JP2024519018A - 鼻用フィルタ - Google Patents

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Abstract

鼻用フィルタは、空気中の浮遊粒子状物質、懸濁液滴及び有害ガスを濾過除去するために用いられ、更に防水に用いられる。鼻用フィルタ(1)は、鼻道内に配置され、1つの接続ビーム(2)及び2つの濾過機構を含み、接続ビーム(2)の両端がそれぞれ、両側鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続され、接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)の下端を半包囲し、鼻中隔(91)の下方に位置する中間部(21)と、鼻中隔(91)の両側に対称的に配置される2つの接続アーム(22)とを含む。中間部(21)は、2つの接続アーム(22)の間に位置する。2つの接続アーム(22)は、2つの鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に接続される。濾過機構は、1つの外枠(3)と、1つのフィルタシート(4)と、1つのホルダ(5)とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、医療機器技術分野に属し、具体的には、鼻用フィルタに関し、特に鼻道に配置される鼻用フィルタに関する。
人々はよくマスクを使って空気中の花粉、ほこり、皮屑、胞子、飛沫、タールなどの浮遊粒子と懸濁液滴、及びベンゼン、ホルムアルデヒドなどの有害気体を濾過して、アレルギー性鼻炎、アレルギー性喘息、流行性風邪などの疾病を予防及び治療して、そして大気汚染の侵害を避ける。しかし、マスクの着用は美観に欠け、日常のコミュニケーションに影響し、縁が漏れやすく、装着者の下方視界にも影響し、寒冷な天気ではマスクが眼鏡を曇らせ、更に装着者の視線を遮る。吸入可能な粒子状物質と液滴は主に鼻道を通して人体に入るため、鼻道内に鼻用フィルタを配置して大部分が吸入できる浮遊粒子と液滴を濾過することができ、鼻用フィルタは鼻道内に隠れ、装着者の外在イメージと日常の交流に影響せず、視界を遮らず、辺縁漏れも発生しにくく、マスクに一定の代替性を有する。
従来技術は、多くの鼻用フィルタを提供し、主に以下のタイプに要約することができる。
〔1〕鼻孔に膜状濾材を被せ、顔面に貼り付けるなどして固定する。この鼻用フィルタは装着者の鼻道の外部に配置されるため、装着者の外的イメージに影響し、ユーザの体験感を低減する。また、鼻孔の面積が小さいため、鼻孔を覆う膜状濾材は、濾過性と通気性とを両立することができない。更に、このような鼻用フィルタの固定方式は確実ではなく、脱落しやすく、吸入リスクをもたらす。
〔2〕スポンジなどの濾過材料を円柱又は半球状構造にし、それを鼻道の内部に配置する。この鼻用フィルタは構造が簡単で、使用が便利であり、しかし、濾過された物質は鼻道内壁の皮膚又は粘膜に接触し、それによって鼻道の炎症を引き起こす。更に、鼻用フィルタを装着者の鼻道内に保持するために、そのような鼻用フィルタのフィルタ層は、典型的には、より厚く、それによって、その通気性を低下させる。
〔3〕円筒形又は半球状の濾過材料を管状外枠の内部に包み、濾過材料が吸い込まれないように、鼻道の内側に近い端部にバリアネットを備え、2つの管状外枠を、装着時に鼻中隔の下に位置する接続ストリップによって接続する。このような鼻用フィルタは、濾過液が鼻道に接触するのを避けることができるが、濾過材料が厚く、通気面積が小さく、管状外枠とバリアネットの遮蔽により、通気性が劣る。
以上をまとめると、鼻道の空間が狭いため、鼻用フィルタの通気面積はマスクよりはるかに低く、従来の鼻用フィルタは濾過性と通気性を両立しにくい。更に、呼気段階におけるフィルタリングは実用的ではなく、呼気抵抗を増大させ、ユーザエクスペリエンスを低下させるが、既存の鼻用フィルタは、一方向フィルタリングを実現していない。
また、装着者が水上運動をするとき、鼻道に未浄化の水がこぼれたり、鼻道に流れ込んだりして、鼻炎や副鼻腔炎を引き起こすことが多く、装着者は、通常、従来の水泳用ノーズクリップを用いて鼻道を閉じる。しかし、水泳用ノーズクリップの使用には次のような制限がある。
〔一〕装着者の外在イメージに影響を与える。
〔二〕長時間着用すると装着者の鼻の皮膚を損傷する。
〔三〕サーフィン、漕ぎボートなどの水面運動は水泳、潜水などの水中運動とは異なり、飛び散った水滴を遮るだけで、水泳ノーズクリップで鼻道を長時間閉鎖し、装着者の運動の楽しみを低下させ、装着者のユーザ体験を低下させる。
以上をまとめると、従来技術では、サーフィン等の水上スポーツと水泳等の水中スポーツとを切り替え可能な美観を有する汎用型の鼻用フィルタを提供することはできなかった。
従来技術に存在する上記欠点を解決するために、本発明は、鼻用フィルタを提供し、具体的には鼻道内に配置される鼻用フィルタに関し、鼻用フィルタは鼻道内に配置され、1つの接続ビームと、2つの濾過機構とを含み、接続ビームの両端は、両側鼻道内に対称的に配置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続される。
接続ビームは、鼻中隔の下端を半包囲し、鼻中隔の下方に位置する中間部と、鼻中隔の両側に対称的に配置される2つの接続アームとを含む。中間部は、2つの接続アームの間に位置する。2つの接続アームは、2つの鼻道内に対称的に配置される2つの濾過機構に接続される。
濾過機構は、1つの外枠、1つのフィルタシートと、1つのホルダとを含む。
外枠は、1つの環状フレームと、少なくとも1つのスポークとを含み、環状フレームは、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、外枠の側壁を構成し、装着する時、環状フレームの軸線が鼻道軸線に平行し、環状フレームの外周壁が鼻道の内壁にフィットし、環状フレームのキャビティ(空洞)が鼻道の軸線方向に沿って貫通する。スポークは、ストリップ状構造であり、その両端が環状フレームの頂部に一体式又は取り外し可能に接続され、スポークは、外枠の頂部を構成する。
外枠の頂部の下方に、シート状のフィルタシートが配置され、具体的には、フィルタシートは、スポークの下方に位置し、環状フレームの上方の開口部の全てを覆い、フィルタシートは、1つの固定部と、少なくとも1つの開閉可能部を備え、固定部がフィルタシートの中央部に位置し、開閉可能部がフィルタシートの縁部に位置し、開閉可能部の下方がホルダの制約を受けず、呼気状態において、呼気気流が開閉可能部を押して閉じた状態から開状態に切り替え、つまり、濾過機構に一方向濾過機能を持たせる。
外枠のキャビティにホルダが嵌設され、ホルダはフィルタシートの下方に位置し、外枠とホルダは、上方及び下方からフィルタシートを拘束及び/又は固定する。
上記技術案の改良の1つとして、外枠は、シールリップを更に含む。シールリップは、直線形、折れ線形又は弧線状のストリップ状構造であり、環状フレームの先端(頂端)の縁(エッジ)に沿って配置される。シールリップは、環状フレームの頂部と一体式に接続され、その本体が環状フレームの内壁から環状フレームの軸線方向に突出し(換言すれば、環状フレームの軸線に近づくように突出し)、シールリップの両端がスポークの根元部と一体式に接続される。
上記技術案の改良の1つとして、外枠の内側に、少なくとも1つの固定レールが縦方向に配置され、固定レールは、角柱又は半円柱体であり、その軸線は環状フレームの軸線に平行し、固定レールの一側表面が環状フレームの内壁と一体式に接続され、その本体が環状フレームの内壁から環状フレームの軸線方向に突出し、それに応じて、フィルタシートの両側に溝状の係止溝が縦方向に設けられ、ホルダの両側に溝状の固定溝が縦方向に設けられている。
上記技術案の改良の1つとして、外枠は、少なくとも1つのストリップ状又はブロック状の係止歯を更に備え、係止歯は環状フレームの下端に近い内壁に配置され、その一方の側面が環状フレームの内壁と一体式に接続され、その本体が環状フレームの内壁から環状フレームの軸線方向に突出する。
上記技術案の改良の1つとして、フィルタシートはエラストマー(弾性体)である。
上記技術案の改良の1つとして、フィルタシートは、1つの濾過層本体と、濾過層本体に積み重ねられた1つの弾性層とを含む。
上記技術案の改良の1つとして、濾過層本体は、積層して配置される多層構造であり、異なる濾過機能又は濾過効率の濾過材料から製造された複数の層構造を含む。
上記技術案の改良の1つとして、フィルタシートは、凸面状又は鋸歯面状のシート体である。
上記技術案の改良の1つとして、開閉可能部は、鼻道の軸線から離れる方向に下方に傾斜している(鼻道の軸線から離れるほど下方となるように傾斜している)。
上記技術案の改良の1つとして、開閉可能部は、鼻道の軸線から離れる方向において、下方に傾斜する傾斜角度が漸次大きくなる。
上記技術案の改良の1つとして、ホルダは、1つのベースと、少なくとも1つの支持ビームを備える。
ベースは、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、ホルダの中下部に位置し、組み立てた後、ベースの軸線が環状フレームの軸線に平行し、その外周壁が環状フレームの内壁に緊密に噛み合い、ベースのキャビティが鼻道の軸線方向に沿って貫通する。
支持ビームは、ストリップ状構造であり、その外形が直線形、折れ線形、弧形、アーチ形、下向きに開口した矩形又は下向きに開口した台形であり、支持ビームは、ホルダの中上部に位置し、支持ビームの両端がベースの頂部又は他の残りの支持ビームに接続され、スポークと共に下方及び上方の両方向からフィルタシートの固定部をクランプして(挟み込んで)固定し、開閉可能部の下方には、支持ビームが設けられない。
上記技術案の改良の1つとして、ホルダは、少なくとも1つの側壁を含む。側壁は、直立した平板壁又は弧形板壁状構造(弓形板壁状構造)であり、ホルダの中上部に位置し、側壁の下端がベースに固定され、その先端(頂端)が対応するシールリップの真下に位置し、その両側が支持ビームに接続され、側壁とシールリップとは、下方と上方との両方向からフィルタシートの固定部の縁部をクランプして固定する。
上記技術案の改良の1つとして、ホルダは、少なくとも1つのスナップボタン(スナップ)を更に備え、スナップボタンは、直立したストリップ状又はシート状構造であり、スナップの上端はベース下面の縁部と一体式に接続され、その本体はベースの下面から下方に突出する。
上記技術案の改善の1つとして、ホルダに、少なくとも1つの弾性キャリアが更に備え、弾性キャリアは、少なくとも1つの弾性ストリップと、少なくとも1つの選択可能なキャリアストリップとを含む。弾性ストリップの一端が支持ビームに一体式又は取り外し可能に固定され、その本体が固定箇所から鼻道軸線から離れる方向に延び、他端が固定されていない。キャリアストリップは、横向きに配置されたストリップ状物であり、弾性ストリップに固定され、組み立て後、弾性キャリアが開閉可能部の下方に位置し、その上面が開閉可能部の下面にフィット又は近接する。
上記技術案の改良の1つとして、濾過機構は、1つのフィルタ本体を更に含み、組み立てた後、フィルタ本体がホルダのキャビティに配置される。
上記技術案の改良の1つとして、フィルタ本体は、エラストマー(弾性体)である。
上記技術案の改良の1つとして、フィルタ本体は、異なる濾過機能又は濾過効率を有する濾過材料から製作された複数の層構造を含む、積み重ねられた多層構造である。
上記技術案の改良の1つとして、濾過機構は、防水栓を更に含み、防水栓は、1つの栓体と、少なくとも1つのスカートと、少なくとも1つの接続バンドを含む。
栓体は、柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法がホルダ又は環状フレームの下端のキャビティ断面の形状及び寸法と同じであり、栓体は、ホルダ又は環状フレームの下端に詰め込んで且つ密閉することができる。スカートは、環状構造又は間欠的な環状構造であり、栓体の下部を取り囲んで且つ栓体と一体式に接続される。接続バンドは、バンド状構造であり、その一端が防水栓に一体式又は取り外し可能に接続され、その他端が接続ビーム、外枠又はホルダに一体式又は取り外し可能に接続される。
上記技術案の改良の1つとして、2つの濾過機構は、それぞれ1つの防水栓を含む。一方の防水栓には、一体に接続されて且つその下面に突出する少なくとも1つの柱状の収容プラグが設けられ、他方の防水栓には、一体に接続され且つその下面に突出する少なくとも1つの管状の収容スロットが設けられ、収容プラグと収容スロットとが対になって配置され、且つ互いにマッチングする(嵌合する)。
2つの防水栓が共に開いた状態にある場合、2つの防水栓が対向して配置され、一方の防水栓に配置された収容プラグが他方の防水栓に配置された収容スロットに挿入され、且つ両者は緊密に噛み合い、両者の間の摩擦力を利用して、2つの対向して配置された防水栓を鼻中隔の下方で接続する。
上記技術案の改良の1つとして、接続ビームは、鼻中隔にクランプ力を加え、このクランプ力が接続ビームの2つの接続アームによって鼻中隔の両側に直接的に加えられ、又は、該クランプ力が接続ビームの2つの接続アームによって対応する濾過機構に伝達された後、対応する濾過機構によって鼻中隔の両側に加えられる。
本発明は、従来技術と比べた有益な効果は以下のとおりである。
