JP2024504784A - ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法 - Google Patents

ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024504784A
JP2024504784A JP2023545826A JP2023545826A JP2024504784A JP 2024504784 A JP2024504784 A JP 2024504784A JP 2023545826 A JP2023545826 A JP 2023545826A JP 2023545826 A JP2023545826 A JP 2023545826A JP 2024504784 A JP2024504784 A JP 2024504784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflective surface
user
communication
index map
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2023545826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7511957B2 (ja
Inventor
▲曽▼勇
丁丁▲楊▼
▲呉▼迪
金石
▲張▼瑞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Southeast University
Original Assignee
Southeast University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Southeast University filed Critical Southeast University
Publication of JP2024504784A publication Critical patent/JP2024504784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7511957B2 publication Critical patent/JP7511957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0619Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal using feedback from receiving side
    • H04B7/0636Feedback format
    • H04B7/0639Using selective indices, e.g. of a codebook, e.g. pre-distortion matrix index [PMI] or for beam selection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0695Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using beam selection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0868Hybrid systems, i.e. switching and combining
    • H04B7/088Hybrid systems, i.e. switching and combining using beam selection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

本発明は、ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法を開示し、各ユーザ位置に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペア情報を取得し、ユーザ側位置に基づく最適なビームインデックスマップを構築して適時更新するステップと、基地局側がインテリジェント反射面を介してユーザと通信する場合、ユーザ側は、複数の測位方法によってリアルタイムの地理的位置を取得し、構築されたビームインデックスマップによって候補ビームペアセットを取得し、異なるビームペアの出現回数に基づいてビームを直接選択するか、又は候補ビームペアセットに対してリアルタイムビーム走査を行うことにより、チャネルトレーニング不要又は軽量チャネルトレーニングのインテリジェント反射面の通信ビーム選択を実現するステップとを含む。本発明は、インテリジェント反射面の通信チャネルの推定難度が高く、従来のビーム走査方法のトレーニングオーバーヘッドが大きく、トレーニングプロセスが煩雑であるなどの課題を解決し、リアルタイムビーム選択プロセスを簡略化し、有効な通信速度を大幅に向上させる。

Description

本発明は、無線通信標準化プロセスの分野に関し、特にビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法に関する。
2030年に向けて第6世代(6G)移動通信ネットワークは、きわめて高いスペクトル効率とエネルギー効率、広範囲の無線カバレッジとマクロアドレスアクセス、及び超高信頼性と低遅延通信をサポートする必要があるが、従来の5G技術ではこれらの要件を完全に満たすことが困難である。より多くの基地局、アクセスポイント、中継点などのアクティブノードを追加して通信距離を短縮することにより、ネットワークカバレッジエリアと容量を拡大することはできるが、同時にエネルギーとハードウェアオーバーヘッドが高くなり、干渉がより複雑かつ激しくなるなどの問題が起きる。より多くのアンテナを使用して大規模なMIMOゲインを取得することにより、信号処理の複雑性も増す。ミリ波ひいてはテラヘルツ周波数帯などのより高い周波数帯を用いて通信を行うことにより、その伝搬損失が大きいという欠陥を補うために、より多くのアクティブノード及びアンテナが必要となる。
