JP2024504474A - 単一の取付部分による薬剤送達装置 - Google Patents

単一の取付部分による薬剤送達装置 Download PDF

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Abstract

薬剤送達装置が中心軸線を有しており、薬剤送達装置が、第1の本体部分と、第2の本体部分と、取付部分と、薬剤送達装置の主軸線の周りで第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させるように構成されたアクチュエータ機構と、を具備しており、その場合薬剤送達装置は、単一の取付部分のみを具備する。【選択図】図1

Description

本開示は、薬剤送達装置、特には経口投与用の薬剤送達装置に関する。薬剤送達装置は、胃、及び/又は小腸及び/又は大腸(結腸)等の腸を具備する、胃腸管内に活性薬剤物質を送達するように構成されることが有利である。
例えば低浸透性及び/又は低水溶性等の多くの活性薬剤物質が、現在、即ち、皮下、皮内、筋肉内、直腸、膣又は静脈の経路により送達される。経口投与は、患者に最も広く受け入れられる可能性があるので、好適な経口投与経路を介しての低浸透性及び/又は低水溶性の活性薬剤物質を送達する試みが行われてきたが、特に安定性の欠如と消化管からの限られた吸収とのために成功は限定的であった。
安定性は、送達装置の製造及び保管中の活性薬剤物質の安定性と、活性薬剤物質が吸収可能になる前の胃腸管通過中の活性薬剤物質の安定性と、の両方に関係する。
限定的な胃腸吸収は、例えば全身性代謝前の代謝、サイズ(大きさ)及び/又はチャージによる活性薬剤物質の低い浸透性のために、及び/又は活性薬剤物質の水溶性のために、経口服用後の活性薬剤物質の吸収が胃腸壁の障壁により妨げられることが原因である。
これらの安定性と吸収の課題を解決するための複数の研究が提案されてきたが、しかし課題に対する有効な解決策は、未解決のままである。
従って、胃腸組織における吸収のために薬剤物質を送達することができる、薬剤送達装置を提供するという、満たされていない必要性が存在する。より一般的には、医薬品を患者に経口投与する場合に、薬剤送達の向上を可能にする、医薬品及び方法に対する必要性が依然として存在する。
薬剤送達装置が開示される。薬剤送達装置は、中心軸線を有する。薬剤送達装置は、第1の本体部分を具備する。薬剤送達装置は、第2の本体部分を具備する。薬剤送達装置は、取付部分を具備する。取付部分は、第1の本体部分に取り付けることができる。取付部分は、遠位端部を有することができる。薬剤送達装置は、アクチュエータ機構を具備する。アクチュエータ機構は、薬剤送達装置の主軸線の周りで第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させるように構成され得る。薬剤送達装置は、単一の取付部分のみを具備する。
本開示の利点は、薬剤送達装置が胃腸管通過中の活性薬剤物質の安定性を確保し、更に経口投与後の胃腸管からの活性薬剤物質の効果的な吸収を促進することである。
更に、本開示の利点は、薬剤送達装置が、胃壁及び/又は腸壁等の腹部内壁への薬剤送達装置の能動的な取付を提供することである。
更に、本開示は、胃内部組織内又は胃内部組織において、低浸透性活性薬剤物質の経口送達を有利に提供することである。
更に、本開示が、活性薬剤物質の送達等のための効果的な使用を維持しながら、薬剤送達装置の複雑さを有利に軽減することである。
本発明の上記及び別の特徴と利点とは、添付の図面を参照することにより、以下の本発明の例示的な実施形態の詳細な説明により当業者には容易に明らかになるであろう。
図1は、例示的な薬剤送達装置の分解図を示す。 図2Aは、例示的な薬剤送達装置の斜視図を示す。 図2Bは、例示的な薬剤送達装置の斜視図を示す。 図3は、カプセル化された薬剤送達装置を示す。 図4は、回転可能な取付部分を有する、例示的な薬剤送達装置の分解図を示す。 図5Aは、薬剤送達装置を示す。 図5Bは、図5Aの薬剤送達装置の分解図を示す。 図6Aは、例示的な薬剤送達装置の異なる図を示す。 図6Bは、例示的な薬剤送達装置の異なる図を示す。 図6Cは、例示的な薬剤送達装置の異なる図を示す。
以下、関連する場合には図面を参照しながら、様々な例示的な実施形態及び詳細が説明される。図面は、縮尺で描かれる場合又はそうでない場合があること、及び同様の構造又は機能の要素は、図面全体を通じて同様の参照番号で表されること、が留意されるべきである。また図面は、実施形態及び実施形態に関連する機能の説明を容易にすることだけを目的とすることがやはり留意されるべきである。図面は、本発明の網羅的な説明として、又は本発明の範囲又は本発明の物理的外観の限定として、意図されるものではない。更に、図示された実施形態は、図示された全ての形態又は利点を有する必要はない。特定の実施形態に関連して説明される形態又は利点は、必ずしもその実施形態に限定されるわけではなく、例え、その様に図示されていなくても、又はその様に明示的に説明されていなくても、任意の別の実施形態においても実施可能である。
中心を有する薬剤送達装置が、開示される。薬剤送達装置は、第1の本体部分を具備する。薬剤送達装置は、第2の本体部分を具備する。薬剤送達装置は、取付部分を具備する。取付部分は、第1の本体部分に取り付け可能である。取付部分は、遠位端部を有する。薬剤送達装置は、アクチュエータ(作動機)機構を具備する。アクチュエータ機構は、薬剤送達装置の主軸線の周りで、第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させるように構成可能である。薬剤送達装置は、単一の取付部分のみを具備する。
薬剤送達装置は、経口投与用の医薬組成物に適合するように設計されたサイズと幾何学的形状とを有しうる。
薬剤送達装置/医薬組成物は、口の開口を介して体内に取り込まれるように構成されうる。従って、薬剤送達装置/医薬組成物の外形寸法は、使用者が飲み込むために十分小さくしうる。薬剤送達装置は、消化器系を介して使用者の体内に薬剤物質を運ぶように適合されうるので、薬剤送達装置は例えば、使用者の口から食道を介して胃内に移動しうる。薬剤送達装置は更に、胃から腸内に移動することができ、更に任意選択で腸内に移動し、直腸を通り外へ移動しうる。
薬剤送達装置は、使用者の消化器系の任意の部分内に薬剤を送達するように構成することができ、その場合に一例において、薬剤送達装置は、薬剤物質を使用者の胃内に送達するように構成されうる。別の例において、薬剤送達装置は、装置が使用者の胃を通過して腸に入った時に薬剤送達を開始するように適合されうる。換言すれば、薬剤送達装置は、例えば活性薬剤物質の所望の放出位置に応じて、胃の壁又は腸の壁に取り付けるように構成されうる。
薬剤送達装置の取付部分(例えば、単一の取付部分、唯一の取付部分)は、胃腸管の内面の内層と相互作用するように構成されうるので、薬剤送達装置は、例えば、胃の内面(粘膜)、又は代替的に腸の粘膜に付着しうる。取付部分は、例えば薬剤送達装置を固定又は取り付けるために、例えば一定期間、使用者の体内において、粘膜と相互作用するように構成されうる。薬剤送達装置を取り付けることにより、薬剤送達装置は、使用者の身体に薬剤物質を提供するために、消化器系の一部分に薬剤物質が送達されることを可能にする。取付部分は、例えば薬剤物質を胃腸管壁内に注入するために、粘膜と相互作用するように構成されうる。
本明細書で検討されるように、取付部分は、薬剤送達装置における唯一の取付部分とみなされる。従って、その取付部分は、薬剤送達装置の唯一の取付部分である。取付部分は、単一の取付部分である。薬剤送達装置は、1つの取付部分を具備可能であり、別の取付部分を具備しないことができる。薬剤送達装置は、唯一の取付部分を具備可能である。薬剤送達装置は、別の形態を具備しうるが、組織と相互作用するように構成された、単一の取付部分のみを具備しうる。取付部分と単一の取付部分とは、互換的に使用されうる。
単一の取付部分の薬剤送達装置を使用する場合に困難が存在するが、それは、本開示により克服された。非限定的な例として、薬剤送達装置は、薬剤送達装置の部分間において、重量、高摩擦要素、凸部、及び/又は別の形態等により、慣性を変化させうる。更に、取付部分は、単一の取付部分だけにより組織を貫通する、適切な力を有しうる。更に、過剰回転は、薬剤送達装置において制限されるか又は減少されうる。
薬剤送達装置は、任意選択で薬剤送達装置の第1の端部から第2の端部まで延びる、中心軸線を有する。薬剤送達装置は、3mm~35mmの範囲、例えば5mm~26mmの範囲、の長さ(例えば、中心軸線に沿って第1の端部から第2の端部までの最大伸長部)を有しうる。薬剤送達装置は、細長くしうる。
薬剤送達装置は、1mm~20mmの範囲の幅及び/又は高さ(例えば、それぞれ、幅軸線及び高さ軸線に沿った最大伸長部)を有しうる。高さ及び幅は、中心軸線に垂直な薬剤送達装置の最大の伸長部である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置の寸法は、少なくとも初期状態又は取付部分の作動前の第1の状態において、長さ(中心軸線に沿った最大伸長部)と、幅(中心軸線に垂直な幅軸線に沿った最大伸長部)と、高さ(中心軸線及び幅軸線に垂直な高さ軸線に沿った最大伸長部)と、により表されうる。薬剤送達装置の高さは、1mm~15mmの範囲としうる。薬剤送達装置の幅は、1mm~15mmの範囲としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、血管を介して患者に活性薬剤物質を分配するために、薬剤送達部分が、ペイロード(搭載物)又は活性薬剤物質を内部組織又は内面に送達することを確保するような方法で構築されうる。
薬剤送達装置は、患者の腸壁の特定の位置に取り付けられて、活性薬剤物質を送達しうることが有利である。もちろん、送達装置は、取り付けられて、活性薬剤物質を別の場所に同様に送達しうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置、例えばスパイク(大くぎ)等は、粘膜筋板を貫通しうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、スパイク等の薬剤送達装置は、外筋層を貫通しない場合がある。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、スパイクは、粘膜下組織に配置されうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、スパイクは、腸壁に平行な粘膜下組織に配置されうる。
薬剤送達装置は、第1の本体部分を具備する。第1の本体部分は、2つの部分からなる本体部分とすることができ、即ち、第1の本体部分は、第1の主本体部分と第1の二次本体部分とを具備しでもよい。第1の本体部分は、外面を有する。第1の主凹部及び/又は第1の二次凹部は、第1の本体部分の外面に形成されうる。
薬剤送達装置は任意選択で、第1のシェル(殻)部分を有するシェル(殻)を具備する。第1の本体部分の外面は、第1のシェル部分の少なくとも一部を構成しうる。
薬剤送達装置は、取付部分を具備する。取付部分は、ベース(基部)部分及び/又は針、例えばスパイク、を具備しうる。取付部分は、近位端部と遠位端部とを有する。従って、薬剤送達装置は、唯一の又は単一の、ベース部分と針(例えばスパイク)とを有しうる。
針又はスパイク等の取付部分は任意選択で、取付軸線を有するか、又は取付軸線に沿って延びる。針の先端は、遠位端部を形成する。換言すれば、遠位端部は、針の先端である。基部は、取付部分の近位端部に配置されるか、又は近位端部を構成しうる。針は、1mm~15mmの範囲、例えば3mm~10mmの範囲、の長さを有しうる。それにより、同時に内部組織を損傷する危険性を低減すると共に、内部組織内への十分な浸透が提供されうる。取付部分の遠位端部は、生体組織を貫通するように構成された、先端を備えうる。取付部分の遠位端部は、生体組織を把持するように形成された把持部分を備えうる。
針は、0.1mm~5mmの範囲の、例えば0.5mm~2.0mmの範囲の、断面直径を有しうる。
針は、真っ直ぐ、かつ/又は、湾曲としうる。針は、真っ直ぐな主部位を具備しうる。針は、例えば、主部位と遠位端部との間において、又は基部と主部位との間において、二次部位を具備しうる。二次部位は、湾曲しうる。
針は、角度を付けて形成された、2つ以上の直線部分を具備しうる。例えば、針は、接続点から薬剤送達装置まで第1の角度で延びる近位部分と、接続点から薬剤送達装置まで第2の角度で延びる遠位部分と、を有しうる。第1の角度と第2の角度は、異なりうる。近位部分は、ジョイント(接合部)(例えば、屈曲部、接続部、角度部)において遠位部分に接続することができ、近位部分と遠位部分との間にジョイント角度を有しうる。ジョイント角度は、鋭角、鈍角又は直角としうる。角度は、例えば、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、120、130、140、150、160、又は170度としうる。これにより、針が内面ライニング(裏張り)と相互作用する時に、異なる取付角度を許容可能であることが有利である。これにより、組織の損傷を軽減又は回避することを支援しながら、薬剤送達装置の取付を改善することを可能にしうる。更に、ジョイントは、可撓性としうる。これとは別に、ジョイントは可撓性でない場合がある。
ジョイントは、針の長さの中心、又はほぼ中心に位置しうる。これとは別に、ジョイントは、近位端部から針の長さの40、45、55、60又は65%に位置しうる。
1つ以上の例示的な取付部分において、針は、異なる角度で3つ、4つ又は5つの異なる部分を有することができ、各々は、ジョイントにより接続する。幾つかの繰り返しにおいて、異なる部分の幾つか又は全ては、直線であるか又は曲線としうる。各ジョイントは、可撓性としうる又は可撓性でない場合ある。
薬剤送達装置の取付部分は、人間又は動物の体の胃壁、内臓及び/又は腸の壁等の生体組織に薬剤送達装置を取り付け可能としうる、任意の種類の取付部分と見なされうる。取付部分は、薬剤送達装置の中心軸線及び/又は取付部分の中心軸線から離れる方向に伸長するように適合されうる。これは、取付部分が半径方向において本体部分の周面又は外面よりも遠くまで延びるように、取付部分が、例えば、薬剤送達装置の少なくとも作動状態又は第2の状態において、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の周面から離れる方向(半径方向)において延びうることを意味しうる。
