JP2024510118A - エアロゾル供給システム - Google Patents

エアロゾル供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2024510118A
JP2024510118A JP2023551721A JP2023551721A JP2024510118A JP 2024510118 A JP2024510118 A JP 2024510118A JP 2023551721 A JP2023551721 A JP 2023551721A JP 2023551721 A JP2023551721 A JP 2023551721A JP 2024510118 A JP2024510118 A JP 2024510118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
temperature
delivery system
aerosol delivery
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023551721A
Other languages
English (en)
Inventor
デイビッド ラッシュフォース,
チャランジット ナンドラ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nicoventures Trading Ltd
Original Assignee
Nicoventures Trading Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nicoventures Trading Ltd filed Critical Nicoventures Trading Ltd
Publication of JP2024510118A publication Critical patent/JP2024510118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/57Temperature control
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/10Devices using liquid inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/20Devices using solid inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/51Arrangement of sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/53Monitoring, e.g. fault detection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/60Devices with integrated user interfaces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • A24F40/465Shape or structure of electric heating means specially adapted for induction heating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、コントローラ及びインジケータを備え、コントローラが、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給システム。【選択図】 図2

Description

(分野)
本開示は、ニコチン送達システムなどのエアロゾル供給システムに関する。
(背景)
エアロゾル送達システムは一般に、固体、液体、又はゲルの一部などのエアロゾル生成材料、又は活性物質及び/又は香料を含んでいてもよい原料液体のリザーバを含み、そこから、例えば熱気化によって、ユーザによる吸入のためにエアロゾル又は蒸気が生成される。したがって、エアロゾル供給システム/電気喫煙システムは、典型的には、エアロゾル生成チャンバで蒸気又はエアロゾルを生成するためにエアロゾル化可能材料(例えば、タバコなどの固体材料)の一部を気化又はエアロゾル化するように配置されたエアロゾル生成器、例えば加熱要素を含む加熱チャンバ又はエアロゾル生成チャンバを備える。ユーザがデバイスを咥えて息を吸い、加熱要素に電力が供給されると、吸気穴を通して、エアロゾル生成チャンバにつながる吸気チャネルに沿って空気がデバイスに引き込まれ、チャンバで、空気が気化された前駆体材料と混合して凝縮エアロゾルを生成する。排気チャネルは、エアロゾル生成チャンバからマウスピースの出口につながり、ユーザがマウスピースを咥えて息を吸うときにエアロゾル生成チャンバに引き込まれた空気は、出口流路に沿ってマウスピース出口まで進み、ユーザによる吸入のためにエアロゾルを同伴する。いくつかのエアロゾル送達システムは、追加の香味を付与するために、デバイスを通る空気流路に香料要素を含んでいてもよい。そのようなデバイスは、ハイブリッドデバイスと呼ばれることもあり、香料要素は、例えば、エアロゾル生成チャンバとマウスピースとの間の空気流路に配置されたタバコなどの固体エアロゾル生成材料及び/又は香味料材料の一部を含んでいてもよく、デバイスを通して吸引されたエアロゾル/凝縮エアロゾルは、固体材料の部分を通過した後、ユーザ吸入のためにマウスピースから出る。いくつかのエアロゾル送達システムでは、エアロゾル生成材料は、加熱要素及びエアロゾル生成チャンバも含むカートリッジ又はポッドに含まれる原料液体を含み、カートリッジは、使用のために制御ユニットに機械的及び電気的に結合される。制御ユニットは、バッテリー及び制御回路構成を備え、これらが協働して、カートリッジを介して加熱要素に電力を供給する。
上記のように、エアロゾル供給システムは、ヒーターなどのエアロゾル生成器を使用して、エアロゾル形成材料にエネルギーを伝達して、例えば熱気化によってエアロゾルを生成する。しかし、エネルギーは、ヒーター及びエアロゾル形成材料以外の構成要素(例えば、ヒーター若しくはエアロゾル形成材料を支持する構造構成要素)に放散する又は他の形で(すなわち伝導、対流、若しくは放射によって)伝達されることがあり、これにより、システムの他の構成要素の温度上昇が生じ得る。その結果、望ましくない結果が生じることがある。
本明細書では、上で論じた問題の少なくとも一部に対処又は軽減するのに役立つと思われる様々な手法を述べる。
(概要)
本開示の第1の態様によれば、エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、コントローラ及びインジケータを備え、コントローラが、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給システムが提供される。
本開示の第2の態様によれば、エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと共に使用するためのコントローラが提供される。
本開示の第3の態様によれば、エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、コントローラ及びインジケータを備え、コントローラが、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給デバイスが提供される。
本開示の第4の態様によれば、エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを制御するための方法であって、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断するステップと、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するステップとを含む方法が提供される。
本開示の第5の態様によれば、エアロゾル生成器手段を使用してエアロゾル生成手段からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成させるためのエアロゾル供給手段であって、制御手段及びインジケータ手段を備え、制御手段が、使用セッションの終了後、エアロゾル供給手段の温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給手段の温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータ手段を制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給手段が提供される。
本発明の第1及び他の態様に関連して上述した本発明の特徴及び態様は、本発明の他の態様による本発明の実施形態に同様に適用可能であり、必要に応じて組み合わせることができ、上述した特定の組合せだけではないことを理解されたい。
以下、本開示の実施形態を、単なる例として、添付図面を参照しながら述べる。
本開示の特定の実施形態による、例示的なエアロゾル供給システム1の概略断面図である。 本開示の特定の実施形態による、電子エアロゾル供給デバイスの一態様を制御する方法の概略図である。 本開示の特定の実施形態による、例示的なデバイス部品2の概略断面図である。 本開示の特定の実施形態による、電子エアロゾル供給デバイスの一態様を制御するさらなる方法の概略図である。
(詳細な説明)
特定の例及び実施形態の態様及び特徴を本明細書で論じる/述べる。特定の例及び実施形態のいくつかの態様及び特徴は、従来通りに実現することができ、簡潔にするために、これらについては詳細に論じない/述べない。したがって、本明細書で論じる装置及び方法の詳細には述べない態様及び特徴は、そのような態様及び特徴を実現するための任意の従来技法に従って実現することができることを理解されたい。
以下で説明するように、ヒーターなどのエアロゾル生成器を有するエアロゾル供給システムは、エアロゾル形成材料にエネルギーを伝達して、例えば熱気化によってエアロゾルを生成するように構成される。余剰又は「損失」エネルギーは、ヒーター及びエアロゾル形成材料以外の構成要素(例えば、ヒーター若しくはエアロゾル形成材料を支持する構造構成要素、又はハウジング構成要素)に放散する又は他の形で(すなわち伝導、対流、若しくは放射によって)伝達されることがあり、これにより、システムの他の構成要素の温度上昇が生じ得る。特に、エネルギーの放散により、ユーザの皮膚、衣服、及び他の物体と接触することがあるシステムの外面の温度上昇が生じ得る。
本開示の実施形態によれば、デバイスの使用後、デバイスの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断(例えば、計算、確立)し、デバイスの温度が予め定義された閾値温度(例えば予め定義されたレベル又は値)を下回ったという判断に応答して(例えば聴覚、視覚、又は力覚手段による)インジケータを制御して、デバイスの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された制御ユニットを有するエアロゾル供給デバイス又はシステムが提供される。
閾値温度は、悪影響のリスクを軽減するように設定することができる。例えば、リュックサックやポケットにしまわれたときに依然として温かいデバイスが、ユーザに悪影響(例えば不快感)を及ぼす、又はユーザの他の所持品(例えば、携帯電話、化粧品、飲食物など)に悪影響を及ぼすおそれがある。デバイスのユーザは、標示に気付いた後、(例えばバッグや衣服のポケットに)デバイスを安全にしまうことができることを後で通知されて、そのような悪影響を最小化又は緩和する。デバイスの表面温度の上昇によって、皮膚に近接したときに不快に感じることがある、又は加熱による損傷を受けやすい所持品に跡が付いたり他の損傷が生じたりするおそれがあるため、ユーザがデバイスの表面温度の上昇を望ましくないと考えることがあるので、本開示の実施形態による制御ユニットを有するデバイスは有利である。
例えば、予め定義されたレベルを超える温度を有するデバイスがポケットに入れられるとき、デバイスは、ユーザの皮膚の一部(例えばズボンのポケットの場合にはユーザの太腿)に比較的近接して保持され、周囲の空気流から遮蔽され、ポケット及び衣服の素材の層によって断熱されるので、デバイスの存在がユーザに不快になるおそれがある。追加又は代替として、比較的高温を有するデバイスが、加熱による損傷を受けやすい物体に近接して置かれるとき又はそのような物体と共に密閉空間(例えばポケットやバッグの中)に置かれるとき、デバイスから物体への熱の伝達(すなわち、直接的又は間接的に、伝導、対流、又は放射による伝達)が、物体に跡を付ける又は物体を損傷することがある。例えば、シルクなどの繊細な生地を含む物体は、デバイスから物体へのエネルギーの伝達により損傷を受け、繊細な生地が変色するおそれがある。例えば、食品を含む物体は、デバイスから物体へのエネルギーの伝達により損傷を受け、食品の特性が変化するおそれがある(例えば、チョコレートバー又はビスケットのチョコレートが溶けて変形することがある)。
上で論じたように、本開示は、エアロゾル供給/送達システム(蒸気送達システムとも呼ばれる)に関する。本明細書で使用するとき、「送達システム」という用語は、少なくとも1つの物質をユーザに送達するシステムを包含することを意図されており、エアロゾル生成材料を燃焼させることなくエアロゾル生成材料から化合物を解放し、エアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成する不燃性エアロゾル供給システム、例えば電子タバコ、タバコ加熱製品、及びハイブリッドシステムを含む。
本開示によれば、「不燃性」エアロゾル供給システムは、ユーザへの少なくとも1つの物質の送達を容易にするために、エアロゾル供給システム(又はその構成要素)の成分エアロゾル生成材料が燃焼されない又は燃やされないシステムである。
いくつかの実施形態では、送達システムは、電動式の不燃性エアロゾル供給システムなどの不燃性エアロゾル供給システムである。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、ベーピングデバイス又は電子ニコチン送達システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は必須要件ではないことに留意されたい。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られているエアロゾル生成材料加熱システムである。そのようなシステムの一例は、タバコ加熱システムである。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するためのハイブリッドシステムであり、エアロゾル生成材料のうちの1つ又は複数が加熱されることがある。エアロゾル生成材料はそれぞれ、例えば、固体、液体、又はゲルの形態でもよく、ニコチンを含んでいても含んでいなくてもよい。いくつかの実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルエアロゾル生成材料と、固体エアロゾル生成材料とを含む。固体エアロゾル生成材料は、例えばタバコ又は非タバコ製品を含んでいてもよい。
