JP2024520761A - Ppdu送信方法及び関連機器 - Google Patents

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Abstract

本出願は、無線通信の分野、特に、PPDU送信方法及び関連装置に関するものであり、特に、802.11シリーズ規格に対応する無線ローカルエリアネットワークに適用される。前記方法は、以下を含む。局は、アクセスポイントからトリガフレームを受信する。トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、トリガフレームは、局に割り当てられたリソースユニットを更に示し、トリガフレームは、局が割り当てられたリソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を実行できることを示す指示情報を含む。局は、第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを送信する。本願の実施形態によれば、局に割り当てられたMRU/RUの一部がアイドルであり、他の部分がビジーである場合、局は、RUのアイドル部分でEHT TB PPDUを送信することをサポートし、スペクトルリソース利用率を改善することができる。

Description

[関連出願]
本願は、参照により全体がここに組み込まれる、中国特許出願番号202110634422.4号、中国国家知識産権局に2021年6月7日に出願した、名称「PPDU TRANSMISSION METHOD AND RELATED APPARATUS」の優先権を主張する。
[技術分野]
本出願は、無線通信技術の分野、特に、物理層プロトコルデータユニット(physical layer protocol data unit, PPDU)送信方法及び関連機器に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)は、802.11a/b/g、802.11n、802.11ac、802.11ax、802.11bなどを含む多くの世代で開発されてきた。802.11ax規格は高効率(high efficiency, HE)規格と呼ばれ、802.11be規格は超高スループット(extremely high throughput, EHT)規格又はWi‐Fi7規格と呼ばれる。
802.11axでは、トリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法が導入される。アクセスポイント(access point, AP)により送信されるトリガフレーム(trigger frame)に基づいて、1つ以上の局(station, STA)をスケジューリングし、アップリンクデータを送信する。また、リソースユニット(resource unit, RU)は、トリガフレームに基づいて1つ以上の局に別々に割り当てられ、トリガフレームは、1つ以上の局がキャリアセンシングを実行する必要があるという指示を伝える。従って、高効率トリガベースの物理層プロトコルデータユニット(high efficiency trigger-based physical layer protocol data unit, HE TB PPDU)送信を行う場合、STAは、局に割り当てられたRUが配置されている1つ以上の20MHzサブチャネル上でキャリアセンシングを行い、センシングされたエネルギが事前設定された閾値を超えているかどうかを検出する。検出されたエネルギが事前設定された閾値を超えていることが検出された場合、20MHzサブチャネルがビジーであると決定される。検出されたエネルギが事前設定された閾値を超えていないことが検出された場合、20MHzサブチャネルがアイドルであると決定される。802.11axでは、STAに割り当てられたRUに対応する周波数範囲内の1つの20MHzサブチャネルがビジーである場合、他の送信への干渉を防ぐためにHE TB PPDU送信が実行できないように規定されている。802.11ax規格では、1つの局(station, STA)に割り当て可能なRUは1つだけである。802.11be規格では、1つのSTAに複数のRUを割り当て可能である。複数のRUを1つの局に割り当てることは、複数のRUを1つの局に結合して割り当てることと理解してもよい。
複数のRUを1つのSTAに割り当てることができる場合は、将来のWLANシステムで更に考慮される。従って、複数のRUを1つのSTAに割り当てることができる場合には、局に割り当てられた複数のRUのキャリアセンシング結果に基づいてHE TB PPDUを送信する方法が解決すべき緊急の問題となる。
本願の実施形態は、PPDU送信方法及び関連機器を提供する。具体的には、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニット(extremely high throughput trigger-based physical layer protocol data unit, EHT TB PPDU)送信方法及び関連装置を提供する。局に割り当てられたRU/マルチMRU(multiple RU, MRU)の一部がアイドルであり、他の部分がビジーである場合、局は、RUのアイドル部分でEHT TB PPDUを送信することをサポートし、スペクトルリソース利用率を改善することができる。
以下では、様々な側面から本願を説明する。次の実装と異なる態様の有益な効果について相互に参照できることを理解する必要がある。
第1態様によれば、本願は、PPDU送信方法を提供し、特にEHT TB PPDU送信方法に関連する。前記方法は、以下を含む。アクセスポイントは、トリガフレームを送信する。前記トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示す。前記アクセスポイントは、前記局からTB PPDUを受信する。任意で、EHT TB PPDUが受信される。前記第1リソースユニットが996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は前記第1リソースユニットがマルチリソースユニット(multiple RU, MRU)であり、前記MRUが996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。代替として、前記第1リソースユニットは、帯域幅が80MHz以上の少なくとも1つのリソースユニットを含む。
なお、本願では、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの前記一部でEHT TB PPDU送信を行うことを許可されていることを示すために設定される。
本ソリューションでは、前記トリガフレームは、前記局が、前記局に割り当てられた前記RUの前記一部でEHT TB PPDU送信を行うことを許可されていることを示し、前記局に割り当てられたRU/MRUの一部がアイドルであり他の部分がビジーである場合に、前記局がRUのアイドル部分でEHT TB PPDUを送信することをサポートし、スペクトルリソースの利用率を向上させることができる。
第2態様によれば、本願は、PPDU送信方法を提供し、特にEHT TB PPDU送信方法に関連する。前記方法は、以下を含む。局は、アクセスポイントからトリガフレームを受信する。前記トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように前記局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示す。前記局は、前記第1指示情報の指示に基づいてTB PPDUを送信する。具体的に、EHT TB PPDUが送信される。前記EHT TB PPDUによって実際に占有されるリソースユニットは、前記トリガフレームに基づいて前記アクセスポイントによって前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットである場合もあれば、前記第1リソースユニットの前記一部である場合もある。前記第1リソースユニットが996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は前記第1リソースユニットがMRUであり、前記MRUが996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。代替として、前記第1リソースユニットは、帯域幅が80MHz以上の少なくとも1つのリソースユニットを含む。
第3態様によると、本願は、通信機器を提供する。前記通信機器は、アクセスポイント又はアクセスポイント内のチップ、例えばWi-Fiチップである場合がある。前記通信機器は、トリガフレームを送信するように構成された第2ユニットを含む。前記トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを更に示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットはトMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。前記第2ユニットは、EHT TB PPDUを受信するように更に構成される。前記第2ユニットは、通信インタフェース又はトランシーバを使用して実装することができる。
任意で、前記通信機器は、前記トリガフレームを生成するように構成された処理ユニットを更に含む。
第4の態様によると、本願は、通信機器を提供する。前記通信機器は、局又は局内のチップ、例えばWi-Fiチップである場合がある。前記通信機器は、トリガフレームを受信するように構成された第1ユニットを含む。前記トリガフレームは、超高スループットのトリガに基づく物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDU送信を実行するように前記局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを更に示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットはトMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。前記第1ユニットは、第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを送信するよう更に構成される。前記第1ユニットは、通信インタフェース又はトランシーバを使用して実装することができる。
任意で、前記通信機器は、前記EHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニットを更に含む。
上記のいずれかの態様の可能な実装において、前記第1リソースユニットは、802.11be規格によって現在サポートされているMRU/RUであってもよい。例えば、前記第1リソースユニットは、996+484-tone MRU、996+484+242-tone MRU、2×996+484-tone MRU、3×996-tone MRU、3×996+484-tone MRU、2×996-tone RU、又は4×996-tone RUのいずれかである。
上記のいずれかの態様の可能な実装において、前記第1リソースユニットが996トーンを超えるトーンを含むリソースユニットであることは、具体的には、前記第1リソースユニットは、Nに996を乗じた数(すなわちN*996)のトーンを含むリソースユニットであり、Nは2以上の正の整数であることを含む。例えば、2×996-tone RUは4×996-tone RUを含む。
上記のいずれかの態様の可能な実装では、前記EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、前記第2指示情報の1ビットは、前記局が前記割り当てられた第1リソースユニットの1つの996-toneリソースユニット(すなわち、996-tone RU)で前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUのユニバーサル信号(Universal Signal, U-SIG)フィールドに配置することができる。
任意で、前記第2指示情報はビットマップで表され、前記ビットマップの長さは固定長、例えば4ビットである。前記ビットマップ内の1ビットは、前記局が1つの996-toneリソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。代替として、前記ビットマップ内の1ビットは、前記局が1つの80MHz帯域幅で前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。前記第1リソースユニットに前記996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットが含まれている場合、前記局は、前記996-tone RUより小さいサイズの前記少なくとも1つのリソースユニットを単独で送信に使用することはできず、前記996-tone RUより小さいサイズの前記少なくとも1つのリソースユニットは、前記第1リソースユニット内の他のすべての996-toneリソースユニットと一緒に送信を実行する必要がある。
このソリューションでは、EHT TB PPDUが各996-tone RU又は各80MHz帯域幅で送信されるかどうかを示すために、固定長のビットマップがU-SIGで使用されていることがわかる。これは、割り当てられたRU/MRUの一部又は全部でEHT TB PPDUを送信する局をサポートし、アクセスポイントが実際にEHT TB PPDUを送信するRUでEHT TB PPDUのデータを解析して、受信側(アクセスポイント)の受信の複雑さを軽減し、受信側(アクセスポイント)の解析効率を向上させるのに役立つ。
任意で、前記第2指示情報はビットマップで表され、前記ビットマップには第1ビットと第2ビットの2つの部分が含まれる。前記第1ビット内の1ビットは、前記局が1つの996-tone RU(又は1つの80MHz帯域幅)で前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。前記第2ビット内の1ビットは、前記局が996-tone RUの中の1つの242-tone RU(又は80MHz帯域幅の中の1つの20MHz帯域幅)で前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。前記第1リソースユニットが前記996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを含む場合、前記局は、996-tone RUより小さいサイズの前記少なくとも1つのリソースユニットを送信用に独立して使用することができる。前記第1ビットの長さは、固定長、例えば4ビットであってもよい。前記第2ビットの長さは、前記第1ビットの長さ又は指示内容に関連してもよい。例えば、前記第2ビットの長さは、前記U-SIGの未使用/予備ビットから前記第1ビットの長さを差し引いた長さに等しいか、又は前記第2ビットの長さは、前記第1ビットで示される、送信が行われる996-tone RU(又は80MHz帯域幅)の量に4を乗じて得られる。
このソリューションでは、可変長のビットマップをU-SIGで使用して、各80MHz帯域幅の中の各20MHz帯域幅で送信を実行するかどうかを細分化し、スペクトルリソースをより効果的に使用することがわかる。
任意で、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドルの場合、前記第2指示情報は、トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのユニバーサル信号無視及び検証サブフィールド(U-SIG Disregard and Validate subfield)のデフォルト値に設定され、前記割り当てられた第1リソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するよう前記局に指示する。つまり、前記第1リソースユニットの中の996-tone RUより小さいサイズのリソースユニットが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドルであっても、996-tone RUより小さいサイズのリソースユニットは個別に送信することはできず、前記第1リソースユニット内の前記996-tone RUより大きい又は等しいサイズのすべてのリソースユニットと一緒に送信を実行する。
このソリューションでは、996-tone RUより小さいサイズのリソースユニットと996-tone RUより大きい又は等しいサイズのリソースユニットが一緒に送信を実行することを制限しているため、同じ局が異なる80MHz帯域幅で一貫したU-SIGを送信することがわかる。これは、受信側での受信に役立ち、局によるプリアンブル準備の複雑さを軽減する。
上記のいずれかの態様の可能な実装では、前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUによって占有される第2リソースユニットを示す。前記EHT TB PPDUによって占有される前記第2リソースユニットは、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの前記一部である。前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUの前記U U-SIGフィールドに配置される。前記局は、前記第2リソースユニットが位置する異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する。
任意で、前記第2リソースユニットは、996-tone RUより大きい又は等しいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを含む。代替として、前記第2リソースユニットは、80MHz以上の帯域幅の1つ以上のリソースユニットを含む。
任意で、前記第2リソースユニットは、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを更に含む。代替として、前記第2リソースユニットは、80MHz未満の帯域幅の1つ以上のリソースユニットを更に含む。サイズが996-tone RUより小さいリソースユニット(又は帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)は、以下:キャリア数が484のリソースユニット、すなわち484-tone RU;キャリア数が242のリソースユニット、すなわち242-tone RU;及びキャリア数が242未満のリソースユニット;のうちの1つ以上を含む。キャリア数が242のリソースユニットは、限定ではないが、以下の種類:キャリア数が106のリソースユニット、すなわち106-tone RU;キャリア数が52のリソースユニット、すなわち52-tone RU;及びキャリア数が26のリソースユニット、すなわち26-tone RU;を含む。
任意で、前記第2指示情報は、インデックス値であり、前記インデックス値は、前記第2リソースユニットを識別する。
このソリューションでは、U-SIGは、割り当てられたRU/MRUの一部又は全部を使用してEHT TB PPDUを送信する際にSTAをサポートするために、局が実際の送信に使用する第2リソースユニットを直接示すことがわかる。これにより、STAが実際にEHT TB PPDUを送信するために使用するリソースユニットをAPが取得する信頼性が向上し、スペクトルの利用率が向上する。更に、同じ局が異なる80MHz帯域幅で一貫したU-SIGを送信し、局によるプリアンブル準備の複雑さを軽減する。更に、このソリューションでは、局が実際の送信に使用するMRU/RUをインデックスに基づいて決定でき、各ビットの意味を個別に解析する必要がない。
上記のいずれかの態様の可能な実装では、前記第2リソースユニットは、前記局が前記トリガフレームを受信する前に、前記局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される。前記第2リソースユニットが決定された後、前記局は、前記第2リソースユニットを使用して前記第2指示情報を決定することができることを理解すべきである。すなわち、前記第2指示情報も、前記局が前記トリガフレームを受信する前に、前記局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される。
このソリューションでは、トリガフレームの前にクリアチャネル評価結果に基づいて、実際にEHT TB PPDUが占有する可能性のある第2リソースユニットが決定されるため、EHT TB PPDUを準備する時間に余裕があり、複数のバージョンのデータを準備する必要がないことが分かる。これにより、装置能力に対する要件が軽減される。
