JP2024504144A - サウンディング参照信号を用いる部分周波数サウンディングの方法 - Google Patents
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Abstract
無線通信方法は、下り制御情報(DCI)又は上位レイヤシグナリングを介して、サウンディング参照信号(SRS)設定を用いる周波数サウンディングを含む設定情報を受信するステップと、前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディング又は全周波数サウンディングを設定するステップと、を含む。
Description
本明細書において説明する1つ以上の実施形態は、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)の時間バンドリング、増大させたSRS繰り返し、及び/又は周波数にわたる部分的なサウンディングを含む、SRSの容量及び/又はカバレッジを拡張するためのメカニズムに関する。
5G NR(New Radio)技術では、SRS送信の更なる拡張のために、新たな要件が確認されている。Rel.17における新たな項目は、例えば、NR Multiple-Input-Multiple-Output(MIMO)に関する。
現在行われている新たな研究では、周波数帯(FR)1及びFR2の両方におけるSRSの拡張が目標とされている。特に、よりフレキシブルなトリガ及び/又は下り制御情報(DCI:downlink control information)のオーバヘッド/使用の低減を促進するために、非周期(aperiodic)SRSトリガについての拡張を確認し規定することが検討されている。
また、最大8つのアンテナについてのSRSスイッチングを規定すること(例えば、xTyR、x={1,2,4}、y={6,8})が検討されている。更には、SRSの容量及び/又はカバレッジを拡張するために、SRSの時間バンドリング、増大させたSRS繰り返し、及び/又は周波数にわたる部分的なサウンディングを含むメカニズムを評価し、必要に応じて規定することが検討されている。
3GPP RP 193133, "New WID: Further enhancements on MIMO for NR"、2019年12月
3GPP, TS 38.211, "NR; Physical channels and modulation (Release 16)"
3GPP TS 38.331, "NR; Radio Resource Control; Protocol specification (Release 15)"
3GPP RAN1 #104e, Qualcomm, R1-2009255, "Discussion on SRS enhancement"、2020年11月
本発明の1つ以上の実施形態は、無線通信方法を提供し、この無線通信方法は、下り制御情報(DCI:downlink control information)又は上位レイヤシグナリングを介して、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)設定を用いる周波数サウンディングを含む設定情報を受信するステップと、前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディング又は全周波数サウンディングを設定するステップと、を含む。
本発明の1つ以上の実施形態は、無線通信方法を提供し、この無線通信方法は、下り制御情報(DCI)又は上位レイヤシグナリングを介して、周波数領域設定情報を含む設定情報を受信するステップと、前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディングを設定するステップと、を含む。
本発明の1つ以上の実施形態は、無線通信方法を提供し、この無線通信方法は、下り制御情報(DCI)又は上位レイヤシグナリングを介して、シーケンス生成設定情報を含む設定情報を受信するステップと、前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディングを設定するステップと、を含む。
本発明の1つ以上の実施形態は、無線通信方法を提供し、この無線通信方法は、下り制御情報(DCI)又は上位レイヤシグナリングを介して、SRS送信に関する1つ以上のcombサイズを含む設定情報を受信するステップと、前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディングを設定するステップと、を含み、ここで、前記1つ以上の新たなcombサイズは、SRS送信のための少なくとも1つの新たな送信combサイズを含む。
本発明の他の実施形態及び利点は、以下の説明及び図面から認識される。
以下では、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。異なる図面における同様の要素には、一貫性を維持するために同様の参照符号を付している。
本発明の実施形態の以下の説明では、本発明のより完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細を記載する。しかしながら、当業者であれば、それらの具体的な詳細がなくとも、本発明を実施できることは明らかである。他の例では、本発明が不明確になることを回避するために、公知の特徴については詳細には説明しない。
図1は、本発明の1つ以上の実施形態に係る無線通信システム1を表す。無線通信システム1は、ユーザ装置(UE)10と、基地局(BS)20と、コアネットワーク30と、を含む。無線通信システム1は、NRシステムであってもよい。無線通信システム1は、本明細書において説明する特定の構成に限定されるものではなく、LTE/LTE-Advanced(LTE-A)システムなど、任意の種類の無線通信システムであってもよい。