典型的には、不燃性エアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイス、及び不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示は、エアロゾル生成材料を含み、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用されるように構成された消耗品に関する。これらの消耗品は、本開示全体を通じて物品と呼ばれることもある。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システム、例えばその不燃性エアロゾル供給デバイスは、電源及びコントローラを備えていてもよい。電源は、例えば電力源又は発熱電源でもよい。いくつかの実施形態では、発熱電源は炭素基板を備え、炭素基板は、エネルギー付与されて、発熱電源に近接するエアロゾル生成材料又は伝熱材料に熱の形で電力を分配することができる。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムは、消耗品を受け入れるための領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル改質剤を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品は、エアロゾル生成材料、エアロゾル生成材料保管領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、包装材、フィルター、マウスピース、及び/又はエアロゾル改質剤を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、送達すべき物質は、エアロゾル生成材料、又はエアロゾル化されることを意図されていない材料でもよい。必要に応じて、いずれかの材料が、1つ又は複数の活性成分、1つ又は複数の香料、1つ又は複数のエアロゾル形成剤材料、及び/又は1つ又は複数の他の機能性材料を含んでいてもよい。
エアロゾル生成材料は、例えば加熱、照射、又は任意の他の方法でエネルギー付与されたときにエアロゾルを生成することが可能な材料である。エアロゾル生成材料は、例えば、活性物質及び/又は香味料を含んでいても含んでいなくてもよい固体、液体、又はゲルの形態でもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は「非晶質固体」を含んでいてもよく、これは、代替として「モノリシック固体」(すなわち非繊維性)と呼ばれることもある。いくつかの実施形態では、非晶質固体は、乾燥ゲルでもよい。非晶質固体は、液体など何らかの流体を中に保持することができる固体材料である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は、例えば、約50重量%、60重量%、又は70重量%の非晶質固体から、約90重量%、95重量%、又は100重量%の非晶質固体までを含んでいてもよい。
エアロゾル生成材料は、1つ又は複数の活性物質及び/又は香料、1つ又は複数のエアロゾル形成剤材料、及び任意選択で1つ又は複数の他の機能性材料を含んでいてもよい。エアロゾル形成剤材料は、エアロゾルを形成することが可能な1つ又は複数の成分を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、エアロゾル形成剤材料は、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソ-エリスリトール、バニラ酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、酢酸ベンジルフェニル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。1つ又は複数の他の機能性材料は、pH調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は酸化防止剤のうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。
消耗品は、ユーザによる使用中に一部又は全部が消費されることを意図されたエアロゾル生成材料を含む又はエアロゾル生成材料からなる物品である。消耗品は、エアロゾル生成材料保管領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成領域、ハウジング、包装材、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル改質剤など1つ又は複数の構成要素を備えていてもよい。消耗品は、使用時にエアロゾル生成材料にエアロゾルを生成させるために熱を放出するヒーターなどのエアロゾル生成器を備えていてもよい。ヒーターは、例えば、可燃性材料、電気伝導によって加熱可能な材料、又はサセプタを備えていてもよい。
サセプタは、交番磁界などの変化する磁界の侵入によって加熱可能な材料である。サセプタは導電性材料でもよく、したがって、変化する磁界がサセプタに侵入すると、加熱材料の誘導加熱が引き起こされる。加熱材料は磁性材料でもよく、したがって、変化する磁界が加熱材料に侵入すると、加熱材料の磁気ヒステリシス加熱が引き起こされる。サセプタは導電性と磁性との両方を有していてもよく、したがって両方の加熱メカニズムによってサセプタを加熱可能である。変化する磁界を発生するように構成されたデバイスを、本明細書では磁界発生器と呼ぶ。
エアロゾル改質剤は、典型的には、エアロゾル生成領域の下流に配置され、例えばエアロゾルの味、香味、酸性度、又は別の特性を変えることによって、生成されるエアロゾルを改質するように構成された物質である。エアロゾル改質剤は、エアロゾル改質剤を選択的に解放するように動作可能なエアロゾル改質剤解放構成要素に設けられてもよい。
エアロゾル改質剤は、例えば添加剤又は吸着剤でもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、香味料、着色料、水、及び炭素吸着剤のうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。エアロゾル改質剤は、例えば固体、液体、又はゲルでもよい。エアロゾル改質剤は、粉末、糸、又は顆粒の形態でもよい。エアロゾル改質剤は、濾過材料を含まなくてもよい。
エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるように構成された装置である。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料から1つ又は複数の揮発性物質を解放してエアロゾルを形成するために、エアロゾル生成材料を熱エネルギーにさらすように構成されたヒーターである。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器は、加熱することなくエアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるように構成される。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料を振動、加圧、又は静電エネルギーのうちの1つ又は複数にさらすように構成されてもよい。
図1は、本開示の特定の実施形態による例示的なエアロゾル供給システム/非燃焼加熱式デバイス1の断面図である。エアロゾル供給システム1は、2つの主要な構成要素、すなわち、再利用可能デバイス部品2と、交換可能な消耗品/カートリッジ/カートマイザ部品4とを備える。
通常の使用では、再利用可能部品2と消耗部品4とは、ヒーターチャンバ領域/加熱領域53を備える再利用可能デバイス部品2のチャンバ50に消耗部品4を部分的又は完全に挿入することによって、互いに解放可能に結合される/取り付けられる。図1は、消耗部品4が部分的にチャンバ50に受け入れられた状態で、再利用可能デバイス部品2を概略的に示す。チャンバ50は、再利用可能デバイス部品の外側ハウジング表面から再利用可能デバイス部品2内に延びる円筒管を備える。この例では、チャンバは、使用のためにユーザが手に持つときに再利用可能デバイス部品の最上部として定義される再利用可能デバイス部品2のマウスピース端部の外面からデバイス内に延び、チャンバ50は、再利用可能デバイス部品2の長軸線に平行に延びる。アパーチャ51が、チャンバ50とデバイスの外部とを連通する。
概要として、再利用可能デバイス部品2は、典型的には、チャンバ50の加熱領域53に関連する1つ又は複数の加熱要素によって直接的に、又は消耗部品4にある加熱要素などのエアロゾル生成器を作動させるために消耗部品4に電気エネルギー又は磁界を伝送することによって、消耗部品4の1つ又は複数のエアロゾル生成材料を加熱することにより、ユーザによって吸入されるエアロゾルを生成するように構成される。使用時、ユーザは、アパーチャ51を通して再利用可能デバイス部品のチャンバ50に消耗部品4を挿入し、次いで例えばボタン14を使用して再利用可能デバイス部品2を作動させ、それにより、再利用可能デバイス部品2は、電源/バッテリー26からエアロゾル生成要素に電力を供給して、ユーザによる吸入のために消耗部品4に含まれるエアロゾル生成材料(複数可)をエアロゾル化させる。その後、ユーザは、再利用可能デバイス部品2のマウスピース端部でアパーチャ51から延び出る消耗部品4のマウスピース41を咥えて吸い、再利用可能デバイス部品2によって生成されたエアロゾルを吸入する。ユーザが消耗部品4のマウスピース41を咥えて吸うと、再利用可能部品2の外面に配設された空気入口24に空気が引き込まれ、空気入口チャネル25を通ってチャンバ50の加熱領域53に入り、空気は、消耗部品4の少なくとも1つの空気入口42に入り、消耗部品4に含まれるエアロゾル生成材料43の一部のエアロゾル化/加熱によって生成された蒸気/エアロゾルを同伴する。具体例として、図1は、本明細書でさらに述べるようにチャンバ50の加熱領域53の周囲に配置された加熱要素48を概略的に示し、この加熱要素48は、エアロゾル生成材料43を含む消耗部品4の部分に熱を伝達する。同伴された蒸気/エアロゾルは、消耗部品4を通って、再利用可能デバイス部品2のマウスピース端部(そこから消耗部品4のマウスピース41が延び出ている)に向けて進み、そこで、エアロゾル液滴が凝縮して、又は蒸気/エアロゾルからさらに凝縮して、ユーザによる吸入のために消耗部品4のマウスピース41から出る凝縮エアロゾルを形成する。
再利用可能部品2は、空気入口24を画定する開口部を有する外側ハウジングと、エアロゾル供給システム用の動作電力を供給するための電源26(例えばバッテリー)と、エアロゾル供給システムの動作を制御及び監視するための制御回路構成22と、任意選択的なユーザ入力ボタン14と、任意選択的なディスプレイ16と、視覚ディスプレイ/視覚フィードバックインジケータ28とを備える。再利用可能デバイス部品2の外側ハウジングは、例えば、プラスチック若しくは金属材料、又は当業者に知られている任意の他の材料から形成することができる。具体的な例を提供するために、いくつかの実施形態では、再利用可能デバイス部品2は、約80mmの長さを有し、消耗部品4は、チャンバ50に完全に挿入されたときに、再利用可能デバイス部品のマウスピース端部から約10~30mm延び出て、したがって、消耗部品と再利用デバイス部品とが結合されたときのエアロゾル供給システム1の全長は、約90~110mmである。消耗部品4は、約80mmの直径を有していてもよい。しかし、既に述べたように、本開示の実施形態を実現するエアロゾル供給システムの全体的な形状及びスケールは、本明細書で述べる原理には重要でないことを理解されたい。
この例での電源26は再充電可能であり、従来のタイプのものでもよく、例えば、非燃焼加熱式デバイス、タバコ加熱デバイス、電子タバコ、及び比較的短期間にわたって比較的高い電流の供給を必要とする他の用途などのエアロゾル供給システムで通常使用される種類のものでもよい(例えばリチウムイオンバッテリー)。電源26は、例えばmicro-USB又はUSB-Cコネクタを備える再利用可能部品ハウジングの充電コネクタを介して再充電され、micro-USB又はUSB-Cコネクタは、コントローラ22とスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの外部処理デバイスとの間のデータ転送のためのインターフェースを提供することもできる。
任意選択でユーザ入力ボタン14を提供することができ、ユーザ入力ボタン14は、この例では従来の機械式ボタンであり、例えばユーザが押すことにより電気的接触を確立することができるばね式の構成要素を備える。これに関して、入力ボタン14は、ユーザ入力を検出するための入力デバイスと考えられ、ボタンが実装される具体的な方法は重要でない(例えば、容量性タッチセンサ及び/又はタッチセンシティブディスプレイ要素を備えていてもよい)。そのようなボタンが複数設けられてもよく、1つ又は複数のボタンが、エアロゾル供給システム1のオンとオフの切替え、電源26からエアロゾル生成器48に供給される電力などのユーザ設定の調整、及び/又は1つ又は複数のデバイスモードの選択などの機能に割り当てられる。しかし、ユーザ入力ボタンの包含は任意選択であり、いくつかの実施形態では、そのようなボタンは含まれなくてもよい。
いくつかの場合には、任意選択的なディスプレイユニット16が、再利用可能デバイス部品2のハウジングの外面に設けられてもよい。ディスプレイユニット16は、含まれる場合には、コントローラ22に接続された、ピクセル化又は非ピクセル化ディスプレイユニット(例えば、単一のLED、LEDのアレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、アクティブマトリクス有機発光ダイオード(AMOLED)ディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ(ELD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、eインクディスプレイ)を備えていてもよい。当業者は、当技術分野で知られている任意の手法に従ってそのような表示を実装することができる。そのようなディスプレイは、エアロゾル供給システム1の使用に関する使用情報をユーザに表示するために使用することができる。任意選択的なディスプレイユニット16を介してユーザに表示されることがある使用情報の例示的な形式については、本明細書でさらに述べる。
少なくとも1つの視覚フィードバックインジケータ28が提供され、ディスプレイ領域が再利用可能デバイス部品2のハウジングの外面に見え、視覚フィードバックインジケータ28は、デバイスの動作又はステータスの1つ又は複数の態様に関して視覚フィードバックをユーザに提供するように構成される。そのような視覚フィードバックは、例えば、システムがオンかオフか、選択されている動作モード、装填量又はエアロゾル供給システムに残っているエアロゾル生成材料の量、加熱要素の温度、又はユーザがデバイスを咥えて息を吸っている強度(例えば本明細書でさらに述べる空気流センサから導出される)に関する情報を含むことがある。そのような情報は、エアロゾル供給デバイスでのパフ又はセッションの前、最中、及び/又は後に示されてもよい。そのような情報を表示するために使用される視覚フィードバックインジケータは、例えば、LCD、LED、OLED、AMOLED、ELD、PDP、eインクディスプレイ、又は当業者に知られている任意の他の形式のピクセル化ディスプレイパネルを含む、複数のピクセルを備えるディスプレイパネルを備えることがある。追加又は代替として、視覚フィードバックインジケータ28は、1つ又は複数のLEDなどの1つ又は複数の非ピクセル化ディスプレイ要素を備えることがある。本明細書でさらに述べるように、少なくとも1つの視覚フィードバックインジケータ28は、再利用可能デバイス部品2のハウジング内に配置された1つ又は複数の発光視覚フィードバック要素から、再利用可能デバイス部品2のハウジング表面上で、表面内で、又は表面を通して見える1つ又は複数のディスプレイ領域へ視覚フィードバック信号を導くように構成された、1つ又は複数の光パイプ、光ファイバ、又は他の透明若しくは半透明の光透過要素などの1つ又は複数の導光要素をさらに備えていてもよい。
