JP2024506653A - 移動可能なハウジング部分を有するエアロゾル発生装置 - Google Patents

Abstract

エアロゾル発生物品（５０；１５０；２５０）を受容するための空洞（１６）を画定する第一のハウジング部分（１２）と、第一のハウジング部分（１２）から延在する第二のハウジング部分（１４）とを含む、エアロゾル発生装置（１０）が提供される。第二のハウジング部分（１４）は、第一のハウジング部分（１２）に対して移動可能である。電気ヒーター（２６）は、第一のハウジング部分（１２）内に位置付けられ、電源（３０）およびコントローラ（２８）のうちの少なくとも一つは、第二のハウジング部分（１４）内に位置付けられる。また、エアロゾル発生物品（５０；１５０）の第一の端（５４）に位置付けられた第一のマウスピース要素（５２）と、エアロゾル発生物品（５０；１５０）の第二の端（５８）に位置付けられた第二のマウスピース要素（５６）とを含む、エアロゾル発生物品（５０；１５０）が提供される。エアロゾル発生物品（５０；１５０）はまた、第一のマウスピース要素（５２）と第二のマウスピース要素（５６）との間に位置付けられた少なくとも一つのエアロゾル形成基体（６０；１６０、１６１）を含む。第一および第二のサセプタ素子（６６、６８）は、少なくとも一つのエアロゾル形成基体（６０；１６０、１６１）内に位置付けられ、エアロゾル発生物品（５０；１５０）の長軸方向に互いに離間している。また、少なくとも一つのエアロゾル形成基体（６０；１６０、１６１）、少なくとも一つのマウスピース要素（５２、５６）、ならびに少なくとも一つのエアロゾル形成基体（６０；１６０、１６１）および少なくとも一つのマウスピース要素（５２、５６）の周りに巻かれたたラッパー（７２）を含む、エアロゾル発生物品（５０；１５０）が提供される。エアロゾル発生物品（５０；１５０）はまた、ラッパー（７２）の外表面上に複数の印（７４、７６、７８）を含む。エアロゾル発生物品（５０；１５０）は、第一の端（５４）、第二の端（５８）、および第一の端（５４）と第二の端（５８）との間に延在する長軸方向（７０）を含む。複数の印（７４、７６、７８）は、長軸方向（７０）に互いに離間している。【選択図】図１

Description

本開示は、第一のハウジング部分と、第一のハウジング部分に対して移動可能な第二のハウジング部分とを含む、エアロゾル発生装置に関する。本開示はまた、エアロゾル発生物品の第一の端に第一のマウスピース要素、およびエアロゾル発生物品の第二の端に第二のマウスピース要素を含む、エアロゾル発生物品に関する。本開示はまた、ラッパーと、ラッパーの外表面上に複数の離間した印とを含む、エアロゾル発生物品に関する。

たばこプラグなどのエアロゾル形成基体を加熱するために電気ヒーターを有するエアロゾル発生装置が使用される数多くの電気的に作動するエアロゾル発生システムが、当該技術分野において提唱されてきた。エアロゾル発生基体は、エアロゾル発生装置の空洞の中に挿入されるエアロゾル発生物品の一部として提供され得る。

典型的に、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定するハウジングを備える。ハウジングは、ユーザーに人間工学的利益を提供しようとする形状を有することがあるが、典型的には、ハウジングのサイズおよび形状は、空洞、電気ヒーター、電源、および制御電子機器を収容する必要性によって決定される。したがって、既知のエアロゾル発生装置は、多くの場合、ユーザーに限定的な人間工学的利益しか提供できないサイズおよび形状を有する。

改善された人間工学的利益をユーザーに提供しうるエアロゾル発生装置を提供することが望ましい。

エアロゾル発生物品は、典型的には、たばこプラグなどのエアロゾル形成基体、およびたばこプラグの下流のマウスピースを含む。マウスピースは、典型的には、フィルター要素を含む。こうしたエアロゾル発生物品は、ユーザー体験をカスタマイズするためのユーザー限定オプションを提供しうる。したがって、一部のユーザーは、製造業者によって意図されていない方法で、エアロゾル発生物品を使用しようとしてもよい。例えば、ユーザーは、エアロゾル発生物品をエアロゾル発生装置に完全に挿入することなく、エアロゾル発生物品を使用して、エアロゾル形成基体の一部のみを加熱するように試みることができる。しかしながら、その結果、エアロゾル形成基体の一部は加熱されず、したがって無駄になる。さらに、このような方法でエアロゾル発生物品を使用することで、一つのユーザー体験から次へのユーザー体験への一貫性が低減され得る。他のユーザーは、エアロゾル発生装置に挿入する前に、エアロゾル発生物品を切断することによって、エアロゾル形成基体の一部を取り外すことがある。この結果、引き出し抵抗の低減というさらなる問題が生じ、これもまた、ユーザー体験に悪影響を与えうる。

ユーザー体験のカスタマイズを容易にし得るエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。

本開示の一態様によると、エアロゾル発生装置が提供される。エアロゾル発生装置は第一のハウジング部分を備えてもよい。第一のハウジング部分は、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定し得る。エアロゾル発生装置は第二のハウジング部分を備えてもよい。第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分から延在してもよい。第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分に対して移動可能であり得る。

本開示の実施形態によるエアロゾル発生装置の断面図を示す。 本開示の第一の実施形態によるエアロゾル発生物品の断面図を示す。 図２のエアロゾル発生物品の側面図を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図２および３のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 本開示の第二の実施形態によるエアロゾル発生物品の断面図を示す。 図１０のエアロゾル発生物品の側面図を示す。 本開示の第三の実施形態によるエアロゾル発生物品の断面図を示す。 図１２のエアロゾル発生物品の側面図を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図１２および１３のエアロゾル発生物品とを含む、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図１２および１３のエアロゾル発生物品とを含む、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。 図１のエアロゾル発生装置と、図１２および１３のエアロゾル発生物品とを含む、エアロゾル発生システムの様々な構成を示す。

本開示の別の態様によると、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定する第一のハウジング部分と、第一のハウジング部分から延在する第二のハウジング部分とを備える、エアロゾル発生装置が提供される。第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分に対して移動可能である。

有利なことに、第一のハウジング部分に対して移動可能な第二のハウジング部分を提供することは、可変サイズおよび形状のうちの少なくとも一つを有するエアロゾル発生装置を提供することができる。有利なことに、第二のハウジング部分を第一のハウジング部分に対して移動させることは、ユーザーは、エアロゾル発生装置を保持する際の、ユーザーの快適性を改善または最適化する方法で、第二のハウジング部分を位置付けることができる。ユーザーによって、第一のハウジング部分に対して、第二のハウジング部分の好む位置は異なる場合がある。有利なことに、移動可能な第二のハウジング部分は、異なるユーザーの好みに対応しうる。

第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分の周りを回転可能であってもよい。有利なことに、回転可能な第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分に対する第二のハウジングの典型的には好ましい位置の範囲を通して、第二のハウジング部分の移動を容易にしうる。

エアロゾル発生装置は、少なくとも一つのシャフト部分を備えてもよく、第二のハウジング部分は、少なくとも一つのシャフト部分によって第一のハウジング部分に接続されて移動可能である。

少なくとも一つのシャフト部分は、第一のハウジング部分と一体的に形成されうる。少なくとも一つのシャフト部分は、第一のハウジング部分とは別個に形成され、第一のハウジング部分に固定されてもよい。第二のハウジング部分は、少なくとも一つのベアリング部分を備えてもよく、少なくとも一つのシャフト部分は、少なくとも一つのベアリング部分内に回転可能に受容される。少なくとも一つのベアリング部分は、第二のハウジング部分内に少なくとも一つの開口を備えてもよく、少なくとも一つのシャフト部分は、少なくとも一つの開口内に回転可能に受容される。

