JP2024517618A5 - - Google Patents
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本発明は、いくつかの記載された実施形態に関して、ある程度の長さで、及びある程度の具体性をもって、記載されているが、任意のそのような具体性若しくは実施形態または任意の特定の実施形態に限定されるべきではなく、先行技術を考慮してそのような特許請求の範囲の最も広範な解釈を提供するように、及び、それ故に、本発明によって包含される意図された範囲を効果的に包含するように、添付の特許請求の範囲を参照して解釈されるべきである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるT細胞レセプター(TCR)アルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目2)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCR ベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目3)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目4)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目5)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目6)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目7)
項目1から6のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、
1)前記TCRアルファ鎖CDR、TCR V α ドメイン、及び/またはTCRアルファ鎖は、表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、及び/または、
2)前記TCRベータ鎖CDR、TCR V β ドメイン、及び/またはTCRベータ鎖は、表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、及び/または、
3)前記結合タンパク質のそれぞれのCDRは、表1に列挙される同種の参考CDR配列と比較して、最大5個の、アミノ酸置換、挿入、欠失、またはそれらの組み合わせ、を有する。
(項目8)
項目1から7のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目9)
項目1から8のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、キメラ、ヒト化、またはヒトである。
(項目10)
項目1から9のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、TCR、TCRの抗原結合フラグメント、単鎖TCR(scTCR)、キメラ抗原レセプター(CAR)、またはTCR及びエフェクター・ドメインを含む融合タンパク質、である、任意選択的に、ここで、前記結合ドメインは、膜貫通ドメイン及び細胞内にあるエフェクター・ドメイン、を含む。
(項目11)
項目1から10のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、共有結合している、任意選択的に、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、リンカー・ペプチドを介して共有結合している。
(項目12)
項目1から11のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び/または前記TCRベータ鎖は、部分構造に共有結合的に連結している、任意選択的に、ここで、その共有結合的に連結した前記部分構造は、親和性タグまたは標識、を含む。
(項目13)
項目12に記載の結合タンパク質、ここで、前記親和性タグは、CD34濃縮タグ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、カルモジュリン結合タンパク質(CBP)、タンパク質Cタグ、Mycタグ、Haloタグ、HAタグ、Flagタグ、Hisタグ、ビオチン・タグ、及びV5タグ、からなる群より選択される、及び/または、ここで、前記標識は、蛍光タンパク質である。
(項目14)
項目1から13のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記共有結合的に連結した部分構造は、炎症性薬剤、サイトカイン、毒素、細胞傷害性分子、放射性同位体、または抗体若しくはその抗原結合フラグメント、からなる群より選択される。
(項目15)
項目1から14のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、細胞表面上にある前記pMHC複合体に結合する。
(項目16)
項目1から15のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、MHC多量体である、任意選択的に、ここで、前記MHC多量体は、四量体である。
(項目17)
項目1から16のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、MHCクラスI分子である。
(項目18)
項目1から17のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目19)
項目1から18のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 0201、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目20)
項目1から19のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質の、前記HA-2ペプチド-MHC(pMHC)複合体への結合は、免疫応答を誘発する、任意選択的に、ここで、前記免疫応答は、T細胞応答である。
(項目21)
項目1から20のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記T細胞応答は、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、からなる群より選択される。
(項目22)
項目1から21のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に、約1×10 -4 M以下、約5×10 -5 M以下、約1×10 -5 M以下、約5×10 -6 M以下、約1×10 -6 M以下、約5×10 -7 M以下、約1×10 -7 M以下、約5×10 -8 M以下、約1×10 -8 M以下、約5×10 -9 M以下、約1×10 -9 M以下、約5×10 -10 M以下、約1×10 -10 M以下、約5×10 -11 M以下、約1×10 -11 M以下、約5×10 -12 M以下、または約1×10 -12 M以下、のK d で、特異的に、結合することができる。
(項目23)
項目1から22のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い結合親和性を有する。
(項目24)
項目1から23のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍高い結合親和性を有する。
(項目25)
項目1から24のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する。
(項目26)
項目1から25のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍増加した、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する。
(項目27)
項目25または26に記載の結合タンパク質、ここで、前記ターゲット細胞は、DEL、THP-1またはTF1細胞株、である。
(項目28)
項目25または26に記載の結合タンパク質、ここで、前記ターゲット細胞は、がん細胞である。
(項目29)
項目28に記載の結合タンパク質、ここで、前記がんは、血液系悪性腫瘍である。
(項目30)
項目29に記載の結合タンパク質、ここで、前記血液系悪性腫瘍は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性疾患、または骨髄腫である。
(項目31)
表1に列挙された、TCRアルファ鎖の配列、及びTCRベータ鎖の配列、からなる群より選択される、TCRアルファ鎖、及び/またはTCRベータ鎖。
(項目32)
表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸の相補体と、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列と、ストリンジェントな条件(stringent condition)下で、ハイブリダイズする、単離された核酸分子、
任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、
1) 表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC 遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または、
2) 表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、を含む。
(項目33)
項目32に記載の単離された核酸、ここで、前記核酸は、宿主細胞における発現の為に、コドンが最適化されている。
(項目34)
項目32または33に記載の単離された核酸を含む、ベクター。
(項目35)
項目34に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、クローニング・ベクター、発現ベクター、またはウイルス・ベクター、である。
(項目36)
項目34または35に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列、を更に含む。
(項目37)
項目34から36のいずれか1項に記載のベクター、ここで、CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結されている。
(項目38)
項目34から37のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している。
(項目39)
項目34から38のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグは、CD34濃縮タグである。
(項目40)
項目34から39のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記項目23または24に記載の単離された核酸、ならびに、前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している。
(項目41)
項目34から40のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である。
(項目42)
前記項目32または33に記載の単離された核酸を含む、前記項目34から41のいずれか1項に記載のベクターを含む、及び/または前記項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を発現する、宿主細胞、任意選択的に、ここで、前記細胞は、遺伝子操作されている。
(項目43)
項目42に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはその両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む。
(項目44)
項目42または43に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目45)
項目42から44のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目46)
項目42から45のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、CD8αを及び/またはCD8βを、発現する。
(項目47)
項目46に記載の宿主細胞、ここで、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している。
(項目48)
項目47に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、前記CD34濃縮タグを用いて富化されている。
(項目49)
項目42から48のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、造血始原細胞(hematopoeitic progenitor cell)、末梢血単核細胞(peripheral bloodMononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である。
(項目50)
項目42から49のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である。
(項目51)
項目42から50のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である。
(項目52)
項目42から51のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である。
(項目53)
項目42から52のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い。
(項目54)
項目42から53のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目55)
項目54に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、in vitro、ex vivo、またはin vivo、で前記ターゲット細胞と接触する。
(項目56)
項目54または55に記載の宿主細胞、ここで、前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である。
(項目57)
項目54から56のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである。
(項目58)
項目54から57のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目59)
項目58に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目60)
項目54から59のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる。
(項目61)
項目61に記載の宿主細胞、ここで、前記傷害を、傷害アッセイによって測定する。
(項目62)
項目60または61に記載の宿主細胞、ここで、前記傷害アッセイにおける、前記宿主細胞と前記ターゲット細胞との比率は、20:1から0.625:1である。
(項目63)
