JP2024505602A

JP2024505602A - タイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーン

Info

Publication number: JP2024505602A
Application number: JP2021577104A
Authority: JP
Inventors: ▲敏▼ 王; ▲堯▼ ▲陳▼
Original assignee: TCL China Star Optoelectronics Technology Co Ltd
Current assignee: TCL China Star Optoelectronics Technology Co Ltd
Priority date: 2021-12-09
Filing date: 2021-12-20
Publication date: 2024-02-07
Anticipated expiration: 2041-12-20
Also published as: WO2023103073A1; EP4447027A1; CN114151425A; US20240040710A1; US12075573B2; JP7516431B2

Abstract

本願の実施例はタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンを提供する。位置決め部によってタイリングパネルにおける接続部材を位置決めし、接続部材を位置合わせする。その後、ほぞ継ぎ構造によって固定する。それにより、複数のタイリングパネルを接続部材によって効率的でシームレスにタイリングする。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントはタイリング表示スクリーンの取付効率を向上させ、且つ取付方式を簡略化する。且つ、表示ユニット間のシームがタイリングシームレス設計であることを確実にすることができる。

Description

本願は表示技術分野に関し、特にタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンに関する。

ディスプレイ技術の継続的な発展に伴って、ディスプレイの応用場面はますます広くなりつつあり、テレビ、モニター、産業用表示、及び医療用表示に用いられるだけでなく、公共表示の場面にますます多く応用されている。公共表示に応用される際に、一般的には、ディスプレイは比較的大きな表示面積を有する必要があり、それにより人々が遠くから見ることや比較的大きな情報量の表示等の要求を満たす。

従来技術に対する研究及び実践過程において、本願の発明者は、表示スクリーンのタイリングへの応用は多くの場合、マルチスクリーンを連携させることになることから、必要な表示モジュールの数量は多くなること、さらにタイリングスクリーンの額縁、例えば、超狭額縁（ＵｌｔｒａＮａｒｒｏｗＢｅｚｅｌ、ＵＮＢ）機種、及び極狭額縁（ＥｘｔｒｅｍｅＮａｒｒｏｗＢｅｚｅｌ、ＥＮＢ）機種の額縁が非常に狭く、視覚的にタイリングによるシームをなくす必要があることを見出した。したがって、スクリーンの効率的な取り付けを確実にし、且つシームの設計を小さくするには、一種の効率的なタイリング構造の設計が必要である。

本願の実施例はタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンを提供し、効率的なタイリングを実現し、且つシームを小さくすることができる。

