JP2024521087A - 直接還元鉄を製造するための方法及びdri製造設備 - Google Patents

直接還元鉄を製造するための方法及びdri製造設備 Download PDF

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Abstract

直接還元鉄を製造するための方法であって、鉄鉱石が、プラズマトーチ内部のメタンの熱クラッキングによって得られた水素を含む還元性ガスによってDRIシャフト内で還元され、還元性ガスが、DRIシャフトから来る頂部ガスをさらに含む、方法、並びにDRIシャフト(1)と、プラズマトーチ(40)とを含むDRI製造設備であって、プラズマトーチが、一方の側でメタン供給源(41)に接続され、他方の側でDRIシャフト(1)に接続され、DRIシャフトには、その頂部ガスをDRIシャフト内に注入して戻すことを可能にするリサイクルループが設けられている、DRI製造設備。

Description

本発明は、直接還元鉄(DRI)を製造するための方法及びDRI製造設備に関する
現在、鋼は、2つの主要な製造経路を通じて生成することができる。今日、最も一般的に使用されている生成経路は、酸化鉄を還元するために還元剤、主にコークスを使用して高炉で銑鉄を生成することにある。この方法では、銑鉄1メートルトン当たり約450~600kgのコークスが消費され、この方法は、コークス化プラントにおける石炭からのコークスの生成及び銑鉄の生成の両方において、大量のCOを放出する。
第2の主要経路は、いわゆる「直接還元法」を伴う。それらの中には、ブランドMIDREX、FINMET、ENERGIRON/HYL、COREX、FINEXなどによる方法があり、海綿鉄が、酸化鉄担体の直接還元からHDRI(高温直接還元鉄)、CDRI(低温直接還元鉄)又はHBI(高温ブリケット化鉄)の形態で生成される。HDRI、CDRI及びHBIの形態の海綿鉄は、通常、電気アーク炉でさらに加工される。
低温DRI放電を伴う各直接還元シャフトには、頂部の還元ゾーン、中央の移行ゾーン、円錐形の底部の冷却ゾーンの3つのゾーンがある。高温放電DRIでは、この底部部分は、主に放電前の製品の均質化に使用される。
酸化鉄の還元は、最大950℃の温度で炉の上部セクションで起こる。約30重量%の酸素を含有する酸化鉄鉱石及びペレットを直接還元シャフトの頂部に装入し、還元性ガスを通じて重力によって降下させる。この還元性ガスは、還元ゾーンの底部から炉に入り、帯電した酸化鉄と向流に流れる。鉱石及びペレットに含有される酸素は、ガスと酸化物との向流反応における酸化鉄の段階的な還元で除去される。ガスが炉の頂部に移動している間、ガスの酸化体含有量は、増加している。
還元性ガスは、一般に、水素及び一酸化炭素(合成ガス)を含み、天然ガスの接触改質によって得られる。例えば、いわゆるMIDREX法では、第1のメタンは、以下の反応によって改質剤に変換され、合成ガス又は還元ガスを生成する:
CH4+CO2→2CO+2H2
酸化鉄は、例えば以下の反応に従って還元ガスと反応する:
3Fe203+CO/H2→2Fe3O4+CO2/H2O
Fe3O4+CO/H2→3FeO+CO2/H2O
FeO+CO/H2→Fe+CO2/H20
還元ゾーンの端部で、鉱石は、金属化される。
移行セクションは、還元セクションの下に見られ、このセクションは、還元セクションを冷却セクションから分離するのに十分な長さであり、両方のセクションの独立した制御を可能にする。このセクションでは、金属化生成物の炭化が生じる。炭化は、以下の反応によって還元炉内部の金属化生成物の炭素含有量を増加させる工程である:
3Fe+CH4→Fe3C+2H2(吸熱)
3Fe+2CO→Fe3C+CO2(発熱)
3Fe+CO+H2→Fe3C+H2O(発熱)
