JP2024519157A - ハンドル構造、物品キャリアおよびそのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、ハンドル構造、複数の物品Ｂを包装するための物品キャリア９０、およびハンドル構造または物品キャリア９０を形成するブランク１０に関する。ハンドル構造は、間にあるヒンジ式連結部１３；２１の周りに、所定の角度に配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２と、少なくとも１つの補強パネル１４；２０とを含む、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２を備える。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２のうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂに沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂを有する外側パネルを形成する。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２のうちの少なくとも第２のパネルは、外側パネルと対面状態にあり、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂの下にある非直線縁Ｅ３；Ｅ４を有する内側パネルを形成する。

Description

本発明は、ハンドル構造、物品キャリアおよび物品キャリアを形成するブランクに関する。より詳細には、但し排他的ではなく、本発明は、頂部を把持するタイプであり、１つ、２つまたはそれを上回る物品の輸送のための運搬ハンドルを提供する物品キャリアに関する。

包装の分野では、複数の物品を運搬するための物品キャリアまたはカートンを提供することが知られている。カートンは、この分野でよく知られており、消費者が、消費のために一群の物品を輸送し、貯蔵し、入手することを可能にするのに有用である。コストおよび環境を考慮して、そのようなカートンまたはキャリアは、できるだけ少ない材料から形成され、それらが形成される材料の廃棄物をできるだけ少なくする必要がある。さらなる考慮事項は、カートンの強度、および重量の重い物品を保持し輸送するためのその適合性である。カートンの内容物は、カートン内で安全であることが望ましい。

本発明の目的は、２つ以上の物品、特に、大きな物品または重い物品の輸送を可能にする運搬ハンドルを有するキャリアを提供することである。

本発明は、典型的には板紙などから形成される、カートンの分野における改善を提供しようとするものである。

本発明の一態様は、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを備えるハンドル構造を提供する。ハンドル構造は、一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの一方と対面状態に配置された少なくとも１つの補強パネルを備える。パネルのうちの少なくとも外側のパネルは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備える。パネルのうちの内側のパネルは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する。

本発明の他の態様は、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、少なくとも１つの補強パネルを含む複数のパネルとを備えるハンドル構造を提供する。複数のパネルのうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成する。複数のパネルのうちの少なくとも第２のパネルは、外側パネルと対面状態にある内側パネルを形成する。複数のパネルのうちの少なくとも第２のパネルは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を備える。

任意選択で、複数のパネルは、非直線折り曲げ線の下にある少なくとも１つの第２の非直線縁を備えるベースパネルをさらに備える。

任意選択で、ハンドルフラップは、第２の非直線縁に係合する。

任意選択で、ハンドルフラップは、第２の非直線縁に係合する少なくとも１つの係合縁を備える。

任意選択で、少なくとも１つの係合縁は、ハンドルフラップの一部分と外側パネルとを分離する切断線によって画定される。

任意選択で、ベースパネルは、一対のヒンジ式連結ハンドルパネル同士の間のヒンジ式連結部の方に向けて内方に曲げられる。

任意選択で、ハンドルフラップは、展開状態でベースパネルの下に延在する。

任意選択で、少なくとも１つの補強パネルは、ベースパネルによって、一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの一方にヒンジ式に連結される。

本発明のさらに他の態様は、ヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを備えるハンドル構造を提供する。ハンドル構造は、少なくとも１つの補強パネルを備える。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルおよび少なくとも１つの補強パネルからの少なくとも１つのパネルは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成する。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルおよび少なくとも１つの補強パネルからの少なくとも第２のパネルは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する。

本発明のさらに他の態様は、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを含む複数のパネルを備えるハンドル構造を提供する。ハンドル構造は、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結補強パネルを備える。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルは外側パネルを形成し、そのうちの少なくとも１つが、非直線折り曲げ線に沿って少なくとも１つの前記外側パネルにヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備える。一対のヒンジ式連結補強パネルは、外側パネルのそれぞれのパネルと対面状態に配置された内側パネルを形成する。一対のヒンジ式連結補強パネルのうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を備える。

任意選択で、一対のヒンジ式連結ハンドルパネルは、ベースパネルによって、一対のヒンジ式連結補強パネルにヒンジ式に連結される。

本発明のさらなる一態様は、複数の物品を包装するための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、折り曲げ線を有する係合パネルと、折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスとを備える。係合デバイスは、環状の一連の係合歯を備える。一連の歯は、折り曲げ線に整列された、またはそれを中断する、対角線的または直径方向に対向する無歯領域を含む。

任意選択で、対向する無歯領域のそれぞれは、以下の特徴部、すなわち、切取り部、凹部、スロット、スリット、切断線および切断可能線のうちの１つによってもたらされる。

本発明のさらなる一態様は、複数の物品を包装するための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、折り曲げ線を有する係合パネルと、折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスとを備える。係合デバイスは、環状の一連の係合歯を備える。一連の歯は、折り曲げ線に整列された直径方向に対向する切断部を含む。

本発明のさらなる一態様は、物品キャリアを形成するブランクを提供する。ブランクは、折り曲げ線を有する係合パネルと、折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスとを備える。係合デバイスは、環状の一連の係合歯を備える。一連の歯は、折り曲げ線に整列された直径方向に対向する切断部を含む。

本発明の他の態様は、物品キャリアを形成するブランクを提供する。ブランクは、折り曲げ線を有する係合パネルと、折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスとを備える。係合デバイスは、環状の一連の係合歯を備える。一連の歯は、折り曲げ線に整列された、またはそれを中断する、対角線的または直径方向に対向する無歯領域を含む。

本発明のさらなる一態様は、ハンドル構造を形成するブランクを提供する。ブランクは、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを備える。ブランクは、一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの１つと対面状態に配置された少なくとも１つの補強パネルを備える。パネルのうちの少なくとも外側のパネルは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備える。パネルのうちの内側のパネルは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する。

本発明のさらに他の態様は、ハンドル構造を形成するブランクを提供する。ブランクは、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを備える。ブランクは、少なくとも１つの補強パネルを備える。複数のパネルのうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成する。複数のパネルのうちの少なくとも第２のパネルは、外側パネルと対面状態にあり非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する、内側パネルを形成する。

