JP2024520447A - 可変粒度光ルーティングを伴うネットワークアーキテクチャ - Google Patents
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Abstract
複数の光回路スイッチ(OCS)(102、104)を備える光伝送ネットワーク(OTN)ノード(100)であって、各OCSは、OTNノードのそれぞれの方路であり、OCSのうちの少なくとも2つのOCSは、OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバ(101)に接続されるように構成された入力ポート(112)と、第1のスイッチング層(120)に接続された少なくとも1つの第1の出力ポート(114)と、第2のスイッチング層(130)に接続された少なくとも1つの第2の出力ポート(116)とを含む、OTNノード。第1のスイッチング層(120)および第2のスイッチング層(130)は、異なる粒度レベルを有しているが、たとえば波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層に限定されない。
Description
光伝送ネットワーク(OTN:optical transport network)によって、伝送、多重化、およびスイッチング素子の組み合わせを用いて光ファイバのネットワーク上で光信号をルーティングする、広く採用されたフレームワークが提供される。現在のシステムは、波長レベルで光経路ルーティングを制御する波長スイッチドアーキテクチャに対応している。たとえば、カラーレス/ディレクションレス(CD:colorless/directionless)システムおよびカラーレス/ディレクションレス/コンテンションレス(CDC:colorless/directionless/contentionless)システムは、信号のそれぞれの周波数または波長に基づいてノードを介して光信号をルーティングするようにプログラム可能な波長選択スイッチ(WSS:wavelength selective switch)に大きく依存している。
光伝送ネットワーク上で搬送されるトラフィックの量の増加は、光ファイバ容量の進歩を既に上回っており、さらに加速すると予想されている。したがって、増大する需要を満たすために、光ファイバがますます注目されることは不可避である。各経路の容量の増加に実質的に相関した、配備されるファイバ経路の量が増えれば増えるほど、波長スイッチドアーキテクチャは、コスト効率および拡張性を確保するべく、ファイバスイッチドアーキテクチャに取って代わられていくものと思われる。
しかし、現在の波長スイッチドアーキテクチャは、波長スイッチドアーキテクチャからファイバスイッチドアーキテクチャへの移行に対して、いくつかの難題を提示している。第一に、波長スイッチドアーキテクチャのWSSモジュールのポート数は限られている。一般に、1つのWSSには最大16本の伝送ファイバが接続可能であり、産業界は目下、リパッケージングや多方路集積化を通じてWSSのコスト効率を改善することに注目している。第二に、CDシステムおよびCDCシステムの場合、光信号の挿入および分岐に用いられるモジュール、たとえば信号の挿入/分岐用のマルチキャストスイッチ(MCS:multicast switch)モジュールを用いる再構成可能な光アドドロップマルチプレクサ(ROADM:reconfigurable optical add/drop multiplexer)ノードで生じる光損失は、そのノードに存在する方路の数と共に変化する。光損失が非常に大きくなり性能劣化を回避するために追加増幅を必要とする、あるポイントに含まれ得る方路の数は、限られている。第三に、WSSモジュールは、ROADMノードの最も高価な部品のうちの1つである。
簡単な要約
本開示は、波長スイッチドドメインおよびファイバスイッチドドメインの両方ならびに他の粒度レベルのスイッチング素子に柔軟に対応可能な代替スイッチングアーキテクチャを提供する。
本開示は、波長スイッチドドメインおよびファイバスイッチドドメインの両方ならびに他の粒度レベルのスイッチング素子に柔軟に対応可能な代替スイッチングアーキテクチャを提供する。
本開示の一局面は、複数の光回路スイッチ(OCS)を備える光伝送ネットワーク(OTN)ノードに向けられており、各OCSは、OTNノードのそれぞれの方路であり、少なくとも2つのOCSは、OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成された入力ポートと、第1の粒度レベルを有する第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第1の出力ポートと、第1の粒度レベルとは異なる第2の粒度レベルを有する第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第2の出力ポートとを含む。
いくつかの例では、第1のスイッチング層は、波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層のうちの1つであってもよく、第2のスイッチング層は、波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層のうちの異なる1つであってもよい。
いくつかの例では、OTNノードは、複数のOCSの入力ポートに1対1の関係で接続された複数の二方向ノードライン増幅器をさらに含んでいてもよく、各二方向ノードライン増幅器は、それぞれの入力ポートとそれに対応する光伝送ファイバとの間に位置する。いくつかの例では、各二方向ノードライン増幅器は、それぞれの光伝送ファイバから受信された光信号を異なる周波数帯域へと分割するように構成されたバンドスプリッタと、複数のイングレス増幅器とを含んでいてもよく、各イングレス増幅器はバンドスプリッタのそれぞれの出力ポートに接続されており、各二方向ノードライン増幅器はさらに、OTNノードのそれぞれのOCSから受信された異なる周波数帯域の光信号を合成するように構成されたバンドコンバイナと、複数のエグレス増幅器とを含んでいてもよく、各エグレス増幅器はバンドコンバイナのそれぞれの入力ポートに接続されている。いくつかの例では、バンドスプリッタは、C+Lバンドスプリッタであってもよい。いくつかの例では、バンドコンバイナは、C+Lバンドコンバイナであってもよい。
