JP2024503115A

JP2024503115A - 情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器

Info

Publication number: JP2024503115A
Application number: JP2023543132A
Authority: JP
Inventors: 秋萍黄; シンスー; 秋彬高
Original assignee: Datang Mobile Communications Equipment Co Ltd
Current assignee: Datang Mobile Communications Equipment Co Ltd
Priority date: 2021-01-18
Filing date: 2022-01-18
Publication date: 2024-01-24
Also published as: WO2022152317A1; CN114826510B; EP4280518A1; US20240089057A1; KR20230131274A; CN114826510A

Abstract

本開示は、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器を提供し、該情報処理方法は、伝送モード関連設定情報を受信することと、伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含み、伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報、第１信号のＤＭＲＳポート指示情報、第１信号に関するＴＤＲＡ指示情報、及び／又は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報を含み、第１伝送プログラムにおいて、第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。【選択図】図２

Description

（関連出願の相互参照）
本開示は、２０２１年１月１８日に中国に提出された出願番号が２０２１１００６５０７０．５である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。

本開示は、通信技術分野に関し、特に情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器に関する。

５ＧＮＲ（ＮｅｗＲａｄｉｏ）システムは、ダウンリンク共有チャンネル（ＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨ）の基本的な伝送プログラム及び複数種のマルチ伝送／受信ポイント（ｍｕｌｔｉｐｌｅＴＲＰ、ｍｕｌｔｉ－ＴＲＰ）伝送プログラムをサポートする。現在、以下のｍｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムを追加する予定である。
空間分割多重（ＳｐａｃｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅｘ、ＳＤＭ）プログラム１ｃにおいて、ＰＤＳＣＨのデータ層及び／又はＤＭＲＳポートは、複数の基準信号と少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーション（ＱｕａｓｉＣｏ－Ｌｏｃａｔｉｏｎ、ＱＣＬ）関係を有する。

しかしながら、現在、上記新規の伝送プログラムと他の伝送プログラムの区別方式が存在していないため、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題を引き起こす。

本開示は、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題を解決するために、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器を提供することを目的とする。

上記技術問題を解決するために、本開示の実施例は、情報処理方法を提供し、該方法は、
伝送モード関連設定情報を受信することと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報に基づいて、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を決定することと、
前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む。

選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を決定することと、
前記ＱＣＬタイプ情報及び／又はＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む。

選択可能に、前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第１条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第２条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む。

選択可能に、前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記第２条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含む。

選択可能に、前記第２条件は、さらに、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量は１であることを含む。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第３条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む。

選択可能に、前記第３条件は、さらに、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

選択可能に、前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第５条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第５条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

選択可能に、前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第６条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、
前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである。

選択可能に、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

選択可能に、前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第７条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第７条件は、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

選択可能に、第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
ネットワーク機器から送信される第１指示情報に基づいて、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含む。

選択可能に、前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第８条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む。

選択可能に、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することを含む。
選択可能に、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

選択可能に、さらに、
第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、情報処理方法を提供し、該方法は、
伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む。

選択可能に、前記ＤＭＲＳポート指示情報によってＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む。

選択可能に、前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
第１条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
第２条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって第３条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む。

選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第５条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第５条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第６条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、
前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである。

選択可能に、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示することを含む。

選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第７条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第７条件は、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

選択可能に、さらに、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信することを含み、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

選択可能に、前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記伝送モード関連設定情報によって第８条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む。

選択可能に、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示することを含む。
選択可能に、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示することを含む。

選択可能に、さらに、
前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機及びプロセッサを含む端末を提供し、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機を介して、伝送モード関連設定情報を受信することと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、前記操作は、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機及びプロセッサを含むネットワーク機器を提供し、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機を介して伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示すること、の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、前記操作は、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示することを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信することを含み、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

選択可能に、前記操作は、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示することを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示することを含む。

選択可能に、前記操作は、さらに、
前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、情報処理装置を提供し、該情報処理装置は、
伝送モード関連設定情報を受信するように構成される第１受信ユニットと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定するように構成される第１決定ユニットと、を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを実行するように構成される第２決定ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定するように構成される第３決定ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを実行するように構成される第４決定ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定するように構成される第５決定ユニットを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、情報処理装置を提供し、該情報処理装置は、
伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示するように構成される第１送信ユニットを含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

選択可能に、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示するように構成される第１指示ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信するように構成される第２送信ユニットを含み、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

選択可能に、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示するように構成される第２指示ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示するように構成される第３指示ユニットを含む。

選択可能に、さらに、
前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示するように構成される第４指示ユニットを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに上記情報処理方法を実行させるために用いられる。

本開示の上記技術的解決手段の有益な効果は、以下の通りである。
上記プログラムにおいて、伝送モード関連設定情報を受信し、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、このように、第１伝送プログラムに対する正確な識別を実現でき、さらに、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定することができ、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題をうまく解決することができる。

本開示の実施例の無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。本開示の実施例の情報処理方法のフロー模式図である（その一）。本開示の実施例の情報処理方法のフロー模式図である（その二）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その一）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その二）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その三）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その四）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その五）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その六）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その七）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その八）。本開示の実施例の情報処理方法の具体的な実現フロー模式図である（その九）。本開示の実施例の端末の構造模式図である。本開示の実施例のネットワーク機器の構造模式図である。本開示の実施例の情報処理装置の構成模式図である（その一）。本開示の実施例の情報処理装置の構成模式図である（その二）。

以下は本開示の実施例における図面を参照し、本開示の実施例における技術的解決手段を明瞭、完全に説明し、明らかに、説明される実施例は本開示の一部の実施例だけであり、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づき、業者が創造的な労働をしない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。

本開示の実施例における用語「及び／又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明し、３種類の関係が存在することを示し、例えば、Ａ及び／又はＢは、Ａが単独で存在する状況、ＡとＢが同時に存在する状況、Ｂが単独で存在する状況の３つの状況を示すことができる。符号「／」は、一般に、前後の関連オブジェクトが「又は」の関係を示す。

本開示の実施例における用語「複数」は２つ以上を指し、他の量詞はそれと類似する。

ここで説明するものとして、本開示の実施例に係る技術的解決手段は、様々なシステム、特に５Ｇシステムに適用されることができる。例えば適用されるシステムは、グローバル移動通信（ｇｌｏｂａｌｓｙｓｔｅｍｏｆｍｏｂｉｌｅｃｏＭｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ（登録商標））システム、符号分割多元接続（ｃｏｄｅｄｉｖｉｓｉｏｎｍｕｌｔｉｐｌｅａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）システム、広帯域符号分割多元接続（ＷｉｄｅｂａｎｄＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）汎用パケット無線サービス（ｇｅｎｅｒａｌｐａｃｋｅｔｒａｄｉｏｓｅｒｖｉｃｅ、ＧＰＲＳ）システム、ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇｔｅｒｍｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ（登録商標））システム、ＬＴＥ周波数分割多重（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙｄｉｖｉｓｉｏｎｄｕｐｌｅｘ、ＦＤＤ）システム、ＬＴＥ時分割多重（ｔｉｍｅｄｉｖｉｓｉｏｎｄｕｐｌｅｘ、ＴＤＤ）システム、高級ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇｔｅｒｍｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システム、汎用移動システム（ｕｎｉｖｅｒｓａｌｍｏｂｉｌｅｔｅｌｅｃｏＭｕｎｉｃａｔｉｏｎｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）、グローバルインターネットマイクロ波アクセス（ｗｏｒｌｄｗｉｄｅｉｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙｆｏｒｍｉｃｒｏｗａｖｅａｃｃｅｓｓ、ＷｉＭＡＸ）システム、５ＧＮＲ（ＮｅｗＲａｄｉｏ）（ＮｅｗＲａｄｉｏ、ＮＲ）システム等であってもよい。これらのシステムには、いずれも、端末機器及びネットワーク機器が含まれる。システムには、さらに、コアネットワーク部分、例えば進化型パケットシステム（ＥｖｌｏｖｅｄＰａｃｋｅｔＳｙｓｔｅｍ、ＥＰＳ）、５Ｇシステム（５ＧＳ）等が含まれてもよい。