移行ゾーン内への天然ガスの注入は、移行ゾーン内の金属化生成物の顕熱を使用して、炭化水素クラッキング及び炭素堆積を促進する。酸化体の濃度が比較的低いため、移行ゾーンの天然ガスは、H及びCOへの改質よりも、H及び炭素へクラッキングされる可能性が高い。天然ガスクラッキングは、DRI炭化のための炭素を提供し、同時にガスに還元剤(H)を添加してガス還元電位を上昇させる。
前世紀の始まりから大気中のCO濃度の大幅な増加及びその後の温室効果を考慮すると、COが大量に生成される場所、したがって特に、DRI製造中にCOの排出量を削減することが不可欠である。
上で説明したように、メタンと還元炉からの頂部ガスとの混合物を化学的に改質して、水素及び一酸化炭素に富むガスを生成することによって生成された還元性ガスを使用することが知られている。混合物は、触媒管を通って流れ、そこで水素及び一酸化炭素を含むガスに転化される。しかしながら、そのような工程は、高度に吸熱性であり、1100Kを超える高温で使用しなければならない通常はNi/Alである触媒の使用を必要とする。さらに、触媒は、不純物に非常に敏感であり、不純物は触媒を毒し、そのような化学改質工程の収率を大幅に低下させる可能性がある。
上記に基づいて、良好な収率を示しながら、COニュートラルで、環境に優しく、実施が容易な直接還元鉄の製造方法が必要とされている。
この問題は、鉄鉱石が、プラズマトーチ内部のメタンの熱クラッキングによって得られた水素を含む還元性ガスによってDRIシャフト内で還元され、前記還元性ガスが、前記DRIシャフトから来る頂部ガスをさらに含む、直接還元鉄を製造するための方法によって解決される。
本発明の方法はまた、別々に又はすべての可能な技術的組み合わせに従って考慮される以下の任意選択的な特徴を含み得る:
-水素は、前記DRIシャフト内に注入される前に前記頂部ガスと混合され、
-還元ガスは、頂部ガスと前記水素との混合後に加熱され、
-還元性ガスの加熱は、COニュートラル電気を使用して行われ、
-還元性ガスは、DRIシャフトにおいてその還元セクションに噴射され、
-前記DRIシャフトから来る頂部ガスは、前記還元性ガスに添加される前に水を除去するためにスクラビングされ、
-頂部ガス対水素の比は、5:1~1:5に設定され、
-直接還元鉄の炭素含有量は、0.5~5重量%に設定される。
本発明の枠内で、直接還元鉄は、いわゆるDRIをカバーするが、高温ブリケット化鉄(HBI)、低温直接還元鉄(CDRI)及び高温直接還元鉄(HDRI)もカバーする。そのような材料は、例えば高炉で銑鉄を生成する工程、又はBOF若しくは電気アーク炉で鋼を生成する工程のような異なる工程で後に使用することができる。また、可燃性として、又は電池の電極として使用することもできる。
本発明はまた、DRIシャフト及びプラズマトーチを含むDRI製造設備に関し、前記プラズマトーチは、一方の側でメタン供給源に接続され、他方の側で前記DRIシャフトに接続され、前記DRIシャフトには、その頂部ガスを前記DRIシャフト内に注入して戻すことを可能にするリサイクルループが設けられている。
設備はまた、別々に又はすべての可能な技術的組み合わせに従って考慮される以下の任意選択的な特徴を含み得る:
-混合器は、一方の側で前記プラズマトーチの出口及びDRIシャフトの頂部に接続することができ、他方の側で前記DRIシャフトに接続することができ、
-加熱手段を混合器に設けることができ、前記加熱手段は、COニュートラル電気によって動力供給され、
-前記混合器は、前記DRIシャフトの還元セクションに接続することができ、
-スクラバを前記DRIシャフトの頂部ガス出口に接続することができる。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して、指示として以下に与えられ、決して限定的ではない本発明の説明から明らかになるであろう。
本発明によるDRI製造設備を示す図である。 本発明によるDRI製造設備の好ましい実施形態を示す図である。
図中の要素は、例示であり、縮尺通りに描かれていない場合がある。