本願の実施例はタイリングコンポーネントを提供し、接続部材と、位置決め部とを含み、
前記接続部材にほぞ継ぎ構造が設置され、
前記位置決め部は前記接続部材に設置され、２つの前記接続部材はタイリングされて設置され、前記位置決め部は２つの前記接続部材に対して位置決めを行うことに用いられ、前記ほぞ継ぎ構造は２つの前記接続部材を固定して接続することに用いられる。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントは、位置決め部によってタイリングパネルにおける接続部材を位置決めし、接続部材を位置合わせする。その後、ほぞ継ぎ構造によって固定する。それにより、複数のタイリングパネルを接続部材によって効率的でシームレスにタイリングする。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントはタイリング表示スクリーンの取付効率を向上させ、且つ取付方式を簡略化する。且つ、タイリングパネル間のタイリングシームがタイリングシームレス設計であることを確実にすることができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ構造は、ほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記ほぞ継ぎ挿入穴及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、２つの前記接続部材における前記ほぞ継ぎ挿入穴はタイリングされて固定挿入穴を形成し、
前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記固定挿入穴に対応して嵌め込まれることで、２つの前記接続部材を接続する。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、ほぞ継ぎ構造は、ほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含む。ほぞ継ぎ挿入部材を接続部材におけるほぞ継ぎ挿入穴に挿入することによって固定する。対応するような形状のほぞ継ぎ挿入部材とほぞ継ぎ挿入穴とを設置することによって、接続部材に対して強固な接続を行い、接続部材の離脱を回避することができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ挿入穴の開口幅は、タイリング側から、タイリング側から離れる方向に向かって徐々に増大する。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、タイリングコンポーネントに相互に離間する力が発生するときに、タイリング側の開口幅が最も小さくなり、且つタイリング側から離れる方向に向かって徐々に増大するため、ほぞ継ぎ挿入部材及びほぞ継ぎ挿入穴における斜面にはタイリング側から離れる摩擦力が発生して、タイリングコンポーネントにおける相互に離間する作用力を相殺する。それによりタイリングコンポーネントが引き離されることを効果的に防止し、タイリングコンポーネントのタイリング安定性を確実にする。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ構造は、ほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記位置決め部は前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴は前記タイリング側から離れて前記接続部材に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記ほぞ継ぎ挿入穴に対応して嵌め込まれ、且つ２つの前記接続部材をブリッジ接続する。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、ほぞ継ぎ挿入穴は、タイリング側から離れて接続部材に設置され、異なる位置で接続部材に対して係合及び固定を行うことができ、タイリング側に限定されない。また、ブリッジ接続されるほぞ継ぎ挿入部材は、接続部材をより安定して接続することができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ挿入穴の開口幅はタイリング側から、タイリング側から離れる方向に向かって徐々に増大する。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ凸部と、ほぞ継ぎ固定部とを含み、前記ほぞ継ぎ凸部は前記接続部材の表面に垂直な方向へ凸出し、
前記ほぞ継ぎ凸部及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ凸部と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、
前記ほぞ継ぎ凸部は前記ほぞ継ぎ固定部に対応して挿入されることで、２つの前記接続部材を接続する。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、このようなほぞ継ぎ構造で固定を行っても、位置合わせのときに一定の誤差が存在することを許容することができ、位置合わせ及び位置決めの困難性を減少させる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記接続部材に複数の前記ほぞ継ぎ構造が設置され、複数の前記ほぞ継ぎ構造は前記位置決め部の両側に設置される。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、位置決め部を接続部材の中部に設置することで、位置決めをより正確にすることができる。また、位置決め部の両側にいずれもほぞ継ぎ構造を設置することで、接続部材をより安定させることができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記接続部材に複数の前記位置決め部が設置され、複数の前記位置決め部は前記ほぞ継ぎ構造の両側に設置される。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、複数の位置決め部を設置することで、位置決め部の位置合わせの効率を向上させ、位置合わせの誤差を低減させることができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記接続部材に複数の前記ほぞ継ぎ構造及び複数の前記位置決め部が設置され、複数の前記ほぞ継ぎ構造と複数の前記位置決め部とは交互に設置される。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、位置決め部を増やすことで、位置決め部の位置決め精度を向上させ、複数の角度や複数の方向から接続部材に対して位置合わせを行うことができる。同時に、ほぞ継ぎ挿入穴の数量を増やすことで、タイリング部材の安定性を強化することができる。同時に、複数のほぞ継ぎ挿入穴と複数の位置決め部とを交互に設置することで、各ほぞ継ぎ挿入穴に対する位置決めの精度を向上させることができる。それにより、接続部材の位置合わせの誤差を減少させる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記位置決め部は前記ほぞ継ぎ構造に設置される。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、ほぞ継ぎ構造は、ほぞ継ぎ挿入部材と、ほぞ継ぎ挿入穴とを含んでもよい。位置決め部をほぞ継ぎ挿入穴内に設置してもよく、このように位置決め部を正確に位置決めした後に、同時にほぞ継ぎ挿入穴を位置合わせして固定挿入穴を形成することができる。それによりほぞ継ぎ挿入穴の位置合わせの精度を向上させる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記接続部材に凹溝がさらに設置され、前記位置決め部は前記凹溝内に嵌設され、前記位置決め部の表面と前記接続部材の表面とを面一にする。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、位置決め部の表面と接続部材の表面とを面一にすることで、タイリング側に突起があることを回避するとともに、位置決め部間の距離を確保し、更に位置決め部の位置決め及び吸着効果を確実にすることができる。且つ、位置決め部が接続部材の表面に突起を形成するため、タイリングシームが増大するという問題を回避する。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記凹溝内に接着層が設置され、前記位置決め部は前記接着層によって前記凹溝内に固定される。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、凹溝内に接着テープを設置することで磁気位置決め部の脱落又は移動を防止することができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記位置決め部が採用する材料は磁性材料であり、前記位置決め部と前記凹溝との形状はマッチしている。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントにおいては、一方では、磁石の吸着性によって２つの接続部材に対して固定を行うことができる。他方では、２つの吸着部材における磁石が対応して設置されるため、接続部材に対して位置合わせの役割を果たすことができる。

対応するように、本願の実施例はさらにタイリング表示スクリーンを提供し、複数のタイリングパネルと、タイリングコンポーネントとを含み、
前記タイリングコンポーネントは接続部材と、位置決め部とを含み、前記接続部材にほぞ継ぎ構造が設置され、前記位置決め部は前記接続部材に設置され、２つの前記接続部材はタイリングされて設置され、前記位置決め部は２つの前記接続部材に対して位置決めを行うことに用いられ、前記ほぞ継ぎ構造は２つの前記接続部材を固定して接続することに用いられ、少なくとも１つの前記接続部材は１つの前記タイリングパネルのタイリング側に設置され、２つの前記タイリングコンポーネントはタイリングされて設置され、前記タイリングパネルをタイリングすることに用いられる。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいて一種のタイリングコンポーネントが採用される。タイリングコンポーネントは接続部材と、ほぞ継ぎ挿入部材とを有する。接続部材に位置決め部及びほぞ継ぎ挿入穴が設けられる。位置決め部によってタイリングパネルにおける接続部材を位置決めし、接続部材を位置合わせする。その後、ほぞ継ぎ挿入部材を接続部材におけるほぞ継ぎ挿入穴に挿入することによって固定する。それにより、複数のタイリングパネルを接続部材によって効率的でシームレスにタイリングする。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントは、タイリング表示スクリーンの取付効率を向上させ、且つ取付方式を簡略化する。且つ、表示ユニット間のタイリングシームがタイリングシームレス設計であることを確実にすることができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記ほぞ継ぎ挿入穴及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、２つの前記接続部材における前記ほぞ継ぎ挿入穴はタイリングされて固定挿入穴を形成し、
前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記固定挿入穴に対応して嵌め込まれることで、２つの前記接続部材を接続する。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含む。ほぞ継ぎ挿入部材を接続部材におけるほぞ継ぎ挿入穴に挿入することによって固定する。対応するような形状のほぞ継ぎ挿入部材とほぞ継ぎ挿入穴とを設置することによって、接続部材に対して強固な接続を行って、接続部材の離脱を回避することができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記位置決め部は前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴は前記タイリング側から離れて前記接続部材に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記ほぞ継ぎ挿入穴に対応して嵌め込まれ、且つ２つの前記接続部材をブリッジ接続する。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、ほぞ継ぎ挿入穴はタイリング側から離れて接続部材に設置され、異なる位置で接続部材に対して係合及び固定を行うことができるため、タイリング側に限定されない。また、ブリッジ接続されるほぞ継ぎ挿入部材は接続部材をより安定して接続することができる。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、このようなほぞ継ぎ構造で固定を行っても、位置合わせのときに一定の誤差が存在することを許容することができ、位置合わせ及び位置決めの困難性を減少させる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記接続部材のエッジは前記タイリングパネルのエッジを超えない。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、前記接続部材のエッジは前記タイリングパネルのエッジを超えないことで、タイリングするときにタイリングパネルのタイリング側はタイリングコンポーネントの影響を受けないようにし、更にタイリングシームを小さくすることを可能にする。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、各前記タイリングパネルの１つのタイリング側に複数の前記タイリングコンポーネントが設置され、複数の前記タイリングコンポーネントは隣接する２つの前記タイリングパネルのタイリング側に対応して設置される。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、タイリングコンポーネントの数量を増やすことにより、大サイズパネルのタイリングコンポーネントが設置されている上下端において脱落という不都合が発生することを防止する。タイリングコンポーネントを増やす方式を採用することで、タイリングパネルをよりよく固定し、大サイズのタイリング表示スクリーンの効率的なタイリングを実現することができる。