上記のいずれかの態様の可能な実装では、前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内のEHT変形ユーザ情報フィールドに配置される。前記第1指示情報が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を実行することが許可/サポートされていることを示す場合、前記第1指示情報を伝達するEHT変形ユーザ情報フィールドに対応する局は、マルチユーザ(multiple user, MU)多入力多出力(multiple-input multiple-output, MIMO)送信に参加できない。つまり、アップリンクMU-MIMO送信を実行するようにスケジューリングされた局は、割り当てられたリソースユニットの部分を使用してPPDUを送信することが許可されない。
上記のいずれかの態様の可能な実装では、前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内の共通情報フィールド又は前記特別ユーザ情報フィールドに配置される。前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの前記部分でEHT TB PPDU送信を実行することが許可されていることを示し、前記第1指示情報は、更に、前記トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを更に暗黙的に示す。つまり、アップリンクMU-MIMO送信を実行するようにスケジューリングされた局は、割り当てられたリソースユニットの部分を使用してPPDUを送信することが許可されない。
このソリューションでは、MU-MIMO送信をスケジューリングするときに、前記アクセスポイントは、前記割り当てられた第1リソースユニットの前記部分を使用してEHT TB PPDUを送信するようにMU-MIMO送信に参加する局をスケジューリングすることを制限され、受信側での受信を一貫させることができることがわかる。これは受信の複雑性を低減する。
第5の態様によると、本願は、プロセッサと通信インタフェースとを含む通信機器を提供する。前記通信機器は、トリガフレームを送信し、前記トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを更に示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットはトMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、EHT TB PPDUを受信する、よう構成される。
任意で、前記プロセッサは、前記トリガフレームを生成するよう構成される。
第6の態様によると、本願は、プロセッサと通信インタフェースとを含む通信機器を提供する。前記通信機器は、トリガフレームを受信し、前記トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを更に示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットはトMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、前記第1指示情報の指示に基づきEHT TB PPDUを送信する、よう構成される。
任意で、前記プロセッサは、前記EHT TB PPDUを生成するよう構成される。
第7の態様によると、本願は、機器を提供する。機器はチップの製品形態で実現され、入出力インタフェース及び処理回路を含む。前記機器は、第1態様における前記アクセスポイント内のチップである。前記入出力インタフェースは、トリガフレームを出力し、無線周波数回路を用いて前記トリガフレームを処理し、アンテナを用いて前記トリガフレームを送信し、前記トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するように局をトリガするために使用され、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを更に示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットはトMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、前記アンテナ及び前記無線周波数回路により受信されたEHT TB PPDUを入力する、よう構成される。
任意で、前記処理回路は、前記トリガフレームを生成するよう構成される。
第8の態様によると、本願は、機器を提供する。機器はチップの製品形態で実現され、入出力インタフェース及び処理回路を含む。前記機器は、第2態様における前記局内のチップである。前記入出力インタフェースは、アンテナ及び無線周波数回路により受信されたトリガフレームを入力し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を行うことができるかどうかを示し、前記第1リソースユニットは996トーン以上を含むリソースユニットであり、又は前記第1リソースユニットはMRUであり、前記MRUは996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、前記第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを出力し、前記無線周波数回路を使用して前記EHT TB PPDUを処理し、前記アンテナを使用して前記EHT TB PPDUを送信する、よう構成される。
第9の態様によると、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体はプログラム命令格納する。前記プログラム命令がコンピュータ上で実行すると、該コンピュータは、第1態様又は第2態様におけるPPDU送信方法を実行可能にされる。
第10の態様によると、本願は、プログラム命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。前記コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータで実行されると、前記コンピュータは、第1態様又は第2態様におけるPPDU送信方法を実行可能にされる。
本願の実施形態によれば、局に割り当てられたMRU/RUの一部がアイドルであり、他の部分がビジーである場合、局は、RUのアイドル部分でEHT TB PPDUを送信することをサポートし、スペクトルリソース利用率を改善することができる。
本願の実施形態における技術的ソリューションを更に明確に説明するために、以下は、実施形態を説明するために使用される添付の図面を簡単に説明する。
本願の実施形態による無線通信システムのアーキテクチャの概略図である。
本願の実施形態によるアクセスポイントの構造の概略図である。
本願の実施形態による局の概略構造図である。
802.11ax規格におけるトリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法の概略フローチャートである。
802.11be規格における996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における996+484+242-tone MRUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における2×996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における3×996-tone MRUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における3×996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における2×996-tone RUの可能な方法の概略図である。
802.11be規格における4×996-tone RUの可能な方法の概略図である。
キャリアセンシングが実行されるHE TB PPDU送信の概略図である。
キャリアセンシングが実行されるEHT TB PPDU送信の概略図である。
本願の実施形態によるPPDU送信方法の概略フローチャートである。
本願の実施形態による、802.11beのトリガフレームのフレームフォーマットの概略図である。 本願の実施形態による、802.11beのトリガフレームのフレームフォーマットの概略図である。
本願の実施形態によるPPDU送信の時系列の概略図である。
本願の実施形態による他のPPDU送信の時系列の概略図である。
本願の実施形態による更に他のPPDU送信の時系列の概略図である。
本願の実施形態によるEHT TB PPDUのフレームフォーマットの概略図である。
本願の実施形態による通信機器1の構造の概略図である。
本願の実施形態による通信機器2の構造の概略図である。
本願の実施形態による通信機器1000の構造の概略図である。
以下は、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的ソリューションを明確に且つ完全に説明する。
本願の説明では、特に指定されない限り、「/」は「又は」を意味する。例えば、A/BはA又はBを表してよい。本明細書における用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを説明する関連付け関係のみ本願明細書では記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合を表してよい。Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、並びに、Bのみが存在する。更に、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味する。「第1」及び「第2」のような用語は数量及び実行順を限定せず、「第1」及び「第2」のような用語は明確な相違を示さない。
本願では、単語「例」又は「例えば」は、例、図示、又は説明を表すために使用される。本願において「例」、「のような」又は「例えば」として記載される任意の実施形態又は設計方式は、別の実施形態又は設計方式より好適である又はより多くの利点を有するとして説明されるべきではない。正確には、単語「例」、「例では」、「例えば」、等の使用は、特定の方法で関連する概念を提示することを意図している。
本願の実施形態で提供される方法の理解を容易にするために、以下は、本願の実施形態で提供される方法のシステムアーキテクチャについて説明する。本願の実施形態で説明されるシステムアーキテクチャは、本願の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明することを意図しており、本願の実施形態で提供される技術的ソリューションに対する限定を構成しないことが理解できる。
本願の実施形態はPPDU送信方法を提供する。任意で、EHT TB PPDU送信方法が提供される。トリガフレームは、局が、割り当てられたRUの一部でEHT TB PPDU送信を実行することが許可されていることを示し、STAは、EHT TB PPDU内のユニバーサル信号フィールド(universal signal field, U-SIG)で、EHT TB PPDUによって実際に占有されているRUを示す(EHT TB PPDUによって実際に占有されているRUは、局に割り当てられた複数のRUの中の一部又は全部のRUである)か、又は局が各80MHz帯域幅で送信を実行するかどうかを示す。これにより、APは、実際にHE TB PPDUが送信されるRU上のHE TB PPDUのデータを解析し、解析効率を向上させ、受信側(AP)の受信の複雑さを軽減し、RUの一部でHE TB PPDUを送信する際に局をサポートし、スペクトルリソースの利用率を向上させる。PPDU送信方法は、無線通信システム、例えば、無線ローカルエリアネットワークシステムに適用できる。PPDU送信方法は、無線通信システム内の通信装置又は通信装置内のチップ又はプロセッサによって実装されてよい。通信装置は、アクセスポイント装置又は局装置であってもよい。代替として、通信装置は、複数のリンク上の並列送信をサポートする無線通信装置であってもよい。例えば、通信装置は、マルチリンク装置(multi-link device, MLD)又はマルチ帯域装置と呼ばれることがある。シングルリンク送信のみをサポートする通信装置と比較して、マルチリンク装置は送信効率が高く、スループットが高い。
本願で提供される技術的ソリューションは、様々な通信システム、例えば802.11規格を使用するシステムに適用することができる。例えば、802.11規格には、802.11be規格又は次世代802.11規格が含まれるが、これらに限定されない。本願の技術的ソリューションが適用されるシナリオには、APと1つ以上のSTA間の通信が含まれる。本出願の実施形態では、用語「通信」は、「データ送信」、「情報送信」又は「送信」として記述することもできる。
図1は、本願の実施形態による無線通信システムのアーキテクチャの概略図である。図1に示すように、無線通信システムは、1つ以上のAP(例えば、図1のAP100)及び1つ以上のSTA(例えば、図1のSTA200及びSTA300)を含むことができる。AP及びSTAの両方は、WLAN通信プロトコルをサポートする。通信プロトコルは、802.11be(Wi-Fi7又はEHTプロトコルとも呼ばれる)を含むことができ、更に802.11axや802.11acなどのプロトコルを含むこともできる。勿論、通信プロトコルは、通信技術の継続的な進化と発展により、802.11beなどの次世代プロトコルを更に含むことができる。WLANは一例として使用される。本願における方法を実現するための機器は、WLAN内のAP又はSTA、又はAP又はSTAに搭載されたチップ又は処理システムであってもよい。
任意で、本願におけるアクセスポイント(例えば、図1のAP100)は、無線通信機能を有する機器であり、WLANプロトコルによる通信をサポートし、WLAN内の他の装置(例えば、局や他のアクセスポイント)と通信する機能を有する。アクセスポイントは、他のデバイスと通信する機能を更に有してよいことが明らかである。WLANシステムでは、アクセスポイントをアクセスポイント局(AP STA)と呼ぶことができる。無線通信機能を有する機器は装置全体であってもよいし、装置全体の中に搭載されたチップ又は処理システムであってもよい。チップ又は処理システムが搭載された装置は、チップ又は処理システムの制御下で、本願の本実施形態における方法及び機能を実装してもよい。本願の実施形態におけるAPは、STAにサービスを提供する機器であり、802.11シリーズプロトコルをサポートしてよい。例えば、APは、通信エンティティ、例えば、通信サーバ、ルータ、スイッチ、又はブリッジであり得る。APは、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局等を含み得る。勿論、APは、代替として、本願の実施形態における方法及び機能を実装するために、様々な形態でこれらの装置内のチップと処理システムとすることができる。
任意で、本願における局(例えば、図1のSTA200及びSTA300)は、無線通信機能を有する機器であり、WLANプロトコルによる通信をサポートし、WLAN内の他の局又はアクセスポイントと通信する機能を有する。WLANシステムでは、局を非アクセスポイント局(non-access point station, non-AP STA)と呼ぶことができる。例えば、 STAは、ユーザがAPと通信し、更にWLANと通信できるようにする任意のユーザ通信装置である。無線通信機能を有する機器は装置全体であってもよいし、装置全体の中に搭載されたチップ又は処理システムであってもよい。チップ又は処理システムが搭載された装置は、チップ又は処理システムの制御下で、本願の本実施形態における方法及び機能を実装してもよい。例えば、STAは、インターネットに接続できるユーザ機器であることができ、例えばタブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-mobile Personal Computer, UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ネットブック、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、又は携帯電話であり得る。代替として、STAは、モノのインターネットにおけるモノのインターネットノード、車両のインターネットにおける車載通信装置、エンターテイメント装置、ゲーム装置又はシステム、全地球測位システム装置などであってもよい。STAは、代替として、上記の端末内のチップ及び処理システムでもよい。
WLANシステムは、高速かつ低遅延の伝送を提供することができる。WLAN適用シナリオの継続的な進化により、WLANシステムは、例えば、モノのインターネット産業、自動車のインターネット産業、銀行産業、企業オフィス、スタジアムの展示ホール、コンサートホール、ホテルの客室、寮、病棟、教室、スーパーマーケット、広場、街路、生産工房、倉庫など、より多くのシナリオ又は産業に適用される。勿論、WLAN通信をサポートする装置(アクセスポイント又は局など)は、スマートシティのセンサノード(例えば、スマート水道メーター、スマート電気メーター、スマート空気検出ノード)、スマートホームのスマート装置(例えば、スマートカメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、テレビ、ステレオ、冷蔵庫、洗濯機など)、モノのインターネットのノード、エンターテイメント端末(例えば、拡張現実(augmented reality, AR)、仮想現実(virtual reality, VR)、又はその他のウェアラブル装置)、スマートオフィスのスマート装置(例えば、プリンタ、プロジェクタ、スピーカ、又はステレオ)、車両のインターネットの車両装置、日常生活のシナリオのインフラストラクチャ(例えば、自動販売機、スーパーマーケットのセルフサービスナビゲーション局、セルフサービスレジ装置、セルフサービス注文装置)、大規模なスポーツ又は音楽会場の装置などである。STA及びAPの特定の形式は、本願の本実施形態では制限されておらず、ここでの説明のための単なる例である。
802-11規格は、物理層(physical layer, PHY)部分及び媒体アクセス制御(media access control, MAC)層に焦点を当てていることを理解すべきである。例えば、図2Aは、本願の実施形態によるアクセスポイントの構造の概略図である。APは、マルチアンテナ/マルチ無線周波数であってもよいし、シングルアンテナ/シングル無線周波数であってもよい。アンテナ/無線周波数は、データパケット(本明細書では、データパケットは、物理層プロトコルデータユニット、すなわち、PPDUと呼ばれることもある)の送信/受信に使用される。実装では、APのアンテナ又は無線周波数部分をAP本体から分離してよく、すなわち遠隔に配置してもよい。図2Aでは、APは物理層処理回路と媒体アクセス制御処理回路を含むことができる。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成することができ、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成することができる。別の例では、図2Bは本願の実施形態による局の概略構造図である。図2Bは、単一アンテナ/単一無線周波数STAの構造の概略図である。実際のシナリオでは、STAは更に複数アンテナ/複数無線周波数である場合もあり、2つより多くのアンテナを持つ装置である場合もある。アンテナ/無線周波数は、データパケットの送受信に使用される。実装では、STAのアンテナ又は無線周波数部分をSTA本体から分離してよく、すなわち遠隔に配置してもよい。図2Bでは、STAはPHY処理回路とMAC処理回路を含むことができる。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成することができ、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成することができる。
前述の内容は、本願の実施形態におけるシステムアーキテクチャを簡単に説明した。本願の実施形態における技術的ソリューションをより良く理解するために、以下は、本願の実施形態に関連する内容を説明する。
1.802.11ax規格におけるトリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法
WLANでは、アップリンクデータ送信の前に、STAはチャネル競合を通じて送信機会(transmission opportunity, TXOP)を取得する必要がある。例えば、STAは、拡張分散チャネルアクセス(enhanced distributed channel access, EDCA)方式に基づいてチャネル競合を実行し、送信機会を取得する。802.11axでは、トリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法が導入される。具体的に、図3は、802.11ax規格におけるトリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法の概略フローチャートである。図3に示すように、802.11ax規格におけるトリガフレームベースのアップリンクスケジューリング送信方法は、以下のステップを含む。