〔1〕本発明の鼻用フィルタは、異なるフィルタシートを配置することによって多種の用途を実現でき、空気中の浮遊粒子状物質、懸濁液滴と有害気体を濾過除去できるだけでなく、サーフィンやボートを漕ぐ時に跳ねる水滴も濾過することができる。また、本発明の鼻用フィルタは、開閉可能な防水栓を配置して鼻道を閉鎖し、従来の水泳用鼻クリップと比較して、本発明の鼻用フィルタは異なる水上運動に適応することができ、サーフィン、漕ぎボートなどの水面運動を行う時、装着者は防水栓を開けることができ、大部分の時間に装着者は正常に呼吸することができ、フィルタシートは、たまたま跳ねる水滴を直ちに遮断することができ、水泳、潜水などの水中運動を行う時、装着者は防水栓を閉じて水が鼻道に入るのを避けることができ、水泳用鼻クリップと比較して、本発明の鼻用フィルタは更に美観があり、鼻部の外側の皮膚を傷つけない、水泳抵抗が小さいなどの利点を有し、より優れたユーザエクスペリエンスができる。
〔2〕本発明の鼻用フィルタは、更に優れた通気性を有する。濾過機構の一方向濾過機能によって、呼気抵抗を著しく低下させる一方で、。本発明の鼻用フィルタは、凸面状及び鋸歯面状のフィルタシートによって通気面積及び通気性を増大させる特定の実施形態を提供する。
〔3〕本発明の鼻用フィルタは、フィルタシートを便利に交換することができ、装着者は異なるタイプのフィルタを使用することによって多種類の用途に切り替えることができる一方で、同じフィルタシートの新旧交換により、鼻用フィルタ本体の長期使用が可能となり、鼻用フィルタの経済性が向上する。
〔4〕本発明の鼻用フィルタは、コンパクトで頑丈な構造を有する。
〔一〕係止歯とスナップボタンによって、装着者がホルダとフィルタシートを便利に取り付け、取り外すことができる。
〔二〕固定レールを配置することによって、ホルダとフィルタシートが外枠内でずれることを効果的に防止する。
〔三〕防水栓の収容装置を配置することによって、防水栓が開いた状態での揺れの発生を有効に回避することができ、使用の快適性を向上させる。
〔5〕本発明の鼻用フィルタ内にフィルタ本体を配置し、フィルタ本体は活性炭スポンジなどの多孔質材料であってもよく、空気中の懸濁粒子状物質、懸濁液滴又は有害気体を濾過することに用い、従って鼻用フィルタの濾過効果と応用範囲を更に向上させる。
人の鼻の側面図である。 人の鼻の側面断面図である。 人の鼻の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の組立図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の平面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の背面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の側面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の底面図である。 装着者の鼻に装着された本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の側面図である。 装着者の鼻に装着された本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の外枠の概略立体構造図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の外枠の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、第4のスポークが設けられた外枠の平面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、小さいスポークが設けられた外枠の上面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、フィルタ層本体が単層構造であるフィルタシートの側面図である。 は、本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、フィルタ層本体が二重構造であるフィルタシートの側面図である。 は、本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、1つのフィルタ層本体及び1つの弾性層を含むフィルタシートの側面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のフィルタシート及びホルダの側面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のフィルタシート及びホルダの上面図である。 一方向濾過機能を有する本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の概略図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタシートの開閉可能部の第1の分布形態を示す平面図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタシートの開閉可能部の第2の分布形態を示す平面模式図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタシートの開閉可能部の第3の分布形態を示す平面模式図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタシートの開閉可能部が水平形態である側面模式図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタシートの開閉可能部が傾斜形態である側面模式図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のホルダの三次元構造の概略図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の側壁が示されていないホルダの三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のホルダの上面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のホルダの底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、第4の支持ビームが設けられたホルダの立体構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、弾性キャリアが設けられたホルダの三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態の、弾性キャリアを備えるホルダの平面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第1の好ましい実施形態のフィルタシートと、弾性キャリアを備えるホルダとの側面図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタ本体が設けられた第1の好ましい実施例のホルダ及びフィルタ本体の三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタ本体が設けられた第1の好ましい実施形態のホルダ及びフィルタ本体の組立図である。 本発明に係る鼻用フィルタのフィルタ本体が設けられた第1の好ましい実施形態のホルダ及びフィルタ本体の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施形態の正面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施形態の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施形態のフィルタシート、ホルダ及び防水栓の背面図であり、防水栓は閉鎖状態である。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施例のホルダと防水栓との三次元構造図であって、防水栓は開放状態であり、収容されている。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える他の具体的な実施例の正面図であり、一側外枠と接続ビームが取り外されている。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施形態のホルダ及び防水栓の正面図であり、防水栓は、開放状態であり、収容されていない。 本発明に係る鼻用フィルタの防水栓を備える第1の好ましい実施形態のホルダ及び防水栓の正面図であり、防水栓は、開放状態であり、収容されている。 本発明に係る鼻用フィルタの第2の好ましい実施形態の三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第2の好ましい実施形態の外枠の三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第2の好ましい実施形態の外枠の底面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第2の好ましい実施形態のフィルタシートの側面図である。 本発明に係る鼻用フィルタの第2の好ましい実施形態のホルダの三次元構造を示す図である。 本発明に係る鼻用フィルタの、保護カバーを備えた第2の好ましい実施形態の三次元構造の概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1Aに示すように、本発明に記載される鼻の各方向は、鼻の前方11、鼻の後方12、鼻の上方13、鼻の下方14である。
図1Bに示すように、鼻道95内において、対象物の鼻道軸線97に近い側を「内側」とし、鼻道軸線97から離れる側を「外側」とする。
本発明における「接続」という用語は、2つの有体物が、一体成型、接着、溶接、差し込み接続、ねじ込み接続、及びスナップ式接続を含むが、これらに限定されない方法で一体に又は取り外し可能に互いに接続されることを意味する。
本発明における「軸線」という用語は、チューブ、リング、又はカラムの中心対称軸線を意味する。非標準チューブ、リング、又はカラムについては、それと近似する標準チューブ、リング、又はカラムの軸線が、その近似軸として使用され得る。例えば、図1Bは、鼻道軸線97を示す。
本発明における「断面(横断面)」という用語は、チューブ、リング又はカラムの、その軸線に垂直な断面を指す。
図1A、図1B及び図1Cに示すように、本発明の鼻用フィルタ1は、人の鼻部9に適用される。鼻部9は、鼻中隔91、鼻翼92、鼻背93、及び鼻底99と、それらによって取り囲まれる2つの鼻道95とを含む、視覚的に見える顔面突出箇所である。2つの鼻道95の出口は、2つの鼻孔94である。鼻道内壁96は、鼻道95を取り囲む上記各部分の内側面によって構成されている。本発明において、鼻道95は、鼻部9が含む鼻前庭に限定され、鼻腔98を含まない。
図2に示すように、本発明は、鼻道95内に配置される鼻用フィルタ1を提供し、該鼻用フィルタ1は、1つの接続ビーム2と、2つの濾過機構とを備える。接続ビーム2の両端は、それぞれ、対称的に配置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続される。図8A及び図8Bに示すように、装着時に、2つの濾過機構が、2つの鼻道95内にそれぞれ下方から上方に向かって挿入され、接続ビーム2は、鼻中隔91の下端を半分取り囲む。
図2、図5、図8A及び図8Bに示すように、接続ビーム2は、鼻中隔91の下方に位置する中間部21と、鼻中隔91の両側に位置する2つの接続アーム22と、を備える。中間部21は、2つの接続アーム22の間に位置する。2つの接続アーム22は、それぞれ、2つの鼻道95内に対称的に配置される2つの濾過機構に接続され、着用する時、接続ビーム2は濾過機構が吸い込まれることを避けることができ、装着者が接続ビーム2を引いて鼻用フィルタ1を取り外すこともできる。好ましくは、接続ビーム2はU字形又はC字形構造である。
好ましくは、接続ビーム2は鼻用フィルタ1に固定機能を提供し、その2つの接続アーム22の最小間隔は、そこの鼻中隔91の幅より小さく、それにより鼻中隔91にクランプ力を加え、このクランプ力は接続ビーム2の2つの接続アーム22によって鼻中隔91の両側に直接加えられ、又は接続ビーム2の2つの接続アーム22によって対応する濾過機構に伝導された後、外枠3によって鼻中隔91の両側に加えられる。このクランプ力は、鼻用フィルタ1を鼻中隔91にクランプして固定することを可能にする。
図2及び図5に示すように、2つの濾過機構は、接続ビーム2に対称的に接続され、各濾過機構は、1つの外枠3と、1つのフィルタシート4と、1つのホルダ5とを含む。図3に示すように、組み立てる時、まずフィルタシート4を外枠3に下方から上方へ挿入し、そしてホルダ5を外枠3の内側に下方から上方へ入れて固定し、組み立てた後、外枠3とそのキャビティに嵌装されたホルダ5とがそれぞれフィルタシート4を上方と下方との二方向から固定し、すなわちフィルタシート4が外枠3とホルダ5との間に位置する。
図9及び図10に示すように、外枠3は、外枠3の側壁を構成する環状フレーム31と、外枠3の頂部を構成する少なくとも1つのスポーク32と、を備える。
図9及び図10に示すように、環状フレーム31は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、装着時、環状フレーム31の軸線が鼻道軸線97と平行し、環状フレーム31の外周壁が鼻道内壁96にフィット又は緊密に噛み合い、両者の間の相互作用力によって、鼻用フィルタ1を鼻道95内に固定する。環状フレーム31のキャビティは、鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流(吸気流と呼気流)がスムーズに環状フレーム31のキャビティを通過することができる。環状フレーム31の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために薄くなっている。図5及び図9に示すように、好ましくは、環状フレーム31は、鼻孔95の形状により適合するように、上が小さく、下が大きい不規則な円錐台形状を有する。
