JP2024507057A - 洗濯機の内槽フランジ組立体及び洗濯機 - Google Patents

洗濯機の内槽フランジ組立体及び洗濯機 Download PDF

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Abstract

洗濯機の内槽フランジ組立体及び洗濯機であって、内槽フランジ組立体は、フランジ本体(100)を含むとともに、更に、シーリングプラグ(200)及びシーリングプラグ(200)を運動させる駆動部材を含む。駆動部材は、遠心スライダ(300)及び方向転換伝動機構を含む。遠心スライダ(300)は、フランジ本体(100)の径方向に沿って摺動可能にフランジ本体(100)に装着される。方向転換伝動機構は、シーリングプラグ(200)及び遠心スライダ(300)にそれぞれ接続されて、フランジ本体(100)の径方向に沿う遠心スライダ(300)の摺動をフランジ本体(100)の中心軸線と平行な方向に沿うシーリングプラグ(200)の運動に変換する。内槽フランジ組立体は、洗濯機に応用されて、遠心力によりシーリングプラグ(200)を運動させることで排水口(2)を開放可能とする。つまり、単純な機械構造によって、独立して水を貯える内槽の排水機能を実現可能である。シーリングプラグ(200)は、フランジ本体(100)の中心軸線と平行な方向に排水口(2)を閉塞するため、密封効果がより良好である。【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機の技術分野に属し、具体的には、洗濯機の内槽フランジ組立体及び洗濯機に関する。
従来の洗濯機の大多数は互いに連通する内槽及び外槽を含んでいる。洗濯機は、動作時に、外槽に洗浄水が貯えられ、内槽に洗濯物が投入される。また、洗浄水は、内槽と外槽の間に存在し得る。よって、洗濯機の動作時間が長くなるにつれ、洗浄水中に存在する垢や糸屑は内槽と外槽の間の空間に滞る。且つ、クリーニングも難しいため、年中使用していると細菌や異臭が発生してしまう。この問題を解決するために、従来技術では、内槽に脱水孔を設けない洗濯機が提案されている。これにより、洗浄過程で内槽は独立して洗浄水を貯え得るが、同時に、従来の排水方式では孔無し内槽からの排水を実現できない。
特許文献1は、内槽と外槽の間に水が存在しない洗濯機を開示している。当該洗濯機は、外槽と、回転可能に外槽内に設けられる内槽を含む。洗浄/すすぎ過程において、前記内槽には水が貯えられるが、内槽と外槽の間には水が存在しない。前記内槽の底部には排水孔が開設されている。また、前記内槽の底部の外壁には、排水孔に対応して排水密封装置が設けられる。洗浄/すすぎ時には、前記排水密封装置が排水孔の閉塞を維持するが、脱水時には、前記排水密封装置が遠心力の作用で排水孔を開放する。
しかし、上記の方案では、バルブプラグが内槽の径方向に摺動して排水孔を開放/閉塞するものの、水圧の影響を受けるため、密封効果が理想的ではない。且つ、パルセータ式洗濯機の回転速度の制約から、遠心部材が提供可能な遠心力には限界があり、排水密封装置が排水孔を開放できない状況が発生する恐れがある。また、内槽の下方に排水密封装置を追加すると内槽底部のスペースが占有されるため、内槽の容量増大にとって不利である。
上記に鑑みて、本発明を提案する。
中国特許出願公開第201610767640.4号明細書
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の瑕疵を解消するために、シーリングプラグと遠心スライダをフランジ本体に統合し、遠心スライダの遠心運動によりシーリングプラグをフランジ本体の中心軸方向と平行な方向に運動させて内槽の槽底の排水口を開放する洗濯機の内槽フランジ組立体及び洗濯機を提供することである。当該構造はコンパクトであり、占有スペースが小さい。
上記の技術的課題を解決するために、本発明で採用する技術方案の基本思想は以下の通りである。
本発明の第1の目的は、洗濯機の内槽フランジ組立体を提供することである。当該内槽フランジ組立体は、フランジ本体を含むとともに、更に、シーリングプラグ及びシーリングプラグを運動させる駆動部材を含む。前記駆動部材は、遠心スライダ及び方向転換伝動機構を含む。
前記遠心スライダは、フランジ本体の径方向に沿って摺動可能にフランジ本体に装着される。前記方向転換伝動機構は、シーリングプラグ及び遠心スライダにそれぞれ接続されて、フランジ本体の径方向に沿う遠心スライダの摺動をフランジ本体の中心軸線と平行な方向に沿うシーリングプラグの運動に変換する。
更に、前記シーリングプラグは、フランジ本体の中心軸線と平行な方向に沿って摺動可能にフランジ本体に装着される。シーリングプラグの摺動経路と遠心スライダの摺動経路は同一平面上に位置する。
前記方向転換伝動機構は方向転換ロッドを含む。前記方向転換ロッドの一端は、シーリングプラグにヒンジ接続され、他端は、遠心スライダに付随してフランジ本体の径方向に運動可能である。前記方向転換ロッドは、前記遠心スライダとシーリングプラグの摺動経路で構成される平面内で揺動し、フランジ本体の中心軸線と平行な方向にシーリングプラグを運動させる。
好ましくは、前記シーリングプラグとフランジ本体の中心軸線との距離は、遠心スライダとフランジ本体の中心軸線との距離よりも小さい。
更に、前記遠心スライダは、フランジ本体の中心軸線から離隔する方向に運動して、方向転換ロッドのうちシーリングプラグにヒンジ接続される一端をフランジ本体から離隔する方向に運動させる。
更に、前記方向転換伝動機構は接続ロッドも含む。前記接続ロッドは、一端が遠心スライダに固定的に接続され、他端は、方向転換ロッドのうちシーリングプラグから離隔する一端にヒンジ接続されて、方向転換ロッドのうちシーリングプラグから離隔する一端をフランジ本体の径方向に運動させる。
好ましくは、前記接続ロッドのうち方向転換ロッドに接続される一端には接続部が設けられる。前記接続部には第1ピン孔が開設され、前記方向転換ロッドのうち接続ロッドに接続される一端には第2ピン孔が開設される。接続ピンは、回動可能に前記第1ピン孔と第2ピン孔に挿入されて、前記接続ロッドと方向転換ロッドを接続する。
更に、前記シーリングプラグは密封カバー及び支持ロッドを含む。前記支持ロッドは、一端が密封カバーに固定的に接続され、他端が方向転換ロッドにヒンジ接続される。
更に、前記フランジ本体には装着ベースが固定的に設けられる。前記装着ベースは、固定部と、中空の摺動経路を有する案内部を含む。前記中空の摺動経路はフランジ本体の中心軸線と平行な方向に延設される。
前記固定部は、フランジ本体に固定的に接続される。前記支持ロッドは、一端が摺動可能に案内部の中空の摺動経路内に設けられ、他端が案内部から伸出して密封カバーに接続される。
更に、前記遠心スライダは、フランジ本体の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしている。遠心スライダのうちフランジ本体の中心軸線に近接する側は、内側に陥凹する回避口を有している。前記回避口は円弧状の辺縁を有している。
前記遠心スライダがフランジ本体の中心軸線に近接する位置にあるとき、前記円弧状の辺縁の円心はシーリングプラグの摺動経路上に重なる。
更に、前記フランジ本体にはガイドレールが固定的に装着され、前記遠心スライダが摺動可能に前記ガイドレール上に設けられる。
好ましくは、前記フランジ本体の外周は内側に陥凹する装着口を有する。前記ガイドレールは平行に2つ設けられ、それぞれが前記装着口の両側に固定的に装着される。前記遠心スライダは2つのガイドレールの間に設けられる。
更に、前記ガイドレールには弾性部材も装着される。前記弾性部材は、遠心力の方向とは反対の位置復帰力を遠心スライダに提供するために用いられる。