図１は、本開示の実施例が適用し得る無線通信システムのブロック図である。無線通信システムは、端末及びネットワーク機器を含む。

本開示の実施例に係る端末機器は、ユーザに音声及び／又はデータ接続性を提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、又は無線モデムに接続される他の処理機器等であってもよい。異なるシステムにおいて、端末機器の名称も異なる可能性があり、例えば５Ｇシステムにおいて、端末機器は、ユーザ機器（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と呼ばれてもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク（ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＮｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を介して１つ又は複数のコアネットワーク（ＣｏｒｅＮｅｔｗｏｒｋ、ＣＮ）と通信することができ、無線端末機器は、携帯端末機器であってもよく、例えば、携帯電話（又は「セルラ」電話と呼ばれる）及び携帯端末機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークと言語及び／又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス（ＰｅｒｓｏｎａｌＣｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎＳｅｒｖｉｃｅ、ＰＣＳ）電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（ＳｅｓｓｉｏｎＩｎｉｔｉａｔｅｄＰｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰ）電話、無線ローカルループ（ＷｉｒｅｌｅｓｓＬｏｃａｌＬｏｏｐ、ＷＬＬ）局、パーソナルデジタルアシスタント（ＰｅｒｓｏｎａｌＤｉｇｉｔａｌＡｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）などの装置である。無線端末機器は、システム、加入者ユニット（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｕｎｉｔ）、加入者局装置（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒｓｔａｔｉｏｎ）、移動局（ｍｏｂｉｌｅｓｔａｔｉｏｎ）、移動局（ｍｏｂｉｌｅ）、リモート局（ｒｅｍｏｔｅｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ａｃｃｅｓｓｐｏｉｎｔ）、リモート端末機器（ｒｅｍｏｔｅｔｅｒｍｉｎａｌ）、アクセス端末機器（ａｃｃｅｓｓｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザ端末機器（ｕｓｅｒｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザエージェント（ｕｓｅｒａｇｅｎｔ）、ユーザ装置（ｕｓｅｒｄｅｖｉｃｅ）と呼ばれてもよく、本開示の実施例に限定されない。

本開示の実施例に係るネットワーク機器は、基地局であってもよく、該基地局は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる。具体的な適用場合に応じて、基地局は、アクセスポイントと呼ばれてもよく、又はアクセスネットワークにおいてエアインターフェース上に１つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信する装置であってもよく、又は他の名称であってもよい。ネットワーク機器は、受信したエアフレームとインターネットプロトコル（ＩｎｔｅｒｎｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌ、ＩＰ）パケットを相互交換するために用いられ、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとし、アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル（ＩＰ）通信ネットワークを含むことができる。ネットワーク機器は、さらに、エアインターフェースの属性管理を協調することができる。例えば、本開示の実施例に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム（ＧｌｏｂａｌＳｙｓｔｅｍｆｏｒＭｏｂｉｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ、ＧＳＭ）又は符号分割多元接続（ＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）におけるネットワーク機器（ＢａｓｅＴｒａｎｓｃｅｉｖｅｒＳｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）であってもよく、帯域幅符号分割多元接続（Ｗｉｄｅ－ｂａｎｄＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅＡｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ（登録商標））におけるネットワーク機器（ＮｏｄｅＢ）であってもよく、さらに、ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇｔｅｒｍｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システムにおける進化型ネットワーク機器（ｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｌＮｏｄｅＢ、ｅＮＢ又はｅ－ＮｏｄｅＢ）、５Ｇネットワークアーキテクチャ（ｎｅｘｔｇｅｎｅｒａｔｉｏｎｓｙｓｔｅｍ）における５Ｇ基地局（ｇＮＢ）であってもよく、ホームエボリューション基地局（ＨｏｍｅｅｖｏｌｖｅｄＮｏｄｅＢ、ＨｅＮＢ）、中継ノード（ｒｅｌａｙｎｏｄｅ）、ホーム基地局（ｆｅｍｔｏ）、ピコ基地局（ｐｉｃｏ）等であってもよく、本開示の実施例に限定されない。いくつかのネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット（ｃｅｎｔｒａｌｉｚｅｄｕｎｉｔ、ＣＵ）ノード及び分散ユニット（ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅｄｕｎｉｔ、ＤＵ）ノードを含むことができ、集中ユニット及び分散ユニットは、地理的に分けて配置することもできる。

ネットワーク機器と端末機器との間は、それぞれ、一本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力（ＭｕｌｔｉＩｎｐｕｔＭｕｌｔｉＯｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ）伝送を行うことができ、ＭＩＭＯ伝送は、シングルユーザＭＩＭＯ（ＳｉｎｇｌｅＵｓｅｒＭＩＭＯ、ＳＵ－ＭＩＭＯ）又はマルチユーザＭＩＭＯ（ＭｕｌｔｉｐｌｅＵｓｅｒＭＩＭＯ、ＭＵ－ＭＩＭＯ）であってもよい。ルートアンテナ組み合わせの形態及び数に基づき、ＭＩＭＯ伝送は、２Ｄ－ＭＩＭＯ（２ＤｉｍｅｎｓｉｏｎＭＩＭＯ、２Ｄ－ＭＩＭＯ）、３Ｄ－ＭＩＭＯ（３ＤｉｍｅｎｓｉｏｎＭＩＭＯ、３Ｄ－ＭＩＭＯ）、ＦＤ－ＭＩＭＯ（ＦｕｌｌＤｉｍｅｎｓｉｏｎＭＩＭＯ、ＦＤ－ＭＩＭＯ）又はｍａｓｓｉｖｅ－ＭＩＭＯ（ｍａｓｓｉｖｅ－ＭＩＭＯ）であってもよく、ダイバーシティ伝送、プリコーディング伝送又はビームフォーミング伝送等であってもよい。

以下、まず本開示の実施例に係るプログラムによる内容を説明する。

ここで、本開示の実施例に係るダウンリンク信号の複数種の伝送プログラムは、
（１）空間分割多重（ＳｐａｔｉａｌＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ、ＳＤＭ）プログラム１ａ、
（２）周波数分割多重（ＦｒｅｑｕｅｎｃｙＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ、ＦＤＭ）プログラム２ａ、
（３）ＦＤＭプログラム２ｂ、
（４）時分割多重（ＴｉｍｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ、ＴＤＭ）プログラム３、
（５）ＴＤＭプログラム４、
（６）基本的なプログラム、及び
（７）ＴＤＭプログラム４のフォールバックプログラムを含む。