図9に示すように、スポーク32は、ストリップ状(細長形状)の構造であり、その外形が直線形、折れ線形、弧線形、アーチ形及びその他の一般的な形状及び/又は不規則形状であり、スポーク32は、外枠3の頂部に配置され、その両端が環状フレーム31の頂部の内壁又は上面の異なる位置に一体式又は取り外し可能に接続され、スポーク32とホルダ5の支持ビーム53とは、それぞれ上方と下方との二方向からフィルタシート4を挟み込んで固定し、スポーク32は、フィルタシート4とホルダ5を外枠3の下方に拘束し、吸入の危険を避ける。図10に示すように、第1スポーク321、第2スポーク322及び第3スポーク323は、いずれも直線状のストリップ構造であり、第1スポーク321、第2スポーク322及び第3スポーク323は、外枠3の頂部に互いに平行に配置されている。図11に示すように、好ましくは、第1スポーク321、第2スポーク322及び第3スポーク323は、互いに平行に配置され、第4スポーク324は、第1スポーク321、第2スポーク322及び第3スポーク323を垂直に貫通し、格子状構造を形成する。すなわち、複数のスポーク32は、互いに交差することができ、その交差箇所は、一体に融合して、格子状構造を形成する。図12に示すように、好ましくは、外枠3の頂部には、複数の平行に配置されたスポーク32の間に両端が接続された小型スポーク37が設けられている。あるいは、小型スポーク37の一端がスポーク32に接続され、他端が環状フレーム31の頂部の内壁に接続され、フィルタシート4を拘束及び/又は固定する機能をスポーク32に補助する役割を果たす。他の実施形態において、スポーク32が、非平行に配置されてもよく、例えば、交差して格子状構造に配置されてもよい。小型スポーク37の一端がスポーク32に接続され、その他端が環状フレーム31の頂部の上面に接続されてもよい。
図10に示すように、好ましくは、外枠3は少なくとも1つのシールリップ33を更に含み、シールリップ33は、ストリップ状構造であり、その形態が直線形、折れ線形、弧線形及びその他の一般的な形状及び/又は不規則な形状であり、シールリップ33は、環状フレーム31の頂部の縁に沿って配置され、フィルタシート4と環状フレーム31とが接触する縁部の漏れの防止に用いられる。シールリップ33は、外側面又は下面が環状フレーム31の頂部に一体に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出し、シールリップ33の両端がスポーク32の根元部に一体に接続されており、図10に示すように、第1シールリップ331、第2シールリップ332、第3シールリップ333、第4シールリップ334、第5シールリップ335及び第6シールリップ336の6本のシールリップの両端が、いずれもスポーク32の根元部に一体に接続され、フィルタシート4と環状フレーム31との接触箇所を完全に覆っている。
また、図9及び図10に示すように、外枠3には、フィルタシート4とホルダ5とを固定するため、その上端から下部まで延びる少なくとも1つの固定レール34を縦方向に設けることが好ましい。固定レール34は、その軸線が環状フレーム31の軸線に平行である角柱又は半円筒体であり、固定レール34の一側面が環状フレーム31の内壁に一体的に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出する。図3、図13、図21A及び図21Bに示すように、フィルタシート4の側面に、凹溝状の係止溝43が縦方向に設けられ、ホルダ5の側面に、凹溝状の固定溝55が縦方向に設けられ、組み立てる時、係止溝43と固定溝55を固定レール34に合わせ、フィルタシート4とホルダ5を順次に固定レール34に沿って外枠3に入れ、組み立てた後、係止溝43と固定溝55と固定レール34とが緊密に噛み合い、フィルタシート4とホルダ5が外枠3内で横方向又は回転変位することを回避する。
図10に示すように、環状フレーム31の内壁には、ホルダ5が外枠3から抜け出ないように固定するための少なくとも1つのストリップ状又はブロック状の係止歯35が設けられていることが好ましい。係止歯35は、環状フレーム31の下端に近い内壁に配置され、その一側面は環状フレーム31の内壁と一体式に接続され、その本体は環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出し、組み立てる時、ホルダ5が底端から環状フレーム31のキャビティに挿入された後、ベース51の外周壁は環状フレーム31の内壁とフィットし、係止歯35の上面はベース51の下面のエッジに引っ掛かり、ホルダ5が外枠3の下方に抜け出せないようにする。
図2及び図37に示すように、外枠3の頂部を凸面形状又は鋸歯面状に形成することにより、同形状のフィルタシート4と嵌合して濾過面積を大きくし、通気性を高めることが好ましい。図42に示すように、環状フレーム31の頂部の鋭利な部分が鼻道内壁96を突き刺すのを回避するために、図42に示すように、外枠3の外周に環状保護カバー36が更に被覆されて外枠3の上部を外側から取り囲み、その下端が環状フレーム31の上端に接続され、保護カバー36の上端が環状フレーム31の最高点を下回らないようにしている。
図2、図3及び図13に示すように、フィルタシート4は、外枠3の頂部の下方に位置するシート状物であり、具体的には、フィルタシート4はスポーク32の下方に位置し、外枠3とホルダ5との間に固定されている。自然状態では、フィルタシート4は環状フレーム31の上方開口を全て覆い、その上面と側面は外枠3の内壁にフィットし、フィルタシート4と外枠3を密閉状態に保持する。図13及び図40に示すように、フィルタシート4は凸面状又は鋸歯面状のシート体であることが好ましく、平面状シート体に比べて、通気面積を著しく増大させ、鼻用フィルタ1の通気性と快適性を高めることができる。図13に示すように、フィルタシート4の側面には、少なくとも1つの溝状の係止溝43が縦方向に設けられ、係止溝43は、外枠3上の固定レール34と嵌合し、フィルタシート4を固定することが好ましい。好ましくは、フィルタシート4は、濾過機構が一方向の濾過機能を有するのを補助するエラストマーである。
図13に示すように、フィルタシート4は、1つの濾過層本体41を備え、空気中の粒子状物質、液滴、飛沫の水滴又は有害気体を濾過する。濾過層本体41に不織布、濾過綿、メルトブローン布、人造スポンジ、細密な金属網又はポリエステル繊維網等の濾材を用いると、空気中の浮遊粒子状物質又は懸濁液滴を濾過することができる。濾過層本体41に活性炭スポンジや活性炭綿等の濾材を用いると、空気中の有害ガスを濾過することができる。濾過層本体41にナノ銀等の殺菌・滅菌物質を含むフィルタ材を用いると、空気中の浮遊粒子状物質や懸濁液滴に付着した細菌やウイルスを死滅させることができる。濾過層本体41に適切な孔径の金網やポリエステル繊維網を用いると、水の表面張力を利用して、サーフィン、ボート漕ぎなどの水面運動中に跳ね上がる水滴を阻止し、水滴が鼻道に飛び込んで鼻炎や副鼻腔炎を引き起こすのを避けることができる。
図14に示すように、好ましくは、濾過層本体41は、積層して配置される二層構造であって、異なる機能の第1濾過層本体411と第2濾過層本体412を含み、両者は互いに接着することができ、互いに接着しなくてもよく、第1濾過層本体411には、強力な濾過材(強効濾過材)又は中効濾過材などを採用することができ、第2濾過層本体412には、初効濾過材、活性炭濾過材又はナノ銀濾過材などを採用することができ、2つの濾過層の組み合わせによって、新しい濾過要求を満たすことができる。最適化として、濾過層本体41は、積層して配置される多層構造とすることができ、各層には上記濾過材の1種を採用し、複数の濾過層の組み合わせによってより高い濾過要求を満たすことができる。
図15に示すように、濾過層本体41の弾性が不足する場合には、フィルタシート4に弾性層42を設けることで、フィルタシート4の弾性を高めることにより、後述する一方向濾過機能を濾過機構に補助することが好ましい。濾過層本体41と弾性層42とを積層して配置し、弾性層42が濾過層本体41の下方に位置する場合、両者は互いに接着しても接着しなくてもよいが、弾性層42が濾過層本体41の上方に位置する場合、弾性層42の弾性力が濾過層本体41に付与されるように、両者を互いに接着する。弾性層42の寸法は、濾過層本体41の寸法以下であってもよく、弾性層42の材料は、弾性を有するメッシュ、ストリップ、又はシートであってもよい。
本発明の鼻用フィルタ1の濾過機構は、一方向濾過機能を有し、図16、図17及び図18に示すように、フィルタシート4は、1つの固定部44と、少なくとも1つの開閉可能部45とを含み、固定部44がフィルタシート4の中央部に位置し、組み立て後、固定部44がその上方に位置する外枠3とその下方に位置するホルダ5とによりしっかりと挟まれ、固定部44が外枠3の内部で変位しないようにする。開閉可能部45は、フィルタシート4の両側縁部に位置し、その上方が外枠3によって拘束されているが、その下方がホルダ5によって拘束されていないので、開閉可能部45が閉状態にあるときには、開閉可能部45が上から下に付勢されると、開閉可能部45は、外枠3の頂部の下面にフィットする閉鎖位置から下方に移動及び開くことができる。好ましくは、フィルタシート4において、開閉可能部45の配置形態が様々であり、例えば、図19Aに示すように、開閉可能部45がフィルタシート4の一側縁部に設けられ、図19Bに示すように、開閉可能部45がフィルタシート4の両側縁部に設けられ、図19Cに示すように、開閉可能部45がフィルタシート4の環状の縁部に設けられる。
以上により、図18に示すように、開閉可能部45は、以下の2つの状態を有する。
〔1〕閉鎖状態:自然状態と吸気状態において、開閉可能部45の上面と側面は、外枠3の内壁にフィットし、フィルタシート4と外枠3との間を密閉状態に保持し、吸入気流がフィルタシート4からしか透過できない。濾過機構は、一方向濾過機能を実行する。
〔2〕開放状態:呼気状態において、開閉可能部45は、上方の大きな空気圧を受けて、開放状態の開閉可能部45’の位置まで下方に移動し、このとき、フィルタシート4と外枠3との間に、呼気流の大部分が通過する隙間が生じ、濾過機構は濾過機能を実行しない。呼気状態が終了すると、フィルタシート4の反発力により、開閉可能部45は自然状態の閉状態に復帰する。
一方向濾過機能の有益な効果は、呼気流がもはやフィルタシート4を通過しなく、フィルタシート4と外枠3との隙間を通って直接的に通過し、呼気抵抗を大幅に低減し、呼気状態における鼻用フィルタ1の通気性及び快適性を大幅に向上させることである。
一方向濾過機能をより良好に実現するためには、図16及び図40に示すように、開閉可能部45を鼻道軸線97から離れる方向に下方に傾斜させて、開閉可能部45の開状態における通気効率を向上させることが好ましく、図20A及び図20Bに示すように、開閉可能部45を閉状態から開状態にする開閉可能部45’に移行する際に、図20Bに示す傾斜状態の開閉可能部45と外枠3との間に生じる隙間が、図20Aの水平状態の開閉可能部45と外枠3との間に生じる隙間よりも著しく大きくなるようにする。更なる最適化として、開閉可能部45は、鼻道軸線97から離れる方向において、その下方への傾斜角度を漸次的に増大させ、呼気段階における通気効率を更に向上させる。
図2、図3、図21A及び図21Bに示すように、ホルダ5は、外枠3のキャビティに嵌設され、且つホルダ5は、フィルタシート4の下方に位置し、1つのベース51と、少なくとも1つの支持ビーム53とを含む。
図21A、図21B、図22及び図23に示すように、ベース51は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状の構造であり、ホルダ5の中下部(中央下部)に位置する。組み立てた後、ベース51の軸線が環状フレーム31の軸線に平行し、その外周壁が環状フレーム31の内壁と緊密に噛み合い、両者の間の相互作用力により、ホルダ5を外枠3のキャビティに固定する。ベース51のキャビティが鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流が順調にそのキャビティを通過することができる。ベース51の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために、薄くなっている。
図21A、図21B、図22及び図41に示すように、支持ビーム53は、ストリップ状構造であり、ホルダ5の中上部(中央上部)に位置する。支持ビーム53の外形が、直線状、折れ線状、弧状、アーチ状、下向きに開いた長方形、下向きに開いた台形、その他の一般的な形状及び/又は不規則な形状であり、支持ビーム53の両端が、ベース51の頂部又は他の支持ビームに接続され、スポーク32と共にフィルタシート4の固定部44を下方及び上方の両方向からクランプして固定する。図10及び図22に示すように、第1スポーク321及び第1支持ビーム531、第2スポーク322及び第2支持ビーム532、第3スポーク323及び第3支持ビーム533は、それぞれ固定部44の対応する箇所を1対1でクランプして固定する。図24及び図41に示すように、複数の支持ビーム53は、互いに交差し、その交差箇所は、格子構造を形成するように一体に融合されることが好ましい。