好ましくは、前記ガイドレールは、遠心スライダの摺動方向に沿って設けられるガイドロッドを含む。前記遠心スライダには位置決め孔が設けられ、前記ガイドロッドは前記位置決め孔に挿入される。前記弾性部材は前記ガイドロッドに覆設されるバネであり、前記バネの両端は遠心スライダとガイドレールの表面にそれぞれ当接する。
本発明の第2の目的は、洗濯機を提供することである。当該洗濯機は、内槽と、上記第1の目的で記載した内槽フランジ組立体を含む。前記フランジ本体は、内槽の槽底と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底に固定的に装着される。前記内槽の槽底には排水口が開設される。
洗浄/すすぎ過程において、前記シーリングプラグは、前記排水口を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせる。
排水過程において、遠心スライダは、遠心力の作用でフランジ本体の径方向に沿って摺動し、方向転換伝動機構によりシーリングプラグをフランジ本体の中心軸線と平行な方向に運動させることで排水口を開放する。
本発明の第3の目的は、洗濯機の内槽フランジ組立体を提供することである。当該内槽フランジ組立体は、フランジ本体と、フランジ本体に設けられるシーリングプラグ及び駆動部材を含む。前記駆動部材は遠心スライダを含む。前記遠心スライダは駆動面を有する。前記遠心スライダはフランジ本体の径方向に沿って摺動し、これに付随して、前記シーリングプラグは駆動面と接触及び連携して運動する。
更に、前記遠心スライダは支持部及び遠心部を含む。前記駆動面は、支持部上に設けられるとともに、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に低下する傾斜支持面である。
前記遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、前記駆動面は前記シーリングプラグを押動して上方へと運動させる。
更に、前記遠心スライダは支持部及び遠心部を含む。前記駆動面は、支持部上に設けられるとともに、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に増大する傾斜支持面である。
前記遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、前記シーリングプラグは前記駆動面に沿って下方へと運動する。
更に、前記シーリングプラグは、前記駆動面と同じ方向に傾斜する連携面を有する。前記連携面は、前記駆動面に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられる。
更に、前記支持部はシーリングプラグの下方に設けられる。前記遠心部は、フランジ本体の径方向においてシーリングプラグの外側に設けられる。前記遠心スライダは、更に、前記支持部と遠心部を接続する仲介部を含む。
更に、前記遠心部は、フランジ本体の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしている。前記仲介部は、前記遠心部からフランジ本体の径方向に延伸して支持部に接続され、前記支持部は、前記仲介部の端部から上方に延伸して、シーリングプラグと接触及び連携する駆動面を形成する。
更に、前記仲介部の上面は、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側へと高さが徐々に増大する内側陥凹曲面となっている。
更に、前記シーリングプラグは密封カバー及び支持ロッドを含む。前記支持ロッドは、一端が密封カバーに固定的に接続され、他端が前記駆動面と接触及び連携する。
好ましくは、前記支持ロッドにおける駆動面と接触及び連携する一端は、前記駆動面に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられる連携面を有する。
更に、前記フランジ本体には装着ベースが固定的に設けられる。前記装着ベースは、固定部と、中空の摺動経路を有する案内部を含む。前記中空の摺動経路はフランジ本体の中心軸線と平行な方向に延設される。
前記固定部はフランジ本体に固定的に接続される。前記案内部は相対的に摺動可能に支持ロッドに覆設される。前記遠心スライダは、前記中空の摺動経路に伸入する支持部を含む。前記駆動面は、前記支持部上に設けられるとともに、支持ロッドの一端と接触及び連携する。
本発明の第4の目的は、洗濯機を提供することである。当該洗濯機は、内槽と、上記第3の目的で記載した内槽フランジ組立体を含む。前記フランジ本体は、内槽の槽底と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底に固定的に装着される。前記内槽の槽底には排水口が開設される。
洗浄/すすぎ過程において、前記シーリングプラグは、前記排水口を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせる。
排水過程において、遠心スライダは、遠心力の作用でフランジ本体の径方向に沿って摺動し、これに付随して、前記シーリングプラグが駆動面と接触及び連携して運動することで排水口を開放する。
上記の技術方案を用いることで、本発明は、従来技術と比較して以下の有益な効果を有する。
本発明の内槽フランジ組立体は、内槽と外槽の間に水が存在しない洗濯機に直接応用可能である。洗浄/すすぎ過程では水を内槽内に閉じ込め、排水時には、遠心力によりシーリングプラグを動作させて排水口を開放する。シーリングプラグは、フランジ本体の中心軸線と平行な方向に排水口を閉塞するため、密封効果がより良好である。また、シーリングプラグと遠心スライダはフランジ本体に統合されるため、構造がコンパクトとなり、占有スペースが小さくなる。
本発明における内槽フランジ組立体は、遠心スライダの構造設計によって、プレート状構造の遠心部をフランジ本体に密着状に装着してもよいし、フランジ本体に遠心部の形状に適合する装着口を開設して装着してもよい。これにより、遠心部の質量を増大させて、より大きな遠心力を提供可能となるが、内槽の下方のスペースを余分に占有することはなく、構造全体がいっそうコンパクトとなる。
本発明の洗濯機では、洗浄/すすぎ過程において、シーリングプラグが排水口を閉塞することで、密閉された内槽が形成される。これにより、内槽と外槽の間に水が存在するために垢や糸屑が残留するとの事態が回避される。シーリングプラグは、遠心スライダに付随して排水口を開放し、排水を実施可能とする。純機械構造により内槽の排水機能を実現することで、製造コストが低下する。且つ、排水時には、内槽を一定の回転速度で回転させるよう制御するだけでよく、内槽を位置決めする必要はないため、制御方法が一段と簡単となる。
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
図面は、本発明の一部として、本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要さないことを前提に、これらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
図1は、本発明の実施例1における内槽フランジ組立体の概略構造図である。 図2は、本発明の図1におけるA部分の概略拡大構造図である。 図3は、本発明の実施例1における内槽フランジ組立体の別の視点からの概略構造図である。 図4は、本発明の図3におけるH部分の概略拡大構造図である。 図5は、本発明の実施例1における洗濯機の内槽の槽底部分の断面図である(排水口が閉塞状態)。 図6は、本発明の図5におけるB部分の概略拡大構造図である。 図7は、本発明の実施例1における洗濯機の内槽の槽底部分の断面図である(排水口が開放状態)。 図8は、本発明の図7におけるC部分の概略拡大構造図である。 図9は、本発明の実施例2における内槽フランジ組立体を内槽の槽底に装着した場合の概略構造図である。 図10は、本発明の図9におけるD部分の概略拡大構造図である。 図11は、本発明の実施例2における内槽フランジ組立体の概略構造図である。 図12は、本発明の図11におけるG部分の概略拡大構造図である。 図13は、本発明の実施例2における洗濯機の内槽の槽底部分の断面図である(排水口が閉塞状態)。 図14は、本発明の図13におけるE部分の概略拡大構造図である。 図15は、本発明の実施例2における洗濯機の内槽の槽底部分の断面図である(排水口が開放状態)。 図16は、本発明の図15におけるF部分の概略拡大構造図である。