取付部分は、第1の本体部分に固定することができ又は回転可能に取り付けられうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、第2の本体部分を具備する。第2の本体部分は、2つの部分からなる本体部分とすることができ、即ち、第2の本体部分は、第2の主本体部分と第2の二次本体部分とを具備しうる。取付部分は、第1の本体部分の代わりに、第2の本体部分に固定されるか又は回転可能に取り付けられうる。第2の主凹部及び/又は第2の二次凹部は、第2の本体部分の外面に形成されうる。
従って、取付部分は、第1の本体部分又は第2の本体部分のいずれかに固定されるか又は回転可能に取り付けられうる。取付部分は、第1の本体部分又は第2の本体部分の一方のみに固定されるか又は回転可能に取り付けられうる。上述したように、薬剤送達装置は、第1の本体部分又は第2の本体部分の一方に取り付けられた、単一の取付部分のみを有する。もし取付部分が第1の本体部分に取り付けられる場合には、第2の本体部分には取付部分は取り付けられない。もし取付部分が第2の本体部分に取り付けられている場合には、第1の本体部分には取付部分は取り付けられない。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、薬剤送達装置の主軸線の周りで第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させるように構成される。主軸線は、中心軸線と平行及び/又は中心軸線と一致しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分は、第1の方向に回転するように構成され、及び/又は第2の本体部分は、第1の方向とは反対の第2の方向に回転するように構成される。
薬剤送達装置は、フレーム(骨組み)部分を具備することができ、その場合、異なる部分、例えば第1の本体部分及び/又は第2の本体部分等は、フレーム部分に取り付けられる、例えば、固定されるか又は回転可能に取り付けられる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構又はその一部は、フレーム部分に取り付けられうる。これにより、第1の本体部分及び第2の本体部分のフレーム部分に対する別個の回転が提供されうる。
第1の本体部分と第2の本体部分との間の回転接続により、取付部分が粘膜等の内部組織と相互作用する前に2つの部分がお互いに分離することなく、第1の本体部分が第2の本体部分に対して回転することを可能にする。その様な接続は、複数の方法で得ることができ、一例において、第1の本体部分はプラグ接続を有し、第2の本体部分はソケット接続を有しており、更にこのプラグ及びソケットの構成により、第1の本体部分が第2の本体部分に対して回転することを可能にする。第2の例は、中心軸線及び/又は主軸線と同軸としうる軸部を提供することが可能であり、その場合、第1の本体部分及び第2の本体部分は、軸部を受容するように構成されており、停止装置は、結合された第1と第2の本体部分の各々の側において、軸部の第1と第2の端部に配置されて、第1の本体部分及び第2の本体部分が軸部に沿って長手方向に滑ることを防止する。軸部は、第1の本体部分又は第2の本体部分に一体化されうる。
もし軸部が使用される場合には、軸部は、任意の数の異なる材料で作製可能である。例えば、軸部は、金属及び/又は合金及び/又はポリマー(重合体)及び/又は複合材料及び/又は複合材料及び/又はそれらの組み合わせから作製可能である。
第1及び/又は第2の本体部分は、例えば少なくとも第2の状態において、お互いに対して自由に回転するように配置することができ、そしてそれにより取付部分が回転することを可能にする。例えば、もし取付部分が第1の本体部分にある場合には、取付部分は、第2の本体部分に対して回転可能である。これとは別に、もし取付部分が第2の本体部分にある場合には、取付部分は、第1の本体部分に対して回転可能である。
従って、取付部分は、胃腸管の組織に接触及び/又は貫通するように適合されうる。弾性力を使用して本体部分をお互いに対して回転させることにより、薬剤送達装置を胃又は腸等の胃腸管内の位置に固定するために、取付部分が粘膜を貫通できるような方法で、取付部分を移動させうる。貫通力は、アクチュエータ機構/弾性部分から生じる場合があり、その場合弾性部分は、弾性部分の弾性力が少なくとも部分的に解放された時に、取付部分を組織に向かって押すことができる、弾性力を蓄えるように適合されうる。弾性部分は例えば、ばね又はばね要素、例えば捩りばね又は動力ばね、の形態とすることができ、その場合ばねは、機械的エネルギを蓄積するために巻き上げることができ、機械的エネルギは、第1及び/又は第2の本体部分に伝達されうる。機械的エネルギが解放されると、第1の本体部分は、第2の本体部分に対して回転することができ、機械的エネルギは、本体部分を介して取付部分に伝達されうる。アクチュエータ機構は、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分に力を加えるように構成された、弾性部分を具備可能である。
本説明の文脈において、「回転力」という用語は、トルク、モーメント、力のモーメント、回転力、又は「回転の効果」とみなされうる。「回転力」という用語の別の定義は、力の大きさと回転軸線からの力の作用線の垂直方向の距離の積としうる。回転力は、薬剤送達装置の弾性部分から本体部分を介して取付部分に伝達される、力とみなされうる。
回転力は、胃腸管組織内に貫通するのに十分に大きいものとして規定されても良い。回転力が第1と第2の本体部分の両方に作用する場合に、取付部分は、取り付けられるべき面に接触しても良い。
1基以上の例示的な薬剤送達装置の例において、薬剤送達装置は、1つ以上の抵抗形態を具備しうる。1つ以上の抵抗形態は、薬剤送達装置の少なくとも一部の動きに対する抵抗を変化させるように構成可能である。1つ以上の抵抗形態は、第1の本体部分に配置されうる。1つ以上の抵抗形態は、第2の本体部分に配置されうる。1つ以上の抵抗形態は、第1の本体部分及び第2の本体部分に配置されうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、任意の抵抗形態を具備しない場合がある。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分は、抵抗形態を具備可能である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、抵抗形態は、高摩擦表面と、慣性を変化させるように構成された形態と、乱流を生成するように構成された形態との内の1つ以上から選択することができる。抵抗形態は、マイクロ(微小体)及び/又はマイクロ(微小)スパイクを具備可能である。抵抗形態は、可撓性のマインチューブ(風管)を具備可能である。抵抗形態は、生体接着形態を具備可能である。抵抗形態は、保持要素又は保持形態であり得る。
例えば、薬剤送達装置は、高摩擦表面を具備しうる。この表面は、薬剤送達装置の任意の別の表面よりも高い摩擦を有しうる。例えば、高摩擦表面は、隆起と波形と突起と膜とパドル(櫂)とフィン(ひれ)と膨らみとの内の1つ以上を具備しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、抵抗形態は、1つ以上の棘(又はスパイク)であり得る。1つ以上の棘は、逆回転が生じた時に、第1の本体部分又は第2の本体部分の回転が完了する際の動きに抵抗するように、取付部分に関して反対方向に配置可能である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、抵抗形態は、薬剤送達装置の重量移動を具備可能である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、取付部分の抵抗を低下させるように構成された、形態を具備可能である。例えば、取付部分は、小さなゲージであり得る。更に、取付部分は、穿孔及び/又は切断形態を具備しうる。これは、抵抗形態と合わせて使用可能であるか、又は抵抗形態の代わりに使用可能である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも高い慣性を有することができる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分は、第2の本体部分よりも低い慣性を有することができる。
例えば、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分は、凸部を具備しうる。凸部は、取付部分を押すように構成され得る。
例えば、第1の本体部分は、第2の本体部分よりも軽い重量を有しうる。薬剤送達装置は、中心からずれた重量釣り合い部を有しうる。第1の本体部分及び第2の本体部分は、異なる面積比を有しうる。第1の本体部分は、第2の本体部分へのピン接続を有しうる。薬剤送達装置は、乱流の動きを生成するように成形及び/又は構成されうる。例えば、薬剤送達装置は、卵形としうる。薬剤送達装置は、コマのような形状としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも重い重量を有することができる。1基以上の薬剤送達装置の例において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも軽い重量を有することができる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも重い又は軽い重量を有することができる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも高い密度を有することができる。1基以上の例示的な薬剤送達装置の例において、第2の本体部分は、第1の本体部分よりも低い密度を有することができる。
1基以上の複数の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、人体組織よりも高い密度を有しうる。例えば、薬剤送達装置は、胃組織よりも高い密度を有することができる。薬剤送達装置は、小腸及び大腸の内の1つ以上等の腸組織よりも高い密度を有することができる。
薬剤送達装置は、胃腸系内に保持される液体よりも高い密度を有することができる。これにより、薬剤送達装置が、組織に隣接する等の、所与の器官の底部に位置することを可能にしうることが有利である。
例えば、薬剤送達装置は、胃内において、胃酸等の消化分泌液よりも高い密度を有しうる。薬剤送達装置は、胃内において保持される、例えば留まる、流体及び/又は液体よりも高い密度を有しうる。薬剤送達装置は、薬剤送達装置が胃の底に位置することを可能にする、密度を有しうる。
例えば、薬剤送達装置は、小腸及び大腸の内の1つ以上等の腸内に保持される、例えば留まる、流体及び/又は液体よりも高い密度を有しうる。薬剤送達装置は、薬剤送達装置が小腸及び大腸の内の1つ以上の腸の底部に位置することを可能にする、密度を有しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分の取付軸線と主軸線との間の距離は、例えば少なくとも薬剤送達装置の作動状態又は第2の状態において及び任意選択で薬剤送達装置の初期状態において、0.5mmより大きい。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、例えば、第1の回転軸線を有する第1のジョイント接続を介して、第1の本体部分に回転可能に取り付けられる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、ヒンジ(蝶番)を介して第1の本体部分に回転可能に取り付けられ、主軸線に垂直又は平行な第1の回転軸線の周りで回転するように構成される。換言すれば、取付部分は、例えば第1の本体部分に関して、第1の回転軸線の周りを回転するように任意選択で構成される。第1の回転軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と平行としうる。第1の回転軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と第1の角度を形成しうる。第1の角度は、15°未満としうる。第1の角度は、90°±5°又は90°等、75°~105°の範囲内としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分は、第1の本体部分の外面まで延びる、第1の本体凹部(例えば、空洞、長穴、穴)を画定しうる。第1の本体凹部は、開いた最外面を除く全ての側面において、中実の壁により形成されうる。取付部分は、第1の取付部分軸線に沿って第1の本体凹部内において回転可能に接続しうる。第1の取付部分軸線は、例えば、ピン(例えば、腕部、支持部)としうる。第1の取付部分軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と平行としうる。第1の取付部分軸線は、中心軸線及び/又は主軸線に対して角度を付けられうる。従って、取付部分は、第1の取付部分軸線に沿って凹部内において回転するように構成されうる。また、取付部分の回転は、凹部の端面で停止しうる。
第1の本体凹部は、第1の本体の外面の一部に沿って延びうる。第1の本体凹部は、第1の本体の外周に沿って完全に延びうる。第1の本体凹部は、第1の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%にわたって延びうる。第1の本体凹部は、第1の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、又は95%を超えて延びうる。第1の本体凹部は、第1の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%未満にわたって延びうる。
第1の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%にわたって延びうる。第1の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%を超えて延びうる。第1の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%未満にわたって延びうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置の例において、第1の本体凹部は、長手方向である中心軸線を有する、第1の本体部分の周りで周方向又は部分的に周方向に延びうる。第1の本体凹部は、中心軸線及び/又は主アクセスに対して垂直に延びうる(例えば、中心軸線及び/又は主アクセスに対して垂直な薬剤送達装置の断面に沿って延びうる)。第1の本体凹部は、任意の数の形状を有しうる。例えば、第1の本体凹部は、半円等の円の一部であり得る。第1の本体凹部は、三角形であり得る。第1の本体凹部は、円の扇形であり得る。第1の本体凹部は、2つの直線角部により接続された湾曲角部であり得る。第1の本体凹部は、2つの直線角部によりお互いに接続する、2つの湾曲角部であり得る。
