JP2024511866A - 反芻動物のための鼻リング - Google Patents

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Abstract

本発明は、ウシなどの反芻動物のための鼻リングであって、鼻外部分(2)と、この鼻外部分(2)の両側に延在する鼻内部分(3)とを有するリング本体(1)を備え、これらの鼻内部分(3)の各々は、反芻動物の鼻腔を分離する鼻中隔に当接するように意図されたプレート(4、5)を担持し、したがって、当接プレート(4、5)は、鼻リングの端部に配置されている、鼻リングに関する。本発明によれば、各当接プレートは、細長い形状を有し、かつ対向する端部を備え、対向する端部のうちの少なくとも一方は、2つの端部の間に配置された中央領域よりも幅が広く、各プレートは凸状であり、かつ動物の鼻壁と接触するように意図された前面を有し、前面の表面積は、少なくとも500mm2に等しく、好ましくは少なくとも1500mm2に等しく、更により好ましくは少なくとも2000mm2に等しく、したがって、各当接プレートは、このリングが動物を傷つけることなく保持されることを確実にするために、異なる鼻の形態の鼻中隔との接触表面を最大化することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ウシなどの反芻動物のための鼻リングに関する。
物質、特に獣医学的製品の適用のために、又は動物を遠隔的に監視するために、リング又はループの形状を有するデバイスをウシの鼻中隔内又は鼻中隔上に取り付けることが知られている。
有利には、鼻リングは、リングの末端部分をもってウシの鼻中隔を単につまむことによって所定の場所に配置される。
これらの末端部分は、典型的には、ボール形状のバルジ又はディスク形状のヘッドである。
しかしながら、これらの末端部分は、一般に、ウシの鼻の形態、より具体的には、鼻孔入口の円錐形の外観を考慮するように設計されていないことに留意しなければならない。
次いで、リングの末端部分によって鼻粘膜に引き起こされる損傷の出現が観察され、これらの粘膜は脆弱であり、高度に血管化されており、これらの末端部分によって印加される応力は高い(特に、鼻の円錐形の外観に起因して、頭蓋部分において)。
更に、このようなリングは、動物の鼻口部の中心又は上唇に配置されるが、鼻口部を満足のいくようにきれいにすることを妨げる。
しかしながら、動物のこの無毛領域は、必須であり、良好な衛生を保証するために定期的なメンテナンスを必要とすることが知られている。
一方、この鼻リングはまた、動物の飼料と接触することがあり、したがって、潜在的な汚染源となる。
また、動物は、鼻リングが鼻口部の中心又は上唇に配置されるとき、鼻口部を使用してプッシュパドル式給水器を作動させ、適切に飲むことも困難である。
更に、鼻リングの本体は、楕円形、円形、又は矩形の断面を有することができることが知られている。
このようなリングは、概して大きいことが分かる。
しかしながら、鼻口部及びその鼻孔は、ウシの感覚及び触覚の必須要素をなし、そのため、一般に、特に外部環境を探検するか又は外部環境に作用するために使用される。
次いで、これらのリングは、外部要素に引っ掛かり、動物の鼻孔から突然引っ張り出される可能性が高い。
このような場合も、多数の病原体が侵入することを可能にする損傷が観察され得る。
したがって、反芻動物のための鼻リングであって、その独自の設計が上述の先行技術の欠点を克服することを可能にする、鼻リングに対する差し迫った要求がある。
発明の主題
本発明は、鼻リングであって、その設計及びその動作モードが単純であり、動物への損傷のリスクを実質的に低減しながら、それの堅固な保持を確実にする、鼻リングを提案することによって、先行技術の欠点を克服することを目的とする。
本発明の別の目的は、望ましくない引き裂きのリスクが制限されるような鼻リングを提供することである。
本発明の更に別の主題は、反芻動物が困難なく摂食及び飲水することを可能にするようなリングである。
本発明の更に別の主題は、動物の鼻口部をそれの舌でより容易にきれいにすることを可能にするような鼻リングである。
本発明の更に別の主題は、反芻動物の鼻孔内で、獣医学的製品又は非治療物質などの少なくとも1つの物質を放出するための鼻リングである。
