JP2024504647A - 周波数選好の管理 - Google Patents

Abstract

本開示の実施例は、優先度構成が更新されることを可能にするように構成された装置に関連する。この装置は、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することとを実行するように構成され得る。

Description

本開示の実施例は、周波数選好（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｐｒｅｆｅｒｅｎｃｅｓ）を管理することに関連する。一部の実施例は、ニューラジオ（ＮＲ：ｎｅｗ ｒａｄｉｏ）ネットワークにおいて周波数選好を管理することに関連する。

ＮＲネットワークなどの無線通信ネットワークは、異なるエリア内で、および／または異なるネットワークスライスごとに、異なる優先度構成（ｐｒｉｏｒｉｔｙ ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎｓ）を有することができる。本開示の実施例は、これらの優先度構成の管理を提供する。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信するための手段であって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、手段と、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出するための手段と、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行するための手段とを備える装置が提供されている。

少なくとも１つの優先度構成および少なくとも１つの新しい優先度構成は、少なくとも１つの周波数優先度構成を含んでよい。

少なくとも１つの優先度構成および少なくとも１つの新しい優先度構成は、少なくとも１つのネットワークスライスの少なくとも１つの周波数優先度構成を含んでよい。

少なくとも１つの周波数優先度構成は、
少なくとも１つのネットワークスライス選好、
少なくとも１つのネットワークスライスＩＤのうちの任意の１つまたは複数を示す情報を含んでよい。

有効エリアは、１つまたは複数の装置に割り当てられてよい。

有効エリアを示す情報は、専用信号伝達において受信されてよい。

有効エリアは、１つまたは複数のセル、１つまたは複数の追跡エリア、１つまたは複数の無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ：Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ）ベース通知エリア、１つまたは複数のＲＡＮエリアのうちの少なくとも１つを含んでよい。

手段は、装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、装置が装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成を終了することを引き起こすためであってよい。

手段は、装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、タイマーＴ３２０の早期の期限切れをトリガーし、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成の終了をトリガーするためであってよい。

手段は、装置に少なくとも１つの優先度構成が割り当てられるときに、装置が、タイマーＴ３２０が開始されるのを防ぐことを引き起こすためであってよい。

有効エリアを示す情報は、少なくとも１つのネットワークスライスＩＤに関連付けられてよい。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、本明細書に記載された装置および少なくとも１つの加入者識別モジュール（ＳＩＭ：Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｍｏｄｕｌｅ）を備えているユーザ機器（ＵＥ：Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、本明細書に記載された装置を備えている携帯端末（ＭＴ：Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えている装置が提供されており、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも１つのプロセッサと共に、装置に、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを少なくとも実行させるように構成される。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを含む方法が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムが提供されており、これらのコンピュータプログラム命令は、処理回路によって実行された場合、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを引き起こす。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置の有効エリアを示す情報を収集するための手段であって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、手段と、有効エリアを示す情報を装置に送信するための手段とを備えるネットワーク装置が提供されている。

有効エリアを示す情報は、専用信号伝達を介して装置に送信されてよい。

ネットワーク装置は、ネットワーク内の異なるアクセスノードでの周波数選好およびネットワークスライス優先度を示す情報を収集するための手段と、収集された情報を使用して有効エリアを決定するための手段とを備えてよい。

ネットワーク装置は、装置が有効エリアから出たことが判定された場合に、装置への少なくとも１つの新しい優先度構成の送信を引き起こすための手段を備えてよい。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えているネットワーク装置が提供されており、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも１つのプロセッサと共に、ネットワーク装置に、装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、収集することと、有効エリアを示す情報を装置に送信することとを少なくとも実行させるように構成される。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、収集することと、有効エリアを示す情報を装置に送信することとを含む方法が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムが提供されており、これらのコンピュータプログラム命令は、処理回路によって実行された場合、装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、収集することと、有効エリアを示す情報を装置に送信することとを引き起こす。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、複数の異なるエリアに関する優先度構成情報を取得するための手段と、同じ優先度構成を有している複数のエリアを識別するための手段と、装置が、第１の優先度構成を有している第１のエリアから第２の異なる優先度構成を有している第２のエリアへ移動したことを判定するための手段と、装置の優先度構成の更新を可能にするための手段とを備えるネットワーク装置が提供されている。

複数の異なるエリアに関する優先度構成情報は、１つまたは複数のｇＮＢ、１つまたは複数の管理エンティティのうちの少なくとも１つから取得されてよい。

同じ優先度構成を有しているエリアは、追跡エリアを提供してよい。

追跡エリアは、登録エリア、ＲＡＮ通知エリアのうちの少なくとも１つを含んでよい。

ネットワーク装置は、装置からの通知に応答して、装置が第１のエリアから第２のエリアへ移動したことを判定してよい。

ネットワーク装置は、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ：Ａｃｃｅｓｓ ａｎｄ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ）であってよい。

第１のエリアから第２のエリアへ移動した装置は、アイドルのユーザ機器（ＵＥ）内で提供されてよい。

ネットワーク装置は、サービングｇＮＢであってよい。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えているネットワーク装置が提供されており、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも１つのプロセッサと共に、ネットワーク装置に、複数の異なるエリアに関する優先度構成情報を取得することと、同じ優先度構成を有している複数のエリアを識別することと、装置が、第１の優先度構成を有している第１のエリアから第２の異なる優先度構成を有している第２のエリアへ移動したことを判定することと、装置の優先度構成の更新を可能にすることとを少なくとも実行させるように構成される。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、複数の異なるエリアに関する優先度構成情報を取得することと、同じ優先度構成を有している複数のエリアを識別することと、装置が、第１の優先度構成を有している第１のエリアから第２の異なる優先度構成を有している第２のエリアへ移動したことを判定することと、装置の優先度構成の更新を可能にすることとを含む方法が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムが提供されており、これらのコンピュータプログラム命令は、処理回路によって実行された場合、複数の異なるエリアに関する優先度構成情報を取得することと、同じ優先度構成を有している複数のエリアを識別することと、装置が、第１の優先度構成を有している第１のエリアから第２の異なる優先度構成を有している第２のエリアへ移動したことを判定することと、装置の優先度構成の更新を可能にすることとを引き起こす。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成を受信するための手段と、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出するための手段と、差異を検出することに応答して、装置を接続モードに変化させ、少なくとも１つの新しい優先度構成が装置に割り当てられることを可能にするための手段とを備える装置が提供されていてよい。

この装置は、装置が少なくとも１つの優先度構成を受信したエリアの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出してよい。

この装置は、装置が少なくとも１つの優先度構成を受信した追跡エリアの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出してよい。

この装置は、装置が少なくとも１つの優先度構成を受信したセルの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出してよい。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えている装置が提供されており、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも１つのプロセッサと共に、装置に、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成を受信することと、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することと、差異を検出することに応答して、装置を接続モードに変化させ、少なくとも１つの新しい優先度構成が装置に割り当てられることを可能にすることとを少なくとも実行させるように構成される。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成を受信することと、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することと、差異を検出することに応答して、装置を接続モードに変化させ、少なくとも１つの新しい優先度構成が装置に割り当てられることを可能にすることとを含む方法が提供されている。

本開示のさまざまな、ただし必ずしもすべてではない実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムが提供されており、これらのコンピュータプログラム命令は、処理回路によって実行された場合に、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成を受信することと、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することと、差異を検出することに応答して、装置を接続モードに変化させ、少なくとも１つの新しい優先度構成が装置に割り当てられることを可能にすることとを引き起こす。

ここで、添付の図面を参照して一部の実施例が説明される。

本明細書において説明される主題の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。 本明細書において説明される主題の別の実施例を示す図である。

定義
ＡＭＦ（Ａｃｃｅｓｓ ａｎｄ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ） アクセスおよびモビリティ管理機能
ＤＬ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ） ダウンリンク
ｅＭＢＢ（ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ） 大容量高速通信
ＭＴ（Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｒｍｉｎａｌ） 携帯端末
ＮＧ（Ｎｅｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ） 次世代
ＮＧＡＰ（Ｎｅｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ） 次世代アプリケーションプロトコル
ＮＧ－ＲＡＮ（Ｎｅｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ＲＡＮ） 次世代ＲＡＮ
ＮＲ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ） ニューラジオ
ＮＳＳＡＩ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｌｉｃｅ Ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ） ネットワークスライス選択支援情報
ＰＣＩ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ ｃｅｌｌ Ｌａｙｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ） 物理セル層識別情報
ＰＬＭＮ（Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ） 公衆陸上移動網
ＲＡ（Ｒｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎ ａｒｅａ） 登録エリア
ＲＡＮ（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ） 無線アクセスネットワーク
ＲＡＴ（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ） 無線アクセス技術
ＲＮＡ（ＲＡＮ Ｂａｓｅｄ Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ） ＲＡＮベース通知エリア
ＲＮＡＵ（ＲＡＮ Ｂａｓｅｄ Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ａｒｅａ Ｕｐｄａｔｅ） ＲＡＮベース通知エリア更新
ＲＲＣ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ） 無線リソース制御
ＳＤ（Ｓｌｉｃｅ Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｏｒ） スライスディファレンシエータ
ＳＩＢ（Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋｓ） システム情報ブロック
ＳＩＭ（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｍｏｄｕｌｅ） 加入者識別モジュール
Ｓ－ＮＳＳＡＩ（Ｓｉｎｇｌｅ－Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｓｌｉｃｅ Ｓｅｌｅｃｔｉｏｎ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ） 単一ネットワークスライス選択支援情報
ＳＳＴ（Ｓｌｉｃｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｔｙｐｅ） スライスサービスタイプ
ＴＡ（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ） 追跡エリア
ＴＡＣ（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ Ｃｏｄｅ） 追跡エリアコード
ＴＡＩ（Ｔｒａｃｋｉｎｇ Ａｒｅａ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ） 追跡エリア識別情報
ＵＥ（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ） ユーザ機器
ＵＲＬＬＣ（Ｕｌｔｒａ Ｒｅｌｉａｂｌｅ ｌｏｗ Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ） 超高信頼低遅延通信
ＵＰＦ（Ｕｓｅｒ Ｐｌａｎｅ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ） ユーザプレーン機能
ＵＴＲＡＮ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ） 汎用地上波無線アクセスネットワーク
Ｘｎ－ＡＰ（Ｘｎ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ） Ｘｎアプリケーションプロトコル