コントローラ22は、エアロゾル供給システムの動作を制御して、本明細書でさらに述べる本開示の実施形態による機能を提供すると共に、そのようなデバイスを制御するための確立された技法と併せてエアロゾル供給システムの従来の動作機能も提供するように適切に構成/プログラムされる。コントローラ(プロセッサ回路構成)22は、エアロゾル供給システム1の動作の異なる態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えると考えることができる。この例では、コントローラ22は、ユーザ入力に応答して電源26からエアロゾル生成器48への電力の供給を制御するための電源制御回路構成と、ユーザ入力に応答して構成設定(例えばユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路構成と、ディスプレイ駆動回路構成やユーザ入力検出回路構成など、エアロゾル供給システムの本明細書で述べる原理及び従来の動作態様に従った機能に関連する他の機能ユニット/回路構成とを備える。コントローラ22の機能は、例えば、所望の機能を提供するように構成された、1つ又は複数の適切にプログラムされたプログラマブルコンピュータ(複数可)、及び/又は1つ又は複数の適切に構成された特定用途向け集積回路(複数可)/回路構成/チップ(複数可)/チップセット(複数可)を使用して、様々な異なる方法で提供することができることを理解されたい。コントローラ22は、Bluetooth、近距離通信(NFC)、又はZigbeeなどの無線転送プロトコルを介して、再利用可能デバイス部品2とスマートフォンやパーソナルコンピュータ(図示せず)などの外部コンピューティングデバイスとの間でのデータの転送を可能にする無線トランシーバ及び関連の制御回路構成を備えていてもよい。コントローラ22は、データ記憶及び転送のための確立された技法に従って、エアロゾル供給システムの使用に関連するデータを記憶するために使用することができる1つ又は複数のデータ記憶要素(例えば、ROM又はRAM要素などのメモリ要素)も備える。
本開示のいくつかの実施形態では、再利用可能デバイス部品2は、コントローラ22に電気的に接続され、空気入口24とマウスピース41との間の空気流路の一部と流体連通する圧力センサ又は流量センサ(例えばホットワイヤ風速計)などの空気流センサ30を備えていてもよい。空気流センサ30は、例えば、空気入口チャネル25又はチャンバ50の壁に配設されてもよく、及び/又は空気入口チャネル25又はチャンバ50によって画定される空気流路の一部に少なくとも部分的に延びていてもよい。いくつかの実施形態では、デバイス内の空気流路の一部での空気流の温度を決定できるようにする空気流及び温度の複合センサが使用される。いくつかの実施形態では、空気流センサは、いわゆる「パフセンサ」を備え、空気流センサ30からの信号は、ユーザがデバイスでパフを行っているときを検出するためにコントローラ22によって使用される。いくつかの実施形態では、(例えば、コントローラ22が、空気入口24とマウスピース41との間の空気流路内の圧力及び/又は流量を示す空気流センサ30からの信号を検出し、それが予め定義された閾値を超えている又は閾値未満であることを判断することによる)ユーザパフの検出が、エアロゾル生成器/ヒーター48への電力の供給を制御するためにコントローラ22によって使用される。したがって、コントローラ22は、少なくともコントローラ22によって空気流センサ30から受信された信号に応じて、電源26からエアロゾル生成器48に電力を分配することがある。空気流センサ30から出力された信号(コントローラ22によって生成される、空気流センサの容量、抵抗、又は他の特性の尺度を含んでいてもよい)が、電源26からエアロゾル生成器48への電力の供給を制御するためにコントローラ22によって使用される具体的な方法は、当業者に知られている任意の手法に従って(例えば、空気流センサ30によって出力される信号に基づいて決定されるエアロゾル供給システムを通る空気流の特性(例えば、圧力、流量、及び/又は速度)に比例する電力量をエアロゾル生成器48に提供することによって)実現することができる。いくつかの場合には、圧力センサから受信された信号(すなわち、エアロゾル生成器48が「パフ作動」される)が、(例えば、空気流センサ30から受信される信号に基づいて決定される空気流パラメータ値が予め定義された閾値の一方の側にあるときには電力を供給し、空気流パラメータ値が予め定義された閾値の他方の側にあるときには電力を供給しないことによって)エアロゾル生成器48への電力の供給をオン及び/又はオフに切り替えるためにコントローラ22によって使用される。他の実施形態では、エアロゾル生成器48への電力の供給は、他の手段によって(例えばボタン14によって)制御され、電力の送達は、空気流センサからコントローラ22によって受信された信号に基づいて修正される(例えば、空気流センサ30から受信された信号に基づいて決定された空気流パラメータに比例して変調される)。しかし、空気流センサの包含は任意選択であり、いくつかの実施形態では空気流センサが含まれないことを理解されたい。そのような実施形態では、エアロゾル生成器48への電力の供給は、ボタン14によってオン及びオフに切り替えることができ、又はボタン14によってオンに切り替えることができ、予め定められた若しくは予め定義された期間が経過した後にコントローラ22によってオフに切り替えられる。例えば、コントローラ22は、予め定められた又は予め定義された入力信号を検出する(例えば、ボタン14を介して供給される、又はユーザが消耗部品4をチャンバ50に挿入したことを適切なセンサによって検出することを含む)と、コントローラはバッテリー26からエアロゾル生成器48に電力を供給し始め、タイマーを開始することがある。タイマーの経過時間/作動持続時間が予め定義された閾値(例えば210秒)に達すると、コントローラ22は、エアロゾル生成器48への電力の供給を停止することがある。所与の電力レベルでのエアロゾル生成器48の作動持続時間は、エアロゾル生成器48が消耗部品4内の予め定義された量のエアロゾル生成材料48をエアロゾル化/揮発するのにかかる時間に基づいて設定することができる。適切な作動持続時間(すなわち、エアロゾル生成器48の作動から、その後、コントローラ22がエアロゾル生成器48への電力の供給を自動的にオフにするまでの時間)は、実験又はモデリングを使用して所与の消耗部品4について決定することができる。
いくつかの実施形態では、消耗部品4がチャンバ50に挿入される再利用可能部品2のアパーチャ51は、ドア(図示せず)によって開閉され、ドアは、閉位置と開位置との間で可動であり、開位置にあるときに再利用可能デバイス部品2への消耗部品4の挿入を可能にする。ドアは、再利用可能デバイス部品のマウスピース端面と同一平面上にあってもよく、開位置と閉位置との間で軸線に沿って摺動する、又は開位置と閉位置との間で回転するように構成される。ばね又は磁石がドアを開位置及び閉位置に付勢し、ユーザがドアをいずれかの位置に摺動又は回転させた後、ドアを開位置又は閉位置のいずれかに保持することができる。
再利用可能部品2は、典型的には、消耗品チャンバ50の加熱領域53の近傍に配置されたエアロゾル生成器48を備える。エアロゾル生成器は、例えば加熱により、消耗部品4のエアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるように構成された要素又は装置である。したがって、いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器48は、エアロゾル生成材料から1つ又は複数の揮発性物質を解放してエアロゾルを形成するために、消耗部品4のエアロゾル生成材料を熱エネルギーにさらすように構成されたヒーターを備える。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器は、加熱することなくエアロゾル生成材料からエアロゾルが生成させるように構成される。例えば、エアロゾル生成器48は、消耗部品4のエアロゾル生成材料を振動、加圧、又は静電エネルギーのうちの1つ又は複数にさらして、エアロゾル生成材料を揮発させるように構成される。図1に示されるような二部品デバイスでは、エアロゾル生成器48の一部が、再利用可能デバイス部品2及び/又は消耗部品4のいずれかにあってもよいことを理解されたい。さらに、いくつかの場合には、消耗部品4は、電動式のエアロゾル生成器(例えばヒーター)を含むカートリッジを備えていてもよく、再利用可能デバイス部品2のエアロゾル生成器48に加えて又はその代わりに、再利用可能デバイス部品2は、チャンバ50に配設された電気接点を備える電気インターフェースを備えていてもよく、この電気インターフェースは、消耗部品4がチャンバ50に完全に受け入れられたときに、消耗部品4でのエアロゾル生成器を、再利用可能デバイス部品4での電源26及びコントローラ22と電気的に接続する。
本開示のいくつかの実施形態では、少なくとも1つの加熱要素を備えるエアロゾル生成器48は、中空の内部加熱チャンバを有する円筒管として形成され、エアロゾル生成材料43を備える消耗部品4が加熱のために挿入されるチャンバ/収容凹部50の加熱領域53に、使用時に熱エネルギーを提供するように構成される。本明細書にさらに述べるように、加熱要素は、チャンバ50を備える管の一部を直接形成してもよく、又はチャンバ50を備える管の加熱領域53の周囲又は近位に配設されてもよい。エアロゾル生成器/ヒーター48に関する様々な配置が可能である。いくつかの実施形態では、ヒーター48は、単一の加熱要素(例えば、抵抗トレース、トラック、及び/又は巻線)を備えていてもよく、又はチャンバ50の長手方向軸線に対して長手方向又は横方向(例えば径方向)に整列された複数の加熱要素で形成されてもよい。ヒーター48に備えられる1つ又は複数の加熱要素はそれぞれ、環状若しくは管状でもよく、又はその周囲で少なくとも部分的に環状又は部分的に管状でもよい。1つ又は複数の加熱要素は、例えばポリイミドフィルムを含む耐熱性基板に1つ又は複数の抵抗トラックを備える1つ又は複数の薄膜ヒーターを備えていてもよい。1つ又は複数の加熱要素は、例えば窒化アルミニウム又は窒化ケイ素セラミックを含むセラミック材料を含んでいてもよく、この材料は、当技術分野で知られている手法に従って1つ又は複数の発熱層と積層及び焼結されてヒーターを形成する。例えば、誘導加熱要素、赤外放射を放出することによって加熱する赤外線ヒーター要素、又は例えば抵抗電気巻線によって形成される抵抗加熱要素を含む、他のヒーター構成も可能である。抵抗加熱要素の場合、抵抗巻線は、セラミック、金属、若しくは耐熱性ポリマー管の周りに配設されてもよく又はそのような管内に埋め込まれてもよく、この管は、チャンバ50の加熱領域53を備えて又はその周りに配置されて、加熱領域53内のキャビティに熱を放出する。バッテリー26は、必要とされるときに電力を供給するために加熱要素に電気的に結合され、制御回路構成22の制御下で消耗品4のエアロゾル化可能材料を加熱する(本明細書でさらに論じるように、エアロゾル化可能材料を燃やすことなくエアロゾル化可能材料を揮発させる)。
消耗部品のエアロゾル生成材料がエアロゾル生成器/ヒーター48によって気化される速度は、エアロゾル生成器48に供給される電力の量に依存する。したがって、エアロゾル生成器48に電力を印加して、消耗品4のエアロゾル生成材料からエアロゾルを選択的に生成することができ、さらに、例えばコントローラ22の制御下でのパルス幅及び/又は周波数変調技法によって、エアロゾル生成器48に供給される電力の量を変更することによってエアロゾル生成の速度を変更することができる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器48に含まれる少なくとも1つの加熱要素は、例えばステンレス鋼で形成され、消耗部品4を受け入れるチャンバ50の壁の一部を備える熱伝導管によって支持されてそれを取り囲む。少なくとも加熱要素(複数可)に近接する管の部分は、チャンバ50の加熱領域53を備えると考えることができる。チャンバ50を備える管の内径は、管内に挿入すべき消耗部品4の直径に応じてサイズ設定される。管は、アパーチャ51でのより広い直径から、アパーチャ51に対して遠位のチャンバ底部でのより狭い直径へわずかにテーパが付いていてもよく(図示せず)、それにより、消耗部品4がチャンバ50内に摺動される場合、消耗部品4がチャンバ50内への移動の最後に達するときにマウスピース41に対して遠位の端部がわずかに径方向に圧縮され、消耗部品4がチャンバ50内に優しく保持される。この配置は、例えば使用中に再利用可能デバイス部品4が逆さにされた場合に、意図せずに消耗品4が再利用可能デバイス部品4から滑り落ちることを防止することができる。さらに、チャンバ50は、消耗部品がチャンバ50内に容易に方向づけされるようにするために、アパーチャ端部でわずかにフレア状に広げられる又は面取りされる。したがって、チャンバ50は、使用時、エアロゾル生成材料を含む消耗部品4を支持するための細長い支持体として作用することができる。加熱領域53でのチャンバ50の直径は、一般に、消耗部品4の直径に密接に合致するように選択され、消耗部品4の外面とチャンバ50の加熱領域53の内面の大部分との接触を保証し、エアロゾル生成器48に含まれる1つ又は複数の加熱要素から消耗部品4への熱の効率的な伝熱を可能にする。
エアロゾル生成器48がヒーターを備える実施形態では、チャンバ50の加熱領域53を備える管は、ヒーター48から消耗部品4に熱を伝達する材料を含み、一般に金属又は金属合金、例えばアルミニウム、金、鉄、ニッケル、コバルト、導電性カーボン、グラファイト、鋼、普通炭素鋼、軟鋼、フェライト系ステンレス鋼、モリブデン、銅、及び青銅からなる群から選択される1つ又は複数の材料を含む。他の実施形態では、チャンバ50の加熱領域53を備える管の区域は、熱伝導性がある限り、異なる材料から作製されてもよい。他の実施形態では、他の加熱要素48が使用されてもよい。例えば、加熱要素48は、再利用可能部品2内に配設された駆動コイル(図示せず)などの1つ又は複数の磁界発生器によって発生された磁界にさらされるときに誘導によって加熱されるサセプタ(例えば、チャンバ50を備える管の一部)を備えていてもよい。
典型的には、エアロゾル生成器48が1つ又は複数の加熱要素を備える場合、エアロゾル生成器48は、消耗部品4のエアロゾル生成材料の分布に応じて寸法設定され、それにより、消耗品4が再利用可能デバイス部品2に挿入されるときに、消耗部品のエアロゾル生成材料の実質的にすべてを使用時に加熱することができる(例えば、消耗部品4がチャンバ50に完全に受け入れられるとき、チャンバ50の軸線に沿った加熱領域53の長手方向範囲が、消耗部品4のエアロゾル生成材料43の分布の長手方向範囲と合致することがある)。いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器48に含まれる1つ又は複数の加熱要素は、消耗部品4のエアロゾル生成材料の選択された区域を、望みに応じて(例えば、加熱領域53を備えるチャンバ50の長さに沿って独立して制御可能な加熱要素を分配することによって)、例えば順次に(時間の経過と共に)又は一緒に(同時に)独立して加熱することができるように配置されてもよい。