ステップ1:APはトリガフレーム(trigger frame)を送信し、トリガフレームを使用して1つ以上のSTAをスケジューリングし、HE TB PPDUを送信する。トリガフレームには、リソーススケジューリングと、1つ以上のSTAがアップリンクサブPPDUを送信するために使用する別のパラメータが含まれる。トリガフレームの特定のフレームフォーマットについては、802.11ax規格の対応する説明を参照のこと。詳細はここに説明されない。トリガフレームには、共通情報(Common information)フィールドとユーザ情報リスト(User information list)フィールドが含まれる。共通情報フィールドは、すべてのSTAが読み取る共通情報を含み、ユーザ情報リストフィールドは、1つ以上のユーザ情報フィールドを含み、各ユーザ情報フィールドは、各STAが読み取る必要がある情報を含む。ユーザ情報フィールドにおいて、関連付け識別子(association identification 12, AID12)は、STAの関連付け識別子を示し、リソースユニット割り当て(RU allocation)サブフィールドは、STAに割り当てられたリソースユニット(RU)の位置(AID12が示すSTA)を示す。
ステップ2:トリガフレームを受信した後に、STAは、トリガフレームを解析して、STAのAIDに一致するユーザ情報フィールドを取得し、次に、ユーザ情報フィールドに含まれるリソースユニット割り当てサブフィールドが示すRUにHE TB PPDUを送信する。HE TB PPDUに含まれるフィールドの名称と意味については、802.11ax規格の対応する説明を参照のこと。詳細はここに説明されない。HE TB PPDUでは、高効率信号フィールドA(high efficiency signal field A, HE-SIG-A)へのレガシー短トレーニングシーケンスフィールド(legacy short training field, L-STF)がすべて20MHz単位で送信されることを理解されたい。帯域幅が20MHzを超える場合、L-STFからHE-SIG-Aへの重複送信は20MHz単位で実行される。HE TB PPDUでは、高効率短トレーニングシーケンスフィールド(high efficiency short training field, HE-STF)からデータ(Data)フィールドまで、帯域幅全体を1つ以上のリソースユニットに分割し、1つ以上のリソースユニットを使用してHE-STFをHE TB PPDU内のDataフィールドに送信する。
ステップ3:1つ以上のSTAにより送信されたアップリンクマルチユーザPPDUを受信した後に、APは、確認応答フレームを返す。アップリンクマルチユーザPPDUには、1つ以上のSTAによって送信されたHE TB PPDUが含まれる。
2.802.11be規格でサポートされている一部のマルチリソースユニット(multiple RU, MRU)/RUフォーマット
802.11ax規格では、1つのSTAに割り当て可能なRUは1つだけである。次世代802.11be規格では、1つのSTAに複数のRUを割り当て可能である。複数のRUを1つのSTAに割り当てることは、複数のRUを該STAに結合し割り当てることでもあることを理解すべきである。従って、以下に特記しない限り、複数のRUを1つのSTAに割り当てることとRUの組み合わせとは同じ意味を示す。
本願では、802.11be規格でサポートされているMRU/RUフォーマットが、帯域幅が80MHzに等しい少なくとも1つのリソースユニット(すなわち、996-tone RU)を含む場合を主に検討する。996-tone RUは、996個のトーンを含むRUとして理解することができ、各996-tone RUの帯域幅は80MHzであることを理解する必要がある。以下は、802.11be規格でサポートされている幾つかのMRU/RUについて説明する。802.11be規格は、本明細書にリストされている複数のMRU/RUフォーマットよりも多くをサポートすることを理解すべきである。詳細については、802.11be規格における関連する説明を参照する。ここでは、例を単に説明のために使用する。
図4は、802.11be規格における996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。996+484トーンMRUは、1つの996-tone RUと1つの484-tone RUの組み合わせを示す。484-tone RUは、484個のトーンを含むRUとして理解できる。従って、図4は、802.11be規格でサポートされている1つの996-tone RUと1つの484-tone RUの4つの組み合わせ方法を示している。
図5は、802.11be規格における996+484+242-tone MRUの可能な方法の概略図である。996+484+242-tone MRUは、1つの996-tone RUと、1つの484-tone RUと、1つの242-tone RUの組み合わせを示す。242-tone RUは、242個のトーンを含むRUとして理解できる。従って、図5は、802.11be規格でサポートされている1つの996-tone RUと、1つの484-tone RUと、1つの242-tone RUの8通りの組み合わせ方法を示している。
図6は、802.11be規格における2×996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。2×996+484-tone MRUは、2つの996-tone RUと1つの484-tone RUの組み合わせを示す。従って、図6は、802.11be規格でサポートされている2つの996-tone RUと1つの484-tone RUの12通りの組み合わせ方法を示している。
図7は、802.11be規格における3×996-tone MRUの可能な方法の概略図である。3×996-tone MRUは、3つの996-tone の組み合わせを示す。従って、図7は、802.11be規格でサポートされている3つの996-tone RUの4通りの組み合わせ方法を示している。
図8は、802.11be規格における3×996+484-tone MRUの可能な方法の概略図である。3×996+484-tone MRUは、3つの996-tone RUと1つの484-tone RUの組み合わせを示す。従って、図8は、802.11be規格でサポートされている3つの996-tone RUと1つの484-tone RUの12通りの組み合わせ方法を示している。
更に、4つの996-tone RUの組み合わせはRU、すなわち4×996-tone RUと呼ばれ、2つの996-tone RUの組み合わせはRU、すなわち2×996-tone RUとも呼ばれる。図9は、802.11be規格における2×996-tone RUの可能な方法の概略図である。2×996-tone RUは、2つの996-tone の組み合わせを示す。図9は、802.11be規格でサポートされている2つの996-tone RUの2通りの組み合わせ方法を示している。図10は、802.11be規格における4×996-tone RUの可能な方法の概略図である。4×996-tone RUは、4つの996-tone の組み合わせを示す。図10は、802.11be規格でサポートされている4つの996-tone RUの1通りの組み合わせ方法を示している。
3.802.11be規格におけるRUの組み合わせ(つまり、複数のRUの1つのSTAへの割り当て)の制約条件
802.11be規格では、1つのSTAに複数のRUを割り当てることができるため、802.11be規格では、1つのSTAに複数のRUを割り当てる制約条件も規定されている。(1)小さいRUは小さいRUと組み合わせてMRUを形成する(小さいサイズのRUは小さいサイズのRUと組み合わされて小さいサイズのMRUを形成する)ことができるだけであり、大きいRUは大きいRUと組み合わされてMRUを形成する(大きいサイズのRUは大きいサイズのRUと組み合わされて大きいサイズのMRUを形成する)ことができるだけである。つまり、大きいRUは小さいRUと組み合わせることができない。同じサイズ又は242トーンを超えるRUは大きいRUと呼ばれ(同じサイズ又は242トーンを超えるRUは大きいサイズRUとして定義される)、242トーン未満のRUは小さいRUと呼ばれる(242トーン未満のRUは小さいサイズRUとして定義される)。任意で、第1制約条件は更に次のように理解することもできる。第1タイプRUは、第1タイプRUのみと組み合わされてMRUを形成でき、第2タイプRUは第2タイプRUのみと組み合わされてMRUを形成できる。つまり、異なるタイプのRUを組み合わせることはできない。ここで、第1タイプと第2タイプは、RUのサイズに基づいて区別することができる。例えば、第1タイプRUは242個以上のトーンを含むRUであり、第2タイプRUは242個未満のトーンを含むRUである。
(2)小さいRUの組み合わせについて、802.11be規格は現在、2通りの組み合わせ方法をサポートしている。方法1:106-tone RUと26-tone RUの組み合わせ、方法2:52-tone RUと26-tone RUの組み合わせ。特定の組み合わせ方法については、802.11be規格文書における関連する説明を参照のこと。詳細はここに説明されない。106-tone RUは106個のトーンを含むRUを示し、26-tone RUは26個のトーンを含むRUを示し、52-tone RUは52個のトーンを含むRUを示す。
(3)大きいRUの組み合わせについて、802.11be規格は現在、80MHz帯域幅の下で2通りの組み合わせ方法をサポートしている。方法1:484-tone RUと242-tone RUの組み合わせ。方法2:242-tone RUと242-tone RUの組み合わせ。160MHz帯域幅、240MHz帯域幅、及び320MHz帯域幅における組み合わせ方法について、本願は、802.11be規格でサポートされているMRU/RUフォーマットが少なくとも1つの996-tone RUを含む場合を検討する。考えられる組み合わせ方法は図4~図10に示され、詳細はここでは説明しない。
4.キャリアセンシング(Carrier Sensing, CS)が実行されるTB PPDU送信の手順
任意で、トリガフレームには、局がキャリアセンシングを実行する必要があることを示すキャリアセンシング要求(CS required)フィールドが含まれる。従って、HE TB PPDU送信を行う場合、STAは、局に割り当てられたRUが配置されている1つ以上の20MHzサブチャネル上でキャリアセンシングを行い、センシングされたエネルギが事前設定された閾値を超えているかどうかを検出する。検出されたエネルギが事前設定された閾値を超えていることが検出された場合、20MHzサブチャネルがビジーであると決定される。検出されたエネルギが事前設定された閾値を超えていないことが検出された場合、20MHzサブチャネルがアイドルであると決定される。802.11ax規格では、STAに割り当てられたRUが位置する周波数範囲内の少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジーである場合、他の送信への干渉を防ぐためにHE TB PPDUが送信できないように規定されている。例えば、図11Aは、キャリアセンシングが実行されるHE TB PPDU送信の概略図である。図11Aに示すように、STA1に割り当てられるリソースユニットは484-tone RUであり、484-tone RUに対応する帯域幅は40MHzであり、サブチャネル1とサブチャネル2の2つの20MHzサブチャネルが含まれている。STA1は、送信前にキャリアセンシングを実行する。STA1が、サブチャネル1がビジー状態であり、サブチャネル2がアイドル状態であることを検出した場合、STA1は、割り当てられた484-tone RUで送信を実行できない。STA2ついては、STA2に割り当てられるリソースユニットは242-tone RUであり、242-tone RUに対応する帯域幅は20MHzであり、1つの20MHzサブチャネルが含まれている。STA2は、送信前にキャリアセンシングを実行する。STA2が、20MHzサブチャネルがアイドル状態であることを検出した場合、STA2は、割り当てられた242-tone RUでHE TB PPDUを送信してよい。
802.11be規格は更に、複数のRUが1つのSTAに割り当てられるシナリオを考慮している。従って、EHT TB PPDU送信を行う場合、STAは、STAに割り当てられた複数のRUが配置されている1つ以上の20MHzサブチャネル上でもキャリアセンシングを実行する。キャリアセンシングの結果に基づいて、2つの可能な送信方法がある。第1可能な送信方法は、802.11ax規格に規定されている送信方法と類似している。複数のRUが配置されている複数の20MHzサブチャネルのうちの少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジーである場合、EHT TB PPDUを送信することはできない。第2可能な送信方法では、複数のRUが配置されている複数の20MHzサブチャネルのうち、一部の20MHzサブチャネルがビジーである場合、20MHzサブチャネルがアイドルである帯域で送信を実行することができる。例えば、図11Bは、キャリアセンシングが実行されるEHT TB PPDU送信の概略図である。図11Bに示すように、STAに割り当てられるリソースユニットは484+242-tone RUであり、つまり、484-tone RUと242-tone RUの組み合わせであり、484+242トーンMRUに対応する等価な帯域幅は60MHzであり、サブチャネル1、サブチャネル2、サブチャネル4の3つの20MHzサブチャネルが含まれている。STAは、送信前にキャリアセンシングを実行する。サブチャネル2及びサブチャネル4がアイドル状態であり、サブチャネル1がビジー状態であることが判明した場合、STAは、サブチャネル2(すなわち、割り当てられた484-tone RUの一部)及びサブチャネル4(すなわち、割り当てられた242-tone RU)でHE TB PPDUを送信してもよい。
2つの可能な送信方法から、第1可能な送信方法では、割り当てられたすべての20MHzサブチャネルがアイドルである場合にのみ送信を実行できることがわかる。その結果、この方法はスペクトルリソースの浪費を引き起こす。第2可能な伝送方法では、スペクトルリソースをより効率的に使用するために、幾つかのアイドルの20MHzサブチャネルで送信を実行することができる。しかし、指示のために対応するシグナリングを使用する必要があり、受信側の受信の複雑性が増加する。
従って、本願の実施形態はPPDU送信方法を提供する。具体的に、EHT TB PPDU送信方法が提供される。トリガフレームは、局が、割り当てられたRUの一部でEHT TB PPDU送信を実行することが許可されていることを示し、局は、EHT TB PPDU内のU-SIGで、EHT TB PPDUによって実際に占有されているRUを示す(EHT TB PPDUによって実際に占有されているRUは、局に割り当てられた複数のRUの中の一部又は全部のRUである)か、又は局が各80MHz帯域幅で送信を実行するかどうかを示す。これは、割り当てられたRU/MRUの一部又は全部を使用してEHT TB PPDUを送信する際にSTAをサポートすることができ、つまり、一部の20MHzサブチャネルがビジーであるとき、EHT TB PPDUを送信することもでき、スペクトルリソースの利用率を向上させる。更に、これは、EHT TB PPDUが実際に送信されるRUで、APがEHT TB PPDUのデータを解析し、受信側(AP)の受信の複雑さを軽減し、受信側(AP)の解析効率を向上させるのに役立つ。
以下は、更に添付の図面を参照して、本願の技術的ソリューションを説明する。
本出願におけるAP及びSTAは、シングルリンク装置であってもよいし、マルチリンク装置における機能エンティティ又は機能ユニットであってもよい。例えば、本願におけるAPは、APマルチリンク装置におけるAPであり、STAは、局マルチリンク装置におけるSTAである。これは、本願において限定されない。
必要に応じて、本願におけるアクセスポイントと局の両方は、802.11beプロトコルをサポートし、更に別のWLAN通信プロトコル、例えば802.11axプロトコル及び802.11acプロトコルをサポートすることができる。本願におけるアクセスポイントと局が802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートしてもよいことを理解すべきである。つまり、本願で提供される方法は、802.11beプロトコルだけでなく、802.11beの次世代プロトコルにも適用できる。
図12は、本願の実施形態によるPPDU送信方法の概略フローチャートである。図12に示すように、PPDU送信方法には、以下のステップが含まれるが、これに限定されない。
S101:アクセスポイントは、トリガフレームを送信する。トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、トリガフレームは、第1指示情報を含み、第1指示情報は、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部で、局が超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDU送信を行うことができるかどうかを示し、第1リソースユニットは、996個以上のトーンを含むリソースユニットであるか、又は第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、MRUは、996個以上のトーンを含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。
S102:局はトリガフレームを受信する。
任意で、アクセスポイントはトリガフレームを生成し送信する。トリガフレームは、EHT TB PPDU送信を実行するよう1つ以上の局をトリガするために使用され、トリガフレームは更に、1つ以上の局が送信を実行するために使用するリソースユニットを示し、1つ以上の局がキャリアセンシングを実行する必要があることを示す。説明を容易にするため、本願の実施形態では、1つの局を例として使用する。言い換えると、トリガフレームは、更に、(特定の)局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、キャリアセンシングを実行するよう局に指示する。第1リソースユニットが996個を超えるトーンを含むリソースユニットであるか、又は第1リソースユニットがMRUであり、MRUが996個以上のトーンを含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。例えば、局に割り当てられる第1リソースユニットは、図4~図8に示す任意のMRU、又は図9及び図10に示す任意のRUであってよい。例えば、第1リソースユニットが996+484+242-tone MRUである場合、第1リソースユニットは、1つの996-tone RU、1つの484-tone RU、及び1つの242-tone RUを含むことが理解される。別の例では、第1リソースユニットが3×996+484-tone MRUである場合、第1リソースユニットは、1つの996-tone RU及び1つの484-tone RUを含むことが理解される。第1リソースユニットは、Nに996を乗算した数(すなわちN×996)のトーンを含むRUであり、Nは2以上の正の整数である。例えば、第1リソースユニットは2×996-tone RUである。第1リソースユニットは、2つの996-tone RUの組み合わせ/連結であると理解してよい。1つの996トーンのRUに対応する帯域幅は80MHzであり、MRU/RUが少なくとも1つの996-tone RUを含む場合が本願の本実施形態で検討される。従って、第1リソースユニットは、帯域幅が80MHz以上の複数のリソースユニットを含んでもよく、又は、第1リソースユニットは、帯域幅が80MHz以上の少なくとも1つのリソースユニットと、帯域幅が80MHz未満の少なくとも1つのリソースユニットとを含んでもよい。
