JP2024516321A - Wi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体 - Google Patents

Wi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

Wi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体を提供する。Wi-Fiアクセス方法は、モバイルネットワークにアクセスしている状態で、モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得するステップ(101)と、トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得るステップ(102)と、トラステッドWi-FiとトラステッドWi-Fiに対応する指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定し、ターゲットWi-Fiにアクセスするステップ(103)と、を含む。

Description

本願は、出願番号が202110668251.7、出願日が2021年6月16日の中国特許出願に基づいて提出され、当該中国特許出願の優先権を主張しており、当該中国特許出願の全ての内容はここで参考として本願に組み込まれている。
本願の実施例は、移動通信の分野に関し、特にWi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体に関する。
現在のワイヤレス都市、スマートシティの建設においては、大量の公共Wi-Fi(Wireless Fidelity、無線忠実度)の配備が必要とされ、端末機器は、Wi-Fiを通じてインターネットにより便利にアクセスできるようになっているが、アクセス可能なWi-Fiネットワークが信頼でき、安全であるか否かについては、現在、対応する安全保障技術やシステムが存在しない。
端末機器が信頼性の高い安全なWi-Fiネットワークにアクセスできるようにするために、現在使用されているWi-Fiアクセス方法は以下の通りである。端末機器が近くで使用可能なWi-Fiをスキャンして、複数のWi-Fiのサービスセット識別子(SSID:Service Set Identifier)、基本サービスセット識別子(BSSID:Basic Service Set Identifier)、信号強度、暗号化/認証方式などを取得し、その後、対応する暗号化/認証方式、及び上記のWi-Fiの設定情報を保存しているか否かに基づいて、ターゲットWi-Fiに接続する。この方式では、ユーザーがアクセスするWi-Fiネットワークが信頼できて安全であることがある程度確保されているが、不正者は端末機器をスキャンして使用可能なWi-Fiを取得するという技術的な脆弱性に基づき、公共の場所など人が密集する場所で、近隣の店名と似た無料の偽Wi-Fiを設置してユーザーをこれらの違法Wi-Fiネットワークに端末機器をアクセスさせるように誘導している。
ほとんどのユーザーにとって、Wi-Fiによるインターネット接続に対するセキュリティ意識が欠如しており、これらの使用可能なWi-Fiが本物か否かを区別することは困難である。そのため、端末機器が違法Wi-Fiネットワークにアクセスすると、ユーザーのプライバシーが犯罪者に無制限にさらされ、情報を盗まれるリスクにさらされることになる。
さらに、上記の方式によれば、ユーザーにプッシュされる使用可能なWi-Fiが信頼性の高い安全なものであっても、ユーザーが選択したWi-Fiのネットワーク品質を確保することはできない。
以上に鑑み、本願の実施例の目的は、Wi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体を提供することである。
本願の実施例は、端末機器に適用されるWi-Fiアクセス方法を提供する。前記Wi-Fiアクセス方法端末機器は、
モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得するステップと、
前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得るステップと、
前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスするステップと、を含む。
本願の実施例はまた、端末機器を提供する。前記端末機器は、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されたメモリと、を含み、
前記メモリは、上記のWi-Fiアクセス方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させるために、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される命令を記憶する。
本願の実施例はまた、プロセッサによって実行されると、上記のWi-Fiアクセス方法を実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
1つ又は複数の実施例は、それに対応する添付図面の図によって例示的に示されており、これらの例示は、実施例を限定するものではない。
本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法のフローチャートである。 図1に示すWi-Fiアクセス方法のステップ103で説明されるターゲットWi-Fiを端末機器が決定するためのフローチャートである。 図1に示すWi-Fiアクセス方法のステップ103で説明されるターゲットWi-Fiをネットワーク側が決定するためのフローチャートである。 本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法のさらに別のフローチャートである。 本願の実施例による端末機器の構造概略図である。
本願の実施例における「及び/又は」という用語は、関連オブジェクトの関連関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを意味し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの状況を表してもよい。文字「/」は、一般に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
本願の実施例における「複数」という用語は、2つ以上を意味し、他の助数詞はこれと同様である。
本願の実施例の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にするために、以下では、図面を参照して、本願の実施例を詳細に説明する。しかしながら、本願の様々な実施例において、読者に本明細書をより良く理解させるために多くの技術的詳細が提案されている。しかし、これらの技術的詳細、及び以下の実施例に基づく種々の変更や修正がなくても、本願に係る保護を請求する技術的解決手段を実現することができる。以下の様々な実施例の区分は、説明の便宜のためになされたものであり、本願の具体的な実施形態はいかなる限定を構成するものではなく、様々な実施例は、矛盾しない限り、互いに結合し、互いに引用されてもよい。