伝送プログラム（１）－（５）の共通点は、以下のとおりである。

（１）ダウンリンク信号の層（ｌａｙｅｒ）と復調基準信号（ＤｅＭｏｄｕｌａｔｉｏｎ－ＲｅｆｅｒｅｎｃｅＳｉｇｎａｌ，ＤＭＲＳ）ポートは、一対一でマッピングされる。

（２）ダウンリンク信号及びそのＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ（ｑｕａｓｉｃｏ－ｌｏｃａｔｉｏｎ）情報は、２つの伝送設定指示（ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｏｒ、ＴＣＩ）ｓｔａｔｅ（状態）を含むＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔ（コードポイント）に基づいて決定され、このＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、ダウンリンク信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔと呼ぶことができる。該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎに関連するＴＣＩｓｔａｔｅにおける情報は、前記ダウンリンク信号のＱＣＬ情報である。該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎに関連するＴＣＩｓｔａｔｅにおける基準信号は、前記ダウンリンク信号のＱＣＬ基準信号である。

伝送プログラム伝送プログラム（１）－（５）の相違点は、伝送設定指示状態（ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎｓｔａｔｅ、ＴＣＩｓｔａｔｅ）とダウンリンク信号のＤＭＲＳポートとの時間周波数リソースでの関連関係が異なることである。

１つのＴＣＩｓｔａｔｅにはＴＣＩｓｔａｔｅの識別子、ＱＣＬタイプ、及びＱＣＬタイプに対応する基準信号が含まれてもよい。例えば、ＴＣＩｓｔａｔｅの設定方式として、ＴＣＩｓｔａｔｅにはＱＣＬタイプ情報（例えばｑｃｌ－Ｔｙｐｅ１であって、ＱＣＬ－Ｉｎｆｏにより指示され）とＴＣＩｓｔａｔｅの識別子（例えばｔｃｉ－ＳｔａｔｅＩｄであって、ＴＣＩ－ＳｔａｔｅＩｄにより指示され）が含まれる。各ＱＣＬタイプ情報は、ＱＣＬ－Ｉｎｆｏにより指示され、ＱＣＬ－Ｉｎｆｏには、具体的なＱＣＬタイプ（ｑｃｌ－Ｔｙｐｅであって、値は、｛ｔｙｐｅＡ，ｔｙｐｅＢ，ｔｙｐｅＣ，ｔｙｐｅＤ｝のうちの１つを含み、そのうち、ｔｙｐｅＡは、チャンネルラージスケールパラメータ、即ち｛平均遅延、遅延拡張、ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を含み、ｔｙｐｅＢは、チャンネルラージスケールパラメータ、即ち｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を含み、ｔｙｐｅＣは、チャンネルラージスケールパラメータ、即ち｛平均遅延、ドップラー周波数シフト｝を含み、ｔｙｐｅＤは、チャンネルラージスケールパラメータ、即ち｛受信空間パラメータ｝を含む）、基準信号タイプ（例えば、ｃｓｉ－ｒｓ、ＳＳＢ）、基準信号識別子（例えば、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＩｄ、ＳＳＢ－Ｉｎｄｅｘ）、基準信号が位置するセル（ｃｅｌｌ）及び帯域幅部分ＢＷＰ（ｂｗｐ－Ｉｄ）が含まれる。ここで、同じＱＣＬ－Ｉｎｆｏにおける基準信号は、ＱＣＬタイプと関連付けられ、即ち、１つのＱＣＬ－Ｉｎｆｏにおける基準信号は、このＱＣＬ－Ｉｎｆｏによって指示されるＱＣＬタイプに対応する基準信号である。また、ダウンリンク信号のＱＣＬ基準信号を決定するいくつかの態様は、以下の態様を含む。

無線リソース制御ＲＲＣシグナリングによってダウンリンク信号に対して１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅが設定されている場合、ダウンリンク信号伝送に対応するＴＣＩｓｔａｔｅは、ＲＲＣシグナリングによって設定されたＴＣＩｓｔａｔｅであり、該ＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、ダウンリンク信号のＱＣＬ基準信号である。

ＲＲＣシグナリングによってダウンリンク信号に対して複数のＴＣＩｓｔａｔｅが設定されており、且つＤＣＩを介してダウンリンク信号を指示するＴＣＩが設定されていない場合、ダウンリンク信号伝送に対応するＴＣＩｓｔａｔｅは、メディアアクセス制御ユニットＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して指示されてもよい。１つの実現方式として、ＲＲＣシグナリングを介して複数のＴＣＩｓｔａｔｅを設定し、ＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して１つのＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔをアクティブ化し、該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、ＲＲＣを介して設定される１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅに対応し、ダウンリンク信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、ＭＡＣ－ＣＥを介してアクティブ化されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔである。該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎと関連付けられたＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、ダウンリンク信号のＱＣＬ基準信号である。

ＲＲＣシグナリングによってＤＣＩを介してダウンリンク信号を指示するＴＣＩが設定されている場合、ＰＤＳＣＨ伝送に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドを介して指示される。１つの実現方式として、ＲＲＣシグナリングを介して複数のＴＣＩｓｔａｔｅを設定し、ＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して、それからＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドのために複数のＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔをアクティブ化及び非アクティブ化するように設定し、各ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅに対応し、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドは、ＭＡＣ－ＣＥを介してアクティブ化される複数のＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔから、１つのＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔを選択してダウンリンク信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔとする。ダウンリンク信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎと関連付けられたＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、ダウンリンク信号のＱＣＬ基準信号である。

選択可能に、上記ＤＣＩは、前記ダウンリンク信号をスケジューリングするＤＣＩである。

本開示の実施例では、ダウンリンク信号は、ダウンリンク共有チャンネルＰＤＳＣＨ信号、ダウンリンク制御チャンネルＰＤＣＣＨ信号、ＳＳＢ等であってもよい。以下では、説明を容易にするために、複数のケースではＰＤＳＣＨ信号を例に挙げて説明する。

上記各伝送プログラムに関して、具体的には以下の通りである。

（１）ＳＤＭプログラム１ａ
ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、２つの符号分割多重（ＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎＭｕｌｔｉｐｌｅｘｉｎｇ、ＣＤＭ）グループにあり、そのうち、１つのＣＤＭグループのＤＭＲＳポートは、１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、もう１つのＣＤＭグループのＤＭＲＳポートは、別のＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられている。

（２）ＦＤＭプログラム２ａ
同じＰＤＳＣＨ伝送機会（ＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎ）の伝送ブロック（ＴｒａｎｓｐｏｒｔＢｌｏｃｋ、ＴＢ）は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、それぞれ、１組のリソースと関連付けられ、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連するリソースは、周波数領域でオーバーラップしない。ここで、１つのＴＣＩｓｔａｔｅが１組のリソースと関連付けられることは、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートがこの組のリソースでこのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを意味する。

（２）ＦＤＭプログラム２ｂ
同じＰＤＳＣＨＴＢは、２つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎｓを介して送信され、２つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、それぞれ、１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、２つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、周波数領域でオーバーラップしない。

（３）ＴＤＭプログラム３
ＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎの個数は、該ＰＤＳＣＨのために指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの個数に依存する。
１）２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが指示される場合、ＰＤＳＣＨは、２つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して１つの所定のスロット内で伝送され、各ＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、且つ２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連するＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、時間領域でオーバーラップしない（ＴＤＭ３）。
２）１つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが指示される場合、１つのＴＢは、１つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送され、該ＴＣＩｓｔａｔｅは、該ＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎと関連つけられる（ＴＤＭ３から基本的な伝送プログラムにフォールバックする）。

