JP2024504775A - 不燃性エアロゾル供給デバイス - Google Patents

不燃性エアロゾル供給デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2024504775A
JP2024504775A JP2023545797A JP2023545797A JP2024504775A JP 2024504775 A JP2024504775 A JP 2024504775A JP 2023545797 A JP2023545797 A JP 2023545797A JP 2023545797 A JP2023545797 A JP 2023545797A JP 2024504775 A JP2024504775 A JP 2024504775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
consumable
adapter
aerosol
delivery device
receptacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023545797A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェレミー キャンベル,
アンディ フィンチ,
ジョン ピーター フレデリック スプラトリー,
ダニエル トーマス アハーン,
アンドリュー リチャード ブキャナン ハルケット,
パスカル テルステーグ,
アリフ フェーンダイク,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nicoventures Trading Ltd
Original Assignee
Nicoventures Trading Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nicoventures Trading Ltd filed Critical Nicoventures Trading Ltd
Publication of JP2024504775A publication Critical patent/JP2024504775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/42Cartridges or containers for inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D1/00Cigars; Cigarettes
    • A24D1/20Cigarettes specially adapted for simulated smoking devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/20Devices using solid inhalable precursors

Abstract

消耗品に含まれるエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成する不燃性エアロゾル供給デバイス(100)であって、消耗品を受容するレセプタクルと、使用のためレセプタクルに受容された場合に、レセプタクルに個別に受容可能な異なる長さの複数の消耗品がそれぞれ、実質的に等しい量だけ当該不燃性エアロゾル供給デバイス(100)から突き出るようにレセプタクルの有効長を変化させることによって、当該不燃性エアロゾル供給デバイス(100)を適応させるように構成されたアダプタ(206)と、を備えた、不燃性エアロゾル供給デバイス(100)である。【選択図】 図4A、図4B

Description

本発明は、消耗品中のエアロゾル生成材料を加熱して、前記エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させる不燃性エアロゾル供給デバイスに関する。
シガレット、シガー等の物品は、使用中にタバコを燃焼させて、タバコ煙を生成する。燃焼なしに化合物を放出させる製品の創出によって、これらタバコを燃焼させる物品の代替物を提供しようとする試みがなされている。このような製品の例は、いわゆる非燃焼加熱式製品(タバコ加熱製品としても知られる)又はタバコ加熱デバイスであり、材料を燃焼させずに加熱することによって化合物を放出させる。この材料は、例えばタバコ、他の非タバコ製品、又はブレンドミックス等の組み合わせが考えられ、ニコチンを含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
本発明の第1の態様によれば、消耗品に含まれるエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成する不燃性エアロゾル供給デバイスであって、消耗品を受容するレセプタクルと、使用のためレセプタクルに受容された場合に、レセプタクルに個別に受容可能な異なる長さの複数の消耗品がそれぞれ、実質的に等しい量だけ当該不燃性エアロゾル供給デバイスから突き出るようにレセプタクルの有効長を変化させることによって、当該不燃性エアロゾル供給デバイスを適応させるように構成されたアダプタと、を備えた、不燃性エアロゾル供給デバイスが提供される。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係る不燃性エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含み、第1の幅を有する第1の消耗品と、エアロゾル生成材料を含み、第1の幅よりも小さな第2の幅を有する第2の消耗品と、を備えた不燃性エアロゾル供給システムが提供される。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様に係る不燃性エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含み、第1の長さを有する第1の消耗品と、エアロゾル生成材料を含み、第1の長さよりも大きな第2の長さを有する第2の消耗品と、を備えた不燃性エアロゾル供給システムが提供される。
消耗品に含まれるエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成する不燃性エアロゾル供給デバイスの模式ブロック図である。 消耗品に含まれるエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成する第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの模式ブロック側断面図である。 エアロゾル生成材料を含む第1の消耗品の模式側面図である。 エアロゾル生成材料を含む第2の消耗品の模式側面図である。 第1の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第1の模式側断面図である。 第1の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第2の模式側断面図である。 第2の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第1の模式斜視図である。 第2の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第2の模式斜視図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの側断面の第1の模式斜視図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの側断面の第2の模式斜視図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第1の側断面図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの側断面の第3の模式斜視図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第2の模式側断面図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第1の模式斜視図である。 第3の実施例に係る、第2の不燃性エアロゾル供給デバイスの第2の模式斜視図である。
[詳細な説明]
図1は、不燃性エアロゾル供給デバイス100の模式ブロック図である。不燃性エアロゾル供給デバイス100は、チャンバ、キャビティ、又はホルダー等のレセプタクルを備える。レセプタクルは、エアロゾル生成材料を含む消耗品を受容するためのものである。例えば、レセプタクルは、加熱チャンバ102であってもよい。以下の説明は、レセプタクルが加熱チャンバである例を背景とする。