従って、取付部分は、中心軸線及び/又は主軸線に対して垂直に移動するために、第1の取付部分軸線において回転しうる。特定の実施形態において、取付部分は、中心軸線及び/又は主軸線に対して垂直と平行との間の角度で回転しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分がお互いに対して回転すると、取付部分は、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の回転により、その凹部(例えば、第1の本体凹部又は第2の本体凹部)から回転して外に出ることができる。次に、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の継続的な回転により、取付部分が組織に突き刺さり、薬剤送達装置を所定の位置に保持する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、例えば、少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で薬剤送達装置の初期状態において、第1の本体部分から離れる方向において延びる。言い換えれば、針は、例えば、少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で初期状態において、第1の本体部分の外面から延びうる。別の言い方をすれば、第1の取付部分軸線は、例えば、少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で薬剤送達装置の初期状態において、中心軸線及び/又は主軸線と少なくとも45°の角度を形成しうる。取付部分がある方向に延びることは、取付部分の取付軸線に沿って取付部分/針部分の近位端部から取付部分の遠位端部への方向として理解されるべきである。
取付部分は、薬剤送達装置の第1の状態において第1の主方向に延び、そして薬剤送達装置の第2の状態において第1の二次方向に延びうる。第1の主方向及び第1の二次方向は、少なくとも30°の角度を形成しうる。第1の主方向は、中心軸線に平行又は実質的に平行としうる。第1の主方向は、中心軸線と60°未満の角度を形成しうる。第1の二次方向は、中心軸線と少なくとも60°、例えば約90°等、の角度を形成しうる。第1の二次方向は、中心軸線に対して垂直としうる。
取付部分の遠位端部は、薬剤送達装置の第1の状態における第1の主位置から第2の状態における第1の二次位置まで移動するか、又は移動させられるように構成されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、第1の本体部分の代わりに、例えば、回転軸線を有するヒンジ等のジョイント接続を介して、第2の本体部分に回転可能に取り付けられる。換言すれば、取付部分は任意選択で、第2の回転軸線の周りを、例えば第2の本体部分に対して、回転するように構成される。第2の回転軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と平行としうる。第2の回転軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と第2の角度を形成しうる。第2の角度は、15°未満としうる。第2の角度は、75°~105°の範囲、例えば90°±5°又は90°等、としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分は、第2の本体部分の外面まで延びる、第2の本体凹部(例えば、空洞、長穴、穴)を画定しうる。第2の本体凹部は、開いた最外面を除く全ての側面において、中実の壁により形成されうる。取付部分は、第2の取付部分軸線に沿って、第2の本体凹部内において回転可能に接続しうる。第2の取付部分軸線は、例えば、ピン(例えば、腕部、支持部)としうる。第2の取付部分軸線は、中心軸線及び/又は主軸線と平行としうる。第2の取付部分軸線は、中心軸線及び/又は主軸線に対して角度を付けられうる。従って、取付部分は、第2の取付部分軸線に沿って、凹部内において回転するように構成され得る。また、取付部分の回転は、第2の本体凹部の端面で停止しうる。
第2の本体凹部は、第2の本体の外面の一部に沿って延びうる。第2の本体凹部は、第2の本体の外周に沿って完全に延びうる。第2の本体凹部は、第2の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%にわたって延びうる。第2の本体凹部は、第2の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、又は95%を超えて延びうる。第2の本体凹部は、第2の本体の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%未満にわたって延びうる。
第2の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%わたって延びうる。第2の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%を超えて延びうる。第2の本体凹部は、外面から中心軸線に向かって、薬剤送達装置の5、10、15、20、25、30、35、又は40%未満にわたって延びうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、長手方向である中心軸線を有する第2の本体凹部は、第2の本体の周りで周方向又は部分的に周方向に延びうる。第2の本体凹部は、中心軸線及び/又は主アクセスに対して垂直に延びうる(例えば、中心軸線及び/又は主アクセスに対して垂直な薬剤送達装置の断面に沿って延びうる)。第2の本体凹部は、任意の数の形状を有しうる。例えば、第2の本体凹部は、半円等の円の一部であり得る。第2の本体凹部は、三角形であり得る。第2の本体凹部は、円の扇形であり得る。第2の本体凹部は、2つの直線角部により接続された、湾曲角部であり得る。第2の本体凹部は、2つの直線角部によりお互いに接続した、2つの湾曲角部であり得る。
従って、取付部分は、中心軸線及び/又は主軸線に対して垂直に移動するために、第2の取付部分軸線において回転しうる。特定の実施形態において、取付部分は、中心軸線及び/又は主軸線に対して垂直と平行との間の角度で回転しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達システムにおいて、第1の本体部分は、第1の本体凹部を有しうるが、一方で第2の本体部分は、第2の本体凹部を有さない。1基以上の例示的な薬剤送達システムにおいて、第2の本体部分は、第2の本体凹部を有しうるが、一方で第1の本体部分は、第1の本体凹部を有さない。特定の凹部を有する本体部分は、どの本体部分が取付部分を具備するかに依存し得る。例えば、もし取付部分が第1の本体部分上にある場合には、第1の本体部分は、第1の本体凹部を有しうるが、一方で第2の本体部分は、第2の本体凹部を有さない。これとは別に、もし取付部分が第2の本体部分上にある場合には、第2の本体部分は、第2の本体凹部を有しうるが、一方で第1の本体部分は、第1の本体凹部を有さない。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分がお互いに対して回転すると、取付部分は、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の回転により、回転して本体部分のそれぞれの凹部(例えば、第1の本体凹部及び第2の本体凹部)から外に出ることができる。次に、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の継続的な回転により、取付部分が組織に突き刺さることを引き起こし、薬剤送達装置を所定の位置に保持する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、例えば少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で薬剤送達装置の初期状態において、任意選択で第2の本体部分から離れる方向において延びる。換言すれば、針は、例えば少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で初期状態において、第2の本体部分の外面から延びうる。別の言い方をすれば、第2の取付軸線は、例えば、少なくとも薬剤送達装置の作動状態において及び任意選択で薬剤送達装置の初期状態において、中心軸線及び/又は主軸線と少なくとも45°の角度を形成しうる。
取付部分は、薬剤送達装置の第1の状態において、第2の主方向に延びることができ、薬剤送達装置の第2の状態において、第2の二次方向に延びうる。第2の主方向及び第2の二次方向は、少なくとも30°の角度を形成しうる。第2の主方向は、中心軸線に平行又は実質的に平行としうる。第2の主方向は、中心軸線と60°未満の角度を形成しうる。第2の二次方向は、中心軸線と少なくとも60°、例えば約90°の角度を形成しうる。第2の二次方向は、中心軸線に対して垂直としうる。
取付部分の遠位端部は、薬剤送達装置の第1の状態の第2の主位置から第2の状態の第2の二次位置まで移動するか、又は移動させられるように構成されうる。
薬剤送達装置は、アクチュエータ機構を具備する。アクチュエータ機構は、例えば回転の一部の間において、例えば少なくとも第1の回転において及び任意選択で第2の回転において等、第2の本体部分又は第1の本体部分に対して取付部分を移動させるように構成される。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、例えば薬剤送達装置の第2の状態において、第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させることにより、及び/又はその逆で、遠位端部を移動させるように構成される。アクチュエータ機構は、主軸線の周りで、第1の本体部分を第2の本体部分に対して、少なくとも90°、例えば、少なくとも450°、少なくとも810°、少なくとも1170°、少なくとも1530°、又は更には少なくとも1890°回転させるように構成されうる。アクチュエータ機構は、第1の本体部分を第2の本体部分に対して主軸線の周りで段階的方法で回転させるように構成されもよい。換言すれば、第2の本体部分に対して第1の本体部分を主軸線の周りで回転させることは、第1の回転と第2の回転とを具備する、複数の回転を具備することができ、例えば、回転が減少するか又は回転しない第1の期間が第1の回転に続き、更に第2の回転が続く。第1の期間後に第1の回転に第2の回転が続くことにより、薬剤送達装置が生体組織に取り付けられる可能性を高めうる。第1の期間又は一般的に回転間の期間は、薬剤送達が胃腸管内の別の位置に移動することを可能にする。言い換えれば、もし第1の回転中に薬剤送達が生体組織に付着しない場合には、更なる回転は、内部組織に付着する機会を増加させる。第1の回転は、少なくとも90°とすることができ、第2の回転は、少なくとも180°としうる。複数の回転は、第3の回転を具備しうる。第3の回転は、少なくとも180°としうる。
アクチュエータ機構は、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分に力を加えるように構成された、バネ要素等の弾性部分を任意選択で具備する。弾性部分は、第1の本体部分に接続する、第1の端部等の第1の部分を具備しうる。弾性部分は、第2の本体部分に接続する、第2の端部等の第2の部分を具備しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、例えば、部分を相互に回転させるために、任意選択で膨張媒体、即ち、例えば液体との接触時において、その体積を増加させる媒体、を具備する。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、膨張媒体は、第1の本体部分に対して取付部分を回転させるか、又は第2の本体部分に対して取付部分を回転させる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、膨張媒体は、第2の本体部分に対する第1の本体部分の回転をもたらす。
弾性部分等のアクチュエータ機構は、第1の本体部分に対して第1の回転軸線の周りで取付部分を回転させるように構成されうる。
弾性部分等のアクチュエータ機構は、第2の回転軸線の周りで第2の本体部分に対して取付部分を回転させるように構成されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、第1の区画を具備しており、薬剤送達装置は、第1の区画から薬剤送達装置の周囲に活性薬剤物質を送達するように構成される。第1の区画は、第1の遠位端部から、例えば8mmの距離以内、例えば5mm以内等、において第1の針等の取付部分に配置されうる。第1の針等の取付部分は、第1の区画へのアクセス(接近通路)を提供する、1つ以上の開口部を有しうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の区画は、第1の針の貫通孔として形成される。
第1の区画は、例えば第1の本体部分、第2の本体部分、又は第1の本体部分と第2の本体部分の両方の容積内の空洞の形態等の、薬剤送達装置の任意の部分に配置されうる。加えて又は代わりに、第1の区画は、取付部分の内側にある区画とすることができ、その場合取付部分の生体組織内への貫通により、第1の区画内の薬剤物質が生体組織内に放出されうる。加えて又は代わりに、第1の区画は、第1及び/又は第2の本体部分の外面上の窪み又は開口部又はスパイク又は中空のスパイクの形である、区画とすることができ、その場合薬剤送達装置は、薬剤送達装置が通過するように適合された、身体の器官内に薬剤物質を放出するように適合されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の区画は、薬剤送達装置の内部容積から薬剤送達装置の外側部分に向かって開きうる。1つ以上の例において、第1の区画は、第1の本体部分の内部にあることができ、そして第1の区画は、取付部分と流体接続されて、その結果、取付部分の遠位端部が生体組織を貫通すると、薬剤物質は、第1の区画から取付部分を介して生体組織内に放出されうる。