選択可能に、本願のいくつかの実施例においては、前記タイリングコンポーネントはネジ接続によって前記タイリングパネルに固定される。

本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンにおいては、ネジ穴によってタイリングコンポーネントに対して位置決めの役割を果たすことで、タイリングコンポーネントのエッジがタイリングパネルのエッジを超えないようにしている。

［有益な効果］
本願の実施例はタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンを提供する。タイリングコンポーネントは接続部材と、ほぞ継ぎ挿入部材とを有する。ここで、接続部材に位置決め部及びほぞ継ぎ挿入穴が設けられる。位置決め部によってタイリングパネルにおける接続部材を位置決めし、接続部材を位置合わせする。その後、ほぞ継ぎ挿入部材を接続部材におけるほぞ継ぎ挿入穴に挿入することによって固定する。それにより、複数のタイリングパネルを接続部材によって効率的でシームレスにタイリングする。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントはタイリング表示スクリーンの取付効率を向上させ、且つ取付方式を簡略化する。且つ、表示ユニット間のタイリングシームがタイリングシームレス設計であることを確実にすることができる。

本願の実施例における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に使用される必要がある図面に対して簡単な紹介を行う。明らかなように、以下の記述における図面は単に本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を必要としない前提下で、さらにこれらの図面に基づいてほかの図面を取得することができる。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第１種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第１種の構造模式図である。図２におけるＡ部の第１種の拡大模式図である。図２におけるＡ部の第２種の拡大模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第２種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第３種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第３種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第４種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第５種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第２種の構造模式図である。本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの一種の正面構造図である。本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第３種の構造模式図である。

以下、本願の実施例における図面と併せて、本願の実施例における技術的手段に対して明確で完全な記述を行う。明らかなように、記述される実施例は単に本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提下で取得するすべてのその他の実施例はいずれも本願の保護範囲に属する。また、理解すべきであるように、ここに記述される具体的な実施形態は単に本願を説明及び解釈することに用いられるが、本願を制限することに用いられるものではない。本願においては、これと逆の説明をしない場合、使用される方向語、例えば、「上」及び「下」は、通常、装置が実際に使用する又は動作する状態での上及び下を指し、具体的には図面における図示方向であるが、「内」及び「外」は装置の輪郭に対するものである。

本願の実施例はタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンを提供する。以下、それぞれ詳細な説明を行う。説明する必要がある点として、以下の実施例の記述順序は実施例の好適な順序を限定するものではない。

図１に参照されるように、図１は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第１種の構造模式図である。図１に示すように、タイリングコンポーネント１０ａは接続部材１０１と位置決め部１０２とを含む。接続部材１０１に、ほぞ継ぎ構造１０３が設置される。位置決め部１０２は接続部材１０１に設置される。ここで、２つの接続部材１０１はタイリングされて設置され、位置決め部１０２は２つの接続部材１０１に対して位置決めを行うことに用いられる。ほぞ継ぎ構造１０３は２つの接続部材１０１を固定して接続することに用いられる。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネント１０ａは、位置決め部１０２によってタイリングパネルにおける接続部材１０１を位置決めし、接続部材１０１を位置合わせする。その後、ほぞ継ぎ構造１０３によって固定する。それにより、複数のタイリングパネルを接続部材１０１によって効率的でシームレスにタイリングする。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネント１０ａはタイリング表示スクリーンの取付効率を向上させ、且つ取付方式を簡略化する。且つ、タイリングパネル間のタイリングシームが、タイリングシームレス設計であることを確実にすることができる。

