JP2024503397A - Pdcch反復の存在時のタイプ2harqコードブック決定 - Google Patents

Pdcch反復の存在時のタイプ2harqコードブック決定 Download PDF

Info

Publication number
JP2024503397A
JP2024503397A JP2023541833A JP2023541833A JP2024503397A JP 2024503397 A JP2024503397 A JP 2024503397A JP 2023541833 A JP2023541833 A JP 2023541833A JP 2023541833 A JP2023541833 A JP 2023541833A JP 2024503397 A JP2024503397 A JP 2024503397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pdcch
pdcch monitoring
dci
opportunity
harq
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023541833A
Other languages
English (en)
Inventor
シウェイ ガオ,
シヴァ ムルガナタン,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Publication of JP2024503397A publication Critical patent/JP2024503397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/1607Details of the supervisory signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/1887Scheduling and prioritising arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/189Transmission or retransmission of more than one copy of a message
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • H04L5/0055Physical resource allocation for ACK/NACK

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

コードブック決定のためのシステム及び方法がここに提供される。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義することと、検知される各ダウンリンク制御情報(DCI)について、前記第1のPDCCH機会を識別することと、対応する前記DCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの前記第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築することと、を含む。このようにして、PDCCH反復が存在する場合のタイプ2ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)コードブックの構築が最小限の仕様の変更で可能となる。【選択図】図13B

