JP2024527154A - 中継通信方法、通信装置及び通信システム - Google Patents

中継通信方法、通信装置及び通信システム Download PDF

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Abstract

本出願は、リモート端末によるネットワークデバイスのセルへのアクセス効率を効果的に向上させるために、中継通信方法、通信装置及び通信システムを提供する。方法は、第1端末、第2端末及び第3端末を含む通信システムに適用され、第1端末は、第2端末によってネットワークデバイスにアクセスするために使用される中継デバイスである。方法は以下を含む:第1端末が、ネットワークデバイスからシステム情報を受信し、受信したシステム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断する。第1端末は、第1指示情報を第2端末に送信し、ここで、第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。

Description

本出願は、2021年8月4日に中国国家知識産権局に提出された「RELAY COMMUNICATION METHOD, COMMUNICATION APPARATUS AND COMMUNICATION SYSTEM」という題名の中国特許出願第202110892634.2号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
本出願は、通信分野に関し、特に、中継通信方法、通信装置及び通信システムに関する。
サイドリンク(sidelink)は、デバイス間の直接通信をサポートするために導入された新しいリンクである。サイドリンクは、端末間の近接ベースのサービス直接通信及び近接ベースのサービス直接ディスカバリを含み、無線インタフェース(例えばPC5)に対応する。例えばユーザ機器からネットワークへの中継(ユーザ機器からネットワークへの中継、U2N中継)のシナリオでは、リモート端末は、中継端末を介してネットワークデバイスのセルにアクセスする必要がある。リモート端末と中継端末は、サイドリンクを介して互いに通信することがあり、中継端末とネットワークデバイスは、アップリンクとダウンリンクを介して互いに通信することがある。したがって、中継端末へのサイドリンクを確立する前に、リモート端末は、ネットワークデバイスのカバレッジエリア内の複数の中継端末から適切な中継端末を選択して、セルアクセスを完了する必要がある。
中継端末を選択するとき、リモート端末は、サイドリンクのディスカバリメッセージの無線信号強度測定値を、予め設定された閾値と比較して、中継端末のサイドリンク品質が中継選択及び再選択基準に合致するかどうかを評価することがある。中継サービスの性能をいかに改善するかは、解決すべき緊急の課題である。
本出願は、リモート端末によるネットワークデバイスのセルへのアクセス効率を効果的に向上させるための中継通信方法、通信装置及び通信システムを提供する。
第1の側面によると、中継通信方法が提供され、第1端末に適用される。第1端末は、第2端末によってネットワークデバイスにアクセスするために使用される中継デバイスである。本方法は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップと、第1指示情報を第2端末に送信するステップとを含み、ここで、第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。
本出願のこの実施形態において、第1端末が、受信したシステム情報に基づいて、第1端末が、第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するとき、第1端末は、第2端末との間で確立されたサイドリンクを介して、第2端末にサイドリンク切断メッセージを送信するか、又はシステム情報内の第1セルステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を転送してもよい。情報を受信した後、端末デバイスは、サイドリンクを切断するか、又は受信したセルステータス情報、セル予約ステータス情報又は第2端末のアクセス識別のうちの少なくとも1つに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し得る。このように、第2端末は、第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップは、システム情報と第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップを含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含み、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、
第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、
のうちの1つ以上を含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCステータスを示す。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、本方法は、サイドリンクを切断するステップを更に含む。
第2の側面によると、中継通信方法が提供され、第1端末に適用される。本方法は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、システム情報及び/又は第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定するステップであって、中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む、ステップとを含む。
本出願のこの実施形態において、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第1端末は、システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を、ネットワークデバイスから第2端末に転送する。このように、第2端末は、受信した情報に基づいて、第2端末が、第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、第2端末は、該第2端末が、第1セルに成功裏にアクセスすることができることが確認されたときに、第1セルにアクセスすることができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含み、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するステップを更に含む。第1メッセージは、第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップするステップを更に含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第2端末から要求メッセージを受信するステップであって、要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する、ステップと、第2端末のAIとシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断するステップと、を更に含む。
第3の側面によると、中継通信方法が提供され、第2端末に適用され、ここで、第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスする。本方法は、第1端末から第1指示情報を受信するステップであって、第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は第1指示情報は、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、ステップと、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するステップと、を含む。
第3の側面に関連して、第3の側面のいくつかの実装では、第1端末から第1指示情報を受信するステップの前に、本方法は、サイドリンクを確立するステップを更に含む。
第3の側面に関連して、第3の側面のいくつかの実装では、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するステップの後に、本方法は、第3端末を選択するか又はネットワークデバイスの第2セルを再選択するステップを更に含み、第3端末は、第2端末がネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである。
第4の側面によると、中継通信方法が提供され、第2端末に適用され、ここで、第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスする。本方法は、第1端末から第1メッセージを受信するステップであって、第1メッセージは、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、ステップと、第1メッセージに基づいて、第2端末による第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するステップであって、第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む、ステップと、を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末に要求メッセージを送信するステップを更に含み、要求メッセージは、第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。
第5の側面によると、第1の側面又は第3の側面のうちのいずれかの可能な実装における方法を実行するように構成される通信装置が提供される。具体的には、通信装置は、上述の側面又は第3の側面の可能な実装のいずれか1つの方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
一設計では、通信装置は、第1の側面又は第3の態様で説明した方法/動作/ステップ/アクションに1対1で対応するモジュールを含み得る。モジュールは、ハードウェア回路であってもよく、ソフトウェアであってもよく、ハードウェア回路とソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
別の設計では、通信装置は通信チップであり、通信チップは、情報又はデータを送信するように構成された入力回路又はインタフェースと、情報又はデータを受信するように構成された出力回路又はインタフェースとを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は通信デバイスであり、通信デバイスは、情報又はデータを送信するように構成された送信機と、情報又はデータを受信するように構成された受信機とを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は、第1の側面又は第3の側面の可能な実装のうちのいずれか1つの方法を実行するように構成される。通信装置は、端末内に構成されてもよく、通信装置は第1端末である。
第6の側面によると、別の通信装置が提供され、第2の側面又は第4の側面の任意の可能な実装における方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第2の側面又は第4の側面の任意の可能な実装における方法を実行するように構成されるモジュールを含む。
一設計では、第5の側面及び第6の側面において提供される通信装置は、前述の側面で説明された方法/動作/ステップ/アクションに1対1で対応するモジュールを含み得る。モジュールは、ハードウェア回路であってもよく、ソフトウェアであってもよく、ハードウェア回路とソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
別の設計では、通信装置は通信チップであり、通信チップは、情報又はデータを送信するように構成された入力回路又はインタフェースと、情報又はデータを受信するように構成された出力回路又はインタフェースとを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は通信デバイスであり、通信デバイスは、情報又はデータを送信するように構成された送信機と、情報又はデータを受信するように構成された受信機とを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は、第2の側面又は第4の側面のいずれかの可能な実装における方法を実行するように構成される。通信装置は、端末内に構成されてもよく、通信装置は第2端末である。
第7の側面によると、プロセッサが提供され、入力回路と、出力回路と、処理回路とを含む。処理回路は、入力回路を介して信号を受信し、出力回路を介して信号を送信するように構成され、その結果、プロセッサは、前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実行する。
任意選択で、1つ以上のプロセッサが存在し、1つ以上のメモリが存在する。
任意選択で、メモリはプロセッサと一体化されてよく、あるいはメモリとプロセッサは別々に配置される。
特定の実装プロセスでは、メモリは、読出専用メモリ(read-only memory、ROM)のような非一時的(non-transitory)メモリであってもよい。メモリとプロセッサは、1つのチップに集積されてよく、あるいは異なるチップに別個に配置されてもよい。メモリのタイプと、メモリ及びプロセッサが配置される方法は、本出願のこの実施形態において限定されない。
第7の側面の通信装置は、チップであってよく、プロセッサは、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、あるいはソフトウェアを使用することによって実装されてもよい。プロセッサがハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは論理回路や集積回路等であってもよい。プロセッサがソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み込むことによって実装されてもよい。メモリは、プロセッサに一体化されてよく、あるいはプロセッサの外部に配置されて独立に存在してもよい。
第8の側面によると、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(代替的にコード又は命令と呼ばれることがある)を含む。コンピュータプログラムが実行されると、コンピュータは、前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実行することが可能になる。
第9の側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラム(代替的にコード又は命令と呼ばれることがある)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の側面のいずれかの可能な実装における方法を実行することが可能になる。
第10の側面によると、チップシステムが提供される。チップシステムは、第1の側面又は第1の側面の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実装するように構成されるか、又は前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実装するように構成されるプロセッサを含む。
可能な設計では、チップシステムは、メモリを更に含み、メモリは、プログラム命令を記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、あるいはチップと他の個別の構成要素を含んでもよい。
本出願の実施形態による通信システムの概略図である。
本出願の実施形態による中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による別の中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による更に別の中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
本出願の実施形態による別の通信装置の概略ブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本出願の技術的解決策を説明する。
本出願で提供される技術的解決策は、様々な通信システム、例えば長期進化(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレックス(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、新しい無線(new radio、NR)システム又は別の進化した通信システム、及び5G通信システムの次世代移動通信システムに適用され得る。
本出願の実施形態における端末は、代替的に、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal、MT)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置等と呼ばれることもある。
端末は、ユーザに音声/データ接続性を提供するデバイス、例えばハンドヘルドデバイス又は無線接続機能を有する車載デバイスであってよい。現在、いくつかの端末の例には:移動電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、携帯電話、コードレスホン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス又はコンピューティングデバイス、あるいは無線モデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末、将来進化する公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末等が含まれる。これは、本出願において限定されない。
限定ではなく例として、本出願では、端末は、モノのインターネット(internet of things、IoT)システム内の端末であり得る。モノのインターネットは、将来の情報技術の発展において重要な部分である。モノのインターネットの主な技術的特徴は、通信技術を使用してオブジェクトをネットワークに接続し、人間と機械の相互接続とモノとモノの相互接続のためのインテリジェントネットワークを実装することである。例えば本出願の実施形態における端末は、ウェアラブルデバイスであってもよい。また、ウェアラブルデバイスは代替的に、ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、例えば眼鏡、手袋、時計、衣類及び靴等、ウェアラブル技術を使用することにより日常の着用のためにインテリジェントに設計及び開発されるウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか、あるいはユーザの衣服やアクセサリに一体化されるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換及びクラウドインタラクションを通して強力な機能も実装することができる。ボードの意味では、ウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチやスマートグラスのように、スマートフォンに依存することなく機能のすべて又は一部を実装することができるフル機能の大きなサイズのデバイス、及び様々なスマートバンドやスマートジュエリーのように、1つのタイプのアプリケーション機能のみに焦点を当て、物理的な兆候を監視するためにスマートフォンのような他のデバイスと協働する必要があるデバイス、を含む。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末は、代替的に、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)における端末であってもよい。加えて、端末は、1つ以上の構成要素又はユニットとして車両に搭載される、車載モジュール、車載モジュール、車載構成要素、車載チップ、車載ユニット等であってもよい。車両は、車載モジュール、車載モジュール、車載構成要素、車載チップ、車載ユニット等を介して、本出願で提供される方法を実装してもよい。したがって、本出願の実施形態は、車両のインターネット、例えばビークルトゥエブリシング(vehicle to everything、V2X)技術、長期進化ビークル(long term evolution-vehicle、LTE-V)技術又はビークルトゥビークル(vehicle-to-vehicle、V2V)技術にも適用されてよい。
本出願におけるネットワークデバイスは、端末と通信するデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、代替的に、アクセスネットワークデバイス又は無線アクセスネットワークデバイスと呼ばれることもある。ネットワークデバイスは、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)であってよく、あるいはLTEシステムにおける進化型ノードB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)であってもよく、あるいはホームノードB(例えばhome evolved NodeB又はhome NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイス等であってよく、あるいはWLANにおけるアクセスポイント(access point、AP)であってもよく、NRシステムにおけるgNBであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、都市基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局等であってもよい。これは、本出願において限定されない。
ネットワーク構造において、ネットワークデバイスは、中央ユニット(central unit、CU)ノード、分散ユニット(distributed unit、DU)ノード、CUノードとDUノードとを含む無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)デバイス、あるいはコントロールプレーンCUノード(CU-CPノード)、ユーザプレーンCUノード(CU-UPノード)及びDUノードを含むRANデバイスを含んでもよい。
ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供し、端末は、ネットワークデバイスによって割り当てられた送信リソース(例えば周波数領域リソース又はスペクトルリソース)を介してセルと通信する。セルは、マクロ基地局(例えばマクロeNB又はマクロgNB)に属することがあり、あるいはスモールセル(small cell)に対応する基地局に属することもある。本明細書において、スモールセルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)等を含み得る。これらのスモールセルは、カバレッジが小さく、送信電力が低いという特徴を有し、高速なデータ伝送サービスの提供に適用可能である。
本出願の実施形態を理解し易くするために、まず、図1を参照して、本出願の実施形態に適用可能な通信システムを詳細に説明する。
図1は、本出願の実施形態による通信システム100の概略図である。図1に示されるように、通信システム100は、ネットワークデバイス110と、端末120と、端末130を含む。端末120は、ネットワークデバイス110のセルカバレッジ範囲内に位置し、端末130は、セルカバレッジ範囲内に位置してもよく、セルカバレッジ範囲の外部に位置してもよい。端末120は、アップリンク及びダウンリンクを介してネットワークデバイス110と通信する。端末130は、端末120を介してネットワークデバイス110と通信し得る。この場合、端末120と端末130との間にはサイドリンク(sidelink)接続が存在する。
本出願の実施形態では、端末は、特に、サイドリンク通信を行うことができるデバイスを指し、端末120(中継端末)と端末130(リモート端末)という2つのタイプに分類されることを理解されたい。中継端末は、中継サービスの提供をサポートする端末であり、端末130に中継サービスを提供する。具体的には、中継端末は、端末130からアップリンクデータを受信してアップリンクデータをネットワークデバイスに中継してよく、ネットワークデバイスからダウンリンクデータを受信して端末130に中継してもよい。リモート端末は、中継サービスを介したネットワークデバイスへのアクセスをサポートする端末である。
図1は、理解を容易にするために、簡略化した概略図にすぎないことを理解されたい。通信システム100は、図1に示されていない別のデバイスを更に含むことがある。
中継端末は、中継サービスを提供する中継デバイスであるか、あるいは中継モジュールや中継ユニットであってもよい。これは、本出願において限定されない。本出願の実施形態では、中継端末が中継デバイスである例を説明のために使用する。
図1において、端末130(リモート端末)が端末120(中継端末)へのサイドリンク通信リンクを確立する前に、リモート端末は、該リモート端末の周囲で適切な中継端末を探索する必要がある。このプロセスは、中継ディスカバリ(relay discovery)と呼ばれる。いくつかの実施形態では、2つの中継ディスカバリモデル:モデルAとモデルBがある。モデルAでは、中継端末は、該中継端末のディスカバリメッセージをブロードキャストし、次いで、該メッセージに関心のあるリモート端末が、ディスカバリメッセージを読み出して処理し、中継端末とリモート端末との間にサイドリンクを確立することができるかどうかを判断し得る。モデルBでは、リモート端末は、該リモート端末が、中継端末からの応答を受信することを意図しているという要求情報を送信する。該情報を受信した後、周囲の中継端末は応答するかどうかを判断し、リモート端末と該周囲の中継端末との間にサイドリンクを確立することができるかどうかを更に判断する。
サイドリンクは、デバイス間の直接通信をサポートするために導入された新しいリンクであり、デバイストゥデバイス(device-to-device、D2D)アプリケーションシナリオ及びビークルトゥエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)ドメインに適用され得ることを理解されたい。サイドリンクは、端末間の近接ベースのサービス直接通信及び近接ベースのサービスディスカバリを含み、PC5インタフェースに対応する。
中継端末とネットワークデバイスとの間のリンクは、Uuインタフェースに相当し、Uuネットワークとも呼ばれることがあることを更に理解されたい。
図1では、端末120(中継端末)が、ネットワークデバイス110とのアップリンク及びダウンリンク通信を行うとき、中継端末は、ネットワークデバイスに対応するセルにアクセス可能である必要がある。具体的には、端末がネットワークデバイスに対応するセルにアクセスすることができるかどうかは、ネットワークデバイスによって端末に送信されるシステム情報に基づいて判断され得る。システム情報(system information、SI)は、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)と、複数のシステム情報ブロック(system information blocks、SIBs)とを含み得る。例えばMIBは、80ミリ秒(milliseconds、ms)の周期性でブロードキャストチャネル(broadcast channel、BCH)上で送信され、80ミリ秒以内に繰り返され得る。MIBは、最も重要で最も一般的に使用される送信パラメータの限られた量を含み、SIB1によって必要とされるパラメータは、セルから取得される。MIBは、システムフレーム番号(system frame number、SFN)、及びセルが規制されているかどうかに関する情報(cellBarred)のような、指示情報を更に含む。いくつかの実施形態において、SIB1は、160msの周期性でダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL-SCH)で送信され、160ms以内で送信繰り返し周期が変化することがある。SIB1のデフォルトの送信繰り返し周期は20msであるが、実際の送信繰り返し周期はネットワーク実装に依存する。SIB1は、他のSIBの可用性及びスケジューリング(例えばSIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、SIウィンドウサイズ)に関する情報を含み、1つ以上のSIBがオンデマンドのみで提供されるかどうかを示す。SIB1はセル固有のSIBである。
システム情報は、セルアクセス・ステータス情報及びセル予約ステータス情報又は他の情報を含み得ることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
例えばUuネットワークでは、端末は、最初に、公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)選択を実行し、セル選択又は再選択評価プロセスの後に、適切なセルを選択してキャンプオン(camp on)するよう試みることがある。適切なセルとは、MIB内のネットワークによって示され、規制されていないセルであり、端末のアクセス識別(access identity、AI)又はSIB1のセル状態ブロードキャストによって「規制される(barred)」とみなされない。
例えばMIBでは、cellBarredをシグナリングすることは、セルが規制されているかどうかを示し、情報要素タイプは、「規制(barred)」又は「非規制(not barred)」を示す。cellBarredが「規制(barred)」に設定されているとき、端末がRRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にある場合、セル再選択が実行される。
例えばSIB1では、セルが規制されるか又は規制されないかを端末が考慮するケースに関連する、情報要素パラメータが存在する。例えばcellReservedForOperatorUse(情報要素タイプは「予約(reserved)」又は「非予約(not reserved)」):複数のPLMNs又はNPNsがSIB1において指示され、このフィールドは、各PLMN又はスタンドアロン非公衆ネットワーク(Standalone non-public network、SNPN)に基づいて指定される。cellReservedForOtherUse(その情報要素タイプは「真(true)」):複数のPLMNsがSIB1において指示される場合、このフィールドはすべてのPLMNsに適用可能である。cellReservedForFutureUse(その情報要素タイプは「真」):複数のPLMNs又はNPNsがSIB1において指示される場合、このフィールドは、すべてのPLMNs及びNPNsに適用可能である。
SIB1内の異なる構成情報について、異なるタイプの端末は個別に、セルが異なる状態にあると考えることを理解されたい。例えばセル状態が「非規制」かつ「非予約」と指示され、他の使用が「真」と指示され、将来の使用が「真」と指示されるとき、各UEは、セル選択及びセル再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。セルが任意のクローズドアクセスグループ識別子(closed access group identifier、CAG-ID)又はネットワーク識別子(network identifier、NID)をブロードキャストするとき、セル状態はオペレータによる使用について「非規制」又は「非予約」と指示され、他の使用は「真」と指示されず、将来の使用は「真」と指示されず、NPNをサポートする各UEは、セル選択とセル再選択の間、そのセルを候補セルとみなし、別の端末は、そのセルのセル状態を「規制」とみなすべきである。セル状態が、任意のPLMN/SNPN内のオペレータによる使用について「非規制」及び「予約」として指示されるとき、他の使用は「真」と指示されず、将来の使用は「真」として指示されず、PLMNのフィールドcellReservedForOperatorUseが「予約」に設定されている場合、11又は15であるアクセス識別が割り当てられ、かつUEのHPLMN/EHPLMN内で動作するUEは、セル選択及び再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。選択/登録されたSNPNのcellReserveForOperatorUseフィールドが「予約」に設定されている場合、11又は15であるアクセス識別に割り当てられたUEは、セル選択及び再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。0、1、2及び12~14であるアクセス識別が割り当てられたUEは、セル状態を「規制」とみなす。
現在、リモート端末が中継端末へのサイドリンク通信リンクを確立する前に、中継端末選択/再選択基準の一部として、PC5インタフェース上の無線測定が考慮される。いくつかの実施形態では、中継端末選択基準は、以下のとおりである:リモート端末は、中継端末のPC5無線測定値を、gNBによって構成又は事前構成された閾値と比較する。リモート端末は、サイドリンクのディスカバリメッセージの無線信号強度測定を使用して、中継端末のPC5リンク品質が中継選択及び再選択基準を満たすかどうかを評価する。リモート端末が中継端末に接続されると、リモート端末は、中継端末のPC5リンク品質が中継再選択基準を満たすかどうかを評価するために、サイドリンクユニキャストリンク上のSL-RSRP測定を使用することがある。現在のサイドリンク中継のNRサイドリンク信号強度が(事前に構成された)閾値より低い場合、中継再選択がトリガされなければならない。加えて、リモート端末が、現在の中継端末のPC5に接続されたRLFを検出した場合、中継再選択が再度トリガされてもよい。同時に、リモート端末は、より高いレベルの中継選択又は再選択基準を更に考慮する必要がある。中継選択又は再選択は、リモート端末の上位層によってトリガされてもよい。
加えて、中継選択又は再選択において、リモート端末が、AS層及びそれより高い層の基準をすべて満たす候補として複数の適切な中継端末を有しており、リモート端末が、1つの中継端末を選択する必要があるとき、1つの中継端末の選択は、そのリモート端末の実装に依存する。
上述の中継端末を選択する方法では、比較のためにセルの無線信号強度のみが考慮される。セル状態が変化するか、何らかの特別な設定が存在する場合、例えば中継端末がRRC_CONNECTED状態にあるとき、MIB内のセル状態は「規制」に設定され、この場合、別のリモート端末は、中継端末を介して候補セルにアクセスすることができない。セルのSIB1の情報要素cellReservedForOperatorUseが「予約」に設定され、リモート端末に割り当てられたアクセス識別が11又は15のいずれかである場合、中継端末は、セルが規制されていないと考える。中継端末に割り当てられたアクセス識別が0、1、2及び12~14のうちの1つである場合、リモート端末はセルが規制されているとみなす。言い換えると、中継端末は、セルが規制されていないとみなし、リモート端末は、セルが規制されている、すなわち、キャンプオンすることができないとみなす。リモート端末が、中継端末を候補として使用して、中継端末へのPC5リンクを確立しようとする場合、中継端末がシステム情報を転送するとき、中継端末は、セルをキャンプオンすることができず、中継端末を介したデータ伝送を行うことができないことがわかる。
これを考慮して、本出願は、中継通信方法、通信装置及び通信システムを提供する。リモート端末と中継端末との間でサイドリンクが確立された後、システム情報に基づいて、リモート端末がネットワークデバイスのセルにキャンプオンすることができないと判断すると、中継端末は、サイドリンク切断情報をリモート端末に送信する。代替的に、リモート端末と中継端末との間のサイドリンクが確立される前に、中継端末によって受信されたシステム情報のうち、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報が、リモート端末に転送される。このように、リモート端末は、受信した情報に基づいて、リモート端末が中継端末へのサイドリンク接続を維持することができるかどうか、あるいはリモート端末が中継端末を介してネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。このように、リモート端末は、該リモート端末が第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これは、リモート端末による第1セルにアクセスする効率を効果的に向上させる。
本出願において提供される中継通信方法は、図1に示される通信システムに適用されてもよく、あるいは別の通信システムに適用されてもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。以下では、本出願のこの実施形態において提供される中継通信方法を、2つのシナリオに関連して別個に詳細に説明する。図1における中継端末は代替的に第1端末と称されることがあり、図1におけるリモート端末は代替的に第2端末と称されることがあることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
以下、図2~図4を参照して、本出願のこの実施形態において提供される中継通信方法を詳細に説明する。
図2は、本出願の実施形態による中継通信方法の概略フローチャートである。図2に示されるように、方法200は、以下のステップを含み得る。
S201:ネットワークデバイスは、システム情報を第1端末に送信する。これに対応して、第1端末は、システム情報を受信する。
システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報を含み得る。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示す。
第1セル予約ステータス情報は、他の情報を更に含むことがあり、第1セルの予約ステータスは、第1予約ステータスを含むことがあることが理解され得る。
本出願のこの実施形態では、第1予約ステータスは、セル予約に関連する情報を示すものと理解されてよい。例えば第1予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている;第1セルは他の使用のためのものではない;又は第1セルは将来の使用のためのものではない;というものであってもよい。
例えば予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている;第1セルは他の使用のためのものではない;又は第1セルは将来の使用のためのものではない;のうちの少なくとも1つを含み得る。
第1セルは、第1端末がキャンプオンするセルであってよいことを理解されたい。
システム情報は、ネットワークデバイスの別のセルのアクセス・ステータス情報及び/又は別のセルの予約ステータス情報を更に含んでもよいことを理解されたい。
例えばシステム情報は、MIB及び/又はSIB1を含んでもよい。MIBのcellBarredパラメータが「規制」に設定されている場合、これは、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。言い換えると、これは、いずれの端末デバイスも第1セルへアクセスすることができないことを示す。MIBのcellBarredパラメータが「非規制」に設定されている場合、これは、現在のセルが非アクセス規制状態にあることを示す。言い換えると、いずれかの端末デバイスが第1セルへアクセスすることができることを示す。
例えばSIB1のcellReservedForOperatorUseパラメータが「規制」に設定されている場合、これは、第1セルがオペレータによる使用のために予約されていることを示し;cellReservedForOtherUseが「真」でない場合、これは、第1セルが他の使用のためのものでないことを示し;cellReservedForFutureUseが「真」でない場合、これは、第1セルが将来の使用のためのものでないことを示す。
S202:第1端末は、受信したシステム情報に基づいて、第1指示情報、又は第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報を第2端末に送信する。
第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを指示するか、あるいは第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを指示する。
第1端末と第2端末との間にサイドリンクがあることを理解されたい。言い換えると、第1端末は、サイドリンクを介して第1指示情報又は第2タイプの情報を第2端末に送信し得る。
可能な実装では、システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、第1セルにキャンプオンすることに失敗する。任意選択で、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末は、サイドリンク切断メッセージ、又は第1セルがアクセス規制状態であること(言い換えると、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すること)を示す情報を第2端末に送信する。これに対応して、第2端末は、サイドリンク切断メッセージ又は第1セルがアクセス規制状態にあることを示す情報を受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示すとき、システム情報の第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCが非接続状態であり、かつ第1端末のアクセス識別(access identity、AI)が範囲1内であるか又はセット1に属するときに第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。任意選択で、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末は、サイドリンク切断メッセージを第2端末に送信する。これに対応して、第2端末は、サイドリンク切断メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態におけるセット1又は範囲1は、0、1、2及び12~14であるAIを含む端末であってよい。
任意選択で、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末及び第2端末は、サイドリンク接続を維持し続けてよく、第1端末は、セル再選択を実行する。ネットワークデバイスの第2セルを選択してキャンプオンするとき、第1端末は、第2セルのセルアクセス・ステータス情報とセル予約ステータス情報を第2端末に再送し、第2端末は、受信した情報に基づいて、該第2端末が第2セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。第2セルは、第1セルとは異なり、かつ第1端末によってキャンプオンされるかアクセスされることができる別のセルであり、同じネットワークデバイスの別のセル(第1セルを除く)であってもよく、あるいは別のネットワークデバイスのセルであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
例えばサイドリンク切断メッセージは、第1端末の識別情報文書(identity document、ID)及び/又は第1端末が位置するサービングセルの識別情報、第2端末の識別情報、プロセス識別子及びサイドリンク接続の識別情報が「切断」であることを示す情報を含む。
例えばシステム情報に含まれるMIBのcellBarredパラメータは「規制」に設定される。これは、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。言い換えると、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。
RRCが非接続状態にある場合とは、RRCがアイドル状態又は非アクティブ状態であること、すなわちRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEであることを含むことを理解されたい。RRCは接続状態、すなわちRRC_CONNECTEDである。
システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報は、MIB内で搬送され得ることを更に理解されたい。
別の可能な実装では、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であることを示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する。任意選択で、第1端末が第1セルへの接続を維持するとき、第1端末は、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報を第2端末に送信してもよい。これに対応して、第2端末は、情報を受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であること(又は第1端末のAIが11又は15であること)を示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する(又は、第1端末は、第1セルにキャンプオンすることができる)。任意選択で、第1端末は、第1セルへの接続を維持するとき、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報とを第2端末に送信してもよい。これに対応して、第2端末は、情報を受信する。