本発明のさらなる一態様は、ハンドル構造を形成するブランクを提供する。ブランクは、ヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、少なくとも１つの補強パネルとを備える。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルからの少なくとも１つのパネルおよび少なくとも１つの補強パネルは、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成する。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルからの少なくとも第２のパネルおよび少なくとも１つの補強パネルは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する。

本発明のさらなる一態様は、ハンドル構造を形成するブランクを提供する。ブランクは、間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルを含む複数のパネルを備える。ブランクは、間にあるヒンジ式連結部の周りに所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結補強パネルを備える。一対のヒンジ式連結ハンドルパネルは、外側パネルを形成し、そのうちの少なくとも１つが、少なくとも１つの前記外側パネルに非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備える。一対のヒンジ式連結補強パネルは、外側パネルのそれぞれのパネルと対面状態に配置された内側パネルを形成する。一対のヒンジ式連結補強パネルのうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を備える。

本発明のさらなる特徴および利点は、図面に例示されかつ以下に論じられる特定の実施形態から明らかにされよう。

本出願の範囲内において、特許請求の範囲において、および／または以下の記載および図面において、先行する段落内で記述された種々の態様、実施形態、例、特徴および代替形態は、独立して、またはその任意の組合せにおいて、考慮され得る、または採用され得ることが想定される、または意図されている。

一実施形態に関連して、またはそれに関係して記載された特徴または要素は、特徴の不適合性がなければ、すべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの１つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかに組み込まれる、または共に組み合わされてよく、前記一実施形態から抽出された前記特徴または要素は、前記他の実施形態の１つまたは複数の特徴または要素に加えて、またはそれに置き換えて含まれてもよい。

本明細書に開示される一実施形態の特徴、または特徴の組合せは、その実施形態の他の特徴から切り離して抽出されてもよい。あるいは、一実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態から省略されてもよい。

次に、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して述べる。

第１の実施形態によるキャリアを形成するブランクの上からの平面図である。 ブランク１０の構造を、平坦に潰された管状形状にする段階の図である。 ブランク１０の構造を、平坦に潰された管状形状にする段階の図である。 ブランク１０の構造を、平坦に潰された管状形状にする段階の図である。 図１のブランクから形成されたカートンの斜視図である。 図２のカートンの別の斜視図である。 図２のカートンの別の斜視図である。

ハンドル構造、パッケージ、ブランク、およびカートンの特定の実施形態の詳細な記載が、本明細書において開示されている。開示されている実施形態は、本発明の特定の態様が実施され得る手法の単なる例であり、本発明が具現化され得る手法のすべての包括的な列記を表しているのではないことを理解されよう。本明細書で使用されているとき、「例示」という用語は、図示、見本、モデル、またはパターンとして供する実施形態に言及するために広く使用されている。実際、本明細書に記載されているハンドル構造、パッケージ、ブランク、およびカートンは、様々な形態および代替の形態で具現化され得ることを理解されよう。図は必ずしも一定の縮尺ではなく、いくつかの特徴部は、具体的な構成要素の詳細を示すために誇張または最小限とされ得る。よく知られている構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にさせることを回避するために、必ずしも詳しく記載されていない。本明細書に開示されている任意の特定の構造および機能の詳細は、限定として解釈されるべきではなく、特許請求の範囲についての基礎として、および、本発明を様々に用いるために当業者に教示するための代表的な基礎としてのみに解釈されるだけである。

図１を参照すると、これに限定されないが、本明細書において以降、物品Ｂと称するボトルなどの一群の一次製品を搬送するための、図２から図４に示されるようなカートンまたはキャリア９０を形成することができるブランク１０の平面図が示されている。ブランク１０は、少なくとも１つの一次製品の容器またはパッケージを包装するための二次パッケージまたはハンドル構造を形成する。

本明細書において詳述する実施形態において、用語「カートン」および「キャリア」は、本発明の様々な特徴を例示する非限定的な目的で、一次製品の容器などの物品を係合および搬送するための容器９０を指す。本発明の教示は、テーパ状および／または円筒形であってもそうでなくてもよい、様々な製品容器に適用することができることが企図される。他の例示的な容器としては、ボトル（例えば、金属、ガラスまたはプラスチックボトル）、缶（例えば、アルミニウム缶）、ブリキ製の容器、ポーチ、小包などが挙げられる。

ブランク１０は、適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用されるとき、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、およびそれらの組合せなどのような、すべての様式の折り畳み可能なシート材料を含むということを理解すべきである。例えば、以下により詳細に記載するキャリア構造を得るために好適である場合、１つまたは他の個数のブランクを用いることができることを認識すべきである。

本明細書に記載のパッケージ構造またはカートン９０は、板紙、段ボール、プラスチック、およびそれらの組合せなどのようなシート材料から形成され得る。板紙は、例えば約１０ｐｔ．から上、約２８ｐｔ．までの重量の範囲（０．０２８７～０．７ｍｍ）の任意の従来の板紙から選択され得る。そのような板紙の一例は、WestRock（登録商標）Companyによって製造された、ＳＢＳボード（片側に中実の漂白硫酸塩板紙が塗布された、商標名PrintKote（登録商標））、または、ＣＮＫ（登録商標）ボード（Coated Natural Kraft（登録商標）、つまり被覆された天然クラフト紙、商標名CarrierKote（登録商標）およびCustomKote（商標））である。板紙の基材は、漂白されたボードまたは未漂白のボードであってよい。ボードは、少なくとも１つの側面が被覆されてもよく、または非被覆であってもよい。段ボールは、ほぼあらゆるフルート（flute）サイズのものから選択されてよい。任意選択で、段ボールは、これに限定されないが、「Ｅ－フルート」などのボード材料であってもよい。シート材料は、その強度を増加させる材料で作られる、または被覆され得る。そのようなシート材料の一例は、WestRock Companyによって作製された耐引き裂き性のNATRALOCK（登録商標）の板紙である。耐引き裂き性の材料は、パッケージの耐引き裂き性の向上の助けとなるように、１層を超える層によって提供され得ることに留意されたい。典型的には、シート材料の一方の表面は、他方の表面と異なる特質を有することができる。例えば、仕上げられたパッケージから外向きに面するシート材料の表面は、とりわけ滑らかであることが可能であり、また、良好な印刷性を提供するためのクレイコーティングまたは他の表面処理などのような、コーティングを有することができる。その一方で、内向きに面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理が施されてもよく、または、その他の方法で調製され、例えば、耐引き裂き性、良好な糊付け性、ヒートシール性、もしくは、他の所望の機能的な特性のうちの１つもしくは複数などのような特性を提供してもよい。

