JP2024507931A - フォトecmo装置、システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

血液からCOを除去するための装置であって、被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングと、ハウジングの内部に配置された複数のガス透過性の細管と、ハウジングに結合され、ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部であって、ハウジングの内部に光を送るように構成された光学的侵入部と、光学的侵入部に光学的に結合された光源と、を備えており、光源が光を放出し、当該光が光学的侵入部を介してハウジングの内部に入射して、放出された当該光が被検体の身体からの血液と相互作用するように構成されている装置。【選択図】図5

Description

<関連出願の相互参照>
本願は、米国特許出願第63/153,410号(出願日:2021年2月25日)に基づくと共にその優先権を主張するものであり、同出願の開示内容は全て参照により本願の記載内容に含まれるものとする。
<連邦政府の支援による研究に関する言明>
なし。
一酸化炭素(CO)中毒はダメージが大きく、死に至ることもある。その理由は、COがヘモグロビン(Hb)のガスリガンド結合部位に対する酸素(O)との競合が非常に強いことに拠るところが大きい。具体的には、その2つの気体分子が吸入されると、最初に肺の中の血液中に溶け込み、その後、Hbのヘム基の4つの結合部位のいずれかと(順方向結合反応で)結合する。OとHbとの結合速度定数と、COとHbとの結合速度定数とは略等しく、主に、拡散により分子が集まる速度によって支配される。また、この結合した気体分子は自然にヘモグロビンから解離(分離)するが、HbCOの解離速度はHbOの解離速度の数百分の一である。その本質は、酸素輸送の「ための」Hb結合部位がCOによって占有されてしまうことである。
一実施形態は、血液からCOを除去するための装置するものであり、当該装置は、被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングと、前記ハウジングの内部に配置された複数のガス透過性の細管と、前記ハウジングに結合され、前記ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部(optical intrusion)であって、前記ハウジングの内部に光を送るように構成された光学的侵入部と、前記光学的侵入部に光学的に結合された光源と、を備えており、前記光源が光を放出し、当該光が前記光学的侵入部を介して前記ハウジングの内部に入射して、放出された当該光が前記被検体の身体からの血液と相互作用するように構成されている。
他の一実施形態は、血液からCOを除去するための方法を提供するものであり、当該方法は、被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングを設けることと、ただし、前記ハウジングの内部に複数のガス透過性の細管が配置されており、前記ハウジングに結合され、前記ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部を用いて、前記ハウジングの内部に光を送ることと、前記光学的侵入部に光学的に結合された光源を用いて、放出した光が前記検体の身体からの血液と相互作用するように、前記ハウジングの内部に光を放出することと、を含む。
本発明の以下の詳細な説明を、添付図面を参照しつつ読むと、本発明の種々の目的、構成及び利点をより理解することができる。添付図面において同様の符号は同様の要素を示している。
静脈-動脈(VA)接続方式のECMOシステムの略図であり、当該ECMOシステムはオキシジェネータをポンプに接続したものを備えており、オキシジェネータ及びポンプは、大腿動脈及び大腿静脈に挿入されたカニューレを用いて患者の循環器系に接続されている。 図1Aに示されているオキシジェネータ等のオキシジェネータのガス透過性細管アレイ(断面図で円形の列として示されている)内を通る赤血球の経路(波状の線)の断面図であり、図1Bは、図1Aの観察面に対して垂直方向(すなわち紙面に向かう方向)から見た側面図あるいは上面図である。 図1A及び図1Bに示されているオキシジェネータと類似する装置のハウジングに光学的侵入部(OI)機器をどのように組み込んでPECMO装置を製造することができるかを示す略図であり、図2では、OIに入射する光の方向を示す矢印により、上記機器におけるOIの可能な向きの2つの例を示している。 