図1を参照すると、図1は、本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法の流れ概略図である。本実施例では、この方法は、主に、モバイルネットワークへのアクセス及びWi-Fiネットワークへのアクセス能力を備えた端末機器、例えば、加入者識別モジュール(SIMカード:Subscriber Identity Module)が装着されたスマートフォンに適用される。
説明の便宜上、本実施例では、SIMカードが装着されたスマートフォンを例に、図1を参照して、本実施例によるWi-Fiアクセス方法を説明する。
図1に示すように、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、ステップ101~ステップ103を含む。
ステップ101:モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する。
端末機器がモバイルネットワークにアクセスしている状態であることを確実にするために、本実施例によるWi-Fiアクセス方法を実行する前に、端末機器をモバイルネットワークにアクセスする動作が必要である。端末機器の起動後、使用可能なSIMカードが自機内に装着されているか否かを認識する。装着されている場合、端末機器がモバイルネットワークを介してネットワーク側と通信できることを確保するために、SIMカードをモバイルネットワークに登録する。
さらに、第3世代パートナープログラム(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)のバージョンR16で導入されたアクセストラフィックのステアリング、スイッチング、スプリット(ATSSS:Access Traffic Steering、Switching、Splitting、)技術では、ATSSSを端末機器に応用できる場合、端末機器がマルチアクセストラフィックの経路優先(ネットワーク選択最適)、シームレススイッチング、及びマルチパスコンカレント機能をサポートできることが記載されている。したがって、端末機器が、5GのモバイルネットワークとWi-Fiネットワークなど、異なるタイプのネットワークの自動切り替えを実現できることを確保するために、本実施例でいう端末機器とネットワーク側の両方がATSSS機能をサポートする必要がある。
ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する方法について、一例では、端末機器がSIMカードをモバイルネットワークに登録する際に、モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信された登録受付(Registration Accept)メッセージ中のast_indフィールドに対応するフィールド値に基づいて、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する。
この方法に基づいて、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判断するには、次の操作が実行される。
まず、端末機器は、モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたRegistration Acceptメッセージを取得する。次に、Registration Acceptメッセージを解析して、Registration Acceptメッセージ中のats_indフィールドを抽出する。最後に、ats_indフィールドに対応するフィールド値に基づいて、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する。
ats_indフィールドに対応するフィールド値に基づいて、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定することに関しては、一例では、前記ats_indフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致するか否かを比較し、前記ats_indフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致する場合、前記ネットワーク側が前記ATSSS機能をサポートしていると判定してもよい。
例えば、予め設定された閾値が1であると決定しておく場合、ats_ind=1であれば、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしていると判定し、そうでない場合、サポートしていないと判定する。
Registration Acceptメッセージに基づいて、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する方法をよりよく理解するために、Registration Acceptメッセージの一部を以下に示す。
15:03:10.219 0xB80A NR5G NAS MM5G Plain OTA Incoming Msg -- Registration accept
nwk_feature_supp_inc = 1 (0x1)
nwk_feature_supported
length = 2 (0x2)
emf = 1 (0x1) (Emergency srv fallback supported in NR connected to 5GCN only)
emc = 0 (0x0) (Emergency srv not supported)
……
ats_ind = 1 (0x1)
これにより、ネットワーク側がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する操作が実現される。
さらに、通常、端末機器がネットワーク側にマルチアクセス(MA:Multi-Access)プロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッション要求(以降、MA PDUセッション要求と表記)を開始する際に、自機がATSSS機能をサポートしているか否かをMA PDUセッション要求のatsss_stフィールドによってネットワーク側に通知する。したがって、端末機器は、MA PDUセッション要求をネットワーク側に開始する際に、自機がATSSS機能をサポートしているか否かを検出する必要がある。