（４）ＴＤＭプログラム４
ＰＤＳＣＨは、複数のＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送される。
１）２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが指示される場合、ＰＤＳＣＨは、複数のＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送され、異なるＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、異なるスロットで伝送され、各ＴＣＩｓｔａｔｅは、１つ又は複数のＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎと関連付けられ、且つ２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、それぞれ、異なるＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎと関連付けられる（ＴＤＭ４）。
２）１つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが指示される場合、ＰＤＳＣＨは、複数のＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送され、異なるＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、異なるスロットで伝送され、全てのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎは、いずれも、該ＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる（ＴＤＭ４のフォールバックプログラム）。

上記各プログラムにおいて、選択可能に、１つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる場合、このＰＤＳＣＨのｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応するＤＭＲＳポートも該ＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。選択可能に、ＰＤＳＣＨの１つのＴＢブロックが１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる場合、このＰＤＳＣＨのこのＴＢに対応するＤＭＲＳポートも該ＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。

基本的な伝送プログラムは、ＰＤＳＣＨが１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを意味する。

本開示の実施例では、ＤＭＲＳポートが１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることは、該ＴＣＩｓｔａｔｅを用いて該ＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を指示することを意味する。１つのＴＣＩｓｔａｔｅが１組のリソースと関連付けられることは、このＴＣＩｓｔａｔｅを用いて該組のリソース上のＤＭＲＳポート及び／又はＰＤＳＣＨ層のＱＣＬ情報を指示することを意味する。１つのＰＤＳＣＨ伝送機会が１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることは、このＴＣＩｓｔａｔｅを用いて該ＰＤＳＣＨ伝送機会でのＰＤＳＣＨ層及び／又はＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を指示することを意味する。

選択可能に、上記あるＴＣＩｓｔａｔｅを用いてＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を指示することは、このＴＣＩｓｔａｔｅを用いて、該ＤＭＲＳポートとＱＣＬ関係を有する基準信号を指示することを意味する。上記あるＴＣＩｓｔａｔｅを用いて１つの信号の層のＱＣＬ情報を被指示することは、このＴＣＩｓｔａｔｅを用いて、該層とＱＣＬ関係を有する基準信号を指示することを意味する。

ＰＤＳＣＨの基本的な伝送プログラムは、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートがいずれも同じＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられており、且つ該ＴＣＩｓｔａｔｅにおいて全てのＱＣＬタイプがいずれも１つの関連する基準信号を有することである。

また、高速移動的に典型的な適用シーン、例えば高速伝送（ｈｉｇｈｓｐｅｅｄｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ、ＨＳＴ）シーンにおいて、複数の伝送受信ポイント（ＴＲＰ：Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ／ＲｅｃｅｉｐｔｉｏｎＰｏｉｎｔであって、複数の無線周波数遠隔ヘッド（ＲｅｍｏｔｅＲａｄｉｏＨｅａｄ、ＲＲＨ）であってもよい）は、同時にダウンリンク信号を高速移動的に端末機器に送信することができる。ここで、複数のＴＲＰを同時に介して送信される疑似コロケーション（ＱｕａｓｉＣｏ－Ｌｏｃａｔｉｏｎ、ＱＣＬ）基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルのドップラー周波数シフトなどのラージスケールパラメータを決定し、該ラージスケールパラメータに基づいてチャンネル推定補間係数を決定することにより、チャンネル推定を行うことができる。

さらに、ネットワーク機器は、ダウンリンク信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を端末に送信することができ、ＱＣＬ情報には、ＱＣＬタイプ、及び、それぞれのＱＣＬタイプに関連する基準信号が含まれる。ここで、１つのＱＣＬタイプは、１種又は複数種のチャンネルラージスケールパラメータを含み、端末は、このＱＣＬタイプに対応する基準信号のチャンネルのこれらのラージスケールパラメータに基づいて、ＤＭＲＳポートのチャンネルのこれらのラージスケールパラメータを推定することができ、それによって、ダウンリンク信号のチャンネル推定をより良く行うことができる。説明の便宜上、１つのアンテナポートのチャンネルのラージスケールパラメータＡが別のアンテナポートのチャンネルのラージスケールパラメータＡから推定されて得られる場合、この２つのアンテナポートは、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有すると考えられる。同様に、１つの信号の１つの層のチャンネルのラージスケールパラメータＡが１つのアンテナポートのチャンネルのラージスケールパラメータＡから推定されて得られる場合、この層と該アンテナポートは、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有すると考えられる。

また、端末機器が高速で移動することを考慮し、ＴＲＰの位置が異なる場合、それぞれのＴＲＰに対応する経路が逆方向から来る可能性があり、それによって複数の経路のドップラー周波数シフトが異なるため、複数のＴＲＰから同時に送信される１つの基準信号を介して、ダウンリンクチャンネルのドップラー周波数シフト及びドップラー拡張を正確に取得することができず、それによって、チャンネルの推定結果が正確でなく、ダウンリンク信号の復調性能に影響を与えることになる。ダウンリンク信号の復調性能を向上するために、各ＴＲＰが自分に対応する基準信号を送信することを考慮し、端末は、複数の基準信号に基づいてダウンリンクチャンネルのチャンネル推定係数を共通に決定し、それによってダウンリンクチャンネルをより良好な推定を行うことができる。このようなプログラムでは、ＰＤＳＣＨのデータ層及び／又はＤＭＲＳポートは、複数の基準信号と、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ（疑似コロケーション）関係を有する。

以上に基づき、本開示の実施例は、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題を解決するために、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器を提供する。ここで、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器は、同じ構想に基づいたものであり、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器が問題を解決する原理は類似しているため、情報処理方法、装置、端末及びネットワーク機器の実施は、相互に参照することができ、重複説明を省略する。

本開示の実施例は、端末に適用され得る情報処理方法を提供し、図２に示すように、以下のステップ２１～２２を含む。

ステップ２１において、伝送モード関連設定情報を受信する。

ステップ２２において、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

ここで、第１信号は、第１チャンネルの信号であってもよく、前記第１チャンネルは、ダウンリンク共有チャンネルＰＤＳＣＨ、及び／又はアップリンク共有チャンネルＰＵＳＣＨ、及び／又はアップリンク制御チャンネルＰＵＣＣＨを含み、前記伝送モード設定情報は、無線リソース制御ＲＲＣシグナリング、及び／又はメディアアクセス制御ユニットＭＡＣ－ＣＥシグナリング、及び／又はダウンリンク制御情報ＤＣＩシグナリングを介して得られるものであってもよい。

本開示の実施例では、「前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する」について、具体的には、前記第１伝送プログラムにおいて、第１信号のデータ層は、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、第１信号のＤＭＲＳポートは、同じ少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有することとして実現し得る。

「少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する」について、具体的には、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有することとして実現し得る。

「端末が周波数事前補償シーンにある」を指示することについて、具体的には、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うように指示することであってもよいが、これに限定されない。

本開示の実施例では、伝送モード関連設定情報を受信し、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、このように、第１伝送プログラムに対する正確な識別を実現でき、さらに、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定することができ、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題をうまく解決することができる。

本開示の実施例では、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、前記ＤＭＲＳポート指示情報に基づいて、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を決定することと、前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む。

「ＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報」について、具体的には、第１信号の層のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報として実現し得るが、これに限定されない。例えば、第１信号の層に関するＱＣＬ指示情報によって、ＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を指示する。第１信号の層に関するＱＣＬ指示情報によって、ＤＭＲＳポートのＱＣＬ情報を指示する時、選択可能に、第１信号の１つの層のあるチャンネルラージスケールパラメータを決定するための基準信号は、この層に対応するＤＭＲＳポートのこのチャンネルラージスケールパラメータを決定するためのパラメータ信号である。