図示の実施形態では、ブランク１０は、例示的な配置の例示的な物品を包装するためのカートンまたはキャリア９０を形成するように構成される。図示の実施形態では、配置は、ｍ×ｎの行列またはアレイであり、１行（ｍ＝１）２列（ｎ＝２）を有し、図示の実施形態では、２つの物品の１つの行が提供され、物品はボトルである。ボトルは、これらに限定されないが、ガラス、アルミニウムまたはＰＥＴ（ポリエステルポリエチレンテレフタレート）などの適当な材料から形成され得る。あるいは、ブランク１０は、他のタイプ、数、およびサイズの物品を包装するための、ならびに／または、異なる配置もしくは構成、例えばこれらに限定されないが、完全に囲まれたカートンもしくはラップアラウンド式（ｗｒａｐ－ａｒｏｕｎｄ）キャリアで物品を包装するための、キャリアを形成するように構成され得る。物品は、カップ、ポーチ、ポットまたは缶であることがある。

図１を参照すると、図面には、第１の実施形態によるカートン９０（図２から図４参照）を形成するブランク１０が示されている。ブランク１０は、折り曲げ線１３、１５、１７、１９、２１によってそれぞれ次々にヒンジ式に連結された線形列に配置された複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２を備える。

複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２は、管状構造を形成する。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２は、第１の外側上パネル１２を備える。第２の外側上パネル１４は、折り曲げ線１３の形態のヒンジ式連結部によって第１の外側上パネル１２にヒンジ式に連結されている。第１のベースパネル１６は、折り曲げ線１５の形態のヒンジ式連結部により第２の外側上パネル１４にヒンジ式に連結されている。第２のベースパネル１８は、折り曲げ線１７の形態のヒンジ式連結部により第１のベースパネル１６にヒンジ式に連結されている。第１の内側上パネル２０は、折り曲げ線１９の形態のヒンジ式連結部により第２のベースパネル１８にヒンジ式に連結されている。第２の内側上パネル２２は、折り曲げ線２１の形態のヒンジ式連結部によって、第１の内側上パネル２０にヒンジ式に連結されている。

第１のベースパネル１６は第２のベースパネル１８と相まって、キャリア９０のベース壁１６／１８（本明細書では係合パネル１６／１８とも称される）を形成する。

いくつかの実施形態では、第１の外側上パネル１２および第２の内側上パネル２２のうちの一方が省略されることもある。物品キャリア９０の上壁の一部分は、単層構造になる。

第１の外側上パネル１２が省略される実施形態では、第１の内側上パネル２０は、外側または外部に向くパネルになる。そのような実施形態では、第１の内側上パネル２０は、ハンドルフラップを備えることがある。

第２の内側上パネル２２が省略される実施形態では、第２の外側上パネル１４は、内側または内部に向くパネルになる。

ベース壁１６／１８は、少なくとも１つの物品保持構造ＲＴを備える。ベース壁１６／１８は、複数の物品保持構造ＲＴ、具体的には１×２の行列またはアレイに配置された２つの物品保持構造ＲＴを備える。各物品保持構造ＲＴは、開口またはアパーチャＡ２を備える。

図１の実施形態の物品保持構造ＲＴは、物品受容機能の一部を形成するように開口Ａ２周りに環状、またはそうではなくて一続きの輪（endless series）に配置される複数の歯またはタブ４０の形態を取る。開口Ａ２は、任意選択で、円形アパーチャであってよいが、例えばこれらに限定されないが、多角形または長円の開口である異なる形状を取ることもできる。他の実施形態では、物品保持構造ＲＴは、例えばこれらに限定されないが、物品の上のカバーを形成しフランジ、出縁（chime）または他の突出部の下において物品の両側に係合するための一対の対向する係合縁をもたらす変位可能領域を画定する一対の間隔を置いて配置された対向切断部である、異なる形態を取ることもできる。

複数の歯４０は、主パネル１２によってもたらされる。各歯４０は、ヒンジ式連結部によって、第１および第２のベースパネル１６、１８のうちの１つとヒンジ式に連結される。ヒンジ式連結部は、複数の切断線４１によって画定され得る。複数の切断線４１は、アパーチャが円形の場合、アパーチャＡ１の周りに環状の一連の切断部として配置され得る。切断線４１は、設計に応じて多角形または長円形などの非円形構造を画定してもよい。

複数の切断線４１は、円形の一部分を画定または模倣し得る。

複数の歯４０のそれぞれは、ヒンジ式縁と対向する係合縁を備える。係合縁は、アパーチャＡ２を画定する切断線の一部分によって画定される。各係合縁は、円形または多角形の一部を画定することができる。各歯４０は、一対の側縁を備え、側縁は、アパーチャＡ２から径方向外方に延在する切断部４３によって画定される。図示の実施形態は、１６個の歯４０を含み、隣接する対の切断部４３は、互いに対して発散的に配置され、その間に、所定の角度を画定し、その角度は約２２．５°であり得る。

第１の対の歯４０は、第１の切断線４３Ａによって互いに分離され、第２の対の歯４０は、第２の切断線４３Ｂによって互いに分離される。第１および第２の切断線４３Ａ、４３Ｂは、互いに対して、および第１のベースパネル１６を第２のベースパネル１８にヒンジ式に連結する折り曲げ線１７に対して、共線的になるように配置される。

代替実施形態では、第１および第２の切断線４３Ａ、４３Ｂは、それらの間に無歯領域またはセパレータをもたらすように、第１の対の歯４０の歯４０もしくは第２の対の歯４０の歯４０を互いに分離するノッチ、スロット、凹部、または他の切取り特徴部と置き換えられてもよい。