MA PDUセッション要求を利用して自機がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する方法は、以下の通りである。まず、端末機器は、ネットワーク側に開始する必要のあるMA PDUセッション要求を取得する。次に、前記マルチアクセスPDUセッション要求を解析して、前記マルチアクセスPDUセッション要求内のatsss_stフィールドを抽出する。最後に、atsss_stフィールドに対応するフィールド値に基づいて、端末機器がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する。
atsss_stフィールドに対応するフィールド値に基づいて、端末機器がATSSS機能をサポートしているか否かを判定することに関しては、一例では、前記atsss_stフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致するか否かを比較し、前記atsss_stフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致する場合、前記端末機器が前記ATSSS機能をサポートしていると判定してもよい。
例えば、予め設定された閾値が1であると決定しておく場合、atsss_st=1であれば、端末機器はATSSS機能をサポートしていると判定し、そうでない場合はサポートしていないと判定する。
MA PDUセッション要求に基づいて端末機器がATSSS機能をサポートしているか否かを判定することをより理解するために、MA PDUセッション要求の一部を以下に示す。
15:03:11.643 0xB801 NR5G NAS SM5G Plain OTA Outgoing Msg -- PDU session establishment req
nr5g_smm_msg
pdu_session_estab_req
_5gsm_cap
atsss_st = 1 (0x1)
これにより、端末機器がATSSS機能をサポートしているか否かを判定する操作が実現される。
また、ネットワーク側と端末機器の両方がATSSSをサポートしていることが確認されている場合、端末機器がネットワーク側と連携して本実施例によるWi-Fiアクセス方法を実現できることを確保するために、端末機器がWi-Fi機能をサポートしていることを判定する必要もある。
端末機器がWi-Fi機能をサポートしているか否かを判定することに関しては、一例では、端末機器がSIMカードをモバイルネットワークに登録する際に自機を識別し、さらに、端末機器がWi-Fi機能をサポートしていえることをネットワーク側に通知する。別の例では、端末機器は、自機がATSSS機能をサポートしていると判定した場合に、自機のWi-Fi機能も識別し、その後、自機がATSSS機能をサポートしている場合、ネットワーク側にATSSS機能をサポートしていることを通知するとともに、自機がWi-Fi機能をサポートしていることも通知するようにしてもよい。
前述のWi-Fi機能には、プロトコルのバージョン、周波数帯域、デュアルWi-Fiのサポートの有無などが含まれまるが、これに限定されるものではない。
さらに、上記のネットワーク側は、一例では、基地局、サーバ、関連するネットワーク要素機器などであってもよいが、ここでは、必ずしもすべて列挙しないし、本実施例ではこれに限定しない。
ステップ102:前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。
本実施例では、モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令におけるトラステッドWi-Fiの記述情報には、SSID、BSSID、周波数帯域、チャネル番号、測定パラメータ、測定時間間隔、エスカレーションイベント閾値、Wi-Fiアクセス閾値、トラステッドWi-Fi識別子などが含まれるが、これらに限定されるものではない。
上記のトラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行うことに関しては、一例では、トラステッドWi-Fiの記述情報中のチャネル番号に基づいて、トラステッドWi-Fiに対応するチャネルにジャンプし、その後、測定時間間隔、測定パラメータに基づいて、チャネルを測定して、そのチャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。
なお、本実施例でいう指標値には、信号強度指標値、リンク品質指標値が含まれるが、これらに限定されるものではない。
ステップ103:前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする。
ネットワーク側から複数のトラステッドWi-Fiが発信されている場合、上記の方式で各トラステッドWi-Fiに対応する指標値を取得すると、そのトラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質を評価する指標値に基づいて各トラステッドWi-Fiのネットワーク品質を決定し、予め設定されたトラフィックニーズに応じて、アクセス可能なターゲットWi-FiとしてトラステッドWi-Fiを選択してもよい。
アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定するための事前条件は、一例では、その中から最適なネットワーク品質を選択することであってもよい。
さらに、別の例では、ネットワーク品質がある予め設定された値を満足し、負荷状況が別の予め設定された値を満足するトラステッドWi-FiがターゲットWi-Fiとして選択されてもよい。
上記の例は、本実施例の技術的解決手段をより良く理解するために挙げた例に過ぎず、本実施例に対する唯一な限定ではない。
さらに、ネットワーク側がモバイルネットワークを介して端末機器にWi-Fi測定制御命令を発信することをトリガーする前提は、端末機器がネットワーク側にMA PDUセッション要求を開始する必要がある時、モバイルネットワークを介してネットワーク側に自機がATSSS機能をサポートしていることを通知したことである。したがって、端末機器が決定されたターゲットWi-Fiにアクセスした後、ネットワーク側機器に開始する必要がある上記のMA-PDUセッション要求は、アクセスしたターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークを介してネットワーク側機器に送信される。
さらに、一例では、端末機器が信頼できる安全なWi-Fiにアクセスしていることを、端末機器を使用するユーザーが容易に直感的かつ明瞭に知るために、端末機器がターゲットWi-Fiにアクセスした後、予め設定されたトラステッドWi-Fi識別子を端末機器のユーザーインターフェースに表示してもよい。
上記したトラステッドWi-Fi識別子は、一例では、ネットワーク側によって発信されてもよい。
さらに、ユーザーインターフェースに表示されるトラステッドWi-Fi識別子は、予め設定された文字であってもよいし、予め設定されたアイコンや画像などであってもよいが、ここでは必ずしもすべて列挙しないし、本実施例ではこれに限定しない。