図2に示されているOI機器等の1つのOI機器の細部図であり、このOI機器は、PECMO装置のハウジングの透明な壁に組み込まれている。図3は、PECMOハウジングの透明な窓とOIとに光を送る光源(例えば高出力LED又はレーザ等)を示しており、OIは円錐形又は楔形その他収束形状とすることができる。同図にはまた、血液を含む物質とガス細管とにより占有されている周辺空間にOIから送られる光場(OIの楔形の辺の隣の陰影領域)と、一例の光線経路(破線)と、が示されている。 複数のOIと光源のアレイ(例えばLED又はレーザ等、これはハウジングに直接結合されており、又は導波体を介してハウジングに結合されている)とを備えたPECMOハウジングの断面図であり、当該複数のOIはハウジングに結合されており、光源のアレイはOIとアライメントされ、各OIに光を送るように構成されている。このようにしてPECMO装置のハウジングの内部に光が送られ、その後、この光はOIから、血液を含む物質とガス細管とにより占有されている空間内に放出される。 PECMO装置のハウジングの断面図を示す図であり、当該ハウジングは、ハウジングの内部へ延在する中空の空洞である楔形のOIを備えている。 PECMO装置のハウジングの断面図を示す図であり、当該ハウジングは、光ファイバOIがハウジングの内部へ延在したものである。 本発明の一部の実施形態の血液からCOを除去するための処理の一例を示す図である。
本発明の一部の実施形態では、フォトECMO(PECMO)装置を用いて血液からCOを除去するためのメカニズム(これは、システム、方法及び媒体を含み得る)を提供する。このメカニズムは、HbCOが光を吸収することによりHbからCOが効率的に光解離することを利用したものである。可視光の光子の量子エネルギーはHbCOの結合強さより若干大きく、このことにより他のファクタも相俟って、HbCO光解離に係る量子収率(すなわち、吸収された光子あたりの解離確率)が略1になる。また、HbOが光を吸収することによっても光解離が生じるが、その効率は格段に低く、HbO光解離の量子収率は約0.08となる。よって、HbCOにより吸収される波長で十分な露光を行うことにより、Hb結合部位からCOを優先的に除去することができ、これによりその空の結合部位にOを優勢的に結合させることができる。
しかし、HbCOに吸収される光の波長が人体中に浸透する深度は深くないので、大型動物ではHbCOの吸収波長の光が肺に到達する可能性が低くなる。小型動物では、動物の外表面に露光すると光が当該動物の肺に達することができ、呼気を行うだけで体内からCOを迅速に除去できることを我々は突き止めた。人間を含めた大型動物において上記の処置が上手く働くためには、HbからのCOの光解離を促進するために光が血液に到達できるようにするメカニズムが必要である。
かかるメカニズムを獲得するため、我々はCO除去のための光の使用を組み込むように体外式膜型人工肺(ECMO)装置(図1A参照)を改良する可能性を研究した。ECMO装置は、患者の体内からオキシジェネータ内を通過するように血液をバイパスするための外部ポンプを使用し、オキシジェネータはHbから赤血球へのガスの交換を促進してCOを放出し、Oを結合する(図1A)。このガス交換は、オキシジェネータ内のチャンバに血液をポンピングすることにより促進され、このオキシジェネータのチャンバ内には半透過性の細管のアレイが設けられており、これらの細管はCO、CO又はO等のガスの交換を行うことができるが、細胞又はタンパク質は通過させない。現在使用されている人間用のECMO装置は、オキシジェネータ内に大容積を収容し、これによりアレイの細管内における血液の流れを促進する。ここでは、このアレイを「血液ガス細管アレイ」(図1B)という。大型動物や人間と同様、オキシジェネータの高密度かつ大容量の環境は、装置の容積内への光の浸透を大きく制限する。
この光の浸透不足の対応に向けた最初のステップとして予備実験を行った。この予備実験では、ECMO装置の内部構成要素として使用されるタイプと同様の流動血液ガス細管のシートを外部LEDアレイ光源が露光できるECMO人工肺型装置の薄層バージョンを製造するように、ECMO装置を再構築した。上記の実験により、上記構成で露光を行うと光解離によりCOを効果的に除去できることが判明し、CO除去のためにPECMOを実用的に使用できるとの示唆が得られた。このプロトタイプの装置は、大面積にわたって光浸透を可能にするために大型、平坦かつ薄型に作製されたが、PECMOを実用的に用いるために必要なのは、例えば標準的なECMOシステムで用いられる装置と同等の、より実用的でコンパクトな3D装置であって、当該装置の容積内に光が奥深くまで侵入し又は当該容積内で光が生成される3D装置であることを、我々は突き止めた。