いくつかの例では、第1のスイッチング層は、ファイバスイッチド層であってもよく、第2のスイッチング層は、波長スイッチド層であってもよい。
いくつかの例では、少なくとも2つのOCSは、第1の粒度レベルおよび第2の粒度レベルとは異なる第3の粒度レベルを有する第3のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第3の出力ポートをさらに含む。
いくつかの例では、第1のスイッチング層は、ファイバスイッチド層であってもよく、第2のスイッチング層は、バンドスイッチド層であってもよい。バンドスイッチド層は、複数のバンドスプリッタを含んでいてもよく、複数のバンドスプリッタのそれぞれの出力ポートは、第2の複数のOCSの入力ポートに1対1の関係で接続されてもよく、第2の複数のOCSの各OCSの少なくとも1つの出力ポートは、波長スイッチド層に接続されてもよい。いくつかの例では、ファイバスイッチド層、バンドスイッチド層、および波長スイッチド層は、並列に配置されてもよい。ファイバスイッチド層、バンドスイッチド層、および波長スイッチド層は、ネスト構成またはカスケード接続構成のどちらかで配置されてもよい。
いくつかの例では、各OCSは、OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成されたそれぞれの入力ポートと、第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つのそれぞれの第1の出力ポートと、第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つのそれぞれの第2の出力ポートとを含んでいてもよい。
いくつかの例では、OTNノードは、第1のスイッチド層と第2のスイッチド層とをさらに含んでいてもよい。
本開示の別の局面は、カラーレス/ディレクションレス(CD)ノードまたはカラーレス/ディレクションレス/コンテンションレスの(CDC)ノードの複数の方路を複数の光回路スイッチ(OCS)に1対1の関係で接続することと、ファイバスイッチド層を複数のOCSに接続することと、CDCノードからファイバスイッチド層への、受信された少なくともいくつかの光信号のルーティング変更のために複数のOCSを制御することとを含む、方法に向けられている。
本開示のさらに別の局面は、複数のOCSを含むOTNノードに向けられている。各OCSは、OTNノードのそれぞれの方路であってもよく、少なくとも1つのOCSは、OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成された入力ポートと、第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第1の出力ポートと、第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第2の出力ポートと、複数のOCSのうち異なる1つに接続された少なくとも1つの第3の出力ポートとを含んでいてもよい。
いくつかの例では、第1のスイッチング層および第2のスイッチング層の各々は、複数の波長選択スイッチ(WSS)を含むそれぞれの波長スイッチド層であってもよく、複数のOCSの第3の出力ポートは、第3の出力ポートのうちの2つの間で送信される光信号が複数のWSSのうちの1つのWSSを通過しないように互いに接続されてもよい。
いくつかの例では、第1のスイッチング層および第2のスイッチング層の各々は、それぞれの波長スイッチド層であってもよく、OTNノードは、第1のスイッチング層の方路の数よりも大きく第2のスイッチング層の方路の数よりも大きい方路の総数を有していてもよい。
いくつかの例では、OTNノードは、複数のバンドスプリッタをさらに含んでいてもよく、各バンドスプリッタは、対応する入力ポートとそのそれぞれの光伝送ファイバとの間に接続されている。OTNノードは、波長スイッチド層を通過させることなく、OTNノードの1つの方路からOTNノードの別の方路へと光バンド全体をルーティングするように構成されていてもよい。
いくつかの例では、第1のスイッチング層および第2のスイッチング層は、異なる粒度レベルを有していてもよく、スイッチング層のうちの少なくとも1つは、波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層のうちの1つであってもよい。
いくつかの例では、OTNノードは、第1のスイッチング層および第2のスイッチング層をさらに含んでいてもよい。
いくつかの例では、OTNノードは、第3のスイッチング層をさらに含んでいてもよく、第1のスイッチング層、第2のスイッチング層、および第3のスイッチング層の各々は、異なる粒度レベルを有していてもよい。
詳細な説明
概要
スイッチングノードアーキテクチャの各方路は、相互に接続された一連の光回路スイッチ(OCS:optical circuit switch)、またはすなわち1×N個の光スイッチを介して、いかなる数の方路にも接続可能である。OCSは、スイッチで受信した光信号がノードを通過して取るルートを決定する。たとえば、各OCSは、複数の出力ポートと、第1の粒度を有する第1のスイッチング層に接続する少なくとも1つの出力ポートと、第2の粒度を有する第2のスイッチング層に接続する少なくとも1つの他の出力ポートとを含んでいてもよい。
概要
スイッチングノードアーキテクチャの各方路は、相互に接続された一連の光回路スイッチ(OCS:optical circuit switch)、またはすなわち1×N個の光スイッチを介して、いかなる数の方路にも接続可能である。OCSは、スイッチで受信した光信号がノードを通過して取るルートを決定する。たとえば、各OCSは、複数の出力ポートと、第1の粒度を有する第1のスイッチング層に接続する少なくとも1つの出力ポートと、第2の粒度を有する第2のスイッチング層に接続する少なくとも1つの他の出力ポートとを含んでいてもよい。