さらに、実際の応用では、ユーザーがどのWi-Fiネットワークにもアクセスしたくない場合があるため、そのようなユーザーの体験に影響を与えないように、端末機器のユーザーインターフェースに「トラステッドWi-Fiへのスマートアクセス」のスイッチオプションを提供し、デフォルトではこの機能がオフになっているように設定してもよい。すなわち、ユーザーがこの機能をオンにした場合にのみ、本実施例によるWi-Fiアクセス方式が実行される。
このように、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、ネットワーク側がモバイルネットワークを介してモバイルネットワークにアクセスする端末機器に対して、ネットワーク側によって決定されたトラステッドWi-Fiの記述情報を含むWi-Fi測定制御命令を発信するように構成されることで、モバイルネットワークにアクセスしている状態の端末機器が取得した現在使用可能なWi-Fiがすべてネットワーク側で認証・確認された信頼できる安全なWi-Fiであることを確保する。それによって、ユーザーが端末機器を操作してネットワーク側から発信されたいずれかのWi-Fiにアクセスしても、信頼できる安全なWi-Fiにアクセスすることができる。このようにして、端末機器が不正なネットワークにアクセスすることを効果的に回避し、ユーザーのプライバシーを保障することができる。
さらに、本実施例によるWi-Fiアクセス方法では、端末機器は、ネットワーク側から発信されたトラステッドWi-Fiの記述情報を含むWi-Fi測定制御命令を受信すると、トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、ネットワーク側によって決定されたトラステッドWi-Fiのチャネルのネットワーク品質検出を行い、さらに、トラステッドWi-Fi毎のチャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。最後に、トラステッドWi-FiとトラステッドWi-Fiに対応する指標値とに基づいて、端末機器は、最終的にアクセスできるターゲットWi-Fiを決定し、決定したターゲットWi-Fiにアクセスする。これにより、端末機器が最終的にアクセスするWi-Fiのネットワーク品質を確保しつつ、端末機器がアクセスするWi-Fiが信頼できる安全なものであることを確保し、ネットワーク品質と安全性とを両立させる。
図2を参照すると、図2は、本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法のフローチャートである。本実施例では、この方法は、主に、モバイルネットワークへのアクセス及びWi-Fiネットワークへのアクセス能力を備えた端末機器、例えば、加入者識別モジュール(SIMカード:Subscriber Identity Module)が装着されたスマートフォンに適用される。
図2に示すように、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、ステップ201~ステップ205を含む。
ステップ201:モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する。
ステップ202:前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。
本実施例におけるステップ201及びステップ202は、図1に示す実施例におけるステップ101及びステップ102と実質的に同じであり、ここでは詳しく説明しない。
ステップ203:前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なWi-Fi候補リストを生成する。
本実施例では、ターゲットWi-Fiを決定する操作は、端末機器においてローカルに実行される。したがって、端末機器は、各トラステッドWi-Fiに対応する指標値を得た後、指標値に基づいて、対応するトラステッドWi-Fiのネットワーク品質を決定する。次に、信号強度が予め設定された閾値よりも大きい、及び/又はリンク品質が予め設定された閾値よりも大きい、及び/又は負荷状況が予め設定された閾値よりも小さいなど、ネットワーク品質が予め設定された条件を満たすトラステッドWi-Fiをアクセス可能なWi-Fiとし、これらのスクリーニングされたアクセス可能なWi-Fiを統一されたリストに追加する。これにより、最終的にユーザーに提示する必要があるアクセス可能なWi-Fi候補リストを得る。
さらに、上記で得られたアクセス可能なWi-Fi候補リストに関して、一例では、ユーザーが現在操作しているユーザーインターフェースの上に、アクセス可能なWi-Fi候補リストを表示するためのレイアウトのレイヤを重ねて表示するポップアップボックスとしてユーザーに提示してもよい。
さらに、別の例では、現在操作しているユーザーインターフェースから新しいインターフェースにジャンプし、そのジャンプしたインターフェースにアクセス可能なWi-Fi候補リストを表示してもよい。
上記の例は、本実施例の技術的解決手段をより良く理解するために挙げた例であり、本実施例に対する唯一な限定ではない。
ステップ204:前記アクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令があるか否かを監視する。
一例では、アクセス可能なWi-Fi候補リスト内のアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択操作を監視することは、ユーザーインターフェースに提示されたアクセス可能なWi-Fi候補リスト内の各アクセス可能なWi-Fiが存在する領域を監視することによって、又は選択ボックスがユーザーによって選択されているか否か(タッチ、クリックなど)を監視することによって行われてもよく、これらが監視された場合、アクセス可能なWi-Fi候補リスト内のいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令が監視されたと判定し得る。
さらに、別の例では、視覚追跡技術を使用して、アクセス可能なWi-Fi候補リスト内のアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択操作を監視してもよい。それによって、ユーザーが手動で操作することなく、アクセスが必要なターゲットWi-Fiを選択することができる。
上記の例は、本実施例の技術的解決手段をより良く理解するために挙げた例であり、本実施例に対する唯一な限定ではない。
アクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令が監視された場合、ステップ205に進み、ステップ205の操作を実行し、そうでない場合、ステップ204の操作を持続する。