上記課題に対して、近年、低コスト、低複雑性、低エネルギー消費の新型通信技術であるインテリジェント反射面通信技術が学界から提示されている。インテリジェント反射面は、大量の受動型反射ユニットからなる平面であり、各ユニットは、独立して入射信号に制御可能な振幅と位相変化を与えることができる。無線ネットワークにインテリジェント反射面を密に配置し、必要に応じて反射信号を柔軟に制御することにより、チャネルフェージングと干渉の問題を根本的に解決し、無線通信の容量と信頼性を大幅に向上させることができる。インテリジェント反射面技術には、次の利点がある。(1)配置コストが低い。(2)全二重モードで動作することができる。(3)従来の通信システムと互換性があり、統合が容易である。
インテリジェント反射面が信号伝搬環境を柔軟に制御する能力を十分に発揮するために、基地局側とインテリジェント反射面側のビームを正確に選択する必要があり、従来のビーム選択方法としては、主に以下のいくつかの方法がある。
(1)ビームトレーニングに基づく方法は、基地局側とインテリジェント反射面側が通信前に自身のコードブックにおける全てのビームをそれぞれトラバースし、最後にユーザ側の受信信号対雑音比が最大のビームペアを選択して通信を行う。当該方法は、トレーニングオーバーヘッドが大きく、有効な通信時間長が短いため、通信効率が低くなる。トレーニングオーバーヘッドを減少させるために階層的コードブックに基づく方法が研究者から提案されているが、コードブック設計が複雑であり、かつトレーニングオーバーヘッドを根本的に回避していない。
(2)パイロットトレーニングに基づく方法は、基地局側が通信前にまずユーザ側にとって既知のパイロットシーケンスを送信し、次にユーザ側は、受信した信号と既知の信号とを比較してチャネルを推定し、推定したチャネルに基づいてビームを選択する。しかしながら、インテリジェント反射面ユニットは受動型であるため、パイロット信号を送受信する能力がない。また、インテリジェント反射面は大量の反射ユニットから構成され、推定すべきチャネル係数が多く、チャネル推定に大量のパイロットオーバーヘッドが必要であるため、通信時間を占有し、通信速度を低下させる。研究者は、インテリジェント反射面ユニットをグループ化してチャネルを推定し、基地局側からインテリジェント反射面側までのチャネルと、インテリジェント反射面側からユーザ側までのチャネルを異なる時間スケールでそれぞれ推定し、ミリ波チャネルのスパース性を利用して圧縮センシングの方法でチャネル推定を行うなどの方式によって、トレーニングオーバーヘッドを減少させることを提案している。しかし、これらの方法に必要なパイロット数は、基地局側のアンテナ数とインテリジェント反射面側の反射ユニット数と共に増加する。
(3)統計モデルに基づく方法であり、当該方法は、主にいくつかのチャネルパラメータ(チャネルゲイン、シャドウフェージング、見通しリンクの有無)の確率分布又は周囲環境の情報(建物位置及び高さ)などに基づいてチャネルをモデリングするものであるが、このような方法は、大まかな送受信機位置情報及び信号伝搬環境情報を利用するだけで、実際の通信過程における環境要素を無視しており、得られた推定チャネルと実際のチャネルとの間に大きな偏差がある。
上記3つの従来のビーム選択方法の分析から分かるように、将来のインテリジェント反射面通信システムにおいて、環境センシングと低オーバーヘッドを両立できるビーム選択方法の確立が急務である。
本発明が解決しようとする技術的課題は、背景技術において提示された欠陥に対して、ビームインデックスマップを利用してユーザ側の位置と基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアとのマッピング関係を確立することができ、ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法を提案することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために以下の技術的解決手段を使用する。
本発明は、ユーザ側の位置情報を入力とし、当該位置に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを出力とする、ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法を提供する。
この方法は、実際の地理的環境及び信号伝搬環境に基づく最適なビーム情報を取得し、位置情報をインデックスとする最適なビームデータベース、即ちビームインデックスマップを構築するステップ(1)と、
構築されたビームインデックスマップに基づいて、複数種の測位システムを利用してユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得し、ビームインデックスマップによって当該位置における候補ビームペアセットを取得し、候補ビームペアセットにおける異なるビームペアの出現回数に基づいてビームを直接選択するか、又は候補ビームペアセットに対してビーム走査を行って最適なビームペアを選択し、基地局側及びインテリジェント反射面側が、設定された時間長内に、選択されたビームペアを使用してユーザと通信するステップ(2)とを含む。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、ステップ(1)において、地理的環境情報及び信号伝搬環境情報に基づいて、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定の方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、ステップ(2)は、具体的には、
基地局側がユーザ側と通信する必要がある場合、測位システムによってユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得するステップ(201)と、
ユーザ位置情報に基づいて、ビームインデックスマップからユーザ位置に最も近いK個の測定点の位置を見つけ、ビームインデックスマップにおけるK個の測定点の位置に対応する最適なビームペアを利用して候補ビームペアセットを構築するステップ(202)と、
候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多いビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして直接選択し、候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多くかつ等しいビームペアが複数ある場合、異なるビームペアに対応する測定点の位置から当該ユーザ位置までの距離の逆数の和を計算し、対応する距離の逆数の和が最も大きいビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして選択するステップ(203)と、