よって、本願ではPECMO装置の実施形態を開示する。実施形態全般のアプローチは、HbからCOを放出し、この放出したCOのガス細管内への拡散を促進してシステム外部への拡散を促進するため、ガス交換に最適化されている既存のオキシジェネータ設計を、当該オキシジェネータの容積全体に光を届けるように改良することである。PECMO設計に際しECMO人工肺を出発点としたため、以下の説明ではオキシジェネータ又は改良オキシジェネータとしてPECMO装置を参照するが、本願開示のPECMOシステムの第一の目的はHbからCOを除去することである。しかし、このPECMO装置は酸素付加を行うこともできる。
複数の実施形態では、(例えば、PECMO装置の内部に光源を配置することによって)PECMO装置において光を生成することができ、又は、PECMO装置の外部から(例えば導波体その他の送光メカニズムを用いて)光を届けることができ、又は上記2つの構成の何らかの組み合わせを設けることができる。装置において光を生成して血液に光を届ける上記の態様には、例えばLED及びレーザ光源等が含まれるが、LED及びレーザ光源に限定されることはなく、当該態様が好適である理由は、LED及びレーザ装置の効率と、狭帯域の出力波長帯域である。同様の理由により、かかる光源はPECMO装置の外部に設けられると好適である。複数の実施形態では、他の可能な光源は、適切な波長を有するキセノンランプ、パルスキセノンフラッシュランプ及び/又は蛍光ランプを含む。
PECMO装置の内部は滅菌状態でなければならず、それゆえ装置に組み付けられる光源も滅菌状態である必要がある。標準的なECMO装置は単回使用を意図したものであり、滅菌して再利用されるものではない。よって、PECMO内に光源を入れると、この光源も使い捨てとなってしまう。確かにそのようにすることも可能ではあるが、複数の実施形態では(1つ又は複数の)光源を装置の外部に設けることが好適である。さらに、非常に高効率の光源であっても熱を発生する。光源をPECMO装置内に入れると、熱による損傷の可能性があることから装置設計に制限が課され得る。
複数の実施形態では、外部生成した光をPECMO装置内へ届けることは、PECMOの内部へ十分に延在する透明な媒質を用いて行うことができる。かかる透明な媒質は、ここでは「光学的侵入部」(Optical Intrusion、OI)という。以下の事例は、固体材料から形成されたOIを用いる構成についてのものであるが、複数の実施形態では、OI透明媒質は固体の他にさらに気体又は液体とすることができる。上記の透明媒質は、光ファイバ等の導波体その他固体材料の透明な導波体とすることができ、又は、PECMO装置の内部へ延在する透明材料とすることができる。
特定の一実施形態では、透明な滅菌材料を上記のOIとして使用することができ、ハウジングの内部空間に外部光を届けるため、かかるOIの1つ又は複数がオキシジェネータ装置の(1つ又は複数の)外壁から内部へ延在することができる。複数の実施形態では、(1つ又は複数の)OIは、上記の外壁の透明プラスチックと類似又は同一の透明プラスチックにより作製することができ、一部の実施形態では(1つ又は複数)のOIは外壁と一体とすることができ、例えば、外壁と(1つ又は複数の)OIの両方を単一片として形成する成形工程(例えば射出成形等)により作製することができる。複数の実施形態では、OIを作製するために使用可能な他の材料には、プレキシグラス(登録商標)/アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ガラス、ポリジメチルシロキサン(PDMS)及び/又はポリカーボネートが含まれる。
他の実施形態では、(1つ又は複数の)OIは光ファイバにより作製することができる。外部生成光及び内部生成光の両方を有効に提供するハイブリッドバージョンでは、OIは、特定の波長帯域内の光を放出する外部光源からの光を、PECMO装置において別のより長波長の帯域に変換する蛍光物質を含むことができる(例えば、蛍光物質はOIの表面に設けられ、及び/又はOIを作製する材料に組み込まれる。下記参照)。