さらに、実際の応用では、監視時間を設定してもよい。すなわち、監視時間内に、アクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令が監視されない場合にのみ、ステップ204の操作を持続する。そうでない場合、今回のWi-Fiアクセスの流れを終了し、モバイルネットワークを使用して、ネットワーク側にMA PDUセッション要求を直接開始する。
さらに、別の例では、アクセス可能なWi-Fi候補リストにそのリストから退出するための操作ボタンを設けてもよい。ユーザーがアクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiを選択せずに、そのリストから退出するための操作ボタンをトリガーする場合、今回のWi-Fiアクセスの流れを直接終了し、モバイルネットワークを直接使用して、ネットワーク側にMA-PDUセッション要求を開始してもよい。
上記の例は、本実施例の技術的解決手段をより良く理解するために挙げた例であり、本実施例に対する唯一な限定ではない。
ステップ205:前記ユーザーによって選択された前記アクセス可能なWi-Fiをアクセス可能な前記ターゲットWi-Fiとして決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする。
したがって、本実施例によるWi-Fiアクセス方法では、端末機器は、トラステッドWi-FiとトラステッドWi-Fiに対応する指標値とに基づいて、信頼でき、安全で、かつネットワーク品質が要求を満たすアクセス可能なWi-Fiをローカルに決定し、これらの要求を満たすアクセス可能なWi-Fiをリストの形でユーザーに提示し、ユーザーによってその中の1つをターゲットWi-Fiとして選択し、決定したターゲットWi-Fiにアクセスする。これにより、端末機器がWi-Fiネットワークに基づいてネットワーク側にMA PDUセッション要求を開始することができるように、端末機器をモバイルネットワーク状態からWi-Fiネットワーク状態に切り替えることを実現する。それによって、端末機器とネットワーク側との通信速度を確保するとともに、端末機器のモバイルトラフィックを過剰に消費することを回避し、ユーザーの支出を削減することができる。
図3を参照すると、図3は、本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法のフローチャートである。本実施例では、この方法は、主に、モバイルネットワークへのアクセス及びWi-Fiネットワークへのアクセス能力を備えた端末機器、例えば、加入者識別モジュール(SIMカード:Subscriber Identity Module)が装着されたスマートフォンに適用される。
図3に示すように、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、ステップ301~ステップ305を含む。
ステップ301:モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する。
ステップ302:前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。
本実施例におけるステップ301及びステップ302は、図1に示す実施例におけるステップ101及びステップ102と実質的に同じであり、ここでは詳しく説明しない。
ステップ303:前記ネットワーク側が前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値に基づいて、前記トラステッドWi-Fiのうちの1つをアクセス可能な前記ターゲットWi-Fiとして特定するように、前記モバイルネットワークを介して前記ネットワーク側に前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値を送信する。
ステップ304:前記モバイルネットワークを介して前記ネットワーク側から発信されたターゲットWi-Fiアクセス命令を受信する。
ステップ305:前記ターゲットWi-Fiアクセス命令を解析して、アクセス可能な前記ターゲットWi-Fiを得て、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする。
さらに、実際の応用では、ターゲットWi-Fiアクセス命令からネットワーク側によって決定されたアクセス可能なターゲットWi-Fiを解析した後、ターゲットWi-Fiへのアクセス操作を実行する前に、同様に、決定されたターゲットWi-Fiを可視化された表示でユーザーに提示し、ターゲットWi-Fiに対するユーザーの選択命令があるか否かを監視するなど、ユーザーによって現在そのターゲットWi-Fiにアクセスするか否かを判定してもよい。
ターゲットWi-Fiに対するユーザーの選択命令が監視された場合、ターゲットWi-Fiにアクセスする操作が実行され、端末機器がモバイルネットワーク状態からWi-Fiネットワーク遷移に切り替えられ、次いで、ターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークによって、MA PDUセッション要求がネットワーク側に送信される。そうでない場合、端末機器は、モバイルネットワーク状態に維持され続け、MA PDUセッション要求をモバイルネットワーク状態を介してネットワーク側に送信する。
本実施例によるWi-Fiアクセス方法では、ターゲットWi-Fiを決定する操作をネットワーク側により行う。そのため、端末機器は、各トラステッドWi-Fiに対応する指標値を得る場合、モバイルネットワークを通じて得られた指標値をネットワーク側に送信する。ネットワーク側は、指標値に基づいて、トラステッドWi-Fiに対応するネットワーク品質を決定するとともに、現在の実際のネットワーク環境、負荷状況などの参考要素を参照して、その中から性能が予め設定された条件を満たす、例えば最適なトラステッドWi-Fiをアクセス可能なターゲットWi-Fiとして選択し、さらにモバイルネットワークを介して端末機器にターゲットWi-Fiの記述情報を含むターゲットWi-Fiアクセス命令を発信する。端末機器は、ターゲットWi-Fiアクセス命令に従って、ネットワーク側によって決定されたターゲットWi-Fiにアクセスするようにする。この方式では、端末機器がトラステッドWi-Fiのチャネルのネットワーク品質を決定するための処理操作を行う必要がないので、端末機器の性能に対する要求が低減され、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、より多くの端末機器に適用することができ、端末機器に競争力を提供することができる。
図4を参照すると、図4は、本願の実施例によるWi-Fiアクセス方法のフローチャートである。本実施例では、この方法は、主に、モバイルネットワークへのアクセス及びWi-Fiネットワークへのアクセス能力を備えた端末機器、例えば、加入者識別モジュール(SIMカード:Subscriber Identity Module)が装着されたスマートフォンに適用される。