少なくとも一つのシャフト部分は、第二のハウジング部分と一体的に形成されうる。少なくとも一つのシャフト部分は、第二のハウジング部分とは別個に形成され、第二のハウジング部分に固定されてもよい。第一のハウジング部分は、少なくとも一つのベアリング部分を備えてもよく、少なくとも一つのシャフト部分は、少なくとも一つのベアリング部分内に回転可能に受容される。少なくとも一つのベアリング部分は、第一のハウジング部分内に少なくとも一つの開口を備えてもよく、少なくとも一つのシャフト部分は、少なくとも一つの開口内に回転可能に受容される。

第二のハウジング部分は、ボールおよびソケットジョイントによって第一のハウジング部分に移動可能に接続されてもよい。第一のハウジング部分の少なくとも一部は、第一の曲面を備えてもよい。第一の曲面は、ボールおよびソケットジョイントのボール部分を形成しうる。第二のハウジング部分の少なくとも一部は、第二の曲面を備えてもよい。第二の曲面は、ボールおよびソケットジョイントのソケット部分を形成しうる。

好ましくは、空洞は、第一の空洞端と、第一の空洞端の反対側の第二の空洞端とを備え、空洞は、第一の空洞端と第二の空洞端との間に延在する第一の方向を画定する。

第一のハウジング部分は、第一の空洞端に第一の開口部を、第二の空洞端に第二の開口部を画定しうる。言い換えれば、空洞は、貫通空洞であり得、エアロゾル発生物品は、第一の空洞端または第二の空洞端で空洞に挿入され得る。

有利なことに、貫通空洞を提供することは、空洞からのエアロゾル発生物品の取り外しを容易にしうる。例えば、ユーザーは、エアロゾル発生物品が反対側の端で空洞から押し出されるように、エアロゾル発生物品の端を押してもよい。有利なことに、エアロゾル発生物品を空洞から引き出す代わりに、空洞を通してエアロゾル発生物品を押し出すことによってエアロゾル発生物品を取り外すことは、エアロゾル形成基体の一部が空洞内に残るリスクを低減または最小限に抑えることができる。

有利なことに、貫通空洞を提供することは、空洞の長さよりも長い長さを有するエアロゾル発生物品を有するエアロゾル発生装置の使用を容易にし得る。例えば、使用中に、エアロゾル発生物品は、第一の空洞端、第二の空洞端、または第一の空洞端および第二の空洞端の両方の空洞から突出し得る。

有利なことに、貫通空洞を提供することは、空洞の清掃を容易にし得る。例えば、ブラシまたは他の清掃ツールを、空洞全体に押し込むことができ、これにより、空洞からの破片および他の汚染物質の除去が容易になり得る。

有利なことに、貫通空洞を提供することは、使用中にエアロゾル発生装置を通る単一の気流経路が容易になり得る。特に、空気は、エアロゾル発生装置の専用の気流入口または気流出口を必要とすることなく、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品を直接通って流れてもよい。

好ましくは、空洞は円形断面形状を有する。有利なことに、円形断面形状は、円形断面形状を有するエアロゾル発生物品を有するエアロゾル発生装置の使用を容易にする。有利なことに、円形断面形状は、ユーザーが任意の回転配向でエアロゾル発生物品を空洞に挿入することを可能にし得る。

第一のハウジング部分が第一の開口部および第二の開口部を画定する実施形態では、第一の開口部の内径が第二の開口部の内径と同じであることが好ましい。

エアロゾル発生装置は、第一の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように配置された第一の閉鎖部材を含んでもよい。

第一の閉鎖部材は、エアロゾル発生物品が空洞内に受容された時に、エアロゾル発生物品を係合するように構成され得る。有利なことに、第一の閉鎖部材は、空洞内にエアロゾル発生物品を保持してもよい。

第一の閉鎖部材は、第一の開口部の実質的にすべてを選択的に塞ぐように配置されてもよい。有利なことに、第一の閉鎖部材は、エアロゾル発生物品が第二の開口部を通って空洞に挿入される時に、エアロゾル発生物品が受容される表面を選択的に提供しうる。有利なことに、第一の閉鎖部材は、空洞内のエアロゾル発生物品の正しい位置決めを容易にし得る。

第一の閉鎖部材は、第一のハウジング部分に対してスライドするように配置されてもよい。第一の閉鎖部材は、第一のハウジング部分に対して回転するように配置されてもよい。

第一の閉鎖部材は、第一の開口部が塞がれていない開位置と、第一の閉鎖部材が第一の開口部を少なくとも部分的に塞ぐ閉位置との間で移動可能であり得る。第一の閉鎖部材が、第一の開口部の実質的にすべてを選択的に塞ぐように配置される実施形態では、好ましくは、第一の閉鎖部材は、第一の閉鎖部材が閉位置にある時に、第一の開口部の実質的にすべてを塞ぐ。

エアロゾル発生装置は、第一の閉鎖部材を閉位置に向かって付勢するように配置された第一の付勢部材を含んでもよい。第一の付勢部材はばねを含みうる。

エアロゾル発生装置は、第一の閉鎖部材を閉位置に保持するように第一の閉鎖部材と係合するように構成された第一の戻り止めを備えてもよい。

エアロゾル発生装置は、第二の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように配置された第二の閉鎖部材を備えてもよい。

第二の閉鎖部材は、エアロゾル発生物品が空洞内に受容された時に、エアロゾル発生物品と係合するように構成され得る。有利なことに、第二の閉鎖部材は、空洞内にエアロゾル発生物品を保持してもよい。

第二の閉鎖部材は、第二の開口部の実質的にすべてを選択的に塞ぐように配置されてもよい。有利なことに、第二の閉鎖部材は、エアロゾル発生物品が第一の開口部を通って空洞に挿入される時に、エアロゾル発生物品が受容される表面を選択的に提供しうる。有利なことに、第二の閉鎖部材は、空洞内のエアロゾル発生物品の正しい位置決めを容易にしうる。

第二の閉鎖部材は、第一のハウジング部分に対してスライドするように配置されてもよい。第二の閉鎖部材は、第一のハウジング部分に対して回転するように配置されてもよい。

第二の閉鎖部材は、第二の開口部が塞がれていない開位置と、第二の閉鎖部材が第二の開口部を少なくとも部分的に塞ぐ閉位置との間で移動可能であり得る。第二の閉鎖部材が、第二の開口部の実質的にすべてを選択的に塞ぐように配置される実施形態では、第二の閉鎖部材は、第二の閉鎖部材が閉位置にある時に、第二の開口部の実質的にすべてを塞ぐことが好ましい。

エアロゾル発生装置は、第二の閉鎖部材を閉位置に向かって付勢するように配置された第二の付勢部材を備えてもよい。第二の付勢部材はばねを備えうる。

エアロゾル発生装置は、第二の閉鎖部材と係合して、第二の閉鎖部材を閉位置に保持するように構成された第二の戻り止めを備えてもよい。

好ましくは、第二のハウジング部分は細長い形状を有し、第一のハウジング部分に対して移動するために第一のハウジング部分に連結された第一のハウジング端と、第一のハウジング端と反対側の第二のハウジング端とを備える。

「細長い」という用語は本明細書において、長さと、長さに垂直な幅とを有する形状を指すために使用され、長さ対幅の比は、少なくとも１．５対１である。

有利なことに、細長い第二のハウジング部分は、ユーザーによるハンドルとして第二のハウジング部分の使用を容易にし得る。言い換えれば、ユーザーは、エアロゾル発生装置の使用中に第二のハウジング部分によってエアロゾル発生装置を保持してもよい。

第二のハウジング部分は、第一のハウジング端と第二のハウジング端との間に延在する第二の方向を画定してもよく、第二のハウジング部分は、第一のハウジング部分に対して、第二の方向が第一の方向に垂直である位置に移動可能である。有利なことに、第二のハウジング部分によって画定される第二の方向が、空洞によって画定される第一の方向に対して垂直である位置は、第二のハウジング部分をハンドルとして使用することを容易にし得る。

