば、より高い経口バイオアベイラビリティ及び/又はより低いクリアランス)を有する、という利点を有する。
組み合わせ療法
式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩はまた、上記の病態の治療に使用される他の化合物と組み合わせて投与し得る。
別の実施形態は、上記で列挙された病態の1つ又は複数の治療のために、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩と第2の活性成分とを同時に、順次に又は混合で投与する組み合わせ療法である。そのような組み合わせは1種又は複数のさらなる活性成分と組み合わせて使用し得る。
式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩は、チェックポイント遮断に対する奏効率を高めるために、チェックポイント遮断PD-(L)1軸又はCTLA4と組み合わせて使用することができる。チェックポイント遮断に対する一次又は二次耐性は、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩の潜在的な兆候であり得る。さらなる組み合わせには、放射線、化学療法、手術、腫瘍標的剤又は他の免疫標的剤が含まれ得る。
組み合わせ療法で使用する場合、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び他の活性成分は、単一の組成物で、完全に別々の組成物で、又はその組み合わせで投与することが考えられる。また活性成分は、一緒に、同時に、順次又は個別に投与ことが考えられる。
組み合わせ療法の特定の組成物及び投薬頻度は、例えば投与経路、治療されている病態、患者の種、単一の組成物に組み合わせられる場合の活性成分間のあらゆる潜在的な相互作用、それらが動物患者に投与された場合の活性成分間のあらゆる相互作用、並びに医師(ヒト患者に関して)、獣医(非ヒト患者に関して)及び他の当業者に知られている様々な他の因子を含む、様々な因子に応じて異なるであろう。
医薬組成物
HPK1の阻害が必要とされる病態の治療方法であって、かかる病態を有する、又はかかる病態に罹りやすい人に、治療有効量の式(I)の化合物を投与することを含む方法が提供される。
式(I)の化合物は通常、薬学的に許容される剤形で、活性成分又はその薬学的に許容される塩を含む医薬製剤の形態で、経口、局所、非経口、静脈内、筋肉内、皮下又は他の注射可能な方法で、口腔内、直腸内、経膣、経皮及び/又は経鼻経路を介して、且つ/又は吸入を介して投与される。組成物は、治療しようとする障害及び患者、並びに投与経路に応じて、様々な用量で投与され得る。好適な医薬製剤の選択及び調製のための従来の手順は、例えば、Pharmaceuticals-The Science of Dosage Form Designs,M.E.Aulton,Churchill Livingstone,2ndEd.2002に記載されている。
ヒトの治療的処置における式(I)の化合物の好適な1日量は、約0.0001~100mg/kg体重、好ましくは0.01~10mg/kg体重である。
経口製剤が好ましく、特に、当業者に公知の方法によって製剤化されて0.007mg~700mgの範囲の用量の活性化合物を提供することができる錠剤又はカプセル剤が好ましい。
投与の最適な投薬量及び頻度は、治療される特定の病態及びその重症度;患者の種;特定の患者の年齢、性別、サイズ、体重、食事及び全体的な身体状態;脳/体の重量比;患者が摂取し得る他の薬剤;投与経路;配合;並びに医師及び当業者に知られた他の種々の因子に応じて異なる。
したがって、さらなる態様によれば、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される誘導体を、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤及び/又は担体との混合物の状態で含む医薬製剤が提供される。
式(I)の化合物は、医薬製剤中に、製剤全体に対して0.1~99.5重量%、例えば0.5~95重量%の濃度で含まれ得る。
官能基の保護及び脱保護は、Protective Groups in Organic Synthesis,4thEd,T.W.Greene and P.G.M. Wuts,Wiley-Interscience(2006)及びProtecting Groups,3rdEd,P.J. Kocienski,Georg Thieme Verlag(2005)に記載されている。
さらなる実施形態は、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩を包含する。
式(I)の化合物の塩は、1つ又は複数の化学的又は物理的特性、例えば様々な温度及び湿度での安定性、又はHO中、油中若しくは他の溶媒中での望ましい溶解性により、有利であり得る。場合により、塩はこの化合物の単離又は精製を助けるために使用し得る。いくつかの実施形態(特に塩が、動物(例えば、ヒト)への投与を意図されているか、又は動物への投与が意図されている化合物若しくは塩の製造に使用するための試薬である)では、この塩は薬学的に許容される。
「薬学的に許容される」という用語は、適切な医学的判断に従って使用するのに適している部分(例えば、塩、剤形、又は賦形剤)を特徴付けるために使用される。一般に、薬学的に許容される部分は、その部分が有し得る有害な作用を凌ぐ1つ又は複数の利点を有する。有害な作用として、例えば、過剰な毒性、刺激作用、アレルギー反応、並びに他の問題及び合併症を挙げ得る。
本化合物が十分に塩基性である場合、薬学的に許容される塩として、限定はされないが、無機酸付加塩又は有機酸付加塩が挙げられる。
好適な塩に関する総説については、Berge et al.,J.Pharm. Sci.,1977,66,1-19、又はHandbook of Pharmaceutical Salts:Properties,Selection,and use,P.H. Stahl,P.G. Vermuth,IUPAC,Wiley-VCH,2002を参照されたい。
酸の共形成成分(co-former)が室温で固体であり、且つ式(I)の化合物とかかる酸共形成成分との間にプロトン移動がないか又は部分的なプロトン移動のみある場合、塩ではなく、共形成成分と式(I)の化合物の共結晶が生じ得る。式(I)の化合物のかかるすべての共結晶形態が、本明細書において包含される。
式(I)の特定の化合物が、式(I)の化合物の薬学的に許容される塩の溶媒和物などの溶媒和した形態(例えば、水和物)で存在し得ることもまた理解されたい。
さらなる実施形態では、式(I)の特定の化合物は、ラセミ体及びラセミ体混合物、単一エナンチオマー、個々のジアステレオマー及びジアステレオマー混合物として存在し得る。式(I)の特定の化合物はまた、結合(例えば、炭素-炭素結合、アミン結合などの炭素-窒素結合)を含有し得、この結合では、結合回転がその特定の結合について制限され、例えば環結合又は二重結合の存在に起因して制限される。立体異性体は、従来の技術(例えば、クロマトグラフィ又は分別結晶化)を使用して分離することができ、また立体選択的合成により製造することもできる。
さらなる実施形態では、式(I)の化合物は、式(I)の化合物の任意の同位体標識(又は「放射標識」)誘導体を包含する。そのような誘導体は、1つ又は複数の原子が、通常自然界で見られる原子質量又は質量数と異なる原子質量又は質量数を有する原子で置き換えられている、式(I)の化合物の誘導体である。組み込まれ得る同位元素の例としてはH(重水素の「D」とも記載される)が挙げられる。
さらなる実施形態では、式(I)の化合物は、ヒト又は動物の体内で分解されて式(I)の化合物を生じるプロドラッグの形態で投与され得る。
様々な形態のプロドラッグが当該技術分野で知られている。プロドラッグ誘導体の例については、Nature Reviews Drug Discovery 2008,7,255及びそこに引用されている参考文献を参照されたい。
中間体化合物は、エナンチオマーの形態でも存在し、精製されたエナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体又は混合物として使用され得る。
薬理学的活性
アッセイの説明
HPK1、GLK及びLCK IC50アッセイ:昆虫細胞で発現し、精製されたN末端GSTタグ付き組換えヒトHPK1、GLK及びLCK酵素の活性(HPK1:アミノ酸1~346、ThermoFisher Scientific、#PV6356、Carlsbad、CA;GLK:アミノ酸1~380、ThermoFisher Scientific、#PV6351、Carlsbad、CA;LCK:完全長、Abcam、#ab79626、Cambridge、MA)を、ADP-Glo Max Assay(Promega、#V7002、Madison、WI)、発光ADP検出アッセイを使用し、キナーゼ反応において産生されたADPの量を定量することによって、インビトロで決定した。
生成された発光シグナルは、化合物の存在下及び非存在下でキナーゼアッセイにおいて生成されたADP濃度に比例し、キナーゼ活性と相関する。1×反応緩衝液(50mM HEPES(pH7.2)、1mM DL-ジチオトレイトール(DTT)、0.005%(v/v)Brij35、20mM MgCl2)中の10nM HPK1、30nM GLK又は2nM LCKからなる酵素混合物2マイクロリットル(μl)を、化合物0.1μlを含むGreiner 384ウェルの低容量プレートにスポットし、100、31.25、12.5、3.19、1、0.32、0.1、0.032、0.01及び0.003μMの最終試験濃度で投与し、室温で30分間プレインキュベートした。1×反応緩衝液中の2μlのペプチド基質/ATP混合物(HPK1:10μM LRRKtide(RLGRDKYKTLRQIRQ-amide;Cambridge Research Biochemicals、Billingham、UK)、30μM ATP;GLK:14μM LRRKtide、60μM ATP;LCK:100μM LCKtide(EQEDEDEPEGIYGVLE-amideアミド;Intonation、Boston、MA)、50μM ATP)を用いて酵素反応を開始し、室温で60分間インキュベートした。4μlのADP-Glo試薬を加えて反応を停止させ、残りのATPを枯渇させ、室温で60分間インキュベートした。最後に、8μlのADP-Glo Max検出試薬を添加して、ADPをATPに同時に変換し、室温で60分間インキュベートした。新たに合成されたATPは、ルシフェラーゼ/ルシフェリン反応により光に変換される。発光をPHERAstar FSXプレートリーダー(BMG LABTECH、Cary、NC)によって読み取り、データをPHERAstar FSX MARSデータ分析ソフトウェアによって捕捉した。GeneData Screener(GeneData AG,Basel,Switzerland)を用いて、IC50値を計算した。
T細胞アッセイ
材料
RPMI 1640(Sigma R5886)
熱不活化FBS(Gibco 10270-10
Glutamax 100X(ThermoFisher 35050061)
HEPES 1M(ThermoFisher 15630080)
ダルベッコのPBS(Sigma D8537)
MultiCyt(登録商標)QBeads(登録商標)Human PlexScreen(2)Plex、1×384プレート(Sartorius 90602)用
Ultra-LEAF(商標)精製抗ヒトCD28抗体(Biolegend 302933)
CD3モノクローナル抗体(OKT3)、機能グレード、eBioscience(商標)(ThermoFisher16-0037-85)
β-メルカプトエタノール(Sigma M3148)
ヨウ化プロピジウム(Abcam ab14083)
Pen/Strep(Sigma P0781)
非必須アミノ酸(Sigma M7145)
ピルビン酸ナトリウム(Sigma S8636)
T細胞培地の調製
オリジナル培地、最終濃度100mMを作製するためRPMI 1640+熱不活化FBS 10%+Glutamax(100×)1%+Pen/Strep1%+非必須アミノ酸1%+1M HEPES
ピルビン酸ナトリウム1% +1.75ulの14.3M原液β-メルカプトエタノール
方法
凍結保存ヒトCD3+T細胞を温T細胞培地中で一晩かけて回収する。回収したT細胞を、384ウェル黒色/透明丸底超低付着表面スフェロイドマイクロプレート(Corning 3830)に、1ウェル当たり70000細胞で播種する。アッセイレディ384ウェルプレート(Greiner 781280)中の化合物を、Bravo液体ハンドラーを使用して、播種されたT細胞に添加する。次いで、T細胞を37℃の加湿インキュベーター中に1時間放置する。インキュベーションの最後に、細胞を、抗CD3抗体(PBS中5ug/mLの抗CD3、4℃で一晩インキュベーション)でコーティングされた384ウェル平底プレート(Greiner 781090)に移す。T細胞培地中の抗CD28抗体もまた、ドナーに依存した方法で、5ug/mL又は1ug/mLでBravo液体ハンドラーによって細胞に添加する。次いで、T細胞を加湿インキュベーター中、37℃で4時間インキュベートする。4時間のインキュベーション後、細胞培養上清を、Bravo液体ハンドラーを用いて、V底384ウェルプレート(Greiner 781280)中に回収する。IL2を、iQue Screenerフローサイトメーター(Sartorius)でIL2 MultiCyt(登録商標)QBeads(登録商標)キットを用いて検出する。簡潔に言えば、捕捉ビーズを、供給された捕捉ビーズ希釈剤で50倍に希釈する。ThermoFisherマルチチャンネルピペットを用いて、1ウェル当たり10μlの希釈捕捉ビーズを、V底384ウェルプレート(Greiner 781280)の各ウェルに添加する。Bravo液体ハンドラーを用いて、10ulの細胞培養上清を、希釈した捕捉ビーズの入ったV底プレートに移す。次いで、プレートをホイル中に密封し、900rpmにセットしたプレートシェーカーで室温にて1時間インキュベートする。インキュベーションの最後に、ThermoFisherマルチチャンネルピペットを用いて、供給された検出試薬を1ウェル当たり10μL添加する。次いで、プレートをホイル中に密封し、900rpmにセットしたプレートシェーカーで室温にて再度2時間インキュベートした後、iQue Screenerにより検出する。iQue Screenerフローサイトメーターは、IL2 MultiCyt(登録商標)QBeads(登録商標)キットと共に提供される予め構成された分析テンプレートを使用して、各試料ウェル中のIL2を検出する。
実施例化合物のIC50/EC50値を以下の本明細書の表1に示す。
Figure 2024527623000033
Figure 2024527623000034
Figure 2024527623000035
Figure 2024527623000036
Figure 2024527623000037
Figure 2024527623000038
Figure 2024527623000039
Figure 2024527623000040
Figure 2024527623000041
以下の実施例は非制限的な例である。
以下の略語が本明細書において用いられる:
BINAP(2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル)、[1-(2-ジフェニルホスファニル-1-ナフチル)-2-ナフチル]-ジフェニル-ホスファンとしても知られる
BrettPhos ジシクロヘキシル-[3,6-ジメトキシ-2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン
BrettPhos Pd G3[(ジシクロヘキシル-[3,6-ジメトキシ-2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
cataCXium A ビス(1-アダマンチル)-ブチル-ホスファン
cataCXium A Pd G2 クロロ[(ビス(1-アダマンチル)-ブチル-ホスファン)-2-(2-アミノビフェニル)]パラジウム(II)
cataCXium A Pd G3[(ビス(1-アダマンチル)-ブチル-ホスファン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
dba ジベンジリデンアセトン、(1E,4E)-1,5-ジフェニルペンタ-1,4-ジエン-3-オンとしても知られる
DCE 1,2-ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミンとしても知られる
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DPEPhos[2-(2-ジフェニルホスファニルフェノキシ)フェニル]-ジフェニル-ホスファン
DSC 示差走査熱量測定
HATU アザベンゾトリアゾールテトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩、N,N,N’,N’-テトラメチル-1-(3-オキシドトリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イウム-1-イル)メタンジアミン;ヘキサフルオロリン酸塩としても知られる
DIAD アゾジカルボン酸ジイソプロピル、(NE)-N-イソプロポキシカルボニルイミノカルバミン酸イソプロピルとしても知られる
DMA N,N-ジメチルアセトアミド
DMAP N,N-ジメチルアミノピリジン、N,N-ジメチルピリジン-4-アミンとしても知られる
DMSO ジメチルスルホキシド
Dppf 1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、(フェロセン-1,1’-ジイル)ビス(ジフェニルホスファン)としても知られる
DTBAD アゾジカルボン酸ジ-t-ブチル、(NE)-N-t-ブトキシカルボニルイミノカルバミン酸tert-ブチルとしても知られる
EPhos ジシクロヘキシル-[2-イソプロポキシ-6-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン
EPhos Pd G4[(ジシクロヘキシル-[2-イソプロポキシ-6-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン)-2-(2’-メチルアミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
ES エレクトロスプレー
HPLC 高速液体クロマトグラフィ
IPA イソプロパノール、プロパン-2-オールとしても知られる
Ir(dFCFppy)(dtbbpy)[4,4’-ビス(1,1-ジメチルエチル)-2,2’-ビピリジン-N1,N1’]ビス[3,5-ジフルオロ-2-[5-(トリフルオロメチル)-2-ピリジニル-N]フェニル-C]イリジウム(III)ヘキサフルオロリン酸塩
LCMS 液体クロマトグラフィ-質量分析
mCPBA メタ-クロロ過安息香酸、3-クロロベンゼンカルボペルオキソ酸としても知られる
MDAP 質量指向型自動精製
MHz メガヘルツ
MTBE メチルtert-ブチルエーテル、2-メトキシ-2-メチル-プロパンとしても知られる
m/z 質量/電荷
NMP 1-メチルピロリジン-2-オン
NMR 核磁気共鳴
PCy Pd G3[(トリシクロヘキシルホスファン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
Pd-PEPPSI-IPent[(ジ(1-アダマンチル)-ブチルホスフィン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
sCO 超臨界二酸化炭素
SFC 超臨界流体クロマトグラフィ
TBAF テトラブチルアンモニウムフルオリド
t-BuXPhos ジ-tert-ブチル-[2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン
t-BuXPhos Pd G3[(ジ-tert-ブチル-[2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
TFA 2,2,2-トリフルオロ酢酸
TGA 熱重量分析
THF テトラヒドロフラン
XantPhos(5-ジフェニルホスファニル-9,9-ジメチル-キサンテン-4-イル)-ジフェニル-ホスファン
XantPhos Pd G3[((5-ジフェニルホスファニル-9,9-ジメチル-キサンテン-4-イル)-ジフェニル-ホスファン)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
Xphos ジシクロヘキシル-[2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン
XPhos Pd G3(ジシクロヘキシル-[2-(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)フェニル]ホスファン)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナート
以下の一般的な実験手順を用いた:
特に明記されていない限り、操作は室温、すなわち18~25℃の範囲で行われる。
有機溶媒の蒸発は、ロータリーエバポレーターを用いて、減圧下(4.5~30mmHg)、浴温度60℃までで行った。
一般に、反応の過程後にTLC又は液体クロマトグラフィ/質量分析を実施したが、反応時間は単に例示のために示すにすぎない;
収率は単に例示のために示すにすぎず、必ずしも綿密なプロセス開発によって得ることができるものではない。多くの材料が必要な場合、調製を繰り返した。
マイクロ波反応は、Biotageマイクロ波バイアルを使用して、Biotage Initiator又はEmrys Optimizerで行った。
シリカゲルクロマトグラフィは、Biotage Selekt、Biotage Isolera又はTeledyne ISCO Combiflash Companion自動精製装置で、Biotage Sfar、Biotage SNAP、Agela Claricep、RediSep Rf Gold Silica又はBuchi FlashPureカラムを使用し、必要に応じて5g~300gの範囲のサイズで実施した。
逆相クロマトグラフィは、Biotage Selekt、Biotage Isolera、Teledyne ISCO Combiflash Companion又はAgela Technologies自動精製装置で、Biotage Sfar C18 Duo、RediSep Rf C18又はRediSep Rf Gold C18カラムを使用し、必要に応じて5g~300gの範囲のサイズで実施した。
MDAP精製は、Agilent 1260 Infinity II(オートサンプラー、DAD、クォータナリポンプ及びアイソクラティックポンプ)及びAgilent 1290 Infinity II(分取ポンプ及びフラクションコレクター)でAgilent InfinityLab LC/MSDを用いて行った。カラムと勾配は実施例で指定する。
分取HPLC精製は、Acquity QDa質量検出器を備えたWaters FractionLynxシステム、又はQDa若しくはSQ Detector2ESCi質量分析計を備えたWaters2545、2767及び2489を含む機器で行った。カラムと勾配は実施例で指定する。
分取及び分析SFC精製は、Sepiatec Prep SFC100、Sepiatec Prep SFC250、Waters Prep100、Waters SFC Method Station X5、Waters Acquity UPC、Berger Multigram III、Waters Xevo TQ-Sマイクロトリプル四重極質量分析計を備えたAcquity UPC、Waters Prep 80、Waters Prep 150又はWaters Prep 350で行った。カラムと勾配は実施例で指定する。
イオン交換クロマトグラフィは、Waters PoraPak Rxn CXカートリッジを用いて行った。
H NMR測定は、Bruker Avance Neo 300、Bruker Avance III 300、Bruker Avance IIIHD 300、Bruker Avance IIIHD 400、Jeol JNM-ECZ400S/L1、Bruker AV3HDナノ400、Bruker NEO500又はBruker DRK 500質量分析計(それぞれ300、300、300、400、400、400、400、400、500及び500MHzの1H周波数で動作する)。実験は通常、27℃で記録した。シフトは、DOI:10.1006/snmr.2002.0063.に記載されているように、IUPAC 2001ガイドラインに従って参照した:10.1006/snmr.2002.0063で記載されるRev3のトランケーションである。ほとんどの場合、シフトは、重水素化溶媒の残留H化学シフトに従ってデータ処理中に再参照した。
UPLC-MSは、以下の1つを用いて実施した:1)1mL/分の流量で、1.5分間に2%Bから98%Bへの溶媒勾配を使用する(出発条件に戻す平衡化についての総稼働時間:2分間)Waters Acquity UPLC及びWaters SQ質量分析計(カラム温度30℃、検出UV=210~400nm、質量分析=ポジティブ/ネガティブの切り換えを備えるESI)、A=水中0.1%のギ酸及びB=アセトニトリル中0.1%のギ酸(酸機能用)、又はA=水中0.1%の水酸化アンモニウム及びB=アセトニトリル(塩基機能用)。酸分析に使用したカラムは、Waters Acquity HSS T3、1.8ミクロン、2.1mm×30mm;塩基分析に使用したカラムは、Waters Acquity BEH C18、1.7ミクロン、2.1mm×30mmであった;又は2)Shimadzu LCMS-2020(20ADXRポンプ、SIL-20ACXRオートサンプラー、CTO-20ACカラムオーブン、M20A PDA検出器及びLCMS2020 MS検出器を備え、正イオン検出モードでエレクトロスプレーイオン化、以下の3つの条件のうちの1つを使用:a)(A)水とギ酸(0.1%)及び(B)アセトニトリルとギ酸(0.1%)の勾配(1.2分で5%Bから100%Bへ)と組み合わせたハロC18カラム(2.0ミクロン、3mm×30mm)、流量1.5mL/分;b)(A)水とトリフルオロ酢酸(0.05%)及び(B)アセトニトリルとトリフルオロ酢酸(0.05%)の勾配(1.2分で5%Bから100%Bへ)と組み合わせたハロC18カラム(2.0ミクロン、3mm×30mm)、流量1.5mL/分;c)(A)46mM炭酸アンモニウム水溶液/アンモニア緩衝液(pH10)及び(B)アセトニトリルの勾配(2分で10%Bから95%Bへ)と組み合わせたPoroshell HPH C18カラム(2.7ミクロン、3mm×50mm)、流量1.2mL/分。
光酸化還元化学は、HepatoChem EvoluChemTMPhotoRedOx反応装置において、光源として34W Kessil H150青色LEDランプ(440nm)を使用して実施した。
光回転データは、25℃にて、Jasco P-2000偏光計で、経路長100mm、DMSO中の化合物の0.40w/v%溶液を使用し、ナトリウムD線(589nm)で得た。
X線回折分析は例えば、Kitaigorodsky,A.I.(1973),Molecular Crystals and Molecules,Academic Press,New York;Bunn,C.W.(1948),Chemical Crystallography,Clarendon Press,London;又はKlug,H.P. & Alexander,L.E.(1974),X-ray Diffraction Procedures,John Wiley & Sons,New Yorkにおいて見出すことができる標準的な方法に従って実施した。試料を単一のシリコン結晶(SSC)ウエハーマウントに搭載し、PANalytical X’Pert PRO(反射配置、X線1.5418Åニッケル濾過Cu放射線の波長、電圧45kV、フィラメント放出40mA)で粉末X線回折を記録した。自動可変発散及び散乱防止スリットを使用し、測定中に試料を回転させた。PIXCEL検出器(有効長3.35°2シータ)を使用して、0.013°ステップ幅及び44~233秒カウント時間を使用して2~50°2シータ又は2~40°2シータから試料を走査した。
当該技術分野では、測定条件(例えば、装置、試料調製又は使用する機械)に応じて1つ又は複数の測定誤差を有するX線粉末回折パターンが得られ得ることが知られている。特に、X線粉末回折パターンの強度は、測定条件及び試料調製に応じて変動し得ることが一般に知られている。例えば、X線粉末回折の分野の当業者は、ピークの相対強度が、試験している試料の向き並びに使用している機器の種類及び設定により変動する場合があることを理解していよう。当業者はまた、反射の位置が、試料が回折計内で位置している正確な高さ及び回折計のゼロ較正により影響され得ることを理解していよう。試料の表面平面性もまた、若干の影響をもたらす場合がある。そのため、当業者は、本明細書に提示される回折パターンデータが絶対的なものであると解釈すべきではなく、本明細書に開示のものと実質的に同一な粉末回折パターンを与えるあらゆる結晶形が、本開示の範囲内にあることを認識しているであろう(さらなる情報に関して、Jenkins,R&Snyder,R.L.‘Introduction to X-Ray Powder Diffractometry’John Wiley & Sons,1996を参照されたい)。一般に、X線粉末ディフラクトグラムの回析角度の測定誤差は、±約0.1°2シータであり得、X線粉末回析データを考察する際、こうした測定誤差の程度を考慮に入れるべきである。さらに、強度は、実験条件及び試料調製(例えば、好ましい配向)に応じて変動し得ることを理解すべきである。相対強度(%)は、以下の定義を用いた:81~100%、vs(非常に強い);41~80%、str(強い);21~40%、med(中間);10~20%、w(弱い);1~9%、vw(非常に弱い)。
化学IUPAC名は、OpenEye Metachem 1.5.0ソフトウェアを使用してBioviaDrawによって生成された。
一般中間体
中間体1
1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール
Figure 2024527623000042
(a)3-ブロモ-N-メチル-2-ニトロ-アニリン
1-ブロモ-3-フルオロ-2-ニトロ-ベンゼン(25.0g、114mmol)をエタノール中33%のメタンアミン(114mL、916mmol)の溶液に0℃で加えた。得られた溶液を25℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、水で3回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-ブロモ-N-メチル-2-ニトロ-アニリン(27.3g、定量的)を明るい橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)2.94(3H,s),5.51-5.90(1H,m),6.82(1H,d),6.99(1H,dd),7.23(1H,t);m/z:(ES+),[M+H]+=231.1
(b)3-ブロモ-N1-メチル-ベンゼン-1,2-ジアミン
鉄粉(61.3g、1.10mol)を、メタノール(146mL)中の3-ブロモ-N-メチル-2-ニトロ-アニリン(25.4g、110mmol)及び塩化アンモニウム(58.8g、1.10mol)の溶液に添加した。得られた懸濁液を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルと飽和炭酸カリウム水溶液の間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、溶離液として0~100%酢酸エチル-ヘキサンを使用するシリカゲルクロマトグラフィにより精製して、3-ブロモ-N1-メチル-ベンゼン-1,2-ジアミン(22g、100%)を紫色の油状物として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)2.89(3H,s),6.62-6.67(1H,d),6.69-6.75(1H,t),6.96(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=200.9
(c)4-ブロモ-1-メチル-ベンズイミダゾール
3-ブロモ-N1-メチル-ベンゼン-1,2-ジアミン(22.1g、110mmol)を、オルトギ酸トリメチル(36.5mL、330mmol)中の4-トルエンスルホン酸(2.09g、11.0mmol)の溶液に加えた。得られた懸濁液を60℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、10%炭酸カリウム水溶液で3回洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、蒸発させて、4-ブロモ-1-メチル-ベンズイミダゾール(21.6g、93%)を紫色の固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)3.87(3H,s),7.21-7.27(1H,m),7.40-7.46(1H,m),7.48-7.53(1H,m),7.95(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=210.9
(d)1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール
4-ブロモ-1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール(5.00g、23.7mmol)、cataCXium A Pd G3(1.73g、2.37mmol)、cataCXium A(0.849g、2.37mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(15.0g、59.2mmol)及び酢酸カリウム(6.97g、71.1mmol)を三つ口フラスコ中で混合し、次いで真空脱気し、窒素を3回充填した。シクロペンチルメチルエーテル(120mL)を添加し、反応物を、80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物をエーテル(100mL)で希釈し、celiteで濾過し、エーテルで洗滌した。濾液を濃縮して褐色の固体とし、これをヘキサン(600mL)中で40分間超音波処理し、次いで90分間静置し、次いで濾過し、少量のヘキサンで洗滌して1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(4.77g、78%、68wt%)を薄い灰色の固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)1.39(12H,s),3.83(3H,s),7.31(1H,t),7.53(1H,d),7.70(1H,d),7.91(1H,s).LCMSによる不良動作。
中間体2
(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸
Figure 2024527623000043
PdCl(dppf)(5.20g、7.11mmol)をジオキサン(400mL)中の酢酸カリウム(13.95g、142.1mmol)、4-ブロモ-1-メチル-ベンズイミダゾール(10.00g、47.38mmol)及びビス(ピナコラート)ジボロン(24.06g、94.76mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、5ミクロン、50mm×150mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを使用し、極性が減少するMeCN-水の混合物を溶離液とし、1%ギ酸を修飾剤として使用する、分取HPLCにより精製して、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(8.00g、収率96%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO)δ 3.85(3H,s),7.26(1H,t),7.56(1H,d),7.68(1H,d),8.22(1H,s).B(OH)プロトンはベースラインまで広がっていた。m/z:(ES+),[M+H]+=177.1
中間体3
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン
Figure 2024527623000044
メタノール(425mL、213mmol)中0.5Mのナトリウムメトキシドを、5-ブロモピリジン-3,4-ジアミン(10.0g、53.2mmol)、パラホルムアルデヒド(1.63g、54.3mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を25℃で4時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(2.01g、53.2mmol)を反応混合物に添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮した。得られた残渣を水により処理し、EtOAcで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をオルトギ酸トリエチル(200mL)に懸濁し、145℃で1時間撹拌した。次いで反応物を0℃に冷却し、ジオキサン(16.0mL、64.0mmol)中4MのHClで酸性化した。得られた沈殿物を濾過して黄色固体を得、これを飽和炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルの間で分配し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(9.00g、80%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.96(3H,s),8.48(1H,s),8.51(1H,s),8.97(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=212.0.
中間体4
3-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)[4,5-c]ピリジン
Figure 2024527623000045
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(24.00g、113mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(35.90g、141.5mmol)、酢酸パラジウム(II)(2.54g、11.3mmol)、cataCXium A(8.12g、22.6mmol)及び酢酸カリウム(33.30g、339.5mmol)の混合物を、真空脱気し、窒素を3回充填した。2-メチルテトラヒドロフラン(700mL)を添加し、この混合物を、さらに2回真空脱気し窒素を充填した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を室温にまで冷却し、DCM(700mL)で希釈し、Celiteで濾過し、濃縮した。得られた残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
中間体5
(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ボロン酸
Figure 2024527623000046
ジクロロビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)(418mg、0.570mmol)を、窒素下、トルエン(2mL)中の7-ブロモ-3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(600mg、2.83mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.16g、8.49mmol)及び酢酸カリウム(833mg、8.49mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeCN-水を、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ボロン酸(460mg 粗)を白色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=178.1
中間体6
2-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン
Figure 2024527623000047
2-メチルテトラヒドロフラン(879mL)中の7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(29.7g、140mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(42.7g、168mmol)、酢酸パラジウム(II)(3.14g、14.0mmol)、cataCXium A(10.04g、28.00mmol)及び酢酸カリウム(41.2g、420.00mmol)の懸濁液をアルゴンで20分間スパージした。得られた混合物をアルゴン下、86℃で16時間撹拌した。次いで反応物を室温にまで冷却し、次いでDCM(879mL)で希釈し、celiteパッドで濾過し、DCMで2回(各100mL)洗浄した。得られた濾液を濃縮した。得られた固体を2-メチルテトラヒドロフラン(281mL)及びアセトニトリル(167mL)に再溶解した。ジエタノールアミン(16.88mL、175.0mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。追加の2-メチルテトラヒドロフラン(50mL)及びジエタノールアミン(6.75mL、70mmol)を加えた。得られた混合物を室温で5時間撹拌した。次いで反応物を濾過し、MeCNで洗浄して、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(30.0g、収率87%)を淡黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,重水)3.02(4H,br t),3.78(4H,br t),3.94(3H,s),8.32(1H,s),8.34(1H,s),8.77(1H,s).NHプロトンはDO中で交換された。
実施例1
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000048
(a)6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
トリエチルアミン(0.141mL、1.01mmol)を、MeOH(10mL)中の3、6-ジブロモピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.34mmol)及び4-モルホリノアニリン(60mg、0.34mmol)の溶液に25℃で添加した。得られた混合物を70℃で16時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として60~70%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、60%)を赤色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.05(4H,t),3.72(4H,t),3.90(3H,s),6.92(2H,d),7.40(2H,d),8.49(1H,s),9.74(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+393.1.
(b)6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(30mL、210mmol)を6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.00g、5.09mmol)に25℃で添加した。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去して、6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(1.80g、94%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.05-3.10(4H,m),3.70-3.79(4H,m),6.91-6.98(2H,m),7.44-7.49(2H,m),8.02(1H,s),8.27(1H,s),8.47(1H,s),10.99(1H,s);m/z:(ES-),[M-H]-=377.1
(c)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロリド(35mg、0.050mmol)を、1、4-ジオキサン(8mL)及び水(2mL)中の(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(186mg、1.06mmol)、6-ブロモ-3-((4-モルホリノフェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(200mg、0.53mmol)及び炭酸カリウム(219mg、1.59mmol)に窒素下、25℃で添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×150mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを使用し、極性が減少するMeCN-HOの混合物を溶離液とし、0.1%ギ酸を修飾剤として使用して精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(100mg、44%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.14(4H,s),3.79(4H,s),4.04(3H,s),7.06(2H,s),7.52-7.71(3H,m),7.85(1H,d),8.13(1H,d),8.24(1H,d),8.53(1H,s),9.12(1H,s),9.47(1H,s),11.25(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=430.3.
実施例2
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000049
(a)3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸
N-ブロモスクシンイミド(209.0g、1175mmol)を、アセトニトリル(1.4L)中の3-アミノ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸(180.0g、1175mmol)に添加した。得られた混合物を82℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却した。得られた沈殿物を濾過によって単離し、アセトニトリルで洗浄し、真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸(248g、収率91%)をベージュ色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 2.37(3H,s),7.36(2H,s),13.08(1H,br s).
(b)3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(200ml)中の3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸(9.06g、39.1mmol)に硫酸(6.00ml、113mmol)を加えた。得られた混合物を70℃で17時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水に溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-ブロモ-5-目チル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(8.41g、88%)を紫色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.45(3H,s),3.82(3H,s),7.45(2H,br s).m/z:(ES+),[M+2+H]=248.0
(c)3-アミノ-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(14mL)を、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(0.499g、2.84mmol)、3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.540g、2.19mmol)、CsF(1.000g、6.58mmol)及びPdCl(dppf)(0.161g、0.22mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を脱気し、窒素でパージし、次いで、Biotageマイクロ波反応器において100℃で1時間加熱した。次いで、反応混合物を濃縮した。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~9%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.646g、99%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.26(3H,s),3.80(3H,s),3.88(3H,s),7.21(1H,dd),7.32(2H,s),7.36(1H,t),7.64(1H,dd),8.20(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=298.1.
(d)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(30mL)を、3-アミノ-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.18g、3.98mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(0.963g、3.98mmol)、BrettPhos Pd G3(0.721g、0.800mmol)及び炭酸セシウム(3.89g、11.9mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を脱気し、窒素で3回パージし、次いで、100℃で7時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で処理し、得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させた。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより4回、1回は溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、その後の回は溶離液として0~3%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.912g、50%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.32(3H,s),3.05-3.11(4H,m),3.71-3.77(4H,m),3.87(3H,s),3.89(3H,s),6.94-6.99(2H,m),7.27(1H,dd),7.39(1H,t),7.58-7.62(2H,m),7.66(1H,dd),8.21(1H,s),9.86(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=459.3.
(e)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.538g、1.17mmol)に加えた。得られた混合物を40℃で16時間撹拌した。7Nのメタノール性アンモニア(10mg、70mmol)をさらに加え、反応混合物を40℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、MeOHで洗浄した。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質を、逆相クロマトグラフィ、C18により、溶離液として10~60%のMeCN-HOを、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いてさらに精製して、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.438g、84%)を黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.35(3H,s),3.03-3.10(4H,m),3.71-3.77(4H,m),3.88(3H,s),6.96(2H,d),7.36-7.41(2H,m),7.61(2H,d),7.63-7.67(1H,m),7.81(1H,br d),8.02(1H,br d),8.22(1H,s),11.01(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=444.2.
実施例3
5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000050
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5,6-ジクロロピラジン-2-カルボン酸メチル(10g、45mmol)及び炭酸カリウム(18.7g、135mmol)をMeOH(175mL)に懸濁した。得られた懸濁液を25℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、得られた残渣を水(400mL)に溶解した。得られた懸濁液を25℃で2時間激しく撹拌した。懸濁液を濾過し、濾過ケーキを真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(6.9g、70%)をベージュ色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.79(3H,s),3.96(3H,s),7.60(2H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=218.1
(b)6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(2.3g、33mmol)を、HF-ピリジン(20mL、580mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(6.90g、31.7mmol)に10℃で少量ずつ添加した。得られた懸濁液を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(50mL)で希釈し、水(200mL)でクエンチした。層を分離させ、水層をDCMで2回(各20mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(6.80g、97%)を桃色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.87(3H,s),4.06(3H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=221.1.
(c)6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(6mL、34.35mmol)を、DMF(18mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチルe(6.80g、30.8mmol)及び4-モルホリノアニリン(5.77g、32.4mmol)の溶液に添加した。得られた溶液を100℃で15分間撹拌した。次いで、反応物を熱から外し、室温に冷却した。反応物を濾過し、少量のEtOAcで洗滌して、6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.28g、79%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.93-3.13(4H,m),3.61-3.78(4H,m),3.86(3H,s),3.98(3H,s),6.95(2H,d),7.50(2H,d),10.01(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=379.5.
(d)5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
マイクロ波バイアルに収まるように、反応を5回繰り返した。各バイアルにおいて、6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.73g、4.57mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1、3、2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(2.43g、63wt%、5.94mmol)、Pd(dppf)Cl(0.400g、0.490mmol)及びフッ化セシウム(2.08g、13.7mmol)を混合し、窒素下でパージした。それぞれにMeOH(15mL)を加え、Biotageマイクロ波反応器中で各反応物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応バイアルを合わせ、濃縮し、Celiteにロードし、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のメタノール-DCMを、修飾剤として0~1%アンモニアを用いて精製し、橙色の固体を得た。この固体にメタノール(30mL)を加え、得られた懸濁液を40℃で1時間撹拌し、その後、25℃で30分間静置した。懸濁液を濾過し、少量のメタノールで洗滌して5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.99g、92%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.05-3.11(4H,m),3.69-3.75(4H,m),3.84(3H,s),3.84(3H,s),3.86(3H,s),6.98(2H,d),7.18-7.29(1H,m),7.33(1H,t),7.55-7.71(3H,m),8.13(1H,s),10.16(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=475.4
(e)5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
マイクロ波バイアルに収まるように、反応を5回繰り返した。各バイアルにおいて、5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.00g、4.22mmol)を、7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)に懸濁した。Biotageマイクロ波反応器内で、各反応物を100℃で8時間撹拌した。反応バイアルを冷却し、次いで、合わせ、濾過し、少量のMeOHで洗滌して、黄色の固体8.0gを得た。この物質を3.64gの別のバッチの同じ物質と合わせ、次いで、celiteにロードし、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを、修飾剤として0~0.5%のアンモニアを用いて精製し、黄色の固体を得た。メタノール(70mL)を加え、得られた懸濁液を40℃で1時間撹拌し、その後、25℃で1時間静置した。懸濁液を濾過し、真空下で乾燥させて、5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(9.77g、84%)を黄色の固体として得た;1H NMR(600MHz,DMSO-d6)3.03-3.12(4H,m),3.68-3.76(4H,m),3.86(3H,s),3.89(3H,s),6.92-7.01(2H,m),7.33(1H,t),7.45(1H,dd),7.56-7.62(3H,m),7.64(1H,d),7.85(1H,d),8.16(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=460.4
実施例4
5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000051
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウム(0.311g、13.5mmol)を、3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.00g、13.5mmol)及び2-(ジメチルアミノ)エタノール(5.00mL、13.5mmol)に加えた。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。残渣を、シリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-クロロ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、40%)を黄色の固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.21(6H,s),2.65(2H,t),3.79(3H,s),4.44(2H,t),7.59(2H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=275.0.
(b)3-アミノ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(10mL)を、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(480mg、2.73mmol)、3-アミノ-6-クロロ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、1.82mmol)、CsF(829mg、5.46mmol)及びPdCl(dppf)-DCM付加物(223mg、0.27mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを、修飾剤として10mMの重炭酸アンモニウムを用いて精製し、3-アミノ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(180mg、27%)を黄色のガム状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.04(6H,s),2.40-2.5(2H,m),3.78(3H,s),3.87(3H,s),4.25-4.40(2H,m),7.21(1H,d),7.32(1H,t),7.50(2H,s),7.60(1H,d),8.14(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=371.3.
(c)5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸
1,4-ジオキサン(18mL)を3-アミノ-5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(170mg、0.46mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(220mg、0.92mmol)、BrettPhos Pd G3(62mg、0.070mmol)及び炭酸セシウム(449mg、1.38mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で8時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用いて精製し、5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(80mg、34%)を黄色のガム状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.39(6H,s),2.81-2.96(2H,m),3.04-3.12(4H,m),3.69-3.79(4H,m),3.89(3H,s),4.49-4.61(2H,m),6.96(2H,d),7.39(2H,s),7.51-7.72(3H,m),8.34(1H,s);NH及びCOOHシグナルはベースラインまで拡大された;m/z:(ES+)[M+H]+=518.4.
(d)5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
トリエチルアミン(0.061mL、0.43mmol)を、DMF(5mL)中の5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(75mg、0.14mmol)、塩化アンモニウム(47mg、0.87mmol)及びHATU(72mg、0.19mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、c18の逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN-HOを、修飾剤として10mmol/Lの重炭酸アンモニウムを用いて精製し、5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(28.0mg、37%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.13(6H,s),3.08(4H,t),3.30(2H,s),3.71-3.78(4H,m),3.87(3H,s),4.44(2H,s),6.97(2H,d),7.34(1H,t),7.54(2H,d),7.57-7.62(2H,m),7.67(1H,s),7.88(1H,s),8.21(1H,s),11.14(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=517.6.
実施例5
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000052
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
カリウムシクロプロピルトリフルオロボラート(0.800g、5.40mmol)を、水(1.5mL)及びトルエン(15mL)中の3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.00g、4.50mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.15g、0.68mmol)、cataCXium A(0.484g、1.35mmol)及び炭酸セシウム(2.93g、9.01mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で10時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のEtOAc-ペンタンを用いて精製し、3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.65g、63%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.02(2H,d),1.11(2H,dt),2.36(1H,tt),3.77(3H,s),7.35(2H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=227.90
(b)3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(580mg、3.3mmol)を、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(625mg、2.75mmol)、PdCl(dppf)(402mg、0.550mmol)及びCsF(1.25g、8.24mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で14時間撹拌した。反応混合物をceliteで濾過し、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、c18の逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~30%MeCN-HOを、修飾剤として0.1%ギ酸を用いて精製し、3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(405mg、46%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.81(2H,dt),0.98(2H,q),1.78(1H,tt),3.79(3H,s),3.91(3H,s),7.25(2H,s),7.38(1H,t),7.65(1H,dd),8.19(2H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=324.2.
(c)5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(313mg、1.29mmol)を、1、4-ジオキサン(4mL)中の3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(380mg、1.18mmol)、炭酸セシウム(766mg、2.35mmol)及びBrettphos Pd G3(107mg、0.120mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で12時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(130mg、23%)を橙色の固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.76-0.94(4H,m),1.83-1.95(1H,m),3.09-3.11(4H,m),3.71-3.80(4H,m),3.80(3H,s),3.87(3H,s),6.95-7.01(2H,m),7.25(1H,d),7.27-7.31(1H,m),7.40(2H,q),7.51-7.56(2H,m),9.90(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=485.2
(d)5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(6.0mL、42mmol)を、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.23mmol)に添加した。得られた懸濁液を70℃で3時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、カラムとしてSunFire C18 OBD 5μm、19mm×250mmを用い、溶離液として19%~33%のMeCN/HOを用い、修飾剤として0.05%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(35mg、33%)を橙色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.00(2H,dt),1.13(2H,dt),1.98(1H,dq),3.04-3.19(4H,m),3.72-3.80(4H,m),4.09(3H,s)6.94-7.02(2H,m),7.51-7.57(2H,m),7.66-7.79(2H,m),7.88(1H,s),7.95-8.05(2H,m),9.41(1H,br s),11.15(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=470.2.
実施例6
5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000053
(a)3-アミノ-5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
PdCl(dppf)(370mg、0.51mmol)を、1,4-ジオキサン(15mL)中のCsF(773mg、5.09mmol)、3-アミノ-6-クロロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(513mg、2.54mmol)及び(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ボロン酸(450mg、2.54mmol)の懸濁液に窒素下で添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、収率40%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.30(3H,s),3.82(3H,s),4.00(3H,s),7.41(2H,s),8.37(1H,s),8.43(1H,s),9.06(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=299.1
(b)5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(280mg、0.94mmol)を、1,4-ジオキサン(15mL)中の4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(227mg、0.940mmol)、炭酸セシウム(612mg、1.88mmol)及びBrettphos Pd G3(170mg、0.19mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%の MeOH-DCMを用いて精製し、5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、46%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.37(3H,s),3.10(4H,t),3.75(4H,s),3.90(3H,s),4.01(3H,s),6.98(2H,d),7.61(2H,d),8.40(1H,s),8.45(1H,s),9.06(1H,s),9.90(1H,s);m/z:(ES+),[M+2H]2+=230.7.
(c)5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-メチル-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-((4-モルホリノフェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(190mg、0.41mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で1時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として10~28%のMeCN-waterを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、14%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.38(3H,s),3.02-3.11(4H,m),3.69-3.78(4H,m),3.99(3H,s),6.96(2H,d),7.61(2H,d),7.83(1H,s),8.13(1H,s),8.44(1H,s),8.53(1H,s),9.02(1H,s),11.05(1H,s).(ES+)[M+H]+=445.2.
実施例7
5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000054
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
THF/MeOH中の2Mのメチルアミン(99mL、198.00mmol)を、3-アミノ-5,6-ジクロロピラジン-2-カルボン酸メチル(11.0g、49.5mmol)に添加した。得られた懸濁液を25℃で30分間撹拌した。次いで、元の体積の半分にまで濃縮し、水(200mL)で希釈し、濾過し、水で洗滌した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.88g、92%)を淡黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.85(3H,d),3.72(3H,s),7.25(2H,br s),7.53(1H,br d).m/z:(ES+),[M+H]+=217.1
(b)6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(3.30g、47.89mmol)を少量ずつ、HF-ピリジン(20mL、580mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.88g、45.6mmol)の懸濁液に-10℃で添加した。反応物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応をDCM(50mL)及び水(100mL)でクエンチした。層を分離させ、水層をDCMで3回(各50mL)抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)で洗浄した。合わせた水層をDCM(50mL)で最後に抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.50g、95%)を桃色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.88(3H,d),3.78(3H,s),8.34(1H,br d);m/z:(ES+),[M+H]+=220.1
(c)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(10.0mL、57.3mmol)を、DMF(30mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(8.53g、38.8mmol)及び4-モルホリノアニリン(7.3g、41mmol)に添加した。反応物を100℃で90分間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(300mL)でクエンチした。得られた懸濁液を濾過し、濾過ケーキを真空下で乾燥させて、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.48g、65%)を黄褐色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.90(3H,d),3.01-3.09(4H,m),3.70-3.75(4H,m),3.79(3H,s),6.92(2H,br d),7.54(2H,d),7.82(1H,br d),10.08(1H,s);m/z:(ES-),[M-H]-=376.4
(d)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
マイクロ波バイアルにおいて、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、3.97mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(1.63g、69wt%、4.37mmol)、Pd(dppf)Cl(0.29g、0.40mmol)及びフッ化セシウム(1.81g、11.9mmol)を混合し、次いで、真空脱気して、窒素を3回充填した。MeOH(15mL)を加え、Biotageマイクロ波反応器内で反応物を100℃で8時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、Celite上にロードし、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを、修飾剤として0~1%アンモニアを用いて精製し、黄褐色の固体を得た。この物質をMeOH(40mL)に懸濁し、40℃で30分間撹拌し、1時間静置した。次いで、得られた懸濁液を濾過し、少量のMeOHで洗滌して、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.49g、79%)を暗黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.90(3H,d),3.04-3.10(4H,m),3.68-3.78(4H,m),3.80(3H,s),3.90(3H,s),6.95(2H,d),7.36-7.44(1H,m),7.44-7.51(1H,m),7.58-7.74(3H,m),8.04(1H,br d),8.30(1H,s),10.23(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.4
(e)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸ビス-トリフルオロ酢酸塩
水酸化リチウム一水和物(2.64g、63.0mmol)を、水(16mL)及びMeOH(16mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.98g、6.30mmol)の懸濁液に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で90分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、水(70mL)で希釈し40mLの体積にまで濃縮し、その後、濾過し、水で洗滌した。得られた黄色の濾過ケーキを、逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN/HOを用い、修飾剤として0.1%TFAを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(3.00g、70%)を橙色の固体として得、ビス-トリフルオロ酢酸塩と推定された;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.87(3H,br s),3.04-3.11(4H,m),3.13-3.17(3H,m),3.62-3.86(4H,m),4.06(3H,br s),6.86-7.10(2H,m),7.12-7.46(1H,m),7.53-7.77(4H,m),7.94(1H,br d),8.98-9.57(1H,m),10.50(1H,br s),12.09(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=460.3
(f)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(7.00mL、40.1mmol)を、DMF(60mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸、二トリフルオロ酢酸塩(5.52g、8.05mmol)、塩化アンモニウム(5.16g、96.6mmol)及びHATU(4.59g、12.1mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(60mL)及び水(200mL)で希釈した。得られた黄色の懸濁液を25℃で30分間撹拌し、次いで、濾過し、水で洗滌した。鮮黄色の濾過ケーキを真空下で20時間乾燥させて、黄色の固体を得た。この物質をMeOH(70mL)に懸濁し、40℃で2時間撹拌し、1時間超音波処理し、3時間静置した。得られた懸濁液を濾過し、少量のMeOHで洗滌し、真空下で乾燥させて5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(3.54g、96%)を黄色の固体として得た;1H NMR(600MHz,DMSO-d6)2.93(3H,d),3.02-3.08(4H,m),3.66-3.77(4H,m),3.90(3H,s),6.94(2H,d),7.30(1H,br s),7.40(1H,t),7.59-7.64(3H,m),7.64-7.68(2H,m),8.16(1H,br q),8.33(1H,s),11.23(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=459.4
実施例8
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000055
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
EtOH(280mL、2.25mol)中に33%のメタンアミンを、MeOH(1L)中の3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(100g、450mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を65℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却し、次いで、濾過し、MeOHで洗浄し、真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(69.0g、収率71%)を薄いベージュ色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.87(3H,d),3.73(3H,s),7.27(2H,br s),7.55(1H,br d).m/z:(ES+),[M+H]+=217.0
(b)5-クロロ-6-(メチルアミノ)-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル
水(100mL)中の亜硝酸ナトリウム(12.23g、177.3mmol)の溶液を、2時間かけて少量ずつ、25%硫酸(400mL、1.2mol)、ヘキサン(100mL)及び(400mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(32.00g、147.7mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を室温で30分間激しく撹拌した。ついで、反応物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-クロロ-6-(メチルアミノ)-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル(31.4g、収率98%)を単黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.90(3H,d),3.82(3H,s),7.97(1H,br d),11.50(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=218.0
(c)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
トリフルオロメタンスルホン酸無水物(21.4mL、126.4mmol)を少量ずつ、DCM(500mL)中の5-クロロ-6-(メチルアミノ)-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル(25.0g、115mmol)及びDIPEA(40.0mL、230mmol)の懸濁液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた固体をさらに精製せずに次の工程に使用した。
(d)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(40.0g、114mmol)、4-モルホリノアニリン(24.47g、137.3mmol)及びDIPEA(59.9mL、343mmol)の混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、濾過した。得られた濾液を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた固体をさらに精製せずに次の工程に使用した。
(e)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(500mL)及び水(50mL)中の6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(25.0g、66.2mmol)、3-メチル-7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン(20.5g、79.1mmol)、PdCl(dppf)ジクロロメタン付加物(5.40g、6.62mmol)及びフッ化セシウム(20.10g、132.3mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温にまで冷却し、水(500mL)で希釈し、濾過した。濾過ケーキを真空下で乾燥させた。得られた固体をさらに精製せずに次の工程に使用した。
(f)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸
2NのKOH水溶液(160mL、320mmol)を、MeOH(100mL)及びTHF(100mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(31.4g、66.2mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を50℃で1時間撹拌した。次いで、反応物は室温にまで冷却し、1N HCl(190mL、380mmol)で酸性化した。得られた混合物を蒸発させ、残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
(g)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(69.4mL、397mmol)を、DMF(400mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(30.5g、66.2mmol)、塩化アンモニウム(14.17g、264.9mmol)及びHATU(50.40g、132.5mmol)の混合物に加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のメタノール-ジクロロメタンを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(15.75g、収率52%)を黄色固体として得た。この物質を同じサイズのバッチとMeOH(1L)中で混合し、室温で10分間撹拌した。得られたスラリーを濾過した。この固体残渣がXRPDにより結晶性であることが分かり(形態A)、典型的なディフラクトグラムを図1に示す。特徴的なピーク位置を下記の表3及び表4に列挙する。
Figure 2024527623000056
Figure 2024527623000057
形態Aを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Aが29℃で脱溶媒和が始まり54℃でピークに達し、その後、190℃~290℃でいくつかの熱事象が続くことを示した。TGAは、形態Aを約25℃から約100℃に加熱すると、約1.3%の質量損失があることを示した。形態Aの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図2に示す。
形態Aからなる濾過ケーキを99.5%EtOH(750mL)に懸濁し、20mgの形態F 5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミドの種結晶(TGA又はDSCパンに3~5mgの形態Aを置き、10℃/分の速度で300℃まで加熱し、その後、室温に冷却することにより得られる)で処理した。得られた懸濁液を室温で16時間撹拌し、その後、濾過した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(31.5g)を黄色固体として得た。この固体残渣がXRPDにより結晶性であることが分かり(形態F)、典型的なディフラクトグラムを図3に示す。特徴的なピーク位置を下記の表5及び表6に列挙する。
Figure 2024527623000058
Figure 2024527623000059
形態Fを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Fが334℃で開始し338℃でピークになる融解/熱分解温度を有することを示した。TGAは、形態Fが、約25℃から約100℃に加熱すると、約0.5%の質量損失があることを示した。形態Fの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図4に示す。
EtOH溶液の蒸発により形態Fの単結晶が得られた。単結晶構造分析により、形態Fが無水形態であることを確認した。実施例8-形態Fの分子構造を図5に示す。結晶学的データ:空間群単斜晶系Pc、格子定数:a=7.9965(4)Å、b=9.5420(4)Å、c=14.3408(6)Å、β=92.333(1)°、V=1093.33(8)Å
形態Aからなる50mgの濾過ケーキを1.0mLのACNに懸濁し、このスラリーを室温で5日間撹拌することによって、濾過及び風乾後、45mgの黄色固体が得られた。この固体残渣がXRPDにより結晶性であることが分かり(形態G)、典型的なディフラクトグラムを図6に示す。特徴的なピーク位置を下記の表7及び表8に列挙する。
Figure 2024527623000060
Figure 2024527623000061
形態Gを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Gが344℃で開始し345℃でピークになる融解/熱分解温度を有することを示した。TGAは、形態Gが、約25℃から約100℃に加熱すると、約0.1%の質量損失があることを示した。形態Gの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図7に示す。
形態Aからなる50mgの濾過ケーキを0.5mLのHO、0.5mLのMeOH及び0.5mLのDCMに懸濁し、このスラリーを室温で5日間撹拌することによって、濾過及び風乾後、48mgの黄色固体が得られた。この固体残渣がXRPDにより結晶性であることが分かり(形態I)、典型的なディフラクトグラムを図8に示す。特徴的なピーク位置を下記の表9及び表10に列挙する。
Figure 2024527623000062
Figure 2024527623000063
形態Iを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Iが66℃で脱溶媒和が始まり73℃でピークに達し、続いて、344℃で開始し245℃でピークになる融解/熱分解温度を有することを示した。TGAは、形態Iが、約25℃から約100℃に加熱すると、約3.7%の質量損失があることを示した。形態Iの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図9に示す。
MeOH/DCM/H2O(1:1:1)溶液の蒸発により形態Iの単結晶が得られた。単結晶構造分析により、形態Iが無水形態であることを確認した。実施例8-形態Iの分子構造を図10に示す。結晶学的データ:空間群単斜晶系P2(1)/c、格子定数:a=21.504(6)Å、b=4.5841(12)Å、c=22.777(6)Å、β=90.683(5)°、V=2245.2(10)Å
1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.94(3H,d),3.02-3.13(4H,m),3.70-3.80(4H,m),4.02(3H,s),6.96(2H,d),7.31(1H,br s),7.67(2H,d),7.71(1H,br s),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.30(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=459.9
実施例9
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000064
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムメタンチオラート水溶液、21wt%(22mL、66mmol)を、THF(100mL)中の3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(10g、45mmol)の懸濁液に加えた。得られた懸濁液を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を元の体積の1/6にまで濃縮した。得られた橙色の懸濁液を水(100mL)で希釈し、10分間撹拌し、次いで、濾過し、大量の水で洗滌し、真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.65g、92%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6,)2.52(3H,s),3.81(3H,s),7.59(2H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=233.9.