本明細書でさらに述べるように、いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器48は、チャンバ50の加熱領域53を備える、加熱領域53に埋め込まれる、又は加熱領域53を取り囲む中空円筒管の形態である。加熱領域53を備える管の内側部分によって形成されるチャンバは、典型的には、(伸張領域/チャンバと呼ばれることもある)チャンバ50の非加熱領域52を介して、再利用可能デバイス部品2のマウスピース端部でアパーチャ51と流体連通する。そのような実施形態では、非加熱領域52は、アパーチャ51に隣り合う又はアパーチャ51を備える第1の開端部と、チャンバ50の加熱チャンバ領域53に隣り合う第2の開端部とを有する管体を備える。このようにして、非加熱領域52及び加熱領域53は、端から端まで配置されたチャンバ50の管状部分と考えることができる。一般に、消耗部品4の非マウスピース端部が非加熱領域52を通って加熱領域53に滑らかにつながることを保証するために、伸張領域52及び加熱領域53の直径は、それらの間の境界面で合致される。チャンバ50を備える管の非加熱/伸張領域52及び加熱領域53は、別個に形成されて機械的接合プロセスによって接続されてもよく、又は一体に形成されてもよい。いくつかの実施形態では、非加熱領域52は、アパーチャ51に向かって広がるフレア状区域(図示せず)と、加熱領域53との境界面の近位での実質的に一定の内径の区域とを備える。
いくつかの実施形態では、消耗部品4は、消耗部品4が再利用可能デバイス部品2に完全に挿入されるときに、チャンバ50の加熱領域53の内部にある消耗部品4の区域で、マウスピース41に対して遠位の端部にエアロゾル生成材料43を有する又は含む円筒形ロッドの形状である。具体例を提供するために、一実施形態では、消耗部品4は、約8mmの直径及び約84mmの長さを有する。再利用可能デバイス部分のチャンバ50の深さは、消耗部品4の長さに対してサイズ設定され、消耗部品4のマウスピース端部41は、典型的には、消耗部品4がチャンバ50に完全に挿入されたときにアパーチャから(例えば、10mm、20mm、30mm、又は30mm超だけ)延び出る。したがって、消耗部品4のマウスピース端部は、典型的には、再利用可能デバイス部品2からアパーチャ51の外に延び出る。消耗部品4は、マウスピース41とエアロゾル生成材料43の領域との間に配設された、エアロゾルを濾過/冷却するためのフィルター/冷却要素44を含んでいてもよい。消耗部品4は、典型的には、紙材料、及び/又は金属箔、及び/又はネイチャーフレックス(Natureflex)(商標)などのポリマーフィルムを含んでいてもよい包装材/外層(図示せず)で周方向に包まれる。消耗部品4の外層は通気性でもよく、エアロゾル生成材料43からのいくらかの加熱揮発成分を、マウスピース41に到達する前に消耗部品2から逃がす。いくつかの実施形態では、包装材は、エアロゾル生成材料43の近傍に金属材料を含んでいてもよく、この金属材料はサセプタとして機能するように構成され、サセプタは、再利用可能デバイス部品2での1つ又は複数の磁界発生器/駆動コイル(図示せず)によって誘導加熱され、誘導加熱によりエアロゾル生成材料43を加熱する。例えば、そのような実施形態では、エアロゾル生成器48は、消耗品4の金属包装材の誘導加熱を誘発するように構成された1つ又は複数の磁界発生器/駆動コイル、及び/又は消耗部品4のエアロゾル生成材料43の加熱を誘発するために消耗部品4のエアロゾル生成材料43に埋め込まれた1つ又は複数のサセプタ要素を備えていてもよい。上述した消耗部品4の構成は例示的なものであり、当技術分野で知られている手法に従って当業者が消耗部品の全体的な構造を修正することができることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成器48は、(本明細書でさらに述べる加熱のための手法に従って)消耗部品4に熱を伝達するように構成された少なくとも1つの加熱要素と、(本明細書でさらに述べる手法に従って)消耗部品4に含まれる少なくとも1つのサセプタ要素を誘導加熱するように構成された少なくとも1つの磁界発生器/駆動コイルとを備える。そのような実施形態では、エアロゾル生成材料43は、複数のエアロゾル生成材料を備えていてもよく、そのうちの少なくとも第1のエアロゾル生成材料は、エアロゾル生成器48から消耗部品4に伝達される熱によって加熱され、少なくとも第2のエアロゾル生成材料は、消耗品4に含まれるもしくは消耗品4上の1つ又は複数のサセプタによって加熱される。
エアロゾル生成器48が消耗部品4を加熱するように構成される場合、エアロゾル生成器48の一部、及び/又はチャンバ50の加熱領域53、又は消耗部品4、又は再利用可能デバイス部品2の任意の部分の温度が、1つ又は複数の温度センサを使用してコントローラ22によって検出されてもよい。例えば、エアロゾル生成器48に含まれる加熱要素は、その抵抗が温度と共に変化するような抵抗温度係数特性を有する材料を含んでいてもよい。コントローラ22は、既知の手法によって加熱要素の抵抗を決定し、この結果を、加熱要素の抵抗と温度とを結び付ける実験又はモデリングによって導出されたルックアップテーブルと比較して、測定された抵抗に基づいてエアロゾル生成器48の温度を推定することができる。代替又は追加として、サーミスタなどの1つ又は複数の温度感知素子が加熱領域53の近傍に配置され(例えばチャンバ50の加熱領域53を備える管に取り付けられ又は埋め込まれ)てもよく、上記サーミスタは、コントローラ22に接続されて、コントローラが消耗部品4及び/又は加熱領域53の温度を監視できるようにする。同様に、空気入口チャネル25での空気の温度が、1つ又は複数の温度センサ(例えば、温度及び圧力の複合センサ又はサーミスタ)によって監視されてもよい。
典型的には、ヒーター48によるエアロゾル生成材料43の加熱によって生成される加熱揮発成分のための主流路は、軸方向で消耗部品4を通り、フィルター/冷却要素44(含まれる場合)を通って、マウスピース41の開端部を通ってユーザの口に入る。しかし、揮発成分の一部は、消耗部品4からその透過性の外側包装材を通って、非加熱チャンバ領域52内の消耗部品4を取り囲む空間(例えば、消耗品4の外面と、非加熱/伸張チャンバ領域53のフレア状部分でのチャンバ50の内面との間の任意選択的なギャップ(図示せず)によって形成される空間)に逃げることがある。
本明細書で使用するとき、「エアロゾル生成材料」43という用語は、典型的には、加熱時に典型的には蒸気又はエアロゾルの形で揮発成分を提供する材料を含む。「エアロゾル生成材料」は、タバコを含まない材料でもタバコを含む材料でもよい。「エアロゾル生成材料」は、例えば、タバコ自体、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ抽出物、均質化タバコ、又はタバコ代替品のうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。エアロゾル生成材料は、粉砕タバコ、刻みタバコ、押出タバコ、再生タバコ、再生エアロゾル生成材料、液体、ゲル、非晶質固体、ゲル化シート、粉末、又は塊などの形態であり得る。「エアロゾル生成材料」は、他の非タバコ製品を含んでいてもよく、製品に応じてニコチンを含んでいても含んでいなくてもよい。「エアロゾル生成材料」は、グリセロール、プロピレングリコール、トリアセチン、又はジエチレングリコールなど1つ又は複数の保湿剤を含んでいてもよい。
上記のように、エアロゾル生成材料43は「非晶質固体」を含んでいてもよく、非晶質固体は、代替として「モノリシック固体」(すなわち非繊維性)又は「乾燥ゲル」と呼ばれることもある。非晶質固体は、液体など何らかの流体を中に保持することができる固体材料である。いくつかの場合には、エアロゾル生成材料は、約50重量%、60重量%、又は70重量%の非晶質固体から、約90重量%、95重量%、又は100重量%の非晶質固体までを含む。いくつかの場合には、エアロゾル生成材料は非晶質固体からなる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル生成材料は、非液体エアロゾル生成材料であり、再利用可能デバイス部品は、非液体エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させるためのものである。
消耗部品4のエアロゾル生成材料の揮発性成分(複数可)のすべて又は実質的にすべてが使い果たされると、ユーザは、消耗部品4を再利用可能デバイス部品1から取り外して消耗部品4を廃棄することができる。ユーザは、その後、別の消耗部品4を用いて再利用可能デバイス部品2を再使用することができる。しかし、他のそれぞれの実施形態では、エアロゾル生成材料の揮発性成分(複数可)が消費された後、消耗部品4と再利用可能デバイス部品2とが一緒に廃棄されてもよい。消耗部品4は、単一の加熱サイクル(例えば210秒の作動持続時間)にわたって加熱及び消費されるように構成されたエアロゾル生成材料43の量を有して構成され、又は複数の加熱サイクルにわたって消費されるように構成されたエアロゾル生成材料43の量を有して構成される。後者の場合、消耗部品4は、再利用可能な消耗部品4と考えることができる。
いくつかの実施形態では、消耗部品4は、消耗部品4と共に使用可能な再利用可能デバイス部品2とは別個に販売、供給、又は別の方法で提供されてもよい。しかし、いくつかの実施形態では、再利用可能デバイス部品2と、消耗部品4の1つ又は複数とが、場合によっては洗浄用具などの追加の構成要素と共に、キット又はアセンブリなどのシステムとして一緒に提供されてもよい。
本明細書でさらに述べるように、コントローラ22は、再利用可能デバイス1に含まれる1つ又は複数のフィードバックメカニズム/インジケータを介してユーザに示すことができる。そのような情報は、「フィードバック」又は「使用情報」と呼ばれることがあり、視覚フィードバックインジケータ28(本明細書でさらに述べる)、ディスプレイユニット16、音声フィードバックメカニズム(スピーカなど)、又は力覚フィードバックメカニズム(偏心回転質量アクチュエータなど)のうちの1つ又は複数を使用してユーザに標示されてもよい。
本開示の特定の実施形態によれば、ユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、コントローラ22及びインジケータ(例えば、ディスプレイ16、視覚フィードバックインジケータ28、又はオーディオ若しくは触覚フィードバックデバイス)を備え、コントローラが、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給システムが述べられている。インジケータを制御することによって、制御ユニットは、インジケータの動作を変更するように構成される。いくつかの例では、制御ユニットは、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して、インジケータを作動させる(例えばオンにする/標示を発出する)ことができる。いくつかの例では、制御ユニットは、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して、インジケータを作動停止させる(例えばオフにする/標示を止める)ことができる。いくつかの例では、制御ユニットは、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して、インジケータに、インジケータによって発出される標示を変更又は調整させる(例えば標示のモードを変更させる)ことができる。デバイスの表面温度の上昇によって、皮膚に近接したときに不快に感じることがある、及び/又は加熱により損傷を受けやすい所持品に跡が付いたり他の損傷が生じたりするおそれがあるため、ユーザがデバイスの表面温度の上昇を望ましくないと考えることがあるという前提で、本開示の実施形態によるコントローラ22を有するデバイス部品2は有利である。
「使用セッション」とは、ユーザがエアロゾル供給デバイス1を使用する又は使用可能である期間(すなわち、使用のセッション)を意味する。いくつかの例では、使用セッションは、使用セッションの開始から使用セッションの終了までの連続した期間でもよい。いくつかの例では、使用セッションは、コントローラ22がエアロゾル供給システム1を制御して、ユーザが吸入するためのエアロゾルを消耗品4から生成する期間である(いくつかの例では、予熱段階も使用セッションの一部と考えることができる)。いくつかの例では、使用セッションは、(例えば空気流センサ30によって測定される)ユーザがデバイスを咥えて吸っている累積期間である。いくつかの例では、使用セッションは、デバイス1の累積使用量が監視される移動時間ウインドウ(すなわち期間)である(例えば、1分間の移動ウインドウ内の累積使用量が監視される)。
「予め定義された」とは、コントローラ22が、使用セッションの開始前、使用セッションの開始時若しくは使用中、又は使用セッションの終了時に、関連する値又はパラメータ(例えば、予め定義されたレベル又は閾値)を取得又は決定することを意味する。いくつかの例では、コントローラ22には、製造中(例えばソフトウェアのインストールの一部として)又はソフトウェアの更新中に、関連する値又はパラメータが提供される。したがって、コントローラ22は、関連する値を記憶するメモリなどから関連する値を取得することができる。いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの前、開始時若しくは最中、又は終了時(例えば、周囲温度などの周囲条件を考慮に入れた起動プロセス又は初期化プロセス中)に、関連する値又はパラメータを決定(例えば計算又は推定)する。いずれの場合にも、値が予め定められ又は予め選択され、その後、エアロゾル供給システムの温度を関連する値(例えばレベル又は閾値)と比較する。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの開始(例えば、使用セッションが開始した又は始まったと考えられる、使用セッションに関する開始時点)を特定するように構成される。例えば、使用セッションの開始は、ユーザがデバイスを使用しようとしていることを示すコマンドがコントローラ22によって最初に受信された時点、又は非使用期間後のエアロゾル生成器の最初の作動時点であり得る。いくつかの例では、ユーザは、ボタン14などのユーザインターフェースと対話して、エアロゾル供給デバイス1を使用したい旨を示し、コントローラ22は、ユーザとの対話に基づいて使用セッションの開始を特定する。いくつかの例では、ユーザがデバイスを咥えて吸い(すなわちパフを行い)、空気流センサ30が、ユーザがパフを開始したことをコントローラ22に示し、コントローラ22が、空気流センサ30からの指示に基づいて使用セッションの開始を特定する(例えば、空気流センサ30からの信号が予め定義された閾値を横切った時点として、使用セッションの開始を特定する)。いくつかの例では、ユーザが新たな消耗部品4を再利用可能デバイス部品2に挿入し、コントローラ22は、新たな消耗部品4が挿入されたという判断に基づいて、使用セッションの開始を特定する。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了(例えば、エアロゾル生成器がエアロゾルの生成を停止する時点、及び/又はエアロゾル生成器48に電力が供給されなくなる時点)を特定するように構成される。使用セッションの終了を特定することによって、インジケータによって提供される標示を、使用セッションの終了からの時間に対応するより正確な時点(例えば、使用セッションの終了後のクールダウン期間の終了時)に提供することができる。いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了を特定した後、クールダウンタイマーを開始することができる。いくつかの例では、クールダウンタイマーは、使用セッションの長さに基づいて予め定義される、及び/又は使用量(例えば、エアロゾル供給システムによって生成されるエアロゾルの決定又は推定される量)に基づいて予め定義される期間である。いくつかの例では、使用セッションの終了を特定した後、コントローラ22は、システム1の温度が予め定義された閾値温度未満に低下する時点を決定するために、センサ読取値(例えば、本明細書でさらに述べる1つ又は複数の温度センサ読取値)の分析を開始することができる。いくつかの例では、使用セッションの終了後の予め定義されたクールダウン期間は、15秒、30秒、60秒、120秒、及び180秒を含む群から選択される持続時間よりも長い。いくつかの例では、予め定義されたクールダウン期間は、180秒、120秒、60秒、30秒、及び20秒を含む群から選択される持続時間未満である。