基地局側とインテリジェント反射面側は、候補ビームペアセットに対してビーム走査を行い、ユーザが受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを選択するステップ(204)と、
基地局側とインテリジェント反射面側は、次の時間長がtである時間内に、ステップ(203)又は(204)で得られた最適なビームペアを使用してユーザと通信するステップ(205)と、
時刻tが終了すると、基地局側又はユーザ側は、通信が終了したか否かを判断し、通信が終了していれば、当該プロセスは終了し、通信が継続していれば、通信が終了するまでステップ(201)~(205)を繰り返すステップ(206)とを含む。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、当該ビームインデックスマップは、位置情報に基づく基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームインデックスを記憶するデータベースを構成し、マップの使用時間長が制限時間Tを超えるか、又はマップに対応する実際の地理的環境もしくは信号伝搬環境に一定の変化が生じた場合、ステップ(1)の操作を実行してマップを更新する。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、基地局側とユーザ側が厳重に遮断されるシーン、即ち、基地局側が主にインテリジェント反射面を介してユーザ側と通信する場合について、相対的に低い周波数で基地局側の最適なビームを更新し、相対的に高い周波数でインテリジェント反射面側の最適なビームを更新する。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、ビームインデックスマップにおける各測定点の位置に対して、異なる時間に異なる最適なビームペアが存在し、データベースにおいて各測定点に複数の最適なビームペアを記憶する。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、各ユーザ位置の候補ビームペアセットにおけるK値は、選択可能なビームペアの数に対応し、後続のビーム選択過程における計算とトレーニングのオーバーヘッドに比例する。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、信号伝搬環境が安定している場合は、ステップ(203)によりユーザ通信用のビームペアを取得し、信号伝搬環境の変化が速い場合は、ステップ(204)により最適なビームペアをユーザ通信用のビームペアとして選択する。
本発明は、以上の技術的解決手段を使用し、従来技術に比べて、以下の技術的効果を有する。
(1)本方法は、ビームインデックスマップによって提供される位置及び対応する最適なビーム情報を十分に活用することができ、これらの情報は、実際の地理的環境及び信号伝搬環境をある程度反映し、選択されたビームの正確性及び環境適応性を保証する。
(2)本方法は、従来の基地局ビーム走査方法を十分に利用することができ、ステップ(204)における軽量トレーニングに基づくビーム選択方法は、実際にビームインデックスマップによって元のビーム走査範囲を縮減することにより、ビーム走査のオーバーヘッドを減少させる。
(3)本方法は、異なる通信シーン及び必要に応じて異なるビームインデックスマップを選択し、異なるビーム候補セットの大きさを決定することができ、異なるビーム選択方法は、柔軟性が高く、適用範囲が広い。
本発明の実施例に係るビームインデックスマップ構築の概略図である。 本発明の実施例に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択例の概略図である。 本発明の実施例に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択のフローチャートである。
以下、例示的な実施例について詳細に説明し、その例を図面に示す。
当業者であれば理解できるように、特に定義しない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。なお、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、従来技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと理解されるべきであり、本明細書で定義されていない限り、理想化された意味又は過度に形式的な意味に解釈されることはない。
本発明は、ビームインデックスマップを利用してユーザ側の位置と、基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアとのマッピング関係を確立することができ、サービスエリア内の各ユーザ位置に対して、ビームインデックスマップは、記憶された位置及び対応するビームインデックス情報に基づいて基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを提供することができる。それにより、トレーニングオーバーヘッドを大幅に減少させる一方で、ビームインデックスマップに記憶された情報が実際の通信環境情報をある程度反映できるため、提供されるビームの正確性及び環境適応性を保証している。
これにより、本発明は、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定又はオンラインリアルタイム測定などの方法により、実際の地理的環境及び信号伝搬環境に基づく最適なビーム情報を取得し、位置情報をインデックスとする最適なビームデータベースを構築する、ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法を提供する。構築されたビームインデックスマップに基づいて提供される新型のインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法は、北斗衛星導航系統、GPS、5G、レーザレーダなどの測位システムを利用してユーザ位置情報を取得し、ビームインデックスマップによって当該位置における候補ビームペアセットを取得し、候補ビームペアセットにおける異なるビームペアの出現回数に基づいてビームを直接選択するか、又は候補ビームペアセットに対してビーム走査を行うことにより、チャネルトレーニング不要又は軽量チャネルトレーニングのビーム選択を実現しており、インテリジェント反射面の通信ビームを選択するオーバーヘッド及び複雑性を低減し、有効な通信速度を向上させる。