項目60から62のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、1μg/mLから50pg/mLのHA-2ペプチドでパルスしたT2細胞である。
(項目64)
項目60から62のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目65)
項目64に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目66)
項目60、61、64及び65のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、DEL、THP-1またはTF-1細胞株である。
(項目67)
項目54から66のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目68)
項目54から67のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記MHC分子は、MHCクラスI分子である。
(項目69)
項目54から68のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目70)
項目54から69のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 0207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目71)
項目54から70のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、Del、THP-1、及びTF-1細胞株からなる群より選択される細胞株である、HA-2を発現する造血系がん細胞である、またはNB4ではない。
(項目72)
項目71に記載の宿主細胞、ここで、前記がん細胞は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、からなる群より選択される血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)の細胞である。
(項目73)
項目54から71のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2抗原を発現しない、項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質によって認識されない、及び」、血清型HLA-A * 02対立遺伝子を発現しない。
(項目74)
項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞の集団。
(項目75)
以下を含む組成物:
a)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質、
b)項目32または33に記載の単離された核酸、
c)項目34から41のいずれか1項に記載のベクター、
d)項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞、及び/または、
e)項目74に記載の宿主細胞の集団、
ならびに担体。
(項目76)
以下を含むデバイスまたはキット:
a)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質、
b)項目32または33に記載の単離された核酸、
c)項目34から41のいずれか1項に記載のベクター、
d)項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞、及び/または、
e)項目74に記載の宿主細胞の集団、
ここで、前記デバイスまたはキットは、任意選択的に、a)、d)及び/またはe)がpMHC複合体に結合すること、を検出する為の試薬、を含む。
(項目77)
項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸によって形質転換された、形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ;及び、
(ii)発現した結合タンパク質を回収するステップ。
(項目78)
項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を発現する宿主細胞を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸を、前記宿主細胞に導入するステップ;
(ii)その形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ。
(項目79)
HA-2抗原の、及び/またはHA-2を発現する細胞の、存在をまたは不存在を、検出する方法、任意選択的に、ここで、前記細胞は、過剰増殖性細胞である、前記方法は、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、または項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、を使用することによって、サンプル中の前記HA-2抗原の、存在をまたは不存在を、検出するステップを含む、ここで、前記HA-2抗原を検出することは、HA-2抗原、及び/またはHA-2を発現する細胞、が存在することの指標である。
(項目80)
項目79に記載の方法、ここで、前記少なくとも1種の結合タンパク質、または前記少なくとも1種の宿主細胞は、MHC分子の中の前記HA-2ペプチドと複合体を形成する、及び前記複合体を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、の形態で検出する。
(項目81)
項目79または80に記載の方法、ここで、前記方法は、対象から前記サンプルを得るステップを更に含む。
(項目82)
項目79から81のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記方法は、骨髄生検によって、HA-2を発現する細胞を確認するステップを更に含む。
(項目83)
以下を含む、対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを検出する方法:
a)前記対象から得られたサンプルを、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、と接触させるステップ;及び、b)応答性のレベルを検出するステップ、ここで、対照のレベルと比較して、より高いレベルの応答性は、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを示す。
(項目84)
項目83に記載の方法、ここで、前記対照のレベルは、参考数字である。
(項目85)
項目83に記載の方法、ここで、前記対照のレベルは、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を有さない対象のレベルである。
(項目86)
対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為の方法、ここで、前記方法は、以下を含む:
a)項目79から85のいずれか1項に記載の、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とするの細胞のレベルを、対象のサンプルにおいて、第1の時点で、検出するステップ;
b)後続の時点で、ステップa)を反復するステップ;ならびに、
c)前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為に、ステップa)及びステップb)において検出した、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とする細胞のレベルを、比較するステップ、ここで、ステップa)と比較した、ステップb)において検出した、HA-2抗原の、またはHA-2を発現する関心とする細胞の、存在しない、または減少したレベルは、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行が、阻害されていることを示す。
(項目87)
項目86に記載の方法、ここで、前記第1の時点と前記後続の時点との間で、前記対象は、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を治療する為の治療を受けたことがある。
(項目88)
以下を含む、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の有効性を評価する方法:
a)HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を対象に提供する前に、前記対象から取得した第1のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、ならびに、
b) HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を提供した後に、前記対象から取得した第2のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、
ここで、前記第2のサンプルにおける応答性が、第1のサンプルと比較して、存在しないことは、またはレベルが減少していることは、前記療法が、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を治療することに対して有効である、ことを示す。
(項目89)
項目83から88のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記応答性のレベルは、a)結合の存在、及び/またはb)T細胞活性化、及び/またはエフェクター機能、によって示される、任意選択で、T細胞活性化またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出する。
(項目90)
項目89に記載の方法、ここで、前記T細胞活性化は、またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出、である。
(項目91)
項目83から90のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞結合を、活性化を、及び/またはエフェクター機能を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence
activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、を使用して検出する。
(項目92)
対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を予防する、及び/または治療する、方法、ここで、前記方法は、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質を発現する細胞を含む組成物の治療有効量を、前記対象に投与することを含む。
(項目93)
項目92に記載の方法、ここで、前記細胞は、同種異系細胞、同系細胞、または自己細胞、である。
(項目94)
項目92または93に記載の方法、ここで、前記細胞は、遺伝子操作をされている。
(項目95)
項目92から94のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはTCR遺伝子及びHLA遺伝子の両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む。
(項目96)
項目92から95のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目97)
項目92から96のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目98)
項目92から97のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、CD8αを及び/またはCD8βを、発現する、任意選択的に、ここで、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している。
(項目99)
項目98に記載の方法、ここで、前記細胞は、CD34濃縮タグを用いて富化されている。
(項目100)
項目92から99のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、造血始原細胞(hematopoeitic progenitor cell)、末梢血単核細胞(peripheral blood Mononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である。
(項目101)
細胞項92から100のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である。
(項目102)
項目92から101のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である。
(項目103)
項目92から102のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である。
(項目104)
項目92から103のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い。
(項目105)
項目92から104のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目106)
項目92から105のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である。
(項目107)
項目92から106のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである。
(項目108)
項目92から107のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目109)
項目108に記載の方法、ここで、前記細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目110)
項目92から109のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる。
(項目111)
項目92から110のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目112)
項目111に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目113)
項目92から112のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目114)
項目92から113のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記MHC分子は、MHCクラスI分子である。
(項目115)
項目92から114のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目116)
項目92から115のいずれか1項に記載の方法、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 0207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目117)