Description

[関連出願]
本出願は、2021年1月15日に提出された仮特許出願第63/138,117号及び2021年1月18日に提出された仮特許出願第63/138,721号の利益を主張し、それらの開示はここで全体として参照によりこれに取り入れられる。
本開示は、コードブック決定に関連する。
NRは、ダウンリンク(即ち、ネットワークノード、gNB又は基地局からユーザ機器あるいはUEへ)及びアップリンク(即ち、UEからgNBへ)の双方でCP-OFDM(サイクリックプレフィクス直交周波数多分割多重化)を使用する。アップリンクでは、DFT拡散OFDMもサポートされる。時間ドメインにおいて、NRのダウンリンク及びアップリンクは、各々1msである等サイズのサブフレームへ編成される。サブフレームは、さらに時間長の等しい複数のスロットへ分割される。スロット長は、サブキャリア間隔に依存する。Δf=15kHzというサブキャリア間隔の場合、サブフレームごとにスロットは1つだけ存在し、各スロットは14個のOFDMシンボルからなる。
NRにおけるデータスケジューリングは、典型的には、スロットベースで行われ、図1に14シンボルのスロットと共に一例が示されており、最初の2つのシンボルは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、残りは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)か又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)かのいずれかである物理共有データチャネルを含む。
NRでは、様々なサブキャリア間隔の値がサポートされる。サポートされるサブキャリア間隔の値(様々なヌメロロジーともいう)は、Δf=(15×2μ)kHzによって与えられ、μ∈0,1,2,3,4である。Δf=15kHzが、基本的なサブキャリア間隔である。様々なサブキャリア間隔におけるスロット時間長は、1/2μ[ms]によって与えられる。
周波数ドメインでは、システム帯域幅は、各々が12本の連続するサブキャリアに対応する複数のリソースブロック(RB)へ分割される。RBは、システム帯域幅の一端から0で始まる形で付番される。基本的なNRの物理的な時間-周波数リソースグリッドが図2に描かれており、そこでは14シンボルのスロット内に1つのリソースブロック(RB)のみが示されている。1つのOFDMシンボルインターバルの期間中の1つのOFDMサブキャリアは、1つのリソースエレメント(RE)を形成する。
ダウンリンク送信は、各PDSCH送信についてgNBが物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上でダウンリンク制御情報(DCI)を介してDL割当てをUEへ送信する形で動的にスケジューリングされるか、1つ以上のDL SPSが半静的に構成され各々がDCIによりアクティブ化若しくは非アクティブ化され得る形で半永続的にスケジューリング(SPS)されるかのいずれかであり得る。
NRにおいて、PDSCHをスケジューリングするために3つのDCIフォーマットが定義されており、即ちDCIフォーマット1_0、DCIフォーマット1_1及びDCIフォーマット1_2である。DCIフォーマット1_0は、より小さいサイズを有し、UEがネットワークに完全には接続状態ではない場合に使用されることができ、一方で、DCIフォーマット1_1及びDCIフォーマット1_2は、2つのトランスポートブロック(TB)でのMIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)送信をスケジューリングするために使用されることができる。それらDCIフォーマットを、DL DCIフォーマットという。
UEは、潜在的なPDCCHを求めてPDCCH候補のセットをモニタリングする。PDCCH候補は、制御リソースセット(CORESET)内のL∈[1,2,4,8,16]個の制御チャネルエレメント(CCE)からなる。CCEは、6つのリソースエレメントグループ(REG)からなり、REGは1つのOFDMシンボルの期間中の1つのRBに等しい。Lを、CCEアグリゲーションレベルという。
PDCCH候補のセットは、PDCCHサーチスペース(SS)セットの観点で定義される。SSセットは、共通サーチスペース(CSS)セット又はUE固有サーチスペース(USS)セットであり得る。UEを、PDCCH候補をモニタリングするために、帯域幅部分(BWP)ごとに最大10個のSSセットと共に構成することができる。
各SSセットは、CORESETに関連付けられる。CORESETは、周波数ドメインにおいてNRB CORESET個のリソースブロック、時間ドメインにおいてNsymb CORESET∈{1,2,3}個の連続するOFDMシンボルからなる。NRリリース15では、UEを、帯域幅部分ごとに3個までのCORESETと共に構成することができる。
各SSセットについて、UEは、次のパラメータと共に構成される:
・k個のスロットのPDCCHモニタリング周期、及びo個のスロットのPDCCHモニタリングオフセット
・PDCCHモニタリングのためのスロット内のCORESETの最初のシンボルを示す、スロット内のPDCCHモニタリングパターン
・サーチスペースセットが存在するスロットの個数を示す、kスロット未満のTという時間長
・CCEアグリゲーションレベルLごとのPDCCH候補の数M (L)
UEは、PDCCHモニタリング周期、PDCCHモニタリングオフセット、及びスロット内のPDCCHモニタリングパターンから、アクティブなDL BWP上のPDCCHモニタリング機会を判定する。各サーチスペースセットsについて、UEは、PDCCHモニタリング機会が、(n・Nslot frame,μ+ns,f μ-o) mod k=0である場合に、フレームnにおいてスロットns,f μ内に存在すると判定し、ここでNslot frame,μは無線フレームごとのスロット数である。UEは、スロットns,f μから開始しT個の連続するスロットについてサーチスペースセットsのためにPDCCH候補をモニタリングし、次のk-T個の連続するスロットについてサーチスペースセットsのためにPDCCH候補をモニタリングしない。
UEは、各PDCCHモニタリング機会においてPDCCHを検出する。UEは、PDCCHが検出された場合、当該PDCCH内の復号される制御情報に基づいて、対応するPDSCHを復号する。
リリース16では、スロット内の複数のPDCCHモニタリング機会をよりよくサポートするために、少なくともチャネル推定向けの重複しないCCEの最大数の観点で新たなPDCCHモニタリングケイパビリティが定義されている。新たな制限は、PDCCHモニタリングスパンの概念に基づいて議論される。端的にいうと、PDCCHモニタリングスパンの定義は、UE及びgNBがCORESET/サーチスペース構成及びPDCCHモニタリングに関連するUEケイパビリティシグナリングに基づいてスロット内のPDCCHモニタリングスパンパターンについて同じ理解を持つためのルールのセットを提供する。UEは、スパンのギャップX(相前後する2つのスパンの間のOFDMシンボルにおける最小のギャップ)及びOFDMシンボルでのスパンの長さYに関連するパラメータを収容する候補値セットをシグナリングする。そして、CORESET/サーチスペース構成と併せて、モニタリングスパンパターンが導出され得る。スロット内に複数のスパンを収容し得るスパンパターンは、複数のスロットにわたって反復される。
<NR HARQ ACK/NACKフィードバック>
PDCCHがUEにより検出されると、そのスケジューリング対象のPDSCHの復号ステータスが、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース上でハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)の形式でgNBへ返送される。PUCCHが同じUEによるPUSCH送信と重複する場合、HARQ ACKのフィードバックもまたPUSCH上で運ばれることができる。
同様に、DL SPS非アクティブ化DCI又はセカンダリセル(SCell)休眠のためのDCIがUEにより受信されると、UEにより当該DCIの受信に対する確認応答のためにHARQ ACKが送信される。
UEは、スロットnで終了するPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマッを検出し、又はスロットnで終了するPDCCH受信を通じたSPS PDSCH解放若しくはSCell休眠(dormancy)を示すDCIを検出すると、スロットn+k内のPUCCH送信において対応するHARQ-ACK情報を提供し、ここでkは、DCIフォーマット内に存在するならばPDSCH対HARQタイミングインジケータフィールドにより指し示され、又はdl-DataToUL-ACKにより提供される。kをK1ともいう。DCIフォーマット1-0について、kは{1,2,3,4,5,6,7,8}のうちの1つであり得る。DCIフォーマット1-1及びDCIフォーマット1_2について、kはdl-DataToUL-ACKにおいて構成される値のセットのうちの1つであり得る。当該値のセットは、{0,1,...,15}という範囲内あり得る。8個までの値を上記セットにおいて構成することができる。
複数のキャリアを伴うキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はTDD動作のケースでは、複数の統合されたHARQ ACK/NACKビットが単一のPUCCHリソースにおいて送信され得る。
NRでは、UEに対し4つまでのPUCCHリソースセットを構成することができる。pucch-ResourceSetId=0であるPUCCHリソースセットは、32個までのPUCCHリソースを有することができ、一方でpucch-ResourceSetId=1~3であるPUCCHリソースセットについては、各セットは8個までのPUCCHリソースを有することができる。UEは、スロット内で送信すべき統合されたアップリンク制御情報(UCI)ビットの数に基づいて、当該スロット内のPUCCHリソースセットを決定する。UCIビットは、HARQ ACK/NACK、スケジューリング要求(SR)及びチャネル状態情報(CSI)ビットからなる。
HARQ-ACK情報を伴うPUCCH送信について、UEは、PUCCHリソースセットを決定した後に、PUCCHをリソースを決定する。PUCCHリソースの決定は、DCIフォーマット内の3ビットのPUCCHリソースインジケータ(PRI)フィールドに基づく。
CA及び/又はTDDのケースにおいて、1つよりも多くのDL DCIフォーマットが受信される場合、PUCCHリソースの決定は、複数受信されUEにより検出されたDL DCIフォーマットのうちで最後のDCI内のPRIフィールドに基づく。複数受信されるDCIは、PUCCH送信のために同じスロットを示すPDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorフィールドの値を有する。PUCCHリソースの決定のために、検出されるDCIフォーマットは、まず同じPDCCHモニタリング機会について複数のサービングセルインデックスにわたって昇順でインデックス付けされ、次いで複数のPDCCHモニタリング機会インデックスにわたって昇順でインデックス付けされる。
<NR タイプ2HARQ-ACKコードブック>
NRリリース15は、キャリアアグリゲーション(CA)の場合の複数のサービングセル又はTDDの場合の複数のDLスロットについてのHARQ Ackの多重化のために、2種類のHARQコードブック、即ち、半静的なコードブック(タイプ1)及び動的なコードブック(タイプ2)をサポートする。UEは、HARQ Ack/Nackフィードバックのために、それらコードブックのうちのいずれか一方を使用するように構成され得る。
タイプ1のHARQコードブック(CB)は、半静的に構成されるパラメータのセットに基づいて決定される。コードブックサイズは、フィードバックされる必要のあり得るHARQ Ackビットの最大数に対応し、動的には変化しない。したがって、フィードバックのオーバヘッドが大きくなり得る。
タイプ1のHARQコードブックとは異なり、タイプ2のHARQコードブックのサイズは、HARQ Ackフィードバックのために同じPUCCHリソースに関連付けられる、PDSCH受信又はSPS PDSCH解放若しくはSCell休眠の実際の数に基づいて動的に変化する。この目的のために、DCI内のカウンタDAI(ダウンリンク割当てインジケータ)フィールドが定義され、DCIフォーマット1_1及びDCIフォーマット1_2のケースでは(1つよりも多くのサービングセルが構成される場合の)トータルDAIフィールドも定義されている。
DCIフォーマット内のカウンタDAIフィールドの値は、現在のサービングセル及び現在のPDCCHモニタリング機会までに存在するDCIフォーマットに関連付けられているPDSCH受信、SPS PDSCH解放又はSCell休眠における{サービングセル,PDCCHモニタリング機会}ペアの累積数を、まずサービングセルインデックスcの昇順、次いでPDCCHモニタリング機会インデックスmの昇順で表し、ここで、0≦m<Mであり、MはPDCCHモニタリング機会の総数である。
DCIフォーマット内にトータルDAIが存在する場合、その値は、現在のPDCCHモニタリング機会mまでに存在するDCIフォーマットに関連付けられているPDSCH受信、SPS PDSCH解放又はSCell休眠における{サービングセル,PDCCHモニタリング機会}ペアの総数を表し、PDCCHモニタリング機会からPDCCHモニタリング機会へと更新される。
図3には、UEが2つのサービングセル及び3つのPDCCHモニタリング機会と共に構成される一例が示されている。スケジューリングされる各DCIにおける対応するカウンタDAI及びトータルDAIの値が示されている。カウンタDAIは、スケジューリングされる各DCIの後に更新され、一方で、トータルDAIは、各モニタリング機会にだけ更新される。DCIにおいてカウンタDAI又はトータルDAIのいずれかに2ビットのみが割当てられることから、実際のDAIの値は、4を法とする演算によって巡回する。UEは、連続して未検出となるDCIが4個より少なければ、いくつかのDCIが未検出となっても、送信されたDCIの実際の数を把握することができる。
スロットnでPUCCHにおいて送信されるHARQ-ACK情報のために、UEは、動的にスケジューリングされたPDSCH、SPS PDSCH解放又はSCell休眠に関連付けられるHARQ-ACK情報ビット
Figure 2024503397000002
を、まずサービングセルインデックスの昇順、次いでPDCCHモニタリング機会インデックスmの昇順という順序で決定する。図3に示した例において、両セルについて1つのTBが有効化される場合、
Figure 2024503397000003
は、図4に示したようになる(ここで、OACK=5)。
<PDCCH反復>
NRリリース16では、複数のパネル又は送信ポイント(TRP)を伴うPDSCH送信が取り入れられており、PDSCHの信頼性を増加させるために、複数のTRPにわたってトランスポートブロックが反復され得る。
NRリリース17では、相異なるTRPにわたってPDCCHを反復することにより複数のTRPに対するPDCCHの信頼性を向上させることが提案された。図5には、共に同じDCIを収容するPDCCHが2つのTRP上で異なる時点で反復される例が示されている。DCIは、DL DCI又はUL DCIであり得る。
PDCCHは、2つのTRPのうちの1つに各々関連付けられる2つのPDCCH候補において反復される。2つのPDCCH候補はリンクされ、即ち、一方のPDCCH候補の位置を他方のPDCCH候補から取得することができる。PDCCH検出を行うために、UEは、各PDCCH候補において個別に、又はリンクされた2つのPDCCH候補のソフト合成によって結合的にPDCCHを検出し得る。
コードブック決定のための改善されたシステム及び方法が必要である。
コードブック決定のためのシステム及び方法がここに提供される。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義することと、検知される各ダウンリンク制御情報(DCI)について、上記第1のPDCCH機会を識別することと、対応する上記DCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの上記第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築することと、を含む。このようにして、PDCCH反復が存在する場合のタイプ2ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)コードブックの構築が最小限の仕様の変更で可能となる。
本開示のある観点及びそれらの実施形態は、上述した又は他の課題に対する解決策を提供し得る。PDCCH反復が存在する場合にコードブックを構築するための方法が提案される。その方法は、PDCCHに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義することと、UEにおいて、検知される各DCIについて、上記第1のPDCCH機会を識別することと、対応する上記DCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの上記第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築することと、のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態において、上記コードブックは、タイプ2HARQ-ACKコードブックを含む。いくつかの実施形態において、上記カウンタフィールドは、カウンタDAIフィールドを含む。
本明細書に取り入れられその一部をなす添付図面の図は、本開示のいくつかの観点を示しており、その説明と共に本開示の原理の説明に供される。