図3に示すフローチャートに示すように、本発明に係るインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法は、以下の主なステップa)~h)を含む。
ステップa)では、地理的環境情報及び信号伝搬環境などの情報に基づいて、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定の方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する。
ステップb)では、基地局側がユーザ側と通信する必要がある場合、GPS、北斗衛星導航系統、セルラーネットワーク、レーザレーダなどの測位システムによってユーザのリアルタイムの地理的位置を取得する。
ステップc)では、ユーザ位置情報に基づいて、ビームインデックスマップからユーザ位置に最も近いK個の測定点の位置を見つけ、ビームインデックスマップにおけるK個の測定点の位置に対応する最適なビームペアを利用して候補ビームペアセットを構築する。
ステップd)では、候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多いビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして直接選択し、候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多くかつ等しいビームペアが複数ある場合、異なるビームペアに対応する測定点の位置から当該ユーザ位置までの距離の逆数の和を計算し、対応する距離の逆数の和が最も大きいビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして選択する。
ステップe)では、基地局側とインテリジェント反射面側は、候補ビームペアセットに対してビーム走査を行い、ユーザが受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを選択する。
ステップf)では、基地局側とインテリジェント反射面側は、次の時間長がtである時間内に、ステップd)又はe)で得られた最適なビームペアインデックスに対応するビームペアを使用してユーザと通信する。
ステップg)では、時刻tが終了すると、基地局側又はユーザ側は、通信が終了したか否かを判断し、通信が終了していれば、当該プロセスは終了し、通信が継続していれば、通信が終了するまでステップb)~g)を繰り返す。
ステップh)では、マップの使用時間長が制限時間Tを超えるか、又はマップに対応する実際の地理的環境もしくは信号伝搬環境に大きな変化が生じた場合、ステップa)の操作を実行してマップを更新する。
当該ビーム選択方法は、ユーザ側の位置情報を入力とし、当該位置に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを出力とし、従来のGPS、北斗衛星導航系統、セルラーネットワーク、レーザレーダなどの測位技術及び開発中の他の測位技術は、いずれもユーザ側の位置情報の取得に適用することができる。
当該ビームインデックスマップは、地理的環境情報及び信号伝搬環境などの情報に基づいて、実際の信号伝搬環境に注目し、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定などの方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する。
基地局側のアンテナ配置、インテリジェント反射面の反射ユニットの配置、天気状況、タスクの要件などに基づいて、同一サービスエリアの複数種のビームインデックスマップを構築することができ、実際の通信シーンにおいて、異なる基地局側とインテリジェント反射面側の配置、天候状態、タスクの要件などに基づいて、異なる種類のビームインデックスマップを呼び出すことにより、ビームインデックスマップの適用性と正確性を向上させる。
当該ビームインデックスマップは、位置情報に基づく基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームインデックスを記憶するデータベースを構成する。ビームインデックスマップのサービスエリアに大きな環境変化の発生を監視したとき、ステップa)を実行してマップを更新する。基地局側とユーザ側が厳重に遮断されるシーン、即ち、基地局側が主にインテリジェント反射面を介してユーザ側と通信する場合について、基地局とインテリジェント反射面との間のチャネルは、インテリジェント反射面とユーザとの間のチャネルよりも変化が遅いため、低い周波数で基地局側の最適なビームを更新し、高い周波数でインテリジェント反射面側の最適なビームを更新することができる。
ビームインデックスマップにおける各測定点の位置に対して、異なる時間に異なる最適なビームペアが存在する可能性があり、複数の最適なビームペアを記憶することにより、環境変化に対する適応性をある程度向上させることができる。
各ユーザ位置の候補ビームペアセットの大きさKは、選択可能なビームペアの数を決定するだけでなく、後続のビーム選択過程における計算及びトレーニングのオーバーヘッドに関係する。環境変化が遅い又は機器の処理性能が限られている場合は、小さいK値を選択し、環境変化が速い又は機器の処理性能が優れている場合は、大きいK値を選択することができる。
ステップd)において、異なるビームペアの出現回数に基づいて基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを直接選択する方法は、追加のトレーニングオーバーヘッドを必要とせず、信号伝搬環境が安定するシーンに適用される。ステップe)において、狭い範囲のビーム走査によって基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを選択する方法は、軽量トレーニングオーバーヘッドを必要とし、信号伝搬環境の変化が速いシーンに適用される。