エアロゾル生成材料は、例えば加熱、照射、又はその他任意の方法でエネルギー供給された場合にエアロゾルを生成可能な材料である。エアロゾル生成材料は、例えば固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、活性物質及び/又は香味料を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、「アモルファス固体」を含んでいてもよく、これは代替として、「モノリシック固体」(すなわち、非繊維質)と称する場合もある。いくつかの実施形態において、アモルファス固体は、乾燥ゲルであってもよい。アモルファス固体は、液体等の何らかの流体を内部に保持可能な固体材料である。いくつかの実施形態において、エアロゾル生成材料は、例えばおよそ50wt%、60wt%、又は70wt%~およそ90wt%、95wt%、又は100wt%のアモルファス固体を含んでいてもよい。
エアロゾル生成材料は、1つ若しくは複数の活性物質及び/又はは香料、1つ若しくは複数のエアロゾル形成材料、並びに任意選択として、1つ若しくは複数の他の機能材料を含んでいてもよい。
消耗品は、エアロゾル生成材料を含む物品又はエアロゾル生成材料から成る物品であって、その一部又は全部がユーザによる使用時に消費されることが意図される。消耗品は、エアロゾル生成材料格納エリア、エアロゾル生成材料移動コンポーネント、エアロゾル生成エリア、ハウジング、ラッパー、マウスピース、フィルタ、及び/又はエアロゾル変性剤等の1つ又は複数の他のコンポーネントを備えていてもよい。また、消耗品は、使用時に熱を放出してエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成させる加熱器等のエアロゾル生成器を備えていてもよい。加熱器は、例えば燃焼性材料、電気伝導により加熱可能な材料、又はサセプタを含んでいてもよい。
不燃性エアロゾル供給デバイス100は、消耗品中のエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためのものである。不燃性エアロゾル供給デバイス100は、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するエアロゾル生成器を備える。いくつかの例において、不燃性エアロゾル供給デバイス100は、消耗品中のエアロゾル生成材料を加熱して、エアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させるためのものである。このような例において、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に熱を供給するように機能する。他の例において、エアロゾル生成器は、加熱なしにエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成されている。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に振動、高圧、静電エネルギー、又は超音波エネルギーのうちの1つ又は複数を加えるように構成されていてもよい。いくつかのこのような例において、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料に振動を加える1つ又は複数の圧電素子を備える。
不燃性エアロゾル供給デバイス100は、エアロゾル化可能材料を加熱することにより生成されたエアロゾルを送達するように構成されていてもよい。消耗品は、タバコ加熱製品(THP)の物品であってもよい。不燃性エアロゾル供給デバイス100は、例えば吸引可能エアロゾルの供給に使用する手持ちデバイスであってもよい。
以下では、不燃性エアロゾル供給デバイス100をデバイス100と称する。以下の説明は、デバイス100がエアロゾル生成材料を加熱するように構成された例を背景とする。
デバイス100は、上述の加熱チャンバ102に受容された消耗品中のエアロゾル生成材料を加熱するように構成されている。デバイス100は、加熱チャンバ102に受容された消耗品中のエアロゾル生成材料を加熱するエネルギーを供給するように構成された加熱構成体104を備える。いくつかの例において、加熱構成体104は、加熱チャンバ102と熱的接触して配置された1つ又は複数の抵抗加熱要素を備える。1つ又は複数の抵抗加熱要素の電気抵抗に対する電流の流れが熱を生成する。このプロセスは、ジュール加熱、オーム加熱、又は抵抗加熱と称する。
サセプタは、交番磁場等の変動磁場の侵入により加熱可能な材料である。サセプタは、変動磁場の侵入によって加熱材料の誘導加熱が生じるように、導電性材料であってもよい。加熱材料は、変動磁場の侵入によって当該加熱材料の磁気ヒステリシス加熱が生じるように、磁性材料であってもよい。サセプタは、導電性及び磁性の両加熱メカニズムで加熱可能となるように、両特性であってもよい。本明細書においては、変動磁場を生成するように構成されたデバイスを磁場生成器と称する。
いくつかの例において、加熱構成体104は、変動磁場を生成してサセプタを誘導加熱するように構成された磁場生成器である。磁場生成器は、交流が通過して変動磁場を生成する1つ又は複数のインダクタを備えていてもよい。いくつかの例において、磁場生成器は、1つ又は複数のサセプタを備えていてもよい。他の例において、磁場生成器は、サセプタを備えていなくてもよく、代わりに、デバイス100での使用が意図された消耗品の一部として/消耗品とともに、1つ又は複数のサセプタが設けられていてもよい。
デバイス100は、動力源106を備える。動力源106は、デバイス100の様々な構成要素に電力を供給する。いくつかの例において、動力源106は、バッテリである。いくつかの例において、動力源106は、バッテリ及びDC-DCコンバータを備え、バッテリからDC-DCコンバータを通じて電力が供給される。DC-DCコンバータにより、電源106は、バッテリの電圧とは異なる電圧で電力を供給可能となり得る。いくつかの例において、デバイス100は、例えばバッテリからのDC電流をAC電流に変換して、例えば誘導加熱構成体である加熱構成体104の1つ又は複数のインダクタに電力を供給するDC-ACコンバータを備えていてもよい。以下の例においては、動力源106を単にバッテリ106と称する。
図1の例において、不燃性エアロゾル供給デバイス100は、コンピュータ可読メモリ110とデータ連通したプロセッサ108を備える。プロセッサ108は、デバイス100の動作の種々態様を制御するように構成されている。プロセッサ108は、コンピュータ可読メモリ110に格納された命令を実行することにより、種々態様を制御する。例えば、プロセッサ108は、加熱構成体104の動作を制御するようにしてもよい。例えば、プロセッサは、スイッチ等の様々な電気的構成要素(図1には示さず)を制御することによって、バッテリ106から加熱構成体104への電力の送達を制御するようにしてもよい。
図1の例において、デバイス100は、保持装置112を備える。保持装置112は、デバイス100での使用が意図された消耗品を一度に1つずつ適所に保持するように構成されている。例えば、保持装置112は、加熱チャンバ102に受容された消耗品を適所に保持する。
当然のことながら、デバイス100は、換気入口/出口、制御インターフェース、充電ポート等、図1に示さない他の構成要素を備えていてもよい。図1は、デバイス100に含み得るいくつかの構成要素を示す模式的な図面に過ぎないことに留意するものとする。図1は、様々な構成要素の特定の位置を明らかにする意図ではない。例えば、保持装置112は、加熱チャンバ102に受容された消耗品を適所に保持するように機能する限り、デバイス100内/デバイス100上の如何なる位置に設けられていてもよい。
また、デバイス100は、上述の構成要素が収容され得るハウジング114を備える。デバイス100のより具体的な例については、以下に説明する。
図2は、一例に係る、デバイス100の模式ブロック側断面図である。図2において、番号202は、デバイス100の近位端を示し、番号204は、デバイス100の遠位端を示す。近位端202は、デバイス100が意図通り、エアロゾルの吸引に用いられている場合に、ユーザが遠位端204よりも口の近くに保持する(例えば、口に向ける)端部である。一方、デバイス100の遠位端204は、デバイス100が意図通り、エアロゾルの吸引に用いられている場合に、ユーザが近位端202よりも口の遠くに保持する端部である。
図2には、デバイス100の一部となり得るすべての構成要素を示しているわけではない。デバイス100は、使用のため加熱チャンバ102に受容された場合に、加熱チャンバ102に個別に受容可能な異なる長さの複数の消耗品がそれぞれ、実質的に等しい量だけ当該デバイス100から突き出るように加熱チャンバ102の有効長201を変化させることによって、当該デバイス100を適応させるように構成されたアダプタ206を備える。
本明細書において、異なる長さは、製造公差による消耗品の長さの変動を表さない。本明細書において、異なる長さは、消耗品の意図される異なる寸法を表す。例えば、意図される長さが異なる消耗品は、異なるサイズのレセプタクルに収まる。意図される長さが異なる消耗品は、異なる種類の消耗品と称する場合がある。異なる種類の消耗品は、それぞれの意図される長さが異なるという点だけが異なる場合もあるし、内部構成、内部構造等の他の態様が異なる場合もある。