ここで、前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を決定することと、前記ＱＣＬタイプ情報及び／又はＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む。

以下、本開示の実施例における「第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定する」について以下の実現方式の例を提供するが、それらに限定されない。

方式一
前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第１条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

ここで、「少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる」について、具体的には、第１信号をスケジューリングするＤＣＩにおける伝送設定指示フィールドによって指示される伝送設定指示コードポイントＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むこととして実現し得る。ここでの「前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示する」、及び／又は、「前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示する」について、それに対応して具体的には、前記第１信号及び／又は前記第１信号のＤＭＲＳポートに対応する伝送設定指示コードポイントＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むことである。以下の「少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる」についてもここでの説明を参照することができ、後続説明を省略する。

第２伝送プログラムは、具体的に上記のＴＤＭ４プログラムであってもよいが、これに限定されない。

方式二
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第２条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む。

方式二に基づく方式三
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、前記第２条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含む。

方式三に基づく方式四
前記第２条件は、さらに、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量は１であることを含む。

方式五
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第３条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む。

方式五に基づく方式六
前記第３条件は、さらに、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことを含み、ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

方式七
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第５条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第５条件は、前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

ここで、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、具体的に｛平均遅延、遅延拡張｝又は｛遅延拡張｝又は｛平均遅延｝であってもよいが、これに限定されない。前記第２タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、具体的に｛平均遅延、遅延拡張、ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であってもよいが、これに限定されない。

本開示の実施例では、ＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプが１つしかないとは限らず、ＱＣＬ－ＴｙｐｅＤ（受信空間パラメータ）がある可能性もあるが、他の方式でも同様に適用される。

方式八及び方式九
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第６条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである。

具体的には、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、方式八に対応するように、具体的に｛平均遅延、遅延拡張｝であってもよく、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、方式九に対応するように、具体的に｛遅延拡張｝又は｛平均遅延｝であってもよいが、これに限定されない。

前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、具体的に｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であってもよい。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、及び／又は、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

ここで、「周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプ」は、具体的には、｛ドップラー周波数シフト｝及び／又は｛ドップラー拡張｝を含むＱＣＬタイプとして実現し得る。

方式十
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第７条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第７条件は、第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

ここで、「第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定する」について、ネットワーク機器によって指示されてもよいし、プロトコル内の事前に定義された方式又はルールに基づいて決定されてもよい。例えば、ネットワーク機器は、ＵＥが周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ方式十のＴＣＩｓｔａｔｅを指示した場合、第１伝送プログラムであると決定する。

前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、具体的に｛平均遅延、遅延拡張、ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であってもよい。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報は、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示するために用いられ、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含む。

前記周波数特性チャンネルラージスケールパラメータは、｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を含む。

選択可能に、前記伝送モード関連設定情報は、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示するために用いられ、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
第１ＴＣＩｓｔａｔｅにおけるチャンネルラージスケールパラメータである｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を無視することを含む。

選択可能に、前記第１ＴＣＩｓｔａｔｅは、プリセットルールに従って決定されるＴＣＩｓｔａｔｅであってもよい。例えば、前記ＤＭＲＳに関連する複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの最も番号の小さいＴＣＩｓｔａｔｅである。また例えば、前記ＤＭＲＳに関連する複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの最も番号の大きいＴＣＩｓｔａｔｅなどである。

本開示の実施例では、第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、ネットワーク機器から送信される第１指示情報に基づいて、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含む。

ここで、前記第１指示情報は、ＲＲＣシグナリング、及び／又はＭＡＣ－ＣＥシグナリング、及び／又はＤＣＩシグナリングを介して伝送されるものである。

本開示の実施例では、選択可能に、前記情報処理方法は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を受信することを含み、前記第１ルールは、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号が、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。端末は、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを受信すると、他のＴＣＩｓｔａｔｅを用いて第１信号のチャンネルの周波数特性を決定することなく、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を用いて第１信号のチャンネルの周波数特性を決定する。

本開示の実施例では、選択可能に、前記情報処理方法は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を受信することを含み、前記第１ルールは、ＵＥが前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を無視し、他のＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、第１信号のチャンネルの周波数特性チャンネルラージスケールパラメータの基準信号を決定するために用いられる。端末は、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを受信すると、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を無視し、他のＴＣＩｓｔａｔｅを用いて第１信号のチャンネルの周波数特性を決定する。

本開示の実施例では、選択可能に、前記情報処理方法は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を受信することを含み、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける遅延特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータに関する遅ＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。端末は、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを受信すると、他のＴＣＩｓｔａｔｅを用いて第１信号のチャンネルの周波数特性を決定することなく、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける遅延特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を用いて第１信号のチャンネルの遅延特性を決定する。

本開示の実施例では、選択可能に、前記情報処理方法は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を受信することを含み、前記第１ルールは、ＵＥが前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける遅延特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を無視し、他のＴＣＩｓｔａｔｅにおける遅延特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、第１信号のチャンネルの周波数特性チャンネルラージスケールパラメータの基準信号を決定するために用いられる。端末は、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを受信すると、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける遅延特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を無視し、他のＴＣＩｓｔａｔｅを用いて第１信号のチャンネルの遅延特性を決定する。

方式十一
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第８条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む。

本開示の実施例では、この方式における第８条件は、上述した任意の条件と組み合わせて使用してもよく、ここで限定しない。

上記各方式及びそれらの組み合わせでは、選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報は、ＲＲＣシグナリングを介して指示される。１つの実現方式として、無線リソース制御ＲＲＣシグナリングが第１信号に対して１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅを設定した場合、前記ＱＣＬ指示情報は、ＲＲＣシグナリングによって設定される該ＴＣＩｓｔａｔｅである。第１信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎと関連付けられたＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、第１信号及び／又は第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ基準信号である。

上記各方式及びそれらの組み合わせでは、選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報は、メディアアクセス制御ユニットＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して指示される。１つの実現方式として、ＲＲＣシグナリングは、第１信号に対して複数のＴＣＩｓｔａｔｅを設定し、ＭＡＣ－ＣＥシグナリングは、第１信号のために１つのＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔをアクティブ化し、該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、ＲＲＣを介して設定される１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅに対応し、該ＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して指示される情報は、前記ＱＣＬ指示情報である。該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、第１信号及び／又は第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ基準信号である。

上記各方式及びそれらの組み合わせでは、選択可能に、前記ＱＣＬ指示情報は、第１信号をスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示される。例えば、ＤＣＩによって第１信号のＴＣＩを指示するようにＲＲＣシグナリングを介して設定し、ＱＣＬ指示情報は、第１信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔであり、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示される。１つの実現方式として、ＲＲＣシグナリングを介して複数のＴＣＩｓｔａｔｅを設定し、ＭＡＣ－ＣＥシグナリングを介して、それからＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドのために複数のＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔをアクティブ化及び非アクティブ化するように設定し、各ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅに対応し、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドは、第１信号に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔとして、ＭＡＣ－ＣＥを介してアクティブ化された複数のＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔから１つのＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔを選択する。該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる基準信号は、第１信号及び／又は第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ基準信号である。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

ここでの「周波数特性チャンネルラージスケールパラメータ」は、具体的にドップラー拡張及び／又はドップラー周波数シフトとして実現し得るが、これに限定されない。

本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

第３伝送プログラムは、具体的に上記ＳＤＭプログラム１ａとして実現し得るが、これに限定されない。

本開示の実施例は、さらに、ネットワーク機器に適用され得る情報処理方法を提供し、図３に示すように、以下のステップ３１を含む。

ステップ３１において、伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

本開示の実施例では、伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、このように、第１伝送プログラムに対する正確な識別を実現でき、さらに、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定することができ、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題をうまく解決することができる。