図1は、本発明によるDRI製造設備の概略図である。DRI製造設備は、重力によってシャフトを通って移動する鉄鉱石用の入口10と、シャフトの中央部に位置する還元セクションと、底部に位置する冷却セクションと、そこから直接還元鉄が最終的に抽出される出口12と、を頂部から底部に備えるDRIシャフト1を含む。
シャフトの頂部で、DRIシャフトを出る頂部ガスは、DRIシャフト1に接続された管20に収集され、それにより、DRIシャフト内に再注入して戻されるそのような頂部ガスのリサイクルループが作り出される。ガスは、鉄鉱石のフローに向かって向流で底部まで移動する。
好ましい実施形態では、頂部ガスは、管11を通じてDRIシャフトの還元セクションに再注入することができる。
DRI製造設備は、一方の側がメタン供給源41に接続され、他方の側が接続管42によってDRIシャフト1に接続されたプラズマトーチ40をさらに備える。
プラズマトーチは、プラズマの指向性のフローを生成するための装置である。熱プラズマは、ガスに電気エネルギーを印加することによってプラズマトーチ内に生成することができる。電気エネルギーは、直流、交流、高周波又は他のタイプの放電であり得る。直流トーチでは、電極間に電気アークが形成され、電極は、例えば、銅、タングステン、グラファイト又は銀で作製することができる。熱プラズマは、ガスの入力から形成され、プラズマジェットとして外側に突出する。
最も一般的に使用されるプラズマタイプは、誘電体バリア放電、マイクロ波及びグライディングアークプラズマである。誘電体バリア放電は、少なくとも1つが誘電体バリアによって覆われている2つの電極間に電位差を印加することによって作り出される。それらは、典型的には室温で動作し、コールドプラズマと呼ばれる。
マイクロ波及びグライディングアークプラズマは、より高い温度(典型的には1000~3000K)で動作するため、ウォームプラズマと呼ばれる。
本発明の枠組みにおいて、プラズマは、プラズマ生成ガスとしてメタンを使用することによって作り出すことができ、CHの水素及び固体炭素への非酸化的転化を可能にする。メタンは、ラジカル、イオン、励起原子及び分子、並びに電子のような様々な化学的に活性な種からなるイオン化ガスに変換される。プラズマ中の電子は、印加された電気エネルギーを吸収し、励起、イオン化及び解離によって分子を活性化し、上述の反応種を作り出し、これがさらに反応して新しい分子を形成することができる。これは、化学転化が起こるのを可能にする。
別のガスを使用してプラズマを開始し、そのようなプラズマの第2のステップでメタンを導入して、上記のように変換させることも可能である。
当業者は、ガス圧及びトーチ入力電力の関数としてプラズマの品質を制御する方法を知っている。好ましい実施形態では、比エネルギー入力(SEI、すなわち、ガス流量に対するプラズマ出力の比)は、0.1~500kJ・l-1、好ましくは100~400kJ・l-1の範囲であり、50~99体積%、好ましくは70~99体積%のメタンの水素への転化率に達することを可能にする。
プラズマは、非常に柔軟であり、容易にオン/オフに切り替えることができるため、グリッドに貯蔵することができない再生可能資源からの間欠的に生成されたCOニュートラル電気を使用することができる。
再生可能資源からのCOニュートラル電気は、太陽光、風、雨、潮汐、波及び地熱のような発生源を含む人間のタイムスケールで自然に補充される再生可能資源から収集されるエネルギーとして定義される。
一実施形態では、メタンのクラッキング由来の水素が十分な量で生成されないときはいつでも、例えば再生可能源からの電気が部分的に利用できないために、追加の水素の供給をDRIシャフトの還元セクションに注入することができる。
DRI製造設備は、シャフト1への再注入の前に、DRIシャフトの頂部ガス出口に位置するスクラバ2をさらに備え得る。DRIシャフトから出る頂部ガスは、通常、H、CO、CH、HO、CO及びNを様々な割合で含む。頂部ガススクラビング動作は、流れの残部から水蒸気を除去して、その還元電位を改善することを可能にする。