第１の内側上パネル２０は、第２の内側上パネル２２と相まって、内側上壁２０／２２を形成する。

少なくとも１つの第１の物品受容アパーチャＡ５は、一部が第１の内側上パネル２０から、および一部が第２の内側上パネル２２から打ち抜かれる（struck）。第１の内側上パネル２０を第２の内側上パネル２２にヒンジ式に連結する折り曲げ線２１は、少なくとも１つの第１の物品受容アパーチャＡ５を二分し、少なくとも１つの第１の物品受容アパーチャＡ５によって中断される。図示の実施形態は、２つの第１の物品受容アパーチャＡ５を含み、それぞれが一対の対向する係合縁Ｅ８をもたらす。図示の実施形態では、第１の物品受容アパーチャＡ５の形状は六角形であるが、他の実施形態では他の形状を用いてもよい。対の対向係合縁Ｅ８は、第１の距離Ｗ１に互いに間隔を置いて配置されている。

第１の外側上パネル１２は、第２の外側上パネル１４と相まって外側上壁１２／１４を形成する。

少なくとも１つの第２の物品受容アパーチャＡ１は、一部が第１の外側上パネル１２から、および一部が第２の外側上パネル１４から打ち抜かれる。第１の外側上パネル１２を第２の外側上パネル１４にヒンジ式に連結する折り曲げ線１３は、少なくとも１つの第２の物品受容アパーチャＡ１を二分し、少なくとも１つの第２の物品受容アパーチャＡ１によって中断される。図示の実施形態は、２つの第２の物品受容アパーチャＡ１を備え、それぞれが一対の対向する係合縁Ｅ７をもたらす。図示の実施形態では、第２の物品受容アパーチャＡ１の形状は六角形であるが、他の実施形態では他の形状を用いてもよい。対の対向する係合縁Ｅ７は、第２の距離Ｗ２に互いに間隔を置いて配置されている。第２の距離Ｗ２は、第１の距離Ｗ１以上であってよい。図示の実施形態では、第２の距離Ｗ２は、第１の距離Ｗ１よりも大きい（Ｗ２＞Ｗ１）。

第１の外側上パネル１２は、少なくとも一部が第１のハンドルフラップ６０Ａによって画定される第１のハンドル切取り部を備える。第１のハンドルフラップ６０Ａは、折り曲げ線６１Ａの形態のヒンジ式連結部により第１の外側上パネル１２にヒンジ式に連結されている。ヒンジ式連結部は、非直線であってよく、図示の実施形態では、ヒンジ式連結部は、弧状または曲線状である。第１のハンドルフラップ６０Ａの両端は、実質的に、ヒンジ式連結部と第１の外側上パネル１２の折り曲げ線６１Ａに対向する自由縁との間に延在する非直線または弧状の切断線６３Ａによって少なくとも一部が画定される。任意選択で、ハンドルフラップ６０Ａは、脆弱性連結部Ｎによって第１の外側上パネル１２に結合されてもよい。脆弱性連結部は、ハンドルフラップ６０Ａと第１の外側上パネル１２との間の連結溝（ｎｉｃｋ）またはブリッジ部の形態を取ることができる。脆弱性連結部Ｎは、第１の外側上パネル１２の自由縁と切断線６３Ａのうちの１つとの間に配置され得る。

第２の外側上パネル１４は、少なくとも一部が第２のハンドルフラップ６０Ｂによって画定される第２のハンドル切取り部を備える。第２のハンドルフラップ６０Ｂは、折り曲げ線６１Ｂの形態のヒンジ式連結部により第２の外側上パネル１４にヒンジ式に連結されている。ヒンジ式連結部は、非直線であってよく、図示の実施形態では、ヒンジ式連結部は、弧状または曲線状である。第２のハンドルフラップ６０Ｂの両端は、一対の非直線または弧状の切断線６３Ｂのうちの１つによって少なくとも一部が画定される。切断線６３Ｂは、折り曲げ線６１Ｂに近接する内端を有し、実質的に、湾曲したヒンジ式連結部から第２の外側上パネル１４の側縁に配置された外端まで延在し、前記側縁は、少なくとも部分的に、第２の外側上パネル１４と第１のベースパネル１６との間の折り曲げ線１５によって画定される。

第１のベースパネル１６は、第１のハンドルアパーチャＡ３によって少なくとも一部が画定される第３のハンドル切取り部を備える。第１のハンドルアパーチャＡ３は、非直線または湾曲した縁Ｅ１を備え、湾曲した縁Ｅ１は、対の切断線６３Ｂのうちの一方の外端と、対の切断線６３Ｂのうちの他方の外端との間に延在する非直線または湾曲した切断線から形成される。

第２のハンドルフラップ６０Ｂは、対の切断線６３Ｂのうちの一方の外端と、対の切断線６３Ｂのうちの他方の外端との間に延在する直線切断線によって一部が画定され得る。直線切断線は、折り曲げ線１５と共線的であってよい。

第２のベースパネル１８は、第２のハンドルアパーチャＡ４によって少なくとも一部が画定される第４のハンドル切取り部を備える。第２のハンドルアパーチャＡ４は、一部が第２のベースパネル１８から、および一部が第１の内側上パネル２０から打ち抜かれる。

第２のハンドルアパーチャＡ４は、第１の内側上パネル２０内に第５のハンドル切取り部を画定する。

第２のハンドルアパーチャＡ４は、第２のベースパネル１８内に第２の非直線または湾曲した縁Ｅ２を画定する。第２のハンドルアパーチャＡ４は、第１の内側上パネル２０内に第３の非直線または湾曲した縁Ｅ３を画定する。

第２の内側上パネル２２は、ヒンジ式連結部に対向する第２の内側上パネル２２の自由縁から第１の内側上パネル２０の方に向けて打ち抜かれた凹部Ｒによって少なくとも一部が画定される第６のハンドル切取り部を備える。凹部Ｒは、第２の内側上パネル２２内に第４の非直線または湾曲した縁Ｅ４を画定する。