選択可能に、続けて図１を参照されたい。ほぞ継ぎ構造１０３は、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１と、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２とを含む。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１及び位置決め部１０２は、いずれも接続部材１０１のタイリング側Ｓに設置される。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１と位置決め部１０２とは間隔をおいて設置される。ここで、２つの接続部材１０１におけるほぞ継ぎ挿入穴１０３１は、タイリングされて固定挿入穴１０３３を形成する。ほぞ継ぎ挿入部材１０３２は、固定挿入穴１０３３に対応して嵌め込まれることで、２つの接続部材１０１を接続する。

本願の実施例が提供するタイリングコンポーネント１０ａは接続部材１０１と、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２とを有する。ここで、接続部材１０１に位置決め部１０２及びほぞ継ぎ挿入穴１０３１が設けられる。位置決め部１０２によってタイリングパネルにおける接続部材１０１を位置決めし、接続部材１０１を位置合わせする。その後、接続部材１０１におけるほぞ継ぎ挿入穴１０３１をタイリングして形成される固定挿入穴１０３３にほぞ継ぎ挿入部材１０３２を挿入することによって固定する。対応している形状のほぞ継ぎ挿入部材１０３２とほぞ継ぎ挿入穴１０３１とを設置することによって、接続部材１０１に対して強固な接続を行って、接続部材１０１の離脱を回避することができる。

選択可能に、位置決め部１０２はマーク位置決め部及び磁気吸着位置決め部を含む。マーク位置決め部は表示パネルにおいてよく使われる位置合わせマークであってもよい。位置合わせマークを接続部材１０１のタイリング側Ｓに設置し、次にカメラによって位置合わせマークをキャプチャーして２つの接続部材に対して位置合わせを行う。

図２及び図３に参照されるように、図２は本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第１種の構造模式図である。図３は図２におけるＡ部の第１種の拡大模式図である。本願の実施例が提供するタイリングコンポーネント１０ａはタイリング表示スクリーン１０に応用できる。図２に示すように、タイリング表示スクリーン１０は、複数のタイリングパネル１０ｂを含む。タイリングコンポーネント１０ａは複数のタイリングパネル１０ｂをタイリングすることに用いられる。図２においては、タイリングコンポーネント１０ａのタイリングパネルでの位置を例示するために、１枚のみのタイリングパネル１０ｂを例として示す。

選択可能に、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１の開口幅はタイリング側Ｓから、タイリング側Ｓから離れる方向に向かって徐々に増大する。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１をこの形状に設計することで、タイリングコンポーネント１０ａが引き離されることを効果的に防止することができる。タイリングコンポーネント１０ａに相互に離間する力が発生するときに、タイリング側Ｓの開口幅は最も小さくなり、且つタイリング側Ｓから離れる方向に向かって徐々に増大するため、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２及びほぞ継ぎ挿入穴１０３１における斜面に発生した摩擦力は、タイリングコンポーネント１０ａにおける相互に離間する作用力を相殺することができる。それによりタイリングコンポーネント１０ａが引き離されることを効果的に防止し、タイリングコンポーネント１０ａのタイリング安定性を確実にする。

選択可能に、接続部材１０１に凹溝１０１３がさらに設置される。位置決め部１０２は凹溝１０１３内に嵌設され、位置決め部１０２の表面と接続部材１０１の表面とを面一にする。

上記のように、位置決め部１０２は磁性位置決め部であってもよい。もし磁性位置決め部が接続部材１０１の表面に設置されるならば、一定の高さの突起が生じる可能性はある。これらの位置決め部１０２によって形成される突起はタイリングシームの増大を引き起こす可能性がある。従って、本願の実施例においては、接続部材１０１に凹溝１０１３を設置し、且つ位置決め部１０２を凹溝１０１３内に嵌設する。それにより、接続部材１０１の表面に突起を形成するためタイリングシームを増大させるという問題を回避する。また、位置決め部１０２の表面と接続部材１０１との表面を面一にすることで、タイリング側に突起があることを回避すると同時に、位置決め部１０２間の距離を増大させることがなく、更に位置決め部１０２の位置決め及び吸着効果を確実にする。

選択可能に、図４に参照されるように、図４は図２におけるＡ部の第２種の拡大模式図である。凹溝１０１３内に接着層１０１４が設置される。位置決め部１０２は接着層１０１４によって凹溝１０１３内に固定される。プロセス精度の理由のため、位置決め部１０２と凹溝１０１３とを完全に適合させることができない可能性がある。凹溝１０１３内に接着層１０１４を設置することで、位置決め部１０２の脱落又は移動を防止することができる。

選択可能に、位置決め部１０２が採用する材料は磁性材料である。位置決め部１０２と凹溝１０１３との形状はマッチしている。具体的に、例えば、接続部材１０１に凹溝１０１３を設置し、その後、凹溝１０１３に１枚の磁石を嵌め込む。磁石を接着層１０１４によって凹溝１０１３の内部に固定して嵌め込み、磁石のエッジと接続部材１０１のエッジとを面一にする。磁石を位置決め部１０２として採用することで、一方では、磁石の吸着性によって２つの接続部材１０１に対して固定を行うことができる。他方では、２つの接続部材１０１における磁石が対応して設置されるため、接続部材１０１に対して位置合わせの役割を果たすことができる。

