JP2024508845A - 使い捨て吸収性衛生製品 - Google Patents

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Abstract

本開示は、第1および第2の端部部分(15、115、14、114)と、それらの間に延在する中央部分(13、113)とを有するシャーシー(10、110)を含む使い捨て吸収性衛生製品(1、100)であって、前記シャーシー(10、110)は、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有しており、長手方向軸線(LO)が、長手方向に延在しており、前記第1の端部部分(15、115)から前記第2の端部部分(14、114)に向けて長手方向(L)を画定しており、横断方向軸線(x1)は、長手方向に対して垂直の横断方向(T)を画定しており、シャーシー(10、110)は、身体対向表面における液体浸透性のトップシート(11、111)と、衣服対向表面(12)における液体不浸透性のバックシート(12、112)と、前記トップシート(11、111)と前記バックシート(12、112)との間に配置されている少なくとも1つの吸収性コア(31、32、131)を含む吸収性コアアッセンブリ(30、130)とを含み、前記使い捨て吸収性衛生製品は、1対の側部部分(23、24、123、124)をさらに含み、1対の側部部分(23、24、123、124)は、第1の端部部分(18)のそれぞれの側部において前記横断方向に延在し、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結し、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)は、少なくとも1つの締結具(25、125、148、149)を含み、少なくとも1つの締結具(25、125、148、149)は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分(23、24、123、124)および/または前記第2の端部部分(14、114)のうちの少なくとも1つの上に配置され、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結する、使い捨て吸収性衛生製品(1、100)に関する。

Description

本開示は、第1および第2の端部部分、および、それらの間に延在する中央部分を有するシャーシーと、第1の端部部分のそれぞれの側部において横断方向に延在している1対の側部部分と、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つの上に配置されており、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結する少なくとも1つの締結具とを含む使い捨て吸収性衛生製品に関する。
使い捨ておむつおよび失禁ブリーフ(開放型おむつまたはオールインワン型おむつとも呼ばれる)の形態の吸収性製品(使い捨て吸収性衛生製品とも呼ばれる)が、一般的に知られており、そこでは、吸収性製品は、おむつの一方の端部領域の両側に固定された締結タブなどのような締結具を備えた1対のサイドパネルを含む締結システムを提供されている。締結タブは、おむつの他方の端部領域の上に位置付けされている受け入れ手段に係合するように意図されている。そのようなおむつは、一般的に、着用者が横になっているときに着用者の上に設置される。
別の種類の吸収性製品は、ベルト付き吸収性製品であり、それは、着用者または介護者が立った位置でおむつを適用することを可能にする。ベルト付き吸収性製品(すなわち、ベルト製品)は、典型的に、吸収性製品のシャーシーと一体的に取り付けられているベルトを有している。ベルトは、シャーシーの後方端部のいずれかの側に延在する2つのベルト部分を有することが可能である。その2つのベルト部分は、着用者のウエストの周りに締結されるように意図されており、一方では、吸収性セクションの前方端部は、着用者の脚の間に垂れ下がっている。締結具またはたとえば締結タブなどによって、ベルト部分が一緒に接合されると、着用者は、自分の脚の間に手を伸ばし、脚の間に吸収性セクションを引き上げ、第2の締結具(たとえば、締結具タブなど)によって、吸収性セクションの自由端部をベルト部分に取り付けることが可能である。同様に、ベルトが製品の前方部分に締結されるように、および、着用者の背中の周りに固定されるように、製品が作製されることが可能である。このケースでは、吸収セクションは、前方において垂れ下がっていることとなり、後ろにおいてベルトに固定されることとなる。このタイプの製品は、認知症などを有する可能性のある患者を介護する介護者にとりわけ有用である。
両方のタイプの吸収性製品は、製品を着用者に締結するために締結システムを使用する。吸収性製品の一部分を一緒に接続もしくは保持するために、および/または、吸収性製品の着用者の上に吸収性製品を固定するために、さまざまなタイプの締結システムが知られている。吸収性製品の容易な除去、および/または、使用の間の吸収性製品の容易な調節が望ましい可能性がある。再締結システムの例は、接着テープおよび面ファスナー締結システムを含む。面ファスナー締結システムは、たとえば、商標Velcro(登録商標)の下で販売されている。面ファスナー締結具は、一般的に、2つのストリップまたはパッチを含み、それらは、締結されることとなる対向する表面に取り付けられる(糊付けされる、ヒートシールされる、溶接される...)。第1のストリップ/パッチは、フックを含み、第2のストリップ/パッチは、ループを含む。2つのストリップ/パッチが一緒に押圧されるとき、フックがループに引っ掛かり、2つのストリップ/パッチが締結される。
両方のタイプの吸収性製品は、通常は、バッグの中で折り畳まれており、折り畳まれた状態の間に、フックストリップ/パッチは、吸収性製品のトップシートまたはバックシートの上に(一時的に)取り付けられることが可能である。また、使用の間に、フックストリップ/パッチは、事故的に、たとえば、製品の調節の間に、吸収性製品のトップシートまたはバックシートに取り付けられるようになる可能性がある。トップシートおよび/またはバックシートが作製される1つまたは複数の材料に応じて、フックストリップ/パッチは、使用の前にまたは使用の間に製品を展開するときに、吸収性製品から事故的に緩む可能性がある。これは、たとえば、フックストリップ/パッチと他の材料(たとえば、フックストリップ/パッチのためのループゾーンとして働くように設計されていないトップシートまたはバックシートなど)との間で、剥離力およびせん断力が高くなり過ぎるときに、起こる可能性がある。
また、これは、吸収性製品が展開されているとき、および、フックストリップ/パッチがその意図されたループエリアに取り付けられるときに、起こる可能性がある。
したがって、使用の前にまたは使用の間に、フックストリップ/パッチが製品から緩むリスクを最小化したいという要望が存在している。
吸収性製品を着用者のウエストに締結するために締結具を使用する使い捨て吸収性衛生製品のための改善された締結システムを提供することが望まれている。本開示によれば、添付の特許請求の範囲による使い捨て吸収性衛生製品が提供される。
「吸収性製品」(使い捨て吸収性衛生製品とも呼ばれる)は、身体の滲出液を吸収して収容する消費者製品を指し、より具体的には、身体から吐出されるさまざまな滲出液を吸収して収容するために、着用者の身体に対してまたは身体に近接して設置される製品を指す。吸収性製品は、たとえば、おむつおよび失禁デバイスを含む。おむつは、たとえば、オールインワン型おむつ、パンツ型おむつ、およびベルト型おむつを含む。おむつは、赤ちゃん用、幼児用、または大人用のおむつであることが可能である。
いわゆるオールインワン型おむつ(開放型おむつとも呼ばれる)は、それらが締結タブ/パネルを含むことを特徴としており、おむつが着用者のウエストの周りに適用されるときに、おむつの前方部分および後方部分が、締結タブ/パネルによって接合される。
いわゆるパンツ型おむつは、おむつの前方部分および後方部分がウエストにおいて接合されていることを特徴とする。このタイプのおむつは、1対のアンダーパンツのように精密に着用者に着用される(すなわち、着用者の脚の上を引き寄せられる)ことを意図している。パンツ型おむつのウエストパーツにおける接合は、通常は、パンツ型おむつを着用者から除去するために破り開けられることが可能であり、パンツ型おむつを除去するために、着用者の脚および足の上でパンツを引き下げることを必要とされないようになっている。パンツ型おむつは、通常、ウエストセクションにおいておよび脚開口部の周りの両方において、弾性的なエリアを含む。再締結手段によって開けられて再び閉じられることが可能なパンツ型おむつも存在している。そのようなパンツ型おむつは、たとえば、製品が汚されたかどうかをチェックするために、または、製品の幅を調節するために開けられ、次いで、その後に再び閉じられることが可能である。
いわゆるベルト型おむつ/ベルト製品は、それらがベルトを含むということを特徴とし、ベルトは、おむつのシャーシーに関して横断方向に配向されており、シャーシーと一体的に取り付けられている。吸収性コアが、シャーシーの中に配置されている。ベルトは、シャーシーの後方端部または前方端部のいずれかの側に延在する2つのベルト部分を有することが可能である。ベルト型おむつを着用するときに、2つのベルト部分は、第1の段階において着用者のウエストの周りに締結されるように意図されている。ベルト型おむつのシャーシーの前方端部または後方端部は、着用者の脚の間にベルトから緩く垂れ下がっている。ベルト部分が一緒に接合されると、吸収性シャーシーは、着用者の脚の間に導かれ、ベルトに締結される。ベルトは、その自由な横断方向縁部によって、おむつのシャーシーの上に配置されている固定要素に固着するように意図された固定表面を含む。このタイプの製品は、認知症などを有する可能性のある患者を介護する介護者にとりわけ有用である。
別のタイプのベルト型おむつは、別個のベルトと、吸収性構造体を備えた別個のシャーシーとを含む、2ピース製品の形態になっている。使用時には、ベルトは、着用者のウエストの周りに締結され、それに続いて、シャーシーは、シャーシーのコーナーにおける面ファスナー要素またはテープ要素によって、ベルトの外側に接合される。本開示による吸収性製品は、使い捨て製品である。「使い捨て」という用語は、一般的に、洗濯されるかもしくはその他の方法で復元される、または、吸収性製品として再使用されるように意図されていない吸収性製品を説明するために使用される(たとえば、それらは、単回使用の後に処分されるように意図されており、また、環境的に適合する様式でリサイクルされるか、堆肥化されるか、またはその他の方法で廃棄されるように構成されることも可能である)。
「長手方向の」または「長手方向に」という用語は、長さ方向または縦方向に関し、とりわけ、製品の第1の端部部分と第2の端部部分との間を、または、着用者の前部と後部との間を走る方向に関する。
「横断方向の」または「横断方向に」という用語は、幅方向または横方向に関し、長手方向に対して垂直の方向に対応している。横断方向は、横から横へ走っており、とりわけ、着用者の左側から右側へ走っている(その逆もまた同様)。
本開示による使い捨て吸収性衛生製品は、第1および第2の端部部分と、それらの間に延在する中央部分とを有するシャーシーを含み、前記シャーシーは、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有しており、長手方向軸線が、長手方向に延在しており、前記第1の端部部分から前記第2の端部部分に向けて長手方向を画定しており、横断方向軸線は、長手方向に対して垂直の横断方向を画定している。シャーシーは、身体対向表面における液体浸透性のトップシートと、衣服対向表面における液体不浸透性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている少なくとも1つの吸収性コアを含む吸収性コアアッセンブリとを含む。前記使い捨て吸収性衛生製品は、1対の側部部分をさらに含み、1対の側部部分は、第1の端部部分のそれぞれの側部において前記横断方向に延在し、使い捨て吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結する。前記使い捨て吸収性衛生製品は、少なくとも1つの締結具を含み、少なくとも1つの締結具は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つの上に配置され、使い捨て吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結する。前記締結具は、概して平行な上側表面および下側表面を有するシート成形されたベースを含み、前記下側表面は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つに取り付けられている。前記シート成形されたベースは、長手方向への長さ、および、横断方向への幅を有しており、前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料の1つまたは複数のエリアを含む少なくとも1つの締結エリアを含む。前記締結エリアは、第1の横断方向に配置されている前記シート成形されたベースの1つの外側縁部から所定の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のないエリアを形成している。前記締結具は、取り付けエリアにおいて前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられており、取り付けエリアは、締結エリアと少なくとも部分的に重なっており、前記締結エリアの外側で、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まないエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記外側縁部の内側に延在している。
吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結するために第1の端部部分のそれぞれの側において前記横断方向に延在する1対の側部部分は、吸収性衛生製品がベルト型おむつ(すなわち、ベルト製品)である場合には、第1および第2のベルト部分であることが可能である。代替的に、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結するために第1の端部部分のそれぞれの側において前記横断方向に延在する1対の側部部分は、吸収性衛生製品が開放型おむつ(すなわち、オールインワン型おむつ)である場合には、第1および第2のサイドパネルであることが可能である。
前記下側表面が前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つに取り付けられた状態の、概して平行な上側表面および下側表面を有する締結具のシート成形されたベースは、正方形形状、長方形形状、丸形形状、または任意の他の形状を有することが可能である。