たとえば、第1のスイッチング層は、波長スイッチドアーキテクチャであってもよく、第2のスイッチング層は、ファイバスイッチドアーキテクチャであってもよい。このような配置によって、光信号が波長スイッチドアーキテクチャへ中継されるように設定しつつ、追加の光ファイバをファイバスイッチドアーキテクチャに配備することができるであろう。すると、のちに波長スイッチングからファイバスイッチングへの移行が望まれた場合に、この移行が、ファイバスイッチドアーキテクチャへ光信号の一部またはすべてを中継させるためにOCS設定を切り替えるのと同じくらい単純なものとなる可能性がある。
いくつかの配置では、OCSの出力ポートのうちの少なくともいくつかが、別のOCSのポートに直接接続されてもよい。このように、ノードの方路のうちのいくつかまたはすべては、相互に接続可能であり、相互間の光信号のルーティングを、WSSを介して該光信号をルーティングする必要なく行なうことができる。このことはまた、波長スイッチングを要しない信号のフィルタリング素子または分岐素子を含むノードにとって有益である。たとえば、C+Lバンドシステムに対して、ノードの各方路は、C光バンドとL光バンドとの間で到来光信号を分岐させるように構成されたC/Lバンドスプリッタを含んでいてもよい。これによりノードのOCSは、光信号がWSSを通過することなく、ある方路でやって来て異なる方路で出て行く光バンド全体をスイッチングすることができる。
いくつかの配置では、ある粒度のスイッチング層は、互いに並列な複数のスイッチドドメインを含み得る。このような配置の一例では、ノードは、複数の波長スイッチドドメインを含んでいてもよい。並列な波長スイッチドドメインの各々に接続する方路の数は、全体のノードに接続する光ファイバの数よりも少なくてもよいが、個々の並列な波長スイッチドドメインは、相互に接続された一連のOCSを介して、粒度の異なる別のスイッチング層を介して、またはそれらの両方を介して相互に接続されてもよい。このような配置は、波長スイッチド層のWSSモジュールのポート数を増加させる必要を回避するので、コスト効率をより高いものとする可能性を秘めている。
さらなる配置では、異なる粒度レベルの層が、互いにカスケード接続されてもよいし、または互いの中にネストされてもよい。これにより、スイッチングノードのスイッチング層が少なくともいくつかの構成要素を互いに共有し得る。たとえば、バンドスイッチド層および波長スイッチド層の両方を含むノードでは、波長スイッチド層は、バンドスイッチド層の中にネストされてもよい。このような配置では、従来のCDノードまたはCDCノードは、すべての光信号がバンドスイッチド層の方路間でルーティングされるようにバンドスイッチド層のOCS間で接続されるかもしれず、一方で、それら光信号のサブセットが、この光信号のサブセットの波長スイッチングのために該従来のCDノードまたはCDCノードを通過してさらにルーティングされる。
本明細書に記載する配置により、波長スイッチング、バンドスイッチング、およびファイバスイッチングのようなさまざまなスイッチング技術を互いに組み合わせて効率的なノードスケーリングができるようになる。さらに、これらの配置は、二方向に成すことができ、既存のスイッチングアーキテクチャに容易に組み込むことができる。主として波長スイッチドアーキテクチャから主としてファイバスイッチドアーキテクチャへと移行しているように、スイッチングの要件および要求が経時とともに変化する中、これらの配置により、ネットワークアーキテクチャを進化させるための単純な筋道が提供される。さらに、本明細書に記載するこれらの配置により、そうでなければ従来のCDノードまたはCDCノードのルーティングの機能性を拡充するのに必要であろうWSSモジュールの追加、WSSモジュールへのポートの追加、またはその両方にまつわる、コストおよび光損失が回避される。
システム例
図1Aは、光伝送ネットワーク(OTN)内のスイッチングノード100の概略図である。スイッチングノード100は、N方路のノードであり、Nは、2よりも大きい正の整数である。方路のうちの1つからの光信号が、ノード100で受信され、スイッチングノード100のスイッチングネットワークを介して他の方路のうちの1つまたは複数の方路へとルーティングされてもよい。各方路は、スイッチングノード100をOTNのそれぞれの光伝送ファイバペア101とスイッチングノード100の外側とに接続するための光回路スイッチ(OCS)を含む。図1Aの例では、第1の方路(方路1)は、第1のOCS102によって光伝送ファイバペア101に接続されているように示され、第2の方路(方路N)は、第2のOCS104によって別の光伝送ファイバペアに接続されているように示されている。スイッチングノード100は、自身のそれぞれのOCSを有する他の方路を含んでいてもよく、そのため第1のOCS102、第2のOCS104、および他のOCSは、相互に接続されていてもよい。
図1Aは、光伝送ネットワーク(OTN)内のスイッチングノード100の概略図である。スイッチングノード100は、N方路のノードであり、Nは、2よりも大きい正の整数である。方路のうちの1つからの光信号が、ノード100で受信され、スイッチングノード100のスイッチングネットワークを介して他の方路のうちの1つまたは複数の方路へとルーティングされてもよい。各方路は、スイッチングノード100をOTNのそれぞれの光伝送ファイバペア101とスイッチングノード100の外側とに接続するための光回路スイッチ(OCS)を含む。図1Aの例では、第1の方路(方路1)は、第1のOCS102によって光伝送ファイバペア101に接続されているように示され、第2の方路(方路N)は、第2のOCS104によって別の光伝送ファイバペアに接続されているように示されている。スイッチングノード100は、自身のそれぞれのOCSを有する他の方路を含んでいてもよく、そのため第1のOCS102、第2のOCS104、および他のOCSは、相互に接続されていてもよい。