新無線(NR)におけるデータスケジューリングが典型的に14シンボルのスロットでスロットベースでなされる様子を示しており、最初の2つのシンボルは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を収容し、残りは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)か又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)かのいずれかである物理共有データチャネルを収容する; 基本的なNRの物理的な時間-周波数リソースグリッドを示しており、14シンボルのスロット内にリソースブロック(RB)が1つだけ示されている; ユーザ機器(UE)が2つのサービングセル及び3つのPDCCHモニタリング機会と共に構成される一例を示している; 双方のセルのために1つのTBが有効化される場合の図3の例を示している; 共に同じダウンリンク制御情報(DCI)を収容するPDCCHが2つの送受信ポイント(TRP)上で異なる時点で反復される例を示している; 本開示の実施形態を実装し得るセルラー通信システムの1つの例を示している。 本開示のいくつかの実施形態に従って2つのサービングセル及び2つのPDCCHモニタリング機会において3つのDCIが送信される一例を示している; 本開示のいくつかの実施形態に従って判定された最初のPDCCH機会に基づいてタイプ2HARQコードブックが構築される一例を示している; 本開示のいくつかの実施形態に従って2つのサービングセルにおいて単一のコードワードのみが構成されることを想定した結果としてのHARQ-ACK情報ビットを示している; 本開示のいくつかの実施形態に従って2つのサービングセル及び2つのPDCCHモニタリング機会において3つのDCIが送信される一例を示している; 本開示のいくつかの実施形態に従って判定された最後のPDCCH機会に基づいてタイプ2HARQコードブックが構築される一例を示している; 本開示のいくつかの実施形態に従って2つのサービングセルにおいて単一のコードワードのみが構成されることを想定した結果としてのHARQ-ACK情報ビットを示している; 本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイスにより実行されるコードブックを構築するための方法を示している; 本開示のいくつかの実施形態に係るワイヤレスデバイスにより実行されるコードブックを構築するための方法を示している; 本開示のいくつかの実施形態に係る基地局により実行されるコードブックを構築するための方法を示している; 本開示のいくつかの実施形態に係る基地局により実行されるコードブックを構築するための方法を示している; 本開示のいくつかの他の実施形態に係る無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である; 本開示のいくつかの他の実施形態に係る無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である; 本開示のいくつかの他の実施形態に係る無線アクセスノードの例示的な実施形態の概略ブロック図である; 本開示のいくつかの実施形態に係るUEの概略ブロック図である; 本開示のいくつかの実施形態に係るUEの概略ブロック図である; 本開示の実施形態を実装し得る通信システムの例示的な実施形態を示している; 本開示のいくつかの実施形態に係る図16のホストコンピュータ、基地局及びUEの例示的な実施形態を示している; 図20のそれのような通信システムにおいて実装される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである; 図20のそれのような通信システムにおいて実装される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである; 図20のそれのような通信システムにおいて実装される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである; 図20のそれのような通信システムにおいて実装される方法の例示的な実施形態を示すフローチャートである。
以下に説示する実施形態は、当業者がそれら実施形態を実践することを可能にする情報を表現し、及びそれら実施形態の実践の最良の形態を示す。添付図面の図を踏まえて以下の説明を読めば、当業者は、本開示の概念を理解し、及びここで具体的には扱われていないそれら概念の応用を認識するであろう。それら概念及び応用は本開示のスコープの範囲内に入ることが理解されるべきである。
[無線ノード]:ここで使用されるところでは、"無線ノード"は、無線アクセスノードか又はワイヤレス通信デバイスかのいずれかである。
[無線アクセスノード]: ここで使用されるところでは、"無線アクセスノード"、"無線ネットワークノード"、又は"無線アクセスネットワークノード"は、信号をワイヤレスに送信し及び/又は受信するように動作する、セルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワーク(RAN)内の任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、限定ではないものの、基地局(例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)第5世代(5G)NRネットワークにおける新無線(NR)基地局(gNB)、若しくは3GPPロングタームエボリューション(LTE)ネットワークにおける拡張若しくは進化型ノードB(eNB))、高電力若しくはマクロ基地局、低電力基地局(例えば、マイクロ基地局、ピコ基地局若しくはホームeNBなど)、リレーノード、基地局の機能性の一部を実装するネットワークノード(例えば、gNB中央ユニット(gNB-CU)を実装するネットワークノード、若しくはgNB分散ユニット(gNB-DU)を実装するネットワークノード)、又は、何らかの他のタイプの無線アクセスノードの機能性の一部を実装するネットワークノードを含む。
[コアネットワークノード]:ここで使用されるところでは、"コアネットワークノード"は、コアネットワーク内の任意のタイプのノード、又はコアネットワーク機能を実装する任意のノードである。コアネットワークノードのいくつかの例は、例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービスケイパビリティ露出機能(SCEF)、又はホーム加入者サーバ(HSS)などを含む。コアネットワークノードのいくつかの他の例は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)、ユーザプレーン機能(UPF)、セッション管理機能(SMF)、認証サーバ機能(AUSF)、ネットワークスライス選択機能(NSSF)、ネットワーク露出機能(NEF)、ネットワーク機能(NF)リポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、又は統一データ管理(UDM)などを実装するノードを含む。
[通信デバイス]:ここで使用されるところでは、"通信デバイス"は、アクセスネットワークへのアクセスを有する任意のタイプのデバイスである。通信デバイスのいくつかの例は、限定ではないものの、モバイルフォン、スマートフォン、センサデバイス、メータ、車両、家庭電化製品、医療電化製品、メディアプレーヤ、カメラ、又は、限定ではないものの、例えばテレビジョン、ラジオ、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップ、若しくはパーソナルコンピュータ(PC)といった任意のタイプの消費者電子機器を含む。通信デバイスは、無線若しくは有線の接続を介して音声及び/若しくはデータを通信することを可能とされる、可搬型、手持ち型、コンピュータ内蔵型、又は車載型のモバイルデバイスであってよい。
[ワイヤレス通信デバイス]:他のタイプの通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスであり、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレスネットワーク(例えば、セルラネットワーク)へのアクセスを有する(サービスを受ける)任意のタイプのワイヤレスデバイスであってよい。ワイヤレス通信デバイスのいくつかの例は、限定ではないものの、3GPPネットワークにおけるユーザ機器デバイス(UE)、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、及びモノのインターネット(IoT)デバイスを含む。そうしたワイヤレス通信デバイスは、モバイルフォン、スマートフォン、センサデバイス、メータ、車両、家庭電化製品、医療電化製品、メディアプレーヤ、カメラ、若しくは、限定ではないものの、例えばテレビジョン、ラジオ、照明装置、タブレットコンピュータ、ラップトップ、若しくはPCといった任意のタイプの消費者電子機器であってもよく、又はそれに一体化されてもよい。ワイヤレス通信デバイスは、無線接続を介して音声及び/若しくはデータを通信することを可能とされる、可搬型、手持ち型、コンピュータ内蔵型、又は車載型のモバイルデバイスであってよい。
[ネットワークノード]: ここで使用されるところでは、"ネットワークノード"は、セルラ通信ネットワーク/システムのRAN又はコアネットワークのいずれかの部分である任意のノードである。
[送受信ポイント(TRP)]:いくつかの実施形態において、TRPは、ネットワークノード、無線ヘッド、空間的関係(spatial relation)、又は送信構成インジケータ(TCI)状態のいずれかであり得る。TRPは、いくつかの実施形態では、空間的関係又はTCI状態により表され得る。いくつかの実施形態では、TRPは、複数のTCI状態を使用しているかもしれない。いくつかの実施形態では、TRPは、当該要素に固有の物理レイヤの特性及びパラメータに従ってUEとの間で無線信号を送受信するgNBの一部であってもよい。いくつかの実施形態では、多重的送受信ポイント(マルチTRP)動作において、サービングセルは、2つのTRPからUEをスケジューリングすることができ、より良好なPDSCHカバレッジ、信頼性及び/又はデータレートが提供される。マルチTRPについて、シングルダウンリンク制御情報(DCI)及びマルチDCIという2つの異なる動作モードが存在する。双方のモードについて、アップリンク及びダウンリンクの動作の制御は、物理レイヤ及びMACの双方により行われる。シングルDCIモードでは、UEは、双方のTRPについて同じDCIによりスケジューリングされ、マルチDCIモードでは、UEは、各TRPからの独立したDCIによりスケジューリングされる。
なお、ここで与えられる説明は、3GPPセルラ通信システムに焦点を当てており、そのため、3GPPの専門用語又は3GPPの専門用語に類似する専門用語がしばしば使用される。しかしながら、ここで開示される概念は、3GPPシステムには限定されない。
なお、ここでの説明において"セル"との用語への言及がなされるかもしれないが、特に5G NRの概念に関して、セルの代わりにビームを使用してもよく、そのため、ここで説明される概念はセル及びビームの双方に等しく適用可能であることに留意することが重要である。
図6は、本開示の実施形態を実装し得るセルラー通信システム600の1つの例を示している。ここで説明される実施形態において、セルラー通信システム600は、次世代RAN(NG-RAN)及び5Gコア(5GC)を含む5Gシステム(5GS)である。この例において、RANは、基地局602-1及び602-2を含み、それらは、5GSでは、対応する(マクロ)セル604-1及び604-2を制御する、NR基地局(gNB)及びオプションとして次世代eNB(ng-eNB)(例えば、5GCへ接続されたLTE RANノード)を含む。基地局602-1及び602-2を、概して、ここではまとめて複数の基地局602といい、個別に基地局602という。同様に、(マクロ)セル604-1及び604-2を、概して、ここではまとめて複数の(マクロ)セル604といい、個別に(マクロ)セル604という。RANは、対応するスモールセル608-1~608-4を制御する複数の低電力ノード606-1~606-4をも含んでよい。低電力ノード606-1~606-4は、(ピコ若しくはフェムト基地局などの)スモール基地局又はリモート無線ヘッド(RRH)などであることができる。とりわけ、図示してはいないものの、スモールセル608-1~608-4をのうちの1つ以上は、代替的に基地局602により提供されてもよい。低電力ノード606-1~606-4を、概して、ここではまとめて複数の低電力ノード606といい、個別に低電力ノード606という。同様に、スモールセル608-1~608-4を、概して、ここではまとめて複数のスモールセル608といい、個別にスモールセル608という。セルラー通信システム600もまた、5Gシステム(5GS)では5GCというコアネットワーク610を含む。基地局602(及び随意的に低電力ノード606)は、コアネットワーク610へ接続される。
基地局602及び低電力ノード606は、対応するセル604及び608内のワイヤレス通信デバイス612-1~612-5へサービスを提供する。ワイヤレス通信デバイス612-1~612-5を、概して、ここではまとめて複数のワイヤレス通信デバイス612といい、個別にワイヤレス通信デバイス612という。以下の説明において、ワイヤレス通信デバイス612は、多くの場合UEであるが、本開示はそれには限定されない。
現在のところ、ある複数の課題が存在する。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)反復が存在する場合に、タイプ2ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)コードブックをいかにして構築するかが課題である。例えば、PDSCHをスケジューリングするPDCCH#1がPDCCHモニタリング機会m=0及びm=1において反復され、且つPDCCHモニタリング機会m=0においてPDCCHによりスケジューリングされる他のPDSCHが存在する例を想定し、PDCCH#1がPDCCHモニタリング機会m=1においてのみ検出されるものとする。タイプ2HARQ ACKコードブック構築のための既存の手続が適用される(即ち、HARQ ACKビットがまずサービングセルインデックスの昇順に、次いでPDCCHモニタリング機会インデックスの昇順に配置される)場合、PDCCHモニタリング機会m=1におけるDCI#1内のカウンタDAI及びトータルDAIは、HARQ ACKビットの不正確な個数、及びPDSCHとHARQ ACKビットとの間の不正確なマッピングにも帰結することになるであろう。コードブック決定のための改善されたシステム及び方法が必要である。
コードブック決定のためのシステム及び方法がここに提供される。いくつかの実施形態において、ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法は、PDCCHに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義することと、検知される各DCIについて、第1のPDCCH機会を識別することと、対応するDCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築することと、のうちの1つ以上を含む。このようにして、PDCCH反復が存在する場合のタイプ2HARQ ACKコードブックの構築が最小限の仕様の変更で可能となる。
ある実施形態において、DCI内のカウンタDAIは、PDCCH反復のケースで、第1のPDCCH機会においてのみインクリメントされる。2つのPDCCHモニタリング機会においてPDCCHが反復される場合、第1のPDCCH機会は、時間的に早く発生するPDCCHモニタリング機会の中にある方として定義される。第1のPDCCH機会のみが、後続のDCIにおけるカウンタDAI及びトータルDAIをインクリメントするために考慮される。
本発明の開示において説明されるPDCCHモニタリング機会は、1スロット内か又は1モニタリングスパン内かのいずれかであり得る。相異なるPDCCHモニタリング機会は、異なるスロット/モニタリングスパン内にあってもよく、又は同じスロット/モニタリングスパン内にあってもよい。
図7には、2つのサービングセル及び2つのPDCCHモニタリング機会において3つのDCIが送信される一例が示されている。それらDCIは、PDSCH#1から#3までの3つのPDSCHをスケジューリングするために使用される。それらPDSCHに関連付けられるHARQ Ackは、アップリンクスロット内の同じPUCCH又はPUSCHにおいて送信されるべきものと想定される。DCI#1は、PDCCH#1において搬送され、PDCCHモニタリング機会m=0及びm=1の双方において反復される。このケースでは、PDCCH#1の第1のPDCCH機会はPDCCHモニタリング機会m=0内にあるそれであり、PDCCH#1の第2のPDCCH機会はPDCCHモニタリング機会m=1内にある。DCI#1内のカウンタDAI及びトータルDAIは、PDCCHモニタリング機会m=0内の第1のPDCCH機会においてインクリメントされる。PDCCHモニタリング機会m=1内の第2の機会では、同じDCI#1が送信されるため、カウンタDAI及びトータルDAIは変更されない。DCI#3について、そのカウンタDAI及びトータルDAIは、PDCCH#1の反復を考慮することなくインクリメントされ、即ち、PDCCHモニタリング機会m=1内のPDCCH#1の第2の機会はカウントされない。
<PDCCH反復の存在時のタイプ2HARQコードブック構築>
ある実施形態において、DCI内のカウンタDAIは、PDCCH反復のケースで、第1のPDCCH機会においてのみインクリメントされる。2つのPDCCHモニタリング機会においてPDCCHが反復される場合、第1のPDCCH機会は、時間的に早く発生するPDCCHモニタリング機会の中にある方として定義される。第1のPDCCH機会のみが、後続のDCIにおけるカウンタDAI及びトータルDAIをインクリメントするために考慮される。
同じか若しくは異なるCORESETの異なるPDCCH候補、又は異なるSSセットにおいて、同じPDCCHモニタリング機会の範囲内でPDCCHが反復される場合、第1のPDCCH機会を、次のうちの1つとして定義することができる:
・より低い(又はより高い)PDCCH候補インデックスを有するリンクされたPDCCH候補
・より低い(又はより高い)CORESET IDを有するCORESET内のリンクされたPDCCH候補、又は
・より低い(又はより高い)SSセットIDを有するSSセット内のリンクされたPDCCH候補
UE側では、検出される各DCIについて、関連付けられる第1のPDCCH機会が判定される。そして、判定された第1のPDCCH機会のみを考慮することにより、既存のタイプ2HARQコードブック手続が適用される。
図7に示した例を使用し、PDCCHモニタリング機会m=1内の第2のPDCCH機会にてDCI#1が検出されるがPDCCHモニタリング機会m=0内の第1の機会は検出されないものと想定する。DCI#2及びDCI#3は共に検出される。PDCCH反復のためのPDCCH候補のリンク付けに基づいて、UEは、DCI#1向けの第1のPDCCH機会がPDCCHモニタリング機会m=0内にあると判定することができる。DCI#2及び#3については、反復がなされないため、対応する第1の機会は検出されたそれである。すると、タイプ2HARQコードブックは、図8に示したように判定される第1のPDCCH機会に基づいて構築される。
2つのサービングセルにおいて単一のコードワードのみが構成されることを想定し、PUCCHにおける総数OACK=3のHARQ-ACK情報ビットについてもたらされる
Figure 2024503397000004
というHARQ ACK情報ビットが図9に示されている。
以下のタイプ2HARQ-Ackコードブックのための既存の擬似コードにおける変更(太字で強調されている)により、本実施形態が記述されてもよい。
---38.213v16.4.0のセクション9.1.3.1における提案される変更の開始---
9.1.3.1 物理アップリンク制御チャネルにおけるタイプ2HARQ-ACKコードブック
---変更無しのテキストを省略---
Figure 2024503397000005
Figure 2024503397000006
Figure 2024503397000007
---変更無しのテキストを省略---
---提案される変更の終了---
<PDCCH反復の存在時のタイプ2HARQコードブック構築のための代替的な実施形態>
代替的な実施形態において、DCI内のカウンタDAIは、PDCCH反復のケースで、最後のPDCCH機会においてのみインクリメントされる。2つのPDCCHモニタリング機会においてPDCCHが反復される場合、最後のPDCCH機会は、時間的に最も遅く発生するPDCCHモニタリング機会の中にある方として定義される。最後のPDCCH機会のみが、カウンタDAI及びトータルDAIをインクリメントするために考慮される。
図10には、2つのサービングセル及び2つのPDCCHモニタリング機会において3つのDCIが送信される一例が示されている。それらDCIは、PDSCH#1から#3までの3つのPDSCHをスケジューリングするために使用される。DCI#1は、PDCCH#1において搬送され、PDCCHモニタリング機会m=0及びm=1の双方において反復される。このケースでは、PDCCH#1の最後のPDCCH機会はPDCCHモニタリング機会m=1内にあるそれであり、PDCCH#1の最初のPDCCH機会はPDCCHモニタリング機会m=0内にある。DCI#1内のカウンタDAI及びトータルDAIは、PDCCHモニタリング機会m=1内の最後のPDCCH機会においてインクリメントされる。PDCCHモニタリング機会m=0内の最初の機会では、同じDCI#1が送信されるため、カウンタDAI及びトータルDAIは変更されない。DCI#2について、そのカウンタDAI及びトータルDAIは、PDCCH#1の反復を考慮することなくインクリメントされ、即ち、PDCCHモニタリング機会m=0内のPDCCH#1の最初の機会はカウントされない。