この目的のために、本発明は、ウシ、ヒツジ、又はヤギなどの反芻動物のための鼻リングであって、鼻外部分と、この鼻外部分の両側に延在する鼻内部分とを有するリング本体を備え、これらの鼻内部分の各々は、反芻動物から鼻腔を分離する鼻中隔に当接するように意図されたプレートを担持し、したがって、当接プレートは、鼻リングの端部に配置されている、鼻リングに関する。
本発明によれば、
-各当接プレートは、細長い形状を有し、かつ対向する端部を備え、対向する端部のうちの少なくとも一方は、2つの端部の間に配置された中央領域よりも幅が広く、
-各プレートは凸状であり、かつ動物の鼻壁と接触するように意図された前面を有し、前面の表面積は、少なくとも500mmに等しく、更により好ましくは、少なくとも750mmに等しく、更により好ましくは、少なくとも1500mmに等しく、最も好ましくは、少なくとも2000mmに等しく、したがって、各当接プレートは、このリングが動物を傷つけることなく保持されることを確実にするために、異なる鼻の形態の鼻中隔との接触表面を最大化することができる。
有利には、この鼻リングの独自の設計は、鼻中隔を局所的にできるだけ拘束せずに、反芻動物の鼻中隔上に鼻リングをしっかりと保持することを確実にする。
この目的は、鼻中隔との各プレートの接触表面が最大化され、各プレートの前面が鼻中隔の形状に一致し、それにより、挟持によって印加される力をより大きな表面にわたって分散させることによって応力を低減することが可能になることによって達成される。
プレートの凸形状は、鼻壁との最大接触表面を確実にする。
更に、有利には、プレートの縁部は丸みを帯びており、動物を傷つける可能性のある鋭角を有していない。
試験は、有利には、反芻動物がこの鼻リングを装着しているときに鼻粘膜への損傷のリスクが実質的に低減されることを示した。
有利には、リング本体は、弾性的に変形可能な材料で作製されている。
純粋に例示として、このリング本体は、ポリプロピレン(polypropylene、PP)、ポリエチレン(polyethylene、PE)又はポリアミド(polyamide、PA)などの注入可能なポリマーから作製されている。
本発明の一実施形態によれば、これらのプレートは、有利には、取り外し可能である。
これらのプレートは機能化されているので、様々な機能を提供するためにオペレータによって容易に変更することができる。
実施例として、これらのプレートは、動物の鼻孔内でホルモンなどの物質を放出するように構成することができ、又は動物の体温、心拍数などの動物のパラメータを遠隔で監視するように構成することができる。
後者の場合、各プレートは、少なくとも1つのそのようなセンサを組み込むことを可能にする凹部を備え、凹部は、そのプレートの前面と同一平面であるか又は同一平面ではない。
鼻リングは、有利には、ワイヤレス通信プロトコルに従ってこれらのデータを収集し、かつ通信するためにアンテナに接続された中央ユニットを備え得る。
代替的に、オペレータはまた、鼻リングを保持するためだけに使用される非機能化プレートを実装することができる。
この反芻動物のための鼻リングの別の実施形態によれば、各プレートは、対応する鼻内部分の自由端部にクリップ留め又はねじ込み可能な方法で所定位置に固定される。
実施例として、リング本体の各自由端部は、対応するプレートが当接することが意図される鼻中隔に対して平行又は実質的に平行に延在するように成形された屈曲アームを画定する。
次いで、各プレートは、各プレートの対応するアームへのプレートの締結を確実にするために、1つ以上の締結具を備える。
有利には、当接プレートが喪失した場合、対応するリング本体の自由端部は、鼻中隔を傷つけないように鼻中隔に対して平行又は実質的に平行のままであることが確実にされる。
この反芻動物のための鼻リングの別の実施形態によれば、鼻リングのプレートは、距離dだけ互いに離間しており、この鼻リングは、応力を受けていないか、又はその静止構成にある、すなわち分離されていない。
この距離dは、有利には、1~10mmである。したがって、動物が傷つかないことが保証される。
この反芻動物にための鼻リングの更に別の実施形態によれば、中央ゾーンに対応する前面の中央部分は、プレートの頂部を含み、中央ゾーンに対応する後面の中央部分は、対応する鼻内部分に直接接続されている。