図21A、図21B及び図22に示すように、ホルダ5は、少なくとも1つの側壁52を更に備え、側壁52が直立した平板壁又は弧形(弓形)の板壁状構造であり、ホルダ5の中上部に位置し、側壁52がベース51上に垂直に立てられ、その底端がベース51に固定され、その上端が対応するシールリップ33の直下に位置し、その両側が支持ビーム53に接続されることが好ましい。側壁52は、シールリップ33と共に、フィルタシート4の固定部44の縁箇所を下方と上方との両方向から挟み込んで固定し、側壁52が設けられている場合には、図10及び図22に示すように、第1シールリップ331及び第1側壁521、第2シールリップ332及び第2側壁522、第3シールリップ333及び第3側壁523、第4シールリップ334及び第4側壁524が、それぞれ1対1で対応して、該箇所にある固定部44の縁を挟み込んで固定する。
図21A及び図23に示すように、ホルダ5には、少なくとも1つのスナップボタン54が更に設けられ、スナップボタン54は、直立したストリップ状又はシート状構造であり、ベース51の下面の縁部の下方に位置し、スナップボタン54は、装着者がホルダ5を外枠3から取り外すのを助けるために用いられる。スナップボタン54の上端がベース51の下面の縁部に一体に接続され、その本体がベース51の下面から下方に突出し、取り外すとき、装着者は、スナップボタン54を鼻道軸線97の方向に引っ張って、この箇所のベース51の外周壁と外枠3の内壁とに隙間を生じさせ、それによってホルダ5を環状フレーム31と係止歯35の束縛から離脱させ、スムーズに取り外すことができる。
図21A及び図21Bに示すように、好ましくは、ホルダ5の側面には、溝状の固定溝55が縦方向に少なくとも1つ設けられている。固定溝55が外枠3の固定レール34と嵌合してホルダ5を固定する。
図25、図26、及び図27に示すように、ホルダ5の上部には、開閉可能部45の閉状態への復帰を補助する少なくとも1つの弾性キャリア56が設けられていることが好ましい。弾性キャリア56は、少なくとも1つの弾性ストリップ561と、少なくとも1つの選択的なキャリアストリップ562とを含み、弾性ストリップ561は、弾性材料で作られたストリップであり、その外形が直線形、折れ線形、弧形又はアーチ形であり、弾性ストリップ561の一端が支持ビーム53に一体式又は取り外し可能に固定され、その本体が固定箇所から鼻道軸線97から離れる方向に延伸し、他端が固定されていない(未固定である)。キャリアストリップ562は、弾性ストリップ561に固定された横向きのストリップ状物である。図27に示すように、組み立て後、弾性キャリア56は、フィルタシート4の開閉可能部45の下方に位置し、その上面が開閉可能部45の下面にフィット又は近接し、呼気時に、開閉可能部45が呼気気流によって開放状態に押されて弾性キャリア56を下方に撓ませ、呼気終了後、弾性キャリア56の反発力により、開閉可能部45をより迅速に閉鎖状態に復帰させる。
図28、図29及び図30に示すように、各濾過機構のキャビティに更に1つのブロック状のフィルタ本体7が配置され、2つの濾過機構のフィルタ本体7が対称的に配置されることが好ましい。フィルタ本体7は、濾過機構の濾過能力を強化するための濾過材料で形成されている。図29に示すように、組み立て時、フィルタ本体7がホルダ5の下方開口からホルダ5のキャビティに入れられる。好ましくは、フィルタ本体7はエラストマーであり、ホルダ5に容易に組み込むことができ、同時に、エラストマーとして、フィルタシート4の下方に位置するフィルタ本体7は、フィルタシート4が開いた状態に入ることに影響せず、またフィルタ本体7の自身の弾性力を利用して、フィルタシート4が呼気終了後に迅速に閉鎖状態に戻ることを補助する。図30に示すように、フィルタ本体7をよりよく固定するために、ホルダ5の下端に近い内壁に少なくとも1つの固定歯57が一体的に配置され、固定歯57はブロック状物、シート状物又はストリップ状物であり、その一側面がホルダ5の下部の内壁に一体式に接続され、その本体がホルダ5の内壁から鼻道軸線97の方向に突出し、弾性のフィルタ本体7が所定位置に組み立てられた後、固定歯57は下方からフィルタ本体7を係止し、ホルダ5から抜け出しにくいようにする。最適化として、フィルタ本体7は、異なる機能のフィルタ層を含む積層して配置される多層構造とすることができ、各層には、異なる効率又は異なるフィルタ目標に対する濾過材料を採用し、複数のフィルタ層を組み合わせることによって、より高いフィルタ要求を満たすことができる。
図31、図32、図33、図34、図35、図36A及び図36Bに示すように、各濾過機構には、1つの開閉可能な防水栓6が更に設けられ、2つの濾過機構の防水栓6が対称的に配置され、この防水栓6は、装着者が水泳やダイビングなどの水中活動をするとき、鼻道95への水の流入を遮断できる閉状態にし、装着者が水中活動を停止すると、鼻で正常に呼吸できる開放状態にする。
図32及び図36Aに示すように、防水栓6は、栓体(プラグ本体)61と、少なくとも1つのスカート62と、少なくとも1つの接続バンド65と、を備える。栓体61は、柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法は、ホルダ5の下端のキャビティの断面の形状及び寸法と同じである。図33に示すように、防水栓6を閉状態にするために、装着者は、栓体61をホルダ5の下端に下方から上方へ挿入し、両者の噛み合いによる摩擦力を利用して栓体61をホルダ5の内部に固定し、このとき栓体61は、ホルダ5の下端開口を完全に塞ぎ、鼻道95に水が入り込まず、装着者が栓体61をホルダ5から取り外すと、防水栓6は開状態となって、装着者が正常に呼吸できる。
図32及び図36Aに示すように、スカート62は、環状構造又は間欠的な環状構造であり、栓体61の下部を取り囲み、且つ栓体61と一体式に接続され、防水栓6が閉鎖状態にある時、スカート62がホルダ5の下方に引っ掛けられ、栓体61がホルダ5のキャビティに深く入り込んで取り出し難くなることを防止する。また、スカート62は、防水栓6とホルダ5との接合部の密閉効果を強化することができる。
図32及び図36Aに示すように、接続バンド65は、バンド状構造であり、一端が防水栓6を一体又は着脱可能に接続され、他端が接続ビーム2、外枠3又はホルダ5に一体又は着脱可能に接続される。
図35に示すように、他の具体的な実施例において、防水栓6は、1つの栓体61と、少なくとも1つのスカート62と、少なくとも1つの接続バンド65と、を備える。栓体61も柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法が、環状フレーム31の下端のキャビティ断面の形状及び寸法と同一であり、防水栓6を閉状態にするために、装着者は、環状フレーム31の下端に栓体61を下方から上方に挿入し、両者の噛み合いによる摩擦力によって、環状フレーム31の内部に栓体61を固定し、このとき、栓体61は、外枠3の下端開口を完全に塞ぎ、鼻道95に水が入ることがなく、装着者が栓体61を外枠3から取り外すと、防水栓6は開状態となって装着者が正常に呼吸できる。スカート62は、環状構造又は間欠的な環状構造であり、栓体61の下部を取り囲み、且つ栓体61と一体式に接続され、防水栓6が閉鎖状態にある時、スカート62が環状フレーム31の下方に引っ掛けられ、栓体61が外枠3のキャビティに深く入り込んで取り出しにくくし、そして、スカート62は防水栓6と環状フレーム31との接合部の密閉効果を強化することができる。接続バンド65は、一端が防水栓6に一体又は取り外し可能に接続され、他端が接続ビーム2又は外枠3に一体又は着脱可能に接続されるベルト構造である。
図32、図36A及び図36Bに示すように、好ましくは、対称的に配置される2つの防水栓6に、収容装置(収納装置)を更に設ける。一方の防水栓6には、その下面に突出する一体に接続される少なくとも1つの柱状の収容プラグ(収納プラグ)63が設けられ、他方の防水栓6には、その下面に突出する一体に接続される少なくとも1つの管状の収容スロット(収納スロット)64が設けられ、収容プラグ63は、収容スロット64と対をなして配置され、互いにマッチングする。図36A及び図36Bに示すように、2つの防水栓6が共に開いた状態にあるとき、一方の防水栓6に設けられた収容プラグ63を、他方の防水栓6に設けられた収容スロット64に差し込んで、両者を緊密に噛み合わせると、両者の間の摩擦力によって、2つの防水栓6が鼻中隔91の下方で接続され、防水栓6が振動して装着者に不快感を与えるのを回避する。
以上をまとめると、本発明の鼻用フィルタ1の濾過機構は、以下の利点を有する。
〔1〕様々のシーンに適用される。第1は、フィルタシート4とフィルタ本体7が空気中の懸濁粒子状物質、懸濁液滴又は有害気体を濾過することができる。第2は、サーフィン、漕ぎボートなどの水面で運動する時、フィルタシート4によりはねた水滴を阻止し、水滴が鼻道95にこぼれることによる鼻炎又は副鼻腔炎を避けることができ、水滴がフィルタシート4から滑り落ちた後、装着者が再びスムーズに呼吸することができるため、従来の水泳鼻クリップを使用して鼻道95を長時間閉鎖する必要がない。第3は、水泳、潜水などの水中運動を行う時、防水栓6により水が鼻道95に流れ込むことを避けることができる。以上により、海辺と湖畔で休暇を過ごす人に対して、人々は水面と水中の運動が互いに転換する時、防水栓6をオン又はオフすることによって異なる使用方式を切り替えて、最適な保護効果とユーザ体験を得る。
〔2〕フィルタシート4には、凸面状又は鋸歯面状形態を採用し、濾過機構の通気面積を増大させ、鼻用フィルタ1の通気性と快適性を著しく向上させる。
〔3〕濾過機構が一方向濾過機能を有し、呼気段階における装着者の通気性と快適性を向上させる。
〔4〕濾過機構が鼻道95の内部に配置され、マスクに比べてより見えにくく、美しい。本発明の鼻用フィルタ1は、防水用途として、水泳用ノーズクリップに比べて、鼻外皮膚を傷つけず、遊泳時の抵抗力が小さい。
〔5〕構造がコンパクトで、堅固で、組み立てと分解がしやすい。異なる種類と効率のフィルタシート4とフィルタ本体7を便利に取り替えることができ、より汎用性がある。単一用途では、フィルタシート4とフィルタ本体7とを定期的に交換するだけでよく、他の部品は再利用可能であり、より経済的である。
〔実施例1〕
図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8A、図8B、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図21A、図21B、図22、図23、図24、図25、図26、図27、図28、図29、図30、図31、図32、図33、図34、図36A及び図36Bは、本発明の第1の好ましい実施形態である。図2に示すように、鼻用フィルタ1は、1つの接続ビーム2と、2つの濾過機構とを含む。接続ビーム2の両端は、それぞれ、対称的に設置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続される。図8A及び図8Bに示すように、装着する時、2つの濾過機構が、2つの鼻道95内にそれぞれ下方から上方に向かって挿入され、接続ビーム2は、鼻中隔91の下端を半分取り囲む。
図2、図5、図8A及び図8Bに示すように、接続ビーム2は、U字状である。接続ビーム2は、鼻中隔91の下方に位置する中間部21と、鼻中隔91の両側に位置する2つの接続アーム22と、を備える。中間部21は、2つの接続アーム22の間に位置する。2つの接続アーム22は、それぞれ、2つの鼻道95内に対称的に設けられる2つの濾過機構に接続される。
接続ビーム2は、鼻用フィルタ1の固定機能も提供し、装着する時に、2つの接続アーム22の最小間隔が該箇所の鼻中隔91の幅よりも小さく、これにより、接続ビーム2の2つの接続アーム22の内側から鼻中隔91の両側に直接加えられるクランプ力を鼻中隔91に及ぼす。
図2及び図5に示すように、2つの濾過機構が接続ビーム2に対称的に接続され、各濾過機構は、1つの外枠3と、1つのフィルタシート4と、1つのホルダ5とを含む。図3に示すように、組み立てる時、フィルタシート4を下方から上方へ外枠3に入れ、そしてホルダ5を下方から上方へ外枠3の内側に入れて固定し、組み立て完了後、外枠3とそのキャビティに嵌装されたホルダ5は、フィルタシート4を上方と下方との二方向から固定し、すなわちフィルタシート4が外枠3とホルダ5の間に位置する。
図9及び図10に示すように、外枠3は、1つの環状フレーム31と、3つのスポーク32と、6つのシールリップ33と、2つの固定レール34と、2つの係止歯35と、を備える。環状フレーム31は、外枠3の側壁を構成し、スポーク32及びシールリップ33は、外枠3の頂部を形成する。
図9及び図10に示すように、環状フレーム31は、両端が開口した中空環状構造であり、その外形は、上が小さく、下が大きい不規則な円台状を呈し、装着する時、環状フレーム31の軸線が鼻道軸線97と平行し、環状フレーム31の外周壁が鼻道内壁96にフィット又は緊密に噛み合い、両者の間の相互作用力により鼻用フィルタ1を鼻道95内に固定する。環状フレーム31のキャビティは、鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流がスムーズに環状フレーム31のキャビティを通過することができる。環状フレーム31の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために薄くなっている。
