JP2024515029A - 外科切開用ドレープ - Google Patents

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Abstract

肩の手術用に設計された台形外科切開用ドレープが記載される。また、台形外科切開用ドレープを作製する方法、及び肩の手術のために台形外科切開用ドレープを使用する方法も記載される。

Description

手術部位感染は、長期の入院をもたらすことが多く、高い罹患率及び死亡率との関連性が非常に高い。患者の手術部位感染のリスクは、手術部位又はその近傍の残留細菌に主に比例する。抗生物質耐性が着実に増加しているため、手術部位における細菌密度を減少させるための手術前の努力が極めて重要なものとなっている。
消毒処置は、抗菌含浸接着剤を有する外科切開用ドレープで手術部位を被覆することと同様に、感染の危険性を低減する。しかしながら、外科切開用ドレープの折り目又はしわが皮膚とドレープとの間に間隙を作るため、起伏のある領域は適切にドレープすることが困難である。間隙は、完全かつ継続的な消毒を妨げ、更なる細菌の導入を可能にし得る。
肩手術は、患者の腕をドレープすることが困難であるため、特に感染しやすい。標準的な外科切開用ドレープは、正方形又は矩形形状であり、腕の部分をドレープしようとするときに、しわが寄るか、折り目が付くか、又は他の方式で折り重なることが多い。
必要とされるものは、腕の起伏を被覆することができる形状の外科切開用ドレープ又は外科切開用ドレープのセットである。
一実施形態では、外科切開用ドレープが記載される。外科切開用ドレープは、4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を有する可撓性基材と、抗菌性接着剤組成物と、を含む。可撓性基材は、頂点Aと頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、頂点Cと頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、頂点Aと頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、頂点Bと頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含む。抗菌性接着剤組成物は、抗菌剤と感圧接着剤とを含む。
一実施形態では、外科切開用ドレープが記載される。外科切開用ドレープは、3つの別個のサブセクションに分割された可撓性基材であって、3つの別個のセクションが一緒になって、4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を形成する、可撓性基材と、抗菌性接着剤組成物と、を含む。可撓性基材は、頂点Aと頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、頂点Cと頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、頂点Aと頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、頂点Bと頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含む。抗菌性接着剤組成物は、抗菌剤と感圧接着剤とを含む。
一実施形態では、外科切開用ドレープを調製する方法が記載される。本方法は、可撓性基材及び抗菌性接着剤組成物を提供することと、抗菌性接着剤組成物を可撓性基材上に配置することと、を含む。
一実施形態では、手術のために肩を準備する方法が記載される。本方法は、本明細書に記載される外科切開用ドレープを提供することと、外科切開用ドレープを対象の皮膚表面に接触させることと、を含む。
一実施形態では、キットが記載される。キットは、本明細書に記載される1つ以上の外科切開用ドレープと、手術のために肩を準備する方法工程を実行するようにユーザに指示する一式の取扱説明書とを含む。
本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 輪郭を有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 送達システムを有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 取扱いタブを伴う送達システムを有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 取扱いタブを伴う送達システムを有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 輪郭及び送達システムを有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 輪郭を有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 送達システムを有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 サブセクション輪郭を有する本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 サブセクション輪郭を有する本開示の分離された3ピース外科切開用ドレープを示す図である。 対象の腕を覆う本開示の外科切開用ドレープを示す図である。 本開示の外科切開用ドレープの断面図である。 本開示の外科切開用ドレープの断面図である。 本開示の外科切開用ドレープの断面図である。 本開示の外科切開用ドレープを調製する方法のフローチャートである。 手術のために対象の肩を準備する方法のフローチャートである。 本開示の外科切開用ドレープを含むキットを示す図である。
プロピオニバクテリウム・アクネスは、他の感染性微生物の中でも特に、一般に皮膚に住み着き、肩を含む術後感染の半分以上の原因である。いくつかの技術的進歩、最も顕著には外科切開用ドレープの使用は、手術部位の感染を抑制してきたが、身体の起伏のある領域(例えば、肩)をドレープすることは困難であり、これは主にドレープのしわに起因する。外科切開用ドレープにしわがよっている場合、しわの下の領域は適切に消毒されず、それによって感染の機会が増加する。
本開示の外科切開用ドレープは、肩及びその周囲領域をドレープするという課題に直接対処する。台形構成は、皮膚表面への適用時にドレープのしわを制限又は排除する役割を果たす。ドレープ構成の更なる特徴、例えば、輪郭、送達システム、及びドレープのセクション分けは、ドレープの適用を更に助け、より広い皮膚接触を確保する。送達システムは、適用中にドレープがしわになるか、又はそうでなければそれ自体の上に折り重なることを防止することができる構造補強を提供する。更に、本開示の送達システムは、部分的に除去されてもよく、したがって、ドレープの残りの部分の補強を維持する一方でドレープのピース毎の適用を可能にする。より優れた適用制御に加えて、ドレープを3部分にセクション分け(すなわち、ドレープシール、切開シール、及びストッキネットシール)してあることが、外科医が手術のタイプを考慮したドレープの修正を可能にする。例えば、関節鏡視下手術は、完全なドレープを必要とする切開手術と比較して、ドレープシール及びストッキネットシールのみを必要とし得る。
定義
本明細書で使用される場合、「約」とは、所与の値の±10パーセントを意味する。例えば、約10とは、9~11を意味する。
本明細書で使用される場合、「輪郭(contouring)」は、全体的な台形構成から逸脱する構造的印象を指す。全ての非直線的特徴は輪郭と考えられる。輪郭により、本開示の外科切開用ドレープを身体構造の周囲により容易に配置することができる。「凹状輪郭」は、頂点A、B、C、及びDによって画定される台形構成から除去される表面領域、又はサブセクション領域(すなわち、サブセクションシール)から除去される表面領域を指す。「凸状輪郭」は、台形構成全体に追加される表面領域、すなわち、頂点A、B、C、及びDによって画定される台形構成を越えて延びる表面領域、又はサブセクション領域に加えられる表面領域を指す。輪郭は、しわを防止し得る。
本明細書で使用するとき、「消毒」とは、消毒される表面上に存在する活性微生物の数の減少を指す。消毒は、微生物を死滅させるか、又は微生物が成長若しくは増殖するのを防止し得る。