本明細書において、有効長201は、加熱チャンバ102の長さに、アダプタ206を含むことにより加熱チャンバ102に加えられる長さの量を足したものである。本明細書において、所与の消耗品がデバイス100から突き出る量は、ハウジング114又は上述のアダプタ等のその他任意の要素により覆われていない当該所与の消耗品の量(例えば、長さ)である。言い換えると、所与の消耗品がデバイス100から突き出る量は、有効長201の外側に露出した当該所与の消耗品の量(例えば、長さ)である。したがって、加熱チャンバの有効長201は、加熱チャンバ102に受容された場合にデバイス100から突き出る消耗品の量を規定する。
いくつかの例において、消耗品は、当該消耗品の近位端に向かって空気流構造(例えば、空気の流れを可能にする開口又は材料の部位)が設けられていてもよい。空気流構造は、例えば、消耗品の引き抜き抵抗の制御及び/又は空気によるエアロゾルの希釈の程度の制御用である。使用時には、空気流を抑制するため、空気流構造の少なくとも一部を覆うのが望ましいと考えられる。これは、例えば意図される様態で当該消耗品をデバイス100とともに機能させるのが望ましいと考えられる。空気流構造は、複数の消耗品において、様々な消耗品の各近位端から特定の距離に設けられていてもよい。したがって、例えば第1の消耗品300及び第2の消耗品302が実質的に等しい量だけデバイス100から突き出ることを可能にしなければ、消耗品の使用が意図される様態では、異なる長さの消耗品をデバイス100で使用できない可能性がある。異なる長さの消耗品が相互に同じ量だけ突き出るようにすることで、消耗品の各近位端から特定の距離に配置された空気流構造が意図通り、ハウジング114及び/又はアダプタ206によって少なくとも部分的に覆われるようにすることができる。
いくつかの例においては、消耗品の予め定められた長さだけがデバイス100から突き出て、例えばデバイス100が叩かれたりした場合に消耗品がデバイス100から意図せずに取り出される可能性を低くするのが好都合と考えられる。いくつかの例において、アダプタ206は、(例えば、1つ又は複数のアダプタが加熱チャンバ102に挿入され、取り出された場合に)加熱チャンバ102の洗浄を可能にし得る。いくつかの例において、アダプタ206は、使用時に消耗品の近位端を支持して、使用時の消耗品の損傷のリスクを低減するようにしてもよい。
図2は、模式図に過ぎず、アダプタ206に関する特定の構造、位置、構成等を指定するものと考えるべきではない。図2は、デバイス100がアダプタ206を備えることを示しているに過ぎない。
空気流構造は、複数の消耗品において、様々な消耗品の各近位端から特定の距離に設けられていてもよい。したがって、(異なる長さの消耗品が異なる量だけ突き出るものとして)上述のアダプタがなければ、消耗品の使用が意図される様態では、異なる長さの消耗品をデバイス100で使用できない可能性がある。異なる長さの消耗品が相互に同じ量だけ突き出るようにすることで、消耗品の各近位端から特定の距離に配置された空気流構造が意図通り、ハウジング114及び/又はアダプタ206によって少なくとも部分的に覆われるようにすることができる。
以下、アダプタ206を備えたデバイス100の種々例を説明する。以下の例では、アダプタ206のより具体的な特徴を記載する。
図3Aは、複数の消耗品のうちの第1の消耗品300を示し、図3Bは、複数の消耗品のうちの第2の消耗品302を示している。第1の消耗品300は、第2の消耗品302の第2の長さよりも小さな第1の長さを有する。言い換えると、第2の消耗品302は、第1の消耗品300よりも長い。
図3A及び図3Bの例において、第1の消耗品300は、第1の幅であり、第2の消耗品302は、第2の幅である。図3A及び図3Bの例において、第1の消耗品300は、第2の消耗品302よりも大きな幅を有する。消耗品が(例えば、従来のシガレットと同様に)ロッド状である例において、消耗品の幅は、当該消耗品の外径として取得されるようになっていてもよい。
後述の実施例1、2、及び3において、アダプタ206は、デバイス100のハウジング114に対して、第1の動作構成又は第2の動作構成を採用するように構成可能であり、アダプタ206の第1の動作構成における加熱チャンバ102の有効長201は、アダプタ206の第2の構成における加熱チャンバ102の有効長よりも小さい。第1の動作構成の場合、アダプタ206は、使用のため加熱チャンバ102に受容された場合に、第1の消耗品300が実質的に第1の量だけ近位端202から突き出るように、加熱チャンバ102の有効長201を適応させるように構成されている。第2の構成の場合、アダプタ206は、使用のため加熱チャンバ102に受容された場合に、第2の消耗品302が実質的に第1の量だけ近位端202から突き出るように、加熱チャンバ102の有効長201を適応させるように構成されている。
実施例1
図4A及び図4Bは、実施例1に係る、上述のデバイス及びアダプタを示している。図4Aは、加熱チャンバ102に挿入された特定の消耗品の模式側断面図である。図4Bは、加熱チャンバ102に挿入された別の消耗品及び上述のアダプタの一例の模式側断面図である。近位端202における実線は、デバイス100のハウジング114の境界を表す。実施例1のアダプタには、参照番号206aが付されている。実施例1において、アダプタ206aは、近位端202に設置されるように構成された取り外し可能なアダプタである。
アダプタ206aは、デバイス100の近位端202に設置されている。アダプタ206aは、近位端202から取り外し可能である。例えば、ユーザは、近位端202から引き抜くことによって、アダプタ206aを取り外すことができる。第1の動作構成において、アダプタは、近位端202に設置されない。第2の動作構成において、アダプタは、近位端202に設置される。加熱チャンバ102の有効長201は、アダプタ206aが近位端202に設置されていない場合の加熱チャンバ102の有効長201よりも、アダプタ206aが近位端202に設定されている場合に大きくなる。図4Aにおいては、アダプタ206aが取り外されている一方、図4Bにおいては、アダプタ206aが近位端202に設置されている。図4Aにおける有効長は、図4Bにおける有効長よりも小さい。
(図4Aに示すように)アダプタ206aが近位端202に設置されていない場合、第1の長さの第1の消耗品300は、使用のためデバイス100に挿入された場合、実質的に第1の量402だけ近位端から突き出る。図4Aの例において、第1の消耗品300の突き出た部分は、デバイス100に覆われていない第1の消耗品300の部分である。本例において、突き出た部分は、実質的に第1の量402の長さを有する。
(図4Bに示すように)アダプタ206aが近位端202に設置されている場合、第2の長さの第2の消耗品302は、使用のためデバイス100に挿入された場合、実質的に第1の量402だけ近位端202から突き出る。図4Bの例において、近位端202は、アダプタ206aにより規定される。アダプタ206aは、ユーザが遠位端204よりも口の近くに保持するデバイス100の最端部となるためである。使用のため挿入された場合に、デバイス100にもアダプタ206aにも覆われていない第2の消耗品302の部分が突き出た部分である。突き出た部分の長さは、実質的に第1の量402である。したがって、アダプタ206aが近位端202に設置された場合、第2の消耗品302は、アダプタ206aが設置されていない場合の第1の消耗品300と同じ量だけ突き出る。
アダプタ206aは、図4Bに示すような側断面を有する円筒状要素であってもよい。例えば、アダプタ206aは、第1の部分404及び第2の部分406を有する円筒状要素であってもよく、第1の部分404が第2の部分406よりも大きな外径を有し、内径は全体的に同じである。第2の部分406は、加熱チャンバ102に通じる開口に挿入されるように寸法規定されていてもよい。このように、アダプタ206aは、加熱チャンバ102に通じる開口に第2の部分406を挿入することによって、デバイス100に設置することができる。
上述の複数の消耗品の中には、異なる幅の消耗品が存在し得る。複数の消耗品におけるすべての消耗品が同じ幅を有するとは限らない。例えば、図3A及び図3Bの例において、第1の消耗品300は、第2の消耗品302よりも大きな幅を有する。消耗品が(例えば、従来のシガレットと同様に)ロッド状である例において、消耗品の幅は、当該消耗品の外径として取得されるようになっていてもよい。
いくつかの例において、取り外し可能なアダプタ206aは、加熱チャンバ102へと中心が位置合わせされた挿入開口を規定するように寸法規定され、近位端202に設置された場合に加熱チャンバ102に対して配置される。したがって、アダプタ206aが近位端202に設置され、第2の消耗品302が加熱チャンバ102に受容された場合、第2の消耗品302は、使用のためデバイス100に挿入された場合に、加熱チャンバ内で中心が位置合わせされる。本例においては、これにより、第2の消耗品は、第1の消耗品300よりも小さな幅を有するにも関わらず、中心が位置合わせされる。