(b)3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(5mL)中の1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(497mg、1.93mmol)、3-アミノ-6-クロロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、1.07mmol)、フッ化セシウム(488mg、3.21mmol)及びPdCl(dppf)(78mg、0.11mmol)の混合物を脱気し、窒素でパージした。密封したバイアル内で、反応混合物を120℃で18時間撹拌した。次いで、反応混合物をCeliteで濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のEtOAc-ヘキサンを用い、続いて溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、43%)を暗褐色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=330.1。
(c)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸
3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.24mmol)を1,4-ジオキサン(1.5mL)に加えた。得られた溶液を5分間窒素でスパージした。4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(70.6mg、0.29mmol)、BrettPhos Pd G3(22.02mg、0.02mmol)及びdナトリウムtert-ブトキシド(117mg、1.21mmol)を反応混合物に加え、次いで、80℃で2時間撹拌した。1MのHClを添加し、水層を3:1のDCM/IPA洗浄し、次いで、濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、精製せずに次の工程に直接使用した。m/z:(ES+),[M+H]+=477。
(d)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.253mL、1.45mmol)を、DMF(2mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(115mg、0.24mmol)、塩化アンモニウム(51.6mg、0.97mmol)及びHATU(184mg、0.48mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で90分間撹拌し、次いで、c18での逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて直接精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(9.0mg、7.8%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.41(3H,s),3.07(4H,br s),3.73(4H,br d),3.87(3H,s),6.93-6.99(2H,m),7.29(1H,br d),7.33-7.39(1H,m),7.58(2H,br d),7.65(1H,br d),7.72(1H,br s),7.85(1H,br s),8.17(1H,s),11.16(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=476.2
実施例10
5-(エチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000065
(a)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルホニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
mCPBA(21mg、77wt%、0.090mmol)を、DCM(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、0.04mmol)の懸濁液に0℃で添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、25℃で90分間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液によりクエンチし、3:1のDCM/IPAで抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~100%のMeOH-DCMを用いて精製して、黄色の物質を得、これをc18での逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のMeCN/H2Oを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルホニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(15.00mg、68%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.88(2H,br d),3.36(3H,s),3.78(2H,dd),3.90(3H,s),4.03(2H,td),4.43(2H,br t),7.35-7.40(1H,m),7.45(1H,d),7.67(1H,d),7.87(2H,d),8.16-8.24(3H,m),8.27(2H,br s),11.55(1H,s);m/z:(ES-),[M-H]-=522.1.
(b)5-(エチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
2Mのメタノール性エタンアミン(0.028mL、0.056mmol)及びDIPEA(0.024mL、0.14mmol)を、THF(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルホニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(24mg、0.050mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム(14.1mg、0.140mmol)を加え、反応物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18での逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のMeCN/HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、55-(エチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(10.0mg、46%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.20(3H,t),3.02-3.11(4H,m),3.45(2H,quintet),3.68-3.76(4H,m),3.90(3H,s),6.93(2H,d),7.33(1H,br s),7.36-7.49(1H,m),7.57-7.75(5H,m),8.35(1H,s),8.43(1H,br t),11.22(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=473.3.
実施例11
5-(シクロプロピルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000066
シクロプロピルアミン(0.040mL、0.57mmol)及びDIPEA(0.10mL、0.57mmol)を、DMF(1.5mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルホニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(100mg、0.19mmol)の溶液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム(60mg、0.57mmol)を加え、得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18による逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~80%のMeCN/HOを用いて精製し、5-(シクロプロピルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.43-0.52(2H,m),0.79-0.87(2H,m),2.88(1H,ddd),3.02-3.09(4H,m),3.69-3.76(4H,m),3.90(3H,s),6.94(2H,d),7.35-7.43(2H,m),7.63(1H,d),7.70(1H,br s),7.73(1H,d),7.80(2H,d),8.38(1H,s),9.08(1H,d),11.24(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=485.4.
実施例12
5-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000067
(a)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
DCM(3mL)中のmCPBA(0.17g、0.75mmol)の溶液を、DCM(5.00mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.157g、0.330mmol)の混合物に0℃で滴下した。反応物を0℃で5分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、DCMで1回抽出し、5:1のDCM/IPAで1回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、収率100%と見なして精製せずに次の工程に使用した。
(b)5-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.255g、0.500mmol)に添加した。得られた懸濁液を70℃で2.5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水に懸濁し、次いで、濾過し、水で洗滌した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、5-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.198g、88%)を黄色固体として得た;(500MHz,DMSO-d6) δ 3.03-3.12(4H,m),3.73-3.77(4H,m),4.05(3H,s),6.93(2H,br d),7.39(1H,br s),7.56-7.71(4H,m),7.77(1H,br d),7.88(1H,br d),9.14-9.41(1H,m),11.22(1H,s). アミノNHプロトンは残留水のピークの下に埋もれていた。m/z:(ES+),[M+H]+=445.4
実施例13
5-[[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000068
(R)-1-アミノプロパン-2-オール(77mg、1.02mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMと水の間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-[[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(11mg、43%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 1.22(3H,d),3.02-3.09(1H,m),3.10-3.15(4H,m),3.80-3.87(5H,m),3.90(3H,s),4.17-4.28(1H,m),4.85(1H,br s),5.21(1H,br s),6.56(1H,br t),6.91(2H,d),7.43-7.56(3H,m),7.57-7.64(2H,m),7.67(1H,dd),7.98(1H,s),10.86(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
実施例14
5-[[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000069
(2S)-1-アミノプロパン-2-オール(77mg、1.02mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMと水の間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-[[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、47%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 1.22(3H,d),3.02-3.09(1H,m),3.09-3.17(4H,m),3.80-3.87(5H,m),3.90(3H,s),4.18-4.27(1H,m),4.85(1H,br s),5.21(1H,br s),6.57(1H,br t),6.91(2H,d),7.45-7.54(3H,m),7.59-7.63(2H,m),7.67(1H,dd),7.98(1H,s),10.86(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.3.
実施例15
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000070
2,2,2-トリフルオロエタンアミン(101mg、1.02mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、得られた残渣をDCMとH2Oの間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(4.2mg、16%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 3.08-3.15(4H,m),3.80-3.87(4H,m),3.91(3H,s),4.27(2H,qd),6.89-6.97(2H,m),7.45-7.60(5H,m),7.78(1H,dd),7.97(1H,s),9.44(1H,br t),10.83(1H,s).カルボキサミドNHプロトンの1つがベースラインに交換された。m/z:(ES+),[M+H]+=527.2
実施例16
5-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000071
2,2-ジフルオロエタンアミン(83mg、1.0mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌し、140℃で20分間加熱した。次いで、反応物を濃縮し、得られた残渣をDCMとHOの間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(9.6mg、37%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 3.09-3.15(4H,m),3.82-3.86(4H,m),3.86-3.94(5H,m),5.45-5.59(1H,m),6.03(1H,tt),6.89-6.96(2H,m),7.45-7.53(2H,m),7.54-7.64(3H,m),7.73(1H,dd),7.99(1H,s),8.84(1H,br t),10.81(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=509.2
実施例17
5-[2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000072
N’,N’-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(90mg、1.0mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の4-(4-((3-カルバモイル-5-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)-6-(メチルスルフィニル)ピラジン-2-イル)アミノ)フェニル)モルホリン4-オキシド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、得られた残渣をDCMとHOの間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-[2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(9.4mg、36%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 2.20(6H,s),2.53-2.56(2H,m),3.08-3.13(4H,m),3.58-3.65(2H,m),3.81-3.87(4H,m),3.90(3H,s),5.19(1H,br s),6.88-6.94(2H,m),7.43-7.55(3H,m),7.63(1H,dd),7.66-7.70(2H,m),7.89-7.95(2H,m),10.89(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=516.3
実施例18
5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000073
2-アミノエタノール(62.3mg、1.02mmol)を、n-ブタノール(1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、0.051mmol)の懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMと水の間で分配した。層を分離させ、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、47%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 3.08-3.14(4H,m),3.66(2H,q),3.80-3.87(6H,m),3.91(3H,s),4.54(1H,br s),5.20(1H,br s),6.48(1H,br t),6.92(2H,d),7.42-7.56(3H,m),7.61(2H,d),7.67(1H,dd),7.98(1H,s),10.88(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=489.3.
実施例19
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(プロパ-2-イニルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000074
プロパ-2-イン-1-アミン(0.071mL、1.1mmol)を、1,4-ジオキサン(1mL).中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、0.060mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を110℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~5%のMeOH-DCMを用いて精製し6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(プロパ-2-イニルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(4.6mg、17%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.03-3.09(4H,m),3.11(1H,t),3.70-3.76(4H,m),3.91(3H,s),4.16(2H,dd),6.93(2H,d),7.37-7.44(2H,m),7.63-7.74(5H,m),8.37(1H,s),8.94(1H,t),11.22(1H,s).m/z:(ES+)[M+H]+=483.3
実施例20及び21
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1R,2R)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1S,2S)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000075
Rac-(1R,2R)-2-メチルシクロプロパンアミン(30μL、0.38mmol)及びDIPEA(340μL、1.95mmol)を順次、n-ブタノール(0.5mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドの懸濁液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を140℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18による逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeOH-HOを用い、修飾剤として0.1%のTFAを用いて精製して、橙色の油状物を得た。この油状物をさらに、Chiralpak AD 4.6mm×100mm 5ミクロンカラムを用いるキラルHPLCにより、溶離液として定組成40%メタノール-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1R,2R)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(7.0mg、19%)及び6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1S,2S)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(6.5mg、18%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.51-0.63(1H,m),0.64-0.70(1H,m),0.76-0.90(1H,m),1.11(3H,d),2.63-2.68(1H,m),2.95-3.07(4H,m),3.63-3.79(4H,m),3.90(3H,s),6.91(2H,d),7.33-7.42(2H,m),7.62(1H,d),7.66-7.73(2H,m),7.77(2H,d),8.37(1H,s),8.91-8.96(1H,m),11.27(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=499.4
実施例22
5-(シアノメチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000076
2-アミノアセトニトリル(0.093g、1.7mmol)を、ジオキサン(1.5mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.042g、0.08mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を110℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、c18による逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~45%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(シアノメチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(7.0mg、18%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.04-3.13(4H,m),3.70-3.78(4H,m),3.91(3H,s),4.37(2H,d),6.94(2H,d),7.42(1H,t),7.48(1H,br d),7.62-7.71(4H,m),7.77(1H,br s),8.37(1H,s),8.84(1H,t),11.27(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=484.3
実施例23
5-[[(2R)-2-フルオロプロピルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000077
炭酸カリウム(0.12g、0.88mmol)を、ジオキサン(1.5mL)中の(2R)-2-フルオロプロパン-1-アミン塩酸塩(0.066g、0.58mmol)及び6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.042g、0.08mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を110℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、c18による逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~55%のMeOH-HOを用い、修飾剤として0.2%のNHOHを用いて精製し、5-[[(2R)-2-フルオロプロピルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(7.0mg、17%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.33(3H,dd),3.02-3.11(4H,m),3.52-3.71(2H,m),3.71-3.80(4H,m),3.91(3H,s),4.81-4.99(1H,m),6.93(2H,d),7.36(1H,br d),7.41(1H,t),7.55(2H,d),7.64(1H,d),7.67(1H,br d),7.69(1H,d),8.35(1H,s),8.75(1H,t),11.16(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=505.3
実施例24
5-[[(2S)-2-フルオロプロピルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000078
炭酸カリウム(0.120g、0.88mmol)を、ジオキサン(1.5mL)中の(2S)-2-フルオロプロパン-1-アミン塩酸塩(0.047g、0.41mmol)及び6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.042g、0.080mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を110℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、c18による逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~55%のMeOH-HOを用い、修飾剤として0.2%のを用いて精製し、5-[[(2S)-2-フルオロプロピルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(6.0mg、14%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.33(3H,dd),3.01-3.11(4H,m),3.52-3.71(2H,m),3.71-3.76(4H,m),3.91(3H,s),4.80-5.01(1H,m),6.93(2H,d),7.36(1H,br d),7.41(1H,t),7.55(2H,d),7.64(1H,d),7.67(1H,br d),7.69(1H,d),8.35(1H,s),8.75(1H,t),11.16(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]=505.4
実施例25
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000079
オキセタン-3-イルメタンアミン(36mg,0.41mmol)を、DMF(690μL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルフィニル-3-[4-(4-オキシドモルホリン4-イウム-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(35mg、0.070mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を亜硫酸水素ナトリウム(36mg、0.34mmol)でクエンチし、25Cで1時間撹拌した。得られた混合物を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN-HOを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドを得た;H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.05(4H,t),3.69(2H,t),3.74(4H,t),3.90(3H,s),4.38(2H,t),4.63-4.70(2H,m),6.93(2H,d),7.31-7.37(1H,m),7.41(1H,t),7.58(2H,d),7.61-7.67(2H,m),7.71(1H,d),8.34(1H,s),8.61(1H,t),11.18(1H,s);オキセタニルメチンプロトンは残留水のピークの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=515.3
実施例26
5-エチニル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000080
(a)3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
トリシクロヘキシルホスホニウムテトラフルオロボラート(136mg、0.370mmol)を、1,4-ジオキサン/HO(20mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(680mg、1.85mmol)、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(650mg、3.70mmol)、リン酸カリウム(785mg、3.70mmol)及びPCyPd G3(240mg、0.370mmol)の混合物に窒素下で添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、58%yield)を黄色の油状物として得、そのまま放置して固化させた。m/z:(ES+),[M+H]+=464.2
(b)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(36mg、0.040mmol)を、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.24mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(48mg、0.20mmol)及び炭酸セシウム(193mg、0.590mmol)の懸濁液に窒素下で加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチルを赤色固体として得た。
(c)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(260mg、0.42mmol)に加えた。得られた混合物を70℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより精製して、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボキサミド(250mg、99%)を褐色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=610.4
(d)5-エチニル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
THF中1MのTBAF(2.0mL、2.00mmol)を、THF(5mL)の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-トリイソプロピルシリルエチニル)ピラジン-2-カルボキサミド(100mg、0.16mmol)に添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~8%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた残渣をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×150mm SunFire Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-エチニル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、38%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.09(4H,t),3.72-3.79(4H,m),3.89(3H,s),4.23(1H,s),6.99(2H,d),7.37(1H,t),7.44-7.50(1H,m),7.53-7.62(2H,m),7.62-7.68(1H,m),8.00(1H,s),8.10(1H,s),8.20(1H,s),11.03(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=454.2
実施例27
5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000081
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5、6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、2.25mmol)を、トルエン(30mL)中のビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(129mg、0.230mmol)、DPEPhos(243mg、0.450mmol)及び[1,3-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)イミダゾリジン-2-イリデン]-(ジフルオロメチル)銀(1.24g、2.25mmol)の混合物に窒素下で添加した。得られた溶液を80℃で18時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用いて精製し、3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(410mg、77%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,CDCl)δ 4.02(3H,s),6.79(1H,t);アミノプロトンはCDCl中で交換された。m/z:(ES+),[M+H]+=238.0
(b)3-アミノ-5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Pd(dppf)Cl(123mg、0.170mmol)を、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(400mg、1.68mmol)、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(296mg、1.68mmol)及びフッ化セシウム(511mg、3.37mmol)の混合物に窒素下で添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を、Celiteで濾過した。次いで、濾液を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた残渣をC18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用いて精製し、3-アミノ-5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、21%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.78(3H,s),3.91(3H,s),6.88(1H,t),7.34(1H,dd),7.42(1H,t),7.60-7.75(3H,m),8.27(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=334.1
(c)5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(27mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の3-アミノ-5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.30mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(73mg、0.30mmol)及び炭酸セシウム(196mg、0.600mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~6%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、61%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=495.1
(d)5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×100mm SunFire Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(55mg、71%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.10(4H,t),3.75(4H,t),3.92(3H,s),6.75-7.28(3H,m),7.45(1H,t),7.60(1H,dd),7.64-7.77(3H,m),8.12(1H,s),8.31(2H,s),11.21(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=480.3
実施例28
5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000082
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
(4-メトキシフェニル)メタノール(3.42ml、24.8mmol)を、MeCN(30mL)中の3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(5.00g、22.5mmol)及びリン酸カリウム(14.3g、67.6mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-クロロ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.3g、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.73(3H,s),3.74-3.81(3H,m),4.41(2H,s),6.84-6.90(2H,m),6.95(2H,dq),7.18-7.25(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=324.1
(b)3-アミノ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
PdCl(dppf)(0.45g、0.62mmol)を、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.00g、6.18mmol)、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(1.09g、6.18mmol)及びフッ化セシウム(1.88g、12.4mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMをて精製し、3-アミノ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.80g、70%)を褐色の固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.71(3H,s),3.78(3H,s),3.87(3H,s),5.27(2H,s),6.83(2H,d),6.91-6.98(2H,m),7.28-7.58(5H,m),8.17(1H,s).m/z:(ES+)[M+H]+=420.1
(c)5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(0.389g、0.430mmol)を、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.80g、4.29mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(1.04g、4.29mmol)及び炭酸セシウム(4.19g、12.9mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.90g、76%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.00-3.27(4H,m),3.70(3H,s),3.70-3.80(4H,m),3.86(3H,s),3.87(3H,s),5.27(2H,s),6.82(2H,d),6.97(3H,d),7.18-7.27(3H,m),7.50(2H,d),7.58(1H,d),8.20(1H,s),10.10(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=581.3
(d)5-ヒドロキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.8g、3.10mmol)を、TFA(5mL)及びDCM(20mL)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-ヒドロキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.10g、77%)を褐色の固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.12-3.20(4H,m),3.74-3.81(4H,m),3.93(3H,s),4.13(3H,s),7.02-7.07(2H,m),7.54(2H,d),7.73(1H,t),7.97-8.03(1H,m),8.22(1H,d),8.44(1H,s),9.70(1H,s),10.09(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=461.2
(e)5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
塩化ホスホリル(5.00mL、53.7mmol)を、5-ヒドロキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.30g、0.65mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をEtOAcに再溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.200g、64%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.14-3.18(4H,m),3.55-3.59(4H,m),3.92(3H,s),4.07(3H,s),7.04(2H,d),7.49-7.73(5H,m),8.01(1H,s),10.00(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=479.2
(f)5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.42mmol)に添加した。得られた懸濁液を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、30mm×150mm、5μm、CSH OBD カラムを用い、溶離液として20~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(17mg、8.8%)を橙色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.10(4H,t),3.75(4H,t),3.89(3H,s),7.00(2H,d),7.35-7.46(2H,m),7.54(2H,d),7.68(1H,dd),7.98(1H,s),8.08(1H,s),8.21(1H,s),11.14(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=464.2
実施例29
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000083
DCM(2.1mL)中のmCPBA(63mg、0.27mmol)を、DCM(2.1mL)中の6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、0.11mmol)の溶液に-5℃で滴下した。得られた混合物を室温で5分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をNMP(2mL)に再溶解させた。1-メチルピラゾール-4-アミン(31mg、0.32mmol)を加えた。得られた混合物を150℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×100mm Xbridge C18カラムを用い、溶離液として20~50%のMeCN-HOを用い、溶離液として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製して、鮮黄色の固体を得た。この物質を、MeOH(2mL)に懸濁させ、30分間超音波処理した。得られた懸濁液を濾過して、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(8.0mg、15%)を鮮黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.09-3.12(4H,m),3.67(3H,s),3.71-3.77(4H,m),3.92(3H,s),7.00(2H,br d),7.32-7.40(4H,m),7.43(1H,br t),7.62-7.68(2H,m),7.70(1H,br s),7.80(1H,br d),8.39(1H,s),10.79(1H,s),10.90(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=525.4
実施例30
6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000084
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
鉱油中60wt%の水素化ナトリウム(397mg、9.92mmol)をTHF(36mL).中のピリジン-2-アミン(856mg、9.10mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.74g、7.85mmol)及びDMF(9mL)を順次加えた。得られた懸濁液を室温で12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水中でトリチュレートし、次いで、濾過し、空気下で乾燥させて、真空下で得、水を混合物に加えた。次いで、得られた固体を濾過し、風乾して、3-アミノ-6-クロロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.20g、収率95%)を淡黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.98(3H,s),7.15(1H,ddd),7.75-7.92(3H,m),8.15(1H,d),8.33(1H,dd),9.63(1H,s).m/z:(ES+),[M+2+H]+=281.9
(b)6-クロロ-3-フルオロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(154mg、2.24mmol)を少量ずつ、HFピリジン(8.40mL、245mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(521mg、1.86mmol)の溶液に、-10℃で添加した。次いで、反応物を25Cで1時間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-3-フルオロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.420g、収率80%)を橙色の固体として得た。m/z:(ES-),[M-H]-=281.3
(c)6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(234μL、1.34mmol)を、DMF(4mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(189mg、0.67mmol)及び4-モルホリノアニリン(119mg、0.670mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を100℃で12時間加熱した。次いで、反応物を水で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、風乾して、6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.280g、95%)を褐色の固体として得た。m/z:(ES-),[M-H]-=439.3
(d)6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(4.0mL、28mmol)を、6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(230mg、0.52mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドを褐色の固体として得た(165mg、収率74%)。
(e)6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
PdCl(dppf)(28mg、0.040mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(185mg、65wt%、0.46mmol)、フッ化セシウム(177mg、1.16mmol)及び6-クロロ-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(165mg、0.39mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、真空脱気して、窒素で3回充填した。ジオキサン(1.55mL)及び水(0.39mL)を加えた。得られた混合物を100℃にて12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、溶離液として30~70%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、25%)を淡黄色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.04-3.13(4H,m),3.67-3.80(4H,m),3.95(3H,s),6.92(2H,d),6.97(1H,dd),7.42-7.51(3H,m),7.55-7.65(2H,m),7.69-7.78(2H,m),7.88(1H,d),7.91(1H,br s),8.17-8.24(1H,m),8.51(1H,s),10.92(1H,s),11.05(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=522.3
実施例31
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000085
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、2.25mmol)、4,4’-ジ-tert-ブチル-2,2’-ビピリジン(60mg、0.23mmol)、Ir(dFCFppy)(dtbbpy)ヘキサフルオロリン酸塩(25mg、0.020mmol)及びNiClジグリム(50mg、0.23mmol)をバイアル内で混合し、これを窒素で5分間スパージした。次いで、DME(13.6mL)を加えた。3-ヨードオキセタン」(400μL、4.5mmol)、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチル-2-(トリメチルシリル)トリシラン(1.04mL、3.38mmol)及び炭酸ナトリウム(477mg、4.50mmol)を順次加えた。得られた混合物を再び窒素で5分間スパージし、次いで、光反応器内で青色の光の下、周囲温度で、冷却ファンを作動させずに、16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-アミノ-6-クロロ-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 3.99(3H,s),4.61(1H,tt),4.92-4.99(2H,m),5.00-5.06(2H,m).NH2シグナルはクロロホルム-dで交換された;m/z:(ES+),[M+H]+=244.1
(b)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DMF(2.4mL)を、ビス(ピナコラート)ジボロン(299mg、1.18mmol)、cataCXium A(17mg、0.050mmol)、cataCXium A Pd G3(34mg、0.050mmol)、酢酸カリウム(139mg、1.41mmol)及び7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.47mmol)の混合物に加えた。得られた懸濁液を窒素で5分間スパージし、80℃で16時間撹拌した後、100℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
亜硝酸ナトリウム(37mg、0.54mmol)を、HFピリジン(5.30mL、155mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.49mmol)に0℃で加えた。得られた混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。次いで、反応物を75mLの水に注ぎ、DCMで3回(各20mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をDMF(2.4mL)に溶解させた。DIPEA(85μL、0.49mmol)及び4-モルホリノアニリン(87mg、0.49mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。Pd(dppf)Cl2 DCM(24mg、0.030mmol)及びフッ化セシウム(90mg、0.59mmol)を得られた残渣に加えた。ホウ素化混合物を加えた。得られた懸濁液を窒素で5分間スパージし、次いで100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物をcelite上に濃縮した。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより,溶離液として0~1%のアンモニアを含む0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.089g、60%)を褐色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.04-3.13(4H,m),3.68-3.77(4H,m),3.91(3H,s),4.00(3H,s),4.29-4.39(1H,m),4.51(2H,dd),4.67-4.75(2H,m),6.99(2H,d),7.71(2H,d),8.36(1H,s),8.42(1H,s),9.04(1H,s),9.99(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=502.3
(c)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-((4-モルホリノフェニル)アミノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(89mg、0.18mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを使用し、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.016g,18%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.97-3.16(4H,m),3.65-3.82(4H,m),4.01(3H,s),4.29-4.46(1H,m),4.58(2H,dd),4.68-4.83(2H,m),6.99(2H,d),7.75(2H,d),7.84-7.97(1H,m),8.23(1H,s),8.44(1H,s),8.56(1H,s),9.04(1H,s),11.20(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=487.2
実施例32
5-エトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000086
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-エトキシ-ピラジン-2-カルボン酸エチル
エタノール中21%のナトリウムエトキシド(3.03mL、8.11mmol)を、無水エタノール(25mL)中の3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.20g、5.40mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で処理し、濾過した。固体を回収し、水で洗浄し、乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-エトキシ-ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.995g、収率75%)をベージュ色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.28(3H,t),1.35(3H,t),4.26(2H,q),4.40(2H,q),7.56(2H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=246.1
(b)6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸
t-BuXPhos Pd G3(0.133g、0.170mmol)を、THF(16mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-エトキシ-ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.410g、1.67mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(0.808g、3.34mmol)、t-BuXPhos(0.071g、0.17mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(0.321g、3.34mmol)の懸濁液に窒素下で添加した。得られた混合物を40℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び水により洗浄した。合わせた有機層を1N HClで酸性化した。沈殿物を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(0.390g、収率62%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.36(3H,t),3.04-3.08(4H,m),3.71-3.74(4H,m),4.41(2H,q),6.93(2H,d),7.47(2H,d).NH及びCOOHプロトンはベースラインまで拡大された。m/z:(ES+),[M+H]+=379.3
(c)6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
トリエチルアミン(0.727mL、5.22mmol)を、DMF(10mL)中の6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸(0.494g、1.30mmol)、塩化アンモニウム(0.349g、6.52mmol)及びHATU(0.744g、1.96mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を室温で3.5時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び水で希釈した。沈殿物を濾過によって回収し、水で洗浄し、乾燥させて、6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.366g、収率74%)を褐色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.37(3H,t),3.03-3.08(4H,m),3.70-3.74(4H,m),4.42(2H,q),6.94(2H,d),7.47(2H,d),7.65(1H,br s),7.87(1H,s),11.17(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=378.5
(d)5-エトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
2Mのリン酸カリウム水溶液(0.21mL、0.42mmol)及び1,4-ジオキサン(1.5mL)中の2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(0.069g、0.28mmol)、6-クロロ-5-エトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.053g、0.14mmol)及びPdCl(dppf)(10.3mg、0.0100mmol)の混合物を、窒素でパージした。マイクロ波反応器内で、反応混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で洗浄し、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。生成物をさらに、逆相C18フラッシュクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-エトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.041g、収率62%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.27(3H,t),3.00-3.15(4H,m),3.67-3.80(4H,m),3.97(3H,s),4.41(2H,q),6.97(2H,d),7.57(2H,d),7.66(1H,br s),7.94(1H,br s),8.39(1H,s),8.65(1H,s),8.96(1H,s),11.19(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=475.2
実施例33
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000087
(a)エチル3,3-ジアミノ-2-ニトロソ-プロパ-2-エノアート
3-エトキシ-3-イミノ-プロパン酸エチル塩酸塩(5.00g、25.6mmol)を、2Mのエタノール性アンモニア(40mL、80mmol)0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間、25℃で3.5時間撹拌した。亜硝酸ナトリウム(1.94g、28.1mmol)の水(8mL)溶液を添加した。6NのHCl水溶液(15mL、90mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で終夜撹拌した。次いで、反応物を、減圧下で1/3の体積になるまで濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で中和した。得られた懸濁液を濾過し、水で洗浄し、風乾して、エチル3,3-ジアミノ-2-ニトロソ-プロパ-2-エノアート(1.59g、39%)を得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.27(3H,t),4.26(2H,q),7.53(2H,br s),10.08(2H,br s).LCMSによる不良動作。
(b)2,3-ジアミノ-3-イミノ-プロパン酸エチル
エタノール(25mL)中のエチル3,3-ジアミノ-2-ニトロソ-プロパ-2-エノアート(0.935g、5.88mmol)、10wt%パラジウム炭素(0.313g、0.290mmol)及び6M HCl水溶液(17.0mL、102mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を、Celiteで濾過した。濾液を濃縮して2,3-ジアミノ-3-イミノ-プロパン酸エチル(1.080g、定量的)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.24(3H,t),4.28(2H,q),5.24(1H,s),9.49(2H,br s).アミノNH2グアニジノNHはベースラインまで拡大された。m/z:(ES+),[M+H]+=146.1
(c)3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル及び3-アミノ-6-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル
20wt%の3,3,3-トリフルオロ-2-オキソ-プロパナール水溶液(9.96g、15.8mmol)を、水(30mL)中の2,3-ジアミノ-3-イミノ-プロパン酸エチル(0.854g、5.88mmol)の溶液に添加した。酢酸ナトリウム(3.38g、41.2mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化した。得られた懸濁液を濾過し、水で洗浄し、風乾して、3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル及び3-アミノ-6-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチルの1:1混合物(498mg、収率36%)を得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.32(3H,t),4.35(2H,q),7.80(2H,br s),8.30(1H,s),8.67(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=236.1
(d)3-アミノ-6-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル
N-ブロモスクシンイミド(0.338g、1.90mmol)を、アセトニトリル(15mL)中の3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル及び3-アミノ-6-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(1:1)(0.446g、1.90mmol)の溶液に加えた。反応物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより2回、いずれも溶離液として0~20%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-アミノ-6-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.270g、収率45%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.32(3H,t),4.36(2H,q),7.89(2H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=314.1
(e)3-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル
DMF(2mL)を、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(115mg、0.54mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(165mg、0.65mmol)、酢酸カリウム(159mg、1.62mmol)、cataCXium A Pd G3(39mg、0.050mmol)及びcataCXium A(19mg、0.050mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で23時間撹拌した。追加のDMF(2mL)を添加した。反応混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。反応混合物を100℃で24時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
マイクロ波バイアル内で、3-アミノ-6-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(121mg、0.390mmol)、PdCl(dppf)(28mg、0.040mmol)及びフッ化セシウム(117mg、0.770mmol)を混合し、真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を水で希釈した。得られた懸濁液を濾過し、水で洗浄し、風乾した。濾液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、次いで、5:1のDCM/IPAで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を濾過ケーキと合わせた後、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.042g、30%)を褐色のガム状物として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.26(3H,t),3.98(3H,s),4.33(2H,q),7.77-7.97(2H,m),8.30(1H,s),8.37(1H,s),9.05(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=367.2
(f)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸
1,4-ジオキサン(2.0mL)中の4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(0.056g、0.23mmol)、3-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.085g、0.23mmol)、BrettPhos Pd G3(0.042g、0.05mmol)及び炭酸セシウム(0.227g、0.70mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のTFAを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸(0.025g、22%)を固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.10-3.14(4H,m),3.73-3.75(4H,m),4.09(3H,s),7.02(2H,br d),7.61(2H,d),8.71(1H,s),8.90(1H,s),9.55(1H,s),10.41(1H,s);COOHプロトンが広がってベースラインと区別できなかった;m/z:(ES+),[M+H]+=500.3
(g)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.026mL、0.15mmol)を、DMF(0.80mL)中の6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸(0.025g、0.050mmol)、塩化アンモニウム(0.013g、0.25mmol)、HATU(0.029g、0.080mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、5:1のDCM/IPAで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、72%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.03-3.14(4H,m),3.66-3.78(4H,m),3.99(3H,s),7.00(2H,d),7.61(2H,d),8.13(1H,br s),8.26(1H,br s),8.40(1H,s),8.44(1H,s),9.05(1H,s),11.28(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=499.3
実施例34
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000088
(a)6-クロロ-3-フルオロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(3.00g、43.5mmol)を少量ずつ、HF-ピリジン(20mL、580mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルチオ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.65g、41.3mmol)の懸濁液に-10℃で添加した。次いで、反応物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(30mL)で希釈し、水(50mL)でクエンチした。層を分離させ、水層をDCMで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機物をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-3-フルオロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.46g、97%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.59(3H,s),3.88(3H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=237.0
(b)6-クロロ-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(4.00mL、22.9mmol)を、DMF(17mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-メチルスルファニル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(5.00g、21.1mmol)及び4-モルホリノアニリン(3.95g、22.2mmol)の溶液に添加した。得られた褐色の溶液を100℃で15分間撹拌した。反応物を室温に冷却させ、次いで、濾過し、EtOAcで洗滌し、真空下で乾燥させて、6-クロロ-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(6.23g、75%)を淡い橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.50(3H,s),3.02-3.16(4H,m),3.66-3.81(4H,m),3.89(3H,s),6.95(2H,d),7.49(2H,d),9.92(1H,s);m/z:(ES+),[M+2+H]+=397.0.
(c)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(1.00g、4.72mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.39g、9.42mmol)、cataCXium A Pd G3(0.343g、0.470mmol)、cataCXium A(0.169g、0.470mmol)及び酢酸カリウム(0.895g、9.12mmol)を多口フラスコ内で混合し、真空脱気して、窒素を3回充填した。DMF(15mL)を添加し、得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却した。
6-クロロ-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、3.80mmol)、Pd(dppf)Cl(0.278g、0.380mmol)及びフッ化セシウム(1.73g、11.4mmol)を口の分かれた多口フラスコ内で混合し、真空脱気して、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物及び反応物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(150mL)で希釈し、3:1のDCM/IPAで3回(各50mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、Celiteで濃縮した。次いで、得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.742g、40%)を濃い橙色の泡状固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.39(3H,s),3.05-3.15(4H,m),3.67-3.82(4H,m),3.85(3H,s),3.99(3H,s),6.97(2H,d),7.57(2H,d),8.32(1H,s),8.38(1H,s),9.05(1H,s),10.05(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=492.1.
(d)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(6.0mL、42mmol)を、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(742mg、1.51mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた濃い橙色の懸濁液を100℃で4時間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、次いで、濾過し、MeOHで洗滌した。得られた黄土色の固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.370g、51%)を鮮黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.44(3H,s),3.01-3.12(4H,m),3.69-3.77(4H,m),3.98(3H,s),6.97(2H,d),7.58(2H,d),7.74(1H,br d),7.93(1H,br s),8.39(1H,s),8.42(1H,s),9.03(1H,s),11.20(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=477.1.
実施例35
5-[(1-メチルシクロプロピル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000089
mCPBA(194mg、0.790mmol)をDCM(1mL)溶液として、DCM(3mL)中の6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(75mg、0.16mmol)の懸濁液に0℃で添加した。得られた懸濁液を25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた黄色固体をDMF(2mL)に溶解させた。1-メチルシクロプロパンアミン塩酸塩(85mg、0.79mmol)及びDIPEA(500μL、2.86mmol)を添加し、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、テトラヒドロキシジボロン(42mg、0.47mmol)を加え、得られた混合物を100℃で5分間撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いで、水(20mL)で希釈し、3:1のDCM/IPAで3回(各25mL)抽出した。まとめた有機物を、5%の塩化リチウム水溶液(10mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、Celite.で濃縮した。この物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-[(1-メチルシクロプロピル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、23%)をふわふわした黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.70-0.82(4H,m),1.46(3H,s),3.01-3.10(4H,m),3.70-3.77(4H,m),4.00(3H,s),6.95(2H,d),7.35(1H,br d),7.76(1H,br s),7.83(2H,d),8.47-8.58(2H,m),8.76(1H,s),8.98(1H,s),11.31(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=500.2.
実施例36
5-シアノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000090
mCPBA(194mg、0.790mmol)をDCM(1mL)溶液として、DCM(3mL)中の6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(75mg、0.16mmol)の懸濁液に0℃で加えた。得られた懸濁液を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を黄色の固体に濃縮し、DMF(2mL)に溶解した。シアン化ナトリウム(77mg、1.57mmol)を加え、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し重亜硫酸ナトリウム(82mg、0.79mmol)で処理し、10分間撹拌した。追加の重亜硫酸ナトリウム(82mg、0.79mmol)を添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。次いで、反応物を水(40mL)で希釈し、3:1のDCM/IPAで3回(各25mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、赤色固体を得た。次いで、この物質をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSHカラムを用い、溶離液として25~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-シアノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、17%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.05-3.14(4H,m),3.68-3.79(4H,m),4.02(3H,s),7.01(2H,d),7.54(2H,d),8.12-8.32(1H,m),8.51(2H,s),8.75(1H,s),9.10(1H,s),11.22(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=456.2
実施例37
5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000091
mCPBA(396mg、1.61mmol)のDCM(2mL)溶液を、DCM(3mL)中の6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(153mg、0.320mmol)の懸濁液に-10Cで滴下した。この反応物を25Cで90分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた橙色固体をDMF(2mL)に溶解させた。シクロプロピルアミン(0.050mL、0.71mmol)及びDIPEA(0.500mL、2.86mmol)を順次添加し、反応物を25Cで30分間撹拌した。Biotageマイクロ波反応器内で、反応物を100Cで1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却した。重亜硫酸ナトリウム(0.133g、1.28mmol)を添加し、この反応物を室温で10分間撹拌した。次いで、反応物を水(25mL)で希釈し、3:1のDCM/IPAで3回(各20mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、39mgの橙色固体を得た。この物質をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、Waters XSelect CSH C18 OBD Prepカラムを用い、溶離液として30~60%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(23mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.43-0.61(2H,m),0.76-0.93(2H,m),2.89(1H,tt),3.00-3.12(4H,m),3.65-3.79(4H,m),4.02(3H,s),6.96(2H,d),7.39(1H,br s),7.74-7.89(3H,m),8.57(1H,s),8.81(1H,br d),8.84(1H,s),9.00(1H,s),11.32(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]=486.2
実施例38
5-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000092
(a)3-アミノ-6-クロロ-5-(シクロプロピルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
シクロプロパンアミン(1.029g、18.02mmol)を、3-アミノ-5,6-ジクロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.00g、4.50mmol)のTHF(20mL)懸濁液に添加した。得られた混合物を25Cで4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で処理した。得られた懸濁液を濾過し、固体を真空下で乾燥させて、3-アミノ-6-クロロ-5-(シクロプロピルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.10g、定量的)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.54-0.80(4H,m),2.77-2.93(1H,m),3.72(3H,s),7.26(2H,br s),7.48(1H,br d);m/z:(ES+),[M+H]+=243.1.
(b)3-アミノ-5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
CataCXium A(17mg、0.050mmol)、cataCXium A Pd G3(34mg、0.050mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.47mmol)、酢酸カリウム(139mg、1.41mmol)及びビス(ピナコラート)ジボロン(240mg、0.94mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3mL)を添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
Pd(dppf)Cl(35mg、0.05mmol)、CsF(107mg、0.710mmol)、及び3-アミノ-6-クロロ-5-(シクロプロピルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(114mg、0.470mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で2時間加熱した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~70%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、収率50%)をオフホワイト色の粉末として得た。
(c)5-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
BrettPhos Pd G3(21mg、0.020mmol)を、1,4-ジオキサン(2mL)中の3-アミノ-5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.24mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(57mg、0.24mmol)及び炭酸セシウム(154mg、0.470mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を90℃で4時間加熱した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより,溶離液として0~70%のMeOH-DCMを用いて精製し、褐色の固体を得た。この物質を7Nのメタノール性アンモニア(510μL、3.57mmol)に懸濁した。得られた懸濁液を100℃で14時間加熱した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×150mm Xbridge C18カラムを用い、溶離液として20~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%のNHOHを用いて精製し、5-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(2.0mg、1.9%)を得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.99-3.11(4H,m),3.67-3.79(4H,m),4.00(3H,s),6.91(2H,d),7.36(1H,br s),7.50(2H,br s),7.63(2H,d),7.79(1H,br s),8.53(1H,s),8.80(1H,s),8.98(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=446.3
実施例39
6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000093
(a)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
CataCXium A Pd G2(17mg、0.03mmol)を、DMF(10mL)中のビス(ピナコラート)ジボロン(129mg、0.510mmol)、6-ブロモ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.25mmol)、酢酸カリウム(75mg、0.76mmol)及びビス(1-アダマンチル)-ブチル-ホスホニウムテトラフルオロボラート(11mg、0.030mmol)の懸濁液に窒素下で添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
フッ化セシウム(97mg、0.64mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(54mg、0.25mmol)、andPdCl(dppf)(18.61mg、0.03mmol)の混合物を真空脱気し、3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をMeOH(10mL)に溶解した。塩化チオニル(2.00mL、27.4mmol)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(30mg、27%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.11(4H,t),3.72-3.81(4H,m),4.02(3H,s),4.05(3H,s),6.99(2H,d),7.55-7.63(2H,m),8.57(1H,s),9.01(1H,s),9.06(1H,s),9.82(1H,d),9.96(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2
(b)6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、MeOH(1mL)中の6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(30mg、0.07mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xbridge Shield RP18 OBDカラムを使用し、溶離液として12~22%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(10mg、35%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.04-3.14(4H,m),3.70-3.79(4H,m),4.02(3H,s),6.92-7.02(2H,m),7.55-7.66(2H,m),8.04(1H,s),8.55(1H,s),8.73(1H,s),9.00(1H,s),9.45(1H,s),9.90(1H,s),11.28(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=431.1
実施例40
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000094
(a)6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(555mg、1.47mmol)に加えた。Emrysマイクロ波反応器内で、得られた懸濁液を100℃で2時間撹拌した。次いで反応物を濾過し、MeOHで洗滌した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(291mg、61%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.99-3.10(4H,m),3.69-3.77(4H,m),3.99(3H,s),6.94(2H,d),7.43-7.57(2H,m),7.66(1H,br s),7.89(1H,s),11.19(1H,s)m/z:(ES-),[M-H]-=362.3
(b)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.47mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(299mg、1.18mmol)、cataCXium A(17mg、0.050mmol)、cataCXium A Pd G3(34mg、0.050mmol)及び酢酸カリウム(139mg、1.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.3mL)を添加し、得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-メトキシ-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(137mg、0.380mmol)、Pd(dppf)Clジクロロメタン付加物(31mg、0.040mmol)及びフッ化セシウム(172mg、1.13mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化反応混合物をシリンジでバイアルに加えた。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。反応物を室温に冷却させ、水(40mL)で希釈し、濾過した。濾過ケーキを、逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、橙色の残渣を得た。水性濾液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で希釈し、3:1のDCM/IPAで3回(各30mL)抽出した。合わせた有機層を濃縮した。得られた残渣を、逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、橙色の残渣を得た。2つのカラムからの橙色の残渣を水(20mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で塩基性化し、DCMで3回(各20mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、29%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.01-3.11(4H,m),3.67-3.77(4H,m),3.92(3H,s),3.97(3H,s),6.97(2H,d),7.60(2H,d),7.67(1H,br s),7.94(1H,br s),8.38(1H,s),8.60(1H,s),8.97(1H,s),11.22(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=461.3
実施例41
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000095
(a)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(68.4mg、0.990mmol)を、HF-ピリジン(3.0mL、87mmol)中の3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(215mg、0.940mmol)の溶液に0℃で添加した。反応物を25℃で30分間撹拌した。次いで、反応物をDCM(5mL)で希釈し、水(20mL)でクエンチした。層を分離させ、水層をDCM(10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.233g、定量的)を黄色の油状物として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.03-1.13(2H,m),1.25-1.34(2H,m),2.50-2.56(1H,m),3.89(3H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=231.1
(b)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.180mL、1.03mmol)を、DMF(3mL)中の6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.217g、0.940mmol)及び4-モルホリノアニリン(0.176g、0.990mmol)の溶液に添加した。反応物を100℃で40分間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(80mL)で希釈し、EtOAcで3回(各25mL)抽出した。合わせた有機層を、5%塩化リチウム水溶液(15mL)で1回洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた赤色固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.213g、58%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.95-1.09(2H,m),1.11 - 1.22(2H,m),2.39-2.44(1H,m),2.97-3.15(4H,m),3.66-3.77(4H,m),3.89(3H,s),6.93(2H,d),7.40(2H,d),9.75(1H,s);m/z:(ES-),[M-H]-=387.2
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(107mg、0.270mmol)、2-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(99mg、82wt%、0.33mmol)、Pd(dppf)Cl(23mg、0.030mmol)及びCsF(125mg、0.820mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(1.7mL)を添加し、Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた赤色残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより,溶離液として0~10%のメタノール-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.061g、46%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.84-0.94(2H,m),0.97-1.08(2H,m),1.79-1.88(1H,m),2.98-3.14(4H,m),3.65-3.78(4H,m),3.87(3H,s),3.99(3H,s),6.96(2H,d),7.51(2H,d),8.39(1H,s),8.42(1H,s),9.05(1H,s),9.90(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.2.
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(61mg、0.13mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた懸濁液を100℃で1時間撹拌した。追加の7Nメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を加え、Biotageマイクロバイアル内で、この反応物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、メタノールで洗滌して、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.036g、61%)を黄土色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.83-0.97(2H,m),0.99-1.12(2H,m),1.86-1.98(1H,m),3.01-3.12(4H,m),3.66-3.82(4H,m),4.00(3H,s),6.97(2H,d),7.54(2H,d),7.80(1H,br s),8.06(1H,s),8.45(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),11.08(1H,s)
実施例42
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000096
(a)3-アミノ-6-ブロモ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
アセトニトリル(100mL)を、3-アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(5.00g、32.7mmol)及びN-ブロモスクシンイミド(5.81g、32.7mmol)の混合物に加えた。得られた溶液を80℃で45分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた赤色残渣をイソプロパノール(100mL)中でトリチュレートし、濾過して、赤色固体を得た。濾液を濃縮して赤色固体を得、これをDCM(60mL)に溶解し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(50mL)で1回、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各25mL)洗浄した。次いで、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、赤色固体を得、これを2つの部分に分けた。一方の部分を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-アミノ-6-ブロモピラジン-2-カルボン酸メチル(1.33g、18%)をオフホワイト色の固体として得た。他方の部分をMeOHに懸濁し、次いで、濾過し、大量のMeOHで洗滌して、3-アミノ-6-ブロモピラジン-2-カルボン酸メチル(2.89g、38%)をベージュ色の微結晶固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.84(3H,s),7.53(2H,br s),8.41(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=232.0
(b)3-アミノ-6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
TFA(0.66mL、8.6mmol)を、DCM(10mL)及び水(4mL)中の3-アミノ-6-ブロモ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.00g、4.31mmol)及び亜鉛ジフルオロメタンスルフィン酸(2.55g、8.62mmol)の懸濁液に加えた。70wt%のtert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液(1.80mL、13.1mmol)を反応混合物に滴下した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。追加の亜鉛ジフルオロメタンスルフィン酸(2.55g、8.62mmol)及び70wt% tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液(1.80mL、13.1mmol)を加え、反応物を25℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)でクエンチし、DCM(50mL)及び飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)で希釈した。層を分離させ、水層をDCMで2回(各20mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた淡黄色の固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~35%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-アミノ-6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.16g、13%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.87(3H,s),7.03(1H,t),7.34-8.32(2H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=282.0
(c)6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(63mg、0.91mmol)を、HF-ピリジン(3.0mL、87mmol)中の3-アミノ-6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(245mg、0.870mmol)の溶液に0℃で添加した。反応物を25℃で15分間撹拌した。次いで、反応物をDCM(5mL)により希釈し、水(20mL)でクエンチした。層を分離させ、水層をDCMで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、濃縮して、淡黄色の油状物を得た。4-モルホリノアニリン(0.163g、0.910mmol)を油状物の加え、得られた混合物をDMF(2mL)に溶解した。この反応混合物にDIPEA(0.17mL、0.97mmol)を加えた。得られた溶液を100℃で30分間撹拌した。反応物を、室温に冷却させ、次いで、水(70mL)で希釈した。得られた懸濁液を濾過した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.337g、87%)を赤レンガ色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.00-3.13(4H,m),3.65-3.77(4H,m),3.94(3H,s),6.95(2H,d),7.08(1H,t),7.53(2H,d),9.89(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=443.1
(d)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(176mg、0.830mmol)、cataCXium A Pd G3(60mg、0.08mmol)、cataCXium A(30mg、0.08mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(527mg、2.08mmol)及び酢酸カリウム(244mg、2.49mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.5mL)を添加し、反応混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
これとは別に、6-ブロモ-5-(ジフルオロメチル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(337mg、0.760mmol)、Pd(dppf)Cl(61mg、0.081mmol)及びCsF(378mg、2.49mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化工程からの反応混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(30mL)で希釈し、3:1のクロロホルム/イソプロパノールで3回(各30mL)抽出した。合わせた有機層を、5%塩化リチウム水溶液で1回洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた赤色残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のメタノール-DCMを用い、修飾剤として0~0.5%のアンモニアを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.12g、29%)を暗赤色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.07-3.13(4H,m),3.72-3.77(4H,m),3.93(3H,s),4.01(3H,s),6.90-7.14(3H,m),7.66(2H,d),8.48(2H,d),9.08(1H,s),9.99(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=496.1
(e)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.00mL、14.0mmol)を、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.24mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた懸濁液を100℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、少量のメタノールで洗滌して、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.060g、52%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.00-3.18(4H,m),3.67-3.83(4H,m),4.00(3H,s),6.99(2H,d),7.11(1H,t),7.67(2H,d),8.10(1H,br s),8.40(1H,br s),8.50(1H,s),8.69(1H,s),9.07(1H,s),11.24(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=481.3
実施例43
5-メチル-6-(1-メチルイミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000097
(a)6-ブロモ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(1.750g、25.36mmol)を、-10℃で、ピリジンHF(20.0mL、583mmol)中の3-アミノ-6-ブロモ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.56g、6.34mmol)に少量ずつ添加した。得られた混合物を-10℃で2.5時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(450mL)で中和した後。EtOAcで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-ブロモ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.400g、89%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.63(3H,s),3.90(3H,s).m/z:(ES+),[M+2+H]=251.0
(b)6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.926mL、5.30mmol)を、DMF(10mL)中の4-モルホリノアニリン(1.01g、5.64mmol)及び6-ブロモ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.32g、5.30mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を110℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、収率100%と見なして、次の工程に直接使用した。
(c)6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.29g、5.63mmol)に加えた。得られた懸濁液を25℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(10mL)に懸濁し、7Nのメタノール性アンモニア(40mL、280mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、MeOH及び水で洗浄し、真空下で乾燥させて、6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(1.92g、87%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.50(3H,s),2.99-3.14(4H,m),3.66-3.80(4H,m),6.85-6.99(2H,m),7.42-7.54(2H,m),7.89(1H,s),8.11(1H,s),10.93(1H,s).m/z:(ES+),[M+2+H]=394.1
(d)3-メチル-6H-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン-7-オン
ヒドラジン水和物(0.267g、3.52mmol)を、5-ホルミル-1-メチル-イミダゾール-4-カルボン酸エチル(0.534g、2.93mmol)のエタノール(20mL)溶液に添加した。得られた混合物を25℃で90分間撹拌した。次いで、酢酸(0.839mL、14.7mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で19時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮した。得られた残渣をEtOHに懸濁し、濾過し、EtOHで洗浄し、真空下で乾燥させて、3-メチル-6H-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン-7-オン(0.355g、81%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.88(3H,s),8.23(1H,s),8.45(1H,s),12.63(1H,br s).m/z:(ES+),[M+HO]+=169.2
(e)4-クロロ-1-メチル-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン
塩化ホスホリル(6.00mL、64.4mmol)を、1-メチル-1,5-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-オン(0.210g、1.40mmol)に加えた。反応混合物を100℃で5.5時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮した。残渣を氷水で処理し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性化し、5:1のDCM/IPAで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-クロロ-1-メチル-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン(0.208g、88%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)4.00(3H,s),8.68(1H,s),9.71(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=169.1
(f)5-メチル-6-(1-メチルイミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(1.5mL)を、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.040g、0.16mmol)、6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.052g、0.13mmol)、PdCl(dppf)(9.70mg、0.01mmol)及び酢酸カリウム(0.026g、0.27mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を充填した後、80℃で3時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
MeOH(1mL)を、4-クロロ-1-メチル-イミダゾ[4,5-d]ピリダジン(0.044g、0.26mmol)、PdCl(dppf)(9.5mg、0.010mmol)及びリン酸カリウム(0.055g、0.26mmol)の混合物に添加した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を充填した後、100℃で4時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、得られた懸濁液を濾過した。濾液をDCMで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を濾過ケーキと合わせ、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~15%のMeOH-DCMを用いて精製して、黄色の固体を得た。この物質をさらに、逆相クロマトグラフィ、C18により、溶離液として0~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルイミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.018g、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.51(3H,s),3.04-3.12(4H,m),3.69-3.78(4H,m),4.03(3H,s),6.98(2H,d),7.64(2H,d),7.93(1H,s),8.05(1H,s),8.62(1H,s),9.73(1H,s),11.08(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.3
実施例44
5-メチル-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000098
(a)5-クロロ-N3-メチル-ピリダジン-3,4-ジアミン
40wt%のメタンアミン水溶液(10.0mL、116mmol)を、3,5-ジクロロピリダジン-4-アミン(0.525g、3.20mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を元の体積の半分にまで濃縮し、水で希釈し、濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-クロロ-N3-メチル-ピリダジン-3,4-ジアミン(0.360g、71%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.91(3H,d),6.09(2H,br s),6.23(1H,br d),8.12(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]=159.0
(b)4-クロロ-7-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン
オルトギ酸トリエチル(10mL、60mmol)を5-クロロ-N3-メチル-ピリダジン-3,4-ジアミン(0.333g、2.10mmol)に加えた。得られた混合物を150℃で90分間撹拌した。
次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した後、5:1のDCM/IPAで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-クロロ-7-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(0.310g、88%)をベージュ色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)4.01(3H,s),8.84(1H,s),9.24(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]=169.0
(c)5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(1.0mL)を、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.031g、0.12mmol)、6-ブロモ-5-メチル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.040g、0.10mmol)、PdCl(dppf)(7.5mg、0.01mmol)及び酢酸カリウム(0.020g、0.20mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を充填した後、80℃で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、収率100%と見なして、次の工程に直接使用した。
(d)5-メチル-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
MeOH(1.0mL)を、4-クロロ-7-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(0.034g、0.20mmol)、PdCl(dppf)(7.3mg、0.010mmol)及びリン酸カリウム(0.042g、0.20mmol)の混合物に添加した。前工程からのホウ素化反応混合物をシリンジでバイアルに加えた。バイアルを真空脱気し、窒素を充填した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈し、濾過し、真空下で乾燥させた。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより2回、いずれも溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メチル-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.013g、29%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.01-3.12(4H,m),3.64-3.79(4H,m),4.04(3H,s),6.97(2H,d),7.62(2H,d),7.91(1H,s),8.33(1H,s),8.79(1H,s),9.41(1H,s),11.17(1H,s);ピラジンメチル基のシグナルはDMSOのピークの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]=446.4
実施例45
5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000099
(a)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性(10mL、70mmol)を、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.86g、4.92mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を80℃で4日間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濾過した。得られた沈殿物を回収し、MeOHで洗浄し、次いで、真空下で乾燥させて、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(1.576g、収率88%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.01-3.07(4H,m),3.69-3.74(4H,m),6.91(2H,d),7.29(1H,br s),7.48-7.58(4H,m),11.16(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]=363.1
(b)5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
4-クロロ-7-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(0.035g、0.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.072g、0.28mmol)、酢酸カリウム(0.062g、0.63mmol)、cataCXium A Pd G3(0.015g、0.020mmol)及びcataCXium A(7.5mg、0.020mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.0mL)を添加した。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.14mmol)、Pd(dppf)ClDCM付加物(10mg、0.01mmol)及びフッ化セシウム(0.063g、0.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。得られた沈殿物を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させた。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより2回、いずれも溶離液として0~10%のMeOH/DCMを用いて精製した。得られた残渣をさらに、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(3.0mg、4.7%)を橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.03(3H,d),3.05-3.09(4H,m),3.70-3.76(4H,m),4.03(3H,s),6.96(2H,d),7.46(1H,s),7.67(2H,d),8.09(1H,s),8.82(1H,s),9.72(1H,q),9.87(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=461.