図１は、終端ノード１１０、アクセスノード１２０、および１つまたは複数のコアノード１３０を含んでいる複数のネットワークノードを含むネットワーク１００の例を示している。終端ノード１１０およびアクセスノード１２０は、互いに通信する。１つまたは複数のコアノード１３０は、アクセスノード１２０と通信する。

１つまたは複数のコアノード１３０は、一部の実施例では、互いに通信することができる。１つまたは複数のアクセスノード１２０は、一部の実施例では、互いに通信することができる。

ネットワーク１００は、アクセスノード１２０によってそれぞれサービングされた複数のセル１２２を含んでいるセルラーネットワークであってよい。この実施例では、セル１２２を定義する終端ノード１１０とアクセスノード１２０の間のインターフェイスは、ワイヤレスインターフェイス１２４である。

アクセスノード１２０は、セルラー無線トランシーバを備えている。終端ノード１１０は、セルラー無線トランシーバを備えている。

示された実施例では、セルラーネットワーク１００は第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ：ｔｈｉｒｄ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ）ネットワークであり、このネットワーク内では、終端ノード１１０がユーザ機器（ＵＥ）であり、アクセスノード１２０が基地局である。

示された特定の実施例では、ネットワーク１００は、汎用地上波無線アクセスネットワーク（ＵＴＲＡＮ）である。ＵＴＲＡＮは、ＵＴＲＡＮ ＮｏｄｅＢ１２０で構成され、ＵＥ１１０に向かうＵＴＲＡのユーザプレーンプロトコルおよび制御プレーン（ＲＲＣ）プロトコルの終端を提供する。ＮｏｄｅＢ１２０は互いに相互接続され、インターフェイス１２８を用いてモビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ：Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ）１３０にも接続される。

「ユーザ機器」という用語は、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）などの、認証／暗号化などのためのスマートカードを備えているモバイル機器を指定するのに使用される。他の実施例では、「ユーザ機器」という用語は、ソフトウェアＳＩＭなどの、認証／暗号化のためにユーザ機器の一部として組み込まれた回路を備えているモバイル機器を指定するのに使用される。

ＮｏｄｅＢは、任意の適切な基地局であることができる。基地局は、アクセスノード１２０である。基地局は、ユーザ機器との間の、１つまたは複数のセル内の無線送信および受信の役割を担う無線アクセスネットワーク内のネットワーク要素であることができる。

ＵＴＲＡＮは、例えば、４Ｇまたは５Ｇネットワークであることができる。例えばＵＴＲＡＮは、ｇＮＢまたはｅＮＢをアクセスノード１２０として使用するニューラジオ（ＮＲ）ネットワークであることができる。ニューラジオは、３ＧＰＰでの５Ｇ技術の名前である。

そのようなネットワーク１００は、次世代のモバイルおよび通信ネットワーク、例えば、６Ｇネットワークを含むこともできる。

そのようなネットワーク１００は、ネットワークスライシングを使用して、同じネットワークインフラストラクチャを使用する異なるサービスをサポートすることができる。ネットワークスライシングは、特定のサービスの要件に適合するネットワークリソースの選択および割り当てを可能にする。例えば、大容量高速通信（ｅＭＢＢ）ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０に高スループットをサポートするリソースが割り当てられ得るように、高スループットを必要とする可能性が高い。超高信頼低遅延通信（ＵＲＬＬＣ）ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０に短い待ち時間をサポートするネットワークリソースが割り当てられ得るように、短い待ち時間を必要とする可能性が高い。

ネットワークスライスは、単一ネットワークスライス選択支援情報（Ｓ－ＮＳＳＡＩ）を介して一意に識別され得る。３ＧＰＰ規格は、ＵＥ１１０が同時に接続され、最大で８つまでのＳ－ＮＳＳＡＩによってサービングされることを可能にすることができ、その間に、各セルは数１０個または数１００個ものＳ－ＮＳＳＡＩをサポートすることができる。

図１Ｂは、例示的なＳ－ＮＳＳＡＩ１３１を示している。図１Ｂに示された実施例では、Ｓ－ＮＳＳＡＩ１３１は、スライスサービスタイプ（ＳＳＴ）フィールド１３３およびスライスディファレンシエータ（ＳＤ）フィールド１３５を含んでいる。図１Ｂに示された実施例では、Ｓ－ＮＳＳＡＩ１３１は、３２ビットの全長を有し、ＳＳＴフィールド１３３が８ビットを含み、ＳＤフィールド１３５が２４ビットを含む。他の例では、Ｓ－ＮＳＳＡＩ１３１はＳＳＴフィールド１３３だけを含むことができる。そのような場合、Ｓ－ＮＳＳＡＩ１３１の長さは８ビットのみになる。

ＳＳＴフィールド１３３は、標準化された値または標準化されていない値を含むことができる。標準化された値は、０～１２７を含むことができる。例えば、１のＳＳＴフィールド１３３の値は、ネットワークスライスが５Ｇ ｅＭＢＢの処理に適していることを示すことができ、一方、２のＳＳＴフィールド１３３の値は、ネットワークスライスがＵＲＬＬＣの処理に適していることを示すことができる。ＳＤフィールド１３５は、定義された演算子であることができる。

隣接するセル１２２間のモビリティを可能にするために、接続モードでないＵＥ１１０は、セル再選択手順を使用する。接続モードでないＵＥ１１０は、アイドルモードまたは非活動モードになることができる。セル再選択手順の目的は、アイドルモードのＵＥ１１０または非活動モードのＵＥ１１０が常に最も適切なセル１２２にキャンプオンされることを保証することである。ネットワークは、異なるシステム情報ブロック（ＳＩＢ）内の個別のセルのブロードキャスト情報を調整することによって、セル再選択手順に影響を与えることができる。これらのＳＩＢは、複数の構成パラメータを含むことができ、ＵＥ１１０は、これらの構成パラメータを使用して、現在キャンプオンされているセル１２２および隣接するセル１２２の無線品質を評価することができる。ＵＥ１１０は、これらの評価を使用して、例えばＵＥが異なるセル１２２間を移動するときに、キャンプオンされているセル１２２を切り替えることができる。一部の実施例では、ＵＥ１１０は、同一周波数内の再選択を使用することができる。同一周波数内の再選択は、セル１２２のランク付けに基づく。一部の実施例では、ＵＥ１１０は、周波数間の再選択を使用することができる。周波数間の再選択は、ＵＥ１１０が使用可能な最高の優先度の周波数にキャンプオンしようとする、絶対優先度に基づく。

優先度構成は、異なるＮＲ周波数またはＲＡＴ間周波数の優先度を示すことができる。一部の実施例では、優先度構成は、システム情報を使用してＵＥ１１０に提供され得る。一部の実施例では、優先度構成は、専用信号伝達において、例えばＲＲＣＲｅｌｅａｓｅメッセージ内で、ＵＥ１１０に提供され得る。優先度構成がシステム情報において提供される実施例では、ＮＲ周波数またはＲＡＴ間周波数がフィールドｃｅｌｌＲｅｓｅｌｅｃｔｉｏｎＰｒｉｏｒｉｔｙ内でリストされ得る。優先度構成が専用信号伝達において提供される実施例では、ＵＥ１１０は、システム情報において与えられる優先度構成の代わりに、専用信号伝達において与えられる優先度構成を使用するように構成される。専用信号伝達において与えられる優先度構成は、既定の期間の間、有効なままであることができる。優先度構成は、Ｔ３２０などの時間の期限切れまで有効なままであることができる。

本開示の実施例は、ネットワークスライスが考慮されることを可能にする方法で、優先度構成が処理されることを可能にする。例えば実施例は、異なるセル１２２内の異なるネットワークスライスが考慮されることを可能にすることができる。

ネットワーク１００は、１つまたは複数の追跡エリア（ＴＡ）を含むことができる。ＴＡは、１つまたは複数のセルを含むことができる。追跡エリア識別情報（ＴＡＩ）は、ＴＡを識別するために使用され得る。ＴＡＩは、ＴＡが属しているＰＬＭＮ識別情報、およびＴＡのＴＡＣ（追跡エリアコード）から構築され得る。登録エリア（ＲＡ）は、ＵＥ１１０の視点からの同じネットワークスライスをサポートするＴＡを含む。ＵＥ１１０がネットワーク１００に登録するときに、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０がアクセスする必要があることがあるネットワークスライスを示すことができる。ネットワークスライスは、Ｓ－ＮＳＳＡＩ１３１を使用して識別され得る。