選択可能に、続けて図３及び図４を参照されたい。接続部材に複数のほぞ継ぎ挿入穴１０３１が設置される。複数のほぞ継ぎ挿入穴１０３１は位置決め部１０２の両側に設置される。位置決め部１０２の主な役割は、隣接する２つの接続部材１０１の間で位置合わせを行い、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１を位置合わせして後続のほぞ継ぎ挿入部材の挿入を容易にして、固定することである。位置決め部１０２の固定効果はほぞ継ぎ構造に比べてやや弱い。位置決め部１０２を接続部材１０１の中部に設置することで、位置決めをより正確にすることができる。また、位置決め部１０２の両側にいずれもほぞ継ぎ構造を設置することで、隣接する接続部材１０１間の接続をより安定させることができる。

図３及び図４において２つのほぞ継ぎ挿入穴１０３１を設置することを例として例示する。しかし、本願はほぞ継ぎ挿入穴１０３１の具体的な数量を制限しない。具体的には、接続部材１０１の長さに基づいてほぞ継ぎ挿入穴１０３１の数量を設定してもよい。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１は位置決め部１０２の両側に対称的に設置されてもよい。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１は位置決め部１０２の両側に対称的に設置されなくてもよく、位置決め部１０２の両側にいずれもほぞ継ぎ挿入穴１０３１が設置されればよい。

選択可能に、図５に参照されるように、図５は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第２種の構造模式図である。ここで、２つの接続部材１０１におけるほぞ継ぎ挿入穴１０３１は、タイリングされて固定挿入穴１０３３を形成する。ほぞ継ぎ挿入部材１０３２は固定挿入穴１０３３に対応して嵌め込まれることで、２つの接続部材１０１を接続する。接続部材１０１に複数の位置決め部１０２が設置される。複数の位置決め部１０２は、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１の両側に設置される。複数の位置決め部１０２を設置することで、位置決め部１０２の位置合わせの効率を向上させることができる。位置決め部１０２がマーク位置決め部であるときに、カメラによってマークをキャプチャーして位置決めを行う。１つのみのマーク位置決め部が設置されるときに、目視角誤差のため、不正確に位置決めする可能性がある。従って、接続部材１０１に複数のマーク位置決め部を設置することで、位置合わせの誤差を低減させることができる。位置決め部１０２が磁気吸着位置決め部であるときには、磁気吸着の後に接続部材１０１が磁気吸着位置決め部の表面に沿って並進運動をする可能性があるため、複数の磁気吸着位置決め部を設置し、且つ磁気吸着位置決め部の表面の面積を減少させることで、表面並進運動の問題を改善し、より正確な位置決めを行うことができる。

選択可能に、図６に参照されるように、図６は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第３種の構造模式図である。ここで、２つの接続部材１０１におけるほぞ継ぎ挿入穴１０３１はタイリングされて固定挿入穴１０３３を形成する。ほぞ継ぎ挿入部材１０３２は固定挿入穴１０３３に対応して嵌め込まれることで、２つの接続部材１０１を接続する。接続部材１０１に、複数のほぞ継ぎ挿入穴１０３１及び複数の位置決め部１０２が設置され、複数のほぞ継ぎ挿入穴１０３１と複数の位置決め部１０２とは交互に設置される。

位置決め部１０２を増やすことで、位置決め部１０２の位置決め精度を向上させ、複数の角度や複数の方向から接続部材１０１に対して位置合わせを行うことができる。同時に、ほぞ継ぎ挿入穴１０１２の数量を増やすことで、タイリングコンポーネント１０ａの安定性を強化することができる。同時に、複数のほぞ継ぎ挿入穴１０３１と複数の位置決め部１０２とを交互に設置することで、各ほぞ継ぎ挿入穴１０３１に対する位置決めの精度を向上させることができる。それにより、接続部材１０１の位置合わせの誤差を減少させる。

選択可能に、図７に参照されるように、図７は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第４種の構造模式図である。ほぞ継ぎ構造１０３はほぞ継ぎ挿入穴１０３１と、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２とを含む。位置決め部１０２は接続部材１０１のタイリング側Ｓに設置される。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１と位置決め部１０２とは間隔をおいて設置される。ほぞ継ぎ挿入穴１０３１はタイリング側Ｓから離れて接続部材１０１に設置される。ほぞ継ぎ挿入部材１０３２はほぞ継ぎ挿入穴１０３１に対応して嵌め込まれ、且つ２つの接続部材１０１をブリッジ接続する。

説明する必要がある点として、図７においてブリッジ状のほぞ継ぎ挿入部材１０３２を接続部材１０１の上下両側に設置することを例として例示する。ほぞ継ぎ挿入部材１０３２は接続部材１０１の一側のみに設置されてもよい。また、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２は接続部材１０１の側面にブリッジ接続してもよく、接続部材１０１のタイリング表示スクリーンから離れる一側にブリッジ接続してもよく、本願はこれを一意的に限定しない。

ほぞ継ぎ挿入穴１０３１はタイリング側Ｓから離れて接続部材１０１に設置され、異なる位置で接続部材１０１に対して係合及び固定を行うことができ、タイリング側Ｓに限定されない。また、ブリッジ接続されるほぞ継ぎ挿入部材１０３２は接続部材１０１をより安定して接続することができる。