UE側では、検出される各DCIについて、関連付けられる最後のPDCCH機会が判定される。そして、判定された最後のPDCCH機会のみを考慮することにより、既存のタイプ2HARQコードブック手続が適用される。
図10に示した例を使用し、PDCCHモニタリング機会m=0内の最初のPDCCH機会にてDCI#1が検出されるがPDCCHモニタリング機会m=1内の最後の機会は検出されないものと想定する。DCI#2及びDCI#3は共に検出される。PDCCH反復のためのPDCCH候補のリンク付けに基づいて、UEは、DCI#1向けの最後のPDCCH機会がPDCCHモニタリング機会m=1内にあると判定することができる。DCI#2及び#3については、反復がなされないため、対応する最後の機会は検出されたそれである。すると、タイプ2HARQコードブックは、図11に示したように判定される最後のPDCCH機会に基づいて構築される。
2つのサービングセルにおいて単一のコードワードのみが構成されることを想定し、PUCCHにおける総数OACK=3のHARQ-ACK情報ビットについてもたらされる
Figure 2024503397000008
というHARQ ACK情報ビットが図12に示されている。
以下のタイプ2HARQ-Ackコードブックのための既存の擬似コードにおける変更(太字で強調されている)により、本実施形態が記述されてもよい。
---38.213v16.4.0のセクション9.1.3.1における提案される変更の開始---
9.1.3.1 物理アップリンク制御チャネルにおけるタイプ2HARQ-ACKコードブック
---変更無しのテキストを省略---
Figure 2024503397000009
Figure 2024503397000010
Figure 2024503397000011
図13Aは、ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法を示している。当該方法は、PDCCHに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義すること(ステップ1300A)と、検知される各DCIについて、第1のPDCCH機会を識別すること(ステップ1302A)と、対応するDCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築すること(ステップ1304A)と、のうちの1つ以上を含む。
図13Bは、ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法を示している。当該方法は、DCIフォーマットの第1セット及び第2セットに関連付けられるPDCCHを受信すること(ステップ1300B)と、少なくとも1つのPDCCHの各々について、複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定すること(ステップ1302B)と、関連付けられるPDCCHモニタリング機会インデックスに従って、各PDCCHに関連付けられるHARQ-ACK情報を順序付けることにより、HARQ-ACKコードブックを構築することであって、上記少なくとも1つのPDCCHの各々について、関連付けられるPDCCHモニタリング機会は上記第1のPDCCHモニタリング機会である、こと(ステップ1304B)と、基地局へHARQ-ACK情報を上記コードブックで送信すること(ステップ1306B)と、を含む。
図14Aは、基地局により実行される、コードブックを構築するための方法を示している。当該方法は、PDCCHに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義すること(ステップ1400A)と、各DCIについて、第1のPDCCH機会を識別すること(ステップ1402A)と、対応するDCI内にカウンタフィールドを伴う全てのPDCCHの第1のPDCCH機会に基づいてカウンタをインクリメントすること(ステップ1404A)と、のうちの1つ以上を含む。
図14Bは、基地局により実行される、コードブックを構築するための方法を示している。当該方法は、複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定すること(ステップ1400B)と、第1のPDCCHモニタリング機会においてカウンタをインクリメントし、当該カウンタの値をDCI内のカウンタフィールドで指し示すこと(ステップ1402B)と、複数のPDCCH候補内のPDCCHにおいて、上記DCIをワイヤレスデバイスへ送信すること(ステップ1404B)と、上記PDCCHに関連付けられるHARQ-ACK情報を、ワイヤレスデバイスから受信すること(ステップ1406B)と、を含む。
図15は、本開示のいくつかの他の実施形態に係る無線アクセスノード1500の概略ブロック図である。随意的な特徴は、破線のボックスで表現されている。無線アクセスノード1500は、例えば、基地局602若しくは606、又は、ここで説明した基地局602若しくはgNBの機能性の全部若しくは一部を実装するネットワークノードであってよい。図示したように、無線アクセスノード1500は、1つ以上のプロセッサ1504(例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、及び/又はFPGA(Field Programmable Gate Array)など)と、メモリ1506と、ネットワークインタフェース1508とを含む制御システム1502を含む。1つ以上のプロセッサ1504を、ここでは処理回路ともいう。加えて、無線アクセスノード1500は、1つ以上の送信機1512及び1つ以上の受信機1514を各々含む1つ以上の無線ユニット1510を含んでよく、それらは1つ以上のアンテナ1516へ連結される。無線ユニット1510は、無線インタフェース回路として言及されてもよく、その一部であってもよい。いくつかの実施形態において、無線ユニット1510は、制御システム1502の外部にあり、例えば有線接続(例えば、光ケーブル)を介して制御システム1502へ接続される。一方で、いくつかの実施形態において、無線ユニット1510及び潜在的にはアンテナ1516は、制御システム1502と一体化される。1つ以上のプロセッサ1504は、ここで説明したような無線アクセスノード1500の1つ以上の機能を提供するように動作する。いくつかの実施形態において、それら機能は、例えばメモリ1506内に記憶され、1つ以上のプロセッサ1504により実行されるソフトウェアで実装される。
図16は、本開示のいくつかの実施形態に係る無線アクセスノード1500の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この議論は、他のタイプのネットワークノードに等しく適用可能である。さらに、他のタイプのネットワークノードが類似の仮想化されたアーキテクチャを有していてもよい。あらためていうと、随意的な特徴は、破線のボックスで表現されている。
ここで使用されるところによれば、"仮想化された"無線アクセスノードとは、無線アクセスノード1500の機能性の少なくとも一部が仮想的なコンポーネントとして(例えば、ネットワーク内の物理的な処理ノード上で稼働する仮想マシンを介して)実装される、無線アクセスノード1500の実装である。図示したように、この例において、無線アクセスノード1500は、上述したような制御システム1502及び/又は1つ以上の無線ユニット1510を含み得る。制御システム1502は、例えば光ケーブルなどを介して、無線ユニット1510へ接続されてもよい。無線アクセスノード1500は、ネットワーク1602へ連結されており又はネットワーク1602の一部として含まれる1つ以上の処理ノード1600を含む。存在する場合、制御システム1502又は無線ユニットは、ネットワーク1602を介して処理ノード1600へ接続される。各処理ノード1600は、1つ以上のプロセッサ1604(例えば、CPU、ASIC、及び/又はFPGAなど)と、メモリ1606と、ネットワークインタフェース1608とを含む。
この例において、ここで説明した無線アクセスノード1500の機能1610は、1つ以上の処理ノード1600に実装され、又は、任意の所望の形で、1つ以上の処理ノード1600、制御システム1502及び/若しくは無線ユニット1510をまたいで分散される。いくつかの具体的な実施形態では、ここで説明した無線アクセスノード1500の機能1610のいくつか又は全てが、処理ノード1600によりホスティングされる仮想環境内に実装される1つ以上の仮想マシンにより実行される仮想コンポーネントとして実装される。当業者により理解されるように、処理ノード1600と制御システム1502との間の追加的なシグナリング又は通信が、所望の機能1610の少なくともいくつかを遂行するために使用される。とりわけ、いくつかの実施形態に制御システム1502は含まれなくてもよく、そのケースでは、無線ユニット1510が適切なネットワークインタフェースを介して処理ノード1600と直接的に通信する。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合に、当該少なくとも1つのプロセッサに、ここで説明した実施形態のいずれかに従って、無線アクセスノード1500、又は、仮想環境において無線アクセスノード1500の機能1610のうちの1つ以上を実装するノード(例えば、処理ノード1600)の機能性を遂行させる命令群、を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態において、前述したコンピュータプログラムプロダクトを含む担体が提供される。当該担体は、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体(例えば、メモリなどの、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体)のうちの1つである。
図17は、本開示のいくつかの他の実施形態に係る無線アクセスノード1500の概略ブロック図である。無線アクセスノード1500は、1つ以上のモジュール1700を含み、その各々はソフトウェアで実装される。モジュール1700は、ここで説明した無線アクセスノード1500の機能性を提供する。この議論は、図16の処理ノードに等しく適用可能であり、モジュール1700は、処理ノード1600のうちの1つにおいて実装されてもよく、複数の処理ノード1600をまたいで分散されてもよく、並びに/又は、処理ノード1600及び制御システム1502をまたいで分散されてもよい。
図18は、本開示のいくつかの他の実施形態に係るワイヤレス通信デバイス1800の概略ブロック図である。図示したように、ワイヤレス通信デバイス1800は、1つ以上のプロセッサ1802(例えば、CPU、ASIC、及び/又はFPGAなど)と、メモリ1804と、1つ以上のアンテナ1812へ連結された1つ以上の送信機1808及び1つ以上の受信機1810を各々含む1つ以上の送受信機1806と、を含む。送受信機1806は、当業者により理解されるであろうように、アンテナ1812とプロセッサ1802との間でやり取りされる信号を調整するように構成される、アンテナ1812へ接続される無線フロントエンド回路を含む。プロセッサ1802を、ここでは処理回路ともいう。送受信機1806を、ここでは無線回路ともいう。いくつかの実施形態において、ワイヤレス通信デバイス1800の上述した機能性は、完全に又は部分的に、例えばメモリ1804内に記憶され、プロセッサ1802により実行されるソフトウェアで実装され得る。なお、ワイヤレス通信デバイス1800は、例えば、1つ以上のユーザインタフェースコンポーネント(例えば、ディスプレイ、ボタン、タッチスクリーン、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカなど、並びに/又は、ワイヤレス通信デバイス1800への情報の入力を可能にし及び/若しくはワイヤレス通信デバイス1800からの情報の出力を可能にするための任意の他のコンポーネント)や、電源(例えば、バッテリ及び関連付けられる電力回路)などといった、図18には示されていない追加的なコンポーネントを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのプロセッサにより実行された場合に、当該少なくとも1つのプロセッサに、ここで説明した実施形態のいずれかに従って、ワイヤレス通信デバイス1800の機能性を遂行させる命令群、を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態において、前述したコンピュータプログラムプロダクトを含む担体が提供される。当該担体は、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体(例えば、メモリなどの、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体)のうちの1つである。
図19は、本開示のいくつかの他の実施形態に係るワイヤレス通信デバイス1800の概略ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス1800は、1つ以上のモジュール1900を含み、その各々はソフトウェアで実装される。モジュール1900は、ここで説明したワイヤレス通信デバイス1800の機能性を提供する。
図20を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、3GPP型のセルラーネットワークといった電気通信ネットワーク2000を含み、電気通信ネットワーク2000は、RANといったアクセスネットワーク2002とコアネットワーク2004とを含む。アクセスネットワーク2002は、ノードB、eNB、gNG、又は他のタイプの無線アクセスポイント(AP)といった複数の基地局2006A、2006B、2006Cを含み、その各々が対応するカバレッジエリア2008A、2008B、2008Cを定義する。各基地局2006A、2006B、2006Cは、有線又は無線接続2010上でコアネットワーク2004へ接続可能である。カバレッジエリア2008Cに位置する第1のUE2012は、対応する基地局2006Cへワイヤレスに接続され又は対応する基地局2006Cによりページングされるように構成される。カバレッジエリア2008A内の第2のUE2014は、対応する基地局2006Aへワイヤレスに接続可能である。この例では、複数のUE2012、2014が図示されているものの、開示される実施形態は、カバレッジエリア内に単一のUEがある状況、又は対応する基地局2006へ単一のUEが接続している状況へ等しく適用可能である。
電気通信ネットワーク2000は、それ自体がホストコンピュータ2016へ接続され、ホストコンピュータ2016は、スタンドアローンのサーバのハードウェア及び/若しくはソフトウェア、クラウド実装のサーバ、分散型サーバで具現化されてもよく、又はサーバファーム内の処理リソースとして具現化されてもよい。ホストコンピュータ2016は、サービスプロバイダの所有下にあってもその制御下にあってもよく、又はサービスプロバイダにより若しくはサービスプロバイダのために運用されてもよい。電気通信ネットワーク2000とホストコンピュータ2016との間の接続2018及び2020は、コアネットワーク2004からホストコンピュータ2016へ直接的に伸びていてもよく、オプションとしての中間ネットワーク2022を介してつながっていてもよい。中間ネットワーク2022は、パブリック、プライベート又はホステッドネットワークのうちの1つ又はそれらの複数の組合せであってもよく、中間ネットワーク2022は、もしあればバックボーンネットワーク又はインターネットであってもよく、具体的には、中間ネットワーク2022は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
図20の通信システムは、全体として、接続されるUE2012、2014とホストコンピュータ2016との間の接続性を可能にする。その接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続2024として説明されてよい。ホストコンピュータ2016及び接続されるUE2012、2014は、アクセスネットワーク2002、コアネットワーク2004、任意の中間ネットワーク2022及びあり得るさらなる基盤(図示せず)を途中段階として用いて、OTT接続2024を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように構成される。OTT接続2024は、OTT接続2024の通過途上の参加している通信デバイスがアップリンク及びダウンリンクの通信のルーティングを意識しないという意味において、透過的であり得る。例えば、基地局2006は、ホストコンピュータ2016から発して接続されるUE2012へ転送(例えば、ハンドオーバ)されるべきデータを伴うインカミングのダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてよく又はその通知を必要としない。同様に、基地局2006は、UE2012から発してホストコンピュータ2016へ向かうアウトゴーイングのアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
前の段落で議論したUE、基地局及びホストコンピュータの一実施形態に係る例示的な実装が、これより図21を参照しながら説明される。通信システム2100において、ホストコンピュータ2102は、通信システム2100の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するように構成される通信インタフェース2106を含むハードウェア2104を備える。ホストコンピュータ2102は、さらに、記憶及び/又は処理のケイパビリティを有し得る処理回路2108を備える。とりわけ、処理回路2108は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA又はそれらの組み合わせ(図示せず)を含み得る。ホストコンピュータ2102は、さらに、ホストコンピュータ2102内に記憶され又はホストコンピュータ2102によりアクセス可能なソフトウェア2110であって、処理回路2108により実行可能な当該ソフトウェア2110を備える。ソフトウェア2110は、ホストアプリケーション2112を含む。ホストアプリケーション2112は、UE2114及びホストコンピュータ2102で終端するOTT接続2116を介して接続しているUE2114といったリモートユーザへサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザへのサービスの提供中に、ホストアプリケーション2112は、OTT接続2116を用いて送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム2100は、電気通信システムにおいて提供される基地局2118をさらに含み、基地局2118は、ホストコンピュータ2102及びUE2114と通信することを可能にするハードウェア2120を備える。ハードウェア2120は、通信システム2100の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するための通信インタフェース2122、並びに、基地局2118によりサービスされるカバレッジエリア(図21には示していない)内に位置するUE2114との少なくとも無線接続2126をセットアップし及び維持するための無線インタフェース2124を含み得る。通信インタフェース2122は、ホストコンピュータ2102への接続2128を促進するように構成され得る。接続2128は、直接的なものであってもよく、又は、電気通信システムのコアネットワーク(図21には示されていない)及び/若しくは電気通信システム外の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示した実施形態において、基地局2118のハードウェア2120は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA又はそれらの組み合わせ(図示せず)を含み得る処理回路2130をさらに含む。基地局2118は、内部的に記憶され又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア2132をさらに有する。