第３の非直線または湾曲した縁Ｅ３および第４の非直線または湾曲した縁Ｅ４は、内側上パネル２０／２２内にくびれを画定する。このブランク形態において、第３の非直線または湾曲した縁Ｅ３は、第４の非直線または湾曲した縁Ｅ４から第１の最小寸法Ｄ１だけ間隔を置いて配置されている。

折り曲げ線６１Ａおよび折り曲げ線６１Ｂは、外側上パネル１２／１４内にくびれを画定する。このブランク形態において、折り曲げ線６１Ａは、折り曲げ線６１Ｂから第２の最小寸法Ｄ２だけ間隔を置いて配置されている。

図示の実施形態では、第２の最小寸法Ｄ２は、第１の最小寸法Ｄ１よりも大きい（Ｄ２＞Ｄ１）。

第３の非直線または湾曲した縁Ｅ３と第４の非直線または湾曲した縁Ｅ４との間の第１の最小寸法Ｄ１は、少なくとも１つの第１の物品受容アパーチャＡ５の対向する係合縁Ｅ８同士の間の第２の距離Ｗ１未満である（Ｄ１＜Ｗ１）。

折り曲げ線６１Ａと折り曲げ線６１Ｂとの間の第２の最小寸法Ｄ２は、少なくとも１つの第２の物品受容アパーチャＡ１の対向する係合縁Ｅ７同士の間の第２の距離Ｗ２よりも大きい（Ｄ２＞Ｗ２）。

第１の非直線または湾曲した縁Ｅ１および第２の非直線または湾曲した縁Ｅ２は、ベースパネル１６／１８内にくびれを画定する。このブランク形態において、第１の非直線または湾曲した縁Ｅ１は、第２の非直線または湾曲した縁Ｅ２から第３の最小寸法Ｄ３だけ間隔を置いて配置されている。図示の実施形態では、第１の最小寸法Ｄ１は、第３の最小寸法Ｄ３よりも大きい（Ｄ１＞Ｄ３）。

ブランク１０は、図４および図５に示されるようなパッケージ９０を形成するように折り畳み可能である。

図１Ｂから図１Ｄに示されるようなカートン９０の構造に移ると、カートン９０は、一連の順次的な折り畳み動作によって形成することができる。折り畳みプロセスは、以下に述べるものに限定されず、特定の製造要件に従って変更することができる。

第２の内側上パネル２２は、折り曲げ線２１周りに第１の内側上パネル２０に対して折り重ねられ、それによって図１Ｂに示されるように、第１の内側上パネル２０と面接触状態になる。

グルーまたは他の接着剤の処理が第２の外側上パネル１４に施される。あるいは、グルーまたは他の接着剤の処理が第２の内側上パネル２２に施されてもよい。

第１の内側上パネル２０、第２の内側上パネル２２および第２のベースパネル１８は、折り曲げ線１７周りに第１のベースパネル１６に対して折り重ねられ、それによって図１Ｃに示されるように、第１のベースパネル１６が第２のベースパネル１８に対して面接触状態になり、第２の外側上パネル１４が第２の内側上パネル２２と面接触状態になる。第２の外側上パネル１４は、第２の内側上パネル２２に固定される。

グルーまたは他の接着剤処理は、図１Ｃに示されるように、第１の内側上パネル２０に施される。あるいは、グルーまたは他の接着剤処理は、第１の外側上パネル１２に施されてもよい。

第１の外側上パネル１２は、図１Ｄに示されるように、折り曲げ線１３で、第２の外側上パネル１４に対して折り重ねられる。第１の外側上パネル１２は、第２の外側上パネル１４に面接触状態にされる。第１の外側上パネル１２は、第２の外側上パネル１４に固定される。

このようにして、平坦に潰された管状構造１０Ｂが形成される。

したがって、平坦に潰されたキャリア１０Ｂは、図１Ｄに示されるように形成され、平坦に潰されたキャリア１０Ｂは、組み立てて一次製品容器を積み込むプラントへと平坦状態で容易に出荷または配送することができる。

平坦に潰されたキャリア１０Ｂは、ベース壁１６／１８を広げて第１および第２のベースパネル１６、１８を互いに実質的に同一平面状態にさせることによって管状構造へと広げることができる。

キャリア９０を組み立てた後、キャリア９０に、図２、図３および図４に示される実施形態では１×２アレイに配置された２つの物品Ｂである、一群の物品Ｂを積み込むことができる。

一群の物品Ｂは、ベース壁１６／１８を介して積み込まれ得る。物品Ｂの上部である上部は、キャップまたはエンドクロージャＣおよび任意選択でネックフランジＦを含むことができ、キャリア９０に挿入される。各物品保持構造ＲＴは、それぞれの物品Ｂの一部分を受容する。歯４０は、管状構造の内方へと変位される。歯４０は、任意選択で、フランジＦ（図４参照）、突起、アンダーカットまたは物品ＢもしくはそのエンドクロージャＣの他の適当な特徴部の下で物品Ｂに係合してもよい。

物品Ｂの上部は、第１および第２の物品受容アパーチャＡ５、Ａ１によってもたらされる内側および外側上壁２０／２２、１２／１４内の開口に受容される。各第２の物品受容アパーチャＡ１は、第１の物品受容アパーチャＡ５のうちのそれぞれのものと垂直方向に整列して配置される。

第２の物品受容アパーチャＡ１の対向縁Ｅ７および第１の物品受容アパーチャＡ５の対向縁Ｅ８は、フランジＦ（図４参照）、突起、アンダーカット、または物品ＢもしくはそのエンドクロージャＣの他の適当な特徴部の下で物品に係合する。図示の実施形態では、対向縁Ｅ７、Ｅ７およびＥ８、Ｅ８は、一次ボトル係合縁であり、したがって、内側および外側の上壁２０／２２、１２／１４は、主に、ボトルの荷重を支承する。

図示の実施形態では、管状構造は、図４に最も良く示される、物品ＢまたはそのエンドクロージャＣの最上端より上には延在しない。換言すると、第１の外側上パネル１２と第２の外側上パネル１４との間のヒンジ式連結部である折り曲げ線１３は、物品ＢまたはそのエンドクロージャＣの最上端よりも下の高さに配置される稜（ｒｉｄｇｅ）またはピークを画定する。