例えば、コントローラ22は、使用セッションの開始を特定し、特定された使用セッションの開始からの時間を(カウントによって)測定するように構成することができる。予め定義された持続時間は、セッション長と呼ばれることがあり、いくつかの例では、ユーザがデバイスを使用してエアロゾルを生成することを予想又は許可される時間に対応することができる。いくつかの例では、持続時間は、30秒~360秒の間、好ましくは1分~4分の間、より好ましくは2分~3分の間である。使用セッションの適切な長さは、消耗品4(例えば、エアロゾル生成材料のタイプ、量、及び分布)、及び消耗品からエアロゾルを生成するプロセス(例えば、エアロゾル生成器48のタイプ、及びエアロゾル生成器48を制御するために使用される設定、例えばエアロゾル生成器48に供給される電力レベル)に依存することを理解されたい。これらの例では、コントローラ22がカウントする前に1つのパラメータ(セッションの開始に対応する時点)を確立するだけでよいという点で、方法が簡略化される(したがってコントローラ22の処理リソースをあまり使用しない)ことが有利である。カウントされる期間は、カウントされる期間内に(エアロゾル生成材料をエアロゾル化するために)デバイスが熱し、次いで所要の温度まで冷えるのに十分な長さになるように選択される(例えば、加熱と冷却の段階を含む合計期間である)。理解されるように、予想されるセッション長に応じて、使用セッションの開始からカウントするための特定の期間を選択することができる。例えば、コントローラが、それぞれの使用セッションに関して1つ又は複数の予め定義されたセッション加熱スキームを有する場合、予め定義された加熱スキームのそれぞれに関して適切な合計期間を予め選択又は予め定義することができる。
いくつかの例では、予め定義された持続時間又は期間(セッション長)は、平均使用セッション長に基づく。コントローラ22は、現在の使用セッションの開始からの時間を、コントローラ22によってアクセス可能な平均使用セッション長と比較してもよい。いくつかの例では、平均使用セッション長は、コントローラ22のメモリに記憶される。いくつかの例では、平均使用セッション長は、エアロゾル供給システム1の製造時に又はソフトウェア更新によって提供される予め定義された値であり、実験又はモデリングによって決定される消耗品の予想される平均使用長さに対応することがある。そのような平均使用セッション長は、同時に製造された同様のデバイスが同じ予め定義された値を有するという点で、グローバル使用セッション長と呼ばれることがある。いくつかの例では、コントローラ22は、ユーザによるデバイス1の以前の使用に基づいて平均使用セッション長を計算又は他の方法で確立するように構成される(そのような平均使用セッションは、デバイスに固有であるので、ローカル使用セッションと呼ばれることがある)。いくつかの場合には、コントローラ22は、デバイス1の設定された使用回数の後(すなわち学習期間の後)に、平均使用セッション長の予め定義された値(例えばグローバル値)を上書きすることもあることを理解されたい。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了を、使用セッションの開始から予め定義された持続期間後に生じるものとして特定するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、エアロゾル供給システム1へのユーザ入力(例えば、エアロゾル供給システムとのユーザ対話)に基づいて使用セッションの終了を特定するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、ユーザによるエアロゾル供給システムの最後の作動に基づいて使用セッションが終了したことを特定するように構成することができ、最後の作動は、エアロゾル供給システム1に対するユーザの対話又は入力に対応する。いくつかの例では、最後の作動は、ユーザが、デバイスのユーザインターフェース(例えばボタン14)と対話する、及び/又は空気流センサ30と対話することに基づいて決定される。いくつかの例では、コントローラ22は、任意の検出された作動が最後の作動(すなわち、使用セッションの終了をマークするために行われた作動)であると仮定するように構成される。したがって、トリガ条件が満たされる(例えば、デバイス温度がレベル若しくは閾値未満に低下する、及び/又はクールダウン期間が満了する)前にデバイス1が再び作動された場合、コントローラ22は、新たな作動を最後の作動と考えることになる。コントローラ22は、トリガ条件が満たされる(例えば、デバイス温度がレベル若しくは閾値未満に低下する、及び/又はクールダウン期間が満了する)まで、新たな作動を監視し続けることができる。
いくつかの例では、コントローラは、ユーザがエアロゾル供給システム1と対話することによって使用セッションの終了を示したことに基づいて、使用セッションの終了を確立するように構成される。いくつかの例では、ユーザインターフェース(ボタン14など)とのユーザ対話がコントローラ22によって取得され、使用セッションが終了したことを示す。例えば、ユーザは、ユーザインターフェースと対話することによって、デバイスをスリープ、非アクティブ、又はオフモードに移行させることができる。いくつかの例では、ユーザは、消耗部品4を再利用可能デバイス部品2から取り出す又は取り外すことによってエアロゾル供給システム1と対話し、コントローラ22は、消耗部品2が再利用可能デバイス部品2から切り離された時点を特定するように構成される。いくつかの例では、ユーザは、消耗部品2が再利用可能デバイス部品2に少なくとも部分的に挿入されるアパーチャ51を覆うように構成されたドアなどを閉じることによって、エアロゾル供給システム1と対話する。
いくつかの例では、コントローラ22は、エアロゾル供給システムのエアロゾル生成器48の最後の作動に基づいて使用セッションの終了を特定するように構成される。いくつかの例では、エアロゾル生成器48の作動は、最後の作動が予め定義された時点(例えば、予め定義された加熱プロファイルの開始からの経過時間)で生じるように、予め定義された加熱プロファイルに従ってコントローラ22によって制御される。いくつかの例では、エアロゾル生成器48は、ユーザがデバイスのユーザインターフェース(例えばボタン14)と対話すること及び/又は空気流センサ30と対話することに従って作動され、エアロゾル生成器48の最後の作動は、ユーザインターフェース及び/又は空気流センサ30の最後の作動に実質的に対応する。
いくつかの例では、コントローラ22は、消耗部品4のエアロゾル生成材料43から生成されたエアロゾルの量を監視又は推定することによって、推定される使用量に基づいて使用セッションの終了を特定するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、ヒーター電力、空気流量、消耗品のタイプ、及びセッション時間のうちの1つ又は複数に基づいて、生成されるエアロゾルの量を計算又は推定するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、特定の使用量(例えば、エアロゾル生成材料43から生成されたと決定又は推定される特定のエアロゾル量)後にカットオフを実施するように構成され、カットオフは、コントローラ22がエアロゾル生成器48への電力供給を止めること及び/又はエアロゾル生成器48へのさらなる電力供給を防止することを含む。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了を特定するための上記の手法の組合せに基づいて使用セッションの終了を特定又は決定するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、複数の基準が満たされた(例えば、推定使用量が満たされ、エアロゾル生成器の最後の作動が満たされた)ときに使用セッションの終了を決定する。いくつかの例では、コントローラ22は、複数の基準を含むセットからの1つ又は複数の基準が満たされたときに、使用セッションの終了が生じたと判断する(例示的な基準は、セッションを終了していることを示すためにユーザがデバイスと対話すること、及び/又は推定使用量に関する予め定義された閾値が満たされていること、及び/又はセッション開始からの合計時間を含むことがある)。上記の例に基づいて、使用セッションの終了を特定するために使用することができる基準の取り得る組合せが多数存在することを理解されたい。
図2は、本開示の特定の実施形態による、エアロゾルを生成するための電子エアロゾル供給システム/デバイス1の一態様を制御する方法を概略的に示す。
図2の第1のステップ220で、コントローラ22は、(例えば使用セッションの終了後に)エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断するように構成される。いくつかの例では、エアロゾル供給システム1又は再利用可能デバイス部品2の温度は、エアロゾル供給システム1又は再利用可能デバイス部品2内の予め定義された位置(例えば、デバイス内の温度センサの位置)の温度を含む。いくつかの例では、エアロゾル供給デバイス/システム1内/上の予め定義された位置は、エアロゾル供給システム1の再利用可能デバイス部品2の外側ハウジングでの位置を含む。いくつかの例では、エアロゾル供給デバイス1の温度は、エアロゾル供給デバイス1又はデバイス部品2の平均温度を含む。いくつかの例では、(例えばそれぞれ1つ又は複数のセンサに隣り合う)1つ又は複数の位置でのデバイスの温度が、別個の位置(例えばデバイスの表面)での温度を推測するために使用される。
いくつかの例では、コントローラは、特定された使用セッションの開始から予め定義された期間(例えば持続時間)後、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断/推定するように構成される。予め定義された期間は、使用セッションの終了後に満了又は終了し、予め定義された期間が終了したとき、デバイス1は、使用後(例えば使用セッション中の加熱期間/サイクル動作の後)に冷えている又は冷えたと推定される。予め定義された期間は、デバイスが使用されている又は使用可能である期間(すなわち使用セッション)とクールダウン期間との両方を含むので、合計期間と呼ばれることもある。言い換えると、コントローラ22は、使用セッションの開始からの経過期間に基づいて、再利用可能デバイス部品2の温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを判断する。いくつかの例では、コントローラ22は、特定された使用セッションの開始から予め定義された合計期間後、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定するように構成され、第1の予め定義された合計期間は、使用セッションの終了後に終了する。いくつかの例では、第1の予め定義された合計期間は、少なくとも1分の期間、少なくとも2分の期間、及び少なくとも5分の期間を含む群から選択される期間である。予め定義された合計期間は、エアロゾル生成器48に供給される電力の持続時間及び規模(したがって、エアロゾル生成器に供給されるエネルギー量)を定義する予め定められたエアロゾル化プロファイルに基づいて選択することができることを理解されたい。合計期間は、予め定められたエアロゾル化プロファイルがアクティブである時間の長さと、その予め定められたエアロゾル化プロファイルに関して選択されたクールダウン期間とを含み、予め定められたエアロゾル化プロファイル中に周囲の構成要素に放散した可能性のあるエネルギー量を考慮に入れる。
いくつかの例では、コントローラ22は、特定された使用セッションの終了から予め定義された期間後、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを判断するように構成される。予め定義された期間は、デバイスが使用後(例えばセッション/パフ後)に動作温度からより低い温度まで冷えていると考えられる期間を含むので、クールダウン期間又は持続時間と呼ぶことができる。いくつかの例では、クールダウン期間は、少なくとも15秒の期間、少なくとも30秒の期間、60秒の期間、及び少なくとも180秒の期間を含む群から選択される期間である。デバイスはクールダウン期間の終了後も冷え続けることがあり、したがってクールダウン期間は、デバイスが動作温度からより低い/より小さい温度まで冷えるのに必要な時間量の推定値であることを理解されたい。より小さい温度は、「安全」又は「快適」な温度でもよく、例えば、エアロゾル供給システム1(又は再利用可能デバイス部品2及び消耗品4のうちの1つ又は複数)が安全及び/又は快適に取り扱われる又は保管されるために適切に低い温度であるとユーザ試行から決定された温度でもよい。
いくつかの例では、コントローラ22によって決定されるクールダウン期間は、使用セッションの持続時間に応じて変化し、使用セッションの持続時間が長いほどクールダウン期間が長くなる。いくつかの例では、セッションが終了したことをコントローラ22が特定するとクールダウン期間が決定され、コントローラは、セッションの長さを特定し、特定されたセッション長に関して適切なクールダウン期間を計算又は決定する。したがって、クールダウン期間は、セッションの終了時に予め定められる。これらの例では、ユーザがデバイスを平均又は予想時間よりも短い時間だけ使用した場合、エアロゾル供給システム1は、エアロゾル生成器48からの熱がデバイス構成要素に同程度に放散されていないので、所与の温度に達する又はそれを下回るほど冷える必要はなく、これらの例では、クールダウン期間持続時間を短縮することができる。逆に、ユーザが平均又は予想よりも長い期間にわたってデバイスを使用した場合、より大きい熱量がデバイス構成要素に放散し、これらの例では、クールダウン期間持続時間を延長することができる。