項目92から116のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記ターゲット細胞は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、非-悪性細胞または過剰増殖性細胞、である。
(項目118)
項目92から117のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、薬学的に許容可能な担体を更に含む。
(項目119)
項目92から118のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、免疫応答を誘導する。
(項目120)
項目92から119のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、抗原特異的なT細胞免疫応答を誘導する。
(項目121)
項目92から120のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記抗原特異的なT細胞免疫応答は、CD4 + ヘルパーTリンパ球(Th)応答及びCD8+細胞傷害性Tリンパ球(CTL)応答のうちの少なくとも1種を含む。
(項目122)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む。
(項目123)
項目83から122のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む。
(項目124)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病を含む。
(項目125)
項目83から124のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される。
(項目126)
項目83から125のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液障害は、リンパ腫を含む。
(項目127)
項目83から125のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される。
(項目128)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)は、骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、ここで、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory
anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される。
(項目129)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、免疫不全障害である、任意選択的に、ここで、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge
syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される。
(項目130)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、非-悪性血液障害である、任意選択的に、ここで、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される。
(項目131)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、自己免疫障害である、任意選択的に、ここで、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である。
(項目132)
項目92から131のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、造血細胞移植(HCT)を受けている、または以前に受けたことがある、任意選択的に、ここで、前記HCTは、HA-2抗原を発現しない、項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質によって認識されない、血清型HLA-A * 02の細胞ではない、及び/またはHLA-A * 02:01対立遺伝子を発現しない、細胞を含む。
(項目133)
項目132に記載の方法、ここで、前記HCTは、HLA構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、TCR構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、またはその両方、を含むドナー(donor)造血細胞を含む。
(項目134)
項目92から133のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、以前にリンパ球除去化学療法を受けたことがある。
(項目135)
項目134に記載の方法、ここで、前記リンパ球除去化学療法は、シクロフォスファミド、フルダラビン、抗-胸腺細胞グロブリン、またはそれらの組み合わせ、を含む。
(項目136)
項目92から135のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記方法は、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する少なくとも1種の追加的な治療を、前記対象に、処方するステップを更に含む。
(項目137)
項目92から136のいずれか1項に記載の方法、ここで、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する前記少なくとも1種の追加的な治療は、前記組成物と、同時に、または連続して、処方される。
(項目138)
項目81から137のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または哺乳動物である、任意選択的に、ここで、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。
(項目139)
CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列に、作動可能に連結されたプロモーター、を含む発現ベクター。
(項目140)
項目139に記載のベクター、ここで、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結し、その結果、前記タグは、前記CD8αにまたはCD8βに、融合している。
(項目141)
項目139または140に記載のベクター、ここで、前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している。
(項目142)
項目139から141のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグは、CD34濃縮タグである。
(項目143)
項目139から142のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列、を更に含む。
(項目144)
項目139から143のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記TCRαは及び/またはTCRβは、変異を有する膜貫通ドメインを、及び/または変異を有する定常ドメインを、含む。
(項目145)
項目139から144のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記変異を有する膜貫通ドメイン、及び/または変異を有する定常ドメインは、内因性の、TCRαの及び/またはTCRβの発現を減少させながらも、TCRαの及び/またはTCRβの細胞表面発現を増強する。
(項目146)
項目139から145のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、ならびに、前記TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している。
(項目147)
項目139から146のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である。
(項目148)
項目139から147のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸配列、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列、を更に含む、任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、1)表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または2)表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、を含む。
(項目149)
項目139から148のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、表3に記載の核酸配列を有する。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるT細胞レセプター(TCR)アルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目2)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCR ベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目3)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目4)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目5)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目6)
以下を含む結合タンパク質:
a)表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。
(項目7)
項目1から6のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、
1)前記TCRアルファ鎖CDR、TCR V α ドメイン、及び/またはTCRアルファ鎖は、表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、及び/または、
2)前記TCRベータ鎖CDR、TCR V β ドメイン、及び/またはTCRベータ鎖は、表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、及び/または、
3)前記結合タンパク質のそれぞれのCDRは、表1に列挙される同種の参考CDR配列と比較して、最大5個の、アミノ酸置換、挿入、欠失、またはそれらの組み合わせ、を有する。
(項目8)
項目1から7のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目9)
項目1から8のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、キメラ、ヒト化、またはヒトである。
(項目10)
項目1から9のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、TCR、TCRの抗原結合フラグメント、単鎖TCR(scTCR)、キメラ抗原レセプター(CAR)、またはTCR及びエフェクター・ドメインを含む融合タンパク質、である、任意選択的に、ここで、前記結合ドメインは、膜貫通ドメイン及び細胞内にあるエフェクター・ドメイン、を含む。
(項目11)
項目1から10のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、共有結合している、任意選択的に、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、リンカー・ペプチドを介して共有結合している。
(項目12)
項目1から11のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び/または前記TCRベータ鎖は、部分構造に共有結合的に連結している、任意選択的に、ここで、その共有結合的に連結した前記部分構造は、親和性タグまたは標識、を含む。
(項目13)
項目12に記載の結合タンパク質、ここで、前記親和性タグは、CD34濃縮タグ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、カルモジュリン結合タンパク質(CBP)、タンパク質Cタグ、Mycタグ、Haloタグ、HAタグ、Flagタグ、Hisタグ、ビオチン・タグ、及びV5タグ、からなる群より選択される、及び/または、ここで、前記標識は、蛍光タンパク質である。
(項目14)
項目1から13のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記共有結合的に連結した部分構造は、炎症性薬剤、サイトカイン、毒素、細胞傷害性分子、放射性同位体、または抗体若しくはその抗原結合フラグメント、からなる群より選択される。
(項目15)
項目1から14のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、細胞表面上にある前記pMHC複合体に結合する。
(項目16)
項目1から15のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、MHC多量体である、任意選択的に、ここで、前記MHC多量体は、四量体である。
(項目17)
項目1から16のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、MHCクラスI分子である。
(項目18)
項目1から17のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記MHCは、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目19)
項目1から18のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 0201、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目20)
項目1から19のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質の、前記HA-2ペプチド-MHC(pMHC)複合体への結合は、免疫応答を誘発する、任意選択的に、ここで、前記免疫応答は、T細胞応答である。
(項目21)
項目1から20のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記T細胞応答は、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、からなる群より選択される。
(項目22)