装置の有効容積全体において露光できるコンパクトなPECMO装置を実現するためには、一部の実施形態では、血液ガス交換細管の複数の容積内に光を届けるために複数のOIを用いることができる。製造を簡素化して実用化するため、特定の実施形態では好適なバージョンは、装置の外壁の一部である透明プラスチックのOIを使用する(図3及び図4参照)。しかし、他の実施形態ではOIは、例えば平面状の楔形、又は円錐形状、その他PECMO装置内に延在する他の(概ね漸減する)立体形状等の、内部延在する空洞(例えば、ハウジングの内部空間への中空窪み又は延長部等、図5参照)として実現することができる。図3及び図4の断面図で示されている例は、円錐形、角錐形又は平面状の楔形のOIであって、楔形の両面又は円錐表面若しくは角錐表面の全面から外部光を届けるOIとすることができる。図4及び図5に示されているように、装置全体で送光層と血液/細管層とを交互に設けて構成される「サンドイッチ」構造を提供するように、複数の平面状の楔形OIを配置することができる。平面状の楔形OIはPECMO装置の相反対側の両側から光を届けることができ(図4及び図5)、これにより装置において全体的に公称上均一な露光深度を達成することができる。
図3は平面状の楔形OIの概略的な断面図であり、同図では幾つかの光線追跡(破線)の例と、外部光源から生じる光場(陰影領域)の例とを示している。本例ではOIは、PECMO装置外部ハウジング壁と単一ユニットとして透明プラスチックを成形することにより作製されたものである。OI内部からの光の出射は、PECMO人工肺装置内の血液/ガス細管容積との境界において行われる。光線追跡は、上記の境界に光が当たったときの部分透過と部分反射とを示すためのものである。変形態様も可能であり、例えばOIを平面状とは異なる収束形状(例えば円錐形又は角錐形等)とすることができ、また、OIの境界又は面を平坦、凸状又は凹状とすることができる。OI屈折率、OI形状及び光源発散性の組み合わせが、OIからの送光の分布の大半を決定する。設計では上記のファクタの1つ又は複数を調整することができる。血液/ガス細管区画は装置内においてOI外部にあるが、OI表面と接触する。
図4は複数の平面状楔形OIを備えたオキシジェネータハウジングの断面図であり、これらのOIは、当該OIの周囲に血液/ガス細管を入れた装置の容積内へ光放射を届けるために、装置外壁から内向きに延在する。本例では、上記の小さい細管が正面から示されており、ここではOI間のギャップ内に延在しているのが断面図で示されている。外部光源は永久装置とすることができ、滅菌状態であることを要しない。例えばこの光源は、再利用可能な容器の一部又は使い捨てPECMO装置用のハウジングの一部とすることができる。ハウジングはポンプ、温度コントローラ、熱交換器、及び/又は他の装備構成要素を入れることもできる。
図5はPECMO装置のハウジング100(破線で示す)の断面を示す図であり、同図ではOI110は、ハウジング100の内部へ延在する中空の空洞であり、OIは円錐形、角錐形(例えば面数が3、4、5、又は他の数のもの)、又は楔形を拡張したものとすることができる。図5に示されているように、一部の実施形態では複数のOI110をハウジング100の内部に挿入し、OI110がハウジング100の1又は複数の面から延在することができる。特定の実施形態では、隣り合うOIの対向する面間に、光浸透及びその後のHbからのCOの放出を最大限にする特性間隔を設けるようにOI110を配置することができ、特定の一実施形態では、光の波長が約630nmである場合、上記の特性間隔は4mmとなり得る(下記参照)。
OI110はガス透過性の細管120のアレイ(断面図で円形の列として示されている)に取り囲まれており、この細管120のアレイは患者からの血液中に浸漬している。ハウジングの内部において、細管120からO等のガスが拡散して、血液中(赤血球)のHbから放出されたCOやCO等のガスと交換される。光源130(例えばレーザ又はLED等)からの光が導波体140(例えば光ファイバ等)によって伝送され、OI110の空洞内に送られる150。ここで、光はOIの表面を(例えば屈折によって)越えて血液中に入り、HbCO等の成分と相互作用して、HbからCOを解離させてCOが細管120のいずれかへ拡散してシステム外に出ることができるようにすることが可能である。また、光源のアレイ160(例えばレーザ又はLED等)から光を放出し、この光をOI110の空洞内へ送ることも可能である170。さらに、1つ又は複数のOI内に光源180を配置して、これに隣接するハウジングの内部に光を放出することも可能である。一部の実施形態では、楔形のOI(図5に示されたOI等)に代えて、又はこれと共に、光ファイバOI190の列(図6)がハウジング100の内部へ延在することが可能である。光ファイバOI190はガス透過性の細管120に対して垂直(図6に示されている)及び/又は当該細管120に対して平行に延在することができる。複数の実施形態では、光ファイバOIが血液と直接接触することを回避するため、光ファイバOIを透明材料によって覆うことができる。