有利には、凸状であるか又は更に湾曲しており、このプレートの頂部は、プレートの前面の中央領域に配置され、一方、対応する鼻内部分の端部とのこのプレートの接続は、プレートの後面の中央領域で行われる。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、各プレートは、一般に、鼻中隔に面するプレートの前面の位置決めを確実にするように、対応する鼻孔の鼻底の突出部を受容するか又は係合するように意図された凹部を呈するようにインゲン豆形状を有する。
そのため、プレートは、鼻壁に最もよく適合するように所定のキャスタ角でプレートの前面を有するように、鼻底を圧迫する位置に押し込まれる。
更に、このプレートで鼻底を圧迫することにより、鼻壁にかかる応力をより小さくすることができ、したがって、反芻動物の不快感を制限することが可能になる。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、当接プレートは、反芻動物の口吻の2つの鼻孔の対称形態を考慮に入れるために異なる。
これらの2つの鼻孔は、実際には、鼻中隔を通過する対称面に対して鏡面対称である。したがって、これらの当接プレートは、鼻リングが動物によって装着されるときに、鼻リングの正中面に対して、又は鼻中隔に対して対称である。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、各プレートは、キャスタとも呼ばれる140+/-5°の頂角を有する。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、リング本体は、正中被覆部分及び湾曲した側方分枝部を備え、正中部分及び側方分枝部は、扁平なU字状の輪郭を画定し、正中部分は、動物の口吻を被覆するように意図されている。有利には、リング本体は、そのため、動物の口吻の上部部分にオフセットされて、鼻口部を可能な限りきれいに保つ。このリングから解放されると、動物は、より良好な衛生のために、もう一度舌でこの領域をきれいにすることができる。
加えて、反芻動物は、ストレスを感じることなく、その鼻口部で物体を作動させることができるので、より容易に摂食及び飲水することができる。
好ましくは、鼻外部分は、鼻中隔を通過する平面に対して対称である。
有利には、正中部分は、動物の鼻口部を可能な限りきれいに保つために、鼻リングが反芻動物によって装着されるときに、正中部分の基部が動物の鼻口部の反対側に向けられるU字形か、又は正中部分の先端が動物の鼻口部の反対側に向けられるV字形を有する。
有利には、鼻リングの下部端部は、1つ以上の当接プレートの端部によって決定され、鼻リングの上部端部は、鼻孔の外側に配置されるように意図されたリング本体の側方分枝部の点によって決定され、鼻リングの下部端部と上部端部とを分離する距離は、鼻リングが反芻動物によって装着されるときに正中部分が口吻の外側表面に近接するか、又はその近くに配置されるように、70mm以下であり、65mmであるとなお更によい。
そのため、本発明の鼻リングは、概して動物の口吻に近接しているので、引き裂きの可能性が低い。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、対応する鼻孔の入口と一直線に、又は実質的に一直線に配置されるように意図された鼻内部分の端部を、この鼻内部分によって担持されたプレートの中心から分離する距離は、45+/-10mmに等しい。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、当接プレートのうちの少なくとも一方は、ある期間にわたって少なくとも1つの物質を長時間放出することを可能にするように構成されている。
この物質は、獣医学的製品(抗寄生虫薬、抗感染薬など)、ホルモン、又はビタミン若しくはフェロモンなどの非治療物質であり得る。
好ましくは、当接プレート又は各当接プレートの少なくとも前面は、施される少なくとも1つの物質で被覆されているか、又はプレート又は各プレートが、施される少なくとも1つの物質で含浸されている。
有利には、支持プレート又は各支持プレートは、少なくとも1つの物質の分配速度が鼻中隔との支持プレートの接触表面の範囲に基づくように構成されている。
この物質は、組成物であって、
-35~55重量%のポリマーマトリックスであって、ASTM D2240規格に従ってタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のショアA硬度と40~200Cの融点とを有する熱可塑性ポリマーを含む、ポリマーマトリックスと、
-組成物の総重量に対して30重量%~55重量%のプロゲステロンと、を含む、組成物であり得る。