これは例えば、取付部分が管状部分である場合とすることができ、管状部分は、薬剤送達装置の第1の区画と流体連通する遠位端部を有する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、第2の区画を具備しており、薬剤送達装置は、第2の区画から薬剤送達装置の周囲に活性薬剤物質を送達するように構成される。第2の区画は、遠位端部から、例えば8mmの距離以内、例えば5mm以内等、において針等の取付部分に配置されうる。針等の取付部分は、第2の区画へのアクセスを提供する、1つ以上の開口部を有しうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の区画は、針内の貫通孔として形成される。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び第2の本体部分の回転力は、活性薬剤物質を薬剤送達装置の外へ、例えば第1の区画又は第2の区画の外へ押し出しうる。例えば、回転の運動力により、薬剤送達装置から、例えば第1の区画又は第2の区画から外に、活性薬剤物質を吐出する(例えば、排出、放出、押し出す)ことができる。運動力は、回転とは無関係な力から生じうる。
薬剤送達装置は、第1の区画又は第2の区画を有しうる。例えば、もし取付部分が第1の本体部分に取り付けられる場合には、薬剤送達装置は、第1の区画を有しうるが、しかし第2の区画を有さない場合がある。例えば、もし取付部分が第2の本体部分に取り付けられる場合には、薬剤送達装置は、第2の区画を有しうるが、第1の区画を有さない場合がある。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、第1の本体部分及び第2の本体部分がお互いに対して回転的に静止し且つ初期状態とも表示される第1の状態と、作動状態とも表示される第2の状態とを有しており、そこ(第2の状態)では、第1の本体部分及び第2の本体部分は、お互いに対して回転可能に移動可能である、例えば、薬剤送達装置の主軸線の周りを回転可能である。換言すれば、第1の本体部分は、第2の本体部分に対して固定することができ、例えば回転が防止されうる。第1の状態は、例えば、薬剤送達装置が身体内に導入されるように適合される、初期状態又は導入状態とすることができ、そしてそこでは第1の本体部分及び第2の本体部分はお互いに対して静止する。第1の状態において、弾性部分は、所定量の貯蔵されたエネルギを有することができ、その場合、本体部分が静止すると共に、弾性部分におけるエネルギレベルは、変化がない。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、第1の本体部分及び第2の本体部分がお互いに対して回転的に静止する第1の状態と、第1の本体部分及び第2の本体部分がお互いに回転的に可動である第2の状態と、を有し得る。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、弾性部分が一定の弾性力負荷を有する第1の状態と、弾性部分が弾性力負荷を少なくとも部分的に解放する第2の状態と、を有する。換言すれば、弾性部分は、薬剤送達の第1の状態において付勢されるか又は事前に負荷が加えることができ、そして解放時に、例えばロック(固定)機構の解放により(即ち、薬剤送達装置が第2の状態にある時)、弾性部分からの力は、第2の本体部分に対する第1の本体部分の回転に影響を与えうる、即ち、第2の遠位に向かう第1の遠位端部の移動を具備する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、遠位端部を、送達装置の中心軸線からの主半径方向距離を有する主位置であって、例えば薬剤送達装置の第1の状態における主位置から、中心軸線及び/又は主軸線からの二次半径方向距離を有する二次位置であって、例えば薬剤送達装置の第2の状態における二次位置まで、移動させるように構成されており、その場合二次半径方向距離は、主半径方向距離よりも大きい。従って、薬剤送達装置が第1の状態にある時に、取付部分の遠位端部は、主位置に位置することができ、及び/又は薬剤送達装置が第2の状態にある時に、取付部分の遠位端部は、二次位置に位置しうる。
主半径方向距離は、10mm未満、例えば8mm未満、又は更には5mm未満としうる。二次半径方向距離は、主半径方向距離よりも大きくしうる。二次半径方向距離は、5mmより大きく、例えば6mmより大きいか又は8mmより大きくしうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、二次半径方向距離は、6mm~15mmの範囲にある。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、針及び/又は遠位端部の一部等の取付部分は、第1の状態において、第1の本体部分の第1の本体凹部内に配置することができ、又は少なくとも部分的に配置されうる。第1の状態において、遠位端部は、第1の本体部分の内部に配置されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、針及び/又は遠位端部の一部等の取付部分は、第2の状態において第1の本体部分の第1の本体凹部の外側に、配置されうるか、又は少なくとも部分的に配置されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、針及び/又は遠位端部の一部等の取付部分は、第1の状態において、第2の本体部分の第2の本体凹部内に配置されうる。それにより、取付部分は、薬剤送達装置の第1の状態において、第2の本体部分に対して第1の本体部分を固定するように構成されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、針及び/又は遠位端部の一部等の取付部分は、第2の状態において、第2の本体部分の外側及び/又は少なくとも第2の本体部分の第2の本体凹部の外側に配置されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、例えば、取付部分(ベース部分)の第1の回転軸線の周りの回転により、遠位端部を取付部分の近位端部に対して、主位置の主角度位置から二次位置の二次角度位置まで移動するように構成される。主角度位置と二次角度位置との間の角度は、10°より大きくしうる、例えば、45°より大きく、又は60°より大きくしうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、ロック(固定)機構を具備する。ロック機構は、薬剤送達装置の第1の状態において、第2の本体部分に対して第1の本体部分を固定する、例えば回転を防止する等、のように構成されうる。ロック機構は、薬剤送達装置が第1の状態にある時に、例えば第1の本体部分に対して、取付部分を主位置に固定するように構成されうる。ロック機構が解放されると、取付部分は、主位置から二次位置へ移動することを可能にされうる。ロック機構は、解放時に、例えば薬剤送達装置の第2の状態において、第2の本体部分に対して、第1の本体部分の回転を可能にするように構成されうる。
ロック機構は、第2の本体部分に対して第1の本体部分を固定及び/又は固定解除(解放)するように任意選択に構成された、第1のロック要素を具備しうる。第1のロック要素は、第1の本体部分又は第2の本体部分に対して取付部分を固定及び/又は固定解除(解放)するように構成されうる。第1のロック要素は、第1の本体部分の第1の主凹部及び/又は第2の本体部分の第2の主凹部に配置されうる。第1のロック要素は、薬剤送達装置が胃腸管又は胃腸管内の所望の位置に入る時に、溶解するように構成することができ、それにより第2の本体部分に対して第1の本体部分を解放し、アクチュエータ機構が第1の本体部分を第2の本体部分に対して回転させることを可能にしており、そしてそれにより遠位端部を移動させて、その結果薬剤送達装置を内部組織に取り付ける。
第1のロック要素は、第1のロックバンド(帯)(例えば、リング(環)、輪、部分的なリング、部分的な輪)としうる。第1のロックバンドは、長手方向の幅よりも大きい周方向長さを有しうる。例えば、円周方向の長さは、長手方向幅の2倍、3倍、4倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍又は10倍としうる。
第1のロックバンドは、薬剤送達装置の外面に嵌合しうる。例えば、第1のロックバンドは、第1の本体部分又は第2の本体部分の外面に配置されうる。第1のロックバンドは、薬剤送達装置に機械的に嵌合しうる。例えば、第1のロックバンドは、薬剤送達装置にスナップ嵌めしうる。第1のロックバンドは、薬剤送達装置に化学的に取り付けられうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のロックバンドは、カプセル部分の形状であり得る。例えば、第1のロックバンドは、カプセルの前半を形成し得る。第1のロックバンドは、カプセルの第1の前半を形成することができ、第2のロックバンドは、カプセルの第2の後半を形成することができる。一緒に嵌合すると、第1のロックバンド及び第2のロックバンドは、完全なカプセルを形成し得る。
第1のロックバンドは、もし第1の本体に配置される場合には、第1の本体凹部を部分的又は完全に覆いうる。従って、第1のロックバンドは、もし第1の本体部分にあれば、取付部分の動きを防止しうる。第1のロックバンドは、もし第2の本体に配置される場合には、第2の本体の凹部を部分的又は完全に覆いうる。従って、第1のロックバンドは、もし第2の本体部分にあれば、取付部分の動きを防止しうる。
第1のロックバンドは、薬剤送達装置の外周に沿って完全に延びうる。第1のロックバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%にわたって延びうる。第1のロックバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、又は95%を超えて延びうる。第1のロックバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%未満にわたって延びうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のロックバンドは、1つ以上のロック突起(例えば、伸長部、タブ(摘み)、指部、突出部、歯)を具備しうる。例えば、第1のロックバンドは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個のロック突起を具備しうる。ロック突起は、第1のロックバンドの一方の側から長手方向にのみ延びうる。ロック突起は、第1のロックバンドの両側から長手方向に延びうる。ロック突起は、第1のロックバンドに沿って等間隔で配置されうる。ロック突起は、第1のロックバンドに沿って不等間隔で配置されうる。
1つ以上のロック突起は、薬剤送達装置の長手方向の中心に向かって(例えば、もし第1のロックバンドが第1の本体部分に配置される場合には、本体の外面に沿って第2の本体部分に向かって、又はもし第1のロックバンドが第2の本体部分に配置される場合には、本体の外面に沿って第1の本体部分に向かって)延びうる。
1以上のロック突起は、三角形、正方形、長方形、円形、又は別の多角形の形状としうる。1つ以上のロック突起は、第1のロックバンドに沿って形状が変化しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は嵌合形態を具備しうる。嵌合形態は、第1のロックバンドの1つ以上の突起と嵌合するように構成可能である。嵌合形態は、薬剤送達装置の外面から半径方向外側に延びる1つ以上の嵌合突起(例えば、伸長部、タブ、指部、突出部、歯)を具備可能である。嵌合形態は、第1の本体部分、第2の本体部分又はその両方から延び得る。嵌合形態は、1つ以上の円周方向の列で形成され得る。例えば、嵌合形態の1つの円周方向の列、又は嵌合形態の2つの円周方向の列が存在し得る。両方の円周方向の列は、同じ本体部分(例えば、第1の本体部分又は第2の本体部分)上にあり得る。別の実施の例において、嵌合形態の1つの円周方向の列が、第1の本体部分上にあることができ、嵌合形態の第2の円周方向の列が、第2の本体部分上にあることができる。
1つ以上の嵌合突起は、三角形、正方形、長方形、円形、又は別の多角形の形状としうる。1つ以上の嵌合突起は、第1のロックバンドに沿って形状が変化しうる。1つ以上の嵌合突起は、周方向において角度を付けられて嵌合凹部(例えば、湾曲、空洞、空間、間隙)を形成しうる。この嵌合凹部は、1つ以上の嵌合突起を第1のロックバンドの1つ以上の突起に固定することを支援し得る。更に、嵌合凹部は、第1のロックバンドの望ましくない解放を防止可能である。従って、第1のロックバンドが薬剤送達装置に取り付けられる時に、1つ以上のロック突起は、1つ以上の嵌合突起の間で嵌合可能である。1つ以上のロック突起は、隣接する嵌合突起内に嵌合可能である。これにより、第2の本体に対する第1の本体の回転を防止可能である。例えば、第1の本体は、第1のロックバンドにより回転が防止される。幾つかの実施形態において、ロック突起は、2つの嵌合突起の間に設置可能であり、各々の嵌合突起は、ロック突起を所定の位置に保持するように反対方向に角度が付けられる。
幾つかの実施例において、嵌合形態は、薬剤送達装置の内部に延びる凹部としうる。ロック突起はその場合、嵌合形態と嵌合するように、長手方向の代わりに半径方向内側に延びることができる。
上述のように、第1のロックバンドが取り付けられ更に1つ以上の突起が嵌合形態と嵌合する場合に、第1の本体部分は、第2の本体部分に対して所定の位置に固定される。第1の本体部分及び第2の本体部分は、本明細書で検討されるように、第1のロックバンドが溶解する時に、第1のロックバンドから解放されうる。
更に、第1のロックバンドの溶解により、取付部分が更に回転して第1の本体凹部又は第2の本体凹部の内の1つから外れることを可能にし得る。従って、第1の本体及び第2の本体がお互いに対して回転すると、取付部分は、組織に挿入するために回転可能である。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のロックバンドは、複数の正方形のロック突起と複数の三角形のロック突起とを具備し得る。四角形のロック突起は、嵌合突起の力の下で、カバーを所定の位置に保持するように使用されうる。三角形のロック突起は、第1のロックバンドを適切に設置するように使用されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達システムにおいて、第1のロックバンド全体が溶解可能である。1基以上の例示的な薬剤送達システムにおいて、正方形のロック突起のみが、溶解可能な材料から形成されうる。一旦四角形のロック突起が溶解すると、第1の本体部分及び第2の本体部分は、回転が可能になりうる。第2の本体部分に対する第1の本体部分の回転は、第1のロックバンドを移動、例えば運動、位置変更、場所変更等、させ得る。これは、嵌合突起が三角形のロック突起を圧迫し、ロック突起を長手方向に押して離すことができる場合に発生し得る。例えば、回転は、第1のロックバンドを中心軸線に沿って移動させ得る。