BS20は、そのBS20のセル内のUE10と、上り(UL:uplink)信号及び下り(DL:downlink)信号を通信してもよい。DL信号及びUL信号は、制御情報及びユーザデータを含んでもよい。BS20は、バックホールリンク31を介して、コアネットワーク30とDL信号及びUL信号を通信してもよい。BS20は、gNB(gNodeB)であってもよい。BS20は、ネットワーク(NW)と呼ばれてもよい。
BS20は、アンテナ、隣接するBS20と通信するための通信インターフェース(例えば、X2インターフェース)、コアネットワーク30と通信するための通信インターフェース(例えば、S1インターフェース)、UE10との間で送受信された信号を処理するためのプロセッサ又は回路などのCPU(Central Processing Unit)を含む。BS20の動作は、メモリに格納されたデータ及びプログラムをプロセッサが処理又は実行することで実現されてもよい。しかしながら、BS20は、上述のハードウェア構成に限定されるものではなく、当業者であれば分かるように、他の任意の適切なハードウェア構成によって実現されてもよい。多数のBS20が、無線通信システム1のより広範なサービスエリアをカバーするように配置されてもよい。
UE10は、多入力多出力(MIMO:Multi Input Multi Output)技術を用いて、制御情報及びユーザデータを含むDL信号及びUL信号をBS20と通信してもよい。UE10は、移動局、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータ、又はウェアラブルデバイスなどの無線通信機能を有する情報処理装置であってもよい。無線通信システム1は、1つ以上のUE10を含んでもよい。
UE10は、CPU、例えばプロセッサ、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、及びBS20とUE10との間で無線信号を送受信するための無線通信装置を含む。例えば、以下において説明するUE10の動作は、メモリに格納されたデータ及びプログラムをCPUが処理又は実行することで実現されてもよい。しかしながら、UE10は、上述のハードウェア構成に限定されるものではなく、例えば、以下に説明する処理を実現するための回路を備えた構成であってもよい。
図1に示すように、BS20は、CSI参照信号(CSI-RS)をUE10に送信してもよい。これに応答して、UE10は、CSI報告をBS20に送信してもよい。同様に、UE10は、SRSをBS20に送信してもよい。
(BSの構成)
以下では、図2を参照しながら、本発明の実施形態に係るBS20を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るBS20の概略的な構成を説明するための図である。BS20は、複数のアンテナ(アンテナ素子群)201と、アンプ部202と、送受信部(送信部/受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206と、を含んでもよい。
以下では、図2を参照しながら、本発明の実施形態に係るBS20を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るBS20の概略的な構成を説明するための図である。BS20は、複数のアンテナ(アンテナ素子群)201と、アンプ部202と、送受信部(送信部/受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、呼処理部205と、伝送路インターフェース206と、を含んでもよい。
BS20からUE10へのDLにおいて送信されるユーザデータは、コアネットワークから、伝送路インターフェース206を介して、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204では、信号に対して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御送信処理などのRLCレイヤの送信処理、例えばHARQ送信処理を含むMAC(Medium Access Control)再送制御、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などが行われる。続いて、結果として得られた信号が、各送受信部203に転送される。DL制御チャネルの信号に関しては、チャネル符号化及び逆高速フーリエ変換を含む送信処理が行われ、結果として得られた信号が各送受信部203に転送される。
ベースバンド信号処理部204は、セル内の通信のための制御情報(システム情報)を、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング及びブロードキャストチャネル)によって各UE10に通知する。セル内の通信のための情報は、例えば、ULシステム帯域幅又はDLシステム帯域幅を含む。
各送受信部203では、アンテナ毎にプリコーディングされて、ベースバンド信号処理部204から出力されるベースバンド信号に対して、無線周波数帯域への周波数変換処理が行われる。アンプ部202は、周波数変換が行われた無線周波数信号を増幅し、結果として得られた信号は、アンテナ201から送信される。
UE10からBS20へのULにおいて送信されるデータに関しては、無線周波数信号が、各アンテナ201において受信され、アンプ部202において増幅され、送受信部203において周波数変換が行われてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、受信したベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号処理、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理を行う。続いて、結果として得られた信号が、伝送路インターフェース206を介してコアネットワークに転送される。呼処理部205は、通信チャネルの設定・解放などの呼処理を行い、BS20の状態を管理し、また無線リソースを管理する。