本明細書で使用するとき、「可塑剤」は、別の物質(例えば、感圧接着剤)のガラス転移温度を低下させる物質又は物質の組み合わせを指す。可塑剤は、それが添加される物質を効果的に軟化させ、柔軟性を増加させ、可塑性を増加させ、粘度を減少させ、かつ/又は摩擦を減少させる。本明細書に記載される可塑剤は、より大きな分子量のポリマー(すなわち、PSA)の鎖間の間隔を増加させる比較的低分子量のポリマーである。
本明細書で使用される場合、「ポリマー」は、1つ以上の繰り返しモノマー単位を有する物質を指す。本明細書におけるポリマー物質の化学的同一性は、ポリマーが誘導されるモノマーに関して記載されることがある。当業者は、列挙されたモノマーの反応性プロフィール、及びどのようにしてモノマーが合成的に結合されてポリマーを形成し得るかを容易に理解する。
本明細書で使用される場合、「感圧接着剤」は、圧力が加えられたときに結合を形成する非反応性自己粘着性接着剤を指す。感圧接着剤を活性化させるために、溶媒、水、又は熱は必要とされない。
「溶解度」、又は「可溶化すること」に言及する場合、成分B中の成分Aの溶解度は、成分A及び成分Bのみが存在する状態、例えば、添加された塩、化合物などがない状態を指すことが理解されるべきである。更に、本明細書で提供される任意の溶解度値は、大気圧(すなわち、760mm/Hg)で約20℃~約23℃の温度範囲に関する。
本明細書で使用される場合、「台形」は、直線によって連結された4つの頂点からなる形状を指す。2つの線が結合して、ある角度で頂点を形成する。2つ以下の角度が同じ値を有する。
本明細書で使用される場合、「頂点A及び頂点B」は、可撓性基材内の最大幅距離(すなわち、AB)を画定する点であると決定される。「頂点C及び頂点D」は、可撓性基材内の最小幅距離(すなわち、CD)を画定する点であると決定される。頂点を越えて延びる表面領域はいずれも輪郭と見なされる。
図1Aは、本開示の1ピース台形外科切開用ドレープ100Aを示す。外科切開用ドレープ100は、頂点Aと頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さABによって画定される第1の底辺ABと、頂点Cと頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さCDによって画定される第2の底辺CDと、頂点Aと頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さACによって画定される第1の側辺ACと、頂点Bと頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さBDによって画定される第2の側辺BDと、を有する可撓性基材102を含む。図示されるように、第1の長さABは第2の長さCDよりも長い。第1の底辺AB及び第1の側辺ACは、頂点Aにおいて角度Aθで接合する。第1の底辺AB及び第2の側辺BDは、頂点Bにおいて角度Bθで接合する。第2の底辺CD及び第1の側辺ACは、頂点Cにおいて角度Cθで接合する。第2の底辺CD及び第2の側辺BDは、頂点Dにおいて角度Dθで接合する。外科切開用ドレープ100Aは、可撓性基材202の主表面に接触する、抗菌剤と感圧接着剤とを有する抗菌性接着剤組成物(図示せず)を更に含む。
図1Bは、外科切開用ドレープ100Aの全ての特徴を有する1ピース台形外科切開用ドレープ100Bを示す。本開示の全ての外科切開用ドレープは、手術に備えて対象の腕の各セクションをドレープするように構成された領域を含む。これらの領域は、可撓性基材サブセクションと呼ばれる。図示されるように、可撓性基材サブセクションは、ドレープシール108、切開部位シール110、及びストッキネットシール112を含む。ドレープシール108は、上腕骨の近位端、鎖骨の遠位端、及び典型的には不織布ドレープ材料で被覆されている首の少なくとも一部の上の皮膚表面を覆うように構成されている。ドレープシール108は、現在の外科的診療下で不織布ドレープ材料に接着することができる。切開部位シール110は、肩、二頭筋、三頭筋を覆い、巻き付けて腋窩領域を被覆するように構成されている。ストッキネットシール112は、前腕に重なり、前腕を少なくとも部分的に取り囲むように構成されている。図示されるように、可撓性基材102は、印刷マーキング114を含む。可撓性基材102は、側辺輪郭116及び底辺輪郭118を含むように更に示されている。輪郭は、外科切開用ドレープ100Bの適用を助け、可撓性基材102のしわを防止し得る。
図1Cは、外科切開用ドレープ100Aの全ての特徴を有する1ピース台形外科切開用ドレープ100Cを示す。外科切開用ドレープ100Cは、送達システム120を更に含む。図示されるように、送達システム120は、可撓性基材102の全領域を被覆する表面ライナーの形態である。この特定の図では、送達システム120は、送達システムを3つのライナーセクションに分割する2つの切断部122を含み、ライナーセクションは独立して除去され得る。セクション分けされた送達システムは、外科切開用ドレープ100Cのより容易な適用を可能にし、しわを防止し得る。
図1Dは、外科切開用ドレープ100Cの全ての特徴を有する1ピース台形外科切開用ドレープ100Dを示す。送達システム120は、図示されるように、取扱いタブ124を含む。取扱いタブ124は、外科切開用ドレープ100Dの適用を更に支援し得る。
図1Eは、外科切開用ドレープ100Dの全ての特徴を有する1ピース台形外科切開用ドレープ100Eを示す。送達システム120は、図示されるように、2つのライナー、すなわち、表面領域ライナー及び周辺部ライナーを含む。周辺部ライナーは、理想的には、表面ライナーに適した材料よりも剛性の高い材料から構成される。周辺部ライナーは、外科切開用ドレープ100Eの取扱いを補助し得、例えば、取扱い中にドレープがそれ自体の上に折り畳まれることを防止する。
図1Fは、1ピース台形外科切開用ドレープ100Fを示す。外科切開用ドレープ100Fは、第1の底辺ABに沿った輪郭126と、第1の側辺AC及び第2の側辺BDに沿った輪郭128とを有する可撓性基材102を含むように示されている。輪郭128は、ドレープシール108と外科切開シール110との間に存在する。外科切開用ドレープ100Fは、表面領域ライナー121と、(取扱いタブ124を含む)周辺部ライナー123とを有する送達システム120を含むように更に示されている。表面ライナー121は切断線114(印刷マーキング又ミシン目)を含み、ユーザはこの線に沿って切断して3ピースドレープを形成することができる。表面ライナー121は、ライナーの部分的な除去のためのミシン目122と、ドレープシール108の適切な配置を補助するためのガイドマーキング115とを更に含む。
図2Aは、本開示の3ピース台形外科切開用ドレープ200Aを示す。外科切開用ドレープ200Aは、外科切開用ドレープ100Aの全ての特徴を含み、3つの可撓性基材サブセクション208(すなわち、ドレープシール)、210(すなわち、切開部位シール)、及び212(すなわち、ストッキネットシール)を含み、これらは一緒に重ね合わせると、台形構成を有する可撓性基材202を形成する。
図2Bは、外科切開用ドレープ200Aの全ての特徴を有する本開示の3ピース台形外科切開用ドレープ200Bを示す。可撓性基材202は、側辺輪郭216、底辺輪郭218、及びサブセクション輪郭219を含むように更に示されている。輪郭は、外科切開用ドレープ100Bの適用を支援し、可撓性基材102のしわを防止し得る。例えば、219のようなサブセクション輪郭により、肩領域の周りにサブセクション208及び210をより高い精度で適用することができる。
図2Cは、外科切開用ドレープ200Aの全ての特徴を有する本開示の3ピース台形外科切開用ドレープ200Cを示す。外科切開用ドレープ200Cは、可撓性基材サブセクション308、310、及び312の各々の上に送達システム320(表面ライナー)を更に含むように示されている。図示されていないが、送達システム320は、可撓性基材サブセクションのうちの1つ以上の上に取扱いタブ及び/又は周辺部ライナーを更に含んでもよい。