例えば、アダプタ206aは、上述の通り円筒状要素である場合、近位端202に設置された場合に、当該アダプタ206aの中心軸が加熱チャンバ102の中心軸と実質的に一致するように配置されていてもよい。このように、第2の消耗品302は、アダプタ206aを介して加熱チャンバ102に挿入された場合、加熱チャンバ102内で中心が位置合わせされる。
実施例1のデバイス100は、第1及び第2の消耗品を挿入し得る深さを規定するストッパ要素408を加熱チャンバ内に有する。ストッパ要素408は、加熱チャンバ102内の特定の点よりも深く消耗品が挿入されないようにする。例えば、ストッパ要素408は、消耗品の遠位端204から所与の距離において、当該消耗品の長さ及び/又は幅に関わらず、遠位端がそれ以上動かないにようにする。いくつかの例において、ストッパ要素408は、(例えば、薄い消耗品ほど大きく動けるようにする段差状構造等を有することにより)消耗品の遠位端204から様々な距離で、当該消耗品の物理的寸法に応じて遠位端がそれ以上動かないようにする構成であってもよい。いずれの場合も、実施例1のアダプタ206aは、必要に応じて第2の消耗品302の追加の長さを補償して、より短い第1の消耗品300と同様に、実質的に第1の量だけ突き出るようにする。
いくつかの例において、アダプタ206aは、図4Bに示すように近位端に設置された場合、補助加熱スイッチ(図4Aにも図4Bにも示さず)をオン状態に保持するように構成されている。補助加熱スイッチは、例えばアダプタ206aがハウジング114と係合するハウジング114の部分に設けられた機械的スイッチであってもよい。上述の通り、デバイス100は、加熱構成体104を備える。本例において、加熱構成体104は、加熱チャンバ102に沿った各部に対して実質的に熱を供給する異なる加熱部を備える。例えば、加熱構成体104は、加熱チャンバ102の各部に対して実質的に熱を供給する2つ以上の加熱部を備える。アダプタは、第2の動作構成である場合、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、第1の動作構成においては起動されない2つ以上の加熱部のうちの少なくとも1つを起動して、熱を供給するように構成されている。
本例において、加熱構成体104は、第1の加熱部及び第2の加熱部を備える。第1の加熱部は、加熱チャンバ102の第1のエリアに熱を供給し、第2の加熱部は、加熱チャンバの第2のエリアに熱を供給する。補助加熱スイッチは、オン状態の場合、第1及び第2の加熱部の一方を起動可能とする。例えば、補助加熱スイッチがオフ状態の場合は、第1の加熱部のみを起動し得る。一方、補助加熱スイッチがオン状態の場合は、第1及び第2の両加熱部を起動し得る。したがって、補助加熱スイッチは、オン状態の場合、加熱チャンバ102のより大きな面積を加熱可能とする。
例えば、第2の消耗品302は、第1の消耗品300と比較して、エアロゾル化可能材料の存在する長さが大きい。第2の消耗品302中の加熱されるエアロゾル化可能材料の量を最大化するため、第2の加熱部の起動により、熱が供給されるチャンバに沿った長さを大きくするようにしてもよい。
図4Bの例において、加熱構成体104は、第1の加熱部410及び第2の加熱部412を備えるものとして示している。本例においては、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、第2の加熱部412を起動可能となる。例えば、補助加熱スイッチをオン位置に保持することによって、電源106から第2の加熱部412に電力を送達可能となり得る。第2の加熱部412を起動すると、熱が供給される加熱チャンバ102に沿った長さが大きくなる。第2の消耗品302の使用の場合は、これによって、エアロゾル化可能材料が直接加熱される第2の消耗品302の長さを大きくすることができる。
図4A及び図4Bの具体例において、加熱構成体102は、誘導加熱用のインダクタコイルを備える。(例えば、挿入された消耗品を囲む)デバイス100の一部及び/又はデバイス100での使用が意図された消耗品の一部として、サセプタが提供されるようになっていてもよい。図4Bの例において、第2の加熱部412は、第1の加熱部410とは別に変動電流が供給されるコイルであってもよい。補助加熱スイッチに関連する例において、補助加熱スイッチがオン状態に保持されている場合には、第2の加熱部412のコイルだけに変動電流を供給可能である。
補助加熱スイッチは、例えばアダプタ206aがハウジング114に接触する場所でハウジング114に設けられた押下可能ボタンの形態であってもよい。例えば、アダプタ206aは、近位端202に設置された場合、押下可能ボタンを押して、補助加熱スイッチをオン状態に保持する。いくつかの例において、アダプタ206aは、補助加熱スイッチをオン状態に保持するための回路を完成する導電性材料を含んでいてもよい。アダプタ206aが意図通り、近位端202に設置された場合に、補助加熱スイッチをオン状態に保持する様々な異なる機構が存在していてもよいが、これらの機構は、いくつかの説明例に過ぎない。
アダプタ206aは、第2の消耗品302に接触して摩擦により適所に保持する保持要素として作用するような内径を有していてもよい。いくつかの例において、アダプタ206は、第2の消耗品302に接触して適所に保持する他の構成要素を備えていてもよい。
実施例2
図5A及び図5Bは、実施例2に係る、上述のデバイス及びアダプタを示している。図5Aは、実施例2に係る、アダプタ206bを備えたデバイス100の模式斜視図である。
より具体的に、実施例2において、アダプタ206bは、近位端202に対して回動可能に取り付けられている。本例において、近位端202は、アダプタ206bにより規定される。アダプタ206bは、ユーザが遠位端204よりも口の近くに保持するデバイス100の最端部となるためである(図5A及び図5B参照)。アダプタ206bは、デバイス100のハウジング114に対して回動することにより、第1の動作構成と第2の動作構成との間で遷移する。
より具体的に、アダプタ206bは、第1の開口502及び第2の開口504を含む。第1の動作構成の場合は、第1の開口502が加熱チャンバ102と位置合わせされる。図5Aの例において、アダプタ206bは、ハウジング114に対して第1の動作構成に設定されている。図示のように、第1の開口502が加熱チャンバ102と位置合わせされているためである。第2の構成の場合は、第2の開口504がデバイス100の加熱チャンバ102と位置合わせされる。
本明細書において、開口が加熱チャンバ102と位置合わせされることは、当該開口を通じて、好適なサイズの消耗品をチャンバ102に挿入可能であることを意味する。例えば、第1の開口502の中心軸が加熱チャンバ102の中心(すなわち、長手方向)軸と実質的に一致する場合は、第1の開口502が加熱チャンバ102と位置合わせされている。同様に、例えば、第2の開口504の中心軸が加熱チャンバ102の中心(すなわち、長手方向)軸と実質的に一致する場合は、第2の開口504が加熱チャンバ102と位置合わせされている。
実施例2において、第2の開口504は、加熱チャンバ102と位置合わせされた場合に、加熱チャンバ102から近位端202に向かって、第1の開口502よりも大きな距離で始まるように形成されている。いずれかの開口が始まる加熱チャンバ102からの距離は、当該開口が加熱チャンバ102と位置合わせされた場合の当該開口の開始位置と加熱チャンバ102との間の距離である。図5Aに示すように、第2の開口504は、アダプタ206bの近位面の隆起領域506に形成されている。一方、第1の開口502は、アダプタ206bの近位面の隆起した領域には形成されていない。このように、第2の開口504は、加熱チャンバ102と位置合わせされた場合に、加熱チャンバ102から、第1の開口502よりも大きな距離で始まる。
上述の通り、アダプタ206bは、ハウジング114に対して回動することにより、第1の動作構成と第2の動作構成との間で遷移する。例えば、デバイス100のユーザは、矢印508で示すように(及び/又は、矢印508で示すのと反対の方向に)、アダプタ206bをひねることによって、動作構成を変更する。
アダプタ206bは、例えば当該アダプタ206bから延び、ハウジング114の開口に挿入され、ハウジング114に対して回動可能となるように構成されたロッド又は円筒状要素により、ハウジング114に対して回動可能に取り付けられていてもよい。アダプタ206bをハウジング114に対して回動可能に取り付けるのに、様々な機構が考えられる。
第1及び第2の構成の実現の容易化並びに/又は選定された構成でのアダプタ206bの適所への保持のため、固定機構が設けられていてもよい。例えば、2つの動作構成に対応するハウジング114の2つの異なる位置に留めるクリップがアダプタ206bに存在していてもよい。所望の動作構成にてアダプタ206bをハウジング114に固定するのに、様々な機構が考えられる。
上述の通り、図3Aは、複数の消耗品のうちの第1の消耗品300と、複数の消耗品のうちの第2の消耗品302と、を示している。第1の消耗品300は、第2の消耗品302の第2の長さよりも小さな第1の長さを有する。言い換えると、第2の消耗品302は、第1の消耗品300よりも長い。