ＵＥ１１０がネットワークスライスを示すときに、コアノード１３０は、ＵＥ１１０のプロファイルおよびサブスクリプションデータを分析し、ＵＥ１１０がアクセスすることができるネットワークスライスのリストを検証するように構成され得る。次に、コアノード１３０は、許可されたネットワークスライスのリストをＵＥ１１０、例えば、５Ｇネットワーク内のＡＭＦに送信することができる。許可されたネットワークスライスのリストは、許可されたネットワークスライス選択支援情報（ＮＳＳＡＩ）においてＵＥ１１０に送信され得る。

許可されたネットワークスライスは、ＵＥ１１０によって要求されたネットワークスライスと異なることができる。一部の実施例では、許可されたネットワークスライスは、ＵＥ１１０によって要求されたネットワークスライスのサブセットを含むことができる。許可されたネットワークスライスと要求されたネットワークスライスの間の差異は、ＵＥ１１０が要求されたネットワークスライスのうちの１つまたは複数にアクセスできないことがあるため、またはネットワークスライスが、要求が行われたときにＵＥ１１０が位置していたＴＡ内でサポートされていないためである可能性がある。

１つまたは複数のネットワークスライスが許容される場合、コアノード１３０は、ＵＥ１１０の登録エリア（ＲＡ）を構成する。ＲＡは、ＵＥ１１０に対して許容されていたネットワークスライスがサポートされているＴＡを含む。コアノード１３０は、登録要求から、ＵＥ１１０の現在のＴＡを知る。コアノード１３０は、隣接するＴＡによってサポートされているネットワークスライスを知ることもできる。したがって、コアノード１３０は、この情報を使用して、ＵＥ１１０が要求を行ったＴＡと同じネットワークスライスのサポートを提供する、ＵＥ１１０に関するＴＡのリストを構成することができる。

アイドルのＵＥ１１０が、ＲＡ内に含まれているＴＡの外側へ移動するときに、ＵＥ１１０は登録エリア更新を実行する。ＵＥ１１０が登録エリア更新を実行するときに、コアネットワークは、ＵＥ１１０によって要求されたネットワークスライスを再評価し、場合によっては新しい登録エリアを構成することができる。

コアノード１３０は、ＲＡに関してアイドルのＵＥ１１０の位置を知る。サービス要求がネットワーク１００によって生じる場合、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ）が、ＲＡのＴＡに属しているｇＮＢ１２０をページングする。ＡＭＦは、異なるページングポリシーを適用するように構成され得る。例えば、場合によっては、ＡＭＦは、ＲＡの一部のみをページングすることができる。ページングされるＲＡの一部は、ＵＥ１１０がＲＡ更新を行った最後のＴＡに基づくことができる。したがって、より多くのＲＡ更新を必要とするが、より少ないページング信号伝達を必要とする小さいＲＡと比較して、大きいＲＡは、より少ないＲＡ更新を必要とするが、より多くのページング信号伝達を必要とする。より小さいＲＡは、ＵＥ１１０により素早く達することを可能にすることもあり、そのため、遅延制約のあるサービスなどの特定のサービスにとって好ましいことがある。したがって、大きいカバレッジエリアを伴うネットワークスライスに属するＵＥは、このスライスがサポートされているＴＡのすべてではなく、ＴＡのサブセットのみを含んでいるＲＡを使用して構成され得る。このサブセットは、ＵＥ１１０の現在のＴＡに基づくことができる。

ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態である場合、ＵＥ１１０はＣＭ－ＣＯＮＮＥＣＴＥＤにとどまり、ＮＧ－ＲＡＮに通知することなく、ＲＡＮベース通知エリアなどの、ＮＧ－ＲＡＮによって構成されたエリア内を移動することができる。ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態である場合、最後のサービングｇＮＢ１２０は、ＵＥ１１０のコンテキスト、ならびにサービングＡＭＦおよびＵＰＦとのＵＥに関連するＮＧ接続を維持する。ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥである間に、最後のサービングｇＮＢ１２０が、ＡＭＦからのＵＰＦまたはＤＬ ＵＥに関連する信号伝達からＤＬデータを受信する場合（ＵＥ１１０のコンテキスト解放コマンドメッセージを除く）、ｇＮＢ１２０は、ＲＡＮベース通知エリアに対応するセル１２２内でページングし、ＲＡＮベース通知エリアが隣接するｇＮＢ１２０のセルを含んでいる場合に、ＸｎＡＰ ＲＡＮページングを隣接するｇＮＢ１２０に送信することができる。したがって、ＮＧ－ＲＡＮは、構成されたＲＡＮベース通知エリア（ＲＮＡ）に関して、ＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥであるＵＥ１１０の位置を知る。加えて、ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥに移行するときに、ＮＧ－ＲＡＮノードは、周期的なＲＡＮベース通知エリア更新タイマーの値を使用してＵＥ１１０を構成することができる。ＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態にあるＵＥ１１０は、構成されたＲＡＮベース通知エリアから出るときに、ＲＡＮベース通知エリア更新（ＲＮＡＵ）手順を開始することができる。ＲＡＮは、コアノード１３０によって提供されたＲＡ内の１つまたは複数のセルをカバーすることができる。ＲＡＮは、異なる方法で構成されることが可能であり、例えば、ＵＥ１１０に１つまたは複数のセルの明示的なリストが提供され得るか、またはＵＥ１１０に１つまたは複数のＲＡＮエリアのリストが提供され得る。ＲＡＮエリアは、ＲＡＮエリアＩＤを介して識別されることが可能であり、ＴＡのサブセットであるか、またはＴＡに等しくなることができる。セルは、システム情報において１つまたは複数のＲＡＮエリアＩＤをブロードキャストすることができる。

隣接するｇＮＢ１２０は、Ｘｎ設定およびＮＧ－ＲＡＮノード構成更新手順の間に、Ｘｎインターフェイスを経由して、各ＴＡに関するスライスサポート情報を交換することができる。

図１Ａに示されているネットワークなどのネットワーク１００内で、オペレータは、異なるネットワークスライスに関して、および／または異なるエリア内で、異なる優先度構成を要求することができる。しかし、専用の優先度構成が構成されている場合、その優先度構成が、ブロードキャストされた優先度を常に上書きする。この上書きは、特定の時間（Ｔ３２０）有効であり、この時間の経過後に、専用の優先度が有効性を失う。

この問題が図２に示されており、異なる位置における異なるネットワークスライスに対して、異なる周波数優先度構成が必要とされている。図２に示された実施例は、第１の位置２０１および第２の位置２０３を含んでいる。第１の位置２０１は、ＴＡ１およびＴＡ２という２つのＴＡを含んでいる。ネットワークスライス１およびネットワークスライス２は、第１のＴＡ２内で使用されることが可能であり、ネットワークスライス１は、第２のＴＡ２内で使用されることが可能である。第２の位置は、ネットワークスライス１が使用される単一のＴＡ３を含んでいる。これが例として示されており、本開示の他の実施例では、位置、ＴＡ、およびネットワークスライスの他の配置が使用され得ることが理解されるべきである。

第１の位置２０１では、ネットワークスライス１には第１の周波数Ｆ１が好ましく、ネットワークスライス２には第２の周波数Ｆ２が好ましい。第２の位置２０３では、ネットワークスライス１には第２の周波数Ｆ２が好ましい。この実施例では、第１の周波数Ｆ１が１．８ＧＨｚであり、第２の周波数Ｆ２が２．６ＧＨｚである。本開示の他の実施例では、他の周波数が使用され得る。

ＵＥ１１０が第１の位置２０１にあるときに、ＵＥ１１０は、ＲＲＣＲｅｌｅａｓｅメッセージなどの専用信号伝達を介して、異なるネットワークスライスの周波数選好を示す情報を取得することができる。この周波数選好は、時間Ｔ３２０の間、有効なままであり、第２の位置２０３に関してブロードキャストされたすべての情報を上書きする。その結果、第２の位置２０３の場合に、周波数選好情報が正しくなくなる。これが、正しくない周波数優先度構成が強制されることを引き起こす可能性がある。

本開示の実施例は、異なる位置で正しい周波数優先度構成が強制されることを可能にするための方法およびシステムを提供する。優先度構成は、異なるネットワークスライスに関連することが可能であり、またはネットワークスライスに依存しないことが可能である。

図３Ａは、本開示の実施例において装置によって実施され得る例示的な方法を示している。この装置は、本開示の実施例では、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）を含むＵＥ１１０または携帯端末（ＭＴ）などのデバイス内に備えられ得る。

ブロック３０１で、方法は、装置の有効エリアを示す情報を受信することを含む。有効エリアは、装置に割り当てられた優先度構成が有効であるエリアを含む。有効な優先度構成は、ネットワークによって強制される任意の構成および／またはネットワークによって受け入れられる任意の構成であることができる。有効な優先度構成は、１つまたは複数の優先度構成を含むことができる。優先度構成は、特定のエリア、特定の期間、特定のネットワークスライス、またはこれらの任意の組み合わせに有効であることができる。一部の実施例では、装置は、単一の有効エリアを示す情報を受信することができる。他の実施例では、装置は、複数の異なる有効エリアを示す情報を受信することができる。一部の実施例では、有効エリアを示す情報は、１つまたは複数のネットワークスライスに関連付けられることが可能であり、１つまたは複数のネットワークスライスＩＤとの関連付けの形態であることができる。