実施例46
6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000100
(a)7-ブロモ-3-エチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン
1,1-ジエトキシ-N,N-ジメチル-メタンアミン(7.43g、50.5mmol)を、7-ブロモ-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(2.00g、10.1mmol)のDMF(30mL)溶液に添加した。得られた混合物を80℃で4時間撹拌した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフにより、溶離液として0~60%のMeCN-4:1 MeOH/水を用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、7-ブロモ-3-エチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(800mg、35%)を白色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.44(3H,t),4.38(2H,q),8.46(1H,s),8.57(1H,s),9.00(1H,s);m/z:(ES+),[M+2+H]+=228.1
(b)3-アミノ-6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
CataCXium A Pd G2(236mg、0.350mmol)を、DMF(16mL)中のcataCXium Aテトラフルオロボラート(158mg、0.350mmol)、7-ブロモ-3-エチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(400mg、1.77mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.35g、5.31mmol)及び酢酸カリウム(521mg、5.31mmol)の混合物に窒素下で添加した。得られた
混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(383mg、1.77mmol),フッ化セシウム(806mg、5.31mmol)及びPdCl(dppf)(194mg、0.27mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。
得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより,溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.207g、36%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.50(3H,t),2.83(3H,d),3.74(3H,s),4.44(2H,q),7.26(2H,br s),7.49(1H,br q),8.45(1H,s),8.53(1H,s),9.06(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=328.1
(c)6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(55mg、0.060mmol)を、窒素下、3-アミノ-6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.31mmol)、4-(4-ブロモフェニル)モルホリン(74mg、0.31mmol)及び炭酸セシウム(299mg、0.920mmol)の1,4-ジオキサン(5mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.107g、72%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.51(3H,t),2.90(3H,d),3.04-3.12(4H,m),3.71-3.78(4H,m),3.82(3H,s),4.45(2H,q),6.97(2H,d),7.67(2H,d),7.89(1H,br q),8.52(1H,s),8.56(1H,s),9.08(1H,s),10.26(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=489.4
(d)6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(92mg、0.19mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。
得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.51(3H,t),2.93(3H,d),3.07(4H,t),3.74(4H,t),4.45(2H,q),6.95(2H,d),7.30(1H,s),7.66(2H,d),7.69(1H,s),7.96(1H,br q),8.58(1H,s),8.70(1H,s),9.06(1H,s),11.29(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.2
実施例47
6-(3-シクロプロピルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000101
(a)7-ブロモ-3-シクロプロピル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン
酢酸銅(II)(0.532g、2.93mmol)及び2,2’-ビピリジン(0.457g、2.93mmol)を、DCE(15mL)中のシクロプロピルボロン酸(0.55g、6.4mmol)、7-ブロモ-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.580g、2.93mmol)及び炭酸ナトリウム(0.621g、5.86mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を70℃で23時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液で処理し、DCMで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、2つの位置異性体を得た。異性体を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm XSelect CSH C18 OBDカラムを用い、溶離液として20~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し7-ブロモ-3-シクロプロピル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.085g、12%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.07-1.18(4H,m),3.61-3.71(1H,m),8.50(1H,s),8.56(1H,s),8.97(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=237.6
(b)6-(3-シクロプロピルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DMF(2.0mL)中の7-ブロモ-3-シクロプロピル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.050g、0.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.080g、0.32mmol)、酢酸カリウム(0.062g、0.63mmol)、cataCXium A Pd G3(0.015g、0.020mmol)及びcataCXium A(7.5mg、0.020mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。反応混合物を100℃で18.5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.14mmol)、PdCl(dppf)(10mg、0.01mmol及びフッ化セシウム(0.063g、0.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、C18クロマトグラフィにより、溶離液として10~40%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製した。得られた物質をさらに、C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し6-(3-シクロプロピルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(10mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.08-1.22(4H,m),2.91(3H,d),3.01-3.09(4H,m),3.66-3.71(1H,m),3.71-3.75(4H,m),6.94(2H,d),7.29(1H,br s),7.65(2H,d),7.67(1H,br s),7.84(1H,br q),8.55(1H,s),8.71(1H,s),9.02(1H,s),11.28(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.2
実施例48
6-[3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル]-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000102
(a)7-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン
1-[[ブロモ(ジフルオロ)メチル]-エトキシ-ホスホリル]オキシエタン(0.731mL、4.11mmol)を、アセトニトリル(8.0mL)及び水(8.0mL)中の、7-ブロモ-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.543g、2.74mmol)及び水酸化カリウム(0.923g、16.5mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を2-メチルテトラヒドロフランで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、キラルSFCにより、5ミクロン、4.6×100mm ChiralPak ODカラムを用い、溶離液として定組成の20%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、7-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.050g、収率7.4%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)8.17(1H,t),8.67(1H,s),8.94(1H,s),9.06(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=247.9
(b)6-[3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル]-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(2.0mL)中のビス(ピナコラート)ジボロン(0.070g、0.28mmol)、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.067g、0.18mmol)、PdCl(dppf)(0.014g、0.020mmol)及び酢酸カリウム(0.054g、0.55mmol)の混合物を脱気し、窒素でパージした。得られた混合物を80℃で2時間加熱した。次いで、反応物を室温に冷却した。ジオキサン(1.5mL)中の7-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.046g、0.19mmol)及び2Mのリン酸カリウム水溶液(0.277mL、0.554mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を脱気し、窒素でパージし、80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で希釈した。得られた沈殿物を回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させた。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-[3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル]-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.030g、収率33%)を橙色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.87(3H,d),3.01-3.12(4H,m),3.70-3.77(4H,m),6.96(2H,br d),7.12(1H,br s),7.28(1H,br s),7.58-7.72(3H,m),8.23(1H,t),8.75(1H,s),8.92(1H,s),9.14(1H,s),11.31(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6)-94.27.m/z:(ES+),[M+H]+=495.9
実施例49
6-(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000103
(a)4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンズイミダゾール
3-ブロモ-6-クロロ-ベンゼン-1,2-ジアミン(1.18g、5.32mmol)及びギ酸(10mL、260mmol)を100℃で2時間撹拌した。次いで反応混合物を濃縮した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。得られた沈殿物を濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンズイミダゾール(1.188g、96%)をベージュ色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)7.24(1H,br d),7.42(1H,dd),8.39(1H,s),13.28(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=231.0
(b)4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール
油中60wt%の水素化ナトリウム(0.246g、6.16mmol)を、4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンズイミダゾール(1.188g、5.130mmol)のDMF(20mL)溶液に0℃で加えた。反応混合物を25Cで35分間撹拌した。ヨードメタン(0.353mL、5.65mmo)を添加した。反応混合物を25Cで90分間撹拌した。次いで、反応物を0℃で水によってクエンチした。得られた沈殿物を濾過により回収し、水で洗浄した。得られた固体をさらに分取 SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm Lux アミロース 2 カラムを用い、溶離液として12%のEtOH-sCOを用いて精製し、4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール(0.198g、16%)を得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)4.08(3H,s),7.22(1H,d),7.42(1H,d),8.33(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=245.0
(c)(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸
1,4-ジオキサン(2.0mL)中のビス(ピナコラート)ジボロン(0.159g、0.630mmol)、4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール(0.077g、0.31mmol)、Pd(dppf)Cl(0.023g、0.030mmol)及び酢酸カリウム(0.092g、0.94mmol)の混合物に窒素をスパージした。得られた混合物を100℃で40時間加熱した。反応混合物をCeliteで濾過し、EtOAcで洗浄した。濾液を濃縮した。得られた残渣をC18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(0.023g、35%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)4.11(3H,s),7.31(1H,d),7.59(1H,d),8.40(1H,s),8.63(2H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=211.0
(d)6-(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(0.037g、0.18mmol)、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.14mmol)、Pd(dppf)Cl(10mg、0.010mmol)及びフッ化セシウム(0.063g、0.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(2.0mL)を添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。反応物を室温に冷却させ、水で希釈した。得られた沈殿を濾過により回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させた。得られた固体をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた残渣をさらに、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として10~60%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%のNHOHを用いて精製し、6-(7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(10mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.87(3H,d),3.00-3.11(4H,m),3.67-3.79(4H,m),4.13(3H,s),6.93(2H,br d),7.26(1H,br s),7.37(1H,d),7.43(1H,br q),7.47(1H,d),7.55(1H,br s),7.64(2H,br d),8.32(1H,s),11.23(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=493.1
実施例50
6-(7-シアノ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000104
(a)4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール
3-ブロモ-6-クロロベンゼン-1,2-ジアミン(1.18g、5.32mmol)及びギ酸(10mL、260mmol)を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。沈殿物を濾過により回収し、水で洗浄し、次いで、真空下で乾燥させて、4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール(1.19g、収率96%)をベージュ色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 7.24(1H,br d),7.42(1H,dd),8.39(1H,s),13.27(1H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=231.0
(b)4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール及び7-ブロモ-4-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール
鉱油中60wt%の水素化ナトリウム(0.246g、6.16mmol)を、4-ブロモ-7-クロロ-1H-ベンズイミダゾール(1.19g、5.13mmol)のDMF(20mL)溶液に0℃で加えた。反応混合物を25℃で35分間撹拌した。ヨードメタン(0.353mL、5.65mmol)を添加した。得られた混合物を25℃で90分間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却した後、水でクエンチした。得られた沈殿物を濾過によって回収し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール及び7-ブロモ-4-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾールの混合物をベージュ色の固体として得た。(1.09g,87%);1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.99-4.15(3H,m),7.12-7.30(1H,m),7.34-7.50(1H,m),8.26-8.43(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=245.0
(c)7-クロロ-3-メチル-ベンズイミダゾール-4-カルボニトリル
DMF(5mL)中の4-ブロモ-7-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール及び7-ブロモ-4-クロロ-1-メチル-ベンズイミダゾール(0.427g、1.74mmol)、シアン化亜鉛(0.204g、1.74mmol)並びにテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.402g、0.350mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。反応混合物を90℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた2つの位置異性体の混合物を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XBridge c18カラムを用い、溶離液として20~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて分離し、7-クロロ-3-メチル-ベンズイミダゾール-4-カルボニトリル(0.076g、18%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 4.08(3H,s),7.47(1H,d),7.77(1H,d),8.47(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=192.0
(d)6-(7-シアノ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DMF(2.0mL)中の7-クロロ-3-メチル-ベンズイミダゾール-4-カルボニトリル(0.040g、0.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.080g、0.32mmol)、酢酸カリウム(0.062g、0.63mmol)、cataCXium A Pd G3(0.015g、0.020mmol)及びcataCXium A(7.5mg、0.020mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を100℃で18.5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.14mmol)、PdCl(dppf)(10mg、0.01mmol)及びフッ化セシウム(0.063g、0.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用いて精製した。生成物をさらに、逆相C18フラッシュクロマトグラフィにより、溶離液として0~45%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-(7-シアノ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(6.0mg、9.0%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.90(3H,d),3.02-3.09(4H,m),3.67-3.78(4H,m),4.13(3H,s),6.60(1H,br s),6.94(2H,d),7.34(1H,br s),7.65(2H,br d),7.74(1H,d),7.83(1H,d),7.89(1H,br q),8.49(1H,s),11.30(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=484.2
実施例51
6-(3,4-ジメチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000105
(a)5-ブロモ-2-メチル-ピリジン-3,4-ジアミン
2,5-ジブロモピリジン-3,4-ジアミン(5.00g、18.7mmol)及びビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(1.32g、1.87mmol)多口フラスコ中で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(10mL)を添加した。ジメチル亜鉛(13mL、26mmol)を、トルエン中2Mの溶液として加えた。反応物を80℃で60時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いで、水(50mL)でクエンチし、EtOAc(30mL)で1回、3:1のDCM/IPAで2回(各20mL)抽出した。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として3:1 EtOAc-EtOHの定組成の混合物を用いて精製し、5-ブロモ-2-メチル-ピリジン-3,4-ジアミン(0.533g、14%)を褐色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.17(3H,s),4.61(2H,br s),5.48(2H,br s),7.58(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=202.0
(b)5-ブロモ-N3,2-ジメチルピリジン-3,4-ジアミン
25wt%のメタノール性ナトリウムメトキシド(3.80mL、16.6mmol)を、MeOH(10mL)中の5-ブロモ-2-メチル-ピリジン-3,4-ジアミン(818mg、4.05mmol)及びパラホルムアルデヒド(182mg、6.07mmol)の懸濁液に添加した。反応物を25℃で4時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(245mg、6.48mmol)を加え、得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮してオフホワイト色のスラッジを得、これを水(20mL)に懸濁し、その後、酢酸エチル(4×15mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して褐色の油状物を得た。この油状物は、出発材料及び所望の生成物を含むいくつかの成分混合物であった。この混合物を精製せずに次の工程に進めた。
(c)7-ブロモ-3,4-ジメチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン
オルトギ酸トリエチル(15mL、90.1mmol)を粗製の5-ブロモ-N3,2-ジメチルピリジン-3,4-ジアミン(0.875g、4.05mmol)に添加した。得られた懸濁液を145℃で40分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた褐色の固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、7-ブロモ-3,4-ジメチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.126g、14%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.83(3H,s),4.08(3H,s),8.26(1H,s),8.40(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=226.0
(d)6-(3,4-ジメチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
DMF(2.0mL)中の7-ブロモ-3,4-ジメチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.050g、0.22mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.084g、0.33mmol)、酢酸カリウム(0.065g、0.66mmol)、cataCXium A Pd G3(0.016g、0.020mmol)及びcataCXium A(7.9mg、0.020mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。反応混合物を100℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.14mmol)、PdCl(dppf)(10mg、0.01mmol)及びフッ化セシウム(0.063g、0.41mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、アルミナクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-(3,4-ジメチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、28%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.90(3H,d),2.93(3H,s),3.03-3.07(4H,m),3.71-3.75(4H,m),4.14(3H,s),6.94(2H,d),7.27(1H,br s),7.63(1H,br s),7.64(2H,d),7.79(1H,br q),8.40(1H,s),8.46(1H,s),11.24(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.2
実施例52
3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000106
(a)3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.17g、10.0mmol)、2-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(3.08g、12.5mmol)、Pd(dppf)Cl2ジクロロメタン付加物(0.817g、1.00mmol)及びフッ化セシウム(4.56g、30.0mmol)を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(91mL)及び水(9.1mL)を加えた。得られた混合物を、90℃で3時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、次いで、0℃に冷却し、その後、水(100mL)で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、水及びジエチルエーテルで洗滌し、真空下で乾燥させて、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.095g、収率99%)を灰色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.81(3H,d),3.73(3H,s),3.99(3H,s),7.23(2H,br s),7.50(1H,br q),8.45(2H,s),8.99(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=314.4
(b)3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(6mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、4-(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)モルホリン(66mg、0.26mmol)及び炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、収率80%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.85(3H,d),3.01-3.21(4H,m),3.62-3.86(7H,m),4.01(3H,s),6.80(1H,d),6.89-7.03(1H,m),7.92(1H,s),8.36(1H,t),8.45-8.58(2H,m),9.04(1H,s),10.35(1H,s).m/z:(ES-),[M-H]-=491.2
(c)3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBD カラムを用い、溶離液として15~35%のMeCN/H2Oを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(4.3mg、5.5%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.92(3H,d),3.06-3.13(4H,m),3.73(4H,m),4.01(3H,s),6.79(1H,d),6.93(1H,dd),7.31(1H,s),7.71(1H,s),8.00(1H,br q),8.44(1H,t),8.47(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.37(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=478.2
実施例53
3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000107
(a)4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)モルホリン
(rac)-BINAP(1.95g、3.14mmol)及び酢酸パラジウム(II)(0.704g、3.14mmol)を、窒素下、トルエン(15mL)中の1-ブロモ-2,3-ジフルオロ-4-ヨード-ベンゼン(1.00g、3.14mmol)、モルホリン(0.273g、3.14mmol)及び炭酸セシウム(1.02g、3.14mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.05%のギ酸を用いて精製し、4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)モルホリン(300mg、収率34%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.94-3.04(4H,m),3.71-3.77(4H,m),6.95-6.99(1H,m),7.59-7.67(1H,m).m/z:(ES+),[M+2+H]+=280.0
(b)(3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(289mg、0.320mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)モルホリン(89mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(104mg、0.320mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で13時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.050g、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.88(3H,d),3.02(4H,t),3.76(4H,t),3.84(3H,s),4.01(3H,s),6.91(1H,t),7.94(1H,s),8.26(1H,t),8.51(2H,d),9.05(1H,s),10.50(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=511.2
(c)3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(40mg、0.08mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で19時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として30~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(3.0mg、7.7%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.99(3H,d),2.96-3.03(4H,m),3.72-3.80(4H,m),4.00(3H,s),6.85-7.93(1H,m),7.39(1H,s),7.76(1H,s),8.02(1H,br q)8.30-8.39(1H,m),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.02(1H,s),11.63(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=496.2
実施例54
3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000108
(a)4-(4-ブロモ-3-フルオロ-2-メチル-フェニル)モルホリン
Pd(OAc)(0.071g、0.32mmol)を、窒素下、トルエン(15mL)中の1-ブロモ-2-フルオロ-4-ヨード-3-メチル-ベンゼン(1.00g、3.18mmol)、モルホリン(0.553g、6.35mmol)、rac-BINAP(0.198g、0.320mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(1.07g、9.53mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のEtOH-DCMを用いて精製し、4-(4-ブロモ-3-フルオロ-2-メチル-フェニル)モルホリン(0.300g,35%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,dd),2.80-2.87(4H,m),3.66-3.77(4H,m),6.84(1H,dd),7.46(1H,t);m/z:(ES+),[M+H]+=274.
(b)3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(376mg、0.410mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(130mg、0.41mmol)、4-(4-ブロモ-3-フルオロ-2-メチル-フェニル)モルホリン(114mg、0.410mmol)及び炭酸セシウム(135mg、0.410mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で13時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、43%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.25(3H,s),2.82-2.88(4H,m),2.93(3H,d),3.73-3.77(4H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),6.93(1H,d),7.84-8.04(1H,m),8.44-8.48(1H,m),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.06(1H,s),10.60(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=507.3
(c)3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として20~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、40%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.23(3H,d),2.83(4H,t),2.95(3H,d),3.74(4H,t),4.01(3H,s),6.90(1H,d),7.38(1H,s),7.75(1H,s),8.00(1H,br q),8.47-8.56(2H,m),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.62(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=492.2
実施例55
3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000109
(a)3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-(4-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-フェニル)モルホリン(94mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、36%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.90(3H,d),2.99(4H,t),3.72-3.79(4H,m),3.84(3H,s),4.01(3H,s),7.06(1H,dd),7.97(1H,br q),8.44-8.56(3H,m),9.05(1H,s),10.56(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=527.2
(b)3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.11mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で18時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として22~38%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(34mg,58%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz DMSO-d6)δ 2.91-3.03(7H,m),3.76(4H,d),4.02(3H,s),7.06(1H,d),7.45(1H,s),7.81(1H,s),8.02(1H,br q),8.53(1H,s),8.63(1H,t),8.73(1H,s),9.05(1H,s),11.74(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=512.2
実施例56
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000110
(a)4-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)モルホリン
1,2,3,4-テトラフルオロ-5-ニトロベンゼン(1.00g、5.13mmol)を、アセトニトリル(10mL)中のDIPEA(0.179mL、1.03mmol)、モルホリン(0.0890g、1.03mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のDCM-(1:10 EtOAc/石油エーテル)を用いて精製し、4-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)モルホリン(0.200g、15%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO,300MHz)δ 3.36-3.43(4H,m),3.67-3.76(4H,m),7.91-8.03(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=263.1
(b)2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノアニリン
4-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)モルホリン(100mg、0.38mmol)を、エタノール(10mL)中の塩化錫(II)(289mg、1.53mmol)に加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(100mL)に再溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各100mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、固体として2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノアニリン(0.080g、90%)を得た。1H NMR(DMSO,400 MHz) δ 2.88-3.00(4H,m),3.58-3.68(4H,m),5.54(2H,s),6.30-6.38(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=233.1
(c)4-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロフェニル)モルホリン
2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノアニリン(70mg、0.30mmol)を、窒素下、ジブロモメタン(1.00mL、14.3mmol)中のブロモトリメチルシラン(0.059mL、0.45mmol)、亜硝酸tert-ブチル(47mg、0.45mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を25で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロフェニル)モルホリン(0.060g、67%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO,300MHz)δ 3.10-3.20(4H,m),3.64-3.75(4H,m),7.53-7.63(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=296.0
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロフェニル)モルホリン(60mg、0.20mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(64mg、0.20mmol)、炭酸セシウム(198mg、0.610mmol)、及びBrettPhos Pd G3(18.4mg、0.0200mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、56%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.93(3H,d),3.05-3.18(4H,m),3.66-3.74(4H,s),3.85(3H,s),4.03(3H,s),8.06(1H,br q),8.38-8.46(1H,m),8.49-8.57(2H,m),9.08(1H,s),10.78(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=529.3
(e)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.11mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(14mg、24%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.96(3H,d),3.06-3.16(4H,m),3.66-3.76(4H,m),4.02(3H,s),7.50(1H,s),7.85(1H,s),8.10(1H,br q),8.42-8.52(1H,m),8.54(1H,s),8.73(1H,s),9.05(1H,s),11.99(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=514.4
実施例57
3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000111
(a)4-(4-ブロモ-5-フルオロ-2-メチル-フェニル)モルホリン
1-ブロモ-2-フルオロ-4-ヨード-5-メチル-ベンゼン(500mg、1.59mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中のモルホリン(138mg、1.59mmol)、炭酸セシウム(1.55g、4.76mmol)及びXantphos Pd G3(151mg、0.16mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、4-(4-ブロモ-5-フルオロ-2-メチル-フェニル)モルホリン(0.160g、37%)を赤色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.22(3H,s),2.79-2.88(4H,m),3.68-3.78(4H,m),7.01(1H,d),7.48(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=274.0
(b)3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-ブロモ-5-フルオロ-2-メチルフェニル)モルホリン(150mg、0.55mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1mL)中の3-アミノ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(171mg、0.550mmol)、炭酸セシウム(535mg、1.64mmol)及びBrettPhos Pd G3(50mg、0.05mmol)に添加した。得られた混合物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.150g、54%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.27(3H,s),2.79-2.87(4H,m),2.94(3H,d),3.69-3.78(4H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.03(1H,d),8.01(1H,br q),8.44-8.58(3H,m),9.05(1H,s),10.50(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=507.3
(c)3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.20mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(21mg、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.27(3H,s),2.78-2.86(4H,m),2.98(3H,d),3.70-3.79(4H,m),4.02(3H,s),7.01(1H,d),7.36(1H,s),7.76(1H,s),8.07(1H,br q),8.53(1H,s),8.61(1H,d),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.52(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=492.2
実施例58
3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000112
(a)3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)モルホリン(142mg、0.51mmol)及び炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、46%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.08(4H,t),3.70(4H,t),3.84(3H,s),4.03(3H,s),7.65(2H,d),8.01(1H,br q),8.55(2H,s),9.10(1H,s),10.49(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=511.3
(b)3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.50mL、10.5mmol)を、3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(55mg、0.11mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として20~32%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(14mg、26%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.96(3H,d),3.07(4H,m),3.69(4H,m),4.02(3H,s),7.46(1H,s),7.58(1H,s),7.59(1H,s)7.81(1H,s),8.07(1H,br q),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.69(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=496.2
実施例59
3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000113
N-クロロスクシンイミド(66mg、0.49mmol)を、MeCN(2mL)中のメチル3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.33mmol)に添加した。反応物を82℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.5%のアンモニアを用いて精製し、黄色固体を得た。この固体をDCM(20mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各10mL)洗浄した。次いで、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、防縮して、3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(57mg、35%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.89-2.95(4H,m),2.96(3H,d),3.65-3.80(4H,m),3.90(3H,s),7.15(1H,d),7.34-7.43(2H,m),7.46(1H,dd),7.58-7.71(3H,m),8.18-8.29(2H,m),8.34(1H,s),11.46(1H,s;m/z:(ES+),[M+H]+=493.4
実施例60
3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000114
アセトニトリル(2mL)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(42mg、0.090mmol)及びN-クロロスクシンイミド(34mg、0.25mmol)の混合物に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた橙色~褐色の固体を3:1 クロロホルム/IPA(20mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各20mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、celiteにロードし、次いで、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(14mg、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.89-2.99(7H,m),3.70-3.78(4H,m),4.00(3H,s),7.16(1H,d),7.39(1H,br s),7.47(1H,dd),7.76(1H,br s),8.00-8.13(1H,m),8.25(1H,d),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=494.5
実施例61
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000115
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の4-(4-ブロモ-2-メチル-フェニル)モルホリン(131mg、0.510mmol)、メチル3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、及び炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)に添加した。得られた混合物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.030g、24%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.30(3H,s),2.83(4H,t),2.94(3H,d),3.70-3.78(4H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),7.05(1H,d),7.59-7.73(2H,m),7.94(1H,br q),8.51(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.36(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(35mg、0.07mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として8~38%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、35%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.29(3H,s),2.82(4H,t),2.97(3H,d),3.74(4H,t),4.02(3H,s),7.04(1H,d),7.35(1H,s),7.59-7.68(2H,m)7.74(1H,s),8.02(1H,br q),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.02(1H,s),11.39(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.3
実施例62
3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000116
(a)3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1.5mL)中の炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び4-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)モルホリン(172mg、0.640mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で10時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.32(6H,s),2.95(3H,d),3.01(4H,t),3.64-3.74(4H,t),3.83(3H,s),4.02(3H,s),7.52(2H,s),7.97(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.35(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(b)3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、0.15mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として25~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(36mg、48%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.32(6H,s),3.00(7H,m),3.69(4H,t),4.02(3H,s),7.37(1H,s),7.49(2H,s),7.75(1H,s),8.03(1H,br q),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.38(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.2
実施例63
3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000117
(a)3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(22mg、0.020mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の5-ブロモ-2-モルホリの-ベンゾニトリル(128mg、0.480mmol)、メチル3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、0.24mmol)及び炭酸セシウム(234mg、0.720mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.92(3H,d),3.11(4H,t),3.78(4H,t),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.22(1H,d),7.90(1H,d),8.01(1H,br q),8.42(1H,d),8.49-8.54(1H,m),8.55(1H,s),9.07(1H,d),10.40(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=500.2
(b)3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(55mg、0.11mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として17~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のぎさnンを用いて精製し、3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、53%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.96(3H,d),3.04-3.11(4H,m),3.73-3.80(4H,m),4.02(3H,s),7.21(1H,d),7.43(1H,s),7.80(1H,s),7.83(1H,d),8.10(1H,br q),8.45(1H,d),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.04(1H,s),11.57(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=485.1
実施例64
3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000118
(a)4-(4-ブロモ-2-メトキシ-フェニル)モルホリン
4-ブロモ-1-ヨード-2-メトキシ-ベンゼン(120mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中のモルホリン(50mg、0.58mmol)、Xantphos Pd G3(36mg、0.040mmol)及び炭酸セシウム(375mg、1.15mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウム用いて精製し、4-(4-ブロモ-2-メトキシ-フェニル)モルホリン(0.080g、77%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.90-2.98(4H,m),3.66-3.75(4H,m),3.80(3H,s),6.82(1H,d),7.02-7.10(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=272.0
(b)3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(40mg、0.04mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(11mL)中の炭酸セシウム(431mg、1.32mmol)、4-(4-ブロモ-2-メトキシ-フェニル)モルホリン(120mg、0.44mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(138mg、0.440mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、45%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO,300MHz)δ 2.90-3.00(7H,m),3.67-3.77(4H,m),3.83(3H,s),3.84(3H,s),4.02(3H,s),6.89(1H,d),7.16-7.24(1H,m),7.63(1H,d),7.92(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.43(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=505.3
(c)3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(25mg、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO,400MHz)δ 2.88-2.94(4H,m),2.97(3H,d),3.68-3.74(4H,m),3.83(3H,s),4.00(3H,s),6.87(1H,d),7.08-7.14(1H,m),7.32(1H,s),7.65(1H,d),7.72
実施例65
3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000119
(a)4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル))-1-ヨード-ベンゼン
2-メトキシ-N-(2-メトキシエチル)-N-(トリフルオロ-λ-スルファニル)エタンアミン(712μL、3.86mmol)を、窒素下、5-ブロモ-2-ヨード-ベンズアルデヒド(600mg、1.93mmol)のDCM(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。反応物をDCM(200mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及び塩水(50mL)で順に洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)-1-ヨード-ベンゼン(0.400g、62%)を無色の油状物として得た;1H NMR(400MHz,CDCl)δ 6.72(1H,t),7.30-7.37(1H,m),7.71-7.78(2H,m);LCMSによる不良動作。
(b)4-[4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]モルホリン
Pd(OAc)(27.6mg、0.12mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(16mL)中のモルホリン(129μl、1.48mmol)、4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)-1-ヨードベンゼン(410mg、1.23mmol)、炭酸セシウム(1.20g、3.69mmol)及びrac-BINAP(77mg、0.12mmol)に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、4-[4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]モルホリン(0.160g、45%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,CDCl)δ 2.90-2.99(4H,m),3.82-3.91(4H,m),6.79-7.24(2H,m),7.55-7.64(1H,m),7.79(1H,d).
(c)3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(32mg、0.040mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の4-[4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]モルホリン(154mg、0.530mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.35mmol)及び炭酸セシウム(343mg、1.05mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで反応物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、54%yield)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.82-2.91(4H,m),2.94(3H,d),3.71-3.80(4H,m),3.85(3H,s),4.02(3H,s),7.26(1H,t),7.38(1H,d),7.61-7.71(1H,m),7.92-8.06(1H,m),8.50(1H,s),8.51(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.51(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=525.1
(d)3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(12mL、84mmol)を、3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.17mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として25~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(22mg、25%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.81-2.90(4H,m),2.97(3H,d),3.71-3.80(4H,m),4.02(3H,s),7.04-7.39(2H,m),7.43(1H,d),7.56-7.66(1H,m),7.79(1H,s),8.01-8.12(1H,m),8.50(1H,d),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.62(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=510.2
実施例66
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000120
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、4-(4-ブロモ-3-メチル-フェニル)モルホリン(327mg、1.28mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、26%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.33(3H,s),2.85(3H,d),3.09(4H,m),3.75(4H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),6.83(1H,m),6.90(1H,d),7.88(1H,br q),8.16(1H,d),8.49(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),10.12(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として10~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド(40mg、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.32(3H,s),2.90(3H,d),3.07(4H,m),3.74(4H,m),4.02(3H,s),6.82(1H,m),6.88(1H,d),7.29(1H,s),7.72(1H,s),7.96(1H,br q),8.30(1H,m),8.55(1H,s),8.75(1H,s),9.04(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.2
実施例67
3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000121
(a)3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(116mg、0.130mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、4-(4-ブロモ-3-メトキシ-フェニル)モルホリン(174mg、0.640mmol)及び炭酸セシウム(416mg、1.28mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、37%)を褐色の固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.07-3.14(4H,m),3.72-3.81(4H,m),3.82(3H,s),3.92(3H,s),4.01(3H,s),6.53(1H,d),6.72(1H,s),7.96(1H,br q),8.45-8.52(2H,m),8.55(1H,s),9.03(1H,s),10.60(1H,s)
m/z:(ES+),[M+H]+=505.3
(b)3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.24mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で1日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、5ミクロン、30×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として12~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(30mg、25%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.95(3H,d),3.10(4H,t),3.75(4H,t),3.89(3H,s),4.01(3H,s),6.48-6.55(1H,m),6.69(1H,d),7.17(1H,s),7.65(1H,s),8.01(1H,br q),8.52(1H,s),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.00(1H,s),11.42(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=490.1
実施例68
3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000122
(a)3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(116mg、0.130mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、4-(4-ブロモ-3-クロロ-フェニル)モルホリン(177mg、0.640mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~12%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(137mg、収率42%)を得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.87(3H,d),3.09-3.14(4H,m),3.71-3.75(4H,m),3.82(3H,s),4.01(3H,s),6.99(1H,dd),7.09(1H,d),7.92(1H,br q),8.46-8.53(2H,m),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.55(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=509.3
(b)3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸
水酸化ナトリウム(44.0mg、1.10mmol)を、MeOH(0.5mL)及び水(0.5mL)中の3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(112mg、0.220mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を2M HClで酸性化し、得られた固体を濾過して、3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(105mg、96%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.87(3H,d),3.08-3.15(4H,m),3.71 - 3.77(4H,m),4.08(3H,s),7.00(1H,dd),7.10(1H,d),7.81(1H,br q),8.48(1H,d),8.76(1H,s),8.82(1H,s),9.37(1H,s),10.82(1H,s).m/z:(ES-),[M-H]-=494.2
(c)3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
HATU(104mg、0.270mmol)を、DMF(5mL)中の3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(90mg、0.18mmol)及びDIPEA(95μL、0.55mmol)の混合物に加えた。得られた溶液を25℃で30分間撹拌した。塩化アンモニウム(49mg、0.91mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を水に注いだ。得られた懸濁液を濾過し、水(10mL)で洗浄し、真空下で乾燥させてた。得られた固体を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(30mg、33%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.06-3.16(4H,m),3.66-3.79(4H,m),4.01(3H,s),6.98(1H,dd),7.07(1H,d),7.30(1H,s),7.72(1H,s),8.01(1H,br q),8.52(1H,s),8.56(1H,d),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.55(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=494.2
実施例69
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000123
(a)4-(3-メチル-5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリン
DIPEA(0.40mL、2.3mmol)を、THF(5mL)中の2-クロロ-3-メチル-5-ニトロ-ピリジン(200g、1.16mmol)及びモルホリン(121mg、1.39mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を80℃で21時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で処理した。得られた懸濁液を濾過して、4-(3-メチル-5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリンを得た。
(b)5-メチル-6-モルホリノ-ピリジン-3-アミン
MeOH(10mL)の10wt%パラジウム炭素(238mg、2.24mmol)及び4-(3-メチル-5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリン(500mg、2.24mmol)の混合物を水素雰囲気下、25Cで12時間撹拌した。次いで、反応物を砂及びCeliteで濾過し、メタノールで洗浄した。得られた濾液を濃縮して、5-メチル-6-モルホリノ-ピリジン-3-アミン(430mg、99%)をオフホワイト色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=194.2
(c)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.254mL、1.45mmol)を、5-メチル-6-モルホリノ-ピリジン-3-アミン(187mg、0.97mmol)及び6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(213mg、0.970mmol)のDMF(5mL)溶液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を150℃で13時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として、0~100%のEtOAc-ヘキサンを用い、次に定組成の10%MeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(153mg、40%)を淡黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=393.3
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
CatacXium A Pd G3(34mg、0.050mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(240mg、0.94mmol)、酢酸カリウム(139mg、1.41mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.47mmol)及びcataCXium A(17mg、0.050mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.5mL)を加えた。得られた混合物を90Cで14時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
PdCl(dppf)(31mg、0.040mmol)、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(166mg、0.420mmol)及びフッ化セシウム(193mg、1.27mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(1.5mL)及びホウ素化混合物を順にシリンジで添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を酢酸エチルと水の間で分配した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、収率24%)を褐色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=490.4
(e)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
水酸化リチウム(24.5mg、1.02mmol)を、水(0.500mL)及びMeOH(0.500mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDMF(3mL)に再溶解させた。塩化アンモニウム(15mg、0.29mmol)、HATU(72mg、0.19mmol)及びDIPEA(0.050mL、0.29mmol)を順に加えた。得られた混合物を25Cで12時間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。層を分離し、水層を酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、分取HPLCにより、溶離液として0~70%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(15mg、収率33%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.29(3H,s),2.95(3H,d),2.98-3.06(4H,m),3.71-3.79(4H,m),4.02(3H,s),7.38(1H,br s),7.76(1H,br s),7.98-8.11(2H,m),8.53(1H,s),8.58(1H,d),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.36(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=475.5
実施例70
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000124
(a)(3S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン
(3S)-3-メチルモルホリン(10.65g、105.3mmol)を5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(2.00g、10.5mmol)に添加した。得られた混合物を140℃で14日間撹拌した。反応物を濃縮し、EtOAc(50mL)で希釈し、塩水で3回(各50mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(3S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン(1.10g、39%)を無色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.84(3H,d),2.22(3H,s),2.69-2.82(1H,m),3.02-3.16(1H,m),3.26-3.40(1H,m),3.42-3.54(1H,m),3.68(2H,dd),3.74(1H,dd),7.78(1H,dd),8.24(1H,dd).m/z:(ES+),[M+2+H]+=273.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
炭酸セシウム(218mg、0.670mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.22mmol)、(3S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン(61mg、0.22mmol)及びBrettPhos Pd G3(31mg、0.030mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、収率44%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=504.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.18mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として10~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、36%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 0.80(3H,d),2.29(3H,s),2.75(1H,ddd),2.94-3.04(4H,m),3.32(1H,dd),3.41-3.50(1H,m),3.65-3.73(1H,m),3.73-3.84(2H,m),4.02(3H,s),7.40(1H,s),7.77(1H,s),8.05(1H,d),8.14(1H,d),8.53(1H,s),8.60(1H,d),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.43(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
実施例71
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000125
(a)(2S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2-メチル-モルホリン
DIPEA(1.38mL、7.89mmol)を5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(0.500g、2.63mmol)及び(2S)-2-メチルモルホリン(0.399g、3.95mmol)のDMSO(15mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で4日間撹拌した。次いで、反応物をEtOAcで希釈し、水で逐次的に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させて、ろ過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(2S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2-メチル-モルホリン(0.520g、73%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.12(3H,d),2.24(3H,d),2.53(1H,d),2.72-2.87(1H,m),3.17-3.32(2H,m),3.60-3.76(2H,m),3.80-3.91(1H,m),7.75(1H,dd),8.19(1H,dd);m/z:(ES+),[M+H]+=270.9
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(46mg、0.050mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、(2S)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2-メチル-モルホリン(69mg、0.26mmol)及び炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(85mg、66%)を褐色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.13(3H,d),2.29(3H,s),2.52-2.58(1H,m),2.80(1H,d),2.90(3H,d),3.16-3.22(2H,m),3.62-3.77(2H,m),3.83(3H,s),3.85-3.90(1H,m),4.01(3H,s),7.96(1H,br s),8.06(1H,s),8.44-8.52(1H,m),8.54(2H,d),9.05(1H,s),10.25(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=504.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Shield RP18 OBDカラムを用い、溶離液として11~21%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(21mg、27%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.13(3H,d),2.28(3H,s),2.55(1H,s),2.72-2.82(1H,m),2.94(3H,d),3.16(2H,dd),3.65-3.74(2H,m),3.81-3.88(1H,m),4.01(3H,s),7.39(1H,s),7.76(1H,s),7.94-8.07(2H,m),8.50-8.58(2H,m),8.72(1H,s),9.02(1H,s),11.35(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=489.3
実施例72
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000126
(a)(3R)-3-メチル-4-(5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリン
DIPEA(1.9mL、10.90mmol)を(3R)-3-メチルモルホリン塩酸塩(500mg、3.63mmol)及び2-クロロ-5-ニトロピリジン(1.15mg、7.27mmol)のDMF(15mL)溶液にゆっくりと加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(50mL)で希釈し、EtOAcで3回(各50mL)抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液で2回、塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、(3R)-3-メチル-4-(5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリン(0.321g、40%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)1.36(3H,d),3.38(1H,td),3.62(1H,td),3.77(1H,dd),3.85(1H,d),4.07(1H,dd),4.12-4.21(1H,m),4.48(1H,br dd),6.56(1H,d),8.26(1H,dd),9.09(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=224.1
(b)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(9.6mL)中の10wt%パラジウム炭素(32mg、0.030mmol)及び(3R)-3-メチル-4-(5-ニトロ-2-ピリジル)モルホリン(321mg、1.44mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25Cで18時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣をDMF(6.5mL)に溶解させた。6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.365g、1.58mmol)及びDIPEA(0.755mL、4.32mmol)を順に加えた。得られた混合物を100℃で60時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで3回(各30mL)抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液で2回、塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.254g、44%)を濃い橙色の固体として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 1.06-1.20(2H,m),1.22-1.28(5H,m),2.46-2.55(1H,m),3.18-3.29(1H,m),3.62-3.70(1H,m),3.72-3.81(2H,m),3.91-3.97(1H,m),4.00(3H,s),4.02-4.07(1H,m),4.23-4.34(1H,m),6.60(1H,br d),7.68(1H,br d),8.30(1H,br s),9.76(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=404.1
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(200mg、0.94mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(479mg、1.89mmol)、cataCXium A Pd G3(68.7mg、0.09mmol)、cataCXium A(33.8mg、0.09mmol)及び酢酸カリウム(185mg、1.89mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(4.2mL)を添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(254mg、0.630mmol)、Pd(dppf)Cl2CH2Cl2複合体(51mg、0.060mmol)、及びフッ化セシウム(287mg、1.89mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水で処理し4:1 DCM/IPAで3回抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液で1回、塩水で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.122g、39%)を褐色の膜状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=501.2
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、(R)-5-シクロプロピル-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-((6-(3-メチルモルホリノ)ピリジン-3-イル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(122mg、0.240mmol)のメタノール(2.0mL)溶液に加えた。得られた懸濁液を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(57mg、48%)を暗黄色の膜状物として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)0.88-0.99(2H,m),1.15-1.32(5H,m),1.91-2.05(1H,m),3.25(1H,td),3.67(1H,td),3.73-3.87(3H,m),3.99-4.06(4H,m),4.29(1H,q),5.41(1H,br d),6.62(1H,d),7.80(1H,br d),7.87(1H,dd),8.04(1H,s),8.46(1H,d),8.66(1H,s),8.93(1H,s),10.57(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.2
実施例73
3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000127
(a)5-ブロモ-2-モルホリノ-ピリジン-3-カルボニトリル
DIPEA(1.21mL、6.90mmol)を、MeCN(10mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリジン-3-カルボニトリル(500mg、2.30mmol)及びモルホリン(300mg、3.45mmol)の混合物に加えた。得られた溶液を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却した後、氷水に注いだ。得られた沈殿物を濾過により回収し、水(25mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-ブロモ-2-モルホリノ-ピリジン-3-カルボニトリル(0.480g、78%)を得た;1H NMR(400MHz,CDCl3)δ 3.69-3.75(4H,m),3.80-3.87(4H,m),7.86(1H,d),8.37(1H,d);m/z:(ES+)[M+H]+=268.0.
(b)3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(57.8mg、0.06mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、5-ブロモ-2-モルホリノ-ピリジン-3-カルボニトリル(128mg、0.480mmol)、及び炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.081g、51%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.87(3H,d),3.48-3.53(4H,m),3.73-3.77(4H,m),3.84(3H,s),4.01(3H,s),8.02(1H,br q),8.50(1H,s),8.53(1H,s),8.69(1H,d),8.78(1H,d),9.05(1H,s),10.23(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=501.2
(c)3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、0.15mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で50時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(16mg、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.47(4H,t),3.71-3.78(4H,m),4.01(3H,s),7.40(1H,s),7.76(1H,s),8.08(1H,br q),8.51(1H,s),8.69-8.77(3H,m),9.02(1H,s),11.41(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.3
実施例74
3-((4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000128
(a)4-(4-ブロモフェニル)-1,4-オキサゼパン
酢酸パラジウム(II)(0.119g、0.530mmol)及び1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1.00g、3.53mmol)を、窒素下、トルエン(20mL)中のカリウムtert-ブトキシド(1.19g、10.6mmol)、1,4-オキサゼパン塩酸塩(0.486g、3.53mmol)、及び(rac)-BINAP(0.33g、0.53mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、0~20%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-(4-ブロモフェニル)-1,4-オキサゼパン(0.370g、41%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.81-1.94(2H,m),3.49-3.62(6H,m),3.69(2H,dd),6.65-6.80(2H,m),7.22-7.30(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=256.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-ブロモフェニル)-1,4-オキサゼパン(245mg、0.960mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)及びBrettPhos Pd G3(87mg、0.10mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.130g、42%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
(c)3-((4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.21mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として、極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-((4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(56mg、56%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.90(2H,p),2.93(3H,d),3.51-3.61(6H,m),3.72(2H,dd),4.00(3H,s),6.70-6.79(2H,m),7.27(1H,d),7.54-7.63(2H,m),7.66-7.70(1H,m),8.00(1H,br q),8.51(1H,s),8.72(1H,s),8.99(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.2
実施例75
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000129
(a)(3R)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン
(3R)-3-メチルモルホリン(266mg、2.63mmol)を、窒素下、トルエン(10mL)中の、5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(500mg、2.63mmol)、カリウムtert-ブトキシド(886mg、7.89mmol)、酢酸パラジウム(II)(89mg、0.39mmol)及び(rac)-BINAP(246mg、0.390mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、(3R)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン(0.200g、28%)を赤色固体として得た;H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.84(3H,d),2.22(3H,s),2.77-2.82(1H,m),3.03-3.15(1H,m),3.43-3.55(1H,m),3.65-3.69(2H,m),3.71-3.78(1H,m),3.78-3.89(1H,m),7.78(1H,dd),8.24(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=271.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
(3R)-4-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-3-メチル-モルホリン(104mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及びBrettPhos Pd G3(43.4mg、0.05mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、37%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 0.81(3H,d),2.29(3H,s),2.74-2.81(1H,m),2.91(3H,d),2.99-3.07(1H,m),3.13-3.25(1H,m),3.42-3.50(1H,m),3.63-3.84(3H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.96(1H,br q),8.17(1H,d),8.50(1H,s),8.53(1H,s),8.61(1H,d),9.06(1H,s),10.32(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=504.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(50.0mg、0.10mmol)に添加した。得られた懸濁液を90℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として26~36%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミド(0.021g、43.1%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 0.79(3H,d),2.29(3H,s),2.69-2.80(1H,m),2.93-3.03(4H,m),3.29(1H,s),3.41-3.48(1H,m),3.68(1H,t),3.78(2H,td),4.02(3H,s),7.39(1H,s),7.77(1H,s),8.05(1H,br q),8.14(1H,d),8.53(1H,s),8.60(1H,d),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.43(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
実施例76
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000130
(a)(1R,4R)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(500mg、5.04mmol)を、窒素下、室温で、トルエン(5mL)中の1-ブロモ-4-ヨードベンゼン(1.43g、5.04mmol)、カリウムtert-ブトキシド(1.70g、15.1mmol)、(rac)-BINAP(314mg、0.500mmol)及び酢酸パラジウム(II)(113mg、0.500mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc/石油エーテルを用いて精製し、(1R,4R)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.200g、16%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.84(1H,ddt),1.92(1H,dd),2.93(1H,dt),3.47(1H,dd),3.63(1H,dd),3.73(1H,dd),4.54(1H,dt),4.61(1H,t),6.54-6.64(2H,m),7.25-7.33(2H,m).m/z:(ES+)[M+H]+=256.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、(1R,4R)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(81mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.070g、収率45%)を赤色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=487.2
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(7.0mg、12%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.83(1H,d),1.93(1H,d),2.90-2.98(4H,m),3.50(1H,d),3.69(1H,d),3.74(1H,d),4.01(3H,s),4.52(1H,s),4.59(1H,s),6.64(2H,d),7.28(1H,s),7.50(2H,d),7.69(1H,s),8.00(1H,br q),8.51(1H,s),8.73(1H,s),9.00(1H,s),11.19(1H,s).m/z:(ES+)[M+H]+=472.2
実施例77
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000131
(a)(1S,4S)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン塩酸塩(500mg、3.69mmol)を、窒素下、トルエン(10mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1043mg、3.69mmol)、カリウムtert-ブトキシド(1.24g、11.1mmol)、酢酸パラジウム(II)(83mg、0.37mmol)及び(rac)-BINAP(230mg、0.37mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(1S,4S)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(97mg、収率10%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.84(1H,ddt),1.92(1H,dd),2.93(1H,dt),3.47(1H,dd),3.63(1H,dd),3.73(1H,dd),4.54(1H,dt),4.61(1H,t),6.54-6.64(2H,m),7.25-7.33(2H,m).m/z:(ES+)[M+H]+=254.1
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
(1S,4S)-5-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(97mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)及びBrettPhos Pd G3(34.7mg、0.04mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、収率48%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.82-1.84(1H,m),1.87-1.93(1H,m),2.87(3H,d),2.89-2.96(1H,m),3.47-3.49(1H,m),3.64-3.71(2H,m),3.80(3H,s),3.99(3H,s),4.50-4.52(1H,m),4.55-4.61(1H,m),6.63(2H,d),7.59(2H,d),7.88(1H,br q),8.48(1H,s),8.52(1H,s),9.02(1H,s),10.17(1H,s).m/z:(ES+),[M+2H]2+=244.1
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)に室温で加えた。得られた混合物を90℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として15~40のMeCN/H2Oを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(5.0mg、10%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.83(1H,d),1.93(1H,d),2.90-3.00(4H,m),3.46-3.56(1H,m),3.66-3.79(2H,m),4.02(3H,s),4.52(1H,s),4.60(1H,s),6.65(2H,d),7.29(1H,s),7.61(2H,d),7.70(1H,s),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.20(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=472.2
実施例78
3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000132
(a)3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(87mg、0.10mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(16mL)中の(1S,4S)-5-(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(347mg、1.28mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~25%のMeOH-DCMを用いて精製し3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.140g、44%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.84(1H,d),1.93(1H,d),2.84(3H,d),2.98(1H,d),3.50(1H,d),3.69(1H,d),3.69(1H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,d),4.61(2H,d),6.44-6.52(1H,m),6.60-6.72(1H,m),7.90(1H,br q),8.24(1H,t),8.43-8.56(2H,m),9.02(1H,d),10.23(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=505.2
(b)3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(16.0mL、112mmol)を、3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.24mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XSelect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.042g、36%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.80-1.87(1H,m),1.89-1.96(1H,m),2.91(3H,d),2.97(1H,d),3.45-3.52(1H,m),3.69(1H,d),3.74(1H,d),4.01(3H,s),4.56(1H,s),4.61(1H,s),6.42-6.50(1H,m),6.58-6.68(1H,m),7.31(1H,d),7.71(1H,d),7.99(1H,br q),8.34(1H,t),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.24(1H,d).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -127.15,-127.39.m/z:(ES+),[M+H]+=490.2
実施例79
3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000133
(a)(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
酢酸パラジウム(II)(63mg、0.28mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の1-ブロモ-2,3-ジフルオロ-4-ヨードベンゼン(900mg、2.82mmol)、(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン塩酸塩(421mg、3.10mmol)、炭酸セシウム(3.22g、9.88mmol)及びrac-BINAP(176mg、0.280mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.420g、51%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ 1.91-2.10(2H,m),3.21-3.32(1H,m),3.60-3.72(1H,m),3.87(1H,d),3.97(1H,d),4.53(1H,s),4.64(1H,s),6.24-6.35(1H,m),7.04-7.16(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=290.1
(b)3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(87mg、0.10mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(16mL)中の(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(278mg、0.960mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.140g、42%)を黄色固体として得た;1H NMR(DMSO-d6,300MHz)δ 1.76-2.02(2H,m),2.84(3H,d),3.06-3.17(1H,m),3.59-3.70(1H,m),3.72-3.89(5H,m),4.00(3H,s),4.55(2H,d),6.65(1H,t),7.96(1H,br q),7.99-8.14(1H,m),8.42-8.61(2H,m),9.02(1H,d),10.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=523.2
(c)3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(12mL、84mmol)を、3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.23mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(25mg、21%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.79-1.87(1H,m),1.89-1.96(1H,m),2.91(3H,d),3.06-3.14(1H,m),3.59-3.67(1H,m),3.76(1H,d),3.84(1H,d),4.01(3H,s),4.49(1H,s),4.58(1H,s),6.65(1H,t),7.38(1H,s),7.75(1H,s),7.99(1H,br q),8.14-8.22(1H,m),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.44(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=508.3
実施例80
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000134
(a)(1S,4S)-5-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
DIPEA(1.79mL、10.3mmol)を、1,2,3,4-テトラフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(2.00g、10.3mmol)及び(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(1.02g、10.3mmol)のアセトニトリル(15mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のDCM-鉱油を用いて精製し、(1S,4S)-5-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(1.70g、収率61%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.84-2.04(2H,m),3.41-3.53(1H,m),3.80-3.93(3H,m),4.65(1H,s),4.77-4.87(1H,m),7.85-7.94(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=275.0
(b)2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリン
鉄粉(815mg、14.6mmol)を、窒素下、EtOH(7mL)及び水(7mL)中の塩化アンモニウム(780mg、14.6mmol)及び(1S,4S)-5-(2,3,6-トリフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(800mg、2.92mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水に溶解し飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリン(0.670g、収率94%)を紫色の固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.70-1.92(2H,m),3.13(1H,d),3.39-3.50(1H,m),3.62-3.84(2H,m),4.14(1H,s),4.52(1H,s),5.21(2H,d),6.32-6.44(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=245.2
(c)(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリン(300mg、1.23mmol)を、窒素下、ジブロモメタン(5mL)中の亜硝酸tertブチル(工業銘柄)(190mg、1.84mmol)及びトリメチルブロモシラン(188mg、1.23mmol)に添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.210g、収率56%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.73-2.00(2H,m),3.15-3.24(1H,m),3.66-3.91(3H,m),4.49-4.64(2H,m),7.39-7.49(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=308.0
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
EPhos Pd G4(67mg、0.070mmol)を、窒素下、DMF(5mL)中のEPhos(79mg、0.15mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(230mg、0.73mmol)、(1S,4S)-5-(4-ブロモ-2,3,6-トリフルオロ-フェニル)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(271mg、0.880mmol)及び炭酸セシウム(718mg、2.20mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.072g、収率18%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.04-1.45(2H,m),1.76-1.98(2H,m),2.90(3H,d),3.76-3.90(4H,m),4.02(3H,s),4.30-4.72(3H,m),8.07(1H,br q),8.19-8.37(1H,m),8.43-8.56(2H,m),9.05(1H,s),10.56(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=541.2
(e)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(72mg、0.13mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(3.2mg、4.5%yield)を橙色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.77-1.86(1H,m),1.86-1.98(1H,m),2.94(3H,d),3.19(1H,d),3.62-3.71(1H,m),3.74-3.85(1H,m),3.87(1H,d),4.01(3H,s),4.40-4.49(1H,m),4.58(1H,d),7.45(1H,d),7.80(1H,d),8.09(1H,br q),8.34-8.45(1H,m),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.75(1H,d).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -127.20,-149.07 -157.99.m/z:(ES+),[M+H]+=526.3
実施例81
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000135
(a)3-(4-ブロモフェニル)-6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン
カリウムtert-ブトキシド(595mg、5.30mmol)を、窒素下、トルエン(5mL)中の6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン塩酸塩(240mg、1.77mmol)、1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)、酢酸パラジウム(II)(40mg、0.18mmol)及び(rac)-BINAP(110mg、0.18mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc/石油エーテルを用いて精製し、3-(4-ブロモフェニル)-6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(0.300g、67%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.90(1H,dt),3.12(1H,dt),3.36(2H,dd),3.51(2H,d),4.71(2H,dd),6.65-6.74(2H,m),7.32-7.40(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=254.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-(4-ブロモフェニル)-6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン(81mg、0.32mmol)を、窒素下、室温で、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及びBrettPhos Pd G3(44mg、0.050mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、39%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.96(1H,d),2.90(3H,d),3.11-3.18(1H,m),3.36-3.44(2H,m),3.51-3.58(2H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),4.73(2H,d),6.77(2H,d),7.67(2H,d),8.47(1H,d),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),10.20(1H,s);m/z:(ES+),[M+2H]2+=486.2
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60.0mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を90℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として25~33%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(9.0mg、15%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.97(1H,d),2.94(3H,d),3.12(1H,q),3.38(2H,d),3.57(2H,d),4.02(3H,s),4.71(2H,d),6.76(2H,d),7.30(1H,s),7.62-7.73(3H,m),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.74(1H,s),9.01(1H,s),11.20(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=472.2
実施例82
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000136
(a)3-(4-ブロモフェニル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン
カリウムtert-ブトキシド(595mg、5.30mmol)を、窒素下、トルエン(5mL)中の8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン、1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)、(rac)-BINAP(165mg、0.270mmol)及び酢酸パラジウム(II)(59.5mg、0.270mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(4-ブロモフェニル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン(0.200g、42%)を赤色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.76-1.88(4H,m),2.78(2H,dd),3.33-3.41(2H,m),4.42(2H,t),6.75-6.84(2H,m),7.28-7.37(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=268.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、(1S、5R)-3-(4-ブロモフェニル)-8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン(103mg、0.380mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.068g、43%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.85(4H,s),2.79(2H,dd),2.90(3H,d),3.37(2H,d),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.42(2H,s),6.86(2H,d),7.64(2H,d),7.90(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),10.24(1H,s);m/z:(ES+),[M+2H]2+=251.1
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(25mg、42%)を橙色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.76-1.92(4H,m),2.78(2H,dd),2.93(3H,d),3.36(2H,d),4.01(3H,s),4.41(2H,s),6.85(2H,d),7.29(1H,s),7.63(2H,d),7.70(1H,s),7.99(1H,br q),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.00(1H,s),11.25(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.2
実施例83
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000137
(a)6-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン
1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)を、窒素下、トルエン(20mL)中のカリウムtert-ブトキシド(595mg、5.30mmol)、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(175mg、1.77mmol)、(rac)-BINAP(165mg、0.270mmol)及び酢酸パラジウム(II)(60mg、0.27mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(0.250g、56%)黄色の油状物として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.96(4H,s),4.71(4H,s),6.34-6.43(2H,m),7.26-7.34(2H,m);m/z:(ES+)[M+H]+=254.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(122mg、0.480mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)、及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、52%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.88(3H,d),3.82(3H,s),3.96(4H,s),4.01(3H,s),4.73(4H,s),6.45-6.53(2H,m),7.56-7.64(2H,m),7.90(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),10.19(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=487.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として1%のギ酸を用いて精製し、黄色の固体を得た。得られた残渣をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm XBridge Shield RP18 OBDカラムを用い、溶離液として27~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(9.0mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.92(3H,d),3.95(4H,s),4.02(3H,s),4.72(4H,s),6.47(2H,d),7.29(1H,s),7.60(2H,d),7.70(1H,s),7.98(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.21(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=472.3
実施例84
3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000138
(a)3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、ブロモベンゼン(50mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、72%)を褐色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,300MHz)δ 2.92(3H,d),3.82(3H,s),4.01(3H,s),7.05(1H,t),7.37(2H,t),7.82(2H,d),7.95(1H,br s),8.52(2H,d),9.04(1H,s),10.45(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=390.2
(b)3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.21mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として25~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、23%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.96(3H,d),4.01(3H,s),6.99-7.02(1H,m),7.31-7.41(3H,m),7.73-7.84(3H,m),8.01(1H,d),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.54(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=375.2
実施例85
3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000139
(a)3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(140mg、0.45mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の炭酸セシウム(438mg、1.35mmol)、1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン(150mg、0.67mmol)及びBrettPhos Pd G3(40mg、0.040mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、59%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.18(1H,t),7.19(2H,d),7.86(2H,d),7.94(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.43(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=456.1.
