JP2024512746A - 物品キャリアとそのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、キャリア（９０）を形成するために１つまたは複数の物品ブランク（１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ）を梱包するための上部係合物品キャリア（９０）、並びに、キャリア（９０）を形成する方法に関する。一態様は、それぞれの物品キャリア（９０）を形成するための２つ以上のブランク（１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ）を含む、複数の接続されたブランク（１）を提供する。それぞれのブランク（１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ）は、少なくとも１つの物品受容デバイス（ＲＴ１）を有する係合パネル（１２）と、係合パネル（１２）の対向する側面にヒンジ接続された一対のサイドパネルまたはショルダーパネル（２０、２２）とを備えている。２つ以上のブランク（１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ）のうちの第１のブランクの第１のサイドパネル（２０）は、１つまたは複数の脆弱接続部（Ｎ）によって、隣接して配置された、２つ以上のブランク（１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄ）のうちの第２のブランクのサイドパネル（２２）に脆弱に接続される。脆弱接続部（Ｎ）は、複数の接続されたブランク（１）を物品（Ｂ）群に適用することに応答して自動的に切断される。

Description

本発明は、物品上部係合デバイス、物品キャリア、およびそれらを形成するためのブランクに関する。より具体的には、これに限定するものではないが、本発明は、物品を受容して保持するための１つまたは複数の開口を有する上部把持タイプの複数の物品キャリアを形成する複数のブランクに関する。

梱包（パッケージング）の分野では、複数の物品を運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは当技術分野でよく知られており、消費者が消費のために一群の物品を輸送し、保管し、アクセスできるようにするのに有用である。コストと環境を考慮すると、そのようなカートンやキャリアはできる限り少ない材料で形成され、形成される材料の無駄ができる限り少なくする必要がある。さらに考慮すべき点は、カートンの強度と、大きな重量の物品を保持および輸送するための適合性である。カートンの内容物がカートン内で安全に保持されることが望ましい。

キャリアのパネルに開口が形成され、タブがパネルから打ち出されて開口を画定する、上部把持物品キャリアを提供することはよく知られている。物品が開口に受容されると、タブはパネルの平面から外へ移動し、タブは、物品のフランジまたはリップの周囲で物品と係合する。

本発明は、典型的に板紙などから形成されるカートンの分野における改良を提供することを目的とする。

本発明の第１の態様は、２つ以上の物品キャリアを形成するための複数の接続されたブランクを提供する。それぞれのブランクは、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、係合パネルにヒンジ接続された少なくとも１つのショルダーパネルとを備えている。複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの少なくとも１つのショルダーパネルは、１つまたは複数の脆弱接続部によって、隣接して配置された、複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの少なくとも１つのショルダーパネルに脆弱に接続される。

有利なことに、複数の接続されたブランクは、ブランクを物品に適用して一次製品容器または物品の周囲に複数の二次パッケージを形成するときに、実装する切削工具またはステップを必要としない。

オプションで、脆弱接続部は、ヒンジで連結されている係合パネルに対して前記ショルダーパネルを折り畳むことに応答して自動的に切断される。

オプションで、脆弱接続部は、複数の接続されたブランクを物品群に係合または適用することに応答して自動的に切断される。

本発明の第２の態様は、２つ以上の物品キャリアを形成するための複数の接続されたブランクを提供する。それぞれのブランクは、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、係合パネルの対向する側面にヒンジ接続された一対のサイドパネルとを備えている。複数の接続されたブランクは、少なくとも一対の脆弱接続されたサイドパネルを備えている。脆弱接続された少なくとも一対のサイドパネルは、複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの係合パネルにヒンジ接続された第１のサイドパネルと、隣接して配置された複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの係合パネルサイドパネルにヒンジ接続された第２のサイドパネルとを含む。

オプションで、第１のサイドパネルと第２のサイドパネルとの間の１つまたは複数の脆弱接続部は、ヒンジ付けされた係合パネルに対して前記サイドパネルを折り畳むことに応答して自動的に切断される。

オプションで、脆弱接続部は、複数の接続されたブランクを物品群に係合または適用することに応答して自動的に切断される。

オプションで、複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの物品受容デバイスは、複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの物品受容デバイスから第１の距離だけ離間している。第１の距離は、第１のブランクおよび第２のブランクの物品受容デバイスに受容可能な物品の最大直径以下である。

本発明の第３の態様は、物品キャリアのメインパネル内に物品上部受容デバイスを提供する。物品上部受容デバイスは、開口部と複数の係合タブとを備えている。複数の係合タブは、直線状折り線によってメインパネルに接続された少なくとも１つの第１のタブと、非直線状カットによってメインパネルから部分的に接続されている少なくとも１つの第２のタブとを含む。

オプションで、複数の係合タブは、メインパネルから打ち出され、メインパネルにヒンジ接続されたサイドパネルと一体化された少なくとも１つの第３のタブを備えている。

オプションで、複数の係合タブのそれぞれは、実質的に台形の形状である。

オプションで、複数の係合タブのそれぞれの側縁は、複数の係合タブのうちの隣接する係合タブの側縁に当接する。

オプションで、複数の係合タブのそれぞれの自由端縁は、物品と係合するための係合縁を提供する。

オプションで、物品上部受容デバイスは、第３のタブが延在するサイドパネルと対向する受容開口の周囲の一部の周りに実質的に配置された複数の第２のタブを備えている。

オプションで、少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｔ」字形のカットラインによって部分的に画定される。

オプションで、少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｌ」字形のカットラインによって部分的に画定される。

オプションで、少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｊ」字形のカットラインによって部分的に画定される。

オプションで、少なくとも１つの第２のタブは、第１の放射状カットライン部分と第２の円周方向カットライン部分とを有する少なくとも１つのカットラインによって部分的に画定される。