二方向ノードライン増幅器105が、スイッチングノード100の各方路に含まれていてもよい。いくつかの例では、二方向ノードライン増幅器105は、両方向に位置する一方向素子を含んでいてもよい。たとえば、二方向ノードライン増幅器105は、エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA:erbium doped fiber amplifier)のペアを含んでいてもよい。各方路について、二方向ノードライン増幅器105は、その方路のそれぞれの光伝送ファイバとその方路のOCSとの間に位置してもよい。二方向ノードライン増幅器105は、ノード100に入って来る到来光信号およびスイッチングノード100を出て行く送出光信号の両方を増幅するように構成されていてもよい。
いくつかの例では、各OCSは、1×Nスイッチであってもよく、スイッチングノード100の方路の各々は、そのそれぞれのOCSによって他の方路の各々に接続されていてもよい。このように、スイッチングノード100のOCSは、ノンブロッキングマトリックススイッチを形成してもよい。他の例では、各OCSは、スイッチングノード100の他のOCSのうちのいくつかに接続していてもよく、そのためスイッチングノード100のN個の方路のうちのいくつかは、スイッチングノード100の他の方路のOCSを介して互いに間接的に接続されていてもよい。
各OCSは、それぞれの方路の光伝送ファイバペアへの接続のための1つの入力ポート112と、スイッチングノード100の種々のスイッチング層への接続のための複数の出力ポートとを含んでいてもよい。図1Aの例では、1つまたは複数の第1の出力ポート114は、第2のOCS104を第1のスイッチング層120に接続し、1つまたは複数の第2の出力ポート116は、第2のOCS104を第2のスイッチング層130に接続する。
第1のスイッチング層および第2のスイッチング層は、異なる粒度レベルを有していてもよい。たとえば、図1Aでは、第1のスイッチング層は、選択された波長または波長範囲に属する光信号を選択的にルーティングするための波長スイッチド層、選択された波長帯域に属する光信号を選択的にルーティングするためのバンドスイッチド層、または受信される信号の到来元である光ファイバに応じて光信号を選択的にルーティングするためのファイバスイッチド層のうち、いずれであってもよい。
図1Bは、図1Aのスイッチングノード100の配置例であり、この配置において第1のスイッチド層120は、波長スイッチドドメインまたは波長スイッチド層であり、第2のスイッチド層130は、ファイバスイッチドドメインまたはファイバスイッチド層である。第1のスイッチング層120および第2のスイッチング層130の各々は、到来光信号がどちらかのOCSから第1のスイッチング層120および第2のスイッチング層130のうちのどちらか一方へルーティングされ得、送出光信号が第1のスイッチング層120および第2のスイッチング層130のうちのどちらか一方からどちらかのOCSへルーティングされ得るように、OCS102、104に接続されている。
波長スイッチド層120は、波長選択スイッチ(WSS:wavelength selective switch)122を含み、このWSS122を介して到来光信号がルーティングされる。WSS122は、光信号が光信号の波長に基づいて搬送されるかどうかを制御してもよい。光信号を搬送するとき、波長の異なる光信号を互いに合成または分離させるために、マルチキャストスイッチ(MCS:multi-cast switch)などのアドドロップアーキテクチャに接続されるファイバシャッフルモジュール(FSM:fiber shuffle module)124などのマルチノードメッシュを使用してもよい。CDCアーキテクチャに対応する波長スイッチド層では、アドドロップアーキテクチャは、コンテンションレスのM×N WSS126のように、コンテンションレスであってもよく、ここで「M」は方路の数、「N」はアド/ドロップポートの数である。
実質的に、波長スイッチド層120は、CDノードまたはCDCノードとして動作してもよく、合成または分離された光信号がルーティングされて向かうスイッチングノード100の特定の方路を制御するために、CDノードまたはCDCノードの出力箇所にOCS128をさらに含んでいてもよい。スイッチングノード100のOCSは、ノードに入って来る光信号がノードの他のいずれの方路にも確実にルーティングされ得るように、CDノードまたはCDCノードに巻き付けられていてもよく、これによりノードの完全なスイッチングプログラミング性がもたらされる。
ファイバスイッチド層130は、光信号が搬送される光ファイバに基づいた光信号のルーティングを制御するためのスイッチングアーキテクチャを含む。ファイバスイッチド層130は、波長分割多重(WDM:wavelength division multiplex)信号を多重化/多重分離するWSS132を含んでいてもよく、合成されたまたは分離された光信号がルーティングされて向かうスイッチングノード100の特定の方路を制御するために、ファイバスイッチド層130の出力箇所にOCS134をさらに含んでいてもよい。
図2は、異なる粒度レベルの複数のスイッチング層を有するスイッチングノード200の別の配置例を示す。特に、図2では、第1のスイッチング層は波長スイッチド層220であり、第2のスイッチング層はバンドスイッチド層230である。ファイバスイッチングに代えてバンドスイッチングを提供するために、二方向ノードライン増幅器が、マルチバンド間で到来光信号を分岐させるためのバンドスプリッタ202と、バンドスプリッタ202によって分割された帯域の各々に対するそれぞれのイングレス増幅器204、206と、異なる帯域に属する送出光信号を合成するためのバンドコンバイナ212と、バンドコンバイナ212で再合成された帯域の各々に対するそれぞれのエグレス増幅器214、216とを含むように配置される。さらに、バンドスプリッタ202によって分割されバンドコンバイナ212によって再結合された各分離帯域は、スイッチングノード200の分離OCS208に接続される。たとえば、図2の例では、光信号がバンドスプリッタ202によってC帯域とL帯域との間で分割される。図2において、第1のOCS208は、第1のイングレス増幅器204によって増幅されたC帯域の光信号を受信するように第1のイングレス増幅器204に接続されている。さらに、第2のOCS(図示せず)が、第2のイングレス増幅器206によって増幅されたL帯域の光信号を受信するように第2のイングレス増幅器206に接続されていてもよい。同様に、分離OCSは、送出光信号をスイッチングノード200の方路の各々にルーティングするために、エグレス増幅器214および216の各々に接続されてもよい。図2の例において、各増幅器は単一の帯域を扱い、各増幅器はEDFAであってもよい。