図4に示すように、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、ステップ401~ステップ408を含む。
ステップ401:モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する。
ステップ402:前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。
本実施例におけるステップ401及び402は、図1に示す実施例におけるステップ101及びステップ102と実質的に同じであり、ここでは詳しく説明しない。
ステップ403:前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定する。
前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定する方式は、図2に示す実施例に記載の端末機器によってローカルに決定する方式であってもよいし、図3に示す実施例のようにネットワーク側によって決定する方式であってもよいが、本実施例ではこれに制限はない。具体的な決定方式は、図2に示す実施例及び図3に示す実施例に詳細に記載されており、ここでは詳しく説明しない。
ステップ404:現在Wi-Fiネットワークにアクセスしているか否かを検出する。
なお、実際の応用では、端末機器がネットワーク側から発信されたターゲットWi-Fiアクセス命令を受信する前に、ユーザーが手動で端末機器を操作してWi-Fiネットワークにアクセスしている可能性があるためである。そのため、端末のWi-Fiネットワークの頻繁な切り替えを避けるためには、ターゲットWi-Fiにアクセスする前に、端末機器が現在Wi-Fiネットワークにアクセスしているか否かをチェックする必要がある。
Wi-Fiネットワークにアクセスしている場合、ステップ405に進み、ステップ405の操作を実行し、そうでない場合、ステップ407に進み、ターゲットWi-Fiにアクセスする操作を実行する。
ステップ405:現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークが、前記ターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークであるか否かを識別する。
端末機器が現在Wi-Fiネットワークにアクセスしていることを確認する場合、端末機器がアクセスしているWi-Fiネットワークが信頼できる安全であることを確保するために、現在アクセスしているWi-FiネットワークがターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークであるか否かを識別してもよい。
そうである場合、ステップ408に進み、ステップ408の操作を実行し、そうでない場合、ステップ406に進む。
さらに、実際の応用では、現在アクセスしているWi-FiネットワークがターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークでない場合、現在アクセスしているWi-Fiネットワークが端末機器によってローカルに決定されたアクセス可能なWi-Fi候補リストか、ネットワーク側から発信されたトラステッドWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークか否かを判定してもよい。
そうである場合、ステップ406の操作を実行する代わりに、ステップ408に進み、現在アクセスしているWi-Fiネットワークが信頼できる安全であることをユーザーに知らせてもよい。
ステップ406:現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークを切断する。
、実際の応用では、現在アクセスしているWi-Fiネットワークを切断する前に、ターゲットWi-FiをプライマリWi-Fi、現在アクセスしているWi-Fiネットワークに対応するWi-FiをセカンダリWi-Fiとして設定し、プライマリWi-Fiのアクセス優先度をセカンダリWi-Fiのアクセス優先度よりも大きく設定してもよい。これにより、端末機器がプライマリWi-Fiにアクセスした後、プライマリWi-Fiのネットワークに異常が発生した場合、端末機器とネットワーク側は、ATSSS機能に基づいて端末機器をプライマリWi-FiからセカンダリWi-Fiに自動的に切り替えることができる。それによって、端末機器がWi-Fiネットワークを継続して利用できることが確保される。
この方式では、現在アクセスしているWi-Fiネットワークに対応するWi-FiをセカンダリWi-Fiとして設定する前に、そのWi-Fiが信頼できる安全なWi-Fiであることを決定することで、業務の継続的な遂行とセキュリティの両立を図る必要がある。
ステップ407:前記ターゲットWi-Fiにアクセスする。
ステップ408:予め設定されたトラステッドWi-Fi識別子をユーザーインターフェースに表示する。
これにより、本実施例によるWi-Fiアクセス方法では、端末機器は、決定されたターゲットWi-Fiにアクセスする前に、現在Wi-Fiネットワークにアクセスしているか否かを検出し、その検出結果に基づいて、ターゲットWi-Fiにアクセスする操作を実行するか、又は現在アクセスしているWi-FiネットワークのWi-Fiを切断して、ターゲットWi-Fiにアクセスするか、又は現在アクセスしているWi-Fiネットワークをそのままにして、そのWi-Fiネットワークにトラステッド識別子を直接設定するかを決定する。それによって、端末機器がアクセスするWi-Fiネットワークの頻繁な切り替えをできるだけ少なくしつつ、端末機器がアクセスするWi-Fiが信頼できる安全なものであることを効果的に確保することができるので、本実施例によるWi-Fiアクセス方法は、実際の利用シーンにより好適に適用することができる。
さらに、上記の様々な方法のステップの分割は、単に明確にするためのものであり、同一の論理関係を含む限り、1つのステップに統合されるか、又はいくつかのステップを複数のステップに分割して実施してもよいが、いずれも本特許の保護範囲内にある。アルゴリズム又は流れに重要ではない修正を加えるか、又は重要ではない設計を導入するが、そのアルゴリズム及び流れのコア設計を変更しないものは、すべて当該特許の保護範囲内にある。
図5を参照すると、図5は、本願の実施例による端末機器の構造概略図である。
図5に示すように、本実施例による端末機器は、少なくとも1つのプロセッサ501と、少なくとも1つのプロセッサ501に通信可能に接続されたメモリ502と、を含む。
ここで、メモリ502は、少なくとも1つのプロセッサ501によって実行されると、上記方法の実施例に記載のWi-Fiアクセス方法を少なくとも1つのプロセッサ501に実行させる、少なくとも1つのプロセッサ501によって実行可能な命令を記憶している。