優先度構成は、ネットワーク１００内の特定の位置にとって好ましい周波数を示す情報を含む。一部の実施例では、優先度構成は、１つまたは複数のネットワークスライスの周波数優先度構成を含む。

優先度構成は、セル選択および／またはセル再選択情報／構成の一部として装置に提供され得る。

有効エリアは、装置または装置のグループに割り当てられた優先度構成が有効である任意のエリアを含むことができる。有効エリアは、１つまたは複数のセル、１つまたは複数の追跡エリア、１つまたは複数の無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）ベース通知エリア、１つまたは複数のＲＡＮエリアのうちの少なくとも１つを含むことができる。

有効エリアを示す情報は、専用信号伝達において受信され得る。例えば、装置は、有効エリアを示す１つまたは複数のフィールドを含んでいるＲＲＣメッセージを受信することができる。有効エリアは、任意の適切な情報を使用して示され得る。例えば、有効エリアは、有効エリア内に含まれるセル１２２のセルＩＤを示すことによって示され得る。セルＩＤは、物理セル層識別情報（ＰＣＩ）または任意の他の適切な情報を含むことができる。一部の実施例では、有効エリアは、ＴＡ ＩＤを示すことによって示され得る。ＴＡ ＩＤは、追跡エリアコード（ＴＡＣ）、追跡エリア識別情報（ＴＡＩ）、または任意の他の適切な情報を含むことができる。

一部の実施例では、有効エリアは、単一の装置に割り当てられ得る。そのような実施例では、有効エリアは単一の装置に固有である。他の実施例では、有効エリアは、複数の装置に割り当てられ得る。

有効エリアは、ネットワークスライス支援情報に基づくことができる。異なるネットワークスライスが、異なる有効エリアに関連付けられ得る。

ブロック３０３で、方法は、装置が有効エリアから出たことを検出することを含む。装置は、提供された有効エリアの外側のセルにキャンプオンしていることを検出することによって、装置が有効エリアから出たことを検出することができる。例えば、装置は、有効エリア情報において提供されたセルＩＤのリスト以外のセルＩＤを有するセルにキャンプオンしていることを検出することができる。装置は、有効エリアの優先度構成と異なる優先度構成を有するセルにキャンプオンしていることを検出することによって、装置が有効エリアから出たことを検出することができる。例えば、装置は、装置が異なる周波数選好および／またはネットワークスライス優先度を有するセルにキャンプオンしていることを検出することができる。

ＵＥ１１０が有効エリアから出たこと、またはＵＥ１１０が有効エリアから出るであろうことを検出するための他の手段が存在することができる。例えば、ＵＥ１１０は、セルの測定された信号電力が、現在キャンプオンされているセルと相対的に増加していることを検出することができる。そのような場合、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０の軌道および速度情報などの、さらに使用可能な情報を使用することができる。さらに、そのような場合、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０が有効エリアから出るであろうことを予測することができる。

装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、ブロック３０５で、方法は、新しい優先度構成を受信し、新しい優先度構成に従うことを含む。新しい優先度構成は、ブロードキャストされた優先度構成であることができる。ブロードキャストされた優先度構成は、新しいセル１２２によって送信され得る。新しい優先度構成は、ＵＥ１１０がもともと構成されるのに使用された優先度構成と異なる任意の優先度構成を含むことができる。一部の実施例では、新しい優先度構成は、元の優先度構成を置き換える置換優先度構成を含むことができる。一部の実施例では、新しい優先度構成は、元の優先度構成に追加される追加の構成を含むことができる。一部の実施例では、新しい優先度構成は、元の優先度構成の部分的置換を含むことができる。例えば、他の優先度構成が変わらないままでありながら、優先度構成の一部が更新され得る。装置によって新しい優先度構成が受信されると、装置は、新しい優先度構成を適用しなければならない。

一部の実施例では、装置は、装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、装置に割り当てられた優先度構成を終了するように構成され得る。

一部の実施例では、装置は、装置に割り当てられた優先度構成の終了をトリガーするために、装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、タイマーＴ３２０の早期の期限切れをトリガーするように構成され得る。他の実施例では、装置は、装置に優先度構成が割り当てられるときに、タイマーＴ３２０が開始されるのを防ぐように構成され得る。タイマーＴ３２０が開始されない場合、装置は、ネットワーク１００によって装置が再構成されるまで、示された有効エリア内で専用の優先度構成を適用し、そのため、装置がブロードキャストされた優先度構成を再選択することを防ぐ。

図３Ｂは、本開示の実施例において装置によって実施され得る別の例示的な方法を示している。装置は、ＳＩＭを含むＵＥ１１０またはＭＴあるいは任意の他の適切なデバイスなどのデバイス内で提供され得る。

ブロック３１１で、方法は、装置の有効エリアを示す情報を受信することを含み、ブロック３１３で、方法は、装置が有効エリアから出たことを検出することを含む。ブロック３１１および３１３は、図３Ａに関して説明されたように実行され得る。

装置が有効エリアから出たことを検出することに応答して、ブロック３１５で、方法は、接続モードへの状態変化をトリガーし、アクセスノードから新しい優先度構成を取得することを含む。一部の実施例では、状態変化は、ＵＥ１１０をＲＲＣ＿ＩＤＬＥまたはＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥからＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤに変更することができる。状態変化は、装置が新しいセルまたはネットワーク１００の他の部分から新しい優先度構成を受信することを引き起こす。

ＵＥ１１０は、ＵＥが有効エリアから出るであろうことを検出するためのさまざまな手段を有することができる。これによって、ブロック３１５で、ＵＥ１１０が状態変化を積極的にトリガーすることを可能にすることができる。

図３Ｃは、ネットワーク装置によって実施され得る例示的な方法を示している。ネットワーク装置は、ｇＮＢ、ＡＭＦ、またはネットワーク１００の任意の他の適切な部分内で提供され得る。

ブロック３２１で、方法は、装置の有効エリアを示す情報を収集することを含み、有効エリアは、装置に割り当てられた優先度構成が有効であるエリアを含む。装置は、ＵＥ１１０またはＭＴあるいは任意の他の適切なデバイス内に備えられ得る。方法は、ネットワーク内の異なるアクセスノードでの周波数選好およびネットワークスライス優先度を示す情報を収集することと、収集された情報を使用して有効エリアを決定することとを含むことができる。収集された情報は、１つまたは複数の周波数選好および／または１つまたは複数のネットワークスライス優先度を示すことができる。

情報の収集は、ネットワーク装置に、異なる隣接するＲＡＮノードの現在の優先度構成に関する最新の情報を提供する。次に、それに応じてネットワーク装置は、この最新の情報を使用して、ＵＥの登録エリア（ＲＡ）、ＲＡＮ通知エリア（ＲＮＡ）、またはネットワークスライス選好を構成することができる。

情報を収集するために、ネットワーク１００によってさまざまな方法が使用され得る。一部の実施例では、ｇＮＢなどのアクセスノード１２０は、アクセスノード１２０のセル１２２および／またはＴＡに関する周波数優先度およびネットワークスライス選好情報などの情報を直接交換することができる。情報の直接的な交換は、ｇＮＢ間のインターフェイスを経由して実行され得る。インターフェイスは、５ＧＳにおけるＸｎインターフェイスまたは任意の他の適切なインターフェイスであることができる。

他の実施例では、ｇＮＢなどのアクセスノード１２０は、アクセスノード１２０のセルおよび／またはＴＡの周波数優先度およびスライス選好情報をコアネットワークと交換する。情報の直接的な交換は、５ＧＳにおけるＮＧインターフェイスを経由して、ＡＭＦとの間で実行され得る。その後、ＡＭＦは、この情報を他の関連するｇＮＢに提供することができる。関連するｇＮＢは、隣接するｇＮＢであることができる。

他の実施例では、周波数／スライス選好は、運用、管理、保守（ＯＡＭ：Ｏｐｅｒａｔｉｏｎａｌ Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎ Ｍａｉｎｔｅｎａｎｃｅ）などの管理プレーンエンティティによって読み取られるか、または管理プレーンエンティティに報告されるか、あるいはＯＡＭによって構成されることが可能である、ｇＮＢ／セル構成パラメータであることができる。ＯＡＭは、この情報を、ＲＡＮ内の他の関連する要素（ｇＮＢなど）およびコアネットワーク内の他の関連する要素（ＡＭＦなど）の両方に転送することができる。

この情報は、異なる粒度で収集され、報告され得る。例えば、この情報は、セル、ｇＮＢ、および／またはＴＡのレベル、あるいは任意の他の適切なレベルで収集され得る。

ブロック３２３で、方法は、有効エリアを示す情報を装置に送信することを含む。有効エリアを示す情報は、専用信号伝達を介して装置に送信される。専用信号伝達は、１つのＵＥ１１０または他の装置のみに送信されるメッセージを含むことができる。専用信号伝達は、ＲＲＣメッセージまたは任意の他の適切な種類のメッセージを含むことができる。