PECMO装置の有効なパフォーマンスにはOIの形状及び配置が重要である。というのも、光が各細管の血液-ガス交換界面に又はその付近に届けられてHbCOに吸収されるときに、装置全体の効率が最大になるからである。光解離したCO分子は、ガス交換界面へ拡散してガス流により装置外部へ除去されるよりも迅速に、Hbの空の結合部位と再結合し得る。HbO及びHbCOは両方とも動的平衡で自然に解離し、再結合する。しかし、上記の通りHbOはHbCOよりも遥かに自然解離しやすく、光が存在しない場合、このような自然解離しやすさの差によってHbCOの蓄積が強力に促進される。HbCOをHbOより優先的に光解離させると、光が動的平衡を変化させてHbOの光解離が一層進む。血液の単位体積あたりのHbCOの局所的な光解離速度は単位体積あたりのHbCOによる光吸収速度に比例し、この単位体積あたりのHbCOによる光吸収速度は局所的放射照度に直接比例する。上記のプロトタイプを用いた予備実験では、CO除去速度が入射光放射照度に比例することが観測された。これは、酸素又は血液流量等の他のファクタではなく、放射照度がプロトタイプ構成において制限ファクタとなっていたことを示唆する。このことは、より高い光パワーをより良好に届けることにより、プロトタイプより性能を改善できることを示唆する。
上記の通り、PECMOにおいて局所的にHbCOの光解離により放出されたCOは、Hbの空いている結合部位と再結合し得る。よって、放出されたCO分子が空のHb結合部位と再結合する前にガス交換細管に到達しないと、HbCOに吸収された光子は実際には「無駄」になってしまう。HbCOの光解離が、ガス交換部位から過度に遠距離にある血液中(すなわち、PECMO装置の細管から遠距離の血液体積中)で行われると、解離したCOがガス交換部位に到達する前に空のHb結合部位と結合する確率が高くなる。理論的には、細管からどの程度の距離で光解離を行うべきかを、例えば解離したCOの拡散速度と、Hb結合部位が空になる速度等に基づいて推定することは、可能であり得る。Hb、HbCO、HbO、O及びCOに関与する動的平衡及び拡散勾配に影響するファクタは数多く存在し、これには、光解離速度及び部位、ガス拡散、温度、協同的ヘモグロビン結合の錯体構造及び反応速度、ヘモグロビンにおけるコンフォメーション変化、PECMO細管構造、装置における血液及びガスの流量等が含まれるが、これらに限定されない。数十年の研究にもかかわらず、競合的なO及びCOの結合速度についての完全なモデルは存在せず、このコンセプトが新規であるならば、PECMO装置における結合速度についてのモデルも未だ存在しないことになる。
しかし、効率的なPECMO装置においてガス交換部位からどの程度の距離で光解離を行うべきかを推定する簡単な手法は、この距離が理想的には、開放されているHb結合部位にCO分子が到達する可能性がある時間の間にCOの分子が血液中を拡散する距離に略等しい又はそれ以下であると仮定することである。PECMO装置では、ガス交換界面は常にキャピラリ細管に存在する。適切なモデルが存在しない場合、我々は肺におけるガス交換速度をガイドとして用いることができる。肺の肺胞は約0.2mm径のガス充填される袋であり、この径寸法はPECMO装置の細管の径と同等である。肺胞におけるガス交換は、約0.5秒で完了する。この時間の間、解離したCOが拡散する距離は約0.4mmとなる(拡散定数は約2.4×10-5cm/sである)。換言すると、最近傍の細管から約0.4mm以内で吸収された光子は、CO分子を解放して血液から実際に除去し、装置外部に排出する見込みが高いことが期待される。このことを踏まえて実用的に装置を作製すると、装置のアクティブ部分における細管間の間隔が約0.8mm以下である装置が得られる。このことは絶対的な要件ではないが、効率のために望ましい。現在のECMO装置の細管は高密度でパッケージングされており、上記の条件を満たす。
光の波長は設計上重要な検討事項である。HbCO光解離の量子収率は波長に依存しないので、1つの波長を選択して他を選択しないという光化学的な理由は存在しない。さらに、HbO及びHbCOの可視光吸収スペクトルは略同じであり、HbCOは近赤外光について格段に低い吸収を示すので、HbO吸収に対するHbCOの吸収を最大限にする「最良」の波長は存在しない。よって、複数の実施形態では光の波長は、PECMO装置内の細管と血液の混合物に浸透する深度を最大限にするように、かつ、特定の波長を出力し平均パワーが高い高効率の実用的な光源の利用可否に基づいて選択されたものである。幸運なことに、可視スペクトル全体における光を放出する実用化された高効率の光源が存在しており、これには青色、緑色及び/又は橙色/赤色光を放出する光源が含まれる。