いくつかの例では、図3に関連してより詳細に述べるように、コントローラ22は、使用セッションの終了後、1つの温度センサ、又はエアロゾル供給システム1に含まれる1つ又は複数の温度センサからの少なくとも1つの信号に基づいて、エアロゾル供給システム1の温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを判断するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、予め定義された閾値温度未満の温度を示す測定値又は信号を受信する。いくつかの例では、コントローラ22は、予め定義された閾値温度よりも高い温度を示す測定値を受信し、センサ位置と別の位置(例えば表面の位置)との関係に基づいて、センサ位置とは別の位置におけるデバイスの温度が予め定義された閾値温度未満であるという測定に基づいて計算、推定、又は確立を行う。例えば、コントローラ22は、センサの温度から絶対値(例えば5℃)又は相対値(例えば、センサ温度から使用セッション前に測定された周囲温度を引いた値に0.2などの係数を掛けた値)を引いた値として、別の位置での温度を計算するように構成される。
いくつかの例では、予め定義された閾値温度の値は、45℃未満の温度、40℃未満の温度、及び35℃未満の温度を含む群から選択される値である。いくつかの例では、予め定義された閾値温度の温度は、デバイスがユーザにとって快適であると考えられるレベル又は値、及び/又はエアロゾル供給システム1に接触する任意の材料への損傷のリスクが低減されるようなレベル又は値である。いくつかの例では、予め定義された閾値温度の温度は、(温度センサとは別個の)デバイスの表面領域がユーザに快適であると考えられるセンサの温度、及び/又は損傷のリスクが低減されるようなセンサの温度に対応する。例えば、デバイス内部の1つ又は複数のセンサの温度測定値と、デバイスの外面の温度との関係は、試験又はシミュレーションによって確立されてもよく、閾値温度は、センサの温度が閾値温度を下回るときに表面領域の温度が45℃未満の温度、40℃未満の温度、又は35℃未満の温度であると推定されるような値に設定することができる。例えば、ある関係は、デバイスの使用後、センサの温度が70℃を下回ったときにデバイスの外面の温度が35℃未満であることを特定することがあり、したがって、この特定の例では、閾値温度が70℃に設定され、デバイスの外面の温度が35℃の温度(例えば「安全」及び/又は「快適」な温度)であると推定されるときに標示を提供する。したがって、予め定義された閾値温度の値は、それ自体が「安全」な温度(すなわち、触れるのに安全/快適と考えられる温度)である必要はなく、事前の試験及び/又はシミュレーションに基づいて、デバイスの外面の予想温度に関して選択することができる。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了後、システムの温度が予め定義された/予め定められた閾値温度未満であると推定されることを判断するための複数の制御スキームを実装するように構成される。複数の制御スキームの使用は、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されるときを決定するための上述の手法の任意の1つが故障又は誤動作した場合の余剰を提供する。いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システム1の1つ又は複数の温度センサから受信された少なくとも1つの信号に基づいて、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを判断するように構成され、さらに、コントローラは、特定された使用セッションの終了から予め定義された期間が経過した後、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを判断するように構成される。本明細書で述べる例のいくつかでは、予め定義された期間は、温度(例えば、エアロゾル供給システム1の1つ又は複数の領域/構成要素の温度)が必要な量だけ(例えば、本明細書でさらに述べる「安全」及び/又は「快適」な温度まで)低下すると予想される持続時間を有するように設定することができ、したがって、コントローラ22は、エアロゾル供給システム1の1つ又は複数の温度センサから受信される少なくとも1つの信号に基づいて、予め定義された期間が経過する前に、システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると推定されることを特定することになる。したがって、これらの例では、予め定義された持続時間を使用するタイマーが、センサに基づいて温度が特定のレベルまで低下したと判断するためのバックアップとして機能する。
図2の第2のステップ230で、コントローラ22は、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成される。いくつかの例では、インジケータは、視覚標示、力覚標示、及び音声標示を含む群から選択される少なくとも1つの標示を提供するように構成される。言い換えると、温度が予め定義された閾値温度を下回ったとコントローラ22が判断又は推定すると、コントローラは、インジケータを異なる方法で挙動又は動作させ、インジケータは、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることをユーザに標示する。
いくつかの例では、インジケータは、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることをユーザに示すための標示を発出する(例えば作動する)。例えば、コントローラ22は、システムが予め定義された閾値温度未満に冷えたと判断又は推定すると、インジケータを制御して、システムが「低温」又は「安全」であることをインジケータに標示させる。
いくつかの例では、インジケータは、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることをユーザに示すための標示を発出するのを止める又は停止する(例えば作動停止する)。例えば、コントローラ22は、まず、インジケータを制御して、システムが「高温」であることをインジケータに標示させ、次いで、システムが予め定義された閾値温度未満に冷えたとコントローラ22が判断又は推定すると、インジケータを制御して(例えばスイッチをオフにして)、システムが「高温」であることを標示するのを停止する。
いくつかの例では、インジケータは、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度を超えていると判断又は推定されるときに第1の標示を発出し、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であると判断又は推定されるときに第2の異なる標示を発出して、エアロゾル送達システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることをユーザに標示する。例えば、コントローラ22は、まず、インジケータを制御して、システムが「高温」であることをインジケータに標示させ、次いで、システムが予め定義された閾値温度未満に冷えたとコントローラ22が判断又は推定すると、コントローラ22はインジケータを制御して、システムが「低温」又は「安全」であることをインジケータに標示させる。
標示は、視覚、音声、及び/又は力覚若しくは触覚標示を含んでいてもよい。例えば、視覚フィードバックメカニズム28又はディスプレイ16(又はデバイス部品2によって提供される別のディスプレイ)を使用して、ユーザに標示を提供することができる。いくつかの例では、標示は、(例えば、コントローラ22に含まれる無線トランシーバ回路構成によって提供されるBluetoothリンクを介して)コントローラ22と有線又は無線通信する別個のデバイス(例えばスマートフォン)を介してユーザに提供される。ユーザは、標示の変化(例えば、オンからオフ、オフからオン、又は第1のモードから第2のモード)を観察して、デバイス(又はデバイスの1つ又は複数の領域)の温度が「安全」な温度まで低下しているのでデバイスを(例えばバッグ、ポケット、又はケースに)安全にしまえることを特定することができる。システムが「低温」又は「安全」であることをコントローラ22がインジケータに標示させるいくつかの例では、コントローラ22は、デバイスが手動でオフに切り替えられるまで及び/又は非使用期間(タイムアウト期間など)が経過するまで、システムが「低温」又は「安全」であることをインジケータに標示させ続ける。図3は、本開示の特定の実施形態による例示的なデバイス部品2の断面図である。図1の例示的なエアロゾル供給システム1とは対照的に、図1の交換可能/使い捨て消耗品4は、簡略化のために省略されている。図1と同じ参照番号が付された図3の特徴は、図1に従って上述したのと同様に動作し、改めて説明しない。
本開示のいくつかの実施形態によれば、図3のデバイス部品2は、デバイス(又はデバイスの少なくとも一部)の温度を感知するための温度センサ61をさらに備える点で図1のデバイス部品2とは異なり、温度センサ61は、コントローラ22に電気的に接続される。電気接続により、温度センサ61がコントローラ22と通信できるようになる。例えば、電気接続により、温度センサ61は、温度測定値に対応する信号をコントローラ22に提供することができる。他の例では、温度センサ61は、代わりに、コントローラ22と無線通信するように構成される。
いくつかの例では、温度センサ61からコントローラ22に通信される信号は、温度センサ61による温度の測定値に対応する。例えば、センサ61は、コントローラ22に通信するために温度を計算又は他の方法で決定するように構成される。したがって、いくつかの例では、温度センサ61からコントローラ22に通信される信号は、温度を示すパラメータを含む。例えば、温度センサ61に関連する電圧又は抵抗などの電気的特性は、温度センサ61で取得される温度を示すことがある。これらの例のいくつかでは、コントローラ22は、温度を示すパラメータに基づいて温度を計算又は他の方法で決定するように構成される。例えば、コントローラ22は、温度センサ61から温度の測定値、又は温度を示す測定値(例えば、温度センサ61が非ゼロの抵抗温度係数を有する材料を含む場合には、温度に依存する電圧又は抵抗の測定値)を取得することができる。
これらの例のいくつかでは、温度センサ61がサーミスタを備える。サーミスタとは、サーミスタの抵抗が温度と共に変化し、その抵抗の変化に基づいて(例えば、抵抗に応じて変化する電気特性の測定値に基づいて)温度を確立することができることを意味する。これらの例のいくつかでは、温度センサ61は、センサ自体の処理能力を必要とせずに、温度センサ61に電流を流すことによってコントローラ22が温度読取値を取得することができる構成要素である。いくつかの例では、エアロゾル供給システムの温度は、再利用可能デバイス部品2又はエアロゾル供給システム1の外側ハウジングでの予め定義された位置の推定温度である。
いくつかの例では、コントローラ22は、温度センサ61によってデバイスの温度を測定又は他の方法で確立して、デバイスの温度(温度センサによって取得される)が予め定義された閾値温度未満であるかどうかを判断するように構成される。いくつかの例では、デバイスの温度とは、デバイス全体の温度(例えば、再利用可能デバイス部品2、消耗部品4、又はエアロゾル供給システム1全体の平均温度)、温度センサ61の近傍の(例えば、センサに隣り合う、センサに対して近位に配置される)エアロゾル供給システム1の部分の温度、又は温度センサ61から離れたエアロゾル供給システム1の部分の温度を意味し、その温度は、1つ又は複数の温度センサ61によって測定された温度から推測することができる(例えば、デバイス内部の温度の測定値を使用して、デバイスの表面が特定の温度未満であることを推測することができる)。
いくつかの例では、コントローラ22は、温度センサ(複数可)61の温度に基づいてデバイス部品2の動作の態様を制御するように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、温度測定に応答して、電源26からエアロゾル生成器48に電力を分配する又は分配を止めるように構成される。いくつかの例では、コントローラ22は、(例えば、ディスプレイ16、デバイス部品2の視覚フィードバックメカニズム28、音声若しくは力覚フィードバックメカニズムによって、又はコントローラ22と通信するモバイルコンピューティングデバイスなどの別個のデバイスによって)ユーザに温度を表示又は他の方法で通信するように構成される。
いくつかの例では、コントローラ22は、使用セッションの終了後、センサからのセンサ読取値に基づいて、システムの温度が予め定義された閾値温度を下回ったと推定される時を標示するように構成される。いくつかの例では、ユーザへの標示は、視覚、音声、及び/又は触覚標示を含む。例えば、視覚フィードバックメカニズム28、又はデバイス部品2によって提供される別のディスプレイを使用して、ユーザに標示を提供することができる。
いくつかの例では、温度センサ61は、実質的に、エアロゾル生成器48をデバイス部品2のハウジングから分離する領域に設けられる。いくつかの例では、温度センサ61は、エアロゾル生成器48よりもデバイス部品2の外面の近くに配置される。その結果、温度センサ61の温度、又は温度センサ61によって記録された温度は、デバイスの外面の温度をより良く示し、エアロゾル生成器48及び収容凹部/チャンバ50の温度をあまり良く示さない。
いくつかの例では、第1の温度センサ61は、再利用可能デバイス部品2の外部ハウジングに隣り合って(例えば、外部ハウジングに設けられた壁の内面に隣り合って)設けられる。いくつかの例では、エアロゾル供給システム1の温度は、外側ハウジングの推定温度(例えば、ハウジング全体の平均温度、又はハウジングの領域の局所温度)である。いくつかの例では、予め定義された閾値温度は、45℃未満の温度、40℃未満の温度、及び35℃未満の温度を含む群から選択される温度である。
エアロゾル生成器48がデバイス部品2に非対称に配置されるいくつかの例では、温度センサ61は、エアロゾル生成器48(及び/又は収容凹部/チャンバ50の加熱領域53)とデバイス部品2のハウジングとの間の離間距離が最短の領域に設けられる。そのような非対称配置の場合、エアロゾル生成器48に最も近いハウジングは、ヒーターからの放熱によって、ヒーターから離れたハウジングよりも加熱されることが予想される。したがって、この位置での第1の温度センサ61の配置を使用して、デバイス部品2の予想される「最も高温」の外面領域の温度を測定又は他の方法で確立することができる。
いくつかの例では、コントローラ22は、温度センサ61から測定値を受信し、受信された測定値に基づいてデバイスの温度を推定(例えば受信、計算、又は推測)するように構成される。いくつかの例では、決定される温度は、温度センサ61の温度である。いくつかの他の例では、デバイスの温度は、デバイスの外面の温度である。例えば、コントローラ22は、エアロゾル供給システム1での第1の位置に配置された温度センサ61で測定された温度を確立し、第1の位置での温度と第2の位置での温度との予め定められた関係(上記関係は例えば実験又はモデリングによって確立される)に基づいて外面(すなわち、エアロゾル供給システム1での第2の位置)の対応する温度を計算することによって、外面の温度を推測するように構成されてもよい。