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明瞭とすべく、以下では、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
本発明の記載において、説明すべき点として、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であって、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
本発明の記載において、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定的な接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的な接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
本実施例は、洗濯機の内槽フランジ組立体と、前記内槽フランジ組立体を有する洗濯機を提供する。
図1~図8に示すように、前記内槽フランジ組立体は、フランジ本体100を含むとともに、更に、シーリングプラグ200及びシーリングプラグ200を運動させる駆動部材を含む。前記駆動部材は、遠心スライダ300及び方向転換伝動機構を含む。
遠心スライダ300は、フランジ本体100の径方向に沿って摺動可能にフランジ本体100に装着される。前記方向転換伝動機構は、シーリングプラグ200及び遠心スライダ300にそれぞれ接続されて、フランジ本体100の径方向に沿う遠心スライダ300の摺動をフランジ本体100の中心軸線と平行な方向に沿うシーリングプラグ200の運動に変換する。
上記の方案において、シーリングプラグ200と遠心スライダ300はフランジ本体100に統合されているため、構造がコンパクトであり、占有スペースが小さい。これにより、従来技術における遠心排水構造が内槽の下方で大きなスペースを占有するとの状況が回避されるため、内槽の容量増大にとって有利である。図5~図8に示すように、内槽フランジ組立体は、一体構造として、洗濯機の内槽の下方に直接装着可能である。フランジ本体100を内槽の槽底1に固定的に接続し、シーリングプラグ200を排水口2に対応するよう装着することで、洗濯機における前記内槽フランジ組立体の応用を実現可能となる。
方向転換伝動機構を設けて、フランジ本体100の径方向に沿う遠心スライダ300の摺動をフランジ本体100の中心軸線と平行な方向に沿うシーリングプラグ200の運動に変換することで、シーリングプラグ200をフランジ本体100の中心軸線と平行な方向に運動させて排水口2を閉塞可能となるため、密封効果がより良好となる。
本実施例の更なる方案において、シーリングプラグ200は、フランジ本体100の中心軸線と平行な方向に沿って摺動可能にフランジ本体100に装着される。シーリングプラグ200の摺動経路と遠心スライダ300の摺動経路は同一平面上に位置する。
前記方向転換伝動機構は方向転換ロッド401を含む。方向転換ロッド401の一端は、シーリングプラグ200にヒンジ接続され、他端は、遠心スライダ300に付随してフランジ本体100の径方向に運動可能である。方向転換ロッド401は、遠心スライダ300とシーリングプラグ200の摺動経路で構成される平面内で揺動し、フランジ本体100の中心軸線と平行な方向にシーリングプラグ200を運動させる。
好ましくは、シーリングプラグ200とフランジ本体100の中心軸線との距離は、遠心スライダ300とフランジ本体100の中心軸線との距離よりも小さい。遠心スライダ300をフランジ本体100の辺縁に一段と近い位置に設けることで、遠心スライダ300とフランジ本体100の中心軸線との距離を大きくする。これにより、遠心スライダ300の回転半径が更に大きくなるため、遠心スライダ300の質量が一定の場合には、同一回転速度においてより大きな遠心力を提供可能となる。従って、遠心スライダ300がシーリングプラグ200を運動させられないとの事態が回避される。
更に、遠心スライダ300は、フランジ本体100の中心軸線から離隔する方向に運動して、方向転換ロッド401のうちシーリングプラグ200にヒンジ接続される一端をフランジ本体100から離隔する方向に運動させる。
前記方向転換伝動機構は、接続ロッド402を更に含む。接続ロッド402は、一端が遠心スライダ300に固定的に接続される。また、他端は、方向転換ロッド401のうちシーリングプラグ200から離隔する一端にヒンジ接続されて、方向転換ロッド401のうちシーリングプラグ200から離隔する一端をフランジ本体100の径方向に運動させる。
好ましくは、接続ロッド402のうち方向転換ロッド401に接続される一端には接続部404が設けられる。接続部404には第1ピン孔が開設されており、方向転換ロッド401のうち接続ロッド402に接続される一端には第2ピン孔が開設されている。接続ピン403は、回動可能に前記第1ピン孔と第2ピン孔に挿入されて、接続ロッド402と方向転換ロッド401を接続する。
本実施例において、接続ロッド402と遠心スライダ300は一体構造となっている。
上記の方案では、ヒンジ接続により接続される方向転換ロッド401と接続ロッド402により方向転換伝動機構が構成される。接続ロッド402は、方向転換ロッド401の一端を遠心スライダ300と同期してフランジ本体100の径方向に運動させる。また、方向転換ロッド401の他端は、垂直方向に上下動可能であり、これによりシーリングプラグ200を垂直方向に運動させる。
好ましくは、接続ロッド402の上面は、フランジ本体100の径方向に沿って内側から外側へと高さが徐々に増大する内側陥凹曲面となっている。前記内側陥凹曲面は、シーリングプラグ200及び排水口2部分における内槽の槽底1の構造を避けることで、接続ロッド402が内槽の槽底1に干渉するのを防止するために用いられる。
本実施例において、図5~図8に示すように、フランジ本体100が洗濯機における内槽の槽底1に装着されたあと、シーリングプラグ200は内槽の内部から、上から下に向かって排水口2を閉塞する。排水時には、遠心力の作用で、遠心スライダ300がフランジ本体100の径方向に沿って外側へ摺動する。また、接続ロッド402がこれに同期して外側へ摺動することで、方向転換ロッド401の下端を外側へ運動させる。更に、方向転換ロッド401の上端は、遠心スライダ300に付随して上方へ運動し、シーリングプラグ200を排水口2から押し開けることで排水口2を開放する。
本実施例の更なる方案において、シーリングプラグ200は、密封カバー201及び支持ロッド202を含む。支持ロッド202は、一端が密封カバー201に固定的に接続され、他端が方向転換ロッド401にヒンジ接続される。
更に、フランジ本体100には装着ベース500が固定的に設けられる。装着ベース500は、固定部501と、中空の摺動経路を有する案内部502を含む。前記中空の摺動経路は、フランジ本体100の中心軸線と平行な方向に延設される。
固定部501は、フランジ本体100に固定的に接続される。支持ロッド202は、一端が摺動可能に案内部502の中空の摺動経路内に設けられ、他端が案内部502から伸出して密封カバー201に接続される。