項目1から21のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に、約1×10 -4 M以下、約5×10 -5 M以下、約1×10 -5 M以下、約5×10 -6 M以下、約1×10 -6 M以下、約5×10 -7 M以下、約1×10 -7 M以下、約5×10 -8 M以下、約1×10 -8 M以下、約5×10 -9 M以下、約1×10 -9 M以下、約5×10 -10 M以下、約1×10 -10 M以下、約5×10 -11 M以下、約1×10 -11 M以下、約5×10 -12 M以下、または約1×10 -12 M以下、のK d で、特異的に、結合することができる。
(項目23)
項目1から22のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い結合親和性を有する。
(項目24)
項目1から23のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍高い結合親和性を有する。
(項目25)
項目1から24のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する。
(項目26)
項目1から25のいずれか1項に記載の結合タンパク質、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍増加した、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する。
(項目27)
項目25または26に記載の結合タンパク質、ここで、前記ターゲット細胞は、DEL、THP-1またはTF1細胞株、である。
(項目28)
項目25または26に記載の結合タンパク質、ここで、前記ターゲット細胞は、がん細胞である。
(項目29)
項目28に記載の結合タンパク質、ここで、前記がんは、血液系悪性腫瘍である。
(項目30)
項目29に記載の結合タンパク質、ここで、前記血液系悪性腫瘍は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性疾患、または骨髄腫である。
(項目31)
表1に列挙された、TCRアルファ鎖の配列、及びTCRベータ鎖の配列、からなる群より選択される、TCRアルファ鎖、及び/またはTCRベータ鎖。
(項目32)
表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸の相補体と、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列と、ストリンジェントな条件(stringent condition)下で、ハイブリダイズする、単離された核酸分子、
任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、
1) 表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC 遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または、
2) 表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、を含む。
(項目33)
項目32に記載の単離された核酸、ここで、前記核酸は、宿主細胞における発現の為に、コドンが最適化されている。
(項目34)
項目32または33に記載の単離された核酸を含む、ベクター。
(項目35)
項目34に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、クローニング・ベクター、発現ベクター、またはウイルス・ベクター、である。
(項目36)
項目34または35に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列、を更に含む。
(項目37)
項目34から36のいずれか1項に記載のベクター、ここで、CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結されている。
(項目38)
項目34から37のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している。
(項目39)
項目34から38のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグは、CD34濃縮タグである。
(項目40)
項目34から39のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記項目23または24に記載の単離された核酸、ならびに、前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している。
(項目41)
項目34から40のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である。
(項目42)
前記項目32または33に記載の単離された核酸を含む、前記項目34から41のいずれか1項に記載のベクターを含む、及び/または前記項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を発現する、宿主細胞、任意選択的に、ここで、前記細胞は、遺伝子操作されている。
(項目43)
項目42に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはその両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む。
(項目44)
項目42または43に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目45)
項目42から44のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目46)
項目42から45のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、CD8αを及び/またはCD8βを、発現する。
(項目47)
項目46に記載の宿主細胞、ここで、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している。
(項目48)
項目47に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、前記CD34濃縮タグを用いて富化されている。
(項目49)
項目42から48のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、造血始原細胞(hematopoeitic progenitor cell)、末梢血単核細胞(peripheral bloodMononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である。
(項目50)
項目42から49のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である。
(項目51)
項目42から50のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である。
(項目52)
項目42から51のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である。
(項目53)
項目42から52のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記T細胞は、内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い。
(項目54)
項目42から53のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目55)
項目54に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、in vitro、ex vivo、またはin vivo、で前記ターゲット細胞と接触する。
(項目56)
項目54または55に記載の宿主細胞、ここで、前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である。
(項目57)
項目54から56のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである。
(項目58)
項目54から57のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目59)
項目58に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目60)
項目54から59のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる。
(項目61)
項目61に記載の宿主細胞、ここで、前記傷害を、傷害アッセイによって測定する。
(項目62)
項目60または61に記載の宿主細胞、ここで、前記傷害アッセイにおける、前記宿主細胞と前記ターゲット細胞との比率は、20:1から0.625:1である。
(項目63)
項目60から62のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、1μg/mLから50pg/mLのHA-2ペプチドでパルスしたT2細胞である。
(項目64)
項目60から62のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目65)
項目64に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目66)
項目60、61、64及び65のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、DEL、THP-1またはTF-1細胞株である。
(項目67)
項目54から66のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目68)
項目54から67のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記MHC分子は、MHCクラスI分子である。
(項目69)
項目54から68のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目70)
項目54から69のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 0207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目71)
項目54から70のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記ターゲット細胞は、Del、THP-1、及びTF-1細胞株からなる群より選択される細胞株である、HA-2を発現する造血系がん細胞である、またはNB4ではない。
(項目72)
項目71に記載の宿主細胞、ここで、前記がん細胞は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、からなる群より選択される血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)の細胞である。
(項目73)
項目54から71のいずれか1項に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、HA-2抗原を発現しない、項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質によって認識されない、及び」、血清型HLA-A * 02対立遺伝子を発現しない。
(項目74)
項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞の集団。
(項目75)
以下を含む組成物:
a)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質、
b)項目32または33に記載の単離された核酸、
c)項目34から41のいずれか1項に記載のベクター、
d)項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞、及び/または、
e)項目74に記載の宿主細胞の集団、
ならびに担体。
(項目76)
以下を含むデバイスまたはキット:
a)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質、
b)項目32または33に記載の単離された核酸、
c)項目34から41のいずれか1項に記載のベクター、
d)項目42から73のいずれか1項に記載の宿主細胞、及び/または、
e)項目74に記載の宿主細胞の集団、
ここで、前記デバイスまたはキットは、任意選択的に、a)、d)及び/またはe)がpMHC複合体に結合すること、を検出する為の試薬、を含む。
(項目77)
項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸によって形質転換された、形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ;及び、
(ii)発現した結合タンパク質を回収するステップ。
(項目78)
項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質を発現する宿主細胞を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸を、前記宿主細胞に導入するステップ;
(ii)その形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ。
(項目79)
HA-2抗原の、及び/またはHA-2を発現する細胞の、存在をまたは不存在を、検出する方法、任意選択的に、ここで、前記細胞は、過剰増殖性細胞である、前記方法は、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、または項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、を使用することによって、サンプル中の前記HA-2抗原の、存在をまたは不存在を、検出するステップを含む、ここで、前記HA-2抗原を検出することは、HA-2抗原、及び/またはHA-2を発現する細胞、が存在することの指標である。
(項目80)
項目79に記載の方法、ここで、前記少なくとも1種の結合タンパク質、または前記少なくとも1種の宿主細胞は、MHC分子の中の前記HA-2ペプチドと複合体を形成する、及び前記複合体を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、の形態で検出する。
(項目81)
項目79または80に記載の方法、ここで、前記方法は、対象から前記サンプルを得るステップを更に含む。
(項目82)
項目79から81のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記方法は、骨髄生検によって、HA-2を発現する細胞を確認するステップを更に含む。
(項目83)
以下を含む、対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを検出する方法:
a)前記対象から得られたサンプルを、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、と接触させるステップ;及び、b)応答性のレベルを検出するステップ、ここで、対照のレベルと比較して、より高いレベルの応答性は、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを示す。