好ましくは、第二のハウジング部分は、第一の方向と第二の方向との間の角度の範囲を通して、第一のハウジング部分に対して回転可能である。角度の範囲は、第一の方向と第二の方向との間に９０度の角度を含むことが好ましい。第二のハウジング部分は、第一の位置から第二の位置へ、第一のハウジング部分に対して回転可能であってもよい。第一の位置における第一の方向と第二の方向との間の角度は、４５度であってもよい。第二の位置における第一の方向と第二の方向との間の同じ角度は、１３５度であってもよい。

エアロゾル発生装置は、第一のハウジング部分および第二のハウジング部分のうちの少なくとも一つ上に少なくとも一つの印を含んでもよく、少なくとも一つの印は、第一のハウジング部分に対する第二のハウジング部分の位置を示すように配置される。

エアロゾル発生装置は、第一のハウジング部分に対する第二のハウジング部分の移動を選択的に防止するように構成された係止機構を備えてもよい。有利なことに、係止機構は、エアロゾル発生装置の使用中に、第一のハウジング部分に対して第二のハウジング部分の望ましくない移動を防止しうる。

係止機構は、ラチェット機構を含みうる。有利なことに、ラチェット機構は、第一のハウジング部分に対して、第二のハウジング部分から一つ以上の所定の位置への移動を容易にしうる。

好ましくは、エアロゾル発生装置は、電気ヒーター、電源、および電源から電気ヒーターに電力を供給するように構成されたコントローラを備える。有利なことに、使用中に、電気ヒーターは、空洞内に受容されるエアロゾル発生物品のエアロゾル形成基体を加熱してもよい。

電気ヒーターは、第一のハウジング部分内に位置付けることが好ましい。

有利なことに、電気ヒーターを第一のハウジング部分内に位置付けることは、第一のハウジング部分によって画定される空洞内に受容されるエアロゾル発生物品の加熱を容易にし得る。

有利なことに、電気ヒーターを第一のハウジング部分内に位置付けることは、エアロゾル発生装置の使用中に第二のハウジング部分の加熱を低減または最小限に抑え得る。有利なことに、第二のハウジング部分の加熱を低減または最小限に抑えることは、ユーザーが使用中に第二のハウジング部分によってエアロゾル発生装置を保持する時、ユーザーの快適性を改善することができる。

好ましくは、エアロゾル発生物品が空洞内に挿入されると、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分が電気ヒーター内に受容されるように、電気ヒーターは空洞の少なくとも一部分の周りに延在する。電気ヒーター内にエアロゾル発生物品が受容される配置では、電気ヒーターは「外部ヒーター」と呼ばれうる。外部ヒーターは、空洞が貫通空洞である実施形態では特に有利であり得る。

好ましくは、電源およびコントローラのうちの少なくとも一つは、第二のハウジング部分内に位置付けられる。電源およびコントローラの両方は、第二のハウジング部分内に位置付けられることが好ましい。

有利なことに、電源およびコントローラを第二のハウジング部分内に位置付けることは、エアロゾル発生装置の使用中に電気ヒーターから電源およびコントローラへの熱の伝達を低減または最小限に抑え得る。有利なことに、電源およびコントローラの加熱を低減または最小限に抑えることは、電源およびコントローラへの熱損傷を低減する、最小限に抑える、または防止し得る。

有利なことに、電源およびコントローラを第二のハウジング部分内に位置付けることは、エアロゾル発生装置の質量の中心を第二のハウジング位置内に位置付けうる。有利なことに、エアロゾル発生装置の質量の中心を第二のハウジング部分内に位置付けることは、ユーザーが使用中、第二のハウジング部分によってエアロゾル発生装置を保持する時のユーザーの快適性を促進し得る。

電気ヒーターは誘導発熱体を備えてもよい。使用中、誘導発熱体はサセプタ材料を誘導加熱して、空洞内に受容されたエアロゾル発生物品を加熱する。サセプタ材料は、エアロゾル発生装置の一部を形成しうる。サセプタ材料はエアロゾル発生物品の一部を形成してもよい。誘導発熱体は、エアロゾル発生物品が空洞に挿入される時、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分がインダクタコイル内に受容されるように、空洞の少なくとも一部分の周りに延在する少なくとも一つのインダクタコイルを備えてもよい。

電気ヒーターは抵抗発熱体を備えてもよい。使用中、抵抗加熱によって熱を発生させるために、電流が抵抗発熱体に供給される。抵抗発熱体は、ホイルヒーターを備えうる。エアロゾル発生物品が空洞に挿入された時に、エアロゾル発生物品の少なくとも一部分がホイルヒーター内に受容されるように、ホイルヒーターは空洞の少なくとも一部の周りに巻かれることが好ましい。ホイルヒーターは、エッチングされたホイルヒーターであってもよい。ホイルヒーターは、管状ホイルヒーターであってもよい。

電源はＤＣ電圧源であってもよい。電源は電池であることが好ましい。電源は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、またはリチウム系電池であってもよい。適切なリチウム電池は、リチウムコバルト電池、鉄リン酸リチウム電池、およびリチウムポリマー電池を含みうる。電源は、コンデンサなど別の形態の電荷蓄積装置を備えてもよい。電源は再充電を必要とする場合がある。電源は、エアロゾル発生装置を一つ以上のエアロゾル発生物品とともに使用するために十分なエネルギーの蓄積を可能にする容量を有してもよい。

第一のハウジング部分および第二のハウジング部分のそれぞれは、任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでもよい。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、もしくはこれらの材料のうちの一つ以上を含有する複合材料、または食品もしくは医薬品用途に適切な熱可塑性樹脂、例えばポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）、およびポリエチレンが挙げられる。材料は軽く、かつ脆くないことが好ましい。

本開示の別の態様によると、本明細書に記載の実施形態のうちのいずれかによる、少なくとも一つのエアロゾル形成基体を備えるエアロゾル発生物品、および本開示によるエアロゾル発生装置を備えるエアロゾル発生システムが提供される。

本明細書で使用される「エアロゾル発生物品」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を、加熱された時に放出するエアロゾル形成基体を含む物品を指す。

エアロゾル発生物品は、少なくとも一つのマウスピース要素を備えてもよい。少なくとも一つのマウスピース要素は、エアロゾル形成基体に隣接していてもよい。少なくとも一つのマウスピース要素は、エアロゾル形成基体から離間してもよい。エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体と少なくとも一つのマウスピース要素との間に位置付けられた少なくとも一つの追加要素を備えてもよい。少なくとも一つの追加要素は、エアロゾル冷却要素を備えてもよい。

エアロゾル発生物品は、ラッパーを備えてもよい。好ましくは、ラッパーは、エアロゾル形成基体の周りに巻かれ、存在する場合、少なくとも一つのマウスピース要素および少なくとも一つの追加要素である。

本開示の別の態様によると、エアロゾル発生物品が提供される。エアロゾル発生物品は第一のマウスピース要素を備えてもよい。第一のマウスピース要素は、エアロゾル発生物品の第一の端に位置付けられてもよい。エアロゾル発生物品は第二のマウスピース要素を備えてもよい。第二のマウスピース要素は、エアロゾル発生物品の第二の端に位置付けられてもよい。エアロゾル発生物品は少なくとも一つのエアロゾル形成基体を備えてもよい。少なくとも一つのエアロゾル形成基体は、第一のマウスピース要素と第二のマウスピース要素との間に位置付けられてもよい。

本開示の別の態様によれば、エアロゾル発生物品の第一の端に位置付けられた第一のマウスピース要素と、エアロゾル発生物品の第二の端に位置付けられた第二のマウスピース要素とを含む、エアロゾル発生物品が提供される。エアロゾル発生物品はまた、第一のマウスピース要素と第二のマウスピース要素との間に位置付けられた少なくとも一つのエアロゾル形成基体を含む。