この物質は、組成物であって、
-ポリマーマトリックスであって、ASTM D2240規格に従ってタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のショアA硬度と40~200℃の融点とを有する熱可塑性ポリマーを含む、ポリマーマトリックスと、
-プロゲステロンであって、ポリマーマトリックスに対するプロゲステロンの重量比が0.5~2、好ましくは、0.54~1.57、更により好ましくは、1又は1.28である、プロゲステロンと、を含む、組成物であり得る。
別の変形形態では、この物質は、組成物であって、
-ポリマーマトリックスであって、ASTM D2240規格に従ってタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のショアA硬度と40~200℃の融点とを有する熱可塑性ポリマーを含む、ポリマーマトリックスと、
-プロゲステロンであって、ポリマーマトリックス中のプロゲステロンの面密度は、20~100mg/cm、好ましくは、25~80mg/cmである、プロゲステロンと、を含む、組成物であり得る。
有利には、プロゲステロンが濃縮されたこれらのポリマー組成物は、ホルモンを連続的に、かつ長期にわたって放出することが観察されている。
好ましくは、熱可塑性ポリマーは、EVAタイプの熱可塑性ポリマー又は熱可塑性エラストマ(thermoplastic elastomer、TPE)ポリマーである。
この反芻動物のための鼻リングの更に別の実施形態によれば、この鼻リングは、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、心拍数センサ、湿度センサ、レーダ、このリングを給水器又は給餌器を近接して位置付けるためのデバイス、及びこれらの要素の組み合わせを含む群から選択される1つ以上の要素を含む。
これらのセンサは、有利には、反芻動物に関する情報、すなわち、位置、活動、摂食、飲水、健康状態を遠隔で収集することを可能にする。
加速度計、ジャイロスコープ、又は更には位置特定デバイスなどのこれらのセンサのうちのいくつかは、リング本体に、例えば、リング本体の鼻外部分に一体化されるか、又はリング本体の上に配置することができる。
心拍数センサ又は温度センサなどの他のセンサは、当接プレート内に収容されるか、又は当接プレート上に配置されることが意図されている。
本発明はまた、反芻動物のための鼻リングのコンピュータ支援設計方法に関し、本方法は、少なくとも以下のステップ、すなわち、
-複数の反芻動物の口吻の少なくとも一部の複数の画像を取得することであって、この一部は、鼻孔を含む、取得することと、
-反芻動物ごとに、この反芻動物について以前に取得された画像から、口吻の少なくとも一部分の三次元仮想モデルを作成することであって、仮想モデルは、鼻孔を組み込む、作成することと、
-反芻動物ごとに、及び反芻動物の鼻孔の各々について、
*仮想当接プレートの容積と鼻孔との間に少なくとも2つの交差ゾーンを画定するように、対応する鼻孔のうちの少なくとも一方の基準解剖学的マーカに対して、仮想モデルの対応する鼻孔内に仮想当接プレートの容積を位置決めすることであって、少なくとも2つの交差ゾーンは、鼻中隔に対して鼻孔内に当接プレートを位置決めし、鼻底を圧迫するのに必要な切断面を画定する、位置決めすることと、
*交差ゾーンの縁取りを検出することと、
*鼻中隔とのプレートの接触表面を最大化することと、
*鼻孔及び反芻動物に対応するプレートを画定することであって、このプレートは、以前に検出された縁取りを有する、画定することと、次いで、
-このようにして得られた異なる当接プレートから、鼻孔ごとに、当接プレートを決定することであって、当接プレートの形状、寸法、及び鼻孔内でのプレートの提示する角度は、動物を傷つけることなく、鼻孔の異なる形態に対して、鼻中隔との当接プレートの接触表面を最大化する、決定することと、を含む。
このような設計方法は、特定の品種に対して、又はウシ、ヒツジ若しくは他などの同じ動物の異なる品種に対して、鼻リングのいわゆるユニバーサルプレートを決定するために実装することができる。
代替的に、特定の動物の口吻の少なくとも一部の少なくとも2つの画像を撮影することであって、口吻のこの部分が鼻孔を組み込んでいる、撮影することと、次いで、以前に取得された画像からこの動物の口吻の少なくとも一部分の三次元仮想モデルを作成することであって、仮想モデルが鼻孔を組み込んでいる、作成することと、によって、この動物のために測定されたプレートを作り出すことを実装することができる。