図5Bは、実施例2に係る、第1の動作構成のアダプタ206bを備えたデバイス100の別の模式斜視図である。
記載の構成によれば、第1の消耗品300は、第1の動作構成の加熱チャンバ102に挿入された場合、デバイス100及びアダプタ206bが第2の動作構成の場合の第2の消耗品302と同じ量(すなわち、第1の量)だけ近位端202から突出し得る。第2の動作構成においては、第2の消耗品302用の第2の開口504が隆起領域506に存在することから、第2の消耗品302のより多くが覆われる(すなわち、突き出ない)。隆起領域506は、第1の構成における第1の消耗品300と同じ第1の量だけ突き出るように、第2の消耗品302のより大きな長さを補償する。
実施例2のデバイス100は、第1及び第2の消耗品を挿入し得る深さを規定するストッパ要素を加熱チャンバ内に有していてもよい。いくつかの例において、ストッパ要素は、加熱チャンバ102内の特定の点よりも深く消耗品が挿入されないようにし得る。例えば、ストッパ要素は、消耗品の遠位端204から所与の距離において、当該消耗品の長さ及び/又は幅に関わらず、遠位端がそれ以上動かないにようにし得る。いくつかの例において、ストッパ要素は、(例えば、薄い消耗品ほど大きく動けるようにする段差状構造等を有することにより)消耗品の遠位端204から様々な距離で、当該消耗品の物理的寸法に応じて遠位端がそれ以上動かないようにする構成であってもよい。いずれの場合も、実施例2のアダプタ206bは、必要に応じて第2の消耗品302の追加の長さを補償して、より短い第1の消耗品300と同様に、実質的に第1の量だけ突き出るようにする。
第1の開口502及び第2の開口504はそれぞれ、当該開口の内部が各消耗品に接触して摩擦により適所に保持するような内径を有していてもよい。
上述の複数の消耗品の中には、異なる幅の消耗品が存在し得る。複数の消耗品におけるすべての消耗品が同じ幅を有するとは限らない。
第1の開口502は、第1の動作構成において、加熱チャンバ102と中心が位置合わせされるように配置される。これは、第1の動作構成において、消耗品300が使用のためデバイス100に挿入された場合に、加熱チャンバ102内で中心が位置合わせされることを意味する。第2の開口504は、第2の動作構成において、加熱チャンバ102と位置合わせされるように配置される。これは、第2の動作構成において、第2の消耗品302が使用のためデバイス100に挿入された場合に、加熱チャンバ102内で中心が位置合わせされることを意味する。第1の開口502は、第1の内径を有し、第2の開口504は、第1の内径と異なる第2の内径を有する。
例えば、第1の開口は、第1の消耗品300を適所に保持するための内径を有し、第2の開口504は、第2の消耗品302を適所に保持するための内径を有する。いくつかの例においては、近位端202側に設けられることにより、消耗品を一度に1つずつ適所に保持する他の形態の保持装置が存在していてもよい。例えば、加熱チャンバ102内で近位端202側に保持装置が設けられていてもよい。保持装置は、少なくとも第1の消耗品300及び第2の消耗品302を適所に保持するように構成されていてもよい。
いくつかの例において、アダプタ206bは、第2の長さの第2の消耗品302が使用のためデバイス100に挿入された場合に、実質的に第1の量だけ近位端202から突き出るようにデバイス100で設定されている場合、補助加熱スイッチ(図5Aにも図5Bにも示さず)をオン状態に保持するように構成されている。言い換えると、補助加熱スイッチは、アダプタ206bが第2の動作構成の場合、オン状態に保持されるようになっていてもよい。上述の通り、デバイス100は、加熱構成体104を備える。加熱構成体104は、加熱チャンバ102に沿った各部に対して実質的に熱を供給する異なる加熱部を備えていてもよい。例えば、加熱構成体104は、加熱チャンバ102の各部に対して実質的に熱を供給する2つ以上の加熱部を備える。アダプタは、第2の動作構成である場合、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、第1の動作構成においては起動されない2つ以上の加熱部のうちの少なくとも1つを起動して、熱を供給するように構成されている。補助加熱スイッチは、オン状態の場合、特定の加熱部を起動可能とし得る。
本例において、第2の消耗品302は、第1の消耗品300と比較して、エアロゾル化可能材料の存在する長さが大きい。第2の消耗品302中の加熱されるエアロゾル化可能材料の量を最大化するため、加熱部の起動により、熱が供給されるチャンバに沿った長さを大きくするようにしてもよい。
例えば、第1の消耗品300と比較して、第2の消耗品302中のエアロゾル化可能材料を含む追加の長さを加熱するように配置された追加加熱部が近位端202側に設けられていてもよい。補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、追加加熱部を起動可能となる。例えば、補助加熱スイッチをオン位置に保持することによって、電源106から追加加熱部に電力を送達可能となり得る。このような例において、追加加熱部を起動すると、熱が供給される加熱チャンバ102に沿った長さが大きくなる。第2の消耗品302の使用の場合は、これによって、エアロゾル化可能材料が直接加熱される第2の消耗品302の長さを大きくすることができる。
実施例3
図6A~図6Gは、実施例3に係る、デバイス及びアダプタを示している。図6Aは、実施例3に係る、アダプタ206cを備えたデバイス100の模式斜視図である。
より具体的に、実施例3において、アダプタ206cは、近位端202に対して摺動可能に取り付けられている。アダプタ206cは、近位端202でハウジング114に対して摺動可能に取り付けられている。アダプタ206cは、デバイス100のハウジング114に対して摺動することにより、第1の動作構成と第2の動作構成との間で遷移するように構成されている。
アダプタ206cは、加熱チャンバ102と位置合わせされた挿入開口602を含む。挿入開口602は、第2の構成よりも第1の構成において、加熱チャンバ102に近く配置される。
図6Aにおいて、アダプタ206cは、第2の動作構成である。本例において、アダプタ206cはシェル604を備え、シェル604の内面606は、ハウジング114の被覆可能面608に沿って摺動する(被覆可能面608は、近位端202に向かう領域でハウジング114に沿って長さ方向に延びたハウジング114の表面である)。このように、シェル604は、被覆可能面608に沿って、遠位端204に対する接離方向(例えば、図6Bの配向に関して上下)に摺動することにより、第1及び第2の動作構成間で遷移する。アダプタ206cは、第2の構成に遷移するため、ハウジング114から離れる方向に(被覆可能面608の近位端に向かって)摺動し、第1の構成に遷移するため、ハウジング114に向かって(被覆可能面608の遠位部に向かって)摺動する。
いくつかの例において、シェル604は、被覆可能面608と物理的に密着して、第1及び第2の構成間で遷移させようとするユーザが外力を加えなくても、当該シェル604を適所に保持する(例えば、重力によって下方に摺動しないようにする)のに十分な摩擦が内面606と被覆可能面608との間に得られるように寸法規定されていてもよい。いくつかの例において、シェル604と被覆可能面608との間には、第1及び第2の構成間のシェル604の摺動を容易化するため、ベアリングなどが設けられていてもよい。
いくつかの例においては、シェル604がハウジング114から外れないようにする特定の構造が設けられていてもよい。例えば、シェル604の遠位端側に形成された第2の構造(例えば、内方延伸リップ)と係合して外れないようにする第1の構造(例えば、外方延伸リップ)が被覆可能面608の近位端側に存在していてもよい。
使用時、ユーザは、アダプタ206cを操作することにより、第1の動作構成と第2の動作構成との間で遷移させる。
上述の複数の消耗品の中には、異なる幅の消耗品が存在し得る。複数の消耗品におけるすべての消耗品が同じ幅を有するとは限らない。
上述の通り、図3Aは、複数の消耗品のうちの第1の消耗品300の一例と、複数の消耗品のうちの第2の消耗品302の一例と、を示している。第1の消耗品300は、第2の消耗品302の第2の長さよりも小さな第1の長さを有する。言い換えると、第2の消耗品302は、第1の消耗品300よりも長い。
アダプタ206cは、第1の保持要素610及び第2の保持要素612を備える。第1の保持要素610は、第1の初期サイズの第1の弾性開口を含む。第2の保持要素612は、第1の初期サイズよりも小さな第2の初期サイズの第2の弾性開口を含む。言い換えると、第1の弾性開口は、第2の弾性開口よりも大きい。弾性開口は、第1の消耗品300及び第2の消耗品302を適所に収容及び保持することが意図される。