(b)3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.18mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として18~45%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、25%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.95(3H,d),4.02(3H,s),7.17(1H,t),7.16-7.29(2H,m),7.42(1H,s),7.78(1H,s),7.82-7.88(2H,m),8.00(1H,br q),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.57(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=441.3
実施例86
5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000140
(a)3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.477g、2.25mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.14g、4.50mmol)、CataCXium A Pd G3(0.164g、0.230mmol)、CataCXium A(0.081g、0.23mmol)及び酢酸カリウム(0.442g、4.50mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(10mL)を添加し、得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.341g、1.50mmol)、Pd(dppf)-CHCl複合体(0.122g、0.150mmol)及びフッ化セシウム(0.684g、4.50mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、4:1 DCM/IPAで3回抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液及び塩水でそれぞれ1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCM(0~1%のアンモニアを含有)を用いて精製した。得られた物質をさらに、酢酸エチル中でトリチュレートして、3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.105g、22%)をベージュ色の固体として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 0.85-0.93(2H,m),1.14-1.23(2H,m),1.85-1.95(1H,m),3.93(3H,s),4.00(3H,s),8.00(1H,s),8.65(1H,br s),8.91(1H,br s).NH2シグナルはクロロホルム-dで交換された;m/z:(ES+),[M+H]+=325.1
(b)5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.31mmol)、2-(4-ブロモフェニル)プロパン-2-オール(133mg、0.620mmol)、BrettPhos Pd G3(28mg、0.030mmol)及び炭酸セシウム(300mg、0.92mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(3.08mL)を添加した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(25mL)で希釈し、3:1 DCM/IPAで3回(各10mL)抽出した。合わせた有機相を水で洗浄し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.2%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(89mg、収率63%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 0.95-1.01(2H,m),1.28-1.33(2H,m),1.63(6H,s),1.94-2.02(1H,m),3.98(3H,s),4.01(3H,s),7.49(2H,d),7.66(2H,d),8.02(1H,s),8.67(1H,s),8.91(1H,s),10.33(1H,s).OHピークはベースラインまで広がった。m/z:(ES+),[M+H]+=459.3
(c)5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(3.88mL、27.2mmol)を、5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.089g、0.19mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、真空下で乾燥させて、5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(80mg、収率93%)を得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.92(2H,br dd),1.05-1.12(2H,m),1.43(6H,s),1.88-1.98(1H,m),3.99(3H,s),4.93(1H,s),7.44(2H,br d),7.59(2H,br d),7.83(1H,br s),8.09(1H,br s),8.44(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),11.26(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=444.3
実施例87
3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000141
(a)3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)内の1-ブロモ-4-イソプロポキシ-ベンゼン(69mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、42%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.27(6H,d),2.89(3H,d),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.57(1H,七重線),6.92(2H,d),7.68(2H,d),7.93(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.25(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=448.2
(b)3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、3-((4-イソプロポキシフェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.18mmol)に加えた。得られた混合物を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として33~53%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(51mg、66%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.25(6H,d),2.91(3H,d),4.00(3H,s),4.54(1H,七重線),6.89(2H,d),7.30(1H,s),7.65(2H,d),7.70(1H,s),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),8.99(1H,s),11.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=433.2
実施例88
[4-[[3-カルバモイル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート
Figure 2024527623000142
(a)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-メチルスルホニルオキシアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.22mL、1.2mmol)を、DMA.中の4-アミノフェニルメタンスルホナート(78mg、0.41mmol)、6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.46mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を150℃で15時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、風乾して、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-メチルスルホニルオキシアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、56%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.35(3H,s),3.81(3H,s),7.31(2H,br d),7.79(2H,d),7.94(1H,br q),10.34(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=387.1
(b)[4-[[3-カルバモイル-5-クロロ-6-(メチルアミノ)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート
7Nのメタノール性アンモニア(4.0mL、28mmol)を、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-(4-メチルスルホニルオキシアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.23mmol).に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた懸濁液を100Cで15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、[4-[[3-カルバモイル-5-クロロ-6-(メチルアミノ)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート(0.085g、98%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.95(3H,d),3.34(3H,s),7.22-7.34(2H,m),7.41(1H,br s),7.62(1H,br s),7.66(1H,br q),7.73-7.81(2H,m),11.54(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=372.1
(c)[4-[[3-カルバモイル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート
CataCXium Pd G3(47mg、0.060mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(244mg、0.960mmol)、酢酸カリウム(189mg、1.92mmol)、cataCXium A(23mg、0.060mmol)及び7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(136mg、0.640mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.5mL)を添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
PdCl(dppf)(47mg、0.060mmol)、フッ化セシウム(292mg、1.92mmol)及び[4-[[3-カルバモイル-5-クロロ-6-(メチルアミノ)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート(238mg、0.640mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeOH-DCMを用いて精製し、[4-[[3-カルバモイル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート(60mg、20%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.97(3H,d),3.37(3H,s),4.02(3H,s),7.34(2H,d),7.43(1H,br s),7.80(1H,br s),7.90(2H,d),8.04(1H,br q),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.04(1H,s),11.68(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=469.2
実施例89
3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000143
(a)3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-ブロモ-4-(2-メトキシエトキシ)ベンゼン(74mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)に加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、54%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.88(3H,d),3.63-3.68(2H,m),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.06-4.11(2H,m),6.95(2H,d),7.69(2H,d),7.92(1H,br s),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.25(1H,s);エーテル性メチル基シグナルは残留水ピークの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=464.2
(b)3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.17mmol)に加えた。得られた混合物を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより精製して、3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(56mg、72%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.30(3H,s),3.59-3.68(2H,m),3.99(3H,s),4.02-4.11(2H,m),6.86-6.97(2H,m),7.32(1H,s),7.61 - 7.74(3H,m),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),11.31(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=449.2
実施例90
3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000144
(a)3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
2-(4-ブロモフェノキシ)-N,N-ジメチル-エタンアミン(94mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及びBrettPhos Pd G3(43.4mg、0.05mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、66%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.34(6H,s),2.78(2H,t),2.88(3H,d),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.09(2H,t),6.91-7.01(2H,m),7.64-7.75(2H,m),7.92(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.26(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=477.2
(b)3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.17mmol)に添加した。得られた懸濁液を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として16~43%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウムを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(40mg、52%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.20(6H,s),2.60(2H,t),2.91(3H,d),3.96-4.06(5H,m),6.86-6.96(2H,m),7.32(1H,s),7.62-7.74(3H,m),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),11.31(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=462.2
実施例91
3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000145
(a)3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
2-(4-ブロモフェノキシ)エタノール(83mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で6時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、56%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,d),3.67-3.73(2H,m),3.82(3H,s),3.94-4.00(2H,m),4.00(3H,s),4.84(1H,t),6.96(2H,d),7.69(2H,d),7.92(1H,br q),8.49(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.25(1H,s)
m/z:(ES+),[M+H]+=450.2
(b)3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60.0mg、0.13mmol)に添加した。得られた懸濁液を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(9.0mg、16%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.69(2H,br q),3.97(2H,t),4.01(3H,s),4.83(1H,br t),6.93(2H,d),7.32(1H,s),7.68(2H,d),7.72(1H,s),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),11.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=435.2
実施例92
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000146
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)を、窒素下、室温で、1,4-ジオキサン(10mL)中の4-[2-(4-ブロモフェノキシ)エチル]モルホリン(91mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、54%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.45-2.49(2H,m),2.69(2H,t),2.88(3H,d),3.23-3.32(2H,m),3.57-3.61(4H,m),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.08(2H,t),6.95(2H,d),7.69(2H,d),7.91(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.26(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=519.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(2-モルホリノエトキシ)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を85℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として17~37%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(58mg、100%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.40-2.50(2H,m),2.67(2H,t),2.91(3H,d),3.24-3.31(2H,m),3.52-3.61(4H,m),3.99(3H,s),4.06(2H,t),6.88-6.98(2H,m),7.31(1H,s),7.66(2H,d),7.70(1H,s),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),11.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=504.2
実施例93
3-(4-アミノアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000147
(a)3-(4-アセトアミドアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(15mg、0.020mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の炭酸セシウム(156mg、0.480mmol)、N-(4-ブロモフェニル)アセトアミド(33mg、0.24mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.16mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で24時間撹拌した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(4-アセタミドアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、84%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.05(3H,s),2.93(3H,d),3.83(3H,s),3.92(3H,s),7.39-7.51(2H,m),7.57(2H,d),7.60-7.78(3H,m),8.07(1H,br q),8.32(1H,s),9.87(1H,s),10.33(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2
(b)3-(4-アミノアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
32wt%HCl水溶液(5.00mL、165mmol)を、水(1mL)中の3-(4-アセタミドアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(45mg、0.10mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃において24時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、固体を真空下で乾燥させた。7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、得られた固体のMeOH(10mL)中の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-(4-アミノアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(6.0mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.91(3H,s),6.54-6.61(2H,m),7.26(1H,s),7.38-7.45(3H,m),7.58(1H,s),7.60-7.67(2H,m),8.13(1H,br q),8.34(1H,s),10.99(1H,s);アニリンNH2プロトンはベースラインまで広がっている。m/z:(ES+),[M+H]+=389.1
実施例94
3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000148
(a)3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhosPdG3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の炭酸セシウム(310mg、0.96mmol)、4-ブロモ-N-(2-メトキシエチル)-N-methyl-アニリン(78mg、0.32mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、39%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,s),2.91(3H,s),3.27(3H,s),3.42-3.53(4H,m),3.82(3H,s),4.02(3H,s),6.74(2H,d),7.60(2H,d),7.91(1H,br q),8.50(1H,s),8.55(1H,s),9.04(1H,s),10.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=477.2
(b)3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、MeOH(10mL)中の3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.17mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、41%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.88-2.97(6H,m),3.29(3H,s),3.44-3.52(4H,m),4.02(3H,s),6.73(2H,d),7.29(1H,s),7.60(2H,d),7.70(1H,s),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.19(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=462.2
実施例95
3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000149
(a)3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-ブロモ-N、N-ビス(2-メトキシエチル)アニリン(184mg、0.640mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.040g、24%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,d),3.24-3.30(6H,m),3.44-3.52(8H,m),3.81(3H,s),4.01(3H,s),6.71(2H,d),7.54-7.61(2H,m),7.91(1H,br q),8.49(1H,s),8.54(1H,s),9.02(1H,s),10.16(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=521.2
(b)3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(30mg、0.06mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で30時間撹拌した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として20~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(13mg、収率45%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.35(6H,s),3.48(8H,s),4.01(3H,s),6.71(2H,d),7.27(1H,s),7.57(2H,d),7.68(1H,s),8.00(1H,br q),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.00(1H,s),11.17(1H,s).m/z:(ES+),[M+2H]2+=253.8
実施例96
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000150
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボン酸メチル
XantPhos(611mg、1.06mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.35mmol)、4-ブロモ-2-メチル-ピリジン(61mg、0.35mmol)及び炭酸セシウム(11.5mg、0.0400mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で7時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、56%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.45(3H,s),2.98(3H,d),3.85(3H,s),4.02(3H,s),7.68(1H,s),7.74(1H,s),8.01(1H,br q),8.31(1H,d),8.52(2H,d),9.08(1H,s),10.61(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=405.1
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.15mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として2~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(20mg、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.44(3H,s),3.00(3H,d),4.02(3H,s),7.51(1H,s),7.59-7.64(1H,m),7.65-7.70(1H,m),7.85(1H,s),8.05(1H,br q),8.18(1H,br s),8.28(1H,d),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.05(1H,s),11.79(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=390.1
実施例97
3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000151
(a)3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(44mg、0.050mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、4-ブロモ-2-メトキシ-ピリジン(135mg、0.720mmol)and炭酸セシウム(469mg、1.44mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残留物をMeOHにより希釈し、celiteにより濾過した。得られた濾液を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.115g、収率57%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=421.2.
(b)3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.19mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として12~42%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のアンモニアを用いて精製し、3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.019g、25%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.96(3H,d),3.83(3H,s),4.00(3H,s),7.03-7.09(1H,m),7.49(1H,s),7.52-7.56(1H,m),7.84(1H,s),7.99(1H,d),8.05(1H,br q),8.53(1H,s),8.72(1H,s),9.05(1H,s),11.84(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=406.1.
実施例98
3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩
Figure 2024527623000152
(a)6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
THF(12mL)中の3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.309g、1.43mmol)、4-ブロモ-2-メトキシ-6-メチル-ピリジン(0.472g、2.34mmol)、t-BuXPhos Pd G3(0.113g、0.140mmol)、t-BuXPhos(0.061g、0.14mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(0.274g、2.85mmol)を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を40℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.512g、106%)を褐色固体として得た。m/z:(ES-),[M-H]-=336.3
(b)6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.387g、1.15mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で5.5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をEtOAc中でトリチュレートした。得られた懸濁液を濾過した。得られた濾液を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.247g、67%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=323.1
(c)3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩
DMF(2.0mL)中の4-クロロ-7-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(0.037g、0.22mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.084g、0.33mmol)、酢酸カリウム(0.065g、0.66mmol)、cataCXium A Pd G3(0.016g、0.020mmol)及びcataCXium A(7.9mg、0.020mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を100℃で18.5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.050g、0.15mmol)、PdCl(dppf)(0.011g、0.020mmol)及びフッ化セシウム(0.071g、0.46mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに塩基性アルミナクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をメタノールに溶解し、1N HCl(20μL)で処理し、次いで、濃縮して、3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩(4.0mg、5.7%)を橙色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.44(3H,br s),3.08(3H,d),4.01(3H,br s),4.06(3H,s),7.23(1H,br s),7.72-7.84(2H,m),8.30(1H,br s),8.91(1H,s),9.47(1H,br s),9.85(1H,s),12.51(1H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=421.2
実施例99
3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000153
(a)3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.38mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の4-ブロモ-2,6-ジメチル-ピリジン(143mg、0.770mmol)、炭酸セシウム(374mg、1.15mmol)、及びBrettPhos Pd G3(35mg、0.040mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.42(6H,s),2.82(3H,d),3.74(3H,s),3.85(3H,s),8.03(1H,br q),8.46(2H,s),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.01(1H,s),9.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=419.2
(b)3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.19mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として2~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(21mg、25%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.39(6H,s),3.00(3H,d),4.02(3H,s),7.50(2H,s),7.84(1H,s),8.06(1H,br q),8.21(1H,s),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.05(1H,s),11.72(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=404.2
実施例100
5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000154
(a)Methyl5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.31mmol)、4-ブロモ-2,6-ジメチル-ピリジン(69mg、0.37mmol)、BrettPhos Pd G3(28mg、0.030mmol)及び炭酸セシウム(301mg、0.920mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(3.1mL)を添加した。得られた混合物を110℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCM(0~1%のアンモニアを含有)を用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.074g、56%)を得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ .02-1.15(2H,m),1.32-1.41(2H,m),1.98-2.07(1H,m),2.54(6H,s),3.99(3H,s),4.01(3H,s),7.38(2H,s),8.02(1H,s),8.69(1H,s),8.93(1H,s),10.47(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=430.2
(b)5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(74mg、0.17mmol)のメタノール(1.5mL)溶液に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、45%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 1.00-1.14(2H,m),1.33-1.43(2H,m),2.02-2.11(1H,m),2.53(6H,s),4.03(3H,s),5.65(1H,br s),7.39(2H,s),7.91(1H,br s),8.04(1H,s),8.66(1H,s),8.94(1H,s),11.13(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=415.2
実施例101
3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000155
(a)3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(45mg、0.14mmol)、4-ブロモ-2-メトキシ-6-メチル-ピリジン(35mg、0.17mmol)、BrettPhos Pd G3(13mg、0.010mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(41mg、0.43mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(1.5mL)を添加し、この混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を1N HCl水溶液で酸性化し、次いで、酢酸エチルで洗浄した。次いで、水層を濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、さらに精製せずに次の工程で使用した。
(b)3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.150mL、0.86mmol)を、DMF(2mL)中の3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(60mg、0.14mmol)、塩化アンモニウム(31mg、0.57mmol)及びHATU(109mg、0.290mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらに、逆相HPLCにより、5ミクロン、19mm×100mm Xbridge C18カラムを用い、溶離液として13~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.024g,32%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ ppm 2.42(3H,s),2.99(3H,d),3.96(3H,s),4.12(3H,s),7.12(1H,br d),7.69(2H,br s),7.89(1H,br d),8.03(1H,br s),8.93(2H,s),9.46(1H,s),12.22(1H,br d).m/z:(ES+),[M+H]+=420.3
実施例102
3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000156
(a)4-ブロモ-2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-ピリジン
DTBAD(3.67g、16.0mmol)を、窒素下、THF(50mL)中の4-ブロモ-6-メチル-ピリジン-2-オール(2.00g、10.6mmol)、2-メトキシエタノール(1.21g、16.0mmol)及びトリフェニルホスフィン(4.18g、15.96mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、4-ブロモ-2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-ピリジン(1.40g、54%)黄色の油状物として得、これを放置して結晶化させた;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.36(3H,s),3.28(3H,s),3.59-3.66(2H,m),4.32-4.39(2H,m),6.91(1H,m),7.10(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=246.0
(b)3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(74mg、0.080mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の4-ブロモ-2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-ピリジン(100mg、0.41mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(127mg、0.410mmol)及び炭酸セシウム(265mg、0.810mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、41%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.35(3H,s),2.95(3H,d),3.33(3H,s),3.74(2H,s),3.84(3H,s),4.00(2H,s),4.01(3H,s),7.15(1H,d),7.28(1H,d),8.03(1H,d),8.46(1H,d),8.53(1H,s),9.06(1H,s),10.59(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=479.2
(c)3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、37%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.32(3H,s),2.96(3H,d),3.58-3.67(2H,m),4.00(3H,s),4.29-4.38(2H,m),7.02(1H,s),7.26(1H,d),7.50(1H,s),7.84(1H,s),8.03(1H,br q),8.51(1H,s),8.71(1H,s),9.03(1H,s),11.78(1H,s).エーテル性メチル基は、残留する水のピークで隠された。m/z:(ES+),[M+H]+=464.2
実施例103
3-[(2-シアノ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000157
(a)3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
水(0.5mL)、MeOH(0.5mL)及びTHF(0.5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(46mg、0.15mmol)及び水酸化リチウム(27.0mg、1.13mmol)の混合物を、Biotageマイクロ波反応器内で100℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を1N HClで酸性化し、濃縮した。得られた残渣をDCM(1.5mL)に溶解させた。HATU(0.086g、0.23mmol)、塩化アンモニウム(0.040g、0.75mmol)及びトリエチルアミン(84μL、0.60mmol)を順に添加した。得られた混合物を、25Cで3時間撹拌した。追加のトリエチルアミン(150μL、1.07mmol)を添加した。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理した。得られた懸濁液を濾過した。濾液を5:1 DCM/IPAで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.045g、定量的%)を褐色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=299.1
(b)3-[(2-シアノ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(2mL)中の4-ブロモ-6-メチル-ピリジン-2-カルボニトリル(0.035g、0.18mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.045g、0.15mmol)、BrettPhos Pd G3(0.027g、0.030mmol)及び炭酸セシウム(0.147g、0.450mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を水で処理し、濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、真空下で乾燥させ、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色固体を得た。この物質をさらに、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、3-[(2-シアノ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(5.0mg、7.4%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.99(3H,d),4.06(3H,s),7.07(1H,t),7.63(1H,br s),7.86(1H,d),7.95(1H,s),8.00(1H,br s),8.40(1H,d),8.76(1H,br s),8.84(1H,s),9.28(1H,br s),12.09(1H,s);アリールメチル基はDMSOシグナルの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=415.1
実施例104
3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000158
(a)3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(45mg、0.14mmol)、5-ブロモ-1、3-ジメチル-ピリジン-2-オン(35mg、0.17mmol)、BrettPhos Pd G3(13.02mg、0.01mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(41.4mg、0.43mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(1.5mL)を添加し、混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した。を再度排気し、窒素により再充填した。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を1N HCl水溶液で酸性化し、次いで、酢酸エチルで洗浄した。次いで、水層を濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、さらに精製せずに次の工程で使用した。
(b)3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.15mL、0.86mmol)を、DMF(2mL)中の3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(60mg、0.14mmol)、塩化アンモニウム(31mg、0.57mmol)及びHATU(109mg、0.290mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらに逆相HPLCにより、19mm×100mm 5μm Xbridge C18カラムを用い、溶離液として13~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(3.3mg、5.5%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.40(3H,s),2.97(3H,d),3.94(3H,s),4.10(3H,s),7.11(1H,br s),7.67(2H,br s),7.83-7.94(1H,m),8.01(1H,br s),8.91(2H,s),9.44(1H,s),12.21(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=420.3
実施例105
3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000159
(a)3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の5-ブロモ-1-(ジフルオロメチル)ピリジン-2ーオン(143mg、0.640mmol)、BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、41%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.84(3H,d),3.81(3H,s),3.99(3H,s),6.53-6.61(1H,m),7.73-7.81(1H,m),7.91(1H,t),7.96(1H,br q),8.48(1H,s),8.51(1H,s),8.63-8.70(1H,m),9.03(1H,s),9.96(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=457.2
(b)3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.13mmol)に加えた。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、19×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として15~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(8.0mg、14%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.92(3H,d),4.02(3H,s),6.58(1H,d),7.43(1H,s),7.67(1H,m),7.79(1H,s),7.94(1H,t),8.08(1H,br q),8.53(1H,s),8.73(1H,s),8.83(1H,d),9.04(1H,s),11.20(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=442.1
実施例106
5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
Figure 2024527623000160
(a)(1R,4R)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
炭酸セシウム(2.30g、7.07mmol)を、1,4-ジオキサン(15mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)、(1R,4R)-2-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン二塩酸塩(393mg、2.12mmol)、酢酸パラジウム(II)(40mg、0.18mmol)及び(rac)-BINAP(110mg、0.18mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(1R,4R)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.200g、42%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.74(1H,ddt),1.86(1H,ddt),2.24(3H,s),2.43(1H,dd),2.76(1H,dd),3.10(1H,dd),3.28(1H,dd),3.41(1H,d),4.26(1H,d),6.48-6.59(2H,m),7.22- 7.31(2H,m).m/z:(ES+),[M+2+H]+=269.0
(b)5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)、(1R,4R)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(136mg、0.510mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、47%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.90(1H,d),2.00(2H,s),2.43-2.49(3H,m),2.89(4H,d),3.22(1H,d),3.45(1H,d),3.70-3.78(1H,m),3.82(3H,s),4.02(3H,d),4.40(1H,s),6.64(2H,d),7.57-7.66(2H,m),7.91(1H,d),8.50(1H,s),8.54(1H,s)9.03(1H,s),10.20(1H,s).m/z:(ES+),[M+2H]2+=250.6
(c)5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)をメチルに添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。得られた残渣を分取HPLCカラムにより、5ミクロン、19mm×250mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として15~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(9.0mg、13%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.75-1.83(1H,m),1.86-1.95(1H,m),2.32(3H,s),2.52-2.66(1H,m),2.76-2.86(1H,m),2.93(3H,d),3.11-3.20(1H,m),3.31-3.40(1H,m),3.50(1H,s),4.02(3H,s),4.29(1H,s),6.60(2H,d),7.28(1H,s),7.59(2H,d),7.69(1H,s),8.00(1H,br q),8.23(2H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+2H]2+=243.1
実施例107
5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000161
(a)3-(4-ブロモフェニル)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン塩酸塩(287mg、1.77mmol)、炭酸セシウム(1.73g、5.30mmol)、(rac)-BINAP(165mg、0.27mmol)及び酢酸パラジウム(II)(60mg、0.27mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(4-ブロモフェニル)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(0.200g、40%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.68(2H,d),1.99(2H,dd),2.35(3H,s),2.82-2.97(2H,m),3.30-3.45(4H,m),6.73-6.82(2H,m),7.27-7.35(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=281.0
(b)5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-(4-ブロモフェニル)-8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(90mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、BrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、37%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.97-1.99(2H,m),2.05-2.09(2H,m),2.90(3H,d),2.96-3.01(2H,m),3.10-3.22(2H,m),3.38-3.60(2H,m),3.82(3H,s),4.02(3H,s),6.90(2H,d),7.66(2H,d),7.90(1H,br q),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.25(1H,s);第3のNMeピークはDMSOピークの下で不明瞭であった。;m/z:(ES+),[M+H]+=514.2
(c)5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を 、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として23~33%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(9.0mg、19%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.60-1.70(2H,m),1.89-2.00(2H,m),2.23(3H,s),2.80(2H,dd),2.93(3H,d),3.20(2H,s),3.29(2H,s),4.02(3H,s),6.81(2H,d),7.30(1H,s),7.61(2H,d),7.70(1H,s),7.99(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.23(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=499.3
実施例108
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000162
(a)(3S,5R)-1-(4-ブロモフェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン
ジオキサン(15mL)を、1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(0.580g、2.05mmol)、(2R,6S)-2,6-ジメチルピペラジン(0.351g、3.08mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.046g、0.21mmol)、XantPhos(0.237g、0.41mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(0.296g、3.08mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、90℃で6時間撹拌した。次いで、反応物を水で希釈し、5:1 DCM/IPA.により抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(3S,5R)-1-(4-ブロモフェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン(0.372g、67%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.00(6H,d),2.08(2H,t),2.80(2H,dqd),3.16(1H,s),3.49(2H,dd),6.82-6.90(2H,m),7.25-7.34(2H,m).m/z:(ES+),[M+2+H]+=271.1
(b)3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸
ジオキサン(1mL)を、(3S,5R)-1-(4-ブロモフェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン(0.037g、0.14mmol)、3-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸エチル(0.042g、0.11mmol)、BrettPhos Pd G3(0.021g、0.020mmol)及び炭酸セシウム(0.112g、0.340mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、100℃で2.5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水で処理し、DCMにより抽出した。水層を1M HClでpH3に酸性化した後、濃縮して、3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸(0.060g、99%)を得、これを精製せずに次の工程に使用した。
(c)3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド
トリエチルアミン(0.061mL、0.44mmol)を、DMF(1.5mL)中の3-((4-((3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸(0.058g、0.11mmol)、塩化アンモニウム(0.029g、0.55mmol)及びHATU(0.063g、0.17mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で終夜撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液で処理し、5:1 DCM/IPAで抽出した。有機層を濃縮した。得られた残渣を、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~55%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-((4-((3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.018g、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.15(6H,br d),2.31-2.43(2H,m),3.07-3.19(2H,m),3.70(2H,br d),3.99(3H,s),7.02(2H,br d),7.62(2H,br d),8.14(1H,br d),8.27(1H,s),8.40(1H,s),8.44(1H,s),9.05(1H,s),11.28(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=526.3
実施例109
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000163
(a)(3S,5R)-1-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン
Pd(dba)(288mg、0.320mmol)を、窒素下、ジオキサン(20mL)中の5-ブロモ-1,3-ジフルオロ-2-ヨードベンゼン(1.0g、3.14mmol)、cis-2,6-ジメチルピペラジン(394mg、3.44mmol)、Xantphos(362mg、0.620mmol)、and炭酸セシウム(2.04g、6.28mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(3S,5R)-1-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン(0.300g、31%)を褐色の油状物として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 0.95(6H,d),2.58(2H,t),2.75-2.90(2H,m),2.98(2H,dd),7.30-7.39(2H,m).NHプロトンはベースラインまで広がった。m/z:(ES+),[M+H]+=305.1
(b)3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
BrettPhos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、窒素下、ジオキサン(4mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)、(3S,5R)-1-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン(94mg、0.31mmol)及び炭酸セシウム(166mg、0.510mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質を7Nのメタノール性アンモニア(7.3mL,51.1mmol)に懸濁させた。マイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5μm、30mm×150mm SunFire C18 Prepカラムを用い、溶離液として7~17%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.013g、9.74%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 0.97(6H,d),2.61(2H,m),2.78-2.99(7H,m),4.02(3H,s),7.43(1H,s),7.53(2H,d),7.79(1H,s),8.06(1H,d),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.64(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=523.3
実施例110
5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000164
(a)8-(4-ブロモフェニル)-3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
酢酸パラジウム(II)(79mg、0.35mmol)を、窒素下、トルエン(10mL)中の(rac)-BINAP(219mg、0.350mmol)、1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1.49g、5.27mmol)及び3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(700mg、3.52mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(1.18g、10.6mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、黄色の残渣を得た。この物質をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、8-(4-ブロモフェニル)-3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(0.350g、35%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.86(4H,dtd),2.06(3H,s),2.23(2H,dd),2.44(2H,dd),4.20(2H,t),6.69-6.85(2H,m),7.20-7.35(2H,m).m/z:(ES+),[M+2+H]+=283.0
(b)5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(23mg、0.030mmol)を、1,4-ジオキサン(2mL)中の炭酸セシウム(250mg、0.77mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.26mmol)及び8-(4-ブロモフェニル)-3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(144mg、0.510mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、61%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.80-1.92(4H,m),2.08(3H,s),2.24-2.38(2H,m),2.40-2.49(2H,m),2.90(3H,d),3.82(3H,s),4.02(3H,s),4.18-4.24(2H,m),6.83(2H,d),7.61(2H,d),7.92(1H,br q),8.50(1H,s),8.52(1H,s)9.03(1H,s),10.20(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=514.3
(c)5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol).に添加した。得られた懸濁液を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~15のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(26mg、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.79 - 1.93(4H,m),2.08(3H,s),2.32(2H,d),2.44(2H,d),2.94(3H,d),4.02(3H,s),4.19(2H,s),6.82(2H,d),7.30(1H,s),7.60(2H,d),7.70(1H,s),8.01(1H,br q),8.16(1H,s),8.52(1H,s),8.74(1H,s),9.01(1H,s),11.22(1H,s).m/z:(ES+)[M+H]+=499.3
実施例111
5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000165
(a)(1S,4S)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(1S,4S)-2-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(198mg、1.77mmol)を、窒素下、室温で、トルエン(10mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.77mmol)、(rac)-BINAP(165mg、0.27mmol)、酢酸パラジウム(II)(59.5mg、0.27mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(595mg、5.30mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、(1S,4S)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.150g、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.98-2.05(1H,m),2.14-2.24(1H,m),2.66(3H,br s),2.66-2.81(1H,m),2.95-3.10(2H,m),3.23-3.28(1H,m),3.44-3.56(1H,m),3.95-4.20(1H,m),6.57-6.63(2H,m),7.30-7.35(2H,m);m/z:(ES+),[M+2+H]+=269.0
(b)5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
(1S,4S)-2-(4-ブロモフェニル)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(85mg、0.32mmol)を、窒素下、室温で、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及びBrettPhos Pd G3(43.4mg、0.05mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、38%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.71-1.79(1H,m),1.82-1.89(1H,m),2.25(3H,s),2.73-2.80(1H,m),2.89(3H,d),3.11-3.15(1H,m),3.34-3.45(1H,m),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.21-4.31(1H,m),6.59(2H,d),7.58(2H,d),7.91(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.03(1H,s),10.17(1H,s);2つの二環プロトンは残留水またはDMSO溶液のピークにより不明瞭であった;m/z:(ES+).[M+H]+=500.2
(c) 5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50.0mg、0.10mmol)に加えた。得られた懸濁液を85℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として15~30%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(3.0mg、6.2%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.76(1H,d),1.85(1H,d),2.25(3H,s),2.76(1H,d),2.93(3H,d),3.13(1H,d),3.29-3.31(2H,m),3.40(1H,m),4.02(3H,s),4.26(1H,s),6.59(2H,d),7.28(1H,s),7.59(2H,d),7.69(1H,s),8.01(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=484
実施例112
3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000166
(a)(3R,5S)-1-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン
Pd-PEPPSI-IPent(128mg、0.160mmol)を、DME(20mL)中の5-ブロモ-2-ヨード-1,3-ジメチル-ベンゼン(500mg、1.61mmol)、(2S,6R)-2,6-ジメチルピペラジン(220mg、1.93mmol)、及び炭酸セシウム(1.57g、4.82mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を90℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、c18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(3R,5S)-1-(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-3,5-ジメチル-ピペラジン(0.200g、31%)を黄色の油状物として得、これを放置して固化させた;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.98-1.08(6H,m),2.22(6H,d),2.73-2.82(2H,m),2.82-2.96(2H,m),3.01-3.16(2H,m),7.13(1H,s),7.21(1H,s);NHシグナルはDMSO又は水の残留ピークに埋もれていた;m/z(ES+),[M+2+H]+=299.0
(b)3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(61mg、0.070mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中のcis-1-(4-ブロモ-2,6-ジメチルフェニル)-3,5-ジメチルピペラジン(100mg、0.34mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(105mg、0.34mmol)及び炭酸セシウム(329mg、1.01mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。この粗生成物を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、収率42%)を褐色固体として得た。この物質をさらに精製することなく次の工程で直接使用した。m/z:(ES+),[M+H]+=530.3
(c)3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.13mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(3.0mg、4.4%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.04(6H,d),2.28(6H,d),2.76-2.92(4H,m),2.98(3H,d),3.01-3.12(2H,m),4.02(3H,s),7.38(1H,s),7.44(1H,d),7.51(1H,d),7.76(1H,s),8.02(1H,br q),8.26(1H,s),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.37(1H,s);周期的なNHピークはDMSO又は水のピークに埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=515.3
実施例113
Figure 2024527623000167
3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
(a)N’-(4-ブロモフェニル)-N,N,N’-トリメチル-エタン-1,2-ジアミン
酢酸パラジウム(II)(0.079g、0.35mmol)を、窒素下、トルエン(15mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1.00g、3.53mmol)、N、N’、N’-トリメチルエタン-1,2-ジアミン(0.722g、7.07mmol)、カリウムtert-ブトキシド(1.19g、10.6mmol)及び(rac)-BINAP(0.22g、0.35mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のEtOH-DCMを用いて精製し、N’-(4-ブロモフェニル)-N,N,N’-トリメチル-エタン-1,2-ジアミン(0.600g、66%)を褐色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.16(6H,s),2.34(2H,t),2.86(3H,s),3.38(2H,t),6.49-6.71(2H,m),7.20-7.44(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=257.0
(b)3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中のN’-(4-ブロモフェニル)-N,N,N’-トリメチル-エタン-1,2-ジアミン(164mg、0.640mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のEtOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、51%)を褐色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.18(6H,s),2.34-2.42(2H,m),2.86-2.93(6H,m),3.37-3.44(2H,m),3.81(3H,s),4.01(3H,s),6.71(2H,d),7.59(2H,d),7.84-7.96(1H,m),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.02(1H,s),10.17(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=490.2
(c)3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(30mg、0.06mmol)に添加した。懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロンを用い、溶離液として6~16%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(3.0mg、8.5%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(6H,s),2.39(2H,t),2.88(3H,s),2.92(3H,d),3.39(2H,t),4.01(3H,s),6.68-6.74(2H,m),7.27(1H,s),7.59(2H,d),7.68(1H,s),8.00(1H,br q),8.22(2H,s),8.51(1H,s),8.73(1H,s),9.00(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=475.2
実施例114
3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
Figure 2024527623000168
(a)1-(4-ブロモフェニル)-N,N-ジメチル-アゼチジン-3-アミン
酢酸パラジウム(II)(0.079g、0.35mmol)を、窒素下、トルエン(15mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1.00g、3.54mmol)、N,N-ジメチルアゼチジン-3-アミン(0.709g、7.08mmol)、(rac)-BINAP(0.220g、0.35mmol)及びカリウムtert-ブトキシド(1.19g、10.6mmol)の混合物にゆっくり添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、1-(4-ブロモフェニル)-N,N-ジメチル-アゼチジン-3-アミン(0.670g、74%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.10(6H,s),3.18(1H,td),3.52(2H,dd),3.88(2H,t),6.32-6.43(2H,m),7.23-7.37(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=255.0
(b)3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(14mg、0.020mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の1-(4-ブロモフェニル)-N,N-ジメチル-アゼチジン-3-アミン(41mg、0.16mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(156mg、0.480mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.030g、39%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.12(6H,s),2.88(3H,d),3.50-3.57(1H,m),3.82(3H,s),3.88-3.95(2H,m),4.01(3H,s),4.33-4.39(2H,m),6.47(2H,d),7.60(2H,d),7.91(1H,br q),8.49(1H,s),8.54(1H,s),9.03(1H,s),10.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.2
(c)3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(40mg、0.08mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で25時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Shield RP18 OBDカラムを用い、溶離液として5~16%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(13mg、29%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.10(6H,s),2.92(3H,d),3.50(2H,dd),3.89(2H,t),4.01(3H,s),6.46(2H,d),7.28(1H,s),7.59(2H,d),7.69(1H,s),7.98(1H,br q),8.20(2H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.00(1H,s),11.19(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=473.2
実施例115
3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000169
(a)(2R,6S)-4-(4-ブロモ-2-シアノ-pフェニル)-2,6-ジメチル-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
酢酸パラジウム(II)(73mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の5-ブロモ-2-ヨードベンゾニトリル(500mg、1.62mmol)、(2S,6R)-2,6-ジメチルピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(348mg、1.62mmol)、(rac)-BINAP(202mg、0.320mmol)及び酢酸セシウム(1.59g、4.87mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(2R,6S)-4-(4-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-2,6-ジメチル-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.510g、80%)を黄色固体として得た。1H NMR(クロロホルム-d,400MHz)δ 1.46-1.49(6H,m),1.51(9H,s),2.88-2.98(2H,m),3.29-3.38(2H,m),4.24-4.37(2H,m),6.94(1H,d),7.62(1H,dd),7.72(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=394
(b)3-[4-[(3S,5R)-4-tert-ブトキシカルボニル-3,5-ジメチル-ピペラジン-1-イル]-3-シアノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、(2R,6S)-4-(4-ブロモ-2-シアノ-フェニル)-2,6-ジメチル-ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(138mg、0.350mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[(3S,5R)-4-tert-ブトキシカルボニル-3,5-ジメチル-ピペラジン-1-イル]-3-シアノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.137g、69%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.34-1.38(6H,m),1.43(9H,s),2.84-2.94(5H,m),3.17-3.23(2H,m),3.83(3H,s),4.01(3H,s),4.10-4.19(2H,m),7.24(1H,d),7.90(1H,dd),8.01(1H,br q),8.43(1H,d),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.41(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=627.5
(c)3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン中の4N HCl(3.0mL、12mmol)を、3-[4-[(3S,5R)-4-tert-ブトキシカルボニル-3,5-ジメチル-ピペラジン-1-イル]-3-シアノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(125mg、0.200mmol)のDCM(5mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中でトリチュレートし、濾過し、真空下で乾燥させて、3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.097g、92%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.31(6H,d),2.87(3H,d),2.92-3.00(2H,m),3.32-3.49(4H,m),3.82(3H,s),4.13(3H,s),7.29(1H,d),7.62(1H,br q),7.93(1H,dd),8.37-8.42(1H,m),8.71(1H,s),9.02(1H,s),9.64(1H,s),10.44(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=527.3
(d)3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(88mg、0.17mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で30時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(30mg、35%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.01(6H,d),2.26-2.36(2H,m),2.89-2.99(5H,m),3.25-3.32(2H,m),4.01(3H,s),7.14(1H,d),7.42(1H,s),7.70-7.83(2H,m),8.11(1H,br q),8.39(1H,d),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=512.3
実施例116
3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000170
(a)1-[1-(2,3-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-4-メチル-ピペラジン
炭酸カリウム(1.382g、10.00mmol)を、1、2,3-トリフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(1.771g、10.00mmol)及び1-メチル-4-(4-ピペリジル)ピペラジン(1.833g、10.00mmol)のDMSO(50mL)溶液に0℃で添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を水(300mL)で希釈し、EtOAcで3回(各150mL)抽出した。合わせた有機層を水で5回(各200mL)洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、1-[1-(2,3-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-4-メチル-ピペラジン(0.728g、収率21%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.48(2H,qd),1.83(2H,d),2.11(3H,s),2.17-2.35(4H,m),2.36-2.48(5H,m),2.96(2H,t),3.76(2H,d),6.94(1H,t),7.87(1H,t).19F NMR(470MHz,DMSO-d6)δ -142.01,-147.27.m/z:(ES+),[M+H]+=341.8
(b)2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリン
1-[1-(2,3-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-4-メチル-ピペラジン(728mg、2.14mmol)及び10wt%パラジウム炭素(228mg、0.210mmol)をMeOH(10.7mL)中、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。次いで、反応物をMeOH(50mL)で希釈し、Celiteで濾過し、濃縮して、2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリンを褐色の膜状物(0.664g、定量的)として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.51(2H,qd),1.73-1.86(2H,m),2.14(3H,s),2.17-2.41(6H,m),2.51-2.58(4H,m),3.10-3.20(3H,m),4.99(2H,s),6.45(1H,td),6.59(1H,td).m/z:(ES-),[M-H]-=309.4
(c)N-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]フェニル]ホルムアミド
ギ酸(1.81mL、44.9mmol)及び無水酢酸(4.44mL、47.1mmol)を合わせ、60℃で15分間撹拌した。得られた混合物を、2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリン(664mg、2.14mmol)のTHF(8mL)溶液に滴下した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、N-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]フェニル]ホルムアミド(0.550g、収率76%)をオフホワイト色の固体として得た 1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.54(2H,qd),1.73-1.88(2H,m),2.16(3H,s),2.22-2.42(5H,m),2.51-2.57(2H,m),2.66(2H,br t),3.08-3.57(4H,m),6.81(1H,td),7.61(1H,td),8.25(1H,d),10.05(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=339.9
(d)6-クロロ-3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
鉱油中60wt%の水素化ナトリウム(71.5mg、1.79mmol)を、N-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]フェニル]ホルムアミド(550mg、1.63mmol)のDMF(8mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で15分間撹拌した。6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(357mg、1.63mmol)をフラスコへ。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。炭酸カリウム(1.00g、7.24mmol)及びMeOH(3mL)を添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-((2,3-ジフルオロ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピペリジン-1-イル)フェニル)アミノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.366g、収率44%)をベージュ色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.54(2H,qd),1.83(2H,br d),2.13(3H,s),2.20-2.40(5H,m),2.61-2.72(2H,m),2.89(3H,d),3.36(2H,br d),3.81(3H,s),6.85(1H,td),7.95(1H,q),8.01(1H,td),10.27(1H,d).4つのプロトンがDMSOシグナルに埋もれていた。m/z:(ES+),[M+H]+=509.9
(e)6-クロロ-3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、6-クロロ-3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(366mg、0.720mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.255g、収率72%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.54(2H,qd),1.83(2H,br d),2.18-2.40(5H,m),2.65(2H,br t),2.91(3H,d),3.34(2H,br d),6.83(1H,dt),7.39(1H,br s),7.61(1H,br s),7.666(1H,br q),8.12(1H,dt),11.47(1H,d).4つのプロトンがDMSOシグナルに埋もれていた。m/z:(ES+),[M+H]+=495.3
(f)3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
6-クロロ-3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(255mg、0.520mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(158mg、0.640mmol)、XPhos Pd G3(44mg、0.050mmol)、XPhos(25mg、0.050mmol)及びリン酸カリウム(328mg、1.55mmol)を混合した。反応器を排気して、窒素を充填した。ジオキサン(7.2mL)及び水(0.72mL)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、KP-Silによるシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.191g、収率63%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.58(2H,qd),1.85(2H,br d),2.20(3H,s),2.25-2.45(5H,m),2.50-2.62(4H,m),2.68(2H,br t),2.93(3H,d),3.37(2H,br d),4.02(3H,s),6.87(1H,td),7.40(1H,br s),7.77(1H,br s),8.04(1H,br q),8.33(1H,td),8.52(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.61(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=592.1
実施例117
3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000171
(a) 1-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-4-イソプロピル-ピペラジン
DIPEA(4.60mL、26.3mmol)を、5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(1.00g、5.26mmol)及び1-イソプロピルピペラジン(0.675g、5.26mmol)のDMSO(15mL)溶液にゆっくり加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCM(100mL)で希釈し、水で3回(各100mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、1-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-4-イソプロピル-ピペラジン(0.480g、31%)をベージュ色の蝋状固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 0.96-1.11(6H,m),2.22(3H,s),2.47-2.62(4H,m),2.68(1H,七重線),3.00-3.09(4H,m),7.71(1H,d),8.17(1H,d);m/z:(ES+),[M+2+H]+=300.0
(b)3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の1-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-4-イソプロピル-ピペラジン(95mg、0.32mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(0.313g、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、59%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.02(6H,d),2.26(3H,s),2.55-2.63(4H,m),2.65-2.76(1H,m),2.90(3H,d),2.97-3.08(4H,m),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.94(1H,br q),8.05(1H,d),8.46-8.55(3H,m),9.04(1H,s),10.23(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=531.4
(c)3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.09mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として20~50%のMeCN-10mM重炭酸アンモニウム水溶液を用い、修飾剤として0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(10mg、20%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.02(6H,d),2.26(3H,s),2.59(4H,t),2.66-2.74(1H,m),2.94(3H,d),2.97-3.04(4H,m),4.01(3H,s),7.37(1H,s),7.74(1H,s),8.02(2H,d),8.52(2H,s),8.72(1H,s),9.02(1H,s),11.33(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=516.2
実施例118
3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000172
(a)1-(5-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-4-メチル-ピペラジン
カリウムtert-ブトキシド(1.07g、9.56mmol)及び1-メチルピペラジン(0.319g、3.19mmol)を、窒素下、トルエン(10mL)中の5-ブロモ-2-ヨード-3-メトキシ-ピリジン(1.00g、3.19mmol)、rac-BINAP(0.397g、0.640mmol)及び酢酸パラジウム(II)(0.143g、0.640mmol)の混合物に順次加えた。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、1-(5-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-4-メチル-ピペラジン(0.500g、55%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,s),2.37-2.43(4H,m),3.24-3.31(4H,m),3.82(3H,s),7.41(1H,d),7.85(1H,d);m/z:(ES+),[M+2+H]+=288.1
(b)3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-(5-ブロモ-3-メトキシ-2-ピリジル)-4-メチル-ピペラジン(137mg、0.48mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、炭酸セシウム(468mg、1.44mmol)及びBrettPhos Pd 3G(65mg、0.070mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、24%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.64-2.82(4H,m),2.92(3H,d),3.04-3.18(7H,m),3.83(3H,s),3.88(3H,s),4.01(3H,s),7.90(1H,d),7.99(1H,br q),8.21(1H,d),8.50(1H,s),8.52(1H,s),9.05(1H,s),10.37(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=519.0
(c)3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.10mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として11~41%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のNHHCOを用いて精製し、3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(13mg、27%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.21-2.42(4H,m),2.96(3H,d),3.25(4H,m),3.86(3H,s),4.01(3H,s),7.37(1H,br s),7.75(1H,br s),7.96(1H,s),7.98(1H,br q),8.09(1H,d),8.52(1H,s),8.71(1H,s),9.02(1H,s),11.42(1H,s).ピペラジンNMeプロトンは溶媒の下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=504.2
実施例119
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000173
(a)(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル
5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(1.00g、5.26mmol)を、(1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.04g、5.26mmol)及びDIPEA(2.76mL、15.8mmol)のDMSO(1mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×100mm XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.5%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.400g、21%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.37(9H,d),1.78-1.88(2H,m),2.20(3H,s),3.19-3.29(1H,m),3.30-3.33(1H,m),3.43-3.49(1H,m),3.69-3.78(1H,m),4.34-4.44(1H,m),4.60(1H,s),7.56-7.60(1H,m),8.01-8.04(1H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=368.1
(b)(1R,4R)-5-[5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-3-メチル-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル
(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-メチル-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(250mg、0.68mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(170mg、0.54mmol)、炭酸セシウム(664mg、2.04mmol)及びBrettPhos Pd G3(62mg、0.070mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(1R,4R)-5-[5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-3-メチル-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.250g、収率61%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.38(9H,d),1.75 - 1.92(2H,m),2.24(3H,s),2.88(3H,d),3.19 - 3.30(1H,m),3.32 - 3.41(1H,m),3.55(1H,d),3.67 - 3.76(1H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),4.40(1H,d),4.59(1H,s),7.87 - 7.99(2H,m),8.38(1H,s),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.12(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=601.3.