通信システム2100は、既に言及したUE2114をさらに含む。UE2114のハードウェア2134は、UE2114がその時点で位置するカバレッジエリアへサービスする基地局との無線接続2126をセットアップし及び維持するように構成される無線インタフェース2136を含み得る。UE2114のハードウェア2134は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA又はそれらの組み合わせ(図示せず)を含み得る処理回路2138をさらに含む。UE2114は、さらに、UE2114内に記憶され又はUE2114によりアクセス可能なソフトウェア2140であって、処理回路2138により実行可能な当該ソフトウェア2140を備える。ソフトウェア2140は、クライアントアプリケーション2142を含む。クライアントアプリケーション2142は、ホストコンピュータ2102のサポートと共に、人間の又は非人間のユーザへUE2114を介してサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ2102において、実行対象のホストアプリケーション2112は、実行対象のクライアントアプリケーション2142とUE2114及びホストコンピュータ2102で終端するOTT接続2116を介して通信し得る。ユーザへのサービス提供中に、クライアントアプリケーション2142は、ホストアプリケーション2112からリクエストデータを受信し、当該リクエストデータへの応答としてユーザデータを提供し得る。OTT接続2116は、リクエストデータ及びユーザデータの双方を移送し得る。クライアントアプリケーション2142は、自身が提供するユーザデータを生成するために、ユーザとインタラクションし得る。
なお、図21に示したホストコンピュータ2102、基地局2118及びUE2114は、それぞれ図20のホストコンピュータ2016、基地局2006A、2006B、2006Cのうちの1つ、及びUE2012、2014のうちの1つと類似し又は同一であってもよい。言うなれば、これらエンティティの内部的な作用は図21に示した通りであってよく、それとは独立して、周囲のネットワークトポロジーは図20のそれであってよい。
図21では、ホストコンピュータ2102とUE2114との間の基地局2118を介する通信を、いかなる中間的なデバイス及びそれらデバイスを介するメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及も無く例示するために、OTT接続2116が抽象的に描かれている。ルーティングを決定するのはネットワーク基盤であってよく、ネットワーク基盤は、UE2114若しくはホストコンピュータ2102を動作させるサービスプロバイダ又はそれら双方からルーティングを隠蔽するように構成されてよい。OTT接続2116がアクティブである間、ネットワーク基盤は、(例えば、負荷分散の考慮又はネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更するための決定をさらに行ってよい。
UE2114と基地局2118との間の無線接続2126は、本開示を通じて説明した実施形態の教示に従う。多様な実施形態の1つ以上が、OTT接続2116を用いてUE2114へ提供されるOTTサービスの性能を改善し、無線接続2126はその最後のセグメントを形成する。より正確には、これら実施形態の教示は、データレート、レイテンシ及び電力消費などを改善し、それにより例えば低減されたユーザの待ち時間、ファイルサイズに対する緩和された制限、より良好な応答性、長くなったバッテリ寿命などといった利益を提供し得る。
データレート、レイテンシ及び1つ以上の実施形態により改善される他の要因を監視する目的で、測定手続が提供されてもよい。測定結果の変動に応じてホストコンピュータ2102とUE2114との間のOTT接続2116を再構成するためのオプションとしてのネットワークの機能性がさらに存在してもよい。上記測定手続及び/又はOTT接続2116を再構成するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ2102のソフトウェア2110及びハードウェア2104、若しくはUE2114のソフトウェア2140及びハードウェア2134、又はそれらの双方において実装されてもよい。いくつかの実施形態において、通信デバイス内に又は通信デバイスに関連付けて、OTT接続2116が通過するセンサ(図示せず)が配備されてもよく、それらセンサは、上で例示した監視結果の数量の値を供給し又は他の物理量の値を供給することにより上記測定手続に参加してもよく、それらからソフトウェア2110、2140により監視対象の量が計算され又は推定され得る。OTT接続2116の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、好適なルーティングなどを含んでよく、その再構成は、基地局2118には影響しなくてもよく、基地局2118にとっては未知であるか又は感知不能であってもよい。そうした手続及び機能性は、当分野において既知であり又は実用されているかもしれない。ある実施形態において、測定は、ホストコンピュータ2102によるスループット、伝播時間及びレイテンシなどの測定を容易化する独自のUEシグナリングを包含してもよい。その測定は、ソフトウェア2110及び2140がOTT接続2116を用いて具体的には空であり又は"ダミー"のメッセージであるメッセージを送信しつつ、伝播時間や誤りなどを監視する形で実装されてもよい。
図22は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図20及び図21を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図22の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ2200において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。ステップ2200のサブステップ2202(オプションであり得る)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ2204において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送するUEへの送信を開始する。ステップ2206(オプションであり得る)において、基地局は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した上記送信において搬送されたユーザデータをUEへ送信する。ステップ2208(やはりオプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより実行されるホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行する。
図23は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図20及び図21を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図23の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。本方法のステップ2300において、ホストコンピュータは、ユーザデータを提供する。随意的なサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ2302において、ホストコンピュータは、ユーザデータを搬送するUEへの送信を開始する。その送信は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、基地局を通過し得る。ステップ2304(オプションであり得る)において、UEは、上記送信において搬送されるユーザデータを受信する。
図24は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図20及び図21を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図24の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ2400(オプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより提供される入力データを受信する。追加的に又は代替的に、ステップ2402において、UEがユーザデータを提供する。ステップ2400のサブステップ2404(オプションであり得る)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによりユーザデータを提供する。ステップ2402のサブステップ2406(オプションであり得る)において、UEは、ホストコンピュータにより提供される入力データの受信へのリアクションにおいて、ユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータの提供中に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け付けられるユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された具体的なやり方に関わらず、UEは、サブステップ2408(オプションであり得る)において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法のステップ2410において、ホストコンピュータは、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されるユーザデータを受信する。
図25は、1つの実施形態に従った、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図20及び図21を参照しながら説明したものであり得る、ホストコンピュータ、基地局、及びUEを含む。本開示を簡明にするために、図25の図への参照のみが本セクションに含められるであろう。ステップ2500オプションであり得る)において、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからのユーザデータを受信する。ステップ2502(オプションであり得る)において、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ2504(オプションであり得る)において、ホストコンピュータは、基地局により開始される上記送信において搬送されるユーザデータを受信する。
ここで開示されるいかなる適切なステップ、方法、特徴、機能又は恩恵が、1つ以上の仮想的な装置の1つ以上の機能ユニット又はモジュールを通じて実行されてもよい。各仮想的な装置は、複数のそれら機能ユニットを含んでもよい。それら機能ユニットは、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)及び特殊目的デジタルロジックなどを含み得る他のデジタルハードウェアを介して実装されてもよい。上記処理回路は、メモリ内に記憶されるプログラムコードを実行するように構成されてもよく、当該メモリは、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなどといった、1つ又は複数のタイプのメモリを含み得る。メモリ内に記憶されるプログラムコードは、1つ以上の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、並びに、ここで説明される技法の1つ以上を遂行するための命令を含む。いくつかの実施形態において、上記処理回路は、本開示の1つ以上の実施形態に従って、それぞれの機能ユニットに対応する機能を実行させるために使用され得る。
図中の処理は本開示のある実施形態により実行される動作の具体的な順序を示しているかもしれないが、そうした順序は例示的なものであることが理解されるべきである(例えば、代替的な実施形態は、異なる順序で動作を実行してもよく、ある複数の動作を組合せてもよく、ある複数の動作を重複させるなどしてもよい)。
<実施形態>
グループAの実施形態
実施形態1: ワイヤレスデバイスにより実行される、コードブックを構築するための方法であって、前記方法は、PDCCHに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義すること(1300)と、検知される各DCIについて、前記第1のPDCCH機会を識別すること(1302)と、対応する前記DCI内にカウンタフィールドを伴う検知される全てのPDCCHの前記第1のPDCCH機会に基づいてコードブックを構築すること(1304)と、のうちの1つ以上を含む、方法。
実施形態2: 実施形態1の方法であって、前記コードブックは、タイプ2HARQ-ACKコードブックを含む、方法。
実施形態3: 実施形態1~2のいずれかの方法であって、前記カウンタフィールドは、カウンタダウンリンク割当てインジケータ(DAI)フィールドを含む、方法。
実施形態4: 実施形態1~2のいずれかの方法であって、前記ワイヤレスデバイスは、ユーザ機器(UE)を含む、方法。
実施形態5: 実施形態1~4のいずれかの方法であって、さらに、ネットワークノードから、複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復を受信すること、を含む、方法。
実施形態6: 実施形態1~5のいずれかの方法であって、さらに、前記第1のPDCCH及び前記第2のPDCCHをモニタリングし、検出された場合に対応するPDSCHを復号すること、を含む、方法。
実施形態7: 実施形態1~6のいずれかの方法であって、さらに、前記第1のPDCCHについて第1のPDCCH機会をそれが検出された場合に判定すること、を含む、方法。
実施形態8: 実施形態1~7のいずれかの方法であって、さらに、前記第1のPDCCH及び/又は前記第2のPDCCHのうちの前記第1のPDCCH機会と、前記第1のPDSCH及び前記第2のPDSCHの前記復号のステータスとに基づいて、タイプ2HARQ-ACKコードブックを構築すること、を含む、方法。
実施形態9: 実施形態1~8のいずれかの方法であって、前記複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおける前記PDCCH反復を受信することは、PDCCHが反復され得る同じ又は異なる複数のサーチスペースセットにおける複数のリンクされたPDCCH候補を受信すること、を含む、方法。
実施形態10: 実施形態1~9のいずれかの方法であって、前記第1のPDCCHモニタリング機会は、時間的に最初に発生するリンクされたPDCCH候補に対応する、方法。
実施形態11: 実施形態1~10のいずれかの方法であって、前記第1のPDCCH機会は、a.より低い(又はより高い)PDCCH候補インデックスを有するリンクされたPDCCH候補、b.より低い(又はより高い)CORESET IDを有するCORESET内のリンクされたPDCCH候補、及びc.より低い(又はより高い)SSセットIDを有するSSセット内のリンクされたPDCCH候補、のうちの1つに対応する、方法。
実施形態12: 実施形態1~11のいずれかの方法であって、複数のPDCCH機会において反復されるPDCCHにおいて搬送されるDCI内の前記カウンタフィールドの値は、PDCCH反復の場合に、前記第1のPDCCH機会に基づいて決定される、方法。
実施形態13: 実施形態1~12のいずれかの方法であって、前記第1のPDCCH機会に基づいてタイプ2HARQ-ACKコードブックを構築することは、前記第1のPDCCH機会において送信される前記第1のPDCCHによりスケジューリングされる前記第1のPDSCHにHARQ ACKビットを割当てること、を含む、方法。
実施形態14: 前述した実施形態のいずれかの方法であって、さらに、ユーザデータを提供することと、当該ユーザデータを前記基地局への前記送信を介してホストコンピュータへ転送することと、を含む方法。
グループBの実施形態
実施形態15: 基地局により実行される、カウンタを更新するための方法であって、前記方法は、DCIに関連付けられる複数のPDCCH機会のうちの第1のPDCCH機会を定義すること(1400)と、前記第1のPDCCH機会を識別すること(1402)と、前記第1のPDCCH機会において前記カウンタをインクリメントし、当該カウンタの値を前記DCI内のカウンタフィールドで指し示すこと(1404)と、のうちの1つ以上を含む、方法。
実施形態16: 実施形態1の方法であって、前記PDCCHは、PDSCH、SPS解放、又はScell休眠をスケジューリングする、方法。
実施形態17: 実施形態15又は16のいずれかの方法であって、前記カウンタフィールドは、カウンタダウンリンク割当てインジケータ(DAI)フィールドを含む、方法。
実施形態18: 実施形態15~17のいずれかの方法であって、前記基地局は、gNBを含む、方法。
実施形態19: 実施形態15~18のいずれかの方法であって、さらに、複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復と共にワイヤレスデバイスを構成すること、を含む、方法。
実施形態20: 実施形態15~19のいずれかの方法であって、さらに、複数のPDCCH機会において反復される第1のPDCCHで第1のPDSCHを、反復なしの第2のPDCCHで第2のPDSCHをスケジューリングすること、を含む、方法。
実施形態21: 実施形態15~20のいずれかの方法であって、さらに、前記第1のPDCCHについて第1のPDCCH機会を判定すること、を含む、方法。
実施形態22: 実施形態1の方法であって、前記カウンタをインクリメントすることは、前記カウンタに1を加えること、を含む、方法。
実施形態23: 実施形態15~22のいずれかの方法であって、前記複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復と共に前記ワイヤレスデバイスを構成することは、PDCCHが反復され得る同じ又は異なる複数のサーチスペースセットにおける複数のリンクされたPDCCH候補と共に前記ワイヤレスデバイスを構成すること、を含む、方法。
実施形態24: 実施形態15~23のいずれかの方法であって、前記第1のPDCCH機会は、時間的に最初に発生するリンクされたPDCCH候補に対応する、方法。
実施形態25: 実施形態15~24のいずれかの方法であって、前記第1のPDCCH機会は、a.より低い(又はより高い)PDCCH候補インデックスを有するリンクされたPDCCH候補、b.より低い(又はより高い)CORESET IDを有するCORESET内のリンクされたPDCCH候補、及びc.より低い(又はより高い)SSセットIDを有するSSセット内のリンクされたPDCCH候補、のうちの1つに対応する、方法。
実施形態26: 実施形態15~25のいずれかの方法であって、複数のPDCCH機会において反復されるPDCCHにおいて搬送されるDCI内の前記カウンタフィールドの値は、PDCCH反復の場合に、前記第1のPDCCH機会に基づいて決定される、方法。
実施形態28: 前述した実施形態のいずれかの方法であって、ユーザデータを取得することと、当該ユーザデータをホストコンピュータ又はワイヤレスデバイスへ転送することと、をさらに含む、方法。
グループCの実施形態