本発明の他の利点、目的、及び特定の特性は、添付の図面を参照して、説明のためであって限定するものではない以下の説明から明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態による鼻リングを装着したウシの口吻の端部の部分正面図である。 図1に示されるウシの口吻の端部の部分斜視図である。 図1の鼻リングの第1の斜視図である。 図1の鼻リングの第2の図である。 図1の鼻リングの第2の図である。 図1の鼻リングのプレートによって形成されるキャスタ角を示す。 本発明の第2の実施形態による鼻リングの部分図であり、プレートを鼻リングの鼻内部分の端部に取り付けるためのシステムを示す。 図7に示される鼻リングを装着したウシの口吻の端部の部分斜視図である。 図7に示される鼻リングを装着したウシの口吻の端部の別の図である。
図面及び以下の説明は、本質的に、ある特定の性質の要素を含む。したがって、それらは、本発明をより良く理解するのに役立つだけでなく、適切な場合、その定義にも寄与し得る。
まず、図面は縮尺通りではないことに留意されたい。
図1~図6は、本発明の第1の実施形態によるウシのための鼻リングを概略的に例解する。
この鼻リングは、リングの末端部間の距離を変化させることを可能にするポリマーなどの可撓性の弾性的に変形可能な材料で作製されたリング本体1を備える。
このリング本体1は、ウシの口吻の外側に配置されるように意図された鼻外部分2と、この鼻外部分2のいずれの側にも及びその延長部に延在する鼻内部分3とを備える。
プレート4、5は、ウシの鼻孔を分離する鼻中隔に当接するようになっており、鼻内部分3によって担持されている。
これにより、これらの2つの当接プレート4、5は、鼻リングの末端部を形成する。
これらのプレート4、5は、動物の鼻孔内に位置決めされると、鼻中隔にわずかな圧力を印加して、鼻リングを所定の位置に確実に保持する。
各当接プレート4、5は、細長い形状を有し、かつ対向する端部を備え、その少なくとも一方は、2つの端部の間に配置された中央領域よりも幅が広い。ここで、最も幅の広い端部は、鼻腔の最も内側に配置されるように意図されている。
各プレート4、5は、わずかに凸状であるか、又は更には湾曲しており、このプレートの頂部は、ウシの鼻中隔と接触するように意図されたプレートの前面の中央部分に配置されている。各プレート4、5の後面は、対応する鼻内部分の端部に接続されている。
各プレート4、5の前面の表面は、ここでは有利には、鼻中隔のより大きな表面面積にわたる圧力の分布を確実にするために、ウシに対して、少なくとも2000mm、ここでは、3000mmである。
各プレート4、5は、概して、インゲン豆形状を有し、対応する鼻孔からの鼻底の自然突出部6を受容するか又は係合するように意図された凹部9を有する。
そのため、これらのプレート4、5は、それらの対応する鼻孔の鼻底及び鼻中隔の両方に対して支持され、その結果、鼻リングの所定位置での保持を確実にするためにこの鼻中隔に印加される圧力は、先行技術のリングの場合よりも小さい。
更に、鼻底及び鼻中隔によって形成される2つの解剖学的交差領域上の各プレート4、5のこの当接は、各当接プレートの安定した位置決めを確実にする。
図6に示すように、各プレート4、5は、上面図で見ることができる角度αを有し、角度αは、キャスタ角とも呼ばれ、140°であるように決定され、各プレートの前面は鼻壁に適合する。支持体の端部の周りの約45°の各プレートの可動性は、鼻粘膜に対するキャスタの良好な調整を可能にする。
より詳細には、リング本体1は、正中被覆部分7と、湾曲した側方分枝部8とを備え、この正中部分7及びこれらの側方分枝部8は、扁平なU字形の輪郭を画定する。
動物の口吻を被覆するように意図されたこの正中部分7はまた、U字形状を有し、その基部は、この鼻リングがウシによって装着されるときに動物の鼻口部の反対側に向けられる。
図1及び図2に示すように、鼻リングの本体は、ウシの口吻の頂部を通過し、動物の鼻口部を自由なままにする。
有利には、鼻リングがウシによって装着されるときに、正中部分7が口吻の外部表面に可能な限り近接して配置されるように、鼻リングの下部端部と上部端部とを分離する距離dは、ここでは65mmに等しい。
これにより、鼻リングが引っ掛かるリスクが大幅に低減される。