オプションで、第１の放射状カットライン部分は、物品上部受容デバイスの中心から延在する概念的な放射状の線に沿って延在する。

オプションで、第２の円周方向カットライン部分は直線状である。

オプションで、円周方向カットライン部分は、第１の放射状カットライン部分に対して垂直な少なくとも一部を含む。

オプションで、第１の放射状カットライン部分の最外端は、２つ以上の第１の放射状カットライン部分の仮想延長線（概念的な延長線）間の交点を中心とする仮想円（概念的な円）を画定する。

オプションで、第２の円周方向カットライン部分は、前記仮想円に接しており、仮想円の外側に配置された終端を備えている。

オプションで、非直線状カットは仮想円の内側に配置される。

オプションで、非直線状カットの終端と隣接する第２の円周方向カットライン部分の終端との間にブリッジ接続が画定される。

オプションで、少なくとも１つの第１のタブを画定する放射状のカットラインの最も外側の終端は、仮想円の外側に配置される。

オプションで、少なくとも１つの第３のタブを画定する放射状のカットラインの最も外側の終端は、仮想円の外側に配置される。

オプションで、少なくとも１つの第１のタブの直線状折り線は、仮想円の外側に配置される。

本発明の第４の態様は、複数の接続されたブランクから２つ以上の物品キャリアを形成する方法を提供する。複数の接続されたブランクは、それぞれが物品キャリアを形成する２つ以上のブランクを含む。それぞれのブランクは、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、係合パネルにヒンジ接続された少なくとも１つのサイドパネルとを含む。２つ以上のブランクのうちの第１のブランクのサイドパネルは、１つまたは複数の脆弱接続部によって、２つ以上のブランクのうちの第２のブランクのサイドパネルに脆弱に接続される。この方法は、物品群を形成するステップと、複数の接続されたブランクを物品群に適用するステップと、物品群を形成する物品の端部の周りに複数の接続されたブランクを押し付けるステップとを含む。この方法は、第１および第２のブランクのサイドパネルを、ヒンジ付けされた係合パネルに対して折り畳むステップを含む。第１および第２のブランクのサイドパネル間の脆弱接続部は、前記サイドパネルを折り畳むと自動的に切断される。この方法は、２つ以上の別個の物品キャリアが形成されるように、少なくとも１つの物品受容デバイスのそれぞれに物品を受容するステップを含む。

オプションで、端部直径を有する上端と、本体直径を有する本体と、本体と上端との間に配置されたショルダー部とをそれぞれ含む、２つ以上の物品キャリアを形成する方法は、物品を梱包することを含む。本体直径は端部直径よりも大きく、２つの物品が並置されると、物品のショルダー部の間の領域においてそれらの間に空隙が存在する。この方法は、第１および第２のブランクのサイドパネルを空隙内に移動させることを含み、前記移動により、第１のブランクと第２のブランクとの分離が容易になる。

本発明の第５の態様は、係合パネルを備え、該係合パネルから打ち出される少なくとも１つの物品受容デバイスを有する上部係合タイプの物品キャリアを提供し、少なくとも１つのサイドパネルは、係合パネルへのヒンジ接続に対向する少なくとも１つのサイドパネルの縁に沿って分離された脆弱接続部を備えている。

オプションで、少なくとも１つのサイドパネルは、係合パネルから打ち出され、少なくとも１つのサイドパネルと係合パネルとの間のヒンジ接続を遮断するタブを備えている。

この出願の範囲内で、前述した段落、特許請求の範囲、および／または以下の説明および図面に記載された様々な態様、実施形態、例、特徴、および代替案は、独立して、またはそれらの任意の組み合わせで考慮または考慮され得ることが想定または意図されている。

一実施形態に関連して説明される特徴または要素は、特徴に互換性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの１つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかに組み込むか、或いは、組み合わせることができ、一実施形態から抽出された特徴または要素は、他の実施形態の１つまたは複数の特徴または要素に加えて、またはその代わりに含まれ得る。

本明細書に開示される実施形態の特徴、または特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出することができる。或いは、ある実施形態の特徴、または特徴の組み合わせが、その実施形態から省略され得る。

以下、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。

第１の実施形態による、それぞれのブランクがキャリアを形成することができる複数の接続されたブランクの上からの平面図である。 物品保持構造を示す、図１のブランクの１つの一部の拡大平面図である。 複数の接続されたブランクの上から見た平面図であり、その上に重ねられた物品の位置を示す。 図１のブランクの１つから形成されたキャリアを上から見た斜視図である。 図１のブランクの１つから形成されたキャリアを上から見た斜視図である。

パッケージ、ブランク、キャリア、並びに、方法における特定の実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施できる方法の単なる例であり、本発明を実施できるすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことが理解されよう。本明細書で使用される「例示的な」という用語は、図、見本、モデル、或いは、パターンとして機能する実施形態を指すために広範に使用される。実際、本明細書に記載のパッケージ、ブランク、キャリア、並びに、方法は、さまざまな代替形態で具体化できることが理解されよう。図面は必ずしも縮尺どおりではなく、特定の構成要素の詳細を示すために一部の特徴が誇張または最小化されている場合がある。本開示を不明瞭にすることを避けるために、周知の構成要素、材料、或いは、方法は必ずしも詳細に説明されていない。本明細書に開示される特定の構造的および機能的詳細は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の根拠として、また当業者に本発明を様々に使用することを教示するための代表的な根拠として解釈されるべきである。

図１を参照すると、複数の接続されたブランク１の平面図が示されており、それぞれのブランク１は、図２および図３に示されるように、ボトルや缶などの一次製品（以下、「物品Ｂ」と呼ばれるが、これらに限定されない）を入れて運ぶためのカートンまたはキャリア９０が形成され得る。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、少なくとも１つの一次製品の容器またはパッケージを梱包するための二次パッケージを形成する。