いくつかの例では、再利用可能デバイス部品2及び/又は消耗部品4は、デバイスの温度の推定に使用するために、温度センサ61に加えて又はその代替として、さらなる又は代替の温度センサを備えていてもよいことを理解されたい。いくつかの例では、コントローラ22は、2つ以上の温度センサからの温度測定値を使用して、再利用可能デバイス部品2(又は複数のデバイス部品)の温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、2つ以上の温度センサからの測定値に基づいてユーザに標示を提供するように構成される。
いくつかの例では、空気流センサ30は、圧力及び温度の複合センサであり、温度センサ61に対する代替の温度センサ、又は温度センサ61と共に用いる追加の温度センサを提供する。これらの例では、コントローラ22は、温度を示す信号を空気流センサ30から受信するように構成される。
いくつかの例では、コントローラ22は、エアロゾル生成器48から温度の標示を取得するように構成される。これらの例では、エアロゾル生成器48は、温度センサ61に対する代替の温度センサ、又は温度センサ61と共に用いる追加の温度センサを提供することができる。いくつかの例では、エアロゾル供給システム1の温度は、エアロゾル生成器48の推定温度である。いくつかの例では、コントローラ22は、エアロゾル生成器48、又はエアロゾル生成器48の一部、及び/又はエアロゾル生成器48に関連する1つ又は複数の構成要素の抵抗に基づいて、エアロゾル生成器48の温度を決定するように構成される(例えば、エアロゾル生成器48が、一体化された温度センサを備えることができる)。コントローラ22は、エアロゾル生成器48に電力を供給することによって温度を測定することができ、或いは、温度を示す信号を取得して、エアロゾル生成器48、及び/又はエアロゾル生成器48に含まれる若しくはそれを備えるヒーターの温度を決定してもよい。
エアロゾル生成器48がエアロゾル供給システム1の温度を推定するために使用される例では、エアロゾル生成器48の温度測定値とデバイス(例えば、再利用可能デバイス部品2及び/又は消耗部品4)の外面の温度との関係が試験によって確立されてもよく、エアロゾル生成器48の温度が閾値温度以下であると判断されたときに外面の温度が45℃未満、40℃未満、又は35℃未満の温度であると推定されるように閾値温度を設定することができる。例えば、加熱要素は、150℃~300℃の動作温度(例えば、エアロゾルが生成される温度)を有していてもよい。いくつかの例では、関係は、デバイスの使用後、加熱要素の温度が80℃~120℃の温度を下回るときにデバイスの外面の温度が35℃未満になることを特定することがある。いくつかの特定の例では、閾値温度は、80℃~120℃の値に設定されて、デバイスの外面の温度が35℃以下の温度(例えば、例示的な「安全」又は「快適」な温度)であると推定されるときにユーザに標示を提供する。したがって、予め定義された閾値温度の温度自体が「安全」な温度である必要はなく(つまり、ユーザはヒーターを直接取り扱うことを予想又は許可されていない)、代わりに、ヒーター温度とデバイスの外面の予想温度との関係を導出するために使用される以前の試験及び/又はシミュレーションに基づいて選択することができる。
いくつかの例では、再利用可能デバイス部品2は、温度センサ61への代替の温度センサとして、又は温度センサ61と共に用いる追加の温度センサとして使用することができるバッテリー温度センサを備える。例えば、バッテリー温度センサは、バッテリー26と一体化されたセンサでもよい。これらの例では、コントローラ22は、バッテリーの温度を示す信号をバッテリー温度センサから受信するように構成される。
図4は、本開示の特定の実施形態による、エアロゾルを生成するための電子エアロゾル供給デバイスの一態様を制御する方法を概略的に示す。図4による例では、コントローラ22は、デバイスの温度が予め定義された閾値温度未満であることが確立されたときに第1の標示をユーザに提供し、デバイスの温度が第2の又はさらなる予め定義された閾値温度未満であるときに第2の標示をユーザに提供するように構成される。図4の方法を使用して、第一に、デバイスに残留熱があるので注意すべきであるという「注意」状態をユーザに通知し、第二に、デバイスが少なくとも特定の予め定義された温度まで冷えたと考えられるという「安全」又は「快適」状態をユーザに通知することができることが有利である。
図4の第1のステップ225で、コントローラ22は、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が(第1の)予め定義された閾値温度未満であることを判断する。図4の第1のステップ225は、予め定義された閾値温度を第1の予め定義された閾値温度と考えることができるという点で、図2の第1のステップ220とは異なる。
図4の第2のステップ235で、コントローラ22は、エアロゾル供給システム1の温度が第1の予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータ(例えば、ディスプレイ16若しくは視覚フィードバックインジケータ28、及び/又は音声若しくは力覚フィードバックインジケータ)を制御して、エアロゾル供給システムの温度が第1の予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成される。図4の第2のステップ235は、図2の第2のステップ230と実質的に同様である。
図4の第3のステップ240で、コントローラ22は、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度がさらなる予め定義された閾値温度未満であることを判断する。図4の第3のステップ240は、予め定義された閾値温度がさらなる又は第2の予め定義された閾値温度であり、第2の予め定義された閾値温度が、ステップ225による第1の予め定義された閾値温度よりも低い温度であるという点で、図2の第1のステップ220とは異なる。
いくつかの例では、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度よりも低い絶対値である。例えば、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の値よりも少なくとも15℃低い値でもよく、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の値よりも少なくとも10℃低い値でもよく、又は第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の値よりも少なくとも5℃低い値でもよい。例えば、第1の予め定義された閾値温度は40~45℃の値でもよく、第2の予め定義された閾値温度は30~35℃の値でもよい。いくつかの例では、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度と比較した相対値である。例えば、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の30%未満の値でもよく、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の20%未満の値でもよく、第2の予め定義された閾値温度は、第1の予め定義された閾値温度の10%未満の値でもよい。
図4の第4のステップ250で、コントローラ22は、エアロゾル供給システム1の温度がさらなる予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度がさらなる予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成される。図4の第4のステップ250は、温度が第2の又はさらなる予め定義された閾値温度を下回ること又は下回ったと推定されることに応答してステップ250が行われる点を除いて、図2の第2のステップ230と実質的に同様である。
いくつかの例では、コントローラは、インジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が第1の予め定義された閾値温度未満であることをユーザに標示するための標示を発出し、次いで、インジケータを制御して、インジケータに、エアロゾル供給システムの温度がさらなる予め定義された閾値温度未満であることをユーザに標示させ、又は代替として、エアロゾル供給システムがさらなる予め定義された閾値温度未満であるとコントローラが判断又は推定すると、エアロゾル供給システムが第1の予め定義された閾値温度未満であることをユーザに標示するのを停止させる。例えば、コントローラ22は、システムが第1の予め定義された閾値温度未満に冷えたと判断又は推定すると、インジケータを制御して、システムが「低温」又は「安全」であることをインジケータに標示させ、次いで、システムがさらなる予め定義された閾値温度未満に冷えたと判断又は推定すると、インジケータを制御して(例えばスイッチをオフにして)、システムが「低温」又は「安全」であることを標示するのをインジケータに停止させる。いくつかの例では、コントローラはまた、エアロゾル供給システムが予め定義された閾値温度を超えていると判断又は推定するとき、インジケータに、システムが「高温」であることをユーザに標示させてもよい。
いくつかの例では、ユーザへの標示は、視覚、音声、及び/又は触覚/力覚標示を含む。例えば、視覚フィードバックメカニズム28、又はデバイス部品2によって提供される別のディスプレイを使用して、ユーザに標示を提供することができる。いくつかの例では、標示は、コントローラ22と通信する別個のデバイス(例えばスマートフォン)を介してユーザに提供される。第2の標示を見たユーザは、デバイスが第2の予め定義された「安全」な温度までさらに下がったので又はその温度未満であるので、デバイスを安全にしまうことができることを特定する。
いくつかの例では、第2の標示は、第1の標示の繰り返しである(例えば、第1の標示と同じ方法でユーザに提供されてもよい)。いくつかの例では、第2の標示は、第1の標示とは異なる(例えば、インジケータの作動停止又はインジケータの異なる動作モードでもよい)。いくつかの例では、インジケータの第1の作動は、音声、視覚、及び力覚標示のうちの1つを含んでいてもよく、第2の作動は、音声、視覚、及び力覚標示のうちの2つ、又は音声、視覚、及び力覚標示のうちの代替の1つを含んでいてもよい。第2の標示は、より低い温度に到達したと推定されることをユーザに伝えるために選択される。
図4は、エアロゾル供給システム1の温度がそれぞれ2つの異なる予め定義された閾値温度未満であることが確立されたときに関して2つの標示を提供するようにコントローラ22が構成されたプロセスを述べるが、他の例では、3つ以上の予め定義された閾値温度が存在してもよいことを理解されたい。例えば、これらの例では、3個を超える、5個を超える、又は10個を超える予め定義された閾値温度が存在してもよく、各閾値温度がそれぞれの標示をトリガする。いくつかの例では、標示は、予め定義された閾値温度それぞれに関して異なっていてもよく、エアロゾル供給システム1(又は再利用可能デバイス部品2若しくは消耗部品4)が冷えるにつれてユーザに一連の標示が提示される。これらの例のいくつかでは、温度が最低温度閾値を下回ったと判断又は推定されると、コントローラは、インジケータを停止又は作動停止させることができる。
したがって、ユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、コントローラ及びインジケータを備え、コントローラが、使用セッションの終了後、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを標示するように構成された、エアロゾル供給システムが述べられている。
本明細書で述べる様々な実施形態は、特許請求された特徴の理解及び教示を助けるためにのみ提示されている。これらの実施形態は、実施形態の代表的なサンプルとしてのみ提供されており、網羅的及び/又は排他的ではない。本明細書で述べる利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される発明の範囲に対する限定、又は特許請求の範囲の均等物に対する限定と考えられるべきではなく、特許請求される発明の範囲から逸脱することなく他の実施形態が利用されてもよく、修正が行われてもよいことを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書で具体的に述べられているもの以外の、開示された要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの適切な組合せを好適に含んでいてもよく、又はそれらからなっていてもよく、又はそれらから本質的になっていてもよい。さらに、本開示は、現在は特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含んでいてもよい。

Claims (28)

  1. エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、コントローラ及びインジケータを備え、前記コントローラが、
    使用セッションの終了後、前記エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、
    前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを標示する
    ように構成された、エアロゾル供給システム。
  2. 前記コントローラが、前記使用セッションの前記終了から予め定義されたクールダウン期間が経過したことを判断することによって、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを判断するように構成された、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
  3. 前記予め定義されたクールダウン期間が、15秒、30秒、60秒、120秒、及び180秒を含む群から選択される持続時間よりも長い、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
  4. 前記予め定義されたクールダウン期間が、180秒、120秒、60秒、30秒、及び20秒を含む群から選択される持続時間よりも短い、請求項2又は3に記載のエアロゾル供給システム。
  5. 前記予め定義されたクールダウン期間が、前記使用セッションの長さに依存し、前記使用セッションの前記長さが長いほど、前記予め定義されたクールダウン期間の前記長さが長くなる、請求項2~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  6. 前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾル供給システムの感知位置での温度を感知するための温度センサを備え、
    前記コントローラが、前記使用セッションの前記終了後、前記温度センサからの測定値を使用して、前記システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを判断するように構成された、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  7. 前記エアロゾル供給システムが、外面及びエアロゾル生成器を備え、前記感知位置が、前記エアロゾル供給システムの前記エアロゾル生成器よりも、前記エアロゾル供給システムの前記外面に近い、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