好ましくは、密封カバー201の外周の下側にはガスケット203が固定的に設けられる。シーリングプラグ200が排水口2を閉塞するとき、ガスケット203が排水口2の外周に密封状に密着することで、より良好な密封効果を奏する。
本実施例において、シーリングプラグ200は、内槽の内部から排水口2を閉塞する。内槽内に水が貯えられているときには、水圧が密封カバー201の上面に作用することで補助的な密封力を提供するため、密封効果がより良好となる。また、案内部502を設けることで、シーリングプラグ200の水平方向の運動が規制される。これにより、方向転換ロッド401は、遠心スライダ300の水平運動をシーリングプラグ200の垂直方向の運動に有効に変換する。
他方で、シーリングプラグ200は、密封カバー201により排水口2を閉塞する。また、方向転換ロッド401の揺動により、シーリングプラグ200を上方に押し開けることで排水口2を開放する。これは、内槽の槽底1とパルセータの間のスペースを有効活用しており、排水口2が開放されたあとの開口高さは12mmに達し得るため、ボタンやヘアピン、硬貨、糸屑等の洗浄に伴う異物を有効に排出できる。
更に、支持ロッド202の下端は開口した装着溝を有している。方向転換ロッド401の上端は、前記装着溝に挿入されて支持ロッド202にヒンジ接続される。また、案内部502の下端は、フランジ本体100の径方向に沿って貫通する回避溝503を有している。方向転換ロッド401の上端は、案内部502の内部で支持ロッド202の下端にヒンジ接続される。方向転換ロッド401の下半部は、シーリングプラグ200が排水口2を閉塞する際に回避溝503を通過して案内部502から伸出する。
本実施例の別の方案では、シーリングプラグと方向転換ロッドの相対的な位置関係を調整することで、内槽の外部からシーリングプラグにより下から上に向かって排水口を閉塞してもよい。遠心力の作用で、遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って外側へ摺動する際には、接続ロッドが方向転換ロッドを揺動させることで、方向転換ロッドの一端をフランジ本体の径方向に沿って外側へ運動させるとともに、他端を垂直に下方へと運動させることで、シーリングプラグを引き動かして下方に向かって排水口を開放する。
本実施例の更なる方案において、前記遠心スライダ300は、フランジ本体100の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしている。遠心スライダ300のうちフランジ本体100の中心軸線に近接する側は、内側に陥凹する回避口301を有している。回避口301は円弧状の辺縁を有している。また、前記円弧状の辺縁の半径は排水口2の半径よりも大きい。
遠心スライダ300は、図5及び図6に示すようなフランジ本体100の中心軸線に近接する第1位置と、図7及び図8に示すようなフランジ本体100の中心軸線から相対的に離隔する第2位置を有する。遠心スライダ300が第1位置にあるとき、シーリングプラグ200は排水口2を閉塞する。また、遠心スライダ300が第2位置まで摺動したとき、シーリングプラグ200は上方に押し開けられて排水口2を開放する。遠心スライダ300が第1位置にあるとき、回避口301の円弧状の辺縁の円心はシーリングプラグ200の摺動経路上に重なる。
パルセータ洗濯機の場合には、達し得る最高回転速度の制約から、遠心スライダ300によって排水口2を十分に開放するだけの遠心力を提供するために、遠心スライダ300の質量を増大させる必要がある。即ち、より体積の大きな遠心スライダ300が必要となる。上記の方案において、プレート状構造の遠心スライダ300は、フランジ本体100に密着状に装着してもよいし、フランジ本体100の外周から内部に向かって遠心スライダ300の形状に適合する装着口を開設して装着してもよい。これにより、フランジ本体100の下方のスペースを余分に占有しないため、構造全体がコンパクトとなり、占有スペースが小さくなる。
回避口301を設けることで、排水口2が開放される際に、遠心スライダ300が排水口2の下方のスペースを遮らないよう確実に保証されるため、排水過程がより円滑となる。他方で、シーリングプラグ200との一段と良好な連携を実現するために、槽底1は、排水口2の外周部分が内槽の下方に向かって突出するよう設けられる。また、回避口301を設けることで、遠心スライダ300が第1位置にあるときに、排水口2部分の槽底1の突出に対する回避が実現される。
本実施例の更なる方案において、フランジ本体100にはガイドレール600が固定的に装着され、遠心スライダ300が摺動可能に前記ガイドレール600上に設けられる。
好ましくは、フランジ本体100の辺縁は内側に陥凹する装着口を有する。また、ガイドレール600は平行に2つ設けられ、それぞれが前記装着口の両側に固定的に装着される。遠心スライダ300は、2つのガイドレール600の間に設けられる。
具体的には、図4に示すように、ガイドレール600にはガイド溝603が開設され、遠心スライダ300の両側にはそれぞれ装着部302が設けられる。装着部302は、摺動可能にガイド溝603内に設けられる。更に、遠心スライダ300には第1位置規制部303が設けられ、ガイドレール600には第2位置規制部604が設けられる。前記第1位置規制部303と第2位置規制部604は対向する表面を有し、遠心スライダ300がフランジ本体100の外側へ摺動する際にガイドレール600から抜け出すのを防止する。
更に、ガイドレール600には弾性部材も装着される。前記弾性部材は、遠心力の方向とは反対の位置復帰力を遠心スライダ300に提供するために用いられる。
好ましくは、ガイドレール600は、遠心スライダ300の摺動方向に沿って延設されるガイドロッド601を含む。また、遠心スライダ300には位置決め孔が設けられ、ガイドロッド601が前記位置決め孔に挿入される。前記弾性部材は、ガイドロッド601に覆設されるバネ602である。バネ602の両端は、遠心スライダ300とガイドレール600の表面にそれぞれ当接する。
具体的に、ガイドロッド601は、一端が第2位置規制部604における第1位置規制部303に面する表面に固定され、他端がぶら下がり状に設けられる。位置決め孔は、遠心スライダ300の第1位置規制部303を貫通するよう設けられ、ガイドロッド601のぶら下がり端は前記位置決め孔に挿入される。バネ602は、ガイドロッド601に覆設されるとともに、両端が第1位置規制部303と第2位置規制部604にそれぞれ当接する。
排水時には、内槽が一定の回転速度で回転し、遠心力の作用で、遠心スライダ300がバネ602の弾性力に抗してフランジ本体100の外側方向に摺動する。これにより、シーリングプラグ200を動かして排水口2を開放する。回転を停止するまで内槽の回転速度が低下する過程では、遠心力が徐々に小さくなる。遠心スライダ300が受ける遠心力がバネ602の弾性力よりも小さくなったとき、バネ602は、フランジ本体100の内側に向かって第1位置規制部303を押動する。これにより、遠心スライダ300をフランジ本体100の内側に摺動させることで、シーリングプラグ200を動かして排水口2を閉塞する。
本実施例において、シーリングプラグ200と遠心スライダ300は、フランジ本体100に統合的に設置される。また、洗濯機に応用される際には、一体構造として内槽の下方に直接装着可能である。当該構造はコンパクトであり、占有スペースが小さい。また、方向転換伝動機構を設けて、フランジ本体100の径方向に摺動する遠心スライダ300が、フランジ本体100の中心軸線と平行な方向にシーリングプラグ200を運動可能とすることで、垂直方向からの排水口2の閉塞が実現されるため、密封効果が良好となる。
図5~図8に示すように、本実施例における上記の洗濯機は、内槽と、上記の内槽フランジ組立体を含む。前記フランジ本体100は、内槽の槽底1と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底1に固定的に装着される。前記内槽の槽底1には排水口2が開設される。