有利なことに、エアロゾル発生物品の第一および第二の端に第一および第二のマウスピース要素を提供することは、使用中にユーザーの口に受け取られる「口側端」として、エアロゾル発生物品の両端を使用することが容易になり得る。

有利なことに、二つの口側端を有するエアロゾル発生物品を提供することにより、ユーザーが異なる配向でエアロゾル発生装置内にエアロゾル発生物品を挿入することが可能になり得る。

有利なことに、二つの口側端を有するエアロゾル発生物品は、エアロゾル発生物品を受容するための貫通空洞を含むエアロゾル発生装置に特に適し得る。こうした配置では、エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生物品の第一の口側端が貫通空洞の第一の端から突出し、エアロゾル発生物品の第二の端が貫通空洞の第二の端から突出して、貫通空洞に挿入されてもよい。

有利なことに、二つの口側端を有するエアロゾル発生物品を提供することは、少なくとも一つのエアロゾル形成基体の第一の部分を加熱すること、および第一のマウスピース要素を通して発生されたエアロゾルを引き込むこと、およびその後、少なくとも一つのエアロゾル形成基体の第二の部分を加熱すること、および第二のマウスピース要素を通して発生されたエアロゾルを引き込むことを容易にし得る。言い換えれば、二つの口側端を有するエアロゾル発生物品を提供することにより、単一のエアロゾル発生物品で二つのユーザー体験を容易にし得る。

少なくとも一つのエアロゾル形成基体は、第一のマウスピース要素と第二のマウスピース要素との間に位置付けられた単一のエアロゾル形成基体であってもよい。

エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体内に位置付けられた第一のサセプタ素子と、エアロゾル形成基体内に位置付けられた第二のサセプタ素子とを含み得る。有利なことに、第一および第二のサセプタ素子をエアロゾル形成基体内に位置付けることは、エアロゾル形成基体の第一および第二の部分の別々の誘導加熱を容易にし得る。例えば、エアロゾル発生物品は、第一のサセプタ素子および第二のサセプタ素子のうちの一つのみが、インダクタコイル内に位置付けられるように、エアロゾル発生装置に挿入されてもよい。有利なことに、これは、異なるユーザー体験中にエアロゾル形成基体の異なる部分の加熱を容易にし得る。

好ましくは、エアロゾル発生物品は、第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、第一のサセプタ素子および第二のサセプタ素子は、長軸方向に互いに離間している。

少なくとも一つのエアロゾル形成基体は、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体を含み得る。有利なことに、第一および第二のエアロゾル形成基体を別々に提供することで、第一のユーザー体験中に第一のエアロゾル形成基体の加熱、および第二のユーザー体験中に第二のエアロゾル形成基体の加熱を可能にし得る。

第一のエアロゾル形成基体は、第一のマウスピース要素と第二のエアロゾル形成基体との間に位置付けられてもよい。第一のエアロゾル形成基体は、第二のエアロゾル形成基体に当接してもよい。第一のエアロゾル形成基体は、第二のエアロゾル形成基体から離間してもよい。

好ましくは、エアロゾル発生物品は、第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を画定する。第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体は、長軸方向に互いに離間してもよい。

エアロゾル発生物品は、第一のエアロゾル形成基体内に位置付けられた第一のサセプタ素子と、第二のエアロゾル形成基体内に位置付けられた第二のサセプタ素子とを含み得る。有利なことに、第一のエアロゾル形成基体内に第一のサセプタ素子、および第二のエアロゾル形成基体内に第二のサセプタ素子を提供することは、第一および第二のエアロゾル形成基体の別々の誘導加熱を容易にし得る。例えば、エアロゾル発生物品は、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体のうちの一つのみが、インダクタコイル内に位置付けられるように、エアロゾル発生装置に挿入されてもよい。有利なことに、これは、異なるユーザー体験中にエアロゾル形成基体のそれぞれの加熱を容易にし得る。

本開示の別の態様によると、エアロゾル発生物品が提供される。エアロゾル発生物品は少なくとも一つのエアロゾル形成基体を備えてもよい。エアロゾル発生物品は、少なくとも一つのマウスピース要素を備えてもよい。エアロゾル発生物品は、ラッパーを備えてもよい。ラッパーは、少なくとも一つのエアロゾル形成基体および少なくとも一つのマウスピース要素の周りに巻かれてもよい。エアロゾル発生物品は、ラッパーの外表面上に複数の印を含んでもよい。エアロゾル発生物品は、第一の端、第二の端、および第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を含んでもよい。複数の印は、長軸方向に互いに離間してもよい。

本開示の別の態様によれば、少なくとも一つのエアロゾル形成基体、少なくとも一つのマウスピース要素、ならびに少なくとも一つのエアロゾル形成基体および少なくとも一つのマウスピース要素の周りに巻かれたラッパーを含む、エアロゾル発生物品が提供される。エアロゾル発生物品はまた、ラッパーの外表面上に複数の印を含む。エアロゾル発生物品は、第一の端、第二の端、および第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を含む。複数の印は、長軸方向に互いに離間している。

有利なことに、複数の離間した印は、エアロゾル発生物品が、エアロゾル発生装置の空洞にどの程度まで挿入されたかの視覚的表示をユーザーに提供しうる。例えば、ユーザーは、選択された印がエアロゾル発生装置のハウジングの一部と整列するまで、エアロゾル発生装置の空洞内にエアロゾル発生物品を挿入してもよい。これは、エアロゾル発生物品が、別々のエアロゾル形成基体の選択的加熱の単一のエアロゾル形成基体の部分の選択的加熱を容易にするために、複数の異なる位置または配向でエアロゾル発生装置に挿入されうる配置において特に有利でありうる。

複数の印は、任意の適切な数の印を含み得る。例えば、複数の印は、二つ、三つ、四つ、五つ、または六つの印を含み得る。

好ましくは、印のそれぞれは、ラッパーの一部分を囲む。有利なことに、ラッパーの一部分を囲む印を提供することは、エアロゾル発生物品の回転配向に関係なく、各印の視認を容易にし得る。

印は、互いに実質的に同一であってもよい。

印の少なくとも二つは、異なるサイズ、異なる形状、異なる色、および異なるモチーフのうちの少なくとも一つを含むことが好ましい。印のそれぞれは、異なるサイズ、異なる形状、異なる色、および異なるモチーフのうちの少なくとも一つを含むことが好ましい。有利なことに、印に異なるサイズ、異なる形状、異なる色、および異なるモチーフのうちの少なくとも一つを提供することは、ユーザーが異なる印を区別するのに役立つ場合がある。

隣接する印の間の長軸方向の間隔は、５ミリメートル～１０ミリメートルとしうる。

エアロゾル発生物品はまた、本明細書に説明される実施形態のうちのいずれかによる、本開示の別の態様のいずれかによるエアロゾル発生物品であってもよい。言い換えれば、エアロゾル発生物品は、本開示の一つ以上の他の態様からの特徴の任意の組み合わせを含んでもよい。

本明細書に記載のエアロゾル形成基体のそれぞれは、たばこのプラグを備えてもよい。たばこプラグは、たばこ葉、たばこの茎の破片、再構成たばこ、均質化したたばこ、押出成形たばこ、および膨化たばこのうちの一つ以上を含有する、粉末、顆粒、ペレット、断片、スパゲッティ、細片、またはシートのうちの一つ以上を含んでもよい。随意に、たばこプラグは、たばこプラグの加熱に伴い放出される追加的なたばこまたは非たばこの揮発性風味化合物を含有してもよい。随意に、たばこプラグはまた、例えば追加的なたばこまたは非たばこの揮発性風味化合物を含むカプセルを包含してもよい。こうしたカプセルは、たばこプラグの加熱中に溶融してもよい。別の方法として、または追加的に、こうしたカプセルは、たばこプラグの加熱前、加熱中、または加熱後に押しつぶされてもよい。任意選択で、たばこプラグは、一つ以上の植物成分を含んでもよい。