システム情報の第1セル予約ステータス情報は、SIB1で搬送されてもよいことを理解されたい。
S203:第2端末は、受信した情報に基づいて、サイドリンク接続を維持するか、又はサイドリンク接続を切断する。
さらに、サイドリンク切断メッセージ又は第1セルアクセス・ステータス情報(第1セルがアクセス規制状態であることを示す)を受信すると、第2端末は、第1端末へのサイドリンクを切断する。任意選択で、第1端末へのサイドリンクを切断すると、第2端末は、周囲のセル(第1セルを除く)の基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)を別の端末(第1端末を除く)のSL-RSRPと比較し、最大RSRPを有する第2セルを選択して接続を確立するよう試みるか、又は最大SL-RSRPを有する第3端末を選択してサイドリンクを再確立するよう試みることを開始してよい。
さらに、第1セルアクセス・ステータス情報(第1セルが非アクセス規制状態であることを示す)と第1セル予約ステータス情報とを受信すると、第2端末は、受信した情報と第2端末のAIとに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。
第2端末が、該第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することは、以下のように理解されてよい:第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗するか、又は第1端末及び第2端末は、サイドリンク接続を維持し続ける。
例えば第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1内であるか又はセット1に属するとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
例えば第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンしてよく、サイドリンク接続を維持し得る。
例えば第2端末によって受信される第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報内のパラメータは以下のように設定される:cellBarredパラメータは「非規制」に設定され、cellReservedForOperatorUseパラメータは「予約」に設定され、cellReservedForOtherUseは「真」に設定されず、cellReservedForFutureUseは「真」に設定されず、第2端末のAIは範囲1又はセット1内であり、第2端末は第1セルにキャンプオンすることに失敗し、したがって、サイドリンクを切断し、セル再選択又は中継再選択を実行する。
例えば第2端末によって受信される第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報内のパラメータは以下のように設定される:cellBarredパラメータは「非規制」に設定され、cellReservedForOperatorUseパラメータは「予約」に設定され、cellReservedForOtherUseは「真」に設定されず、cellReservedForFutureUseは「真」に設定されず、第2端末のAIは11又は15であり、第2端末は第1セルにキャンプオンすることができる。
本出願のこの実施形態において、第1端末が、受信したシステム情報に基づいて、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したと判断するとき、第1端末は、第2端末との間で確立されたサイドリンクを介して第2端末にサイドリンク切断メッセージを送信してよく、あるいはシステム情報内の第1セルステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を転送してもよい。情報を受信した後、端末デバイスは、サイドリンクを切断するか、あるいは受信したセル状態情報、セル予約ステータス情報又は第2端末のアクセス識別のうちの少なくとも1つに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し得る。このように、第2端末は、該第2端末が第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これは、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
図3は、本出願の実施形態による別の中継通信方法の概略フローチャートである。図3に示されるように、方法300は、以下のステップを含み得る。
S301については、前述の方法200のS201の関連する説明を参照されたい。ここでは、詳細は再度説明しない。
S302:第1端末は、第1端末の受信したシステム情報及び/又はRRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定する。
中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含む。中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む。
任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は第1メッセージを送信する。第1メッセージは代替的に、ディスカバリメッセージ又は応答メッセージと呼ばれることがある。
任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は第1メッセージを送信しない。
本出願のこの実施形態では、第1端末が第2端末から要求メッセージを受信した後に、第1端末によって第2端末に送信される第1メッセージは、応答メッセージと呼ばれる。第1端末の中継サービスステータス情報に基づいて第1端末によって能動的に送信される第1メッセージは、ディスカバリメッセージと呼ばれる。
S302は、任意選択のステップであってよい。言い換えると、S301を実行した後、S303が続いて実行されてもよい。言い換えると、システム情報を受信した後、第1端末は、第2端末にディスカバリメッセージを送信するか又はディスカバリメッセージを送信しない。第1端末がメッセージを送信するかどうかは、第1端末のステータス情報又は他の情報に基づいて第1端末によって判断されてよく、あるいは本出願に示されるS302に基づいて判断されてもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
可能な実装では、S303が実行される:ディスカバリメッセージを第2端末に送信する。システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、かつ第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であることを示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する(言い換えると、第1端末は、第2端末に中継サービスを提供し得る)。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、ディスカバリメッセージを送信し、ディスカバリメッセージ内に第1セルアクセス・ステータス情報を含め得る。これに対応して、第2端末は、ディスカバリメッセージを受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であること(又は、第1端末のAIが11又は15であること)を示す場合、第1端末は、第1セルにキャンプオンし得る(言い換えると、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得る)。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、ディスカバリメッセージを送信し、ディスカバリメッセージに第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を含め得る。これに対応して、第2端末は、ディスカバリメッセージを受信する。
ディスカバリメッセージは、ブロードキャスト、ユニキャスト又はマルチキャストの方法で送信され得ることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
別の可能な実装では、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、かつ第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが非接続状態であることを示すとき、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗する(言い換えると、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができない)と判断する。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は、セル再選択を実行し、ディスカバリメッセージを送信しないことがある。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが非接続状態であることを示し、第1端末のAIが範囲1又はセット1内であるとき、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗する(言い換えると、第1端末が、第2端末に中継サービスを提供することができない)と判断する。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は、セル再選択を実行し、ディスカバリメッセージを送信しないことがある。
例えばRRCが非接続状態であることは、RRCがアイドル状態又は非アクティブ状態であることを含み、対応するRRC状態は、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVEである。RRCが接続状態であるとき、対応するRRC状態はRRC_CONNECTEDである。
システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報は、MIBで搬送されてよいことを理解されたい。システム情報の第1セル予約ステータス情報は、SIB1で搬送されてもよい。
セル再選択プロセスは、第1端末が、第1セルに対応するネットワークデバイスの第1セル以外のセルを再選択すること、あるいは別のネットワークデバイスのセルを再選択することであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
S304:第2端末は、受信した第1メッセージで搬送される情報に基づいて、第1セルにキャンプオンする能力情報を決定する。
本出願のこの実施形態では、第1セルにキャンプオンする能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルにキャンプオンすることに失敗することを含む。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1又はセット1内であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンし得る。
第2端末によって受信されたディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示す場合、あるいは第1端末からディスカバリメッセージが受信されない場合、第1セル及び第1端末は、ネットワークデバイスにアクセスするための候補セル及び端末として使用されないことを理解されたい。任意選択で、第2端末は、中継サービスを提供することができるセル又は別の端末を再選択してもよい。
第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第1セルにアクセスするために、第2端末と第1端末との間にサイドリンクが確立され得ることを更に理解されたい。
本出願のこの実施形態では、第1端末が第1セルにキャンプすることができるとき、第1端末は、ネットワークデバイスからのシステム情報の第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報とを第2端末に転送する。このように、第2端末は、受信した情報に基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することができ、第2端末は、該第2端末が第1セルに成功裏にアクセスすることができることが保証されるときに第1セルにアクセスすることができる。これは、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスにアクセスする効率を向上させる。
図4は、本出願の実施形態による、更に別の中継通信方法の概略フローチャートである。図4に示されるように、方法400は、以下のステップを含み得る。
S401及びS402については、前述の方法300のS301及びS301の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
S402における第1端末の中継ステータス情報を決定するプロセスについては、方法300の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
S402は、任意選択のステップであってよい。言い換えると、S401を実行した後、S403及びS404が続いて実行されてもよい。第1端末が応答メッセージを送信するかどうかは、第1端末のステータス情報又は他の情報に基づいて第1端末によって決定されてよく、あるいは本出願で示されるS402に基づいて決定されてもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
S403:第2端末は、要求メッセージを送信する。これに対応して、第1端末は、要求メッセージを受信する。
要求メッセージは、ブロードキャスト、ユニキャスト又はマルチキャスト方式で送信されてよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
本出願のこの実施形態では、第2端末によって送信される要求メッセージは、第2端末のAIを搬送し得る。
S404:第1端末は、システム情報に基づいて、応答メッセージを送信するか、応答メッセージを送信しない。代替的に、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができるとき、第1端末は、受信したシステム情報と要求メッセージとに基づいて応答メッセージを送信する。これに対応して、第2端末は、応答メッセージを受信する。
応答メッセージは、第2端末の識別又は他の情報を含むため、応答メッセージを受信すると、第2端末は、要求メッセージに基づいて、応答メッセージが、第1端末によって返された応答メッセージであると判断し得ることを理解されたい。
可能な実装では、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、応答メッセージを送信し、第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を応答メッセージに含める。
代替的に、第2端末によって送信される要求メッセージが第2端末のAIを含み、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができるとき、第1端末は、受信したシステム情報と第2端末のAIとに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、応答メッセージを第2端末に送信し、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかに関する情報を応答メッセージに含める。これに対応して、第2端末は、応答メッセージを受信する。
第1端末が、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することは、以下のように理解されてよい:第2端末が、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるか又は第2端末が、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、システム情報で搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1又はセット1であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗し、応答メッセージは、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗するという情報を搬送する。
さらに、システム情報で搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができ、応答メッセージは、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができる情報を搬送する。
別の可能な実装では、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができない場合、第1端末は応答メッセージを送信しない。
S405:第2端末は、受信した応答メッセージで搬送される情報に基づいて、第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定する。
本出願のこの実施形態では、第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること、又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む。
応答メッセージが第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報を含むとき、第2端末によって第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するプロセスについては、前述の方法300における、第1端末によって第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定することの関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第2端末によって受信された応答メッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示す場合、あるいは第1端末からの応答メッセージが受信されない場合、第1セル及び第1端末は、ネットワークデバイスにアクセスするための候補セル及び端末として使用されないことを理解されたい。任意選択で、第2端末は、中継サービスを提供することができるセル又は別の端末を再選択し得る。
本出願のこの実施形態では、第2端末は、該第2端末のAIを含む要求メッセージを第1端末に送信する。第1端末は、受信した要求メッセージ内の第2端末のAIと、ネットワーク装置からのシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、判断結果を含む応答メッセージを第2端末に送信する。このように、第2端末は、受信した判断結果に基づいて、第1端末を介して第1セルにキャンプオンするべきかどうかを判断することができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
方法400におけるプロセスのシーケンス番号は、実行シーケンスを示すものではないことを理解されたい。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本出願のこの実施形態の実装プロセスに対するいかなる制限としても解釈されるべきではない。例えばS403は、S401の前に実行されてもよく、あるいはS401の後にS403の前に実行されてもよい。これは、本出願において限定されない。
上記では、図2~図4を参照して、本出願の実施形態における中継通信方法を詳細に説明している。以下では、図5及び図6を参照して、本出願の実施形態における通信装置を詳細に説明する。
図5は、本出願の実施形態による通信装置500を示す。図5に示されるように、通信装置500は、送受信モジュール510及び処理モジュール520を含む。
可能な実装では、通信装置500は、第1端末又は第1端末内のチップである。
一設計において、送受信モジュール510は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される。処理モジュール520は、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するように構成される。送受信モジュール510は、第1指示情報を第2端末に送信するように更に構成される。第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。
任意選択で、システム情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
任意選択で、処理モジュール520は、システム情報と第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するように更に構成される。
任意選択で、システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含む。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCステータスを示す。
任意選択で、処理モジュール520は、サイドリンクを切断するように更に構成される。
別の設計では、送受信モジュール510は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される。処理モジュール520は、システム情報及び/又は第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定するように構成される。中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む。
任意選択で、システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含む。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するように更に構成される。第1メッセージは、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップするように更に構成される。