第２の内側上パネル２２および第１の外側上パネル１４と第１のベースパネル１６とは、それらの間に、所定の角度を画定し、その角度は鋭角である。

第１の内側上パネル２０および第２の外側上パネル１２と第２のベースパネル１８とは、それらの間に、所定の角度を画定し、その角度は鋭角である。

ユーザは、キャリア９０を把持して物品Ｂを運搬することができる。その際、第１のハンドルフラップ６０Ａおよび第２のハンドルフラップ６０Ｂは、それらがヒンジ式に連結された第１および第２の外側上パネル１２、１４のそれぞれのパネルから外に折り返され得る。

第１のハンドルフラップ６０Ａは、第２のハンドルアパーチャＡ４によってもたらされる管状構造の凹部内に受容され、組み立てられた状態では、第２のハンドルアパーチャＡ４は、第２のベースパネル１８内に凹部を、および第１の内側上パネル２０内に凹部を画定または提供する。

第２のハンドルフラップ６０Ｂは、第１のハンドルアパーチャＡ３および凹部Ｒによってもたらされる管状構造の凹部内に受容され、組み立てられた状態では、第１のハンドルアパーチャＡ３は、第１のベースパネル１６内に凹部を画定または提供し、および、凹部Ｒは、第２の内側上パネル２２内に凹部を提供する。

切断線６３Ａによって画定される第１のハンドルフラップ６０Ａの縁は、第２および第３の非直線または湾曲した縁Ｅ２、Ｅ３の部分に係合することができる。

切断線６３Ｂによって画定される第２のハンドルフラップ６０Ｂの縁は、第１および第４の非直線または湾曲した縁Ｅ１、Ｅ４の部分に係合することができる。

物品保持構造ＲＴ同士の間に配置され第１のハンドルアパーチャＡ３と第２のハンドルアパーチャＡ４との間において少なくともその一部が画定される、ベース壁１６／１８の領域は、上方に変形または変位され得る。ベース壁１６／１８のその領域は、下から見るとベース壁１６／１８が凹状に見えるように、その中心または中間で上方に曲げられ得る。

第１および第２のハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂの内面は、第１および第２の非直線または湾曲した縁Ｅ１、Ｅ２のそれぞれのものに対して接触状態にされ得る。

使用の際、第１および第２のハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂの内面は、十分に折り返され、それによってベース壁１６／１８と実質的に対面関係にされ得る。

組み立てられた状態では、第３の非直線または湾曲した縁Ｅ３は、第２の非直線または湾曲した縁Ｅ２に対して垂直に位置合わせ（ｖｅｒｔｉｃａｌ ｒｅｇｉｓｔｒｙ）された状態にあり得る。

組み立てられた状態では、第４の非直線または湾曲した縁Ｅ４は、第１の非直線または湾曲した縁Ｅ１に対して垂直に位置合わせされた状態にあり得る。

湾曲したもしくは非直線の折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂならびに／または第１および第２の非直線もしくは湾曲した縁Ｅ１、Ｅ２は、ベース壁１６／１８の変形を促進することができ、ベース壁１６／１８は、第１のベースパネル１６を第２のベースパネル１８にヒンジ式に連結する折り曲げ線１７に対して略横断方向に変形または屈曲することができる。

本開示は、管状構造の壁を形成し物品キャリア９０の内部を画定する複数の一次パネル１２、１４、１６、１８、２０、２２を備える、物品キャリア９０を提供する。壁は、ベース壁１６／１８および上壁１２／１４、２０／２２を含む。上壁１２／１４、２０／２２は、外側上壁１２／１４および内側上壁２０／２２を含むことができる。ベース壁１６／１８および上壁１２／１４、２０／２２のうちの少なくとも１つは、頂部把持物品キャリア９０を提供するように物品に係合するための物品保持構造を備えることができる。上壁１２／１４、２０／２２の少なくとも一部分は、２枚重ね構造であり得る。

内側上壁２０／２２は、内側稜線２１をもたらすヒンジ式連結部によって互いにヒンジ式に連結された第１の内側上パネル２０および第２の内側上パネル２２を備えることができる。

外側上壁１２／１４は、外側稜線１３をもたらすヒンジ式連結部によって互いにヒンジ式に連結された第１の外側上パネル１２および第２の外側上パネル１４を備えることができる。

内側稜線２１は、外側稜線１３に対して接触状態で、または少なくともそれに密に近接して配置される。

本開示は、ヒンジ式連結線１３；２１周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２と、少なくとも１つの補強パネル１４；２０とを備える、ハンドル構造、およびハンドル構造を形成するブランク１０を提供する。パネル１４、２２；１２、２２のうちの少なくとも外側のパネルは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂに沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂを有する。パネル１４、２２；１２、２２のうちの他のものは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂの下に非直線縁Ｅ３；Ｅ４を有する。

本開示は、間にあるヒンジ式連結部１３；２１周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２および少なくとも１つの補強パネル１４；２０を含む、複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２を備える、ハンドル構造、およびハンドル構造を形成するブランク１０を提供する。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２のうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂに沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂを有する外側パネルを形成する。複数のパネル１２、１４、１６、１８、２０、２２のうちの少なくとも第２のパネルは、外側パネルと対面状態にあり非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂの下にある非直線縁Ｅ３；Ｅ４を有する内側パネルを形成する。

本開示は、ヒンジ式連結線１３；２１周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２と、少なくとも１つの補強パネル１４；２０とを備える、ハンドル構造、およびハンドル構造を形成するブランク１０を提供する。一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２および少なくとも１つの補強パネル１４；２０のうちの少なくとも１つは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂに沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップ６０Ａ、６０Ｂを有する外側パネルを形成する。一対のヒンジ式連結ハンドルパネル１２、１４；２０、２２および少なくとも補強パネル１４；２０のうちの少なくとも１つの第２のパネルは、非直線折り曲げ線６１Ａ、６１Ｂの下に非直線縁Ｅ３；Ｅ４を有する。