本明細書に詳述される実施形態において、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を説明するという非限定的な目的で、一次製品容器などの、物品を係合して運搬するための容器を指す。本発明の教示は、先細り（テーパー状）および／または円筒形であってもなくてもよい様々な製品容器に適用され得ることが企図される。例示的な容器としては、ボトル（例えば、金属製、ガラス製、またはプラスチック製のボトル）、缶（例えば、アルミニウム缶）、ＴＩＮ缶、パウチ、パケットなどが挙げられる。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用する「適切な基材」という用語には、板紙、段ボール、ボール紙、プラスチック、それらの組み合わせなどのあらゆる種類の折り畳み可能なシート材料が含まれることを理解されたい。例えば、以下で、より詳細に説明するキャリア構造を提供するために、適切な場合には、１つまたは他の個数のブランクが使用され得ることを認識されたい。

本明細書に記載の梱包構造またはカートン９０は、板紙などのシート材料から形成され、強度を高めるための材料で作られたり、そのような材料でコーティングされ得る。このようなシート材料の一例は、ＷｅｓｔＲｏｃｋ Ｃｏｍｐａｎｙ製の耐引裂き性ＮＡＴＲＡＬＯＣＫ（登録商標）板紙である。パッケージの耐引裂き性を向上させるために、引裂き抵抗性材料が複数の層で設けられ得ることに留意されたい。一般に、シート材料の一方の表面は、他方の表面とは異なる特性を有し得る。例えば、完成したパッケージの外側に面するシート材料の表面は特に平滑で、良好な印刷適性をもたらすためにクレイコーティング（clay coating）または他の表面処理などのコーティングを有し得る。一方、内側に面するシート材料の表面には、コーティング、層、処理が施されるか、或いは、例えば、引裂き抵抗性、良好な接着性、ヒートシール性、または他の所望の機能特性のうちの１つまたは複数である特性を提供するための別の方法で準備され得る。

図示された実施形態では、ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、例示的な物品Ｂの例示的な配置を梱包するためのカートンまたはキャリア９０を形成するように構成される。図示された実施形態では、配置は２×３のマトリックスまたはアレイであり、３つの物品が２列で、物品Ｂは飲料缶である。或いは、ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、他のタイプ、数およびサイズの物品を梱包するための、および／または、異なる配置または構成で物品を梱包するためのキャリアを形成するように構成され得る。

図１を参照すると、複数の接続されたブランク１が示されており、具体的には、２×２のマトリクスまたはアレイに配置された４つのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄである。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、キャリア９０の上壁または係合パネルを形成するためのメインパネル１２を備えている（図２および図３を参照）。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、脆弱接続部２５、２７によって少なくとも２つの隣接するブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄに接続されている。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、折り線２１の形態であるヒンジ接続によってメインパネル１２の第１の側縁にヒンジ接続された第１のサイドまたはショルダーパネル２０を備えている。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、折り線２３の形態であるヒンジ接続によってメインパネル１２の第２の側縁にヒンジ接続された第２のサイドまたはショルダーパネル２２を備えている。第２の側縁は、第１の側縁と対向する。

第１のブランク１０Ａは、第１の脆弱接続部２５によって第２のブランク１０Ｂに脆弱に接続されており、より具体的には、第１のブランク１０Ａの第２のサイドまたはショルダーパネル２２が、第２のブランク１０Ｂの第１のサイドまたはショルダーパネル２０に脆弱に接続されている。第１の脆弱接続部２５は、接続ブリッジまたはニックＮによって互いに離間した複数のカットラインを含み得る。第１の脆弱接続部２５は、２つ以上の接続ブリッジまたは接続ニックＮを含み得る。

第３のブランク１０Ｃは、第２の脆弱接続部２５によって第４のブランク１０Ｄに脆弱に接続されており、より具体的には、第３のブランク１０Ｃの第２のサイドまたはショルダーパネル２２が、第４のブランク１０Ｄの第１のサイドまたはショルダーパネル２０に脆弱に接続されている。第２の脆弱接続部２５は、接続ブリッジまたはニックＮによって互いに離間した複数のカットラインを含み得る。第２の脆弱接続部２５は、２つ以上の接続ブリッジまたは接続ニックＮを含み得る。

第１のブランク１０Ａは、第３の脆弱接続部２７によって第３のブランク１０Ｃに脆弱に接続されている。第３の脆弱接続部２７は、接続ブリッジまたはニックＮによって互いに離間された複数のカットラインを含み得る。第１のブランク１０Ａのメインパネル１２の端縁は、２つ以上の接続ブリッジまたはニックＮによって第３のブランク１０Ｃのメインパネル１２の端縁に脆弱に接続されている。

第２のブランク１０Ｂは、第４の脆弱接続部２７によって第４のブランク１０Ｄに脆弱に接続されている。第４の脆弱接続部２７は、接続ブリッジまたはニックＮによって互いに離間された複数のカットラインを含み得る。第２のブランク１０Ｂのメインパネル１２の端縁は、２つ以上の接続ブリッジまたはニックＮによって第４のブランク１０Ｄのメインパネル１２の端縁に脆弱に接続されている。

接続された複数のブランク１は、開口の形態である切り欠きを含み得る。切り欠きは、第１の脆弱接続部２５を第２の脆弱接続部２５から遮断するか、または離間する。切り欠きは、第３の脆弱接続部２７を第４の脆弱接続部２７から遮断または離間する。切り欠きは、それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの一部を他のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのそれぞれから分離する。

それぞれのメインパネル１２は、少なくとも１つの物品保持構造ＲＴ１を含む（図１Ｂを参照）。図１の実施形態では、係合パネル１２は、複数の物品保持構造ＲＴ１、具体的には、２×３のマトリクスまたはアレイに配置された６つの物品保持構造ＲＴ１を備えている。

物品保持構造ＲＴ１は、メインパネル１２内に画定される、或いは、メインパネル１２から打ち出される開口ＡＰ１によって部分的に画定される物品受容開口を備えている。物品保持構造ＲＴ１のそれぞれは、開口ＡＰ１の周りに配置される、複数の歯（teeth）またはタブ１４ａ、１４ｂ、１６を備えている。

歯１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれは、係合パネル１２から打ち出され、それにヒンジ接続されている。それぞれの歯１４ａ、１４ｂ、１６は、部分的に、一対のカットライン１３、１５によって画定されている。カットライン１３、１５は、物品受容開口ＡＰ１から実質的に半径方向外側に延在する。