前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料の1つまたは複数のエリアを含む前記シート成形されたベースの締結エリアは、エリア全体にわたって均一に分配されている締結要素を有することが可能であり、または、異なるゾーンにおいて、たとえば、締結要素のストライプを有することが可能である。ステムは、たとえば、ループに取り付けられるように適合されたフックであることが可能である。締結具(すなわち、締結材料のエリア)が一緒に押圧されるかまたはループ材料の上に配置されるときに、フックは、ループに引っ掛かり、2つが互いに締結される。吸収性衛生製品のトップシート、バックシート、または任意の他の材料は、ループ材料として作用することが可能である。
締結具が前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられている取り付けエリアは、少なくとも部分的に締結エリアと重なっている。しかし、それが、締結エリアの外側で、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まないエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記縁部の内側に延在している限りにおいて、それは、エリア全体に重なることが可能である。
締結具は、たとえば、接着剤、超音波溶接、もしくはヒートシーリング/溶接、またはそれらの組み合わせによって、前記取り付けエリアにおいて前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられることが可能である。取り付け材料(すなわち、接着剤または溶接部)は、取り付けエリアのすべてまたは一部をカバーすることが可能であり、たとえば、溶接部または接着剤は、取り付けエリアにわたって均一にまたは不均一に分配されたストライプで適用されることが可能である。
シート成形されたベースの1つの外側縁部から所定の距離に締結エリアを配置させることによって、第1の横断方向における締結材料のないエリアが生成される。外側縁部は、第1の外側縁部であることが可能である。その距離は、第1の距離であると考えられることが可能である。取り付けエリアを締結材料のないエリアの中へ突出させることによって、パッケージから除去された後に製品を展開するときに、締結具が取り付けられている材料(たとえば、トップシートもしくはバックシート、または、吸収性衛生製品の任意の他の材料)から締結具を除去するときに、力が、有益な様式で分配される。着用者または介護者が製品を展開するときに、通常は、指によって締結具の近くを把持する。すなわち、着用者/介護者は、通常は、締結具の近くの材料(すなわち、側部部分または第2の端部部分)を把持し、側部部分または第2の端部部分を介して締結具を引っ張る。他方の手によって、着用者/介護者は、通常は、製品の残りの部分を保持する。着用者/介護者が締結具の近くの材料を引っ張り始めるとき、シート成形されたベースおよび締結具のないエリア(それらは、取り付けエリアによって側部部分または第2の端部部分に取り付けられている)は、締結具の締結エリアが取り付けられている材料から離れるように、着用者が側部部分または第2の端部部分を引っ張るにつれて、側部部分または第2の端部部分とともに移動し始める。すなわち、着用者/介護者が側部部分または第2の端部部分を引き離すときに、シート成形されたベースおよび締結材料のないエリアは、締結エリアが取り付けられている材料から上向きに/離れるようにわずかに曲がり始める。着用者/介護者が材料からさらに離れるように側部部分または第2の端部部分を引っ張り続けるときに、締結材料のないエリアに最も近いステムを含む複数の離散的な締結要素が、それが取り付けられている材料から解放し始め、他のステムは、締結具全体が材料から解放されるまで、着用者/介護者がさらに引っ張るときに解放される。これは、製品を調節するときにも適用される。
現在市販されている締結具は、通常は、締結エリアを部分的にのみカバーする接着剤によって取り付けられており、すなわち、締結エリアは、取り付けエリアよりも大きく、取り付けエリアの外側境界の外側に突出している。着用者/介護者が側部部分または第2の端部部分を引っ張っているときに、締結具は、側部部分または第2の端部部分から緩む可能性がある。これは、着用者/介護者が締結具の近くの材料を引っ張り始めるときに、特に、締結具が一時的に取り付けられている材料が、締結具と一緒に使用されるように設計されていない場合には、締結具(すなわち、離散的な締結要素)をそれが取り付けられている材料から除去する力が、取り付けエリアの力よりも大きい可能性があるからである。したがって、締結具は、取り付けエリアにおいて緩み始め、それが緩み始めると、離散的な締結要素がそれらが取り付けられている材料から解放する代わりに、締結具全体が緩むリスクがより高くなる。
接着剤は、塗布に適切な接着剤であることが可能である。たとえば、接着剤は、製品の製造の間に塗布されるホットメルト接着剤であってもよく、または、締結具に予め塗布された接着剤であってもよい。
締結具は、一体的に形成されたステムを締結エリアの中に備えたシート成形されたベースを形成するモールドの中へポリマーを押し出すことによって製造されることが可能である。また、締結具は、前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを形成するために、シート成形されたベースの上にポリマーを押し出すことによって製造されることが可能である。締結具を作製するときに、締結材料のないエリアは、ステムのないままにされることが可能であり、または、代替的に、第2のステップにおいて溶融されることが可能である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記第1の横断方向は、前記長手方向軸線から離れる方向にある。締結具を展開または調節するときに、着用者または介護者は、製品がその展開された状態にあるときに長手方向軸線から離れる方向にある、側部部分の外側端部および/または第2の端部部分の外側端部において、自身の指によって把持するということが最も一般的である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結エリアは、第2の横断方向に配置されている、前記シート成形されたベースの前記第1の外側縁部の反対方向に配置されている、前記シート成形されたベースの第2の外側縁部から第2の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のない第2のエリアを形成しており、前記取り付けエリアは、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まない第2のエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記第2の縁部の内側に延在している。取り付けエリアが締結エリアのない両方のエリアの中へ突出する2つの反対の側部を横断方向に有することによって、取り付けエリアは、両方の横断方向において締結エリアよりも大きい。これは、着用者または介護者が締結具のいずれかの側を把持すること、および、上記に説明されているような利点を依然として有することを可能にする。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結エリアは、第1の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベースの第3の外側縁部から第3の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のない第3のエリアを形成しており、前記取り付けエリアは、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まない第3のエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記第3の外側縁部の内側に延在している。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結エリアは、第2の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベースの第4の外側縁部から第4の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のない第4のエリアを形成しており、前記取り付けエリアは、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まない第4のエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記第4の外側縁部の内側に延在している。
締結材料のない第3および/または第4のエリアを有することによる、ならびに、これらのエリアの中へ延在する取り付けエリアを有することによる利点は、着用者または介護者が長手方向に対して所定の角度で側部部分および/または前記第2の端部部分を把持した場合に、力が、異なるように分配されることとなり、これは、締結具が側部部分および/または第2の端部部分から事故的に緩むというリスクをさらに低減させるということである。
1つの例示的な実施形態によれば、前記第1の、第2の、第3の、および/または第4の距離は、3~10mmであり、具体的には、3~6mmであり、または、より具体的には、3~4mmである。
1つの例示的な実施形態によれば、前記取り付けエリアは、前記第1の外側縁部および/または第2の縁部および/または第3の外側縁部および/または第4の外側縁部から所定の距離に配置されており、前記距離は、前記締結エリアと前記それぞれの外側縁部との間の前記第1の、第2の、第3の、および/または第4の距離よりも小さい。代替的に、取り付けエリアは、第1の外側縁部および/または第2の縁部および/または第3の外側縁部および/または第4の外側縁部まで至ることが可能であるが、しかし、好ましくは、第1の外側縁部および/または第2の外側縁部および/または第3の外側縁部および/または第4の外側縁部を越えて突出していない。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結具は、接着剤、溶接、もしくはヒートシーリング、またはそれらの組み合わせによって、前記取り付けエリアにおいて、前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられている。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結要素は、フックである。すなわち、前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む少なくとも複数の離散的な締結要素は、フックである。「フック」によって、繊維状ループを含むゾーン(ランディングゾーンと称される)に締結されるように適合されている、面ファスナータイプ締結具のフックパーツまたは表面突出部を意味することが意図されている。フックは、任意の形状を有することが可能である。フックの例は、ピン、たとえば、真っ直ぐなピン、角度付きのピン、湾曲したピン、テーパー付きのピン、肢付きのまたは多肢付きのピン、フック、肢付きのまたは多肢付きのフック、マッシュルーム形状の突出部、および椰子の木形状の突出部を含む。フックは、丸形、楕円形、正方形、長方形、または多角形などのような、任意のタイプの断面を有することが可能である。フックは、中実のコアを有することが可能である。1つの締結部分の中において、すべてのフックは、同じ形状を有することが可能である。代替的に、1つの締結部分は、いくつかの異なる形状のフックを含むことが可能である。
締結具は、一体的に形成されたフックまたはピン状の突起部を備えたシート成形されたベースを形成するモールドの中へポリマーを押し出すことによって、および、代替的に、ピン状の突起部の上にマッシュルーム状のヘッドを後形成することによって、製造されることが可能である。また、締結具は、ピン状の突起部のフックを形成するために、シート成形されたベースの上にポリマーを押し出すことによって製造されることが可能である。
締結具を作製するときに、締結材料のないエリアは、フックまたはピン状の突起部のないままにされることが可能であり、または、代替的に、第2のステップにおいて溶融されることが可能である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記第1の端部部分は、使い捨て吸収性衛生製品の後方領域であり、前記第2の端部部分は、使い捨て吸収性衛生製品の前方領域であり、前記中央部分は、股間領域である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記シート成形されたベースは、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分の外側縁部を越えて突出しており、それによって、フィンガーリフトを形成している。フィンガーリフトは、フックが側部部分および/または前記第2の端部部分から引き裂かれるリスクを低減させることが可能である。その理由は、着用者または介護者が、製品を展開または調節するときに、前記使い捨て吸収性衛生製品の側部部分および/または前記第2の端部部分を介してではなく、直接的にフックを把持することが可能であるからである。したがって、着用者/介護者がフィンガーリフトを直接的に把持する(すなわち、締結具を直接的に掴み取る)場合には、力が取り付け層にほとんどまたは全く影響を与えない可能性がある。フィンガーリフト(すなわち、フィンガーリフトを形成するエリア)は、色、形状、または質感に関して、前記使い捨て吸収性衛生製品の側部部分および/または前記第2の端部部分とは全体的にまたは部分的に異なっていることが可能である。フィンガーリフト(すなわち、フィンガーリフトを形成するエリア)は、色、形状、または質感に関して、締結具の残りのものとは全体的にまたは部分的に異なっていることが可能である。したがって、前記使い捨て吸収性衛生製品の側部部分および/または前記第2の端部部分とは異なる色、形状、または質感は、着用者または介護者が締結具を見ることを容易にし、それは、側部部分および/または前記第2の端部部分の代わりにフィンガーリフトを把持するように、着用者または介護者をトリガーすることとなる。
1つの例示的な実施形態によれば、前記取り付けエリアは、前記側部部分および/または前記第2の端部部分の前記外側縁部から所定の距離に配置されており、前記距離は、5mmよりも小さい。すなわち、フィンガーリフトが提供されているときに、取り付けエリアは、前記側部部分および/または前記第2の端部部分の前記外側縁部から所定の距離に配置されており、前記距離は、5mmよりも小さい。
1つの例示的な実施形態によれば、シート成形されたベースは、少なくとも5mmだけ、具体的には、5mmから15mmの間だけ、前記側部部分および/または前記第2の端部部分の前記外側縁部を越えて突出している。
1つの例示的な実施形態によれば、前記シート成形されたベースが、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分の外側縁部を越えて突出し、フィンガーリフトを形成しているときには、前記締結エリアは、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分の前記外側縁部を越えて突出しており、前記取り付けエリアは、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記側部部分および/または前記第2の端部部分の前記外側縁部から所定の距離に配置されている。