図2の波長スイッチド層は1つの波長スイッチドドメインのみを表しているが、スイッチングノード200は複数の波長スイッチドドメインを含んでいてもよいと理解および評価されるべきである。各波長スイッチドドメインに含まれる方路の総数は、スイッチングノードによって変わり得、1つのスイッチングノードの種々の波長スイッチドドメインによっても変わり得る。各波長スイッチドドメインは、スイッチングノード200の異なるOCSに接続されてもよく、これによりノード内のスイッチングが複数の波長スイッチドドメインを介した光信号のルーティングを伴ってもよい。
図1Bおよび図2の例は、異なる粒度を有する2つのスイッチング層を含むノードを示している。しかし、スイッチング層の種類の数は、さらに増加し得る。たとえば、異なる粒度を有する3つ以上のスイッチング層が設けられてもよい。
図3は、互いに並列な複数の種類のスイッチング層を配置するためのスイッチングノード300の並列配置例を示す。図3のスイッチングノード300の例では、各波長スイッチド層310、バンドスイッチド層320、およびファイバスイッチド層330が設けられている。スイッチングノード300の各方路には、OCS340が設けられてもよい。OCS340は、それぞれの光伝送ファイバに接続された入力ポートおよび複数の出力ポートを含んでいてもよく、これによりスイッチング層の各々が出力ポートのうちの少なくとも1つに接続される。
動作中、OCS340でのスイッチング処理を通じて、到来光信号がスイッチング層310、320、330のいずれに送信されるかを制御してもよい。さらに、各スイッチング層310、320、330は、OCS340とスイッチング層のフィルタリング素子およびスイッチング素子との間にそれぞれ自身のOCSを含んでいてもよい。それぞれのOCSは、スイッチングノード300の方路のうちのいずれかに送出光信号をルーティングするために使用されてもよい。
図4は、カスケード接続構成において複数の種類のスイッチング層を配置するための、スイッチングノード400のカスケード接続配置例を示す。図4のスイッチングノード400の例では、各波長スイッチド層410、バンドスイッチド層420、およびファイバスイッチド層430が設けられている。それぞれの第1のカスケード接続されたOCS440がスイッチングノード400の各方路に設けられて、方路で光伝送ファイバからの光信号を受信し、到来光信号を最も粒度の粗いスイッチング層または次のカスケード接続された経路のどちらかに方向づける。図4の例において、最も粗い粒度を有するスイッチング層はファイバスイッチド層430である。次のカスケード接続された経路は、到来光信号を次のカスケード接続されたOCS460に送り、到来光信号を次に最も粗い粒度を有するスイッチング層かより遠くのカスケード接続された経路のどちらかに方向づける。図4の例において、次に最も粗い粒度を有するスイッチング層は、バンドスイッチド層420である。より遠くのカスケード接続された経路によって、到来光信号は最も細かい粒度を有するスイッチング層、この場合では波長スイッチド層410に送られる。さらに、図4の例では、バンドスイッチド層420に対してバンドスプリッタ450がOCS460の前に設けられている。図2のバンドスプリッタと同様に、バンドスプリッタ450は、到来光信号をC帯域とL帯域との間で分割してもよく、このため分離OCS460がC帯域およびL帯域の各々に対して設けられていてもよい。
動作中、第1のカスケード接続されたOCS440でのスイッチング処理を通じて、到来光信号を最も粒度の粗いスイッチング層または異なるスイッチング層に送信するかどうかを制御してもよく、同様に、次のカスケード接続されたOCS460を用いて、到来信号をカスケード接続配置の内部へと、またはカスケード接続されたOCSに接続されるスイッチング層へと、より深くまでプッシュするかどうかを制御することも可能である。
さらに、それぞれのスイッチング層410、420、430は、各々、スイッチングノード400の方路のうちのいずれかに送出光信号をルーティングするためのそれぞれ自身のOCSを含んでいてもよい。
図5は、ネスト構成において複数の種類のスイッチング層を配置するための、スイッチングノード500のネスト配置例を示す。図5のスイッチングノード500の例では、各波長スイッチド層510、バンドスイッチド層520、およびファイバスイッチド層530が設けられている。このネスト構成の配置は、図4のカスケード接続構成と同様である。たとえば、方路で光伝送ファイバからの光信号を受信し、到来光信号を最も粒度の粗いスイッチング層か次のネストレベルのどちらかに方向づけるようにそれぞれの第1のネストされたOCS540がスイッチングノード500の各方路に設けられ、第1のネストされたOCS540からの光信号を受信し、受信した光信号を残りのスイッチング層510または520のどちらかに方向づけるように第2のネストされたOCS560が設けられる。さらに、図4の例と同様に、バンドスイッチド層520に対してバンドスプリッタ550が第2のネストされたOCS560の前に設けられ、到来光信号をC帯域とL帯域との間で分割してもよく、このため分離OCS560がC帯域およびL帯域の各々に対して設けられていてもよい。図4のカスケード接続構成とは異なり、ネストされたOCS540および560の各々は、それぞれのスイッチング層の内部でスイッチングノード500の方路を相互接続するOCSとして兼用されてもよい。