好ましい実施形態では、スクラビング後、頂部ガスは、40~75体積%のH、0~30体積%の一酸化炭素CO、0~10体積%のメタンCH、0~25体積%の二酸化炭素CO、最大5体積%のHOを含み、残りは窒素Nである。スクラビング後、そのような頂部ガス中のH/Nの比は1.5~3であることが好ましい。
頂部ガスがスクラバ2を出ると、接続管11を通じたDRIシャフトにおけるその再注入前に、任意選択的に、圧縮及び/又は再加熱することができる。好ましい実施形態では、その温度は、700℃~1000℃、好ましくは800~1000℃の範囲に設定される。
直接還元鉄の炭素含有量を増加させるために、追加の炭素源をシャフト1の移行セクション50及び/又は冷却セクションに注入することができる。そのような追加の炭素源は、気体形態及び/又は固体形態であり得、例えばバイオガス及び/又はバイオコールからなり得る。そのような追加の炭素源として、又は直接還元鉄の炭素含有量を設定するための唯一の炭素源としてさえ、メタンのプラズマ転化の副生成物として形成された固体炭素を使用することも可能である。
バイオガスは、バイオリアクタと呼ばれる閉鎖系内部の酸素の非存在下で有機物を分解することによって得ることができる再生可能エネルギー源である。バイオガスは、農業廃棄物、肥料、都市廃棄物、植物材料、下水、生物学的廃棄物、食品廃棄物又は任意の生分解性材料などの原材料から生成することができる。
バイオコールは、産業工程において化石炭に取って代わることができるカーボンニュートラル燃料である。これは、制御された温度及び滞留時間条件内で実行されるバイオマスの熱分解及び炭化によって生成される。無酸素条件下で行われるバイオマスの熱転化は、供給原料から揮発性有機化合物及びセルロース成分を除去し、化石石炭のような特徴を有する固体バイオ燃料を作り出すことを可能にする。
好ましい実施形態では、直接還元鉄の炭素含有量は、0.5~5重量%、好ましくは1~3重量%、又は2~3重量%に設定され、これは、容易に取り扱うことができ、かつその将来の使用のために良好な燃焼電位及び良好なレベルの不動態化を維持する直接還元鉄を得ることを可能にする。
DRI製造設備は、そのレベルに存在するガスの一部を抽出してスクラバ30に送り、次いでそれをシャフト1に再注入する前に圧縮ユニット31に送ることを可能にするリサイクルループを冷却セクションにさらに備え得る。
図2は、本発明の別の実施形態による概略的なDRI製造設備を示している。シャフトの頂部で、DRIシャフトから出る頂部ガスは、図1の設備と同様に、流れの残部から水蒸気を除去するために、スクラバ2に接続された管20に収集される。
好ましい実施形態では、スクラビング後、頂部ガスは、40~75体積%のH、0~30体積%の一酸化炭素CO、0~10体積%のメタンCH、0~25体積%の二酸化炭素CO、最大5体積%のHOを含み、残りは窒素Nである。スクラビング後、そのような頂部ガス中のH/Nの比は1.5~3であることが好ましい。
次いで、スクラビングされたガスは、接続管21を通じて混合器4の入口の一方に送られ得る。
前記混合器4の他方の入口は、メタン供給源41から来るメタンのクラッキングによって生成された水素を取り込むためにプラズマトーチ40の出口に接続される。
混合後、還元ガスは、任意選択的に、混合器に設けられた加熱手段を通じて加熱することができ、そのような加熱手段は、COニュートラル電気によって動力供給されている。好ましい実施形態では、還元ガスの温度は、700℃~1000℃、好ましくは800~1000℃の範囲に設定される。
次いで、頂部ガス及び水素から作製された還元ガスは、管11を通じてDRIシャフト、好ましくはその還元セクションに送り戻される。
好ましい実施形態では、頂部ガス対水素の比は、5:1~1:5、好ましくは2:1~1:2に設定される。そのような比は、還元流中のH及びCOのそれぞれの量を制御するために特に定義される。COの割合を増加させなければならない場合、還元ガス中の頂部ガスの割合が増加する。Hの割合を増加させなければならない場合、還元ガス中の頂部ガスの割合が減少する。