図2Dは、本開示の3ピース台形外科切開用ドレープ200Dを示す。外科切開用ドレープ200Dは、第2の底辺CD輪郭230と、第1の側辺ACと、第2の側辺BD輪郭232と、を有する可撓性基材202(サブセクション:ドレープシール208、外科切開シール210、及びストッキネットシール212)を含むように示されている。セクション毎の除去のための2つのライナーのミシン目222を有する送達システム(すなわち、表面領域ライナー221)が示されている。
図2Eは、可撓性基材サブセクション208、210、及び212が分離されている3ピース台形外科切開用ドレープ200Eを示す。図示されるように、ドレープシール208は凹状輪郭234を含み、外科切開シール210は凸状輪郭236を含み、輪郭234及び236は一緒に重ね合わせられるように構成される。この特定の輪郭パターンは、肩領域のより良好な被覆を可能にし得る。
図3は、対象の腕を覆う本開示の台形外科切開用ドレープ300を示す。対象の腕は、首/鎖骨領域307、肩/上腕領域309、前腕領域311、及び手領域313の4つのセクションに分割される。外科切開用ドレープ300は、ドレープシール308、外科手術切開シール310、及びストッキネットシール312の3つの可撓性基材サブセクションを含むように示されている。1ピース構造として示されているが、3ピース構造に分離され、台形構成に重ね合わされた可撓性基材サブセクションを容易に企図することができる。
図4Aは、本明細書に記載される台形外科切開用ドレープ400Aの断面を示す。可撓性基材402と、可撓性基材402と接触する抗菌性接着剤組成物403と、を有する外科切開用ドレープ400Aが示されている。
図4Bは、本明細書に記載される台形外科切開用ドレープ400Bの断面を示す。可撓性基材402と、可撓性基材402と接触している抗菌性接着剤組成物403と、抗菌性接着剤組成物403と接触している剥離ライナー305と、を有する外科切開用ドレープ400Bが示されている。
図4Cは、本明細書に記載される台形外科切開用ドレープ400Cの断面を示す。可撓性基材402と、可撓性基材402と接触する抗菌性接着剤組成物403と、抗菌性接着剤組成物403と接触する剥離ライナー405と、可撓性基材402と接触する送達システム420とを有する外科切開用ドレープ400Cが示されている。
図5は、本開示の外科切開用ドレープを準備するための方法500を表すフローチャートである。本方法は、可撓性基材及び抗菌性接着剤組成物を提供すること550と、抗菌性接着剤組成物を可撓性基材の主表面上に配置すること552と、を含む。
図6は、手術のために肩を準備する方法600を表すフローチャートである。この方法は、本開示の外科切開用ドレープを提供すること660と、外科切開用ドレープを対象の皮膚表面に接触させること662と、を含む。
図7は、本開示の1つ以上の外科切開用ドレープ700と、外科切開用ドレープ700を対象の皮膚表面に接触させるようにユーザに指示する一式の取扱説明書772と、を含むキット770を示す。
外科切開用ドレープ
(1ピースドレープ)様々な実施形態では、外科切開用ドレープが記載される。外科切開用ドレープは、4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を有する可撓性基材と、抗菌性接着剤組成物と、を含んでもよい。可撓性基材は、頂点Aと頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、頂点Cと頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、頂点Aと頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、頂点Bと頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含んでもよい。抗菌性接着剤組成物は、抗菌剤と感圧接着剤とを含んでもよい。
(3ピースドレープ)様々な実施形態では、外科切開用ドレープが記載される。外科切開用ドレープは、3つの別個のセクションに分割された可撓性基材であって、3つの別個のセクションが一緒になって、4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を形成する可撓性基材と、抗菌性接着剤組成物と、を含んでもよい。可撓性基材は、頂点Aと頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、頂点Cと頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、頂点Aと頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、頂点Bと頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含んでもよい。抗菌性接着剤組成物は、抗菌剤と感圧接着剤とを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される任意の外科切開用ドレープは、可撓性基材の少なくとも一部と接触する、本明細書に記載される送達システムを更に含んでもよい。送達システム特徴の変形例は、以下で更に詳細に記載される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される任意の外科切開用ドレープは、抗菌性接着剤組成物と接触している本明細書に記載される剥離ライナーを更に含んでもよい。剥離ライナー特徴の変形例は、以下で更に詳細に記載される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される任意の外科切開用ドレープは、印刷されたマーキングを更に含んでもよい。印刷されたマーキングは、ユーザが外科切開用ドレープをカスタマイズするための切断ガイドとして機能し得る。印刷されたマーキングはまた、ユーザがドレープを意図された領域に適切に適用するのを助ける視覚的な配置ガイドとして機能し得る。外科切開用ドレープをカスタマイズすることは、より良好なフィット又はより容易な適用を可能にし得る。いくつかの実施形態では、印刷されたマーキングは、第1の側辺から第2の側辺まで延びる。印刷されたマーキングは、本明細書に記載される1ピース外科切開用ドレープを、本明細書に記載の3ピース外科切開用ドレープに分割する役割を果たし得る。
可撓性基材
いくつかの実施形態では、可撓性基材は、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテルブロックアミド、熱可塑性ポリエステル、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、可撓性基材は、フィルム、例えば、前述のポリマーのうちの1つ以上から形成されるフィルムである。いくつかの実施形態では、可撓性基材は、透明であってもよく、又は半透明であってもよい。
いくつかの実施形態では、可撓性基材は、約0.5m~約0.7mの最大長さ(すなわち、ABとCDとの間で測定される最大距離)によって特徴付けられる。例えば、最大長さは、約0.5、0.55、0.6、0.65、及び0.7(メートル単位)、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.55~約0.65、約0.6~約0.7などであってもよい。
いくつかの実施形態では、可撓性基材は、約25μm~約200μmの厚さを有してもよい。例えば、可撓性基材は、μm単位で、約25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、及び200、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約50μm~約80μm、約30μm~約120μmなどの厚さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の底辺AB及び第2の底辺CDは、互いに平行である。
いくつかの実施形態では、寸法は、平均的な人間の男性、女性、又は子供の腕構造サイズに基づいて選択されてもよい。
いくつかの実施形態では、寸法は、対象の腕構造サイズに従ってカスタマイズされてもよい。