1つの例示的な実施形態によれば、前記使い捨て吸収性衛生製品は、ベルト製品であり、前記側部部分は、外部表面を有するベルトを形成するために製品の着用者のウエストの周りに互いに固定するための第1および第2のベルト部分であり、第1のベルト部分は、自由端部を有しており、自由端部は、ベルト部分の他方の外部表面に取り付けられるように適合された前記締結具を担持している。
1つの例示的な実施形態によれば、前記使い捨て吸収性衛生製品は、ベルト製品であり、前記側部部分は、外部表面を有するベルトを形成するために製品の着用者のウエストの周りに互いに固定するための第1および第2のベルト部分であり、第1のベルト部分は、ベルト部分の他方の外部表面に取り付けられるように適合されており、シャーシーの前記第2の端部部分は、シャーシーの第2の端部部分をベルト部分に固定するための前記締結具を含み、ベルト部分がパンツのウエスト部分の一部を形成した状態で、前記製品がパンツのような形状をとるようになっている。
1つの例示的な実施形態によれば、前記側部部分は、前記締結具をそれぞれ含むサイドパネルであり、製品が着用されているときに、第1および第2の端部部分を互いに接続し、前記締結具は、第2の端部部分の上の接触領域に取り付けられるように適合されている。このように、吸収性衛生製品は、開放型吸収性製品(すなわち、いわゆるオールインワン型おむつ)である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記使い捨て吸収性衛生製品は、第2の端部部分のそれぞれの側部において前記横断方向に延在する第2の対の側部部分を含み、前記第1の端部部分の上の前記側部部分は、前記締結具をそれぞれ含むサイドパネルであり、製品が着用されているときに、第1および第2の端部部分を互いに接続し、前記締結具は、前記第2の対の側部部分のそれぞれの側部部分の上の接触領域に取り付けられるように適合されている。このように、吸収性衛生製品は、別のタイプの開放型吸収性製品(すなわち、いわゆるオールインワン型おむつ)である。
1つの例示的な実施形態によれば、前記締結具は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記第2の端部部分に配置されており、前記トップシートおよび前記バックシートは、結合エリアにおいて一緒に取り付けられており、前記結合エリアは、少なくとも部分的に前記取り付けエリアに重なっており、少なくとも前記第1の横断方向において前記取り付けエリアの外側に延在している。
別の例示的な実施形態によれば、使い捨て吸収性衛生製品が開示されており、前記使い捨て吸収性衛生製品は、ベルト製品であり、ベルト製品は、第1および第2の端部部分と、それらの間に延在する中央部分とを有するシャーシーを含み、前記シャーシーは、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有しており、長手方向軸線が、長手方向に延在しており、前記第1の端部部分から前記第2の端部部分に向けて長手方向を画定しており、横断方向軸線は、長手方向に対して垂直の横断方向を画定しており、シャーシーは、身体対向表面における液体浸透性のトップシートと、衣服対向表面における液体不浸透性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている少なくとも1つの吸収性コアを含む吸収性コアアッセンブリとを含み、前記使い捨て吸収性衛生製品は、ベルト部分の形態の1対の側部部分をさらに含み、1対の側部部分は、第1の端部部分のそれぞれの側部において前記横断方向に延在し、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結し、前記使い捨て吸収性衛生製品は、少なくとも1つの締結具を含み、少なくとも1つの締結具は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記ベルト部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つの上に配置され、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結し、前記締結具は、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結するために、概して平行な上側表面および下側表面を有するシート成形されたベースを含み、前記下側表面は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記ベルト部分および/または前記第2の端部部分のうちの少なくとも1つに取り付けられており、前記シート成形されたベースは、長手方向への長さ、および、横断方向への幅を有しており、前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料の1つまたは複数のエリアを含む少なくとも1つの締結エリアを含み、前記締結エリアは、第1の横断方向に配置されている前記シート成形されたベースの1つの外側縁部から所定の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のないエリアを形成しており、前記締結具は、取り付けエリアにおいて前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられており、取り付けエリアは、締結エリアと少なくとも部分的に重なっており、前記締結エリアの外側で、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まないエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記縁部の内側に延在している。上記に述べられている同じ利点および特徴は、この例示的な実施形態にも関係付けられる。
別の例示的な実施形態によれば、使い捨て吸収性衛生製品が開示されており、前記使い捨て吸収性衛生製品は、開放型吸収性衛生製品であり、開放型吸収性衛生製品は、第1および第2の端部部分と、それらの間に延在する中央部分とを有するシャーシーを含み、前記シャーシーは、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有しており、長手方向軸線が、長手方向に延在しており、前記第1の端部部分から前記第2の端部部分に向けて長手方向を画定しており、横断方向軸線は、長手方向に対して垂直の横断方向を画定しており、シャーシーは、身体対向表面における液体浸透性のトップシートと、衣服対向表面における液体不浸透性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されている少なくとも1つの吸収性コアを含む吸収性コアアッセンブリとを含み、前記使い捨て吸収性衛生製品は、サイドパネルの形態の1対の側部部分をさらに含み、1対の側部部分は、第1の端部部分のそれぞれの側部において前記横断方向に延在し、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結し、前記使い捨て吸収性衛生製品は、少なくとも1つの締結具を含み、少なくとも1つの締結具は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記サイドパネルのうちの少なくとも1つの上に配置され、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結し、前記締結具は、吸収性衛生製品を着用者のウエストに締結するために、概して平行な上側表面および下側表面を有するシート成形されたベースを含み、前記下側表面は、前記使い捨て吸収性衛生製品の前記サイドパネルのうちの少なくとも1つに取り付けられており、前記シート成形されたベースは、長手方向への長さ、および、横断方向への幅を有しており、前記シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料の1つまたは複数のエリアを含む少なくとも1つの締結エリアを含み、前記締結エリアは、第1の横断方向に配置されている前記シート成形されたベースの1つの外側縁部から所定の距離に配置されており、前記シート成形されたベースの上に締結材料のないエリアを形成しており、前記締結具は、取り付けエリアにおいて前記使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられており、取り付けエリアは、締結エリアと少なくとも部分的に重なっており、前記締結エリアの外側で、前記シート成形されたベースが前記締結要素を含まないエリアの中へ、しかし、前記シート成形されたベースの前記縁部の内側に延在している。上記に述べられている同じ利点および特徴は、この例示的な実施形態にも関係付けられる。
一般的に、本開示の全体を通して使用されているすべての用語は、本明細書においてそうでないことが明示的に定義されていない限り、技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。「a/an/the[要素、デバイス、コンポーネント、手段、ステップなど]」に対するすべての言及は、そうでないことが明示的に定義されていない限り、その要素、デバイス、コンポーネント、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとしてオープンに解釈されるべきである。
本開示の例示的な実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の詳細な開示から、および、図面から明らかになることとなる。例示的な実施形態の異なる特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、以下に明白に説明されているもの以外の実施形態を生成させるように組み合わせられることが可能であるということを当業者は容易に認識することとなる。
本開示の上記のおよび追加的な目的、特徴、および利点は、添付の図面を参照して、本発明の例示的な実施形態の以下の例示的で非限定的な詳細な説明を通して、より良好に理解されることとなり、図面において、同じ参照番号が、同様の要素に使用されることとなる。
開放タイプのおむつ(すなわち開放型製品)の形態の、本開示による使い捨て吸収性衛生製品の第1の例示的な実施形態の上面図を概略的に示す図である。 図1の使い捨て吸収性衛生製品の分解図である。 閉じた状態で図1および図2の使い捨て吸収性衛生製品を示す図である。 使用時に着用者の方を向くように意図されている側からの、ベルト製品(すなわち、ベルトを含むベルト製品)の形態の使い捨て吸収性衛生製品の第2の例示的な実施形態を概略的に示す図であり、ベルトが製品のシャーシーに接合されていることを示す図である。 使用時に着用者の方を向くように意図されている側からの、図4のベルト製品の例示的な実施形態を示す図であり、ベルトの第1のベルト部分および第2のベルト部分が、シャーシーの上に折り畳まれ、折り畳まれたベルト構成を形成していることを示す図である。 図5の第1のベルト部分および第2のベルト部分の分解図を概略的に示す図である。 本開示による締結具の第1の例示的な実施形態が第1のベルト部分に取り付けられた状態の、図4の第1のベルト部分の外側端部の拡大図である。 図7の断面A-Aを示す図である。 図7の断面B-Bを示す図である。 本開示による締結具の第2の例示的な実施形態が第1のベルト部分に取り付けられた状態の、図4の第1のベルト部分の外側端部の拡大図である。 図8の断面A-Aを示す図である。 図8の断面B-Bを示す図である。 本開示による締結具の第3の例示的な実施形態が第1のベルト部分に取り付けられた状態の、図4の第1のベルト部分の外側端部の拡大図である。 図9の断面A-Aを示す図である。 図9の断面B-Bを示す図である。 本開示による締結具の第4の例示的な実施形態が第1のベルト部分に取り付けられた状態の、図4の第1のベルト部分の外側端部の拡大図である。 図10の断面A-Aを示す図である。 本開示による締結具の第5の例示的な実施形態が第1のベルト部分に取り付けられた状態の、図4の第1のベルト部分の外側端部を側方から示す図である。 図4~図6のベルト製品の前方部分においてトップシートの上に配置されている、図10に示されている締結具の上面図である。 トップシートの上に配置されている締結具を通る図12の断面A-Aを示す図であり、どのようにトップシートが締結具のエリアにおいてバックシートに取り付けられているかを示す図である。
すべての図は、高度に概略的であり、必ずしも縮尺通りであるわけではなく、それらは、本発明を解明するために必要なパーツのみを示しており、他のパーツは、省略されているかまたは単に示唆されているに過ぎない。
ここで、本開示のさまざまな態様が、添付の図面を参照して、以降により完全に説明されることとなり、図面には、例示的な実施形態が示されている。しかし、例示的な実施形態は、多くの異なる形態をとることが可能であり、本明細書に記載されている実施形態の詳細に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、徹底性および完全性のために提供されている。同様の参照文字は、説明の全体を通して同様の要素を指す。
本明細書における説明の目的のために、「後方」、「前方」、「長手方向」、「内側」、「外側」、「外部」という用語、および、それらの派生語は、たとえば図1および図4において配向されているような例示的な実施形態に関係している。しかし、例示的な実施形態は、逆のことが明白に特定されている場合を除き、さまざまな代替的な配向をとることが可能であるということが理解されるべきである。また、図に図示されており、本明細書で説明されている例は、単に例示的な実施形態であるということが理解されるべきである。したがって、本明細書で開示されている例示的な実施形態に関係する寸法および他の物理的な特質は、そうでないことが明白に述べられていない限り、限定するものとしてみなされるべきではない。
本開示は、主に、使い捨て吸収性衛生製品に言及しており、それは、洗濯されるかもしくはその他の方法で復元される、または、使用後に吸収性製品として再使用されるように意図されていない製品を意味している。「吸収性製品」によって、体液(たとえば、尿および/もしくは血液)を吸収するかもしくは吸収するように適合されており、ならびに/または、固形排泄物を収容する製品を意味している。
図1および図2は、開放型製品(すなわち、開放型おむつ)の形態の使い捨て吸収性衛生製品1の第1の実施形態を示している。開放型おむつは、一般的に、着用者が横になっている状態で着用者に設置されることを意図している。
開放型おむつ1は、主要パーツ(すなわち、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有するシャーシー10)を含む。シャーシー10は、身体対向表面における液体浸透性のトップシート11と、衣服対向表面における液体不浸透性のバックシート12と、トップシートとバックシートとの間に配置されている吸収性アッセンブリ30とを含む(図2を参照)。
図1および図2に図示されている使い捨て吸収性衛生製品において、トップシート11およびバックシート12は、吸収性アッセンブリ30の外側輪郭の外側に延在しており、たとえば、熱または超音波による糊付けまたは溶接などのような方法を使用して、吸収性アッセンブリ輪郭の外側で一緒に接合されている。