直接還元鉄の炭素含有量を増加させるために、追加の炭素源を移行セクション50及び/又は冷却セクションに注入することができる。そのような追加の炭素源は、気体形態及び/又は固体形態であり得、例えばバイオガス及び/又はバイオコールからなり得る。そのような追加の炭素源として、又は直接還元鉄の炭素含有量を設定するための唯一の炭素源としてさえ、メタンのプラズマ転化の副生成物として形成された固体炭素を使用することも可能である。
好ましい実施形態では、直接還元鉄の炭素含有量は、0.5~5重量%、好ましくは1~3重量%、又は2~3重量%に設定され、これは、容易に取り扱うことができ、かつその将来の使用のために良好な燃焼電位を維持する直接還元鉄を得ることを可能にする。
本発明による方法を使用することにより、COニュートラルのままにし、かつ再生可能資源からの間欠的なCOニュートラル電気のようなグリーン資源を最適に利用しながら、適切な品質及び収率で直接還元鉄を製造することができる。

Claims (13)

  1. 直接還元鉄を製造するための方法であって、鉄鉱石が、プラズマトーチ内部でのメタンの熱クラッキングによって得られた水素を含む還元性ガスによってDRIシャフト内で還元され、前記還元性ガスが、前記DRIシャフトから来る頂部ガスをさらに含む、方法。
  2. 前記水素が、前記DRIシャフト内に注入される前に前記頂部ガスと混合される、請求項1に記載の方法。
  3. そのような還元ガスが、前記頂部ガスと前記水素との混合後に加熱される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記還元性ガスの前記加熱が、COニュートラルニ電気を使用して行われる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記還元性ガスが、前記DRIシャフトの還元セクション内に注入される、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記DRIシャフトから来る前記頂部ガスが、前記還元性ガスに添加される前に水を除去するためにスクラビングされる、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 頂部ガス対水素の比が、5:1~1:5に設定される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記直接還元鉄の炭素含有量が、0.5~5重量%に設定される、請求項7に記載の方法。
  9. DRIシャフト(1)と、プラズマトーチ(40)とを含むDRI製造設備であって、前記プラズマトーチ(40)が、一方の側でメタン供給源(41)に接続され、他方の側で前記DRIシャフト(1)に接続され、前記DRIシャフト(1)には、その頂部ガスを前記DRIシャフト(1)内に注入して戻すことを可能にするリサイクルループが設けられている、DRI製造設備。
  10. 前記プラズマトーチ(40)の出口及び前記DRIシャフト(1)の頂部に一方の側で接続され、前記DRIシャフト(1)に他方の側で接続された混合器(4)をさらに含む、請求項8に記載のDRI設備。
  11. 前記混合器(4)用の加熱手段をさらに含み、前記加熱手段が、COニュートラルニュートラル電気によって動力供給されている、請求項9に記載のDRI設備。
  12. 前記混合器(4)が、前記DRIシャフト(1)の還元セクションに接続されている、請求項9又は10に記載のDRI設備。
  13. 前記DRIシャフト(1)の頂部ガス出口に接続されたスクラバ(2)をさらに備える、請求項9~12のいずれか一項に記載のDRI設備。
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