一部の実施例では、方法は、装置が有効エリアから出たことが判定された場合に、装置への新しい優先度構成の送信を引き起こすことを含むことができる。

図３Ａ～３Ｃに示された方法に対する変形が行われ得ることが理解されるべきである。例えば、一部の実施例では、有効エリア、および専用のセル再選択優先度などの優先度構成は、１つまたは複数のネットワークスライスＩＤに関連付けられ得る。ネットワークスライスＩＤは、ＳＳＤ識別子およびＳＳＴ識別子を含むことができる。そのような実施例では、ネットワークスライス優先度が、どの周波数がキャンプオンに使用されるかを決定することができる。すなわち、ＵＥ１１０は、優先される１つまたは複数のネットワークスライスが好む、好ましい周波数にキャンプオンすることができる。そのようなネットワークスライス優先度は、ＵＥ１１０で事前に構成されることが可能であり、あるいは登録および／もしくは登録エリア更新手順または任意の他の適切な信号伝達を介して、ネットワーク１００によって提供され得る。

セル選択のためにサービングセルおよび隣接するセルのスライスに関連する情報を追加することは、従来のメカニズムの改良である。新しい改良（優先度構成など）は、従来のメカニズムの制限を克服することに役立ち得る。

ＲＲＣＲｅｌｅａｓｅにおいてスライスに関連するセル再選択情報を提供することは、ＵＥ１１０が許可されたＳ－ＮＳＳＡＩをサポートするセルを再選択するのに役立つ効率的な方法である。従来のメカニズムの制限を克服するために、新しい有効性の選択肢が指定され得る。

図４は、図３Ａ～３Ｃに示され、上で説明された方法の例示的な信号フローを示している。

ブロック４０１で、ＵＥ１１０は、周波数（ｆｒｅｑ）優先度構成情報をサービングセル１２２Ａから取得する。優先度構成は、周波数優先度および／またはネットワークスライス優先度ならびに／あるいは任意の他の適切な情報を含むことができる。

ブロック４０１で、ＵＥ１１０は、有効エリアを示す情報も取得する。有効エリアを示す情報も、サービングセル１２２Ａから取得され得る。一部の実施例では、有効エリアを示す情報は、優先度構成情報と共に取得され得る。

ブロック４０３で、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０が有効エリアから離れたことを判定する。一部の実施例では、ＵＥ１１０が有効エリアから離れている場合、ＵＥ１１０およびネットワーク１００は、ブロック４０５に従うことができる。ブロック４０５で、新しいサービングセル１２２Ｂは、新しい優先度構成情報をＵＥ１１０に送信する。新しい優先度構成情報は、ＵＥ１１０の新しいエリアに適用される周波数優先度および／またはネットワークスライス優先度ならびに／あるいは任意の他の適切な情報を含む。新しいセルの優先度構成は、新しいサービングセル１２２Ｂまたはネットワーク１００の任意の他の適切な部分によって送信され得る。優先度構成は、新しいサービングセル１２２Ｂによってブロードキャストされ得る。優先度構成は、複数のＵＥ１１０に送信され得る。優先度構成は、複数のＵＥ１１０にマルチキャストされ得る。

他の実施例では、ＵＥ１１０が有効エリアから離れている場合、ＵＥ１１０およびネットワークは、ブロック４０７に従うことができる。ブロック４０７で、ＵＥ１１０は状態変化をトリガーする。状態変化は、ＲＲＣ＿ＩＤＬＥまたはＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥからＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤまたは任意の他の適切な状態変化へであることができる。状態変化がトリガーされた場合、新しいサービングセル１２２ＢのｇＮＢは、新しい優先度構成をＵＥ１１０に送信する。一部の実施例では、新しいサービングセル１２２ＢのｇＮＢは、更新された優先度構成をＵＥ１１０に送信することができる。更新された優先度構成は、新しいセルを有効エリアに追加することができる。

一部の実施例では、ＵＥ１１０によって状態変化がトリガーされ得る。他の実施例では、状態変化はネットワーク１００によってトリガーされ得る。例えば、ＵＥ１１０が有効エリアから出たことが判定された場合、ネットワーク１００は、メッセージをＵＥ１１０に送信し、状態変化をトリガーすることができる。

図５Ａ～５Ｃは、本開示の別の実施形態例を示している。図５Ａは、異なるエリア間を移動しているＵＥ１１０を示している。図５Ａでは、２つの追跡エリアＴＡが示されている。一部の実施例では、追跡エリアは、同じ優先度構成情報が適用されるエリアを含む。図５Ａの実施例では、第１の追跡エリアＴＡ１内で、第１の周波数Ｆ１にはネットワークスライスＡが好ましく、第２の追跡エリアＴＡ２内で、第２の周波数Ｆ２にはネットワークスライスＡが好ましい。図５Ａに示された実施例では、第１の追跡エリアＴＡ１は、３つのセル１２２Ａ、１２２Ｂ、１２２Ｃを含んでおり、一方、第２の追跡エリアＴＡ２は、１つのセル１２２Ｄを含んでいる。本開示の他の実施例では、異なる数のセル１２２を含んでいる追跡エリアが使用され得ることが理解されるべきである。

各追跡エリアＴＡ１、ＴＡ２間には、境界５０１が提供される。境界５０１は、優先度構成が変化する、異なるエリア間のしきい値を示す。

図５Ｂおよび５Ｃは、ＵＥ１１０が境界５０１を越えるときに優先度構成を管理する方法の例示的な信号フローを示している。ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＤＬＥ状態である実施例では、図５Ｂおよび５Ｃに示された方法が使用され得る。コアネットワークは、ＲＡＮ内の優先度構成を認識しない。これは、例えば境界５０１を考慮すると、ＡＭＦがＵＥ１１０のＲＡを変更できないことを意味する。

図５Ｂに示された実施例では、ＯＡＭ５０３とＡＭＦ５０５の間で信号が交換される。ブロック５０７で、ＯＡＭ５０３が、均一な優先度構成を有する追跡エリアを示す情報を提供する。５Ｂの実施例では、この情報は、スライス選好が均一であるＴＡＩに関するクラスタ情報を含む。クラスタ情報は、ＴＡ内に含まれているセルのすべての指示を含むことができる。他の実施例では、この情報は、境界情報を含むことができる。境界情報は、境界５０１に関連する情報を含むことができる。そのような例では、この情報は、優先度構成が変化する場所を示すことができる。

ブロック５０９で、ＡＭＦが、ＵＥ１１０のＲＡを調整するようにＵＥに信号伝達するか、またはＡＭＦが、ＵＥ１１０のＲＡをＵＥに信号伝達する。ＲＡを調整すること、またはそのようなＲＡを提供することは、ＵＥ１１０が、優先度構成が変化する境界５０１を越えた後に、モビリティ登録エリア（ｍｏｂｉｌｉｔｙ ｒｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎ ａｒｅａ）の更新を実行することを意味する。すなわち、提供されたＲＡは、ＵＥ１１０が入ったばかりの追跡エリアを除外する。図５Ａに示されているように移動しているＵＥ１１０の場合、第２の追跡エリアＴＡ２がＵＥ１１０のＲＡから除外される。

図５Ｃに示された実施例では、ＮＧ－ＲＡＮ５１１（例えば、ｇＮＢ）からＡＭＦ５０５に信号が提供される。ブロック５１１で、ＮＧ－ＲＡＮが、異なる追跡エリアおよび／またはセルの優先度構成を示す情報を提供する。優先度構成は、ｇＮＢごと、および／または各ｇＮＢによってサービングされるセルごとに、ネットワークスライス選好および／または周波数選好を含むことができる。一部の実施例では、ｇＮＢは、次世代（ＮＧ）設定または更新手順の間に次世代アプリケーションプロトコル（ＮＧＡＰ）を使用して、または任意の他の適切な信号を使用して、この情報をＡＭＦ５０５に信号伝達することができる。

次に、ＡＭＦ５０５は、ＮＧ－ＲＡＮから受信された情報を使用して、異なる追跡エリアを識別すること、および／または追跡エリアが変化する境界５０１を識別することができる。ＡＭＦは、この情報を使用して、ＵＥ１１０のＲＡを構成することができる。

ブロック５１３で、ＡＭＦが、ＵＥ１１０のＲＡを調整するようにＵＥ１１０に信号伝達する。ＲＡを調整すること、またはそのようなＲＡを提供することは、ＵＥが、優先度構成が変化する境界を越えた後に、モビリティ登録エリアの更新を実行することを意味する。すなわち、提供されたＲＡは、ＵＥ１１０が入ったばかりの追跡エリアを除外する。図５Ａに示されているように移動しているＵＥ１１０の場合、第２の追跡エリアＴＡ２がＵＥ１１０のＲＡから除外される。この信号伝達は、初期登録または登録エリア更新あるいは任意の他の適切な手順などの登録手順において実行され得る。

図６Ａおよび６Ｂは、ＵＥ１１０が図５Ａに示されたような境界５０１を越えるときに優先度構成を管理する方法のさらなる例示的な信号フローを示している。ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態である実施例では、図６Ａおよび６Ｂに示された方法が使用され得る。ＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態である場合、ＮＧ＿ＲＡＮは、隣接するｇＮＢおよび／または追跡エリアの優先度構成を示す情報を持っている。