この移動は、取付部分を露出させ得る。この移動は、第1のロックバンドを完全に移動させて薬剤送達装置から外すことができる。移動させることにより、第1のロックバンドを部分的に移動させて、第1のロックバンドが薬剤送達装置に関連したまま、例えば取り付けられたままの状態で、取付部分を露出させ得る。
ロック機構は、第2の本体部分に対して第1の本体部分を固定及び/又は固定解除するように任意選択に構成された、第2のロック要素を具備しうる。第2のロック要素は、第1の本体部分の第1の二次凹部及び/又は第2の本体部分の第2の二次凹部内に配置されうる。第2のロック要素は、薬剤送達装置が胃腸管に入ると溶解するように構成することができ、それにより、第2の本体部分に対して第1の本体部分の固定が解除又は解放され、アクチュエータ機構が第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転することを可能にし、そしてそれにより、第1の遠位端部を第2の遠位端部に向かって移動させて、その結果、順に薬剤送達装置を内部組織に取り付ける。
1基以上の例示的な薬剤送達装置は、第1のカバーバンド(例えば、リング、輪、部分的なリング、部分的な輪)を具備しうる。第1のカバーバンドは、第1のロック要素、例えばロック要素、ロック機構等、と共に使用可能である。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のカバーバンドは、第1のロックバンドであり得る。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のカバーバンドは、第1のロックバンドに関して上記で論じた、形態のいずれか又は全てを具備し得る。第1のカバーバンドは、長手方向の幅よりも大きい周方向長さを有しうる。例えば、円周方向の長さは、長手方向の幅の2倍、3倍、4倍、5倍、6倍、7倍、8倍、9倍、又は10倍としうる。
第1のカバーバンドは、薬剤送達装置の外面に嵌合しうる。例えば、第1のカバーバンドは、第1の本体部分又は第2の本体部分の外面に設置されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のカバーバンドは、カプセル部分の形状であり得る。例えば、第1のカバーバンドは、カプセルの前半を形成し得る。第1のカバーバンドは。カプセルの前半を形成することができ、第2のカバーバンドは、カプセルの後半を形成することができる。一緒に嵌合されると、第1のカバーバンド及び第2のカバーバンドは、完全なカプセルを形成することができる。
第1のカバーバンドは、薬剤送達装置に機械的に嵌合されうる。例えば、第1のカバーバンドは、薬剤送達装置にスナップ嵌めされうる。第1のカバーバンドは、薬剤送達装置に化学的に取り付けられうる。
第1のカバーバンドは、もし第1の本体部分に設置される場合には、第1の本体凹部を部分的又は完全に覆いうる。従って、第1のカバーバンドは、もし第1の本体部分に設置される場合には、取付部分の動きを防止しうる。第1のカバーバンドは、もし第2の本体に設置される場合には、第2の本体凹部を部分的又は完全に覆いうる。従って、第1のカバーバンドは、もし第2の本体部分に設置される場合には、取付部分の動きを防止しうる。
第1のカバーバンドは、薬剤送達装置の外周に沿って完全に延びうる。第1のカバーバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%にわたって延びうる。第1のカバーバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、又は95%を超えて延びうる。第1のカバーバンドは、薬剤送達装置の外周の10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は100%未満にわたって延びうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のカバーバンドは、1つ以上の嵌合突起(例えば、伸長部、タブ、指部、突出部、歯)を具備しうる。例えば、第1のカバーバンドは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10個の嵌合突起を具備しうる。嵌合突起は、第1のカバーバンドの一方の側から長手方向にのみ延びうる。嵌合突起は、第1のカバーバンドの両側から長手方向に延びうる。嵌合突起は、第1のカバーバンドに沿って等間隔で配置されうる。嵌合突起は、第1のカバーバンドに沿って不等間隔で配置されうる。
1つ以上の嵌合突起は、薬剤送達装置の長手方向の中心に向かって(例えば、もし第1のカバーバンドが第1の本体部分に設置される場合には、本体の外面に沿って第2の本体部分に向かって、又はもし第1のカバーバンドが第2の本体部分に設置される場合には、本体の外面に沿って第1の本体部分に向かって)延びうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、嵌合形態を具備しうる。嵌合形態は、第1のカバーバンドの1つ以上の嵌合突起と嵌合する、例えば受容する、保持する、接触する、ように構成し得る。嵌合形態は、薬剤送達装置の外面から半径方向外側に延びる、1つ以上の本体嵌合突起(例えば、伸長部、タブ、指部、突出部、歯)を具備し得る。嵌合形態は、第1の本体部分、第2の本体部分、又はその両方から延び得る。嵌合形態は、1つ以上の円周方向の列で形成可能である。例えば、嵌合形態の1つの円周方向の列又は嵌合形態の2つの円周方向の列が、存在し得る。両方の円周方向の列は、同じ本体部分(例えば、第1の本体部分又は第2の本体部分)上にあり得る。これとは別の実施例において、嵌合形態の1つの円周方向の列は、第1の本体部分上にあることができ、嵌合形態の第2の円周方向の列は、第2の本体部分上にあることができる。
1つ以上の嵌合突起は、三角形、正方形、長方形、円形、又は別の多角形の形状としうる。1つ以上の嵌合突起は、第1のカバーバンドに沿って形状が変化しうる。1つ以上の嵌合突起は、周方向において角度を付けられて嵌合凹部(例えば、湾曲、空洞、空間、間隙)を形成しうる。この嵌合凹部は、1つ以上の本体嵌合突起を第1のカバーバンドの1つ以上の突起に嵌合させることを支援し得る。更に、嵌合凹部は、第1のカバーバンドの望ましくない解放を防止可能である。
従って、第1のカバーバンドが薬剤送達装置に取り付けられる時に、1つ以上の嵌合突起は、1つ以上の嵌合形態の間において嵌合することができる。1つ以上の嵌合突起は、隣接する嵌合形態内に嵌合することができる。これは、第1のカバーバンドを適切に整列させることを支援可能である。
幾つかの実施例において、嵌合形態は、薬剤送達装置の内側に延びる凹部としうる。嵌合突起はその場合、嵌合形態と嵌合するように長手方向の代わりに、半径方向内側に延びることができる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第2の本体部分に対する第1の本体部分の回転により、カバーバンドを移動、例えば運動、位置変更、場所変更、させ得る。例えば、回転により、カバーバンドを中心軸線に沿って移動させ得る。この移動により、取付部分を露出させ得る。これは、例えば、嵌合突起が三角形の嵌合突起又は別の形状の嵌合突起を圧迫し、三角形の嵌合突起を長手方向に押して離すことができる場合に発生し得る。この移動により、カバーバンドを薬剤送達装置から完全に移動させて外すことができる。移動により、カバーバンドが薬剤送達装置に関連付けられた、例えば取り付けられた、状態でカバーバンドを部分的に移動させて、取付部分を露出させることができる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1のカバーバンドは、溶解可能としうる。第1のカバーバンドの溶解により、取付部分が、更に回転して第1の本体凹部又は第2の本体凹部の内の1つから外れることを可能にし得る。従って、第1の本体及び第2の本体がお互いに対して回転すると、取付部分は、組織内に挿入するように回転可能である。第1のロック要素及び/又は第2のロック要素の材料及び/又は特性は、本体部分の解放及び/又は薬剤送達の作動が、胃腸管、例えば胃や腸等、内の所望の位置で起こるように制御されるように選択されうる。第1のロック要素及び/又は第2のロック要素の材料は、糖と糖誘導体と親水性ポリマーとpH依存性ポリマーと薬学的に許容可能である賦形剤との内の1つ以上を具備することができ、それは、水/液体に接触すると分散、溶解、膨張及び/又はゲル化する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分の少なくとも一部は、腐食、分解、加水分解及び/又はタンパク質分解酵素による分解等の人体内に存在するプロセス(処理方法)により、取付部分の材料が破壊、分解及び/又は溶解されることを可能にする、生分解性材料、吸収性材料、又は類似の材料で作製されうる。従って、取付部分が一定期間の間人体内にあると、取付部分がその構造的安定性を失い、その結果、取付部分自体が取り付けられる、表面から薬剤送達装置を順に放出しうる程度まで、取付部分は、溶解、崩壊、又は分解しうる。従って、ある期間の後、例えば薬剤物質が取付部分から放出される時に、取付部分は、薬剤送達装置が放出され得且つ胃腸管を通りその移動を続けて使用者又は患者の自然な腸運動及び/又は排便により放出されうるような程度まで劣化しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、部分的に生分解性であり得る。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、完全に生分解性であり得る。例えば、薬剤送達装置の全ての構成要素は、生分解性であり得る。従って、薬剤送達装置を飲み込んだ後に、患者から何も排泄される必要はない。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は生分解性である。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、生堆肥化可能であり得る。
例えば、第1の本体部分、第2の本体部分、取付部分及びアクチュエータ機構は全て、生分解性としうる。更に、それらの間の任意の接続構成要素も、生分解性としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分の回転軸線(主軸線)は、薬剤送達装置の中心軸線とすることができ、例えば、第1の本体部分の主軸線は、中心軸線と同軸としうる。従って、中心軸線は、第1の本体部分及び第2の本体部分の両方を横切り、主軸線を画定しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分及び第2の本体部分は、中心軸線に垂直な半径方向において、実質的に対称としうる。これは、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分が円形の外周を有することができ、その外周が中心軸線から離れる方向で且つ中心軸線に垂直な半径方向において延びうることを意味しうる。
第1の取付軸線は、取付部分の長さと同軸である、軸線として見なしうる。第2の取付軸線は、取付部分の長さと同軸である、軸線として見なしうる。取付部分が直線でない形状を有する場合において、第1の取付軸線は、取付部分の遠位端部及び近位端部を横切る、軸線として画定されうる。また、第2の取付軸線は、取付部分の遠位端部及び近位端部を横切る、軸線として画定されうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の取付軸線は、中心軸線から第1の距離に位置しうるが、一方で第2の取付軸線は、中心軸線及び/又は主軸線から第2の距離に位置しうる。
例えば、第1の取付軸線は、薬剤送達装置の第1の状態において中心軸線から第1の主距離に位置しうる。第1の主距離は、0.5mmより大きい、例えば1mm~15mmの範囲又は1mmより大きい、例えば2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm又は14mmとしうる。
第1の取付軸線は、薬剤送達装置の第1の状態において中心軸線と交差するか、又は中心軸線に接近(距離が0.5mm未満)しうる。
第1の取付軸線は、薬剤送達装置の第2の状態において、中心軸線から第1の二次距離に位置しうる。第1の二次距離は、0.5mmより大きくすることができ、例えば1mm~15mmの範囲にあるか又は1mmより大きくすることができ、例えば、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm又は14mmとしうる。
第1の取付軸線は、薬剤送達装置の第2の状態において中心軸線と交差するか、又は中心軸線に接近(距離が0.5mm未満)しうる。
例えば、第2の取付軸線は、薬剤送達装置の第1の状態において中心軸線から第2の主距離に位置しうる。第2の主距離は、0.5mmより大きくすることができ、例えば1mm~15mmの範囲にあるか又は1mmより大きくすることができ、例えば、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm又は14mmとしうる。
第2の取付軸線は、薬剤送達装置の第1の状態において中心軸線と交差するか、又は中心軸線に接近(距離が0.5mm未満)しうる。
第2の取付軸線は、薬剤送達装置の第2の状態において中心軸線から第2の二次距離に位置しうる。第2の二次距離は、0.5mmより大きくすることができ、例えば、1mm~15mmの範囲にあるか又は1mmより大きくすることができ、例えば、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、11mm、12mm、13mm又は14mmとしうる。