(UEの構成)
以下では、図3を参照しながら、本発明の実施形態に係るUE10を説明する。図3は、本発明の実施形態に係るUE10の概略的な構成である。UE10は、複数のUEアンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部/受信部)1031を含む回路103と、制御部104と、アプリケーション部105と、を有する。
以下では、図3を参照しながら、本発明の実施形態に係るUE10を説明する。図3は、本発明の実施形態に係るUE10の概略的な構成である。UE10は、複数のUEアンテナ101と、アンプ部102と、送受信部(送信部/受信部)1031を含む回路103と、制御部104と、アプリケーション部105と、を有する。
DLに関しては、UEアンテナ101において受信された無線周波数信号が、各アンプ部102において増幅され、送受信部1031においてベースバンド信号へと周波数変換される。制御部104では、これらのベースバンド信号に対して、FFT処理、誤り訂正復号、再送信制御などの受信処理が行われる。DLユーザデータは、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤ及びMACレイヤよりも上位のレイヤに関する処理を行う。下りリンクデータでは、ブロードキャスト情報もアプリケーション部105に転送される。
一方、ULユーザデータは、アプリケーション部105から制御部104に入力される。制御部104では、再送制御(Hybrid ARQ)送信処理、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理などが行われ、結果として得られた信号が各送受信部1031に転送される。送受信部1031では、制御部104から出力されたベースバンド信号が無線周波数帯域に変換される。その後、周波数変換された無線周波数信号がアンプ部102において増幅され、続いて、アンテナ101から送信される。
上述したように、SRSの拡張が検討されている。本明細書において説明する1つ以上の実施形態では、SRSの時間バンドリング、増大させたSRS繰り返し、及び/又は周波数にわたる部分的なサウンディングを含ませることによって、SRSの容量及び/又はカバレッジを拡張するためのメカニズムが提供されてもよい。
図4に示した例を参照する1つ以上の実施形態では、SRSを用いる部分周波数サウンディングが実行されてもよい。部分周波数サウンディングの1つ以上の潜在的な利点は以下を含む。
全帯域サウンディング(full-band sounding)と比べて、部分帯域サウンディング(partial-band sounding)(又は部分周波数サウンディング)は、利用可能な送信電力がより小さい帯域幅の部分に割り当てられるので、サブキャリアあたりの電力を増大させる方法を提供する。
更に、残りの周波数リソースにおいてより多くのUEポートを多重する機会がネットワークに与えられるので、SRSの容量が拡張される。
潜在的な1つの欠点としては、1スロット内でのSRS送信によって帯域全体がサウンディングされないので、DL送信の全帯域の周波数選択スケジューリングが実現できないことが考えられる。
図5に係る1つ以上の実施形態は、SRSを用いる部分周波数サウンディング/全周波数サウンディングの設定に関する。特に、上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、UEには、部分帯域幅SRS送信を考慮するのか、又は全帯域幅SRS送信を考慮するのかが設定される。例えば、DCI又は上位レイヤシグナリングを用いて、UEには、部分帯域幅SRS送信を考慮するのか、又は全帯域幅SRS送信を考慮するのかが指示される。つまり、x=0→全帯域、x=1→帯域の半分、が指示される。図5を参照して、以下の設定が考慮される:
ここで、SRSによる全周波数サウンディング/部分周波数サウンディングの動的な切り替えにDCIが使用されてもよい。特に、DCIを用いた動的な切り替えのために、以下のオプションのうちの1つ以上が考慮されてもよい。
第1のオプションとして、部分周波数サウンディング/全周波数サウンディングの切り替えを可能にするための1ビットがDCIに付加される。
第2のオプションとして、DCIにおけるSRS要求フィールド(SRS request field)が、SRSリソースを示す。指示されたSRSリソースは、部分周波数サウンディング/全周波数サウンディングに必要な設定を含む。
動的な切り替えでは、UEは、SRSを用いる部分周波数サウンディング/全周波数サウンディングの両方について、NWから設定を受信することを期待することに留意されたい。
図6に係る1つ以上の実施形態は、SRSを用いる部分周波数サウンディングの周波数領域リソース設定に関する。特に、上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、UEは、1つのSRSシンボルにおいて利用可能なRBの中から、SRS送信のために考慮する特定のRBが設定される。例えば、図6を参照して、以下の設定が考慮される:
第2の実施例に係る第1のオプションとして、上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、UEには、例えば
を用いる組み合わせシグナリング(combinatiorial signaling)を考慮して、SRSシンボル内でのSRS送信のための特定のRBが設定されることを考慮する。式中、NBWは、設定されたSRSシンボル内のRBの数、