図13A及び図13Bは、本願の実施形態による、802.11beのトリガフレームのフレームフォーマットの概略図である。図13A及び図13Bに示すように、802.11beのトリガフレームは、共通情報フィールド及びユーザ情報リストフィールドを含むがこれに限定されない。共通情報フィールドは、すべてのSTA(ここでのSTAは、HE STA及びEHT STAのうちの少なくとも1つを含む)によって読み取られる必要がある共通情報を含む。本明細書におけるEHT STAは、EHTプロトコル、HEプロトコル、及び以前のプロトコルをサポートする局である。幾つかのシナリオと実施形態では、本願でHE STAによってサポートされる最新のプロトコルはHEプロトコルであるが、HE STAは将来のWi-Fiプロトコル、例えばEHTプロトコルをサポートしていない。しかし、本願では、すべてのHE STAが将来のWi-Fiプロトコルをサポートできないことに制限されていると理解すべきではない。共通情報フィールドは、キャリアセンシング要求(CS required)サブフィールドを含むが、これに限定されない。キャリアセンシング要求サブフィールドは、局がキャリアセンシングを実行する必要があることを示す。ユーザ情報リストフィールドは、1つの特別ユーザ情報フィールド(関連付け識別子12サブフィールドの値は2007である)及び1つ以上のEHTバリアントユーザ情報フィールドを含むが、これに限定されない。特別ユーザ情報フィールドは、すべてのEHT STAが読み取る必要がある共通情報を含む。1つのEHTバリアントユーザ情報フィールドは、1つのEHT STAが読み取る必要がある情報を含む。1つのEHTバリアントユーザ情報フィールドには、関連付け識別子12(association identification 12, AID12)サブフィールドとRU割り当て(RU allocation)サブフィールドが含まれますが、これに限定されない。AID12サブフィールドはSTAの関連付け識別子を示し、RU割り当てサブフィールドはSTA(すなわち、AID12サブフィールドで示されるSTA)に割り当てられたリソースユニットの場所を示す。
任意で、トリガフレームには第1指示情報が含まれ、第1指示情報は、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされているかどうかを示す。局に割り当てられた第1リソースユニットの部分は、適応RU(adapted/adaptive RU)と呼ばれることがあることを理解すべきである。同様に、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分で送信されるTB PPDUは、適応TB PPDU(adapted/adaptive TB PPDU)と呼ばれることがある。つまり、第1指示情報は、局が、適応RUで適応TB PPDUを送信することを許可/サポートされているかどうかを示す。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内のEHTバリアントユーザ情報フィールドに配置できる。第1指示情報が、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされていることを示す場合(又は、第1指示情報が、局が適応RUで適応TB PPDUを送信することを許可/サポートされていることを示す場合)、第1指示情報を伝達するEHTバリアントユーザ情報フィールドに対応する局は、マルチユーザ(multiple user, MU)多入力多出力(multiple-input multiple-output, MIMO)送信に参加できない。つまり、APは、アップリンクMU-MIMO送信と適応RU送信の両方を実行するように同じ局をスケジューリングすることはできない。つまり、アップリンクMU-MIMO送信を実行するようにスケジューリングされた局は、適応RUを使用してPPDUを送信することが許可されない。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内の共通情報フィールド又は特別ユーザ情報フィールドに配置できる。第1指示情報が、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされていることを示す場合(又は、第1指示情報が、局が適応RUで適応TB PPDUを送信することを許可/サポートされていることを示す場合)、APは、マルチユーザ(multiple user, MU)多入力多出力(multiple-input multiple-output, MIMO)送信をスケジューリングできない。つまり、第1指示情報は、トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを暗黙的に更に示している。代替として、第1指示情報は、MU-MIMO送信をスケジューリングするかどうかを直接示す。第1指示情報がMU-MIMO送信をスケジューリングすることを示す場合は、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行できないこと、又は局が適応RUを使用して適応TB PPDUを送信できないことを示す。第1指示情報がMU-MIMO送信がスケジューリングされないことを示す場合は、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行できること、又は局が適応RUを使用して適応TB PPDUを送信できることを示す。
APがMU-MIMO送信のスケジューリングをトリガする場合は、複数のSTAがRUを共有する。従って、この場合、STAがSTAに割り当てられたリソースユニットの一部でEHT TB PPDU送信を行うことを許可されると、複数のSTAが実際の送信のためにRUを同期して変更することはできない。その結果、受信側で受信の矛盾する受信が発生し、受信の複雑さが増大する。例えば、APがMU MIMO送信をスケジューリングし、1つのRUを2つのSTAに使用のために割り当てる場合、RUにはサブチャネル1からサブチャネル4までの4つのサブチャネルが含まれていると仮定する。STA1はRU内のサブチャネル1とサブチャネル2だけがアイドルであることを検出し、STA2はRU内のサブチャネル4だけがアイドルであることを検出すると仮定する。MU MIMO送信をスケジューリングするときに、STAがSTAに割り当てられたリソースユニットの一部で送信を実行することを、APが許可する場合、STA1はSTA1のHE TB PPDU内のU-SIGを変更し、STA2もSTA2のHE TB PPDU内のU-SIGを変更するが、2つのU-SIGの値は異なる場合がある。RUでマルチユーザPPDUを受信する場合、APは、RU上のSTA1の情報とSTA2の情報を区別できない。結果として、受信側はPPDUを統一された方法で受信できず、受信側での受信が矛盾する。
任意で、第1指示情報の長さは、1ビットとすることができる。例えば、ビットを1に設定することは、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可又はサポートされていることを示し、又は、ビットを1に設定することは、MU MIMO送信がスケジューリングされていないことを示す。ビットを0に設定することは、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可又はサポートされていないことを示し、又は、ビットを0に設定することは、MU MIMO送信がスケジューリングされていることを示す。ビットを1に設定することは、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可又はサポートされていることを示し、又は、MU MIMO送信がスケジューリングされていないことを示すことが理解されるべきである。ビットを0に設定することは、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可又はサポートされていることを示し、又はMU MIMO送信がスケジューリングされていないことを示す。これは、本願の本実施形態において限定されない。
更に、本願の本実施形態では、第1指示情報を第1値(1又は0)に設定することは、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされていることを示し、更に、トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを暗黙的に示していることを理解すべきである。代替として、第1指示情報を第1値(1又は0)に設定することは、MU-MIMO送信がスケジューリングされていないことを示し、更に、局が局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされていることを暗黙的に示している。
S103:局は、トリガフレーム内の第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを送信する。
S104:アクセスポイントはEHT TB PPDUを受信する。
任意で、本願のこの実施形態では、第1指示情報は、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可/サポートされていることを示す。従って、トリガフレームを受信した後、局は、クリアチャネル評価(clear channel assessment, CCA)結果と局に割り当てられた第1リソースユニットに基づいて、利用可能な第2リソースユニット(又は適応RU)、すなわちTB PPDUによって実際に占有されているリソースユニットを決定し、第2リソースユニットに適応するTB PPDU(例えば、HE TB PPDU)を生成して送信する。第2リソースユニットは、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部又は全部である。以下は、第2リソースユニットを決定する幾つかの可能な方法について説明する。
方法1について、図14を参照する。図14は、本願の実施形態によるPPDU送信の時系列の概略図である。図14に示すように、局は、トリガフレームを受信した後に得られるクリアチャネル評価(clear channel assessment, CCA)結果に基づいて、局に割り当てられた第1リソースユニットが位置するすべての20MHzサブチャネルの状態(アイドル又はビジー)を決定することができる。次に、第1リソースユニットが位置するすべてのアイドルの20MHzサブチャネルに基づいて第2リソースユニットを決定し、対応するEHT TB PPDUを準備(又は生成)して送信する。EHT TB PPDUが実際に占有するリソースユニットが第2リソースユニットであることを理解すべきである。
方法2。局のハードウェア又はソフトウェアの制限により、トリガフレームを受信した後のCCAの結果を見た後、局は、短フレーム間隔(short interframe space, SIFS)で第2リソースユニットを占有するEHT TB PPDUに備える準備ができない場合がある。そのため、局は、アクセスポイントによって局に割り当てられたRU/MRU(第1リソースユニット)を占有するEHT TB PPDUと潜在的なEHT TB PPDU(ここで、潜在的なEHT TB PPDUは、実際にEHT TB PPDUが送信されるMRU/RU上のEHT TB PPDUである)を事前に準備/生成する場合がある。しかし、これは、局が複数のバージョンのEHT TB PPDUを準備する必要があることを意味し、装置能力の要件が大幅に増加する。
方法3:第2リソースユニットは、局がトリガフレームを受信する前の局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定され、トリガフレームによって示される第1リソースユニットが局に割り当てられる。第2リソースユニットが決定された後、第2指示情報は、第2リソースユニットを使用して決定されてもよいことが理解されるべきである。具体的に、図15を参照する。図15は、本願の実施形態による他のPPDU送信の時系列の概略図である。図15に示すように、局は、トリガフレームが受信される前の局のCCA結果に基づいて、局に割り当てられた第1リソースユニットが位置するすべての20MHzサブチャネルの状態(アイドル又はビジー)を決定することができる。局は、最初にトリガフレームが受信される前の局のCCA結果に基づいて、チャネルがビジーであるかアイドルであるかを決定する。トリガフレームを受信する処理で、APが局にRU/MRUを割り当てていることが判明した場合、局は、チャネルがビジー又はアイドルであることを示す結果と、局に割り当てられたRU/MRU(すなわち、第1リソースユニット)に基づいて、応答すべきHE TB PPDUにより占有されるRU(すなわち、第2リソースユニット)のサイズを決定する。APが局に割り当てたRU/MRU(すなわち、第1リソースユニット)が配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドルである場合、APが局に割り当てたRU/MRU(すなわち、第1リソースユニット)を使用してHE TB PPDUを準備/生成する。任意で、APが局に割り当てたRU/MRU(すなわち、第1リソースユニット)が配置されている一部の20MHzサブチャネルがアイドルである場合、アイドルの20MHzのサブチャネルからプロトコルがサポートする適応RU/MRU(すなわち、第2リソースユニット)が選択され、プロトコルがサポートする適応RU/MRU(すなわち、第2リソースユニット)を使用してHE TB PPDUを準備/生成する。任意で、APが局に割り当てたRU/MRUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがビジーである場合、又は一部の20MHzのサブチャネルがアイドルであるが、プロトコルがサポートする適応RU/MRUがアイドルの20MHzサブチャネルで一致しない場合、HE TB PPDUを準備する必要がない。代替として、APによって局に割り当てられたRU/MRUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがビジーであるか、又は一部の20MHzサブチャネルがアイドルであるが、アイドルの20MHzサブチャネルでプロトコルによってサポートされている適応RU/MRUが一致しない場合、局は、経験又は局のアルゴリズムに従って、HE TB PPDUを準備/生成するためにプロトコルによってサポートされているRU/MRUを選択するか、又はAPによって局に割り当てられたRU/MRU(すなわち、第1リソースユニット)を使用してHE TB PPDUを準備/生成する。トリガフレームを受信した後、局は再びCCAを実行し、チャネルがビジーであるかアイドルであるかの2回目の決定をする。送信されるべきEHT TB PPDU(又は準備されたEHT TB PPDU)が占有するすべての20MHzサブチャネルがアイドルの場合、送信されるべき(又は準備された)EHT TB PPDUが送信される。送信されるべきEHT TB PPDU(又は準備されたEHT TB PPDU)のすべての20MHzサブチャネルのうち、少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジーの場合、送信は実行されない。
例えば、図16を参照する図16は、本願の実施形態による更に他のPPDU送信の時系列の概略図である。図16に示すように、STA2に割り当てられる第2リソースユニットは、996+484-tone MRUである。トリガフレームを受信する前の局のCCA結果(すなわち、最初に実行されたCCA)に基づいて、996-tone RUがアイドルであり、484-tone RUがビジーであると局が決定した場合、STA2は、996-tone RUで送信されるHE TB PPDUを準備/生成する。トリガフレームを受信した後、局は、トリガフレームを受信した後の局のCCA結果(すなわち、2回目に実行されたCCA)に基づいて決定を実行する。局が、996-tone RUがまだアイドルであると決定した場合、局は、EHT TB PPDUを送信する(図16の16aに示すように)。この場合、996-tone RUが配置されている4つの20MHzサブチャネルのうち少なくとも1つがビジーであると決定した場合は、送信が実行されない(図16の16bに示すように)。
方法3では、トリガフレームを受信する前にCCA結果を見た後、局は、HE TB PPDUを準備するための十分な時間を有することが分かる。これは、局が第1リソースユニットを占有するHE TB PPDUと、第2リソースユニットを占有する潜在的なHE TB PPDUを事前に準備する必要がないことを意味する。すなわち、局が複数のバージョンのデータを用意する必要がなく、装置能力に対する要件を低減することができる。また、局は、トリガフレームが受信された後のCCA結果を見て、チャネルがビジーかアイドルかの2回目の決定を行い、送信すべき(又は準備された)EHT TB PPDUの全ての20MHzサブチャネルのうち、少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジーであるときは送信を行わず、衝突の可能性を低減する。
任意で、EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、第2指示情報は、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットを示し、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットは、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部又は全部である。第2リソースユニットは、996-tone RUより大きい又は等しいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを含む。つまり、第2リソースユニットは、帯域幅が80MHz以上の少なくとも1つのリソースユニットを含む。代替として、第2リソースユニットは、サイズが996-tone RUより大きい又は等しい少なくとも1つのリソースユニットと、サイズが996-tone RUより小さい少なくとも1つのリソースユニットとを含む。
任意で、EHT TB PPDUは第2指示情報を含む。第2指示情報の中の1ビットは、局が、割り当てられた第1リソースユニットの中の1つの996-toneリソースユニットでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。代替として、第2指示情報の中の1ビットは、局が、割り当てられた第1リソースユニットの中の80MHz帯域幅でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
任意で、局がEHT TB PPDUを送信した後、相応して、アクセスポイントは、局に割り当てられた第1リソースユニットの中の20MHz帯域幅ごとに、EHT TB PPDUのU-SIGフィールドを受信する。局からいずれかのU-SIGフィールドを正しく受信した後、アクセスポイントは、U-SIGの第2指示情報の指示に基づいて、EHT TB PPDUが占有する第2リソースユニットに関する情報を解析し、局により送信されたアップリンクデータを取得することができる。
任意で、第2指示情報は、EHT TB PPDUに含まれるU-SIGに配置することができる。図17は、本願の実施形態によるEHT TB PPDUのフレームフォーマットの概略図である。図17に示すように、EHT TB PPDUは、以下のフィールド:レガシー短トレーニングフィールド、レガシー長トレーニングフィールド、レガシー信号フィールド、繰り返しレガシー情報フィールド、ユニバーサル信号フィールド、超高スループットの短トレーニングフィールド、超高スループットの長トレーニングフィールド、データ、及びパケット拡張、を含むが、これに限定されない。EHT TB PPDUに含まれるフィールドの意味については、表1を参照のこと。
表1:EHT TB PPDU内のフィールドの意味
Figure 2024520761000002
図17に示すように、ユニバーサル信号フィールド(U-SIG)には、RU送信指示(RU transmission indication)フィールドが含まれている。RU送信指示フィールドは、EHT TB PPDUが実際に占有している第2リソースユニットを示す第2指示情報を伝達する。或いは、第2指示情報の1ビットは、割り当てられた第1リソースユニット内の996-toneリソースユニット(すなわち、996-tone RU)で、局がEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。U-SIGには、何らかの情報、例えば、図17に示す巡回冗長符号(cyclic redundancy code, CRC)が含まれている。しかし、U-SIGには未使用(又はアイドル)ビットが幾つかあり、これらのビットは、第1指示情報を伝達するために使用されてもよい。具体的には、U-SIGに含まれる可能性のあるコンテンツを表2に示す。表2から、U-SIG-1のB20~B25(合計6ビット)は使用されていない(又はアイドルである)、U-SIG-2のB2とU-SIG-2のB11~B15(合計5ビット)は使用されていない(又はアイドルである)ことがわかる。従って、例えば、U-SIGの未使用(又はアイドル)ビットを使用して、第1指示情報を伝達することができる。
表2:U-SIGに含めることができるコンテンツ
Figure 2024520761000003