ステップd)又はe)において、ユーザ位置情報に基づいてビームインデックスマップによってオンラインでリアルタイムに取得された基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアは、マップ構築更新システムにオンラインでリアルタイムにフィードバックされてもよいし、まず基地局側、ユーザ側にバッファリングされ、適切な時期又は一定のデータ量に達してから、マップ構築更新システムにオフラインでフィードバックされてもよい。
前記方法は、単一のユーザ、単一のインテリジェント反射面の簡単なシーンに適用されるだけでなく、複数のユーザ、複数のインテリジェント反射面の複雑なシーンにも適用され、異なるシーンに応じて異なるタイプのビームインデックスマップを選択し、さらに基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを選択することができる。
図1は、例示的な実施例に示す本発明に係るビームインデックスマップのデータソース及び構築方法を示す。
図2は、例示的な実施例に示すビームインデックスマップに基づいてインテリジェント反射面の通信ビームを選択する実際のシーン及び効果を示す図である。異なるユーザ位置に応じて、基地局側とインテリジェント反射面側は、ビームインデックスマップに基づいて異なる最適なビームを選択してユーザと通信する。
ビームインデックスマップ構築段階において、Qは測定点位置セットを表し、qは各測定点位置を表し、Fは位置qに対応する基地局側の最適なビームインデックスを表し、Vは位置qに対応するインテリジェント反射面側の最適なビームインデックスを表す。情報取得段階において、qは取得されたユーザ位置情報を表す。ビーム選択段階において、Wは候補ビームペアセットを表し、Kは候補ビームペアセットにおける要素の数を表す。tはチャネルのコヒーレントタイムスロットを表し、Tはビームインデックスマップの使用周期を表す。
以上の定義に基づいて、提案された方法の例示的な実施例の具体的な実現ステップは、以下のようにまとめられる。
(1)ビームインデックスマップ構築段階。まず、ビームインデックスマップにおける測定点の位置セットQ=[q、q、…、q]を決定し、次に、Qの各位置q(i=1、2、…、N)に対して、オフラインの実地測定、レイトレーシングシミュレーション又はオンライン測定などの方法を用いて、対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、コードブックにおけるそれらのインデックス(F、V)を記憶してデータベースを構成する。
(2)情報取得段階。通信前に、基地局側がユーザ側を測位することによりユーザ側の位置情報qを取得するか、又はユーザ側がGPS、北斗衛星導航系統、セルラーネットワーク、レーザレーダなどの測位システムによって位置情報を取得して、当該位置情報qを基地局側に送信する。
(3)ビーム選択段階。基地局側は、機器の配置、天候要因、タスクの要件などの要素を分析することにより、対応するビームインデックスマップを選択する。
(4)ビーム選択段階。基地局側は、(2)で取得されたユーザ側の位置情報qに基づいて、ビームインデックスマップにおいてqに最も近いK個の測定点及びそれらに対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアインデックスを見つけ、候補ビームペアセットWを構成する。
(5)ビーム選択段階。候補ビームペアセットWにおける異なるビームペアの出現回数を計算し、出現回数が最も多いビームペアを当該ユーザと通信するビームペアとして選択する。候補ビームペアセットWにおいて出現回数が最も多くかつ等しいビームペアが複数ある場合、各ビームペアに対応する測定点位置からqまでの距離の逆数の和をそれぞれ計算し、そのうちの最大値に対応するビームペアを当該ユーザと通信するビームペアとして選択する。
(6)ビーム選択段階。基地局側とインテリジェント反射面側は、ビーム候補セットWに基づいて、そのうちの異なるビームペアをトラバースし、ユーザ側が受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを当該ユーザと通信するビームペアとして選択する。
(7)通信段階。次の時間帯t内に、基地局側及びインテリジェント反射面側は、(5)又は(6)で得られた最適なビームペアを使用してユーザ側と通信する。
(8)ビーム再選択段階。時間tの終了後、基地局とユーザは、通信を継続する必要があるか否かを判断し、通信を継続する必要がない場合は、通信過程全体を終了する。通信を継続する必要がある場合は、通信が終了するまでステップ(2)~(7)を繰り返す。
(9)マップ更新段階。マップの使用時間が使用周期Tに達したか、又はマップのサービスエリアの環境に大きな変化が生じたことを監視した場合、ステップ(1)を実行してマップを更新する。
上記方法において、オフライン実地測定、レイトレーシングシミュレーション及びオンラインリアルタイム測定などの方法により、異なる測定点位置に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームを取得し、ビームインデックスマップを構築する(ステップ(1))。当該ビームインデックスマップに基づいて、チャネルトレーニング不要又は軽量チャネルトレーニングのビーム選択方法により、そのサービス範囲内の全ての空間位置に対して基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームインデックスを提供することができる(ステップ(2)~(7))。本方法は、その精度と持続可能性を向上させるために、ビームインデックスマップの更新をさらに含む(ステップ(9))。
以上より、本発明は、環境をセンシングするビームインデックスマップを構築して使用し、日々高精度化かつ多様化する測位方法を組み合わせることにより、インテリジェント反射面の通信チャネルの推定が難しく、従来のビーム走査方法におけるトレーニングオーバーヘッドが大きく、トレーニングプロセスが煩雑であるなどの課題を解決するとともに、リアルタイムビーム選択プロセスを簡略化することにより、チャネルトレーニング不要又は軽量チャネルトレーニングの環境センシング通信を実現し、有効な通信速度を大幅に向上させる。