図６Ａに示された例示的な信号フローでは、隣接するｇＮＢおよび／または追跡エリアおよび／またはセルの優先度構成を示す情報が、ＯＡＭ５０３によって受信されるか、またはＯＡＭ５０３によって構成される。ブロック６０３で、ＯＡＭが、優先度構成を示す情報をサービングｇＮＢ６０１に信号伝達する。優先度構成を示す情報は、異なるエリアの周波数優先度および／またはネットワークスライス選好を含むことができる。一部の実施例では、この情報は、セルおよび／または追跡エリアおよび／またはＲＡＮエリアのリストを含むことができる。

ブロック６０５で、サービングｇＮＢ６０１は、優先度構成を示す受信された情報に基づいて、ＲＡＮ通知エリアを調整する。ＵＥ１１０が第２の追跡エリアＴＡ２に入るときにＲＡＮ通知エリア更新を実行するように、ＲＡＮ通知エリアが調整される。次に、ＵＥ１１０がＲＡＮ通知エリア更新を実行するときに、第２の追跡エリアＴＡ２の優先度構成情報がＵＥ１１０に提供され得る。

図６Ｂに示された例示的な信号フローでは、隣接するｇＮＢおよび／または追跡エリアおよび／またはセルの優先度構成を示す情報が、隣接するｇＮＢ６０７によって受信される。ブロック６０９で、隣接するｇＮＢＮが、優先度構成を示す情報をサービングｇＮＢ６０１に信号伝達する。優先度構成を示す情報は、異なるエリアの周波数優先度および／またはネットワークスライス選好を含むことができる。一部の実施例では、この情報は、セルおよび／または追跡エリアおよび／またはＲＡＮエリアのリストを含むことができる。

ブロック６１１で、サービングｇＮＢ６０１は、優先度構成を示す受信された情報に基づいて、ＲＡＮ通知エリアを調整する。ＵＥ１１０が第２の追跡エリアＴＡ２に入るときにＲＡＮ通知エリア更新を実行するように、ＲＡＮ通知エリアが調整される。次に、ＵＥ１１０がＲＡＮ通知エリア更新を実行するときに、第２の追跡エリアＴＡ２の優先度構成情報がＵＥ１１０に提供され得る。

したがって、図５Ａ～６Ｂに示された実施例は、さまざまな周波数選好を管理するためのネットワークに基づく解決策を提供する。これらの実施例は、以下を提供する。

複数の異なるエリアの優先度構成情報を取得するための手段と、
同じ優先度構成を有している複数のエリアを識別するための手段と、
装置が、第１の優先度構成を有している第１のエリアから第２の異なる優先度構成を有している第２のエリアへ移動したことを判定するための手段と、
装置の優先度構成の更新を可能にするための手段とを備えるネットワーク装置。

複数の異なるエリアに関する優先度構成情報は、１つまたは複数のｇＮＢ、１つまたは複数の管理エンティティのうちの少なくとも１つから取得され得る。

ネットワーク装置は、装置からの通知に応答して、装置が第１のエリアから第２のエリアへ移動したことを判定することができる。

ネットワーク装置は、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ）であることができる。そのような場合、第１のエリアから第２のエリアへ移動した装置は、アイドルのＵＥ内で提供される。

ネットワーク装置は、サービングｇＮＢであることができる。そのような場合、第１のエリアから第２のエリアへ移動した装置は、活動していないＵＥ内で提供される。

優先度構成を管理するための他の実施例では、ＵＥ１１０は、要求された更新をトリガーすることができる。そのような実施例では、ＵＥ１１０は、新しい追跡エリアなどの新しいエリアに入るときに、優先度構成における変化を検出する。新しい優先度構成の検出は、ＵＥ１１０が優先度構成を再評価することをトリガーする。

ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０が、専用信号伝達においてＵＥ１１０に提供された優先度構成とブロードキャストされた信号伝達において提供された優先度構成の間の不一致を観察したときに、優先度構成における変化を検出することができる。一部の実施例では、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０が有効エリアから出たことが判定された場合に、優先度構成における変化を検出することができる。一部の実施例では、ＵＥ１１０は、ＵＥ１１０が、ネットワークスライスの新しい優先度構成をＡＭＦから取得したことを判定した場合に、優先度構成における変化を検出することができる。

ＵＥ１１０が優先度構成における変化を検出した場合、ＵＥ１１０は、ＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態からＲＲＣ＿ＣＯＮＮＥＣＴＥＤ状態への状態変化をトリガーする。この状態変化は、ＵＥ１１０に新しい優先度構成が提供されることを引き起こす。

図７は、ＵＥ１１０がアイドル状態である場合に、ＵＥ１１０が図５Ａに示されたような境界５０１を越えるときに周波数選好を管理するために使用され得る、別の例示的な信号フローを示している。図７に示された実施例では、ＵＥ１１０は、システム情報（例えば、システム情報ブロック４（ＳＩＢ４：Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ ４））を使用して、隣接するセルの優先度構成を比較する。ＵＥは、隣接セルにキャンプオンする前に、優先度構成に不一致が存在するかどうかを識別することができる。ＵＥ１１０が優先度構成に不一致が存在することを検出した場合、ＵＥ１１０は、状態変化をトリガーして、有効な優先度構成を取得することができる。

図７に示されているように、ＵＥ１１０が優先度構成における不一致を検出した場合、ＵＥ１１０はＮＧ－ＲＡＮに知らせる。図７に示された実施例では、ＵＥ１１０は、第１の追跡エリアＴＡ１のセル７０１に知らせる。この場合、ＵＥ１１０のコンテキストは、ＮＧ－ＲＡＮ内で、アイドルモードであるＵＥ１１０にはまだ使用可能でなく、そのためＡＭＦ５０５にも、例えば優先度構成における不一致、またはＵＥ１１０のＲＡを調整するために使用され得る情報などの、任意の他の関連する情報が知らされる。

ブロック７０５で、ＡＭＦが、ＵＥ１１０のＲＡを調整するようにＵＥ１１０に信号伝達してよい。ＲＡを調整することによって、ＵＥがモビリティ登録エリアの更新を実行できるようにする。新しいＲＡは、ＵＥ１１０が入ったばかりの追跡エリアを除外する。図５Ａに示されているように移動しているＵＥ１１０の場合、第２の追跡エリアＴＡ２がＵＥ１１０のＲＡから除外される。この信号伝達は、初期登録または登録エリア更新あるいは任意の他の適切な手順などの登録手順において実行され得る。

図８は、図５Ａに示されたような境界５０１を越えるＵＥ１１０がＲＲＣ＿ＩＮＡＣＴＩＶＥ状態であるときに周波数選好を管理するために使用され得る、別の例示的な信号フローを示している。

図８の実施例では、ＵＥ１１０が優先度構成における不一致を検出した場合、ブロック８０１で、ＵＥ１１０が第１の追跡エリアＴＡ１のセル７０１に知らせる。この場合、ＮＧ－ＲＡＮがＵＥ１１０のコンテキストを有しているため、ＡＭＦ５０５は、優先度構成における不一致を知らされる必要がなくてよい。

ブロック８０１で、第１の追跡エリアＴＡ１のセル７０１が、セル再選択のために優先度構成を調整するようにＵＥ１１０に信号伝達する。

図７および８に示された実施例では、優先度構成における不一致が検出された場合に、ＵＥ１１０の状態変化がトリガーされる。他の実施例では、優先度構成が提供されない場合に、ＵＥ１１０の状態変化がトリガーされ得る。

したがって、図７～８に示された実施例は、さまざまな周波数選好を管理するためのＵＥ１１０に基づく解決策を提供する。これらの実施例は、以下を提供する。

装置に割り当てられた優先度構成を受信するための手段と、
装置に割り当てられた優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出するための手段と、
この差異を検出することに応答して、装置が接続モードに変化することを引き起こし、新しい優先度構成が装置に割り当てられることを可能にするための手段とを備える装置。

この装置は、装置が優先度構成を受信したエリアの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することができる。

この装置は、装置が優先度構成を受信した追跡エリアの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することができる。

この装置は、装置が優先度構成を受信したセルの外側へ装置が移動するときに、装置に割り当てられた優先度構成と装置が位置しているエリアのネットワーク優先度構成の間の差異を検出することができる。

図９Ａは、コントローラ９００の実施例を示している。コントローラ９００は、ＵＥ１１０またはネットワーク装置などの装置内で提供され得る。コントローラ９００の実施は、コントローラ回路であってよい。コントローラ９００は、ハードウェア単独で実施されてよく、ファームウェア単独を含むソフトウェアにおける特定の態様を有してよく、または（ファームウェアを含む）ハードウェアとソフトウェアの組み合わせであることができる。

図９Ａに示されているように、コントローラ９００は、ハードウェア機能を可能にする命令を使用して、例えば、汎用または専用プロセッサ９０２において、そのようなプロセッサ９０２によって実行される、コンピュータ可読ストレージ媒体（ディスク、メモリなど）に格納され得るコンピュータプログラム９０６の実行可能な命令を使用することによって、実施されてよい。