図6Aの例において、アダプタ206cは、当該アダプタ206cの近位端から遠位端204の方向に伸びたカラム要素614を備える。カラム要素614は、中空である。第1の保持要素610及び第2の保持要素612は、中空のカラム要素614の内側に配置されている。カラム要素614は、挿入開口602ひいては加熱チャンバ102と位置合わせされている。カラム要素614は、加熱チャンバ102への進入チャネルとして機能する。
図6Aの例において、カラム要素614は、アダプタ206cが第2の構成の場合、加熱チャンバ102に通じる開口616に一部が延入している。アダプタ206cが被覆可能面608に沿って下方に摺動すると、カラム要素614がさらに、加熱チャンバ102に通じる開口616へと入り込む。
図6Aの例においては、消耗品が(アダプタ206cの挿入開口602に挿入された後、加熱チャンバ102に通じる開口616に挿入されることにより)加熱チャンバ102に挿入された場合に、第1の保持要素610の第1の弾性開口及び第2の保持要素612の第2の弾性開口も通過するように、第1の保持要素610及び第2の保持要素612の両者が加熱チャンバ102と位置合わせされている。
上述の通り、本例において、第1の弾性開口は、第2の弾性開口よりも大きい。第1の弾性開口は主として、第1の消耗品300を適所に収容及び保持することが意図される。第1の弾性開口の第1のサイズは、第1の消耗品300の幅よりも小さい。第1の弾性開口は、第1のサイズとなるように付勢されている。第1の消耗品300が挿入されると、第1の弾性開口のサイズが大きくなって第1の消耗品300を収容する。ただし、第1の弾性開口は、その付勢により、第1の消耗品300側への押し込みによって、これを適所に保持する。
同様に、第2の弾性開口は主として、第2の消耗品302を適所に収容及び保持することが意図される。第2の弾性開口の第2のサイズは、第2の消耗品302の幅よりも小さい。第2の弾性開口は、第2のサイズに戻るように付勢されている。第2の消耗品302が挿入されると、第2の弾性開口のサイズが大きくなって第2の消耗品302を収容する。ただし、第2の弾性開口は、その付勢により、第2の消耗品302側への押し込みによって、これを適所に保持する。
例えば、弾性開口は、各弾性開口に対応する間隙が間に形成された各弾性アームにより規定されていてもよい。弾性アームは、各幅の消耗品を適所に収容及び保持するように付勢された位置から離れる方向に撓むようになっていてもよい。図6Aの例において、第1の保持要素610及び第2の保持要素612はいずれも、加熱チャンバ102と位置合わせされている。したがって、加熱チャンバ102に受容された消耗品が第1の保持要素610及び第2の保持要素612の両者を通過する。
第1の弾性開口は、当該第1の弾性開口の付勢に対して、当該第1の弾性開口のサイズが第1の初期サイズよりも大きくなり得るように構成され、第2の弾性開口は、当該第2の弾性開口の付勢に対して、当該第2の弾性開口のサイズが第1の初期サイズよりも大きくなり得るように構成されている。少なくとも第2の弾性開口は、当該第2の弾性開口の付勢に対して、当該第2の弾性開口のサイズが第2の初期サイズよりも大きくなり得るように構成されている。
第1の消耗品300が挿入開口602に挿入された場合には、第1の保持要素610及び第2の保持要素612の両者によって適所に収容及び保持されるように、第1の弾性開口のサイズ及び第2の弾性開口のサイズが第1のサイズ(第1の弾性開口の初期サイズであって、第1の消耗品300の幅よりも小さい)よりも大きくなる。
図6Bは、実施例3に係る、第1の消耗品300が挿入されたデバイス100の側断面の模式斜視図並びに第1の保持要素610及び第2の保持要素612により保持された第1の消耗品300の拡大図である。図6Cは、実施例3に係る、第1の消耗品300が挿入されたデバイス100の模式側断面図である。図6B及び図6Cの例において、アダプタ206cは、デバイス100と第1の構成である。
(図の配向に関して)下向きの矢印から、アダプタ206cが下方(遠位端204の方向)に摺動することで第1の動作構成となることが分かる。実施例3のデバイス100は、第1及び第2の消耗品を挿入し得る深さを規定するストッパ要素618を加熱チャンバ内に有していてもよい。いくつかの例において、ストッパ要素618は、加熱チャンバ102内の特定の点よりも深く消耗品が挿入されないようにし得る。例えば、ストッパ要素618は、消耗品の遠位端204から所与の距離において、当該消耗品の長さ及び/又は幅に関わらず、遠位端がそれ以上動かないにようにし得る。いくつかの例において、ストッパ要素618は、(例えば、薄い消耗品ほど大きく動けるようにする段差状構造等を有することにより)消耗品の遠位端204から様々な距離で、当該消耗品の物理的寸法に応じて遠位端がそれ以上動かないようにする構成であってもよい。いずれの場合も、実施例3のアダプタ206cは、必要に応じて第2の消耗品302の追加の長さを補償して、より短い第1の消耗品300と同様に、実質的に第1の量だけ突き出るようにする。以下の議論は、消耗品の遠位端204から所与の距離において、当該消耗品の長さ及び/又は幅に関わらず、遠位端がそれ以上動かないにようにするストッパ要素618を背景とする。
第1の構成において、第1の消耗品300は、消耗品ストッパ要素618が規定するような深さまで、加熱チャンバ102に挿入される。ハウジング114に対するアダプタ206cの位置によって、近位端202から突き出る所与の消耗品の量が規定される。図6B及び図6Cの例においては、第1の消耗品300の遠位端が消耗品ストッパ要素618に当接しており、アダプタ206cが第1の構成であるため、第1の消耗品300が実質的に第1の量620だけ近位端202から突き出る。
第2の消耗品302が挿入開口602に挿入された場合には、少なくとも第2の保持要素612によって適所に収容及び保持されるように、少なくとも第2の弾性開口のサイズが大きくなる。いくつかの例において、第2の消耗品302の幅は、第1の弾性開口の第1のサイズより小さくてもよい。この場合、第2の消耗品302は、第1の保持要素610及び第2の保持要素612の両者を通過するものの、第2の保持要素612のみによって適所に保持される。このような例において、第2の消耗品は、第2の弾力開口のサイズを増大させ、第2の弾力開口の付勢による保持に十分な幅しかないためである。
いくつかの例において、第2の消耗品302の幅は、第1のサイズ及び第2のサイズの両者より大きくてもよい。このような場合、第2の消耗品302は、第1の弾性開口及び第2の弾性開口の両者のサイズを増大させ、第1の保持要素610及び第2の保持要素612の両者によって保持される。
第1の保持要素610及び第2の保持要素612はいずれも、中心加熱チャンバ102と位置合わせされている。したがって、第1の消耗品300及び第2の消耗品302は、それぞれの幅に関わらず、使用のためデバイス100に挿入された場合に、加熱チャンバ内で中心が位置合わせされるように保持可能である。
図6Dは、実施例3に係る、第2の消耗品302が挿入されたデバイス100の側断面の模式斜視図並びに少なくとも第2の保持要素612により保持された第2の消耗品302の拡大図である。図6Eは、実施例3に係る、第2の消耗品302が挿入されたデバイス100の模式側断面図である。図6D及び図6Eの例において、アダプタ206cは、デバイス100と第2の構成である。図6D及び図6Eの例において、アダプタ206cは、デバイス100と第2の構成である。
第2の構成において、第2の消耗品302は、ストッパ要素618が規定するような深さまで、加熱チャンバ102に挿入される。ハウジング114に対するアダプタ206cの位置によって、近位端202から突き出る所与の消耗品の量が規定される。図6D及び図6Eの例においては、第2の消耗品302の遠位端がストッパ要素618に当接しており、アダプタ206cが第2の構成であるため、第2の消耗品302が実質的に第1の量620だけ近位端202から突き出る。
図6Fは、アダプタ206cを備えたデバイス100の模式斜視図である。図6F中の矢印は、アダプタ206cが被覆可能面608に沿って摺動することにより、第1及び第2の動作構成間で遷移する様子を示している。
図6Aを再び参照して、ストッパ要素618は、ガイド構造622を備えていてもよい。ガイド構造622は、消耗品が加熱チャンバ102の長さ全体にわたって実質的に中心が位置合わせされるように、挿入された消耗品の遠位端を配置するように構成されていてもよい。例えば、ガイド構造622は、狭幅の第2の消耗品302の遠位端のガイドにより加熱チャンバ102内で中心が位置合わせされるように、テーパの断面が遠位端204に向かって小さくなるテーパ状領域を含んでいてもよい。
また、図6Aの例において、デバイス100は、遠位端204側に設けられた底部カバー624を備える。底部カバー624は、図6Gの模式斜視図に示すように、ストッパ要素618を取り外すのに用いられ、加熱チャンバ102の洗浄を可能にするものであってもよい。