血液中における浸透深さは光吸収と光散乱とによって決定され、可視スペクトルの大半における第1近似では、浸透深さはd≒μ -1となる。ここで、μは血液及び細管媒質の光吸収係数である。μの値は、吸収スペクトルと、血液中に存在する種々の種のヘモグロビンの濃度と、によって与えられる。具体的には、PECMO装置ではμ≒2.3ecFである。ここで、eは血液中の複数種のヘモグロビンの組み合わせの波長依存のモル吸光係数であり、cは血液中のヘモグロビンの濃度であり、Fは装置の露光される内部における血液の体積分画である。係数Fは、装置内におけるガスの存在を考慮する。例えば、装置容積のうちガス充填された細管が占める割合が60%である場合、Fの値は0.4となる。健康な成人の場合、cの値は約2×10-3mol/Lとなる。実際の装置では、OI間の血液/細管容積の全部が略均一な露光を受けるように、PECMOの内部のOI間の距離の約半分を浸透する1つ又は複数の波長が選択される。我々の予備研究において、約630nmのLED波長帯(≒10nmのFWHM帯域幅)を選択した。これは、静脈血液全体においてe≒2000cm-1Mに相当する。F≒0.5である場合にはμの値は約5cm-1となるので、光はPECMO装置内部の血液/細管容積内を約2mm浸透することとなる。平面状の楔形により構成された最も簡単な設計のOIを用いると、光源が約630nmの光を放出するものである場合、OIの楔の両面間の間隔は約4mmとなり、依然としてこれら両面は、その間の血液/細管容積に公称上均一な露光を提供する。複数の実施形態では、光源は可視光(例えば400~700nm)又は赤外光(例えば700nm~1mm)を放出するものである。他の実施形態では、光源は少なくとも400nm、少なくとも500nm、又は少なくとも600nmの光を放出するものである。一部の実施形態では、光源は600~700nm、620~640nm、又は625~635nmの光を放出するものである。
上記の通り、光学的侵入部(OI)は楔形、円錐形又は角錐形(面数が3、4、5、6、又は他の数のもの)を含めた種々の形状とすることができる。OIが公称上均一な光場を届けることは、装置の形状と、装置の屈折率と、外部光源の発散性と、によって決まる。特定の光源とPECMO装置サイズとに対してOIを最適化するために使用可能な光線追跡プログラムが提供されている。OI間の複数のガス-血液界面による光散乱は、デメリットよりもメリットの方が上回る。というのも、多重の散乱は局所的な光分布を均一にする傾向があるからである。複雑な濁った媒質中における光分布を記述するモンテカルロモデルが存在し、これは光源及び装置の幾何学的条件を変えることができ、これは詳細な装置設計を支援する。例えば“SL Jacques, Photochem. Photobiol. 7:23-32, 1998”等を参照されたい。同文献の記載内容は全て、参照により本願の記載内容に含まれるものとする。
一部の実施形態では、OIに蛍光色素を組み込むと共に、外部光源を所望のより長い放射波長帯で蛍光放射を励起する波長の光源とすることができ、例えば、青色又は緑色の励起光源から黄色、橙色及び/又は赤色の可視光波長を放出することができる。OIに成形可能である高効率の蛍光アクリルプラスチック材料が数多く入手可能となっている。例えばローム・アンド・ハース社のプレキシグラス(Plexiglas、登録商標)R123は、青色光又は緑色光により励起されると630nm付近の波長帯を放射する。代替的にOIは、クラッド材料を蛍光性とした光ファイバ導波体とすることができ、これにより、コアからクラッドに入射するエバネッセント波が、クラッド層からの蛍光放射を励起することができる。
他の一実施形態では、図6に示されているように光ファイバをOIとして使用することができる。例えば、PECMOの容積内に側面発光ファイバを配置することができる。かかるファイバは、ガス交換細管に対して平行、垂直、又は他の何らかの角度でアライメントすることができる。好適な一変形形態では、ファイバを装置容積内で広げ、ガス交換細管と平行に混在させる。複数の光ファイバがまとめられ、及び/又はスプライス処理されることにより、光を届けるための外部ポートを構成している。ファイバは、光学的に透明なプラスチック又はガラスから成ることができる。好適な一変形形態では、ファイバのクラッドが、ファイバコア内の光パワーの(1つ又は複数の)短い波長をより長い所望の(1つ又は複数の)波長域の放射に変換する蛍光物質により作製される。例えば、青色レーザ光をより長波長の緑色、黄色、橙色又は赤色光に変換することができる。光ファイバの利点は、非常に小さいコアを介して高い光パワーを非常に高効率で輸送することができ、PECMO装置に大容量を追加することなくPECMO装置において高い光パワーを実現できることである。