なお、U-SIGは、局に割り当てられた第1リソースユニットで単位粒度として242-tone RUを使用してコピーされ送信されるので、つまり、U-SIGは、複数の20MHzサブチャネルでコピーされ送信される。従って、APは、1つの242-tone RU(又は1つの20MHzサブチャネル)でU-SIGを正しく受信すれば、APは、U-SIGで伝達される第2指示情報を取得して、STAにより実際の送信に使用されるRUを決定することができる。
なお、図17に示すU-SIGフィールドに含まれる各フィールドの名称及び長さは、本願の本実施形態では限定されない。
以上は、EHT TB PPDUのフレームフォーマットについて詳細に説明した。次に、第2指示情報の可能な実装について詳細に説明する。
実装1:第2指示情報の中の1ビットは、局が、割り当てられた第1リソースユニットの中の1つの996-toneリソースユニットでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
実装1.1:第2指示情報は、固定長のビットマップで表される。つまり、U-SIGのRU送信指示フィールドは、ビットマップの形式で存在する。例えば、ビットマップの固定長は4ビットである。ビットマップ内の1ビットは、局が1つの996-toneリソースユニット(又は1つの80MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。局は、320MHz帯域幅の各996-toneリソースユニットで送信を実行しないと理解されてもよい。局が1つの996-toneリソースユニット内に割り当てられたリソースユニットを有しない場合、局は996-toneリソースユニットで送信を実行しない。つまり、局が80MHz帯域幅に割り当てられたリソースユニットを有しない場合、局は80MHz帯域幅でEHT TB PPDUを送信できない。つまり、局が996-toneリソースユニットに割り当てられたリソースユニットを有する場合にのみ、局は996-toneリソースユニットでEHT TB PPDUを送信できる。
任意で、局に割り当てられた第1リソースユニットが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドルの場合、第2指示情報は、トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのユニバーサル信号無視及び検証サブフィールド(U-SIG Disregard and Validate subfield)のデフォルト値に設定され、割り当てられた第1リソースユニットでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。U-SIGの第2情報(又はRU送信指示フィールド)の値に設定されているユニバーサル信号無視及び検証サブフィールドのビットの具体的な値については、表3又は802.11beの現在の説明を参照のこと。
[表3]
Figure 2024520761000004
実装1.1の理解を深めるために、以下は幾つかの例を使用して説明する。以下の幾つかの例では、第1指示情報又はRU送信指示フィールドは、4ビット長のビットマップで表される。
例1:局に割り当てられた第1リソースユニットが996+484-tone MRUである例を使用する。996+484-tone MRUの996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され(すなわち、996+484-tone MRUの996-tone RUは、ビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応する)、484-tone RUが第2の80MHz帯域幅の40MHz帯域幅に配置されていると仮定する(すなわち、996+484-tone MRUの484-tone RUは、ビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応する)。RU送信指示フィールドのビット(又はビットマップ)を0に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行しないことを示す。ビットを1に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行することを示す。なお、RU送信指示フィールド(又はビットマップ)のビットを1に設定することが送信を実行することを示すのか、ビットを0に設定することが送信を実行することを示すのかは、本願の本実施形態では限定されないことが理解されるべきである。更に、RU送信指示フィールド(又はビットマップ)の4ビットに対応する4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)が、送信が実行されることを示すために同じ方法又は異なる方法を使用してもよいことを理解されるべきである。
表4aを参照する。表4aでは、1が送信が行われることを示し、0が送信が行われないことを示す。4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを同じ方法で示す。つまり、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを1を使用して示す。表4bを参照する。表4bでは、0が送信が行われることを示し、1が送信が行われないことを示す。4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを同じ方法で示す。つまり、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを0を使用して示す。表4cを参照する。表4cでは、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)が異なる方法を使用して送信が実行されることを示している。例えば、第1の80MHz帯域幅と第3の80MHz帯域幅では1を使用して送信が実行されていることを示し、第2の80MHz帯域幅と第4の80MHz帯域幅では0を使用して送信が実行されていることを示す。
表4a、表4b、及び表4cに、996+484-tone MRU内のRUのビジー/アイドル状態を異なる指示方法で示し、対応するRU送信指示フィールドの値と意味を示す。
表4a
Figure 2024520761000005
表4b
Figure 2024520761000006
表4c
Figure 2024520761000007
表4a~表4cにおいて、「アイドル」とは、「アイドル」と同じ列のRUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドル状態であることを意味し、「ビジー」とは、「ビジー」と同じ列のRUが配置されている20MHzサブチャネルのうち、少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジー状態であることを意味する。表4aを例として、表内の行の意味を説明する。表4b及び表4cの行の意味については、表4aの対応する行の意味を参照のこと。詳細はここに説明されない。表4aに示すように、996-tone RUが配置されている20MHzサブチャネルがすべてアイドル状態で、484-tone RUが配置されている20MHzサブチャネルのうち少なくとも1つの20MHzサブチャネルがビジー状態の場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。つまり、996-tone RUがアイドルであり、484-tone RUがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。996-tone RUが配置されているすべての20MHzサブチャネルと、484-tone RUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドル状態の場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は、トリガフレームのU-SIG無視及び検証サブフィールド(U-SIG Disregard And Validate)の対応するビットの値を直接コピーして、割り当てられたすべてのリソースユニット(すなわち、第2リソースユニット)でEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。つまり、996-tone RUと484-tone RUの両方がアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値はU-SIG無視及び検証サブフィールド内の対応するビットの値をコピーし、割り当てられた996+484-tone MRUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。996-tone RUが配置されている20MHzサブチャネル内の少なくとも1つの20MHzサブチャネルがアイドル状態の場合、484-tone RUがアイドルかビジーかにかかわらず、局は送信を実行せず、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0000になる。
例2:局に割り当てられた第1リソースユニットが996+484+242-tone MRUである例を使用する。996+484+242-tone MRUの996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第2の80MHz帯域幅の第1の40MHz帯域幅に配置され、242-tone RUが第2の80MHz帯域幅の第4の20MHz帯域幅に配置されているとする。つまり、996+484+242-tone MRUでは、996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応し、484-tone RUと242-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応する。RU送信指示フィールドのビット(又はビットマップ)を0に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行しないことを示す。ビットを1に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行することを示す。表5を参照する。表5では、1が送信が行われることを示し、0が送信が行われないことを示す。4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを同じ方法で示す。つまり、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを1を使用して示す。表5に、996+484+242-tone MRU内のRUのビジー/アイドル状態、及び対応するRU送信指示フィールドの値及び意味を示す。
[表5]
Figure 2024520761000008
表5の「ビジー」及び「アイドル」の意味は、表4a~表4cの「ビジー」及び「アイドル」の意味と同じであり、ここでは詳細を説明しない。表5に示すように、996-tone RUがアイドルであり、484-tone RUと242-tone RUのうちの少なくとも1つがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。996-tone RU、484-tone RU、及び242-tone RUがアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値はトリガフレーム内のU-SIG無視及び検証サブフィールド(U-SIG Disregard And Validate)内の対応するビットの値を直接コピーし、割り当てられた996+484+242-tone MRUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。996-tone RUがビジーである場合、484-tone RUと242-tone RUがアイドル又はビジーであるかに関係なく、局は送信を実行せず、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0000になる。
例3:局に割り当てられた第1リソースユニットが2×996-tone RUである例を使用する。2×996-tone RUでは、一方の996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、もう一方の996-tone RUが第2の80MHz帯域幅に配置されているとする。つまり、2×996-tone RUでは、一方の996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応し、もう一方の996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応する。RU送信指示フィールドのビット(又はビットマップ)を0に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行しないことを示す。ビットを1に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行することを示す。表6を参照する。表6では、1が送信が行われることを示し、0が送信が行われないことを示す。4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを同じ方法で示す。つまり、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを1を使用して示す。表6に、2×996-tone RU内のRUのビジー/アイドル状態、及び対応するRU送信指示フィールドの値及び意味を示す。
[表6]
Figure 2024520761000009
表6の「ビジー」及び「アイドル」の意味は、表4a~表4cの「ビジー」及び「アイドル」の意味と同じであり、ここでは詳細を説明しない。図6に示すように、第1996-tone RUがアイドルであり、第2996-tone RUがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUと第2996-tone RUの両方がアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は、U-SIG無視及び検証サブフィールドの対応するビットの値を直接コピーして、割り当てられた2×996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUがビジーであり、第2996-tone RUがアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0100であり、割り当てられた第2996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUと第2996-tone RUの両方がビジーである場合、局は送信を実行せず、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0000になる。
3×996-tone MRU及び4×996-tone RUのRUのビジー/アイドル状態、及び対応するRU送信指示フィールドの値と意味は、表6に示すものと同様であることが理解されるべきである。ここでは例を列挙しない。
例4:局に割り当てられた第1リソースユニットが2×996+484-tone MRUである例を使用する。2×996+484-tone MRUにおいて、一方の996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、他方の996-tone RUが第2の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第3の80MHz帯域幅の40MHz帯域幅に配置されているとする。つまり、2×996+484-tone MRUでは、一方の996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応し、他方の996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応し、484-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第3ビットに対応する。RU送信指示フィールドのビット(又はビットマップ)を0に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行しないことを示す。ビットを1に設定すると、そのビットに対応する996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)で局が送信を実行することを示す。表7を参照する。表7では、1が送信が行われることを示し、0が送信が行われないことを示す。4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを同じ方法で示す。つまり、4つの80MHz帯域幅(又は4つの996-tone RU)は、送信が行われたことを1を使用して示す。表7に、2×996+484-tone MRU内のRUのビジー/アイドル状態、及び対応するRU送信指示フィールドの値及び意味を示す。
[表7]
Figure 2024520761000010
表7の「ビジー」及び「アイドル」の意味は、表4a~表4cの「ビジー」及び「アイドル」の意味と同じであり、ここでは詳細を説明しない。図7に示すように、第1996-tone RUがアイドルであり、第2996-tone RUがビジーであり、及び484-tone RUがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RU及び第2996-tone RUがアイドルであり、484-tone RUがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1100であり、割り当てられた第1996-tone RUと第2996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUがアイドルであり、第2996-tone RUがビジーであり、484-tone RUがアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は1000であり、割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RU、第2996-tone RU、及び484-tone RUがアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は、U-SIG無視及び検証サブフィールドの対応するビットの値を直接コピーして、割り当てられた2×996+484-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUがビジーであり、第2996-tone RUがアイドルであり、484-tone RUがビジーである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0100であり、割り当てられた第2996-tone RUでHE TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUがビジーであり、第2996-tone RUと484-tone RUがアイドルである場合、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0100であり、割り当てられた第2996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。第1996-tone RUと第2996-tone RUがビジーである場合、484-tone RUがアイドルであるがビジーかアイドルかに関係なく、局は送信を実行せず、RU送信指示フィールド(ビットマップ)の値は0000になる。
3×996+484-tone MRU及び2×996+484-tone MRUの中のRUのビジー/アイドル状態、及び対応するRU送信指示フィールドの値と意味は、表7に示すものと同様であることが理解されるべきである。ここでは例を列挙しない。
上記の例では、ビットマップ(又はRU送信指示フィールド)の長さが4ビットである例を用いて説明した。もちろん、ビットを節約するために、第1指示情報をビット数のより少ないビットマップで表現してもよい。例えば、長さ2ビットのビットマップが使用され、1ビットは局が160MHz帯域幅でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。同様に、更に、第1指示情報をビット数のより多いビットマップで表現してもよい。例えば、長さ16ビットのビットマップが使用され、1ビットは局が20MHz帯域幅でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