ここで、メモリ502及びプロセッサ501はバス方式で接続されている。バスは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、1つ又は複数のプロセッサ501及びメモリ502の様々な回路を一緒に接続する。バスはまた、周辺機器、電圧調整器や電力管理回路などのような様々な他の回路を接続してもよく、これらは、すべて当業者に知られているので、本明細書では詳しく説明しない。バスインターフェースは、バスとトランシーバとの間のインターフェースを提供する。トランシーバは、1つの素子であってもよく、複数の受信機及び送信機のような複数の素子であってもよく、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するように構成されたユニットを提供する。プロセッサ501によって処理されたデータは、アンテナを介して無線媒体上で伝送される。アンテナはまた、データを受信し、プロセッサ501にデータを送信する。
プロセッサ501は、バス及び通常の処理を管理し、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電源管理や他の制御機能を含む様々な機能を提供してもよい。一方、メモリ502は、プロセッサ501が操作を実行する際に使用するデータを記憶するように構成されてもよい。
本願の実施例はまた、プロセッサによって実行されると、上記の方法の実施例に記載のWi-Fiアクセス方法を実現するコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
本願の実施例で提案されるWi-Fiアクセス方法、端末機器、及び記憶媒体では、ネットワーク側は、モバイルネットワークにアクセスする端末機器に対して、ネットワーク側によって決定されたトラステッドWi-Fiの記述情報を含むWi-Fi測定制御命令を、モバイルネットワークを介して発信するように構成されることで、モバイルネットワークにアクセスしている状態の端末機器が取得した現在使用可能なWi-Fiがすべてネットワーク側で認証・確認された信頼できる安全なWi-Fiであることを確保する。それによって、ユーザーが端末機器を操作してネットワーク側から発信されたいずれかのWi-Fiにアクセスしても、信頼できる安全なWi-Fiにアクセスすることができ、端末機器が不正なネットワークにアクセスすることを効果的に回避し、ユーザーのプライバシーを保障することができる。
さらに、本実施例によるWi-Fiアクセス形態では、端末機器は、ネットワーク側から発信されたトラステッドWi-Fiの記述情報を含むWi-Fi測定制御命令を受信すると、トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、ネットワーク側によって決定されたトラステッドWi-Fiのチャネルのネットワーク品質検出を行い、さらに、トラステッドWi-Fi毎のチャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得る。最後に、トラステッドWi-FiとトラステッドWi-Fiに対応する指標値とに基づいて、端末機器は、最終的にアクセスできるターゲットWi-Fiを決定し、決定したターゲットWi-Fiにアクセスする。これにより、端末機器が最終的にアクセスするWi-Fiのネットワーク品質を確保しつつ、端末機器がアクセスするWi-Fiが信頼できる安全なものであることを確保し、ネットワーク品質と安全性とを両立させる。
すなわち、上記実施例の方法におけるステップの全部又は一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって達成され得る。このプログラムは、1つの記憶媒体に記憶されており、1つの機器(マイクロコントローラ、チップなどであってもよい)又はプロセッサに、本願の様々な実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。一方、上記の記憶媒体には、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体が含まれる。
上記の各実施例は、本願を実施するための具体的な実施例であり、実際の応用では、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、形式的及び詳細的に様々な変更を加えてもよい。

Claims (14)

  1. 端末機器に適用されるWi-Fiアクセス方法であって、
    モバイルネットワークにアクセスしている状態で、前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得するステップと、
    前記トラステッドWi-Fiの記述情報に基づいて、前記トラステッドWi-Fiに対応するチャネルのネットワーク品質検出を行い、前記チャネルのネットワーク品質を評価する指標値を得るステップと、
    前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスするステップと、を含む、Wi-Fiアクセス方法。
  2. 前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定する前記ステップは、
    前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なWi-Fi候補リストを生成するステップと、
    前記アクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令があるか否かを監視するステップと、
    前記アクセス可能なWi-Fi候補リストのいずれかのアクセス可能なWi-Fiに対するユーザーの選択命令が監視されると、前記ユーザーによって選択された前記アクセス可能なWi-Fiをアクセス可能な前記ターゲットWi-Fiとして決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスするステップと、を含む、請求項1に記載のWi-Fiアクセス方法。
  3. 前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定する前記ステップは、
    前記ネットワーク側が前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値に基づいて、前記トラステッドWi-Fiのうちの1つをアクセス可能な前記ターゲットWi-Fiとして特定するように、前記モバイルネットワークを介して前記ネットワーク側に前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値を送信するステップと、
    前記モバイルネットワークを介して前記ネットワーク側から発信されたターゲットWi-Fiアクセス命令を受信するステップと、