図7は、本発明の一部の実施形態の血液からCOを除去するための処理の一例700を示す図である。図7に示されているように、処理700は710において、被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングを設けることができる。ハウジングは、内部に複数のガス透過性の細管を配置することができる。処理700は720において、ハウジングに結合され、ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部を用いて、ハウジングの内部に光を送ることができる。最後に、処理700は730において、光学的侵入部に光学的に結合された光源を用いて、放出した光が被検体の身体からの血液と相互作用するように、ハウジングの内部に光を放出することができる。
上記にて説明した図7の処理の各ステップを実行又は実施する順序又はシーケンスは、図に示された順序又はシーケンスや記載された順序又はシーケンスに限定されることはなく、任意の順序又はシーケンスとすることができると解すべきである。また、上記の図7の処理の中には、遅延を縮小して処理時間を短縮するため、適切な場合には実質的に同時に実行又は実施することができ、又は並行して実行又は実施できるステップもある。
従って、上記では特定の実施形態や事例を参照して本発明を説明したが、本発明は必ずしもこのように限定されるものではなく、数多くの他の実施形態、事例、用途、改良、並びに上記の実施形態、事例及び用途の派生形態が、添付の特許請求の範囲に包含されることを意図している。

Claims (32)

  1. 血液からCOを除去するための装置であって、
    被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングと、
    前記ハウジングの内部に配置された複数のガス透過性の細管と、
    前記ハウジングに結合され、前記ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部であって、
    前記ハウジングの内部に光を送るように構成された光学的侵入部と、
    前記光学的侵入部に光学的に結合された光源と、
    を備えており、
    前記光源が光を放出し、当該光が前記光学的侵入部を介して前記ハウジングの内部に入射して、放出された当該光が前記被検体の身体からの血液と相互作用するように構成されている
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記光学的侵入部は前記ハウジングの内部に空洞を有し、
    前記光源は前記空洞内に配置されている、
    請求項1記載の装置。
  3. 前記光学的侵入部は、前記ハウジングの外部から前記ハウジングの内部に光を送るように構成されている、
    請求項1記載の装置。
  4. 前記光源は前記ハウジングの外部かつ前記光学的侵入部の隣に位置する、
    請求項3記載の装置。
  5. 前記光源は前記ハウジングの外部に位置すると共に、導波体によって前記光学的侵入部に結合されている、
    請求項3記載の装置。
  6. 前記光学的侵入部は、前記ハウジングの内部へ延在する光ファイバを備えている、
    請求項1記載の装置。
  7. 前記光学的侵入部は、前記ハウジングの内部へ延在するテーパ状構造を有する、
    請求項1記載の装置。
  8. 前記テーパ状構造は中空である、
    請求項7記載の装置。
  9. 前記テーパ状構造は中実である、
    請求項7記載の装置。
  10. 前記テーパ状構造は前記ハウジングの一部である、
    請求項7記載の装置。
  11. 前記テーパ状構造は、楔形、円錐形、角錐形のうち少なくとも1つの形状を有する、
    請求項7記載の装置。
  12. 前記光学的侵入部は前記テーパ状構造を複数有する、
    請求項1記載の装置。
  13. 複数の前記各テーパ状構造は、互いに4mm離隔している、
    請求項12記載の装置。
  14. 前記光学的侵入部は蛍光物質を含む、
    請求項1記載の装置。
  15. 前記光源は、LED又はレーザのうち少なくとも1つを含む、
    請求項1記載の装置。
  16. 前記光源は400~700nmの光を放出する、
    請求項1記載の装置。
  17. 血液からCOを除去するための方法であって、
    被検体の身体から得られた血液を内部に収容するように構成されたハウジングを設けることと、ただし、前記ハウジングの内部に複数のガス透過性の細管が配置されており、