第2の取付軸線は、薬剤送達装置の第2の状態において中心軸線と交差するか、又は中心軸線に接近(距離が0.5mm未満)しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、第1の本体部分は、第1の方向において回転するように構成することができ、第2の本体部分は、第2の方向において回転するように構成することができ、その場合第1の方向は、第2の方向と反対である。従って、一例として、第1の本体部分は、時計回り方向に回転しうるが、一方で第2の本体部分は、反対の及び反時計回り方向に回転しうる。薬剤送達装置が3つ以上の本体部分を具備する、1つ以上の例において、隣接する又は近傍の本体部分は、反対方向に回転しうる。これは、本体部分が、2つおきに同じ方向に回転しうることもまた意味しうる。例えば、第1の本体部分及び第3の本体部分が同じ第1の方向において回転する場合に、その際第2の本体部分及び/又は第4の本体部分は、第1の方向とは反対の第2の方向において回転しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、アクチュエータ機構は、複数の弾性部分等の1つ以上の弾性部分を具備しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分の遠位端部において、生体組織を貫通するように構成された、先端が設けられうる。1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分の遠位端部において、生体組織を貫通するように構成された、鋭利な先端が設けられうる。鋭利な先端は、取付部分の遠位端部の近傍に配置することができ、その場合鋭利な先端は、遠位端部から離れた位置の取付部分の直径よりも小さい、遠位端部における直径を有するように構成されうる。回転力が取付部分に加えられると、取付部分が、アクチュエータ機構により加えられる力により、鋭利な先端を生物組織に貫通させうるような状態で、鋭利な先端は構成されうる。
第1の本体部分と第2の本体部分との間の回転(遠位端部の移動)により、取付部分が生体組織を貫通すると、生体組織内の貫通点は、薬剤送達装置から生体組織に薬剤物質を送達するように利用することができ、その場合薬剤物質は、生体組織に、即ち粘膜を越えて、導入されうる。それにより、薬剤物質は、薬剤物質が胃又は腸管腔内において放出される場合よりも容易に、血流に入ることができ、そして薬剤送達は、より効果的としうる。この例としては、薬剤物質がインスリンの場合であるが、その場合、インスリンは、胃腸管内で分解することができ、胃腸管から吸収可能ではないが、しかしその場合に、粘膜は貫通され、貫通された胃腸壁を通りインスリンが放出され、インスリンは、そのまま残り、粘膜(表面)を超えて腸の層の血管を介して使用者の血流に到達する。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、取付部分は、生体組織を把持するように構成された、把持部分を備えうる。把持部分は、取付部分と粘膜との間の引き合う力を改善するために利用することができ、これにより、取付部分が薬剤送達装置を使用者の体内に固定することを可能にする。把持部分は、取付部分と取り付けられる表面との間の機械的摩擦を増加させる部分とすることができ、その場合把持部分は、取付部分の近傍に位置する、生体組織が前記部分により把持されるように、例えばフック(鉤)形状を有しうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、弾性部分の一部が第1の本体部分に接続することができ、弾性部分の第2の部分が第2の本体部分に接続しうる。このことは、弾性部分が、第1の本体部分及び第2の本体部分に加えられる、回転エネルギ又は回転力等のエネルギを貯蔵するように利用することができ、そのエネルギが弾性部分に貯蔵されることを意味する。更に、エネルギが放出されると、例えばロック要素が溶解又は分解すると、力は、第1の本体部分と第2の本体部分との両方に放出することができ、第1の本体部分と第2の本体部分は次に、力を取付部分に伝達する。弾性部分は、例えば、渦巻状螺旋ばね(主ばね)及び/又は螺旋捩りばねの形状とすることができ、その場合、第1の本体部分を第2の本体部分に対して回転させることにより、第1の本体部分は、第2の本体部分に関して巻かれうる。これにより、螺旋体をより強く捩ることにより、主ばね内にエネルギを蓄える。次いで、主ばねが巻戻るにつれて、主ばねの蓄積された力は、第1の本体部分を反対方向に回転させうる。従って、主ばねの力は、取付部分を移動させることができ、その場合取付部分が組織を貫通して、薬剤送達装置を生体組織に取り付けることができる。
薬剤送達装置が体内に入ると、そして例えば胃腸管内の所望の部分に入ると、薬剤送達装置は、第1の状態から第2の状態に変化するように構成されうる。変化は、様々な手段により開始することができ、その場合例えば、第1と第2の本体部分は、ロック機構を使用して第1の状態に保持することができ、ロック機構は、例えば、溶解性、膨張性又は分解性の材料で作られた、1つ以上のロック要素を具備しており、その場合その材料が、所望の身体部分内にある周囲、例えば流体等と反応し、それによりロック機構を固定解除又は解放する。ロック要素の材料は、所望の身体部分内にある周囲と接触すると、その構造力を失う材料としうる。例としては、ロック要素(単数又は複数)が、ポリマー材料又は糖状物質で作られる場合とすることができ、前記ポリマー材料又は糖状物質は、ロック要素が消化器系の内部の酵素又は特定の種類の酸を具備しうる、特定の種類の液体と接触すると、溶解、膨張又は分解しうる。ロック要素が試薬と接触すると、材料は、時間の経過と共に溶解、膨張又は分解することができ、そして薬剤送達装置の回転力がロック要素の静止力を超えると、回転力は、第2の本体部分に対する第1の本体部分の回転を介して解放することができ、又はその逆としうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、ロック要素は、取付要素が第2の部分に対して第1の本体部分を固定する位置、即ち、第1の本体部分が第2の本体に対して回転することを防ぐ位置、に取付部分を固定しうる。ロック要素が溶解又は分解すると、取付部分は、取付部分が第2の部分に対して第1の本体部分を固定しない、二次位置に移動可能であり、例えば、アクチュエータ機構は、取付部分が回転可能に取り付けられる、本体部分に対して取付部分を、回転軸線の周りで回転させる。
薬剤送達装置の第2の状態は、アクチュエータ機構、例えばアクチュエータ機構の弾性部分(単数又は複数)、に蓄えられたエネルギの、第1及び/又は第2の本体部分の回転力及び/又は第1の本体部分又は第2の本体部分に対する取付部分の回転力、への放出により開始される状態として見なされうる。第2の状態の終了は、弾性部分に蓄えられたエネルギが再び静止状態になる時点、即ち、取付部分が生体組織を把持するか又は貫入する時及び/又は第1の本体部分と第2の本体部分との間の回転運動が停止する時、として見なされうる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、薬剤送達装置は、アクチュエータ機構が一定の弾性力負荷を有する第1の状態と、アクチュエータ機構が弾性力負荷を解放する第2の状態と、を有しうる。第1の状態において、一定の弾性力負荷は、アクチュエータ機構に蓄積されたエネルギとして見なすことができ、この場合弾性力負荷は、ゼロより大きい。第2の状態は、アクチュエータ機構がその弾性力負荷を解放する、状態として見なすことができ、その場合、例えば第1の本体部分を第2の本体部分に対して回転させることにより、弾性力負荷は減少する、例えばゼロに近づく。第2の状態は、取付部分が生体組織に接触するか又は貫通し、そして弾性力負荷がゼロに達しないとしても、弾性力負荷が変化しない場合に終了しうる。従って、薬剤送達装置が生体物質の壁に取り付けられて、弾性力の解放後に弾性力負荷が静止状態になった時に、第3の状態が第2の状態に続きうる。
取付部分は、展開機能を有することができ、その場合、薬剤送達装置の第1の状態の間に、即ち薬剤送達装置の初期状態の間に、取付部分が第1又は第2の本体部分の内側に位置決め又は配置されるか、又は代わりに取付部分が本体部分の側面に沿って折り畳まれうる。同じものを得る別の方法が、考えられうる。折り畳まれた状態(第1の状態)は、例えば、カプセル化形態の解放可能なロック機構を使用して維持することができ、カプセル化形態は、薬剤物質のカプセル(被嚢)、バンド又はプラグと同様なものであって、例えば、ゼラチン、砂糖、又は別の溶解可能な材料、又は構造力を失わせる材料で作製される。従って、取付部分は、取付部分が口及び/又は食道の内壁と干渉しないか又は損傷させないように、薬剤送達装置が胃腸管、例えば胃、に入るまで所定の位置に保持されうる。第2の状態への移行前又は移行中に、取付部分は、本体部分から外側へ延びて、取付部分が消化器系の内壁と相互作用できる状態にされうる。取付部分が折り畳まれるか又はしぼんだ位置にある時に、中心軸線から取付部分の遠位端部までの距離は、第1の状態よりも第2の状態の方がより長くなる。従って、第1の状態における薬剤送達装置の直径は、第2の状態における薬剤送達装置の直径よりも小さくなる。
1基以上の例示的な薬剤送達装置において、針等の取付部分の少なくとも一部は、マグネシウムとチタンと鉄と亜鉛との内の1つ以上を具備する、材料で作製することができ、前記材料は、取付部分のサイズ及び/又は形状/幾何学的形状の正確且つ精密な制御を可能にし、次に、送達装置が、所望の取付能力及び/又は製薬産業において特に重要な小さな製造ばらつきを有することを可能にする。
針等の取付部分は、マグネシウムとチタンと鉄と亜鉛との内の1つ以上を具備する、材料で作製されうる。取付部分/針の材料は、生体適合性材料及び/又は生分解性材料等の、生体適合性及び/又は生分解性としうる。取付部分/針の材料は、PLA及び/又はPOLGA等の1つ以上の生分解性ポリマーを具備しうる。取付部分/針の材料の幾つか、一部、大部分、実質的に全部、又は全部は、生体適合性及び/又は生分解性としうる。針等の取付部分の材料は、生体適合性及び/又は生分解性金属等の生体適合性及び/又は生分解性材料を具備することができ、それらにより構成することができ、又はそれらにより本質的に構成されうる。針等の取付部分の材料は、マグネシウム、亜鉛、及び/又は鉄、又はマグネシウムと亜鉛と鉄との内の1つ以上を具備する合金等の、生分解性又は生体吸収性の金属又は金属合金を具備しうる。生分解性又は生体吸収性の金属又は金属合金は、例えば金属又は金属合金の用途に関連する等の、実際的な時間において、例えば人体内で安全に分解する、金属又は金属合金として理解されうる。針等の取付部分の材料は、例えば1つ以上の金属の組み合わせ等、例えば金属合金として、1つ以上の金属を具備しうる。
取付部分に生分解性材料を使用することの利点は、生分解性材料が時間の経過と共に徐々に分解するので、送達装置が内面、例えば腸壁、に取り付けられた後に、取付部分の材料の鋭利な特性のおかげで及び長期間にわたって、取付部分及び/又は送達装置の本体部分に配置された、活性薬剤物質又はペイロードを、送達装置が、患者の身体の特定の部分、例えば胃又は腸等、に送達できることとしうる。更に、取付部分の材料が生分解性である場合に、取付部分は、人体内で分解し、薬剤送達装置に具備されるペイロード/活性薬剤物質を送達した後に消滅し、それにより時間の経過と共に人間の患者を害することが回避される。取付部分は、例えば、2時間、5時間、10時間、20時間、又は24時間、の時間間隔、例えば1日、2日、5日等の日間隔、又は例えば1週間、2週間、3週間、又は5週間等の週間隔において、分解するように構成されうる。
針等の取付部分の材料は、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、及び/又は鉄(Fe)の内の1つ以上、又はそれらの組み合わせを具備しうる。Mg、Zn、及び/又はFeを具備する材料の取付部分を有することの利点は、取付部分の形状及びサイズを正確に制御することができ、それにより内面、例えば人間の患者の腸の内壁、への取付が改善されることとしうる。
例えば、針等の取付部分の材料は、例えば0.001重量%~100重量%のマグネシウム、0.001重量%~100重量%の亜鉛、0.001重量%~100重量%の鉄等、の0.001重量%~100重量%の生分解性金属を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のMg、0.005重量%のMg、0.01重量%のMg、0.05重量%のMg、0.1重量%のMg、0.5重量%のMg、1重量%のMg、5重量%のMg、10重量%のMg、20重量%のMg、30重量%のMg、40重量%のMg、50重量%のMg、60重量%のMg、70重量%のMg、80重量%のMg、90重量%のMg、又は100重量%のMg、を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のZn、0.005重量%のZn、0.01重量%のZn、0.05重量%のZn、0.1重量%のZn、0.5重量%のZn、1重量%のZn、5重量%のZn、10重量%のZn、20重量%のZn、30重量%のZn、40重量%のZn、50重量%のZn、60重量%のZn、70重量%のZn、80重量%のZn、90重量%のZn、又は100重量%のZn、を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のFe、0.005重量%のFe、0.01重量%のFe、0.05重量%のFe、0.1重量%のFe、0.5重量%のFe、1重量%のFe、5重量%のFe、10重量%のFe、20重量%のFe、30重量%のFe、40重量%のFe、50重量%のFe、60重量%のFe、70重量%のFe、80重量%のFe、90重量%のFe、又は100重量%のFe、を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、Zn-Mg、Zn-Fe、Mg-Fe、又はZn-Mg-Fe等の金属合金を具備しうる。針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のMg、0.005重量%のMg、0.01重量%のMg、0.05重量%のMg、0.1重量%のMg、0.5重量%のMg、1重量%のMg、5重量%のMg、10重量%のMg、20重量%のMg、30重量%のMg、40重量%のMg、50重量%のMg、60重量%のMg、70重量%のMg、80重量%のMg、又は90重量%のMgを有する、Zn-Mg合金を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のFe、0.005重量%のFe、0.01重量%のFe、0.05重量%のFe、0.1重量%のFe、0.5重量%のFe、1重量%のFe、5重量%のFe、10重量%のFe、20重量%のFe、30重量%のFe、40重量%のFe、50重量%のFe、60重量%のFe、70重量%のFe、80重量%のFe、又は90重量%のFe、を有するZn-Fe合金を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のFe、0.005重量%のFe、0.01重量%のFe、0.05重量%のFe、0.1重量%のFe、0.5重量%のFe、1重量%のFe、5重量%のFe、10重量%のFe、20重量%のFe、30重量%のFe、40重量%のFe、50重量%のFe、60重量%のFe、70重量%のFe、80重量%のFe、又は90重量%のFe、を有するMg-Fe合金を具備しうる。