加えて、対応する鼻孔の入口と一直線に、又は実質的に一直線に配置されるように意図された鼻内部分3の端部を、この鼻内部分によって担持されたプレート4、5の中心から分離する距離は、ここでは45mmに等しい。
リング本体は、ここでは、直線区間を有し、円形形状及び8mmの直径を有する。代替的に、6mm又は10mmに等しい直径の区間を有してもよい。
有利には、本発明の鼻リングは、ウシの健康を最大化すると同時に、損傷の出現のリスクを著しく低減することに留意されたい。
図7~図9は、本発明の第1の実施形態によるウシのための鼻リングを概略的に例解する。
この鼻リング10は、鼻内部分3を除いて、上述の鼻リング1と同一である。
これらは各々、鼻中隔に対して平行又は実質的に平行に延在するように成形された屈曲アーム11を備え、鼻リングが所定の位置にあるときに、対応する鼻内部分によって担持される当接プレート12は、鼻中隔に当接されることが意図される。
当接プレート12が喪失した場合、対応する鼻内部分の自由端部が鼻中隔を傷つけることが防止される。
各当接プレート12は、反芻動物の鼻中隔に対向して配置されるように意図されたその外側表面13上に、この当接プレート12を対応する鼻内部分の屈曲アーム11に締結するためのシステムを備える。
この締結システムは、ここでは、2つのループ14を備え、当接プレート12が対応する鼻内部分3の自由端部との組み立て位置にあるときに、屈曲アーム11はループ14を通って延在する。屈曲アーム11の自由端部は、ここでは、当接プレート12のループ14内への屈曲アーム11のクリップ留めを確実にするための突起部15を備える。

Claims (15)

  1. ウシなどの反芻動物のための鼻ループであって、鼻外部分(2)と、この鼻外部分(2)の両側に延在する鼻内部分(3)とを備えるループ本体(1)を備え、これらの鼻内部分(3)の各々は、反芻動物から鼻腔を分離する鼻隔壁に当接するように意図されたプレート(4、5)を担持し、したがって、当接プレート(4、5)は、前記鼻ループの端部に配置されており、
    -各当接プレート(4、5)は、細長い形状を有し、かつ対向する端部を備え、前記対向する端部のうちの少なくとも一方は、2つの前記端部の間に配置された中央領域よりも幅が広く、
    -各プレートは凸状であり、かつ前記動物の鼻壁と接触するように意図された前面を有し、前記前面の表面は、少なくとも500mmに等しく、少なくとも1500mmに等しいとなお更によく、更により好ましくは、少なくとも2000mmに等しく、したがって、各当接プレートは、前記動物を傷つけることなく、このループの保持を確実にするために、前記鼻の異なる形態の前記鼻隔壁との接触表面を最大化することができることを特徴とする、鼻ループ。
  2. 各プレート(4、5)は、前記鼻隔壁に面する前記プレート(4、5)の前面の位置決めを確実にするように、対応する鼻の鼻底の突起(6)を受容するための凹部(9)を呈するように略豆形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の鼻ループ。
  3. 支持プレート(4、5)は、反芻動物の口吻の2つの鼻孔の対称的な形態を考慮するために異なることを特徴とする、請求項1又は2に記載の鼻ループ。
  4. 各プレート(4、5)は、140°+/-5°の、フラッシュ角とも呼ばれる頂部角度を有することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  5. 前記ループ本体(1)は、正中被覆部分(7)と湾曲した側方分枝部(8)とを備え、前記正中被覆部分及び前記側方分枝部は、扁平なU字状の輪郭を画定しており、前記正中部分は、前記動物のムスク(musk)を被覆するように意図されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  6. 前記鼻ループの下部端部は、1つ以上の支持プレート(4、5)の端部によって決定され、前記鼻ループの上部端部は、鼻ラインの外側に配置されるように意図された前記ループ本体(1)の前記側方分枝部の点によって決定され、前記鼻ループの前記下部端部と前記上部端部とを分離する距離は、前記鼻ループが反芻動物によって装着されるときに前記正中部分が前記鼻の外側表面に近接するように、70mm以下であり、65mmであるとなお更によいことを特徴とする、請求項6に記載の鼻ループ。