    前記ターゲットWi-Fiアクセス命令を解析して、アクセス可能な前記ターゲットWi-Fiを得て、前記ターゲットWi-Fiにアクセスするステップと、を含む、請求項1に記載のWi-Fiアクセス方法。
  4. 前記ターゲットWi-Fiアクセス命令を解析して、アクセス可能な前記ターゲットWi-Fiを得て、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップの前に、
    前記ターゲットWi-Fiに対するユーザーの選択命令があるか否かを監視するステップと、
    前記ターゲットWi-Fiに対する前記ユーザーの選択命令が監視されると、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップを実行するステップと、をさらに含む、請求項3に記載のWi-Fiアクセス方法。
  5. 前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップの前に、
    現在Wi-Fiネットワークにアクセスしているか否かを検出するステップと、
    そうでない場合、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップを実行するステップと、
    そうである場合、現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークが、前記ターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークであるか否かを識別し、そうでない場合、現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークを切断し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップを実行するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のWi-Fiアクセス方法。
  6. 現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークを切断し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップを実行する前記ステップの前に、
    前記ターゲットWi-FiをプライマリWi-Fi、現在アクセスしている前記Wi-Fiネットワークに対応するWi-FiをセカンダリWi-Fiとして設定するステップであって、前記プライマリWi-Fiのアクセス優先度は前記セカンダリWi-Fiのアクセス優先度よりも大きい、ステップをさらに含む、請求項5に記載のWi-Fiアクセス方法。
  7. 前記ターゲットWiFiにアクセスする前記ステップの後に、
    予め設定されたトラステッドWi-Fi識別子をユーザーインターフェースに表示するステップをさらに含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のWi-Fiアクセス方法。
  8. 前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する前記ステップの前に、
    前記モバイルネットワークにアクセスしている状態で、マルチアクセスプロトコルデータユニットPDUセッション要求を前記ネットワーク側に開始する必要がある場合、自機がアクセストラフィックのステアリング、スイッチング、スプリットATSSS機能及びWi-Fi機能をサポートしているか否かを検出するステップと、
    サポートしている場合、前記モバイルネットワークを介して自機がATSSS機能及びWi-Fi機能をサポートしていることを前記ネットワーク側に通知し、前記ネットワーク側が前記モバイルネットワークを介して前記Wi-Fi測定制御命令を発信するようにトリガーするステップと、をさらに含む、請求項7に記載のWi-Fiアクセス方法。
  9. 自機がATSSS機能をサポートしているか否かを検出する前記ステップは、
    前記ネットワーク側への開始を必要とするマルチアクセスPDUセッション要求を取得するステップと、
    前記マルチアクセスPDUセッション要求を解析して、前記マルチアクセスPDUセッション要求内のatsss_stフィールドを抽出するステップと、
    前記atsss_stフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致する場合、自機が前記ATSSS機能をサポートしていると判定するステップと、を含む、請求項8に記載のWi-Fiアクセス方法。
  10. 前記トラステッドWi-Fiと前記トラステッドWi-Fiに対応する前記指標値とに基づいて、アクセス可能なターゲットWi-Fiを決定し、前記ターゲットWi-Fiにアクセスする前記ステップの後に、
    前記ターゲットWi-Fiに対応するWi-Fiネットワークを介して前記PDUセッション要求を前記ネットワーク側に送信するステップをさらに含む、請求項7に記載のWi-Fiアクセス方法。
  11. 前記モバイルネットワークを介してネットワーク側から発信されたWi-Fi測定制御命令を受信すると、前記Wi-Fi測定制御命令に含まれるトラステッドWi-Fiの記述情報を取得する前記ステップの前に、
    前記ネットワーク側が前記ATSSS機能をサポートしていると判定するステップをさらに含む、請求項7に記載のWi-Fiアクセス方法。
  12. 前記ネットワーク側が前記ATSSS機能をサポートしていると判定する前記ステップは、
    前記モバイルネットワークを介して前記ネットワーク側から発信された登録受付メッセージを取得するステップと、
    前記登録受付メッセージを解析して、前記登録受付メッセージ内のats_indフィールドを抽出するステップと、
    前記ats_indフィールドに対応するフィールド値が予め設定された閾値と一致した場合、前記ネットワーク側が前記ATSSS機能をサポートしていると判定するステップと、を含む、請求項11に記載のWi-Fiアクセス方法。
  13. 少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されたメモリと、を含み、
    前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、請求項1~12のいずれか1項に記載のWi-Fiアクセス方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を記憶した、端末機器。
  14. プロセッサによって実行されると、請求項1~12のいずれか1項に記載のWi-Fiアクセス方法を実現するコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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