シャーシー10は、第1の端部部分15および第2の端部部分14を有しており、ここで、第2の端部部分14は、着用者の前方(腹)ウエスト領域にあることを意図した前方端部部分14であり、第1の端部部分15は、製品が着用されているときに着用者の背部ウエスト領域にあることを意図した後方端部部分15(すなわち、後方領域)である。中央部分13は、前方端部部分14と後方端部部分15との間に延在している。シャーシー10は、前方端部部分14の前方縁部4から後方端部部分15の後縁部5に向けて延在する長手方向Lと、長手方向Lに対して垂直の横断方向Tとを定義している。長手方向側縁部2、3は、想像上の長手方向中心線C(すなわち、長手方向軸線LO)の相互に反対側において、シャーシーの前方縁部4および後縁部5を接続している。
開放型おむつ1は、第1の対の側部部分23、24を含み、第1の対の側部部分23、24は、図示されている実施形態では、サイドパネル23、24の形態をとる。それらは、その後縁部5の近くの長手方向側縁部2、3においてシャーシー10に取り付けられている後方サイドパネル23である。
前方サイドパネル21、22の形態の第2の対の側部部分21、22は、前方縁部4の近くの長手方向側縁部においてシャーシー10に取り付けられている。代替例として、開放型おむつ1は、前方において第2の対の側部部分を有していなくてもよい。すなわち、それは、第2の前方サイドパネル21、22を欠いていてもよい。
後方サイドパネル23、24は、後方サイドパネルの外側縁部26(すなわち、シャーシー10に取り付けられている端部の反対側の後方サイドパネルの遠位端部)の近くに、締結具25をそれぞれ提供されている。締結具25は、使い捨て吸収性衛生製品を着用者のウエストの周りにフィットさせるために、対応する前方サイドパネル21、22の衣服対向表面の上に、または、シャーシー10の衣服対向表面の上に締結されることを意図している。
概して長手方向の様式で延在する脚弾性体17が、開放型おむつ1の脚カフスを提供するために、シャーシー10に取り付けられることが可能であり、たとえば、長手方向側縁部2、3の近位においてトップシート11とバックシート12との間に挟み込まれることなどが可能である。図1および図2の例示的な実施形態における脚弾性体17の代替的にまたは追加的に、規定された脚カフスは、1つまたは複数の弾性的なスレッド、弾性的なフィルムストリップ、または弾性的なフォームストリップを含むことが可能であり、開放型おむつ1に長手方向に収縮する力を働かせるために、引き伸ばされた状態でシャーシー10に取り付けられることが可能である。
吸収性アッセンブリ30は、図2に図示されているように、トップシート11とバックシート12との間に配置されている。吸収性アッセンブリ30は、前方端部から後端部へ長手方向を画定しており、長手方向に対して垂直に横断方向を画定している。開放型おむつ1において、吸収性アッセンブリ30は、アッセンブリの長手方向が開放型おむつ1の長手方向に平行になるように整合されており、吸収性アッセンブリの前方端部は、開放型おむつ1の前方端部に向けられており、アッセンブリの後端部は、開放型おむつ1の後縁部に向けられている。
図1および図2に図示されているように、吸収性アッセンブリ30は、2つの吸収性コアを含み、すなわち、重ね合わせられた関係にある(すなわち、第2の吸収性コアの両方の長手方向端部が第1の吸収性コアの長手方向端部間にある(第1の吸収性コアの長手方向端部の長手方向にインボードにある)ように互いに重ねられて設置されている)第1の吸収性コア31および第2の吸収性コア32を含む。しかし、開放型おむつは、2つのコアを有することに限定されない。たとえば、それは、1つのコアのみを有すること、または、3つ以上のコアを有することが可能である。
第1の吸収性コア31は、第2の吸収性コア32よりも大きい。第1の吸収性コア31は、セルロース系繊維(随意的に、高吸収性ポリマーと混合されている)を含む。第1の吸収性コア31は、吸収性アッセンブリの全長手方向長さにわたって延在している。
第2の吸収性コア32は、中央部分13に位置決めされている。第2の吸収性コア32は、セルロース系繊維および高吸収性粒子の混合物を含む。
第2の吸収性コア32の平面的な表面積は、第1の吸収性コアのものよりも小さく、たとえば、それは、第1の吸収性コア31の平面的な表面積の75%未満、たとえば、60%未満または50%未満、たとえば、40%から75%であることが可能である。
図1および図2に図示されている実施形態では、第2の吸収性コア32は、第1の吸収性コア31の衣服対向側にあり、第1の吸収性コア31とバックシート12との間に位置決めされている。代替的な実施形態において、第2の吸収性コア32は、吸収性コア31の身体対向側にあることも可能であり、第1の吸収性コア31とトップシート11との間に位置決めされることが可能である。
第2の吸収性コアが第1の吸収性コアとバックシートとの間に位置決めされている、本開示による使い捨て吸収性衛生製品では、第1の吸収性コアは、トップシートから離れるように第2の吸収性コアの中へ流体を導くための移送層として部分的に作用することが可能であり、ここで、液体保持容量の主要部分が集中されており、それによって、製品における良好な液体ハンドリングに寄与する。
第1の吸収性コア31および第2の吸収性コア32は、互いに直接的に接触していることが可能であり、それは、2つのコアの間に追加的な材料層(たとえば、組織または不織布コアラップ層など)が存在していないことを意味している。
図1および図2に図示されているように、吸収性アッセンブリ30の外側輪郭は、砂時計形状になっていることが可能であり、中央領域の幅が前方領域および後領域の幅よりもそれぞれ狭くなるようになっており、ここで、後領域および前方領域の幅は、等しくてもまたは異なっていてもよい。たとえば、後領域は、前方領域よりも幅広くなっていてもよい。
代替的な実施形態において、吸収性アッセンブリの外側輪郭は、異なる形状(たとえば、長方形または長円形など)をとることが可能である。
図1および図2に図示されているように、獲得層16は、トップシート11と吸収性アッセンブリ30との間に挟み込まれることが可能である。吸収性アッセンブリ30は、多量の滲出液(たとえば、尿など)を受け入れて保持することを意図しているが、多量の液体の暫定的な獲得を提供するために、および、衝撃のすぐそばの場所から離れるように液体を分配するための層を提供するために、トップシート11と吸収性コアアッセンブリ30との間に獲得層を含むことが有利である可能性がある。
図3は、閉じた状態で、図1および図2に説明されている開放型おむつを示している。
図4は、ベルト製品100の形態の使い捨て吸収性衛生製品の第2の実施形態を示している。ベルト製品は、一般的に、ベルトおよびシャーシーパーツを含む。ベルト製品は、製品のシャーシーパーツの前方端部パーツまたは後方端部パーツのいずれかに接続されている横断方向ベルトを含む。そのようなベルト製品を適用するときに、ベルトは、第1の段階において、締結具によって着用者のウエストの周りに固定されている。ベルト製品のシャーシーパーツは、このタイプの製品では、ベルトから緩く垂れ下がっている。次いで、シャーシーパーツは、着用者の脚の間に導かれ、ベルトに取り付けられ、ベルトは、その自由な横断方向縁部によってシャーシーパーツの上に配置されている固定部材または締結デバイス(すなわち、第2および/または第3の締結具)に粘着することを意図した固定表面を含む。
図4および図5は、ベルト製品100のいくつかのコンポーネントを概略的に示しており、そこでは、ベルト製品100は、使用されているときに着用者の方を向くように意図された側から示されている。
図4に示されているように、ベルト製品100は、シャーシー110およびウエストベルトを含む。この例示的な実施形態におけるベルトは、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124の形態の1対の側部部分を含む。
さらに、ベルト製品100は、長手方向Lおよび横断方向Tを有している。換言すれば、ベルト製品は、長手方向Lへの長さの延在、および、横断方向Tへの幅の延在を有している。そのうえ、シャーシー110は、第1の端部部分115と、第2の端部部分114と、それらの間に延在する中央部分113とを有している。第1の端部部分115は、後方端部部分115(すなわち、後方領域)を画定している。第2の端部部分114は、前方端部部分114(すなわち、前方領域)を画定している。シャーシー110は、前方端部部分114の前方縁部104から後方端部部分115における後縁部105に向かう長手方向Lと、長手方向に対して垂直の横断方向Tとを定義している。長手方向側縁部102、103は、想像上の長手方向中心線C(すなわち、長手方向軸線LO)の相互に反対側において、シャーシー110の前方縁部104および後縁部105を接続している。
シャーシー110は、第1の被覆層111(すなわち、トップシート111)を含み、第1の被覆層111は、使用時に着用者の方を向くように意図された第1の表面と、着用者から離れる方を向くように意図された第2の表面とを有している。
第1のベルト部分123および第2のベルト部分124の形態の1対の側部部分は、シャーシー110に取り付けられており、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124が、外部表面を有するベルトを形成するために着用者のウエストの周りで互いに固定するために、シャーシーの第1の端部部分115のそれぞれの側に延在するようになっている。したがって、それぞれの第1および第2のベルト部分123、124は、それぞれ、後方端部部分115においてシャーシー110に接続されている。第1のベルト部分123は、長手方向側縁部102に接合されており、第2のベルト部分124は、対向する長手方向側縁部103に接合されている。典型的に、厳密には必要とされないが、ベルト部分123、124は、部分的にまたは全体的に弾性的であってもよい。
それぞれのベルト部分123、124は、使用の間に着用者に面する内側表面と、使用の間に着用者から離れる方に面する外側(外部)表面とを有している。図4に示されているベルト製品100では、ベルト部分(第1のベルト部分123および第2のベルト部分124)は、ベルト製品の横断方向Tに延在している。ベルト部分(第1のベルト部分123および第2のベルト部分124)は、長手方向Lにも延在しており、所定の幅を有している。ベルト部分の幅は、5cmから20cmの間、たとえば、7cmから15cmの間にあることが可能である。第1のベルト部分123および第2のベルト部分124は、同じ長さのものである。代替的な実施形態において、一方のベルト部分は、他方のベルト部分よりも長くなっていることが可能である。2つのベルト部分の組み合わせられた長さは、着用者のウエストの周りに届くように設計されている。ベルト製品100の2つのベルト部分123、124は、いくつかの実施形態において、1つの材料のピースのみから形成されることが可能であり、その材料のピースは、後方端部部分115全体を横切って、それぞれの長手方向側縁部102、103を越えて横断方向Tに延在している(図示されていない)。
第1のベルト部分123および第2のベルト部分124は、シャーシー110に取り付けられており、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124が、製品の着用者の周りで互いに固定するために、シャーシーの第1の端部部分115のそれぞれの側にそれぞれ延在するようになっている。この目的のために、より完全に下記に説明されているように、第1のベルト部分123は、使用の間に着用者に面するその内側表面に、締結具125を有している。締結具125は、製品の着用者の周りでベルト部分123、124を互いに固定するために、第2のベルト部分124に取り付けられるように適合されている。締結具125は、ベルトの外側縁部126(すなわち、シャーシー110に取り付けられているベルト部分の端部の反対側の遠位端部)の近くに配置されている。
この例では、たとえば、図4に示されているように、第1のベルト部分123は、自由端部106を有しており、自由端部106は、ベルト部分の他方(すなわち、第2のベルト部分124)の外部表面に取り付けられるように適合されている締結具125を担持している。第2のベルト部分124の外部表面は、いくつかの例では、嵌合する締結コンポーネント(図示せず)を提供されることが可能であり、または、それ自体が嵌合する締結コンポーネントとして作用する。この例では、第2のベルト部分124の外部表面は、嵌合する締結コンポーネントとして作用する。これによって、締結具125および嵌合する締結コンポーネントは、吸収性衛生製品の着用者の周りで互いに固定するために、第1のベルト部分と第2のベルト部分との間の相互接続を形成するように機械的に接続可能である。
上述のように、シャーシー110の第2の端部部分114は、少なくとも1つのさらなる締結デバイスを含む。図4では、2つの締結具148、149が、シャーシーの第2の端部部分114をベルト部分123、124に固定するために、第2の端部部分114の上に配置されており、ベルト部分123、124がパンツのウエスト部分の一部を形成した状態のパンツのような形状を製品がとるようになっている。シャーシーの第2の端部部分114は、第1のベルト部分123および/または第2のベルト部分124の外部表面に固定されることが可能である。換言すれば、シャーシーの前方端部部分(すなわち、第2の端部部分114)は、シャーシーの前方端部部分をベルトに固定するための締結デバイス(すなわち、締結具148、149)を含む。
ここで図5を見てみると、図4のベルト製品100は、製品の使用の前に、第1および第2のベルト部分123、124がトップシート111の上に折り畳まれ、折り畳まれたベルト構成を形成している状態が示されている。これによって、第1のベルト部分123は、第2のベルト部分124の上に配置されている。ベルト製品は、ここでは、折り畳まれたベルト構成で示されている。ベルト製品は、通常は、それがパッケージ(図示せず)の中に配置される前に、さらに折り畳まれる。
図5に図示されているように、第2のベルト部分124は、製品のシャーシー110に重なるように配置されており、第1のベルト部分123は、第2のベルト部分124に重なるように配置されている。換言すれば、第2のベルト部分124は、第1の端部部分115(すなわち、シャーシー110の後方端部部分115)に重なるように配置されており、第1のベルト部分123は、第2のベルト部分124に重なるように配置されている。この目的のために、第1のベルト部分123の自由端部106の上の締結具125は、第2のベルト部分124の外部表面124a(たとえば、図6を参照)に解放可能に取り付けられている。
第2のベルト部分124は、製品の吸収性コアアッセンブリ131に重なるように配置されることが可能であり、次いで、第1のベルト部分123が、第2のベルト部分124に重なるように配置されている。したがって、製品の使用の前に、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124がトップシート111の上に折り畳まれ、折り畳まれたベルト構成を形成しているときには、第2のベルト部分124は、製品の吸収性コア131に重なるように配置されており、第1のベルト部分123は、第2のベルト部分124(図示せず)に重なるように配置されている。