任意選択で、送受信モジュール510は、第2端末から要求メッセージを受信するように更に構成される。要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。処理モジュール520は、第2端末のAIとシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断するように更に構成される。
任意の例において、当業者には、通信装置500が、具体的には、前述の実施形態における第1端末であってよいことが理解され得る。通信装置500は、方法200、方法300又は方法400における第1端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
別の可能な実装では、通信装置500は、第2端末又は第2端末内のチップである。
一設計では、送受信モジュール510は、第1端末から第1指示情報を受信するように構成される。第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は第1指示情報は、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。処理モジュール520は、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するように構成される。
任意選択で、処理モジュール520は、サイドリンクを確立するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール520は、第3端末を選択するか又はネットワークデバイスの第2セルを再選択するように更に構成される。第3端末は、第2端末がネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである。
別の設計では、送受信モジュール510は、第1端末から第1メッセージを受信するように構成される。第1メッセージは、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。処理モジュール520は、第1メッセージに基づいて、第2端末による第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するように構成される。第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む。
任意選択で、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示す。予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末に要求メッセージを送信するように更に構成される。要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。
任意の例において、当業者には、通信装置500が、具体的には、前述の実施形態における第2端末であってよいことが理解され得る。通信装置500は、方法200、方法300又は方法400における第2端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
通信装置500は、本明細書において、機能モジュールの形態で存在することを理解されたい。本明細書において、「モジュール」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)、メモリ、組合せ論理回路及び/又は説明された機能をサポートする別の適切な構成要素であってよい。通信装置500は、上述した方法の実施形態における第1端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよく、あるいは通信装置500は、上述した方法の実施形態における第2端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
通信装置500は、方法200、方法300又は方法400において、第1端末又は第2端末によって実行される対応するステップを実装する機能を有する。上述した機能は、ハードウェアによって実装されてよく、あるいはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
本出願の実施形態において、図5の通信装置500は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えばシステムオンチップ(system-on-a-chip、SoC)であってもよい。これは、本出願において限定されない。
図6は、本出願の実施形態による別の通信装置600を示す。通信装置600は、プロセッサ610、メモリ620及び送受信機630を備える。プロセッサ610、メモリ620及び送受信機630は、内部接続経路を介して接続される。メモリ620は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ610は、メモリ620に記憶された命令を実行するように構成され、その結果、通信装置600は、上述した方法の実施形態で提供される中継通信方法200、方法300又は方法400を実行することができる。
上述した実施形態における通信装置500の機能は、通信装置600に統合されていてもよいことを理解されたい。通信装置600は、上述した方法の実施形態における端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてよく、通信装置600は、上述した方法の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように更に構成されてもよい。任意選択で、メモリ620は、読出専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサに命令及びデータを提供し得る。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えばメモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ610は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。プロセッサが命令を実行するとき、プロセッサ610は、前述の方法の実施形態における端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行してもよく、あるいはプロセッサ610は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行してもよい。
本出願の実施形態において、プロセッサ610は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)であってもよく、あるいはプロセッサ610は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア構成要素等であってよいことを理解されたい。プロセッサ610はマイクロプロセッサであってもよく、あるいはプロセッサ610は任意の従来のプロセッサ等であってもよい。
実装プロセスにおいて、方法200、方法300又は方法400のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路を通じて又はソフトウェア形式の命令を通じて完了されてよい。本出願の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてよく、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することにより実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出専用メモリ、プログラマブル読出専用メモリ、電気的に消去可能なプログラマブルメモリ又はレジスタのような、当技術分野における成熟した記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の命令を実行し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
本出願は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能媒体を更に提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、上述した方法の実施形態のいずれか1つの実施形態の機能が実装される。
本出願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されると、前述の方法の実施形態のいずれか1つの実施形態の機能が実装される。
前述の実施形態のすべて又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。ソフトウェアを使用して実施形態を実装するとき、実施形態のすべて又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順又は機能がすべて又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはあるコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に送信されてもよい。例えばコンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL)又は無線(例えば赤外線、無線又はマイクロ波)方式で送信されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、あるいは1つ以上の使用可能媒体を統合するデータ記憶デバイス、例えばサーバ又はデータセンタであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えばフロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))等であってよい。
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェアによって、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることを認識し得る。機能がハードウェアによって実行されるか、ソフトウェアによって実行されるかは、特定の用途及び技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、それぞれの特定の用途について記載された機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、その実装が本出願の範囲を超えると考えるべきではない。
当業者には明確に理解され得るように、簡便かつ簡潔な説明のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業プロセスについて、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。ここでは、詳細は再び説明しない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方法で実装されてもよいことを理解されたい。例えば記載される装置の実施形態は、単なる例である。例えばユニットへの分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であってもよい。例えば複数のユニット又は構成要素を組み合わせるか又は別のシステムに統合してもよく、あるいはいくつかの特徴が無視されるか又は実行されなくてもよい。加えて、表示又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形態で実装されてよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個であっても、そうでなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又はすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてもよい。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に独立に存在してよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立の製品として販売又は使用されるとき、該機能は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されていてもよい。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスであり得る)に、本出願の実施形態で説明される方法のステップのすべて又は一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の特定の実装にすぎないが、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願で開示される技術的範囲内で当業者によって容易に理解されるいずれの変更又は置換も、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、クレームの保護範囲に従うものとする。
本出願は、2021年8月4日に中国国家知識産権局に提出された「RELAY COMMUNICATION METHOD, COMMUNICATION APPARATUS AND COMMUNICATION SYSTEM」という題名の中国特許出願第202110892634.2号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
本出願は、通信分野に関し、特に、中継通信方法、通信装置及び通信システムに関する。
サイドリンク(sidelink)は、デバイス間の直接通信をサポートするために導入された新しいリンクである。サイドリンクは、端末間の近接ベースのサービス直接通信及び近接ベースのサービス直接ディスカバリを含み、無線インタフェース(例えばPC5)に対応する。例えばユーザ機器からネットワークへの中継(ユーザ機器からネットワークへの中継、U2N中継)のシナリオでは、リモート端末は、中継端末を介してネットワークデバイスのセルにアクセスする必要がある。リモート端末と中継端末は、サイドリンクを介して互いに通信することがあり、中継端末とネットワークデバイスは、アップリンクとダウンリンクを介して互いに通信することがある。したがって、中継端末へのサイドリンクを確立する前に、リモート端末は、ネットワークデバイスのカバレッジエリア内の複数の中継端末から適切な中継端末を選択して、セルアクセスを完了する必要がある。
中継端末を選択するとき、リモート端末は、サイドリンクのディスカバリメッセージの無線信号強度測定値を、予め設定された閾値と比較して、中継端末のサイドリンク品質が中継選択及び再選択基準に合致するかどうかを評価することがある。中継サービスの性能をいかに改善するかは、解決すべき緊急の課題である。
本出願は、リモート端末によるネットワークデバイスのセルへのアクセス効率を効果的に向上させるための中継通信方法、通信装置及び通信システムを提供する。
第1の側面によると、中継通信方法が提供され、第1端末に適用される。第1端末は、第2端末によってネットワークデバイスにアクセスするために使用される中継デバイスである。本方法は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップと、第1指示情報を第2端末に送信するステップとを含み、ここで、第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。
本出願のこの実施形態において、第1端末が、受信したシステム情報に基づいて、第2端末が、第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するとき、第1端末は、第2端末との間で確立されたサイドリンクを介して、第2端末にサイドリンク切断メッセージを送信するか、又はシステム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を転送してもよい。情報を受信した後、端末デバイスは、サイドリンクを切断するか、又は受信したセルアクセス・ステータス情報、セル予約ステータス情報又は第2端末のアクセス識別のうちの少なくとも1つに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し得る。このように、第2端末は、第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップは、システム情報と第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップを含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含み、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、
第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、
のうちの1つ以上を含む。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCステータスを示す。
第1の側面に関連して、第1の側面のいくつかの実装では、本方法は、サイドリンクを切断するステップを更に含む。
第2の側面によると、中継通信方法が提供され、第1端末に適用される。本方法は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、システム情報及び/又は第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定するステップであって、中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む、ステップとを含む。
本出願のこの実施形態において、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第1端末は、システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を、ネットワークデバイスから第2端末に転送する。このように、第2端末は、受信した情報に基づいて、第2端末が、第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、第2端末は、該第2端末が、第1セルに成功裏にアクセスすることができることが確認されたときに、第1セルにアクセスすることができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含み、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するステップを更に含む。第1メッセージは、第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップするステップを更に含む。
第2の側面に関連して、第2の側面のいくつかの実装では、本方法は、第2端末から要求メッセージを受信するステップであって、要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する、ステップと、第2端末のAIとシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断するステップと、を更に含む。
第3の側面によると、中継通信方法が提供され、第2端末に適用され、ここで、第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスする。本方法は、第1端末から第1指示情報を受信するステップであって、第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は第1指示情報は、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、ステップと、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するステップと、を含む。
第3の側面に関連して、第3の側面のいくつかの実装では、第1端末から第1指示情報を受信するステップの前に、本方法は、サイドリンクを確立するステップを更に含む。
第3の側面に関連して、第3の側面のいくつかの実装では、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するステップの後に、本方法は、第3端末を選択するか又はネットワークデバイスの第2セルを再選択するステップを更に含み、第3端末は、第2端末がネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである。
第4の側面によると、中継通信方法が提供され、第2端末に適用され、ここで、第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスする。本方法は、第1端末から第1メッセージを受信するステップであって、第1メッセージは、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、ステップと、第1メッセージに基づいて、第2端末による第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するステップであって、第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む、ステップと、を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは、第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
第4の側面に関連して、第4の側面のいくつかの実装では、本方法は、第1端末に要求メッセージを送信するステップを更に含み、要求メッセージは、第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。
第5の側面によると、第1の側面又は第3の側面のうちのいずれかの可能な実装における方法を実行するように構成される通信装置が提供される。具体的には、通信装置は、上述の側面又は第3の側面の可能な実装のいずれか1つの方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
一設計では、通信装置は、第1の側面又は第3の態様で説明した方法/動作/ステップ/アクションに1対1で対応するモジュールを含み得る。モジュールは、ハードウェア回路であってもよく、ソフトウェアであってもよく、ハードウェア回路とソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