プロセッサ９０２は、メモリ９０４から読み取り、メモリ９０４に書き込むように構成される。プロセッサ９０２は、出力インターフェイスであって、出力インターフェイスを介してプロセッサ９０２によってデータおよび／またはコマンドが出力される、出力インターフェイスと、入力インターフェイスであって、入力インターフェイスを介してデータおよび／またはコマンドがプロセッサ９０２に入力される、入力インターフェイスとを備えてもよい。

メモリ９０４は、コンピュータプログラム命令（コンピュータプログラムコード）を含んでいるコンピュータプログラム９０６を格納し、コンピュータプログラム９０６は、プロセッサ９０２に読み込まれた場合に、装置の動作を制御する。コンピュータプログラム９０６のコンピュータプログラム命令は、装置が図３Ａ～８に示された方法を実行することを可能にする論理およびルーチンを提供する。プロセッサ９０２は、メモリ９０４を読み取ることによって、コンピュータプログラム９０６を読み込んで実行することができる。

したがって、装置がＵＥ１１０内で提供される実施例では、装置は、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備え、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも１つのプロセッサと共に、装置に、
装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、
装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、
装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを少なくとも実行させるように構成される。

したがって、装置がネットワークデバイス内で提供される実施例では、装置は、少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備え、少なくとも１つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも１つのプロセッサと共に、装置に、
装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、収集することと、
有効エリアを示す情報を装置に送信することとを少なくとも実行させるように構成される。

図９Ｂに示されているように、コンピュータプログラム９０６は、任意の適切な配信メカニズム９１０を介して装置またはネットワーク装置に到着してよい。配信メカニズム９１０は、例えば、機械可読媒体、コンピュータ可読媒体、非一過性コンピュータ可読ストレージ媒体、コンピュータプログラム製品、メモリデバイス、コンパクトディスク読み取り専用メモリ（ＣＤ－ＲＯＭ：Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）またはデジタルバーサタイルディスク（ＤＶＤ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）などの記録媒体、あるいは半導体メモリ、コンピュータプログラム９０６を含むか、または有形に具現化する製品であってよい。配信メカニズムは、コンピュータプログラム９０６を確実に転送するように構成された信号であってよい。装置は、コンピュータプログラム９０６をコンピュータデータ信号として伝搬または送信してよい。

ＵＥ１１０に、
装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、少なくとも１つの有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、受信することと、
装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、
装置が少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを少なくとも実行させるため、または少なくとも実行するためのコンピュータプログラム命令。

ネットワークデバイスに、
装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、有効エリアが、装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、収集することと、
有効エリアを示す情報を装置に送信することとを少なくとも実行させるため、または少なくとも実行するためのコンピュータプログラム命令。

コンピュータプログラム命令は、コンピュータプログラム、非一過性コンピュータ可読媒体、コンピュータプログラム製品、機械可読媒体に含まれてよい。一部の、必ずしもすべてではない実施例では、コンピュータプログラム命令は、２つ以上のコンピュータプログラム上で配布されてよい。

メモリ９０４は、単一のコンポーネント／回路として示されているが、１つまたは複数の別々のコンポーネント／回路として実施されてよく、それらの一部またはすべてが、統合されて／取り外し可能であってよく、および／または永続的ストレージ／半永続的ストレージ／動的ストレージ／キャッシュされたストレージを提供してよい。

プロセッサ９０２は、単一のコンポーネント／回路として示されているが、１つまたは複数の別々のコンポーネント／回路として実施されてよく、それらの一部またはすべてが、統合されて／取り外し可能であってよい。プロセッサ９０２は、シングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサであってよい。

「コンピュータ可読ストレージ媒体」、「コンピュータプログラム製品」、「有形に具現化されたコンピュータプログラム」など、または「コントローラ」、「コンピュータ」、「プロセッサ」などへの参照は、シングルプロセッサ／マルチプロセッサアーキテクチャおよび逐次アーキテクチャ（フォンノイマン）／並列アーキテクチャなどのさまざまなアーキテクチャを有しているコンピュータだけでなく、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ：ｆｉｅｌｄ－ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ｇａｔｅ ａｒｒａｙｓ）、特定用途向け回路（ＡＳＩＣ：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｓｐｅｃｉｆｉｃ ｃｉｒｃｕｉｔｓ）、信号処理デバイス、および他の処理回路などの特殊回路も包含すると理解されるべきである。コンピュータプログラム、命令、コードなどへの参照は、プロセッサ用の命令であるか、固定機能デバイス、ゲートアレイ、またはプログラム可能論理デバイスなどのための構成設定であるかにかかわらず、例えば、ハードウェアデバイスのプログラム可能な内容などの、プログラマブルプロセッサ用のソフトウェアまたはファームウェアを包含すると理解されるべきである。

本出願で使用されるとき、「回路」という用語は、
（ａ）ハードウェアのみの回路の実施（アナログ回路および／またはデジタル回路のみにおける実施など）と、
（ｂ）（適用できる場合）
（ｉ）ソフトウェア／ファームウェアとのアナログおよび／またはデジタルハードウェア回路の組み合わせ、ならびに
（ｉｉ）連携して、携帯電話またはサーバなどの装置にさまざまな機能を実行させる、ソフトウェアを含んでいるハードウェアプロセッサの任意の部分（デジタル信号プロセッサを含む）、ソフトウェア、およびメモリなどの、ハードウェア回路およびソフトウェアの組み合わせと、
（ｃ）動作のためにソフトウェア（例えば、ファームウェア）を必要とするが、動作に必要とされない場合はソフトウェアが存在しなくてよい、マイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などの、ハードウェア回路および／またはプロセッサとのうちの１つまたは複数あるいはすべてのことを指してよい。

回路のこの定義は、任意の請求項における使用を含む、本出願におけるこの用語のすべての使用に当てはまる。さらなる例として、本出願で使用されるとき、回路という用語は、単にハードウェア回路またはプロセッサならびにそれ（またはそれら）に付随するソフトウェアおよび／またはファームウェアの実施も対象にする。回路という用語は、例えば、特定の請求項要素に適用できる場合、モバイルデバイス用のベースバンド集積回路、あるいはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングデバイスもしくはネットワークデバイス内の同様の集積回路も対象にする。

図に示された段階は、方法におけるステップおよび／またはコンピュータプログラム９０６内のコードのセクションを表すことができる。ブロックへの特定の順序の図は、ブロックに必要とされるか、または好ましい順序が存在することを必ずしも意味せず、ブロックの順序および配置は変化してよい。さらに、一部のブロックが省略されることが可能であることがある。

構造的特徴が説明された場合、その構造的特徴は、構造的特徴の１つまたは複数の機能が明示的に説明されたか、暗黙的に説明されたかにかかわらず、構造的特徴の機能うちの１つまたは複数を実行するための手段に置き換えられてよい。

一部の、必ずしもすべてではない実施例では、ＵＥ１１０およびネットワーク１００は、ＵＥ１１０またはアクセスノード１２０でのメモリ９０４内のデータのローカルな格納を伴って、または伴わずに、およびＵＥ１１０またはアクセスノード１２０での回路またはプロセッサによるデータのローカルな処理を伴って、または伴わずに、データを伝達するように構成される。

データは、処理された形式または未処理の形式で、１つまたは複数のデバイスにリモートに格納されてよい。データは、クラウドに格納されてよい。

データは、１つまたは複数のデバイスでリモートに処理されてよい。データは、ローカルに部分的に処理されてよく、１つまたは複数のデバイスでリモートに部分的に処理されてよい。

データは、例えばＷｉ－ＦｉまたはＢｌｕｅｔｏｏｔｈなどの近距離無線通信を介して、または長距離セルラー無線リンクを経由して、リモートデバイスにワイヤレスで伝達されてよい。装置は、例えば、データ通信用の無線トランシーバなどの、通信インターフェイスを備えてよい。

ＵＥ１１０、ネットワーク１００は、より大きい分散ネットワークの一部を形成するモノのインターネットの一部であることができる。

データの処理は、ローカルかリモートかにかかわらず、健康状態の監視、データ集約、患者の監視、生命兆候の監視、または他の目的のためであることができる。

データの処理は、ローカルかリモートかにかかわらず、人工知能または機械学習アルゴリズムを含んでよい。データは、例えば、機械学習ネットワークをトレーニングするための学習入力として使用されてよく、または応答を提供する機械学習ネットワークへの照会入力として使用されてよい。機械学習ネットワークは、例えば、線形回帰、ロジスティック回帰、ベクターサポートマシン、または単一もしくは複数の隠れ層ニューラルネットワークなどの非循環的機械学習ネットワークを使用してよい。

データの処理は、ローカルかリモートかにかかわらず、出力を生成してよい。この出力は、ＵＥ１１０およびアクセスノード１２０に伝達されてよく、音声出力、視覚出力、または触覚出力などの、対象を感知できる出力を生成してよい。

前述の実施例は、
自動車システムと、通信システムと、消費者電子製品を含む電子システムと、分散コンピューティングシステムと、音声コンテンツ、視覚コンテンツ、および音声視覚コンテンツ、ならびに複合現実、媒介現実、仮想現実、および／または拡張現実を含むメディアコンテンツを生成または描画するためのメディアシステムと、パーソナルヘルスシステムまたはパーソナルフィットネスシステムを含むパーソナルシステムと、ナビゲーションシステムと、ヒューマンマシンインターフェイスとしても知られているユーザインターフェイスと、セルラーネットワーク、非セルラーネットワーク、および光ネットワークを含むネットワークと、アドホックネットワークと、インターネットと、モノのインターネットと、仮想化ネットワークと、関連するソフトウェアおよびサービスと、のコンポーネントを可能にするような応用を見いだす。