任意で、U-SIGが各20MHzサブチャネルでコピー及び送信され、局は同じ80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する。第2リソースユニットが複数のRUを含み、複数のRUが異なる80MHz帯域幅に属する場合、局は、第2リソースユニットが位置する異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する。例えば、表7では、「アイドル、アイドル、ビジー」が位置する行(ビットマップは1100である)を例として使用する。つまり、第1リソースユニットは2×996+484-tone MRUであり、第2リソースユニットは第1996-tone RUと第2996-tone RUを含む。この場合、第1996-tone RUが配置されている第1の80MHz帯域幅で送信されるU-SIGは、第2996-tone RUが配置されている第2の80MHz帯域幅で送信されるU-SIGと同じである。
実装1.1では、幾つかのサブチャネルで送信を実施することができ、更に、異なる80MHz帯域幅で同じ局によって送信されるU-SIGが一貫していることを保証することができる。これは、受信側での受信を容易にするだけでなく、局によるプリアンブルの準備の複雑さを軽減する。また、ビットマップを使用して、各80MHz帯域幅(又は各996-toneリソースユニット)で送信が行われるかどうかを明確に示すことができる。
実装1.2:第2指示情報はビットマップで表され、ビットマップには第1ビットと第2ビットの2つの部分が含まれる。ビットマップ内の1ビットは、局が1つの996-toneリソースユニット(又は1つの80MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。第2ビット内の1ビットは、局が996-tone リソースユニットの中の1つの242-tone リソースユニット(又は80MHz帯域幅の中の1つの20MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。代替として、第2ビット内の1ビットは、局が996-tone リソースユニットの中の1つの242-tone リソースユニット(送信が実行される80MHz帯域幅の中の1つの20MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。第2ビットのビットは、代替として40MHzの粒度を用いて分割することもできることを理解すべきである。言い換えれば、第2ビット内の1ビットは、局が996-tone リソースユニットの中の1つの484-tone リソースユニット(又は80MHz帯域幅の中の1つの40MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよい。
第1ビットの長さは、固定長、例えば4ビットであってもよい。第2ビットの長さは、第1ビットの長さ又は指示内容に関連してもよい。例えば、第2ビットの長さは、U-SIGの未使用/予備ビットから第1ビットの長さを差し引いた長さに等しいか、又は第2ビットの長さは、第1ビットで示される、送信が行われる80MHz帯域幅の量に4を乗じて得られる。つまり、ビットマップの長さは、4+4×xビットとして表すことができ(本明細書では「×」は乗算を示すことが理解されるべきである)、第1の4ビット(すなわち、第1ビット)の中の1ビットは、局が1つの996-toneリソースユニット(又は1つの80MHz帯域幅)で送信を行うかどうかを示す。ここで、送信は2つの場合:部分送信と完全送信を含む。xは、固定値、例えば4であってもよい。代替として、xは、送信が実行され、第1の4ビットで示される996-tone RU(又は送信が実行される80MHz帯域幅)の量に等しくてよく、996-tone RUは局に完全に割り当てられる。最後の4×xビット(すなわち、第2ビット)の中の4ビットごとに、局が996-toneリソースユニットの各242-toneリソースユニット(又は1つの80MHz帯域幅の各20MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかが示される。
例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、996+484-tone MRUである。996+484-tone MRUでは、996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第2の80MHz帯域幅の第2の40MHz帯域幅に配置されていると想定される。つまり、996+484-tone MRUでは、996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応し、484-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応する。996-tone RUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドル状態の場合、xは1であってよい。つまり、第2ビットの長さは4(すなわち、4×1)ビットである。この場合、第2ビットの各ビットを1に設定して、EHT TB PPDUが996-tone RU内の各242-tone RUで送信されることを示すことができる。代替として、xは固定値であってよく、最後の4×xビット(すなわち、第2ビット)を指定されたデフォルト値にして(例えば、第1996-tone RUに対応する4ビットはすべて1又はすべて0である)、局が996-tone RUで送信を実行することを示すこともできる。996+484-tone MRUで、996-tone RUが配置されている第1の20MHzサブチャネルがビジーであり、他のすべての20MHzサブチャネル(すなわち、996-tone RUが配置されている第2~第4の20MHzサブチャネルと、484-tone RUが配置されている2つの20MHzサブチャネル)がアイドルである場合、第1の4ビット(すなわち、第1ビット)は1100であり、局が第1996-tone RUと第2996-tone RU(又は80MHz帯域幅)で送信を実行することを示す。最後の4ビット(xの値が1である)は0111であり、局が996-tone RUの第1242-tone RUで送信を実行せず、残りの3つの242-tone RUで送信を実行することを示す。
例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、996+484-tone MRUである。996+484-tone MRUでは、996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第2の80MHz帯域幅の第2の40MHz帯域幅に配置されていると想定される。つまり、996+484-tone MRUでは、996-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第1ビットに対応し、484-tone RUがビットマップ/RU送信指示フィールドの第2ビットに対応する。996+484-tone MRUで、996-tone RUが配置されている第1の20MHzサブチャネルと第2の20MHzサブチャネルがビジーであり、他のすべての20MHzサブチャネル(すなわち、996-tone RUが配置されている第3の20MHzサブチャネル及び第4の20MHzサブチャネルと、484-tone RUが配置されている2つの20MHzサブチャネル)がアイドルである場合、第1の4ビット(すなわち、第1ビット)は1100であり、局が第1996-tone RUと第2996-tone RU(又は80MHz帯域幅)で送信を実行することを示す。最後の4ビット(xの値が1である)は0011であり、局が996-tone RUの第1242-tone RU及び第2242-tone RUで送信を実行せず、残りの2つの242-tone RUで送信を実行することを示す。
任意で、実装1.2は、実装1.1と組み合わせて使用されてよい。可能な設計では、局に割り当てられた第1リソースユニットの996-tone RUが配置されている幾つかの20MHzサブチャネルがビジーである場合、第2ビットは、局が送信が実行される996-tone RU(又は80MHz帯域幅)の各242-tone RU(又は20MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示すことができる。言い換えると、局は、割り当てられた完全な996-tone RUの幾つかのサブチャネルでEHT TB PPDUを送信することを許可/サポートされている。例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、996+484-tone MRUである。996+484-tone MRUの996-tone RUが配置されている幾つかの20MHzサブチャネルがビジーである場合(例えば、表3aの4行目)、他の20MHzサブチャネルはアイドルであり、484-tone RUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがビジーである。ビットマップ(又はRU送信指示フィールド)の第1の4ビットが1000に設定され、ビットマップ(又はRU送信指示フィールド)に複数のビットが追加されて、局が996-tone RU(又は80MHz帯域幅)の各242-tone RU(又は20MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示すことができる。
実施形態1.2では、スペクトルリソースをより効果的に使用するために、送信が実行される80MHz帯域幅の各20MHz帯域幅で送信が実行されるかどうかを細分化することができることがわかる。
実装1.3:第2指示情報は、代替として、可変長のビットマップで表すことができ、ビットマップの長さは、局に割り当てられた第1リソースユニットの996-toneリソースユニット(又は80MHz帯域幅)の量に等しい。ビットマップ内の1ビットは、局が第1リソースユニットの中の1つの996-toneリソースユニット(又は1つの80MHz帯域幅)でEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。第1リソースユニットに996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットが含まれている場合、局は、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを単独で送信に使用することはできず、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットは、第1リソースユニット内の他のすべての996-toneリソースユニットと一緒に送信を実行する必要がある。
例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、996+484-tone MRUである。996+484-tone MRUで、996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第2の80MHz帯域幅に配置されていると想定される。ビットマップの長は1ビットであるビットは、局が割り当てられた996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよい。任意で、ビットマップの長さは、代替として2ビットであってよい。第1ビットは、局が割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示し、第2ビットは、局が第2996-tone RUの割り当てられた484-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示すことができる。
例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、996+484+242-tone MRUである。996+484+242-tone MRUで、996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUと242-tone RUが第2の80MHz帯域幅に配置されていると想定される。ビットマップの長は1ビットであるビットは、局が割り当てられた996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよい。任意で、ビットマップの長さは、代替として2ビットであってよい。第1ビットは、局が割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示し、第2ビットは、局が第2996-tone RUの割り当てられた484-tone RU及び242-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、2×996+484-tone MRUである。2×996+484-tone MRUでは、第1996-tone RUが第1の80MHz帯域幅に配置され、第2996-tone RUが第2の80MHz帯域幅に配置され、484-tone RUが第3の80MHz帯域幅に配置されていると想定される。ビットマップの長は2ビットである第1ビットは、局が割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示し、第2ビットは、局が割り当てられた第2996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示すことができる。任意で、ビットマップの長さは、代替として3ビットであってよい。第1ビットは、局が割り当てられた第1996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよく、第2ビットは、局が割り当てられた第2996-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよく、第3ビットは、第3996-tone RUで割り当てられた484-tone RUでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示してよい。
実装1.3では、ビットオーバヘッドをある程度低減するために、ビット量を柔軟に設定することができることがわかる。
実装1.1、実装1.2及び実装1.3の任意の組合せは、新しい実装を形成することができ、同一又は類似の概念又はソリューションに関連する部分は、相互に参照され又は結合され得ることを理解すべきである。例えば、実装1.2は、実装1.3と組み合わせて使用される。
実装2:第2指示情報は、EHT TB PPDUが占有する第2リソースユニットを示す。
任意で、第2リソースユニットは、実際にEHT TB PPDUが占有する、局に割り当てられた第1リソースユニット内のリソースユニットであり(又は、第2リソースユニットが、第1リソースユニット内のEHT TB PPDUの送信に実際に使用されるリソースユニットである)、実際にEHT TB PPDUが占有するリソースユニットは、第1リソースユニットの一部又は全部であってもよい。第2リソースユニットは、996-tone RUより大きい又は等しいサイズの少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以上のリソースユニット)を含んでよい。代替として、第2リソースユニットは、サイズが996-tone RUより大きい又は等しい少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以上のリソースユニット)と、サイズが996-tone RUより小さい少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)を含むことができる。
任意で、第2リソースユニットが、サイズが996-tone RUより大きい又は等しい少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以上のリソースユニット)と、サイズが996-tone RUより小さい少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)とを含む場合、局は、第2リソースユニットが配置されている異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する。例えば、表7では、「アイドル、アイドル、ビジー」が位置する行(ビットマップは1100である)を例として使用する。つまり、第1リソースユニットは2×996+484-tone MRUであり、第2リソースユニットは第1996-tone RUと第2996-tone RUを含む。この場合、第1996-tone RUが配置されている第1の80MHz帯域幅で送信されるU-SIGは、第2996-tone RUが配置されている第2の80MHz帯域幅で送信されるU-SIGと同じである。
任意で、第2リソースユニットが、996-tone RUより大きい又は等しいサイズの少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以上のリソースユニット)と、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)を含む場合、996-tone RUより小さいサイズのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以下のリソースユニット)と、第2リソースユニットのうち、996-tone RUより大きい又は等しいサイズのリソースユニット(又は帯域幅が80MHz以上のリソースユニット)とが、EHT TB PPDUを一緒に送信する。すなわち、本願の本実施形態では、局に割り当てられた第1リソースユニットの全ての996-tone RU(すなわち、帯域幅が80MHzに等しいリソースユニット)が配置されている20MHzの全てのサブチャネルがアイドルである場合に限り、第1リソースユニットのトーンの量が996未満の他のリソースユニット(すなわち、帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)は、996-tone RUと共にEHT TB PPDUを送信することができる。すなわち、単一局の場合、本願の本実施形態では、単一の局が80MHzリソースユニット全体で送信を行うか、又は80MHzリソースユニット全体で送信を行わない。帯域幅が80MHz未満のリソースユニットが独立して送信を行うことが許可されている場合、U-SIGは80MHz帯域幅の中で矛盾する可能性がある。その結果、受信側の受信の複雑性が増大する。例えば、APによってSTA1に割り当てられたリソースユニットが996+484-tone MRUである場合、STA2に割り当てられたリソースユニットも996+484-tone MRUであり、2つの484-tone RUが同じ996-tone RU又は同じ80MHz帯域幅に属する。STA1が、割り当てられた996-tone RUがビジーであること、割り当てられた484-tone RUがアイドルであることを検出し、及びSTA2が、割り当てられた996-tone RUと割り当てられた484-tone RUの両方がアイドルであることを検出した場合、STA1はU-SIGの値を変更し、STA2はU-SIGの値を変更しない(つまり、STA2は、トリガフレーム内のU-SIG無視及び検証サブフィールド内のコンテンツを直接コピーする)。従って、APでは、2つの484-tone RUが属する1つの80MHzのU-SIGが異なり、APの受信の複雑性が増加する。
サイズが996-tone RUより小さいリソースユニット(又は帯域幅が80MHz未満のリソースユニット)は、以下:キャリア数が484のリソースユニット、すなわち484-tone RU;キャリア数が242のリソースユニット、すなわち242-tone RU;及びキャリア数が242未満のリソースユニット;のうちの1つ以上を含む。キャリア数が242のリソースユニットは、限定ではないが、以下の種類:キャリア数が106のリソースユニット、すなわち106-tone RU;キャリア数が52のリソースユニット、すなわち52-tone RU;及びキャリア数が26のリソースユニット、すなわち26-tone RU;を含む。なお、帯域幅が80MHz未満のリソースユニットは、トーン数が996未満の単一のリソースユニットを含み、更にトーン数が996未満の複数のリソースユニットを組み合わせてもよい。すなわち、帯域幅が80MHz未満のリソースユニットは、組み合わせて得られるリソースユニットの等価帯域幅が80MHz未満であれば、484-tone RU、242-tone RU、106トーンRU、52トーンRU、26トーンRUの少なくとも2つの組み合わせであってもよい。例えば、242-tone RUと106トーンRUの組み合わせの等価帯域幅は80MHz未満である。