別の設計では、通信装置は通信チップであり、通信チップは、情報又はデータを送信するように構成された入力回路又はインタフェースと、情報又はデータを受信するように構成された出力回路又はインタフェースとを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は通信デバイスであり、通信デバイスは、情報又はデータを送信するように構成された送信機と、情報又はデータを受信するように構成された受信機とを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は、第1の側面又は第3の側面の可能な実装のうちのいずれか1つの方法を実行するように構成される。通信装置は、端末内に構成されてもよく、通信装置は第1端末である。
第6の側面によると、別の通信装置が提供され、第2の側面又は第4の側面の任意の可能な実装における方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第2の側面又は第4の側面の任意の可能な実装における方法を実行するように構成されるモジュールを含む。
一設計では、第5の側面及び第6の側面において提供される通信装置は、前述の側面で説明された方法/動作/ステップ/アクションに1対1で対応するモジュールを含み得る。モジュールは、ハードウェア回路であってもよく、ソフトウェアであってもよく、ハードウェア回路とソフトウェアとの組合せで実装されてもよい。
別の設計では、通信装置は通信チップであり、通信チップは、情報又はデータを送信するように構成された入力回路又はインタフェースと、情報又はデータを受信するように構成された出力回路又はインタフェースとを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は通信デバイスであり、通信デバイスは、情報又はデータを送信するように構成された送信機と、情報又はデータを受信するように構成された受信機とを含んでもよい。
別の設計では、通信装置は、第2の側面又は第4の側面のいずれかの可能な実装における方法を実行するように構成される。通信装置は、端末内に構成されてもよく、通信装置は第2端末である。
第7の側面によると、プロセッサが提供され、入力回路と、出力回路と、処理回路とを含む。処理回路は、入力回路を介して信号を受信し、出力回路を介して信号を送信するように構成され、その結果、プロセッサは、前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実行する。
任意選択で、1つ以上のプロセッサが存在し、1つ以上のメモリが存在する。
任意選択で、メモリはプロセッサと一体化されてよく、あるいはメモリとプロセッサは別々に配置される。
特定の実装プロセスでは、メモリは、読出専用メモリ(read-only memory、ROM)のような非一時的(non-transitory)メモリであってもよい。メモリとプロセッサは、1つのチップに集積されてよく、あるいは異なるチップに別個に配置されてもよい。メモリのタイプと、メモリ及びプロセッサが配置される方法は、本出願のこの実施形態において限定されない。
第7の側面の通信装置は、チップであってよく、プロセッサは、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、あるいはソフトウェアを使用することによって実装されてもよい。プロセッサがハードウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは論理回路や集積回路等であってもよい。プロセッサがソフトウェアを使用することによって実装されるとき、プロセッサは汎用プロセッサであってよく、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み込むことによって実装されてもよい。メモリは、プロセッサに一体化されてよく、あるいはプロセッサの外部に配置されて独立に存在してもよい。
第8の側面によると、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム(代替的にコード又は命令と呼ばれることがある)を含む。コンピュータプログラムが実行されると、コンピュータは、前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実行することが可能になる。
第9の側面によると、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラム(代替的にコード又は命令と呼ばれることがある)を記憶する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の側面のいずれかの可能な実装における方法を実行することが可能になる。
第10の側面によると、チップシステムが提供される。チップシステムは、第1の側面又は第1の側面の可能な実装のうちのいずれか1つにおける方法を実装するように構成されるか、又は前述の側面のいずれか1つのいずれかの可能な実装における方法を実装するように構成されるプロセッサを含む。
可能な設計では、チップシステムは、メモリを更に含み、メモリは、プログラム命令を記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、あるいはチップと他の個別の構成要素を含んでもよい。
本出願の実施形態による通信システムの概略図である。
本出願の実施形態による中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による別の中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による更に別の中継通信方法の概略フローチャートである。
本出願の実施形態による通信装置の概略ブロック図である。
本出願の実施形態による別の通信装置の概略ブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本出願の技術的解決策を説明する。
本出願で提供される技術的解決策は、様々な通信システム、例えば長期進化(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレックス(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、新しい無線(new radio、NR)システム又は別の進化した通信システム、及び5G通信システムの次世代移動通信システムに適用され得る。
本出願の実施形態における端末は、代替的に、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal、MT)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置等と呼ばれることもある。
端末は、ユーザに音声/データ接続性を提供するデバイス、例えばハンドヘルドデバイス又は無線接続機能を有する車載デバイスであってよい。現在、いくつかの端末の例には:移動電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、携帯電話、コードレスホン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス又はコンピューティングデバイス、あるいは無線モデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末、将来進化する公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末等が含まれる。これは、本出願において限定されない。
限定ではなく例として、本出願では、端末は、モノのインターネット(internet of things、IoT)システム内の端末であり得る。モノのインターネットは、将来の情報技術の発展において重要な部分である。モノのインターネットの主な技術的特徴は、通信技術を使用してオブジェクトをネットワークに接続し、人間と機械の相互接続とモノとモノの相互接続のためのインテリジェントネットワークを実装することである。例えば本出願の実施形態における端末は、ウェアラブルデバイスであってもよい。また、ウェアラブルデバイスは代替的に、ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、例えば眼鏡、手袋、時計、衣類及び靴等、ウェアラブル技術を使用することにより日常の着用のためにインテリジェントに設計及び開発されるウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着されるか、あるいはユーザの衣服やアクセサリに一体化されるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換及びクラウドインタラクションを通して強力な機能も実装することができる。広い意味では、ウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチやスマートグラスのように、スマートフォンに依存することなく機能のすべて又は一部を実装することができるフル機能の大きなサイズのデバイス、及び様々なスマートバンドやスマートジュエリーのように、1つのタイプのアプリケーション機能のみに焦点を当て、物理的な兆候を監視するためにスマートフォンのような他のデバイスと協働する必要があるデバイス、を含む。
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末は、代替的に、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)における端末であってもよい。加えて、端末は、1つ以上の構成要素又はユニットとして車両に搭載される、車載モジュール車載構成要素、車載チップ、車載ユニット等であってもよい。車両は、車載モジュール、車載モジュール、車載構成要素、車載チップ、車載ユニット等を介して、本出願で提供される方法を実装してもよい。したがって、本出願の実施形態は、車両のインターネット、例えばビークルトゥエブリシング(vehicle to everything、V2X)技術、長期進化ビークル(long term evolution-vehicle、LTE-V)技術又はビークルトゥビークル(vehicle-to-vehicle、V2V)技術にも適用されてよい。
本出願におけるネットワークデバイスは、端末と通信するデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、代替的に、アクセスネットワークデバイス又は無線アクセスネットワークデバイスと呼ばれることもある。ネットワークデバイスは、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)であってよく、あるいはLTEシステムにおける進化型ノードB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)であってもよく、あるいはホームノードB(例えばhome evolved NodeB又はhome NodeB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイス等であってよく、あるいはWLANにおけるアクセスポイント(access point、AP)であってもよく、NRシステムにおけるgNBであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、都市基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局等であってもよい。これは、本出願において限定されない。
ネットワーク構造において、ネットワークデバイスは、中央ユニット(central unit、CU)ノード、分散ユニット(distributed unit、DU)ノード、CUノードとDUノードとを含む無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)デバイス、あるいはコントロールプレーンCUノード(CU-CPノード)、ユーザプレーンCUノード(CU-UPノード)及びDUノードを含むRANデバイスを含んでもよい。
ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供し、端末は、ネットワークデバイスによって割り当てられた送信リソース(例えば周波数領域リソース又はスペクトルリソース)を介してセルと通信する。セルは、マクロ基地局(例えばマクロeNB又はマクロgNB)に属することがあり、あるいはスモールセル(small cell)に対応する基地局に属することもある。本明細書において、スモールセルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)等を含み得る。これらのスモールセルは、カバレッジが小さく、送信電力が低いという特徴を有し、高速なデータ伝送サービスの提供に適用可能である。
本出願の実施形態を理解し易くするために、まず、図1を参照して、本出願の実施形態に適用可能な通信システムを詳細に説明する。
図1は、本出願の実施形態による通信システム100の概略図である。図1に示されるように、通信システム100は、ネットワークデバイス110と、端末120と、端末130を含む。端末120は、ネットワークデバイス110のセルカバレッジ範囲内に位置し、端末130は、セルカバレッジ範囲内に位置してもよく、セルカバレッジ範囲の外部に位置してもよい。端末120は、アップリンク及びダウンリンクを介してネットワークデバイス110と通信する。端末130は、端末120を介してネットワークデバイス110と通信し得る。この場合、端末120と端末130との間にはサイドリンク(sidelink)接続が存在する。
本出願の実施形態では、端末は、特に、サイドリンク通信を行うことができるデバイスを指し、端末120(中継端末)と端末130(リモート端末)という2つのタイプに分類されることを理解されたい。中継端末は、中継サービスの提供をサポートする端末であり、端末130に中継サービスを提供する。具体的には、中継端末は、端末130からアップリンクデータを受信してアップリンクデータをネットワークデバイスに中継してよく、ネットワークデバイスからダウンリンクデータを受信して端末130に中継してもよい。リモート端末は、中継サービスを介したネットワークデバイスへのアクセスをサポートする端末である。
図1は、理解を容易にするために、簡略化した概略図にすぎないことを理解されたい。通信システム100は、図1に示されていない別のデバイスを更に含むことがある。
中継端末は、中継サービスを提供する中継デバイスであるか、あるいは中継モジュールや中継ユニットであってもよい。これは、本出願において限定されない。本出願の実施形態では、中継端末が中継デバイスである例を説明のために使用する。
図1において、端末130(リモート端末)が端末120(中継端末)へのサイドリンク通信リンクを確立する前に、リモート端末は、該リモート端末の周囲で適切な中継端末を探索する必要がある。このプロセスは、中継ディスカバリ(relay discovery)と呼ばれる。いくつかの実施形態では、2つの中継ディスカバリモデル:モデルAとモデルBがある。モデルAでは、中継端末は、該中継端末のディスカバリメッセージをブロードキャストし、次いで、該メッセージに関心のあるリモート端末が、ディスカバリメッセージを読み出して処理し、中継端末とリモート端末との間にサイドリンクを確立することができるかどうかを判断し得る。モデルBでは、リモート端末は、該リモート端末が、中継端末からの応答を受信することを意図しているという要求情報を送信する。該情報を受信した後、周囲の中継端末は応答するかどうかを判断し、リモート端末と該周囲の中継端末との間にサイドリンクを確立することができるかどうかを更に判断する。
サイドリンクは、デバイス間の直接通信をサポートするために導入された新しいリンクであり、デバイストゥデバイス(device-to-device、D2D)アプリケーションシナリオ及びビークルトゥエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)ドメインに適用され得ることを理解されたい。サイドリンクは、端末間の近接ベースのサービス直接通信及び近接ベースのサービスディスカバリを含み、PC5インタフェースに対応する。
中継端末とネットワークデバイスとの間のリンクは、Uuインタフェースに相当し、Uuネットワークとも呼ばれることがあることを更に理解されたい。
図1では、端末120(中継端末)が、ネットワークデバイス110とのアップリンク及びダウンリンク通信を行うとき、中継端末は、ネットワークデバイスに対応するセルにアクセス可能である必要がある。具体的には、端末がネットワークデバイスに対応するセルにアクセスすることができるかどうかは、ネットワークデバイスによって端末に送信されるシステム情報に基づいて判断され得る。システム情報(system information、SI)は、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)と、複数のシステム情報ブロック(system information blocks、SIBs)とを含み得る。例えばMIBは、80ミリ秒(milliseconds、ms)の周期性でブロードキャストチャネル(broadcast channel、BCH)上で送信され、80ミリ秒以内に繰り返され得る。MIBは、最も重要で最も一般的に使用される送信パラメータの限られた量を含み、SIB1によって必要とされるパラメータは、セルから取得される。MIBは、システムフレーム番号(system frame number、SFN)、及びセルが規制されているかどうかに関する情報(cellBarred)のような、指示情報を更に含む。いくつかの実施形態において、SIB1は、160msの周期性でダウンリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL-SCH)で送信され、160ms以内で送信繰り返し周期が変化することがある。SIB1のデフォルトの送信繰り返し周期は20msであるが、実際の送信繰り返し周期はネットワーク実装に依存する。SIB1は、他のSIBの可用性及びスケジューリング(例えばSIメッセージへのSIBのマッピング、周期性、SIウィンドウサイズ)に関する情報を含み、1つ以上のSIBがオンデマンドのみで提供されるかどうかを示す。SIB1はセル固有のSIBである。
システム情報は、セルアクセス・ステータス情報及びセル予約ステータス情報又は他の情報を含み得ることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
例えばUuネットワークでは、端末は、最初に、公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)選択を実行し、セル選択又は再選択評価プロセスの後に、適切なセルを選択してキャンプオン(camp on)するよう試みることがある。適切なセルとは、MIB内のネットワークによって示され、規制されていないセルであり、端末のアクセス識別(access identity、AI)又はSIB1のセル状態ブロードキャストによって「規制される(barred)」とみなされない。
例えばMIBでは、cellBarredをシグナリングすることは、セルが規制されているかどうかを示し、情報要素タイプは、「規制(barred)」又は「非規制(not barred)」を示す。cellBarredが「規制(barred)」に設定されているとき、端末がRRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にある場合、セル再選択が実行される。
例えばSIB1では、セルが規制されるか又は規制されないかを端末が考慮するケースに関連する、情報要素パラメータが存在する。例えばcellReservedForOperatorUse(情報要素タイプは「予約(reserved)」又は「非予約(not reserved)」):複数のPLMNs又はNPNsがSIB1において指示され、このフィールドは、各PLMN又はスタンドアロン非公衆ネットワーク(Standalone non-public network、SNPN)に基づいて指定される。cellReservedForOtherUse(その情報要素タイプは「真(true)」):複数のPLMNsがSIB1において指示される場合、このフィールドはすべてのPLMNsに適用可能である。cellReservedForFutureUse(その情報要素タイプは「真」):複数のPLMNs又はNPNsがSIB1において指示される場合、このフィールドは、すべてのPLMNs及びNPNsに適用可能である。
SIB1内の異なる構成情報について、異なるタイプの端末は個別に、セルが異なる状態にあると考えることを理解されたい。例えばセル状態が「非規制」かつ「非予約」と指示され、他の使用が「真」と指示され、将来の使用が「真」と指示されるとき、各UEは、セル選択及びセル再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。セルが任意のクローズドアクセスグループ識別子(closed access group identifier、CAG-ID)又はネットワーク識別子(network identifier、NID)をブロードキャストするとき、セル状態はオペレータによる使用について「非規制」又は「非予約」と指示され、他の使用は「真」と指示されず、将来の使用は「真」と指示されず、NPNをサポートする各UEは、セル選択とセル再選択の間、そのセルを候補セルとみなし、別の端末は、そのセルのセル状態を「規制」とみなすべきである。セル状態が、任意のPLMN/SNPN内のオペレータによる使用について「非規制」及び「予約」として指示されるとき、他の使用は「真」と指示されず、将来の使用は「真」として指示されず、PLMNのフィールドcellReservedForOperatorUseが「予約」に設定されている場合、11又は15であるアクセス識別が割り当てられ、かつUEのHPLMN/EHPLMN内で動作するUEは、セル選択及び再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。選択/登録されたSNPNのcellReserveForOperatorUseフィールドが「予約」に設定されている場合、11又は15であるアクセス識別に割り当てられたUEは、セル選択及び再選択の間、そのセルを候補セルとみなす。0、1、2及び12~14であるアクセス識別が割り当てられたUEは、セル状態を「規制」とみなす。
現在、リモート端末が中継端末へのサイドリンク通信リンクを確立する前に、中継端末選択/再選択基準の一部として、PC5インタフェース上の無線測定が考慮される。いくつかの実施形態では、中継端末選択基準は、以下のとおりである:リモート端末は、中継端末のPC5無線測定値を、gNBによって構成又は事前構成された閾値と比較する。リモート端末は、サイドリンクのディスカバリメッセージの無線信号強度測定を使用して、中継端末のPC5リンク品質が中継選択及び再選択基準を満たすかどうかを評価する。リモート端末が中継端末に接続されると、リモート端末は、中継端末のPC5リンク品質が中継再選択基準を満たすかどうかを評価するために、サイドリンクユニキャストリンク上のSL-RSRP測定を使用することがある。現在のサイドリンク中継のNRサイドリンク信号強度が(事前に構成された)閾値より低い場合、中継再選択がトリガされなければならない。加えて、リモート端末が、現在の中継端末のPC5に接続されたRLFを検出した場合、中継再選択が再度トリガされてもよい。同時に、リモート端末は、より高いレベルの中継選択又は再選択基準を更に考慮する必要がある。中継選択又は再選択は、リモート端末の上位層によってトリガされてもよい。