洗浄/すすぎ過程において、前記シーリングプラグ200は、排水口2を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせる。
排水過程において、遠心スライダ300は、遠心力の作用でフランジ本体100の径方向に沿って摺動する。そして、方向転換伝動機構によりシーリングプラグ200をフランジ本体100の中心軸線と平行な方向に運動させることで排水口2を開放する。
本実施例において、内槽の槽壁には脱水孔を設けない。洗浄/すすぎ過程では、シーリングプラグ200が排水口2を閉塞し、密閉された内槽を形成することで、洗浄/すすぎ過程における内槽の独立した貯水を実現する。洗濯機には外槽を設けなくてもよいため、内槽の容量増大が実現される。また、内槽の外側に外槽を設ける場合には、洗浄/すすぎ過程で内槽が独立して水を貯えるため、内槽と外槽の間に水は存在しない。よって、第一に、洗浄/すすぎ水の使用量の節約となる。また、第二に、内槽と外槽の間における垢や糸屑の残留が回避されるため、より衛生的である。
内槽の排水は、フランジ本体100に統合されるシーリングプラグ200と遠心スライダ300により実現される。具体的に、洗浄/すすぎ過程において、内槽は自由状態であり、シーリングプラグ200は排水口2を閉塞する。また、排水時には、内槽を一定の回転速度で回転させるよう制御することで、十分な遠心力を発生させて遠心スライダ300を摺動させる。遠心スライダ300は、遠心力の作用によりフランジ本体100の径方向に沿って外側へ摺動することで、シーリングプラグ200を運動させて排水口2を開放し、排水機能を実現する。
本実施例において、内槽は、洗浄/すすぎ過程で独立して水を貯えることが可能である。また、フランジ本体100に統合される排水弁組立体により内槽の排水機能が実現される。純機械構造で内槽の排水を完了させることで、従来技術において内槽の排水を実現するために独立して設けられる駆動モータが省略されるため、コストダウンとなる。且つ、排水前に内槽を位置決めする必要がないため、制御がより簡単となる。また、排水弁組立体はフランジ本体100に統合されるため、構造がコンパクトとなり、占有スペースが小さくなる。これは、洗濯機の内槽の容量増大にとって有利である。
本実施例は、洗濯機の内槽フランジ組立体と、前記内槽フランジ組立体を有する洗濯機を提供する。
図9~図16に示すように、内槽フランジ組立体は、フランジ本体100と、フランジ本体100に設けられるシーリングプラグ200及び駆動部材を含む。また、前記駆動部材は遠心スライダ300を含む。遠心スライダ300は駆動面321を有する。遠心スライダ300はフランジ本体100の径方向に沿って摺動し、これに付随して、シーリングプラグ200は駆動面321と接触及び連携して運動する。
上記の方案において、シーリングプラグ200と遠心スライダ300はフランジ本体100に統合的に設置されているため、構造がコンパクトであり、占有スペースが小さい。これにより、従来技術における遠心排水構造が内槽の下方で大きなスペースを占有するとの状況が回避されるため、内槽の容量増大にとって有利である。内槽フランジ組立体は、一体構造として洗濯機の内槽の下方に直接装着可能である。フランジ本体100を内槽の槽底1に固定的に接続し、シーリングプラグ200を排水口2に対応するよう装着することで、洗濯機における本実施例の内槽フランジ組立体の応用が実現される。
本実施例の更なる方案において、遠心スライダ300は支持部320及び遠心部310を含む。駆動面321は、支持部320上に設けられるとともに、フランジ本体100の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に低下する傾斜支持面である。
遠心スライダ300がフランジ本体100の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、駆動面321はシーリングプラグ200を押動して上方へと運動させる。
上記の方案では、傾斜支持面を駆動面321として設け、シーリングプラグ200に接触及び連携させることで、遠心スライダ300をフランジ本体100の径方向に摺動させる際に、駆動面321に付随して、シーリングプラグ200を垂直方向に上方へと運動可能としている。本構造はシンプルであり、実現が容易である。図5~図8に示すように、遠心スライダ300が遠心力の作用で外側へと摺動する際に、駆動面321はシーリングプラグ200を上方に向かって押動することで排水口2を開放する。また、遠心スライダ300が内側へと摺動して位置復帰する際に、シーリングプラグ200は重力の作用で駆動面321に沿って下降し、内槽の内部から、上から下に向かって排水口2を閉塞する。
本実施例の別の方案において、駆動面は、支持部上に設けられるとともに、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に増大する傾斜支持面であってもよい。遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、シーリングプラグは駆動面に沿って下方へと運動する。
上記の方案において、シーリングプラグは内槽の下方に設けられて、内槽の外部から、下から上に向かって排水口を閉塞する。遠心力の作用で、遠心スライダが外側へと摺動する際に、シーリングプラグは重力の作用で駆動面に沿って下降し、排水口を開放する。また、遠心スライダが内側へと摺動して位置復帰する際に、駆動面はシーリングプラグを上方へ押動することで内槽の外部から排水口を閉塞する。
本実施例の好ましい方案において、シーリングプラグ200は、駆動面321と同じ方向に傾斜する連携面204を有する。連携面204は、駆動面321に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられる。
上記の方案において、駆動面321に対し摺動及び密着する連携面204を設け、シーリングプラグ200と遠心スライダ300の支持部320との接触を面接触とすることで、支持部320によるシーリングプラグ200の支持がより安定的となる。
本実施例の更なる方案において、支持部320は、シーリングプラグ200の下方に設けられる。また、遠心部310は、フランジ本体100の径方向においてシーリングプラグ200の外側に設けられる。更に、遠心スライダ300は、支持部320と遠心部310を接続する仲介部330を含む。
上記の方案において、遠心スライダ300の質量は主に遠心部310に集中しており、遠心スライダ300を摺動させる遠心力は遠心部310から提供される。フランジ本体100の径方向において、遠心部310は、シーリングプラグ200よりもフランジ本体100の外周に近接しており、遠心部310とフランジ本体100の中心軸線との距離が大きくなっている。これにより、遠心部310の回転半径が更に大きくなるため、遠心部310の質量が一定の場合には、同一回転速度においてより大きな遠心力を提供可能となる。従って、遠心スライダ300がシーリングプラグ200を運動させられないとの事態が回避される。
更に、遠心部310は、フランジ本体100の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしている。また、仲介部330は、遠心部310からフランジ本体100の径方向に延伸して支持部320に接続される。支持部320は、仲介部330の端部から上方に延伸して、シーリングプラグ200と接触及び連携する駆動面321を形成する。