  8. 前記エアロゾル生成システムがエアロゾル生成器を備え、前記感知位置が前記エアロゾル生成器にある、請求項6に記載のエアロゾル供給システム。
  9. 前記温度センサが、ユーザ吸入を検出するための圧力及び温度の複合センサの一部を形成する、請求項6~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  10. 前記コントローラが、前記使用セッションが終了したことを特定し、前記使用セッションが終了したことを特定した後、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを判断するように構成された、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  11. 前記コントローラが、前記使用セッションが開始したことを特定し、前記使用セッションの前記開始から前記使用セッションに関する予め定義された期間が経過したことを判断することによって、前記使用セッションが終了したことを特定するように構成された、請求項10に記載のエアロゾル供給システム。
  12. 前記コントローラが、ユーザ入力に基づいて前記使用セッションが終了したことを特定するように構成された、請求項10又は11に記載のエアロゾル供給システム。
  13. 前記エアロゾル供給システムがエアロゾル生成器を備え、前記コントローラが、前記エアロゾル生成器の最後の作動の時点を決定することによって、前記使用セッションの前記終了を特定するように構成された、請求項10~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  14. 前記コントローラが、前記使用セッションが開始したことを特定し、前記使用セッションの開始から、前記使用セッションに関する予め定義された期間と予め定義されたクールダウン期間との両方が経過したことを判断することによって、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを判断するように構成された、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  15. 前記インジケータが、視覚標示、力覚標示、及び音声標示を含む群から選択される少なくとも1つの標示を提供するように構成された、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  16. 前記エアロゾル供給システムが、エアロゾル生成材料を含む消耗品をさらに備える、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  17. 前記エアロゾル生成材料が、固体エアロゾル生成材料を含む、請求項16に記載のエアロゾル供給システム。
  18. 前記エアロゾル生成材料が、液体エアロゾル生成材料を含む、請求項15又は16に記載のエアロゾル供給システム。
  19. 前記エアロゾル供給システムが外側ハウジングを備え、前記エアロゾル供給システムの前記温度が、前記外側ハウジングの推定温度である、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  20. 前記予め定義された閾値温度が、45℃未満の温度、40℃未満の温度、及び35℃未満の温度を含む群から選択される温度である、請求項19に記載のエアロゾル供給システム。
  21. 前記エアロゾル供給システムがエアロゾル生成器を備え、前記エアロゾル供給システムの前記温度が、前記エアロゾル生成器の推定温度である、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  22. 前記エアロゾル供給システムが外側ハウジングを備え、前記エアロゾル供給システムの前記温度が、前記外側ハウジング内の予め定義された位置の推定温度である、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  23. 前記コントローラが、
    前記使用セッションの前記終了後、前記エアロゾル供給システムの前記温度がさらなる予め定義された閾値温度未満であることを判断し、
    前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記さらなる予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して前記インジケータを制御して、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記さらなる予め定義された閾値温度未満であることを標示するようにさらに構成され、
    前記さらなる予め定義された閾値温度が、前記予め定義された閾値温度よりも低い温度である、
    請求項1~22のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  24. 前記エアロゾル供給システムがエアロゾル生成器を備え、前記エアロゾル生成器が、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するために、前記エアロゾル生成器の動作中に熱を生成するように構成された、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  25. 請求項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムと共に使用するためのコントローラ。
  26. エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム用のエアロゾル供給デバイスであって、コントローラ及びインジケータを備え、前記コントローラが、
    使用セッションの終了後、前記エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、
    前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して前記インジケータを制御して、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを標示する
    ように構成された、エアロゾル供給デバイス。
  27. エアロゾル生成器を使用してエアロゾル生成材料からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムを制御するための方法であって、
    使用セッションの終了後、前記エアロゾル供給システムの温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断するステップと、
    前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答してインジケータを制御して、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを標示するステップと
    を含む方法。
  28. エアロゾル生成器手段を使用してエアロゾル生成手段からユーザ吸入のためのエアロゾルを生成させるためのエアロゾル供給手段であって、制御手段及びインジケータ手段を備え、前記制御手段が、
    使用セッションの終了後、前記エアロゾル供給手段の温度が予め定義された閾値温度未満であることを判断し、
    前記エアロゾル供給手段の前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であるという判断に応答して前記インジケータ手段を制御して、前記エアロゾル供給システムの前記温度が前記予め定義された閾値温度未満であることを標示する
    ように構成された、エアロゾル供給手段。

JP2023551721A 2021-03-11 2022-02-18 エアロゾル供給システム Pending JP2024510118A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB2103375.8 2021-03-11
GBGB2103375.8A GB202103375D0 (en) 2021-03-11 2021-03-11 Aerosol provision system
PCT/GB2022/050444 WO2022189765A1 (en) 2021-03-11 2022-02-18 Aerosol provision system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024510118A true JP2024510118A (ja) 2024-03-06

Family

ID=75623193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023551721A Pending JP2024510118A (ja) 2021-03-11 2022-02-18 エアロゾル供給システム

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20240138486A1 (ja)
EP (1) EP4304401A1 (ja)
JP (1) JP2024510118A (ja)
KR (1) KR20230144059A (ja)
CN (1) CN116963627A (ja)
BR (1) BR112023018326A2 (ja)
CA (1) CA3208833A1 (ja)
GB (1) GB202103375D0 (ja)
WO (1) WO2022189765A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11369148B1 (en) * 2015-01-29 2022-06-28 Lawrence F. Glaser E-cigarettes, e-cigars, vape-device public safety and protection mechanisms
US20240091466A1 (en) * 2022-09-19 2024-03-21 Altria Client Services Llc Cooldown alert system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115119978A (zh) * 2016-07-25 2022-09-30 菲利普莫里斯生产公司 加热器管理
CN113662278A (zh) * 2016-08-05 2021-11-19 尤尔实验室有限公司 蒸发器的风速辅助控制
CA3083718A1 (en) * 2017-11-22 2019-05-31 Juul Labs, Inc. User interface and user experience for a vaporizer device
PL3740091T3 (pl) * 2018-01-19 2022-05-02 Ventus Medical Limited Sposoby, urządzenie inhalacyjne i program komputerowy
EA202091784A1 (ru) * 2018-01-26 2020-10-15 Джапан Тобакко Инк. Аэрозольное устройство и способ изготовления аэрозольного устройства
WO2019244322A1 (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成装置並びにこれを動作させる方法及びプログラム
JP6625258B1 (ja) * 2019-05-31 2019-12-25 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル吸引器、エアロゾル吸引器用の制御装置、エアロゾル吸引器の制御方法及びプログラム
GB201910045D0 (en) * 2019-07-12 2019-08-28 Nicoventures Trading Ltd Aerosol provision systems

Also Published As

Publication number Publication date
EP4304401A1 (en) 2024-01-17
CA3208833A1 (en) 2022-09-15
KR20230144059A (ko) 2023-10-13
GB202103375D0 (en) 2021-04-28
WO2022189765A1 (en) 2022-09-15
US20240138486A1 (en) 2024-05-02
CN116963627A (zh) 2023-10-27
BR112023018326A2 (pt) 2023-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6854940B2 (ja) 電子喫煙物品用加熱制御構成、ならびに関連するシステムおよび方法
EP3416506B1 (en) Aerosol-generating system with usage determination
EP3729908B1 (en) Aerosol provision device
EP3361888B1 (en) A method for operating an electronic vapour inhaler
JP2023099182A (ja) 適応出力のためにエアロゾル生成要素の属性を識別するための喫煙物品および関連方法
JP2021531736A (ja) エアロゾル生成デバイス
KR101793802B1 (ko) 가열된 에어로졸 발생 기기 및 일정한 성상을 가지는 에어로졸을 발생하기 위한 방법
KR102176969B1 (ko) 전자 흡연 물품 및 관련 방법
US10117460B2 (en) Electronic smoking article and associated method
JP2021510497A (ja) 蒸気生成装置用の加熱アセンブリ
KR20210075115A (ko) 에어로졸 생성 디바이스 및 에어로졸 생성 디바이스를 위한 가열 챔버
JP2018520664A (ja) 固体エアロゾル発生源を実装する加熱装置を含む電子喫煙物品、ならびに関連付けられる装置及び方法
JP2024510118A (ja) エアロゾル供給システム
JP2023503284A (ja) エアロゾル生成装置、エアロゾル生成装置のためのコントローラ、エアロゾル生成装置の制御方法
JP7184937B2 (ja) エアロゾル生成デバイス
US20230284682A1 (en) Aerosol provision system
TW202421020A (zh) 氣溶膠供給裝置
JP2023076460A (ja) エアロゾル生成デバイス
KR20240089472A (ko) 에어로졸 제공 시스템
JP2024506219A (ja) エアロゾル生成装置およびその動作方法
CN118338799A (zh) 气溶胶生成装置以及操作该气溶胶生成装置的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231024