いくつかの実施形態では、可撓性基材は、ドレープシールセクション、切開部位シールセクション、及びストッキネットシールセクションの3つの領域を有する1ピース構成である。他の実施形態では、可撓性基材は、3ピース構成であり、すなわち、外科切開用ドレープは、3つの分離された可撓性基材サブセクション、すなわち、ドレープシールセクション、切開部位シールセクション、及びストッキネットシールセクションを含む。基材サブセクションの詳細は、以下に更に記載される。
いくつかの実施形態では、可撓性基材は、第1の底辺AB、第2の底辺CD、第1の側辺AC、及び第2の側辺BDのうちの1つ以上に沿った輪郭を更に含んでもよい。輪郭は、台形の全表面の約±15%以下を構成する。換言すれば、輪郭によって除去及び/又は獲得される領域全体は、頂点A、B、C、及びDの間の領域によって画定される台形表面領域の約15%以下であり得る。例えば、輪郭は、可撓性基材表面領域全体の約15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、又は約1%の領域を加える又は減じることができる。輪郭は、以下でより詳細に記載される。
可撓性基材サブセクションの特性
1ピース外科切開用ドレープ構成及び3ピース外科切開用ドレープ構成は、首から手首まで延びる対象の腕を覆うように設計される。3つのサブセクションは、ドレープシール、切開部位シール、及びストッキネットシールを含む。
いくつかの実施形態では、ドレープシールサブセクションは、第1の底辺ABから可撓性基材の最大長さの約20%~約33%まで延びてもよい。例えば、ドレープシールサブセクションは、第1の底辺ABから、可撓性基材の最大長さの約20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、若しくは33%、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、20%~約25%、約25%~約30%等まで延びてもよい。
いくつかの実施形態では、ドレープシールサブセクションは、約0.07m~約0.15mの長さを有してもよい。例えば、ドレープシールサブセクションは、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、若しくは0.15の長さ、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.9~約0.12、約0.10~約0.14などの長さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、3ピース構成のドレープシールサブセクションは、第1の底辺AB及び第1の底辺ABの反対側の底辺のうちの1つ以上に沿った輪郭を含んでもよい。他の実施形態では、ドレープシールサブセクションは、そのような輪郭を切断するための印刷されたマーキング及び/又はミシン目を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ドレープシールサブセクションは、第1の底辺ABに沿って凹状輪郭を有する。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.07m~約0.3mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図1F(126)を参照されたい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.12、0.14、0.16、0.18、0.20、0.22、0.24、0.26、0.28、若しくは0.30、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.10~約0.20、約0.14~約0.24などの半径測定値を有してもよい。
いくつかの実施形態では、ドレープシールサブセクションは、第1の底辺ABの反対側の底辺に沿って凸状の輪郭を有する。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.07m~約0.15mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図2E(234)を参照されたい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、若しくは0.15、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.08~約0.12、約0.13~約0.15などの半径測定値を有してもよい。
いくつかの実施形態では、外科切開シールサブセクションは、可撓性基材の最大長さの約33%~約50%延びてもよい。例えば、外科切開シールサブセクションは、可撓性基材の最大長さの約33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、41%、42%、43%、44%、45%、46%、47%、48%、49%、若しくは50%、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約35%~約40%、約40%~約45%などだけ延びてもよい。
いくつかの実施形態では、外科切開シールサブセクションは、約0.2m~約0.3mの長さを有し得る。例えば、外科切開シールサブセクションは、m単位で、約0.20、0.21、0.22、0.23、0.24、0.25、0.26、0.27、0.28、0.29、若しくは0.30、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.20~約0.25、約0.25~約0.28などの長さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、3ピース構成の外科切開シールサブセクションは、ドレープシールサブセクションに近接する表面及び/又はストッキネットシールサブセクションに近接する表面に沿った輪郭を含んでもよい。他の実施形態では、外科切開シールサブセクションは、そのような輪郭を切断するための印刷されたマーキング及び/又はミシン目を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、3ピース構成の外科切開シールサブセクションは、ドレープシールサブセクションに近接する表面に沿って凸状輪郭を含んでもよい。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.07m~約0.15mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図2E(236)を参照されたい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、若しくは0.15、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.08~約0.12、約0.13~約0.15などの半径測定値を有してもよい。
いくつかの実施形態では、ストッキネットシールサブセクションは、第2の底辺CDから可撓性基材の最大長さの約25%~約33%だけ延びてもよい。例えば、ストッキネットシールサブセクションは、第2の底辺CDから、約25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、若しくは33%、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約25%~約30%、約28%~約32%などだけ延びてもよい。