図2~図5に示す構成は、方向的な対称性を有している、すなわち各スイッチング層は対称であり二方向である。このことにより、光信号はいずれかの方向に各スイッチング層を横断することができる。他の構成は、一方向または部分的に二方向であってもよく、これにより対称な要素のうち少なくともいくつかが省略される。たとえば、波長スイッチング層の場合、スイッチングノードの各方路は、方路からの光信号を受信するためのWSSまたは光信号を方路にルーティングするためのOCSのどちらかによって波長スイッチング層に接続されてもよい。同様の原理が残りの種類のスイッチング層に適用されてもよい。
図示された上述の例は3つのスイッチング層を示しているが、同一または同様の原理がスイッチング層の総数をさらに増加させるために適用されてもよいと理解されるべきである。たとえば、図3の並列配置において、OCS340は、図示された3つのスイッチング層以外のさらなるスイッチング層に接続する追加の出力ポートを含んでいてもよい。さらに、たとえば、図4のカスケード接続配置では、図示された3つのスイッチング層以外のさらなるスイッチング層に光信号を前進させるためにカスケード接続されたさらなるOCSがOCS460の後ろに追加されてもよい。さらに、たとえば、図5のネスト配置では、さらなるスイッチング層と図示された3つのスイッチング層との間で光信号を分割するためにさらなるOCSがOCS540の前に追加されてもよい。これらの原理は、所望の粒度レベル数を提供するために、必要とされる回数分だけさらに繰り返されてもよい。
上述の配置例は、経時に伴うネットワークアーキテクチャの進化を容易にするためにアレンジすることができる。たとえば、最初の設置時は、光信号のルーティングにはスイッチングノードの波長スイッチド層のCDノードまたはCDCノードで事足りるかもしれないが、トラフィックが増大するにつれてスイッチングノードの他のスイッチング層を作動させることが必要となり得る。上述の配置例では、このことは、最初に到来光信号を波長スイッチド層にルーティングし、トラフィックが増大するにつれて少なくともいくつかの光信号を残りのスイッチング層に増加的にルーティングすることによって、OCSスイッチにおいて容易化され得る。あるいは、追加されたスイッチング層がファイバスイッチド層であるとき、ファイバスイッチド層はコストがより低く光損失がより小さいため、光信号は、第一にファイバスイッチド層を通過し第二に残りの層を通過するようにルーティングされてもよい。これらの配置の画一的な性質により、どのような任意のスイッチングノードのアーキテクチャも該任意のノードの現在または未来の特定の需要に適応させることができ、これによりノードの進化を連続的に容易化することができる。
図6は、スイッチングノード600におけるネットワークアーキテクチャの進化のための別の構成例を示し、この構成では、スイッチングノード600に含まれるCDCノード620を進化させて追加の方路に接続してもよい。図6の例では、CDCノードはN個の方路に接続されている。各方路602、604は、OTNのそれぞれの光伝送ファイバペアに接続して対応するWSS622、624に接続し、図1Bに示す方法と同一または同様の方法で光信号のルーティングおよびスイッチングを容易化する。図1Bと同様に、このことにはWSS、FSM、およびコンテンションレスのM×N WSSのプログラミングに基づくCDCノードでの光信号のアドドロップが含まれていてもよい。追加のWSS626が図示されている。追加のWSS626が図中で方路Mと表される仮想方路606に接続され、これが一方、図中で方路Lと表される、スイッチングノード600の別の方路608にCDCノード602を接続してもよい。仮想方路は、CDCノード620と追加の方路608との間の接続を、その間に位置するOCS630および640を用いて制御することができる。一方のOCS630がCDCノード620から追加の方路608への送出光信号の送信を制御してもよく、他方のOCSが追加の方路608からCDCノード620への到来光信号の送信を制御してもよい。このように、OCS620、630は、追加の方路608がスイッチングノード600のスイッチングアーキテクチャにいつ、どのような条件下で追加されてよいかを制御することができる。
上述の例には、OCS-OCS接続と波長スイッチド層との間の特定の比率が明示されていない。この比率は、各ノードの特定の需要および要件に応じて、ノードごとに変わり得るものと理解および評価されるべきである。また、各波長スイッチドドメインにおける方路の数は、スイッチングノードにおける方路の総数よりもはるかに少なくてもよいが、波長スイッチドドメインはその際も、追加のスイッチドドメイン、たとえば互いに並列に位置する複数の波長スイッチドドメインを介して完全に接続されていてもよい。さらなるスイッチング能力は、そこに接続されるOCS、そこに接続される残りのスイッチング層、またはこれらのいずれかの組み合わせを通じて実現されてもよい。結果として、個々の波長スイッチドドメインの各々にサポートされる方路の数を増加させなくてもよく、すなわち将来の、スイッチング層およびスイッチングノードアーキテクチャの進化した配置に対しても、現状の8方路または16方路の波長スイッチドドメインで十分となる。
上述の例もまた、その方路の各々で二方向通信をサポートするOTNノードについて全般的に記載し、説明している。しかしながら、本開示の基本的原理は、一方向通信をサポートする少なくともいくつかの方路を含むノードアーキテクチャに同様に適用可能であってもよいと認識されるべきである。このような場合、方路は、伝送ファイバペアに代えて1つまたは複数の光伝送ファイバを有していてもよく、二方向増幅ではなく一方向増幅のための部品を含んでいてもよい。例示のノードは、受信性能のみを有するノードとは対照的に、送信性能を有するノードに光信号をルーティングするようにのみさらにプログラミングされてもよい。
より一般的に、上述のいずれかの例のスイッチングノードは、そこに含まれるスイッチドドメインのいずれかの方路の数よりも大きい方路総数を有していてもよいと認識されるべきである。実際上は、スイッチングノード内に完全な接続性およびスイッチング性能をもたらすために、複数の並列なスイッチドドメインが使用されてもよい。
方法例