実施形態29: コードブックを構築するためのワイヤレスデバイスであって、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される処理回路と、前記ワイヤレスデバイスへ電力を供給するように構成される電力供給回路と、を備えるワイヤレスデバイス。
実施形態30: カウンタをインクリメントするための基地局であって、グループBの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される処理回路と、前記基地局へ電力を供給するように構成される電力供給回路と、を備える基地局。
実施形態31: コードブックを構築するためのユーザ機器(UE)であって、ワイヤレス信号を送信し及び受信するように構成されるアンテナと、前記アンテナ及び処理回路へ接続され、前記アンテナと前記処理回路との間で通信される信号を調整するように構成される無線フロントエンド回路と、前記処理回路はグループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成されることと、前記処理回路へ接続され、前記処理回路により処理されるべき前記UEへの情報の入力を可能にするように構成される入力インタフェースと、前記処理回路へ接続され、前記処理回路により処理された情報を前記UEから出力するように構成される出力インタフェースと、前記処理回路へ接続され、前記UEへ電力を供給するように構成されるバッテリと、を備えるUE。
実施形態32: ホストコンピュータを含む通信システムであって、前記ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように構成される処理回路と、前記ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラーネットワークへ転送するように構成される通信インタフェースと、を備え、前記セルラーネットワークは、基地局を含み、当該基地局は、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記基地局の処理回路は、グループBの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
実施形態33: 前述した実施形態の通信システムであって、前記基地局をさらに含む、通信システム。
実施形態34: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに含み、前記UEは、前記基地局と通信するように構成される、通信システム。
実施形態35: 前述した3つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行することにより前記ユーザデータを提供するように構成され、前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行するように構成される処理回路を備える、通信システム。
実施形態36: ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を含むセルラーネットワークを介して、前記UEへの前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、前記基地局は、グループBの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行する、方法。
実施形態37: 前述した実施形態の方法であって、前記基地局において、前記ユーザデータを送信すること、をさらに含む、方法。
実施形態38: 前述した2つの実施形態の方法であって、前記ユーザデータは、前記ホストコンピュータにおいてホストアプリケーションを実行することにより提供され、前記方法は、前記UEにおいて、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行すること、をさらに含む、方法。
実施形態39: 基地局と通信するように構成されるユーザ機器(UE)であって、無線インタフェースと、前述した3つの実施形態の方法を実行するように構成される処理回路と、を備えるUE。
実施形態40: ホストコンピュータを含む通信システムであって、前記ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように構成される処理回路と、ユーザデータをユーザ機器(UE)への送信のためにセルラーネットワークへ転送するように構成される通信インタフェースと、を備え、前記UEは、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記UEのコンポーネントは、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
実施形態41: 前述した実施形態の通信システムであって、前記セルラーネットワークは、前記UEと通信するように構成される基地局をさらに含む、通信システム。
実施形態42: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行することにより前記ユーザデータを提供するように構成され、前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行するように構成される、通信システム。
実施形態43: ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を含むセルラーネットワークを介して、前記UEへの前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を含み、前記UEは、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行する、方法。
実施形態44: 前述した実施形態の方法であって、前記UEにおいて、前記基地局から前記ユーザデータを受信すること、をさらに含む、方法。
実施形態45: ユーザ機器(UE)から基地局への送信信号に由来するユーザデータを受け付けるように構成される通信インタフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、前記UEは、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記UEの処理回路は、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
実施形態46: 前述した実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに含む、通信システム。
実施形態47: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記基地局をさらに含み、前記基地局は、前記UEと通信するように構成される無線インタフェースと、前記UEから前記基地局への送信により搬送される前記ユーザデータを前記ホストコンピュータへ転送するように構成される通信インタフェースと、を備える、通信システム。
実施形態48: 前述した3つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行することにより前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
実施形態49: 前述した4つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行することによりリクエストデータを提供するように構成され、前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行することにより前記リクエストデータへの応答としての前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
実施形態50: ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、前記ホストコンピュータにおいて、前記UEから前記基地局へ送信されるユーザデータを受信すること、を含み、前記UEは、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行する、方法。
実施形態51: 前述した実施形態の方法であって、前記UEにおいて、前記基地局へ前記ユーザデータを提供すること、をさらに含む、方法。
実施形態52: 前述した2つの実施形態の方法であって、前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することにより送信されるべき前記ユーザデータを提供することと、前記ホストコンピュータにおいて、前記クライアントアプリケーションに関連付けられるホストアプリケーションを実行することと、をさらに含む、方法。
実施形態53: 前述した3つの実施形態の方法であって、前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、前記UEにおいて、前記ホストコンピュータにおいて前記クライアントアプリケーションに関連付けられるホストアプリケーションを実行することにより提供される、前記クライアントアプリケーションへの入力データを受信することと、をさらに含み、送信されるべき前記ユーザデータは、前記入力データへの応答として前記クライアントアプリケーションにより提供される、方法。
実施形態54: ユーザ機器(UE)から基地局への送信信号に由来するユーザデータを受け付けるように構成される通信インタフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、前記基地局は、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記基地局の処理回路は、グループBの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行するように構成される、通信システム。
実施形態55: 前述した実施形態の通信システムであって、前記基地局をさらに含む、通信システム。
実施形態56: 前述した2つの実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに含み、前記UEは、前記基地局と通信するように構成される、通信システム。
実施形態57: 前述した3つの実施形態の通信システムであって、前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連付けられるクライアントアプリケーションを実行することにより前記ホストコンピュータにより受信されるべき前記ユーザデータを提供するように構成される、通信システム。
実施形態58: ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局から、前記基地局が前記UEから受信した送信信号に由来するユーザデータを受信すること、を含み、前記UEは、グループAの実施形態のいずれかのステップ群のいずれかを実行する、方法。
実施形態59: 前述した実施形態の方法であって、前記基地局において、前記UEから前記ユーザデータを受信すること、をさらに含む、方法。
実施形態60: 前述した2つの実施形態の方法であって、前記基地局において、受信した前記ユーザデータの前記ホストコンピュータへの送信を開始すること、をさらに含む、方法。
本開示のいくつかの実施形態は、次の提案のうちの1つ以上を用いて実装され得るはずである。
提案1:非SFN方式及びオプション2+ケース1を伴うPDCCH信頼性向上のための作業上の前提を確認する、即ち、選択肢3(2つのSSセットが対応するCORESETに関連付けられる)をサポートする。
提案2:UEについてPDCCH反復が有効化される場合、デフォルトでは2つのPDCCH候補がリンク付けされる。2つよりも多くをリンク付けするように構成できるかは将来の検討対象(FFS)である。
提案3:PDCCHがリンク付けされた2つのPDCCH候補からなる場合、UEについてのBD限度に向けてPDCCHペアごとに2回のブラインド復号がカウントされる。
提案4:選択肢2をサポートし、最小のcontrolResourceSetIdを有するCORESET内のリンク付けされたPDCCH候補、又はリンク付けされたSSセット内の最小のsearchSpaceIdを伴うSSセット、のうちの一方を使用する。
提案5:リンク付けされたPDCCH候補のペアにおける時間的に最後に生じるPDCCHシンボルを、どのPDCCH候補をUEが実際に検出したかに関わらず最後のシンボルとして定義する。
提案6:PDCCH候補のリンク付けされたペアにおける最初のPDCCHの送信時(即ち、第1のPDCCH機会)においてのみ、DAIカウンタDAIをインクリメントする。
提案7:PDCCHが第1の又は/及び第2のPDCCH機会において実際に検出されるかに関わらず、タイプ2HARQ-ACKコードブックの構築のための既存の手続を、PDCCH反復のケースでは第1のPDCCH機会についてのみ適用する。
提案8:CORESETがPDSCHのために利用不能として構成されておらず、且つPDCCHのペアによりスケジューリングされるPDSCHが当該PDCCHを収容するCORESET内のリソースと重複する場合、リンク付けされたPDCCH候補と対応するDM-RSとのまとまりの周りでPDSCHレートマッチングを行う。
提案9:マルチTRPベースのPDCCH拡張によって、DCIフォーマット2-2/2-3をもサポートする。
提案10:デフォルトのTCI状態として、アクティブ化される2つのTCI状態のうちの一方を使用する。TCI状態をアクティブ化する方を規格化するか又はMAC CEにおいて指し示すかは将来の検討対象である。
提案11:イントラスロットPDCCH反復を伴うPDCCH拡張をまず最終化することを検討する。
提案12:コードブック/非コードブックベースのマルチTRP PUSCHについて、2つの別個のSRIフィールドをDCIにおいてサポートし、第1のSRIフィールドで第1のTRPに対応するSRIを指し示し、第2のSRIフィールドで第2のTRPに対応するSRIを指し示す。
提案13:コードブックベースのマルチTRP PUSCHについて、2つの別個のTPMIフィールドをDCIにおいてサポートし、第1のTPMIフィールドで第1のTRPに対応するTPMIを指し示し、第2のTPMIフィールドで第2のTRPに対応するTPMIを指し示す。第1のTPMIフィールド及び第2のTPMIフィールドにおいて指し示すレイヤの数は同一である。
提案14:PUSCHのためのTRPごとの閉ループ電力制御について、DCIフォーマット0_1/0_2に第2のTPCフィールドを追加するというオプション3をサポートする。
提案15:単一のTRPに対するPUSCH送信とマルチTRPとの間の動的な切替え、即ち各PUSCH送信が1TRPでの受信を対象とするか又は2TRPでの受信を対象とするか、をサポートすべきである。
提案16:m-TRPに対するPUSCH反復のために、2つのSRI/TPMIフィールドをサポートする。
提案17:単一TRP又は複数TRPに対するPUSCH送信を動的に指し示すために、各SRI/TPMIフィールドは、SRI/TPMIフィールドが無効化されるか否かを指し示すコードポイントを収容する。
提案18:複数TRPに対するCG PUSCH送信について、選択肢1をサポートする。
提案19:PUSCH反復タイプBについて、PUSCH反復タイプAと同じRVマッピング方法を再利用する。
提案20:NRリリース17において複数のTRPにわたる複数のDCIを介してPUSCH反復の立て続けのスケジューリングを許容することを検討する。
提案21:A-CSIの信頼性を改善するために、NRリリース17において、相異なるTRPに対する少なくとも2つのPUSCH機会でのA-CSI多重化をサポートする。
提案22:NRリリース17において、イントラスロットビームホッピング(方式2)をサポートしない。
提案23:NRリリース17において、マルチTRPイントラスロット反復(方式3)をサポートする。
提案24:イントラスロット反復のために、ショート及びロングPUCCHフォーマットの双方をサポートする。
提案25:PUCCHのためのTRPごとの閉ループ電力制御について、NRリリース17において、オプション3(DCI1_1/1_2内に2つのTPCフィールド)か又はオプション4(TPCフィールド内の1つのコードポイントが2つのTPC値を指し示す)かのいずれかをサポートする。
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示において使用されているかもしれない。略語の間で不整合がある場合には、上でそれがどのように使用されているかが優先されるべきである。以下で複数回挙示されている場合、最初に挙示されたものが後から挙示されたどれよりも優先されるべきである。
・3GPP 第三世代パートナーシッププロジェクト
・5G 第五世代
・5GC 第五世代コア
・5GS 第五世代システム
・ACK 確認応答
・AF アプリケーション機能
・AMF アクセス及びモビリティ機能
・AN アクセスネットワーク
・AP アクセスポイント
・ASIC 特定用途向け集積回路
・AUSF 認証サーバ機能
・BWP 帯域幅部分
・CCE 制御チャネルエレメント
・CG 構成グラント
・CORESET 制御リソースセット
・CP-OFDM サイクリックプレフィクス直交周波数分割多重化
・CPU 中央処理ユニット
・CSI チャネル状態情報
・CSI-RS チャネル状態情報リファレンス信号
・CSS 共通サーチスペース
・DAI ダウンリンク割当てインデックス
・DCI ダウンリンク制御情報
・DFT 離散フーリエ変換
・DL ダウンリンク
・DMRS 復調リファレンス信号
・DN データネットワーク
・DSP デジタル信号プロセッサ
・eNB 拡張又は進化型ノードB
・FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
・gNB 新無線基地局
・gNB-DU 新無線基地局分散ユニット
・HARQ ハイブリッド自動再送要求
・HSS ホーム加入者サーバ
・IoT モノのインターネット
・IP インターネットプロトコル
・LTE ロングタームエボリューション
・MME モビリティ管理エンティティ
・MTC マシンタイプ通信
・NACK 否定確認応答
・NEF ネットワーク露出機能
・NF ネットワーク機能
・NR 新無線
・NRF ネットワーク機能リポジトリ機能
・NSSF ネットワークスライス選択機能
・OFDM 直交周波数分割多重化
・OTT オーバーザトップ
・PC パーソナルコンピュータ
・PCF ポリシー制御機能
・PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
・PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
・P-GW パケットデータネットワークゲートウェイ
・PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
・PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
・QCL 疑似コロケーテッド
・QoS サービス品質
・RAM ランダムアクセスメモリ
・RAN 無線アクセスネットワーク
・RB リソースブロック
・RE リソースエレメント
・REG リソースエレメントグループ
・ROM 読み取り専用メモリ
・RRH リモート無線ヘッド
・RS リファレンス信号
・RTT ラウンドトリップ時間
・SCEF サービスケイパビリティ露出機能
・SMF セッション管理機能
・SPS 半永続的スケジュール
・SR スケジューリング要求
・SRS サウンディングリファレンス信号
・SS サーチスペース
・SSB 同期信号ブロック
・TCI 送信構成インジケータ
・UDM 統一データ管理
・UE ユーザ機器
・UPF ユーザプレーン機能
・USS UE固有サーチスペース
当業者は、本開示の実施形態に対する改善及び修正を認識するであろう。全てのそうした改善及び修正は、ここで開示した概念のスコープの範囲内であるものと考えられる。