いくつかの実施形態では、ストッキネットシールサブセクションは、約0.15m~約0.25mの長さを有してもよい。例えば、ストッキネットシールサブセクションは、m単位で、約0.15、0.16、0.17、0.18、0.19、0.20、0.21、0.22、0.23、0.24、若しくは0.25、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.15~約0.20、約0.20~約0.25などの長さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、3ピース構成のストッキネットシールサブセクションは、第2の底辺CD及び第1の底辺CDの反対側の底辺のうちの1つ以上に沿った輪郭を含んでもよい。他の実施形態では、ストッキネットシールサブセクションは、そのような輪郭を切断するための印刷されたマーキング及び/又はミシン目を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、3ピース構成のストッキネットシールサブセクションは、第2の底辺CDに沿った凸状輪郭を含んでもよい。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.07m~約0.15mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図2D(230)を参照されたい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、若しくは0.15、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.08~約0.12、約0.13~約0.15などの半径測定値を有してもよい。
底辺AB及び底辺CDの特性
いくつかの実施形態では、第1の底辺AB及び第2の底辺CDは、少なくとも約2:1のAB:CD比を有してもよい。例えば、AB:CD比は、約2:1~約7:1であってもよい。例えば、AB:CD比は、2:1、2.5:1、3:1、3.5:1、4:1、4.5:1、5:1、5.5:1、6:1、6.5:1、及び7:1、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約2:1~約4:1、約3:1~約5:1などであってもよい。
多くの実施形態では、AB>CDであることを条件として、第1の底辺AB及び第2の底辺CDの寸法(すなわち、第1の底辺長さAB及び第2の底辺長さCD)は、以下に列挙される値から任意の組み合わせで独立して選択されてもよい。
第1の底辺AB
他の実施形態では、第1の底辺ABは、頂点とA及びBとの間で測定された直線に対して曲率を有してもよい。例えば、第1の底辺ABは、首部分の周りをドレープするように構成された放物線状の曲率を有してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の底辺ABは、約0.15m~約0.65mから選択される第1の底辺長さABを有してもよい。例えば、第1の底辺ABは、m単位で、約0.15、0.20、0.25、0.30、0.35、0.40、0.45、0.50、0.55、0.60、及び0.65、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約0.20~約0.40、約0.35~約0.60などの第1の底辺長さABを有してもよい。
いくつかの実施形態では、第1の底辺ABは、以下でより詳細に記載されるような輪郭を含んでもよい。
第2の底辺CD
いくつかの実施形態では、第2の底辺CDは、約0.07m~約0.3mから選択される第2の底辺長さCDを有してもよい。例えば、第2の底辺CDは、m単位で、約0.07、0.1、0.12、0.14、0.16、0.18、0.2、0.22、0.24、0.26、0.28、及び0.3、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約0.14~約0.22、約0.12~約0.26などの第2の底辺長さCDを有してもよい。
いくつかの実施形態では、第2の底辺CDは、以下により詳細に記載されるような輪郭を含んでもよい。
AB/CD輪郭
いくつかの実施形態では、第1の底辺AB及び第2の底辺CDのうちの1つ以上は、輪郭を含んでもよい。輪郭は、凹状、凸状、又はそれらの組み合わせであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1の底辺ABは、鎖骨及び僧帽筋上の領域を横断するように設計された凹状輪郭を含んでもよい。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.07m~約0.6mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図1Fを参照されたい。凹状輪郭の削除された表面領域は、全可撓性基材表面領域の約3%未満であってもよい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.12、0.14、0.16、0.18、0.20、0.22、0.24、0.26、0.28、0.30、0.32、0.34、0.36、0.38、0.40、0.42、0.44、0.46、0.48、0.50、0.52、0.54、0.56、0.58、若しくは0.60、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.08~約0.12、約0.13~約0.15などの半径測定値を有してもよい。
いくつかの実施形態では、第2の底辺CDは、手首を取り囲むように設計された凹状輪郭を含んでもよい。輪郭は、約0.07m~約0.15mの半径測定値を有する半円形又は半楕円形であってもよい。例えば、図2Dを参照されたい。凹状輪郭の削除された表面領域は、全可撓性基材表面領域の約2%未満であってもよい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.07、0.08、0.09、0.10、0.11、0.12、0.13、0.14、若しくは0.15、又は前述の数のうちのいずれかの間の値、例えば、約0.08~約0.12、約0.13~約0.15などの半径測定値を有してもよい。
辺AC及び辺BDの特性
いくつかの実施形態では、第1の側辺AC及び第2の側辺BDは、約1:1のAC:BD比を有してもよい。いくつかの実施形態では、AC:CD比は、約1:1~約3:1であってもよい。例えば、AC:CD比は、約1:1、1.1:1、1:1.2、1.3:1、1.4:1、1.5:1、2:1、2.5:1、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約1:1~約1:1.5、約1.5:1~約2:1などから選択されてもよい。
多くの実施形態では、第1の側辺AC及び第2の側辺CDの寸法(すなわち、第1の側辺長さAC及び第2の側辺長さBD)は、以下に列挙される値から任意の組み合わせで独立して選択されてもよい。
第1の側辺AC/第2の側辺BD
いくつかの実施形態では、第1の側辺長さAC及び第2の側辺長さBDは、約0.35m~約0.75mから独立して選択されてもよい。例えば、第1の側辺長さAC及び第2の側辺長さBDは、m単位で、約0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、及び0.75m、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約0.4~約0.6、約0.5~約0.7mなどから独立して選択されてもよい。
AC/BD輪郭
いくつかの実施形態では、第1の側辺AC及び第2の側辺BDのうちの1つ以上は、輪郭を含んでもよい。輪郭は、凹状、凸状、又はそれらの組み合わせであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1の側辺AC及び第2の側辺BDのうちの1つ以上は、外科切開用ドレープが肩の湾曲の周囲に適合することを可能にするように設計される凹状輪郭を含んでもよい。輪郭は、頂点A及び/又は頂点Bから測定される辺長さの約20%~約33%に配置されてもよい。例えば、輪郭は、それぞれの辺に沿って頂点A及び/又は頂点Bから約0.07m~約0.15mに位置してもよい。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.01m~約0.06mの深さ又は極小値を有してもよい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.055、若しくは0.06、又は前述の数のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約0.025~約0.05、約0.03~約0.04などの深さ若しくは極小値を有してもよい。凹状輪郭は、ドレープシールとして画定される領域と外科切開シールとして画定される領域とを概念的に分離し得る。例えば、図1Fを参照されたい。