は、SRS送信のためのRBの数であり、ここで、NWはSRSシンボル内でのSRS送信のための特定のRBを指示する。
第2の実施例に係る第2のオプションとして、上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、UEには、ビットマップを考慮して、SRSシンボル内でのSRS送信のための特定のRBが設定されることを考慮する。例えば、SRSシンボル内の利用可能なRBの数が12、SRS送信のためのRBの数が6であるとする。この場合、以下のビットマップを用いて、NWは、SRS送信のために他の全てのRBを選択してもよい:101010101010、ここで1はSRS送信RBを表す。
第2の実施例に係る第3のオプションとして、SRSシンボル内でのSRS送信のために考慮されるRBは、(1つ以上の)仕様において予め規定されていることを考慮する。例えば、(1つ以上の)仕様におけるパラメータnが、SRS送信のために考慮されるRBを定義することを考慮する。ここで、n=2の場合、SRSは、SRS送信のために利用可能なRBの中から他の全てのRBにおいて送信される。
あるいは、図7を参照すると、nについて複数の値が、(1つ以上の)仕様において規定されてもよい。ここで、上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、nについて利用可能な値の中から1つの値が選択され、例えば、NWが、n∈{2,4}を定義するとする。この場合、1ビットを用いて、1つの値が選択される。この着想は、1つのSRSシンボル内でのRE選択に関する式[3]におけるtransmissionCombに類似する。ここで、このオプションでは、1つのSRSシンボル内でのRB選択に関するそのようなアプローチを考慮する。
このオプションにおいてn=2が選択された場合、図8に示すように、1ビットを用いて、偶数又は奇数のRBが、部分周波数サウンディングのために選択されてもよいことに留意されたい。更に、このオプションにおいてn=4が選択された場合、2ビットを用いて、異なるRBセットが、SRS送信のために選択されてもよいことに留意されたい。
図9に係る1つ以上の実施形態は、SRSを用いる部分周波数サウンディングのためのシーケンス生成に関する。SRSを用いる部分周波数サウンディングのためのシーケンス生成に関して、以下のオプションのうちの1つ以上が考慮されてもよい。
第1のオプションとして、従来のRBの割り当てを考慮する式[2]において規定されているようなシーケンスを生成することが考慮されてもよい。続いて、部分周波数サウンディングの場合のSRS送信のために選択されたRB内のリソースエレメント(RE)にのみシーケンスがマッピングされる。選択されていないRB内のREに関連付けられたシーケンスのポイントはミュートされる。例えば図9を参照して、transmissionCombがn2にセットされているSRSシンボルを考慮する。更に、部分周波数サウンディングのために奇数のRBが選択されることを考慮する。
図10を参照する第2のオプションとして、部分サウンディングのために設定されたRBのみを考慮する、[2]に規定されているようなシーケンスが考慮されてもよい。続いて、部分周波数サウンディングの場合のSRS送信のために選択されたRB内のREに、生成されたシーケンスがマッピングされる。第1のオプションと比較すると、オプション2では、生成されたシーケンスの全てのポイントが、SRS送信のために選択されたRB内のREにマッピングされることに留意されたい。しかしながら、オプション2におけるシーケンス長はオプション1よりも小さい。更に、オプション1及びオプション2の両方が、ピーク対平均電力(PAPR:Peak-to-Average Power)の問題に対処するための潜在的に異なる解決手段であることに留意されたい。
図11に係る1つ以上の実施形態は、SRS送信のための新たなcombサイズに関する。特に、サブキャリアレベルでの部分周波数サウンディングを実現するためのより大きいcombサイズが考慮される。つまり、SRS送信のための1つのSRSシンボル内での更に疎な(sparse)サブキャリアを選択するために、既に利用可能である2、4のcombサイズに加えて、8、16などを導入することが考慮される。当業者であれば、combサイズの他の値が排除されるわけではないことを理解するであろう。例えば、図11に示すように、式[3]の通り、transmissionCombについて2つの異なる値が可能である。それらの2つの異なる値は、図11に示すように、n2及びn4である。
同様に、combOffset-n8、cyclicShift-n8及びcombOffset-n16、cyclicShift-n16についての適切な値としてn8及びn16が追加される。ここで、異なるtransmissionCombの値を動的に切り替えるために、DCIが使用されてもよい。
変形例
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、情報、信号などは、上位レイヤから下位レイヤ及び/又は下位レイヤから上位レイヤへ出力され得る。情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされてもよい。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、下り制御情報(DCI(Downlink Control Information))、上り制御情報(UCI(Uplink Control Information)))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、ブロードキャスト情報(マスタ情報ブロック(MIB(Master Information Block))、システム情報ブロック(SIB(System Information Block)など)、MAC(Medium Access Control)シグナリングなど)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアは、「ソフトウェア」、「ファームウェア」、「ミドルウェア」、「マイクロコード」、「ハードウェア記述言語」と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者回線(DSL(Digital Subscriber Line))など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本開示においては、用語「基地局(BS(Base Station))」、「無線基地局」、「eNB」、「gNB」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネント」、「コンポーネントキャリア」は、互換的に使用されてもよい。基地局は、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(Transmission Point(TP))」、「受信ポイント(Reception Point(RP))」、「フェムトセル」、「スモールセル」などと呼ばれてもよい。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセル(「セクタ」とも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH(Remote Radio Head)))によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び/又は基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS(Mobile Station))」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE(User Equipment))」、「端末」という用語は、互換的に使用されてもよい。
移動局は、「加入者局」、「モバイルユニット」、「加入者ユニット」、「ワイヤレスユニット」、「リモートユニット」、「モバイルデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「ワイヤレス通信デバイス」、「リモートデバイス」、「モバイル加入者局」、「アクセス端末」、「モバイル端末」、「ワイヤレス端末」、「リモート端末」、「ハンドセット」、「ユーザエージェント」、「モバイルクライアント」、「クライアント」又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
また、本開示における無線基地局は、ユーザ端末と解釈されてもよい。例えば、無線基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、ユーザ端末20が上述の無線基地局10の機能を有してもよい。また、「上りリンク(uplink)」、「下りリンク(downlink)」などの文言は、「サイド(side)」)と解釈されてもよい。例えば、上りリンクチャネルは、サイドチャネルと解釈されてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、無線基地局と解釈されてもよい。この場合、無線基地局が上述のユーザ端末の機能を有してもよい。
本開示において、基地局によって行われるとした動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われてもよい。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)を含むネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S-GW(Serving-Gateway)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
本開示において説明した1つ以上の実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において態様/実施形態を説明するために用いた処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した様々な方法は、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示したが、そこで提示した特定の順序に限定されない。
本開示において説明した1つ以上の実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、LTE-B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New-RAT(Radio Access Technology)、NR(New Radio)、NX(New radio access)、FX(Future generation radio access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム、及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムなどに適用されてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用されてもよい。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含してもよい。例えば、「判断(決定)」は、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。また、本開示において使用する「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、推定(assuming)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであると解釈されてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであると解釈されてもよい。