「備える」という用語は、本文書では、排他的意味ではなく包含的意味で使用される。すなわち、ＸがＹを備えていることへの任意の言及は、Ｘが１つのＹのみを備えてよく、または２つ以上のＹを備えてもよいことを示す。排他的意味で「備える」を使用することが意図される場合、その意図は、「１つの～のみを備えている」に言及することによって、または「から成る」を使用することによって、文脈において明確にされる。

本説明では、さまざまな実施例への参照が行われた。実施例に関する特徴または機能の説明は、それらの特徴または機能がその実施例に存在することを示す。文章における「実施例」または「例えば」あるいは「することができる」または「してよい」という用語の使用は、明示的に述べられたかどうかにかかわらず、少なくとも、そのような特徴または機能が、実施例として説明されたかどうかにかかわらず、説明された実施例に存在すること、およびそのような特徴または機能が他の実施例の一部またはすべてに存在することができるが、必ずしも存在しないことを示す。したがって、「実施例」、「例えば」、「することができる」、または「してよい」は、ある種類の複数の実施例のうちの特定の事例を指す。事例の特性は、その事例のみの特性、またはその種類の特性、あるいはその種類の事例の一部を含むが、すべてを含むわけではない、その種類の下位分類の特性であることができる。したがって、１つの実施例を参照するが、別の実施例を参照せずに説明された特徴が、可能であれば、機能する組み合わせの一部として、その他の実施例において使用されることが可能であるが、その他の実施例において必ずしも使用される必要はないことが、暗黙的に開示される。

上記の段落では、さまざまな実施例を参照して実施例が説明されたが、特許請求の範囲から逸脱することなく、与えられた実施例に対する変更が行われることが可能であることが理解されるべきである。

上記の説明において表された特徴は、上で明示的に説明された組み合わせ以外の組み合わせにおいて使用されてよい。

特定の特徴を参照して機能が説明されたが、それらの機能は、説明されるかどうかにかかわらず、他の特徴によって実行可能であってよい。

特定の実施例を参照して特徴が説明されたが、それらの特徴は、説明されるかどうかにかかわらず、他の実施例に存在してもよい。

「ａ」または「ｔｈｅ」という用語は、本文書では、排他的意味ではなく包含的意味で使用される。すなわち、Ｘが「ａ／ｔｈｅ」Ｙを備えていることへの任意の言及は、文脈が反対のことを明確に示さない限り、Ｘが１つのＹのみを備えてよく、または２つ以上のＹを備えてもよいことを示す。排他的意味で「ａ」または「ｔｈｅ」を使用することが意図される場合、その意図は文脈において明確にされる。一部の環境では、「少なくとも１つ」または「１つまたは複数」の使用は、包含的意味を強調するために使用されてよいが、それらの用語の不在は、いずれかの排他的意味を推測すると見なされるべきではない。

請求項における特徴（または特徴の組み合わせ）の存在は、その特徴または（特徴の組み合わせ）自体への参照であり、同じ技術的効果（同等の特徴）を実質的に実現する特徴への参照でもある。同等の特徴は、例えば、変形であり、実質的に同じ方法で同じ結果を実質的に実現する特徴を含む。同等の特徴は、例えば、同じ結果を実質的に実現するための実質的に同じ方法で、同じ機能を実質的に実行する特徴を含む。

本説明では、実施例の特性を説明するために形容詞または形容詞句を使用して、さまざまな実施例への参照が行われた。実施例に関する特性のそのような説明は、その特性が、説明された通りに正確に一部の実施例に存在し、説明された通りに実質的に他の実施例に存在することを示す。

前述の明細書では、重要であると考えられる特徴に注意を引き付けようと努めているが、出願者が、強調されたかどうかにかかわらず、本明細書において前に図面において参照された、および／または示された、任意の特許性のある特徴または特徴の組み合わせに関して、特許請求の範囲によって保護を要求し得ることが理解されるべきである。

Claims (23)

1. 装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信するための手段であって、前記少なくとも１つの有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記手段と、
   前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出するための手段と、
   前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
   少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、前記少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
   接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行するための手段とを備える、装置。
2. 前記少なくとも１つの優先度構成および前記少なくとも１つの新しい優先度構成が、少なくとも１つの周波数優先度構成を含む、請求項１に記載の装置。
3. 前記少なくとも１つの優先度構成および前記少なくとも１つの新しい優先度構成が、少なくとも１つのネットワークスライスの少なくとも１つの周波数優先度構成を含む、請求項１または２に記載の装置。
4. 前記少なくとも１つの周波数優先度構成が、
   少なくとも１つのネットワークスライス選好、
   少なくとも１つのネットワークスライスＩＤのうちの任意の１つまたは複数を示す情報を含む、請求項３に記載の装置。
5. 前記有効エリアが１つまたは複数の装置に割り当てられる、請求項１～４のいずれかに記載の装置。
6. 専用信号伝達において、前記有効エリアを示す前記情報が受信される、請求項１～５のいずれかに記載の装置。
7. 前記有効エリアが、１つまたは複数のセル、１つまたは複数の追跡エリア、１つまたは複数の無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）ベース通知エリア、１つまたは複数のＲＡＮエリアのうちの少なくとも１つを含む、請求項１～６のいずれかに記載の装置。
8. 前記手段が、前記装置が前記有効エリアから出たことを検出することに応答して、前記装置が前記装置に割り当てられた前記少なくとも１つの優先度構成を終了することを引き起こすためである、請求項１～７のいずれかに記載の装置。
9. 前記手段が、前記装置が前記有効エリアから出たことを検出することに応答して、タイマーＴ３２０の早期の期限切れをトリガーし、前記装置に割り当てられた前記少なくとも１つの優先度構成の終了をトリガーするためである、請求項１～８のいずれかに記載の装置。
10. 前記手段が、前記装置に前記少なくとも１つの優先度構成が割り当てられるときに、前記装置が、タイマーＴ３２０が開始されるのを防ぐことを引き起こすためである、請求項１～８のいずれかに記載の装置。
11. 前記有効エリアを示す前記情報が少なくとも１つのネットワークスライスＩＤに関連付けられる、請求項１～１０のいずれかに記載の装置。
12. 請求項１～１１のいずれかに記載の装置および少なくとも１つの加入者識別モジュール（ＳＩＭ）を備える、ユーザ機器（ＵＥ）。
13. 請求項１～１１のいずれかに記載の装置を備える、携帯端末（ＭＴ）。
14. 少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えている装置であって、前記少なくとも１つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも１つのプロセッサと共に、前記装置に、
    前記装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、前記少なくとも１つの有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記受信することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
    少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、前記少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
    接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを少なくとも実行させるように構成される、装置。
15. 装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、前記少なくとも１つの有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記受信することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
    少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、前記少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
    接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することのうちの少なくとも１つを実行することとを含む、方法。
16. コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム命令が、処理回路によって実行された場合に、
    装置の少なくとも１つの有効エリアを示す情報を受信することであって、前記少なくとも１つの有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記受信することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することと、
    前記装置が前記少なくとも１つの有効エリアから出たことを検出することに応答して、
    少なくとも１つの新しい優先度構成を受信し、前記少なくとも１つの新しい優先度構成に従うこと、または
    接続モードへの状態変化をトリガーして、アクセスノードから少なくとも１つの新しい優先度構成を取得することとを引き起こす、コンピュータプログラム。
17. 装置の有効エリアを示す情報を収集するための手段であって、前記有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記手段と、
    前記有効エリアを示す前記情報を前記装置に送信するための手段とを備える、ネットワーク装置。
18. 前記有効エリアを示す前記情報が、専用信号伝達を介して前記装置に送信される、請求項１７に記載のネットワーク装置。
19. 前記ネットワーク内の異なるアクセスノードでの周波数選好およびネットワークスライス優先度を示す情報を収集するための手段と、前記収集された情報を使用して前記有効エリアを決定するための手段とを備える、請求項１７～１８のいずれかに記載のネットワーク装置。
20. 前記装置が前記有効エリアから出たことが判定された場合に、前記装置への少なくとも１つの新しい優先度構成の送信を引き起こすための手段を備える、請求項１７～１９のいずれかに記載のネットワーク装置。
21. 少なくとも１つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含んでいる少なくとも１つのメモリとを備えているネットワーク装置であって、前記少なくとも１つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも１つのプロセッサと共に、前記装置に、
    装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、前記有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記収集することと、
    前記有効エリアを示す前記情報を前記装置に送信することとを少なくとも実行させるように構成される、ネットワーク装置。
22. 装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、前記有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記収集することと、
    前記有効エリアを示す前記情報を前記装置に送信することとを含む、方法。
23. コンピュータプログラム命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム命令が、処理回路によって実行された場合に、
    装置の有効エリアを示す情報を収集することであって、前記有効エリアが、前記装置に割り当てられた少なくとも１つの優先度構成が有効であるエリアを含む、前記収集することと、
    前記有効エリアを示す前記情報を前記装置に送信することとを引き起こす、コンピュータプログラム。

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