本開示はさらに、折り曲げ線１７および折り曲げ線１７を中断する少なくとも１つの係合デバイスＲＴを有する係合パネル１６／１８を備える、物品キャリア９０、および物品キャリア９０を形成するブランク１０を提供する。係合デバイスＲＴは、環状の一連の係合歯４０を有する。一連の歯４０は、折り曲げ線１７に整列された、対角線的または直径方向に対向する無歯領域（切断部４３Ａ、４３Ｂなど）を含む。

様々な変更が本発明の範囲内で行うことができることは理解され得る。例えば、パネルおよびアパーチャのサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品を収容するように調節され得る。

本明細書で使用されるとき、「上部」、「底部」、「ベース」、「フロント」、「バック」、「端部」、「側部」、「内側」、「外側」、「上側」、および「下側」などのような方向的な参照は、必ずしも、それぞれのパネルをそのような配向に限定するわけではなく、単に、これらのパネルを互いに区別する役割を果たすことができるだけであることを認識されよう。

本明細書で使用されるとき、「ヒンジ式連結部」および「折り曲げ線」という用語は、ブランクの一部分を互いに対して折り曲げやすくさせるブランクのヒンジ特徴部を画定するすべての様式の線を指し、または、そうでなければ、ブランクのための最適なパネル折り曲げ場所を示す。「ヒンジ式連結部」への言及は、必ずしも、単一の折り曲げ線のみを指すものとして解釈されるべきではない。実際、ヒンジ式連結部は、２つ以上の折り曲げ線から形成され得、そこでは、２つ以上の折り曲げ線のそれぞれは、形状が真っ直ぐになっている／線形になっているか湾曲している／曲線になっているかのどちらかであり得る。線形の折り曲げ線がヒンジ式連結部を形成しているときには、それらは、互いに平行に配置され得、または、互いに対してわずかに角度を付けることができる。曲線の折り曲げ線がヒンジ式連結部を形成しているときには、それらは、互いに交差し、曲線の折り曲げ線によって取り囲まれている領域内に成形されたパネルを画定することができる。そのようなヒンジ式連結部の典型的な例は、一対のアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線を含むことができ、それらは、２つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に楕円形のパネルを画定するようになっている。ヒンジ式連結部は、１つまたは複数の線形の折り曲げ線および１つまたは複数の曲線の折り曲げ線から形成されることもある。そのようなヒンジ式連結部の典型的な例は、線形の折り曲げ線およびアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線の組合せを含むことができ、それらは、２つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に半月形状のパネルを画定するようになっている。

本明細書で使用されるとき、「折り曲げ線」という用語は、以下にある、切り込み付きの線、エンボス加工された線、デボス加工された線、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、中断された切断線、位置合わせされたスリットの線、切り込み線、および、上述のオプションの任意の組合せ、のうちの１つを指すことができる。

ヒンジ式連結部および折り曲げ線は、ミシン目、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、切断線、中断された切断線、スリット、切り込みおよびそれらの任意の組合せなどを含むブランクの基材の中に形成されている要素をそれぞれ含むことができることを理解されたい。要素は、所望の機能性を提供するように寸法決めおよび配置され得る。例えば、ミシン目の線は、折り曲げ線または切断可能線またはその両方を画定するために、ある程度の弱さを伴って寸法決めまたは設計され得る。ミシン目の線は、折り曲げを促進させるようにおよび破壊に抵抗するように、折り曲げを促進させるようにおよびより大きな労力を伴って破壊を促進させるように、または、労力をほとんど伴わずに破壊を促進させるように設計され得る。

本明細書で使用されているような「と位置合わせされている」という句は、組み立てられたカートン内の２つ以上の要素、例えば、２つの重なり合うパネルのうちの第１のものに形成されたアパーチャ、および、２つの重なり合うパネルのうちの第２のものに形成された第２のアパーチャなど、の整合を指す。互いに位置合わせされているそれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに整合され得る。例えば、第１のパネルのアパーチャが、第１のパネルと重なり合う配置で設置されている第２のパネルの第２のアパーチャ「と位置合わせされている」ときには、アパーチャの縁は、第２のアパーチャの縁の少なくとも一部分に沿って延在することが可能であり、第１および第２のパネルの厚さの方向に、第２のアパーチャと整合され得る。

１０ ブランク
１０Ｂ 平坦に潰されたキャリア
１２ 第１の外側上パネル、主パネル
１３ 折り曲げ線、外側稜線
１４ 第２の外側上パネル
１５ 折り曲げ線
１６ 第１のベースパネル、ベース壁
１７ 折り曲げ線
１８ 第２のベースパネル、ベース壁
１９ 折り曲げ線
２０ 第１の内側上パネル
２１ 折り曲げ線、内側稜線
２２ 第２の内側上パネル
４０ 歯、タブ
４１ 切断線
４３ 切断部
４３Ａ 第１の切断線
４３Ｂ 第２の切断線
６０Ａ 第１のハンドルフラップ
６０Ｂ 第２のハンドルフラップ
６１Ａ、６１Ｂ 折り曲げ線
６３Ａ、６３Ｂ 切断線
９０ カートン、キャリア、パッケージ
Ａ１ 第２の物品受容アパーチャ
Ａ２ 開口、アパーチャ
Ａ３ 第１のハンドルアパーチャ
Ａ４ 第２のハンドルアパーチャ
Ａ５ 第１の物品受容アパーチャ
Ｂ 物品
Ｃ キャップ、エンドクロージャ
Ｄ１ 第１の最小寸法
Ｄ２ 第２の最小寸法
Ｄ３ 第３の最小寸法
Ｅ１ 縁
Ｅ２ 縁
Ｅ３ 縁
Ｅ４ 縁
Ｅ７ 縁
Ｅ８ 縁
Ｆ ネックフランジ
Ｎ 連結部
Ｒ 凹部
ＲＴ 物品保持構造
Ｗ１ 第１の距離
Ｗ２ 第２の距離

Claims (21)