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
(1R,4R)-5-[5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-3-メチル-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.33mmol)を、TFA(1.00mL、13.0mmol)のDCM(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をMeOH(10mL)に溶解させた。37wt%のホルムアルデヒド水溶液(0.028mL、1.00mmol)及びトリアセトキシボロヒドリド(353mg、1.66mmol)を加えた。得られた混合物を、25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。残渣を7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)に懸濁した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として10~19%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(27mg、15%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.78(1H,d),1.93(1H,d),2.24(3H,s),2.47(3H,s),2.85-3.00(4H,m),3.11(1H,d),3.43-3.52(2H,m),3.67(1H,s),4.01(3H,s),4.46(1H,s),7.29-7.39(1H,m),7.68-7.78(1H,m),7.90(1H,d),8.01(1H,br q),8.26(1H,s),8.38(1H,d),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.18(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=500.2
実施例120
3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000174
(a)(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-クロロ-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル
(1R,4R)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.04g、5.26mmol)を、5-ブロモ-2-フルオロ-3-メチル-ピリジン(1.00g、5.26mmol)及びDIPEA(2.76mL、15.8mmol)のDMSO(20mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、30×100mm XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-クロロ-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(1.00g、49%)黄色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.37(9H,d),1.81-1.92(2H,m),3.30-3.33(1H,m),3.38-3.49(2H,m),3.86-3.96(1H,m),4.37-4.50(1H,m),4.70-4.82(1H,m),7.97(1H,d),8.18(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=388.0
(b)(1R,4R)-5-[3-クロロ-5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル
(1R,4R)-5-(5-ブロモ-3-クロロ-2-ピリジル)-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(250mg、0.64mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(161mg、0.510mmol)、炭酸セシウム(524mg、1.61mmol)及びBrettPhos Pd G3(47mg、0.050mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(1R,4R)-5-[3-クロロ-5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.200g、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.38(9H,d),1.86(2H,d),2.87(3H,d),3.33 - 3.43(2H,m),3.50(1H,d),3.83(3H,s),3.85 - 3.95(1H,m),4.02(3H,s),4.42(1H,d),4.74(1H,d),8.00(1H,br q),8.38(1H,d),8.42(1H,d),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),10.16(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=621.3
(c)3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
(1R,4R)-5-[3-クロロ-5-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-2-ピリジル]-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-カルボン酸tert-ブチル(10mg,0.02mmol)を、ジオキサン中4NのHCl(1.0mL,4.0mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。残渣をMeOH(10mL)に溶解させた。37wt%のホルムアルデヒド水溶液(116μL、1.27mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(447mg、2.11mmol)を順に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各50mL)洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.200g、89%)を得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.63-1.71(1H,m),1.78-1.84(1H,m),2.28(3H,s),2.73-2.78(3H,m),2.88(3H,d),3.44-3.54(1H,m),3.60-3.70(1H,m),3.83(3H,s),4.01(3H,s),4.57(1H,s),8.00(1H,br q),8.31-8.35(1H,m),8.38-8.42(1H,m),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.14(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=535.2
(d)3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、l3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(170mg、0.32mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で1日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として2~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(60mg、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.72-1.80(1H,m),1.96-1.98(1H,m),2.40(3H,s),2.84-2.89(1H,m),2.92(3H,d),2.94-3.00(1H,m),3.54-3.60(2H,m),3.66-3.74(1H,m),4.02(3H,s),4.60(1H,s),7.39(1H,s),7.76(1H,s),8.06(1H,q),8.20(1H,s),8.33(1H,d),8.46(1H,d),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=520.2
実施例121
5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000175
(a)3-ブロモ-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル
DMAP(92mg、0.75mmol)を、3-ブロモ-6,7-ジヒドロ-5Hピロロ[3、4-b]ピリジン(500mg、2.51mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル(0.29mL、1.3mmol)及びDIPEA(1.32mL、7.54mmol)のDCM(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-ブロモ-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル(0.576g、77%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.47(9H,s),4.46-4.56(2H,m),4.57-4.68(2H,m),8.01-8.10(1H,m),8.58(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=301.1
(b)3-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-ブロモ-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル(190mg、0.64mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(104mg、0.320mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル(0.155g、91%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.48(9H,s),2.90(3H,d),3.85(3H,s),4.02(3H,s),4.54(2H,d),4.64(2H,d),7.98(1H,s),8.27(1H,d),8.50(1H,s),8.54(1H,s),8.83(1H,d),9.05(1H,s),10.42(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=532.2
(c)3-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イルアミノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-[[3-メトキシカルボニル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-6-カルボン酸tert-ブチル(147mg、0.280mmol)を、1,4-ジオキサン中4MのHCl(3.0mL、12mmol)に添加した。得られた溶液を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~100%のMeCN-水を用いて精製し、3-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イルアミノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.115g、96%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.86(3H,d),3.84(3H,s),4.14(3H,s),4.46(2H,t),4.59(2H,d),7.61(1H,d),8.34(1H,d),8.72(1H,s),8.92(1H,d),9.03(1H,s),9.66(1H,s),10.14(1H,s),10.51(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=432.4
(d)5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(248mg、1.17mmol)を、3-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イルアミノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(101mg、0.230mmol)及び35wt%ホルムアルデヒド水溶液(100mg、1.17mmol)のMeOH(5mL)溶液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.101g、97%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.89(6H,br s),3.70-3.90(7H,m),4.02(3H,s),7.96(1H,s),8.15(1H,d),8.47-8.54(2H,m),8.72(1H,s),9.06(1H,s),10.37(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2
(e)5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(83mg、0.19mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少する MeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(62mg、71%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.57(3H,s),2.90(3H,d),3.88(2H,s),3.96(2H,s),4.00(3H,s),7.41(1H,s),7.77(1H,s),7.99(1H,br q),8.12(1H,s),8.14(1H,s),8.50(1H,s),8.71(2H,s),9.01(1H,s),11.53(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=431.3
実施例122
3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000176
(a)3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(295mg、1.39mmol)を、DCM(5mL)中の3-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イルアミノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(実施例121(c))(120mg、0.28mmol)及び40wt%アセトアルデヒド水溶液(153mg、1.39mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.102g、80%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.14(3H,t),2.73(2H,q),2.88(3H,d),3.80-3.86(5H,m),3.88-3.93(2H,m),4.01(3H,s),7.96(1H,br q),8.17(1H,d),8.49(1H,s),8.53(1H,s),8.70(1H,d),9.05(1H,s),10.36(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=460.3
(b)3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(91mg、0.20mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、21%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.12(3H,t),2.72(2H,q),2.92(3H,d),3.81(2H,s),3.90(2H,s),4.01(3H,s),7.42(1H,s),7.78(1H,s),8.02(1H,br q),8.15(1H,d),8.52(1H,s),8.69(1H,d),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=445.2
実施例123
3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000177
(a)3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(246mg、1.16mmol)を、MeOH(5mL)中の3-(6,7-ジヒドロ-5H-ピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イルアミノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.23mmol)及びアセトン(170μL、2.32mmol)に添加した。得られた混合物を25℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.093g、85%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.15-1.22(6H,m),2.90(3H,d),3.01-3.15(1H,m),3.80-3.90(5H,m),3.92-4.12(5H,m),7.98(1H,br q),8.33(1H,s),8.50(1H,s),8.53(1H,s),8.84(1H,s),9.06(1H,s),10.46(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=474.4
(b)3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(85mg、0.18mmol)を、空気の下、25℃で、MeOH(5mL)のアンモニアの溶液に加えた。得られた混合物を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(20mg、収率22%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.13(6H,d),2.72-2.82(1H,m),2.93(3H,d),3.86(2H,s),3.95(2H,s),4.02(3H,s),7.44(1H,s),7.80(1H,s),8.03(1H,br q),8.17(2H,s),8.53(1H,s),8.69(1H,d),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.54(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=459.2
実施例124
3-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000178
(a)N-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニル]ホルムアミド
ギ酸(4.64mL、121mmol)を無水酢酸(11.4mL、121mmol)に滴下した。得られた溶液を、50℃で2時間撹拌した。反応物を室温に冷却した後、4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリン(1.66g、10.1mmol)のTHF(51mL)溶液を0℃で滴下した。得られた混合物を25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物を、EtOAcで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。層を分離させ、水層をEtOAcで4回(各50mL)抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濃縮して、N-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニル]ホルムアミド(1.94g、100%)をベージュ色の固体として得た。
(b)6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
油中の60wt%水素化ナトリウム(0.400g、10.0mmol)を少量ずつ、N-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニル]ホルムアミド(1.93g、10.0mmol)のDMF(46mL)溶液に加えた。6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、6.83mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、濃縮した。得られた残渣をDCMに溶解し、水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を 、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.810g、33%)を黄色固体として得た;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 2.94(3H,d),3.81(3H,s),3.89-3.96(2H,m),4.01-4.07(2H,m),5.68(1H,s),7.39(2H,d),7.71(2H,br d),7.83-7.96(1H,m),10.33(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=365.1
(c)6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(410mg、1.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を110℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.230g、59%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.94(3H,d),3.87-3.97(2H,m),3.99-4.07(2H,m),5.66(1H,s),7.31-7.42(3H,m),7.61(1H,br s),7.68(2H,d),7.82-7.93(1H,m),11.49(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=350.4
(d)3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.172g、0.810mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.514g、2.03mmol)、cataCXium A PdG3(0.059g、0.080mmol)、cataCXium A(0.029g、0.080mmol)及び酢酸カリウム(0.238g、2.43mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.5mL)を添加し、反応物を、80℃で24時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(230mg、0.66mmol)、Pd(dppf)ClDCM複合体(96mg、0.13mmol)及びフッ化セシウム(300mg、1.97mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで加えた。得られた反応物を90℃にて1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMで希釈し、水で洗浄した。層を分離し、水層を3:1 クロロホルム/IPA.で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.130g、44%)を橙色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.95(3H,d),3.89-3.95(2H,m),4.00(3H,s),4.03-4.10(2H,m),5.68(1H,s),7.39(2H,br d),7.45-7.66(1H,m),7.80(2H,br d),7.84-7.93(1H,m),7.96-8.09(1H,m),8.51(1H,s),8.74(1H,s),9.02(1H,s),11.60(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=447.4
(e)3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩
2N HCl水溶液(10mL、20mmol)を、3-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(125mg、0.28mmol)に添加した。得られた混合物を1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩(0.120g、98%)を赤みを帯びた/橙色の固体として得た;H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.99(3H,s),4.14(3H,s),7.59(1H,br s),7.78(1H,br s),7.89(2H,d),8.07(3H,d),8.98(1H,s),9.05(1H,s),9.57(1H,s),9.86(1H,s),12.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=403.2
(f)3-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
THF中2Mのジメチルアミン(270μL、0.54mmol)を、DMF(1.0mL)、MeOH(0.4mL)及び酢酸(0.1mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(60mg、0.14mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を65℃で1時間撹拌した後、0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を加えた。得られた混合物を25Cで15分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(1.6mL)に再溶解させた。塩化ジメチルアンモニウム(82mg、1.0mmol)、DIPEA(175μL、1.00mmol)及び酢酸(0.1mL)を加えた。得られた混合物を70℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を添加した。得られた懸濁液を5分間撹拌した後、濾過した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(28mg、43%)を得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.26(6H,s),2.95(3H,br d),3.53(2H,s),4.00(3H,s),7.29(2H,br d),7.37(1H,br s),7.69-7.82(3H,m),7.99(1H,br q),8.17(2H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.54(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=432.3
実施例125
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
Figure 2024527623000179
ピロリジン(41μL,0.50mmol)を、DCE(1.24mL)及びMeOH(0.41mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg,0.12mmol)及び酢酸(0.1mL)の混合物に添加した。得られた混合物を65℃で1時間撹拌した後、0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で5分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDMF(1.6mL)に再溶解させた。追加のピロリジン(41μL、0.50mmol)及び酢酸(0.1mL)を加えた。次いで、得られた混合物を70℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を添加した。次いで、反応物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(12mg、22%)を得た;H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.63-1.78(4H,m),2.53-2.66(4H,m),2.95(3H,d),3.67(2H,s),4.00(3H,s),7.30(2H,br d),7.36(1H,s),7.75(3H,d),7.99(1H,br q),8.25(3H,br s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.53(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=458.2
実施例126
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000180
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-[(4-ブロモフェニル)メチル]モルホリン(82mg、0.32mmol)、及び炭酸セシウム(313mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.117g、75%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.30-2.43(4H,m),2.93(3H,d),3.44(2H,s),3.54-3.63(4H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.30(2H,d),7.78(2H,d),7.95(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.46(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(91mg、0.19mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(30mg、33%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.36(4H,t),2.96(3H,d),3.42(2H,s),3.58(4H,t),4.01(3H,s),7.27(2H,d),7.37(1H,s),7.72-7.78(3H,m),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.53(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=474.4
実施例127
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000181
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、1-[(4-ブロモフェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン(86mg、0.32mmol)、及び炭酸セシウム(313mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~25%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.092g、収率57%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.24(3H,s),2.54-2.76(8H,m),2.93(3H,d),3.32(2H,s),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.31(2H,d),7.81(2H,d),7.95(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.48(1H,s).m/z:(ES+),[M+2H]2+=251.6
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.14mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(25mg、33%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,s),2.25-2.53(8H,m),2.96(3H,d),3.42(2H,s),4.01(3H,s),7.25(2H,d),7.36(1H,s),7.70-7.81(3H,m),8.00(1H,br q),8.18(1H,br s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.52(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=487.4
実施例128
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000182
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、6-(4-ブロモフェニル)-2-オキサ-6-アザビシスピロ[3.3]ヘプタン(86mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に加えた。得られた懸濁液を100℃で8時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。この粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.040g、収率25%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=501.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩(9.0mg、収率13%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.95(3H,d),3.31(4H,s),3.48(2H,s),4.02(3H,s),4.61(4H,s),7.21(2H,d),7.40(1H,s),7.73(2H,d),7.77(1H,s),7.99(1H,br q),8.18(2H,s),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.53(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=486.3.
実施例129及び130
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩及び5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000183
(a)1-メチル-4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]ピペラジン及び1-メチル-4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]ピペラジン
塩化チオニル(4.44g、37.3mmol)を、(4-ブロモフェニル)メタノール(5.00g、24.9mmol)のDCM(2mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。1-メチルピペラジン(4.98g、49.7mmol)のMeCN(2mL)溶液を残渣に加えた。得られた混合物を25℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、ラセミ1-[1-(4-ブロモフェニル)エチル]-4-メチル-ピペラジン(2.00g、28%)を黄色の油状物として得た。この物質をさらに、分取キラルHPLCにより、5ミクロン、2.12cm×25cm、Lux 5u Cellulose-4、AXIA充填カラムを用い、溶離液として定組成の17%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として2mMのアンモニアを用いて精製し、1-メチル-4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]ピペラジン(0.400g、収率5.6%)及び1-メチル-4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]ピペラジン(0.400g、5.6%)をそれぞれ黄色の油状物として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.25(3H,d),2.30-2.56(11H,m),3.41(1H,q),7.17-7.34(2H,m),7.45-7.58(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=283.1
(b1)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(111mg、0.350mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の1-メチル-4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]ピペラジン(200mg、0.71mmol)、炭酸セシウム(690mg、2.12mmol)及びBrettPhos Pd G3(64mg、0.070mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.31(3H,d),2.26(3H,s),2.25-2.47(4H,m),2.94(3H,d),3.39-3.52(5H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.29(2H,d),7.74-7.88(2H,m),7.95(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.48(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=516.3
(c1)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として2~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(26mg、39%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.30(3H,d),2.19(3H,s),2.24-2.56(8H,m),2.97(3H,d),3.38(1H,q),4.02(3H,s),7.26(2H,d),7.38(1H,s),7.72-7.80(3H,m),8.02(1H,br q),8.17(1H,s),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.54(1H,s).m/z:(ES+),[M]+=501.5
(b2)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
炭酸セシウム(345mg、1.06mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の(R)-1-(1-(4-ブロモフェニル)エチル)-4-メチルピペラジン(200mg、0.71mmol)、3-アミノ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(111mg、0.35mmol)、及びBrettPhos Pd G3(32.0mg、0.04mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.31(3H,d),2.26(3H,s),2.25-2.47(4H,m),2.94(3H,d),3.39-3.52(5H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.29(2H,d),7.74-7.88(2H,m),7.95(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.48(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=516.3
(c2)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として2~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(26mg、39%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.30(3H,d),2.19(3H,s),2.24-2.56(8H,m),2.97(3H,d),3.38(1H,q),4.02(3H,s),7.26(2H,d),7.38(1H,s),7.72-7.80(3H,m),8.02(1H,br q),8.17(1H,s),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.54(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=501.5
実施例131及び132
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩及び5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000184
(a)1-ブロモ-4-(1-クロロエチル)ベンゼン
塩化チオニル(2.72mL、37.3mmol)を、1-(4-ブロモフェニル)エタノール(5.00g,24.9mmol)のDCM(50mL)溶液に添加した。得られた溶液を25℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をEtOAc(50mL)に再溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)で1回、塩水(50mL)で2回洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1-ブロモ-4-(1-クロロエチル)ベンゼン(5.1g、収率93%)を無色の油状物として得た。1H NMR(300MHz,クロロホルム-d)δ 1.83(3H,d),5.04(1H,q),7.25 - 7.33(2H,m),7.46 - 7.52(2H,m).LCMSによる不良動作。
(b)4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン及び4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン
ヨウ化カリウム(0.113g、0.680mmol)を、1-ブロモ-4-(1-クロロエチル)ベンゼン(3.00g、13.7mmol)、モルホリン(1.43g、16.4mmol)及びトリエチルアミン(5.7mL、41mmol)のMeCN(30mL)溶液に添加した。得られた溶液を60℃で50時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-[1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(2.60g、70%)を無色の油状物として得た。この物質をさらに、キラルSFCにより、3ミクロン、4.6mm×50mm、ChiralPak AD3カラムを用い、溶離液として定組成20%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.1%のジエチルアミンを用いて精製し、4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(227mg、収率27%)及び4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(231mg、収率27%)をそれぞれ無色の油状物として得た。
4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン:1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 1.33(3H,d),2.28-2.44(2H,m),2.47-2.58(2H,m),3.29(1H,q),3.63-3.77(4H,m),7.18-7.27(2H,m),7.42-7.49(2H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=272.1
4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン:1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 1.33(3H,d),2.29-2.43(2H,m),2.45-2.57(2H,m),3.29(1H,q),3.61-3.77(4H,m),7.20-7.25(2H,m),7.43-7.49(2H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=272.1
(c1)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-[rel-(1R)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(103mg、0.380mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.127g、収率79%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.30(3H,d),2.22-2.47(4H,m),2.94(3H,d),3.33-3.42(1H,m),3.50-3.62(4H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.29(2H,d),7.79(2H,d),7.97(1H,br q),8.50(1H,s),8.55(1H,s),9.05(1H,s),10.47(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(d1)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(103mg、0.200mmol)に添加した。得られた溶液を80Cで20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(18mg、17%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.29(3H,d),2.24-2.35(2H,m),2.34-2.44(2H,m),2.97(3H,d),3.34-3.37(1H,m),3.51-3.59(4H,m),4.01(3H,s),7.26(2H,d),7.37(1H,s),7.71-7.81(3H,m),8.01(1H,br q),8.14(1H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.53(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.4
(c2)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-[rel-(1S)-1-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(103mg、0.380mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に加えた。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.119g、収率74%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.30(3H,d),2.20-2.49(4H,m),2.94(3H,d),3.33-3.41(1H,m),3.52-3.62(4H,m),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.29(2H,d),7.79(2H,d),7.97(1H,br q),8.50(1H,s),8.55(1H,s),9.05(1H,s),10.47(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(d2)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(102mg、0.20mmol)に添加した。得られた溶液を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50×100mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、17%)ギ酸塩を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.29(3H,d),2.25-2.33(2H,m),2.35-2.45(2H,m),2.97(3H,d),3.32(1H,q),3.50-3.60(4H,m),4.01(3H,s),7.19-7.30(2H,m),7.37(1H,s),7.66-7.83(3H,m),8.02(1H,br q),8.16(1H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.53(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.4
実施例133
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000185
(a)2-[[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール
2-ブロモエタノール(1.284g、10.28mmol)を、2-(4-ブロモフェニル)プロパン-2-アミン(1.100g、5.14mmol)及びDIPEA(4.50mL、25.7mmol)のMeCN(40mL).溶液に添加した。得られた混合物を120℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。残渣をDCM(200mL)に再溶解させ、塩水で2回(各200mL)洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、2-[[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール(1.20g、77%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.27(6H,s),2.44(4H,t),3.31-3.36(4H,m),4.40(2H,t),7.47(4H,s);m/z:(ES+),[M+2+H]+=303.9
(b)1-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-4-メチル-ピペラジン
塩化メタンスルホニルクロリド(455mg、3.97mmol)を、2-[[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール(600mg、1.99mmol)及びDIPEA(1.04mL、5.96mmol)のDCM(10mL)溶液に0℃で添加した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をIPA(10mL)に溶解した。tert-ブチルアンモニウムヨージド(73mg、0.20mmol)及び2Mのメタン性メタンアミン(10mL、20mmol)を順に加えた。得られた混合物を90℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、DCM(100mL)に再溶解させ、塩水で3回(各100mL)洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、1-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-4-メチル-ピペラジン(0.700g、定量的)を黄色の油状物として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.27(6H,s),2.39(3H,s),2.45-2.50(4H,m),2.62-2.68(4H,m),7.40-7.47(2H,m),7.47-7.54(2H,m);m/z:(ES+),[M+2+H]+=299.0
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、1-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]-4-メチルl-ピペラジン(95mg、0.32mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.050g、収率30%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.34(6H,s),2.31(3H,s),2.94(3H,d),3.83(3H,s),4.02(3H,s),7.49(1H,s),7.81(2H,d),7.96(1H,d),8.51(1H,s),8.54(1H,s),9.06(1H,s),9.93(1H,s),10.50(1H,s).ピペラジンCHプロトンは溶媒の下に埋もれいた。m/z:(ES+),[M+H]+=430.2
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.11mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×250mm YMC-Actus Triart C18カラムを用い、溶離液として30~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(6.0mg、10%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.30(6H,s),2.14(3H,s),2.26-2.37(4H,m),2.34-2.48(4H,m),2.97(3H,d),4.02(3H,s),7.35(1H,s),7.43(2H,d),7.70-7.78(2H,m),7.75(1H,s),8.02(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.51(1H,s);m/z:(ES+),[M-C11]+=415.2
実施例134
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000186
工程1. 4-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]モルホリン
1-ブロモ-2-(2-ブロモエトキシ)エタン(130mg、0.56mmol)を、2-(4-ブロモフェニル)プロパン-2-アミン(100mg、0.47mmol)及びDIPEA(250mg、1.93mmol)のアセトニトリル(20mL)溶液に加えた。得られた混合物を120℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。この粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]モルホリン(0.090g、68%)を黄色の液体として得た;1H NMR(400MHz,CDCl)δ 1.33(6H,s),2.26-2.58(4H,m),3.65-3.71(4H,m),7.43(4H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=284.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、4-[1-(4-ブロモフェニル)-1-メチル-エチル]モルホリン(204mg、0.720mmol)及び炭酸セシウム(468mg、1.44mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.110g、45%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.32(6H,s),2.40(4H,br s),2.94(3H,d),3.57(4H,br s),3.84(3H,s),4.02(3H,s),7.49(2H,d),7.79(2H,d),7.94-8.03(1H,m),8.50(1H,s),8.55(1H,s),9.05(1H,s),10.47(1H,s);m/z:(ES+),[M-CNO]+=430.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(2-モルホリノプロパン-2-イル)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.21mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらに分取 SFCにより、5ミクロン、20×250mm DAICEL DCpak P4VPカラムを用い、溶離液として0~40%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.5%のアンモニアを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(19mg、18%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.31(6H,s),2.35-2.44(4H,m),2.97(3H,d),3.54-3.64(4H,m),4.02(3H,s),7.36(1H,s),7.43-7.50(2H,m),7.71-7.79(3H,m),8.01(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M-CNO]+=415.2
実施例135
(R)-3-((4-((3-フルオロピロリジン-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000187
DMF(1.5mL)及びMeOH(0.5mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、0.12mmol)、(R)-3-フルオロピロリジン(33mg、0.37mmol)及び酢酸(2適)の混合物を、65℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(87mg、0.41mmol)を加えた。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濾過した。濾液を分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm XSelect CSH C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[(3R)-3-フルオロピロリジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(4.0mg、6.2%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.74-1.96(1H,m),2.07-2.22(1H,m),2.27-2.34(1H,m),2.56(1H,br dd),2.69-2.81(2H,m),2.95(3H,d),4.00(3H,s),5.10-5.27(1H,m),6.60(2H,br s),7.26(2H,d),7.35(1H,br s),7.68-7.80(3H,m),7.99(1H,br q),8.35(1H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.50(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=476.1
実施例136
3-[4-[[(3S)-3-フルオロピロリジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000188
DMF(1.5mL)及びMeOH(0.5mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、0.12mmol)、(S)-3-フルオロピロリジン(33mg、0.37mmol)及び酢酸(2適)の混合物を、60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を濾過した。濾液を分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm XSelect CSH C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[(3S)-3-フルオロピロリジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(3.5mg、5.4%)を黄色固体として得た;H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 1.74-1.96(1H,m),2.07-2.22(1H,m),2.27-2.34(1H,m),2.56(1H,br dd),2.69-2.81(2H,m),2.95(3H,d),4.00(3H,s),5.10-5.27(1H,m),6.60(2H,br s),7.26(2H,d),7.35(1H,br s),7.68-7.80(3H,m),7.99(1H,br q),8.35(1H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.50(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=476.1
実施例137
3-[4-[(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000189
DMF(1.5mL)及びMeOH(0.500mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、0.12mmol)、3,3-ジフルオロピロリジン(40mg、0.37mmol)及び酢酸(2適)の混合物を、60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却した。次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(79mg、0.37mmol)を加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を濾過した。濾液をDMF(1.5mL)で希釈し、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×100mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(2.0mg、3.0%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.18-2.33(2H,m),2.68(2H,br t),2.85(2H,br t),2.95(3H,d),3.57(2H,s),4.00(3H,s),7.26(2H,d),7.35(1H,br s),7.69-7.78(3H,m),7.98(1H,br s),8.49(1H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=494.3
実施例138
3-[4-[[(3S)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドトリス-ギ酸塩
Figure 2024527623000190
(2S)-1,2-ジメチルピペラジン二塩酸塩(21mg、0.11mmol)を、DMF(1.5mL)、MeOH(0.5mL)及びTHF(0.5mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.11mmol)及びDIPEA(20μL、0.11mmol)の溶液に添加した。触媒量のAcOHを反応物に加えた(4適)。反応混合物を60℃で1時間撹拌した後、0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(72mg、0.34mmol)を加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、この反応物を濃縮し、MDAPにより、5ミクロン、30mm×100mm、Waters XSelect CSH C18 OBD Prepカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(S)-3-((4-((3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドトリス-ギ酸塩(6.0mg、収率9.6%を黄色固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d)0.91(3H,d),1.74(1H,br t),1.93-2.03(2H,m),2.04-2.12(5H,m),2.13(3H,s),2.63-2.68(1H,m),2.95(3H,d),4.00(3H,s),7.24(2H,d),7.35(1H,br s),7.65-7.79(3H,m),7.99(1H,br q),8.31(3H,s),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.50(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=501.3
実施例139
3-[4-[[(3R)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000191
(2R)-1,2-ジメチルピペラジン(13mg、0.11mmol)を、DMF(1.0mL)、THF(0.5mL)及びMeOH(0.5mL)中の3-(4-ホルミルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩(50mg、0.11mmol)及びDIPEA(60μL、0.34mmol)の溶液に加えた。触媒量のAcOHを加えた(4適)。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した後、0℃に冷却した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(72mg、0.34mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3日間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、濃縮し、MDAPにより、5ミクロン、30mm×100mm、Waters XSelect CSH C18 OBD Prepカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[(3R)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(4.0mg、収率6.4%)を黄色固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d)0.91(3H,d),1.69-1.79(1H,m),1.94-2.04(2H,m),2.05-2.11(2H,m),2.11-2.16(4H,m),2.94(3H,d),4.00(3H,s),6.52(2H,br s),7.24(2H,d),7.34(1H,s),7.74(3H,s),7.99(1H,d),8.22(2H,s),8.50(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.51(1H,s)m/z:(ES+),[M+H]+=501.3
実施例140
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000192
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(100mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-[(5-ブロモ-2-ピリジル)メチル]モルホリン(164mg、0.640mmol)及び炭酸セシウム(208mg、0.640mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、収率38%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.41(4H,t),2.89(3H,d),3.55(2H,s),3.58(4H,t),3.82(3H,s),4.00(3H,s),7.41(1H,d),7.94(1H,br q),8.19-8.29(1H,m),8.48(1H,s),8.51(1H,s),8.89(1H,d),9.03(1H,s),10.40(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=490.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)を、水(5mL)及びMeOH(5mL)中の水酸化ナトリウム(24.5mg、0.610mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~80%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸(0.060g、定量的)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.40(4H,s),2.91(3H,d),3.52(2H,s),3.58(4H,t),3.99(3H,s),7.36(1H,d),8.11-8.31(1H,m),8.66(1H,s),8.85(1H,s),8.95(1H,s),13.52(1H,s).NH及びCOOHプロトンはベースラインまで広がった。m/z:(ES+),[M+H]+=476.2
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボン酸(55mg、0.12mmol)を、HATU(88mg、0.23mmol)、DIPEA(100μL、0.58mmol)、塩化アンモニウム(19mg、0.35mmol)、DMF(20mL)の混合物に添加した。得られた混合物を20℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として2~10%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(3.4mg、収率5.8%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.32-2.46(4H,m),2.93(3H,d),3.53(2H,s),3.56-3.60(4H,m),4.00(3H,s),7.35-7.44(2H,m),7.74-7.81(1H,m),7.98(1H,br q),8.17-8.26(1H,m),8.28(1H,s),8.51(1H,s),8.71(1H,s),8.88(1H,d),9.02(1H,s),11.55(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=475.3
実施例141
3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000193
(a)1-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(10.44g、49.26mmol)を、4-ブロモ-3-フルオロ-ベンズアルデヒド(2.00g、9.85mmol)及び1-メチルピペラジン(0.987g、9.85mmol)のDCE(40mL)溶液に加えた。得られた混合物を、25Cで5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(200mL)に再溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各200mL)洗浄した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン(1.00g、収率35%)を得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.14(3H,s),2.17-2.52(8H,m),3.44(2H,s),7.10(1H,dd),7.27(1H,dd),7.63(1H,dd);m/z:(ES+),[M+H]+=287.2
(b)3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン(220mg、0.77mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)及びBrettPhos Pd G3(87mg、0.10mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、収率30%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=505.5
(c)3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(130mg、0.25mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、5ミクロン、30×150mm XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として14~44%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(55mg、44%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.15(3H,s),2.29-2.40(8H,m),2.96(3H,d),3.43(2H,s),4.02(3H,s),7.11(1H,d),7.19(1H,d),7.39(1H,s),7.77(1H,s),8.02(1H,br q),8.52(1H,s),8.67(1H,t),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.70(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=505.5
実施例142
3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000194
(a)1-[(4-ブロモ-2-クロロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(9.66g、45.6mmol)を、4-ブロモ-2-クロロ-ベンズアルデヒド(2.00g、9.11mmol)及び1-メチルピペラジン(0.913g、9.11mmol)のDCE(40mL)溶液に加えた。得られた混合物を、25Cで5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(200mL)に再溶解し、次いで、3回飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各200mL)、塩水(200mL)で1回洗浄した。有機層をNaSOで洗浄し、濾過し、濃縮して、1-[(4-ブロモ-2-クロロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン(1.20g、収率43%)をオフホワイト色の固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.15(3H,s),2.30-2.34(4H,m),2.39-2.43(4H,m),3.50(2H,s),7.41(1H,d),7.53(1H,dd),7.68(1H,d);m/z:(ES+),[M+2+H]+=305.1
(b)3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-[(4-ブロモ-2-クロロ-フェニル)メチル]-4-メチル-ピペラジン(242mg、0.800mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、0.80mmol)、炭酸セシウム(780mg、2.39mmol)、及びBrettPhos Pd G3(108mg、0.120mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.130g、30%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.35-2.45(4H,m),2.74-2.84(4H,m),2.93(3H,d),3.65(3H,s),3.84(3H,s),4.06(3H,s),7.44(1H,d),7.57(1H,dd),7.86(1H,s),8.13(1H,s),8.34(1H,d),8.69(1H,s),9.27(1H,s),10.55(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=536.2
(c)3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.22mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で1日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50×100mm XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.5%のギ酸を用いて精製し、3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(35mg、28%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.41(3H,s),2.98(3H,d),3.56(2H,s),4.02(3H,s),7.40(1H,d),7.45(2H,m),7.82(1H,s),8.07(1H,br q),8.14(1H,s),8.34(1H,d),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.68(1H,s).ピペラジンCHプロトンは溶媒も下に埋もれていた。m/z:(ES+),[M+H]+=521.4
実施例143
3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000195
(a)3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、4-(4-ブロモ-3-フルオロベンジル)モルホリン(175mg、0.640mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.140g、43%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.37(4H,d),2.91(3H,d),3.45(2H,s),3.57(4H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.15(1H,d),7.25(1H,dd),8.41-8.49(2H,m),8.52(1H,s),8.62(1H,t),9.04(1H,s),10.66(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=507.
(b)3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(135mg、0.270mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(0.060g、43%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.39(4H,t),2.92(3H,d),3.47(2H,s),3.57(4H,d),3.98(3H,s),7.13(1H,dd),7.19-7.29(2H,m),7.73-7.83(2H,m),8.14(1H,s),8.45(1H,s),8.61-8.68(2H,m),8.99(1H,s),11.60(1H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=492.3
実施例144
3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000196
(a)4-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]モルホリン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(7.19g、33.9mmol)を、4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-ベンズアルデヒド(1.50g、6.79mmol)及びモルホリン(0.59g、6.8mmol)の1,2-ジクロロエタン(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をジクロロメタン(200mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各200mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]モルホリン(1.7g、86%)を得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.26-2.41(4H,m),3.37-3.68(6H,m),7.09-7.27(1H,m),7.39-7.54(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=292.1
(b)3-((2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸
BrettPhos Pd G3(28.9mg、0.03mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]モルホリン(112mg、0.38mmol)及び炭酸セシウム(310mg、0.96mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-((2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸(0.100g、61%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.41(4H,d),2.93(3H,d),3.50-3.62(6H,m),4.02(3H,s),7.20(1H,t),7.93(1H,br q),8.16(1H,s),8.51(2H,d),8.61(1H,s),9.04(1H,s)11.50(1H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=511.2
(c)3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
HATU(89mg、0.24mmol)を、3-((2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸(100mg、0.20mmol)のDMF(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で10分間撹拌した。塩化アンモニウム(31mL、0.59mmol)及びDIPEA(41μL、0.24mmol)を添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.016g、16%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 2.40(4H,s),2.96(3H,d),3.53(2H,s),3.57(4H,t),4.02(3H,s),7.19(1H,t),7.47(1H,s),7.83(1H,s),8.03(1H,br q),8.53(2H,s),8.74(1H,s),9.05(1H,s),11.90(1H,d).19F NMR(DMSO-d6,376MHz)δ -155.40(d),-143.25(d).m/z:(ES+),[M+H]+=510.3
実施例145
3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000197
(a)(1S,4S)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(1.50g、15.1mmol)を、1,2-ジクロロエタン(20mL).中の4-ブロモ-3-フルオロ-ベンズアルデヒド(2.56g、12.6mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5.34g、25.2mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で12時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、(1S,4S)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(2.00g、収率55%)を黄色の液体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.55-1.86(2H,m),2.35-2.45(1H,m),2.68-2.76(1H,m),3.49-3.57(1H,m),3.64-3.78(2H,m),3.87-3.93(2H,m),4.33-4.38(1H,m),7.12-7.18(1H,m),7.29-7.35(1H,m),7.59-7.66(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=285.9
(b)3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(158mg、0.170mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(30mL)中の(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(500mg、1.75mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(547mg、1.75mmol)及び炭酸セシウム(1.71g、5.24mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~25%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.410g、収率45%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.56-1.64(1H,m),1.79-1.83(1H,m),2.39-2.44(1H,m),2.71-2.79(1H,m),2.91(3H,d),3.47(1H,s),3.51-3.56(1H,m),3.69-3.72(2H,m),3.84(3H,s),3.93(1H,d),4.02(3H,s),4.31-4.39(1H,m),7.16-7.21(1H,m),7.24-7.29(1H,m),7.99(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),8.57-8.65(1H,m),9.05(1H,s),10.65(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=519.2
(c)3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(40mL、280mmol)を、3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(400mg、0.77mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.110g、収率28%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.56-1.63(1H,m),1.77-1.85(1H,m),2.39-2.45(1H,m),2.71-2.79(1H,m),2.95(3H,d),3.46(1H,s),3.50-3.56(1H,m),3.63-3.76(2H,m),3.90-3.95(1H,m),4.02(3H,s),4.33-4.38(1H,m),7.12-7.19(1H,m),7.20-7.28(1H,m),7.39(1H,s),7.77(1H,s),8.02(1H,br q),8.52(1H,s),8.62-8.70(1H,m),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.66-11.71(1H,m).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -130.18.m/z:(ES+),[M+H]+=504.3.[α]25 =+40.75°
実施例146
3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000198
(a)(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
DIPEA(0.175mL、1.00mmol)を、MeCN(4mL)中の1-ブロモ-4-(ブロモメチル)-2-フルオロ-ベンゼン(0.268g、1.00mmol)、(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン塩酸塩(0.203g、1.50mmol)及び炭酸カリウム(0.691g、5.00mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液及びDCMで希釈した。層を分離し、有機層を水及び塩水で順次洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.285g、定量的)を無色の油状物として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.58(1H,br d),1.79(1H,dd),2.39(1H,d),2.71(1H,dd),3.43(1H,s),3.51(1H,dd),3.63-3.77(2H,m),3.89(1H,d),4.33(1H,s),7.13(1H,dd),7.30(1H,dd),7.61(1H,t).m/z:(ES+),[M+2+H]+=288.9
(b)3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G4(73mg、0.080mmol)を、1,4-ジオキサン(8mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、0.80mmol)、(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(285mg、1.00mmol)及び炭酸セシウム(780mg、2.39mmol)の混合物に添加した。得られた混合物に20分間アルゴンをスパージし、次いで、アルゴン下、96℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.245g、収率59%)を橙色の泡状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=519.3
(c)3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-((4-(((1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル)メチル)-2-フルオロフェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(245mg、0.47mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で10時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-((4-(((1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル)メチル)-2-フルオロフェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.104g、収率44%)を鮮黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.58(1H,d),1.80(1H,d),2.41(1H,d),2.74(1H,d),2.94(3H,d),3.44(1H,s),3.52(1H,d),3.62-3.76(2H,m),3.91(1H,d),4.00(3H,s),4.34(1H,s),7.14(1H,d),7.22(1H,d),7.37(1H,s),7.75(1H,br s),8.02(1H,br s),8.51(1H,s),8.64(1H,t),8.72(1H,s),9.02(1H,s),11.66(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=504.2.[α]25 =-37.60°
実施例147
3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000199
(a)(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.88g、13.6mmol)を、4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-ベンズアルデヒド(1.50g、6.79mmol)及び(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.673g、6.79mmol)の1,2-ジクロロエタン(40mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンに再溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、フラッシュC18クロマトグラフィにより、溶離液として5~100%のACN-水を用い、修飾剤として1%のギ酸を用いて精製し(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(1.20g、収率58%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.60(1H,ddt),1.79(1H,dd),2.47(1H,dd),2.75(1H,dd),3.47(1H,s),3.53(1H,dd),3.73-3.79(2H,m),3.90(1H,dd),4.35(1H,t),7.27(1H,ddd),7.49(1H,ddd).m/z:(ES+),[M+H]+=303.9
(b)3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(217mg、0.24mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(50mL)中の炭酸セシウム(1.56g、4.79mmol)、(1R,4R)-5-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(485mg、1.60mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、1.60mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.300g、収率35%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.61(1H,d),1.80(1H,d),2.78(1H,d),2.91(3H,d),3.30(1H,s),3.49(1H,s),3.55(1H,d),3.77(2H,s),3.84(3H,s),3.93(1H,d),4.02(3H,s),4.36(1H,s),7.28(1H,t),7.97(1H,br q),8.42(1H,t),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.06(1H,s),10.70(1H,s).m/z(ES+),[M+H]+=537.2
(c)3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(30mL、210mmol)を、3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、0.56mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュC18クロマトグラフィにより、溶離液として5~100%のACN-水を用い、修飾剤として1%のギ酸を用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.113g、収率39%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.60(1H,d),1.76-1.83(1H,m),2.78(1H,dd),2.95(3H,d),3.31(1H,s),3.48(1H,s),3.54(1H,dd),3.70-3.81(2H,m),3.92(1H,d),4.02(3H,s),4.36(1H,s),7.24(1H,t),7.45(1H,s),7.81(1H,s),8.02(1H,br q),8.51(2H,d),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.85(1H,d).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -144.155,-155.523.m/z(ES+),[M+H]+=522.3
実施例148
3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000200
(a)6-[(4-ブロモ-3-クロロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.90g、13.7mmol)を、4-ブロモ-3-クロロ-ベンズアルデヒド(1.00g、4.56mmol)及び2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンヘミオキサラート(0.657g、4.56mmol)のDCE(40mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMに再溶解させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、6-[(4-ブロモ-3-クロロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(0.800g、収率58%)を黄色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.28(4H,s),3.46(2H,s),4.59(4H,s),7.15(1H,dd),7.46(1H,d),7.68(1H,d).m/z:(ES+),[M+2+H]+=304.0
(b)3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(30mg、0.03mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の6-[(4-ブロモ-3-クロロ-フェニル)メチル]-2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(200mg、0.66mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(104mg、0.330mmol)及び炭酸セシウム(323mg、0.990mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、収率57%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,d),3.31(4H,s),3.46(2H,s),3.82(3H,s),4.00(3H,s),4.59(4H,s),7.22(1H,dd),7.38(1H,d),7.97(1H,br q),8.48(1H,s),8.52(1H,s),8.70(1H,d),9.04(1H,s),10.82(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=535.2
(c)3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.19mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として2~13%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.05%のギ酸を用いて精製、3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(0.037g、収率35%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.94(3H,d),3.30(4H,s),3.46(2H,s),4.02(3H,s),4.61(4H,s),7.21(1H,dd),7.36(2H,t),7.77(1H,d),8.02(1H,br q),8.19(1H,s),8.53(1H,s),8.71-8.78(2H,m),9.04(1H,s),11.85(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=520.2
実施例149
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000201
(a)4-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン
DIPEA(734mg、5.68mmol)を、MeCN(10mL)中の1-ブロモ-4-(2-ブロモエチル)ベンゼン(500mg、1.89mmol)、モルホリン(248mg、2.84mmol)及びヨウ化カリウム(15.72mg、0.09mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18クロマトグラフィにより、溶離液として5~90%のMeCN-HOを用いて精製し、4-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(0.410g,80%)を白色固体として得た;1H NMR(クロロホルム-d,400MHz)δ 2.47-2.55(4H,m),2.55-2.61(2H,m),2.71-2.81(2H,m),3.70-3.79(4H,m),7.10(2H,d),7.42(2H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=270.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(173mg、0.190mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、0.96mmol)、4-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]モルホリン(259mg、0.960mmol)及び炭酸セシウム(936mg、2.87mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.154g、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.47(4H,s),2.54(2H,s),2.73(2H,t),2.92(3H,d),3.59(4H,t),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.22(2H,d),7.69-7.75(2H,m),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.39(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.2
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(143mg、0.280mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で30時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取LCMSにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%の炭酸アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(50mg、36%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.38-2.46(4H,m),2.51-2.54(2H,m),2.66-2.75(2H,m),2.95(3H,d),3.53-3.62(4H,m),4.01(3H,s),7.20(2H,d),7.35(1H,s),7.70(2H,d),7.74(1H,s),8.00(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.45(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=448.3
実施例150
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000202
(a)1-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]-4-メチル-ピペラジン
ヨウ化カリウム(16mg、0.090mmol)を、1-ブロモ-4-(2-ブロモエチル)ベンゼン(500mg、1.89mmol)及び1-メチルピペラジン(949mg、9.47mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液に添加した。得られた溶液を80℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~90%のMeCN-HOを用いて精製し、1-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]-4-メチル-ピペラジン(0.317g、59%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,CDCl)δ 2.32(3H,s),2.35-2.72(10H,m),2.73-2.81(2H,m),7.09(2H,d),7.41(2H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=283.0
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(116mg、0.130mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.64mmol)、1-[2-(4-ブロモフェニル)エチル]-4-メチル-ピペラジン(217mg、0.77mmol)及び炭酸セシウム(624mg、1.91mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.105g、32%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.27(3H,s),2.51-2.53(8H,m),2.54-2.58(2H,m),2.69-2.75(2H,m),2.91(3H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.22(2H,d),7.72(2H,d),7.93(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.04(1H,s),10.39(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=516.4
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.17mmol)に加えた。得られた溶液を80℃で40時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50×100mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%の重炭酸アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(16mg、18%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.14(3H,s),2.22-2.37(4H,m),2.37-2.47(4H,m),2.51-2.52(2H,m),2.65-2.70(2H,m),2.94(3H,d),4.00(3H,s),7.18(2H,d),7.34(1H,s),7.68(2H,d),7.73(1H,s),7.98(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.01(1H,s),11.43(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=501.4
実施例151
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000203
(a)1-[(4-ブロモフェニル)メチル]ピロリジン
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.18g、15.0mmol)を、DCM(38mL)中の4-ブロモベンズアルデヒド(1.85g、10.0mmol)及びピロリジン(1.67mL、20.0mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を、25Cで18時間撹拌した。次いで、反応物を2MのNaOH水溶液の添加によりクエンチし、DCMで3回(各15mL)抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1-[(4-ブロモフェニル)メチル]ピロリジン(2.45g、102%)を淡黄色の油状物として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 1.79(4H,dt),2.42-2.56(4H,m),3.57(2H,s),7.22(2H,d),7.38-7.48(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=240.0
(b)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(140mg、0.43mmol)、1-[(4-ブロモフェニル)メチル]ピロリジン(124mg、0.520mmol)、BrettPhos Pd G3(39mg、0.040mmol)及び炭酸セシウム(422mg、1.29mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(4.3mL)を加えた。得られた混合物を110℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製し。5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.078g、37%)を鮮黄色の乾燥膜状物として得た;1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 0.90-1.03(2H,m),1.22-1.34(2H,m),1.82(4H,br s),1.93-2.03(1H,m),2.56(4H,br s),3.63(2H,br s),3.97(3H,s),4.01(3H,s),7.33(2H,br d),7.64(2H,d),8.01(1H,s),8.68(1H,s),8.91(1H,s),10.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=484.2
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(78mg、0.16mmol)のメタノール(1.5mL)溶液に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.063g、83%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.85-0.97(2H,m),1.01-1.13(2H,m),1.71(4H,br s),1.88-1.98(1H,m),3.58(2H,br s),3.99(3H,s),7.29(2H,br d),7.61(2H,br d),7.85(1H,br s),8.10(1H,br s),8.44(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),11.29(1H,s);アミンのα位にある4つのピロリジンプロトンはDMSO-d6溶媒のピークの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+=469.2
実施例152
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000204
(a)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(757μL、4.34mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(7.23mL、2.17mmol)及び4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリン(490mg、2.38mmol)のDMF(8mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、EtOAc(50mL)及び塩水(50mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで2回(各20mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.425g、47%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.15-1.26(2H,m),1.26-1.46(4H,m),2.29(3H,s),2.58(1H,ddd),2.62-2.72(6H,m),3.55(2H,s),4.03(3H,s),7.38(2H,br d),7.62(2H,br d),10.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=416.1
(b)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(153mg、0.720mmol)、ひろがっ(366mg、1.44mmol)、cataCXium A Pd G3(53mg、0.070mmol)、cataCXium A(26mg、0.070mmol)及び酢酸カリウム(142mg、1.44mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.2mL)を添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.48mmol)、Pd(dppf)Cl2ジクロロメタン複合体(39mg、0.050mmol)及びフッ化セシウム(219mg、1.44mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物を添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、3:1 DCM/IPAで3回抽出した。合わせた有機層を、5%LiCl水溶液で1回、塩水で1回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.116、47%)をガラス状の黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)δ 0.91-0.98(2H,m),1.18-1.29(2H,m),1.87-2.00(1H,m),2.24(3H,br s),2.27-2.65(8H,m),3.47(2H,s),3.95(3H,s),3.97(3H,s),7.30(2H,d),7.63(2H,d),7.99(1H,s),8.53(1H,s),8.91(1H,s),10.24(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=513.2
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(116mg、0.230mmol)に加えた。得られた懸濁液を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、28%)を鮮黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.86-0.97(2H,m),1.04-1.13(2H,m),1.87-1.97(1H,m),2.14(3H,s),2.18-2.45(8H,m),3.41(2H,s),3.99(3H,s),7.26(2H,br d),7.61(2H,br d),7.87(1H,br s),8.10(1H,br s),8.44(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,s),11.30(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=498.2
実施例153
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000205
(a)6-クロロ-5-メトキシ-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(180μL、1.09mmol)を、4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリン(205mg、1.00mmol)及び6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.91mmol)のDMF(0.73mL)溶液に添加した。得られた溶液を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、塩水(5mL)及びDCM(5mL)で希釈した。層を分離し、水層をDCMで3回(各5mL)抽出した。有機層を合わせ、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のDCM-MeOHを用いて精製し、6-クロロ-5-メトキシ-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.093g、25%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.58-2.71(4H,m),2.77-3.07(4H,m),3.53(2H,br s),3.67(3H,s),3.89(3H,s),4.03(3H,s),7.31(2H,br d),7.65(2H,br d),10.22(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=406.2.
(b)メチル5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ビス(ピナコラート)ジボロン(449mg、1.77mmol)、cataCXium A(25mg、0.070mmol)、cataCXium A Pd G3(52mg、0.070mmol)、酢酸カリウム(208mg、2.12mmol)及び7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(150mg、0.71mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.5mL)を添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を、室温に冷却し、放置した。
フッ化セシウム(104mg、0.69mmol)、Pd(dppf)ClDCM付加物(17mg、0.020mmol)及び6-クロロ-5-メトキシ-3-((4-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(92.7mg、0.23mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。前の工程からのホウ素化混合物の半分(1.75mL)をシリンジで加えた。得られた混合物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、celiteにロードした。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~70%のDCM-MeOHを用いて精製し、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.236g)を黄色固体として得、これを精製せずに次に進めた。m/z:(ES+):[M+H]+=503.3.
(c)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(7.0mL、49mmol)を、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(262mg、0.520mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、橙色の固体を得た。この物質をさらに、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(13mg、5.0%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.13(3H,s),2.18-2.44(8H,m),3.41(2H,s),3.96(3H,s),3.97(3H,s),7.29(2H,br d),7.69(2H,br d),7.73(1H,br s),7.99(1H,br s),8.39(1H,s),8.62(1H,s),8.98(1H,s),11.45(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.3
実施例154
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000206
(a)メチル3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
TFA(110μL、1.43mmol)を、DCM(3mL)及び水(1.2mL)中の3-アミノ-6-クロロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、1.33mmol)及びトリフルオロメタンスルフィン酸亜鉛(II)(788mg、2.67mmol)の懸濁液に添加した。70wt%tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液(600μL、4.38mmol)を滴下した。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。追加のトリフルオロメタンスルフィン酸亜鉛(II)(711mg、2.41mmol)を添加し、70wt%tert-ブチルヒドロペルオキシド水溶液(600μL、4.38mmol)を滴下した。得られた混合物を25Cで60時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(10mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(40mL)でクエンチし、2時間激しく撹拌した。層を分離し、水層をDCMで2回(各20mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.172g、54%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.87(3H,s),7.07(1H,t),7.80(2H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=238.1
(b)6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(55mg、0.80mmol)を、3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(172mg、0.720mmol)のHF-ピリジン(3.0mL、87mmol)溶液に-10Cで添加した。得られた混合物を25Cで30分間撹拌した。次いで、反応物をDCM(5mL)で希釈し、水(10mL)でクエンチした。層を分離し、水層をDCMで2回(各5mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.147g、84%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d2)4.03(3H,s),6.94(1H,t);この中間体はLCMSによりあまりイオン化されなかった。
(c)6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(200μL、1.15mmol)を、6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(147mg、0.610mmol)及び4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリン(138mg、0.670mmol)のDMF(2mL)溶液に添加した。得られた溶液を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、EtOAc(20mL)及び水(30mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.135g、52%)を黄土色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.14(3H,s),2.20-2.44(8H,m),3.42(2H,s),3.95(3H,s),7.17(1H,t),7.28(2H,br d),7.60-7.68(2H,m),10.06(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=426.4
(d)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(101mg、0.480mmol)、cataCXium A Pd G3(35mg、0.050mmol)、cataCXium A(17mg、0.050mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(183mg、0.720mmol)及び酢酸カリウム(140mg、1.43mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(1.8mL)を添加した。得られた混合物を100℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を、室温に冷却し、放置した。
別のマイクロ波バイアルで、6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(135mg、0.320mmol)、Pd(dppf)Cl(23mg、0.030mmol)及びフッ化セシウム(144mg、0.950mmol)を混合した。バイアルを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、DCM(20mL)で希釈し、Celiteにロードした。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルを暗黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.14(3H,s),2.19-2.42(8H,m),3.44(2H,s),3.94(3H,s),4.01(3H,s),7.07(1H,t),7.30(2H,d),7.76(2H,d),8.48(1H,s),8.49(1H,s),9.10(1H,s),10.15(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=523.3.