図7は、本明細書に記載する配置および構成に係るOTNに含まれるスイッチングノードのアーキテクチャを進化させるためのルーチン700の例である。最初の段階では、スイッチングノードは、波長スイッチングのみを含むように限定されていてもよく、たとえば1つのCDノードまたは1つのCDCノードを含んでいてもよい。
図7は、本明細書に記載する配置および構成に係るOTNに含まれるスイッチングノードのアーキテクチャを進化させるためのルーチン700の例である。最初の段階では、スイッチングノードは、波長スイッチングのみを含むように限定されていてもよく、たとえば1つのCDノードまたは1つのCDCノードを含んでいてもよい。
ブロック710では、1つのCDノードまたは1つのCDCノードの方路が1対1の関係でOCSに接続される。OCSは、1つの方路でノードに入って来る光信号が他のいずれかの方路でノードを確実に出て行くことができるように、CDノードまたはCDノードに巻き付けられていてもよい。さらに、設けられるOCSは、たとえば複数のCDノードまたはCDCノードを並列に設け、OCSの相互配線を通じてCDノードまたはCDCノードを相互に接続することによって1つ以上のCDノードまたはCDCノードに接続されてもよい。
ブロック720で、ブロック710にて設けられたOCSがCDまたはCDCとは異なる粒度レベルを有する第2のスイッチド層にさらに接続されてもよい。たとえば、OCSは、ファイバスイッチド層に接続されてもよい。ファイバスイッチド層により、CDノードおよびCDCノードよりもコスト効率の良いスイッチングがもたらされ得るうえ、CDノードまたはCDCノードに代えてファイバスイッチド層を横断する光信号の光損失を減少させることが達成され得る。到来光信号がCDノードまたはCDCノードに方向づけられるかどうか、または到来光信号がファイバスイッチド層に方向づけられるかどうかを制御するために、OCSが配置されてもよい。
ブロック730で、スイッチングノードに到達する光信号は、OCSによってCDノードまたはCDノードから、代わりにファイバスイッチド層へと経路変更されてもよい。CDノードまたはCDCノードの各方路にOCSが存在することにより、ノードに到着するいずれの光信号も、ファイバスイッチド層に代わりに経路変更することができる。この配置によって、スイッチングノードアーキテクチャを経時とともに適応および進化させることができ、たとえばCDノードまたはCDCノードの最初の配備後に追加されたファイバ配線を利用することで、追加容量への要求を補うことができる。
前述の方法によって、容量への要求が増大する中、CDノードまたはCDCノードをスケーリングする必要または波長に基づく他のスイッチングソリューションが回避され、代わりに、それらのソリューションを新規に追加されたファイバスイッチドドメインのような他のソリューションに組み込ませることが可能となる。経時とともに、そしてスイッチング要件および要求が変化するにつれて、主に波長スイッチドアーキテクチャを主にファイバスイッチドアーキテクチャへと移行させることができる。
さらに、CDノードもしくはCDCノードの方路、またはより一般的には波長スイッチド層およびファイバスイッチド層の両方を含むより大きなスイッチングノードの各方路にOCSが存在することによって、スイッチングノードの完全なプログラミング性および二方向のスイッチングソリューションが備わる。また、ファイバスイッチドドメインを接続するための追加のOCSを、新たな波長スイッチドドメインを作成するための追加のWSSに代えて使用することは、OCSの方がWSSよりもコストが低い点、OCSの方がWSSよりも光損失を減少させる点、および波長スイッチドアーキテクチャよりもファイバスイッチドアーキテクチャが生み出す融通性の方が高い点など、多くの理由により有利である。
本明細書の技術は特定の実施形態を参照して説明されているが、これらの実施形態は単に本願技術の原理および応用を例示しているに過ぎないということを理解されたい。したがって、多数の変更がこれらの例示的実施形態に施され得ること、および添付された特許請求の範囲に規定されている、本願技術の精神および範囲を逸脱することなく、他の配置が案出され得るということを理解されたい。
上述の選択的な例の大部分は互いに排他的ではないが、独自の利点を達成するために、種々の組み合わせにおいて実施されてもよい。上述の特徴のこれらおよび他の変形ならびに組み合わせは、特許請求の範囲によって規定された主題を逸脱することなく利用可能であるため、実施形態の上述の説明は、特許請求の範囲に規定された主題を限定するのではなく、例証の手段として捉えられるべきである。例として、先行する処理は、上述された厳密な順番で行なわれる必要はない。むしろ、種々のステップは、逆または同時に行なうなどして、異なる順番に扱われてもよい。ステップはまた、記載がない限り省略されてもよい。また、本明細書で説明された例、および、「のような」、「含む」などと表現された語句は、請求項の主題を特定の例に限定するものとして挙げられたと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの例は、多くの可能性ある実施形態のうちの1つのみを例証するように意図されている。さらに、異なる図面の同一の参照符号は、同一または同様の要素を識別可能である。
Claims (20)
- 複数の光回路スイッチ(OCS)を備える光伝送ネットワーク(OTN)ノードであって、
各OCSは、前記OTNノードのそれぞれの方路であり、少なくとも2つのOCSは、
前記OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成された入力ポートと、
第1の粒度レベルを有する第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第1の出力ポートと、
前記第1の粒度レベルとは異なる第2の粒度レベルを有する第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第2の出力ポートとを含む、OTNノード。 - 前記第1のスイッチング層は、波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層のうちの1つであり、前記第2のスイッチング層は、前記波長スイッチド層、前記バンドスイッチド層、または前記ファイバスイッチド層のうちの異なる1つである、請求項1に記載のOTNノード。