選択可能に、図８に参照されるように、図８は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第５種の構造模式図である。ほぞ継ぎ構造１０３は、ほぞ継ぎ凸部１０３４と、ほぞ継ぎ固定部１０３５とを含む。ほぞ継ぎ凸部１０３４は、接続部材１０１の表面に垂直な方向へ凸出する。ほぞ継ぎ凸部１０３４及び位置決め部１０２は、いずれも接続部材１０１のタイリング側Ｓに設置される。ほぞ継ぎ凸部１０３４と位置決め部１０２とは間隔をおいて設置される。ここで、ほぞ継ぎ凸部１０３４は、ほぞ継ぎ固定部１０３５に対応して挿入されることで、２つの接続部材１０１を接続する。

説明する必要がある点として、図８においてほぞ継ぎ凸部１０３４の形状は単に一種の例であり、本願におけるほぞ継ぎ凸部１０３４の形状に対する制限ではない。図８の形状に設置されることで、ほぞ継ぎ凸部１０３４及びほぞ継ぎ固定部１０３５における斜面にタイリング側Ｓから離れる摩擦力を発生させて、タイリングコンポーネント１０ａにおける相互に離間する作用力を相殺することができる。それによりタイリングコンポーネント１０ａが引き離されることを効果的に防止し、タイリングコンポーネント１０ａのタイリング安定性を確実にする。

ほぞ継ぎ構造１０３は、ほぞ継ぎ凸部１０３４と、ほぞ継ぎ固定部１０３５とを含み、このようなほぞ継ぎ構造１０３で固定を行っても、位置合わせのときに一定の誤差が存在することを許容することができ、位置合わせ及び位置決めの困難性を減少させる。

選択可能に、図９に参照されるように、図９は本願の実施例が提供するタイリングコンポーネントの第６種の構造模式図である。図９に示す実施例と前の実施例との相違点は、位置決め部１０２がほぞ継ぎ構造１０３に設置されることである。

選択可能に、ほぞ継ぎ構造１０３はほぞ継ぎ挿入部材１０３２と、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１とを含んでもよい。位置決め部１０２をほぞ継ぎ挿入穴１０３１内に設置してもよく、このように位置決め部１０２を正確に位置決めした後に、同時にほぞ継ぎ挿入穴１０３１を位置合わせして固定挿入穴１０３３を形成することができる。それによりほぞ継ぎ挿入穴１０３１の位置合わせの精度を向上させる。

図９において位置決め部１０２がほぞ継ぎ挿入穴１０３１内に設置されることを例として例示したが、位置決め部１０２はさらにほぞ継ぎ凸部１０３４に設置されてもよく、本願はこれを詳細に説明しない。

対応するように、本願の実施例はタイリング表示スクリーンを提供する。図１０に参照されるように、図１０は本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第２種の構造模式図である。タイリング表示スクリーン１０は複数のタイリングパネル１０ｂと、タイリングコンポーネント１０ａとを含む。ここで、タイリングコンポーネント１０ａは上記のいずれかに記載のタイリングコンポーネント１０ａである。少なくとも１つの接続部材１０１は、１つのタイリングパネル１０ｂのタイリング側Ｓに設置される。２つのタイリングコンポーネント１０ａはタイリングされて設置され、タイリングパネル１０ｂをタイリングすることに用いられる。

具体的に、タイリングパネル１０ｂはバックプレート１０１ｂ、及びバックプレート１０１ｂの周囲に囲設して設置される中間フレーム１０２ｂを含む。タイリングパネル１０ｂは少なくとも１つのタイリング側Ｓを含む。タイリング側Ｓはタイリングパネル１０ｂのバックプレート１０１ｂのエッジにおけるタイリングを行う一側であってもよい。ここで、タイリングコンポーネント１０ａはタイリング側Ｓに設置される。タイリング側Ｓにおいて、バックプレート１０１ｂ及びタイリングコンポーネント１０ａに開けられたネジ穴によって、ネジ１０５でタイリングコンポーネント１０ａをバックプレート１０１ｂにロックする。一方では、ネジ穴は位置決めの役割を果たし、タイリングコンポーネント１０ａのエッジがタイリングパネル１０ｂのエッジを超えないことを確実にする。他方では、ネジ穴及びネジ１０５はロックの役割を果たし、タイリングコンポーネント１０ａをタイリングパネル１０ｂに固定する。

選択可能に、図１１に参照されるように、図１１は本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの一種の正面構造図である。タイリングコンポーネント１０ａのエッジはタイリングパネル１０ｂのエッジを超えないことで、タイリングするときにタイリングパネル１０ｂのタイリング側Ｓはタイリングコンポーネント１０ａの影響を受けないようにすることを可能にする。選択可能に、タイリングコンポーネント１０ａのエッジをタイリングパネル１０ｂのエッジと面一にしてもよく、それによりタイリング側Ｓに凸出がないことを確実にし、更にタイリングするときにタイリングシームを最小限に減らすことを確実にする。理解できるように、タイリングコンポーネント１０ａのエッジはタイリングパネル１０ｂに対してわずかに引き込んでもよい。すなわち、タイリングコンポーネント１０ａのタイリングパネル１０ｂでの正投影をタイリングパネル１０ｂ内にする。この場合、隣接する２つのタイリングパネル１０ｂ間のタイリングコンポーネント１０ａは一定の間隔を有する可能性があるが、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１の形状とマッチしているほぞ継ぎ挿入部材１０３２を設計することによって、ほぞ継ぎ挿入穴１０３１間の隙間を充填することができ、同様にほぞ継ぎ挿入部材１０３２とほぞ継ぎ挿入穴１０３１との固定効果を確実にすることができる。且つ、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２の形状を設計してほぞ継ぎ挿入穴１０３１の間の隙間を充填することによって、ほぞ継ぎ挿入部材１０３２と接続部材１０１との間の接触面積を増大させることができ、それにより、よりよい固定効果を得る。