いくつかの実施形態では、第1の側辺AC及び第2の側辺BDのうちの1つ以上は、外科切開用ドレープが肘の湾曲の周囲に適合することを可能にするように設計される凹状輪郭を含んでもよい。輪郭は、頂点C及び/又は頂点Dから測定される側辺長さの約25%~約33%に配置されてもよい。例えば、輪郭は、それぞれの辺に沿って頂点C及び/又は頂点Dから約0.20m~約0.25mに位置してもよい。いくつかの実施形態では、輪郭は、約0.01m~約0.05mの深さ又は極小値を有してもよい。例えば、輪郭は、m単位で、約0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、若しくは0.05、又は前述の数のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約0.025~約0.05、約0.03~約0.04などの深さ若しくは極小値を有してもよい。凹状輪郭は、外科切開シールとして画定される領域とストッキネットシールとして画定される領域とを概念的に分離し得る。例えば、図2Dを参照されたい。
角度Aθ、Bθ、Cθ、及びDθの特性
本明細書で使用される場合、角度Aθは、第1の底辺ABと第1の側辺ACとの間に形成される角度として定義され、角度Bθは、第1の底辺ABと第2の側辺BDとの間に形成される角度として定義され、角度Cθは、第1の側辺ACと第2の底辺CDとの間に形成される角度として定義され、角度Dθは、第2の底辺CDと第2の側辺BDとの間に形成される角度として定義される。
いくつかの実施形態では、Aθ=Bθである。
いくつかの実施形態では、Cθ=Dθである。
いくつかの実施形態では、Aθ=BθかつCθ=DθかつAθ≠Cθである。
いくつかの実施形態では、Aθ<Bθである。
いくつかの実施形態では、Cθ>Dθである。
いくつかの実施形態では、Aθ<BθかつCθ>DθかつAθ≠Dθである。
多くの実施形態では、角度Aθ、Bθ、Cθ、及びDθ、並びにそれらの任意の組み合わせは、以下に記載される値から選択されてもよい。
角度Aθ/角度Bθ
いくつかの実施形態では、角度Aθ及び角度Bθは、約75度~約89度から独立して選択されてもよい。例えば、角度Aθ及び角度Bθは、約75度、76度、77度、78度、79度、80度、81度、82度、83度、84度、85度、86度、87度、88度、及び89度、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約80度~約85度、約77度~約87度などから独立して選択されてもよい。
角度Cθ/角度Dθ
いくつかの実施形態では、角度Cθ及び角度Dθは、約100度~約105度から独立して選択されてもよい。例えば、角度Cθ、角度Dθは、約100度、101度、102度、103度、104度及び105度、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約100度~約102度、約101度~約104度などから独立して選択されてもよい。
抗菌性接着剤組成物
多くの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、以下に記載される1つ以上の抗菌剤及び以下に記載される1つ以上の感圧接着剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、以下に記載される1つ以上の抗菌剤及び以下に記載される1つ以上の感圧接着剤から本質的になり得る。
いくつかの実施形態では、抗菌剤は、感圧接着剤内に完全に溶解される。他の実施形態では、抗菌剤は、感圧接着剤内に少なくとも部分的に懸濁される。抗菌剤は、組成物の表面、したがって組成物と接触している皮膚表面に抗菌剤を供給して皮膚表面を継続的に消毒するように、感圧接着剤を通じて容易に拡散するはずである。
いくつかの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、可塑剤、増粘剤、粘着付与剤、安定剤、開始剤、架橋剤、可溶化剤(例えば、モノアシルグリセリド)、粘度調整剤、界面活性剤(例えば、非イオン性、カチオン性、アニオン性、双性イオン性界面活性剤)、保湿剤、並びにビタミン及び/又はミネラルのうちの1つ以上を更に含んでもよい。いくつかの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、安定性、粘度、接着性などを改善するための薬剤を更に含んでもよい。
抗菌剤
一般に、抗菌性接着剤組成物は、任意の抗菌剤、すなわち、感染性生物(例えば、プロピオニバクテリウム・アクネス)を死滅させるか、又はそうでなくても、その繁殖を防止若しくは遅延させることが実証されている、当業者に公知の化学化合物又は錯体を含んでもよい。抗菌剤には、殺菌剤、抗菌剤、抗生物質、抗ウイルス剤、抗真菌剤、駆虫剤などが含まれ得る。
いくつかの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、ヨウ素、ヨードフォア、三ヨウ化物錯体、グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、オクテニジン塩酸塩、オクテニジンアレキシジン、高分子ビグアニド(例えば、ポリヘキサメチレンビグアニド)、銀、銀塩(例えば、塩化銀、酸化銀)、銅塩、ポリクオタニウム、フェノール(例えば、パラクロロメタキシレノール(PCMX)、トリクロサン、ヘキサクロロフェン)、脂肪酸モノエステル(例えば、グリセロールモノラウレート)、過酸化水素、及びこれらの組み合わせから選択される抗菌剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、抗菌性接着剤組成物は、ヨウ素、ヨードフォア、グルコン酸クロルヘキシジン、オクテニジン塩酸塩、ポリヘキサメチレンビグアニド、銀塩、銅塩、及びそれらの組み合わせから選択される抗菌剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、抗菌剤は、ヨード又はヨードフォア(例えば、ポピドンヨード)である。
いくつかの実施形態では、抗菌剤は、グルコン酸クロルヘキシジンである。
いくつかの実施形態では、抗菌剤は、オクテニジン塩酸塩である。
いくつかの実施形態では、抗菌剤は、ポリヘキサメチレンビグアニドである。
感圧接着剤
一般に、抗菌性接着剤組成物は、皮膚への接着に好適かつ有効であることが示されている、当業者に公知の任意の感圧接着剤を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、感圧接着剤は、アクリレート、ポリウレタン、ポリビニルエチルエーテル、シリコーン、ゴム系接着剤(例えば、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ブチルゴム)、これらの組み合わせ、及びこれらのコポリマーから選択され得る。例えば、感圧接着剤は、Shell Chemical Company(Houston,TX)からKRATONの名称で入手可能なポリマーを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、感圧接着剤はアクリルポリマー又はコポリマーから選択される。いくつかの実施形態では、アクリルポリマー又はコポリマーは、アルキル(メタ)アクリレート、N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、(アルキル置換)アクリルアミド、(アルキル置換)メタクリルアミド、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又は及びそれらの組み合わせから選択されるモノマーのうちの1つの反応生成物であってもよい。
いくつかの実施形態では、感圧接着剤は、約-70℃~約20℃のガラス転移温度(T)によって特徴付けられ得る。いくつかの実施形態では、感圧接着剤は、約-70℃、-60℃、-50℃、-40℃、-30℃、-20℃、-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃、若しくは20℃、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲内の値、例えば、約-20℃~約5℃、約-50℃~約-30℃などのTによって特徴付けられ得る。
送達システム