- 前記複数のOCSの入力ポートに1対1の関係で接続された複数の二方向ノードライン増幅器をさらに含み、各二方向ノードライン増幅器は、それぞれの入力ポートとそれに対応する光伝送ファイバとの間に位置する、請求項1に記載のOTNノード。
- 各二方向ノードライン増幅器は、
前記それぞれの光伝送ファイバから受信された光信号を異なる周波数帯域へと分割するように構成されたバンドスプリッタと、
複数のイングレス増幅器とを含み、各イングレス増幅器は前記バンドスプリッタのそれぞれの出力ポートに接続されており、前記各二方向ノードライン増幅器はさらに、
前記OTNノードのそれぞれのOCSから受信された前記異なる周波数帯域の光信号を合成するように構成されたバンドコンバイナと、
複数のエグレス増幅器とを含み、各エグレス増幅器は前記バンドコンバイナのそれぞれの入力ポートに接続されている、請求項3に記載のOTNノード。 - 前記バンドスプリッタは、C+Lバンドスプリッタであり、前記バンドコンバイナは、C+Lバンドコンバイナである、請求項4に記載のOTNノード。
- 前記第1のスイッチング層は、ファイバスイッチド層であり、前記第2のスイッチング層は、波長スイッチド層である、請求項5に記載のOTN。
- 少なくとも2つのOCSは、前記第1の粒度レベルおよび前記第2の粒度レベルとは異なる第3の粒度レベルを有する第3のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第3の出力ポートをさらに含む、請求項1に記載のOTNノード。
- 前記第1のスイッチング層は、ファイバスイッチド層であり、前記第2のスイッチング層は、バンドスイッチド層であり、前記バンドスイッチド層は、複数のバンドスプリッタを含み、前記複数のバンドスプリッタのそれぞれの出力ポートは、第2の複数のOCSの入力ポートに1対1の関係で接続され、前記第2の複数のOCSの各OCSの少なくとも1つの出力ポートは、波長スイッチド層に接続される、請求項1に記載のOTNノード。
- 前記ファイバスイッチド層、前記バンドスイッチド層、および前記波長スイッチド層は、並列に配置される、請求項8に記載のOTNノード。
- 前記ファイバスイッチド層、前記バンドスイッチド層、および前記波長スイッチド層は、ネスト構成またはカスケード接続構成のどちらかで配置される、請求項8に記載のOTNノード。
- 各OCSは、
前記OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成されたそれぞれの入力ポートと、
前記第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つのそれぞれの第1の出力ポートと、
前記第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つのそれぞれの第2の出力ポートとを含む、請求項1に記載のOTNノード。 - 前記第1のスイッチド層と前記第2のスイッチド層とをさらに含む、請求項1に記載のOTNノード。
- カラーレス/ディレクションレス(CD)ノードまたはカラーレス/ディレクションレス/コンテンションレス(CDC)ノードの複数の方路を複数の光回路スイッチ(OCS)に1対1の関係で接続することと、
ファイバスイッチド層を前記複数のOCSに接続することと、
前記CDCノードから前記ファイバスイッチド層への、受信された少なくともいくつかの光信号のルーティング変更のために前記複数のOCSを制御することとを含む、方法。 - 複数のOCSを含むOTNノードであって、
各OCSは、前記OTNノードのそれぞれの方路であり、少なくとも1つのOCSは、
前記OTNノードの外側のそれぞれの光伝送ファイバに接続されるように構成された入力ポートと、
第1のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第1の出力ポートと、
第2のスイッチング層に接続された少なくとも1つの第2の出力ポートと、
前記複数のOCSのうち異なる1つに接続された少なくとも1つの第3の出力ポートとを含む、OTNノード。 - 前記第1のスイッチング層および前記第2のスイッチング層の各々は、複数の波長選択スイッチ(WSS)を含むそれぞれの波長スイッチド層であり、前記複数のOCSの前記第3の出力ポートは、前記第3の出力ポートのうちの2つの間で送信される光信号が前記複数のWSSのうちの1つのWSSを通過しないように互いに接続される、請求項14に記載のOTNノード。
- 前記第1のスイッチング層および前記第2のスイッチング層の各々は、それぞれの波長スイッチド層であり、前記OTNノードは、前記第1のスイッチング層の方路の数よりも大きく、かつ前記第2のスイッチング層の方路の数よりも大きい方路の総数を有している、請求項14に記載のOTNノード。
- 複数のバンドスプリッタをさらに含み、各バンドスプリッタは、対応する入力ポートとそのそれぞれの光伝送ファイバとの間に接続され、前記OTNノードは、前記波長スイッチド層を通過させることなく、前記OTNノードの1つの方路から前記OTNノードの別の方路へと光バンド全体をルーティングするように構成されている、請求項15に記載のOTNノード。
- 前記第1のスイッチング層および前記第2のスイッチング層は、異なる粒度レベルを有し、前記スイッチング層のうちの少なくとも1つは、波長スイッチド層、バンドスイッチド層、またはファイバスイッチド層のうちの1つである、請求項14に記載のOTNノード。
- 前記第1のスイッチング層および前記第2のスイッチング層をさらに含む、請求項14に記載のOTNノード。
- 第3のスイッチング層をさらに含み、前記第1のスイッチング層、前記第2のスイッチング層、および前記第3のスイッチング層の各々は、異なる粒度レベルを有している、請求項19に記載のOTN。
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