タイリングコンポーネント１０ａを設置した後に、タイリングコンポーネント１０ａにおける位置決め部１０２によって、隣接する２つのタイリングパネル１０ｂにおける対応するようなタイリングコンポーネント１０ａに対して位置決めを行い、且つ接合を行う。

選択可能に、図４及び図１１に併せて参照されるように、接続部材１０１に凹溝１０１３がさらに設置される。位置決め部１０２は凹溝１０１３内に嵌設され、位置決め部１０２の表面と接続部材１０１の表面とを面一にする。凹溝１０１３内に接着層１０１４が設置される。位置決め部１０２は接着層１０１４によって凹溝１０１３内に固定される。位置決め部１０２が採用する材料は磁性材料であり、位置決め部１０２と凹溝１０１３との形状はマッチしている。

例えば、接続部材１０１に凹溝１０１３を設置し、その後、凹溝１０１３に１枚の磁石を嵌め込む。磁石を接着層１０１４によって凹溝１０１３の内部に固定して嵌め込み、磁石のエッジとタイリングコンポーネント１０ａのエッジとを面一にする。磁石を位置決め部１０２として採用することで、一方では、磁石の吸着性によって２つの接続部材１０１に対して固定を行うことができる。他方では、２つの接続部材１０１における磁石が対応して設置されるため、接続部材１０１に対して位置合わせの役割を果たすことができる。

磁石を接着層１０１４によって凹溝１０１３の内部に固定することで、更に磁石を固定する。プロセスの精度の理由により、磁石は凹溝１０１３と完全に適合することができない可能性がある。凹溝１０１３内に接着層１０１４を設置することで、磁石の脱落又は移動を防止することができる。

それにより、タイリングパネル１０ｂが、タイリングコンポーネント１０ａにおけるそれぞれの磁石の磁気吸着力によって一体に吸着され、基本的な固定の役割を果たし、且つ接続部材１０１を揃えて位置決めする。その後、対応する形状のほぞ継ぎ挿入部材１０３２をほぞ継ぎ挿入穴１０３１内に置く。本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーン１０はタイリングコンポーネント１０ａによって効率的で簡単なタイリングシームレスなタイリングを実現する。

選択可能に、図１２に参照されるように、図１２は本願の実施例が提供するタイリング表示スクリーンの第３種の構造模式図である。各タイリングパネル１０ｂの１つのタイリング側に複数のタイリングコンポーネント１０ａが設置され、複数のタイリングコンポーネント１０ａは隣接する２つのタイリングパネル１０ｂのタイリング側Ｓに対応して設置される。

具体的に、タイリングパネル１０ｂのサイズに基づいて、設置されるタイリングコンポーネント１０ａの数量を選択してもよい。いくつかの大サイズパネルにおいては、タイリング側Ｓの長さは比較的長い。タイリングコンポーネント１０ａを採用してタイリングを行うときに、タイリングコンポーネント１０ａがタイリング表示スクリーン１０の全体的な厚さ及び重量に影響を与えることを回避するために、タイリングコンポーネント１０ａの大きさは比例して増大しない。従って、タイリングコンポーネント１０ａの数量を増やすことができ、大サイズパネルのタイリングコンポーネント１０ａが設置された上下端おいてに脱落するという不都合が発生することを防止する。タイリングコンポーネント１０ａを増やす方式を採用することで、タイリングパネル１０ｂをよりよく固定し、大サイズのタイリング表示スクリーン１０の効率的なタイリングを実現することができる。

選択可能に、図３及び図１２に併せて参照されるように、タイリングコンポーネント１０ａはネジ接続によってタイリング面１０ｂに固定される。例えば、ネジ１０５及びネジ穴によってタイリングコンポーネント１０ａとタイリングパネル１０ｂとを接続する。具体的に、ネジ穴をタイリングパネル１０ｂのバックプレート１０１ｂに設置し、その後、ネジ穴によってタイリングコンポーネント１０ａに対して位置決めの役割を果たすことで、タイリングコンポーネント１０ａのエッジがタイリングパネル１０ｂのエッジを超えないようにする。理解できるように、図におけるネジ穴箇所にはネジ１０５が取り付けられているため、図においてネジ穴が示されていない。タイリングコンポーネント１０ａはさらに、その他の接続方式によってタイリングパネル１０ｂに固定されてもよく、例えば接着接続が挙げられる。

以上、本願の実施例に提供されるタイリングコンポーネント及びタイリング表示スクリーンに対して詳細な紹介を行った。本明細書では具体的な例を応用して本願の原理及び実施形態に対して論述を行い、以上の実施例の説明は本願の方法及びその中心思想の理解を助けることのみに用いられる。同時に、当業者にとっては、本願の思想に従って、具体的な実施形態及び応用範囲において、いずれも変更することができる。以上のように、本明細書の内容は本願に対する制限ではないと理解されるべきである。

１０タイリング表示スクリーン
１０ａタイリングコンポーネント
１０ｂタイリングパネル
１０１接続部材
１０１ｂバックプレート
１０２位置決め部
１０２ｂ中間フレーム
１０３構造
１０５ネジ
１０１２挿入穴
１０１３凹溝
１０１４接着層
１０３１挿入穴
１０３２挿入部材
１０３３固定挿入穴
１０３４凸部
１０３５固定部