送達システムは、可撓性基材に追加の安定性を提供し得る。送達システムを有する外科切開用ドレープは、外科切開用ドレープを皮膚表面に適用する際のしわを軽減し得る。送達システムは、外科切開用ドレープを配置することを更に補助し得る。送達システムは、送達を更に補助するために部分的に除去されてもよい。
送達システムは、可撓性基材の材料よりも剛性の高い材料から構築されてもよい。例えば、送達システムは、ポリエチレン/酢酸ビニルコポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、不織布、ポリマーフィルム、及び紙から選択される1つ以上の材料を含んでもよい。送達システムは、好適な接着剤で可撓性基材に取り外し可能に固定されてもよい。
いくつかの実施形態では、送達システムは、可撓性基材の少なくとも一部を覆ってもよい。例えば、送達システムは、可撓性基材の表面領域の約10%~約100%を覆ってもよい。例えば、送達システムは、(表面領域%で)約10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、100、又は前述の値のうちのいずれかの間の範囲の値、例えば、約15~約40、約60~約80を覆ってもよい。
いくつかの実施形態では、送達システムは、周辺部ライナー、すなわち、外科切開用ドレープの周縁に接着される材料を含んでもよい。周辺部ライナーは、1つ又は複数のピースから構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、送達は、表面ライナー、すなわち、外科切開用ドレープの表面の少なくとも一部に接着される材料を含んでもよい。表面ライナーは、シートとして構成されてもよく、又はパターン化された構成のものであってもよい。表面ライナーは、1つ又は複数のピースから構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、送達システムは、周辺部ライナー及び表面ライナーを含んでもよい。いくつかの実施形態では、周辺部ライナー及び表面ライナーの材料は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
いくつかの実施形態では、送達システムは、送達システムのセクション毎の除去を補助し得る1つ以上のミシン目を含んでもよい。ミシン目は、部分的な切り目であってもよいし、材料をセクションに分割する他の手段であってもよい。
いくつかの実施形態では、送達システムは、可撓性基材表面の80%超にわたって延びる表面ライナーを含んでもよい。表面ライナーは、ミシン目が付けられるか、又は他の方法でセクションに分割されてもよい。いくつかの実施形態では、表面ライナーは、3つのセクションを含んでもよい。いくつかの実施形態では、表面ライナーは、第1の底辺から第2の底辺まで延びる1つ以上のミシン目を有してもよい。他の実施形態では、表面ライナーは、第1の側辺から第2の側辺まで延びる1つ以上のミシン目を有してもよい。
いくつかの実施形態では、送達は、1つ又は複数の取扱いタブを含んでもよい。取扱いタブは、可撓性基材の周囲を越えて、及び/又は可撓性基材の表面の上方に延びてもよい。取扱いタブは、ユーザが外科切開用ドレープ又はその一部を皮膚表面に適切に配置するのを支援し得る。
剥離ライナー
剥離ライナーは、クラフト紙、グラシン紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、及びこれらの組み合わせを含んでもよく、又はこれらであってもよい。
いくつかの実施形態では、剥離ライナーはミシン目が付けられていてもよい。剥離ライナーのミシン目は、外科切開用ドレープの部分への適用を可能にし得る。いくつかの実施形態では、表面ライナーは、第1の底辺から第2の底辺まで延びる1つ以上のミシン目を有してもよい。他の実施形態では、表面ライナーは、第1の側辺から第2の側辺まで延びる1つ以上のミシン目を有してもよい。
作製方法
一実施形態では、外科切開用ドレープの製造方法が記載される。本方法は、可撓性基材及び抗菌性接着剤組成物を提供することと、抗菌性接着剤組成物を可撓性基材のうちの1つ以上に配置することと、を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本方法は、剥離ライナーを提供することと、剥離ライナーを抗菌性接着剤組成物に接触させることと、を更に含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本方法は、送達システムを提供することと、抗菌性接着剤組成物が上に配置されている表面とは反対側の可撓性基材の表面に送達システムを接着させることと、を更に含んでもよい。
使用方法
多くの実施形態では、手術のために肩を準備する方法が記載される。本方法は、本明細書に記載される台形外科切開用ドレープを提供することと、外科切開用ドレープを対象の皮膚表面に接触させることと、を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、皮膚表面は、首、肩、及びそれらの間の表面の一部を含んでもよい。皮膚表面は、肩、上腕(例えば、二頭筋及び三頭筋)、及びそれらの間の表面を含んでもよい。皮膚表面は、前腕、肘、手首、及びそれらの間の表面を含んでもよい。皮膚表面は、腋窩領域、上腕の下、及びそれらの間の表面を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本方法は、1つ以上の矩形外科切開用ドレープを提供することと、1つ以上の矩形外科切開用ドレープを皮膚表面及び台形外科切開用ドレープの一部に接触させることと、を更に含んでもよい。矩形外科切開用ドレープを配置することにより、台形外科切開用ドレープが皮膚表面に固定される。矩形切開用ドレープは、本明細書に記載される台形外科切開用ドレープとは形状が異なるだけであってもよい。矩形切開用ドレープは、任意の腕構造の1つ以上の部分の周囲に巻き付けられてもよい。矩形外科切開用ドレープは、任意の所望のサイズに切断されてもよい。
いくつかの実施形態では、外科切開用ドレープは、最初に腋窩領域に適用される。次に、第2の外科切開用ドレープ、又はそのドレープシールサブセクションが、対象の肩の上部に取り付けられる。その後、外科切開サブセクションを対象の上腕領域に適用し、次いで前腕及び手首に適用する。いくつかの実施形態では、次に、ドレープを皮膚に固定する際に剥離ライナーの中央部分が除去され、続いて、ドレープを腕の周りに巻き付ける前に左及び右剥離ライナー部分が除去される。
キット
様々な実施形態では、キットが記載される。キットは、本明細書に記載される1つ以上の外科切開用ドレープと、本明細書に記載される手術のために肩を準備する方法工程を実行するようにユーザに指示する一式の取扱説明書と、を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に記載される1ピース外科切開用ドレープを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、キットは、本明細書に記載される3ピース外科切開用ドレープを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、キットは更に、本明細書に記載される1つ以上の矩形外科切開用ドレープを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、一式の取扱説明書は更に、台形外科切開用ドレープを皮膚表面に最適に適用する方法をユーザに指示してもよい。

Claims (31)

  1. 外科切開用ドレープであって、
    4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を有する可撓性基材であって、
    前記頂点Aと前記頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、
    前記頂点Cと前記頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、
    前記頂点Aと前記頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、
    前記頂点Bと前記頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含む可撓性基材と、