本開示において使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含んでもよい。要素間の結合又は接続は、物理的であっても、論理的であっても、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」と解釈されてもよい。
本開示において、2つの要素が接続される場合、1つ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続などを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域、光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、2つの要素が互いに「接続」又は「結合」されるとみなされてもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
さらに、本明細書又は特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく様々な修正及び様々な変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
別の例
上記の実施例及び修正実施例は、相互に組み合わされてもよく、またそれらの実施例の様々な特徴は、様々な組み合わせで相互に組み合わされてもよい。本発明は、本開示における特定の組み合わせに限定されるものではない。
上記の実施例及び修正実施例は、相互に組み合わされてもよく、またそれらの実施例の様々な特徴は、様々な組み合わせで相互に組み合わされてもよい。本発明は、本開示における特定の組み合わせに限定されるものではない。
本開示を、限られた数の実施形態のみに関して説明したが、本開示の恩恵を受ける当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な他の実施形態に想到し得ることは明らかであろう。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
Claims (15)
- 下り制御情報(DCI:downlink control information)又は上位レイヤシグナリングを介して、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)設定を用いる周波数サウンディングを含む設定情報を受信するステップと、
前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディング又は全周波数サウンディングを設定するステップと、を有することを特徴とする、無線通信方法。 - 前記設定情報は、前記SRS送信を伴う部分周波数サウンディングと全周波数サウンディングとの動的な切り替え情報を更に含む、請求項1記載の無線通信方法。
- 部分周波数サウンディングと全周波数サウンディングの切り替えを可能とする1ビットが前記DCIに付加されている、請求項1記載の無線通信方法。
- 前記DCIは、SRSリソースを示すSRS要求フィールドを含み、前記SRSリソースは前記設定情報を含む、請求項1記載の無線通信方法。
- 前記設定情報は、周波数領域設定情報を更に含む、請求項1記載の無線通信方法。
- 1つのSRSシンボルにおいて前記SRSを送信するための特定のリソースブロック(RB)を端末に設定するステップを更に含む、請求項5記載の無線通信方法。
- 前記RBは、組み合わせシグナリング(combinatorial signaling)に基づいて決定される、請求項6記載の無線通信方法。
- 前記RBは、ビットマップに基づいて決定される、請求項6記載の無線通信方法。
- 前記RBは、仕様において予め規定された値を有する、請求項6記載の無線通信方法。
- 上位レイヤシグナリング又はDCIを用いて、前記予め規定された値から1つの値が選択される、請求項9記載の無線通信方法。
- 前記設定情報は、シーケンスの生成設定情報を更に含む、請求項1記載の無線通信方法。
- 前記シーケンスは、従来のリソースブロック(RB)割り当てに基づいて生成される、請求項11記載の無線通信方法。
- 前記シーケンスは、部分周波数サウンディングのために設定された従来のリソースブロック(RB)のみに基づいて生成される、請求項11記載の無線通信方法。
- 前記設定情報は、SRS送信に関連する1つ以上の新たなcombサイズを更に含む、請求項1記載の無線通信方法。
- 端末及び基地局を有するシステムであって、
前記端末は、
下り制御情報(DCI:downlink control information)又は上位レイヤシグナリングを介して、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)設定を用いる周波数サウンディングを含む設定情報を受信する受信部と、
前記設定情報に基づいて、SRS送信を伴う部分周波数サウンディング又は全周波数サウンディングを設定する制御部と、を有し、
前記基地局は、
前記設定情報を送信する送信部を有する、システム。
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2022
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