(e)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.50mL、17.5mmol)を、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(166mg、0.320mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた懸濁液を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(52mg,32%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)2.14(3H,s),2.17-2.45(8H,m),3.43(2H,s),4.01(3H,s),7.13(1H,t),7.29(2H,d),7.76(2H,d),8.15(1H,s),8.45(1H,s),8.50(1H,s),8.71(1H,s),9.08(1H,s),11.45(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=508.3
実施例155
5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000207
(a)6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
THF中1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(1.26mL、1.26mmol)を、1,4-ジオキサン(5mL)中のtBuXPhos Pd G3(50mg、0.060mmol)、tBuXPhos(27mg、0.060mmol)、4-(4-ブロモベンジル)モルホリン(194mg、0.760mmol)及び3-アミノ-6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.63mmol)の混合物に添加した。得られた混合物に5分間窒素をスパージし、次いで、50℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで3回(各5mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.180g,69%)を褐色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=413.1
(b)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
CataCXium A(21.14mg、0.06mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(374mg、1.47mmol)、CataCXium A Pd G3(43mg、0.060mmol)、酢酸カリウム(116mg、1.18mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(125mg、0.590mmol)及びDMF(2.95mL)をバイアルに入れた。得られた懸濁液に5分間窒素をスパージし、次いで、100℃で18時間加熱した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
Pd(dppf)Cl2 DCM付加物(40mg、0.05mmol)、フッ化セシウム(147mg、0.970mmol)及び6-クロロ-5-(ジフルオロメチル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.48mmol)をバイアル中で混合した。ホウ素化混合物を添加した。得られた混合物に窒素を5分間スパージし、その後、100℃で45分間撹拌した。次いで、反応物をcelite上で濃縮した。得られた物質を、フラッシュシリカクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.200g、81%)を褐色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=510.3
(c)5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.20mmol)に添加した。マイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XSelect CSH C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.2%の炭酸アンモニウムを用いて精製し、5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.022g、22%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 3.46(2H,s),3.58(4H,br d),4.02(4H,s),7.15(1H,s),7.33(2H,d),7.78(2H,d),8.11-8.20(1H,m),8.46(1H,s),8.52(1H,s),8.72(1H,s),9.10(1H,s),11.47(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=495.2
実施例156
3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000208
(a)3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、4-[(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)メチル]モルホリン(196mg、0.720mmol)及び炭酸セシウム(310mg、0.95mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.150g、62%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.10-3.20(4H,m),3.67-3.79(4H,m),3.80(3H,s),3.91(3H,s),4.01(3H,s),4.22(2H,s),7.29(1H,d),7.40(1H,d),8.47-8.55(1H,m),8.63(1H,s),8.77(1H,s),9.29(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=508.2
(b)3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.30mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.040g、27%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.33-2.39(4H,m),3.45(2H,s),3.53-3.62(4H,m),3.93-4.00(6H,m),7.10-7.27(2H,m),7.77(1H,s),8.02(1H,s),8.40(1H,s),8.48(1H,t),8.61(1H,s),8.99(1H,s),11.65(1H,s).19F NMR(282MHz,DMSO)δ -129.61.m/z:(ES+),[M+H]+=493.2
実施例157
3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000209
(a)3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸
BrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)を、窒素下、DMF(10mL)中の炭酸セシウム(466mg、1.43mmol)、4-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)メチル]モルホリン(209mg、0.720mmol)及び3-アミノ-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、フラッシュC18-フラッシュクロマトグラフィにより、溶離液として5~40%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸、ギ酸塩(0.075g、29%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.40-2.44(4H,m),3.55-3.59(6H,m),3.91-4.00(6H,m),7.01-7.40(1H,m),8.12(1H,s),8.22-8.39(2H,m),8.44(1H,s),8.93(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=512.1
(b)3-((2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)フェニル)アミノ)-5-メトキシ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
塩化アンモニウム(21mg、0.39mmol)を、DIPEA(110μL、0.64mmol)、HATU(59mg、0.15mmol)及び3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸、ギ酸塩(70mg、0.13mmol)のDMF(15mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、XBridge Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として10mmol/L重炭酸アンモニウム+0.1%水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.024g、37%)を淡黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.36-2.42(4H,m),3.50-3.60(6H,m),3.94-4.00(6H,m),7.23(1H,t),7.83(1H,s),8.07(1H,s),8.33(1H,t),8.40(1H,s),8.61(1H,s),9.00(1H,s),11.81(1H,s).19F NMR(282MHz,DMSO)δ -142.86,-154.39.m/z:(ES+),[M+H]+=511.2
実施例158及び159
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3S)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3R)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000210
(a)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-3-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(61mg、0.070mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.67mmol)、3-(4-ブロモフェニル)モルホリン(163mg、0.670mmol)及び炭酸セシウム(658mg、2.02mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-3-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.240g、78%)を褐色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.40(3H,s),3.23-3.27(3H,m),3.75-3.87(1H,m),3.91(6H,s),3.95-4.00(2H,m),4.36-4.44(1H,m),7.30(1H,d),7.41(1H,t),7.63(2H,d),7.70(1H,d),7.86(2H,d),8.24(1H,s),10.14(1H,s),10.25(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=459.2
(b)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
37wt%ホルムアルデヒド水溶液(390μL、5.20mmol)を、MeOH(10mL)中の5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-3-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(240mg、0.52mmol)に添加した。得られた混合物を25Cで5分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(555mg、2.62mmol)を添加した。得られた混合物を25Cで30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をEtOAcに再溶解させ、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、のうしゅくして、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.230g、93%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.98(3H,s),2.17-2.32(1H,m),2.37(3H,s),2.81(1H,d),2.95-3.04(1H,m),3.20(1H,s),3.59(2H,d),3.81(1H,d),3.88(6H,s),7.28-7.45(4H,m),7.62-7.69(1H,m),7.71-7.78(2H,m),8.22(1H,s),10.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=473.2
(c)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3S)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3R)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(220mg、0.47mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm XBridge Shield RP18 OBDカラムを用い、溶離液として5~20%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.05%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらに、分取キラル-HPLCにより、3ミクロン、4.6mm×100mm CHIRAL Cellulose-SBカラムを用い、定組成の2:1:1 EtOH/ヘキサン/DCMを溶離液として用い、0.1%のジエチルアミンを修飾剤として用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3S)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(38mg、18%)及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3R)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(40mg、20%)を、それぞれ黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.00(3H,s),2.27(1H,t),2.40(3H,s),2.83(1H,d),3.00(1H,d),3.20-3.31(1H,m),3.62(2H,t),3.83(1H,d),3.90(3H,s),7.33(2H,d),7.36-7.45(2H,m),7.63-7.72(1H,m),7.75(2H,d),7.89(1H,d),8.10(1H,s),8.25(1H,s),11.29(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=458.3
実施例160及び161
5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2R)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2S)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000211
(a)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-2-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(114mg、0.130mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、0.84mmol)、2-(4-ブロモフェニル)モルホリン(204mg、0.84mmol)及び炭酸セシウム(822mg、2.52mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-2-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.260g、67%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.30(1H,s),2.37(3H,s),3.10-3.24(3H,m),3.84-4.15(8H,m),4.75(1H,d),7.28(1H,dd),7.38(3H,dd),7.68(1H,dd),7.79(2H,d),8.23(1H,s),10.09(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=459.2
(b)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-2-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(277mg、1.31mmol)を、MeOH(20mL)中の37wt%ホルムアルデヒド水溶液(36.0μL、1.31mmol)及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリン-2-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.44mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、水で3回(各50mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-2-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.150g、73%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.85-1.97(1H,m),1.98-2.15(1H,m),2.21(3H,s),2.39(3H,s),2.64-2.74(1H,m),2.80-2.91(1H,m),3.61-3.77(1H,m),3.90(3H,s),3.91(3H,s),3.94-3.97(1H,m),4.41-4.54(1H,m),7.25-7.48(4H,m),7.72(3H,dd),8.24(1H,s),10.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=473.2
(c)5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2R)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2S)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.50mL、10.5mmol)を、MeOH(1mL)中の5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-(4-メチルモルホリン-2-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.42mmol)の懸濁液に添加した。得られた懸濁液を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、キラルHPLCにより、5ミクロン、2cm×25cm ChiralPak IEカラムを用い、溶離液として定組成の20% MeOH-MTBEを用いて精製し、5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2R)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(25mg、31%)及び5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2S)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(22mg、28%)をそれぞれ黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.82-2.01(1H,m),2.05-2.18(1H,m),2.24(3H,s),2.41(3H,s),2.66-2.78(1H,m),2.79-2.96(1H,m),3.59-3.76(1H,m),3.90(3H,s),3.93-3.99(1H,m),4.43-4.50(1H,m),7.34(2H,d),7.41(1H,d),7.43(1H,s),7.66-7.71(1H,m),7.71-7.78(2H,m),7.91(1H,s),8.11(1H,s),8.25(1H,s),11.29(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=458.3
実施例162
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000212
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(104mg、0.110mmol)を、1,4-ジオキサン(20mL)中の炭酸セシウム(936mg、2.87mmol)、4-(4-ブロモフェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(853mg、2.39mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、0.96mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた固体を、MeOH(20mL)中の塩化チオニル(2.00mL、27.4mmol)の撹拌混合物に添加した。得られた混合物を60℃で10分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(350mg、75%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.76-1.92(2H,m),2.02-2.18(2H,m),2.87(3H,d),3.02-3.12(2H,m),3.20-3.26(2H,m)3.82(3H,s),4.12(3H,s),4.57-4.66(1H,m),7.04(2H,d),7.59(1H,q),7.73(2H,d),8.70(1H,s),8.74-8.88(1H,m)8.95(1H,s),9.54(1H,s),10.35(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=489.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、MeOH(2mL)中の6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(15mg、0.03mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCカラムを用い、19mm×250mm、5ミクロン、XSelect CSH C18 OBDカラムを用い、溶離液として8~12%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(5.0mg、34%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.65-1.74(2H,m),2.03(2H,m),2.82-2.98(5H,m),3.09-3.19(2H,m),4.02(3H,s),4.45-4.60(1H,m),6.94-7.03(2H,m),7.30-7.37(1H,m),7.66-7.75(3H,m),8.01(1H,br q),8.34(1H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.35(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=474.3
実施例163
3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000213
(a)3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DMAP(2mg、0.02mmol)を、トリエチルアミン(0.69mL、0.49mmol)、無水酢酸(33mg、0.33mmol)及び5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)のDCM(20mL)溶液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を水で3回(各50mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、92%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.37-1.77(2H,m),1.88(2H,d),2.02(3H,s),2.90(3H,d),3.05-3.25(1H,m),3.31-3.35(1H,m),3.67(1H,s),3.83(3H,s),3.87-3.91(1H,m),4.02(3H,s),4.31-4.77(1H,m),7.01(2H,d),7.71(2H,d),7.93(1H,d),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.29(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=531.3
(b)3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性ンモニア(5.0mL、35mmol)を、MeOH(20mL).中の3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.13mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を70℃で24時間撹拌した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、19mm×250mm、5ミクロン、XSelect CSH C18 OBDカラムを用い、溶離液として25~35%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(33mg、47%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.56(2H,m),1.80-2.05(5H,m),2.94(3H,d),3.17-3.31(2H,m),3.63-3.77(1H,m),3.80-3.93(1H,m),4.02(3H,s),4.55(1H,m),6.95-7.08(2H,m),7.34(1H,d),7.66-7.78(3H,m),8.01(1H,br q),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.36(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=516.2
実施例164
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000214
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(26mg、0.12mmol)を、35wt%ホルムアルデヒド水溶液(19μL、0.25mmol)及び6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)のMeOH(10mL)溶液に添加した。得られた混合物を25℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(100mL)に再溶解し、塩水で3回(各50mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.050g、81%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.73-2.39(4H,m),2.77(3H,s),2.90(3H,d),3.00-3.30(4H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),4.39-4.93(1H,m),7.05(2H,d),7.75(2H,d),7.92(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.32(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1mL、7mmol)を、MeOH(2mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCカラムにより、19mm×250mm、5ミクロン、XSelect CSH C18 OBDカラムを用い、溶離液として8~12%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、45%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.69-1.83(2H,m),1.94-2.05(2H,m),2.47(3H,s),2.63-2.77(2H,m),2.84-3.02(5H,m),4.02(3H,s),4.43(1H,m),6.93-7.03(2H,m),7.34(1H,s),7.69-7.73(2H,m),8.00(1H,m),8.15(1H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.36(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.3
実施例165
3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000215
(a)3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DMAP(2mg、0.02mmol)を、2-ヒドロキシ酢酸(31mg、0.41mmol)、HATU(93mg、0.25mmol)、トリエチルアミン(69μL、0.49mmol)及び6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-((4-(ピペリジン-4-イルオキシ)フェニル)アミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)のDCM(20mL)溶液に添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。反応物を水で3回(各50mL)洗浄した。有機層を濃縮して、3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、89%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.42-1.65(2H,m),1.90-2.00(2H,m),2.90(3H,d),3.50-3.66(1H,m),3.83(3H,s),3.85-3.92(1H,s),4.02(3H,s),4.11(3H,s),4.47-4.60(2H,m),5.76(1H,s),7.01(2H,d),7.72(2H,d),7.92(1H,br q),8.51(1H,s),8.55(1H,s),9.06(1H,s),10.29(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=547.3
(b)3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、MeOH(5mL)中の3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.13mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCカラムにより、19mm×250mm、5ミクロン、XSelect CSH C18 OBDカラムを用い、溶離液として23~33%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、41%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.46-1.68(2H,m),1.86-2.03(2H,m),2.94(3H,d),3.14-3.22(2H,m),3.52-3.64(1H,m),3.82-3.93(1H,m),4.04(3H,s),4.11(2H,s),4.47-4.77(2H,m),7.00(2H,d),7.36(1H,s),7.71(2H,d),7.76(1H,s),7.98(1H,br q),8.61(1H,s),8.78(1H,s),9.10(1H,s),11.37(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=532.3
実施例166
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000216
(a)3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(410μL、2.5mmol)を、6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(500mg、2.27mmol)及び4-(4-アミノフェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(696mg、2.38mmol)のDMF(1.9mL)溶液に添加した。得られた溶液を100℃で1時間撹拌した。次いで、室温に冷却し、EtOAc(5mL)及び水(5mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで3回(各5mL)抽出した。合わせた有機層を、塩水で2回(各5mL)洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、収率18%)を褐色固体として得た。m/z:(ES-),[M-H]-=491.1.
(b)3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(500mg、2.36mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(1.50g、5.89mmol)、cataCXium A(85mg、0.24mmol)、cataCXium A Pd G3(172mg、0.240mmol)及び酢酸カリウム(694mg、7.07mmol)をバイアルに入れた。次いで、DMF(11.8mL)を加えた。得られた混合物に5分間窒素をスパージし、次いで、80℃で16時間撹拌した。次いで、室温に冷却し、放置した。フッ化セシウム(185mg、1.22mmol)、Pd(dppf)ClDCM付加物(30mg、0.04mmol)及び3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.41mmol)をバイアル中で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物の一部(2.03mL)をシリンジで加えた。得られた懸濁液を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、HO(30mL)及びDCM(30mL)で希釈した。層を分離し、水層をDCMで3回(各30mL)抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濃縮した。次いで、得られた残渣をcelite上にロードし、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.112g、47%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.40(9H,s),1.46-1.57(2H,m),1.82-1.97(2H,m),3.09-3.22(2H,m),3.61-3.72(2H,m),3.85(3H,s),3.86(3H,s),3.97(3H,s),4.41-4.62(1H,m),7.01(2H,d),7.64(2H,d),8.36(1H,s),8.36(1H,s),9.00(1H,s),10.20(1H,s);m/z:(ES-),[M-H]-=588.2
(c)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
2,2,2-トリフルオロ酢酸(440μL、5.70mmol)を、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(112mg、0.19mmol)のDCM(0.51mL)溶液に添加した。得られた溶液を室温で15分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.089g、96%)を黄色のガム状物として得た。生成物を、さらに精製せずに使用した;m/z:(ES+),[M+H]+=490.3
(d)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(58mg、0.28mmol)を、窒素下で少量ずつ、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(89mg、0.18mmol)及び37wt%ホルムアルデヒド水溶液(21μL、0.28mmol)のDCM(1.82mL)撹拌溶液に加えた。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5mL)及びDCM(5mL)で希釈した。層を分離し、水層をDCMで2回(各5mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。得られた残渣を、7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL,14mmol)で処理した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として25~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%のNHOHを用いて精製し、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(14mg、16%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.36-1.50(1H,m),1.54-1.68(1H,m),1.83-1.97(2H,m),2.10-2.20(3H,m),2.53-2.65(2H,m),2.86-2.99(1H,m),3.92(3H,s),3.97(3H,s),4.25-4.37(1H,m),6.91-7.02(2H,m),7.56-7.65(2H,m),7.68(1H,br s),7.95(1H,br s),8.39(1H,s),8.61(1H,s),8.97(1H,s),11.24(1H,br s);m/z:(ES+),[M+H]+=489.2
実施例167
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000217
(a)3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸ナトリウム(71.0mg、1.03mmol)を、3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(223mg、0.980mmol)のHF-ピリジン(3.0mL、87mmol)溶液に0Cで加えた。反応物を25Cで30分間撹拌した。追加の亜硝酸ナトリウム(20mg、0.29mmol)を2時間かけて2回に分けて添加した。次いで、反応物をDCM(5mL)で希釈し、水(10mL)でクエンチした。層を分離し、水層をDCMで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をDMF(3mL)に溶解させた。4-(4-アミノフェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.301g、1.03mmol)及びDIPEA(0.200mL、1.15mmol)を順に加えた。得られた混合物を100Cで2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、EtOAc(15mL)で希釈し、水(50mL)でクエンチした。層を分離し、水層をEtOAcで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.247g、50%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.02(2H,dt),1.13-1.22(2H,m),1.40(9H,s),1.44-1.57(2H,m),1.84-1.95(2H,m),2.39-2.44(1H,m),3.15(2H,br d),3.58-3.73(2H,m),3.89(3H,s),4.45-4.56(1H,m),6.96(2H,d),7.42(2H,d),9.77(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(b)3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(156mg、0.740mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(468mg、1.84mmol)、cataCXium A Pd G3(54mg、0.070mmol)、cataCXium A(26mg、0.070mmol)及び酢酸カリウム(217mg、2.21mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.7mL)を添加し、反応物を80Cで24時間加熱した。次いで、反応物を、室温に冷却し、放置した。これとは別に、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(247mg、0.490mmol)、Pd(dppf)Cl2*ジクロロメタン付加物(40mg、0.05mmol)及びフッ化セシウム(224mg、1.47mmol)をシンチレーションバイアル中で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100Cで2時間撹拌した。次いで、反応混合物をcelite上に直接ロードし、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~7%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.7%のアンモニアを用いて精製し、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.156g、53%)を暗黄色の残留物として得た;1H NMR(500MHz,ジクロロメタン-d20.87-0.94(2H,m),1.15-1.18(2H,m),1.45(9H,s),1.72(2H,dtd),1.86-1.98(3H,m),3.20-3.33(2H,m),3.68-3.78(2H,m),3.94(3H,s),3.96(3H,s),4.43(1H,td),6.93(2H,br d),7.56(2H,br d),8.01(1H,s),8.53(1H,br s),8.91(1H,br s),10.07(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=599.8
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
TFA(0.5mL、6.49mmol)を、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(156mg、0.26mmol)のDCM(1.5mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで90分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた暗黄色の固体をDCM(2mL)に溶解した。37wt%ホルムアルデヒド水溶液(0.03mL、0.40mmol)及びナトリウムトリアセトキシシヒドロボラート(83mg、0.39mmol)を順に加えた。得られた混合物を25Cで30分間撹拌した。追加の37wt%ホルムアルデヒド水溶液(0.100mL、1.20mmol)を加え、反応物を25Cで30分間撹拌した。追加のナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(180mg、0.85mmol)を加え、反応物を25Cで30分間撹拌した。追加のナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(100mg,0.47mmol)を加え、反応混合物を25Cで15分間撹拌した。反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)でクエンチし、DCMで3回(各10mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた黄色の残留物を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.088g、66%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.83-0.95(2H,m),0.97-1.06(2H,m),1.57-1.76(2H,m),1.83(1H,td),1.89-2.01(2H,m),2.17-2.39(5H,m),2.65-2.84(2H,m),3.87(3H,s),3.99(3H,s),4.37(1H,br s),6.97(2H,d),7.53(2H,d),8.39(1H,s),8.42(1H,s),9.05(1H,s),9.91(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=514.3
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(88mg、0.17mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100Cで1時間撹拌した。反応物を室温まで冷却した。得られた黄色の懸濁液を濾過し、少量のMeOH で洗滌して、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(48mg、56%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.79-0.96(2H,m),0.99-1.09(2H,m),1.54-1.70(2H,m),1.85-1.97(3H,m),2.06-2.22(5H,m),2.56-2.66(2H,m),3.99(3H,s),4.30(1H,td),6.94(2H,d),7.53(2H,d),7.79(1H,br d),8.05(1H,br s),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),11.08(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=499.4
実施例168
3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000218
(a)4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェモール(1.00g、4.78mmol)及び炭酸カリウム(1.98g、14.4mmol)を、DMSO(20mL)中の4-メチルスルホニルオキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.01g、7.18mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物をEtOAc(300mL)で希釈し、塩水で3回(各300mL)洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~100%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.500g、27%)を黄色の油状物として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.41(9H,s),1.56(2H,dtd),1.86(2H,ddd),3.14(2H,t),3.65(2H,ddd),4.31(1H,tt),7.48-7.59(2H,m);m/z:(ES+),[M-C+H]+=291.9
(b)3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェノキシ)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(282mg、0.720mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、炭酸セシウム(468mg、1.44mmol)及びBrettPhos Pd G3(65mg、0.070mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、40%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.41(9H,s),1.54-1.63(2H,m),1.80-1.97(2H,m),2.93(3H,d),3.08-3.19(2H,m),3.63-3.73(2H,m),3.84(3H,s),4.01(3H,s),4.22(1H,dt),7.73(2H,d),8.05(1H,br q),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.05(1H,s),10.48(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=625.3
(c)3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
ジオキサン中4MのHCl(3.0mL、12mmol)を、MeOH(20mL)中の3-[4-[(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)オキシ]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.19mmol)に添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、収率99%)を黄色の残留物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=525.4
(d)3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
パラホルムアルデヒド(57.2mg,1.91mmol)を、THF(10mL)中の3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg,0.19mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(162mg,0.760mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCM(10mL)に再溶解し、飽和重炭酸ナトリウムで2回(各10mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチルを黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.65-1.75(2H,m),1.85-1.90(2H,m),2.08-2.12(3H,m),2.16(3H,s),2.61-2.65(2H,m),2.92(3H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),7.72(2H,d),8.04(1H,br q),8.50(1H,s),8.53(1H,s),9.05(1H,s),10.48(1H,s)
(e)3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.11mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として20~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のNHHCOを用いて精製し、3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド(57mg、98%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.60-1.77(2H,m),1.79-1.94(2H,m),2.04-2.14(2H,m),2.16(3H,s),2.60-2.72(2H,m),2.96(3H,d),3.97-4.10(4H,m),7.45(1H,s),7.60-7.69(2H,m),7.81(1H,d),8.08(1H,br q),8.53(1H,s),8.73(1H,s),9.04(1H,s),11.68(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=524.2
実施例169
3-[4-[(1-イソプロピル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000219
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(120mg、0.25mmol)を、DCM(10mL)中のナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(537mg、2.53mmol)、アセトン(56μL、0.76mmol)及びチタンイソプロポキシド(72mg、0.25mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を分取HPLCにより、5ミクロン、30×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として20~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[(1-イソプロピル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(19mg、13%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.00(6H,d),1.54-1.65(2H,m),1.89-2.00(2H,m),2.32-2.31-2.44(2H,m),2.70-2.81(3H,m),2.93(3H,d),4.01(3H,s),4.25-4.33(1H,m),6.90-6.98(2H,m),7.32(1H,s),7.63-7.72(2H,m),7.72(1H,s),8.00(1H,br q),8.19(1H,s),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.01(1H,s),11.33(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=516.4
実施例170
3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イルピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000220
(a)(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-カルボン酸メチル
tert-ブチル-クロロ-ジフェニル-シラン(1.27mL、4.90mmol)を、(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-カルボン酸メチル(650mg、4.08mmol)及びイミダゾール(417mg、6.12mmol)のDMF(8mL)溶液に添加した。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-カルボン酸メチル(1.34g、83%)を無色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+398.3
(b)[(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール
水素化リチウムアルミニウム(0.192g、5.06mmol)を、(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-カルボン酸メチル(1.34g、3.37mmol)のTHF(15mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を25Cで終夜撹拌した。次いで、反応物をエーテルで希釈し、0℃に冷却した。水(0.2mL)を滴下した。15%水酸化ナトリウム水溶液(0.2mL)を滴下した。追加の水(0.6mL)を滴下した。得られた混合物を25Cで15分間撹拌し、次いで、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、[(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール(1.032g、83%)を淡黄色の油状物として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.99(9H,s),1.64-1.74(1H,m),1.76-1.85(1H,m),2.18-2.31(4H,m),2.51-2.58(1H,m),3.02(1H,dd),3.12-3.22(1H,m),3.31-3.36(1H,m),4.16-4.28(1H,m),4.34(1H,br s),7.36-7.50(6H,m),7.55-7.61(4H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=370.6
(c)(2S,4R)-4-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-メチル-2-((4-ニトロフェノキシ)メチル)ピロリジン
DIAD(253μL、1.30mmol)を、トルエン(5mL)中の4-ニトロフェノール(166mg、1.19mmol)、[(2S,4R)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール(400mg、1.08mmol)及びトリフェニルホスフィン(341mg、1.30mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25Cで1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-メチル-2-((4-ニトロフェノキシ)メチル)ピロリジン(0.717g、135%)を黄色のガム状物として得た。この物質には、残留するトリフェニルホスフィンオキシドが含まれたが、さらに精製せずに次工程に進めたm/z:(ES+),[M+H]+=491.3
(d)(3R,5S)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール
THF中1MのTBAF(1.19mL、1.19mmol)を、(2S,4R)-4-((tert-ブチルジフェニルシリル)オキシ)-1-メチル-2-((4-ニトロフェノキシ)メチル)ピロリジン(531mg、1.08mmol)のTHF(3mL)溶液に0℃で添加した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~7%のMeOH-DCMを用いて精製し、(3R,5S)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール(0.115g、42%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.57(1H,ddd),1.85-1.94(1H,m),1.99(1H,br dd),2.16(3H,s),2.31-2.40(1H,m),2.55-2.65(2H,m),3.83(1H,tq),4.71(1H,d),4.83-4.92(1H,m),7.06-7.16(2H,m),8.11-8.22(2H,m).m/z:(ES+),[M+H]+253.2
(e)(3R,5S)-5-[(4-アミノフェノキシ)メチル]-1-メチル-ピロリジン-3-オール
MeOH(5mL)中の(3R,5S)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール(50mg、0.20mmol)及び10wt%パラジウム炭素(21.09mg、0.02mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物をceliteで濾過し、濃縮した。(3R,5S)-5-[(4-アミノフェノキシ)メチル]-1-メチル-ピロリジン-3-オールの収率が100%であると見なして、得られた残渣を、さらに精製せずに次の工程に直接進めた。m/z:(ES+)[M+H]+=223.1
(f)6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(104μL、0.590mmol)を、MeCN(2mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(41mg、0.20mmol)及び(3R,5S)-5-[(4-アミノフェノキシ)メチル]-1-メチル-ピロリジン-3-オール(44mg、0.20mmol)の混合物に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.046g、57%)を明るい橙色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=407.2
(g)3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(45mg、0.11mmol)、1-メチル-4-(4、4,5、5-テトラメチル-1,3,2-ジオキソボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(63mg、50wt%、0.12mmol)、PdCl(dppf)-DCM付加物(9mg、0.01mmol)及びフッ化セシウム(34mg、0.22mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(2mL)を加え、得られた混合物を真空脱気し、窒素を2回充填したBiotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(0.037g、67%)を明るい黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+503.3
(h)3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イルピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(37mg、0.07mmol)に添加した。得られた混合物を50℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、89%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.83(2H,br s),2.05-2.25(1H,m),2.37(6H,s),2.75-2.93(1H,m),3.23(1H,br d),3.79-3.93(4H,m),3.93-4.07(1H,m),4.09-4.27(1H,m),4.69-4.91(1H,m),6.96(2H,br d),7.41(2H,d),7.58-7.74(3H,m),7.84(1H,br s),8.05(1H,br s),8.24(1H,s),11.06(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+488.4
実施例171
3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000221
(a)O1-tert-ブチルO2-メチル(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシピロリジン-1,2-ジカルボキシラート
tert-ブチル-クロロ-ジフェニル-シラン(1.38mL、5.30mmol)を、O1-tert-ブチルO2-メチル(2R,4S)-4-ヒドロキシピロリジン-1,2-ジカルボキシラート(1.00g、4.08mmol)及びイミダゾール(0.555g、8.15mmol)のDMF(8mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のEtOAc/ヘキサンを用いて精製し、O1-tert-ブチルO2-メチル(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシピロリジン-1,2-ジカルボキシラート(1.97g、100%)を無色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M-C+H]+=384.3
(b)[(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール
水素化リチウムアルミニウム(0.464g、12.2mmol)を、O1-tert-ブチルO2-メチル(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]オキシピロリジン-1,2-ジカルボキシラート(1.97g、4.07mmol)のTHF(15mL)溶液に0℃で添加した。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。反応混合物をエーテルで希釈し、0℃に冷却した。水(0.5mL)を滴下した。15%水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を滴下した。水(1.5mL)を添加した。得られた混合物を25Cで15分間撹拌した。得られた懸濁液を硫酸マグネシウムで乾燥させて、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、[(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール(0.681g、収率45%)を淡黄色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=370.3
(c)tert-ブチル-[(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-イル]-ジフェニル-シラン
DIAD(395μL、2.03mmol)を、トルエン(10mL).中の4-ニトロフェノール(259mg、1.86mmol)、[(2R,4S)-4-[tert-ブチル(ジフェニル)シリル]-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メタノール(625mg、1.69mmol)及びトリフェニルホスフィン(532mg、2.03mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25Cで1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、tert-ブチル-[(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-イル]-ジフェニル-シラン(0.617g、74%)を黄色のガム状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=491.4
(d)(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール
THF中1MのTBAF(1.38mL、1.38mmol)を、tert-ブチル-[(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-イル]-ジフェニル-シラン(617mg、1.26mmol)のTHF(5mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~7%のMeOH-DCMを用いて精製し、(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール(0.211g、67%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.59(1H,ddd),1.85-1.96(1H,m),1.96-2.10(1H,m),2.18(3H,s),2.32-2.42(1H,m),2.57-2.68(2H,m),3.85(1H,tq),4.74(1H,br d),4.89(1H,br s),7.08-7.21(2H,m),8.14-8.26(2H,m);m/z:(ES+),[M+H]+=253.1
(e)6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(5mL)中の(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール(34mg、0.13mmol)及び10wt%パラジウム炭素(14mg、0.010mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物をceliteで濾過し、濃縮した。得られた残渣をMeCN(1mL)に溶解させた。6-クロロ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(28mg、0.13mmol)及びDIPEA(71μL、0.40mmol)を、反応混合物に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.020g、36%)を明るい黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=407.2
(f)3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(20mg、0.05mmol)、1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキソボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(28mg、0.050mmol)、PdCl(dppf)-DCM付加物(4.0mg、4.9μmol)、及びフッ化セシウム(15mg、0.10mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(1mL)を加え、得られた混合物を真空脱気し、窒素を2回充填したBiotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.022g、89%)を明るい黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=503.3
(g)3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(22mg、0.040mmol)に加えた。得られた懸濁液を50℃で16時間撹拌した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(15mg、68%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.46-1.66(1H,m),1.76-1.91(1H,m),2.04(1H,br dd),2.16(3H,s),2.36(3H,s),2.37-2.42(1H,m),2.50-2.56(2H,m),3.80-3.94(4H,m),4.58-4.63(1H,m),4.64(1H,d),6.93(2H,d),7.39(2H,d),7.59-7.68(3H,m),7.82(1H,br s),8.03(1H,br s),8.22(1H,s),11.04(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=488.4
実施例172
3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000222
(a)(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン
油中60wt%の水素化ナトリウム(9.1mg、0.23mmol)を、(3S,5R)-1-メチル-5-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン-3-オール(48mg、0.19mmol)及びヨードメタン(13μL、0.21mmol)のTHF(2mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、この混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮して、(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン(0.047g、93%)を油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=267.2
(b)6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチルピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(5mL)中の(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピリリジン(47mg、0.18mmol)及び10wt%パラジウム炭素(19mg、0.020mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物をceliteで濾過し、濃縮した。得られた残渣をMeCN(2mL)に溶解させた。6-クロロ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(36mg、0.18mmol)及びDIPEA(93μL、0.53mmol)を順に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.040g、54%)を明るい橙色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=421.2
(c)3-((4-(((2R,4S)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-2-イルメトキシ)フェニル)アミノ)-5-メチル-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(40mg、0.10mmol)、1-メチル-4-(4、4,5、5-テトラメチル-1,3,2-ジオキソボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(54mg、50wt%、0.10mmol)、PdCl(dppf)-DCM付加物(7.8mg、9.5μmol)及びフッ化セシウム(28.9mg、0.19mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(2mL)を加え、反応混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-((4-(((2R,4S)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-2-イルメトキシ)フェニル)アミノ)-5-メチル-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.028g、57%)を明るい黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=517.3
(d)3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-((4-(((2R,4S)-4-メトキシ-1-メチルピロリジン-2-イルメトキシ)フェニル)アミノ)-5-メチル-6-(1-メチル-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(28mg、0.050mmol)に加えた。得られた懸濁液を50℃で撹拌し、16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、45%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.63-1.77(1H,m),1.79-1.91(1H,m),2.18(3H,s),2.22(1H,br dd),2.36(3H,s),2.39-2.47(2H,m),2.51-2.58(1H,m),3.24(3H,s),3.56(1H,tt),3.88(3H,s),4.49-4.60(1H,m),6.83-7.01(2H,m),7.32-7.45(2H,m),7.59-7.69(3H,m),7.82(1H,br s),8.03(1H,br s),8.22(1H,s),11.05(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+502.3
実施例173
3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000223
(a)(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン
油中60wt%の水素化ナトリウム(12mg、0.31mmol)を、(3R,5S)-1-メチル-5-((4-ニトロフェノキシ)メチル)ピロリジン-3-オール(65mg、0.26mmol)及びヨードメタン(18μL、0.28mmol)のTHF(2mL)溶液に加えた。得られた混合物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を濃縮して、(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン(0.064g、93%)を淡い琥珀色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=267.2
(b)6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
MeOH(5mL)中の(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-2-[(4-ニトロフェノキシ)メチル]ピロリジン(64mg、0.24mmol)及び10wt%パラジウム炭素(26mg、0.020mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25Cで2時間撹拌した。次いで、反応物をceliteで濾過し、濃縮した。得られた残渣をMeCN(2mL)に再溶解させた。6-クロロ-3-フルオロ-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(49mg、0.24mmol)及びDIPEA(0.13mL、0.72mmol)を順に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.0mg、8.9%)を明るい橙色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+421.2
(c)3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.0mg、0.020mmol)、1-メチル-4-(4、4,5、5-テトラメチル-1、3、2-ジオキソボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(12mg、50wt%、0.020mmol)、PdCl(dppf)-CHCl付加物(1.7mg、2.1μmol)及びフッ化セシウム(6.5mg、0.040mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。MeOH(1mL)を加え、反応混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した 得られた混合物を120℃で1時間マイクロ波に供し、蒸発させた。残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(5.0mg、45%)を明るい黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=517.4
(d)3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(5.0mg、9.7μmol)に加えた。得られた懸濁液を50℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(4.3mg、89%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.64-1.77(1H,m),1.79-1.91(1H,m),2.18(3H,s),2.20-2.27(1H,m),2.36(3H,s),2.39-2.45(1H,m),2.52-2.57(1H,m),3.24(3H,s),3.56(1H,tt),3.88(3H,s),4.51-4.59(1H,m),6.89-6.97(2H,m),7.34-7.42(2H,m),7.60-7.67(3H,m),7.82(1H,br d),8.04(1H,br d),8.22(1H,s),11.05(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=502.3
実施例174
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000224
(a)3-[3-(4-tert-ブトキシカルボニルピペラジン-1-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-(3-ブロモフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(109mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[3-(4-tert-ブトキシカルボニルピペラジン-1-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、収率66%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ,1.42(9H,s),2.93(3H,d),3.15(4H,d),3.46(4H,s),3.83(3H,s),4.01(3H,s),6.60-6.77(1H,m),7.12-7.29(2H,m),7.52(1H,s),7.90(1H,br q),8.51(2H,d),9.04(1H,s),10.46(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=574.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-ピペラジン-1-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
ジオキサン中4MのHCl(10mL、40mmol)を、3-[3-(4-tert-ブトキシカルボニルピペラジン-1-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.21mmol)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.1%のトリエチルアミンを用いて精製して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-ピペラジン-1-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、収率91%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,d),3.21(4H,s),3.41(4H,d),3.82(3H,s),4.14(3H,s),6.70-6.79(1H,m),7.26(1H,d),7.45-7.55(1H,m),8.71(1H,s),9.04(1H,s),9.32(2H,br s),9.66(1H,s),10.51(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=474.1
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(121mg、0.57mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-ピペラジン-1-イルアニリノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.19mmol)及びホルムアルデヒド(132μL、1.90mmol)のMeOH(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMに再溶解させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、収率97%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.22(3H,s),2.45(4H,t),2.93(3H,d),3.17(4H,t),3.83(3H,s),4.01(3H,s),6.65(1H,d),7.07 - 7.27(2H,m),7.52(1H,s),7.89(1H,br q),8.51(2H,d),9.04(1H,s),10.45(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=488.3
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(85mg、0.17mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30×250mm YMC-Actus Triart C18カラムを用い、溶離液として30~40%のMeCN-水を用い、修飾剤として10mM重炭酸アンモニウム及び0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.022g、収率27%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 2.22(3H,s),2.45(4H,t),2.96(3H,d),3.16(4H,t),4.01(3H,s),6.61(1H,dd),7.04(1H,dd),7.16(1H,t),7.36(1H,d),7.57(1H,t),7.75(1H,d),7.93(1H,br q),8.52(1H,s),8.71(1H,s),9.02(1H,s),11.51(1H,s).m/z(ES+),[M+H]+=473
実施例175
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000225
(a)3-[3-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルl)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-(3-ブロモフェニル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(109mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(310mg、0.96mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い精製し、3-[3-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.130g、収率71%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.19-1.26(2H,m),1.41(9H,s),1.50-1.54(2H,m),1.77-1.81(1H,m),2.73(2H,s),2.82(2H,s),2.92(3H,d),3.82(3H,d),4.01(3H,s),6.94(1H,d),7.28(1H,t),7.54(1H,d),7.86(2H,d),8.51(2H,d),9.05(1H,s),10.46(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=573.6
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ジオキサン中4MのHCl(10mL、40.00mmol)を、3-[3-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(125mg、0.22mmol)に添加した。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.1%のトリエチルアミンを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、収率87%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.90(3H,d),3.39(2H,s),3.57(6H,s),3.82(3H,s),3.90(1H,s),4.14(3H,s),6.96(1H,d),7.34(1H,t),7.53-7.70(3H,m),8.72(1H,s),9.03(1H,s),9.65(1H,s),10.52(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=473.3
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(121mg、0.570mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(90mg、0.19mmol)及び40%ホルムアルデヒド水溶液(131μL、1.90mmol)のMeOH(10mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMに再溶解させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.085g、収率92%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,s),2.93(3H,d),3.28-3.32(8H,m),3.82(1H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),6.94(1H,d),7.28(1H,t),7.51-7.61(1H,m),7.77(1H,t),7.91(1H,d),8.51(2H,d),9.04(1H,s),10.44(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=487.4
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、XBridge Shield RP18 OBDカラムを用い、溶離液として20~50%のアセトニトリル-水を用い、修飾剤として10mM重炭酸アンモニウム及び0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(0.013g、収率14%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.99(4H,q),2.78(3H,s),2.81(1H,s),2.97(3H,d),3.07(2H,s),3.49(2H,d),4.02(3H,s),6.89(1H,d),7.27-7.36(1H,m),7.39(1H,d),7.63-7.69(2H,m),7.78(1H,d),7.92(1H,br q),8.54(1H,s),8.73(1H,s),9.04(1H,s),10.1(1H,s),11.55(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=472.3
実施例176
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000226
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-(4-ブロモフェニル)-4-メチル-イミダゾール(76mg、0.32mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及びBrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.100g、67%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=470.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(14mL、98mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.21mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm、XBridge Prep OBD C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.05%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(20mg、21%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.33(3H,s),2.97(3H,d),4.07(3H,s),7.51(1H,br s),7.69-7.77(2H,m),7.91(2H,d),7.96(1H,d),7.99-8.08(2H,m),8.78(1H,s),8.87(1H,s),9.30(1H,s),9.44(1H,d),11.84(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=455.3
実施例177
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000227
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
XantPhos Pd G4(37mg、0.040mmol)を、窒素下、DMF(20mL)中のXantPhos(44mg、0.080mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.38mmol)、6-ブロモ-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン(152mg、0.770mmol)及びリン酸カリウム(325mg、1.53mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、収率36%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=431.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(12mL、84mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(50mg、0.12mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で5日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。水酸化アンモニウム(12.0mg、308mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で4日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(1.960mg、収率4.0%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.03(3H,d),4.03(3H,s),7.36-7.56(2H,m),7.71-7.87(2H,m),8.09(1H,br q),8.54(1H,s),8.75(1H,s),9.05(1H,s),9.28(1H,s),9.42(1H,s),11.56(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=416.2
実施例178
3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000228
(a)3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、2-(4-ブロモフェニル)プロパン-2-オール(206mg、0.960mmol)、BrettPhos Pd G3(43mg、0.050mmol)、及び炭酸セシウム(468mg、1.44mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(4.8mL)を加えた。得られたスラリーを真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(164mg、収率77%)を黄色固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 1.43(6H,s),2.92(3H,d),3.82(3H,s),4.00(3H,s),4.93(1H,s),7.44(2H,d),7.73(2H,d),7.92(1H,br q),8.48(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.42(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=448.3
(b)3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(6.9mL、48mmol)を、3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(145mg、0.320mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(105mg、収率75%)を黄色固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 1.42(6H,s),2.95(3H,d),4.00(3H,s),4.90(1H,s),7.34(1H,br s),7.42(2H,d),7.71(2H,d),7.72-7.75(1H,m),7.98(1H,br q),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.46(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=433.3
実施例179
5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000229
(a)2-(5-ブロモ-2-ピリジル)プロパン-2-オール
3:1 THF/トルエン中1.4Mのメチルマグネシウムブロミド(5.36mL、7.50mmol)を、1-(5-ブロモ-2-ピリジル)エタノン(1.00g、5.00mmol)のTHF(19.6mL)溶液に0℃で添加した。得られた混合物を氷浴が終了するまで1時間撹拌した。次いで、反応物を0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(25mL)を徐々に添加することによりクエンチした。得られた溶液を室温で15分間撹拌した。層を分離し、水層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を、飽和塩化アンモニウム水溶液及び塩水で順に洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、2-(5-ブロモ-2-ピリジル)プロパン-2-オール(575mg、収率53%)を黄色の油状物として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.54(6H,s),4.40(1H,s),7.32(1H,d),7.82(1H,dd),8.58(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=216.0
(b)5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸
3-アミノ-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.31mmol)、2-(5-ブロモピリジン-2-イル)プロパン-2-オール(133mg、0.620mmol)、XantPhos Pd G3(30mg、0.03mmol)及び炭酸セシウム(301mg、0.920mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(3.08mL)を添加し、得られたスラリーを真空脱気し、窒素を3回充填し、その後、100℃で4時間、次いで、80℃で48時間撹拌した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、Celitで濾過し、濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(0.082g、収率60%)をオフホワイト色の固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.89-0.96(2H,m),1.05(2H,dt),1.45(6H,s),1.83-1.93(1H,m),3.99(3H,s),5.15(1H,br s),7.63(1H,d),8.04(1H,dd),8.43(1H,s),8.44(1H,s),8.76(1H,d),9.05(1H,s),10.50(1H,br s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2.
(c)5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(157μL、0.90mmol)を、5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(80mg、0.18mmol)のDMF(1.7mL)溶液に添加した。塩化アンモニウム(96mL、1.8mmol)及びHATU(137mg、0.360mmol)を添加した。得られた混合物を室温で20時間撹拌した。追加の塩化アンモニウム(96mg、1.80mmol)及びHATU(137mg、0.36mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応物を濾過し、濾液を濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN-水を用い、修飾剤として0~0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、オフホワイト色の固体を得た。この物質をさらに、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.036g、収率45%)をオフホワイト色の固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.90-0.97(2H,m),1.04-1.11(2H,m),1.44(6H,s),1.87-1.98(1H,m),3.99(3H,s),5.14(1H,s),7.62(1H,d),7.88(1H,br s),8.04(1H,dd),8.13(1H,br s),8.44(1H,s),8.54(1H,s),8.77(1H,d),9.05(1H,s),11.28(1H,s)
実施例180
3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000230
(a)5-ブロモ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン
硫化ナトリウム(9.10g、117mmol)を、4-ブロモ-1,2-ビス(ブロモメチル)ベンゼン(10.0g、29.2mmol)のEtOH(25mL)溶液に添加した。得られた混合物を50℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のDCM-石油エーテルを用いて精製し、5-ブロモ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン(3.10g、49%)を白色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 4.17(2H,s),4.22(2H,s),7.27(1H,d),7.41(1H,dd),7.53(1H,d);m/z:LCMSによるイオン化が不十分。
(b)3-(1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イルアミノ)-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(122mg,0.130mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg,0.67mmol),5-ブロモ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン(145mg,0.670mmol)及び炭酸セシウム(658mg,2.02mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イルアミノ)-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.240g、83%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.39(3H,s),3.91(3H,s),3.92(3H,s),4.22(2H,d),4.26(2H,s),7.26-7.34(2H,m),7.43(1H,t),7.58-7.65(1H,m),7.68-7.73(1H,m),7.76(1H,s),8.28(1H,s),10.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=432.1
(c)3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
カルバミン酸アンモニウム(109mg、1.39mmol)を、MeOH(5mL)中の3-(1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イルアミノ)-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(240mg、0.56mmol)及び[アセトキシ(フェニル)-λ3-ヨーダニル](537mg、1.67mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.079g、31%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.38(3H,s),3.88(3H,s),3.89(4H,s),4.34(2H,s),4.40(2H,d),7.27-7.34(2H,m),7.40(1H,t),7.64-7.71(2H,m),7.82(1H,s),8.27(1H,s),10.08(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=463.2
(d)3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(3.0mL、21mmol)を、3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(62mg、0.13mmol)に添加した。得られた懸濁液を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のトリフルオロ酢酸を用いて精製し、3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(17mg、28%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.48(3H,s),4.06(4H,s),4.52(2H,s),4.58(2H,s),7.37(1H,d),7.61-7.73(2H,m),7.73-7.80(1H,m),7.87(1H,s),7.95(1H,d),8.00(1H,s),8.14(1H,s),9.23(1H,s),11.48(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=448.1
実施例181及び182
rel-(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド及びrel-(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000231
(a)5-ブロモ-2-エチルスルファニル-1.3-ジメチル-ベンゼン
トリエチルアミン(3.27mL、23.5mmol)を、4-ブロモ-2,6-ジメチル-ベンゼンエチオール(1.70g、7.83mmol)及びブロモエタン(1.02g、9.40mmol)のアセトニトリル(50mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。反応混合物をEtOAc(250mL)で希釈し、塩水で3回(各250mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-ブロモ-2-エチルスルファニル-1,3-ジメチル-ベンゼン(1.8g、収率94%)を固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,t),2.47(6H,s),2.68(2H,q),7.39(2H,s).LCMSによるイオン化が不十分。
(b)(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-エチル-イミノ-オキソ-λ-スルファン
カルバミン酸アンモニウム(1.21g、15.5mmol)を、MeOH(50mL)中の5-ブロモ-2-エチルスルファニル-1,3-ジメチル-ベンゼン(1.900g、7.75mmol)及び[アセトキシ(フェニル)-λ3-ヨーダニル]アセテート(6.24g、19.4mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-エチル-イミノ-オキソ-λ-スルファン(1.38g、65%)を白色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.13(3H,t),2.66(6H,s),3.15(2H,qd),4.48(1H,s),7.47(2H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=275.9
(c)3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
(4-ブロモ-2,6-ジメチル-フェニル)-エチル-イミノ-オキソ-λ-スルファン(418mg、1.51mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、1.01mmol)、炭酸セシウム(986mg、3.03mmol)及びBrettPhos Pd G3(183mg、0.200mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。塩化チオニル(2.00mL、27.4mmol)を、0℃でMeOH(20mL)中の得られた残渣の懸濁液中に滴下した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.096g、19%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.17(3H,dt),2.44(3H,s),2.71(6H,s),3.05-3.22(2H,m),3.91(6H,s),4.25(1H,s),7.31(1H,d),7.43(1H,t),7.71(3H,d),8.25(1H,s),10.19(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=493.2
(d)rel-(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド及びrel-(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、(rac)-メチル3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(94mg、0.19mmol)に加えた。得られた懸濁液を70℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取キラル-HPLCにより、3ミクロン、4.6mm×100mm、CHIRAL ART Cellulose-SBカラムを用い、溶離液として定組成の1:1 メチルtert-ブチルエーテル-MeCNを用いて精製し、rel-(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(26mg、29%)及びrel-(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(24mg、収率26%)をそれぞれ黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.16(3H,t),2.46(3H,s),2.70(6H,s),3.05-3.23(2H,m),3.91(3H,s),4.26(1H,s),7.38-7.47(2H,m),7.69(3H,s),7.99(1H,d),8.19(1H,s),8.27(1H,s),11.48(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=478.3
実施例183
3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000232
(a)6-クロロ-3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(600μL、3.42mmol)を、NMP(3mL)中の2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-アミン(626mg、3.42mmol)及び6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、1.14mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を150℃で20時間加熱した次いで、反応物を水で希釈した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、風乾して6-クロロ-3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.169g、39%)を褐色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]=383.1
(b)6-クロロ-3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、6-クロロ-3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(85mg、0.22mmol)に添加した。得られた懸濁液を100℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をMeCNで希釈し、次いで、再濃縮して、6-クロロ-3-((2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロベンゾ[c]チオフェン-5-イル)アミノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(78mg、収率46%)を褐色固体として得た。
(c)3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
CataCXium A Pd G3(15mg、0.020mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(108mg、0.420mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(45mg、0.21mmol)、酢酸カリウム(63mg、0.64mmol)及びcataCXium A(7.6mg、0.020mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.5mL)を添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。Pd(dppf)Cl(16mg、0.020mmol)、フッ化セシウム(97mg、0.64mmol)及び6-クロロ-3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド(78mg、0.21mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(25mg、25%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.94(3H,br d),4.08(3H,s),4.44(2H,s),4.51(2H,s),7.34(1H,d),7.49(1H,br s),7.66-7.74(1H,m),7.87(2H,br s),7.93(1H,s),8.85(1H,br s),8.90(1H,s),9.34(1H,br s),11.68(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=465.2
実施例184
5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000233
(a)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.240mL、1.37mmol)を、DMA(3mL).中の6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.46mmol)及び1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-アミン(108mg、0.55mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を120℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を水(50mL)で希釈した。得られた沈殿物を濾過により回収し、真空下で乾燥させて、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.130g、72%)を褐色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.89(3H,d),3.02(3H,s),3.80(3H,s),4.64(2H,s),6.92(1H,d),7.62(1H,dd),7.72(1H,d),7.87(1H,br q),10.16(1H,s)m/z:(ES+),[M+H]+=398.2
(b)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
メタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.30mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で15時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.115g、100%)を褐色固体として得た;(500MHz,DMSO-d6)δ 2.92(3H,d),3.01(3H,s),4.63(2H,s),6.91(1H,d),7.35(1H,br s),7.52-7.61(2H,m),7.63(1H,dd),7.69(1H,d),11.32(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=383.1
(c)5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
CataCXium A Pd G3(34mg、0.050mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(180mg、0.71mmol)、7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(100mg、0.47mmol)、酢酸カリウム(139mg、1.41mmol)及びcataCXium A(17mg、0.050mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2.5mL)を添加した。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
PdCl(dppf)(35mg、0.050mmol)、フッ化セシウム(215mg、1.41mmol)、及び6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(181mg、0.470mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~60%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(40mg、18%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.02(3H,s),4.00(3H,s),4.66(2H,s),6.94(1H,d),7.36(1H,br s),7.66-7.77(2H,m),7.83(1H,s),8.01(1H,br q),8.51(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.45(1H,s);m/z(ES+),[M+H]+=480.1
実施例185
5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000234
(a)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.523mL、3.00mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.231g、1.00mmol)及び1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-アミン(0.238g、1.20mmol)のDMF(4.5mL)溶液に徐々に加えた。得られた混合物を、マイクロ波照射下、120℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.261g、64%)フレーク状の鮮橙色の固体として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)1.09-1.16(2H,m),1.18-1.25(2H,m),2.48-2.60(1H,m),3.16(3H,s),4.01(3H,s),4.35(2H,s),6.72(1H,d),7.46(1H,dd),7.53(1H,s),10.04(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=409.0
(b)5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.24mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(90mg、0.37mmol)及びPd(dppf)Cl-ジクロロメタン複合体(20mg、0.02mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。次いで、1,4-ジオキサン(2.1mL)を添加した後、脱気した2Mのリン酸カリウム水溶液(370μL、0.73mmol)を加えた。得られた混合物を、マイクロ波照射下、100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を4:1ジクロロメタン/イソプロパノールで希釈し、飽和塩化アンモニウムで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、塩化リチウム水溶液及びジクロロメタン(2mL)と触媒ヨウ化テトラブチルアンモニウムの混合物中で終夜攪拌した。次いで、混合物を1M HClでpH6に酸性化し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣をさらに精製せずに次の工程に使用した。
(c)5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
HATU(111mg、0.290mmol)を、5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸(120mg、0.24mmol)のDMF(2mL)溶液に加えた。DIPEA(213μL,1.22mmol)を加え、混合物を15分間撹拌した。次いで、塩化アンモニウムトリエチルシラン(65.3ml、1.22mmol)を添加し、得られた混合物を90分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として1%のアンモニアを用いて精製した。得られた物質をジクロロメタン(50mL)に溶解し、飽和塩化アンモニウム、飽和重炭酸ナトリウム、5%塩化リチウム及び塩水で順に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.044g、37%)を黄色固体として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)0.88-1.03(2H,m),1.11-1.25(2H,m),1.97-2.08(1H,m),3.15(3H,s),4.04(3H,s),4.36(2H,s),5.46(1H,br s),6.73(1H,d),7.59(1H,dd),7.72(1H,s),7.84(1H,br d),8.04(1H,s),8.66(1H,s),8.94(1H,s),10.85(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=491.0
実施例186
5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000235
(a)6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(180μL、1.09mmol)を、1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-アミン(198mg、1.00mmol)及び6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.91mmol)のDMF(0.73mL)溶液に添加した。得られた溶液を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過により回収して、6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.145g、40%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.05(3H,s),3.89(3H,s),4.00(3H,s),4.70(2H,s),6.97(1H,d),7.59(1H,dd),7.70(1H,s),10.09(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=399.2.