たばこプラグが均質化したたばこ材料を含む場合、均質化したたばこ材料は、粒子状たばこを凝集することによって形成されてもよい。均質化したたばこ材料はシートの形態であってもよい。均質化したたばこ材料は、乾燥重量基準で５パーセントより大きいエアロゾル形成体含有量を有してもよい。別の方法として、均質化したたばこ材料は、乾燥重量基準で５～３０重量パーセントのエアロゾル形成体含有量を有してもよい。均質化したたばこ材料シートは、たばこ葉ラミナおよびたばこ葉の茎のうちの一方または両方を粉砕することによって、または別の方法で細かく砕くことによって得られた粒子状たばこを凝集することによって形成されてもよく、別の方法として、または追加的に、均質化したたばこ材料のシートは、例えばたばこの処理、取り扱いおよび輸送中に形成されたたばこダスト、たばこの微粉およびその他の粒子状たばこ副産物のうちの一つ以上を含んでもよい。均質化したたばこ材料シートは、粒子状たばこを凝集するのを補助するために、一つ以上の固有の結合剤（すなわち、たばこ内因性結合剤）、または一つ以上の外来性結合剤（すなわち、たばこ外因性結合剤）、またはこれらの組み合わせを含んでもよい。別の方法として、または追加的に、均質化したたばこ材料シートは、たばこおよび非たばこ繊維、エアロゾル形成体、湿潤剤、可塑剤、風味剤、充填剤、水性および非水性の溶媒、ならびにこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されないその他の添加剤を含んでもよい。均質化したたばこ材料シートは、粒子状たばこおよび一つ以上の結合剤を含むスラリーをコンベヤーベルトまたはその他の支持表面の上にキャスティングすることと、キャストスラリーを乾燥させて均質化したたばこ材料のシートを形成することと、均質化したたばこ材料シートを支持表面から取り外すこととを一般的に含むタイプのキャスティングプロセスによって形成されることが好ましい。

各たばこプラグは、１０ミリメートル～１８ミリメートルの長さを有してもよい。各たばこプラグは、１２ミリメートル～１６ミリメートルの長さを有してもよい。

各たばこプラグは、５ミリメートル～１２ミリメートルの直径を有してもよい。

本明細書に記載の各マウスピース要素は、フィルター要素を備えてもよい。各フィルター要素は、任意の適切な材料を含み得る。各フィルター要素に対する適切な材料は、アセテートトウ、紙、リヨセル、ビスコース、生分解性繊維、ポリ乳酸（ＰＬＡ）、および一つ以上のポリヒドロキシアルカノエート（ＰＨＡ）のうちの少なくとも一つを含み得る。各フィルター要素は、セルロースアセテートフィルタープラグを含んでもよい。各マウスピース要素は、５ミリメートル～１０ミリメートルの長さを有してもよい。

本開示の別の態様によると、エアロゾル発生システムが提供される。エアロゾル発生システムは、本開示の態様のいずれかによるエアロゾル発生物品を備える。エアロゾル発生システムはまた、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定するハウジング、電気ヒーター、電源、電源から電気ヒーターへ電力を供給するように構成されたコントローラを備える、エアロゾル発生装置を含む。

エアロゾル発生装置は、本開示の他の態様に関して本明細書に記載の特徴のうちのいずれかを備えてもよい。エアロゾル発生装置は、本開示の他の態様によるエアロゾル発生装置であってもよい。エアロゾル発生装置のハウジングは、本開示の他の態様による第一のハウジング部分および第二のハウジング部分を含み得る。

本開示の別の態様によると、エアロゾル発生物品を受容するための空洞を備えるエアロゾル発生装置が提供され、空洞は第一の端および第二の端を備える。エアロゾル発生装置はまた、空洞の第一の端に少なくとも一つの第一の開口部、および空洞の第二の端に少なくとも一つの第二の開口部を含む。少なくとも一つの第一の開口部および少なくとも一つの第二の開口部は、空洞と流体連通する唯一の開口部である。

有利なことに、空洞と流体連通する第一および第二の開口部のみを提供することは、第一の端と第二の端との間の空洞を通る単一の気流経路を画定し得る。有利なことに、空洞を通る単一の気流経路は、エアロゾル発生装置を通る唯一の気流経路であってもよい。有利なことに、単一の気流経路は、製造の複雑さを低減または最小限に抑えうる単純な設計で、エアロゾル発生装置を提供しうる。

少なくとも一つの第一の開口部は、空洞の第一の端における単一の第一の開口部であってもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品が第一の開口部を通って空洞に挿入されうるように配置されてもよい。例えば、第一の開口部は、エアロゾル発生物品を受容するようにサイズ設定されてもよい。

少なくとも一つの第一の開口部は、エアロゾル発生装置の外表面に位置付けられることが好ましい。

少なくとも一つの第二の開口部は、空洞の第二の端における単一の第二の開口部であってもよい。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品が第二の開口部を通って空洞に挿入されうるように配置されてもよい。例えば、第二の開口部は、エアロゾル発生物品を受容するようにサイズ設定されてもよい。

好ましくは、少なくとも一つの第二の開口部は、エアロゾル発生装置の外表面に位置付けられる。

エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品が第一の開口部と第二の開口部のそれぞれを通して、空洞に挿入されうるように配置されうる。例えば、第一の開口部および第二の開口部のそれぞれは、エアロゾル発生物品を受容するようにサイズ設定されてもよい。第一の開口部は、第二の開口部と同じサイズであってもよい。

エアロゾル発生装置は、本開示の他の態様に関して本明細書に記載の特徴のうちのいずれかを備えてもよい。エアロゾル発生装置は、本開示の他の態様によるエアロゾル発生装置であってもよい。

本発明は特許請求の範囲に定義されている。しかしながら、以下に非限定的な実施例の非網羅的なリストを提供する。これらの実施例の特徴のうちのいずれか一つ以上は、本明細書に記載の別の実施例、実施形態、または態様のうちのいずれか一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。