本開示の実施例では、前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む。

ここで、前記ＤＭＲＳポート指示情報によってＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＱＣＬ指示情報によって、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む。
以下、本開示の実施例における「指示第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうか」について以下の実現方式の例を提供するが、それらに限定されない。

方式一
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、第１条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる。

ここで、「第１条件を満たす情報を指示する」は、具体的に、「前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、第１条件を満たす情報を指示する」として実現し得るが、これに限定されない。

「前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しない」については、指示される情報に対する限定でなく、第１条件に対する限定であり、後述に類似する箇所は、ここでの説明を参照することができ、後続説明を省略する。

「少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる」について、具体的には、第１信号をスケジューリングするＤＣＩにおける伝送設定指示フィールドによって指示される伝送設定指示コードポイントＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むこととして実現し得る。ここでの「前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示する」、及び／又は、「前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示する」について、それに対応して具体的には、前記第１信号及び／又は前記第１信号のＤＭＲＳポートに対応する伝送設定指示コードポイントＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含むことである。以下の「少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる」についてもここでの説明を参照することができ、後続説明を省略する。

方式二
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、第２条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む。
「第２条件を満たす情報を指示する」について、具体的に、「前記伝送モード関連設定情報によって第２条件を満たす情報を指示する」として実現し得るが、これに限定されない。

「前記第１伝送プログラムに対応する値」について、具体的に、「前記伝送モード関連設定情報における伝送モード設定情報」を介して指示され得るが、これに限定されない。

方式五
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＤＭＲＳポート指示情報によって第３条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む。

方式七
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＱＣＬ指示情報によって第５条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第５条件は、前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

方式八及び方式九
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＱＣＬ指示情報によって第６条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示することを含む。

方式十
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＱＣＬ指示情報によって第７条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第７条件は、第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む。

本開示の実施例では、選択可能に、前記情報処理方法は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信することを含み、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

方式十一
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記伝送モード関連設定情報によって第８条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示することを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示することを含む。

本開示の実施例では、前記情報処理方法は、さらに、前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

以下、端末及びネットワーク機器などの多側に関連して、本開示の実施例に係る前記情報処理方法についてさらに説明する。以下、第１伝送プログラムは、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムと呼ばれ、第１信号がＰＤＳＣＨ信号（以下、ＰＤＳＣＨと略称）である例を挙げる。

上記技術問題に対して、本開示の実施例は、情報処理方法を提供し、ここで、本開示の実施例に係るプログラムが適用するシステムは、ＮＲシステム、ＬＴＥシステム、６Ｇシステム、及びそのエボリューションバージョンのシステムなどを含むが、これらに限定されない。

ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムは、以下のとおりである。

ＰＤＳＣＨのデータ層及び／又はＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。選択可能に、具体的には、ＰＤＳＣＨの全てのデータ層及び／又はＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。

選択可能に、具体的には、ＰＤＳＣＨのデータ層及び／又はＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。

選択可能に、具体的には、ＰＤＳＣＨのデータ層は、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有し、及び／又は、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。

選択可能に、具体的には、ＰＤＳＣＨのいずれか１つのデータ層は、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有し、及び／又は、ＰＤＳＣＨのいずれか１つのＤＭＲＳポートは、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。

選択可能に、具体的には、ＰＤＳＣＨの全てのデータ層は、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有し、及び／又は、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートは、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を複数の基準信号と有する。例えば、ＰＤＳＣＨが２つのＤＭＲＳポート（ＤＭＲＳポート１とＤＭＲＳポート２）を共有する場合、この２つのＤＭＲＳポートのそれぞれは、複数の基準信号と、は、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有する。例えば、ＤＭＲＳポート１は、基準信号ＲＳ１及び基準信号ＲＳ２と、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有し、ＤＭＲＳポート２は、基準信号ＲＳ１及び基準信号ＲＳ２と、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、同じチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を同じ複数の基準信号と有する。依然として、ＰＤＳＣＨが２つのＤＭＲＳポート（ＤＭＲＳポート１とＤＭＲＳポート２）を共有する場合を例として、この２つのＤＭＲＳポートは、いずれも、基準信号ＲＳ１及び基準信号ＲＳ２と、チャンネルラージスケールパラメータＡに関するＱＣＬ関係を有する。

選択可能に、ネットワーク機器は、ＴＣＩ指示情報を介して、ＰＤＳＣＨのデータ層／ＤＭＲＳポートと基準信号とのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係をＵＥに指示する。１つのＴＣＩ指示情報を介して１つのＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔを指示し、該ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられてもよく、各ＴＣＩｓｔａｔｅにおいて、１つ又は複数のＱＣＬタイプ、及び、それぞれのＱＣＬタイプに対応する基準信号が含まれる。

具体的には、以下のとおりである。
（１）選択可能に、ＳＤＭ１ｃについて、ＴＣＩ指示情報によって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、複数のＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、前記複数のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプは、同じ又は異なる。ＰＤＳＣＨのデータ層／ＤＭＲＳポートは、これらのＴＣＩｓｔａｔｅによって指示されるそれぞれの基準信号と、それぞれの基準信号に対応するＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、ＰＤＳＣＨの全てのデータ層／ＤＭＲＳポートは、これらのＴＣＩｓｔａｔｅによって指示されるそれぞれの基準信号と、それぞれの基準信号に対応するＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、ＰＤＳＣＨのいずれか１つのデータ層／ＤＭＲＳポートは、いずれも、これらのＴＣＩｓｔａｔｅによって指示されるそれぞれの基準信号と、それぞれの基準信号に対応するＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、前記複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅには、１つの同じＱＣＬタイプが含まれる。ＰＤＳＣＨのデータ層／ＤＭＲＳポートは、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる前記１つの同じＱＣＬタイプに対応する基準信号に対して、前記１つの同じＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。

ここで、前記複数のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプは、同じ又は異なる。

選択可能に、複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプにおいては、少なくとも１つの同じチャンネルラージスケールパラメータに対応する。例えば、２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうちの１つのＴＣＩｓｔａｔｅにはＱＣＬタイプＡが含まれており、ＱＣＬタイプＡに対応するチャンネルラージスケールパラメータは、｛平均遅延、遅延拡張、ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅにはＱＣＬタイプＢが含まれており、ＱＣＬタイプＢに対応するチャンネルラージスケールパラメータは、｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であり、この２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプにおいては、ドップラー周波数シフト及びドップラー拡張に対応し、つまり、２つの同じチャンネルラージスケールパラメータが存在しているため、「複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプにおいては、少なくとも１つの同じチャンネルラージスケールパラメータに対応する」を満たすることになる。

また例えば、２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうちの１つのＴＣＩｓｔａｔｅにはＱＣＬタイプＢのみが含まれており、ＱＣＬタイプＢに対応するチャンネルラージスケールパラメータは、｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅにはＱＣＬタイプＤのみが含まれており、ＱＣＬタイプＤに対応するチャンネルラージスケールパラメータは、｛空間受信パラメータ｝であり、この２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプにおいては、全部で異なるチャンネルラージスケールパラメータに対応するため、「複数のＴＣＩｓｔａｔｅのうちの少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプにおいては、少なくとも１つの同じチャンネルラージスケールパラメータに対応する」を満たさない。