図示された実施形態は、受容開口ＡＰ１の周囲に画定された８つの歯１４ａ、１４ｂ、１６を備えている。それぞれの歯１４ａ、１４ｂ、１６は、それぞれの歯１４ａ、１４ｂ、１６とメインパネル１２との間のヒンジ接続に対向する自由係合縁（エッジ）を備えている。それぞれの自由係合縁は、受容開口ＡＰ１の一部を画定する。受信開口ＡＰ１は、実質的に八角形の形状であり得る。

保持構造ＲＴ１は、直線状折り線１７によってメインパネルまたは係合パネル１２に結合または接続された少なくとも１つの第１のタブ１４ａを備えている。直線状折り線１７は、直線状カットラインによって少なくとも部分的に画定され得る。直線状折り線１７は、少なくとも１つの第１のタブ１４ａの対向する自由係合縁に対して非平行であり得る。

保持構造ＲＴ１は、メインパネルまたは係合パネル１２に結合または接続された少なくとも１つの第２のタブ１４ｂを備えている。少なくとも１つの第２のタブ１４ｂは、非直線状の、オプションで円弧状のカットライン１９によってメインパネル１２から部分的に切り離される。非直線状カットライン１９は、少なくとも１つの第２のタブ１４ｂから切り出されたローブ（lobe）１８を画定している。

保持構造ＲＴ１は、それぞれがローブ１８を有する複数の第２のタブ１４ｂを備え得る。複数の第２のタブ１４ｂは、開口部に受容されたときにローブ１８が物品Ｂをメインパネル１２の第１または第２の側縁に向かって促すように、開口部の周りに配置され得る。

オプションで、歯１４ａ、１４ｂ、１６の側縁を画定する放射状カットライン１３、１５は、円周方向カットライン１１で終端し得る。図示された実施形態では、円周方向カットライン１１は、「Ｔ」字形のカットラインを形成するように直線状である。他の実施形態では、円周方向カットライン１１は非直線状または曲線状であり得る。円周方向カットライン１１は、「Ｌ」または「Ｊ」字形のカットラインの一部を画定し得る。図示された実施形態では、一対の第２のタブ１４ｂの間に配置された放射状カットライン１３、１５のみが円周カットライン１１で終端する。他の実施形態では、第１のタブ１４ａと第２のタブ１４ｂとの間の放射状カットライン１３、１５は、追加または代替として、円周カットライン１１で終端する。

オプションで、保持構造ＲＴ１は、第３のタブ１６を備えている。第３のタブ１６は、第１および第２のサイドパネル２０、２２の一方と一体であり、第１および第２のショルダーパネル２０、２２のうちの一方とメインパネル１２との間のヒンジ接続２１、２３を遮断する。

第３のタブ１６は、それらが延在する第１および第２のショルダーパネル２０、２２の一方と同時に折り畳まれるように配置されている。

第３のタブ１６は、それらが延在する第１および第２のショルダーパネル２０、２２のうちの一方がメインパネル１２に対して折り畳まれるときに、メインパネル１２の平面の外に変位し得る。

代替として、ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄが物品Ｂ群に対して下降し、物品Ｂが保持構造ＲＴ１によって受容されるとき、物品Ｂは、メインパネル１２の平面からから打ち出される第３のタブ１６を変位させ得る。第１および第２のショルダーパネル２０、２２は、保持構造ＲＴ１内に物品Ｂを受容することに応じて折り畳まれ得る。

図示された実施形態では、それぞれの保持構造ＲＴ１は、第３のタブ１６の両側に配置された一対の第１のタブ１４ａを備えている。

図示された実施形態では、それぞれの保持構造ＲＴ１は、受容開口ＡＰ１の周縁のほぼ内側半分に配置された複数（特に限定されないが、５つ）の第２のタブ１４ｂを備えている。

オプションで、それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄはハンドル構造Ｈを備えている。ハンドル構造Ｈは、互いに離間した一対のハンドル開口部を備え得る。図示された実施形態では、ハンドル開口部は、ハンドル開口Ａ１によって部分的に画定され、係合パネル１２から打ち出された１つまたは複数の折り畳み可能なタブ６０によって部分的に画定される。１つまたは複数の折り畳み可能タブ６０のそれぞれは、折り線６１の形態であるヒンジ接続によってそれにヒンジ接続される。図示された実施形態では、それぞれのハンドル開口部は、一対の折り畳み可能タブ６０を備えている。第１のハンドル開口部の第１の対の折り畳み可能タブ６０は、第２のハンドル開口部の第２の対の折り畳み可能タブ６０と実質的に反対側にヒンジ付けられる。第１のハンドル開口部は、４つの物品保持装置ＲＴ１からなる第１のグループの中央に配置されている。第２のハンドル開口部は、４つの物品保持装置ＲＴ１からなる第２のグループの中央に配置されている。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、少なくとも板紙基材を含む。板紙基材の材料は、例えば、重量が約１０ｐｔ（０．０１０インチ／～０．２５ｍｍ）、好ましくは約１６ｐｔ（０．０１６インチ／～０．４１ｍｍ）から約２８ｐｔ（０．０２８インチ／～０．７ｍｍ）の範囲の任意の従来の板紙から選択され得る。このような基材の例は、ＷｅｓｔＲｏｃｋ（登録商標）Ｃｏｍｐａｎｙによって製造される、２７ポイント（ｐｔ）（０．０２７インチ／約０．６９ｍｍ）ＳＢＳボード（片面をコーティングした固体漂白硫酸塩板紙、商品名ＰｒｉｎｔＫｏｔｅ（登録商標）またはＣＮＫ（登録商標）ボード（Ｃｏａｔｅｄ Ｎａｔｕｒａｌ Ｋｒａｆｔ（登録商標）－片面にクレイコーティングを有する未漂白のクラフト板紙、商品名ＣａｒｒｉｅｒＫｏｔｅ（登録商標））である。板紙基材は、漂白された板紙であっても未漂白の板紙であり得る。ボードは、印刷方法およびボード組成との適合性のために選択された従来のコーティングで、少なくとも片面、オプションで積層の反対側がコーティングされ得る。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、板紙層に積層された引裂き抵抗層を含み得る。それは、場合により、板紙基材と引裂き抵抗層との間に接着剤層を含む。耐引裂き層は、板紙基材のコーティングされていない側に配置され、ポリマー材料で形成されて基材に固定され得る。引裂き抵抗層は、ラミネート構造に靭性を与える。適切な耐引裂き性材料としては、これに限定されないが、耐引裂き性積層シート材料、ｎ軸配向フィルム、例えば、二軸配向ポリエステル、配向ナイロン、直交積層ポリオレフィンまたは高密度ポリオレフィンである、例えば、二軸延伸フィルムであるＭＹＬＡＲ（登録商標）の層を含み得るＮＡＴＲＡＬＯＣＫ（登録商標）が挙げられる。これらの材料の配向性と直交積層構造は、耐引裂性特性に貢献する。また、引裂き耐性は、押出成形されたメタロセン触媒ポリエチレン（ｍＰＥ）などの引裂き耐性のある材料の化学的性質に起因し得る。