加えて、中継選択又は再選択において、リモート端末が、AS層及びそれより高い層の基準をすべて満たす候補として複数の適切な中継端末を有しており、リモート端末が、1つの中継端末を選択する必要があるとき、1つの中継端末の選択は、そのリモート端末の実装に依存する。
上述の中継端末を選択する方法では、比較のためにセルの無線信号強度のみが考慮される。セル状態が変化するか、何らかの特別な設定が存在する場合、例えば中継端末がRRC_CONNECTED状態にあるとき、MIB内のセル状態は「規制」に設定され、この場合、別のリモート端末は、中継端末を介して候補セルにアクセスすることができない。セルのSIB1の情報要素cellReservedForOperatorUseが「予約」に設定され、リモート端末に割り当てられたアクセス識別が11又は15のいずれかである場合、中継端末は、セルが規制されていないと考える。中継端末に割り当てられたアクセス識別が0、1、2及び12~14のうちの1つである場合、リモート端末はセルが規制されているとみなす。言い換えると、中継端末は、セルが規制されていないとみなし、リモート端末は、セルが規制されている、すなわち、キャンプオンすることができないとみなす。リモート端末が、中継端末を候補として使用して、中継端末へのPC5リンクを確立しようとする場合、中継端末がシステム情報を転送するとき、中継端末は、セルをキャンプオンすることができず、中継端末を介したデータ伝送を行うことができないことがわかる。
これを考慮して、本出願は、中継通信方法、通信装置及び通信システムを提供する。リモート端末と中継端末との間でサイドリンクが確立された後、システム情報に基づいて、リモート端末がネットワークデバイスのセルにキャンプオンすることができないと判断すると、中継端末は、サイドリンク切断情報をリモート端末に送信する。代替的に、リモート端末と中継端末との間のサイドリンクが確立される前に、中継端末によって受信されたシステム情報のうち、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報が、リモート端末に転送される。このように、リモート端末は、受信した情報に基づいて、リモート端末が中継端末へのサイドリンク接続を維持することができるかどうか、あるいはリモート端末が中継端末を介してネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。このように、リモート端末は、該リモート端末が第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これは、リモート端末による第1セルにアクセスする効率を効果的に向上させる。
本出願において提供される中継通信方法は、図1に示される通信システムに適用されてもよく、あるいは別の通信システムに適用されてもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。以下では、本出願のこの実施形態において提供される中継通信方法を、2つのシナリオに関連して別個に詳細に説明する。図1における中継端末は代替的に第1端末と称されることがあり、図1におけるリモート端末は代替的に第2端末と称されることがあることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
以下、図2~図4を参照して、本出願のこの実施形態において提供される中継通信方法を詳細に説明する。
図2は、本出願の実施形態による中継通信方法の概略フローチャートである。図2に示されるように、方法200は、以下のステップを含み得る。
S201:ネットワークデバイスは、システム情報を第1端末に送信する。これに対応して、第1端末は、システム情報を受信する。
システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報を含み得る。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示す。
第1セル予約ステータス情報は、他の情報を更に含むことがあり、第1セルの予約ステータスは、第1予約ステータスを含むことがあることが理解され得る。
本出願のこの実施形態では、第1予約ステータスは、セル予約に関連する情報を示すものと理解されてよい。例えば第1予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている;第1セルは他の使用のためのものではない;又は第1セルは将来の使用のためのものではない;というものであってもよい。
例えば予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている;第1セルは他の使用のためのものではない;又は第1セルは将来の使用のためのものではない;のうちの少なくとも1つを含み得る。
第1セルは、第1端末がキャンプオンするセルであってよいことを理解されたい。
システム情報は、ネットワークデバイスの別のセルのアクセス・ステータス情報及び/又は別のセルの予約ステータス情報を更に含んでもよいことを理解されたい。
例えばシステム情報は、MIB及び/又はSIB1を含んでもよい。MIBのcellBarredパラメータが「規制」に設定されている場合、これは、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。言い換えると、これは、いずれの端末デバイスも第1セルへアクセスすることができないことを示す。MIBのcellBarredパラメータが「非規制」に設定されている場合、これは、現在のセルが非アクセス規制状態にあることを示す。言い換えると、いずれかの端末デバイスが第1セルへアクセスすることができることを示す。
例えばSIB1のcellReservedForOperatorUseパラメータが「規制」に設定されている場合、これは、第1セルがオペレータによる使用のために予約されていることを示し;cellReservedForOtherUseが「真」でない場合、これは、第1セルが他の使用のためのものでないことを示し;cellReservedForFutureUseが「真」でない場合、これは、第1セルが将来の使用のためのものでないことを示す。
S202:第1端末は、受信したシステム情報に基づいて、第1指示情報、又は第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報を第2端末に送信する。
第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを指示するか、あるいは第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを指示する。
第1端末と第2端末との間にサイドリンクがあることを理解されたい。言い換えると、第1端末は、サイドリンクを介して第1指示情報又は第2タイプの情報を第2端末に送信し得る。
可能な実装では、システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、第1セルにキャンプオンすることに失敗する。任意選択で、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末は、サイドリンク切断メッセージ、又は第1セルがアクセス規制状態であること(言い換えると、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すること)を示す情報を第2端末に送信する。これに対応して、第2端末は、サイドリンク切断メッセージ又は第1セルがアクセス規制状態にあることを示す情報を受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示すとき、システム情報の第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCが非接続状態であり、かつ第1端末のアクセス識別(access identity、AI)が範囲1内であるか又はセット1に属するときに第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。任意選択で、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末は、サイドリンク切断メッセージを第2端末に送信する。これに対応して、第2端末は、サイドリンク切断メッセージを受信する。
本出願のこの実施形態におけるセット1又は範囲1は、0、1、2及び12~14であるAIを含む端末であってよい。
任意選択で、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したとき、第1端末及び第2端末は、サイドリンク接続を維持し続けてよく、第1端末は、セル再選択を実行する。ネットワークデバイスの第2セルを選択してキャンプオンするとき、第1端末は、第2セルのセルアクセス・ステータス情報とセル予約ステータス情報を第2端末に再送し、第2端末は、受信した情報に基づいて、該第2端末が第2セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。第2セルは、第1セルとは異なり、かつ第1端末によってキャンプオンされるかアクセスされることができる別のセルであり、同じネットワークデバイスの別のセル(第1セルを除く)であってもよく、あるいは別のネットワークデバイスのセルであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
例えばサイドリンク切断メッセージは、第1端末の識別情報文書(identity document、ID)及び/又は第1端末が位置するサービングセルの識別情報、第2端末の識別情報、プロセス識別子及びサイドリンク接続の識別情報が「切断」であることを示す情報を含む。
例えばシステム情報に含まれるMIBのcellBarredパラメータは「規制」に設定される。これは、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。言い換えると、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す。
RRCが非接続状態にある場合とは、RRCがアイドル状態又は非アクティブ状態であること、すなわちRRC_IDLE又はRRC_INACTIVEであることを含むことを理解されたい。RRCは接続状態、すなわちRRC_CONNECTEDである。
システム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報は、MIB内で搬送され得ることを更に理解されたい。
別の可能な実装では、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であることを示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する。任意選択で、第1端末が第1セルへの接続を維持するとき、第1端末は、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報を第2端末に送信してもよい。これに対応して、第2端末は、情報を受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であること(又は第1端末のAIが11又は15であること)を示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する(又は、第1端末は、第1セルにキャンプオンすることができる)。任意選択で、第1端末は、第1セルへの接続を維持するとき、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報とを第2端末に送信してもよい。これに対応して、第2端末は、情報を受信する。
システム情報の第1セル予約ステータス情報は、SIB1で搬送されてもよいことを理解されたい。
S203:第2端末は、受信した情報に基づいて、サイドリンク接続を維持するか、又はサイドリンク接続を切断する。
さらに、サイドリンク切断メッセージ又は第1セルアクセス・ステータス情報(第1セルがアクセス規制状態であることを示す)を受信すると、第2端末は、第1端末へのサイドリンクを切断する。任意選択で、第1端末へのサイドリンクを切断すると、第2端末は、周囲のセル(第1セルを除く)の基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)を別の端末(第1端末を除く)のSL-RSRPと比較し、最大RSRPを有する第2セルを選択して接続を確立するよう試みるか、又は最大SL-RSRPを有する第3端末を選択してサイドリンクを再確立するよう試みることを開始してよい。
さらに、第1セルアクセス・ステータス情報(第1セルが非アクセス規制状態であることを示す)と第1セル予約ステータス情報とを受信すると、第2端末は、受信した情報と第2端末のAIとに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断する。
第2端末が、該第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することは、以下のように理解されてよい:第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗するか、又は第1端末及び第2端末は、サイドリンク接続を維持し続ける。
例えば第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1内であるか又はセット1に属するとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
例えば第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンしてよく、サイドリンク接続を維持し得る。
例えば第2端末によって受信される第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報内のパラメータは以下のように設定される:cellBarredパラメータは「非規制」に設定され、cellReservedForOperatorUseパラメータは「予約」に設定され、cellReservedForOtherUseは「真」に設定されず、cellReservedForFutureUseは「真」に設定されず、第2端末のAIは範囲1又はセット1内であり、第2端末は第1セルにキャンプオンすることに失敗し、したがって、サイドリンクを切断し、セル再選択又は中継再選択を実行する。
例えば第2端末によって受信される第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報内のパラメータは以下のように設定される:cellBarredパラメータは「非規制」に設定され、cellReservedForOperatorUseパラメータは「予約」に設定され、cellReservedForOtherUseは「真」に設定されず、cellReservedForFutureUseは「真」に設定されず、第2端末のAIは11又は15であり、第2端末は第1セルにキャンプオンすることができる。
本出願のこの実施形態において、第1端末が、受信したシステム情報に基づいて、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗したと判断するとき、第1端末は、第2端末との間で確立されたサイドリンクを介して第2端末にサイドリンク切断メッセージを送信してよく、あるいはシステム情報内の第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を転送してもよい。情報を受信した後、端末デバイスは、サイドリンクを切断するか、あるいは受信したセルアクセス状態情報、セル予約ステータス情報又は第2端末のアクセス識別のうちの少なくとも1つに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し得る。このように、第2端末は、該第2端末が第1セルに成功裏にキャンプオンすることができることが保証されるときに、第1セルにアクセスすることができる。これは、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
図3は、本出願の実施形態による別の中継通信方法の概略フローチャートである。図3に示されるように、方法300は、以下のステップを含み得る。
S301については、前述の方法200のS201の関連する説明を参照されたい。ここでは、詳細は再度説明しない。
S302:第1端末は、第1端末の受信したシステム情報及び/又はRRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定する。
中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含む。中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む。
任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は第1メッセージを送信する。第1メッセージは代替的に、ディスカバリメッセージ又は応答メッセージと呼ばれることがある。
任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は第1メッセージを送信しない。
本出願のこの実施形態では、第1端末が第2端末から要求メッセージを受信した後に、第1端末によって第2端末に送信される第1メッセージは、応答メッセージと呼ばれる。第1端末の中継サービスステータス情報に基づいて第1端末によって能動的に送信される第1メッセージは、ディスカバリメッセージと呼ばれる。
S302は、任意選択のステップであってよい。言い換えると、S301を実行した後、S303が続いて実行されてもよい。言い換えると、システム情報を受信した後、第1端末は、第2端末にディスカバリメッセージを送信するか又はディスカバリメッセージを送信しない。第1端末がメッセージを送信するかどうかは、第1端末のステータス情報又は他の情報に基づいて第1端末によって判断されてよく、あるいは本出願に示されるS302に基づいて判断されてもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
可能な実装では、S303が実行される:ディスカバリメッセージを第2端末に送信する。システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、かつ第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であることを示すとき、第1端末は、第1セルへの接続を維持する(言い換えると、第1端末は、第2端末に中継サービスを提供し得る)。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、ディスカバリメッセージを送信し、ディスカバリメッセージ内に第1セルアクセス・ステータス情報を含め得る。これに対応して、第2端末は、ディスカバリメッセージを受信する。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが接続状態であること(又は、第1端末のAIが11又は15であること)を示す場合、第1端末は、第1セルにキャンプオンし得る(言い換えると、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得る)。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、ディスカバリメッセージを送信し、ディスカバリメッセージに第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を含め得る。これに対応して、第2端末は、ディスカバリメッセージを受信する。
ディスカバリメッセージは、ブロードキャスト、ユニキャスト又はマルチキャストの方法で送信され得ることを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
別の可能な実装では、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示し、かつ第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが非接続状態であることを示すとき、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗する(言い換えると、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができない)と判断する。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は、セル再選択を実行し、ディスカバリメッセージを送信しないことがある。
代替的に、システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、システム情報の第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第1端末のRRCステータス情報が、第1端末のRRCが非接続状態であることを示し、第1端末のAIが範囲1又はセット1内であるとき、第1端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗する(言い換えると、第1端末が、第2端末に中継サービスを提供することができない)と判断する。任意選択で、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができないとき、第1端末は、セル再選択を実行し、ディスカバリメッセージを送信しないことがある。
例えばRRCが非接続状態であることは、RRCがアイドル状態又は非アクティブ状態であることを含み、対応するRRC状態は、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVEである。RRCが接続状態であるとき、対応するRRC状態はRRC_CONNECTEDである。
システム情報の第1セルアクセス・ステータス情報は、MIBで搬送されてよいことを理解されたい。システム情報の第1セル予約ステータス情報は、SIB1で搬送されてもよい。
セル再選択プロセスは、第1端末が、第1セルに対応するネットワークデバイスの第1セル以外のセルを再選択すること、あるいは別のネットワークデバイスのセルを再選択することであってもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