パルセータ洗濯機の場合には、達し得る最高回転速度の制約から、遠心スライダ300によって排水口2を十分に開放するだけの遠心力を提供するために、遠心部310の質量を増大させる必要がある。即ち、遠心部310の体積を増大させる必要がある。上記の方案では、遠心部310をプレート状構造に設計して、フランジ本体100に密着状に装着してもよいし、フランジ本体100の外周から内部に向かって遠心部310の形状に適合する装着口を開設して装着してもよい。これにより、フランジ本体100の下方のスペースを余分に占有しないため、構造全体がコンパクトとなり、占有スペースが小さくなる。
支持部320は、仲介部330におけるフランジ本体100の中心軸線に近接する一端に設けられて、垂直に延伸している。また、上端には傾斜した駆動面321が形成されるため、上方に設けられるシーリングプラグ200と良好に連携可能である。
好ましくは、仲介部330の上面は、フランジ本体100の径方向に沿って内側から外側へと高さが徐々に増大する内側陥凹曲面となっている。前記内側陥凹曲面は、シーリングプラグ200及び排水口2部分における内槽の槽底1の構造を避けることで、遠心スライダ300が内槽の槽底1に干渉するのを防止するために用いられる。
本実施例では、シーリングプラグ200が内槽の内部から、上から下に向かって排水口2を閉塞する構造を採用する。
具体的に、シーリングプラグ200は、密封カバー201及び支持ロッド202を含む。支持ロッド202は、一端が密封カバー201に固定的に接続され、他端が駆動面321と接触及び連携する。
支持ロッド202における駆動面321と接触及び連携する一端は、駆動面321に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられる連携面204を有する。
更に、フランジ本体100には装着ベース500が固定的に設けられる。装着ベース500は、固定部501と、中空の摺動経路を有する案内部502を含む。前記中空の摺動経路は、フランジ本体100の中心軸線と平行な方向に延設される。
固定部501は、フランジ本体100に固定的に接続される。案内部502は、相対的に摺動可能に支持ロッド202に覆設される。遠心スライダ300の支持部320は、案内部502の下端から前記中空の摺動経路に伸入する。駆動面321は、支持部320の上端に設けられるとともに、支持ロッド202の下端と接触及び連携する。
好ましくは、密封カバー201の外周の下側にはガスケット203が固定的に設けられる。シーリングプラグ200が排水口2を閉塞するとき、ガスケット203が排水口2の外周に密封状に密着することで、より良好な密封効果を奏する。
本実施例の内槽フランジ組立体が装着される場合、密封カバー201は内槽の内部に設けられる。また、支持ロッド202は排水口2を貫通し、下方の支持部320と接触及び連携する。シーリングプラグ200は、内槽の内部から排水口2を閉塞する。内槽内に水が貯えられているときには、水圧が密封カバー201の上面に作用することで補助的な密封力を提供するため、密封効果がより良好となる。また、案内部502を設けることで、シーリングプラグ200の水平方向の運動が規制される。これにより、シーリングプラグ200が駆動面321に沿って垂直に運動し、排水口2を開放/閉塞するよう確実に保証される。
図13~図16に示すように、本実施例において、フランジ本体100が洗濯機における内槽の槽底1に装着されたあと、シーリングプラグ200は内槽の内部から、上から下に向かって排水口2を閉塞する。排水時には、遠心力の作用で、遠心スライダ300がフランジ本体100の径方向に沿って外側へ摺動する。そして、駆動面321が支持ロッド202の下端を上方へ押動し、シーリングプラグ200を排水口2から押し開けることで排水口2を開放する。
他方で、シーリングプラグ200は、密封カバー201により排水口2を閉塞する。また、駆動面321がシーリングプラグ200を上方へ押動することで排水口2を開放する。これは、内槽の槽底1とパルセータの間のスペースを有効活用しており、排水口2が開放されたあとの開口高さは12mmに達し得るため、ボタンやヘアピン、硬貨、糸屑等の洗浄に伴う異物を有効に排出できる。
本実施例の更なる方案において、遠心部310のうちフランジ本体100の中心軸線に近接する側は、内側に陥凹する回避口301を有している。回避口301は円弧状の辺縁を有している。また、前記円弧状の辺縁の半径は排水口2の半径よりも大きい。
遠心部310は、図13及び図14に示すようなフランジ本体100の中心軸線に近接する第1位置と、図15及び図16に示すようなフランジ本体100の中心軸線から相対的に離隔する第2位置を有する。遠心部310が第1位置にあるとき、シーリングプラグ200は排水口2を閉塞する。また、遠心部310が第2位置まで摺動したとき、シーリングプラグ200は上方に押動されて排水口2を開放する。遠心スライダ300が第1位置にあるとき、回避口301の円弧状の辺縁の円心は支持ロッド202の下方に位置する。
本実施例では、回避口301を設けることで、排水口2が開放される際に遠心スライダ300が排水口2の下方のスペースを遮らないよう確実に保証されるため、排水過程がより円滑となる。他方で、シーリングプラグ200との一段と良好な連携を実現するために、槽底1は、排水口2の外周部分が内槽の下方に向かって突出するよう設けられる。また、回避口301を設けることで、遠心部310が第1位置にあるときに、排水口2部分の槽底1の突出に対する回避が実現される。
本実施例において、遠心スライダ300とフランジ本体100の具体的な装着構造は次の通りである。
フランジ本体100にはガイドレール600が固定的に装着され、遠心スライダ300の遠心部310が摺動可能に前記ガイドレール600上に設けられる。
好ましくは、フランジ本体100の辺縁は内側に陥凹する装着口を有する。また、ガイドレール600は平行に2つ設けられ、それぞれが前記装着口の両側に固定的に装着される。遠心部310は、2つのガイドレール600の間に設けられる。
具体的には、図12に示すように、ガイドレール600にはガイド溝603が開設され、遠心部310の両側にはそれぞれ装着部302が設けられる。装着部302は、摺動可能にガイド溝603内に設けられる。更に、遠心部310には第1位置規制部303が設けられ、ガイドレール600には第2位置規制部604が設けられる。第1位置規制部303と第2位置規制部604は対向する表面を有し、遠心スライダ300がフランジ本体100の外側へ摺動する際に遠心部310がガイドレール600から抜け出すのを防止する。
更に、ガイドレール600には弾性部材も装着される。前記弾性部材は、遠心力の方向とは反対の位置復帰力を遠心スライダ300に提供するために用いられる。
好ましくは、ガイドレール600は、遠心スライダ300の摺動方向に沿って延設されるガイドロッド601を含む。また、遠心部310には位置決め孔が設けられ、ガイドロッド601が前記位置決め孔に挿入される。前記弾性部材は、ガイドロッド601に覆設されるバネ602である。バネ602の両端は、遠心部310とガイドレール600の表面にそれぞれ当接する。
具体的に、ガイドロッド601は、一端が第2位置規制部604における第1位置規制部303に面する表面に固定され、他端がぶら下がり状に設けられる。位置決め孔は、遠心スライダ300の第1位置規制部303を貫通するよう設けられ、ガイドロッド601のぶら下がり端は前記位置決め孔に挿入される。バネ602は、ガイドロッド601に覆設されるとともに、両端が第1位置規制部303と第2位置規制部604にそれぞれ当接する。
排水時には、内槽が一定の回転速度で回転し、遠心力の作用で、遠心スライダ300がバネ602の弾性力に抗してフランジ本体100の外側方向に摺動する。これにより、駆動面321がシーリングプラグ200を押動して排水口2を開放する。回転を停止するまで内槽の回転速度が低下する過程では、遠心力が徐々に小さくなる。遠心スライダ300が受ける遠心力がバネ602の弾性力よりも小さくなったとき、バネ602は、フランジ本体100の内側に向かって第1位置規制部303を押動する。これにより、遠心スライダ300をフランジ本体100の内側に摺動させることで、シーリングプラグ200が駆動面321に沿って下降し、排水口2を閉塞する。