図9に示すように、3つのスポーク32と6つのシールリップ33とは一緒に外枠3の頂部を構成し、この頂部は滑らかな凸面状構造であり、下方の同じ形状のフィルタシート4とマッチングして、濾過機構の濾過面積を外枠3が平坦な頂部とする濾過機構よりも大きくし、それにより鼻用フィルタ1の通気性及び快適性を高める。
図9に示すように、3つのスポーク32は、いずれも直線状のストリップ構造であり、具体的には、第1スポーク321、第2スポーク322及び第3スポーク323であり、3つのスポークが互いに外枠3の頂部に平行に配置され、各スポークの両端が環状フレーム31の頂部の内壁の異なる位置に一体に接続され、スポーク32とホルダ5の支持ビーム53とは、上方と下方との二方向からフィルタシート4を挟み込んで固定し、スポーク32により、フィルタシート4とホルダ5を外枠3の下方に拘束し、吸入の危険を避ける。図11に示すように、最適化として、外枠3は、第1スポーク321、第2スポーク322、及び第3スポーク323と交差する第4のスポーク324を更に備え、交差箇所は一体に融合して格子状構造を形成する。図12に示すように、最適化のために、外枠3の頂部には、2つの小型スポーク37が更に設けられ、一方の小型スポーク37の両端が、それぞれ互いに平行に配置された第1スポーク321及び第2スポーク322の中間部に接続されている。他方の小型スポーク37は、その一端が第3スポーク323の中間部に接続され、他端が環状フレーム31の頂部の内壁に接続される。小型スポーク37は、フィルタシート4の拘束及び/又は固定の機能を果たすスポーク32を補助するために取り付けられている。
図10に示すように、6つのシールリップ33は、直線状又は弧線状のストリップ状構造であり、具体的には、第1シールリップ331、第2シールリップ332、第3シールリップ333、第4シールリップ334、第5シールリップ335及び第6シールリップ336であり、6つのシールリップ33が環状フレーム31の頂端のエッジに沿って配置され、フィルタシート4と環状フレーム31との接触箇所を完全に被覆し、フィルタシート4と環状フレーム31の接触する縁部に漏れが発生することを回避する。シールリップ33は、外側が環状フレーム31の頂部に一体に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出しており、シールリップ33の両端がスポーク32の根元部に一体的に接続され、例えば、第1シールリップ331の両端が第1スポーク321及び第2スポーク322の根元部にそれぞれ接続され、第5シールリップ335の両端が第1スポーク321の2つの根元部にそれぞれ接続されている。
図9及び図10に示すように、環状フレーム31の対向側(互いに対向する側面)には、立設された三角柱状の2つの固定レール34が縦方向に設けられ、フィルタシート4及びホルダ5を固定する。固定レール34は、その一側面が環状フレーム31の内壁に一体的に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出する三角柱状構造となっている。固定レール34の底部には、円弧状の面取り部が設けられるため、フィルタシート4とホルダ5を取り付けることが容易となる。図3、図13、図21A及び図21Bに示すように、フィルタシート4の両側の対応する位置に、2つの凹溝状の係止溝4が縦方向に配置され、ホルダ5の両側の対応する位置に、2つの溝状の固定溝55が縦方向に配置され、組み立てる時、係止溝43と固定溝55とを固定レール34に位置合わせし、フィルタシート4とホルダ5を順次に固定レール34に沿って外枠3の中に入れ、組み立てた後、係止溝43と固定溝55と固定レール34とが緊密に噛み合い、それによってフィルタシート4とホルダ5が外枠3内で横方向又は回転変位することを回避する。
図10に示すように、環状フレーム31の下端に近い前後の両端の内壁には、2つの弧線状のストリップ状の係止歯35が横向きに設けられている。係止歯35は、その一側表面が環状フレーム31の内壁と一体式に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出して、円弧状のストリップ状構造を形成する。組み立てる時、ホルダ5が底端から環状フレーム31のキャビティに挿入された後、ベース51の外周壁が環状フレーム31の内壁とフィットし、係止歯35の上面がベース51の下面の縁に引っ掛けられて、ホルダ5が外枠3の下方に抜け出せなくなる。
図2、図3及び図13に示すように、フィルタシート4は、スポーク32及びシールリップ33の下方に位置し、外枠3とホルダ5との間に固定される平滑な凸面状のシートであり、自然状態では、環状フレーム31の上方開口を全て覆い、その上面及び側面が外枠3の内壁にフィットし、フィルタシート4及び外枠3を密閉状態に保持する。フィルタシート4の凸面状構造は、その通気面積を著しく増大させ、鼻用フィルタ1の通気性と快適性を向上させる。図13に示すように、フィルタシート4の両側には、2つの凹溝状の係止溝43が更に縦方向に配置され、係止溝43は外枠3上の2つの固定レール34と嵌合し、フィルタシート4を固定する。フィルタシート4はエラストマーであり、濾過機構を補助して一方向濾過機能を実現する。
図13に示すように、フィルタシート4は、積層して配置された濾過層本体41と、弾性層42とを備える。濾過層本体41は、単層構造であり、空気中の浮遊粒子状物質、懸濁液滴、飛散した水滴又は有害ガスを濾過するために用いられる。図14に示すように、最適化として、濾過層本体41は、積層して配置された二重層構造であり、異なる機能の第1濾過層本体411と第2濾過層本体412とを含み、第1濾過層本体411と第2濾過層本体412との形状及び寸法は同じであり、両者を互いに接着され、第1濾過層本体411には中効濾過材(中効果濾過材)を採用し、第2濾過層本体412には活性炭濾過材を採用し、2つの濾過層の組み合わせによって、懸濁粒子状物質と有害ガスを同時に濾過除去することができる。更なる最適化として、濾過層本体41は、積層して設けられた多層構造であり、複数の濾過層の組み合わせにより、より高い濾過要求を満たすことができる。
図15に示すように、弾性層42は濾過層本体41の下方に位置し、両者が互いに接着せず、弾性層42の形状及び寸法が濾過層本体41の形状及び寸法と同じであり、弾性層42は、弾性材料で作られたメッシュ状構造であり、フィルタシート4の弾性を向上し、濾過機構を補助して一方向濾過機能を実現する。
本実施形態の濾過機構は、一方向濾過機能を有し、図16、図17及び図18に示すように、フィルタシート4は、1つの固定部44と、2つの開閉可能部45と、を備え、固定部44がフィルタシート4の中央部に位置し、組み立て後、固定部44は、その上方に位置する外枠3と、その下方に位置するホルダ5とによって、外枠3の内部で変位しないようにしっかりと挟み込まれる。開閉可能部45は、フィルタシート4の両側縁部に位置し、鼻道軸線97から離れる方向に下方に傾斜し、且つ、傾斜角度が徐々に大きくなることにより、開閉可能部45が下向きに傾斜した円弧面となって、開閉可能部45の開放状態における通気効率を向上させる。開閉可能部45の上方が外枠3によって拘束されているが、その下方がホルダ5によって拘束されていないため、開閉可能部45が閉状態にあるときには、開閉可能部45が上から下向きに付勢されると、スポーク32及びシールリップ33の下面にフィットした閉位置から下方に移動及び開くことができる。
図18に示すように、開閉可能部45は、自然状態及び吸気状態において、その上面がスポーク部32及びシールリップ33の下面にフィットした状態で閉じられており、フィルタシート4と外枠3との間は密閉状態を維持し、吸入気流がフィルタシート4からのみ透過し、濾過機構が一方向濾過機能を実行する。呼気状態において、開閉可能部45が上方の大きな空気圧力を受けて、開放状態の開閉可能部45’の位置まで下方に移動するが、このときフィルタシート4と外枠3との間には呼気流の大部分が通過する隙間が生じ、濾過機構はフィルタ機能を実行しない。呼気状態が終了すると、フィルタシート4の反発力により、開閉可能部45は自然状態での閉状態に復帰する。
一方向濾過機能の有益な効果は、呼気流がもはやフィルタシート4を通過しなく、フィルタシート4と外枠3との隙間を通って直接通過し、呼気抵抗を大幅に低減し、それによって、呼気状態における鼻用フィルタ1の通気性及び快適性を大幅に向上させることである。
図2、図3、図21A及び図21Bに示すように、ホルダ5が外枠3のキャビティに嵌設され、且つホルダ5がフィルタシート4の下方に位置し、1つのベース51と、4つの側壁52と、3つの支持ビーム53と、2つのスナップボタン54と、2つの固定溝55と、を含み、ホルダ5の頂部の上面は、滑らかな凸面である。
図21A、図21B、図22及び図23に示すように、ベース51は、ホルダ5の下部に位置し、環状構造であり、組み立て後、ベース51の軸線が環状フレーム31の軸線に平行し、その外周壁が環状フレーム31の内壁と密接に噛み合い、両者の間の相互作用力により、ホルダ5を外枠3のキャビティに固定する。ベース51のキャビティが鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流は順調にそのキャビティを通過することができる。ベース51の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために、薄くなっている。
図21A、図21B及び図22に示すように、3つの支持ビーム53は、ストリップ状構造であり、その外形が下向きに開口した台形であり、3つの支持ビーム53は、ホルダ5の中上部に位置し、具体的には、第1支持ビーム531、第2支持ビーム532及び第3支持ビーム533であり、支持ビーム53の両端がベース51の頂部の上面に接続され、スポーク32と共にそれぞれ下方及び上方からフィルタシート4の固定部44をクランプして固定する。図10及び図22に示すように、第1スポーク321及び第1支持ビーム531、第2スポーク322及び第2支持ビーム532、第3スポーク323及び第3支持ビーム533は、それぞれ固定部44の対応する箇所を1対1でクランプして固定する。図24に示すように、最適化として、ホルダ5は、第4支持ビーム534を更に備え、その両端が第1支持ビーム531の中央と第3支持ビーム533の中央とに一体に接続される。また、第4支持ビーム534は、第2支持ビーム532と交差し、且つ交差箇所が一体に融合され、最終的に、4つの支持ビーム53が格子状構造に融合される。
図21A、図21B及び図22に示すように、4つの側壁52は、直立した平板壁又は弧状壁状構造であり、具体的には、第1側壁521、第2側壁522、第3側壁523及び第4側壁524である。側壁52は、ホルダ5の中上部に位置し、その下端がベース51に固定され、その上端が対応するシールリップ33の真下に位置し、その両側が支持ビーム53に接続されている。側壁52とシールリップ33とは、フィルタシート4の固定部44の縁部を下方及び上方の両方向から挟み込んで固定する。図10及び図22に示すように、第1シールリップ331及び第1側壁521、第2シールリップ332及び第2側壁522、第3シールリップ333及び第3側壁523、第4シールリップ334及び第4側壁524は、それぞれ対応する箇所の固定部44のエッジをクランプして固定する。
図21A及び図23に示すように、2つのスナップボタン54は、起立したシート状構造であり、それぞれベース51の前後の両端の下面に一体に接続され、その本体がベース51の下面から下方に突出する。スナップボタン54は、装着者がホルダ5を外枠3から取り外すことを補助し、取り外す時、装着者は鼻道軸線97方向に同時に2つのスナップボタン54を引っ張って、ベース51の前後の両端の外壁と外枠3の内壁とに隙間を生じさせ、これによってホルダ5を環状フレーム31と2つの係止歯35の束縛から離脱させ、スムーズに取り外すことができる。
図21A及び図21Bに示すように、2つの固定溝55は、第2支持ビーム532の両側に縦方向に沿って設けられた溝構造であり、固定溝55は、固定レール34と嵌合してホルダ5を固定する。
また、図25、図26及び図27に示すように、ホルダ5の上部には、開閉可能部45の閉状態への復帰を補助する2つの弾性キャリア56が設けられている。各弾性キャリア56は、1つの弾性ストリップ561と、1つのキャリアストリップ562とを含み、弾性ストリップ561は弾性材料で作られた弧状のストリップであり、2つの弾性ストリップ561の一端がそれぞれ第1スポーク321と第3スポーク323の外側に一体に接続され、その本体が固定箇所から鼻道軸線97から離れる方向に延び、他端が固定されていない。キャリアストリップ562は、横向きに配置された直線状のストリップ状体であり、弾性ストリップ561と交差し、交差箇所で一体的に接続されている。組み立て後、図27に示すように、弾性キャリア56は、開閉可能部45の下方に位置し、その上面が開閉可能部45の下面にフィットし、呼気時に、開閉可能部45が呼気気流に押されて開状態に付勢されて弾性キャリア56を下方に撓ませ、呼気終了後、弾性キャリア56の反発力により、開閉可能部45のより迅速な閉状態への復帰が促される。