さらに、第2のベルト部分124は、破壊可能な接着剤によって、トップシート111に解放可能に取り付けられることが可能である。換言すれば、製品の使用の前に、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124がトップシート111の上に折り畳まれ、折り畳まれたベルト構成を形成しているときには、第2のベルト部分124は、破壊可能な接着剤(図示せず)によって、トップシート111に解放可能に取り付けられている。
同様に、第1のベルト部分123は、破壊可能な接着剤(図示せず)によって、第2のベルト部分124の外部表面124aに解放可能に取り付けられることが可能である。換言すれば、製品の使用の前に、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124がトップシート111の上に折り畳まれ、折り畳まれたベルト構成を形成しているときには、第1のベルト部分123は、破壊可能な接着剤によって、第2のベルト部分124の外部表面124aに解放可能に取り付けられている。破壊可能な接着剤は、随意的であるが、しかし、それらは、ベルト部分が製造の間に適切な場所に留まることを助けることが可能である。
ベルトは、非弾性的であるかまたは部分的に弾性的であることが可能である。部分的に弾性的なベルトは、ベルトの長さの特定のパーツが弾性的な特性を有しているが、一方では、ベルトの長さの特定の他のパーツが弾性的な特性を有していないということを意味している。いくつかの設計変形例では、第1または第2のベルト部分123、124のいずれか一方または両方が、中間弾性的な領域(図示されていない)を含む。
上述のように、ベルト製品100は、第1の被覆層(すなわち、トップシート111)を含み、第1の被覆層は、ベルト製品100が使用されているときに着用者の方を向くように意図された第1の表面を含む。
図4および図5において、締結デバイス148、149(たとえば、第1および第2の締結具148、149)は、ベルト製品100が使用されているときに着用者の方を向くように意図されているトップシート111の側部に配置されている。締結具148、149は、トップシート111の前方端部部分114におけるそれぞれの長手方向縁部102、103に配置されており、すなわち、シャーシー110の2つの前方コーナーに接続されている。締結デバイス(すなわち、前方端部部分にある締結具148、149)は、着用者へのベルト製品100の適用のときに、着用者から離れる方を向くように意図されているベルト部分123、124に取り外し可能に接続されるように意図されている。
ベルト製品100が着用者に適用されることとなるときに、(ベルトを形成する)ベルト部分123および124が、最初に、着用者のウエストの周りに固定される。次いで、緩く垂れ下がっているベルト製品100の前方端部部分114は、着用者の脚の間に導かれ、それに続いて、締結デバイス148、149は、着用者から離れるように配向されているベルトの側の着用者の胃の上のベルト部分123および124(すなわち、ベルト)に固定される。
また、ベルトがベルト製品の前方端部部分に接続されているベルト製品も考えられる。そのような製品は、逆の様式で着用者に適用され、すなわち、ベルトが着用者のウエストの周りに固定された後に、緩く垂れ下がっている後方端部パーツが、着用者の脚の間に導かれ、着用者から離れるように配向されているベルトの側において、後ろでベルトに固定される。
ベルト製品100のフィット感を改善するために、シャーシー110の長手方向縁部102、103は、実質的に製品の長手方向Lに配置されている脚弾性体117を提供されることが可能である。脚弾性体117のタスクは、製品のフィット感を改善すること、および、ベルト製品100をより織物のような複数回使用可能なブリーフ/パンツにすることを含む。脚弾性体117は、1つまたは複数の弾性的なスレッドを含むことが可能であり、1つまたは複数の弾性的なスレッドは、伸長状態では、糊付けまたは超音波溶接などによってトップシートに接合されている。代替的に、脚弾性体117は、たとえば、発泡材料の弾性的なリボン材料を含むことが可能である。脚弾性体117は、使用時に着用者から離れる方を向くように意図されているトップシート111の側に配置されることが可能である。
また、ベルト製品100の後方端部部分115または前方端部部分114は、ベルト製品100の前方縁部104または後縁部105に沿って配置されている弾性的な要素の形態のいわゆるウエスト弾性体146を提供されることが可能であり、着用者のウエストの軟質の可撓性のエンクロージャーをベルト製品100に与える。図4では、ベルト製品100の前方端部部分114のみが、ウエスト弾性体146を提供されている。ウエスト弾性体146は、着用者から離れる方を向くように意図されているトップシートの側に糊によって取り付けられている弾性的なフォーム材料の薄いストリップを含む。ウエスト弾性体146は、引き伸ばされた状態で適用され、着用者のウエストの周りにベルト製品100を引き伸ばす、一緒に保持する力を実現する。締結具148、149がベルトに締結されるときには、ウエスト弾性体146がベルト製品100の横断方向Tに張力をかけられ、前方端部パーツ114が使用時に着用者の胃の上に滑らかな構成を有するようになっていることが適切である。
ベルト製品100は、使用時に着用者から離れる方を向くように意図されている第1のトップシートの側に配置されている第2の被覆層112を含む。第2の被覆層112は、いわゆるバックシート112である。バックシートは、L/T平面においてトップシートと同じ延在を有している。バックシート112は、典型的に、実質的に液体不浸透性であるが、他のタイプの被覆層が代わりに使用されることも可能である。典型的に、厳密には必要でないが、ベルト製品100のトップシートおよびバックシートは、砂時計形状を有している。他の設計変形例では、他の形状(たとえば、長方形形状など)も考えられ得る。
トップシート111およびバックシート112は、いくつかの異なる方式で互いに接合されることが可能である。接合方法の例は、糊付け、熱融着、または超音波溶接などである。トップシート111および実質的に液体不浸透性のバックシート112を含むベルト製品100に関して、上記に説明されている脚弾性体117およびウエスト弾性体146がトップシート111とバックシート112との間に配置されることが適切である。トップシート111は、ベルト製品100において、低い吸収能力を有していてもよく、そこでは、時折起こる尿の滴などのようなより少量の身体分泌物(たとえば、初期に分泌される月経流体など)が吸収されることが可能である。
ベルト製品100は、トップシート111とバックシート112との間に配置されている、吸収性コア131(図5を参照)の形態の吸収性アッセンブリ130を有している。この例によるベルト製品のトップシート111は、液体浸透性であることが可能である。吸収性コア131は、トップシート111およびバックシート112と実質的に同じプロファイルを有しているが、それらよりも小さな表面を有している。したがって、トップシート111およびバックシート112は、吸収性コア131の周囲部全体に沿って、吸収性コア131の縁部の外側に延在している。吸収性コア131は、トップシート111およびバックシート112と同様に、前方端部パーツおよび後方端部パーツと、両端部パーツ間に位置付けされたより幅狭の股間パーツとを有することが可能である。この例によるベルト製品100は、失禁状態の成人によって使用されるかまたはまだ自制できない子供によって使用されることを意図したおむつに関する。吸収性コア131を含むベルト製品の使用のときに、股間パーツの前方パーツおよび前方端部パーツは、主として、尿のための受け入れエリアのように作用するが、一方では、股間パーツの後方パーツおよび後方端部パーツは、主に便のための受け入れエリアとして作用する。トップシート111およびバックシート112は、その周囲部全体に沿って吸収性アッセンブリ130の外側において互いに接続されている。
ここで図6を見てみると、図4および図5に関連して説明されている製品のベルトのセクション(すなわち、第1のベルト部分123および第2のベルト部分124)の拡大図が示されている。図6は、ベルト部分のコンポーネントの図示を容易にするためのベルト部分の分解図である。上述のように、ウエストベルトの第1のベルト部分123は、ベルト吸収性衛生製品の着用者の周りで互いに固定するために、締結具125によって第2のベルト部分124に相互接続されるように意図されている。さらに、図4および図5に関係して説明されているように、シャーシー110の第2の端部部分114は、シャーシーの第2の端部部分114をベルト部分に固定するための締結デバイス(すなわち、締結具148、149)を含み、ベルト部分がパンツのウエスト部分の一部を形成した状態のパンツのような形状を製品がとるようになっている。締結具148、149は、図4および図5に示されているように、2つの別個の締結具を含む。しかし、それは、横断方向Tに見たときに、第2の端部部分の長さにわたって締結具の延長されたピースとして提供されることも可能である。シャーシーの第2の端部部分114は、ベルト部分123、124のうちのいずれか1つに固定されることが可能である。典型的に、シャーシー110の第2の端部部分114は、図6に示されているように、両方のベルト部分に(すなわち、外部表面123a、124aに)固定されることが可能である。
さらに、ベルト製品100に関係して本明細書で説明されているすべての例示的な実施形態において、および、他の可能な例示的な実施形態において、製品の第1の端部部分から延在する第1および第2のベルト部分のうちのいずれか1つの一部は、典型的に、第1の端部部分に恒久的に取り付けられている。換言すれば、第1のベルト部分123の、自由端部部分106の反対側の端部部分は、ここでは、シャーシーの第1の端部部分115に恒久的に取り付けられている。同様に、第2のベルト部分124の端部部分は、ここでは、シャーシーの第1の端部部分115に恒久的に取り付けられている。
ベルト部分123、124は、繊維状材料の1つの層から作製されることが可能であり、または、たとえば、超音波、レーザー、および/もしくは熱によって提供される結合パターンで一緒に結合された繊維状材料の少なくとも2つの層の可撓性のラミネートであることが可能である。それが可撓性のラミネートである場合には、繊維状材料の層の中の繊維のうちの少なくともいくらかは、そのような結合技法によって溶融可能であるべきである。代替例として、ラミネートは、少なくとも3つの繊維状材料層を含むことが可能である。ベルトの外側を形成するように意図された1つの外側層は、前方部分114の上の締結具148、149のための取り付け表面としての役割を果たすように適合された繊維状材料である。不織布材料の例は、スパンボンド材料、メルトブローン材料、カーディッドボンディッド材料などである。中間層は、比較的に引裂強度の高い繊維状材料(たとえば、連続的なフィラメントを含むスパンボンド材料またはメルトブローン材料など)から作製されることが可能である。着用者に面するベルトの内側層を形成することを意図された他の外側層は、軟質で肌に優しい繊維状材料から作製されることが可能である。適切な材料の例は、スパンボンド材料およびメルトブローン材料、カーディッドボンディッド材料などである。この目的のために適切な異なる繊維状材料において使用されるポリマー材料の例は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、および/または、いわゆる2成分繊維を含む。不織布ラミネートの基本重量は、約40gsmから約150gsmの間で、たとえば、約60gsmから約120gsmの間で、具体的には、約75gsmから約105gsmの間で変化することが可能である。ラミネートの1つまたは複数の層は、クレープ加工される(creped)ことが可能である。たとえば、締結手段のための受け入れ材料として(特に、面ファスナータイプ締結具のためのループ材料として)作用することを意図された外側層は、クレープ加工されている。クレープ加工によって、材料のループ機能が改善される。
上述のように、ベルト製品は、典型的に、使い捨て吸収性衛生製品(たとえば、おむつおよび失禁ガードなど)である。
図1~図6に図示されている両方の例示的な実施形態は、説明されているように、トップシート11、111と、バックシート12、112と、少なくとも1つの吸収性コア31、32、131を備えたそれらの間の吸収性コアアッセンブリ30、130とを含む。
両方の実施形態におけるトップシートは、使い捨て吸収性衛生製品のボールドフェイシング側(boldfacing side)に配置されている液体浸透性のトップシート11、111である。トップシートに適切な材料は、使い捨て吸収性衛生製品の技術分野において一般に知られており、本開示の目的のために、トップシート材料としての使用に関して一般に知られている任意の材料(それに限定されないが、不織布材料および有孔ポリマーフィルムを含む)が使用されることが可能である。
トップシート11、111は、適切に十分に流体浸透性であり、吐出される体液(たとえば、尿など)がトップシート11、111の厚さを通って透過することを可能にする。また、トップシート11は、着用者の皮膚に対して柔軟でソフトな感触な材料から適切に製造されている。
トップシート11、111は、織布ウェブおよび不織布ウェブ、有孔フィルム、オープンセルフォーム、または、上述の材料の組み合わせもしくはラミネートなどのような、さまざまなウェブ材料から製造されることが可能である。
本開示の文脈において、「不織布」は、摩擦および/または凝集および/または接着によって結合された、一方向にまたはランダムに配向された繊維の製造されたシート、ウェブ、またはバット(batt)であり、それは、紙、および、織られた製品、編まれた製品、タフト加工された製品、結合ヤーンもしくはフィラメントを組み込んだステッチボンディングされた製品、または、湿式粉砕によってフェルト加工された製品を除き、追加的にニードル加工されているかどうかにかかわらない。繊維は、天然由来のものであってももしくは人工由来のものであってもよく、ステープルもしくは連続的なフィラメントであってもよく、または、現場で形成されたものでもよい。市販の繊維は、約0.001mm未満から約0.2mmを超える範囲にある直径を有しており、それらは、いくつかの異なる形態の形で提供される:短繊維(ステープルまたはチョップドとして知られる)、連続的な単一の繊維(フィラメントまたはモノフィラメント)、連続的なフィラメントのねじられていない束(トウ)、および、連続的なフィラメントのねじられた束(ヤーン)。不織ファブリックは、メルトブロー法、スパンボンド法、溶媒紡糸法、エレクトロスピニング法、およびカード法などのような、多くのプロセスによって形成されることが可能である。
トップシートとして適切な不織布材料は、合成繊維(たとえば、ポリエステルもしくはポリプロピレンなど)または天然繊維(たとえば、綿繊維など)から製造されることが可能である。合成繊維および天然繊維の混合も使用されることが可能である。
トップシート11、111として使用されることとなる不織布材料は、たとえば、スパンボンド、スパンボンド/スパンボンド複合材料、またはスパンボンド/メルトブローン複合材料、たとえば、SMS(スパンボンド/メルトブローン/スパンボンド)、SSMS、SSMMS、SMMS、ポリプロピレンの不織布材料、もしくは、ポリプロピレンおよびポリエチレンの2成分繊維、または、そのような材料の組み合わせから作製されることが可能である。また、トップシート11は、弾性的な特性を有することが可能である。