針等の取付部分の材料は、例えば、0.001重量%のFe、0.005重量%のFe、0.01重量%のFe、0.05重量%のFe、0.1重量%のFe、0.5重量%のFe、1重量%のFe、5重量%のFe、10重量%のFe、20重量%のFe、30重量%のFe、40重量%のFe、50重量%のFe、60重量%のFe、70重量%のFe、80重量%のFe、90重量%のFe、0.001重量%のMg、0.005重量%のMg、0.01重量%のMg、0.05重量%のMg、0.1重量%のMg、0.5重量%のMg、1重量%のMg、5重量%のMg、10重量%のMg、20重量のMg、30重量%のMg、40重量%のMg、50重量%のMg、60重量%のMg、70重量%のMg、80重量%のMg、90重量%のMg、0.001重量%のZn、0.005重量%のZn、0.01重量%のZn、0.05重量%のZn、0.1重量%のZn、0.5重量%のZn、1重量%のZn、5重量%のZn、10重量%のZn、20重量%のZn、30重量%のZn、40重量%のZn、50重量%のZn、60重量%のZn、70重量%のZn、80重量%のZn、又は90重量%のZn、を有するZn-Mg-Feの合金を具備しうる。
針等の取付部分は、1つ以上の熱可塑性又は熱硬化性ポリマーを具備する、材料で作製されうる。針等の取付部分の材料は、1つ以上の活性薬剤物質を具備しうる。従って、活性薬剤物質は、針等の取付部分の材料に埋め込まれで、医薬組成物を形成しうる。
幾つかの実施形態において、針等の取付部分は、例えば、水溶性、水不溶性、生分解性、非生分解性、及び/又はpH依存性可溶性、の材料を具備しうる。幾つかの実施形態において、針等の取付部分は、水溶性、生分解性及び/又はpH依存性の材料を具備することができ、前記材料が溶解及び/又は分解しうるので、腸組織に定着する針等の取付部分は、徐々に分解及び/又は溶解しうる。幾つかの実施形態において、針等の取付部分は、選択された材料に応じて活性薬剤物質の即時放出又は加減された放出を可能にする、水溶性材料を具備しうる。幾つかの実施形態において、水不溶性又は生分解性の材料により、より長い放出期間(例えば、数日、数週間、又は数ヶ月)にわたって、針等の取付部分に活性薬剤物質を貯留させることを可能にしうる。幾つかの実施形態において、pH依存性の可溶性材料は、針等の取付部分が、生理学の下のpH条件、例えば約7.4、において完全な状態でとどまることを可能にしており、胃腸管腔内において完全なままであるが、しかしその後、一旦胃腸の壁内部に入ると溶解しうる。幾つかの実施形態において、1つ以上の水溶性、水不溶性、生分解性及び/又はpH依存性の材料を任意選択で組み合わせることができ、例えば針等の取付部分の拡散又は崩壊により、制御された放出期間(例えば、分、時間、日、週、又は月等)の間、活性薬剤物質の放出を制御しうる。
幾つかの実施形態において、針等の取付部分は、異なる組成物から作製されうる。例えば、針等の取付部分の外側部分は、ある組成物から作ることができ、針等の取付部分の内部コア(芯)は、別の組成物から作られうる。幾つかの実施形態において、針等の取付部分の外側部分及び内側コアは、例えば、水溶性、水不溶性、生分解性、及び/又はpH依存性の材料から構成されうる。幾つかの実施形態において、1つ以上の水溶性、水不溶性、生分解性及び/又はpH依存性の材料は、一旦針等の取付部分がその位置を内腔から内部組織まで、例えば胃腸管腔から胃腸組織まで、移動しうる場合に、組み合わされて活性薬剤物質の放出を制御しうる。
幾つかの実施形態において、針等の取付部分は、管状とすることができ、管状本体を具備することができ、そして管状本体は、活性薬剤物質、例えば任意選択で管状取付部分に接続した活性薬剤物質を具備する液体ペイロード、を具備することができ、従って、活性薬剤物質を有するペイロードは、針等の取付部分を通り内部組織、例えば腸組織に流入しうる。幾つかの実施形態において、管状本体は、膨張性賦形剤等の膨張性物質を含んでもよく、膨張性物質は、化学反応により、例えば混合すると、体積が膨張して及び/又はガスを生成して、ペイロードの送達を促進する。幾つかの実施形態において、膨張は浸透によるものである。
幾つかの実施形態において、第1の区画(活性薬剤物質を保持するための区画)は、第1の区画を閉じるための閉鎖部分を具備しうる。閉鎖部分は、活性薬剤物質の放出制御の改善に寄与しうる。幾つかの実施形態において、閉鎖部分は、例えば、水溶性、水不溶性、生分解性、及び/又はpH依存性の材料から構成されうる。幾つかの実施形態において、1つ以上の水溶性、水不溶性、生分解性及び/又はpH依存性の材料は、一旦針等の取付部分が管腔から内部組織へ、例えば胃腸管腔から胃腸組織へ、その位置を移動すると、組み合わされて第1の区画からの活性薬剤物質の放出を制御しうる。
図1は、本開示による薬剤送達装置2の分解図を示しており、薬剤送達装置は、第1の端部6及び第2の端部8を有する第1の本体部分4と、第1の端部12及び第2の端部14を有する第2の本体部分10と、を具備する。組み立てられると、第1の本体部分4は、第2の本体部分10に回転可能に接続し、接続すると、第1の本体部分の第1の端部6は、第2の本体部分の第1の端部12に当接する。
薬剤送達装置2は更に、この例において螺旋捩りバネの形態の弾性部分16Aを具備する、アクチュエータ機構16を具備する。弾性部分16Aの第1の部分18(螺旋捩りバネの第1の端部)は、螺旋捩りバネの外周22上に位置し、弾性部分16Aの第2の部分20(螺旋捩りバネの第2の端部)は、螺旋捩りバネの中央部分24に存在する。
第1の本体部分4は、内部容積26を具備し、内部容積は、弾性部分16Aを受容するように適合されており、内部容積26の内面28は、弾性部分16Aの第1の部分18と係合するように構成された、1つ以上の第1の係合部分30を具備しており、第1の係合部分は、第1の本体部分4及び第2の本体部分10のお互いに対する回転運動中に第1の部分の位置を保持することができる。弾性部分16Aの第2の部分20は、第2の本体部分10の内側において中央に位置する、第2の係合部分と係合するように構成される。第2の係合部分は、第1の本体部分4の内部容積26内にばねが配置される時に、ばねの中央部分24内に延びるように構成される。第2の係合部分は、弾性部分16Aの第2の部分20と係合するように適合された、スリット(裂け目)又は溝を具備するので、第1の本体部分4及び/又は第2の本体部分10の回転運動は、第1の部分18が第1の係合部分30と係合する時に、弾性部分16Aを巻き上げることができる。
薬剤送達装置2は、第1の本体部分4の第2の端部8(薬剤送達装置の第1の端部)から第2の本体部分の第2の端部14(薬剤送達装置の第2の端部)に向かう方向において延びる、中心軸線Aを有する。中心軸線Aは、第1の本体部分4及び第2の本体部分10がその周りで回転する、主軸線を画定するものとして見なされうる。
第1の係合部分30と、弾性部分16Aの第1の部分18は、ばねの荷重が所定のレベルを超えると、第1の端部が第1の係合部分30を放し、次の係合部分30’に飛び込んで係合することを意味する、係合を有しうる。これは、薬剤送達装置がトルクリミッタを有しうることを意味しており、トルクリミッタは、弾性部材16の内部に蓄積されるエネルギが所定の限界を超えることができないことを保証する。
薬剤送達装置2は、近位端部38と遠位端部40とを有する、取付部分36を具備する。取付部分36は、真っ直ぐな針37(又はスパイク)を具備しており、第1の本体部分4に固定されるように取り付けられる。取付部分36は、第1の本体部分4の外面42から、外面42から離れる方向において、第1の取付軸線に沿って延びる。取付部分36の遠位端部40は、生体組織の貫通を可能にするために鋭利な先端とすることができ、ここで、弾性部材16Aにより提供される回転力は、身体組織を貫通するために使用されうる。
取付部分36の遠位端部40は、鋭利な先端とすることができ、その鋭利な先端は、皮下注射針の鋭利な先端に類似することができ、鋭利な先端は、腸、胃、内臓、又は消化器系及び/又は胃腸系の別の部分の粘膜等の身体組織を貫通することができる。針37は、遠位端部40に開口部を有する、中空としうるので、取付部分36が生体組織を貫通した後に、活性薬剤物質が開口部を介して身体組織に導入されうる。
弾性部分16Aの弾性力は、主軸線である中心軸線Aの周りで、第1の本体部分を第1の方向Bにおいて回転させ、そして第2の本体部分を第2の方向Cにおいて回転させるように使用される。換言すれば、アクチュエータ機構16(弾性部分16A)は、第1の遠位端部40を第2の遠位端部48に向かって移動させるように構成される。
第1の本体部分4は、外面42に第1の主凹部64を有しており、第2の本体部分10は、外面50に第2の主凹部66を有する。第1の主凹部64及び第2の主凹部66は、固定するための、例えば、第1の主凹部64及び第2の主凹部66内に第1のロック要素を配置することにより、薬剤送達装置2が第1の状態にある時に、第2の本体部分10に対する第1の本体部分4の回転を防止するための、ロック機構の一部である。
図2Aは、第1の状態にある薬剤送達装置2を示す。薬剤送達装置は、点線の楕円形70で示される、ロック機構を具備しており、ロック機構は、第1の主凹部64と、第2の主凹部66と、第1の主凹部64及び第2の主凹部66内に配置された第1のロック要素72と、を具備する。第1のロック要素72は、本体部分4、10間の静止関係を維持するために、第1の本体部分4及び第2の本体部分10のお互いに対する回転運動を防止できる。第1のロック要素72は、例えば、胃腸管の液体との接触により第1のロック要素72の材料の分解を引き起こす、糖状の物質等の分解性材料の形態としうる。弾性部材16Aを介して本体部分4、10に加えられる回転力が、(分解した)第1のロック要素72の静止力を超えると、第1のロック要素72は、本体部分4、10を解放し、弾性部材が貯められたエネルギを放出することを可能にするので、これにより、薬剤送達装置の第2の状態において、第2の本体部分10に対する第1の本体部分4の回転が引き起こされる。
図2Bは、第1のロック要素72が分解又は溶解し、第1の本体部分4及び第2の本体部分10がお互いに対して方向B及びC(それぞれ)において回転する、薬剤送達装置2を示す。従って、取付部材36は、針37等を介して組織を突き刺すために、本体部分4に加えられる回転力(トルク)を介して回転する。
図3は、薬剤送達装置2を具備する、例示的な医薬組成物100を示しており、そこでは薬剤送達装置2は、任意選択で溶解性材料により作製されたハウジング76内に封入される。医薬組成物100は、第1の区画及び/又は第2の区画に配置された活性薬剤物質を具備する。ハウジング76は、薬剤送達装置2を囲み、薬剤送達装置2を飲み込むことをより容易にしうる。溶解可能なハウジング76は、胃腸管内で溶解することができ、その場合ハウジング76が溶解する前に、薬剤送達装置2は、係合又は取り付くことができない。この種のハウジングは、薬剤カプセルの形で当該技術分野において知られており、薬剤カプセルの材料は、例えば、当該技術分野で知られているハードドラッグ(中毒性幻覚剤)カプセルシェル(殻)と同様のゼラチンとしうる。1つ以上の例示的な医薬組成物において、薬剤送達装置は、被膜で表面を覆われうる。
図4は、本開示による例示的な薬剤送達装置の分解図を示す。薬剤送達装置2Aは、中心軸線Aを有し、第1の主本体部分4Aと第1の二次本体部分4Bとを具備し且つ2つの部分からなる、第1の本体部分4を具備する。第1の本体部分4は、円筒状の第1の基部39を具備することができる。
薬剤送達装置2Aは、第2の主本体部分10Aと第2の二次本体部分10Bとを具備し且つ2つの部分からなる、第2の本体部分10を具備する。薬剤送達装置2Aは、基部36Aと、基部36Aに取り付けられた針37と、を具備する取付部分36を具備する。取付部分36は、遠位端部40を有しており、そして円筒形の第2の基部41と、第2の本体部分10内の対応する円筒形の空洞と、により形成される第2のジョイント接続を介して、第2の本体部分10に任意選択で回転可能に取り付けられており、第2のジョイントは、第2の回転軸線X_R_2を有する。従って、取付部分36は、第2の本体部分4に対して第1の回転軸線の周りで回転するように構成される。第2の回転軸線X_R_2は、中心軸線Aと平行である。
薬剤送達装置2Aは、軸部部材又はロッド(棒部)として形成された、フレーム部分78を具備しており、そこでは、第1の本体部分4及び/又は第2の本体部分10等の異なる部分が、フレーム部分78に取り付けられる、例えば、固定されるか又は回転可能に取り付けられる。
薬剤送達装置2Aは、第2の本体部分10に対して第1の本体部分4を回転させることにより、取付部分36、具体的には取付部分の遠位端部40を運動させるように構成された、弾性部分16Aを具備するアクチュエータ機構16を具備する。
図5Aは、例示的な薬剤送達装置2Bを示しており、図5Bは、例示的な薬剤送達装置2Bの分解バージョン(版)を示す。薬剤送達装置2Bは、図1~図4に関して、別に記載のない限り、上記で論じた形態のいずれか及び/又は全てを具備しうる。
図示のように、薬剤送達装置2Bは、取付部分104の回転を可能にするように構成された、第1の本体凹部108を具備可能である。取付部分104は、ジョイント116を具備可能であり、それにより曲がった針又はスパイクを形成する。これにより、組織へのより容易な貫通を可能にできる。
更に、図示されるように、薬剤送達システム2Bは、第1のロックバンド102を具備可能である。第1のロックバンド102は、第2の本体部分10に対する第1の本体部分4の回転を防止可能である。第1のロックバンド102は、ロック要素72の代わりに使用可能である。これとは別に、第1のロックバンド102は、第1のカバーバンド103として作用し、且つロック要素72と共に使用可能である。具体的には、第1のロックバンド102は、複数のロック突起112を具備し得る。ロック突起112は、薬剤送達装置2Bの嵌合形態114内に嵌合することができる。一旦嵌合すると、ロック突起112は、第1の本体部分4及び第2の本体部分10の回転を防止する。その後、第1のロックバンド112は、溶解して回転を可能にし得る。
図6A~6Cは、薬剤送達装置2Cの図を示す。薬剤送達装置2Cは、別に明記されない限り、図1~5Bに関して上記で論じた形態のいずれか及び/又は全てを具備し得る。