(項目84)
項目83に記載の方法、ここで、前記対照のレベルは、参考数字である。
(項目85)
項目83に記載の方法、ここで、前記対照のレベルは、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を有さない対象のレベルである。
(項目86)
対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為の方法、ここで、前記方法は、以下を含む:
a)項目79から85のいずれか1項に記載の、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とするの細胞のレベルを、対象のサンプルにおいて、第1の時点で、検出するステップ;
b)後続の時点で、ステップa)を反復するステップ;ならびに、
c)前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為に、ステップa)及びステップb)において検出した、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とする細胞のレベルを、比較するステップ、ここで、ステップa)と比較した、ステップb)において検出した、HA-2抗原の、またはHA-2を発現する関心とする細胞の、存在しない、または減少したレベルは、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行が、阻害されていることを示す。
(項目87)
項目86に記載の方法、ここで、前記第1の時点と前記後続の時点との間で、前記対象は、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を治療する為の治療を受けたことがある。
(項目88)
以下を含む、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の有効性を評価する方法:
a)HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を対象に提供する前に、前記対象から取得した第1のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、ならびに、
b) HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を提供した後に、前記対象から取得した第2のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、項目42から73のいずれか1項に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または項目74に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、
ここで、前記第2のサンプルにおける応答性が、第1のサンプルと比較して、存在しないことは、またはレベルが減少していることは、前記療法が、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を治療することに対して有効である、ことを示す。
(項目89)
項目83から88のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記応答性のレベルは、a)結合の存在、及び/またはb)T細胞活性化、及び/またはエフェクター機能、によって示される、任意選択で、T細胞活性化またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出する。
(項目90)
項目89に記載の方法、ここで、前記T細胞活性化は、またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出、である。
(項目91)
項目83から90のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞結合を、活性化を、及び/またはエフェクター機能を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence
activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、を使用して検出する。
(項目92)
対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を予防する、及び/または治療する、方法、ここで、前記方法は、項目1から30のいずれか1項に記載の少なくとも1種の結合タンパク質を発現する細胞を含む組成物の治療有効量を、前記対象に投与することを含む。
(項目93)
項目92に記載の方法、ここで、前記細胞は、同種異系細胞、同系細胞、または自己細胞、である。
(項目94)
項目92または93に記載の方法、ここで、前記細胞は、遺伝子操作をされている。
(項目95)
項目92から94のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはTCR遺伝子及びHLA遺伝子の両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む。
(項目96)
項目92から95のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目97)
項目92から96のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む。
(項目98)
項目92から97のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、CD8αを及び/またはCD8βを、発現する、任意選択的に、ここで、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している。
(項目99)
項目98に記載の方法、ここで、前記細胞は、CD34濃縮タグを用いて富化されている。
(項目100)
項目92から99のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、造血始原細胞(hematopoeitic progenitor cell)、末梢血単核細胞(peripheral blood Mononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である。
(項目101)
細胞項92から100のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である。
(項目102)
項目92から101のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である。
(項目103)
項目92から102のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である。
(項目104)
項目92から103のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記T細胞は、内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い。
(項目105)
項目92から104のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目106)
項目92から105のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である。
(項目107)
項目92から106のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである。
(項目108)
項目92から107のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目109)
項目108に記載の方法、ここで、前記細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる。
(項目110)
項目92から109のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる。
(項目111)
項目92から110のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目112)
項目111に記載の方法、ここで、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる。
(項目113)
項目92から112のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む。
(項目114)
項目92から113のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記MHC分子は、MHCクラスI分子である。
(項目115)
項目92から114のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む。
(項目116)
項目92から115のいずれか1項に記載の方法、ここで、HLA対立遺伝子は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 0207対立遺伝子、からなる群より選択される。
(項目117)
項目92から116のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記ターゲット細胞は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、非-悪性細胞または過剰増殖性細胞、である。
(項目118)
項目92から117のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、薬学的に許容可能な担体を更に含む。
(項目119)
項目92から118のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、免疫応答を誘導する。
(項目120)
項目92から119のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、抗原特異的なT細胞免疫応答を誘導する。
(項目121)
項目92から120のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記抗原特異的なT細胞免疫応答は、CD4 + ヘルパーTリンパ球(Th)応答及びCD8+細胞傷害性Tリンパ球(CTL)応答のうちの少なくとも1種を含む。
(項目122)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む。
(項目123)
項目83から122のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む。
(項目124)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病を含む。
(項目125)
項目83から124のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される。
(項目126)
項目83から125のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液障害は、リンパ腫を含む。
(項目127)
項目83から125のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される。
(項目128)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)は、骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、ここで、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory
anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される。
(項目129)
項目83から123のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、免疫不全障害である、任意選択的に、ここで、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge
syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される。
(項目130)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、非-悪性血液障害である、任意選択的に、ここで、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される。
(項目131)
項目83から121のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記非-悪性障害は、自己免疫障害である、任意選択的に、ここで、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である。
(項目132)
項目92から131のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、造血細胞移植(HCT)を受けている、または以前に受けたことがある、任意選択的に、ここで、前記HCTは、HA-2抗原を発現しない、項目1から30のいずれか1項に記載の結合タンパク質によって認識されない、血清型HLA-A * 02の細胞ではない、及び/またはHLA-A * 02:01対立遺伝子を発現しない、細胞を含む。
(項目133)
項目132に記載の方法、ここで、前記HCTは、HLA構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、TCR構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、またはその両方、を含むドナー(donor)造血細胞を含む。
(項目134)
項目92から133のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、以前にリンパ球除去化学療法を受けたことがある。
(項目135)
項目134に記載の方法、ここで、前記リンパ球除去化学療法は、シクロフォスファミド、フルダラビン、抗-胸腺細胞グロブリン、またはそれらの組み合わせ、を含む。
(項目136)
項目92から135のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記方法は、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する少なくとも1種の追加的な治療を、前記対象に、処方するステップを更に含む。
(項目137)
項目92から136のいずれか1項に記載の方法、ここで、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する前記少なくとも1種の追加的な治療は、前記組成物と、同時に、または連続して、処方される。
(項目138)