トップシート11、111は、尿がトップシートを透過して下層の構造体に入る傾向を改善するために親水化されることが可能である。不織布を親水化するための方法は公知であり、たとえば、界面活性剤コーティングを塗布することによって、親水性のモノマー組成物およびラジカル重合開始剤を不織布の上に塗布し、それに続いて、不織布に対して重合反応を開始させることによって、親水性のナノ粒子のコーティングを塗布することによって、または、高エネルギー処理(コロナ、プラズマ)によって不織布表面を処理することなどによって、親水性のコーティングによって不織布材料をコーティングすることを含む。
界面活性剤コーティングは、たとえば、任意の適切な手段(スプレー、スロットコーティング、キスロールコーティング、および/または、界面活性剤を収容する浴槽の中への材料の浸漬を含む)によって、界面活性剤組成物を不織布材料に塗布することによって、取得されることが可能である。親水化処理は、吸収性衛生製品の組み立ての間にインラインで実施されることが可能であり、または、別個に実施されることが可能であり、トップシートは、次いで、すぐに使用できるロールとして、使い捨て吸収性衛生製品の製造プラントに送達されることが可能である。
トップシート材料は、8g/m2から20g/m2の基本重量、たとえば、12g/m2から17g/m2などの基本重量を有することが可能である。しかし、本開示は、この基本重量を有するトップシート材料のみに限定されない。
両方の実施形態のバックシート12、112は、使い捨て吸収性衛生製品の衣服対向側に配置されている。バックシートとして適切な材料は、使い捨て吸収性衛生製品の技術分野において一般に知られている。バックシート12、112は、吸収性アッセンブリによって吸収された滲出液が、使い捨て吸収性衛生製品に接触し得る他の外部製品(たとえば、ベッドシーツおよび下着など)を汚すことを防止する。バックシート12、112は、液体(たとえば、尿など)に対して実質的に不浸透性であることが可能である。
バックシートは、実質的に液体不浸透性であるが、通気性(すなわち、ガス浸透性)があってもよく、それは、液体に対して実質的に不浸透性でありながら、空気および他のガスがバックシート12、112を通過することが可能であるということを暗示している。
本開示の目的のために、バックシート材料としての使用に関して一般に知られている任意の材料が、バックシートの中に含まれることが可能であり、それは、それに限定されないが、ポリマーフィルム、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、ポリエチレンもしくはポリプロピレンのコポリマーのフィルム、疎水化された不織布材料、流体不浸透性のフォーム、および、流体不浸透性のラミネートを含む。
バックシートは、材料の1つまたは複数の層を含むことが可能である。たとえば、バックシートは、吸収性アッセンブリに向けては液体不浸透性のポリマーフィルムを積層し、衣服側に向けては不織布を積層したラミネートであり、使い捨て吸収性衛生製品の外側表面に織物のソフトな感触を提供することが可能である。
また、バックシートは、使用時に製品により良好なフィット感を与えるために、全体的にまたは部分的に弾性的な材料から作製されるか、または、そうでなければそれを含むことが可能であるということが企図される。
両方の例の吸収性アッセンブリ30、130は、1つまたは複数の吸収性コアを含むことが可能である。コアは、セルロースフラッフパルプの1つまたは複数の層から構築されることが可能である。セルロースフラッフパルプは、吸収のときに大量の流体を化学的に結合させて流体保持ゲルの形成を伴うタイプの高吸収性ポリマー材料(いわゆる、高吸収性ポリマー)の繊維または粒子と混合されることが可能である。また、吸収性コアは、高吸収性ポリマー材料を含むことが可能であり、高吸収性ポリマー材料は、吸収性コアの内側に層状に配置されているか、または、吸収性コアの1つまたは複数の表面に接続されている。吸収性コアは、吸収性コアの特性を改善するためのさらなるコンポーネントをさらに含むことが可能である。そのようなコンポーネントの例は、結合繊維、さまざまなタイプの流体分散層もしくは繊維、寸法的に安定化させるコンポーネント、または補強繊維などである。
高吸収性ポリマーは、吸収性製品の分野においてよく知られており、そのような製品の吸収性特性を改善することを助けるために使用されている。高吸収性ポリマーは、水膨潤性および水不溶性ポリマーによって構築されており、それらは、ヒドロゲルの形成のときに、大量の流体を吸収することができる(たとえば、方法NSWP241.0.R2(15)に従って測定されたときの水性0.9%生理食塩溶液の重量の少なくとも5倍を吸収することなどができる)。本開示に従って使用するための高吸収性ポリマーは、無機のまたは有機の架橋親水性ポリマー(たとえば、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、架橋デンプン、グアーガム、キサンタンガム、および架橋ポリアクリル酸塩など)であることが可能である。ポリマーは、たとえば、粉末、顆粒、マイクロ粒子、フィルム、フォーム、および繊維の形態になっていることが可能である。流体と接触すると、そのような高吸収性ポリマーは、それらの構造体の中へ流体を吸収することによって膨張する。一般的に、高吸収性ポリマーは、そのような製品の中へ侵入された流体を迅速に吸収することが可能であり、そのような流体を保ち、漏出を防止し、流体侵入の後でもドライな感触を提供することを助けることが可能である。
本明細書で議論されている実施形態の吸収性アッセンブリの中に使用される高吸収性ポリマーのタイプは、同じであってもよく、または、アッセンブリの中で変化してもよい。たとえば、第1のセットの特質を有する高吸収性ポリマーが、吸収性アッセンブリの前方領域および後領域において、または、第1の吸収性コアにおいて使用されることが可能であり、第2のセットの特質を有する高吸収性ポリマーが、吸収性アッセンブリの中央領域において、または、第2の吸収性コアにおいて使用されることが可能である。このセクションにおいて言及される特質は、たとえば、遠心分離機保持容量(CRC)、荷重下吸収量(AUL)、および/またはゲル層浸透性(GLP)である。
獲得層は、開放型おむつに関係して述べられたが、ベルト製品において使用されることも可能である。獲得層として適切な材料(当技術分野では、移送層またはADL(獲得および分配層)とも称される)は、使い捨て吸収性衛生製品の技術分野において一般に知られており、本開示の目的のために、獲得層として有用であるとして当業者に知られている任意の材料が使用されることが可能である。獲得層は、たとえば、エアレイド層、スパンレース層、ハイロフト、フォーム、または、液体獲得および吸収層として作用するように吸収性衛生製品の中で使用され得る任意の他のタイプの材料層の形態になっていることが可能である。獲得層は、吐出された液体が吸収性コアによって吸収される前に、吐出された液体を迅速に受け入れて一時的に貯蔵するように適切に適合されている。そのような獲得層は、たとえば、エアレイド不織布、スパンレース不織布、ハイロフト不織布、またはフォーム材料から構成されることが可能である。エアレイド不織布は、フラッフ、木材パルプによって生産されることが可能であり、ここで、フラッフ繊維は、高速に移動する空気ストリームの中へ分散され、圧力および真空によって、移動するスクリーンの上に凝縮される。獲得層は、好ましくは、ポリエステル繊維のエアスルーボンディッド不織布のものであることが可能である。
「不織布」という用語は、図1~図6に開示されている使い捨て吸収性製品の異なるパーツ(たとえば、トップシート、バックシート、および/または側部部分)に関係して述べられており、それらは、それらの特性の観点から、一方では紙および厚紙カードのグループと、他方では織物との間に位置付けされている。不織布に関して、たとえば、エアレイド技法、ウェットレイド技法、スパンレース技法、スパンボンド技法、メルトブローン技法など、多数の極めて多様な生産プロセスが使用される。繊維は、合成繊維が現場で生産されるときに、エンドレス繊維、もしくは、エンドレス長さを有する事前製作された繊維の形態になっているか、または、ステープル繊維の形態になっていることが可能である。代替的に、それらは、天然繊維から作製されるか、または、合成繊維および天然繊維のブレンドから作製されることが可能である。
本開示の図に示されているが図示されていない使い捨て吸収性衛生製品において一般に用いられるさらなるコンポーネントは、本開示による使い捨て吸収性衛生製品に用いられることが可能である。たとえば、隆起した弾性的な部材(スタンディングギャザーとして一般に知られている)が、トップシートに取り付けられることが可能である。
湿潤度インジケーター(たとえば、尿と接触するとその色を変化させる材料)が、使い捨て吸収性衛生製品の中に含まれることが可能である(たとえば、吸収性アッセンブリとバックシートとの間に配設されており、バックシートを通して見ることができ、たとえば、湿潤事象が起こったかどうかを示すことなどが可能である)。
図1~図6に示されている使い捨て吸収性衛生製品の両方の例示的な実施形態は、製品を着用者に締結するために、締結具を含む。
図1~図3では、2つの締結具25が、開放型おむつ1のサイドパネル23、24に取り付けられている。それぞれのサイドパネルは、締結具を有している。図4~図6では、着用者の周りで2つのベルト部分123、124を接続するために、1つの締結具125が、ベルト製品の第1のベルト部分123に取り付けられている。締結具125は、代替的に、第2のベルト部分124に取り付けられることが可能である。2つのさらなる締結具148、149は、第2の端部部分114(すなわち、吸収性製品の前方部分)の上でトップシートに取り付けられている。
ベルト製品100において使用される締結具125、148、149は、すべて同じ設計であってもよく、または、それらは異なっていてもよい。開放型おむつ1において使用される締結具25は、両方とも同じ設計を有していてもよく、または、それらは異なっていてもよい。
ここで、1つの締結具が、より詳細に説明され、図7~図13の例示的な実施形態に示されることとなる。図7~図11に示されている締結具は、図4~図6のベルト製品100の第1のベルト部分123の上に配置されている締結具125として例示されている。しかし、説明されている締結具は、ベルト製品100の前方部分114の上のトップシート111に、または、開放型おむつ1のそれぞれのサイドパネル23、24に取り付けられ得る、締結具148、149であることも可能である。
図7は、図4~図6のベルト製品のベルト部分123に取り付けられている締結具125の第1の例示的な実施形態を示している。締結具125の形状は、長方形であるが、しかし、締結具は、この形状に限定されない。締結具は、正方形、円形、六角形などの形状を有することが可能である。
締結具125は、概して平行な上側表面201および下側表面202を有するシート成形されたベース200(図7aおよび図7bも参照)を含む。シート成形されたベース200の下側表面202は、ベルト部分123に取り付けられている。シート成形されたベース200は、第1の外側縁部204および第2の外側縁部205によって限定された横断方向Tへの幅を有しており、また、第3の外側縁部206および第4の外側縁部207によって限定されたベルト型おむつの長手方向Lへの長さを有している。
シート成形されたベース200は、前記シート成形されたベースの上側表面201からエリア全体にわたって突き出るステム(明示的に図示せず)を含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料203の1つのエリアを含む1つの締結エリア203を有している。代替的に、図8および図8aに示されているように、締結エリア203は、締結材料のいくつかのエリアを含み、ここで、それは、前記シート成形されたベースの上側表面201から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料203a、203b、203cの3つのエリアとして例示されている。したがって、締結エリア203は、締結材料203a、203b、203cのすべての3つのエリアをカバーする(すなわち、締結材料203a、203b、203cの3つのエリアの間のスペースを含む)エリアである。
図7は、締結具125がベルト123の外側縁部126の近くに配置された状態の、図4の第1のベルト部分の端部を示している。ベルトを開けるときに、たとえば、製品の使用の前に、ベルト製品が折り畳まれたベルト構成になっているときに、または、着用者の上の製品を調節するかもしくは除去するときに、着用者または介護者は、ベルト部分の端部を把持して引っ張ることが可能である。
図7および7a(図7aは、図7の断面A-Aを示している)に示されているように、締結エリア203は、第1の横断方向に配置されている、前記シート成形されたベース200の第1の外側縁部204から第1の距離D1に配置されており、エリア208を形成しており、すなわち、前記シート成形されたベース200の上に配置されている締結材料のない第1のエリア208を形成している。第1の横断方向は、吸収性製品がその展開された状態(ベルト製品に関して図4、および、開放型おむつに関して図1を参照)にあるときに、長手方向軸線から離れる方向である。締結エリア203は、また、第2の横断方向に配置されている、前記シート成形されたベース200の前記第1の外側縁部204の反対方向に配置されている、前記シート成形されたベース200の第2の外側縁部205から第2の距離D2に配置されており、前記シート成形されたベース200の上に締結材料のない第2のエリア209を形成している。第2の横断方向Tは、長手方向軸線に向かう方向である(ベルト製品に関して図4、および、開放型おむつに関して図1を参照)。
締結エリア203は、図7および図7b(それは、図7の断面B-Bを示している)に示されているように、シート成形されたベース200の長手方向L全体にわたって配置されている。すなわち、締結エリアは、シート成形されたベース200の第3の外側縁部206と第4の外側縁部207との間に延在している。
締結具の第2の代替的な実施形態が、図8、図8a、および図8bに示されており、ここでは、ベルト部分123および締結具125は、締結材料のいくつかのエリアを含む締結エリア203を除いて、図7、図7a、および図7bのものと同じ設計のものである。図8aは、図8の断面A-Aを示しており、図8bは、図8の断面B-Bを示している。図8および図8aに示されているように、締結エリア203は、前記シート成形されたベース200の上側表面201から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料203a、203b、203cの3つのエリアの合計エリアとして例示されている。したがって、締結エリア203は、締結材料203a、203b、203cのすべての3つのエリアをカバーするエリアである。すなわち、横断方向において、そのエリアは、第1のエリア203aおよび第3のエリア203cの外側縁部によって限定されている。他の特徴は同じであり、同じ参照数字が使用されており、したがって、説明されないこととなる。複数の離散的な締結要素を含む締結材料203a、203b、203cのエリアに加えて、接着剤は、シート成形されたベース200の上側表面201の上の締結材料203a、203b、203cの3つのエリアの間に配置されることが可能である。次いで、接着剤は、締結力を増加させることが可能である。