(b)5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
ビス(ピナコラート)ジボロン(449mg、1.77mmol)、cataCXium A(25mg、0.070mmol)、cataCXium A Pd G3(52mg、0.070mmol)、酢酸カリウム(208mg、2.12mmol)及び7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(150mg、0.71mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.5mL)を添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
フッ化セシウム(166mg、1.09mmol)、Pd(dppf)ClDCM付加物(27mg、0.040mmol)及び6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(145mg、0.360mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。全行程からのホウ素化混合物をシリンジで添加した。得られた懸濁液に窒素を5分間スパージし、次いで100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、DCM(5mL)で希釈し、Celiteにロードした。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチルを褐色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=496.2.
(c)5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(125mg、0.25mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(27mg、22%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.05(3H,s),3.95(3H,s),3.99(3H,s),4.69-4.73(2H,m),6.99(1H,d),7.69(1H,dd),7.74(1H,br d),7.81(1H,s),8.00(1H,br d),8.41(1H,s),8.63(1H,s),9.00(1H,s),11.37(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=481.2.
実施例187
3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000236
(a)3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、4-(4-ブロモフェニル)-1,4-チアジナン1,1-ジオキシド(93mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(313mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.073g、44%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.16(4H,m),3.74(4H,m),3.83(3H,s),4.02(3H,s),7.06(2H,d),7.72(2H,d),7.93(1H,s),8.51(1H,s),8.54(1H,s),9.04(1H,d),10.31(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=523.1
(b)3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(55mg、0.11mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、51%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.92(3H,d),3.10-3.19(4H,m),3.68-3.75(4H,m),3.99(3H,s),7.03(2H,d),7.31(1H,s),7.68(2H,d),7.70(1H,s),7.99(1H,br q),8.50(1H,s),8.71(1H,s),8.99(1H,s),11.33(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=508.2
実施例188
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000237
(a)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(2mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(312mg、0.96mmol)及び(4-ブロモフェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(10mg、0.04mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.070g、収率46%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=481.2
(b)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、MeOH(0.1mL)中の3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(55mg、0.11mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として10~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(17mg、収率32%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.95(3H,d),3.20(6H,s),4.04(3H,s),6.93(2H,d),7.36(1H,s),7.62(2H,d),7.76(1H,s),7.97(1H,br q),8.65(1H,s),8.80(1H,s),9.13(1H,s),11.35(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=466.1
実施例189
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000238
(a)(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン
Pd(dba)(152mg、0.170mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(20mL)中のXantphos(96mg、0.17mmol)、1-ブロモ-2-フルオロ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.66mmol)、イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(155mg、1.66mmol)及び炭酸セシウム(1.62mg、4.99mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(0.340g、収率77%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.26(6H,s),6.69-6.76(1H,m),6.82-6.93(1H,m),7.44(1H,t).m/z:(ES+),[M+H]+=266.0
(b)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(34mg,0.040mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(100mg,0.38mmol),3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(118mg,0.38mmol)及び炭酸セシウム(367mg,1.13mmol)に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~25%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.085g、収率45%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.82(3H,d),3.25(6H,d),3.74(3H,s),4.00(3H,s),6.70-6.80(1H,m),6.80-6.88(1H,m),7.51(1H,d),7.96(1H,br q)8.35(1H,td),8.46(1H,s),9.01(1H,s),10.44(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=499.2
(c)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.16mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.016g、収率20%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.23(6H,s),4.01(3H,s),6.75-6.84(2H,m),7.34(1H,s),7.73(1H,s),8.01(1H,br q),8.44(1H,t),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.44(1H,d).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -128.26.m/z:(ES+),[M+H]+=484.2
実施例190
3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000239
(a)(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン
Pd(dba)(144mg、0.160mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(25mL)中のXantphos(91mg、0.16mmol)、1-ブロモ-2,3-ジフルオロ-4-ヨード-ベンゼン(500mg、1.57mmol)、イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(146mg、1.57mmol)及び炭酸セシウム(1.53g、4.70mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(0.360g、収率81%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 3.32(6H,s),6.92-6.98(1H,m),7.24-7.32(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=283.9
(b)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(28.9mg、0.03mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(15mL)中の(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミノ-ジメチル-オキソ-λ-スルファン(100mg、0.35mmol)、3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、49%)を褐色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.82(3H,d),2.88(3H,d),3.74(3H,s),4.00(3H,s),4.01(3H,s),6.98(1H,d),8.14(1H,br q)8.39-8.54(2H,m),9.01(1H,s),9.05(1H,s),10.44(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=517.2
(c)3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.15mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(0.018g、収率22%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.93(3H,d),3.27(6H,s),4.01(3H,s),6.97(1H,td),7.39(1H,s),7.77(1H,s),8.01(1H,br q),8.17(1H,br s),8.25(1H,td),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.03(1H,s),11.58(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=502.2
実施例191
3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000240
(a)3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)、2-(4-ブロモフェニル)-1,2-チアゾリジン1,1-ジオキシド(106mg、0.380mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、49%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.41(2H,p),2.92(3H,d),3.51(2H,t),3.75(2H,t),3.84(3H,s),4.03(3H,s),7.20-7.30(2H,m),7.85(2H,d),7.92(1H,d),8.53(2H,d),9.06(1H,s),10.44(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=509.2
(b)3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70.00mmol)を、MeOH(10mL)中の3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で3日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として5~30%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド(22mg、38%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.35-2.44(2H,m),2.96(3H,d),3.49(2H,t),3.74(2H,t),4.02(3H,s),7.19-7.30(2H,m),7.40(1H,s),7.81(3H,m),8.01(1H,d),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.52(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=494.3
実施例192
3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000241
(a)3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(58mg、0.060mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(5mL)中の3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)、2-(4-ブロモフェニル)チアジナン1,1-ジオキシド(93mg、0.32mmol)及び炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(0.107g、64%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.77-1.87(2H,m),2.11-2.21(2H,m),2.94(3H,d),3.25-3.29(2H,m),3.59-3.67(2H,m),3.84(3H,s),4.01(3H,s),7.31(2H,d),7.84(2H,d),7.96(1H,br q),8.50(1H,s),8.54(1H,s),9.05(1H,s),10.50(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=523.2
(b)3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、l3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(89mg、0.17mmol)に添加した。得られた懸濁液を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×100mm、XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イルアニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド(22mg、26%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.73-1.89(2H,m),2.08-2.23(2H,m),2.97(3H,d),3.23-3.32(2H,m),3.56-3.68(2H,m),4.01(3H,s),7.29(2H,d),7.40(1H,s),7.78(1H,s),7.81(2H,d),8.02(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),9.02(1H,s),11.61(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=508.2
実施例193
3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000242
(a)N-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-フェニル)ホルムアミド
ギ酸(2.00mL、52.2mmol)を無水酢酸(2.00mL、21.2mmol)に加えた。得られた無色の溶液を25Cで30分間撹拌した。2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリン(190mg、1.00mmol)を加えた。得られた淡黄色の溶液を25Cで24時間撹拌した。反応物を無色の油状物へと濃縮し、次いで、EtOAc(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(30mL)でクエンチした。得られた混合物を30分間撹拌し、次いで、分離した。水層をEtOAcで2回(各10mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ,濾過し、濃縮して、N-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-フェニル)ホルムアミド(0.206g、94%)を白色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)3.22(3H,s),7.74(1H,br d),7.83(1H,dd),8.40(1H,br s),8.45(1H,br s),10.55(1H,br s).m/z:(ES-),[M-H]+=216.
(b)6-クロロ-3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-3-(2-フルオロ-N-ホルミル-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
油中60wt%の水素化ナトリウム(38mg、0.95mmol)をN-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-フェニル)ホルムアミド(206mg、0.95mmol)のDMF(3mL)溶液に加えた。反応物を25Cで20分間撹拌した。6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(186mg、0.85mmol)をDMF(4mL)溶液として添加した。反応物を25Cで16時間撹拌した。次いで、反応物を60Cで2時間撹拌した。反応物を室温に冷却した後、水(50ml)でクエンチした。得られた懸濁液を濾過して、6-クロロ-3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-3-(2-フルオロ-N-ホルミル-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.192g、54%)の3:1混合物を淡黄色固体として得た。これを次のステップに持ち越した。
主要生成物:1H NMR(500MHz,DMSO-d6,27C)2.99(3H,d),3.84(3H,s),7.72-7.97(2H,m),8.14(1H,br q),8.84(1H,t),10.90(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=389.0
微量生成物:1H NMR(500MHz,DMSO-d6,27C)3.24(3H,d),3.97(3H,s),7.72-7.97(2H,m),8.48(1H,t),8.88(1H,br d),10.62(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=417.0(c)3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(0.159g、0.750mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.476g、1.88mmol)、cataCXium A Pd G3(0.055g、0.080mmol)、cataCXium A(0.027g、0.080mmol)及び酢酸カリウム(0.221g、2.25mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(3.5mL)を加え、得られた混合物を80Cで24時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.192g、0.460mmol)、Pd(dppf)Cl2*ジクロロメタン付加物(0.038g、0.050mmol)及びフッ化セシウム(0.210g、1.38mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化反応混合物をシリンジで添加した。得られた混合物を100Cで2時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(25mL)で希釈し、Celite上にロードした後、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(0.108g、48%)を淡黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6,27C)2.96(3H,d),3.24(3H,s),3.85(3H,s),4.01(3H,s),7.81(1H,dd),7.87(1H,dd),8.04(1H,br q),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,t),9.07(1H,s),11.08(1H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=486.0
(d)3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
水酸化リチウム一水和物(93mg、2.22mmol)を、MeOH(1mL)、THF(1mL)、及び水(1mL)中の3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル(108mg、0.22mmol)の懸濁液に添加した。得られた懸濁液を50Cで1時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、次いで、2MのHCl水溶液(1.3mL、2.6mmol)で処理した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDMF(2mL)に溶解させた。HATU(0.100g、0.26mmol)、塩化アンモニウム(0.118g、2.20mmol)及びDIPEA(0.1mL、0.57mmol)を順に反応混合物に添加した。得られた橙色の溶液を25Cで24時間撹拌した。追加のHATU(0.167mg、0.44mmol)及びDIPEA(0.15mL、0.86mmol)を添加し、反応物を25Cで60時間撹拌した。反応物を水(50mL)で希釈し、次いで、3:1クロロホルム-イソプロパノールで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、Celite上で濃縮した。この物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~1%のアンモニアを用いて精製し、黄色の固体を得た。次いで、この物質をMeOH(5mL)に懸濁し、濾過し、MeOH(5mL)で洗滌して、3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド(19mg、18%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6,27C)2.99(3H,br d),3.23(3H,s),4.01(3H,s),7.52(1H,br s),7.72-7.84(2H,m),7.87(1H,br s),8.08(1H,br q),8.52(1H,s),8.73(1H,s),8.94-9.11(2H,m),12.25(1H,br d).m/z:(ES+),[M+H]+=471.1
実施例194
(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000243
(a)(R)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル
DIPEA(1.69mL、9.67mmol)を、DMAP(79mg、0.64mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.50mL、6.45mmol)及び(R)-(4-ブロモフェニル)-エチル-イミノ-オキソ-λ-スルファンのTHF(2mL)溶液に添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(R)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(300mg、26.7%)を白色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,t),1.25(9H,s),3.45-3.61(2H,m),7.76-7.86(2H,m),7.87-7.97(2H,m).LCMSではイオン化しなかった。
(b)(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イルピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(29mg、0.030mmol)を、1,4-ジオキサン(15mL)中の炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)、(R)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(333mg、0.960mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.320mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をMeOH(10mL)に溶解した。塩化チオニル(2.00mL、27.4mmol)を加え、得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、39%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.24(3H,t),2.94(3H,d),3.86(3H,s),3.95(3H,q),4.15(3H,s),7.69-7.77(1H,m),8.04(2H,d),8.26(2H,d),8.73(1H,s),9.01(1H,s),9.65(1H,s),10.97(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=481.2
(c)(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、MeOH(10mL)中の(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、100Å、5μm、19mm×250mm SunFire C18 OBD Prepカラムを用い、溶離液として10~19%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(28mg、48%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,t),2.99(3H,d),3.11(2H,q),4.03(4H,s),7.52(1H,s),7.84(3H,m),7.96-8.11(3H,m),8.54(1H,s),8.74(1H,s),9.05(1H,s),11.96(1H,s).(ES+)[M+H]+=466.1.
実施例195
(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000244
(a)(S)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル
DMAP(79mg、0.64mmol)を、炭酸ジ-tert-ブチル(1.50mL、6.45mmol)、(S)-(4-ブロモフェニル)-エチル-イミノ-オキソ-λ-スルファン(800mg、3.22mmol)及びDIPEA(1.69mL、9.67mmol)のTHF(2mL)溶液に加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、(S)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(350mg、31%)を白色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,t),1.25(9H,s),3.54(2H,qd),7.78-7.84(2H,m),7.90-7.95(2H,m);LCMSではイオン化しなかった。
(b)(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos G3 Pd(29mg、0.030mmol)を、1,4-ジオキサン(10mL)中の炭酸セシウム(310mg、0.96mmol)、(S)-N-[(4-ブロモフェニル)-エチル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(330mg、0.96mmol及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をMeOH(8ml)に溶解し、塩化チオニル(2.00ml、27.4mmol)を加えた。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)anilino]-5-(methylamino)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、46%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.22-1.26(3H,m),2.94(3H,d),3.86(3H,s),3.95(2H,t),4.15(3H,s),7.73(1H,q),8.05(2H,d),8.27(2H,d),8.73(1H,s),9.01(1H,s),9.65(1H,s),10.98(1H,s);イミドイルNHシグナルは広い残留水のピークの下に埋もれていた;m/z:(ES+),[M+H]+481.2
(c)(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2.0mL、14mmol)を、(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(65mg、0.14mmol)に添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、100Å、5μm、30mm×150mm SunFire C18 Prepカラムを用い、溶離液として5~15%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(17mg、27%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,t),2.99(3H,d),3.11(2H,m),3.99-4.20(4H,m),7.52(1H,s),7.84(3H,m),7.96-8.11(3H,m),8.54(1H,s),8.74(1H,s),9.05(1H,s),11.96(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+466.1
実施例196及び197
rel-(R)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド及びrel-(S)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000245
(a)(4-ブロモフェニル)-イミノ-イソプロピル-オキソ-λ-スルファン
カルバミン酸アンモニウム(0.844g、10.8mmol)を、1-ブロモ-4-イソプロピルスルファニル-ベンゼン(1.00g、4.33mmol)及び[アセトキシ(フェニル)-λ3-ヨーダニル]アセテート(4.18g、13.0mmol)のMeOH(10mL)溶液に添加した。得られた溶液を25℃で3時間撹拌した。得られた残渣を、C18逆相クロマトグラフィにより、溶離液として5~90%のMeCN-HOを用いて精製し、(4-ブロモフェニル)-イミノ-イソプロピル-オキソ-λ-スルファン(0.900g、79%)を黄色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.01-1.18(6H,m),3.16-3.28(1H,m),4.26(1H,s),7.77(2H,d),7.82(2H,d);m/z:(ES+),[M+H]+=262.0
(b)N-[(4-ブロモフェニル)-イソプロピル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル
DMAP(0.350g、2.86mmol)を、(4-ブロモフェニル)-イミノ-イソプロピル-オキソ-λ-スルファン(1.50g、5.72mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル(2.66mL、11.4mmol)及びDIPEA(3.00mL、17.16mmol)のDCM(15mL)溶液に添加した。得られた溶液を25℃で18時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、N-[(4-ブロモフェニル)-イソプロピル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(0.875g、42%)を白色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.09(3H,d),1.22(9H,s),1.27(3H,d),3.60-3.70(1H,m),7.74(2H,d),7.92(2H,d).m/z:(ES+),[M+H]+=362.2
(c)3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-S-イソプロピル-スウホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
Brettphos Pd G3(87mg、0.10mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(8mL)中の3-アミノ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.48mmol)、tert-ブチルN-[(4-ブロモフェニル)-イソプロピル-オキソ-λ-スルファニリデン]カルバミン酸tert-ブチル(347mg、0.96mmol)及び炭酸セシウム(468mg、1.44mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-S-イソプロピル-スウホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.153g、54%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.14(3H,d),1.25(9H,s),1.28(3H,d),2.95(3H,d),3.64(1H,七重線),3.86(3H,s),4.02(3H,s),7.77(2H,d),8.01(1H,br q),8.14(2H,d),8.51(1H,s),8.54(1H,s),9.07(1H,s),10.80(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=595.6
(d)3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン中4MのHCl(3.0mL、12mmol)を、MeOH(3mL)中の3-[4-(N-tert-ブトキシカルボニル-S-イソプロピル-スウホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(140mg、0.24mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.112g、96%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.30(3H,d),1.39(3H,d),2.95(3H,d),3.86(4H,s),4.15(3H,s),4.18-4.26(1H,m),7.73(1H,br q),8.02(2H,d),8.28(2H,d),8.74(1H,s),9.03(1H,s),9.68(1H,s),10.99(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=495.2
(e)rel-(R)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド及びrel-(S)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(92mg、0.19mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で20時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、50mm×150mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらに、分取キラルHPLCにより、Chiralpak IH3カラムを用い、定組成の1:1 MeOH-IPAを溶離液として用い、アンモニアを修飾剤として用いて精製し、rel-(R)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(7.5mg、8.2%)及びrel-(S)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(18mg、20%)をそれぞれ黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.11 - 1.19(6H,m),2.99(3H,d),3.12-3.23(1H,m),3.94(1H,s),4.02(3H,s),7.49(1H,s),7.74-7.82(2H,m),7.84(1H,s),7.98-8.07(3H,m),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.04(1H,s),11.95(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=480.1
実施例198
3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000246
(a)3-(4-tert-ブチルスルファニルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
BrettPhos Pd G3(130mg、0.15mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(40mL)中の炭酸セシウム(312mg、0.960mmol)、1-ブロモ-4-tert-ビチルスルファニル-ベンゼン(352mg、1.44mmol)及び3-アミノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(300mg、0.96mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-(4-tert-ブチルスルファニルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.250g、55%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.26(9H,s),2.95(3H,d),3.85(3H,s),4.02(3H,s),7.44-7.54(2H,m),7.83-7.93(2H,m),7.99(1H,br q),8.51(1H,s),8.55(1H,s),9.06(1H,s),10.57(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=478.2
(b)3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
カルバミン酸アンモニウム(82.0mg、1.05mmol)を、MeOH(20mL)中の[アセトキシ(フェニル)-λ3-ヨーダニル]アセテート(405mg、1.26mmol)、3-(4-tert-ブチルスルファニルアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4、5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.42mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.070g、33%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.25(9H,s),2.95(3H,d),3.86(3H,s),3.91-4.00(1H,m),4.02(3H,s),7.79-7.83(2H,m),7.99-8.03(1H,m),8.04-8.12(2H,m),8.51(1H,s),8.55(1H,s),9.07(1H,s),10.77(1H,s);m/z:(ES+),[M+2H]2+=255.2
(c)3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、MeOH(10mL)中の3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.12mmol)iに加えた。得られた懸濁液を80℃で10時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取SFCにより、5ミクロン、20mm×250mm、Triart Diol-NPカラムを用い、溶離液として定組成の35%MeOH-sCOを用い、修飾剤として8mMのアンモニアを用いて精製し、3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(12mg、21%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.25(9H,s),3.00(3H,d),3.90(1H,s),4.03(3H,s),7.51(1H,d),7.76-7.82(2H,d),7.86(1H,s),7.96-8.15(3H,m),8.54(1H,s),8.74(1H,s),9.05(1H,s),11.97(1H,s);m/z:(ES+)[M+H]+=494.3.
実施例199
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000247
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸
3-アミノ-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、0.24mmol)、1-ブロモ-4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)ベンゼン(79mg、0.29mmol)、BrettPhos Pd G3(22mg、0.020mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(69mg、0.72mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(2mL)を添加し、この混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を1N HClで酸性化し、酢酸エチルで洗浄した。水層を濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、さらに精製せずに次の工程に使用した。
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.25mL、1.4mmol)を、DMF(2mL)中の5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸(118mg、0.240mmol)、塩化アンモニウム(51.2mg、0.96mmol)及びHATU(180mg、0.48mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~8%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(32mg、27%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.23-1.36(2H,m),1.56-1.68(2H,m),2.87(3H,s),2.98(3H,d),4.03(3H,s),7.42(1H,br s),7.53(2H,d),7.79(1H,br s),7.85(2H,d),8.03(1H,br q),8.53(1H,s),8.74(1H,s),9.04(1H,s),11.70(1H,s;m/z:(ES+),[M+H]+493.3
実施例200
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000248
(a)3-アミノ-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(200mg、0.94mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(359mg、1.41mmol)、酢酸カリウム(278mg、2.83mmol)、cataCXium A Pd G3(69mg、0.090mmol)及びcataCXium A(34mg、0.090mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(5mL)を添加し、反応物を80℃で20時間加熱した。反応物を室温に冷却し、放置した。
3-アミノ-6-クロロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(410mg、1.88mmol)、PdCl(dppf)-DCM付加物(77mg、0.090mmol)及びフッ化セシウム(286mg、1.88mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化反応混合物をバイアルにシリンジで加えた。バイアルを真空脱気し、窒素を2回充填した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-アミノ-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(158mg、53%)を薄茶色の固体として得た;1H NMR(500MHz,メタノール-d4)δ ppm 3.88-3.92(3H,m),3.93(3H,s),4.07(3H,s),8.37(1H,s),8.44(1H,s),8.98(1H,s).NH2ピークは交換された;m/z:(ES+),[M+H]+315.2
(b)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸
3-アミノ-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.19mmol)、1-ブロモ-4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)ベンゼン(63mg、0.23mmol)、BrettPhos Pd G3(17mg、0.020mmol)及びナトリウムtert-ブトキシド(55.0mg、0.57mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(2mL)を添加し、この混合物を真空脱気し、窒素を2回充填した得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を1N HCl水溶液で酸性化し、次いで、酢酸エチルで洗浄した。次いで、水層を濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、さらに精製せずに次の工程に直接使用した。
(c)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド
DIPEA(0.199mL、1.14mmol)を、DMF(2mL)中の5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボン酸(94mg、0.19mmol)、塩化アンモニウム(41mg、0.76mmol)及びHATU(145mg、0.380mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0-8%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド(4mg、4.3%)を明るい黄色の固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.24-1.32(2H,m),1.57-1.64(2H,m),2.86(3H,s),3.97(3H,s),3.99(3H,s),7.55(2H,d),7.74-7.83(3H,m),8.03(1H,br s),8.40(1H,s),8.62(1H,s),8.99(1H,s),11.61(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+494.4
実施例201
5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000249
(a)6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-メチルピラゾール-4-アミン(106mg、1.09mmol)を、6-クロロ-3-フルオロ-5-メトキシ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.91mmol)及びDIPEA(0.475mL、2.72mmol)のDMF(15mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、93%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.82(3H,s),3.84(3H,s),4.07(3H,s),7.67-7.75(1H,m),7.99(1H,d),9.92(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+298.1
(b)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
PdCl(dppf)(49.2mg、0.07mmol)を、DMF(5mL)中の(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ボロン酸(143mg、0.81mmol)、フッ化セシウム(204mg、1.34mmol)及び6-クロロ-5-メトキシ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(200mg、0.67mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、57%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.85(3H,s),3.86(3H,s),3.96(3H,s),3.98(3H,s),7.79(1H,s),8.11(1H,s),8.38(2H,s),9.01(1H,s),10.08(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=395.2
(c)5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(0.714mL、5.00mmol)を、MeOH(10mL)中の5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(110mg、0.28mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を70℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm C18カラムを用い、溶離液として5~20%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(45mg、収率41%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 3.86(3H,s),3.99(3H,s),4.00(3H,s),7.69(1H,s),7.74(1H,d),7.92(1H,s),8.12(1H,d),8.41(1H,s),8.60(1H,s),9.00(1H,s),11.00(1H,s)m/z:(ES+),[M+H]+=380.2
実施例202
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000250
(a)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.24mL、1.4mmol)を、アセトニトリル(2mL)中の6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(60mg、0.27mmol)及び1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-アミン(55mg、0.33mmol)の混合物に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を120℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(83mg、83%)を黄色固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=367.2
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(60mg、0.28mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(79mg、0.31mmol)、酢酸カリウム(83mg、0.85mmol)、cataCXium A Pd G3(21mg、0.030mmol)及びcataCXium A(10mg、0.030mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。DMF(2mL)を加え、得られた混合物を80Cで20時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、放置した。
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(103mg、0.280mmol)、PdCl(dppf)-DCM不付加物(23mg、0.030mmol)及びフッ化セシウム(86mg、0.56mmol)をマイクロ波バイアル内で混合し、これを真空脱気し、窒素を3回充填した。ホウ素化反応混合物をバイアルにシリンジで加えた。バイアルを真空脱気し、窒素を2回充填した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(37mg、28%)を薄茶色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=464.4
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(2mL、14mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(37mg、0.080mmol)に添加した。得られた混合物を120℃で3時間、次いで、140℃で1時間撹拌した。反応物を濃縮した。得られた残渣を2MのKOH水溶液(0.50mL、1.0mmol)、MeOH(1mL)及びTHF(1mL)に懸濁した。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を1MのHCl水溶液(1.2mL、1.2mmol)でクエンチした。得られた混合物を濃縮し、次いで、DMF(1mL)に溶解した。塩化アンモニウム(17mg,0.32mmol),HATU(61mg,0.16mmol)及びDIPEA(0.084mL,0.48mmol)を順に加えた。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~8%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(22mg、61%)を黄色固体として得た;1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ ppm 1.88-2.07(4H,m),3.00(3H,d),3.49(2H,td),3.93-4.00(2H,m),4.02(3H,s),4.32-4.43(1H,m),7.29(1H,br s),7.67(1H,br s),7.77(1H,s),8.01(1H,br q),8.18(1H,s),8.52(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.01(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=449.3
実施例203
3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000251
(a)3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
CataCXium A Pd G2(2.52g、3.77mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(1mL)中の7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(4.00g、18.9mmol)、酢酸カリウム(5.55g、56.6mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(9.58g、37.7mmol)及びビス(1-アダマンチル)-ブチル-ホスホニウムテトラフルオロボラート(1.68g、3.77mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(4.14g、18.9mmol)、及びフッ化セシウム(8.60g、56.6mmol)を、窒素下、反応混合物に加えた。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.90g、32%)を橙色の固体として得た;H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.83(3H,d),3.81(3H,s),4.02(3H,s),7.89(1H,br q),8.48(1H,s),8.50(1H,s),9.12(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=317.0
(b)3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)を、1-イソプロピルピラゾール-4-アミン(79mg、0.63mmol)及びDIPEA(170μL、0.95mmol)のDMSO(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.090g、68%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.44(6H,d),2.97(3H,d),3.82(3H,s),4.02(3H,s),4.42-4.54(1H,m),7.78(1H,s),7.92(1H,br q),8.19(1H,s),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.07(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=422.2
(c)3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(1.0mL、7.0mmol)を、3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(70mg、0.17mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として2~25%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(27mg、40%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.43(6H,d),2.98(3H,d),4.00(3H,s),4.40-4.52(1H,m),7.27(1H,s),7.65(1H,s),7.72(1H,s),7.98(1H,br q),8.14(1H,s),8.51(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),10.97(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=407.2
実施例204
3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000252
(a)3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸tert-ブチル(143mg、1.38mmol)を、窒素下、ジブロモメタン(10mL)中のブロモトリメチルシラン(120μL、0.92mmol)及び3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.46mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0-20%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g、収率47%)を黄色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.91(3H,d),3.80(3H,s),8.20(1H,q);m/z(ES+),[M+2+H]+=281.9
(b)6-クロロ-3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
炭酸セシウム(232mg、0.710mmol)を、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.36mmol)、1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-アミン(115mg、0.530mmol)及びXantPhos Pd G3(68mg、0.070mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、54%)を褐色固体として得た;1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 2.20-2.49(4H,m),2.83-3.04(4H,m),3.18(3H,br d),3.78(3H,s),4.56(1H,dt),7.80(1H,s),7.83-7.94(1H,m),8.09(1H,s),9.93(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=415.0
(c)3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
7-ブロモ-3-メチル-イミダゾ[4,5-c]ピリジン(41mg、0.19mmol)を、窒素下、DMF(10mL)中のビス(ピナコラート)ジボロン(122mg、0.480mmol)、cataCXiumAテトラフルオロボラート(13mg、0.020mmol)、CataCXium A Pd G2(8.6mg、0.020mmol)及び酢酸カリウム(57mg、0.58mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。この反応混合物に、Pd(dppf)ClDCM付加物(14mg、0.020mmol)、フッ化セシウム(88mg、0.58mmol)及び6-クロロ-3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.19mmol)を添加した。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.060g,61%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.24-2.46(4H,m),2.91(3H,d),3.14-3.19(2H,m),3.21-3.43(2H,m),3.74(3H,s),4.00(3H,s),4.55-4.67(1H,m),7.88(1H,s),8.20(1H,s),8.52(1H,s),8.98(1H,s),9.05(1H,s).2つのNHプロトンはベースラインまで広がった。
(d)3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(55mg、0.11mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、19mm×250mm XSelect CSH Prep C18 OBDカラムを用い、溶離液として2~24%のMeCN-HOを用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(1.2mg、2.1%)を黄色固体として得た;1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.29-2.43(4H,m),2.98(3H,d),3.19-3.51(4H,m),4.01(3H,s),4.54-4.64(1H,m),7.29(1H,s),7.67(1H,s),7.82(1H,s),8.01(1H,br q),8.18(1H,s),8.52(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.02(1H,s);m/z:(ES+),[M+H]+=497.2
実施例205
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000253
(a)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(221μL、1.26mmol)を、1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-アミン(91mg、0.51mmol)及び3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.25mmol)のDMSO(8mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応混合物をDCMで希釈し、水及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.075g、収率62%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.24(7H,d),2.49(4H,s),2.96(3H,d).3.27(1H,s),3.81(3H,s),4.01(3H,s),6.97(1H,dd),7.91(1H,br q),8.18(1H,s),8.50(2H,d),9.03(1H,s),10.08(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=477.3
(b)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(75mg、0.16mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、カラムとして5ミクロン、30×250mm、YMC-Actus Triart C18を用い、溶離液として20~35%のMeCN-水を用い、修飾剤として10mMの炭酸アンモニウム及び0.1%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.016g、収率22%)を黄色固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 1.92(2H,qd),2.04(4H,td),2.20(3H,s),2.84(2H,d),2.98(3H,d),4.01(3H,s),4.08(1H,dd),7.29(1H,s),7.67(1H,d),7.74(1H,s),8.00(1H,br q),8.15(1H,s),8.52(1H,s),8.71(1H,s),9.00(1H,s),10.99(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=462.3
実施例206
5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
Figure 2024527623000254
(a)4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(2.00g、15.7mmol)を、4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.00g、9.94mmol)、トリフェニルホスフィン(3.91g、14.9mmol)及びDTBAD(3.43g、14.9mmol)のTHF(40mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの1:1混合物(1.50g、収率24%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.42(9H,s),1.75-1.89(4H,m),2.43(3H,s),2.82-2.90(2H,m),3.97-4.06(2H,m),4.29-4.44(1H,m),8.86(1H,s).m/z:(ES+),[M-tBu+H]+=255.1
(b)4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
1:1の4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.00g、3.22mmol)と10wt%のパラジウム炭素(0.171g、0.161mmol)のMeOH(15mL)中の混合物を、水素雰囲気下、25℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物をceliteで濾過した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより精製して、4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(4-アミノ-5-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの1:1混合物(1.500g、83%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.41(9H,s),1.69-1.89(4H,m),1.99(3H,s),2.85(2H,br s),3.92-4.15(5H,m),7.01(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=281.2
(c)3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルと4-(4-アミノ-5-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの1:1混合物(1.50g、2.68mmol)を、6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.705g、3.21mmol)及びDIPEA(1.40mL、8.03mmol)のDMSO(20mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、位置異性体の混合物を得た。この物質をさらに、逆相HPLCにより、5ミクロン、2cm×25cm DAICEL DCpak P4VPカラムを用い、溶離液として定組成の28%のIPA/sCOを用い、0.5%の2Mのメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.300g、収率23%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.41(9H,s),1.64-1.79(2H,m),1.94-2.04(2H,m),2.15(3H,s),2.82-2.92(2H,m),2.94(3H,d),3.79(3H,s),3.96-4.09(2H,m),4.19-4.29(1H,m),7.85(1H,br q),8.04(1H,s),9.84(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=480.2
(d)3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
PdCl(dppf)(23mg、0.030mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(10mL)中の3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(150mg、0.31mmol)、(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ボロン酸(110mg、0.63mmol)及びフッ化セシウム(142mg、0.94mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.120g、収率67%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.42(9H,s),1.66-1.78(2H,m),1.95-2.05(2H,m),2.23(3H,s),2.82-2.90(2H,m),2.95(3H,d),3.82(3H,s),3.92(3H,s),3.98-4.07(2H,m),4.22-4.35(1H,m),7.40-7.49(2H,m),7.64-7.72(1H,m),8.03(1H,br q),8.21(1H,s),8.35(1H,s),10.00(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=576.4
(e)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]amino]ピラジン-2-カルボン酸メチルトリフルオロ酢酸塩
3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(120mg、0.21mmol)を、TFA(2.0mL、26mmol)のDCM(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた固体を濾過により回収し、石油エーテル(100mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルトリフルオロ酢酸塩(0.090g、収率73%)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.02-2.13(2H,m),2.15-2.21(2H,m),2.25(3H,s),2.93(3H,d),3.12(2H,q),3.38(2H,d),3.81(3H,s),4.04(3H,s),4.39-4.46(1H,m),7.53(1H,s),7.58-7.65(2H,m),7.91(1H,br q),8.20(1H,s),8.42-8.50(1H,m),8.58-8.67(1H,m),10.07(1H,s).ピペリジンNHシグナルはベースラインまで広がった。m/z:(ES+)[M+H]+=476.3
(f)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
37%ホルムアルデヒド水溶液(23μL、0.31mmol)を、DCM(10mL)中のナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(194mg、0.920mmol)及び5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルトリフルオロ酢酸塩(90mg、0.15mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物をDCM(50mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で2回(各50mL)洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、定量的)を黄色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.85-1.93(2H,m),1.98-2.07(4H,m),2.19(3H,s),2.22(3H,s),2.79-2.87(2H,m),2.96(3H,d),3.81(3H,s),3.91(3H,s),3.98-4.07(1H,m),7.37-7.48(2H,m),7.64-7.70(1H,m),8.08(1H,br q),8.21(1H,s),8.31(1H,s),9.99(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=490.3
(g)5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.20mmoL)に添加した。得られた混合物を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm Sunfire prep C18カラムを用い、溶離液として2~15%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩(0.034g、収率31%)を黄色固体として得た。1H NMR(300MHz,DMSO-d6)δ 1.83-2.05(4H,m),2.10-2.17(2H,m),2.21(3H,s),2.26(3H,s),2.55-2.95(2H,m),2.99(3H,d),3.92(3H,s),4.00-4.11(1H,m),7.29(1H,s),7.41(1H,t),7.60(1H,s),7.60-7.68(2H,m),8.19-8.24(2H,m),8.26(1H,s),8.35(1H,s),10.97(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=475.2
実施例207
3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000255
(a)3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(248μL、1.42mmol)を、3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(150mg、0.47mmol)及び1,3-ジメチルピラゾール-4-アミン(105mg、0.95mmol)のDMSO(10mL)溶液に加えた。得られた混合物を120℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、氷水で希釈し、濾過した。濾過ケーキを回収し、3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.160g、収率83%)を褐色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.22(3H,s),2.95(3H,d),3.79(3H,s),3.83(3H,s),4.02(3H,s),7.92(1H,br q),8.09(1H,s),8.49(1H,s),8.53(1H,s),9.03(1H,s),10.02(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=408.2
(b)3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(12mL、84mmol)を、3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(160mg、0.39mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、分取HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として極性が減少するMeCN-HOの混合物を用い。修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.039g、収率25%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,s),2.97(3H,d),3.78(3H,s),4.01(3H,s),7.28(1H,br s),7.68(1H,br s),8.00(1H,br q),8.08(1H,s),8.52(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.04(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=393.3
実施例208
5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000256
(a)3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
亜硝酸tert-ブチル(1.428g、13.85mmol)を、3-アミノ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.00g、4.62mmol)のジブロモメタン(10mL)溶液に0℃で少量ずつ添加した。ブロモ(トリメチル)シラン(1.20mL、9.23mmol)を加えた。得られた混合物を、窒素下、60℃で2時間撹拌した。得られた沈殿物を真空下で乾燥させた。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~50%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.200g、収率93%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.90(3H,d),3.79(3H,s),8.18(1H,br q).m/z:(ES+),[M+2+H]+=282.1
(b)6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
3-ブロモ-6-クロロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(400mg、1.43mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(40mL)中の炭酸セシウム(1.39g、4.28mmol)、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン(255mg、1.43mmol)及びPd(dppf)Cl2(156mg、0.210mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.240g、収率44%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.20(3H,s),2.96(3H,d),3.81(3H,s),5.07(2H,q),7.93(1H,br q),8.17(1H,s),9.92(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=379.1
(c)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-5-(メチルアミノ)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(240mg、0.63mmol)を、窒素下、1,4-ジオキサン(30mL)中のフッ化セシウム(289mg、1.90mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(155mg、0.630mmol)及びPd(dppf)Cl2(70mg、0.10mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(130mg、収率42%)を黄色の固体として得た。1H NMR(DMSO-d6,400MHz)δ 2.26(3H,s),2.94(3H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),5.09(2H,q),7.92(1H,br q),8.29(1H,s),8.49(1H,s),8.52(1H,s),9.05(1H,s),10.07(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=476.3
(d)5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(130mg、0.27mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30mm×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として13~24%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.099g、収率77%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.23(3H,s),2.98(3H,s),4.01(3H,s),4.98(2H,q),7.25(1H,br),7.99(1H,br s),8.23(1H,s),8.47(1H,s),8.74(1H,s),9.00(1H,s),10.94(1H,s).カルボキサミドNH2プロトンはベースラインに交換され、メチルアミノNHはブロードな一重線であり、メチルアミノCH3は一重線であった。19F NMR(376MHz,DMSO)δ -70.40.m/z:(ES+),[M+H]+=461.3
実施例209
3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000257
(a)1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール及び1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール
3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(3.00g、23.6mmol)を、窒素下、2,2-ジフリオロエタン-1-オール(2.90g、35.4mmol)、DTBAD(6.52g、28.3mmol)及びトリフェニルホスフィン(7.43g、28.3mmol)のTHF(50mL)溶液に加えた。得られた混合物を25℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~30%のEtOAc-石油エーテルを用いて精製し、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール及び1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-4-ニトロ-ピラゾールの2:1混合物(2.00g、収率22%)を白色固体として得た。この物質をさらに、キラルHPLCにより、3ミクロン、3×100mm、CHIRALPAK IC-3カラムを用い、溶離液として定組成の5%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.1%のジエチルアミンを用いて精製し、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール(0.400g、収率60%)を黄色の油状物として、1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.200g、収率60%)を黄色の油状物として得た。
1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.44(3H,s),4.66(2H,td),6.43(1H,tt),8.86(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=192.0
1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.63(3H,s),4.76(2H,td),6.42(1H,tt),8.31(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=192.0
(b)1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-アミン
MeOH(10mL)中の1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(400mg、2.09mmol)及び10wt%パラジウム炭素(4.22mg、2.09mmol)を、水素雰囲気下、25℃で24時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過し、濃縮して、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-アミン(0.320g、収率95%)を褐色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 2.00(3H,s),3.81(2H,br s),4.31(2H,td),6.20(1H,tt),7.00(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=162.1(c)3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(488μL、2.79mmol)を、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-アミン(150mg、0.93mmol)及び3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(294mg、0.93mmol)のDMSO(10mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.150g、収率35%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 2.25(3H,s),2.94(3H,d),3.83(3H,s),4.01(3H,s),4.58(2H,td),6.33(1H,tt),7.91(1H,br q),8.24(1H,s),8.51(1H,s),8.53(1H,s),9.05(1H,s),10.05(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=458.2
(d)3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL,140mmol)を、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(140mg,0.31mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として6~25%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.059g、収率42%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 2.22(3H,s),2.97(3H,d),4.01(3H,s),4.56(2H,td),6.33(1H,tt),7.31(1H,s),7.70(1H,s),8.02(1H,br q),8.23(1H,s),8.52(1H,s),8.72(1H,s),9.01(1H,s),11.09(1H,s).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -122.49.m/z:(ES+),[M+H]+=443.2
実施例210
3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000258
(a)1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-アミン
MeOH(10mL)中の1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(200mg、1.05mmol)及び10wt%パラジウム炭素(22.3mg、0.210mmol)の混合物を、水素雰囲気下、25℃で24時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過し、濃縮して、1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-アミン(0.120g、収率71%)を黄色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.09(3H,s),3.89(2H,br s),4.39(2H,td),6.22(1H,tt),6.97(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=162.1
(b)3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-アミン(102mg、0.63mmol)を、3-フルオロ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(100mg、0.32mmol)DIPEA(55μL、0.32mmol)のDMSO(10mL)溶液に添加した。得られた混合物を100℃で24時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.080g、収率55%)を黄色の固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO)δ 2.30(3H,s),2.85(3H,d),3.82(3H,s),4.01(3H,s),4.59(2H,td),6.35(1H,tt),7.78(1H,br q),8.01(1H,s),8.50(1H,s),8.51(1H,s),9.05(1H,s),9.81(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=458.2
(c)3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(10mL、70mmol)を、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(80mg、0.17mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相HPLCにより、5ミクロン、30×150mm、Xselect CSH OBDカラムを用い、溶離液として8~20%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.020g、収率25%)を黄色の固体として得た。1H NMR(DMSO,400MHz)δ 2.29(3H,s),2.89(3H,d),4.01(3H,s),4.58(2H,td),6.35(1H,tt),7.29(1H,br s),7.68(1H,br s),7.89(1H,br q),8.06(1H,s),8.51(1H,s),8.70(1H,s),9.01(1H,s),10.87(1H,s).19F NMR(376MHz,DMSO)δ -122.10.m/z:(ES+),[M+H]+=443.2
実施例211
3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000259
(a)6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(1.53mL、8.88mmol)を、2-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)-2-メチル-プロパンニトリル(1.35g、8.20mmol)及びl6-クロロ-3-フルオロ-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、6.83mmol)のDMF(32.6mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で18時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、DCM及び水(各40mL)で希釈した。層を分離し、水層をDCMで3回(各40mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチルを褐色の固体として得、これを、収率100%と見なして、次に進めた。m/z:(ES+),[M+H]+=363.8
(b)3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
水(3.12mL)及び1,4-ジオキサン(31.2mL)中のフッ化セシウム(2.088g、13.74mmol)、PdCl(dppf)(0.561g、0.69mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(2.02g、8.25mmol)及び6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.50g、6.87mmol)の懸濁液に、窒素を10分間スパージした。次いで、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、celiteに乾式ロードした。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチルを褐色の固体として得、これを、収率100%と見なして、次に進めた。m/z:(ES+),[M+H]+=460.7
(c)3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(8.0mL、56mmol)を、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(450mg、0.98mmol)に添加した。得られた混合物を80℃において24時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。得られた固体を濾過し、メタノール(10mL)で洗滌し、風乾した。これとは別に、7Nのメタノール性アンモニア(40mL、280mmol)を、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.10g、6.73mmol)に加えた。得られた混合物を80℃で48時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。得られた固体を濾過し、メタノール(80mL)で洗滌し、風乾した。これらの2つの固体を合わせ、celiteに乾式ロードした。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.354g、3工程で収率10%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.97(6H,s),2.28(3H,s),3.00(3H,d),4.02(3H,s),7.33(1H,br s),7.72(1H,br s),8.02(1H,br q),8.48(1H,s),8.54(1H,s),8.74(1H,s),9.03(1H,s),11.14(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.3
実施例212
5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000260
(a)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(3.91mL、22.4mmol)を、DMF(14mL)中の6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.035g、4.490mmol)及び1,3-ジメチルピラゾール-4-アミン二塩酸塩(0.991g、5.39mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.247g、収率86%)を橙色の固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.15-1.36(4H,m),2.29(3H,s),2.49-2.63(1H,m),3.85(3H,s),3.99(3H,s),7.69(1H,s),9.73(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=322.1
(b)5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.24g、3.85mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(1.04g、4.24mmol)、Pd(dppf)Clジクロロメタン付加物(0.315g、0.390mmol)及びフッ化セシウム(1.76g、11.6mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(17.5mL)及び水(1.75mL)を加えた。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.4%のメタノール性アンモニアを用いて精製した。得られた暗橙色の固体を、MeOH中、40℃で16時間撹拌した。次いで、得られたスラリーを室温に冷却し、濾過し、ジエチルエーテルで洗滌し、風乾して、5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.970g、収率60%)を黄色の固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.88-0.97(2H,m),1.09(2H,dt),1.80-1.89(1H,m),2.18(3H,s),3.79(3H,s),3.87(3H,s),3.99(3H,s),7.85(1H,s),8.39(1H,s),8.42(1H,s),9.05(1H,s),9.67(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=419.2
(c)5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(13mL、91mmol)を、5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(960mg、2.29mmol)に添加した。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却し、16時間放置した。得られた黄色の沈殿物を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗滌し、真空下で乾燥させて、5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(911mg、収率98%)を得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.86-0.97(2H,m),1.06-1.15(2H,m),1.82-1.95(1H,m),2.17(3H,s),3.78(3H,s),3.99(3H,s),7.76(1H,br s),7.85(1H,s),8.02(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.03(1H,s),10.81(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=404.2
実施例213及び214
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000261
(a)3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール
炭酸カリウム(2.18g,15.7mmol)を、1,1,1-トリフルオロ-2-ヨード-エタン(1.15mL,11.8mmol)及び3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.00g,7.87mmol)のDMF(18.5mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、DCM及び水(各50mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで3回(各50mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾールの3:1混合物(1.03g、収率63%)を褐色の油状物として得た。
3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.44(3H,s),5.17(2H,q),8.92(1H,s)m/z:(ES+),[M+H]+=209.8.
5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)2.65(3H,s),5.30(2H,q),8.35(1H,s)m/z:(ES+),[M+H]+=209.8.
(b)3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン及び5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン
鉄粉(1.10g、19.7mmol)を、水(12.3mL)及びエタノール(12.3mL)中の、塩化アンモニウム(1.05g、19.7mmol)と3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾールの3:1混合物(1.03g、4.93mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、DCM(5mL)で希釈した。水層を、DCM(5mL)で2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン及び5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミンの3:1混合物を褐色の油状物として得、これを、収率100%と見なして、次に進めた。m/z:(ES+),[M+H]+=179.9
(c)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(888μL、5.15mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(792mg、3.44mmol)と、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン及び5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミンの3:1混合物(800mg、4.47mmol)の1,4-ジオキサン(21.4mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの3:1混合物(1.20g、収率90%)を褐色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=390.1.