以上の説明は、本発明の一部の実施形態に過ぎず、なお、当業者であれば本発明の原理から逸脱することなく、さらに複数の改善及び修正を行うことができ、これらの改善及び修正も、本発明の保護範囲内にあると考えられる。
さらに、本発明に係るビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法によれば、ステップ(2)は、具体的には、
基地局側がユーザ側と通信する必要がある場合、測位システムによってユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得するステップ(201)と、
ユーザ位置情報に基づいて、ビームインデックスマップからユーザ位置に最も近いK個の測定点の位置を見つけ、ビームインデックスマップにおけるK個の測定点の位置に対応する最適なビームペアを利用して候補ビームペアセットを構築するステップ(202)と、
候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多いビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして直接選択し、候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多くかつ等しいビームペアが複数ある場合、異なるビームペアに対応する測定点の位置から当該ユーザ位置までの距離の逆数の和を計算し、対応する距離の逆数の和が最も大きいビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして選択するステップ(203)と、
基地局側とインテリジェント反射面側は、候補ビームペアセットに対してビーム走査を行い、ユーザが受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを選択するステップ(204)と、
基地局側とインテリジェント反射面側は、次の時間長がtである時間内に、ステップ(203)又は(204)で得られた最適なビームペアを使用してユーザと通信するステップ(205)と、
時間tが終了すると、基地局側又はユーザ側は、通信が終了したか否かを判断し、通信が終了していれば、当該プロセスは終了し、通信が継続していれば、通信が終了するまでステップ(201)~(205)を繰り返すステップ(206)とを含む。
(3)本方法は、異なる通信シーン及び必要に応じて異なるビームインデックスマップを選択し、異なる候補ビームペアセットの大きさを決定することができ、異なるビーム選択方法は、柔軟性が高く、適用範囲が広い。
ステップa)では、地理的環境情報及び信号伝搬環境情報に基づいて、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定の方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する。
ステップb)では、基地局側がユーザ側と通信する必要がある場合、GPS、北斗衛星導航系統、セルラーネットワーク、レーザレーダなどの測位システムによってユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得する。
ステップg)では、時間tが終了すると、基地局側又はユーザ側は、通信が終了したか否かを判断し、通信が終了していれば、当該プロセスは終了し、通信が継続していれば、通信が終了するまでステップb)~g)を繰り返す。
当該ビームインデックスマップは、地理的環境情報及び信号伝搬環境情報に基づいて、実際の信号伝搬環境に注目し、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定などの方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する。
(3)ビームインデックスマップ選択段階。基地局側は、機器の配置、天候要因、タスクの要件などの要素を分析することにより、対応するビームインデックスマップを選択する。
(4)候補ビームペアセット構成段階。基地局側は、(2)で取得されたユーザ側の位置情報qに基づいて、ビームインデックスマップにおいてqに最も近いK個の測定点及びそれらに対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアインデックスを見つけ、候補ビームペアセットWを構成する。
(6)ビーム選択段階。基地局側とインテリジェント反射面側は、候補ビームペアセットWに基づいて、そのうちの異なるビームペアをトラバースし、ユーザ側が受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを当該ユーザと通信するビームペアとして選択する。
(8)ビーム再選択段階。時間tの終了後、基地局側又はユーザ側は、通信を継続する必要があるか否かを判断し、通信を継続する必要がない場合は、通信過程全体を終了する。通信を継続する必要がある場合は、通信が終了するまでステップ(2)~(7)を繰り返す。

Claims (6)

  1. ユーザ側の位置情報を入力とし、当該位置に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを出力とする、ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法であって、
    実際の地理的環境及び信号伝搬環境に基づく最適なビーム情報を取得し、位置情報をインデックスとする最適なビームデータベース、即ちビームインデックスマップを構築するステップS1と、
    構築されたビームインデックスマップに基づいて、複数種の測位システムを利用してユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得し、ビームインデックスマップによって当該位置における候補ビームペアセットを取得し、候補ビームペアセットにおける異なるビームペアの出現回数に基づいてビームを直接選択するか、又は候補ビームペアセットに対してビーム走査を行って最適なビームペアを選択し、基地局側及びインテリジェント反射面側が、設定された時間長内に、選択されたビームペアを使用してユーザと通信するステップS2とを含み、