図28、図29及び図30に示すように、最適化として、濾過機構は更に1つのブロック状のフィルタ本体7を備え、2つの濾過機構のフィルタ本体7は、対称的に配置され、フィルタ本体7は、濾過材料のエラストマーで、濾過機構の濾過能力を強化するために用いられる。図29に示すように、組み立て時、フィルタ本体7がベース51の下方開口からホルダ5のキャビティの中下部に入れられ、組み立て後、フィルタ本体7がベース51と側壁52と支持ビーム53とで囲まれたキャビティ内に固定される。ここで、支持ビーム53がフィルタ本体7の上方及び外側に位置し、側壁52がフィルタ本体7の外側に位置し、ベース51がフィルタ本体7の下方に位置し、且つベース51の前後の両端がフィルタ本体7に下方から引っ掛かり、その結果、ホルダ5から抜けにくくなっている。エラストマーとして、フィルタ本体7は濾過機構の一方向濾過機能の実現にも寄与し、組み立て後、フィルタ本体7がフィルタシート4の下方に位置し、呼気時に、開閉可能部45は下方に開き、フィルタ本体7の上面を押圧してフィルタ本体7を弾性変形させ、呼気終了後、反発力によりフィルタ本体7の迅速な元の状態への復帰を促し、同時に開閉可能部45の閉鎖状態への迅速な復帰を補助する。図30に示すように、ベース51の下端の内壁には、4つのブロック状の固定歯57が一体的に設けられており、固定歯57の一側表面がベース51の内壁に一体に接続しており、その本体がベース51の内壁からベース51の軸線方向に突出する。弾性のフィルタ本体7が所定の箇所に組み立てられた後、固定歯57が下方からフィルタ本体7に引っ掛かり、その結果、ホルダ5から抜けにくくなっている。更なる最適化として、フィルタ本体7は、積み重ねられた多層構造であり、異なる機能の濾過層を含み、各層には、異なる効率又は異なるフィルタ目標に対する濾過材料を採用し、複数のフィルタ層の組み合わせにより、より高いフィルタ要求を満たすことができる。
図31、図32、図33及び図34に示すように、濾過機構は、更に、開閉可能な防水栓6を備え、この2つの濾過機構の防水栓6が対称的に配置され、防水栓6は、装着者が水泳、潜水などの水中活動をするとき、鼻道95への水の流入を遮断できる閉状態にされ、装着者が水中活動を停止すると、鼻で正常に呼吸することができる開状態にされる。
図32及び図36Aに示すように、防水栓6は、1つの栓体61と、1つのスカート62と、1つの収容プラグ63と、1つの収容スロット64と、1つの接続バンド65と、を備える。
栓体61は、扁平な柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法は、ベース51の下端のキャビティの断面の形状及び寸法と同じである。図33に示すように、防水栓6を閉状態にするには、装着者が栓体61をベース51の下端に下方から上方に向かって挿入し、両者の噛み合いによる摩擦力を利用して栓体61をベース51の下部に固定すると、栓体61はホルダ5の下端開口を完全に塞ぎ、鼻道95に水が入らない。装着者が栓体61をホルダ5から取り外すと、防水栓6は開状態となって、装着者が正常に呼吸できる。
図32及び図36Aに示すように、スカート62は、断続的な環状構造であり、栓体61の下部を取り囲み、且つ栓体61と一体式に接続され、防水栓6が閉鎖状態にある時、スカート62がベース51の下方に引っ掛かり、栓体61がホルダ5のキャビティに深く入り込んで取り出しにくくなることを防止し、また、スカート62は防水栓6とベース51との接合部の密閉効果を強化することができる。
図32及び図36Aに示すように、接続バンド65は、バンド状構造であり、その一端に防水栓6が一体的に接続され、他端にホルダ5が一体的に接続される。
図32、図36A及び図36Bに示すように、一方の防水栓6には、その下面に突出する柱状の収容プラグ63が一体に接続して設けられ、これと対称的に設けられた他方の防水栓6には、その下面に突出する筒状の収容スロット64が一体的に設けられ、2つの防水栓6が開状態のときに、一方の防水栓6に設けられた収容プラグ63が他方の防水栓に設けられた収容スロット64に差し込まれてフィットし、両者の間の摩擦力によって鼻中隔91の下方で2つの防水栓6が接続され、防水栓6が振動して装着者に不快感を与えるのを回避する。
防水栓6が設けられる鼻用フィルタ1は防水用であり、これと嵌合するフィルタシート4の濾過層本体41は、通常、孔径が10μm~200μmの金網又はポリエステル繊維網であり、その具体的な使用方法は、装着者がサーフィン、ボート漕ぎなどの水面運動をするとき、装着者が防水栓6を開状態にし、この時装着者は正常に呼吸することができ、水滴が鼻道95にこぼれると、フィルタシート4は、鼻道95に浸入後に鼻炎や副鼻腔炎を誘発しないように、水の表面張力によってフィルタシート4が水滴を鼻道95の外に遮ることができ、フィルタシート4から水滴が落ちるとき、装着者は正常な呼吸を回復する。装着者が水泳やダイビングなどの水中運動を行う場合、装着者は防水栓6を閉じて水が鼻道95に流れ込まないようにする。従来の水泳ノーズクリップと比べ、本発明の鼻用フィルタ1は多種の水上活動シーンに適用され、且つ鼻部外側の皮膚を傷つけず、水泳抵抗力が小さいなどの利点を有する。
〔実施例2〕
図37、図38、図39、図40、図41及び図42は、本発明の第2の実施形態であり、本実施形態の濾過機構は、基本的な構成が第1の実施形態と同様であるが、本実施形態の濾過機構には鋸歯面状のフィルタシートを採用し、濾過機構の通気面積が更に増大している点が異なる。
図37に示すように、この鼻用フィルタ1は、1つの接続ビーム2と、2つの濾過機構と、を備える。接続ビーム2の両端は、それぞれ、両側鼻道95内に対称的に配置される2つの濾過機構に一体に接続される。
図37に示すように、接続ビーム2は、鼻中隔91の下方に位置する中間部21と、鼻中隔91の両側に位置する2つの接続アーム22と、を備えるU字状構造である。中間部21は、2つの接続アーム22の間に位置している。
図37に示すように、2つの濾過機構は、接続ビーム2に対称的に接続され、各濾過機構は、1つの外枠3と、1つのフィルタシート4と、1つのホルダ5とを備える。
図38及び図39に示すように、外枠3は、1つの環状フレーム31と、6つのスポーク32と、12個のシールリップ33と、2つの固定レール34と、2つの係止歯35とを備える。環状フレーム31は、外枠3の側壁を構成し、スポーク32及びシールリップ33は、外枠3の頂部を形成する。
図38及び図39に示すように、環状フレーム31は、両端が開口した中空環状構造であり、その外形は、上が小さく、下が大きい不規則な円台状を呈し、環状フレーム31の頂端は鋸歯状を呈し、装着する時、環状フレーム31の軸線が鼻道軸線97と平行し、環状フレーム31の外周壁が鼻道内壁96にフィット又は密に噛み合い、両者の間の相互作用力により鼻用フィルタ1を鼻道95内に固定する。環状フレーム31のキャビティは鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流がスムーズに環状フレーム31のキャビティを通過することができる。環状フレーム31の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために、薄くなっている。
図38及び図39に示すように、6つのスポーク32と12個のシールリップ33は、一緒に外枠3の頂部を構成し、外枠3の頂部は、鋸歯面形構造であり、下方の同じ形状のフィルタシート4にマッチングし、濾過機構の濾過面積を外枠3が平頂(平面形頂部)又は凸面形頂部である濾過機構より大きくし、それにより鼻用フィルタ1の通気性及び快適性を向上させる。6つのスポーク32の両端が環状フレーム31の上部の内壁の異なる位置に接合しており、第1スポーク321、第2スポーク322、第3スポーク323、第4スポーク324及び第5スポーク325は、互いに平行に配置された直線状のストライプ構造であり、外枠3の頂部の鋸歯状構造の曲折部とマッチングする。第1スポーク321、第3スポーク323及び第5スポーク325は、より高い位置にあり、第2スポーク322及び第4スポーク324は低い位置にあり、第6スポーク326は、折れ線状のストライプ構造であり、上記5つのスポークと交差し、交差部において一体的に接続されて、格子状構造を形成する。
図38及び図39に示すように、12個の直線状又は弧状のストリップ状のシールシールリップ33が、環状フレーム31の頂端の縁に沿って配置され、シールリップ33の外側が環状フレーム31の頂部に一体的に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出し、シールリップ33の両端がスポーク32の根元部に一体的に接続され、フィルタシート4と環状フレーム31との接触部分を完全に覆う。
図38及び図39に示すように、2つの固定レール34は、縦置きの三角柱状の環状フレーム31の両側に設けられ、固定レール34の一側面が環状フレーム31の内壁に一体的に接合され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出する三角柱状の構造となっている。固定レール34の底部には、フィルタシート4及びホルダ5の取付けを容易にするために、弧形(弓形)の面取り部が設けられている。
図39に示すように、環状フレーム31の下端に近接する前後の両端の内壁には、弧状のストリップ状構造である2つの係止歯35が横設され、係止歯35の一側表面が環状フレーム31の内壁と一体式に接続され、その本体が環状フレーム31の内壁から環状フレーム31の軸線方向に突出して弧状ストリップ構造を形成する。
図40に示すように、フィルタシート4は、鋸歯面状のシート状物であり、その形状が外枠3の頂部の下面とマッチングし、フィルタシート4が、スポーク32とシールリップ33の下方に位置し、且つ外枠3とホルダ5との間に固定され、自然状態で、フィルタシート4は環状フレーム31の上方開口をすべて覆い、その上面と側面が外枠3の内壁にフィットし、フィルタシート4と外枠3を密閉状態に保持する。平面形と凸面形構造に比べ、フィルタシート4の鋸歯面形構造はフィルタシート4の通気面積を著しく増大させ、鼻用フィルタ1の通気性と快適性を向上させる。フィルタシート4は濾過層本体41のみを含み、濾過層本体41は単層構造であり、空気中の懸濁粒子状物質、懸濁液滴、飛散した水滴又は有害ガスを濾過するために用いられる。フィルタシート4の両側に2つの凹溝状の係止溝43が更に縦方向に配置され、係止溝43は外枠3上の2つの固定レール34と嵌合して、フィルタシート4を固定する。フィルタシート4はエラストマーであり、濾過機構を補助して一方向濾過機能を実現する。
本実施形態の濾過機構は、一方向濾過機能を有し、図40に示すように、フィルタシート4は、1つの固定部44と、2つの開閉可能部45と、を備え、固定部44は、フィルタシート4の中央部に位置するW形のシート状物であり、組み立て後、固定部44は、その上方に位置する外枠3と、その下方に位置するホルダ5とによって、外枠3の内部で変位しないようにしっかりと挟み込まれる。開閉可能部45は、フィルタシート4の両側の縁部に位置し、鼻道軸線97から離れる方向に下方に傾斜し、且つ、その傾斜角度が徐々に増大することにより、開閉可能部45が下向きに傾斜した円弧面を呈し、開閉可能部45が開いた状態での通気効率を向上させる。開閉可能部45の上方は外枠3によって拘束されているが、その下方はホルダ5によって拘束されていないため、開閉可能部45が閉状態にあるときには、開閉可能部45が上から下向きに付勢されると、開閉可能部45は、スポーク32及びシールリップ33の下面にフィットした閉位置から下方に移動及び開くことができる。開閉可能部45は、自然状態及び吸気状態において、その上面がスポーク32及びシールリップ33の下面にフィットし、フィルタシート4と外枠3との間が密閉状態を維持し、吸入気流がフィルタシート4からのみ透過し、濾過機構がフィルタ機能を実行する。呼気状態では、開閉可能部45が上方の大きな空気圧を受けて、下方に開いた状態に移動するが、このときフィルタシート4と外枠3との間には、呼気流の大部分が通過する隙間が生じ、濾過機構はフィルタ機能を実行しない。呼気状態が終了すると、フィルタシート4の反発力により、開閉可能部45が自然状態での閉状態に復帰する。
図37及び図41に示すように、ホルダ5が外枠3のキャビティに嵌装され、フィルタシート4の下方に位置し、ホルダ5は、1つのベース51と、8つの側壁52と、6つの支持ビーム53と、2つのスナップボタン54と、2つの固定溝55とを含む。ホルダ5の頂部の上面は鋸歯面である。
図41に示すように、ベース51がホルダ5の下部に位置し、環状構造であり、組み立てた後、ベース51の軸線が環状フレーム31の軸線に平行し、ベース51の外周壁が環状フレーム31の内壁と密接に噛み合い、両者の間の相互作用力によりホルダ5を外枠3のキャビティの中下部に固定する。ベース51のキャビティが鼻道軸線97方向に沿って貫通し、吸入と呼出の気流が順調にそのキャビティを通過することができる。ベース51の壁は、呼吸に対する抵抗を低減するために、薄くなっている。
図41に示すように、支持ビーム53がホルダ5の中上部に位置し、第1支持ビーム531、第2支持ビーム532、第3支持ビーム533、第4支持ビーム534及び第5支持ビーム535は、外形が下向きに開口する台形のストリップ状構造であり、5つの支持ビーム53の両端がそれぞれベース51の上面に一体に接続される。第6支持ビーム536は、第1支持ビーム531の中央と第5支持ビーム535の中央とに両端が一体的に接続される折線状のストリップ状構造であり、第6支持ビーム536が第2支持ビーム532、第3支持ビーム533及び第4支持ビーム534と交差し、交差する箇所で一体に接続され、格子状構造を構成する。スポーク32と支持ビーム53は、それぞれフィルタシート4の固定部44を上方と下方との二方向からクランプして固定し、図39及び図41に示すように、第1スポーク321及び第1支持ビーム531、第2スポーク322及び第2支持ビーム532、第3スポーク323及び第3支持ビーム533、第4スポーク324及び第4支持ビーム534、第5スポーク325及び第5支持ビーム535、第6スポーク326及び第6支持ビーム536は、それぞれ固定部44の対応する箇所を1対1でクランプして固定する。