代替的に、引裂き抵抗層は、直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）の層であり得る。直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）またはｍＰＥが使用される実施形態では、接着剤層を組み込む必要はない。高レベルの引裂き抵抗を有する他の適切な材料も使用することができる。

接着層は、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）などのポリオレフィン材料で形成され得る。接着剤層は、基材と耐引裂き層との間に配置されて、耐引裂き性層を基材に固定することができる。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄからのキャリア９０の構造に目を向けると、複数の接続されたブランク１を物品Ｂ群に適用することができる。複数の接続されたブランク１は、物品Ｂ群に対して下降される。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの物品保持構造ＲＴのそれぞれは、物品Ｂ群内のそれぞれの物品Ｂと位置合わせされる。物品Ｂの一部は係合パネル１２を通過する。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの第１および第２のサイドパネル２０、２２は、それらがヒンジ接続されているメインパネル１２に対して折り畳まれる。ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの第１および第２のサイドパネル２０、２２は、物品Ｂの側面またはショルダー（肩部）の周りで折り畳まれる。

脆弱接続部または切り込みＮは、第１および第２のサイドパネル２０、２２の折り畳みに応じて自動的に切断される。

ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの第１および第２のサイドパネル２０、２２は、第３のタブ１６と同時に折り畳まれ得る。

図１Ｃに示されるように、物品Ｂは最大直径ｄを有する。第１のブランク１０Ａの第２のサイドパネル２２に隣接する物品保持装置ＲＴ１は、図１Ｃにも示されるように、第２のブランク１０Ｂの第１のサイドパネル２０に隣接する物品保持装置ＲＴ１から距離ｗだけ離間している。距離ｗは、第１のブランク１０Ａの物品保持装置ＲＴ１の中心または中間と、第２のブランク１０Ｂの物品保持装置ＲＴ１の中心または中間との間で測定される。

第３のブランク１０Ｃの第２のサイドパネル２２に隣接する物品保持装置ＲＴ１は、第４のブランク１０Ｄの第１のサイドパネル２０に隣接する物品保持装置ＲＴ１から距離ｗだけ離間しており、やはり距離ｗは物品保持装置ＲＴ１の中心間で測定される。

物品保持装置ＲＴ１の中心または中央は、開口ＡＰ１の中心または中央と一致し得るが、一致する必要はない。

距離ｗは、物品の最大直径ｄ以下であり得る。

物品保持構造ＲＴの歯１４ａ、１４ｂ、１６は、メインパネル１２が物品Ｂ上またはその直前に押されるか押し付けられるときに、メインパネル１２の平面から折り畳まれ得る。

それぞれの歯１４ａ、１４ｂ、１６は、物品保持構造ＲＴのそれぞれに受容されたそれぞれの物品Ｂの周りに折り畳まれる。

歯１４ａ、１４ｂ、１６の係合縁は、物品Ｂの突起の下に係合する。突起は、物品Ｂのネックまたはチャイム（chime）（フランジを提供し得る）の周りに配置され得る。物品Ｂが缶である場合、突起は缶端の継ぎ目によって提供され得る。物品Ｂがボトルである場合、突起は、キャップまたはそれに取り付けられた不正開封防止装置によって、或いは、キャップの下に配置されたフランジによって提供され得る。他の実施形態では、それは、物品Ｂのリッジまたはアンダーカット成形によって、或いは、物品Ｂの端部クロージャ、例えばクラウンコルクまたはクロージャによって提供され得るが、これに限定されない。このようにして、係合縁部は物品Ｂを掴みまたは保持し、物品Ｂが係合パネル１２から意図せずに分離されることを防止または阻止する。組み立てられたキャリア９０が図３に示されている。

本開示は、係合パネル１２を備える上部係合タイプの物品キャリア９０を提供する。係合パネル１２は、係合パネル１２から打ち出された少なくとも１つの物品受容デバイスＲＴ１を備えている。物品キャリア９０は、係合パネル１２の対向する側面にヒンジ接続される一対のサイドパネルまたはショルダーパネルを備えている。

本開示は、それぞれ物品キャリア９０を形成するための２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄを含む、複数の接続されたブランク１を提供する。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、少なくとも１つの物品受容デバイスＲＴ１を有する係合パネル１２と、係合パネル１２の対向する側にヒンジ接続された一対のサイドパネルまたはショルダーパネルとを備えている。２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第１のブランクの第１のサイドパネルは、隣接して配置された、２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第２のブランクのサイドパネルに、１つまたは複数の脆弱接続部によって脆弱に接続される。脆弱接続部は、複数の接続されたブランク１を物品群に適用することに応じて自動的に切断される。

いくつかの実施形態では、２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第１のブランクの物品受容デバイスＲＴ１は、２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第２のブランクの物品受容デバイスＲＴ１から距離ｗだけ離間している。距離ｗは、前記ブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄの物品受容デバイスＲＴ１に受容可能な物品Ｂの最大直径ｄ以下であり得る。