本実施例において、シーリングプラグ200と遠心スライダ300は、フランジ本体100に統合的に設置される。また、洗濯機に応用される際には、一体構造として内槽の下方に直接装着可能である。当該構造はコンパクトであり、占有スペースが小さい。遠心スライダ300の構造設計はフランジ本体100に適合しており、遠心部310の質量を増加可能としながらも内槽の下方のスペースを余分に占有しないため、構造全体がよりコンパクトとなる。且つ、パルセータ洗濯機が達し得る最大回転速度にも適応可能であり、十分な遠心力を提供して排水口2を開放する。
図13~図16に示すように、本実施例における上記の洗濯機は、内槽と、上記の内槽フランジ組立体を含む。フランジ本体100は内槽の槽底1と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底1に固定的に装着される。前記内槽の槽底1には排水口2が開設される。
洗浄/すすぎ過程において、シーリングプラグ200は、排水口2を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせる。
排水過程において、遠心スライダ300は、遠心力の作用でフランジ本体100の径方向に沿って摺動する。そして、これに付随して、シーリングプラグ200が駆動面321と接触及び連携して運動することで排水口2を開放する。
本実施例において、内槽の槽壁には脱水孔を設けない。洗浄/すすぎ過程では、シーリングプラグ200が排水口2を閉塞し、密閉された内槽を形成することで、洗浄/すすぎ過程における内槽の独立した貯水を実現する。洗濯機には外槽を設けなくてもよいため、内槽の容量増大が実現される。また、内槽の外側に外槽を設ける場合には、洗浄/すすぎ過程で内槽が独立して水を貯えるため、内槽と外槽の間に水は存在しない。よって、第一に、洗浄/すすぎ水の使用量の節約となる。また、第二に、内槽と外槽の間における垢や糸屑の残留が回避されるため、より衛生的である。
内槽の排水は、フランジ本体100に統合される排水弁組立体により実現される。具体的に、洗浄/すすぎ過程において、内槽は自由状態であり、シーリングプラグ200は排水口2を閉塞する。また、排水時には、内槽を一定の回転速度で回転させるよう制御することで、十分な遠心力を発生させて遠心スライダ300を摺動させる。遠心スライダ300は、遠心力の作用によりフランジ本体100の径方向に沿って外側へ摺動する。これにより、シーリングプラグ200が駆動面321に沿って運動し、排水口2を開放することで排水機能を実現する。
本実施例において、内槽は、洗浄/すすぎ過程で独立して水を貯えることが可能である。また、フランジ本体100に統合されるシーリングプラグ200と遠心スライダ300により内槽の排水機能が実現される。純機械構造で内槽の排水を完了させることで、従来技術において内槽の排水を実現するために独立して設けられる駆動モータが省略されるため、コストダウンとなる。且つ、排水前に内槽を位置決めする必要がないため、制御がより簡単となる。また、シーリングプラグ200と遠心スライダ300はフランジ本体100に統合されるため、構造がコンパクトとなり、占有スペースが小さくなる。これは、洗濯機の内槽の容量増大にとって有利である。
以上の記載は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて実施可能なわずかな変更或いは改変は、同等に変形された等価の実施例であって、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる任意の簡単な修正、同等の変形及び改変は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
1 槽底
2 排水口
100 フランジ本体
200 シーリングプラグ
201 密封カバー
202 支持ロッド
203 ガスケット
204 連携面
300 遠心スライダ
301 回避口
302 装着部
303 第1位置規制部
310 遠心部
320 支持部
321 駆動面
330 仲介部
401 方向転換ロッド
402 接続ロッド
403 接続ピン
404 接続部
500 装着ベース
501 固定部
502 案内部
503 回避溝
600 ガイドレール
601 ガイドロッド
602 バネ
603 ガイド溝
604 第2位置規制部

Claims (20)

  1. フランジ本体を含む洗濯機の内槽フランジ組立体であって、
    更に、シーリングプラグ及びシーリングプラグを運動させる駆動部材を含み、前記駆動部材は遠心スライダ及び方向転換伝動機構を含み、
    前記遠心スライダは、フランジ本体の径方向に沿って摺動可能にフランジ本体に装着され、前記方向転換伝動機構は、シーリングプラグ及び遠心スライダにそれぞれ接続されて、フランジ本体の径方向に沿う遠心スライダの摺動をフランジ本体の中心軸線と平行な方向に沿うシーリングプラグの運動に変換することを特徴とする内槽フランジ組立体。
  2. 前記シーリングプラグは、フランジ本体の中心軸線と平行な方向に沿って摺動可能にフランジ本体に装着され、シーリングプラグの摺動経路と遠心スライダの摺動経路は同一平面上に位置し、
    前記方向転換伝動機構は方向転換ロッドを含み、前記方向転換ロッドの一端は、シーリングプラグにヒンジ接続され、他端は、遠心スライダに付随してフランジ本体の径方向に運動可能であり、前記方向転換ロッドは、前記遠心スライダとシーリングプラグの摺動経路で構成される平面内で揺動し、フランジ本体の中心軸線と平行な方向にシーリングプラグを運動させ、
    好ましくは、前記シーリングプラグとフランジ本体の中心軸線との距離は、遠心スライダとフランジ本体の中心軸線との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  3. 前記遠心スライダは、フランジ本体の中心軸線から離隔する方向に運動して、方向転換ロッドのうちシーリングプラグにヒンジ接続される一端をフランジ本体から離隔する方向に運動させることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  4. 前記方向転換伝動機構は接続ロッドを更に含み、前記接続ロッドは、一端が遠心スライダに固定的に接続され、他端は、方向転換ロッドのうちシーリングプラグから離隔する一端にヒンジ接続されて、方向転換ロッドのうちシーリングプラグから離隔する一端をフランジ本体の径方向に運動させ、
    好ましくは、前記接続ロッドのうち方向転換ロッドに接続される一端には接続部が設けられ、前記接続部には第1ピン孔が開設され、前記方向転換ロッドのうち接続ロッドに接続される一端には第2ピン孔が開設され、接続ピンは、回動可能に前記第1ピン孔と第2ピン孔に挿入されて、前記接続ロッドと方向転換ロッドを接続することを特徴とする請求項2に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  5. 前記シーリングプラグは密封カバー及び支持ロッドを含み、前記支持ロッドは、一端が密封カバーに固定的に接続され、他端が方向転換ロッドにヒンジ接続されることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  6. 前記フランジ本体には装着ベースが固定的に設けられ、前記装着ベースは、固定部と、中空の摺動経路を有する案内部を含み、前記中空の摺動経路はフランジ本体の中心軸線と平行な方向に延設され、