図41に示すように、8つの側壁52は、直立した平板壁又はアーチ形板壁状構造であり、ホルダ5の中上部に位置し、側壁52の底端がベース51に固定され、その上端が対応するシールリップ33の直下に位置し、その両側が支持ビーム53に接続されている。シールリップ33及び側壁52は、それぞれ、フィルタシート4の固定部44の縁部を上方及び下方からクランプして固定する。
図41に示すように、2つのスナップボタン54は、いずれも起立したシート状構造であり、ベース51の前後の両端の下面にそれぞれ一体に接続され、その本体がベース51の下面から下方に突出する。スナップボタン54は、装着者がホルダ5を外枠3から取り外すことを補助し、取り外す時、装着者は鼻道軸線97方向に同時に2つのスナップボタン54を引っ張って、ベース51の前後の両端の外壁と外枠3の内壁とに隙間を生じさせ、これによってホルダ5を環状フレーム31と2つの係止歯35の束縛から離脱させ、スムーズに取り外すことができる。
図41に示すように、2つの固定溝55は、第3支持ビーム533の両側に縦方向に設けられた溝状構造であり、固定溝55は固定レール34と嵌合してホルダ5を固定する。
図42に示すように、環状フレーム31の頂部の鋭利な箇所によって鼻道の内壁96が突き刺されることを避けるために、外枠3の外周には、環状保護カバー36が更に外嵌される。保護カバー36は、外枠3の上部を外側から囲み、その下端が環状フレーム31の上端に接続され、保護カバー36の先端が環状フレーム31の最高点より低くない。
最後に説明されるように、以上の実施例は本発明の技術案を説明するためのものであって、制限のためのものではない。実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、当業者であれば理解されるように、本発明の技術案に対して行われる修正や等価置換は、いずれも本発明の技術案の趣旨及び範囲から逸脱しないものであり、それらはいずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
1、鼻用フィルタ 2、接続ビーム
3、外枠 4、フィルタシート
5、ホルダ 6、防水栓
7、フィルタ本体 9、鼻部
11、鼻の前方 12、鼻の後方
13、鼻の上方 14、鼻の下方
21、中間部 22、接続アーム
31、環状フレーム 32、スポーク
33、シールリップ 34、固定レール
35、係止歯 36、保護カバー
37、小型スポーク
41、濾過層本体 42、弾性層
43、係止溝 44、固定部
45、開閉可能部 45’、開状態の開閉可能部
51、ベース 52、側壁
53、支持ビーム 54、スナップボタン
55、固定溝 56、弾性キャリア
57、固定歯
61、栓体 62、スカート
63、収容プラグ 64、収容スロット
65、接続バンド
91、鼻中隔 92、鼻翼
93、鼻背 94、鼻孔
95、鼻道 96、鼻道内壁
97、鼻道軸線 98、鼻腔
99、鼻底
321、第1スポーク 322、第2スポーク
323、第3スポーク 324、第4スポーク
325、第5スポーク 326、第6スポーク
331、第1シールリップ 332、第2シールリップ
333、第3シールリップ 334、第4シールリップ
335、第5シールリップ 336、第6シールリップ
411、第1濾過層本体 412、第2濾過層本体
521、第1側壁 522、第2側壁
523、第3側壁 524、第4側壁
531、第1支持ビーム 532、第2支持ビーム
533、第3支持ビーム 534、第4支持ビーム
535、第5支持ビーム 536、第6支持ビーム
561、弾性ストリップ 562、キャリアストリップ
最後に説明されるように、以上の実施例は本発明の技術案を説明するためのものであって、制限のためのものではない。実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、当業者であれば理解されるように、本発明の技術案に対して行われる修正や等価置換は、いずれも本発明の技術案の趣旨及び範囲から逸脱しないものであり、それらはいずれも本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
尚、出願当初の請求項は以下の通りであった。
[請求項1]
鼻用フィルタであって、
前記鼻用フィルタ(1)は、鼻道内に配置され、前記鼻用フィルタ(1)は、1つの接続ビーム(2)と、2つの濾過機構とを備え、前記接続ビーム(2)の両端は、両側鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続され、
前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)の下端を半包囲し、前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)の下方に位置する中間部(21)と、鼻中隔(91)の両側に対称的に配置される2つの接続アーム(22)とを含み、中間部(21)は、2つの接続アーム(22)の間に位置し、2つの接続アーム(22)は、2つの鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に接続され、
前記濾過機構は、1つの外枠(3)と、1つのフィルタシート(4)と、1つのホルダ(5)とを含み、
前記外枠(3)は、1つの環状フレーム(31)と、少なくとも1つのスポーク(32)とを含み、環状フレーム(31)は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、環状フレーム(31)は、外枠(3)の側壁を構成し、装着する時、環状フレーム(31)の軸線が鼻道軸線(97)と平行し、環状フレーム(31)の外周壁が鼻道内壁(96)にフィットし、環状フレーム(31)のキャビティが鼻道軸線(97)方向に沿って貫通し、スポーク(32)は、ストリップ状構造であり、その両端が環状フレーム(31)の頂部に一体式又は着脱可能に接続され、スポーク(32)は、外枠(3)の頂部を構成し、
外枠(3)の頂部の下方には、シート状のフィルタシート(4)が設けられ、具体的には、フィルタシート(4)は、スポーク(32)の下方に位置し、環状フレーム(31)の上方の開口部の全てを覆い、フィルタシート(4)は、1つの固定部(44)と、少なくとも1つの開閉可能部(45)とを備え、固定部(44)がフィルタシート(4)の中央部に位置し、開閉可能部(45)がフィルタシート(4)の縁部に位置し、開閉可能部(45)の下方がホルダ(5)の制約を受けないので、呼気状態において、呼気気流が開閉可能部(45)を押して開閉可能部(45)を閉じた状態から開状態に切り替え、つまり、濾過機構に一方向濾過機能を持たせ、
外枠(3)のキャビティにホルダ(5)が嵌設され、ホルダ(5)はフィルタシート(4)の下方に位置し、外枠(3)とホルダ(5)とは、上方及び下方からフィルタシート(4)を拘束及び/又は固定する、ことを特徴とする鼻用フィルタ。
[請求項2]
前記外枠(3)は、シールリップ(33)を更に含み、シールリップ(33)は、直線形、折れ線形又は弧状のストリップ状構造であり、環状フレーム(31)の先端の縁に沿って配置され、シールリップ(33)は、環状フレーム(31)の頂部と一体式に接続され、その本体が環状フレーム(31)の内壁から環状フレーム(31)の軸線方向に突出し、シールリップ(33)の両端がスポーク(32)の根元部と一体式に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項3]
前記外枠(3)の内側には、少なくとも1つの固定レール(34)が縦方向に配置され、前記固定レール(34)は、前記環状フレーム(31)の軸線と平行な軸線を有する角柱又は半円柱体であり、前記固定レール(34)の一側表面が前記環状フレーム(31)の内壁に一体に接続され、その本体が前記環状フレーム(31)の内壁から前記環状フレーム(31)の軸線方向に突出しており、それに対応してマッチングするように、前記フィルタシート(4)の両側に、溝状の係止溝(43)が縦方向に沿って設けられ、ホルダ(5)の両側に、溝状の固定溝(55)が縦方向に沿って設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項4]
前記外枠(3)は、少なくとも1つのストリップ状又はブロック状の係止歯(35)を更に備え、該係止歯(35)は、前記環状フレーム(31)の下端に近い内壁に設けられ、その一方の側面が前記環状フレーム(31)の内壁に一体に接続され、その本体が前記環状フレーム(31)の内壁から前記環状フレーム(31)の軸線方向に突出する、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項5]
前記フィルタシート(4)は、エラストマーである、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項6]
前記フィルタシート(4)は、1つの濾過層本体(41)と、前記濾過層本体(41)に積み重ねられた1つの弾性層(42)とを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項7]
前記濾過層本体(41)は、異なる濾過機能又は濾過効率を有する濾過材料から作られた複数の層構造を含む積み重ねられた多層構造である、ことを特徴とする請求項6に記載の鼻用フィルタ。
[請求項8]
前記フィルタシート(4)は、凸面状又は鋸歯面状のシート体である、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項9]
前記開閉可能部(45)は、鼻道軸線(97)から離れる方向に下方へ傾斜している、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項10]
前記開閉可能部(45)は、鼻道軸線(97)から離れる方向に、下方へ傾斜する傾斜角度が漸次大きくなる、ことを特徴とする請求項9に記載の鼻用フィルタ。
[請求項11]
前記ホルダ(5)は、1つのベース(51)と、少なくとも1つの支持ビーム(53)とを備え、
ベース(51)は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、ホルダ(5)の中下部に位置し、組み立てた後、ベース(51)の軸線が環状フレーム(31)の軸線に平行し、その外周壁が環状フレーム(31)の内壁に緊密に噛み合い、ベース(51)のキャビティが鼻道軸線(97)方向に沿って貫通し、
支持ビーム(53)は、ストリップ状構造であり、その外形が直線状、折れ線状、弧状、アーチ状、下向きに開口した矩形又は下向きに開口した台形であり、支持ビーム(53)は、ホルダ(5)の中上部に位置し、支持ビーム(53)の両端がベース(51)の頂部又は他の残りの支持ビームに接続され、スポーク(32)と共に下方及び上方の両方向からフィルタシート(4)の固定部(44)をクランプして固定し、開閉可能部(45)の下方には支持ビーム(53)を設けない、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項12]
前記ホルダ(5)は、少なくとも1つの側壁(52)を更に含み、
側壁(52)は、直立した平板壁又は弧形板壁状構造であり、ホルダ(5)の中上部に位置し、側壁(52)の下端がベース(51)に固定され、その先端が対応するシールリップ(33)の真下に位置し、その両側が支持ビーム(53)に接続され、側壁(52)とシールリップ(33)とは、下方と上方との二方向からフィルタシート(4)の固定部(44)の縁部をクランプして固定する、ことを特徴とする請求項11に記載の鼻用フィルタ。
[請求項13]
前記ホルダ(5)は、少なくとも1つのスナップボタン(54)を更に備え、
スナップボタン(54)は、直立したストリップ状又はシート状の構造であり、その上端がベース(51)の下面の縁部に一体に接続され、その本体がベース(51)の下面から下方に突出している、ことを特徴とする、請求項11に記載の鼻用フィルタ。
[請求項14]
前記ホルダ(5)上に、少なくとも1つの弾性キャリア(56)が更に設けられ、前記弾性キャリア(56)は、少なくとも1つの弾性ストリップ(561)と、少なくとも1つの選択可能なキャリアストリップ(562)とを含み、弾性ストリップ(561)の一端が支持ビーム(53)に一体式又は取り外し可能に固定され、その本体が固定箇所から鼻道軸線(97)から離れる方向に延び、他端が固定されていない、キャリアストリップ(562)は、弾性ストリップ(561)に固定される横向きのストリップ状物であり、組み立て後、弾性キャリア(56)が開閉可能部(45)の下方に位置し、その上面が開閉可能部(45)の下面にフィット又は近接する、ことを特徴とする請求項11に記載の鼻用フィルタ。
[請求項15]
前記濾過機構は、1つのフィルタ本体(7)を更に含み、組み立てた後、フィルタ本体(7)がホルダ(5)のキャビティに配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項16]
前記フィルタ本体(7)は、エラストマーである、ことを特徴とする請求項15に記載の鼻用フィルタ。
[請求項17]
前記フィルタ本体(7)は、異なる濾過機能又は濾過効率を有する濾過材料から作られた複数の層構造を含む積み重ねられた多層構造である、ことを特徴とする請求項15に記載の鼻用フィルタ。
[請求項18]
前記濾過機構は、防水栓(6)を更に含み、
前記防水栓(6)は、1つの栓体(61)と、少なくとも1つのスカート(62)と、少なくとも1つの接続バンド(65)とを含み、