    前記ハウジングに結合され、前記ハウジング内に突出するように構成された光学的侵入部を用いて、前記ハウジングの内部に光を送ることと、
    前記光学的侵入部に光学的に結合された光源を用いて、放出した光が前記被検体の身体からの血液と相互作用するように、前記ハウジングの内部に光を放出することと、
    を含むことを特徴とする方法。
  18. 前記光学的侵入部は前記ハウジングの内部に空洞を有し、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記空洞内に配置されている前記光源を用いて、前記ハウジングの内部に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  19. 前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記ハウジングの外部から前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  20. 前記光源は前記ハウジングの外部かつ前記光学的侵入部の隣に位置し、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記ハウジングの外部かつ前記光学的侵入部の隣に位置する前記光源を用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項19記載の方法。
  21. 前記光源は前記ハウジングの外部に位置すると共に、導波体によって前記光学的侵入部に結合されており、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記ハウジングの外部に位置すると共に導波体によって前記光学的侵入部に結合された前記光源を用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項19記載の方法。
  22. 前記光学的侵入部は、前記ハウジング内へ延在する光ファイバを備えており、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記ハウジング内へ延在する前記光ファイバを用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  23. 前記光学的侵入部は、前記ハウジング内へ延在するテーパ状構造を有し、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記ハウジング内へ延在する前記テーパ状構造を用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  24. 前記テーパ状構造は中空である、
    請求項23記載の方法。
  25. 前記テーパ状構造は中実である、
    請求項23記載の方法。
  26. 前記テーパ状構造は前記ハウジングの一部である、
    請求項23記載の方法。
  27. 前記テーパ状構造は、楔形、円錐形、角錐形のうち少なくとも1つの形状を有する、
    請求項23記載の方法。
  28. 前記光学的侵入部は前記テーパ状構造を複数有し、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    複数の前記テーパ状構造を用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  29. 複数の前記各テーパ状構造は、互いに4mm離隔している、
    請求項28記載の方法。
  30. 前記光学的侵入部は蛍光物質を含み、
    前記ハウジングの内部に光を放出することは、
    前記蛍光物質を用いて前記ハウジングの内部に光を放出することをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  31. 前記光源は、LED又はレーザのうち少なくとも1つを含み、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記LED又は前記レーザのうち少なくとも1つを用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
  32. 前記光源は400~700nmの光を放出し、
    前記ハウジングの内部に光を送ることは、
    前記400~700nmの光を用いて前記ハウジング内に光を送ることをさらに含む、
    請求項17記載の方法。
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