締結エリア203は、図7、図7a、および図7bに示されているように、締結材料の1つのみのエリアを有することに限定されず、または、図8、図8a、図8bに示されているように、3つのエリアを有することに限定されず、それは、締結材料の2つ以上のエリアを有することも可能である。
締結具の第3の代替的な実施形態が、図9、図9a、および図9bに示されており、ここでは、ベルト部分123および締結具125は、図7bの断面B-Bにおける締結エリア203を除いて、図7、図7a、および図7bのものと同じ設計のものである。他の特徴は同じであり、同じ参照数字が使用されており、したがって、説明されないこととなる。図9aは、図9の断面A-Aを示しており、図9bは、図9の断面B-Bを示している。図9および図9bは、図7および図7aに説明されており、また、図9aにも示されている第1の距離D1および第2の距離D2ならびに締結材料のないそれぞれの第1および第2のエリア208、209に加えて、締結エリア203は、また、第1の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベース200の第3の外側縁部206から第3の距離D3に配置されることが可能であり、前記シート成形されたベース200の上に締結材料のない第3のエリア210を形成しているということを示している。また、締結エリア203は、第2の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベースの第4の外側縁部207から第4の距離D4に配置されることが可能であり、前記シート成形されたベース200の上に締結材料のない第4のエリア211を形成している。換言すれば、図9は、締結具125を示しており、ここでは、締結エリア203は、締結材料のないすべての4つのエリア208、209、210、211によって組み合わされた締結具材料のないより大きなエリアによって取り囲まれている。
代替例として(図示せず)、締結エリア203は、第1の横断方向に配置されている、前記シート成形されたベースの1つの外側縁部から第1の距離に配置されることのみが可能であり、前記シート成形されたベースの上に締結材料のないエリアを形成している。たとえば、第1の横断方向は、吸収性製品がその展開された状態にあるときに(図4を参照)、長手方向軸線から離れる方向であることが可能である。したがって、すべての他の側部において、締結材料は、前記シート成形されたベースの外側縁部まで延在することが可能である。図7aおよび図7bは、取り付けエリア212において使い捨て吸収性衛生製品に取り付けられている締結具125を示しており、取り付けエリア212は、締結エリア203と重なっており、締結エリア203のエリアの外側で、シート成形されたベース200が締結要素を含まないエリア208、209の中へ、しかし、前記シート成形されたベース200の前記外側縁部204、205の内側に延在している。したがって、取り付けエリア212は、締結具125の外側輪郭を越えて突出していない。取り付けエリア212は、たとえば、接着剤、ヒートシーリング、もしくは溶接、またはそれらの組み合わせによって、締結具が下層の材料に取り付けられているエリアである。接着剤、ヒートシーリング、または、溶接によって達成される溶接部は、取り付けエリア全体にわたって配置されることが可能であり、すなわち、取り付けエリア全体をカバーすることが可能であり、または、締結要素を含まないエリア208、209の中であるがその前記外側縁部204、205の内側において、締結具が取り付けられている限り、そのエリアにわたって分配されることが可能である。
図7aおよび図7bでは、取り付けエリア212は、接着性であり、横断方向Tにおいて締結エリア203のほとんど全体に重なっている(図7aを参照)。図7aでは、取り付けエリア212の長さL212は、横断方向において締結エリア203の長さL203よりも長いということが示されている。長手方向では、図7bを参照すると、締結具の外側に接着剤を有することが望ましくないことに起因して、第3および第4の外側縁部206、207に沿った小さなエリアを除いて、取り付けエリア112は、締結エリア全体に重なっている。代替的に、取り付けエリアは、第3および第4の外側縁部206、207に至るまで配置されることが可能である。したがって、取り付けエリア212の面積は、締結エリア203の面積よりも大きい。
取り付けエリア112を締結エリア203よりも大きくすることによって、力が、有益な様式で分配されることとなり、締結具がシャーシーまたはベルトから引き裂かれるリスクを低減させる。これは、特に、取り付けエリア212が締結具のない第1のエリア208の中へ延在するときに起こり、締結具のない第1のエリア208は、製品がその展開された状態にあるときに長手方向から離れる方向にあり、また、製品を展開するかまたは着用者の上でそれを調節するときに、着用者または介護者が、通常は、第1のベルト部分123の外側端部において自身の指によって把持する方向にある。着用者または介護者が第1のベルト部分123外側端部を引っ張り始めるとき、シート成形されたベース200および締結材料のないエリア208(それらは、取り付けエリア212によって第1のベルト部分123に取り付けられている)は、締結具の締結エリア203が取り付けられている材料から離れるように、着用者または介護者がベルト部分を引っ張るときに、ベルト部分213とともに移動し始める。
すなわち、着用者または介護者がベルト部分123を引き離すときに、シート成形されたベース200および締結材料のないエリア208は、締結エリア203が取り付けられている材料から上向きに/離れるようにわずかに曲げられ始める。着用者または介護者が、材料からさらに離れるように第1のベルト部分123の外側端部を引っ張り続けるときに、締結材料のないエリア208に最も近いステムを含む複数の離散的な締結要素が、それが取り付けられている材料から解放し始め、他のステムは、締結具125全体が材料から解放されるまで、着用者または介護者がさらに引っ張るときに解放される。これは、製品を調節するときにも適用される。
図8、図8a、および図8bについても同様である。図8aでは、取り付けエリア212の長さL212は、横断方向において、締結材料203a、203b、203cの3つのエリアによって限定されている締結エリア203の長さL203よりも長いということが示されている。長手方向では(図8bを参照)、締結具の外側に接着剤を有することを回避することが望まれることに起因して、第3および第4の外側縁部206、207に沿った小さなエリアを除いて、取り付けエリア112は、締結エリア全体に重なっている。したがって、取り付けエリアの面積は、締結エリアの面積よりも大きい。
図9aは、図9の断面A-Aを示しており、それは、図7aのものと同じであり、したがって、説明されないこととなる。図9bは、長手方向への断面を示しており、そこでは、取り付けエリア212は、前記シート成形されたベース200が締結要素から自由になっている第3のエリア210および第4のエリア211の中へも延在しているが、前記シート成形されたベース200のそれぞれの第3の外側縁部206および第4の外側縁部207の内側に延在している。
締結エリア203から前記シート成形されたベースの1つの外側縁部204、205、206、207への、すなわち、前記シート成形されたベースの上に締結材料のないエリアが存在しているときの、図7、図7a、図7b、図8、図8a、図8b、図9、図9a、および図9bに関係して議論されているそれぞれの距離D1、D2、D3、およびD4は、3mmから10mmの間、たとえば、3mmから6mm、具体的には、3mmから4mmの間にあることが可能である。
図7~図9bに説明されている締結エリア203は、シート成形されたベースの上側表面から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素(図示せず)を含む。これらのステムは、第1のベルト部分123の上に提供されるフックとループを形成する第2のベルト部分124の材料との面ファスナー(フックおよびループ)接続部を形成するフックである。締結具125が、トップシート111の上の前方端部部分114において(すなわち、トップシートの2つの前方コーナーに接続されている)ベルト製品の上で使用されるときに、2つの取り付けられたベルト部分の外側層は、第2の端部部分(すなわち、シャーシーの前方端部部分114)をベルト部分に固定するためのループ要素として作用し、ベルト部分がパンツのウエスト部分の一部を形成した状態で、製品がパンツのような形状をとるようになっている。
図7~図9bに説明されている締結具125が、開放型おむつにおいて使用されるときには、図7~図9bに説明されている締結具125は、図1~図3の締結具25である。締結具25(すなわち、図7~図9bに説明されている締結具)は、後方サイドパネル23、24の上に配置されており、後方サイドパネル23、24は、シャーシー10の後方端部の近くの長手方向側縁部において、シャーシー10に取り付けられている。ループ要素として作用することとなる着用者のウエストの周りに使い捨て吸収性衛生製品をフィットさせるために、締結具25は、対応する前方サイドパネル21、22の衣服対向表面の上に、または、シャーシー10の衣服対向表面の上に締結されるように意図されている。
図10および図10aは、図7、図7a、図7bに説明されている締結具125とほとんど同様の設計を有する締結具125'の第4の実施形態を示している。また、それは、図8、図8a、および図8bまたは図9、図9a、および図9bに関係して説明されている設計を有することも可能である。第4の実施形態と図7、図7a、図7bとの間の相違点のみが説明されることとなる。締結具125'は、フィンガーリフト部分226を含み、フィンガーリフト部分226は、前記シート成形されたベース200の上の締結材料のない第1のエリア208の一部である。シート成形されたベース200は、ベルト製品において第1のベルト部分123の外側縁部126を越えて突出しており、フィンガーリフト226を形成している。
締結具125'は、ベルト型おむつの第2の端部部分114の上に配置されている場合には、シート成形されたベース200は、第2の端部部分(すなわち、横断方向における前方部分とも呼ばれる前方端部部分114)の外側縁部を越えて突出し、フィンガーリフト(図示せず)を形成している。締結具が、開放型おむつにおけるサイドパネル23、24の上に配置されている場合には、シート成形されたベース200は、サイドパネルの外側縁部を越えて突出し、フィンガーリフト(図示せず)を形成している。取り付けエリア212'は、図7、図7a、および図7bにおける取り付けエリア212と同様である。取り付けエリア212'は、製品の外側に接着剤を有することは望ましくないので、外側縁部126を越えて突出していない。
フィンガーリフト部分は、介護者が使用前に吸収性製品の開口部を見つけること(すなわち、ベルトの端部を識別すること)、または、使用の間に締結具を容易に見つけることを助けることが可能である。フィンガーリフト部分は、着用者が自分の指でフィンガーリフト部分を掴むことを可能にする。フィンガーリフトは、締結具がベルトまたはサイドパネルまたは第2の端部から引き裂かれるリスクを低減させることが可能である。その理由は、着用者が、製品を展開するときまたは製品を調節するときに、締結具が取り付けられている材料を介してではなく、直接的に締結具を把持することが可能であるからである。したがって、締結具と締結具が取り付けられているパーツとの間の取り付け強度が低減されることが可能である。
フィンガーリフト部分または締結具全体は、ベルト、サイドパネル、および/またはシャーシーの色とは異なる色で提供されることが可能であり、着用者がフィンガーリフト部分を容易に見ることができるようになっている。フィンガーリフトを形成するときのシート成形されたベース200は、少なくとも約5mmだけ、たとえば、約5mmから約15mmの間だけ、前記外側縁部126を越えて突出している。
図11は、図10および図10aにおける締結具125'に対する代替的な締結具125"を示しており、ここでは、シート成形されたベース200および締結エリア203の両方が、ベルト部分123の前記外側縁部126を越えて突出しているが、締結要素のないエリア208を依然として残している。締結要素のないエリア208は、フィンガーリフト226を形成している。フィンガーリフト226がある側において、取り付けエリア212'が締結エリア203の中に配置されていることを除いて、取り付けエリア212'は、図10および図10aに説明されて示されているものと同じ寸法を有することが可能である。
図12および図13は、図4の締結具148として、図10および図10aの締結具125'を示している。締結具125'、148は、ベルト製品100の第2の端部部分114において、トップシート111の上に配置されている。トップシート111およびバックシート112は、結合エリア127によって一緒に取り付けられている。結合エリア127は、図10および図10aに関係して説明されている取り付けエリア212'と重なっており、結合エリア127は、少なくとも1つの方向に取り付けエリア212'の外側に延在している。
図13(それは、図12の断面A-Aを示している)は、結合エリア127が、取り付けエリア212'全体に重なっており、両方の横断方向Tにおいて取り付けエリア212'の外側に延在しているということを示している。長手方向Lについても同様であり、それは、図12に見られることが可能である。したがって、結合エリア127は、すべての方向において、取り付けエリア212'の外側に延在している。これは、製品を展開するときまたは製品を調節するときに、締結具がトップシートから引き裂かれるリスクを低減させる。その理由は、強力なラミネートが提供されるからである。
長手方向Lにおいて、シート成形されたベース200および取り付けエリア212'は、図7bまたは図9bにおいて説明されているものと同じ寸法を有することが可能である。トップシート111およびバックシート112は、たとえば糊付け、熱融着、または超音波溶接などによって、結合エリアにおいて互いに取り付けられている。
図12に示されているように、締結エリア203は、長手方向において脚弾性体117と整合された位置に配置され、漏出を回避するために身体への良好なフィット感およびシーリングを保証することが可能である。これは、図7、図7a、図7b、図8、図8a、および図8b、または図9、図9a、および図9bに示されている締結具が、ベルト製品100の第2の端部部分114においてトップシート111の上に配置されている場合には、それらのいずれにも適用される。
また、本開示は、本開示の説明されている態様、変形例、代替例、および例示的な実施形態のすべての考えられる組み合わせをカバーしている。
開放型おむつおよびベルト型おむつは、さまざまな位置において、図7~図11の締結具を含むことが可能であるということが開示されてきた。1つのおむつの中で、異なる締結具が、説明されている異なる位置において使用されることが可能であるということが理解されるべきである。代替的に、同じタイプの締結具が、すべての位置に関して使用されることが可能である。
開放型おむつおよびベルト型おむつは、図7~図11に示されている締結具を含むことが可能であるが、しかし、再締結手段によって開かれることおよび再び閉じられることが可能なパンツ型おむつも、図7~図11に示されている締結具を有することが可能であるということが開示されてきた。