いくつかの例において、アダプタ206cは、第2の長さの第2の消耗品が使用のためデバイス100に挿入された場合に、実質的に第1の量620だけ近位端202から突き出るようにデバイス100で設定されている場合、補助加熱スイッチ(図6A~図6Gには示さず)をオン状態に保持するように構成されている。上述の通り、デバイス100は、加熱構成体104を備える。加熱構成体104は、加熱チャンバ102に沿った各部に対して実質的に熱を供給する異なる加熱部を備えていてもよい。例えば、加熱構成体104は、加熱チャンバ102の各部に対して実質的に熱を供給する2つ以上の加熱部を備える。アダプタは、第2の動作構成である場合、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、第1の動作構成においては起動されない2つ以上の加熱部のうちの少なくとも1つを起動して、熱を供給するように構成されている。補助加熱スイッチは、オン状態の場合、特定の加熱部を起動可能とし得る。
例えば、第2の消耗品302は、第1の消耗品300と比較して、エアロゾル化可能材料の存在する長さが大きくてもよい。第2の消耗品302中の加熱されるエアロゾル化可能材料の量を最大化するため、加熱部の起動により、熱が供給されるチャンバに沿った長さを大きくするようにしてもよい。
図6C及び図6Eの例においては、第1の加熱部626及び第2の加熱部628を示している。本例においては、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、第2の加熱部628を起動可能となる。例えば、補助加熱スイッチをオン位置に保持することによって、電源106から第2の加熱部628に電力を送達可能となり得る。第2の加熱部を起動すると、熱が供給される加熱チャンバ102に沿った長さが大きくなる。第2の消耗品302の使用の場合は、これによって、エアロゾル化可能材料が直接加熱される第2の消耗品302の長さを大きくすることができる。
図6Cの例においては、アダプタ206cが第1の構成であり、補助加熱スイッチがオン状態に保持されておらず、第1の加熱部626のみが起動される。一方、図6Eの例においては、アダプタ206cが第2の構成で、補助加熱スイッチがオン状態に保持されており、第1の加熱部626及び第2の加熱部628の両者の起動によって熱が生成される。
図6A~図6Gの具体例において、加熱構成体104は、誘導加熱用のインダクタコイルを備える。(例えば、挿入された消耗品を囲む)デバイス100の一部及び/又はデバイス100での使用が意図された消耗品の一部として、サセプタが提供されるようになっていてもよい。本例において、第2の加熱部628は、第1の加熱部626とは別に変動電流が供給されるコイルであってもよい。補助加熱スイッチに関連する例において、補助加熱スイッチがオン状態に保持されている場合には、第2の加熱部628のコイルだけに変動電流を供給可能である。
補助加熱スイッチは、例えばハウジング114に設けられた押下可能ボタンの形態であってもよい。例えば、アダプタ206cは、第2の動作構成の場合に、押下可能ボタンを押して、補助加熱スイッチをオン状態に保持する。いくつかの例において、アダプタ206cは、第2の動作構成の場合に補助加熱スイッチをオン状態に保持するための回路を完成する導電性材料を含んでいてもよい。アダプタ206cが第2の構成の場合に、補助加熱スイッチをオン状態に保持する様々な異なる機構が存在していてもよいが、これらの機構は、いくつかの説明例に過ぎない。
実施例3のアダプタ206cを備えたデバイス100は、第1の幅のエアロゾル生成材料を含む第1の消耗品及び第1の幅より小さな第2の幅のエアロゾル生成材料を含む第2の消耗品とともに、不燃性エアロゾル供給システムとして設けられていてもよい。これらの例において、第1の消耗品が挿入開口に挿入された場合は、第1の保持要素及び第2の保持要素の両者によって適所に収容及び保持されるように、第1の弾性開口のサイズ及び第2の弾性開口のサイズが第1の初期サイズよりも大きくなる。また、第2の消耗品が挿入開口に挿入された場合は、少なくとも第2の保持要素によって適所に収容及び保持されるように、少なくとも第2の弾性開口のサイズが第2の初期サイズよりも大きくなる。
実施例1~3のいずれかに係るアダプタを備えたデバイス100は、第1の長さのエアロゾル生成材料を含む第1の消耗品及び第1の長さより大きな第2の長さのエアロゾル生成材料を含む第2の消耗品とともに、不燃性エアロゾル供給システムとして設けられていてもよい。
上記例は、本発明の説明に役立つ実例として理解されるものとする。本発明の他の例も考えられる。任意の一例に関して記載の任意の特徴は、単独又は他の記載特徴との組み合わせで使用可能であり、また、例のその他いずれか又はその任意の組み合わせの1つ又は複数の特徴との組み合わせで使用可能であることが了解されるものとする。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲に規定の上述していない同等物及び改良も採用可能である。

Claims (13)

  1. 消耗品に含まれるエアロゾル生成材料からエアロゾルを生成する不燃性エアロゾル供給デバイスであって、
    前記消耗品を受容するレセプタクルと、
    使用のため前記レセプタクルに受容された場合に、前記レセプタクルに個別に受容可能な異なる長さの複数の消耗品がそれぞれ、実質的に等しい量だけ当該不燃性エアロゾル供給デバイスから突き出るように前記レセプタクルの有効長を変化させることによって、当該不燃性エアロゾル供給デバイスを適応させるように構成されたアダプタと、
    を備えた、不燃性エアロゾル供給デバイス。
  2. 当該不燃性エアロゾル供給デバイスが、ハウジングを備え、
    前記アダプタが、当該不燃性エアロゾル供給デバイスの前記ハウジングに対して、第1の動作構成又は第2の動作構成を採用するように構成可能であり、
    前記アダプタの前記第1の構成における前記レセプタクルの前記有効長が、前記アダプタの前記第2の構成における前記レセプタクルの前記有効長よりも小さい、請求項1に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  3. 前記アダプタが、使用時、当該不燃性エアロゾル供給デバイスにより供給されるエアロゾルをユーザが吸引する場合に、ユーザの口に最も近い当該不燃性エアロゾル生成デバイスの端部である当該不燃性エアロゾル供給デバイスの近位端に対して回動可能に取り付けられ、
    前記アダプタが、当該不燃性エアロゾル供給デバイスの前記ハウジングに対して回動することにより、前記第1の動作構成と前記第2の動作構成との間で遷移する、請求項2に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  4. 前記アダプタが、第1の開口及び第2の開口を含み、
    前記第1の動作構成においては、前記第1の開口が前記レセプタクルと位置合わせされ、
    前記第2の動作構成においては、前記第2の開口が前記レセプタクルと位置合わせされ、
    前記第2の開口が、前記レセプタクルと位置合わせされた場合に、前記レセプタクルから前記近位端に向かって、前記第1の開口よりも大きな距離で始まるように形成された、請求項3に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  5. 前記第1の開口が、前記第1の構成において、前記レセプタクルと中心が位置合わせされるように配置され、
    前記第2の開口が、前記第2の構成において、前記レセプタクルと中心が位置合わせされるように配置され、
    前記第1の開口が、第1の内径を有し、前記第2の開口が、前記第1の内径と異なる第2の内径を有する、請求項4に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  6. 前記アダプタが、使用時、当該不燃性エアロゾル供給デバイスにより供給されるエアロゾルをユーザが吸引する場合に、ユーザの口に最も近い当該不燃性エアロゾル生成デバイスの端部である当該不燃性エアロゾル供給デバイスの近位端に対して摺動可能に取り付けられ、
    前記アダプタが、当該不燃性エアロゾル供給デバイスの前記ハウジングに対して摺動することにより、前記第1の動作構成と前記第2の動作構成との間で遷移するように構成された、請求項2に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  7. 前記アダプタが、前記レセプタクルと位置合わせされた挿入開口を含み、
    前記挿入開口が、前記第2の動作構成よりも前記第1の動作構成において、前記レセプタクルの近くに配置された、請求項6に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  8. 前記アダプタが、第1の保持要素及び第2の保持要素を備え、
    前記第1の保持要素が、第1の初期サイズの第1の弾性開口を含み、
    前記第2の保持要素が、前記第1の初期サイズよりも小さな第2の初期サイズの第2の弾性開口を含み、
    前記第1の弾性開口が、当該第1の弾性開口の付勢に対して、当該第1の弾性開口のサイズが前記第1の初期サイズよりも大きくなり得るように構成され、前記第2の弾性開口が、当該第2の弾性開口の付勢に対して、当該第2の弾性開口のサイズが前記第1の初期サイズよりも大きくなり得るように構成され、