Claims (21)

  1. ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマットの第1セットによりスケジューリングされる物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)反復のセットの少なくとも1つに関連付けられるハイブリッド自動再送要求確認応答(HARQ-ACK)情報、及びPDSCH反復のスケジューリングを伴わないDCIフォーマットの第2セットに関連付けられるHARQ-ACK情報のうちの少なくとも一方を含む、HARQ-ACKコードブックを構築するための、基地局によりサービスされるワイヤレスデバイスにより実行される方法であって、前記HARQ-ACK情報は、同じアップリンクスロットにおいて前記ワイヤレスデバイスにより送信されるべきものであり、前記DCIフォーマットの各々は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)により搬送され、少なくとも1つのPDCCHが、インデックスを各々有する複数のPDCCHモニタリング機会における複数のPDCCH候補において反復され、前記方法は、
    DCIフォーマットの前記第1セット及び前記第2セットに関連付けられるPDCCHを受信すること(1300B)と、
    前記少なくとも1つのPDCCHの各々について、前記複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定すること(1302B)と、
    関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会のインデックスに従って、各PDCCHに関連付けられる前記HARQ-ACK情報を順序付けることにより、前記HARQ-ACKコードブックを構築すること(1304B)であって、前記少なくとも1つのPDCCHの各々について、関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会は、前記第1のPDCCHモニタリング機会である、ことと、
    前記基地局へ前記HARQ-ACK情報を前記コードブックで送信すること(1306B)と、
    を含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記第1のPDCCHモニタリング機会は、前記複数のPDCCHモニタリング機会のうちの時間的に最初に発生するPDCCHモニタリング機会である、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記複数のPDCCHモニタリング機会は、同じ時間スロット又は同じPDCCHモニタリングスパンの範囲内にある、方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記HARQ-ACKコードブックは、タイプ2HARQ-ACKコードブックを含む、方法。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の方法であって、DCIフォーマットの前記第1セット及び前記第2セットの各々は、関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会までに存在するDCIフォーマットの累積数を収容するカウンタダウンリンク割当てインデックス(DAI)フィールドを含み、複数のPDCCHモニタリング機会において反復されるPDCCHに関連付けられるDCIについて、関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会は、前記第1のPDCCHモニタリング機会に対応する、方法。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の方法であって、前記ワイヤレスデバイスは、ユーザ機器(UE)を含む、方法。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    ネットワークノードから、複数のサーチスペースセットの構成、及び前記サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復を受信すること、を含む、方法。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の方法であって、PDCCH反復の前記構成は、前記サーチスペースセットの前記サブセットにおける複数のリンクされたPDCCH候補を構成すること、を含む、方法。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の方法であって、前記ワイヤレスデバイスは、新無線(NR)ネットワークにおいて動作する、方法。
  10. ワイヤレスデバイスへサービスする基地局により実行される、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)により搬送されるダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット内のカウンタを更新するための方法であって、前記PDCCHは、複数のPDCCHモニタリング機会における複数のPDCCH候補において反復され、前記方法は、
    前記複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定すること(1400B)と、
    前記第1のPDCCHモニタリング機会において前記カウンタをインクリメントし、当該カウンタの値を前記DCI内のカウンタフィールドで指し示すこと(1402B)と、
    前記複数のPDCCH候補内の前記PDCCHにおいて、前記DCIを前記ワイヤレスデバイスへ送信すること(1404B)と、
    前記PDCCHに関連付けられるHARQ-ACK情報を、前記ワイヤレスデバイスから受信すること(1406B)と、
    を含む方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記DCIは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、半永続的にスケジューリング(SPS)されたPDSCHの解放のインジケーション、及びScell休眠のインジケーション、のうちの1つ以上をスケジューリングする、方法。
  12. 請求項10~11のいずれか1項に記載の方法であって、前記カウンタフィールドは、前記DCIに関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会までに存在するDCIフォーマットの累積数を収容するカウンタダウンリンク割当てインデックス(DAI)フィールドを含み、複数のPDCCHモニタリング機会において反復されるPDCCHに関連付けられるDCIについて、関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会は、前記第1のPDCCHモニタリング機会である、方法。
  13. 請求項10~12のいずれか1項に記載の方法であって、前記基地局は、gNBを含む、方法。
  14. 請求項10~13のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復と共に前記ワイヤレスデバイスを構成すること、を含む、方法。
  15. 請求項10に記載の方法であって、前記カウンタをインクリメントすることは、前記カウンタに1を加えること、を含む、方法。
  16. 請求項10~15のいずれか1項に記載の方法であって、前記複数のサーチスペースセット及び当該サーチスペースセットのサブセットにおけるPDCCH反復と共に前記ワイヤレスデバイスを構成することは、
    PDCCHが反復され得る同じ又は異なる複数のサーチスペースセットにおける複数のリンクされたPDCCH候補と共に前記ワイヤレスデバイスを構成すること、を含む、方法。
  17. 請求項10~16のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1のPDCCHモニタリング機会は、前記複数のPDCCHモニタリング機会のうちの時間的に最初に発生するPDCCHモニタリング機会に対応する、方法。
  18. ワイヤレスデバイス(1800)であって、
    1つ以上の送信機(1808)と、
    1つ以上の受信機(1810)と、
    前記1つ以上の送信機(1808)及び前記1つ以上の受信機(1810)に関連付けられる処理回路(1802)と、を備え、前記処理回路(1802)は、前記ワイヤレスデバイス(1800)に、
    複数の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリング機会において各々反復される少なくとも1つのPDCCHを受信することと、
    モニタリング機会において各々送信される1つ以上のPDCCHを受信することと、
    前記少なくとも1つのPDCCHの各々に関連付けられる、前記複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定することと、
    関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会のインデックスに従って、各PDCCHに関連付けられるハイブリッド自動再送要求確認応答(HARQ-ACK)情報を順序付けることにより、HARQ-ACKコードブックを構築することであって、前記少なくとも1つのPDCCHの各々について、関連付けられる前記PDCCHモニタリング機会は前記第1のPDCCHモニタリング機会である、ことと、
    を行わせるように構成される、ワイヤレスデバイス(1800)。
  19. 請求項18に記載のワイヤレスデバイス(1800)であって、前記ワイヤレスデバイス(1800)は、請求項2~9のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに適合される、ワイヤレスデバイス(1800)。
  20. 無線アクセスノード(1500)であって、
    1つ以上の送信機(1512)と、
    1つ以上の受信機(1514)と、
    前記1つ以上の送信機(1512)及び前記1つ以上の受信機(1514)に関連付けられる処理回路(1504)と、を備え、前記処理回路(1504)は、前記無線アクセスノード(1500)に、
    物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に関連付けられる複数のPDCCHモニタリング機会のうちの第1のPDCCHモニタリング機会を判定することと、
    前記第1のPDCCHモニタリング機会においてダウンリンク割当てインデックス(DAI)カウンタをインクリメントし、前記PDCCHにおいて搬送されるダウンリンク制御情報(DCI)内のカウンタDAIフィールドで当該カウンタの値を指し示すことと、
    を行わせるように構成される、無線アクセスノード(1500)。
  21. 請求項20に記載の無線アクセスノード(1500)であって、前記無線アクセスノード(1500)は、請求項11~17のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに適合される、無線アクセスノード(1500)。
JP2023541833A 2021-01-15 2022-01-14 Pdcch反復の存在時のタイプ2harqコードブック決定 Pending JP2024503397A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202163138117P 2021-01-15 2021-01-15
US63/138,117 2021-01-15
US202163138721P 2021-01-18 2021-01-18
US63/138,721 2021-01-18
PCT/IB2022/050319 WO2022153253A1 (en) 2021-01-15 2022-01-14 Type 2 harq codebook determination in presence of pdcch repetitions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024503397A true JP2024503397A (ja) 2024-01-25