図示されるように、薬剤送達装置2Cは、中心軸線Aと第1の本体部分4と第2の本体部分10とを具備し得る。薬剤送達装置2Cは、第1の本体部分4に取り付けられていて且つ遠位端部を有する、取付部分36を更に具備し得る。取付部分36は、基部36Aと針(又はスパイク)37とを具備し得る。取付部分36は、第1の本体凹部108内で回転可能であり得る。取付部分36の遠位端部40(針37等)は、生体組織を貫通するように構成された、先端を備える。
薬剤送達装置2Cは、第1の区画を具備することができ、薬剤送達装置2Cは、第1の区画から薬剤送達装置2Cの周囲に活性薬剤物質を送達するように構成される。例えば、一旦取付部分36が組織を貫通すると、薬剤送達装置2Cは、活性薬剤物質を組織内に放出することができる。
薬剤送達装置2Cはまた、第1の本体部分4を第2の本体部分10に対して薬剤送達装置2Cの主軸線(例えば、しかし中心軸線Aに限定されない)の周りで回転させるように構成された、アクチュエータ機構(図示されていないが、上述の弾性部分16Aを具備しうる)を具備し得る。図示されるように、薬剤送達装置2Cは、単一の取付部分36のみを含む。アクチュエータ機構は、第1の本体部分4及び/又は第2の本体部分10に力を加えるように構成された、弾性部分を具備し得る。第1の本体部分4は、第1の方向において回転するように構成されており、そして第2の本体部分10は、第1の方向とは反対の第2の方向において回転するように構成される。
薬剤送達装置2Cは、第1の本体部分4及び第2の本体部分10がお互いに対して回転的に静止する第1の状態と、第1の本体部分4及び第2の本体部分10がお互いに対して回転的に移動可能である第2の状態と、を有することができる。従って、アクチュエータ機構は、薬剤送達装置2Cの中心軸線Aからの主半径方向距離を有する主位置から、中心軸線Aからの二次半径方向距離を有する二次位置まで遠位端部40を移動するように構成可能であり、その場合二次半径方向距離は、主半径方向距離よりも大きい。
従って、第2の本体部分10に対して第1の本体部分4が回転すると、取付部分36は、組織を貫通するために、回転して第1の本体凹部108から外に出ることができる。取付部分36は、基部36A等のヒンジを介して第1の本体部分4に回転可能に取り付けることができ、主軸線Aに垂直又は平行な第1の回転軸線の周りで回転するように構成することができる。
更に、図示されるように、薬剤送達装置2Cは、第2の本体部分10に対する第1の本体部分4の回転を防止するように保持される、第1のロック要素72を具備する、ロック機構70を具備可能である。ロック機構70は、薬剤送達装置2Cの第1の状態において、第2の本体部分10に対して第1の本体部分4を固定するように構成可能である。
任意選択で、第1の本体部分4及び/又は第2の本体部分10は、抵抗形態118を具備しうる。図示されるように、抵抗形態118は、第2の本体部分10上に配置される。抵抗形態118は、高摩擦表面と、慣性を変更するように構成された形態と、乱流を作成するように構成された形態と、の内の1つ以上から選択され得る。
第2の本体部分10は、第1の本体部分4よりも高い慣性を有しうる。第2の本体部分10は、第1の本体部分4よりも大きいか又は小さい重量を有しうる。これにより、例えば、取付部分36の組織内への貫通を改善することができる。
薬剤送達装置2、2A、2B、2Cは、完全生分解性等の生分解性であり得る。
また、以下の項目のいずれかによる送達装置、方法、及び組成物もまた開示される。
項目1.
中心軸線を有する薬剤送達装置であって、薬剤送達装置が、
第1の本体部分と、
第2の本体部分と、
第1の本体部分に取り付けられていて且つ遠位端部を有する、取付部分と、
薬剤送達装置の主軸線の周りで第2の本体部分に対して第1の本体部分を回転させるように構成される、アクチュエータ機構と、を具備しており、
薬剤送達装置は、単一の取付部分のみを具備する。
項目2.
第1の本体部分及び/又は第2の本体部分が抵抗形態を具備する、項目1に記載の薬剤送達装置。
項目3.
抵抗形態が、高摩擦表面と、慣性を変化させるように構成された形態と、乱流を生成するように構成された形態と、の内の1つ以上から選択される、項目2に記載の薬剤送達装置。
項目4.
第2の本体部分が第1の本体部分よりも高い慣性を有する、項目1~3のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目5.
第2の本体部分が、第1の本体部分よりも重い又は軽い重量を有する、項目1~4のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目6.
アクチュエータ機構が、第1の本体部分及び/又は第2の本体部分に力を加えるように構成された弾性部分を具備する、項目1~5のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目7.
第1の本体部分が第1の方向において回転するように構成されており、第2の本体部分が第1の方向とは反対の第2の方向において回転するように構成される、項目1~6のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目8.
取付部分の遠位端部が、生体組織を貫通するように構成された、先端を備える項目1~7のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目9.
薬剤送達装置が第1の区画を具備しており、薬剤送達装置が活性薬剤物質を第1の区画から薬剤送達装置の周囲に送達するように構成される、項目1~8のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目10.
薬剤送達装置が、第1の本体部分及び第2の本体部分が、お互いに対して回転的に静止する第1の状態と、第1の本体部分及び第2の本体部分がお互いに対して回転的に移動可能である第2の状態と、を有する項目1~9のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目11.
アクチュエータ機構が、送達装置の中心軸線からの主半径方向距離を有する主位置から、中心軸線からの二次半径方向距離を有する二次位置まで、遠位端部を移動させるように構成されており、その場合、二次半径方向距離が、主半径方向距離よりも大きい、項目1~10のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目12.
薬剤送達装置が、薬剤送達装置の第1の状態において第2の本体部分に対して第1の本体部分を固定するように構成された、ロック機構を具備する、項目1~11のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目13.
取付部分が、ヒンジを介して第1の本体部分に回転可能に取り付けられ、主軸線に垂直又は平行な第1の回転軸線の周りを回転するように構成される、項目1~12のいずれかに記載の薬剤送達装置。
項目14.
薬剤送達装置が生分解性である、項目1~13のいずれかに記載の薬剤送達装置。
「第1の」と「第2の」と「第3の」と「第4の」と「主」と「二次」と「三次」等の用語の使用は、任意の特定の順序を意味するものではなく、しかし個々の要素を識別するために具備される。更に、「第1の」と「第2の」と「第3の」と「第4の」と「主」と「二次」と「三次」等の用語の使用は、任意の順序や重要性を示すものではなく、むしろ「第1の」と「第2の」と「第3の」と「第4の」と「主」と「二次」と「三次」等の用語の使用は、ある要素を別の要素から区別するために使用される。「第1の」と「第2の」と「第3の」と「第4の」と「主」と「二次」と「三次」等の用語は、ここ及び他でラベル付けの目的でのみ使用されており、任意の特定の空間的又は時間的な順序付けを示すことを意図したものではないことに留意されたい。
更に、第1の要素のラベル付けは、第2の要素の存在を意味するものではなく、その逆も同様である。
「具備する」という言葉は、列挙されたもの以外の別の要素又は手順の存在を必ずしも排除するものではないことが留意されるべきである。
要素の前にある単語「a(一つ)」又は「an(一つ)」は、その様な要素が複数存在することを排除するものではないことが留意されるべきである。
更に、いかなる参照符号も特許請求の範囲を限定するものではないこと、例示的な実施形態は、ハードウェアとソフトウェアの両方の手段により少なくとも部分的に実行されうること、及び幾つかの「手段」、「ユニット」又は「装置」が、ハードウェアの同じ項目により表されうることが留意されるべきである。
形態が図示され且つ説明されてきたが、形態が、特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図したものではないことが理解されており、また、特許請求の範囲に記載された発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正を行いうることは、当業者には明らかであろう。従って、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく、例示的として認識されるべきである。特許請求の範囲に記載された発明は、全ての代替物、修正物、及び同等物を包含することを意図する。
2 薬剤送達装置
2A 薬剤送達装置
2B 薬剤送達装置
2C 薬剤送達装置
4 第1の本体部分
4A 第1の主本体部分
4B 第1の二次本体部分
6 第1の本体部分の第1の端部
8 第1の本体部分の第2の端部
10 第2の本体部分
10A 第2の主本体部分
10B 第2の二次本体部分
12 第2の本体部分の第1の端部
14 第2の本体部分の第2の端部
16 アクチュエータ機構
16A 弾性部分
18 弾性部分の第1の部分
20 弾性部分の第2の部分
22 螺旋捩りバネの外周
24 螺旋捩りバネの中央部分
26 内部容積
28 内面
30 第1の係合部分
30’ 第1の係合部分
36 取付部分
36A 基部
37 針
38 取付部分の近位端部
40 取付部分の遠位端部
42 第1の本体部分の外面
50 第2の本体部分の外面
64 第1の本体部分の第1の主凹部
66 第2の本体部分の第2の主凹部
70 ロック機構
72 第1のロック要素
76 ハウジング
100 医薬組成物
102 第1のロックバンド
103 第1のカバーバンド
104 取付部分
108 第1の本体凹部
112 ロック突起
114 嵌合形態
116 ジョイント
118 抵抗形態
A 中心軸線/主軸線
B 回転方向
C 回転方向

Claims (14)

  1. 中心軸線を有する薬剤送達装置であって、この薬剤送達装置が、
    第1の本体部分と、
    第2の本体部分と、
    前記第1の本体部分に取り付けられていて且つ遠位端部を有する、取付部分と、
    前記薬剤送達装置の主軸線の周りで前記第2の本体部分に対して前記第1の本体部分を回転させるように構成される、アクチュエータ機構と、を具備する前記薬剤送達装置において、
    前記薬剤送達装置が単一の取付部分のみを具備する、薬剤送達装置。
  2. 前記第1の本体部分及び/又は前記第2の本体部分が、抵抗形態を具備する請求項1に記載の薬剤送達装置。
  3. 前記抵抗形態が、高摩擦表面と、慣性を変化させるように構成された形態と、乱流を生成するように構成された形態と、の内の1つ以上から選択される請求項2に記載の薬剤送達装置。
  4. 前記第2の本体部分が、前記第1の本体部分よりも高い慣性を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  5. 前記第2の本体部分が、前記第1の本体部分よりも重い又は軽い重量を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  6. 前記アクチュエータ機構が、前記第1の本体部分及び/又は前記第2の本体部分に力を加えるように構成された、弾性部分を具備する請求項1~5のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  7. 前記第1の本体部分が、第1の方向において回転するように構成されており、前記第2の本体部分が、前記第1の方向とは反対の第2の方向において回転するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  8. 前記取付部分の遠位端部が、生体組織を貫通するように構成された、先端を備える請求項1~7のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  9. 前記薬剤送達装置が、第1の区画を具備しており、前記薬剤送達装置が、活性薬剤物質を前記第1の区画から前記薬剤送達装置の周囲に送達するように構成される、請求項1~8のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  10. 前記薬剤送達装置は、前記第1の本体部分及び前記第2の本体部分がお互いに対して回転的に静止する第1の状態と、前記第1の本体部分及び前記第2の本体部分がお互いに対して回転的に移動可能である第2の状態と、を有する請求項1~9のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  11. 前記アクチュエータ機構が、前記薬剤送達装置の中心軸線からの主半径方向距離を有する主位置から、前記中心軸線からの二次半径方向距離を有する二次位置まで、前記遠位端部を移動させるように構成されており、
    前記二次半径方向距離が、前記主半径方向距離よりも大きい、請求項1~10のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  12. 前記薬剤送達装置が、前記薬剤送達装置の第1の状態において前記第2の本体部分に対して前記第1の本体部分を固定するように構成された、ロック機構を具備する、請求項1~11のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  13. 前記取付部分が、ヒンジを介して前記第1の本体部分に回転可能に取り付けられており、更に前記主軸線に垂直又は平行な第1の回転軸線の周りで回転するように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  14. 薬剤送達装置が生分解性である、請求項1~13のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
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