実施例１：
エアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定する第一のハウジング部分と、
第一のハウジング部分から延在する第二のハウジング部分であって、第二のハウジング部分が第一のハウジング部分に対して移動可能である、第二のハウジング部分と、を備える、エアロゾル発生装置。
実施例２：
第二のハウジング部分が、第一のハウジング部分の周りに回転可能である、実施例１に記載のエアロゾル発生装置。
実施例３：
空洞が、第一の空洞端および第一の空洞端の反対側の第二の空洞端を備え、空洞が、第一の空洞端と第二の空洞端との間に延在する第一の方向を画定する、実施例１または２に記載のエアロゾル発生装置。
実施例４：
第一のハウジング部分が、第一の空洞端で第一の開口部、および第二の空洞端で第二の開口部を画定する、実施例３に記載のエアロゾル発生装置。
実施例５：
空洞が円形の断面形状を有し、第一の開口部の内径が第二の開口部の内径と同じである、実施例４に記載のエアロゾル発生装置。
実施例６：
第一の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように配置された第一の閉鎖部材をさらに含む、実施例４または５に記載のエアロゾル発生装置。
実施例７：
第二の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように配置された第二の閉鎖部材をさらに含む、実施例６に記載のエアロゾル発生装置。
実施例８：
第二のハウジング部分が細長い形状を有し、第一のハウジング部分に対する移動のために第一のハウジング部分に連結された第一のハウジング端と、第一のハウジング端と反対の第二のハウジング端とを備える、実施例３～７のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例９：
第二のハウジング部分が、第一のハウジング端と第二のハウジング端との間に延在する第二の方向を画定し、第二のハウジング部分が、第一のハウジング部分に対して、第二の方向が第一の方向に対して垂直である位置に移動可能である、実施例５に記載のエアロゾル発生装置。
実施例１０：
第一のハウジング部分および第二のハウジング部分のうちの少なくとも一つ上に少なくとも一つの印をさらに含み、少なくとも一つの印が、第一のハウジング部分に対する第二のハウジング部分の位置を示すように配置される、実施例１～９のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例１１：
第一のハウジング部分に対する第二のハウジング部分の移動を選択的に防止するように構成された係止機構をさらに含む、実施例１～１０のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例１２：
電気ヒーターと、
電源と、
電源から電気ヒーターへ電力を供給するように構成されたコントローラと、をさらに備える、実施例１～１１のいずれかに記載のエアロゾル発生装置。
実施例１３：
電気ヒーターが第一のハウジング部分内に位置付けられ、電源およびコントローラのうちの少なくとも一つが第二のハウジング部分内に位置付けられる、実施例１２に記載のエアロゾル発生装置。
実施例１４：
電源およびコントローラの両方が第二のハウジング部分内に位置付けられる、実施例１３に記載のエアロゾル発生装置。
実施例１５：
エアロゾル発生物品が空洞に挿入される時、エアロゾル発生物品が電気ヒーター内に受容されるように、電気ヒーターは、空洞の少なくとも一部分の周りに延在する、実施例１２、１３、または１４に記載のエアロゾル発生装置。
実施例１６：
エアロゾル発生システムであって、
少なくとも一つのエアロゾル形成基体を含む、エアロゾル発生物品と、
実施例１～１５のいずれかに記載のエアロゾル発生装置と、を含む、エアロゾル発生システム。
実施例１７：
エアロゾル発生物品であって、
エアロゾル発生物品の第一の端に位置付けられた第一のマウスピース要素と、
エアロゾル発生物品の第二の端に位置付けられた第二のマウスピース要素と、
第一のマウスピース要素と第二のマウスピース要素との間に位置付けられた少なくとも一つのエアロゾル形成基体と、を備える、エアロゾル発生物品。
実施例１８：
少なくとも一つのエアロゾル形成基体が、第一のマウスピース要素と第二のマウスピース要素との間に位置付けられた単一のエアロゾル形成基体である、実施例１７に記載のエアロゾル発生物品。
実施例１９：
エアロゾル形成基体内に位置付けられた第一のサセプタ素子と、
エアロゾル形成基体内に位置付けられた第二のサセプタ素子であって、エアロゾル発生物品が、第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、第一のサセプタ素子と第二のサセプタ素子が、長軸方向に互いに離間している、第二のサセプタ素子と、をさらに備える、実施例１８に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２０：
少なくとも一つのエアロゾル形成基体が、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体を含む、実施例１７に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２１：
エアロゾル発生物品が、第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体が、長軸方向に互いに離間している、実施例２０に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２２：
第一のエアロゾル形成基体内に位置付けられた第一のサセプタ素子と、
第二のエアロゾル形成基体内に位置付けられた第二のサセプタ素子と、をさらに備える、実施例２０または２１に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２３：
第一のマウスピース要素、第二のマウスピース要素、および少なくとも一つのエアロゾル形成基体の周りに巻かれたラッパーと、
ラッパーの外表面上の複数の印であって、エアロゾル発生物品が、第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、複数の印が、長軸方向に互いに離間している、複数の印と、をさらに備える、実施例１７～２２のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
実施例２４：
エアロゾル発生物品であって、
少なくとも一つのエアロゾル形成基体と、
少なくとも一つのマウスピース要素と、
少なくとも一つのエアロゾル形成基体および少なくとも一つのマウスピース要素の周りに巻かれたラッパーと、
ラッパーの外表面上の複数の印と、を備え、
エアロゾル発生物品が、第一の端、第二の端、および第一の端と第二の端との間に延在する長軸方向を備え、
複数の印が、長軸方向に互いに離間している、エアロゾル発生物品。
実施例２５：
印のそれぞれが、ラッパーの一部分を囲む、実施例２３または２４に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２６：
印のそれぞれが、異なるサイズ、異なる形状、異なる色、および異なるモチーフのうちの少なくとも一つを含む、実施例２３、２４、または２５に記載のエアロゾル発生物品。
実施例２７：
隣接する印の間の長軸方向の間隔が、５ミリメートル～１０ミリメートルである、実施例２３～２６のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
実施例２８：
エアロゾル発生システムであって、
実施例１７～２７のいずれかに記載のエアロゾル発生物品と、
エアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定するハウジング、
電気ヒーター、
電源、および
電源から電気ヒーターへ電力を供給するように構成されたコントローラを備える、エアロゾル発生装置と、を備える、エアロゾル発生システム。
実施例２９：
実施例１～１５のいずれかに記載のエアロゾル発生装置と、実施例１７～２７のいずれかに記載のエアロゾル発生物品とを備える、エアロゾル発生システム。
実施例３０：
エアロゾル発生装置であって、
エアロゾル発生物品を受容するための空洞であって、空洞が第一の端および第二の端を含む、空洞と、
空洞の第一の端における少なくとも一つの第一の開口部、および空洞の第二の端における少なくとも一つの第二の開口部であって、少なくとも一つの第一の開口部および少なくとも一つの第二の開口部が、空洞と流体連通する唯一の開口部である、少なくとも一つの第一の開口部および少なくとも一つの第二の開口部とを含み、
エアロゾル発生装置が、エアロゾル発生物品が、空洞内に受容される時、エアロゾル発生物品が、空洞の第一の端と第二の端との間に延在し得るように配置される、エアロゾル発生装置。
実施例３１：
少なくとも一つの第一の開口部が、空洞の第一の端における単一の第一の開口部である、実施例３０に記載のエアロゾル発生装置。
実施例３２：
エアロゾル発生物品が、第一の開口部を通って空洞に挿入されうる、実施例３１に記載のエアロゾル発生装置。
実施例３３：
少なくとも一つの第二の開口部が、空洞の第二の端における単一の第二の開口部である、実施例３０、３１、または３２に記載のエアロゾル発生装置。
実施例３４：
エアロゾル発生物品が第二の開口部を通って空洞に挿入されうる、実施例３３に記載のエアロゾル発生装置。
実施例３５：
第一の開口部が、第二の開口部と同じサイズである、実施例３１または３２に従属する場合の実施例３３または３４に記載のエアロゾル発生装置。

ここで本開示の実施形態を、添付図面を参照しながら、例証としてのみであるが説明する。

図１は、本開示の実施形態によるエアロゾル発生装置１０の断面図を示す。エアロゾル発生装置１０は、第一のハウジング部分１２および第一のハウジング部分１２から延在する第二のハウジング部分１４を備える。図１および４を比較することによって図示されるように、第二のハウジング部分１４は、第二のハウジング部分１４が第一のハウジング部分１２に対して回転され得るように、第一のハウジング部分１２に接続される。エアロゾル発生装置１０の使用中、ユーザーは、第二のハウジング部分１４を、エアロゾル発生装置１０を保持するためのハンドルとして使用してもよい。したがって、ユーザーは、第二のハウジング部分１４を人間工学的に快適な位置に回転させうる。

第一のハウジング部分１２は、エアロゾル発生物品を受容するための空洞１６を画定する。第一のハウジング部分１２はまた、空洞１６の第一の端に第一の開口部１８を、および空洞１６の第二の端に第二の開口部２０を画定する。第一および第二の開口部１８、２０は、エアロゾル発生物品が第一の開口部１８または第二の開口部２０を通って空洞１６に挿入されうるようにサイズ決めされる。

エアロゾル発生装置１０はまた、第一のハウジング部分１２上にスライド可能に取り付けられ、第一の閉鎖部材２２が第一の開口部１８を覆う、図１に示す閉位置に向かって付勢された第一の閉鎖部材２２を備える。第一の閉鎖部材２２は、第一の開口部１８が塞がれない、図４に示す開位置に移動されてもよい。

エアロゾル発生装置１０はまた、第一のハウジング部分１２上にスライド可能に取り付けられ、第二の閉鎖部材２４が第二の開口部２０を覆う、図１に示す閉位置に向かって付勢された第二の閉鎖部材２４を備える。第二の閉鎖部材２４は、第二の開口部２０が塞がれない、図４に示す開位置に移動されてもよい。