具体的には、第2指示情報(又はRU送信指示フィールド)がインデックス値であってもよい。インデックス値は、リソースユニット又は複数のリソースユニットの組み合わせを識別するか、又は、インデックス値は、第2リソースユニットを識別する。すなわち、実装2において、インデックス値は、EHT TB PPDUが実際に占有している第2リソースユニット、又は、EHT TB PPDUを実際に送信するために使用されている第2リソースユニットを示す。第2リソースユニットは、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部又は全部である。第2リソースユニットが局に割り当てられている第1リソースユニットの一部又は全部であるかは、局のクリアチャネル評価の結果に基づいて具体的に決定する必要がある。第2リソースユニットの帯域幅が第1リソースユニットの帯域幅以下であることは明らかである。
表8は、少なくとも1つの996-tone RUを含むMRU/RUのタイプごとに必要なインデックスの最大量を示している。表8に示すように、実際の送信のために可能な各MRU/RUは、一意のインデックスで表される。例えば、第2リソースユニットは996+484-tone MRUである。図4に示すように、1つの996-tone RUと1つの484-tone RUの4通りの組み合わせ方法がある(つまり、可能なMRU/RUの組み合わせの数は4である)。表3aに示すように、996-tone RUと484-tone RUの各々の組み合わせ方法には、3つのケースがある。従って、実際の送信のための可能なMRU/RUの最大数(又は必要なインデックスの最大数)は、4×3=12である。同様に、例えば、第2リソースユニットは2×996-tone RUである。図9に示すように、2つの996-tone RUの2通りの組み合わせ方法がある(つまり、可能なMRU/RUの組み合わせは2である)。各組み合わせ方法には、表5に示すように4つのケースがある。従って、実際の送信のための可能なMRU/RUの最大数(又は必要なインデックスの最大数)は、2×4=8である。
[表8]
Figure 2024520761000011
実装2では、更に幾つかのサブチャネルで送信を実施することができ、更に、異なる80MHz帯域幅で同じ局によって送信されるU-SIGが一貫していることを保証することができる。これは、受信側での受信を容易にするだけではない。更に、実装2では、局が実際の送信に使用するMRU/RUをインデックスに基づいて決定でき、各ビットの意味を個別に解析する必要がない。
任意に、実装1.1、実装1.2、及び実装2では、スペクトル利用率を更に向上させるために、局は更に、可能なアイドルRUと、局に割り当てられた第1リソースユニット内のアイドルRUの組み合わせでEHT TB PPDUを送信することができる。例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、3×996+484-tone MRUである。第1リソースユニットの組み合わせ方法は、図8の3×996+484-tone MRU8として示されているとする。第1996-tone RUと484-tone RUの両方がビジーであり、第2996-tone RUと第3996-tone RUがアイドルである場合、局は、割り当てられた第2996-tone RUと第3996-tone RUでEHT TB PPDUを送信することが許可される。
任意に、実施形態1.1、実施形態1.2及び実施形態2では、AP及びSTAがサポートする送信の可能性を更に低減するために、アイドルRUと局に割り当てられた第1リソースユニットのアイドルRUとの組み合わせが規格でサポートされるRU/MRUである場合にのみ送信を実行するように、局を更に制限することができる。実装2では、この制約により、表8の実際の送信のためのMRU/RUの可能な量を削減し、必要なインデックスの量を削減することができる。例えば、局に割り当てられた第1リソースユニットは、3×996+484-tone MRUである。第1リソースユニットの組み合わせ方法は、図8の3×996+484-tone MRU8として示されているとする。第1996-tone RUと484-tone RUの両方がビジーである場合、第2996-tone RUと第3996-tone RUがアイドルである場合でも、局は、割り当てられた第2996-tone RUと第3996-tone RUでEHT TB PPDUを送信することができない。
本願の本実施形態におけるアイドルRUは、RUが配置されているすべての20MHzサブチャネルがアイドルであることを意味することを理解すべきである。
本願の本実施形態では、トリガフレームは、局が送信のために適応RUを使用することを許可されていることを示し、U-SIGは、EHT TB PPDUによって実際に占有されているRUを示すか、又は局が80MHz帯域幅ごとにEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。従って、局に割り当てられたMRU/RUの一部がアイドルであり、MRU/RUの別の部分がビジーである場合、STAは、割り当てられたRU/MRUの一部又は全部を使用してEHT TB PPDUを送信することをサポートされる。つまり、STAに割り当てられたRU/MRUの一部のサブチャネルがビジーである場合、STAは、また、EHT TB PPDUを送信して、実際にEHT TB PPDUを送信するためにSTAによって使用されるリソースユニットをAPによって取得する信頼性を向上させ、スペクトル利用率を向上させることができる。これは、EHT TB PPDUが実際に送信されるRUで、APがEHT TB PPDUのデータを解析し、受信側(AP)の受信の複雑さを軽減し、受信側(AP)の解析効率を向上させるのに役立つ。更に、本願の本実施形態では、異なる80MHz帯域幅の中で同じ局によって送信されるU-SIGの一貫性を更に確保することができる。これは、受信側での受信を容易にするだけでなく、局によるプリアンブルの準備の複雑さを軽減する。
上記の内容は、本願で提供される方法について詳しく説明した。本願の実施形態において前述のソリューションの実装を実現するために、本願の実施形態は、対応する機器又は装置を更に提供する。
本願の実施形態では、アクセスポイント及び局は、前述の方法の例に基づき機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは、各機能に基づき分割を通じ得られてよく、又は2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実装されてよく、又はソフトウェア機能モジュールの形式で実装されてよい。留意すべきことに、本願の実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、単なる論理的機能分割である。実際の実装では、別の分割方法が使用されてよい。以下、図18~図20を参照して、本願の実施形態における通信機器を詳細に説明する。通信機器は、アクセスポイント又は局である。更に、通信機器はAP内の機器であってよく、或いは、通信機器はSTA内の機器であってよい。
統合ユニットを使用する場合は、図18を参照する。図18は、本願の実施形態による通信機器1の構造の概略図である。通信機器1は、AP、又はAP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。図18に示すように、通信機器1は、第2ユニット11を含み、及び任意で処理ユニット12を含む。
第2ユニット11は、トリガフレームを送信するように構成される。トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、トリガフレームは、第1指示情報を含み、第1指示情報は、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部で、局がEHT TB PPDU送信を行うことができるかどうかを示し、第1リソースユニットは、996個以上のトーンを含むリソースユニットであるか、又は第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、MRUは、996個以上のトーンを含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。第2ユニット11は、EHT TB PPDUを受信するように更に構成される。第2ユニットは、トランシーバ機能を実装するように構成され、第2ユニットは、トランシーバユニットとも呼ばれることがあることを理解すべきである。
任意で、処理ユニット12は、トリガフレームを生成するよう構成される。
任意で、第1リソースユニットが996トーンを超えるトーンを含むリソースユニットであることは、具体的には、第1リソースユニットは、Nに996を乗じた数のトーンを含むリソースユニットであり、Nは2以上の正の整数であることを含む。
任意で、EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、第2指示情報の1ビットは、局が割り当てられた第1リソースユニットの1つの996トーンリソースユニットでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
第2指示情報は、ビットマップで表され、ビットマップの長さは4ビットであり、ビットマップの1ビットは、局が、EHT TB PPDUを1つの996トーンリソースユニットで送信するかどうかを示す。
任意で、EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、第2指示情報は、トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのユニバーサル信号無視及び検証サブフィールドのデフォルト値に設定され、割り当てられた第1リソースユニットでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。
任意で、EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、第2指示情報は、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットを示し、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットは、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部である。
任意で、第2リソースユニットは、996-toneリソースユニット996-tone RUより大きい又は等しいサイズの1つ以上のリソースユニットを含む。
任意で、第2リソースユニットは、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを更に含む。
任意で、第2指示情報は、インデックス値であり、インデックス値は、第2リソースユニットを識別する。
任意で、第2指示情報は、EHT TB PPDUのユニバーサル信号U-SIGフィールドに配置される。
任意で、第2指示情報は、局がトリガフレームを受信する前に、局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内のユーザ情報フィールドに配置される。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内の共通情報フィールド又は特別ユーザ情報フィールドに配置される。第1指示情報は、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することが許可されていることを示し、第1指示情報は、更に、トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを更に示す。
なお、通信機器1は相応して前述の方法の実施形態を実行することができ、通信機器1内のユニットの上記の動作又は機能は、前述の方法の実施形態のAPの対応する動作を実現するために別々に使用される。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
図19は、本願の実施形態による通信機器2の構造の概略図である。通信機器2は、局、又は局内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。図19に示すように、通信機器2は、第1ユニット21を含み、及び任意で処理ユニット22を含む。
第1ユニット21は、トリガフレームを受信するように構成される。トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、トリガフレームは、第1指示情報を含み、第1指示情報は、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部で、局がEHT TB PPDU送信を行うことができるかどうかを示し、第1リソースユニットは、996個以上のトーンを含むリソースユニットであるか、又は第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、MRUは、996個以上のトーンを含む少なくとも1つのリソースユニットを含む。第1ユニット21は、第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを送信するよう更に構成される。第1ユニット21は、トランシーバ機能を実装するように構成され、第1ユニットは、トランシーバユニットとも呼ばれることがあることを理解すべきである。
任意で、処理ユニット22は、生成サブユニット221を含み、生成サブユニット221は、EHT TB PPDUを生成するように構成される。
任意で、第1リソースユニットが996トーンを超えるトーンを含むリソースユニットであることは、具体的には、第1リソースユニットは、Nに996を乗じた数のトーンを含むリソースユニットであり、Nは2以上の正の整数であることを含む。
任意で、EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、第2指示情報の1ビットは、局が割り当てられた第1リソースユニットの1つの996トーンリソースユニットでEHT TB PPDUを送信するかどうかを示す。
第2指示情報は、ビットマップで表され、ビットマップの長さは4ビットであり、ビットマップの1ビットは、局が、EHT TB PPDUを1つの996トーンリソースユニットで送信するかどうかを示す。
任意で、、EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、第2指示情報は、トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのユニバーサル信号無視及び検証サブフィールドのデフォルト値に設定され、割り当てられた第1リソースユニットでEHT TB PPDUを送信するよう局に指示する。
任意で、局は、第2リソースユニットが位置する異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する。
任意で、EHT TB PPDUは第2指示情報を含み、第2指示情報は、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットを示し、EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットは、局に割り当てられた第1リソースユニットの一部である。
任意で、第2リソースユニットは、996-toneリソースユニット996-tone RUより大きい又は等しいサイズの1つ以上のリソースユニットを含む。
任意で、第2リソースユニットは、996-tone RUより小さいサイズの少なくとも1つのリソースユニットを更に含む。
任意で、第2指示情報は、インデックス値であり、インデックス値は、第2リソースユニットを識別する。
任意で、第2指示情報は、EHT TB PPDUのユニバーサル信号U-SIGフィールドに配置される。
任意で、第2指示情報は、局がトリガフレームを受信する前に、局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される。
任意で、処理ユニット22は、決定サブユニット222を更に含み、決定サブユニット222は、局がトリガフレームを受信する前に、局のクリアチャネル評価結果に基づいて第2リソースユニットを決定するように構成される。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内のユーザ情報フィールドに配置される。
任意で、第1指示情報は、トリガフレーム内の共通情報フィールド又は特別ユーザ情報フィールドに配置される。第1指示情報は、局が、局に割り当てられた第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することが許可されていることを示し、第1指示情報は、更に、トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを更に示す。
なお、通信機器2は相応して前述の方法の実施形態を実行することができ、通信機器2内のユニットの上記の動作又は機能は、前述の方法の実施形態のSTAの対応する動作を実現するために別々に使用される。簡潔にするため、詳細はここで再び説明されない。
以上は、本願の実施形態におけるアクセスポイント及び局を説明した。以下は、アクセスポイントと局の可能な製品形式について説明する。図18のAPの機能を有する任意の製品形式、及び図19の局の機能を有する任意の製品形式は、本願の実施形態の保護範囲に含まれることを理解すべきである。更に理解されるべきことに、以下の説明は単なる例であり、本願の実施形態におけるAP及び局の製品形式は、それに限定されない。
可能な製品形式として、本願の実施形態におけるAP及びSTAは、汎用バスアーキテクチャを用いて実装されてよい。
説明を容易にするために、図20を参照する。図20は、本願の実施形態による通信機器1000の構造の概略図である。通信機器1000は、AP又はSTA、又はAP若しくはSTA内のチップであってもよい。図20は、通信機器1000の主要な構成要素のみを示す。通信機器は、プロセッサ1001及び通信インタフェース1002に加えて、メモリ1003及び入出力機器(図示せず)をさらに含むことができる。
プロセッサ1001は、主に、通信プロトコル及び通信データを処理し、通信機器を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、及びソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成される。メモリ1003は、主に、ソフトウェアプログラム及びデータを格納するよう構成される。通信インタフェース1002は、制御回路とアンテナとを含んでよい。制御回路は、主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するよう構成される。アンテナは、主に、電磁波の形式で無線周波数信号を送信及び受信するよう構成される。入出力機器、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ、又はキーボードは、主に、ユーザにより入力されたデータを:受信し、ユーザにデータを出力するよう構成される。
通信機器が起動された後に、プロセッサ1001は、ソフトウェアプログラムをメモリから読み出し、ソフトウェアプログラムの命令を解釈し及び実行、ソフトウェアプログラムのデータを処理してよい。データが無線で送信される必要があるとき、プロセッサ1001は、被送信データにベースバンド処理を1001実行し、次に、ベースバンド信号を無線周波数回路へと出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波処理を行った後、アンテナを介して電磁波形式の無線周波信号を送信する。データが通信機器に送信されると、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサ1001は、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
任意的に、メモリ1003は、プロセッサ1001に配置されてよい。
別の実施形態では、無線周波数回路及びアンテナは、ベースバンド処理を行うプロセッサから独立して配置されてもよい。例えば、分散型シナリオでは、無線周波数回路及びアンテナは、通信装置から独立して遠隔に配置されてもよい。
プロセッサ1001、通信インタフェース1002、及びメモリ1003は、通信バスを通じて互いに結合されてよい。
設計では、通信機器1000は、前述の方法の実施形態のAPの機能を実行するように構成することができる。プロセッサ1001は、図12のステップS101で送信されるトリガフレームを生成するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。通信インタフェース1002は、図12のステップS101及びステップS104を実行するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。