（２）選択可能に、ＳＤＭ１ｃについて、ＴＣＩ指示情報によって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、１つ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、そのうち、少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるあるＱＣＬタイプは、複数の基準信号に対応する。ＰＤＳＣＨのデータ層／ＤＭＲＳポートは、このＱＣＬタイプに対応する複数の基準信号と、このＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、ＰＤＳＣＨの全てのデータ層／ＤＭＲＳポートは、このＱＣＬタイプに対応する複数の基準信号と、このＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。選択可能に、ＰＤＳＣＨの任一データ層及び／又はＤＭＲＳポートは、このＱＣＬタイプに対応する複数の基準信号と、このＱＣＬタイプに関するＱＣＬ関係を有する。

本開示の実施例に係るプログラムは、主に、シグナリング（ＲＲＣシグナリング、メディアアクセス制御ユニットＭＡＣ－ＣＥシグナリング又はダウンリンク制御情報ＤＣＩ）の設定（上記伝送モード設定情報に対応）、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定（上記ＤＭＲＳポート指示情報に対応し、ＱＣＬタイプ情報及び／又はＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示し得るＱＣＬ指示情報を含み、ここでの設定は、ＤＣＩシグナリングによって指示される情報、例えば、前記ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩによって指示されるアンテナポートａｎｔｅｎｎａｐｏｒｔであってもよく、ここでの設定は、１つのシグナリング又は複数のシグナリングによって指示される情報であってもよく、例えば、一部の情報は、ＲＲＣシグナリングによって指示され、別の部分の情報は、ＤＣＩによって指示される）、ネットワーク機器のＰＤＳＣＨに関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示（上記ＴＤＲＡ指示情報に対応）、及び／又はＵＥが高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかの指示情報（上記シーン指示情報に対応）に基づいて、ＳＤＭ１ｃであるかどうかを決定することに関する（採用しようとする第１信号の伝送プログラムがＳＤＭ１ｃであるかどうかを決定すると理解することもできる）。

具体的には、以下の方式のうちの少なくとも１つを用いて、ＳＤＭ１ｃであるかどうかを決定することとして実現できる（「少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる」について、対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含むことを例、上記第２伝送プログラムのパラメータについて、上記ＴＤＭ４の重複回数の設定を例、伝送モードについて重複伝送モードを例、シグナリングについてＲＲＣシグナリングを例とする）。

方式一（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定及びＰＤＳＣＨに関するＴＤＲＡ指示に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＴＤＭ４の重複回数に対応する設定（ＴＤＭ４の設定パラメータとしても理解される）が含まれていると指示せず、該ＰＤＳＣＨ（及び／又は該ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポート）に対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、２以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートがいずれも１つのＣＤＭグループ内にある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式二（ＲＲＣシグナリングの設定に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ（重複プログラム）－ｒ１６であって、「ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６」について、「ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ」とも呼ばれ、以下、「ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６」と呼ばれることを例にし、重複伝送モードは、マルチ伝送ポイントＭ－ＴＲＰ伝送モードであってもよい）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定される場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式三（ＲＲＣシグナリングの設定に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定され、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含む場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

選択可能に、ＵＥは、さらに、以下の方式に従ってＳＤＭ１ａであるかどうかを判断することができる。

ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＴＤＭ４の重複回数に対応する設定が含まれていると指示せず、且つＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定されず、該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが２つのＣＤＭグループにある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ａの伝送プログラムである。

方式四（ＲＲＣシグナリングの設定及びＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ（重複プログラム）－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定され、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートがいずれも１つのＣＤＭグループ内にある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式五（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔには以下の条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅが含まれる場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

条件：少なくとも１つのＱＣＬタイプは、複数の基準信号と関連付けられる。

方式六（ＰＤＳＣＨに関するＴＤＲＡ指示とＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＴＤＭ４の重複回数に対応する設定が含まれていると指示せず、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、以下の条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅを含む場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

例えば、ＴＣＩｓｔａｔｅ１は、以下のとおりである。
ＱＣＬ＿ｔｙｐｅ（ＱＣＬタイプ）１：ＲＳ（基準信号）１、ＲＳ２
ＱＣＬ＿ｔｙｐｅ２：ＲＳ３ＲＳ４
少なくとも１つのＱＣＬ＿ｔｙｐｅは、２つのＲＳに対応すると理解される。

方式七（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定し、ここで、具体的には、ＱＣＬタイプ情報とＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を使用する）
ネットワーク機器がＰＤＳＣＨに対して指示するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプ（ＴＣＩｓｔａｔｅに含まれるＱＣＬタイプのうちの１つのＱＣＬタイプとして理解される）は、｛平均遅延ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ、遅延拡張ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝（上記第１タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，ドップラー周波数シフトＤｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，ドップラー拡張Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝（上記第２タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）である場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式八（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ネットワーク機器がＰＤＳＣＨに対して指示するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝（上記第１タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝（上記第３タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）である場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式九（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ネットワーク機器がＰＤＳＣＨに対して指示するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝（上記第１タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝（上記第３タイプに対応し、ＴＣＩｓｔａｔｅは、さらに、他のＱＣＬタイプを含み得る）である場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

方式十（ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ネットワーク機器がＰＤＳＣＨに対して指示するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、いずれも、ＱＣＬタイプ｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝（上記第２タイプに対応）に対応する基準信号を含み、且つＵＥが特定のルール（上記第１ルールに対応）に従ってどの基準信号を用いてＤＭＲＳポートのチャンネルのどのラージスケールパラメータを決定するかを決定する（上記第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することに対応）場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。チャンネルラージスケールパラメータは、受信空間パラメータ（例えば受信ビーム）、及び／又は平均ゲイン、及び／又は平均遅延、及び／又は遅延拡張、及び／又はドップラー周波数シフト、及び／又はドップラー拡張を含む。チャンネルの周波数ラージスケールパラメータは、ドップラー周波数シフト、及び／又はドップラー拡張を含み、チャンネルの遅延特性ラージスケールパラメータは、平均遅延、及び／又は遅延拡張を含む。

方式十一（ＵＥが高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうか、及び、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートの設定に基づいて決定する）
ネットワーク機器がＵＥが高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあると指示し、且つネットワーク機器がＰＤＳＣＨに対して指示するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含む場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

もちろん、ＵＥが高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかのみに基づいて、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであるかどうかを決定することができ、具体的には、ネットワーク機器がＵＥが高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあると指示する場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。ここでは限定しない。

本開示の実施例では、ダウンリンク周波数（上記ダウンリンク信号の周波数に対応）又はアップリンク周波数（アップリンク信号の伝送周波数に対応）を決定する対応的な内容は、具体的に、以下のとおりである。

ネットワーク機器は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示する指示情報（上記シーン指示情報に対応）、又は、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行う指示情報をＵＥに送信する。

ＵＥは、前記指示情報に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数（即ちダウンリンク周波数）を決定するための基準信号、及び／又は、ダウンリンク信号のチャンネル推定アルゴリズムを決定する。
ここで、ＵＥは、前記指示情報に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数を決定するための基準信号を決定する方式は、以下の方式を含む。

方式１
前記指示情報は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示し、又は、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うと指示する場合、ＵＥは、ダウンリンク信号のドップラー周波数シフトを決定するための基準信号に基づいてダウンリンクキャリア周波数を決定する。