Family

ID=80050778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023541833A Pending JP2024503397A (ja) 2021-01-15 2022-01-14 Pdcch反復の存在時のタイプ2harqコードブック決定

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP4278495A1 (ja)
JP (1) JP2024503397A (ja)
CO (1) CO2023010531A2 (ja)
WO (1) WO2022153253A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024109113A1 (en) * 2023-07-14 2024-05-30 Lenovo (Beijing) Limited Method and apparatus for harq-ack codebook determination based on downlink assignment index

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3847774B1 (en) * 2019-07-03 2023-11-22 Ofinno, LLC Hybrid automatic repeat request acknowledgement codebook determination

Also Published As

Publication number Publication date
EP4278495A1 (en) 2023-11-22
CO2023010531A2 (es) 2023-08-18
WO2022153253A1 (en) 2022-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11224064B2 (en) Systems and methods for signaling starting symbols in multiple PDSCH transmission occasions
JP2024081662A (ja) 複数のtrpを介したpdsch送信のためのジョイントharqフィードバックのシステムおよび方法
US20220216944A1 (en) METHOD FOR REPEATING A TRANSPORT BLOCK (TB) OVER MULTIPLE TRANSMISSION/RECEPTION POINTS (TRPs)
US20230156738A1 (en) PDCCH RELIABILITY ENHANCEMENTS WITH MULTIPLE TRPs
US20230132040A1 (en) Mixed signal dci and multi-dci for pdsch scheduling
JP2023514126A (ja) 複数の関連付けられたnzp csi-rsを用いた非コードブックベースのマルチtrp puschの信頼性
US20230132212A1 (en) Multi-dci based pdsch scheduling for urllc
US20230077264A1 (en) Systems and methods of pucch reliability enhancement
US20230300835A1 (en) Systems and methods for tci state activation and codepoint to tci state mapping
US20230127381A1 (en) Systems and methods for determining tci states for multiple transmission occasions
US20240089061A1 (en) Systems and methods for linking pdcch candidates
US20230299916A1 (en) Indication of tci states for aperiodic csi-rs with low configuration overhead
US20230198721A1 (en) SINGLE CORESET BASED PDCCH DIVERSITY OVER MULTIPLE TRPs
US20230179354A1 (en) Receiving time overlapping downlink reference signals and channels
US20240250727A1 (en) Csi feedback for multi-trp urllc schemes
US20220361211A1 (en) Support of enhanced dynamic codebook with different dci formats
US20230300834A1 (en) Systems and methods of signaling time domain resource allocation for pdsch transmission
US20230199793A1 (en) Systems and methods for updating active tci state for multi-pdcch based multi-trp
JP2024515496A (ja) 非コードブックベースのマルチtrpのpuschのためのシステムと方法
KR20230043209A (ko) Pucch 반복을 위한 시스템들 및 방법들
JP2024503397A (ja) Pdcch反復の存在時のタイプ2harqコードブック決定
JP2023540446A (ja) 複数のtrp上での単一周波数ネットワークベースpdcchダイバーシティ
US20240031081A1 (en) Systems and methods for timing determination for aperiodic csi on pucch
WO2021074821A1 (en) Systems and methods for signaling starting symbols in multiple pdsch transmission occasions
CN116762312A (zh) 用于链接pdcch候选的系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240712