別の設計では、通信機器1000は、前述の方法の実施形態のSTAの機能を実行するように構成することができる。プロセッサ1001は、図12のステップS103で送信されるEHT TB PPDUを生成するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。通信インタフェース1002は、図12のステップS102及びステップS103を実行するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。
上記の設計のいずれかにおいて、プロセッサ1001は、受信及び送信機能を実装する通信インタフェースを含むことができる。例えば、通信インタフェースは、トランシーバ回路、インタフェース、又はインタフェース回路であってよい。受信及び送信機能を実装するように構成されたトランシーバ回路、インタフェース、又はインタフェース回路は、分離されている場合もあれば、一緒に統合されている場合もある。トランシーバ回路、インタフェース、又はインタフェース回路は、コード/データを読み書きするように構成されている場合もある。代替として、トランシーバ回路、インタフェース、又はインタフェース回路は、信号を送信又は転送するように構成されている場合もある。
前述の設計のいずれかにおいて、プロセッサ1001は命令を格納することができる。命令は、コンピュータプログラムであってよい。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001上で実行され、その結果、通信機器1000は、前述の方法の実施形態において説明した方法を実行することができる。コンピュータプログラムは、プロセッサ1000に固定されてよい。この場合、プロセッサ1001は、ハードウェアにより実装されてよい。
実装では、通信機器1000は回路を含んでもよく、その回路は前述の方法の実施形態において、送信、受信、又は通信機能を実装してもよい。本願で説明するプロセッサ及び通信インタフェースは、集積回路(integrated circuit, IC)、アナログIC、無線周波数集積回路(RFIC無線周波数集積回路、RFIC)、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、プリント基板(printed circuit board, PCB)、又は電子装置などに実装されていてもよい。プロセッサ及び通信インタフェースは、代替として、様々なIC技術、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor, CMOS)、N型金属酸化物半導体(N-type Metal-oxide-semiconductor, NMOS)、Pチャネル金属(positive channel metal oxide semiconductor, PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor, BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、及びガリウムヒ素(GaAs)を使用して製造されていてもよい。
本願において説明されている通信機器の範囲はこれに限定されず、通信機器の構造は、図20によって制限されない場合がある。通信機器は、独立した装置であってよく又は大規模な装置の部分であってよい。例えば、通信機器は以下であってよい:
(1)独立した集積回路IC、チップ、又はチップシステム又はサブシステム、
(2)1つ以上のICを含むセット、任意で、ICセットはデータとコンピュータプログラムを格納するように構成された記憶コンポーネントを更に含むことができる、
(3)ASIC、例えばモデム(Modem)、
(4)他の装置に組み込むことができるモジュール、
(5)受信機、端末、インテリジェント端末、携帯電話、無線装置、ハンドヘルド装置、モバイルユニット、車載装置、ネットワーク装置、クラウド装置、人工知能装置など、又は、
(6)他の装置など。
可能な製品形式では、本願の実施形態における AP及びSTAは、汎用プロセッサにより実装されてよい。
APを実装する汎用プロセッサは、処理回路と、処理回路に内部接続され、処理回路と通信する入出力インタフェースとを含む。汎用プロセッサは、前述の方法の実施形態のAPの機能を実行するように構成することができる。具体的に、処理回路は、図12のステップS101で送信されるトリガフレームを生成するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力/出力インタフェースは、図12のステップS101及びステップS104を実行するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。
STAを実装する汎用プロセッサは、処理回路と、処理回路に内部接続され、処理回路と通信する入出力インタフェースとを含む。汎用プロセッサは、前述の方法の実施形態のSTAの機能を実行するように構成することができる。具体的に、処理回路は、図12のステップS103で送信されるEHT TB PPDUを生成するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成される。入力/出力インタフェースは、図12のステップS102及びステップS103を実行するよう構成され、及び/又は本明細書に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成することができる。
上記の各種製品形態の通信機器は、方法の実施形態におけるAP又はSTAのいずれかの機能を有することを理解すべきである。詳細は、ここでは再度説明しない。
本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラムコードを格納する。プロセッサがコンピュータプログラムコードを実行するとき、電子装置は、上記の方法の実施形態における方法を実行する。
本願の実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトを更に提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータで実行されると、コンピュータは、前述の方法の実施形態における方法を実行可能にされる。
本願の実施形態は、通信機器を更に提供する。機器はチップの製品形態の中に存在してよい。機器の構造は、プロセッサ及びインタフェース回路を含む。プロセッサは、インタフェース回路を使用することにより別の機器と通信し、通信機器が前述の方法の実施形態における方法を実行するのを可能にするように構成される。
本願の実施形態は、AP及びSTAを含む無線通信システムを更に提供する。AP及びSTAは、上記の方法の実施形態における方法を実行することができる。
本願で開示された内容と関連して説明された方法又はアルゴリズムステップは、ハードウェアにより実装されてよく、又はソフトウェア命令を実行することによりプロセッサにより実装されてよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、フラッシュメモリ、消去可能なプログラム可能な読み出し専用メモリ(Erasable PROM, EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な-読み出し専用メモリ(Electrically EPROM, EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ハードディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、又は当分野でよく知られている任意の他の形式の記憶媒体に格納することができる。例えば、記憶媒体はプロセッサに結合され、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出し、記憶媒体に情報を書き込むことを可能にする。もちろん、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に配置されてよい。更に、ASICは、コアネットワークインタフェース装置内に配置されてよい。もちろん、プロセッサ及び記憶媒体は、個別コンポーネントとしてコアネットワークインタフェース装置内に存在してよい。
当業者は、前述の1つ以上の例において、本願に記載されている機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装されてよいことを認識すべきである。機能がソフトウェアにより実装される場合、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納されるか、又はコンピュータ可読媒体に1つ以上の命令若しくはコードとして送信されてよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体を含む。通信媒体は、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への伝送を実現する任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータによりアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。
前述の具体的な実装では、本願の目的、技術的ソリューション、及び有益な効果が更に詳細に説明されている。理解されるべきことに前述の説明は、単に本願の特定の実装であり、本願の保護範囲を限定することを意図しない。本願の技術的ソリューションに基づき行われる任意の変形、均等な置換又は改良は、本願の保護範囲の中に包含されるべきである。

Claims (34)

  1. 物理層プロトコルデータユニットPPDU送信方法であって、
    局により、トリガフレームを受信するステップであって、前記トリガフレームは、前記局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記第1リソースユニットの一部で、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む、ステップと、
    前記局により、前記第1指示情報の指示に基づいてEHT TB PPDUを送信するステップと、
    を含む方法。
  2. 物理層プロトコルデータユニットPPDU送信方法であって、
    アクセスポイントにより、トリガフレームを送信するステップであって、前記トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含む、ステップと、
    前記アクセスポイントにより、EHT TB PPDUを受信するステップと、
    を含む方法。
  3. 前記第1リソースユニットが、996トーンを超えるリソースユニットであることは、具体的に、前記第1リソースユニットが、Nに996を乗じた数のトーンを含むリソースユニットであり、Nは2以上の正の整数であることを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報の1ビットは、前記局が前記第1リソースユニットの1つの996トーンリソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第2指示情報は、ビットマップで表され、前記ビットマップの長さは4ビットであり、前記ビットマップの1ビットは、前記局が、前記EHT TB PPDUを1つの996トーンリソースユニットで送信するかどうかを示す、請求項4に記載の方法。
  6. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのデフォルト値に設定されて、前記第1リソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するよう前記局に指示する、請求項1又は2に記載の方法。
  7. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットを示し、前記EHT TB PPDUにより占有される前記第2リソースユニットは、前記第1リソースユニットの前記一部である、請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記局は、前記第2リソースユニットが位置する異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2リソースユニットは、996トーンリソースユニット996-tone RUより大きい又は等しいサイズを有する少なくとも1つのリソースユニットを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記第2リソースユニットは、996-tone RUより小さいサイズを有する少なくとも1つのリソースユニットを更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2指示情報は、インデックス値であり、前記インデックス値は、前記第2リソースユニットを識別する、請求項7~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUに含まれるユニバーサル信号U-SIGフィールドに位置する、請求項4~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記第2指示情報は、前記局が前記トリガフレームを受信する前に、前記局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される、請求項4~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内のユーザ情報フィールドに位置する、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内の共通情報フィールド又は前記特別ユーザ情報フィールド内に位置し、
    前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可されていることを示し、前記第1指示情報は、前記トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを更に示す、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  16. 通信機器であって、プロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信機器は、
    トリガフレームを受信し、前記トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、
    前記第1指示情報の指示に基づきEHT TB PPDUを送信する、
    よう構成される、通信機器。
  17. 通信機器であって、プロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信機器は、
    トリガフレームを送信し、前記トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、
    EHT TB PPDUを受信する、
    よう構成される、通信機器。
  18. プログラム命令を含むコンピュータプログラムプロダクトであって、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法を実行可能にされる、コンピュータプログラムプロダクト。
  19. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はプログラム命令を格納し、前記プログラム命令がれるとされると、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法が実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
  20. 通信機器であって、前記通信機器は具体的に局又は局の中のチップであり、
    トリガフレームを受信するよう構成される第1ユニットであって、前記トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、前記第1ユニットは、前記第1指示情報の指示に基づきEHT TB PPDUを送信するよう更に構成される、第1ユニット、
    を含む通信機器。
  21. 通信機器であって、前記通信機器は具体的にアクセスポイント又はアクセスポイントの中のチップであり、
    トリガフレームを送信するよう構成される第2ユニットであって、前記トリガフレームは、局に割り当てられた第1リソースユニットを示し、前記トリガフレームは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの一部で、EHT TB PPDU送信を実行することを許可されているかどうかを示し、前記第1リソースユニットは、996トーンを超えるリソースユニットであるか、又は、前記第1リソースユニットは、マルチリソースユニットMRUであり、前記MRUは、996トーン以上を含む少なくとも1つのリソースユニットを含み、前記第2ユニットは、EHT TB PPDUを受信するよう更に構成される、第2ユニット、
    を含む通信機器。
  22. 前記第1リソースユニットが、996トーンを超えるリソースユニットであることは、具体的に、前記第1リソースユニットが、Nに996を乗じた数のトーンを含むリソースユニットであり、Nは2以上の正の整数であることを含む、請求項20又は21に記載の通信機器。
  23. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報の1ビットは、前記局が前記第1リソースユニットの1つの996トーンリソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するかどうかを示す、請求項22に記載の通信機器。
  24. 前記第2指示情報は、ビットマップで表され、前記ビットマップの長さは4ビットであり、前記ビットマップの1ビットは、前記局が、前記EHT TB PPDUを1つの996トーンリソースユニットで送信するかどうかを示す、請求項23に記載の通信機器。
  25. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記トリガフレーム内の特別ユーザ情報フィールドのデフォルト値に設定されて、前記第1リソースユニットで前記EHT TB PPDUを送信するよう前記局に指示する、請求項20又は21に記載の通信機器。
  26. 前記EHT TB PPDUは、第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUにより占有される第2リソースユニットを示し、前記EHT TB PPDUにより占有される前記第2リソースユニットは、前記第1リソースユニットの前記一部である、請求項20又は21に記載の通信機器。
  27. 前記局は、前記第2リソースユニットが位置する異なる80MHz帯域幅で同じU-SIGを送信する、請求項26に記載の通信機器。
  28. 前記第2リソースユニットは、996トーンリソースユニット996-tone RUより大きい又は等しいサイズを有する少なくとも1つのリソースユニットを含む、請求項26に記載の通信機器。
  29. 前記第2リソースユニットは、996-tone RUより小さいサイズを有する少なくとも1つのリソースユニットを更に含む、請求項28に記載の通信機器。
  30. 前記第2指示情報は、インデックス値であり、前記インデックス値は、前記第2リソースユニットを識別する、請求項26~29のいずれか一項に記載の通信機器。
  31. 前記第2指示情報は、前記EHT TB PPDUに含まれるユニバーサル信号U-SIGフィールドに位置する、請求項23~30のいずれか一項に記載の通信機器。
  32. 前記第2指示情報は、前記局が前記トリガフレームを受信する前に、前記局のクリアチャネル評価結果に基づいて決定される、請求項23~31のいずれか一項に記載の通信機器。
  33. 前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内のユーザ情報フィールドに位置する、請求項20~32のいずれか一項に記載の通信機器。
  34. 前記第1指示情報は、前記トリガフレーム内の共通情報フィールド又は前記特別ユーザ情報フィールド内に位置し、
    前記第1指示情報は、前記局が、前記局に割り当てられた前記第1リソースユニットの部分でEHT TB PPDU送信を実行することを許可されていることを示し、前記第1指示情報は、前記トリガフレームがMU-MIMO送信をスケジューリングするためのユーザ情報フィールドを含まないことを更に示す、請求項20~32のいずれか一項に記載の通信機器。
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