上部係合物品キャリア９０は、２つ以上の物品Ｂを含むパッケージを形成する。物品Ｂはそれぞれ、端部閉鎖またはキャップによって提供され得る上端を備え、上端は端部直径を有する。物品Ｂは、本体直径を有する本体と、本体と上端との間に配置されたネック部またはショルダー部とを備えている。本体の直径は端部の直径よりも大きい。２つの物品Ｂが並置されると、物品Ｂのネック部またはショルダー部の間の領域に、それらの間に隙間または空隙が存在する。サイドパネルまたはショルダーパネル２０、２２はこの領域内に移動可能であり、この移動により、１つのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄを別のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄから分離することが容易になる。

本開示はまた、メインパネル１２に開口ＡＰ１と複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６を備える物品上部受容デバイスを提供する。複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６は、直線状折り線１７によってメインパネル１２に接続された少なくとも１つの第１のタブ１４ａと、非直線状カット１９によってメインパネル１２から部分的に接続された少なくとも１つの第２のタブ１４ａとを備えている。複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６は、メインパネル１２から打ち出されて、メインパネル１２にヒンジ接続されているサイドパネルまたはショルダーパネル２０、２２と一体化された、すなわち所定のヒンジ接続を含まない少なくとも１つの第３のタブ１６を備え得る。

複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれは、実質的に台形の形状であり得る。

複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれの側縁は、複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のうちの隣接する係合タブの側縁に当接し得る。

複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれの自由端縁は、物品に係合または支持するための係合縁または支持縁を提供し得る。

本開示の実施形態は、当該物品保持構造ＲＴ１の第３のタブ１６がそこから延在するサイドパネルまたはショルダーパネル２０、２２に対向する受容開口ＡＰ１の周縁のほぼ一部に配置された複数（特に、これに限定されないが、５つ）の第２のタブ１４ｂを有する物品保持構造ＲＴ１を提供する。

第２のタブ１４ｂは、少なくとも１つの「Ｔ」、「Ｌ」、または「Ｊ」字形のカットラインによって部分的に画定され得る。第２のタブ１４ｂは、第１の放射状カットライン部分と第２の円周方向カットライン部分とを有する少なくとも１つのカットラインによって少なくとも部分的に画定され得る。第１の放射状カットライン部分は、物品保持構造ＲＴ１の中心から延在する仮想放射状線に沿って延在する。第２の円周方向カットライン部分は、円弧状であっても直線状であってもよい。円周方向カットライン部分は、第１の放射状カットライン部分に垂直な少なくとも一部を含み得る。

複数の第１の放射状カットライン部分の最外端は、２つ以上の第１の放射状カットライン部分の仮想延長線間の交点を中心とする仮想円ＮＣを画定する。第２の円周方向カットライン部分は、前記仮想円ＮＣに接し得、仮想円ＮＣの外側に配置された終端を含み得る。

非直線状または円弧状のカットライン１９は、仮想円ＮＣの内側に配置され得る。ヒンジまたはブリッジ接続は、非直線状または円弧状のカットライン１９の終端と、隣接する第２の円周方向カットライン部分の終端との間に画定される。

第１および／または第３のタブ１４ａ、１６を画定する放射状カットライン１３、１５の最も外側の終端は、仮想円ＮＣの外側に配置され得る。

第１のタブ１４ａの直線状折り線１７、および／または、前記直線状折り線１７を画定する直線状カットは、仮想円ＮＣの外側に配置され得る。

複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれの自由端縁は、多角形の開口ＡＰ１を画定する。複数の係合タブ１４ａ、１４ｂ、１６のそれぞれの自由端縁は、少なくとも２対の実質的にまたはほぼ対向する自由端または係合縁を提供し得る。少なくとも２対のほぼ対向する自由縁または係合縁の第１の対は、少なくとも２対の対向する自由縁または係合縁の第２の対と実質的に直交し得る。

本開示は、複数の接続されたブランク１から２つ以上の物品キャリア９０を提供する方法も提供する。複数の接続されたブランク１は、それぞれが物品キャリア９０を形成する２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄを含む。それぞれのブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄは、少なくとも１つの物品受容デバイスＲＴ１と、係合パネル１２にヒンジ接続された少なくとも１つのサイドまたはショルダーパネルを有する係合パネル１２とを備えている。２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第１のブランクのサイドパネルは、１つまたは複数の脆弱接続部によって、２つ以上のブランク１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、１０Ｄのうちの第２のブランクのサイドパネルに脆弱に接続される。この方法は、複数の接続されたブランク１を物品群Ｂに適用するステップと、複数の接続されたブランク１を物品群Ｂに適用するステップと、物品群Ｂを形成する物品Ｂの端部の周りに複数の接続されたブランク１を押し付けるステップと、少なくとも１つの物品受容デバイスＲＴ１のそれぞれに物品Ｂを受容するステップとを含み、第１のブランクと第２のブランクのサイドパネル間の脆弱接続部は、ヒンジ付けされた係合パネル１２に対してサイドパネルまたはショルダーパネルを折り畳むことに応じて自動的に切断される。このようにして、複数の接続されたブランク１が分離されて、別個のまたは分離された物品キャリア９０を形成する。

本明細書で使用される場合、「トップ」、「底部」、「ベース」、「前」、「後」、「端部」、「側面」、「内側」、「外側」、「上部」および「下部」は、必ずしもそれぞれのパネルをそのような向きに限定するものではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するために役立つものであり得る。