1. ハンドル構造であって、
   一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
   前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの一方と対面状態に配置された少なくとも１つの補強パネルと、を備え、
   前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも外側のパネルが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備え、
   前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの内側のパネルが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する、ハンドル構造。
2. 複数のパネルを備えるハンドル構造であって、
   前記複数のパネルが、
   一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
   少なくとも１つの補強パネルと
   を含み、
   前記複数のパネルのうちの少なくとも１つが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成し、
   前記複数のパネルのうちの少なくとも第２のパネルが、前記外側パネルと対面状態にありかつ前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する内側パネルを形成する、ハンドル構造。
3. 前記複数のパネルが、前記非直線折り曲げ線の下にある少なくとも１つの第２の非直線縁を備えるベースパネルをさらに備える、請求項２に記載のハンドル構造。
4. 前記ハンドルフラップが、前記第２の非直線縁に係合する、請求項３に記載のハンドル構造。
5. 前記ハンドルフラップが、前記第２の非直線縁に係合する少なくとも１つの係合縁を備える、請求項４に記載のハンドル構造。
6. 少なくとも１つの前記係合縁が、前記ハンドルフラップの一部分と前記外側パネルとを分離する切断線によって画定される、請求項５に記載のハンドル構造。
7. 前記ベースパネルが、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間のヒンジ式連結部の方に向けて内方に曲げられる、請求項３に記載のハンドル構造。
8. 前記ハンドルフラップが、展開状態で前記ベースパネルの下に延在する、請求項３に記載のハンドル構造。
9. 少なくとも１つの前記補強パネルが、ベースパネルによって、一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの一方にヒンジ式に連結される、請求項２に記載のハンドル構造。
10. ハンドル構造であって、
    ヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    少なくとも１つの補強パネルと、を備え、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも１つおよび少なくとも１つの前記補強パネルが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成し、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも第２のパネルおよび少なくとも１つの前記補強パネルが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する、ハンドル構造。
11. 複数のパネルを備えるハンドル構造であって、
    前記複数のパネルが、
    一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    一対のヒンジ式連結補強パネルであって、前記一対のヒンジ式連結補強パネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結補強パネルと
    を含み、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルが、外側パネルを形成し、前記外側パネルのうちの少なくとも１つが、非直線折り曲げ線に沿って前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも１つの前記ヒンジ式連結ハンドルパネルに対してヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備え、
    前記一対のヒンジ式連結補強パネルが、前記外側パネルのそれぞれのパネルと対面状態の内側パネルを形成し、前記一対のヒンジ式連結補強パネルのうちの少なくとも１つが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を備える、ハンドル構造。
12. 前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルが、ベースパネルによって、前記一対のヒンジ式連結補強パネルにヒンジ式に連結される、請求項１１に記載のハンドル構造。
13. 複数の物品を包装するための物品キャリアであって、
    折り曲げ線を有する係合パネルと、
    前記折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスと、
    を備え、
    前記物品係合デバイスが、環状の一連の係合歯を有し、前記一連の係合歯が、前記折り曲げ線と整列された、対角線的に対向する無歯領域を含む、物品キャリア。
14. 前記対向する無歯領域の各々が、以下の特徴部、すなわち、切取り部、凹部、スロット、スリット、切断線および切断可能線のうちの１つによってもたらされる、請求項１３に記載の物品キャリア。
15. 複数の物品を包装するための物品キャリアであって、
    折り曲げ線を有する係合パネルと、
    前記折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスと、
    を備え、
    前記物品係合デバイスが、環状の一連の係合歯を有し、前記一連の係合歯が、前記折り曲げ線に整列された、直径方向に対向する切断部を含む、物品キャリア。
16. 物品キャリアを形成するブランクであって、
    折り曲げ線を有する係合パネルと、
    前記折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスと、
    を備え、
    前記物品係合デバイスが、環状の一連の係合歯を有し、前記一連の係合歯が、前記折り曲げ線に整列された、直径方向に対向する切断部を含む、ブランク。
17. 物品キャリアを形成するブランクであって、
    折り曲げ線を有する係合パネルと、
    前記折り曲げ線を中断する少なくとも１つの物品係合デバイスと、を備え、
    前記物品係合デバイスが、環状の一連の係合歯を有し、前記一連の係合歯が、前記折り曲げ線に整列された、対角線的に対向する無歯領域を含む、ブランク。
18. ハンドル構造を形成するブランクであって、
    一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの１つと対面状態に配置された少なくとも１つの補強パネルと、
    を備え、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも外側のパネルが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備え、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの内側のパネルが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する、ブランク。
19. ハンドル構造を形成するブランクであって、
    一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    少なくとも１つの補強パネルと
    を備え、
    前記複数のパネルのうちの少なくとも１つが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成し、前記複数のパネルのうちの少なくとも第２のパネルが、前記外側パネルと対面状態にあり、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する内側パネルを形成する、ブランク。
20. ハンドル構造を形成するブランクであって、
    ヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    少なくとも１つの補強パネルと、
    を備え、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも１つおよび少なくとも１つの前記補強パネルが、非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを有する外側パネルを形成し、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも第２のパネルおよび少なくとも１つの前記補強パネルが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を有する、ブランク。
21. ハンドル構造を形成するブランクであって、前記ブランクが、複数のパネルを備え、前記複数のパネルが、
    一対のヒンジ式連結ハンドルパネルであって、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度で配置された一対のヒンジ式連結ハンドルパネルと、
    一対のヒンジ式連結補強パネルであって、前記一対のヒンジ式連結補強パネルの間にあるヒンジ式連結部の周りに、所定の角度に配置された一対のヒンジ式連結補強パネルと
    を含み、
    前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルが、外側パネルを形成し、前記外側パネルのうちの少なくとも１つが、前記一対のヒンジ式連結ハンドルパネルのうちの少なくとも１つの前記ヒンジ式連結ハンドルパネルに非直線折り曲げ線に沿ってヒンジ式に連結されたハンドルフラップを備え、前記一対のヒンジ式連結補強パネルが、前記外側パネルのそれぞれのパネルと対面状態にある内側パネルを形成し、前記一対のヒンジ式連結補強パネルのうちの少なくとも１つが、前記非直線折り曲げ線の下にある非直線縁を備える、ブランク。

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