項目81から137のいずれか1項に記載の方法、ここで、前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または哺乳動物である、任意選択的に、ここで、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。
(項目139)
CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列に、作動可能に連結されたプロモーター、を含む発現ベクター。
(項目140)
項目139に記載のベクター、ここで、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結し、その結果、前記タグは、前記CD8αにまたはCD8βに、融合している。
(項目141)
項目139または140に記載のベクター、ここで、前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している。
(項目142)
項目139から141のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記タグは、CD34濃縮タグである。
(項目143)
項目139から142のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列、を更に含む。
(項目144)
項目139から143のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記TCRαは及び/またはTCRβは、変異を有する膜貫通ドメインを、及び/または変異を有する定常ドメインを、含む。
(項目145)
項目139から144のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記変異を有する膜貫通ドメイン、及び/または変異を有する定常ドメインは、内因性の、TCRαの及び/またはTCRβの発現を減少させながらも、TCRαの及び/またはTCRβの細胞表面発現を増強する。
(項目146)
項目139から145のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、ならびに、前記TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している。
(項目147)
項目139から146のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である。
(項目148)
項目139から147のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸配列、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列、を更に含む、任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、1)表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または2)表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、を含む。
(項目149)
項目139から148のいずれか1項に記載のベクター、ここで、前記ベクターは、表3に記載の核酸配列を有する。
Claims (19)
- 以下を含む結合タンパク質:
1)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるT細胞レセプター(TCR)アルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10-4M以下のKdを有する;
2)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCR ベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する;
3)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列に対して、少なくとも約80%の同一性を有するTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する;
4)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRアルファ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖CDR配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRベータ鎖CDR配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖CDR配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する;
5)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRアルファ鎖可変(V α )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V α ドメイン配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRベータ鎖可変(V β )ドメイン配列からなる群より選択されるTCR V β ドメイン配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する;または
6)
a)配列番号93より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRアルファ鎖配列からなる群より選択されるTCRアルファ鎖配列;及び/または、
b)配列番号92より選択されるか、もしくは表1に列挙されるTCRベータ鎖配列からなる群より選択されるTCRベータ鎖配列、ここで、前記結合タンパク質は、HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に結合することができる、任意選択的に、ここで、その結合親和性は、約5×10 -4 M以下のK d を有する。 - 請求項1に記載の結合タンパク質、ここで、
1)前記TCRアルファ鎖CDR、TCR Vαドメイン、及び/またはTCRアルファ鎖は、表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、
2)前記TCRベータ鎖CDR、TCR V β ドメイン、及び/またはTCRベータ鎖は、表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、によってコードされる、
3)前記結合タンパク質のそれぞれのCDRは、表1に列挙される同種の参考CDR配列と比較して、最大5個の、アミノ酸置換、挿入、欠失、またはそれらの組み合わせ、を有する;
4)前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む;
5)前記結合タンパク質は、キメラ、ヒト化、またはヒトである;
6)前記結合タンパク質は、TCR、TCRの抗原結合フラグメント、単鎖TCR(scTCR)、キメラ抗原レセプター(CAR)、またはTCR及びエフェクター・ドメインを含む融合タンパク質、である、任意選択的に、ここで、前記結合ドメインは、膜貫通ドメイン及び細胞内にあるエフェクター・ドメイン、を含む;
7)前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、共有結合している、任意選択的に、ここで、前記TCRアルファ鎖、及び前記TCRベータ鎖は、リンカー・ペプチドを介して共有結合している;
8)前記TCRアルファ鎖、及び/または前記TCRベータ鎖は、部分構造に共有結合的に連結している、任意選択的に、ここで、その共有結合的に連結した前記部分構造は、
a)親和性タグまたは標識、を含む、任意選択的に、前記親和性タグは、CD34濃縮タグ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)、カルモジュリン結合タンパク質(CBP)、タンパク質Cタグ、Mycタグ、Haloタグ、HAタグ、Flagタグ、Hisタグ、ビオチン・タグ、及びV5タグ、からなる群より選択される、及び/または、ここで、前記標識は、蛍光タンパク質である;ならびに/または
b)炎症性薬剤、サイトカイン、毒素、細胞傷害性分子、放射性同位体、または抗体若しくはその抗原結合フラグメント、からなる群より選択される;
9)前記結合タンパク質は、細胞表面上にある前記pMHC複合体に結合する;
10)前記MHCは、MHC多量体である、任意選択的に、ここで、前記MHC多量体は、四量体である;
11)前記MHCは、MHCクラスI分子である;
12)前記MHCは、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む、任意選択的に、前記MHCアルファ鎖は、HLA-A * 0201、HLA-A * 0202、HLA-A * 0203、HLA-A * 0205、HLA-A * 0206、及びHLA-A * 207対立遺伝子、からなる群より選択されるHLA対立遺伝子によりコードされる;
13)前記結合タンパク質の、前記HA-2ペプチド-MHC(pMHC)複合体への結合は、免疫応答を誘発する、任意選択的に、ここで、前記免疫応答は、T細胞応答である、任意選択的に、前記T細胞応答は、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、からなる群より選択される、ならびに/または前記結合タンパク質は、前記HA-2免疫原性ペプチド-MHC(pMHC)複合体に、約1×10 -4 M以下、約5×10 -5 M以下、約1×10 -5 M以下、約5×10 -6 M以下、約1×10 -6 M以下、約5×10 -7 M以下、約1×10 -7 M以下、約5×10 -8 M以下、約1×10 -8 M以下、約5×10 -9 M以下、約1×10 -9 M以下、約5×10 -10 M以下、約1×10 -10 M以下、約5×10 -11 M以下、約1×10 -11 M以下、約5×10 -12 M以下、または約1×10 -12 M以下、のK d で、特異的かつ/もしくは選択的に、結合することができる;
14)前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い結合親和性を有する、任意選択的に、前記結合タンパク質は、前記ペプチド-MHC(pMHC)に対して、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍高い結合親和性を有する;ならびに/または
15)前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、より高い、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する、任意選択的に、前記結合タンパク質は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、既知のT-細胞レセプターよりも、少なくとも1.05倍増加した、T細胞増殖、サイトカイン放出、及び/または細胞傷害性傷害、を誘導する、さらに任意選択的に、前記ターゲット細胞は、a)DEL、THP-1またはTF1細胞株、または、b)がん細胞である、任意選択的に、前記がんは、血液系悪性腫瘍である、さらに、前記血液系悪性腫瘍は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性疾患、または骨髄腫である。 - 表1に列挙された、TCRアルファ鎖の配列、及びTCRベータ鎖の配列、からなる群より選択される、TCRアルファ鎖、及び/またはTCRベータ鎖。
- 表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸の相補体と、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列と、ストリンジェントな条件(stringent condition)下で、ハイブリダイズする、単離された核酸分子、
任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、
1) 表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC 遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または、
2) 表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、を含む、任意選択的に、前記核酸は、宿主細胞における発現の為に、コドンが最適化されている。 - 請求項4に記載の単離された核酸を含む、ベクターであって、任意選択的に、
a)前記ベクターは、クローニング・ベクター、発現ベクター、またはウイルス・ベクター、である;
b)前記ベクターは、CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列、を更に含む、任意選択的に、CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結されている、任意選択的に、前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している、さらに任意選択的に、前記タグは、CD34濃縮タグである;ならびに/または
c)前記単離された核酸、ならびに、前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している、任意選択的に、前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である。 - 前記請求項4に記載の単離された核酸を含む、前記請求項5に記載のベクターを含む、及び/または前記請求項1もしくは2に記載の結合タンパク質を発現する、宿主細胞、任意選択的に、ここで、前記細胞は、遺伝子操作されている。
- 請求項6に記載の宿主細胞、ここで、前記宿主細胞は、
1)TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはその両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む;
2)α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む;
3)TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む;
4)CD8αを及び/またはCD8βを、発現する、任意選択的に、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している、さらに任意選択的に、前記宿主細胞は、前記CD34濃縮タグを用いて富化されている;
5)造血始原細胞(hematopoeitic progenitor cell)、末梢血単核細胞(peripheral bloodMononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である、任意選択的に、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である、任意選択的に、前記T細胞は、
a)ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である;