本明細書で使用する場合、「ヒンジ接続」および「折り線」という用語は、ブランクのヒンジ機構を規定し、ブランクの部分を互いに折り畳むのを容易にし、或いは、その他の方法でブランクのためのパネルの最適な折り曲げ位置を示すあらゆる種類の線を指す。「ヒンジ接続」への言及は、必ずしも単一の折り線のみを指すと解釈されるべきではない。実際に、ヒンジ接続は、２つ以上の折り線から形成することができ、２つ以上の折り線のそれぞれは、形状が真っ直ぐ／直線または湾曲／曲線のいずれかであり得る。直線状折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに平行に配置されることも、互いに対してわずかに角度を付けて配置されることもあり得る。曲線の折り線がヒンジ接続を形成する場合、曲線の折り線が互いに交差して、曲線の折り線で囲まれた領域内に成形パネルを画定し得る。このようなヒンジ接続の典型的な例は、間に楕円形のパネルを画定するように、２点で交差する一対のアーチ形または弓形の折り線を備え得る。ヒンジ接続は、１つまたは複数の直線状折り線および１つまたは複数の曲線折り線から形成され得る。このようなヒンジ接続の典型的な例は、間に半月形のパネルを画定するように２点で交差する直線状折り線とアーチ形または円弧形の折り線との組み合わせを含み得る。

本明細書で使用する場合、「折り線」という用語は、切り込み線、エンボス線、デボス（debossed）線、ミシン目線、短いスリット線、ハーフカット線、単一のハーフカット、中断されたカットライン、整列したスリット線、スコア線、および前述したオプションの任意の組み合わせのいずれかを指す。

ヒンジ接続および折り線はそれぞれ、ミシン目、ミシン目線、短いスリット線、ハーフカット線、単一のハーフカット、カットライン、断続カットライン、スリット、刻み目、エンボス線、デボス線、それらの任意の組み合わせなどを含むブランクの基材に形成される要素を含み得ることを理解されたい。要素は、必要な機能を提供するように寸法設定および配置され得る。例えば、折り線および／またはカットラインを画定するために、ミシン目線の寸法を決定したり、脆弱さの程度を設計したりすることができる。ミシン目線は、折り畳みを容易にしかつ破損しにくくするように、或いは、折り畳みを容易にしかつ破損を容易にするように、或いは、少ない労力で破損を容易にするように設計することができる。

本明細書で使用される「一致する」という表現は、２つの重なり合うパネルのうちの第１のパネルに形成された開口と、２つの重なり合うパネルの第２のパネルに形成された第２の開口など、組み立てられたカートン内の２つ以上の要素の位置合わせを指す。互いに位置合わせされたこれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに位置合わせされ得る。

例えば、第１のパネルの開口が、第１のパネルと重なり合う位置で配置された第２のパネルの第２の開口と「位置合わせ」されている場合、開口の縁部は、第２の開口の縁部の少なくとも一部に沿って延在し、第１および第２のパネルの厚さの方向に第２の開口と位置合わせされ得る。

１ ブランク
１０Ａ 第１のブランク
１０Ｂ 第２のブランク
１０Ｃ 第３のブランク
１０Ｄ 第４のブランク
１１ 円周方向カットライン
１２ メインパネル、係合パネル
１３、１５ 放射状カットライン
１４ａ、１４ｂ、１６ 歯（teeth）またはタブ
１７ 直線状折り線
１８ ローブ（lobe）
２０ 第１のサイドパネルまたはショルダーパネル
２２ 第２のサイドパネルまたはショルダーパネル
２５、２７ 脆弱接続部
６０ 折り畳み可能タブ
９０ カートン、キャリア
Ｂ 物品
Ｎ 接続ブリッジまたはニック
ＮＣ 仮想円
ＡＰ１ 開口
ＲＴ１ 物品保持構造

Claims (35)