Claims

タイリングコンポーネントであって、接続部材と、位置決め部とを含み、
前記接続部材にほぞ継ぎ構造が設置され、
前記位置決め部は前記接続部材に設置され、２つの前記接続部材はタイリングされて設置され、前記位置決め部は２つの前記接続部材に対して位置決めを行うことに用いられ、前記ほぞ継ぎ構造は２つの前記接続部材を固定して接続することに用いられる、タイリングコンポーネント。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記ほぞ継ぎ挿入穴及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、２つの前記接続部材における前記ほぞ継ぎ挿入穴はタイリングされて固定挿入穴を形成し、
前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記固定挿入穴に対応して嵌め込まれることで、２つの前記接続部材を接続する、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記ほぞ継ぎ挿入穴の開口幅はタイリング側から、タイリング側から離れる方向に向かって徐々に増大する、請求項２に記載のタイリングコンポーネント。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記位置決め部は前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴は前記タイリング側から離れて前記接続部材に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記ほぞ継ぎ挿入穴に対応して嵌め込まれ、且つ２つの前記接続部材をブリッジ接続する、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記ほぞ継ぎ挿入穴の開口幅はタイリング側から、タイリング側から離れる方向に向かって徐々に増大する、請求項４に記載のタイリングコンポーネント。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ凸部と、ほぞ継ぎ固定部とを含み、前記ほぞ継ぎ凸部は前記接続部材の表面に垂直な方向へ凸出し、
前記ほぞ継ぎ凸部及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ凸部と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、
前記ほぞ継ぎ凸部は前記ほぞ継ぎ固定部に対応して挿入されることで、２つの前記接続部材を接続する、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記接続部材に複数の前記ほぞ継ぎ構造が設置され、複数の前記ほぞ継ぎ構造は前記位置決め部の両側に設置される、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記接続部材に複数の前記位置決め部が設置され、複数の前記位置決め部は前記ほぞ継ぎ構造の両側に設置される、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記接続部材に複数の前記ほぞ継ぎ構造及び複数の前記位置決め部が設置され、複数の前記ほぞ継ぎ構造と複数の前記位置決め部とは交互に設置される、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記位置決め部は前記ほぞ継ぎ構造に設置される、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記接続部材に凹溝がさらに設置され、前記位置決め部は前記凹溝内に嵌設され、前記位置決め部の表面と前記接続部材の表面とを面一にする、請求項１に記載のタイリングコンポーネント。
前記凹溝内に接着層が設置され、前記位置決め部は前記接着層によって前記凹溝内に固定される、請求項１１に記載のタイリングコンポーネント。
前記位置決め部が採用する材料は磁性材料であり、前記位置決め部と前記凹溝との形状はマッチしている、請求項１１に記載のタイリングコンポーネント。
タイリング表示スクリーンであって、複数のタイリングパネルと、タイリングコンポーネントとを含み、
前記タイリングコンポーネントは接続部材と、位置決め部とを含み、前記接続部材にほぞ継ぎ構造が設置され、前記位置決め部は前記接続部材に設置され、２つの前記接続部材はタイリングされて設置され、前記位置決め部は２つの前記接続部材に対して位置決めを行うことに用いられ、前記ほぞ継ぎ構造は２つの前記接続部材を固定して接続することに用いられ、少なくとも１つの前記接続部材は１つの前記タイリングパネルのタイリング側に設置され、２つの前記タイリングコンポーネントはタイリングされて設置されて前記タイリングパネルをタイリングすることに用いられる、タイリング表示スクリーン。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記ほぞ継ぎ挿入穴及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、２つの前記接続部材における前記ほぞ継ぎ挿入穴はタイリングされて固定挿入穴を形成し、
前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記固定挿入穴に対応して嵌め込まれることで、２つの前記接続部材を接続する、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ挿入穴と、ほぞ継ぎ挿入部材とを含み、
前記位置決め部は前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、前記ほぞ継ぎ挿入穴は前記タイリング側から離れて前記接続部材に設置され、前記ほぞ継ぎ挿入部材は前記ほぞ継ぎ挿入穴に対応して嵌め込まれ、且つ２つの前記接続部材をブリッジ接続する、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。
前記ほぞ継ぎ構造はほぞ継ぎ凸部と、ほぞ継ぎ固定部とを含み、前記ほぞ継ぎ凸部は前記接続部材の表面に垂直な方向へ凸出し、
前記ほぞ継ぎ凸部及び前記位置決め部はいずれも前記接続部材のタイリング側に設置され、前記ほぞ継ぎ凸部と前記位置決め部とは間隔をおいて設置され、
前記ほぞ継ぎ凸部は前記ほぞ継ぎ固定部に対応して挿入されることで、２つの前記接続部材を接続する、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。
前記接続部材のエッジは前記タイリングパネルのエッジを超えない、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。
各前記タイリングパネルの１つのタイリング側に複数の前記タイリングコンポーネントが設置され、複数の前記タイリングコンポーネントは隣接する２つの前記タイリングパネルのタイリング側に対応して設置される、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。
前記タイリングコンポーネントはネジ接続によって前記タイリングパネルに固定される、請求項１４に記載のタイリング表示スクリーン。