S304:第2端末は、受信した第1メッセージで搬送される情報に基づいて、第1セルにキャンプオンする能力情報を決定する。
本出願のこの実施形態では、第1セルにキャンプオンする能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルにキャンプオンすることに失敗することを含む。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1又はセット1内であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、ディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンし得る。
第2端末によって受信されたディスカバリメッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示す場合、あるいは第1端末からディスカバリメッセージが受信されない場合、第1セル及び第1端末は、ネットワークデバイスにアクセスするための候補セル及び端末として使用されないことを理解されたい。任意選択で、第2端末は、中継サービスを提供することができるセル又は別の端末を再選択してもよい。
第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第1セルにアクセスするために、第2端末と第1端末との間にサイドリンクが確立され得ることを更に理解されたい。
本出願のこの実施形態では、第1端末が第1セルにキャンプすることができるとき、第1端末は、ネットワークデバイスからのシステム情報の第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報とを第2端末に転送する。このように、第2端末は、受信した情報に基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することができ、第2端末は、該第2端末が第1セルに成功裏にアクセスすることができることが保証されるときに第1セルにアクセスすることができる。これは、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるとき、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスにアクセスする効率を向上させる。
図4は、本出願の実施形態による、更に別の中継通信方法の概略フローチャートである。図4に示されるように、方法400は、以下のステップを含み得る。
S401及びS402については、前述の方法300のS301及びS302の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
S402における第1端末の中継ステータス情報を決定するプロセスについては、方法300の関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
S402は、任意選択のステップであってよい。言い換えると、S401を実行した後、S403及びS404が続いて実行されてもよい。第1端末が応答メッセージを送信するかどうかは、第1端末のステータス情報又は他の情報に基づいて第1端末によって決定されてよく、あるいは本出願で示されるS402に基づいて決定されてもよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
S403:第2端末は、要求メッセージを送信する。これに対応して、第1端末は、要求メッセージを受信する。
要求メッセージは、ブロードキャスト、ユニキャスト又はマルチキャスト方式で送信されてよいことを理解されたい。これは、本出願において限定されない。
本出願のこの実施形態では、第2端末によって送信される要求メッセージは、第2端末のAIを搬送し得る。
S404:第1端末は、システム情報に基づいて、応答メッセージを送信するか、応答メッセージを送信しない。代替的に、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができるとき、第1端末は、受信したシステム情報と要求メッセージとに基づいて応答メッセージを送信する。これに対応して、第2端末は、応答メッセージを受信する。
応答メッセージは、第2端末の識別又は他の情報を含むため、応答メッセージを受信すると、第2端末は、要求メッセージに基づいて、応答メッセージが、第1端末によって返された応答メッセージであると判断し得ることを理解されたい。
可能な実装では、第1端末が第2端末に中継サービスを提供し得るとき、第1端末は、応答メッセージを送信し、第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報を応答メッセージに含める。
代替的に、第2端末によって送信される要求メッセージが第2端末のAIを含み、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができるとき、第1端末は、受信したシステム情報と第2端末のAIとに基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、応答メッセージを第2端末に送信し、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかに関する情報を応答メッセージに含める。これに対応して、第2端末は、応答メッセージを受信する。
第1端末が、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断することは、以下のように理解されてよい:第2端末が、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができるか又は第2端末が、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
さらに、システム情報で搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが範囲1又はセット1であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗し、応答メッセージは、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗するという情報を搬送する。
さらに、システム情報で搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルが非アクセス規制状態であることを示し、第1セル予約ステータス情報が、第1セルの予約ステータスが第1予約ステータスであることを示し、第2端末のAIが11又は15であるとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることができ、応答メッセージは、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができる情報を搬送する。
別の可能な実装では、第1端末が第2端末に中継サービスを提供することができない場合、第1端末は応答メッセージを送信しない。
S405:第2端末は、受信した応答メッセージで搬送される情報に基づいて、第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定する。
本出願のこの実施形態では、第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること、又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む。
応答メッセージが第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報を含むとき、第2端末によって第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するプロセスについては、前述の方法300における、第1端末によって第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定することの関連する説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第2端末によって受信された応答メッセージで搬送される第1セルアクセス・ステータス情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示す場合、あるいは第1端末からの応答メッセージが受信されない場合、第1セル及び第1端末は、ネットワークデバイスにアクセスするための候補セル及び端末として使用されないことを理解されたい。任意選択で、第2端末は、中継サービスを提供することができるセル又は別の端末を再選択し得る。
本出願のこの実施形態では、第2端末は、該第2端末のAIを含む要求メッセージを第1端末に送信する。第1端末は、受信した要求メッセージ内の第2端末のAIと、ネットワーク装置からのシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることができるかどうかを判断し、判断結果を含む応答メッセージを第2端末に送信する。このように、第2端末は、受信した判断結果に基づいて、第1端末を介して第1セルにキャンプオンするべきかどうかを判断することができる。これにより、第1端末が第1セルにキャンプオンすることができるときに、第2端末が第1端末を介して第1セルにアクセスすることができないという問題を効果的に回避し、第2端末によるネットワークデバイスへのアクセス効率を向上させる。
方法400におけるプロセスのシーケンス番号は、実行シーケンスを示すものではないことを理解されたい。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本出願のこの実施形態の実装プロセスに対するいかなる制限としても解釈されるべきではない。例えばS403は、S401の前に実行されてもよく、あるいはS401の後にS403の前に実行されてもよい。これは、本出願において限定されない。
上記では、図2~図4を参照して、本出願の実施形態における中継通信方法を詳細に説明している。以下では、図5及び図6を参照して、本出願の実施形態における通信装置を詳細に説明する。
図5は、本出願の実施形態による通信装置500を示す。図5に示されるように、通信装置500は、送受信モジュール510及び処理モジュール520を含む。
可能な実装では、通信装置500は、第1端末又は第1端末内のチップである。
一設計において、送受信モジュール510は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される。処理モジュール520は、システム情報に基づいて、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するように構成される。送受信モジュール510は、第1指示情報を第2端末に送信するように更に構成される。第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、第1指示情報は、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。
任意選択で、システム情報が、第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、第2端末は、ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗する。
任意選択で、処理モジュール520は、システム情報と第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するように更に構成される。
任意選択で、システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含む。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、第1端末のRRCステータス情報は、第1端末のRRCステータスを示す。
任意選択で、処理モジュール520は、サイドリンクを切断するように更に構成される。
別の設計では、送受信モジュール510は、ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される。処理モジュール520は、システム情報及び/又は第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、第1端末の中継ステータス情報を決定するように構成される。中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む。
任意選択で、システム情報は、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含む。第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含む。第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示し、予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するように更に構成される。第1メッセージは、第1セルアクセス・ステータス情報と第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末の中継ステータス情報が、中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップするように更に構成される。
任意選択で、送受信モジュール510は、第2端末から要求メッセージを受信するように更に構成される。要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。処理モジュール520は、第2端末のAIとシステム情報とに基づいて、第2端末が第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断するように更に構成される。
任意の例において、当業者には、通信装置500が、具体的には、前述の実施形態における第1端末であってよいことが理解され得る。通信装置500は、方法200、方法300又は方法400における第1端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
別の可能な実装では、通信装置500は、第2端末又は第2端末内のチップである。
一設計では、送受信モジュール510は、第1端末から第1指示情報を受信するように構成される。第1指示情報は、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は第1指示情報は、第2端末がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す。処理モジュール520は、第1指示情報に基づいて、第1端末と第2端末との間のサイドリンクを切断するように構成される。
任意選択で、処理モジュール520は、サイドリンクを確立するように更に構成される。
任意選択で、処理モジュール520は、第3端末を選択するか又はネットワークデバイスの第2セルを再選択するように更に構成される。第3端末は、第2端末がネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである。
別の設計では、送受信モジュール510は、第1端末から第1メッセージを受信するように構成される。第1メッセージは、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する。処理モジュール520は、第1メッセージに基づいて、第2端末による第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するように構成される。第1セルへのキャンプオンの能力情報は、第1セルにキャンプオンすること又は第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む。
任意選択で、第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む。
任意選択で、第1セル予約ステータス情報は、第1セルの予約ステータスを示す。予約ステータスは:第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、第1セルは他の使用のためのものではない、又は第1セルは将来の使用のためのものではない、のうちの1つ以上を含む。
任意選択で、送受信モジュール510は、第1端末に要求メッセージを送信するように更に構成される。要求メッセージは、中継サービスを提供する第1端末を発見するために使用され、要求メッセージは、第2端末のアクセス識別AIを搬送する。
任意の例において、当業者には、通信装置500が、具体的には、前述の実施形態における第2端末であってよいことが理解され得る。通信装置500は、方法200、方法300又は方法400における第2端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
通信装置500は、本明細書において、機能モジュールの形態で存在することを理解されたい。本明細書において、「モジュール」という用語は、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するように構成されたプロセッサ(例えば共有プロセッサ、専用プロセッサ又はグループプロセッサ)、メモリ、組合せ論理回路及び/又は説明された機能をサポートする別の適切な構成要素であってよい。通信装置500は、上述した方法の実施形態における第1端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよく、あるいは通信装置500は、上述した方法の実施形態における第2端末に対応する手順及び/又はステップを実行するように構成されてもよい。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
通信装置500は、方法200、方法300又は方法400において、第1端末又は第2端末によって実行される対応するステップを実装する機能を有する。上述した機能は、ハードウェアによって実装されてよく、あるいはハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
本出願の実施形態において、図5の通信装置500は、代替的に、チップ又はチップシステム、例えばシステムオンチップ(system-on-a-chip、SoC)であってもよい。これは、本出願において限定されない。
図6は、本出願の実施形態による別の通信装置600を示す。通信装置600は、プロセッサ610、メモリ620及び送受信機630を備える。プロセッサ610、メモリ620及び送受信機630は、内部接続経路を介して接続される。メモリ620は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ610は、メモリ620に記憶された命令を実行するように構成され、その結果、通信装置600は、上述した方法の実施形態で提供される中継通信方法200、方法300又は方法400を実行することができる。
上述した実施形態における通信装置500の機能は、通信装置600に統合されていてもよいことを理解されたい。通信装置600は、上述した方法の実施形態における端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように構成されてよく、通信装置600は、上述した方法の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行するように更に構成されてもよい。任意選択で、メモリ620は、読出専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサに命令及びデータを提供し得る。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。例えばメモリは、デバイスタイプの情報を更に記憶してもよい。プロセッサ610は、メモリに記憶された命令を実行するように構成されてもよい。プロセッサが命令を実行するとき、プロセッサ610は、前述の方法の実施形態における端末デバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行してもよく、あるいはプロセッサ610は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスに対応するステップ及び/又は手順を実行してもよい。
本出願の実施形態において、プロセッサ610は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)であってもよく、あるいはプロセッサ610は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア構成要素等であってよいことを理解されたい。プロセッサ610はマイクロプロセッサであってもよく、あるいはプロセッサ610は任意の従来のプロセッサ等であってもよい。
実装プロセスにおいて、方法200、方法300又は方法400のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路を通じて又はソフトウェア形式の命令を通じて完了されてよい。本出願の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてよく、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することにより実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読出専用メモリ、プログラマブル読出専用メモリ、電気的に消去可能なプログラマブルメモリ又はレジスタのような、当技術分野における成熟した記憶媒体に配置され得る。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の命令を実行し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。繰り返しを避けるために、詳細はここでは再度説明しない。
本出願は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能媒体を更に提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、上述した方法の実施形態のいずれか1つの実施形態の機能が実装される。
本出願は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されると、前述の方法の実施形態のいずれか1つの実施形態の機能が実装される。