1. ２つ以上の物品キャリアを形成するための複数の接続されたブランクであって、それぞれのブランクが、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、前記係合パネルにヒンジ接続された少なくとも１つのショルダーパネルと、を備えており、複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの少なくとも１つのショルダーパネルは、１つまたは複数の脆弱接続部によって、隣接して配置された、複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの少なくとも１つのショルダーパネルに脆弱に接続されていることを特徴とする、複数の接続されたブランク。
2. 前記１つまたは複数の脆弱接続部は、ヒンジ付けされた係合パネルに対して前記ショルダーパネルを折り畳むことに応答して自動的に切断される、請求項１に記載の複数の接続されたブランク。
3. 前記１つまたは複数の脆弱接続部は、当該複数の接続されたブランクを物品群に適用することに応答して自動的に切断される、請求項１に記載の複数の接続されたブランク。
4. ２つ以上の物品キャリアを形成するための複数の接続されたブランクにおいて、それぞれのブランクが、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、前記係合パネルの対向する側面にヒンジ接続された一対のサイドパネルと、を備えており、
   複数の接続されたブランクは、１つまたは複数の脆弱接続部によって接続された少なくとも一対の脆弱接続されたサイドパネルの対であって、複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの係合パネルにヒンジ接続された第１のサイドパネルと、隣接して配置された、複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの係合パネルにヒンジ接続された第２のサイドパネルとを含む、少なくとも一対の脆弱接続されたサイドパネルを備えていることを特徴とする、複数の接続されたブランク。
5. 前記第１のサイドパネルと前記第２のサイドパネルとの間の１つまたは複数の脆弱接続部は、ヒンジ付けされた前記係合パネルに対して前記サイドパネルを折り畳むことに応答して自動的に切断される、請求項５に記載の複数の接続されたブランク。
6. 前記１つまたは複数の脆弱接続部は、当該複数の接続されたブランクを物品群に適用することに応答して自動的に切断される、請求項５に記載の複数の接続されたブランク。
7. 当該複数の接続されたブランクのうちの第１のブランクの物品受容デバイスは、当該複数の接続されたブランクのうちの第２のブランクの物品受容デバイスから第１の距離だけ離間し、前記第１の距離は、前記第１のブランクおよび前記第２のブランクの物品受容デバイスに受容可能な物品の最大直径以下である、請求項５に記載の複数の接続されたブランク。
8. 物品キャリアのメインパネルの物品上部受容デバイスであって、開口部と複数の係合タブとを備え、前記複数の係合タブが、直線状折り線によって前記メインパネルにヒンジ接続された少なくとも１つの第１のタブと、非直線状カットによって前記メインパネルから部分的に切り離された少なくとも１つの第２のタブとを含む、物品上部受容デバイス。
9. 前記複数の係合タブは、前記メインパネルから打ち出され、前記メインパネルにヒンジ接続されたサイドパネルと一体化された少なくとも１つの第３のタブを備えている、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
10. 前記複数の係合タブのそれぞれは、実質的に台形の形状である、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
11. 前記複数の係合タブのそれぞれの側縁は、前記複数の係合タブのうちの隣接する係合タブの側縁に当接している、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
12. 前記複数の係合タブのそれぞれの自由端縁は、物品と係合するための係合縁を提供している、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
13. 前記少なくとも１つの第２のタブは、前記第３のタブが延在するサイドパネルと対向する受容開口の周囲の一部の周りに実質的に配置された複数の第２のタブを備えている、請求項９に記載の物品上部受容デバイス。
14. 前記少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｔ」字形のカットラインによって部分的に画定されている、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
15. 前記少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｌ」字形のカットラインによって部分的に画定されている、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
16. 前記少なくとも１つの第２のタブは、少なくとも１つの「Ｊ」字形のカットラインによって部分的に画定されている、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
17. 前記少なくとも１つの第２のタブは、第１の放射状カットライン部分と第２の円周方向カットライン部分とを有する少なくとも１つのカットラインによって部分的に画定されている、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
18. 前記第１の放射状カットライン部分は、当該物品上部受容デバイスの中心から延在する概念的な放射状の線に沿って延在している、請求項１７に記載の物品上部受容デバイス。
19. 前記第２の円周方向カットライン部分は直線状である、請求項１７に記載の物品上部受容デバイス。
20. 前記第２の円周方向カットライン部分は、前記第１の放射状カットライン部分に対して垂直な少なくとも一部を含む、請求項１７に記載の物品上部受容デバイス。
21. 前記少なくとも１つの第２のタブは複数の第２のタブを含み、前記第１の放射状カットライン部分は仮想円を画定している、請求項１７に記載の物品上部受容デバイス。
22. 前記第１の放射状カットライン部分の最外端は前記仮想円上に位置し、前記仮想円は、２つ以上の第１の放射状カットライン部分の仮想延長線間の交点に配置される中心を有している、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
23. 前記第２の円周方向カットライン部分は、前記仮想円に接しており、前記仮想円の外側に配置された終端を備えている、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
24. 前記非直線状カットは前記仮想円の内側に配置されている、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
25. ブリッジ接続は、前記非直線状カットの終端と隣接する第２の円周方向カットライン部分の終端との間に画定されている、請求項２３に記載の物品上部受容デバイス。
26. 前記少なくとも１つの第１のタブを画定する放射状カットラインの最も外側の終端は、前記仮想円の外側に配置される、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
27. 前記少なくとも１つの第３のタブを画定する放射状カットラインの最も外側の終端は、前記仮想円の外側に配置される、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
28. 前記少なくとも１つの第１のタブの直線状折り線は、前記仮想円の外側に配置される、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
29. 前記少なくとも１つの第１のタブの直線状折り線は、前記少なくとも１つの第１のタブをメインパネルから部分的に切り離す直線状カットを含む、請求項２１に記載の物品上部受容デバイス。
30. 前記少なくとも１つの第１のタブの直線状カットは、仮想円の外側に配置される、請求項２９に記載の物品上部受容デバイス。
31. 前記少なくとも１つの第１のタブの直線状折り線は、前記少なくとも１つの第１のタブをメインパネルから部分的に切り離す直線状カットを含む、請求項８に記載の物品上部受容デバイス。
32. それぞれが物品キャリアを形成する２つ以上のブランクを備えた複数の接続されたブランクであって、それぞれのブランクが、少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、前記係合パネルにヒンジ接続された少なくとも１つのサイドパネルと、を含み、２つ以上のブランクのうちの第１のブランクのサイドパネルが、１つまたは複数の脆弱接続部により、２つ以上のブランクのうちの第２のブランクのサイドパネルに脆弱に接続される、複数の接続されたブランクから２つ以上の物品キャリアを形成する方法において、
    物品群を形成するステップと、
    前記複数の接続されたブランクを物品群に適用するステップと、
    物品群を形成する物品の端部の周囲に前記複数の接続されたブランクを押し付けるステップと、
    前記第１のブランクおよび前記第２のブランクのサイドパネルを、ヒンジ付けされた係合パネルに対して折り曲げるステップであって、前記第１のブランクおよび前記第２のブランクのサイドパネル間の脆弱接続部が、前記サイドパネルを折り畳むと自動的に切断されるステップと、
    ２つ以上の別個の物品キャリアが形成されるように、前記少なくとも１つの物品受容デバイスのそれぞれに物品を受容するステップと、
    を含んでなる、２つ以上の物品キャリアを形成する方法。
33. 物品はそれぞれ、端部直径を有する上端部と、本体直径を有する本体部と、前記本体部と前記上端部との間に配置されたショルダー部と、を備え、前記本体直径が前記端部直径よりも大きく、２つの物品が並置されると、前記物品のショルダー部の間の領域においてそれらの間に空隙が存在し、
    当該方法は、前記第１のブランクおよび前記第２のブランクのサイドパネルを前記空隙内に移動させるステップを含み、前記移動により前記第１のブランクと前記第２のブランクとの分離が容易になる、請求項３２に記載の２つ以上の物品キャリアを形成する方法。
34. 係合パネルから打ち出される少なくとも１つの物品受容デバイスを有する係合パネルと、前記係合パネルへのヒンジ接続に対向する少なくとも１つのサイドパネルの縁に沿って分離された脆弱接続部を備えている少なくとも１つのサイドパネルと、を含んでなることを特徴とする、上部係合タイプの物品キャリア。
35. 前記少なくとも１つのサイドパネルは、前記係合パネルから打ち出されたタブであって、前記少なくとも１つのサイドパネルと前記係合パネルとの間のヒンジ接続を遮断するタブを備えている、請求項３４に記載の物品キャリア。

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