電気ヒーター２６は、第一のハウジング部分１２内に位置付けられ、空洞１６の中央部分の周りに延在するインダクタコイルを含む。コントローラ２８および電池を備える電源３０が、第二のハウジング部分１４内に位置付けられる。コントローラ２８は、空洞１６内に受容されたエアロゾル発生物品を誘導的に加熱するために、電源３０からインダクタコイルに電力を供給するように構成される。

図２および３は、本開示の第一の実施形態によるエアロゾル発生物品５０を示す。エアロゾル発生物品５０は、エアロゾル発生物品５０の第一の端５４に第一のマウスピース要素５２、およびエアロゾル発生物品５０の第二の端５８に第二のマウスピース要素５６を含む。第一および第二のマウスピース要素５２、５６のそれぞれは、フィルター要素である。たばこプラグを含むエアロゾル形成基体６０が、第一のマウスピース要素５２と第二のマウスピース要素５６との間のエアロゾル発生物品５０の中心に位置付けられる。任意選択の第一のエアロゾル冷却要素６２は、第一のマウスピース要素５２とエアロゾル形成基体６０との間に位置付けられる。任意選択の第二のエアロゾル冷却要素６４は、第二のマウスピース要素５６とエアロゾル形成基体６０との間に位置付けられる。

エアロゾル発生物品５０はまた、エアロゾル形成基体６０の第一の部分内に位置付けられた第一のサセプタ素子６６と、エアロゾル形成基体６０の第二の部分内に位置付けられた第二のサセプタ素子６８とを含む。第一および第二のサセプタ素子６６、６８は、エアロゾル発生物品５０の長軸方向７０に互いに離間している。

ラッパー７２は、第一および第二のマウスピース要素５２、５６、エアロゾル形成基体６０、ならびに第一および第二のエアロゾル冷却要素６２、６４の周りに巻かれる。複数の印がラッパー７２の外表面上に提供され、複数の印は、長軸方向７０に互いに離間している第一の印７４、第二の印７６、および第三の印７８を含む。各印は、ラッパー７２の周りに延在する印刷された線を含む。図示した実施形態では、各印は、ユーザーが異なる印を区別するのを支援するために異なる印刷線を含む。しかしながら、印は互いに実質的に同一であってもよいことが理解されよう。例えば、第一、第二、および第三の印７４、７６、７８は、長軸方向７０に互いに離間した三つの同一の印刷線を含みうる。

図４～９は、図１のエアロゾル発生装置１０と、図２および３のエアロゾル発生物品５０とを備えるエアロゾル発生システム１００を示す。第一および第二の閉鎖部材２２、２４は、第一のハウジング部分１２によって画定される空洞１６へのエアロゾル発生物品５０の挿入を可能にするために、それらの開位置に移動されている。有利なことに、第一および第二の閉鎖部材２２、２４のそれらの閉位置への付勢は、エアロゾル発生物品５０に対して第一および第二の閉鎖部材２２、２４を付勢し、空洞１６内にエアロゾル発生物品５０を保持する。

有利なことに、第一および第二のマウスピース要素５２、５６、第一、第二および第三の印７４、７６、７８、ならびに第一および第二のサセプタ素子６６、６８は、多数の異なる構成で、エアロゾル発生装置１０を有するエアロゾル発生物品５０の使用を容易にする。

図４および５に示す第一の構成では、第一の印７４が第一のハウジング部分１２の縁と整列するまで、ユーザーはエアロゾル発生物品５０を空洞１６に挿入する。この構成では、エアロゾル形成基体６０全体、ならびに第一および第二のサセプタ素子６６、６８の両方が、インダクタコイル内に位置付けられる。したがって、第一の構成では、電気ヒーター２６は、エアロゾル形成基体６０全体を加熱し、ユーザーは、第一のマウスピース要素５２または第二のマウスピース要素５６のいずれかを通して、発生されたエアロゾルを吸入してもよい。

図６および７に示す第二の構成では、第二の印７６が第一のハウジング部分１２の縁と整列するまで、ユーザーはエアロゾル発生物品５０を空洞１６に挿入する。この構成では、エアロゾル形成基体６０の第一の部分および第一のサセプタ素子６６のみが、インダクタコイル内に位置付けられる。したがって、第二の構成では、電気ヒーター２６は、エアロゾル形成基体６０の第一の部分のみを加熱し、ユーザーは、発生されたエアロゾルを第一のマウスピース要素５２を通して吸入してもよい。

図８および９に示す第三の構成では、第三の印７８が第一のハウジング部分１２の縁と整列するまで、ユーザーはエアロゾル発生物品５０を空洞１６に挿入する。この構成では、エアロゾル形成基体６０の第二の部分および第二のサセプタ素子６８のみが、インダクタコイル内に位置付けられる。したがって、第三の構成では、電気ヒーター２６は、エアロゾル形成基体６０の第二の部分のみを加熱し、ユーザーは、発生されたエアロゾルを第二のマウスピース要素５６を通して吸入してもよい。

第二および第三の構成では、ユーザーは、エアロゾル発生物品５０を二つのユーザー体験に使用することができるが、各体験では、エアロゾル形成基体６０の半分のみを使用する。ユーザーは、第二の構成に続いて第三の構成を使用してもよい。別の方法として、ユーザーは、第三の構成に続いて第二の構成を使用してもよい。

図１０～１１は、本開示の第二の実施形態による代替のエアロゾル発生物品１５０を示す。エアロゾル発生物品１５０は、図２および３に示されたエアロゾル発生物品５０と実質的に同じであり、同様の部分を示すために同様の参照符号が使用されている。

エアロゾル発生物品１５０は、エアロゾル形成基体の配置によって、エアロゾル発生物品５０とは異なる。特に、エアロゾル発生物品１５０は、第一のサセプタ素子６６が位置付けられた第一のたばこプラグを含む第一のエアロゾル形成基体１６０と、第二のサセプタ素子６８が位置付けられた第二のたばこプラグを含む第二のエアロゾル形成基体１６１とを含む。当業者は、別々の第一および第二のエアロゾル形成基体１６０、１６１が、エアロゾル発生物品５０の単一のエアロゾル形成基体６０の第一および第二の部分に対応することを理解するであろう。したがって、エアロゾル発生物品１５０は、エアロゾル発生物品５０と同様に、エアロゾル発生装置１０と共に使用され得る。

図１２および１３は、本開示の第三の実施形態によるエアロゾル発生物品２５０を示す。エアロゾル発生物品２５０はエアロゾル発生物品２５０の第一の端５４にマウスピース要素５２を含む。マウスピース要素５２はフィルター要素である。第一の端５４は、エアロゾル発生物品２５０の口側端または下流端を形成する。任意選択の多孔性要素２５６は、エアロゾル発生物品２５０の第二の端５８に位置付けられる。第二の端５８は、エアロゾル発生物品２５０の上流端を形成する。マウスピース要素５２と多孔性要素２５６との間には、たばこプラグを含むエアロゾル形成基体６０が位置付けられる。任意選択のエアロゾル冷却要素６２は、マウスピース要素５２とエアロゾル形成基体６０との間に位置付けられる。サセプタ素子６６は、エアロゾル形成基体６０内に位置付けられ、エアロゾル発生物品２５０の長軸方向７０に延在する。

ラッパー７２は、マウスピース要素５２、多孔性要素２５６、エアロゾル形成基体６０、およびエアロゾル冷却要素６２の周りに巻かれる。印刷された線を含む印７４が、ラッパー７２の外表面上に提供される。

図１４～１６は、図１のエアロゾル発生装置１０ならびに図１２および１３のエアロゾル発生物品２５０を含む、エアロゾル発生システム３００の異なる構成を示す。第一および第二の閉鎖部材２２、２４は、第一のハウジング部分１２によって画定される空洞１６へのエアロゾル発生物品２５０の挿入を可能にするために、それらの開位置に移動されている。有利なことに、第一および第二の閉鎖部材２２、２４を閉位置へ付勢することは、エアロゾル発生物品２５０に対して第一および第二の閉鎖部材２２、２４を付勢し、空洞１６内にエアロゾル発生物品２５０を保持する。