    少なくとも前記第2の弾性開口が、当該第2の弾性開口の前記付勢に対して、当該第2の弾性開口のサイズが前記第2の初期サイズよりも大きくなり得るように構成された、請求項7に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  9. 前記アダプタが、使用時、当該不燃性エアロゾル供給デバイスにより供給されるエアロゾルをユーザが吸引する場合に、ユーザの口に最も近い当該不燃性エアロゾル生成デバイスの端部である当該不燃性エアロゾル供給デバイスの近位端に設置されるように構成され、前記アダプタが、当該不燃性エアロゾル供給デバイスの前記近位端から取り外し可能であり、
    前記第1の動作構成において、前記アダプタが、前記近位端に設置されず、
    前記第2の動作構成において、前記アダプタが、前記近位端に設置される、請求項2に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  10. 前記アダプタが、前記レセプタクルへと中心が位置合わせされた挿入開口を規定するように、寸法規定されると共に、前記近位端に設置された場合に前記レセプタクルに対して配置される、請求項9に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  11. 当該不燃性エアロゾル供給デバイスが、前記レセプタクルに受容された消耗品中の前記エアロゾル生成材料を加熱する加熱構成体を備え、前記加熱構成体が、前記レセプタクルの各部に対して実質的に熱を供給する2つ以上の加熱部を備え、
    前記アダプタが、前記第2の動作構成である場合に、補助加熱スイッチをオン状態に保持することにより、前記第1の動作構成においては起動されない前記2つ以上の加熱部のうちの少なくとも1つを起動して、熱を供給するように構成された、請求項2~10のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給デバイス。
  12. 請求項8に記載の不燃性エアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を含み、第1の幅を有する第1の消耗品と、
    エアロゾル生成材料を含み、前記第1の幅よりも小さな第2の幅を有する第2の消耗品と、
    を備えた不燃性エアロゾル供給システムであって、
    前記第1の消耗品が前記挿入開口に挿入された場合に、前記第1の消耗品が前記第1の保持要素及び前記第2の保持要素の両者によって所定の位置に収容及び保持されるように、前記第1の弾性開口のサイズ及び前記第2の弾性開口のサイズが、前記第1の初期サイズよりも大きくなり、
    前記第2の消耗品が前記挿入開口に挿入された場合に、前記第2の消耗品が少なくとも前記第2の保持要素によって所定の位置に収容及び保持されるように、少なくとも前記第2の弾性開口のサイズが、前記第2の初期サイズよりも大きくなる、不燃性エアロゾル供給システム。
  13. 請求項1~12のいずれか一項に記載の不燃性エアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を含み、第1の長さを有する第1の消耗品と、
    エアロゾル生成材料を含み、前記第1の長さよりも大きな第2の長さを有する第2の消耗品と、
    を備えた不燃性エアロゾル供給システム。
JP2023545797A 2021-02-03 2022-02-01 不燃性エアロゾル供給デバイス Pending JP2024504775A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB2101474.1 2021-02-03
GBGB2101474.1A GB202101474D0 (en) 2021-02-03 2021-02-03 Non-combustible aerosol provision device
PCT/EP2022/052368 WO2022167429A1 (en) 2021-02-03 2022-02-01 Non-combustible aerosol provision device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024504775A true JP2024504775A (ja) 2024-02-01

Family

ID=74865422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023545797A Pending JP2024504775A (ja) 2021-02-03 2022-02-01 不燃性エアロゾル供給デバイス

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20240081399A1 (ja)
EP (1) EP4287868A1 (ja)
JP (1) JP2024504775A (ja)
KR (1) KR20230129459A (ja)
CN (1) CN117202804A (ja)
BR (1) BR112023015043A2 (ja)
GB (1) GB202101474D0 (ja)
WO (1) WO2022167429A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2732766C2 (ru) * 2016-05-31 2020-09-22 Филип Моррис Продактс С.А. Система, генерирующая аэрозоль, содержащая нагреваемое изделие, генерирующее аэрозоль
US10758686B2 (en) * 2017-01-31 2020-09-01 Altria Client Services Llc Aerosol-generating device and aerosol-generating system
KR102573471B1 (ko) * 2017-07-21 2023-09-01 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 가열을 위한 나선형 이동을 갖는 에어로졸 발생 장치
CN112236047A (zh) * 2018-06-07 2021-01-15 菲利普莫里斯生产公司 气溶胶生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20240081399A1 (en) 2024-03-14
EP4287868A1 (en) 2023-12-13
GB202101474D0 (en) 2021-03-17
WO2022167429A1 (en) 2022-08-11
KR20230129459A (ko) 2023-09-08
CN117202804A (zh) 2023-12-08
BR112023015043A2 (pt) 2023-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7271505B2 (ja) 取り外し可能なサセプタを有するエアロゾル発生装置
US20220304376A1 (en) Aerosol generating device with securing means
JP6878684B2 (ja) 着脱自在で挿入可能な加熱区画を有するエアロゾル発生装置
EP3426078B1 (en) Accessory configured to charge an aerosol delivery device and related method
JP7074818B2 (ja) 喫煙材加熱装置
RU2747619C1 (ru) Системы предоставления аэрозоля
CN112040797B (zh) 可充电电子烟
KR102592418B1 (ko) 재충진식 에어로졸 발생 물품과 에어로졸 발생 키트 및 시스템
KR102437884B1 (ko) 전자 담배, 및 전자 담배의 세정 방법
KR102060042B1 (ko) 내부 히터를 가진 에어로졸 발생장치
KR20220008282A (ko) 에어로졸 발생 시스템 및 에어로졸 발생 시스템용 열 출력 요소
JP2024504775A (ja) 不燃性エアロゾル供給デバイス
JP2022502014A (ja) 蒸気生成装置
CN110430771B (zh) 气溶胶生成装置
JP2024504776A (ja) 不燃性エアロゾル供給デバイス
US20240114957A1 (en) Aerosol provision device
CN220109090U (zh) 气溶胶生成装置、电源机构及雾化器
KR102666379B1 (ko) 고정 수단을 갖는 에어로졸 발생 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230925