前述の実施形態のすべて又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。ソフトウェアを使用して実施形態を実装するとき、実施形態のすべて又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータ上にロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順又は機能がすべて又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはあるコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に送信されてもよい。例えばコンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL)又は無線(例えば赤外線、無線又はマイクロ波)方式で送信されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能媒体、あるいは1つ以上の使用可能媒体を統合するデータ記憶デバイス、例えばサーバ又はデータセンタであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えばフロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))等であってよい。
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェアによって、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることを認識し得る。機能がハードウェアによって実行されるか、ソフトウェアによって実行されるかは、特定の用途及び技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、それぞれの特定の用途について記載された機能を実装するために異なる方法を使用してよいが、その実装が本出願の範囲を超えると考えるべきではない。
当業者には明確に理解され得るように、簡便かつ簡潔な説明のために、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業プロセスについて、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。ここでは、詳細は再び説明しない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方法で実装されてもよいことを理解されたい。例えば記載される装置の実施形態は、単なる例である。例えばユニットへの分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であってもよい。例えば複数のユニット又は構成要素を組み合わせるか又は別のシステムに統合してもよく、あるいはいくつかの特徴が無視されるか又は実行されなくてもよい。加えて、表示又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形態で実装されてよい。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個であっても、そうでなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、1つの位置に配置されてもよく、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又はすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてもよい。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に独立に存在してよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立の製品として販売又は使用されるとき、該機能は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されていてもよい。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、又は従来技術に寄与する部分、又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスであり得る)に、本出願の実施形態で説明される方法のステップのすべて又は一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の特定の実装にすぎないが、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願で開示される技術的範囲内で当業者によって容易に理解されるいずれの変更又は置換も、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、クレームの保護範囲に従うものとする。

Claims (46)

  1. 第1端末に適用される中継通信方法であって、前記第1端末は、第2端末によってネットワークデバイスにアクセスするために使用される中継デバイスであり、当該方法は、
    前記ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、
    前記システム情報に基づいて、前記第2端末が前記ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップと、
    第1指示情報を前記第2端末に送信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1端末と前記第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、前記第1指示情報は、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記システム情報が、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、前記第2端末は、前記ネットワークデバイスの前記第1セルにキャンプオンすることに失敗する、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記システム情報に基づいて、前記第2端末が前記ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップは、
    前記システム情報と前記第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含み、前記第1セルアクセス・ステータス情報は、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1端末の前記RRCステータス情報は、前記第1端末のRRCステータスを示す、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 当該方法は、
    前記サイドリンクを切断するステップ、
    を更に含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 第1端末に適用される中継通信方法であって、当該方法は、
    ネットワークデバイスからシステム情報を受信するステップと、
    前記システム情報及び/又は前記第1端末の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、前記第1端末の中継ステータス情報を決定するステップであって、前記中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、前記中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む、ステップと、
    を含む、方法。
  9. 前記システム情報は、前記ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含み、前記第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 当該方法は、
    前記第1端末の前記中継ステータス情報が、前記中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップするステップ、
    を更に含む、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 当該方法は、
    前記第1端末の前記中継ステータス情報が、前記中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するステップを更に含み、前記第1メッセージは、前記第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報、及び/又は前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、
    請求項9又は10に記載の方法。
  13. 当該方法は、
    前記第2端末から要求メッセージを受信するステップであって、前記要求メッセージは、前記中継サービスを提供する前記第1端末を発見するために使用され、前記要求メッセージは、前記第2端末のアクセス識別AIを搬送する、ステップと、
    前記第2端末の前記AIと前記システム情報とに基づいて、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断するステップと、
    を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 第2端末に適用される中継通信方法であって、前記第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスし、当該方法は、
    前記第1端末から第1指示情報を受信するステップであって、前記第1指示情報は、前記第1端末と前記第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は前記第1指示情報は、前記第2端末が前記ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、ステップと、
    前記第1指示情報に基づいて、前記第1端末と前記第2端末との間のサイドリンクを切断するステップと、
    を含む、方法。
  15. 前記第1端末から第1指示情報を受信するステップの前に、当該方法は、
    前記サイドリンクを確立するステップ、
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1指示情報に基づいて、前記第1端末と前記第2端末との間の前記サイドリンクを切断するステップの後に、当該方法は、
    第3端末を選択するか又は前記ネットワークデバイスの第2セルを再選択するステップを更に含み、前記第3端末は、前記第2端末が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである、
    請求項14又は15に記載の方法。
  17. 第2端末に適用される中継通信方法であって、前記第2端末は、第1端末を介してネットワークデバイスにアクセスし、当該方法は、
    前記第1端末から第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は前記第2端末が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、ステップと、
    前記第1メッセージに基づいて、前記第2端末による前記第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するステップであって、前記第1セルへのキャンプオンの前記能力情報は、前記第1セルにキャンプオンすること又は前記第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む、ステップと、
    を含む、方法。
  18. 前記第1セルアクセス・ステータス情報は、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記第1セル予約ステータス情報は、システム情報ブロックSIB1内で搬送される、
    請求項17又は18に記載の方法。
  21. 当該方法は、
    前記第1端末に要求メッセージを送信するステップを更に含み、前記要求メッセージは、中継サービスを提供する前記第1端末を発見するために使用され、前記要求メッセージは、前記第2端末のアクセス識別AIを搬送する、
    請求項17乃至20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 中継通信装置であって、
    ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される送受信モジュールと、
    前記システム情報に基づいて、第2端末が前記ネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断するように構成される処理モジュールと、
    を備え、
    前記送受信モジュールは、第1指示情報を前記第2端末に送信するように更に構成され、前記第1指示情報は、当該装置と前記第2端末との間のサイドリンクを切断することを示すか、前記第1指示情報は、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、中継通信装置。
  23. 前記システム情報が、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示すとき、前記第2端末は、前記ネットワークデバイスの前記第1セルにキャンプオンすることに失敗する、
    請求項22に記載の装置。
  24. 前記処理モジュールは、
    前記システム情報と当該装置の無線リソース制御RRCステータス情報とに基づいて、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることに失敗すると判断する、
    ように更に構成される、請求項22に記載の装置。
  25. 前記システム情報は、第1セルアクセス・ステータス情報を含み、前記第1セルアクセス・ステータス情報は、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項22乃至24のいずれか一項に記載の装置。
  26. 前記システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項22乃至25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 当該装置の前記RRCステータス情報は、当該装置のRRCステータスを示す、
    請求項22乃至26のいずれか一項に記載の装置。
  28. 前記処理モジュールは、
    前記サイドリンクを切断する、
    ように更に構成される、請求項22乃至27のいずれか一項に記載の装置。
  29. 中継通信装置であって、
    ネットワークデバイスからシステム情報を受信するように構成される送受信モジュールと、
    前記システム情報及び/又は当該装置の無線リソース制御RRCステータス情報に基づいて、当該装置の中継ステータス情報を決定するように構成される処理モジュールと、
    を備え、前記中継ステータス情報は、中継サービスを提供すること又は中継サービスの提供をスキップすることを含み、前記中継サービスは、第2端末に中継サービスを提供することを含む、中継通信装置。
  30. 前記システム情報は、前記ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報を含み、前記第1セルアクセス・ステータス情報は、第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項29に記載の装置。
  31. 前記システム情報は、第1セル予約ステータス情報を更に含み、前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項30に記載の装置。
  32. 前記送受信モジュールは、
    当該装置の前記中継ステータス情報が、前記中継サービスの提供をスキップすることを含むとき、第1メッセージの送信をスキップする、
    ように更に構成される、請求項29乃至31のいずれか一項に記載の装置。
  33. 前記送受信モジュールは、
    当該装置の前記中継ステータス情報が、前記中継サービスを提供することを含むとき、第1メッセージを送信するように更に構成され、前記第1メッセージは、前記ネットワークデバイスの前記第1セルアクセス・ステータス情報及び第1セル予約ステータス情報、及び/又は前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、
    請求項30又は31に記載の装置。
  34. 前記送受信モジュールは、
    前記第2端末から要求メッセージを受信し、前記要求メッセージは、前記中継サービスを提供する当該装置を発見するために使用され、前記要求メッセージは、前記第2端末のアクセス識別AIを搬送し、
    前記第2端末の前記AIと前記システム情報とに基づいて、前記第2端末が前記第1セルにキャンプオンすることが許可されるかどうかを判断する、
    ように更に構成される、請求項33に記載の装置。
  35. 中継通信装置であって、
    第1端末から第1指示情報を受信するように構成される送受信モジュールであって、前記第1指示情報は、前記第1端末と当該装置との間のサイドリンクを切断することを示すか、又は前記第1指示情報は、当該装置がネットワークデバイスの第1セルにキャンプオンすることに失敗することを示す、送受信モジュールと、
    前記第1指示情報に基づいて、前記第1端末と当該装置との間のサイドリンクを切断するように構成される処理モジュールと、
    を備える、中継通信装置。
  36. 前記処理モジュールは、
    前記サイドリンクを確立する、
    ように更に構成される、請求項35に記載の装置。
  37. 前記処理モジュールは、
    第3端末を選択するか又は前記ネットワークデバイスの第2セルを再選択するように更に構成され、前記第3端末は、当該装置が前記ネットワークデバイスにアクセスすることを可能にする中継デバイスである、
    請求項35又は36に記載の装置。
  38. 中継通信装置であって、
    第1端末から第1メッセージを受信するように構成される送受信モジュールであって、前記第1メッセージは、ネットワークデバイスの第1セルアクセス・ステータス情報及び/又は第1セル予約ステータス情報、及び/又は当該装置が第1セルにキャンプオンすることを許可されるかどうかに関する情報を搬送する、送受信モジュールと、
    前記第1メッセージに基づいて、当該装置による前記第1セルへのキャンプオンの能力情報を決定するように構成される処理モジュールであって、前記第1セルへのキャンプオンの前記能力情報は、前記第1セルにキャンプオンすること又は前記第1セルへのキャンプオンに失敗することを含む、処理モジュールと、
    を備える、中継通信装置。
  39. 前記第1セルアクセス・ステータス情報は、前記第1セルがアクセス規制状態であることを示す情報、又は前記第1セルが非アクセス規制状態であることを示す情報を含む、
    請求項38に記載の装置。
  40. 前記第1セル予約ステータス情報は、前記第1セルの予約ステータスを示し、前記予約ステータスは、
    前記第1セルはオペレータによる使用のために予約されている、前記第1セルは他の使用のためのものではない、又は前記第1セルは将来の使用のためのものではない、
    のうちの1つ以上を含む、請求項38に記載の装置。
  41. 前記第1セル予約ステータス情報は、システム情報ブロックSIB1内で搬送される、
    請求項38又は39に記載の装置。
  42. 前記送受信モジュールは、
    前記第1端末に要求メッセージを送信するように更に構成され、前記要求メッセージは、中継サービスを提供する前記第1端末を発見するために使用され、前記要求メッセージは、当該装置のアクセス識別AIを搬送する、
    請求項38乃至41のいずれか一項に記載の装置。
  43. プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサはメモリに結合され、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを呼び出すと、当該通信装置は請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法、請求項8乃至13のいずれか一項に記載の方法、請求項14乃至16のいずれか一項に記載の方法又は請求項17乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、通信装置。
  44. 請求項22乃至28のいずれか一項を実行するように構成された装置と請求項35乃至37のいずれか一項を実行するように構成された装置、又は請求項29乃至34のいずれか一項を実行するように構成された装置と請求項38乃至42のいずれか一項を実行するように構成された装置を備える通信システム。
  45. コンピュータプログラム製品であって、当該コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含み、前記コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法を実装することが可能になるか、前記コンピュータは請求項8乃至13のいずれか一項に記載の方法を実装することが可能になるか、前記コンピュータは請求項14乃至16のいずれか一項に記載の方法を実装することが可能になるか、又は前記コンピュータは請求項17乃至21のいずれか一項に記載の方法を実装することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
  46. 命令を記憶するように構成されるコンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記命令が実行されると、コンピュータは請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になるか、前記コンピュータは請求項8乃至13のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になるか、前記コンピュータは請求項14乃至16のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になるか、又は前記コンピュータは請求項17乃至21のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読取可能記憶媒体。

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