    抗菌性接着剤組成物であって、
    抗菌剤と、
    感圧接着剤と、を含む抗菌性接着剤組成物と、を備える、外科切開用ドレープ。
  2. 外科切開用ドレープであって、
    4つの頂点A、B、C、及びDによって特徴付けられる台形構成を有する可撓性基材であって、
    前記頂点Aと前記頂点Bとの間で測定される第1の底辺長さ(AB)によって画定される第1の底辺(AB)と、
    前記頂点Cと前記頂点Dとの間で測定される第2の底辺長さ(CD)(AB>CD)によって画定される第2の底辺(CD)と、
    前記頂点Aと前記頂点Cとの間で測定される第1の側辺長さ(AC)によって画定される第1の側辺(AC)と、
    前記頂点Bと前記頂点Dとの間で測定される第2の側辺長さ(BD)によって画定される第2の側辺(BD)と、を含む可撓性基材と、
    抗菌性接着剤組成物であって、
    抗菌剤と、
    感圧接着剤と、を含む抗菌性接着剤組成物と、を備え、
    前記可撓性基材が、3つの別個のサブセクションに分割されており、
    前記3つの別個のサブセクションが一緒になって台形構成を形成している、外科切開用ドレープ。
  3. 前記可撓性基材が、ポリウレタンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエーテルブロックアミドフィルム、熱可塑性ポリエステルエラストマーフィルム、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の外科切開用ドレープ。
  4. 前記可撓性基材が、透明又は半透明である、請求項1~3のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  5. 前記可撓性基材が、約25μm~約200μmの厚さを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  6. 前記可撓性基材が、約0.5m~約0.7mの長さを有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  7. 比AB:CDが、少なくとも約2:1である、請求項1~6のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  8. ABが実質的に直線であるか、又は曲率を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  9. ABが、約0.15m~約0.65mから選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  10. CDが、約0.07m~約0.3mから選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  11. 比AC:BDが1:1である、請求項1~10のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  12. AC及びBDが、約0.35m~約0.75mから独立して選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  13. AB及びACが角度Aθを形成し、AB及びBDが角度Bθを形成し、角度Aθ及び角度Bθが約75度~約89度から独立して選択される、請求項1~12のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  14. AC及びCDが角度Cθを形成し、CD及びBDが角度Dθを形成し、角度Cθ及び角度Dθが約100度~約105度から選択される、請求項1~13のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  15. 前記第1の底辺AB及び前記第2の底辺CDのうちの1つ以上が、凹状輪郭を有する、請求項1~14のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  16. 前記第1の側辺AC及び前記第2の側辺BDのうちの1つ以上が、凹状輪郭を有する、請求項1~15のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  17. 前記抗菌剤が、ヨウ素、ヨードフォア、グルコン酸クロルヘキシジン、オクテニジン塩酸塩、ポリヘキサメチレンビグアニド、銀塩、銅塩、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1~16のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  18. 前記感圧接着剤が、アクリレート、ポリウレタン、シリコーン、ゴム系接着剤(例えば、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ブチルゴム)、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1~17のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  19. 前記可撓性基材の少なくとも一部と接触する送達システムを更に備える、請求項1~18のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  20. 前記送達システムが、取扱いタブを含む、請求項19に記載の外科切開用ドレープ。
  21. 前記送達システムが、ミシン目を含む、請求項19又は20のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  22. 前記抗菌性接着剤に接触している剥離ライナーを更に備える、請求項1~21のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  23. 前記剥離ライナーが、クラフト紙、グラシン紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、又はこれらの組み合わせを含む、請求項22に記載の外科切開用ドレープ。
  24. 前記剥離ライナーが、ミシン目付きである、請求項22又は23のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープ。
  25. 請求項1~24のいずれか一項に記載の外科切開用ドレープを作製する方法であって、
    可撓性基材及び抗菌性接着剤組成物を提供することと、
    前記抗菌性接着剤組成物を前記可撓性基材のうちの1つ以上に配置することと、を含む、方法。
  26. 剥離ライナーを提供することと、前記剥離ライナーを前記抗菌性接着剤組成物に接触させることと、を更に含む、請求項25に記載の方法。
  27. 送達システムを提供することと、前記抗菌性接着剤組成物が上に配置されている表面の反対側の表面で、前記送達システムを前記可撓性基材に接着させることと、を更に含む、請求項25~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 手術のために肩を準備する方法であって、
    請求項1~24のいずれか一項に記載の台形外科切開用ドレープを提供することと、
    前記台形外科切開用ドレープを対象の皮膚表面に接触させることと、を含む、方法。
  29. 1つ以上の矩形外科切開用ドレープを提供することと、
    前記1つ以上の矩形外科切開用ドレープを前記皮膚表面及び前記台形外科切開用ドレープの一部に接触させることと、を更に含み、
    前記矩形外科切開用ドレープを配置することにより、前記台形外科切開用ドレープが前記皮膚表面に固定される、請求項28に記載の方法。
  30. キットであって、
    請求項1~24のいずれか一項に記載の1つ以上の台形外科切開用ドレープと、
    前記台形外科切開用ドレープを対象の皮膚表面に接触させるようにユーザに指示する一式の取扱説明書と、を備える、キット。
  31. 1つ以上の矩形外科切開用ドレープを更に備える、請求項30に記載のキット。
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