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(28mL)及び水(2.8mL)中の、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.20g、3.08mmol)も3:1混合物、フッ化セシウム(935mg、6.16mmol)、PdCl(dppf)(250mg、0.31mmol)並びに2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(905mg、3.69mmol)の懸濁液に、窒素を10分間スパージした。得られた混合物を90℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、DCM及び水(各40mL)で希釈した。層を分離し、水層をDCMで3回(各40mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(250mg、収率17%)を褐色の固体として得た。m/z:(ES-),[M-H]-=485.2
(e)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(5.0mL、35mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの3:1混合物(250mg、0.534mmol)に加えた。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm Chiralpak IDカラムを用い、溶離液として定組成の30%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(140mg、収率56%)を黄色の固体として、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(44.8mg、収率18%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.86-0.97(2H,m),1.04-1.16(2H,m),1.85-1.95(1H,m),2.22(3H,s),3.99(3H,s),5.08(2H,q),7.80(1H,br s),7.98-8.11(2H,m),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.90(1H,s).m/z:(ES-),[M-H]-=470.2
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.76-0.90(2H,m),0.92-1.04(2H,m),1.79-1.93(1H,m),2.27(3H,s),3.98(3H,s),5.09(2H,q),7.76(1H,br s),7.84(1H,s),8.02(1H,br s),8.42(1H,s),8.50(1H,s),9.02(1H,s),10.56(1H,s).m/z:(ES-),[M-H]-=470.2
実施例213、代替の調製
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000262
(a)3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール
1,1,1-トリフルオロ-2-ヨード-エタン(24.0mL、244mmol)を、DMF(200mL).中の3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(23.7g、186mmol)及び炭酸セシウム(72.9g、224mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を80℃で2.5時間、次いで、100℃で2.5時間撹拌した。追加の1,1,1-トリフルオロ-2-ヨードエタン(7.0mL、71mmol)を加え、得られた混合物を110℃で90分間、次いで、室温で84時間撹拌した。次いで、反応物をシリカパッドで濾過し、EtOAcで十分に洗滌した。得られた濾液を約80mLの体積まで濃縮し、次いで、飽和塩化アンモニウム水溶液(300mL)及びEtOAc(100mL)で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで3回(各50mL)抽出した。合わせた有機物を5%LiCl水溶液で2回(各100mL)洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のEtOAc-ヘキサンを用いて精製し、黄色の固体を得た。この物質をさらにSFCにより、30mm×250mm、5ミクロン、IGカラムを用い、溶離液として定組成の10%のMeOH/sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール(13.93g、収率36%)及び55-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール(5.77g、収率15%)をそれぞれベージュ色の固体として得た。
3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.44(3H,s),5.17(2H,q),8.92(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]=210.1
5-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール:1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 2.65(3H,s),5.31(2H,q),8.36(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]=210.1
(b)3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン
MeOH(133mL)中の3-メチル-4-ニトロ-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール(13.9g、66.5mmol)及び10wt%パラジウム炭素(2.55g、2.40mmol)の混合物を、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。酢酸(1.0mL,18mmol)及び追加の10wt%パラジウム炭素(1.0g,0.94mmol)を加え、水素雰囲気を新しくした。得られた混合物を室温で21時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過し、DCMで十分に洗滌した。濾液を濃縮して3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン(12.6g、定量的)を暗紫色の油状物として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 2.19(3H,s),3.30(2H,br s),4.52(2H,q),7.04(1H,s).19F NMR(471MHz,クロロホルム-d)-72.00.m/z:(ES+),[M+H]=180.0
(c)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(27.2mL、156mmol)を、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン(11.9g、66.6mmol)及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(12.0g、52.0mmol)のDMF(200mL)溶液に添加した。得られた混合物を、窒素下、100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮した。得られた残渣をMeOH(100mL)に溶解し、50℃で2時間撹拌した。得られたスラリーを室温に冷却し、その後、濃縮した。濾過ケーキを最小限のMeOHで洗浄し、放置した。濾液を濃縮し、スラリー化/濾過の手順をさらに2回行った。これらの3回の操作から得られた濾過ケーキを合わせて、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(8.72g、収率43%)を黄~橙色の固体として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 1.18-1.23(2H,m),1.23-1.30(2H,m),2.34(3H,s),2.53-2.63(1H,m),4.01(3H,s),4.65(2H,q),7.92(1H,s),9.83(1H,s).19F NMR(471MHz,クロロホルム-d)-71.86.m/z:(ES+),[M+H]=390.1
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(8.60g、22.1mmol)、2-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(8.14g、33.1mmol)、Pd(dppf)Cl2ジクロロメタン付加物(1.80g、2.21mmol)及びフッ化セシウム(10.1g、66.2mol)を合わせた。1,4-ジオキサン(100mL)水(10mL)を加え、得られた混合物を撹拌しながら、反応容器の真空脱気及び窒素の充填を5回繰り返した。次いで、得られた混合物を80℃にて3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮した。得られた残渣を4:1のMeOH/水に溶解し、50℃で2時間撹拌した。得られたスラリーを室温に冷却し、濾過し、水、MeOH及びジエチルエーテルで順に洗滌した。濾過ケーキは取っておいた。濾液を濃縮した。得られた残渣を、5:1のDCM/MeOHに溶解しCeliteで濾過し、DCMで十分に洗滌した。Celiteを含むフィルター廃棄した。得られた濾液を濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、暗黄色の泡状物を得た。この物質を5:1のMeOH/ジエチルエーテルに溶解し、50℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液を室温まで冷却し、濾過し、少量のジエチルエーテルで洗滌した。濾過ケーキは取っておいた。このスラリー化/濾過の手順をさらに4回繰り返した。6つの濾過ケーキを合わせて、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.26g、収率86%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 1.02(2H,br dd),1.25-1.30(2H,m),1.97-2.05(1H,m),2.39(3H,s),4.00(3H,s),4.01(3H,s),4.66(2H,q),8.01(1H,s),8.06(1H,s),8.68(1H,s),8.92(1H,s),9.98(1H,s).19F NMR(471MHz,クロロホルム-d)-71.86.m/z:(ES+),[M+H]=487.2
(e)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(106mL、740mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(9.00g、18.5mmol)に加えた。得られた懸濁液を、密閉した圧力フラスコ中、100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、さらに0℃まで冷却した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、冷MeOH及び大量のジエチルエーテルで洗滌した。濾過ケーキを取っておいた。濾液を濃縮した。得られた残渣を4:1MeOH/ジエチルエーテルに溶解し、0℃で30分間撹拌した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで十分に洗滌した。濾過ケーキは取っておいた。このスラリー化/濾過/濃縮の手順をさらに2回行った。次いで、4つの濾過ケーキをまとめて3:1MeOH/ジエチルエーテルに溶解し、50℃で16時間撹拌した。得られたスラリーを室温に冷却し、さらに0℃まで冷却し、その後、濾過し、冷MeOH及びジエチルエーテルで洗滌した。得られた濾過ケーキを真空下で乾燥させて、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(7.66g、収率88%)を鮮黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.91(2H,br dd),1.11(2H,br s),1.85-1.93(1H,m),2.22(3H,s),3.99(3H,s),5.09(2H,q),7.82(1H,br s),8.05(1H,s),8.08(1H,br s),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.92(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6)-70.46(1F,s).m/z:(ES+),[M+H]=472.2
この固体残渣はXRPD(形態A)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図11に示す。特徴的なピーク位置を下記の表11及び表12に列挙する。
Figure 2024527623000263
Figure 2024527623000264
Figure 2024527623000265
形態Aを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、200℃から300℃までのいくつかの熱事象を示す。形態Aは222℃で開始し226℃でピークを有する発熱事象、次いで254℃で開始し258℃でピークを有する吸熱事象、続いて259℃で開始し260℃でピークを有する発熱事象を有する。最終物質は281℃で開始し283℃でピークを有する融解/分解温度を有する。TGAは、形態Aが約25℃から約150℃へ加熱すると、約1.3%の質量損失があることを示した。形態Aの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図12に示す。
5~6mgの実施例213、形態Aを0.5mlのEtOH(又はACN)に懸濁し、黄色のスラリーを室温で1日撹拌した。濾過し風乾した後、4~5mgの形態Bの黄色固体が得られた。
この固体残渣はXRPD(形態B)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図13に示す。特徴的なピーク位置を下記の表13及び表14に列挙する。
Figure 2024527623000266
Figure 2024527623000267
Figure 2024527623000268
形態Aを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Bが282℃で開始し283℃でピークを有する融解/分解温度を有することを示した。TGAは、形態Bが、約25℃から約100℃に加熱すると、約0.1%の質量損失があることを示した。形態Bの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図14に示す。
20mgの実施例213、形態Bを1.0mlのH2O及び0.4mlのEtOHに懸濁した。黄色のスラリーを室温で3日間撹拌した。濾過し風乾した後、17mgの形態Cの黄色固体が得られた。
この固体残渣はXRPD(形態C)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図15に示す。特徴的なピーク位置を下記の表15及び表16に列挙する。
Figure 2024527623000269
Figure 2024527623000270
Figure 2024527623000271
形態Cを熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態Cが66℃で脱溶媒和が始まり93℃でピークに達し、その後、脱水型が258℃で開始し260℃でピークを有する吸熱性を有し、続いて263℃でピークを有する発熱事象を有することを示した。最終物質は281℃で開始し283℃でピークを有する融解/分解温度を有する。TGAは、形態Cが約25℃から約100℃へ加熱すると、約4.0%の質量損失があることを示した。形態Cの代表的なDSC/TGAサーモグラムを図16に示す。
2~5mgの実施例213、形態CをDCパンに置き150℃まで10/分の速度で加熱し、その後、室温まで降温した。この固体残渣はXRPD(形態D)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図17に示す。特徴的なピーク位置を下記の表17及び表18に列挙する。
Figure 2024527623000272
Figure 2024527623000273
Figure 2024527623000274
24mgの実施例213を、1.0mlのMeOHに懸濁させた。55μlの1N HCl水溶液を懸濁液に加え、固体を部分的に溶解した。20分後、追加の55μlの1N HCl水溶液を添加したところ、黄色固体が沈殿し始め、ウェットケーキを形成した。1.0mlのEtOHを添加し、スラリーを室温で5日間撹拌した。黄色の懸濁液を濾過し、風乾した。形態AのHCl塩の黄色固体25mgが得られた。この固体残渣はXRPD(形態A、HCl塩)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図18に示す。特徴的なピーク位置を下記の表19及び表20に列挙する。
Figure 2024527623000275
Figure 2024527623000276
Figure 2024527623000277
形態A、HCl塩を熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態A,HCl塩が96℃で脱溶媒和が始まり125℃でピークに達することを示した。脱水固体は約200℃で分解を始める。TGAは、形態A,HCl塩が、約25℃から約150℃に加熱すると、約5.7%の質量損失があることを示した。形態A,HCl塩の代表的なDSC/TGAサーモグラムを図19に示す。
196mgの実施例213を、6.0mlのEtOHに懸濁させた。0.44mlの1N HCl水溶液を懸濁液に加えた。スラリーを室温で1日撹拌し、次いで、75℃に加熱し、75℃で1時間撹拌した。黄色の懸濁液を降温させ、濾過した。黄色の固体を真空下、50℃で1時間乾燥させた。形態BのHCl塩の黄色固体186mgが得られた。この固体残渣はXRPD(形態B、HCl塩)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図20に示す。特徴的なピーク位置を下記の表21及び表22に列挙する。
Figure 2024527623000278
Figure 2024527623000279
Figure 2024527623000280
形態B、HCl塩を熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態B,HCl塩が84℃で脱溶媒和が始まり117℃でピークに達することを示した。脱水固体は約200℃で分解を始める。TGAは、形態B,HCl塩が、約25℃から約120℃に加熱すると、約3.7%の質量損失があることを示した。形態A,HCl塩の代表的なDSC/TGAサーモグラムを図21に示す。
191mgの実施例213を、4.0mlのEtOHに懸濁させた。0.44mlの1N メタンスルホン酸水溶液を懸濁液に添加したところ、約15分でウェットケーキが形成された。2.0mlのEtOHを添加し、得られたスラリーを室温で1日間撹拌した。固体を単離し、風乾した。形態Aのメタンスルホン酸の黄色固体208mgが得られた。この固体残渣はXRPD(形態A、メタンスルホン酸塩)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図22に示す。特徴的なピーク位置を下記の表23及び表24に列挙する。
Figure 2024527623000281
Figure 2024527623000282
Figure 2024527623000283
形態A、メタンスルホン酸塩を熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、約25℃から約120℃までの幅広い吸熱性の脱溶媒を示した。脱水固体は244℃で開始し245℃ピークとなる吸熱現象を示し、続いて246℃で開始し247℃でピークを示す発熱現象を示す。最終物質は285℃で開始し286℃でピークを有する融解/分解温度を有する。TGAは、形態Aのメタンスルホン酸塩が約25℃から約120℃への加熱によって、約3.0%の質量損失があることを示した。形態Aのメタンスルホン酸塩の代表的なDSC/TGAサーモグラムを図23に示す。
2~5mgの形態Aのメタンスルホン酸塩をDCパンに置き275℃まで10/分の速度で加熱し、その後、室温まで降温した。黄色の固体が得られた。この固体残渣はXRPD(形態B、メタンスルホン酸塩)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図24に示す。特徴的なピーク位置を下記の表25及び表26に列挙する。
Figure 2024527623000284
Figure 2024527623000285
Figure 2024527623000286
197mgの実施例213を、6.0mlのEtOHに懸濁させた。0.44mlの1N メタンスルホン酸水溶液を懸濁液に加えた。スラリーを室温で1日間撹拌した。スラリーを75℃に加熱し、75℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液を室温まで冷却し、濾過した。得られた固体を、真空下、50℃で1時間乾燥させた。203mgが得られた。この固体残渣はXRPD(形態C、メタンスルホン酸塩)により結晶性であることがわかった。典型的なディフラクトグラムを図25に示す。特徴的なピーク位置を下記の表27及び表28に列挙する。
Figure 2024527623000287
Figure 2024527623000288
Figure 2024527623000289
形態C、メタンスルホン酸塩を熱技術によりさらに分析した。DSC分析は、形態C、メタンスルホン酸塩が、82℃で脱溶媒和が始まり、121℃でピークに達することを示した。脱溶媒和形態は、288℃で開始し290℃ピークとなる融解/分解温度を有する。TGAは、形態Cのメタンスルホン酸塩が約25℃から約120℃への加熱によって、約4.2%の質量損失があることを示した。形態Cのメタンスルホン酸塩の代表的なDSC/TGAサーモグラムを図26に示す。
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの代替の調製
a)N-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)カルバミン酸エチル
ピリジン(116.5g、1473mmol)を、2-メチルテトラヒドロフラン(880mL)中の70wt%2,2,2-トリフルオロエチルヒドラジン水溶液(80g、490mmol)の混合物に0℃加えた。DMAP(4.30g、24.5mmol)を加えた。クロロギ酸エチル(58.6g、540mmol)を滴下し、氷浴を取り除いた。得られた混合物を室温で20時間撹拌した。次いで、反応物を水(200mL)に注ぎ、室温で30分間撹拌した。層を分離し、水層をEtOAcで2回(各400mL)抽出した。合わせた有機物を塩水で2回(各400mL)洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体を氷冷したペンタン(450mL)中でトリチュレートし、次いで、濾過し、氷冷したペンタン(50mL)で洗滌した。得られた濾過ケーキを真空下40℃で乾燥させて、N-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)カルバミン酸エチル(74.9g、402mmol、収率82%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.16(3H,t),3.39(2H,qd),4.02(2H,q),5.33(1H,q),8.74(1H,s).
b)3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-カルボン酸
2-(エトキシメチレン)-3-オキソ-ブタン酸エチル(77.7g、417mmol)を、N-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)カルバミン酸エチル(74.0g、398mmol)及びAcOH(2.40g、39.8mmol)のEtOH(296mL)溶液に添加した。得られた混合物を80℃で18h時間撹拌した。2MのNaOH水溶液(596mL、1190mmol)を80℃で滴下した。得られた混合物を80℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水(1L)で希釈し、MTBEで3回(各500mL)洗浄した。水層を2MのHCl水溶液でpH3に酸性化し、次いで、EtOAcで3回(各500mL)抽出した。合わせた有機物のこの第2のバッチを塩水(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体をヘプタン(500mL)に懸濁し、得られた懸濁液を50℃で1時間撹拌した。次いで、この混合物を室温で16時間撹拌した後、濾過した。得られた濾過ケーキをヘプタンで洗浄し、次いで、真空下、40℃で乾燥させて、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-カルボン酸(68.6g、収率330mmol、83%)をベージュ色の固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 2.34(3H,s),5.10(2H,q),8.27(1H,s),12.41(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=209.0
c)N-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸ベンジル
DIPEA(111.6g、405.4mmol)を、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-カルボン酸(44.0g、435mmol)のトルエン(686mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。ベンジルアルコール(130.8g、1210mmol)を加え、得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(1L)でクエンチした。層を分離し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液で3回(各500mL)洗浄した。次いで、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた固体を石油エーテル(1L)中で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過した。濾過ケーキを石油エーテル(100mL)で洗浄し、次いで、真空下、40℃で乾燥させて、N-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸ベンジル(85.6g、273mmol、収率83%)を白色固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 2.09(3H,s),4.96(2H,q),5.12(2H,s),7.30-7.43(5H,m),7.83(1H,s),9.15(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=314.1
d)3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン
MeOH(770mL)のN-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸ベンジル(85.6g、273mmol)及び20wt%パラジウム炭素(14.5g、137mmol)の混合物を、水素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過した。濾液を濃縮して、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン(48.4g、270mmol、収率99%)を明るい黄褐色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 2.01(3H,s),3.78(2H,s),4.79(2H,q),7.03(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=180.2
e)5-クロロ-6-シクロプロピル-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル
水(1.3L)中の亜硝酸ナトリウム(78.2g、1130mmol)を、3-アミノ-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(129g、567mmol)及び80%硫酸水溶液(1.29L)のMeCN(1.3L)溶液に滴下した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を水(1.3L)中に注ぎ込んだ。得られたスラリーを濾過し、水で3回(各650mL)洗滌した。得られた濾過ケーキを真空下、40℃で乾燥させて、5-クロロ-6-シクロプロピル-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル(117g、512mmol、収率90%)を明るい黄色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 1.08(2H,dt),1.19(2H,dt),2.42(1H,tt),3.84(3H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=229.0
f)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル
トリフリック無水物(131.7g、466.7mmol)を、5-クロロ-6-シクロプロピル-2-オキソ-1H-ピラジン-3-カルボン酸メチル(97.0g、424mmol)及びDIPEA(109.7g、848.5mmol)のDCM(1.4L)溶液に0℃で滴下した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、反応物をヘプタン(1.45L)に注ぎ入れ、室温で30分間撹拌した。得られたスラリーを濾過し、ヘプタン(500mL)で洗浄した。濾液を水で3回(各700mL)、塩水(700mL)で1回洗浄した。次いで、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(142g、88wt%、収率82%)を黄色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 1.10-1.03(2H,m),1.39(2H,dq),2.61(1H,tt),3.49(3H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=360.9
g)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(93.3g、722mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(86.8g、212mmol(88wt%))及び3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミン(47.0g、262mmol)のDMF(1.2L)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却した後、水(2.4L)に注ぎ、30分間撹拌した。得られたスラリーを濾過し、濾過ケーキを水で3回(各500mL)洗滌した。濾過ケーキを真空下、40℃で乾燥させて、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(90.1g、88wt%、203mmol、収率96%を明るい黄色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 1.23-1.16(2H,m),1.25(2H,dt),2.33(3H,s),2.58(1H,tt),4.01(3H,s),4.64(2H,q),7.91(1H,s),9.82(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=390.1
6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの代替の調製
a)N-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル
トリエチルアミン(93.0mL、664mmol)を、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-カルボン酸(39.5g、190mmol)のトルエン(400mL)及びtert-ブタノール(72.6mL、759mmol)の溶液に加えた。得られた混合物を90℃で45分間撹拌した。DPPA(42.8mL、199mmol)のトルエン(100mL)溶液を、反応混合物に90℃にて1mL/分で添加した。添加に続いて、得られた混合物を90℃で50分間、次いで、25℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(400mL)でクエンチした。次いで層を分離し、有機層を重炭酸ナトリウム水溶液(200mL)で1回、飽和重硫酸カリウム水溶液(200mL)及び水(400mL)の混合物で1回、30%塩水(20mL)で1回洗浄した。次いで、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、Celiteで濾過し、濃縮してトルエンの70%を除去した。得られた混合物を60℃に加熱し、10mgのN-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸tert-ブチルを種晶として加え、ヘプタン(360mL)を滴下した。得られた懸濁液を20℃まで1時間かけて冷却し次いで、濾過し、3:1 ヘプタン/トルエン(160mL)で洗滌した 得られた濾過ケーキを5分間風乾し、次いで、真空下で3日間乾燥させて、N-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(31.7g、収率60%)を黄褐色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 1.45(9H,s),2.08(3H,s),4.94(2H,q),7.79(1H,s),8.72(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=280.1
b)3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミントシレート
4-メチルベンゼンスルホン酸一水和物(25.3g、133mmol)を、N-[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]カルバミン酸tert-ブチル(31.0g、111mmol)のEtOAc(300mL)溶液に加えた。得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。撹拌を止め、反応混合物に3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミントシレート10mgを種晶として加え、20℃まで5時間かけて冷却した後、20℃で22時間放置した。得られた混合物を濾過し、EtOAcで2回(各60mL)洗滌した。得られた濾過ケーキを回収し、5分間風乾し、真空下で乾燥させ、18時間真空下で乾燥させて、3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミントシレート(33g、収率85%)を白色の結晶性固体として得た。1H(500MHz,DMSO-d6)δ 2.19(3H,s),2.30(3H,s),5.10(2H,q),7.14(2H,d),7.45 - 7.58(2H,m),7.98(1H,s),9.86(3H,s).
c)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(19.9mL、114mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ピラジン-2-カルボン酸メチル(14.75g、38.04mmol)及び3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-アミントシレート(15.0g、41.8mmol)のIPA(120mL)溶液に加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を10℃で1時間撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、IPAで2回(各20mL)、水で2回(各40mL)、IPA(20mL)で再び1回洗滌した。得られた濾過ケーキを真空下、50℃で16時間乾燥させて、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(11.0g、収率74%)鮮黄色の固体として得た。1H(400MHz,DMSO-d6)δ 1.23-1.16(2H,m),1.25(2H,dt),2.33(3H,s),2.58(1H,tt),4.01(3H,s),4.64(2H,q),7.91(1H,s),9.82(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=390.1
実施例215
5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000290
(a)1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール
3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(5.00g,39.3mmol)及び炭酸セシウム(15.38g,47.21mmol)の混合物を、DMF(39.3mL)に懸濁させた。1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタン(9.82g、51.1mmol)。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却し、水で希釈した。水相をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液で3回、塩水で1回洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm、ChiralPak IGカラムを用い、溶離液として5%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(4.17g、収率55%)を淡黄色の油状物として得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d):δ 2.55(3H,s),4.43(2H,td),6.13(1H,tt),8.22(1H,s).19F NMR(377MHz,クロロホルム-d):δ -122.89.m/z:(ES+),[M+H]+=192.0
(b)1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-アミン
MeOH(43.6mL)中の1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(4.165g、21.79mmol)、10wt%パラジウム炭素(0.835g、0.784mmol)の混合物を、水素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過し、DCMで洗滌した。得られた濾液を濃縮して、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン(3.40g、収率97%)を暗橙色の油性固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 2.16(3H,s),2.74(2H,br s),4.25(2H,td),5.97(1H,tt),6.99(1H,s).19F NMR(471MHz,CDCl):δ -122.16.m/z:(ES+),[M+H]+=162.1.
(c)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(5.66mL、32.5mmol)を、1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン(2.62g、16.3mmol)及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.50g、10.8mmol)のDMF(48.5mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.67g、収率91%)を黄~橙色の固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.17-1.32(4H,m),2.32(3H,s),2.45-2.61(1H,m),4.01(3H,s),4.41(2H,td),6.06(1H,tt),7.87(1H,s),9.78(1H,s).19F NMR(471MHz,CDCl):δ -122.19.m/z:(ES+),[M+H]+=372.3
(d)5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(73.4mL)及び水(7.34mL)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.00g、8.07mmol)、2-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(2.48g、10.1mmol)、Pd(dppf)Clジクロロメタン付加物(0.659g、0.810mmol)及びフッ化セシウム(3.68g、24.2mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.4%のメタノール性アンモニアを用いて精製した。得られた暗黄色の固体を、5:1 メタノール/ジエチルエーテルでスラリー化し、40℃で1時間撹拌した。次いで、得られた懸濁液を室温に冷却し、固体を濾過によって回収し、ジエチルエーテルで洗滌した。濾液を濃縮し、スラリー化/濾過の手順をさらに2回繰り返した。合わせた固体を真空下で乾燥させて、5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.64g、収率70%)を鮮黄色の固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.89-0.97(2H,m),1.07-1.13(2H,m),1.79-1.88(1H,m),2.22(3H,s),3.88(3H,s),3.99(3H,s),4.57(2H,td),6.32(1H,tt),7.99(1H,s),8.39(1H,s),8.42(1H,s),9.05(1H,s),9.71(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6):δ -122.68.m/z:(ES+),[M+H]+=469.2.
(e)5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(40mL、280mmol)を、圧力フラスコ中の5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチルに加えた。得られた混合物を80℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温まで冷却した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、真空下で乾燥させて5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(2.378g、収率94%)を黄色の固体として得た。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.81-0.95(2H,m),1.04-1.15(2H,m),1.84-1.95(1H,m),2.21(3H,s),3.99(3H,s),4.56(2H,td),6.32(1H,tt),7.79(1H,br s),8.00(1H,s),8.05(1H,br s),8.42(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.87(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d):δ -122.59.m/z:(ES+),[M+H]+=454.2.
実施例216
3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000291
(a)6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(3.00mL、17.3mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.00g、8.67mmol)、2-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)-2-メチル-プロパンニトリル(1.57g、9.54mmol)のジオキサン(30mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で48時間撹拌した。次いで、この反応物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、濾過した。濾過ケーキを水で洗浄し、真空下で乾燥させて、6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.78g、収率86%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.15(2H,quin),1.25(2H,dq),1.97(6H,s),2.22(3H,s),2.46-2.48(1H,m),3.92(3H,s),8.12(1H,s),9.61(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=375.1
(b)3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(30mL)及び水(3mL)中の6-クロロ-3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.78g、7.42mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(2.56g、10.4mmol)及びPdCl(dppf)ジクロロメタン付加物(0.606g、0.74mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~15%のMeOH-DCMを用いて精製し、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.60g、収率98%)を灰色固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.97(2H,dd),1.11-1.20(2H,m),1.80-1.93(1H,m),1.98(6H,s),2.28(3H,s),3.90(3H,s),4.01(3H,s),8.25(1H,s),8.41(1H,s),8.44(1H,s),9.08(1H,s),9.74(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=470.2
(c)3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(20mL、140mmol)を、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(3.44g、7.30mmol)に添加した。得られた混合物を室温で20時間、次いで、40℃で20時間、次いで、60℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濾過して、3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(2.88g、収率86%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.90-1.01(2H,m),1.11-1.21(2H,m),1.89-1.94(1H,m),1.98(6H,s),2.27(3H,s),4.01(3H,s),7.83(1H,br s),8.09(1H,br s),8.26(1H,s),8.45(1H,s),8.54(1H,s),9.06(1H,s),10.93(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=457.0
実施例217
3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000292
(a)1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル
炭酸カリウム(163g、1.18mol)を、3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(50.0g、393mmol)及び2,4-ジブロモブタン酸メチル(102g、393mmol)のMeCN(500mL)溶液に加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を、celiteで濾過した。得られた濾液を濃縮して、1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル及び1-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル(100g、収率56%)の2.5:1混合物を褐色の油状物として得た。
1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.73(4H,s),2.42(3H,s),3.64(3H,s),9.03(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=226.1
1-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.77 - 1.89(4H,m),2.59(3H,s),3.67(3H,s),8.26(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=226.1
(b)1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(500mL、3.50mol)を、1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル及び1-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シアノプロパンカルボン酸メチル(50.0g、111mmol)の2.5:1混合物に加えた。得られた混合物を室温で16時間撹拌した。得られた沈殿物を濾過し、MeOH(50mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボキサミド(25g、収率53%)を白色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.43 - 1.50(2H,m),1.50 - 1.61(2H,m),2.42(3H,s),6.84(1H,s),7.40(1H,s),8.96(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=211.1
(c)1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル
(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウムヒドロキシド、分子内塩(2.26g、9.52mmol)を1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボキサミド(1.00g、2.38mmol)のTHF(20mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をDCMに再溶解し、水及び塩水で順に洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル(700mg、収率77%)を黄色の油状物として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.92(4H,s),2.45(3H,s),9.15(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=193.1
(d)1-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル
鉄粉(1.627g、29.14mmol)を、EtOH(10.00mL)及び水(10.0mL中の塩化アンモニウム(1.56g、29.1mmol)及び1-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル(1.40g、7.28mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィにより、0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。純粋な画分を蒸発乾固させ、1-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル(1.00g、収率85%)を紫色固体として得た。1H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 1.61-1.67(2H,m),1.68-1.75(2H,m),2.01(3H,s),3.89(2H,s),7.07(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=163.3
(e)6-クロロ-3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(2.16mL、12.4mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.950g、4.12mmol)及び1-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)シクロプロパンカルボニトリル(0.724g、4.46mmol)のDMF(25mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で5時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、EtOAc及び水中でトリチュレートし、次いで、濾過した。得られた固体を濾過により回収し、真空下で乾燥させた。濾液からの有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。固体を合わせて、6-クロロ-3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.472g、収率96%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1.13(2H,quin),1.22-1.27(2H,m),1.73-1.78(2H,m),1.86-1.91(2H,m),2.17(3H,s),2.44-2.47(1H,m),3.90(3H,s),7.98(1H,s),9.57(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=373.1(f)3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン(8mL)及び水(0.800mL)中の6-クロロ-3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.570g、1.53mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(0.477g、1.95mmol)、PdCl(dppf)(0.129g、0.180mmol)及びフッ化セシウム(0.697g、4.59mmol)の混合物を脱気し、窒素で3回パージした。得られた混合物を80℃で2時間加熱した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.2%のNH4OHを用いて精製し、3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.684g、収率95%)を黄色の固体として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=470.0
(g)3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(30mL、210mmol)を3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.85g、3.95mmol)を添加した。得られた混合物を室温で19時間、次いで、40℃で6時間、次いで、室温で2日間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣をヘキサン中50%のEtOAcで洗浄し、真空下で乾燥させた。得られた物質を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~6%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(1.14g、収率63%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.92-1.01(2H,m),1.11-1.20(2H,m),1.78-1.83(2H,m),1.87-1.96(3H,m),2.24(3H,s),4.01(3H,s),7.84(1H,br s),8.10(1H,br s),8.11(1H,s),8.45(1H,s),8.54(1H,s),9.06(1H,s),10.93(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=455.0
実施例218
5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000293
(a)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.379mL、2.17mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.10g、0.43mmol)及び1,5-ジメチルピラゾール-4-アミン二塩基酸塩(0.160g、0.87mmol)のDMF(3.0mL)溶液に加えた。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。反応物をDCM及び水で希釈した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルを黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.93-1.01(2H,m),1.12-1.18(2H,m),2.16(3H,s),2.38-2.43(1H,m),3.72(3H,s),3.88(3H,s),7.52(1H,s),9.33(1H,s).m/z:(ES-),[M-H]-=320.1
(b)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(4.0mL、28mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(0.138g、0.430mmol)に添加した。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.132g、定量的)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.96-1.05(2H,m),1.09-1.19(2H,m),2.17(3H,s),2.37-2.43(1H,m),3.71(3H,s),7.58(1H,s),7.82(1H,s),8.07(1H,s),10.50(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=306.8
(c)5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
2Mリン酸カリウム水溶液(0.645mL、1.29mmol)及び1,4-ジオキサン(3.0mL)中の6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.132g、0.430mmol)、2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(0.158g、0.65mmol)及びPdCl(dppf)(0.063g、0.090mmol)の混合物を脱気し、窒素でパージした。得られた混合物を80℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を水中でトリチュレートし、次いで、真空下で乾燥させた。得られた固体を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用いて精製した。得られた物質をさらに、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~25%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(0.098g、収率57%)を黄色の固体として得た。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 0.82-0.92(2H,m),0.95-1.06(2H,m),1.83-1.90(1H,m),2.23(3H,s),3.74(3H,s),3.98(3H,s),7.70(1H,s),7.74(1H,br s),8.00(1H,br s),8.42(1H,s),8.50(1H,s),9.02(1H,s),10.59(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=403.9
実施例219
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000294
(a)3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸
DIPEA(3.40mL、19.5mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.50g、6.50mmol)及び4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル(1.92g、9.76mmol)のDMF(18.3mL)溶液に加えた。得られた混合物を60℃で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.207g、収率83%)を暗橙色の泡状物として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.26-1.33(4H,m),1.66(9H,s),2.40(3H,s),2.54-2.63(1H,m),4.00(3H,s),8.43(1H,s),9.92(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=408.1
(b)3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(1.47g、5.95mmol)、Pd(dppf)Cl2ジクロロメタン付加物(0.442g、0.540mmol)及びフッ化セシウム(2.466g、16.23mmol)を加えた3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(2.21g、5.41mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(19.7mL)及び水(2.0mL)を加えた。得られた混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で2時間撹拌した。次いで、反応混物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.513g、収率55%)を濃黄~橙色の泡状物として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.02-1.09(2H,m),1.35-1.40(2H,m),1.67(9H,s),1.96-2.10(1H,m),2.45(3H,s),3.98(3H,s),4.01(3H,s),8.01(1H,s),8.59(1H,s),8.68(1H,s),8.92(1H,s),10.09(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=505.3
(c)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(13mL、91mmol)を、3-[(1-tert-ブトキシカルボニル-3-メチル-ピラゾール-4-イル)アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル(1.513g、3.000mmol)に添加した。得られた混合物を、圧力フラスコ中、100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.4%のメタノール性アンモニアを用いて精製した。得られた物質をMeOH/ジエチルエーテルに懸濁し、40℃で4時間撹拌した。得られたスラリーを室温に冷却し、次いで、濾過し、ジエチルエーテルで洗滌し、真空下で乾燥させて、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(0.647g、収率51%)を黄色の固体として得た。化合物は、ピラゾール互変異性体の2:1混合物として存在する。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.80-0.97(2H,m),0.97-1.12(2H,m),1.80-1.94(1H,m),2.21(3H,s),3.98(3H,s),7.69-7.96(2H,m),8.02(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.02(1H,s),10.45-10.94(1H,m),12.17-12.54(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=390.1
実施例220~223
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000295
(a)4-メチルべンゼンスルホン酸2,3-ジフルオロプロピル
塩化4-メチルベンゼンスルホニル(149g、0.780mmol)を、2.3-ジフルオロプロパン-1-オール(50g、0.52mmol)及びトリエチルアミン(107μL、0.780mmol)のDCM(2.5mL)溶液に添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、反応物を、飽和塩化アンモニウム水溶液(3mL)でクエンチした。層を分離し、水層をDCMで3回(各3mL)抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を、収率100%と見なして、次に進めた。m/z:(ES+),[M+H]+=251.0
(b)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
炭酸セシウム(335mg、1.03mmol)を、DMSO(0.856mL)中の.5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(100mg、0.26mmol)及び4-メチルべンゼンスルホン酸2,3-ジフルオロプロピル(129mg、0.510mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を100℃で1.5時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~40%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.1%のギ酸を用いて精製した。得られた物質をさらに、分取SFCにより、5ミクロン、4.6mm×100mm、ChiralPak IGカラムを用い、溶離液として定組成の45%MeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、次の3つの部分からなる物質を得た:5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(14.3mg、収率12%)(黄色の固体として)、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(14.6%、収率12%)(黄色の固体として)及び黄色の固体。この後者の物質をさらに、分取SFCにより、3ミクロン、4.6mm×100mm、ChiralPak IAカラムを用い、溶離液として定組成の20%MeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(16.1mg、収率13%)を黄色の固体として得た及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(16.5mg、収率14%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.80-0.97(2H,m),1.00-1.18(2H,m),1.77-1.95(1H,m),2.20(3H,s),3.99(3H,s),4.28-4.85(4H,m),4.93-5.23(1H,m),7.80(1H,br s),7.97(1H,s),8.06(1H,br s),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.86(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=468.0
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.80-0.97(2H,m),1.06-1.16(2H,m),1.82-1.93(1H,m),2.20(3H,s),3.98(3H,s),4.31-4.86(4H,m),4.93-5.25(1H,m),7.80(1H,br s),7.97(1H,s),8.06(1H,br s),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.85(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=468.0
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.79-0.93(2H,m),0.93-1.05(2H,m),1.80-1.92(1H,m),2.24(3H,s),3.98(3H,s),4.34-4.88(4H,m),4.99-5.24(1H,m),7.78(1H,br s),7.81(1H,s),8.04(1H,br s),8.43(1H,s),8.50(1H,s),9.03(1H,s),10.60(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=468.0
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)0.76-0.93(2H,m),0.93-1.06(2H,m),1.79-1.92(1H,m),2.24(3H,s),3.98(3H,s),4.32-4.87(4H,m),4.98-5.24(1H,m),7.78(1H,br s),7.81(1H,s),8.04(1H,br s),8.43(1H,s),8.50(1H,s),9.03(1H,s),10.60(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=468.0
実施例224及び225
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000296
3-ヨードオキセタン(132μL、1.50mmol)を、DMSO(2mL)中の5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(168mg、0.430mmol)及び炭酸セシウム(421mg、1.30mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を直接、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN/水を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、黄色の膜状物(128mg)を得た。この物質をさらに、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm、OJ-Hカラムを用い、溶離液として定組成の25%MeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(55mg、収率64%)を黄色の固体として、また5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(27mg、収率32%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.86-0.96(2H,m),1.06-1.16(2H,m),1.86-1.94(1H,m),2.25(3H,s),3.99(3H,s),4.86(2H,br t),4.89-4.97(2H,m),5.40-5.56(1H,m),7.79(1H,br s),8.05(1H,br s),8.08(1H,s),8.42(1H,s),8.52(1H,d),9.03(1H,d),10.89(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.82-0.94(2H,m),1.03(2H,dt),1.81-1.94(1H,m),2.21(3H,s),3.98(3H,s),4.83-4.92(2H,m),4.92-4.99(2H,m),5.58(1H,quin),7.75(1H,br s),7.95(1H,s),8.02(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.03(1H,s),10.65(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=446.2
実施例226
5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000297
1,1-ジフルオロ-2-ヨード-エタン(38μL、0.44mmol)を、DMSO(1mL)中の5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(85mg、0.22mmol及び炭酸セシウム(213mg、0.650mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。反応混合物を直接、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~100%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、黄色の固体(88mg)を得た。この物質をさらに、分取SFCを用い、5ミクロン、21mm×250mm、IBカラムを用い、溶離液として定組成の35%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%のNHOHを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(48mg、収率49%)及び5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(23mg、収率23%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.76-0.94(2H,m),0.94-1.12(2H,m),1.78-1.96(1H,m),2.26(3H,s),3.98(3H,s),4.57(2H,td),6.34(1H,tt),7.76(1H,br s),7.83(1H,s),8.02(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.03(1H,s),10.60(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6):δ -122.12.m/z:(ES+),[M+H]+=454.2
実施例227及び228
5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000298
メタンスルホン酸3,3-ジフルオロプロピル(112mg、0.640mmol)を、DMSO(2.0mL)中の5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(100mg、0.26mmol)及び炭酸セシウム(251mg、0.770mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、直接、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、116mgの黄色の固体を得た。この物質を、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm ChiralPak IJカラムを用い、溶離液として定組成の20%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%のアンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(44mg、収率37%)を黄色の固体として、5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド(38mg、収率32%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド。H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.90(2H,br dd),1.10(2H,br s),1.85-1.92(1H,m),2.19(3H,s),2.27-2.48(2H,m),3.98(3H,s),4.21(2H,t),6.10(1H,tt),7.77(1H,br s),7.93(1H,s),8.03(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.03(1H,s),10.80(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6):δ -116.50.m/z:(ES+),[M+H]+=468.2
5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド。H NMR(500MHz,DMSO-d6):0.86(2H,br dd),1.00(2H,br s),1.83-1.90(1H,m),2.25(3H,s),2.28-2.41(2H,m),3.98(3H,s),4.20(2H,br t),6.12(1H,tt),7.75(1H,br s),7.79(1H,s),8.01(1H,br s),8.42(1H,s),8.50(1H,s),9.02(1H,s),10.60(1H,s).19F NMR(471MHz,DMSO-d6):δ -116.48.m/z:(ES+),[M+H]+=468.2.
実施例229及び230
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000299
(a)3-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール
DMF(5mL)を、3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.508g、4.00mmol)、メタンスルホン酸テトラヒドロ-2H-pyran-4-イル(0.865g、4.80mmol)及び炭酸セシウム(1.56g、4.80mmol)の混合物に添加した。得られた懸濁液を100℃で18時間撹拌した。次いで、反応物を水(15mL)で希釈した。得られた沈殿物を濾過によって回収し、水で洗滌し、風乾して、3-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール及び5-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾールの2:1混合物(0.423g、収率50%)を白色のふわふわした固体として得た。
3-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)1.96-2.09(2H,m),2.10-2.17(2H,m),2.55(3H,s),3.48-3.60(2H,m),4.09-4.19(2H,m),4.29(1H,tq),8.16(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=212.0
5-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール。1H NMR(500MHz,クロロホルム-d)1.77-1.91(2H,m),2.34(2H,qd),2.70(3H,s),3.48-3.60(2H,m),4.09-4.19(2H,m),4.29(1H,tq),8.11(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=212.0
(b)3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミン及び5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミン
MeOH(8mL)中の10wt%パラジウム炭素(85mg、0.080mmol)及び3-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾールと5-メチル-4-ニトロ-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾールの2:1混合物(423mg、2.00mmol)を水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。次いで、反応物をCeliteで濾過し、DCMで洗滌した。得られた濾液を濃縮して、3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミン及び5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミンの2:1混合物(340mg、収率94%)を暗紫色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=182.8.
(c)6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(0.657mL、3.77mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(290mg、1.26mmol)、及び3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミンと5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-アミンの2:1混合物(342mg、1.89mmol)のDMF(5.6mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で45分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの2:1混合物(0.420g、収率85%)を橙~褐色の固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.14-1.17(2H,m),1.17-1.34(2H,m),1.83-2.18(3H,m),2.25-2.39(4H,m),2.47-2.62(1H,m),3.51-3.61(2H,m),3.96-4.03(3H,m),4.11-4.18(2H,m),4.19-4.33(1H,m),7.76-7.90(1H,m),9.44-9.84(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=391.5
(d)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
2-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-1,3,6,2-ジオキサザボロカン(386mg、1.57mmol)、2:1の6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び6-クロロ-5-シクロプロピル-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル(410mg、1.05mmol)、Pd(dppf)Clジクロロメタン付加物(85mg、0.10mmol)並びにフッ化セシウム(477mg、3.14mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(9.5mL)及び水(0.95mL)並びに得られたスラリーを真空脱気し、窒素を3回充填し、次いで、80℃で20時間撹拌した。次いで、反応合物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの2:1混合物(0.157g、収率31%)を橙色の膜状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+489.2.
(e)5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(4.6mL、32mmol)を、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの2:1混合物(157mg、0.320mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で30分間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、逆相C18クロマトグラフィにより、溶離液として0~80%のMeCN-水を用い、修飾剤として0.2%の水酸化アンモニウムを用いて精製し、黄色の膜状物を得た。この物質をさらに、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm ChiralPak IJカラムを用い、溶離液として定組成の20%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%のアンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(33mg、収率22%)を黄色の固体として、また5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(68mg、収率45%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.86-0.97(2H,m),1.06-1.15(2H,m),1.82-1.94(3H,m),2.00(2H,br d),2.20(3H,s),3.48(2H,br t),3.96(2H,br d),3.99(3H,s),4.25-4.37(1H,m),7.77(1H,br s),8.00(1H,s),8.03(1H,br s),8.43(1H,s),8.52(1H,s),9.03(1H,s),10.81(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=474.3
5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.87(2H,br dd),0.99-1.06(2H,m),1.80(2H,br d),1.83-1.91(1H,m),1.96-2.09(2H,m),2.28(3H,s),3.49(2H,br t),3.92-4.02(5H,m),4.33-4.45(1H,m),7.74(1H,br s),7.81(1H,s),8.01(1H,br s),8.42(1H,s),8.51(1H,s),9.02(1H,s),10.64(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=474.2
実施例231及び232
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
Figure 2024527623000300
(a)4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(9.8mL)を、3-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.00g、7.87mmol)、4-メチルスrホニルオキシピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.86g、10.2mmol)及び炭酸セシウム(3.08g、9.44mmol)の混合物に加えた。得られた混合物を100℃で3時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を5%LiCl水溶液で3回、塩水で1回洗浄し、次いで、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの2:1混合物(2.79g、定量的)をワックス状の白色固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.32-1.62(9H,m),1.79-1.93(2H,m),2.09-2.19(2H,m),2.48-2.71(3H,m),2.76-2.95(2H,m),4.10-4.51(3H,m),8.04-8.17(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=311.1
(b)4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(4-アミノ-5-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
鉄粉(2.007g、35.93mmol)を、エタノールl(22.5mL)及び水(22.5mL)中の、4-(3-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(5-メチル-4-ニトロ-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの2:1混合物(2.788g、8.98mmol)と塩化アンモニウム(1.922g、35.93mmol)の混合物に添加した。得られた混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を室温に冷却し、DCM(100mL)で希釈した。得られた懸濁液をCeliteで濾過し、DCM及び水で洗滌した。得られた濾液を別個の漏斗に移し、層を分離した。水層をDCM(50mL)で2回抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(4-アミノ-5-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルの2:1混合物(2.55g、定量的)を暗赤~褐色の油状物として得た。m/z:(ES+),[M+H]+=281.5
(c)3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(850μL、4.88mmol)を、6-クロロ-5-シクロプロピル-3-フルオロ-ピラジン-2-カルボン酸メチル(375mg、1.63mmol)と、2:1の4-(4-アミノ-3-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル及び4-(4-アミノ-5-メチル-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(912mg、3.25mmol)のDMF(7.3mL)溶液に加えた。得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチルの55:45混合物(0.804g、定量的)を褐色固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 1.00-1.16(2H,m),1.16-1.27(2H,m),1.47-1.51(11H,m),1.82-1.93(2H,m),2.09-2.18(2H,m),2.23-2.34(3H,m),2.44-2.61(1H,m),3.94-4.01(3H,m),4.07-4.49(3H,m),7.71-7.85(1H,m),9.37-9.85(1H,m).m/z:(ES+),[M+H]+=491.2
(d)3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル
1-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキソボロラン-2-イル)ベンズイミダゾール(841mg、3.26mmol)、55:45の3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-クロロ-5-シクロプロピル-ピラジン-2-カルボン酸メチル(800mg、1.63mmol)、Pd(dppf)Clジクロロメタン付加物(133mg、0.160mmol)並びにフッ化セシウム(743mg、4.89mmol)の混合物を真空脱気し、窒素を3回充填した。1,4-ジオキサン(14.8mL)の及び水(1.5mL)を添加した。得られたスラリーを真空脱気し、窒素を3回充填した後、80℃で21時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~5%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.1%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチルの60:40混合物(0.655g、収率69%)を橙色の油状物として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d):δ 0.77-1.00(2H,m),1.20-1.40(2H,m),1.47(9H,br d),1.80-2.04(3H,m),2.26-2.37(3H,m),2.89(2H,br d),3.81-3.89(3H,m),3.93(3H,br dd),4.06-4.46(3H,m),7.36-7.48(3H,m),7.87(1H,br dd),7.88-8.00(1H,m),9.50-9.91(1H,m).2つのプロトンがピナコール不純物ピークに埋もれていた。m/z:(ES+),[M+H]+=586.6
(e)5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
1,4-ジオキサン中4MのHCl(5.60mL、22.3mmol)を、3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチル及び3-[[1-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボン酸メチルの60:40混合物(655mg、1.12mmol)に加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮して、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル塩酸塩及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル塩酸塩の60:40混合物(0.584g、定量的)を得た。m/z:(ES+),[M+H]+=486.7
(f)5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル
DIPEA(488μL、2.79mmol)を、DMF(4.60mL).中の、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル塩酸塩及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル塩酸塩の60:40混合物(584mg、1.12mmol)に加えた。得られた溶液を室温で5分間撹拌した。37%ホルムアルデヒド水溶液(500μL、6.70mmol)と数滴の酢酸を順に加えた。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(710mg,3.35mmol)を少量ずつ固体として加えた。得られた混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、反応物を水で希釈し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~10%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.2%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの60:40混合物(0.448g、収率80%)を黄色の固体として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d).m/z:(ES+),[M+H]+=501.4
(g)5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド
7Nのメタノール性アンモニア(6.3mL、44mmol)を、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチル及び5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボン酸メチルの60:40混合物(440mg、0.88mmol)に加えた。Biotageマイクロ波反応器内で、得られた混合物を100℃で1時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィにより、溶離液として0~20%のMeOH-DCMを用い、修飾剤として0~0.4%のメタノール性アンモニアを用いて精製し、黄色の膜状物を得た。この物質をさらに、分取SFCにより、5ミクロン、21mm×250mm ChiralPak IJカラムを用い、溶離液として定組成の20%のMeOH-sCOを用い、修飾剤として0.2%のアンモニウムを用いて精製し、5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(115mg、収率27%)を黄色の固体として、また5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド(88mg、収率21%)を黄色の固体として得た。
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.82-0.94(2H,m),1.01-1.12(2H,m),1.79-1.93(3H,m),1.96-2.09(4H,m),2.19(6H,s),2.83(2H,br d),3.87(3H,s),3.95-4.06(1H,m),7.31-7.44(2H,m),7.64(1H,br d),7.73(1H,br s),7.91(1H,br s),7.99(1H,s),8.20(1H,s),10.74(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=486.4
5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド:H NMR(500MHz,DMSO-d6):δ 0.78-0.88(2H,m),0.94-1.04(2H,m),1.79(2H,br s),1.83-1.91(1H,m),1.97-2.10(4H,m),2.20(3H,s),2.26(3H,s),2.86(2H,br d),3.87(3H,s),4.01-4.14(1H,m),7.31-7.43(2H,m),7.63(1H,br d),7.71(1H,br s),7.79(1H,s),7.89(1H,br s),8.19(1H,s),10.58(1H,s).m/z:(ES+),[M+H]+=486.4

Claims (19)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2024527623000301
    [式中、
    、X及びXは、独立してCR又はNから選択され(但し、XがNである場合、X はCRであり、XがNである場合、XはCRである);
    はシクロプロピル又はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    はH、NH又はC1~2アルキルであり(ここで、前記C1~2アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    はH、R、OR、NHR、Cl、CN、CCH、NH、SCH、シクロプロピル、シクロブチル、NH(1又は2個のNを含有する(5~6員)ヘテロアリール)、NH(C1~2アルキル)N(CH、オキセタン-3-イル、NH-シクロプロピル及びO-シクロプロピルから選択され;
    はアリール又はヘテロアリールから選択され(ここで、前記アリール又はヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにNH、CN、OR、R、R、R、OR、OCH、C(O)R、C(O)CH、C(O)NHCH、CHC(O)NHCH、C(CH、CH(CH)R及びCHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
    はH、F、Cl及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記OC1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
    はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のF、O(C1~2アルキル)並びにOH、CN、N(CH及び1個のOを含有する(4~5員)ヘテロシクロアルキルから選択される0又は1個の置換基によって置換されている);
    はNH-シクロプロピル、[ジメチル(オキソ)-λ-スルファニリデン]アミノ、(C1~4アルキル)スルホンイミドイル、SOCH、OSOCH、C(CHSOCH、SONHCH、SON(CH、モルホリン-4-スルホニル、4-メチルピペラジン-スルホニル、モルホリニル、CCCH、シクロプロピル(ここで、前記シクロプロピルはF、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、シクロブチル(ここで、前記シクロブチルは0又は1個のOHで置換されている)及びイミダゾリル(ここで、前記イミダゾリルは0又は1個のR11で置換されている)から選択され;
    はSOCH又はヘテロシクロアルキルから選択され(ここで、前記ヘテロシクロアルキルはF、Cl、R及びORから独立して選択される0、1、2、3又は4個の置換基、並びにシクロプロピル、OH、C(O)CHOH、4-メチルピペラジニル、C(O)CH及びC(O)N(CHから独立して選択される0、1又は2個の置換基によって置換されている);
    はOR10N(R10、NR11(CHN(CH、-(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはR11から選択される0又は1個の置換基で置換されている)、-O(CH(5~6員)ヘテロシクロアルキル(ここで、前記(5~6員)ヘテロシクロアルキルはRから選択される0又は1個の置換基で置換されている)、並びにN(CH及びC(O)CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されているアゼチニルから選択され;
    10はH及びC1~2アルキルから独立して選択され(ここで、前記C1~2アルキルはF、CN、NH及びOC1~2アルキルから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換され、前記C1~2アルキルはF及びClから独立して選択される0、1、2又は3個の置換基によって置換されている);
    且つ
    11はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のF及び0又は1個のシクロプロピルで置換されている)]
    又はその薬学的に許容される塩。
  2. 、X及びXは独立してCRから選択される、
    請求項1に記載の化合物
    又はその薬学的に許容される塩。
  3. 及びXは独立してCRから選択され;
    はNである、
    請求項1に記載の化合物
    又はその薬学的に許容される塩。
  4. 式(IA)
    Figure 2024527623000302
    (式中、
    、X及びXは独立してCRから選択され;
    はHである)
    の請求項1に記載の化合物
    又はその薬学的に許容される塩。
  5. はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
    はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のFによって置換されている);Rはフェニルから選択される(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)
    請求項4に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  6. はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
    はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4は、0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0、又は1個の置換基によって置換されている);
    はシクロプロピルから選択される(ここで、前記シクロプロピルは、F、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)
    請求項4に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  7. 式(IB)
    Figure 2024527623000303
    (式中、
    及びXは独立してCRから選択され;
    はNであり;
    はHである)
    の請求項1に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  8. はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
    はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4は、0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    はフェニルから選択される(ここで、前記フェニルは、F、Cl及びRから選択される0又は1個の置換基、並びにモルホリニルから選択される置換基によって置換され、前記モルホリニルは、F、Cl、R及びORから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにシクロプロピル、C(O)CH及びC(O)N(CHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)
    請求項7に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  9. はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
    はC1~4アルキルであり(ここで、前記C1~4は、0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    は(5員)ヘテロアリールから選択され(ここで、前記(5員)ヘテロアリールは、F、Cl及びRから独立して選択される0、1又は2個の置換基、並びにRから選択される0、又は1個の置換基によって置換されている);
    はシクロプロピルから選択される(ここで、前記シクロプロピルは、F、CN、OH又はSOCHから選択される0又は1個の置換基によって置換されている)
    請求項7に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  10. 式(IC)
    Figure 2024527623000304
    (式中、
    及びXは独立して、CRから選択され;
    はNであり;
    はHであり;
    はC1~3アルキルである(ここで、前記C1~3アルキルは0、1、2又は3個のFによって置換されている))
    の請求項1に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  11. はC1~3アルキルであり(ここで、前記C1~3は、0、1、2又は3個のFによって置換されている);
    又はその薬学的に許容される塩であり:
    はR、NHR及びシクロプロピルから選択され;
    はC1~4アルキルである(ここで、前記C1~4は、0、1、2又は3個のFによって置換されている)
    請求項10に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  12. はシクロプロピルであり;
    はC1~4アルキルである(ここで、前記C1~4アルキルは、0、1、2又は3個のFによって置換されている)
    請求項10に記載の化合物、
    又はその薬学的に許容される塩。
  13. 6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(エチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(シクロプロピルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-アミノ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[[(2R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[2-(ジメチルアミノ)エチルアミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(プロパ-2-イニルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1R,2R)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-[[rel-(1S,2S)-2-メチルシクロプロピル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(シアノメチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[[(2R)-2-フルオロプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[[(2S)-2-フルオロプロピル]アミノ]-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イルメチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-エチニル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(ジフルオロメチル)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-クロロ-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-5-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(2-ピリジルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(オキセタン-3-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-エトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-メチルスルファニル-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-[(1-メチルシクロプロピル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シアノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(シクロプロピルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-アミノ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルイミダゾ[4,5-d]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-エチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3-シクロプロピルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-[3-(ジフルオロメチル)イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル]-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(7-クロロ-1-メチル-ベンゾイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(7-シアノ-1-メチル-ベンズイミダゾール-4-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    6-(3,4-ジメチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)-3-(4-モルホリノアニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2,3-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-フルオロ-3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3-クロロ-2-フルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2,3,5-トリフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-フルオロ-5-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(3-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3,5-ジメチル-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3-シアノ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(3-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[3-(ジフルオロメチル)-4-モルホリノ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-(2-メチル-4-モルホリノ-アニリノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-メトキシ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-クロロ-4-モルホリノ-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(5-シアノ-6-モルホリノ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-((4-(1,4-オキサゼパン-4-イル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(3R)-3-メチルモルホリン-4-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2-フルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2,3-ジフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[2,3,5-トリフルオロ-4-[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(6-オキサ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(8-オキサ-3-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-アニリノ-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(ジフルオロメトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(4-イソプロポキシアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    [4-[[3-カルバモイル-6-(メチルアミノ)-5-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-イル]アミノ]フェニル]メタンスルホナート、
    3-[4-(2-メトキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(2-ヒドロキシエトキシ)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエトキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(4-アミノアニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[2-メトキシエチル(メチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[ビス(2-メトキシエチル)アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(2-メチル-4-ピリジル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[(2-メトキシ-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(7-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリダジン-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド塩酸塩、
    3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[(2,6-ジメチル-4-ピリジル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(2-メトキシ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[2-(2-メトキシエトキシ)-6-メチル-4-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(2-シアノ-6-メチル-4-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(1,5-ジメチル-6-オキソ-3-ピリジル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(ジフルオロメチル)-6-オキソ-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-3-[4-(8-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(トリフルオロメチル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-3-[4-(3-メチル-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-イル)アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-3-[4-[(1S,4S)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アニリノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル-メチル-アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
    3-[4-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
    3-[3-シアノ-4-[(3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2,3-ジフルオロ-4-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1-ピペリジル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[6-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-5-メチル-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[5-メトキシ-6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[5-クロロ-6-[(1R,4R)-5-メチル-2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]-3-ピリジル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-3-[(6-メチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(6-エチル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(6-イソプロピル-5,7-ジヒドロピロロ[3,4-b]ピリジン-3-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドビス-ギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1R)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[rel-(1S)-1-モルホリノエチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[1-メチル-1-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチル-1-モルホリノ-エチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    (R)-3-((4-((3-フルオロピロリジン-1-イル)メチル)フェニル)アミノ)-6-(3-メチル-3H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-5-(メチルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-[[(3S)-3-フルオロピロリジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-[(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-[[(3S)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドトリス-ギ酸塩、
    3-[4-[[(3R)-3,4-ジメチルピペラジン-1-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[6-(モルホリノメチル)-3-ピリジル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[2-フルオロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[3-クロロ-4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2-フルオロ-4-[[(1S,4S)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2-フルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2,3-ジフルオロ-4-[[(1R,4R)-2-オキサ-5-アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン-5-イル]メチル]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2-クロロ-4-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルメチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(2-モルホリノエチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(ピロリジン-1-イルメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(4-メチルピペラジン-1-イル)メチル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(ジフルオロメチル)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(モルホリノメチル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2-フルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[2,3-ジフルオロ-4-(モルホリノメチル)アニリノ]-5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3S)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(3R)-4-メチルモルホリン-3-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2R)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[4-[rel-(2S)-4-メチルモルホリン-2-イル]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-ピペリジルオキシ)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[(1-アセチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[1-(2-ヒドロキシアセチル)-4-ピペリジル]オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[3,5-ジフルオロ-4-[(1-メチル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[(1-イソプロピル-4-ピペリジル)オキシ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-[[(2S,4R)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[(2R,4S)-4-ヒドロキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[(2R,4S)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[(2S,4R)-4-メトキシ-1-メチル-ピロリジン-2-イル]メトキシ]アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(4-メチルピペラジン-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[3-(1-メチル-4-ピペリジル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(4-メチルイミダゾール-1-イル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-([1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イルアミノ)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[[6-(1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-3-ピリジル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(2-イミノ-2-オキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    rel-(R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    rel-(S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)-3,5-ジメチル-アニリノ]-5-メチル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(2,2-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2-ベンゾチオフェン-5-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-3-[(1-メチル-2,2-ジオキソ-3H-2,1-ベンゾチアゾール-5-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ6-スルファニリデン]アミノ]アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ6-スルファニリデン]アミノ]-2-フルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-[[ジメチル(オキソ)-λ6-スルファニリデン]アミノ]-2,3-ジフルオロ-アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[4-(1,1-ジオキソ-1,2-チアゾリジン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(1,1-ジオキソチアジナン-2-イル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-(2-フルオロ-4-メチルスルホニル-アニリノ)-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    (R)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    (S)-3-[4-(エチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    rel-(R)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    rel-(S)-3-[4-(イソプロピルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[4-(tert-ブチルスルホンイミドイル)アニリノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[4-(1-メチルスルホニルシクロプロピル)アニリノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-メトキシ-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(1-テトラヒドロピラン-4-イルピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[(1-イソプロピルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(1,1-ジオキソチアン-4-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミドギ酸塩、
    3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-(メチルアミノ)-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[(1,3-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    3-[[1-(1-シアノシクロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[(1,5-ジメチルピラゾール-4-イル)アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2R)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-[rel-(2S)-2,3-ジフルオロプロピル]ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[3-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[[5-メチル-1-(オキセタン-3-イル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[[1-(2,2-ジフルオロエチル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-3-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-3-[[1-(3,3-ジフルオロプロピル)-5-メチル-ピラゾール-4-イル]アミノ]-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(3-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(3-メチルイミダゾ[4,5-c]ピリジン-7-イル)-3-[(5-メチル-1-テトラヒドロピラン-4-イル-ピラゾール-4-イル)アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[3-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    5-シクロプロピル-6-(1-メチルベンズイミダゾール-4-イル)-3-[[5-メチル-1-(1-メチル-4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピラジン-2-カルボキサミド、
    及びこれらの薬学的に許容される塩
    から選択される請求項1に記載の化合物。
  14. 医薬として使用するための、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  15. 任意選択的に薬学的に許容される補助剤、希釈剤若しくは担体と混合された、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物。
  16. 医薬として使用するための、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  17. 癌の治療に使用するための、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩。
  18. 癌を治療するための医薬の製造における、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩の使用。
  19. 前記疾患に罹患している患者の癌を治療する方法であって、前記患者に、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の治療有効量を投与することを含む方法。
JP2024502652A 2021-07-20 2022-07-19 癌の治療のためのhpk1阻害剤としての置換ピラジン-2-カルボキサミド阻害剤 Pending JP2024527623A (ja)

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