b)初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である;及び/または
c)内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い;ならびに/または
6)MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる、任意選択的に、
a)前記宿主細胞は、in vitro、ex vivo、またはin vivo、で前記ターゲット細胞と接触する;
b)前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である;
c)前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである;
d)前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる、任意選択的に、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる;
e)前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2ペプチド・エピトープを含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる、任意選択的に、
i)前記傷害を、傷害アッセイによって測定する;
ii)前記傷害アッセイにおける、前記宿主細胞と前記ターゲット細胞との比率は、20:1から0.625:1である;
iii)前記ターゲット細胞は、1μg/mLから50pg/mLのHA-2ペプチドでパルスしたT2細胞である;
iv)前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる、任意選択的に、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる;及び/または
v)前記ターゲット細胞は、DEL、THP-1またはTF-1細胞株である;
f)前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む;
g)前記MHC分子は、MHCクラスI分子である;
h)前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む;
i)前記MHCアルファ鎖は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 02:02、HLA-A * 02:03、HLA-A * 02:05、HLA-A * 02:06、及びHLA-A * 02:07対立遺伝子、からなる群より選択されるHLA対立遺伝子によりコードされる;
j)前記ターゲット細胞は、Del、THP-1、及びTF-1細胞株からなる群より選択される細胞株である、HA-2を発現する造血系がん細胞である、またはNB4ではない、任意選択的に、前記がん細胞は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、からなる群より選択される血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)の細胞である;ならびに/または
k)前記宿主細胞は、HA-2抗原を発現しない、請求項1もしくは2に記載の結合タンパク質によって認識されない、及び/または、血清型HLA-A * 02対立遺伝子を発現しない。 - 請求項6または7に記載の宿主細胞の集団。
- 以下を含む組成物:
a)請求項1もしくは2に記載の結合タンパク質、
b)請求項4に記載の単離された核酸、
c)請求項5に記載のベクター、
d)請求項6もしくは7に記載の宿主細胞、及び/または、
e)請求項8に記載の宿主細胞の集団、
ならびに担体。 - 以下を含むデバイスまたはキット:
a)請求項1もしくは2に記載の結合タンパク質、
b)請求項4に記載の単離された核酸、
c)請求項5に記載のベクター、
d)請求項6もしくは7に記載の宿主細胞、及び/または、
e)請求項8に記載の宿主細胞の集団、
ここで、前記デバイスまたはキットは、任意選択的に、a)、d)及び/またはe)がpMHC複合体に結合すること、を検出する為の試薬、を含む。 - 請求項1または2に記載の結合タンパク質を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)請求項1または2に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸によって形質転換された、形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ;及び、
(ii)発現した結合タンパク質を回収するステップ。 - 請求項1または2に記載の結合タンパク質を発現する宿主細胞を産生する方法、ここで、前記方法は、以下のステップを含む:
(i)請求項1または2に記載の結合タンパク質をコードする配列を含む核酸を、前記宿主細胞に導入するステップ;
(ii)その形質転換済み宿主細胞を、前記結合タンパク質が発現することが可能になるのに適した条件下で、培養するステップ。 - HA-2抗原の、及び/またはHA-2を発現する細胞の、存在をまたは不存在を、検出する方法、任意選択的に、ここで、前記細胞は、過剰増殖性細胞である、前記方法は、請求項1もしくは2に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、または請求項6もしくは7に記載の少なくとも1種の宿主細胞、を使用することによって、サンプル中の前記HA-2抗原の、存在をまたは不存在を、検出するステップを含む、ここで、前記HA-2抗原を検出することは、HA-2抗原、及び/またはHA-2を発現する細胞、が存在することの指標である、任意選択的に、前記少なくとも1種の結合タンパク質、または前記少なくとも1種の宿主細胞は、MHC分子の中の前記HA-2ペプチドと複合体を形成する、及び前記複合体を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、の形態で検出する。
- 請求項13に記載の方法、ここで、前記方法は、
1)対象から前記サンプルを得るステップであって、任意選択的に、前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または哺乳動物である、任意選択的に、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である、ならびに/または
2)骨髄生検によって、HA-2を発現する細胞を確認するステップ
を更に含む。 - 以下を含む、対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを検出する方法:
a)前記対象から得られたサンプルを、請求項1もしくは2に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、請求項6もしくは7に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または請求項8に記載の宿主細胞の集団、と接触させるステップ;及び、b)応答性のレベルを検出するステップ、ここで、対照のレベルと比較して、より高いレベルの応答性は、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、のレベルを示す、任意選択的に、
i)前記対照のレベルは、
A)参考数字である、または
B)HA-2抗原の発現を特徴とする、前記非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を有さない対象のレベルである;
ii)前記応答性のレベルは、
A)結合の存在、ならびに/または
B)T細胞活性化、及び/またはエフェクター機能、によって示される、任意選択的に、
1)前記T細胞活性化またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出する、及び/または
2)前記T細胞結合を、活性化を、及び/またはエフェクター機能を、光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、を使用して検出する、
iii)前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、
A)白血病を含む、任意選択的に、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される、
B)リンパ腫を含む、任意選択的に、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される、または
C)骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される、
iv)前記非-悪性障害は、
A)免疫不全障害である、任意選択的に、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される、
B)非-悪性血液障害である、任意選択的に、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される、または
v)自己免疫障害である、任意選択的に、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である、ならびに/または
vi)前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または前記哺乳動物である、任意選択的に、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。 - 対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為の方法、ここで、前記方法は、以下を含む:
a)請求項13から15のいずれか1項に記載の、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とするの細胞のレベルを、対象のサンプルにおいて、第1の時点で、検出するステップ;
b)後続の時点で、ステップa)を反復するステップ;ならびに、
c)前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行をモニタリングする為に、ステップa)及びステップb)において検出した、HA-2抗原のレベルを、またはHA-2を発現する関心とする細胞のレベルを、比較するステップ、ここで、ステップa)と比較した、ステップb)において検出した、HA-2抗原の、またはHA-2を発現する関心とする細胞の、存在しない、または減少したレベルは、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、の進行が、阻害されていることを示す、任意選択的に、
i)前記第1の時点と前記後続の時点との間で、前記対象は、HA-2抗原の発現を特徴とする、前記非-悪性障害、前記過剰増殖性障害、または前記過剰増殖性障害の再発、を治療する為の治療を受けたことがある;
ii)前記HA-2抗原のレベル、またはHA-2を発現する関心とする前記細胞のレベルが
A)結合の存在、ならびに/または
B)T細胞活性化、及び/またはエフェクター機能、によって示される、任意選択で、
1)前記T細胞活性化またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出する、及び/または
2)前記T細胞結合を、活性化を、及び/またはエフェクター機能を、光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、を使用して検出する、
iii)前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、
A)白血病を含む、任意選択的に、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される、
B)リンパ腫を含む、任意選択的に、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される、または
C)骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される、
iv)前記非-悪性障害は、
A)免疫不全障害である、任意選択的に、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される、
B)非-悪性血液障害である、任意選択的に、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される、または
C)自己免疫障害である、任意選択的に、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である、ならびに/または
v)前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または前記哺乳動物である、任意選択的に、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。 - 以下を含む、HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の有効性を評価する方法:
a)HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を対象に提供する前に、前記対象から取得した第1のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、請求項1もしくは2に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、請求項6もしくは7に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または請求項8に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、ならびに、
b) HA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する療法の少なくとも1部を提供した後に、前記対象から取得した第2のサンプルにおける、前記対象から得られたサンプルと、請求項1もしくは2に記載の少なくとも1種の結合タンパク質、請求項6もしくは7に記載の少なくとも1種の宿主細胞、または請求項8に記載の宿主細胞の集団、との間の、応答性の、存在またはレベル、を決定するステップ、
ここで、前記第2のサンプルにおける応答性が、第1のサンプルと比較して、存在しないことは、またはレベルが減少していることは、前記療法が、前記対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を治療することに対して有効である、ことを示す、任意選択的に、
i)前記応答性のレベルは、
A)結合の存在、及び/または
B)T細胞活性化、及び/またはエフェクター機能、
によって示される、任意選択で、
1)前記T細胞活性化またはエフェクター機能は、T細胞増殖、傷害、またはサイトカイン放出する;及び/または
2)前記T細胞結合を、活性化を、及び/またはエフェクター機能を、蛍光活性化細胞選別(fluorescence activated cell sorting)(FACS)、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、放射免疫アッセイ(RIA)、免疫化学的、ウェスタン・ブロット、または細胞内フロー・アッセイ、を使用して検出する、