エアロゾル発生システム３００の構成のそれぞれにおいて、ユーザーは、印７４が第一のハウジング部分１２の縁部と整列するまで、エアロゾル発生物品２５０を空洞１６に挿入する。この位置では、エアロゾル形成基体６０全体およびサセプタ素子６６が、インダクタコイル内に位置付けられる。したがって、電気ヒーター２６は、エアロゾル形成基体６０全体を加熱し、ユーザーは、マウスピース要素５２を通して発生されたエアロゾルを吸入することができる。

図１を参照して説明するように、エアロゾル発生装置１０の第二のハウジング部分１４はハンドルとして機能し、第一のハウジング部分１２に対して回転されてもよい。したがって、有利なことに、ユーザーは、第二のハウジング部分１４を人間工学的に快適な位置に回転させてもよい。例えば、図１４は、第二のハウジング部分１４が、第一のハウジング部分１２の空洞１６内に受容されるエアロゾル発生物品２５０の長軸方向軸に対して、実質的に垂直に延在する第一の構成を示す。図１５は、第二のハウジング部分１４が、エアロゾル発生物品２５０の口側端から離れて角度が付けられている第二の構成を示す。図１６は、第二のハウジング部分１４が、エアロゾル発生物品２５０の口側端に向かって角度が付けられている第三の構成を示す。図１４、１５、および１６に示す構成は単に例示的であり、ユーザーは第二のハウジング部分１４を第一のハウジング部分１２に対して人間工学的に快適な任意の位置に回転させてもよいことが理解されよう。

Claims (17)

1. エアロゾル発生装置であって、
   エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定する第一のハウジング部分と、
   前記第一のハウジング部分から延在する第二のハウジング部分であって、前記第二のハウジング部分が前記第一のハウジング部分に対して移動可能である、第二のハウジング部分と、
   電気ヒーターと、
   電源と、
   前記電源から前記電気ヒーターへ電力を供給するように構成されたコントローラと、を備え、
   前記電気ヒーターは、前記第一のハウジング部分内に位置付けられ、前記電源および前記コントローラのうちの少なくとも一つは、前記第二のハウジング部分内に位置付けられる、
   ことを特徴とするエアロゾル発生装置。
2. 前記第二のハウジング部分は、前記第一のハウジング部分の周りを回転可能である、請求項１に記載のエアロゾル発生装置。
3. 前記空洞は、第一の空洞端と、前記第一の空洞端の反対側の第二の空洞端と、を備え、前記空洞は、前記第一の空洞端と前記第二の空洞端との間に延在する第一の方向を画定し、
   随意的に、前記第一のハウジング部分は、前記第一の空洞端で第一の開口部を、および前記第二の空洞端で第二の開口部を画定し、
   随意的に、前記第一の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように構成された第一の閉鎖部材をさらに備え、随意的に、前記第二の開口部の少なくとも一部を選択的に塞ぐように構成された第二の閉鎖部材をさらに備え、
   随意的に、前記第二のハウジング部分は、前記第一のハウジング端と前記第二のハウジング端との間に延在する第二の方向を画定し、前記第二のハウジング部分は、前記第一のハウジング部分に対して、前記第二の方向が前記第一の方向に対して垂直である位置に移動可能である、請求項１または２に記載のエアロゾル発生装置。
4. 前記第二のハウジング部分は、細長い形状を有するとともに、前記第一のハウジング部分に対して移動するために前記第一のハウジング部分に連結された第一のハウジング端と、前記第一のハウジング端と反対側の第二のハウジング端とを備える、請求項１～３のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置。
5. 前記第一のハウジング部分に対する前記第二のハウジング部分の移動を選択的に防止するように構成された係止機構をさらに含む、請求項１～４のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置。
6. 前記電源および前記コントローラの両方は、前記第二のハウジング部分内に位置付けられる、請求項１～５のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置。
7. 前記電気ヒーターは、前記空洞の少なくとも一部分の周りに延在し、エアロゾル発生物品が前記空洞内に挿入されると、前記エアロゾル発生物品が前記電気ヒーター内に受容される、請求項１～６のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置。
8. エアロゾル発生システムであって、
   少なくとも一つのエアロゾル形成基体を含む、エアロゾル発生物品と、
   請求項１～７のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置と、を備える、エアロゾル発生システム。
9. エアロゾル発生物品であって、
   前記エアロゾル発生物品の第一の端に位置付けられた第一のマウスピース要素と、
   前記エアロゾル発生物品の第二の端に位置付けられた第二のマウスピース要素と、
   前記第一のマウスピース要素と前記第二のマウスピース要素との間に位置付けられた少なくとも一つのエアロゾル形成基体と、
   前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体内に位置付けられた第一のサセプタ素子と、
   前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体内に位置付けられた第二のサセプタ素子と、を備え、
   前記エアロゾル発生物品は、前記第一の端と前記第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、前記第一のサセプタ素子及び前記第二のサセプタ素子は、前記長軸方向に互いに離間している、
   ことを特徴とするエアロゾル発生物品。
10. 前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体は、前記第一のマウスピース要素と前記第二のマウスピース要素との間に位置付けられた単一のエアロゾル形成基体である、請求項９に記載のエアロゾル発生物品。
11. 前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体は、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体を含み、
    随意的に、前記第一のエアロゾル形成基体および前記第二のエアロゾル形成基体は、前記長軸方向に互いに離間しており、
    随意的に、前記第一のサセプタ素子は、前記第一のエアロゾル形成基体内に位置付けられ、前記第二のサセプタ素子は、前記第二のエアロゾル形成基体内に位置付けられる、請求項９に記載のエアロゾル発生物品。
12. 前記第一のマウスピース要素、前記第二のマウスピース要素および前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体の周りに巻かれたラッパーと、
    前記ラッパーの外表面上の複数の印と、を更に備え、
    前記エアロゾル発生物品は、前記第一の端と前記第二の端との間に延在する長軸方向を画定し、前記複数の印は、前記長軸方向に互いに離間している、請求項９～１１のいずれか１項に記載のエアロゾル発生物品。
13. エアロゾル発生物品であって、
    少なくとも一つのエアロゾル形成基体と、
    少なくとも一つのマウスピース要素と、
    前記少なくとも一つのエアロゾル形成基体および前記少なくとも一つのマウスピース要素の周りに巻かれたラッパーと、
    前記ラッパーの外表面上の複数の印と、を備え、
    前記エアロゾル発生物品は、第一の端、第二の端、および前記第一の端と前記第二の端との間に延在する長軸方向を備え、
    前記複数の印は、前記長軸方向に互いに離間している、
    ことを特徴とするエアロゾル発生物品。
14. 前記印のそれぞれは、前記ラッパーの一部分を囲む、請求項１２または１３に記載のエアロゾル発生物品。
15. 前記印の前記それぞれは、異なるサイズ、異なる形状、異なる色、および異なるモチーフのうちの少なくとも一つを含む、請求項１２～１４のいずれか１項に記載のエアロゾル発生物品。
16. エアロゾル発生システムであって、
    請求項９～１５のいずれか１項に記載のエアロゾル発生物品と、
    エアロゾル発生装置であって、
    前記エアロゾル発生物品を受容するための空洞を画定するハウジング、
    電気ヒーター、
    電源、および
    前記電源から前記電気ヒーターへ電力を供給するように構成されたコントローラを備える、エアロゾル発生装置と、を備える、
    ことを特徴とするエアロゾル発生システム。
17. 請求項１～７のいずれか１項に記載のエアロゾル発生装置と、請求項９～１５のいずれか１項に記載のエアロゾル発生物品と、を備える、エアロゾル発生システム。

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