そのうえ、本開示は、前述の態様または例に限定されるのではなく、以下の特許請求の範囲の中で他の態様および例示的な実施形態に当然に適用可能である。
特許請求の範囲の中に記述された参照記号は、特許請求の範囲によって保護される事項の範囲を限定するものとして見られるべきではなく、それらの唯一の機能は、特許請求の範囲をより理解しやすくすることである。
1 使い捨て吸収性衛生製品、開放型おむつ
2 長手方向側縁部
3 長手方向側縁部
4 シャーシーの前方縁部
5 シャーシーの後縁部
10 シャーシー
11 トップシート
12 バックシート
13 中央部分
14 第2の端部部分
15 第1の端部部分
16 獲得層
17 脚弾性体
21、22 前方サイドパネル
23 後方サイドパネル
24 後方サイドパネル
25 締結具
26 後方サイドパネルの外側縁部
30 吸収性アッセンブリ
31 第1の吸収性コア
32 第2の吸収性コア
100 ベルト製品
102 長手方向側縁部
103 長手方向側縁部
104 前方縁部
105 後縁部
106 自由端部
110 シャーシー
111 トップシート、第1の被覆層
112 バックシート、第2の被覆層
113 中央部分
114 前方端部部分、第2の端部部分
115 後方端部部分、第1の端部部分
117 脚弾性体
123 第1のベルト部分
123a 外部表面
124 第2のベルト部分
124a 外部表面
125 締結具
125' 締結具
125" 締結具
126 ベルトの外側縁部
127 結合エリア
130 吸収性アッセンブリ
131 吸収性コア
146 ウエスト弾性体
148 締結具
149 締結具
200 シート成形されたベース
201 上側表面
202 下側表面
203 締結材料
203a、203b、203c 締結材料
204 第1の外側縁部
205 第2の外側縁部
206 第3の外側縁部
207 第4の外側縁部
208 締結具のない第1のエリア
209 締結材料のない第2のエリア
210 締結材料のない第3のエリア
211 締結材料のない第4のエリア
212 取り付けエリア
212' 取り付けエリア
226 フィンガーリフト部分
C 長手方向中心線
D1 第1の距離
D2 第2の距離
D3 第3の距離
D4 第4の距離
L 長手方向
L203 締結エリア203の長さ
L212 取り付けエリア212の長さ
LO 長手方向軸線
T 横断方向

Claims (17)

  1. 第1の端部部分(15、115)および第2の端部部分(14、114)と、前記第1の端部部分と前記第2の端部部分との間に延在する中央部分(13、113)とを有するシャーシー(10、110)を含む使い捨て吸収性衛生製品(1、100)であって、前記シャーシー(10、110)は、着用者の身体に面することを意図した身体対向表面と、着用者の身体から離れる方に面することを意図した衣服対向表面とを有しており、長手方向軸線(LO)が、長手方向に延在しており、前記第1の端部部分(15、115)から前記第2の端部部分(14、114)に向けて長手方向(L)を画定しており、横断方向軸線は、前記長手方向に対して垂直の横断方向(T)を画定しており、前記シャーシー(10、110)は、前記身体対向表面における液体浸透性のトップシート(11、111)と、前記衣服対向表面における液体不浸透性のバックシート(12、112)と、前記トップシート(11、111)と前記バックシート(12、112)との間に配置されている少なくとも1つの吸収性コア(31、32、131)を含む吸収性コアアッセンブリ(30、130)とを含み、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)は、1対の側部部分(23、24、123、124)をさらに含み、前記1対の側部部分(23、24、123、124)は、前記第1の端部部分(15、115)のそれぞれの側部において前記横断方向に延在し、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)を前記着用者のウエストに締結し、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)は、少なくとも1つの締結具(25、125、125'、125"、148、149)を含み、前記少なくとも1つの締結具(25、125、125'、125"、148、149)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)の前記側部部分(23、24、123、124)および/または前記第2の端部部分(14、114)のうちの少なくとも1つの上に配置され、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)を前記着用者のウエストに締結し、前記締結具(25、125、148、149)は、略平行な上側表面(201)および下側表面(202)を有するシート成形されたベース(200)を含み、前記下側表面(202)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)の前記側部部分(23、24、123、124)および/または前記第2の端部部分(14、114)のうちの少なくとも1つに取り付けられており、前記シート成形されたベース(200)は、前記長手方向への長さ、および、前記横断方向への幅を有しており、前記シート成形されたベース(200)の前記上側表面(201)から突き出るステムを含む複数の離散的な締結要素を含む締結材料(203、203a、203b、203c)の1つまたは複数のエリアを含む少なくとも1つの締結エリア(203)を含み、前記締結エリア(203)は、第1の横断方向に配置されている前記シート成形されたベース(200)の1つの第1の外側縁部(204、205)から所定の距離(D1、D2)に配置されており、前記シート成形されたベース(200)の上に締結材料のないエリア(208、209)を形成しており、前記締結具(25、125、125'、125"、148、149)は、取り付けエリア(212、212')において前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)に取り付けられており、前記取り付けエリア(212、212')は、前記締結エリア(203)と少なくとも部分的に重なっており、前記締結エリア(203)の外側で、前記シート成形されたベース(200)が前記締結要素を含まないエリア(208、209)の中へ、しかし、前記シート成形されたベース(200)の前記外側縁部(204、205)の内側に延在している、使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  2. 前記第1の横断方向は、前記長手方向軸線(LO)から離れる方向にある、請求項1に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  3. 前記締結エリア(203)は、第2の横断方向において、前記シート成形されたベース(200)の前記第1の外側縁部(204)の反対方向に配置されている、前記シート成形されたベース(200)の第2の外側縁部(205)から第2の距離(D2)に配置されており、前記シート成形されたベース(200)の上に締結材料のない第2のエリア(209)を形成しており、前記取り付けエリア(212、212')は、前記シート成形されたベース(200)が前記締結要素を含まない前記第2のエリア(209)の中へ、しかし、前記シート成形されたベース(200)の前記第2の外側縁部(205)の内側に延在している、請求項1または2に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  4. 前記締結エリア(203)は、第1の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベース(200)の第3の外側縁部(206)から第3の距離(D3)に配置されており、前記シート成形されたベース(200)の上に締結材料のない第3のエリア(210)を形成しており、前記取り付けエリア(212、212')は、前記シート成形されたベース(200)が前記締結要素を含まない前記第3のエリア(210)の中へ、しかし、前記シート成形されたベース(200)の前記第3の外側縁部(206)の内側に延在している、請求項1から3のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  5. 前記締結エリア(203)は、第2の長手方向に配置されている、前記シート成形されたベース(200)の第4の外側縁部(207)から第4の距離(D4)に配置されており、前記シート成形されたベース(200)の上に締結材料のない第4のエリア(211)を形成しており、前記取り付けエリア(212、212')は、前記シート成形されたベース(200)が前記締結要素を含まない前記第4のエリア(211)の中へ、しかし、前記シート成形されたベース(200)の前記第4の外側縁部(207)の内側に延在している、請求項4に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  6. 前記第1の距離(D1)、前記第2の距離(D2)、前記第3の距離(D3)、および/または前記第4の距離(D4)は、3~10mmであり、具体的には、3~6mmであり、または、より具体的には、3~4mmである、請求項1から5のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  7. 前記締結具(25、125、125'、125"、148、149)は、接着剤、溶接、もしくはヒートシーリング、またはそれらの組み合わせによって、前記取り付けエリア(212、212')において、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)に取り付けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  8. 前記締結要素は、フックである、請求項1から7のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  9. 前記第1の端部部分(15、115)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)の後方領域であり、前記第2の端部部分(14、114)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)の前方領域であり、前記中央部分(13、113)は、股間領域である、請求項1から8のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  10. 前記シート成形されたベース(200)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(1、100)の前記側部部分(23、24、123、124)および/または前記第2の端部部分(14、114)の外側縁部(126)を越えて突出しており、それによって、フィンガーリフト(226)を形成している、請求項1から9のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  11. 前記取り付けエリア(212、212')は、前記側部部分(23、24、123、124)および/または前記第2の端部部分(14、114)の前記外側縁部(126)から所定の距離に配置されており、前記距離は、5mmよりも小さい、請求項10に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  12. 前記シート成形されたベース(200)は、少なくとも5mmだけ、具体的には、5mmから15mmの間だけ、前記外側縁部(126)を越えて突出している、請求項10または11に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1、100)。
  13. 前記使い捨て吸収性衛生製品(100)は、ベルト製品(100)であり、前記側部部分(123、124)は、外部表面を有するベルトを形成するために前記使い捨て吸収性衛生製品の着用者のウエストの周りに互いに固定するための第1のベルト部分(123)および第2のベルト部分(124)であり、前記第1のベルト部分(123)は、自由端部を有しており、前記自由端部は、前記ベルト部分(124)の他方の外部表面に取り付けられるように適合された前記締結具(125、125')を担持している、請求項1から12のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(100)。
  14. 前記使い捨て吸収性衛生製品(100)は、ベルト製品であり、前記側部部分(123、124)は、外部表面を有するベルトを形成するために前記使い捨て吸収性衛生製品の着用者のウエストの周りに互いに固定するための第1のベルト部分(123)および第2のベルト部分(124)であり、前記第1のベルト部分(123)は、前記ベルト部分(124)の他方の外部表面に取り付けられるように適合されており、前記シャーシー(110)の前記第2の端部部分(114)は、前記シャーシー(110)の前記第2の端部部分(114)を前記ベルト部分(123、124)に固定するための前記締結具(148、149)を含み、前記ベルト部分がパンツのウエスト部分の一部を形成した状態で、前記使い捨て吸収性衛生製品がパンツのような形状をとるようになっている、請求項1から13のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(100)。
  15. 前記側部部分(23、24)は、前記締結具(25)をそれぞれ含むサイドパネル(23、24)であり、前記使い捨て吸収性衛生製品が着用されているときに、前記第1の端部部分(15)および前記第2の端部部分(14)を互いに接続し、前記締結具は、前記第2の端部部分(14)の上の接触領域に取り付けられるように適合されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1)。
  16. 前記使い捨て吸収性衛生製品(1)は、前記第2の端部部分(14)のそれぞれの側部において前記横断方向に延在する第2の対の側部部分(21、22)を含み、前記第1の端部部分(15)の上の前記側部部分(23、24)は、前記締結具(25)をそれぞれ含むサイドパネル(23、24)であり、前記使い捨て吸収性衛生製品が着用されているときに、前記第1の端部部分(15)および前記第2の端部部分(14)を互いに接続し、前記締結具(25)は、前記第2の対の側部部分(21、22)のそれぞれの側部部分の上の接触領域に取り付けられるように適合されている、請求項1から12のいずれか一項に記載の使い捨て吸収性衛生製品(1)。
  17. 前記締結具(149、148)は、前記使い捨て吸収性衛生製品(100)の前記第2の端部部分(114)に配置されており、前記トップシート(111)および前記バックシート(112)は、結合エリア(127)において一緒に取り付けられており、前記結合エリア(127)は、少なくとも部分的に前記取り付けエリア(212、212')に重なっており、少なくとも前記第1の横断方向において前記取り付けエリア(212、212')の外側に延在している、請求項14に記載の使い捨て吸収性衛生製品(100)。
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