ii)前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、
A)白血病を含む、任意選択的に、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される、
B)リンパ腫を含む、任意選択的に、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される、または
C)骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される、
iii)前記非-悪性障害は、
A)免疫不全障害である、任意選択的に、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される、
B)非-悪性血液障害である、任意選択的に、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される、または
C)自己免疫障害である、任意選択的に、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である、ならびに/または
iv)前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または哺乳動物である、任意選択的に、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。 - 対象におけるHA-2抗原の発現を特徴とする、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、を予防する、及び/または治療する、方法における使用のための組成物、ここで、前記組成物は、少なくとも1つの請求項1または2に記載の結合タンパク質を発現する細胞を含み、任意選択的に、
1)前記細胞は、同種異系細胞、同系細胞、または自己細胞、である;
2)前記細胞は、遺伝子操作をされている;
3)前記細胞は、TCR遺伝子の、HLA遺伝子の、またはTCR遺伝子及びHLA遺伝子の両方の、染色体遺伝子の、ノックアウトを含む;
4)前記細胞は、α1マクログロブリン遺伝子、α2マクログロブリン遺伝子、α3マクログロブリン遺伝子、β1ミクログロブリン遺伝子、β2ミクログロブリン遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるHLA遺伝子、のノックアウトを含む;
5)前記細胞は、TCRα可変領域遺伝子、TCRβ可変領域遺伝子、TCR定常領域遺伝子、及びそれらの組み合わせ、より選択されるTCR遺伝子、のノックアウトを含む
6)前記細胞は、CD8αを及び/またはCD8βを、発現する、任意選択的に、ここで、前記CD8αは及び/またはCD8βは、CD34濃縮タグに融合している、さらに任意選択的に、前記細胞は、CD34濃縮タグを用いて富化されている;
7)前記細胞は、造血始原細胞、末梢血単核細胞(peripheral blood Mononuclear cell(PBMC))、臍帯血細胞、または免疫細胞、である、
任意選択的に、前記免疫細胞は、細胞傷害性リンパ球、細胞傷害性リンパ球前駆細胞(precursor cell)、細胞傷害性リンパ球始原細胞(progenitor cell)、細胞傷害性リンパ球幹細胞、CD4 + T細胞、CD8 + T細胞、CD4/CD8ダブル・ネガティブT細胞、ガンマ・デルタ(γδ)T細胞、ナチュラル・キラー(NK)細胞、NK-T細胞、樹状細胞、またはそれらの組合せ、である、
任意選択的に、前記T細胞は、
a)ナイーブT細胞、セントラル・メモリーT細胞(central Memory T cell)、エフェクター・メモリーT細胞(effector Memory T cell)、またはそれらの組み合わせ、である、
b)初代T細胞、またはT細胞株の細胞、である、及び/または
c)内因性のTCRを発現しない、または内因性のTCRの細胞表面発現がより低い;
8)前記細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞と接触した場合に、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる、任意選択的に、
a)前記サイトカインは、TNF-α、IL-2、及び/またはIFN-γ、である、及び/または
b)前記細胞傷害性分子は、パーフォリン類及び/またはグランザイム類である、任意選択的に、ここで、前記細胞傷害性分子は、グランザイムBである;
9)前記細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる、任意選択的に、前記細胞は、少なくとも1.05倍高いレベルの、サイトカインまたは細胞傷害性分子を産生することができる;
10)前記宿主細胞は、MHC分子の中にHA-2を含むペプチド-MHC(pMHC)複合体、を含むターゲット細胞を傷害することができる;
11)前記宿主細胞は、HA-2をヘテロ接合性に発現するターゲット細胞と接触した場合に、より多数のターゲット細胞を傷害することができる、任意選択的に、前記宿主細胞は、少なくとも1.05倍多数のターゲット細胞を傷害することができる;
12)前記HA-2免疫原性ペプチドは、アミノ酸配列YIGEVLVSVまたはYIGEVLVSMを含む;
13)前記MHC分子は、MHCクラスI分子である;
14)前記MHC分子は、HLA血清型HLA-A * 02であるMHCアルファ鎖を含む;
15)HLA対立遺伝子は、HLA-A * 02:01、HLA-A * 02:02、HLA-A * 02:03、HLA-A * 02:05、HLA-A * 02:06、及びHLA-A * 02:07対立遺伝子、からなる群より選択される;
16)前記ターゲット細胞は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、非-悪性細胞または過剰増殖性細胞、である;
17)前記組成物は、薬学的に許容可能な担体を更に含む;
18)前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、免疫応答を誘導する、任意選択的に、前記組成物は、前記対象において前記HA-2抗原を発現する、前記非-悪性細胞または前記過剰増殖性細胞、に対する、抗原特異的なT細胞免疫応答を誘導する、任意選択的に、前記抗原特異的なT細胞免疫応答は、CD4 + ヘルパーTリンパ球(Th)応答及びCD8+細胞傷害性Tリンパ球(CTL)応答のうちの少なくとも1種を含む;
19)前記過剰増殖性障害は、血液悪性腫瘍(hematological Malignancy)を含む、任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、白血病、リンパ腫、骨髄異形成障害、骨髄増殖性新生物、または骨髄腫、を含む、
任意選択的に、前記血液悪性腫瘍(hematologicalMalignancy)は、
a)白血病を含む、任意選択的に、前記白血病は、急性骨髄性白血病(acute Myeloid leukemia(AML))、急性リンパ球性白血病(acute lymphocytic leukemia(ALL))、混合表現型急性白血病(mixed phenotype acute leukemia(MPAL))、慢性骨髄性白血病(chronic Myeloid leukemia(CML))、B細胞前リンパ球性白血病(prolymphocytic leukemia)、ヘアリー細胞白血病(hairy cell leukemia)、または慢性リンパ球性白血病(chronic lymphocytic leukemia(CLL))、より選択される、
b)リンパ腫を含む、任意選択的に、前記リンパ腫は、ホジキン・リンパ腫(Hodgkin’s lymphoma(HL))、非-ホジキン・リンパ腫(non-Hodgkin’s lymphoma(NHL))、中枢神経系リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(small lymphocytic lymphoma(SLL))、CD37+樹状細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、脾臓辺縁帯リンパ腫、粘膜関連(MALT)リンパ組織の節外辺縁帯B-細胞リンパ腫、節性辺縁帯B-細胞リンパ腫、濾胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型B-細胞リンパ腫、縦隔(胸腺)大細胞型B-細胞リンパ腫、前駆B-リンパ芽球性リンパ腫、免疫芽球性大細胞リンパ腫、血管内大細胞型B-細胞リンパ腫、原発性滲出液リンパ腫、またはバーキット・リンパ腫、より選択される、または
c)骨髄異形成障害(myelodysplastic disorder(MDS))を含む、任意選択的に、前記MDSは、単一血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(不応性貧血、不応性好中球減少症、及び不応性血小板減少症)、環状鉄芽球を伴う不応性貧血(refractory anemia with ring sideroblasts(RARS))、環状鉄芽球を伴う不応性貧血-血小板増加症(refractory anemia with ring sideroblasts -Thrombocytosis(RARS-t))、多血球系統の異形成を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia(RCMD))、多血球系統の異形成と環状鉄芽球を伴う不応性血球減少症(refractory cytopenia withMultinieage dysplasia and ring sideroblasts(RCMD-RS))、芽球増加を伴う不応性貧血(refractory anemia with excess blasts(RAEB))、分類不能型骨髄異形成症候群、小児不応性血球減少症、5番染色体長腕の単独欠失を伴う骨髄異形成症候群(MDS with isolated del(5q))、より選択される;
20)前記非-悪性障害は、
a)免疫不全障害である、任意選択的に、前記免疫不全障害は、重度複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット-アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich syndrome)、オーメン症候群(Omenn syndrome)、X-連鎖リンパ増殖症候群、慢性肉芽腫病、白血球接着不全症、ディジョージ症候群(DiGeorge syndrome)、及び造血幹細胞移植(hematopoietic stem cellTransplantation(HCT))の適応症、からなる群より選択される、
b)非-悪性血液である、任意選択的に、前記非-悪性血液障害は、鎌状赤血球貧血、サラセミア、再生不良性貧血、血球貪食性リンパ組織症(hemophagocytic lymphohistiocytosis(HLH))、重度の再生不良性貧血、骨髄不全症候群、ファンコニ貧血(Fanconi anemia)、ダイアモンド-ブラックファン貧血(Diamond-Blackfan anemia)、及びシュワックマン・ダイアモンド症候群(Schwachman Diamond syndrome)、からなる群より選択される、または
c)自己免疫障害である、任意選択的に、前記自己免疫障害は、全身性硬化症または多発性硬化症である、
21)前記対象は、造血細胞移植(HCT)を受けている、または以前に受けたことがある、任意選択的に、ここで、前記HCTは、HA-2抗原を発現しない、請求項1もしくは2に記載の結合タンパク質によって認識されない、血清型HLA-A * 02の細胞ではない、及び/またはHLA-A * 02:01対立遺伝子を発現しない、細胞を含む、任意選択的に、前記HCTは、HLA構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、TCR構成要素をコードする遺伝子の染色体ノックアウト、またはその両方、を含むドナー(donor)造血細胞を含む;
22)前記対象は、以前にリンパ球除去化学療法を受けたことがある、任意選択的に、前記リンパ球除去化学療法は、シクロフォスファミド、フルダラビン、抗-胸腺細胞グロブリン、またはそれらの組み合わせ、を含む;
23)前記方法は、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する少なくとも1種の追加的な治療を、前記対象に、処方するステップを更に含む、任意選択的に、非-悪性障害、過剰増殖性障害、または過剰増殖性障害の再発、に対する前記少なくとも1種の追加的な治療は、前記組成物と、同時に、または連続して、処方される、ならびに/または
24)前記対象は、HA-2の発現を特徴とする障害の動物モデル、及び/または前記哺乳動物である、任意選択的に、ここで、前記哺乳動物は、ヒト、霊長類、または齧歯類、である。 - CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列に、作動可能に連結されたプロモーター、を含む発現ベクター、ここで、任意選択的に、
1)前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列は、タグをコードする核酸に作動可能に連結し、その結果、前記タグは、前記CD8αにまたはCD8βに、融合している;
2)前記タグをコードする核酸は、前記CD8αをまたはCD8βをコードする核酸配列の5’上流にあり、その結果、前記タグは、CD8αのまたはCD8βの、N末端で融合している;
3)前記タグは、CD34濃縮タグである;
4)前記ベクターは、TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列、を更に含む;
5)前記TCRαは及び/またはTCRβは、変異を有する膜貫通ドメインを、及び/または変異を有する定常ドメインを、含む;
6)前記変異を有する膜貫通ドメイン、及び/または変異を有する定常ドメインは、内因性の、TCRαの及び/またはTCRβの発現を減少させながらも、TCRαの及び/またはTCRβの細胞表面発現を増強する;
7)前記CD8αを及び/またはCD8βをコードする核酸配列は、ならびに、前記TCRαを及び/またはTCRβをコードする核酸配列は、配列内リボソーム進入部位(internal ribosome entry site)と、または自己切断ペプチドをコードする核酸配列と、相互連結している;
8)前記自己切断ペプチドは、P2A、E2A、F2A、またはT2A、である;
9)前記ベクターは、表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸配列、または表1に列挙されるポリペプチド配列からなる群より選択されるポリペプチドをコードする核酸に対して、少なくとも約80%の相同性を有する配列、を更に含む、任意選択的に、ここで、前記単離された核酸分子は、
a)表1に列挙されるTRAV、TRAJ、及びTRAC遺伝子の群より選択される、TRAV、TRAJ、及び/またはTRAC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、及び/または
b)表1に列挙されるTRBV、TRBJ、及びTRBC遺伝子の群より選択される、TRBV、TRBJ、及び/またはTRBC遺伝子、若しくはそれらのフラグメント、
を含む;ならびに/または
10)前記ベクターは、表2に記載の核酸配列を有する。
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