  7. 前記正中部分(7)は、前記動物の鼻唇部をきれいにするために、前記鼻ループが前記反芻動物に装着されるときに、前記正中部分の基部が前記動物の前記鼻唇部の反対側に向けられるU字形状を有するか、又は前記正中部分の先端が前記動物の前記鼻唇部の反対側に向けられるV字形状であることを特徴とする、請求項6又は7に記載の鼻ループ。
  8. 前記ループ本体(1)の各自由端部は、対応する前記プレート(4、5)が当接することが意図されている前記鼻隔壁に対して平行又は実質的に平行に延在するように成形された屈曲アームを画定しており、各プレート(4、5)は、前記プレート(4、5)の対応するアームへの前記プレート(4、5)の締結を確実にするために1つ又はいくつかの締結具を備えることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  9. 前記支持プレート(4、5)のうちの少なくとも1つは、ある期間にわたって少なくとも1つの物質を持続放出することを可能にするように構成されていることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  10. 前記支持プレート又は各支持プレートの少なくとも前記前面は、施される前記少なくとも1つの物質で被覆されていること、又は前記支持プレート又は各支持プレートは、施される前記少なくとも1つの物質で含浸されていることを特徴とする、請求項10に記載の鼻ループ。
  11. 前記当接プレート又は各当接プレートは、前記少なくとも1つの物質の分配速度が前記鼻隔壁との前記当接プレートの接触表面の範囲に基づくように構成されていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の鼻ループ。
  12. 前記物質は、組成物であって、
    -35~55重量%のAポリマーマトリックスであって、ASTM D2240規格に従ってAタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のAショアA硬度と40~200CのA融点とを有するA熱可塑性ポリマーを含む、Aポリマーマトリックスと、
    -前記組成物の総重量に対して30重量%~55重量%のプロゲステロンと、を含む、組成物であることを特徴とする、請求項10~12のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  13. 前記物質は、組成物であって、
    -Aポリマーマトリックスであって、ASTM D2240に従ってAタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のAショアA硬度と40~200℃のA融点とを有する熱可塑性ポリマーを含む、Aポリマーマトリックスと、
    -プロゲステロンであって、前記ポリマーマトリックスに対するプロゲステロンの重量比が0.5~2、好ましくは、0.54~1.57、更により好ましくは、1又は1.28である、プロゲステロンと、を含む、組成物であることを特徴とする、請求項10~12のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  14. 前記物質は、組成物であって、
    -Aポリマーマトリックスであって、ASTM D2240に従ってAタイプAデュロメータによって測定されるときに20~100の範囲のAショアA硬度と40~200℃のA溶融点とを有するA熱可塑性ポリマーを含む、Aポリマーマトリックスと、
    -プロゲステロンであって、前記ポリマーマトリックス中のプロゲステロンの坪量が20~100mg/cm、好ましくは、25~80mg/cmである、プロゲステロンと、を含む、組成物であることを特徴とする、請求項10~12のいずれか一項に記載の鼻ループ。
  15. 前記鼻ループは、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサ、心拍数センサ、湿気センサ、レーダ、このループをアブローバ(abrover)に近接して位置付けるためのデバイス、又はフィーダなし、及びこれらの要素の組み合わせを含む群から選択される1つ以上の要素を備えることを特徴とする、請求項1~14のいずれか一項に記載の鼻ループ。
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