前記栓体(61)は、柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法がホルダ(5)又は環状フレーム(31)の下端のキャビティの断面の形状及び寸法と同じであり、栓体(61)がホルダ(5)又は環状フレーム(31)の下端に詰め込んで密閉することができ、スカート(62)は、環状構造又は間欠的な環状構造であり、栓体(61)の下部を取り囲んで且つ栓体(61)と一体式に接続され、 接続バンド(65)は、バンド状構造であり、その一端が防水栓(6)に一体式又は取り外し可能に接続され、その他端が接続ビーム(2)、外枠(3)又はホルダ(5)に一体式又は取り外し可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
[請求項19]
前記2つの濾過機構は、それぞれ1つの防水栓(6)を備え、一方の防水栓(6)には、その下面に突出する少なくとも1つの柱状の収容プラグ(63)が一体に接続されて設けられ、他方の防水栓(6)には、その下面に突出する少なくとも1つの管状の収容スロット(64)が一体に接続されて設けられ、収容プラグ(63)と収容スロット(64)とが対をなして設けられ、且つ互いにマッチングし、
2つの防水栓(6)が共に開いた状態にある場合、2つの防水栓(6)が対向して配置され、一方の防水栓(6)に設けられた収容プラグ(63)が、他方の防水栓(6)に設けられた収容スロット(64)に挿入され、且つ両者が緊密に噛み合い、両者の間の摩擦力を利用して、2つの対向して配置された防水栓(6)を鼻中隔(91)の下方で接続する、ことを特徴とする請求項18に記載の鼻用フィルタ。
[請求項20]
前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)にクランプ力を加え、前記クランプ力が接続ビーム(2)の2つの接続アーム(22)によって鼻中隔(91)の両側に直接的に加えられ、又は、前記クランプ力が接続ビーム(2)の2つの接続アーム(22)によって対応する濾過機構に伝導された後、対応する濾過機構によって鼻中隔(91)の両側に加えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。

Claims (20)

  1. 鼻用フィルタであって、
    前記鼻用フィルタ(1)は、鼻道内に配置され、前記鼻用フィルタ(1)は、1つの接続ビーム(2)と、2つの濾過機構とを備え、前記接続ビーム(2)の両端は、両側鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に一体式又は取り外し可能に接続され、
    前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)の下端を半包囲し、前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)の下方に位置する中間部(21)と、鼻中隔(91)の両側に対称的に配置される2つの接続アーム(22)とを含み、中間部(21)は、2つの接続アーム(22)の間に位置し、2つの接続アーム(22)は、2つの鼻道(95)内に対称的に配置される2つの濾過機構に接続され、
    前記濾過機構は、1つの外枠(3)と、1つのフィルタシート(4)と、1つのホルダ(5)とを含み、
    前記外枠(3)は、1つの環状フレーム(31)と、少なくとも1つのスポーク(32)とを含み、環状フレーム(31)は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、環状フレーム(31)は、外枠(3)の側壁を構成し、装着する時、環状フレーム(31)の軸線が鼻道軸線(97)と平行し、環状フレーム(31)の外周壁が鼻道内壁(96)にフィットし、環状フレーム(31)のキャビティが鼻道軸線(97)方向に沿って貫通し、スポーク(32)は、ストリップ状構造であり、その両端が環状フレーム(31)の頂部に一体式又は着脱可能に接続され、スポーク(32)は、外枠(3)の頂部を構成し、
    外枠(3)の頂部の下方には、シート状のフィルタシート(4)が設けられ、具体的には、フィルタシート(4)は、スポーク(32)の下方に位置し、環状フレーム(31)の上方の開口部の全てを覆い、フィルタシート(4)は、1つの固定部(44)と、少なくとも1つの開閉可能部(45)とを備え、固定部(44)がフィルタシート(4)の中央部に位置し、開閉可能部(45)がフィルタシート(4)の縁部に位置し、開閉可能部(45)の下方がホルダ(5)の制約を受けないので、呼気状態において、呼気気流が開閉可能部(45)を押して開閉可能部(45)を閉じた状態から開状態に切り替え、つまり、濾過機構に一方向濾過機能を持たせ、
    外枠(3)のキャビティにホルダ(5)が嵌設され、ホルダ(5)はフィルタシート(4)の下方に位置し、外枠(3)とホルダ(5)とは、上方及び下方からフィルタシート(4)を拘束及び/又は固定する、ことを特徴とする鼻用フィルタ。
  2. 前記外枠(3)は、シールリップ(33)を更に含み、シールリップ(33)は、直線形、折れ線形又は弧状のストリップ状構造であり、環状フレーム(31)の先端の縁に沿って配置され、シールリップ(33)は、環状フレーム(31)の頂部と一体式に接続され、その本体が環状フレーム(31)の内壁から環状フレーム(31)の軸線方向に突出し、シールリップ(33)の両端がスポーク(32)の根元部と一体式に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  3. 前記外枠(3)の内側には、少なくとも1つの固定レール(34)が縦方向に配置され、前記固定レール(34)は、前記環状フレーム(31)の軸線と平行な軸線を有する角柱又は半円柱体であり、前記固定レール(34)の一側表面が前記環状フレーム(31)の内壁に一体に接続され、その本体が前記環状フレーム(31)の内壁から前記環状フレーム(31)の軸線方向に突出しており、それに対応してマッチングするように、前記フィルタシート(4)の両側に、溝状の係止溝(43)が縦方向に沿って設けられ、ホルダ(5)の両側に、溝状の固定溝(55)が縦方向に沿って設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  4. 前記外枠(3)は、少なくとも1つのストリップ状又はブロック状の係止歯(35)を更に備え、該係止歯(35)は、前記環状フレーム(31)の下端に近い内壁に設けられ、その一方の側面が前記環状フレーム(31)の内壁に一体に接続され、その本体が前記環状フレーム(31)の内壁から前記環状フレーム(31)の軸線方向に突出する、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  5. 前記フィルタシート(4)は、エラストマーである、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  6. 前記フィルタシート(4)は、1つの濾過層本体(41)と、前記濾過層本体(41)に積み重ねられた1つの弾性層(42)とを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  7. 前記濾過層本体(41)は、異なる濾過機能又は濾過効率を有する濾過材料から作られた複数の層構造を含む積み重ねられた多層構造である、ことを特徴とする請求項6に記載の鼻用フィルタ。
  8. 前記フィルタシート(4)は、凸面状又は鋸歯面状のシート体である、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  9. 前記開閉可能部(45)は、鼻道軸線(97)から離れる方向に下方へ傾斜している、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  10. 前記開閉可能部(45)は、鼻道軸線(97)から離れる方向に、下方へ傾斜する傾斜角度が漸次大きくなる、ことを特徴とする請求項9に記載の鼻用フィルタ。
  11. 前記ホルダ(5)は、1つのベース(51)と、少なくとも1つの支持ビーム(53)とを備え、
    ベース(51)は、両端が開口した中空環状、楕円柱状又は管状構造であり、ホルダ(5)の中下部に位置し、組み立てた後、ベース(51)の軸線が環状フレーム(31)の軸線に平行し、その外周壁が環状フレーム(31)の内壁に緊密に噛み合い、ベース(51)のキャビティが鼻道軸線(97)方向に沿って貫通し、
    支持ビーム(53)は、ストリップ状構造であり、その外形が直線状、折れ線状、弧状、アーチ状、下向きに開口した矩形又は下向きに開口した台形であり、支持ビーム(53)は、ホルダ(5)の中上部に位置し、支持ビーム(53)の両端がベース(51)の頂部又は他の残りの支持ビームに接続され、スポーク(32)と共に下方及び上方の両方向からフィルタシート(4)の固定部(44)をクランプして固定し、開閉可能部(45)の下方には支持ビーム(53)を設けない、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  12. 前記ホルダ(5)は、少なくとも1つの側壁(52)を更に含み、
    側壁(52)は、直立した平板壁又は弧形板壁状構造であり、ホルダ(5)の中上部に位置し、側壁(52)の下端がベース(51)に固定され、その先端が対応するシールリップ(33)の真下に位置し、その両側が支持ビーム(53)に接続され、側壁(52)とシールリップ(33)とは、下方と上方との二方向からフィルタシート(4)の固定部(44)の縁部をクランプして固定する、ことを特徴とする請求項11に記載の鼻用フィルタ。
  13. 前記ホルダ(5)は、少なくとも1つのスナップボタン(54)を更に備え、
    スナップボタン(54)は、直立したストリップ状又はシート状の構造であり、その上端がベース(51)の下面の縁部に一体に接続され、その本体がベース(51)の下面から下方に突出している、ことを特徴とする、請求項11に記載の鼻用フィルタ。
  14. 前記ホルダ(5)上に、少なくとも1つの弾性キャリア(56)が更に設けられ、前記弾性キャリア(56)は、少なくとも1つの弾性ストリップ(561)と、少なくとも1つの選択可能なキャリアストリップ(562)とを含み、弾性ストリップ(561)の一端が支持ビーム(53)に一体式又は取り外し可能に固定され、その本体が固定箇所から鼻道軸線(97)から離れる方向に延び、他端が固定されていない、キャリアストリップ(562)は、弾性ストリップ(561)に固定される横向きのストリップ状物であり、組み立て後、弾性キャリア(56)が開閉可能部(45)の下方に位置し、その上面が開閉可能部(45)の下面にフィット又は近接する、ことを特徴とする請求項11に記載の鼻用フィルタ。
  15. 前記濾過機構は、1つのフィルタ本体(7)を更に含み、組み立てた後、フィルタ本体(7)がホルダ(5)のキャビティに配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  16. 前記フィルタ本体(7)は、エラストマーである、ことを特徴とする請求項15に記載の鼻用フィルタ。
  17. 前記フィルタ本体(7)は、異なる濾過機能又は濾過効率を有する濾過材料から作られた複数の層構造を含む積み重ねられた多層構造である、ことを特徴とする請求項15に記載の鼻用フィルタ。
  18. 前記濾過機構は、防水栓(6)を更に含み、
    前記防水栓(6)は、1つの栓体(61)と、少なくとも1つのスカート(62)と、少なくとも1つの接続バンド(65)とを含み、
    前記栓体(61)は、柱体構造であり、その頂部の断面の形状及び寸法がホルダ(5)又は環状フレーム(31)の下端のキャビティの断面の形状及び寸法と同じであり、栓体(61)がホルダ(5)又は環状フレーム(31)の下端に詰め込んで密閉することができ、スカート(62)は、環状構造又は間欠的な環状構造であり、栓体(61)の下部を取り囲んで且つ栓体(61)と一体式に接続され、 接続バンド(65)は、バンド状構造であり、その一端が防水栓(6)に一体式又は取り外し可能に接続され、その他端が接続ビーム(2)、外枠(3)又はホルダ(5)に一体式又は取り外し可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
  19. 前記2つの濾過機構は、それぞれ1つの防水栓(6)を備え、一方の防水栓(6)には、その下面に突出する少なくとも1つの柱状の収容プラグ(63)が一体に接続されて設けられ、他方の防水栓(6)には、その下面に突出する少なくとも1つの管状の収容スロット(64)が一体に接続されて設けられ、収容プラグ(63)と収容スロット(64)とが対をなして設けられ、且つ互いにマッチングし、
    2つの防水栓(6)が共に開いた状態にある場合、2つの防水栓(6)が対向して配置され、一方の防水栓(6)に設けられた収容プラグ(63)が、他方の防水栓(6)に設けられた収容スロット(64)に挿入され、且つ両者が緊密に噛み合い、両者の間の摩擦力を利用して、2つの対向して配置された防水栓(6)を鼻中隔(91)の下方で接続する、ことを特徴とする請求項18に記載の鼻用フィルタ。
  20. 前記接続ビーム(2)は、鼻中隔(91)にクランプ力を加え、前記クランプ力が接続ビーム(2)の2つの接続アーム(22)によって鼻中隔(91)の両側に直接的に加えられ、又は、前記クランプ力が接続ビーム(2)の2つの接続アーム(22)によって対応する濾過機構に伝導された後、対応する濾過機構によって鼻中隔(91)の両側に加えられる、ことを特徴とする請求項1に記載の鼻用フィルタ。
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