    前記固定部はフランジ本体に固定的に接続され、前記支持ロッドは、一端が摺動可能に案内部の中空の摺動経路内に設けられ、他端が案内部から伸出して密封カバーに接続されることを特徴とする請求項5に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  7. 前記遠心スライダは、フランジ本体の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしており、遠心スライダのうちフランジ本体の中心軸線に近接する側は、内側に陥凹する回避口を有しており、前記回避口は円弧状の辺縁を有し、
    前記遠心スライダがフランジ本体の中心軸線に近接する位置にあるとき、前記円弧状の辺縁の円心はシーリングプラグの摺動経路上に重なることを特徴とする請求項2~6のいずれか1項に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  8. 前記フランジ本体にはガイドレールが固定的に装着され、前記遠心スライダが摺動可能に前記ガイドレール上に設けられ、
    好ましくは、前記フランジ本体の外周は内側に陥凹する装着口を有し、前記ガイドレールは平行に2つ設けられ、それぞれが前記装着口の両側に固定的に装着され、前記遠心スライダは2つのガイドレールの間に設けられることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  9. 前記ガイドレールには弾性部材が更に装着され、前記弾性部材は、遠心力の方向とは反対の位置復帰力を遠心スライダに提供するために用いられ、
    好ましくは、前記ガイドレールは、遠心スライダの摺動方向に沿って設けられるガイドロッドを含み、前記遠心スライダには位置決め孔が設けられ、前記ガイドロッドは前記位置決め孔に挿入され、前記弾性部材は前記ガイドロッドに覆設されるバネであり、前記バネの両端は遠心スライダとガイドレールの表面にそれぞれ当接することを特徴とする請求項8に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  10. 内槽と、請求項1~9のいずれか1項に記載の内槽フランジ組立体を含む洗濯機であって、
    前記フランジ本体は、内槽の槽底と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底に固定的に装着され、前記内槽の槽底には排水口が開設され、
    洗浄/すすぎ過程において、前記シーリングプラグは、前記排水口を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせ、
    排水過程において、遠心スライダは、遠心力の作用でフランジ本体の径方向に沿って摺動し、方向転換伝動機構によりシーリングプラグをフランジ本体の中心軸線と平行な方向に運動させることで排水口を開放することを特徴とする洗濯機。
  11. 洗濯機の内槽フランジ組立体であって、
    フランジ本体と、フランジ本体に設けられるシーリングプラグ及び駆動部材を含み、前記駆動部材は遠心スライダを含み、前記遠心スライダは駆動面を有し、前記遠心スライダはフランジ本体の径方向に沿って摺動し、これに付随して、前記シーリングプラグは駆動面と接触及び連携して運動することを特徴とする内槽フランジ組立体。
  12. 前記遠心スライダは支持部及び遠心部を含み、前記駆動面は、支持部上に設けられるとともに、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に低下する傾斜支持面であり、
    前記遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、前記駆動面は前記シーリングプラグを押動して上方へと運動させることを特徴とする請求項11に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  13. 前記遠心スライダは支持部及び遠心部を含み、前記駆動面は、支持部上に設けられるとともに、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側に高さが徐々に増大する傾斜支持面であり、
    前記遠心スライダがフランジ本体の径方向に沿って内側から外側に摺動すると、前記シーリングプラグは前記駆動面に沿って下方へと運動することを特徴とする請求項11に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  14. 前記シーリングプラグは、前記駆動面と同じ方向に傾斜する連携面を有し、前記連携面は、前記駆動面に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられることを特徴とする請求項12又は13に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  15. 前記支持部はシーリングプラグの下方に設けられ、前記遠心部は、フランジ本体の径方向においてシーリングプラグの外側に設けられ、前記遠心スライダは、更に、前記支持部と遠心部を接続する仲介部を含むことを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  16. 前記遠心部は、フランジ本体の中心軸線と垂直なプレート状構造をなしており、前記仲介部は、前記遠心部からフランジ本体の径方向に延伸して支持部に接続され、前記支持部は、前記仲介部の端部から上方に延伸して、シーリングプラグと接触及び連携する駆動面を形成することを特徴とする請求項15に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  17. 前記仲介部の上面は、フランジ本体の径方向に沿って内側から外側へと高さが徐々に増大する内側陥凹曲面となっていることを特徴とする請求項15又は16に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  18. 前記シーリングプラグは密封カバー及び支持ロッドを含み、前記支持ロッドは、一端が密封カバーに固定的に接続され、他端が前記駆動面と接触及び連携し、
    好ましくは、前記支持ロッドにおける駆動面と接触及び連携する一端は、前記駆動面に対し相対的に摺動可能に密着するよう設けられる連携面を有することを特徴とする請求項11~17のいずれか1項に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  19. 前記フランジ本体には装着ベースが固定的に設けられ、前記装着ベースは、固定部と、中空の摺動経路を有する案内部を含み、前記中空の摺動経路はフランジ本体の中心軸線と平行な方向に延設され、
    前記固定部はフランジ本体に固定的に接続され、前記案内部は相対的に摺動可能に支持ロッドに覆設され、前記遠心スライダは、前記中空の摺動経路に伸入する支持部を含み、前記駆動面は、前記支持部上に設けられるとともに、支持ロッドの一端と接触及び連携することを特徴とする請求項18に記載の洗濯機の内槽フランジ組立体。
  20. 内槽と、請求項11~19のいずれか1項に記載の内槽フランジ組立体を含む洗濯機であって、
    前記フランジ本体は、内槽の槽底と同軸に設けられるとともに、内槽の槽底に固定的に装着され、前記内槽の槽底には排水口が開設され、
    洗浄/すすぎ過程において、前記シーリングプラグは、前記排水口を閉塞することで、洗浄/すすぎ過程で内槽に独立して水を貯えさせ、
    排水過程において、遠心スライダは、遠心力の作用でフランジ本体の径方向に沿って摺動し、これに付随して、前記シーリングプラグが駆動面と接触及び連携して運動することで排水口を開放することを特徴とする洗濯機。
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