    当該ビームインデックスマップは、位置情報に基づく基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームインデックスを記憶するデータベースを構成し、マップの使用時間長が制限時間Tを超えるか、又はマップに対応する実際の地理的環境もしくは信号伝搬環境に一定の変化が生じた場合、ステップS1の操作を実行してマップを更新し、
    基地局側とユーザ側が厳重に遮断されるシーン、即ち、基地局側が主にインテリジェント反射面を介してユーザ側と通信する場合について、相対的に低い周波数で基地局側の最適なビームを更新し、相対的に高い周波数でインテリジェント反射面側の最適なビームを更新する、ことを特徴とするビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
  2. ステップS1において、地理的環境情報及び信号伝搬環境情報に基づいて、オフラインレイトレーシングシミュレーション計算、実地測定及びオンライン測定の方法により、ユーザ位置情報に対応する基地局側及びインテリジェント反射面側の最適なビームペアを取得し、ビームインデックスマップを構築する、ことを特徴とする請求項1に記載のビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
  3. ステップS2は、具体的には、
    基地局側がユーザ側と通信する必要がある場合、測位システムによってユーザのリアルタイムの地理的位置情報を取得するステップS201と、
    ユーザ位置情報に基づいて、ビームインデックスマップからユーザ位置に最も近いK個の測定点の位置を見つけ、ビームインデックスマップにおけるK個の測定点の位置に対応する最適なビームペアを利用して候補ビームペアセットを構築するステップS202と、
    候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多いビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして直接選択し、候補ビームペアセットにおいて出現回数が最も多くかつ等しいビームペアが複数ある場合、異なるビームペアに対応する測定点の位置から当該ユーザ位置までの距離の逆数の和を計算し、対応する距離の逆数の和が最も大きいビームペアを当該ユーザ通信用のビームペアとして選択するステップS203と、
    基地局側とインテリジェント反射面側は、候補ビームペアセットに対してビーム走査を行い、ユーザが受信した信号対雑音比の大きさに基づいて最適なビームペアを選択するステップS204と、
    基地局側とインテリジェント反射面側は、次の時間長がtである時間内に、ステップS203又はS204で得られた最適なビームペアを使用してユーザと通信するステップS205と、
    時刻tが終了すると、基地局側又はユーザ側は、通信が終了したか否かを判断し、通信が終了していれば、当該プロセスは終了し、通信が継続していれば、通信が終了するまでステップS201~S205を繰り返すステップS206とを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
  4. ビームインデックスマップにおける各測定点の位置に対して、異なる時間に異なる最適なビームペアが存在し、データベースにおいて各測定点に複数の最適なビームペアを記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載のビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
  5. 各ユーザ位置の候補ビームペアセットにおけるK値は、選択可能なビームペアの数に対応し、後続のビーム選択過程における計算とトレーニングのオーバーヘッドに比例する、ことを特徴とする請求項1に記載のビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
  6. 信号伝搬環境が安定している場合は、ステップS203によりユーザ通信用のビームペアを取得し、信号伝搬環境の変化が速い場合は、ステップS204により最適なビームペアをユーザ通信用のビームペアとして選択する、ことを特徴とする請求項3に記載のビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法。
JP2023545826A 2021-11-08 2022-04-12 ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法 Active JP7511957B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202111311635.X 2021-11-08
CN202111311635.XA CN113746520B (zh) 2021-11-08 2021-11-08 基于波束索引地图的智能反射面通信波束选择方法
PCT/CN2022/086405 WO2023077724A1 (zh) 2021-11-08 2022-04-12 基于波束索引地图的智能反射面通信波束选择方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2024504784A true JP2024504784A (ja) 2024-02-01
JP7511957B2 JP7511957B2 (ja) 2024-07-08

Family

ID=78727710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023545826A Active JP7511957B2 (ja) 2021-11-08 2022-04-12 ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7511957B2 (ja)
CN (1) CN113746520B (ja)
WO (1) WO2023077724A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113746520B (zh) * 2021-11-08 2022-02-15 东南大学 基于波束索引地图的智能反射面通信波束选择方法
CN114553643B (zh) * 2022-04-24 2022-08-02 杭州电子科技大学 双时间尺度协同感知的毫米波智能超表面信道估计方法
CN117375671A (zh) * 2022-06-30 2024-01-09 大唐移动通信设备有限公司 近场波束搜索方法、装置及存储介质
US20240098518A1 (en) * 2022-09-15 2024-03-21 Qualcomm Incorporated Coarse and refined beam determination for a sub-terahertz beam path
CN116582842B (zh) * 2023-07-13 2023-10-20 中国科学技术大学 一种irs辅助的车载毫米波广播方法、系统及储存介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8514142B1 (en) * 2008-11-25 2013-08-20 Rockwell Collins, Inc. Reconfigurable surface reflector antenna
EP3570375A1 (en) * 2018-05-14 2019-11-20 Paris Sciences et Lettres - Quartier Latin Reconfigurable antenna assembly having a metasurface of metasurfaces
CN111245493B (zh) * 2020-01-10 2021-07-20 北京邮电大学 智能反射面辅助毫米波通信系统的高效波束训练方法
CN111641955A (zh) 2020-06-01 2020-09-08 北京邮电大学 智能反射面辅助毫米波通信网络的前摄性波束切换方法
CN112866904B (zh) * 2021-01-25 2022-10-18 东南大学 基于波束索引地图的免信道训练大维通信波束对齐方法
CN113489521B (zh) * 2021-05-26 2023-05-09 电子科技大学 反射面辅助无小区大规模mimo网络联合波束赋形方法
CN113300747B (zh) * 2021-05-28 2022-06-17 东南大学 一种智能反射表面辅助的毫米波系统中的波束训练方法
CN113746520B (zh) * 2021-11-08 2022-02-15 东南大学 基于波束索引地图的智能反射面通信波束选择方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7511957B2 (ja) 2024-07-08
CN113746520B (zh) 2022-02-15
WO2023077724A1 (zh) 2023-05-11
CN113746520A (zh) 2021-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7511957B2 (ja) ビームインデックスマップに基づくインテリジェント反射面の通信ビーム選択方法
KR102204783B1 (ko) 딥러닝 기반의 빔포밍 통신 시스템 및 방법
CN101631349B (zh) 一种定位终端的方法、装置及无线操作维护中心
RU2256266C2 (ru) Способ улучшения зоны обслуживания интеллектуальной антенной решетки
CN112866904B (zh) 基于波束索引地图的免信道训练大维通信波束对齐方法
CN113438002B (zh) 基于lstm的模拟波束切换方法、装置、设备及介质
CN114025425A (zh) 一种智能超表面辅助的无线通信与感知定位一体化方法
Wang et al. Reinforcement learning method for beam management in millimeter-wave networks
CN113993180B (zh) 一种基于最小化乘性路损的基站及智能反射面选择方法
Zaman et al. A millimeter wave channel modeling with spatial consistency in 5G systems
Kao et al. AI-aided 3-D beamforming for millimeter wave communications
Wang et al. Bandit inspired beam searching scheme for mmWave high-speed train communications
Kutty et al. An improved numerical optimization method for efficient beam search in 60 GHz indoor millimeter wave wireless networks
CN114553282B (zh) 基于prs预测的双频段毫米波通信系统波束选择方法
EP4231458A1 (en) Reflective surface adjustment method and related apparatus
CN113078969B (zh) 一种链路质量预测方法、装置及接收机
KR20200005002A (ko) 무선 네트워크 디자인 방법, 저장매체 및 전자 장치
CN114650545A (zh) 一种波束参数的确定方法、装置及网络设备
US20240063885A1 (en) Beam tracking with statistical learning
CN113993084B (zh) 一种室内外一体化电磁仿真指纹库的构建方法
Zhang et al. Beam Tracking: A Channel Charting and Neighborhood Search Based Method
Yu et al. A Small Range Ergodic Beamforming Method Based on Binocular Vision Positioning
CN117200846B (zh) 一种基于列车位置和ris的毫米波波束成形方法及系统
LANG Study on propagation path loss in 28GHz and 39GHz and key parameters for 5G
Saha Design of pan-india rural broadband network planning tool

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240619