ＵＥは、さらに、ネットワーク機器から送信される、ダウンリンク信号のＱＣＬタイプとＱＣＬ基準信号を指示するためのＴＣＩ指示情報（ＴＣＩ指示情報は、上記ＤＭＲＳポート指示情報に含まれ得る）を受信し、前記ＴＣＩ指示情報は、１つ又は複数のＴＣＩ状態（ＴＣＩｓｔａｔｅ）を含む。前記指示情報は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示し、又は、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うと指示する場合、ＵＥは、ネットワーク機器がダウンリンク信号に対して指示するＴＣＩ指示情報を決定し、前記ＴＣＩ指示情報によって指示される内容に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数を決定するための基準信号を決定する。

方式１－１
前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＣＣＨに対応するＣＯＲＥＳＥＴ（制御リソースセット）がＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号に基づいてダウンリンクキャリア周波数を決定する。Ｎは、１より大きい整数である。

方式１－２
前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＳＣＨの同じＤＭＲＳポートがＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号に基づいてダウンリンクキャリア周波数の基準信号を決定する。Ｎは、１より大きい整数である。

ここで、方式１－１と方式１－２は、「及び／又は」の関係であってもよく、「及び」の関係である場合、ここで、「前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＣＣＨに対応するＣＯＲＥＳＥＴがＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む」、及び、「前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＳＣＨの同じＤＭＲＳポートがＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む」のうちの１つのみを満たす限り、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号に基づいてダウンリンクキャリア周波数の基準信号を決定する。

方式１－３
前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＣＣＨに対応するＣＯＲＥＳＥＴがＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの複数のＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む場合、ＵＥは、特定のＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数を決定する。Ｎは、１より大きい整数である。

前記特定のＴＣＩｓｔａｔｅは、予め約定されたＴＣＩｓｔａｔｅ又はネットワーク機器によって指示されたＴＣＩｓｔａｔｅであってもよい。例えば、１番目のＴＣＩｓｔａｔｅである。また例えば、２番目のＴＣＩｓｔａｔｅである。

方式１－４
前記ＴＣＩ指示情報は、ＰＤＳＣＨの同じＤＭＲＳポートがＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓと関連付けられることを指示し、且つＮ個のＴＣＩｓｔａｔｅｓのうちの複数のＴＣＩｓｔａｔｅがＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号を含む場合、ＵＥは、特定のＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＰＤＳＣＨのＤｏｐｐｌｅｒ周波数シフトを決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数の基準信号を決定する。Ｎは、１より大きい整数である。

選択可能に、ＵＥは、さらに、ダウンリンクキャリア周波数を決定するための基準信号に対応する受信周波数に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定する。

選択可能に、ネットワーク機器は、前記アップリンク信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数事前補償値を決定する。ネットワーク機器は、前記周波数事前補償値を用いて前記ダウンリンク信号に対して周波数事前補償を行った後、ダウンリンク信号をＵＥに送信することができる。

方式２
前記指示情報は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示し、又は、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うと指示する場合、ＵＥは、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいてダウンリンクキャリア周波数を決定する。

選択可能に、ネットワーク機器は、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号の指示情報をＵＥに送信する。選択可能に、前記アップリンク信号は、不特定タイプの基準信号であり、前記アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号の指示情報は、複数のアップリンク信号に適用される指示情報である。選択可能に、前記アップリンク信号は、特定タイプの信号である。例えば、ＳＲＳ（サウンディング基準信号）である。

前記アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号は、ダウンリンク信号である。ＣＳＩ－ＲＳ（チャンネル状態情報－基準信号）、ＳＳＢ（同期信号ブロック）、ＤＭＲＳなどであってもよい。ＣＳＩ－ＲＳである場合、ビーム管理のためのＣＳＩ－ＲＳ、ダウンリンクＣＳＩの取得によるＣＳＩ－ＲＳ、ＴＲＳ（ＴｒａｃｋｉｎｇＲｅｆｅｒｅｎｃｅＳｉｇｎａｌ追跡基準信号）などであってもよい。

選択可能に、前記指示情報は、ＴＣＩ指示情報であり、前記ＴＣＩ指示情報は、１つ又は複数のＴＣＩ状態（ＴＣＩｓｔａｔｅ）を含み、そのうち、１つのＴＣＩ状態に含まれる１つのＱＣＬタイプは、伝送周波数であり、且つ該ＱＣＬタイプに対応する基準信号は、ダウンリンク信号である。ＣＳＩ－ＲＳ、ＳＳＢ、ＤＭＲＳなどであってもよい。ＣＳＩ－ＲＳである場合、ビーム管理のためのＣＳＩ－ＲＳ、ダウンリンクＣＳＩの取得によるＣＳＩ－ＲＳ、ＴＲＳなどであってもよい。

選択可能に、ＵＥは、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号の指示情報によって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数を決定する。選択可能に、前記指示情報は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示し、又は、ネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うと指示する場合、ＵＥは、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号の指示情報によって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンクキャリア周波数を決定する。

ここで、ＵＥ前記指示情報に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネル推定アルゴリズムを決定する方式は、以下の方式を含む。

方式１
前記指示情報は、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示し又はネットワーク機器がダウンリンク信号周波数事前補償を行うと指示する（ＵＥが高速鉄道シーン又は周波数事前補償シーンにあると指示することに対応）場合、ＵＥは、前記ダウンリンク信号のいずれのＤＭＲＳポートが、ネットワーク機器が前記ダウンリンク信号に対して指示する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられると決定し（１つのＴＣＩｓｔａｔｅ又は複数のＴＣＩｓｔａｔｅであってもよく、該ダウンリンク信号をスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドを介して指示することができる）、ＵＥは、ネットワーク機器が前記ダウンリンク信号に対して指示するＴＣＩｓｔａｔｅに基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

具体的には、以下の方式がある。

方式１－１
ネットワーク機器は、ダウンリンク信号が２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示し、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である。

ＵＥは、ＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号、及び、ＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルの遅延特性を決定し、ＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルのドップラー特性を決定し、前記遅延特性及びドップラー特性に基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

方式１－２
ネットワーク機器は、ダウンリンク信号が２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示し、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である。
ＵＥは、ＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルの遅延特性を決定し、ＱＣＬタイプが｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルのドップラー特性を決定し、前記遅延特性及びドップラー特性に基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

方式１－３
ネットワーク機器は、ダウンリンク信号が２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示し、そのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であり、別のＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である。

ＵＥは、ＱＣＬタイプが｛ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルの遅延特性を決定し、ＱＣＬタイプが｛Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝であるＴＣＩｓｔａｔｅによって指示される基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルのドップラー特性を決定し、前記遅延特性及びドップラー特性に基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

方式１－４
ネットワーク機器は、ダウンリンク信号が２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示し、２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、いずれも、ＱＣＬタイプの｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝を含む。

ＵＥは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である基準信号に基づいて、共通にダウンリンク信号のチャンネルの遅延特性を決定し、特定のＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である基準信号に基づいて、ダウンリンク信号のチャンネルのドップラー特性を決定し、前記遅延特性及びドップラー特性に基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。前記特定のＴＣＩｓｔａｔｅは、予め約定されたＴＣＩｓｔａｔｅ又はネットワーク機器によって指示されたＴＣＩｓｔａｔｅであってもよく、例えば、１番目のＴＣＩｓｔａｔｅ又は２番目のＴＣＩｓｔａｔｅである。

方式１－５
ネットワーク機器は、ダウンリンク信号が２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示し、２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、いずれも、ＱＣＬタイプの｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝を含む。

ＵＥは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である基準信号に基づいて、共通にダウンリンク信号のチャンネルの遅延特性を決定し、特定のＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプが｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝である基準信号に基づいて、共通にダウンリンク信号のチャンネルのドップラー特性を決定し、前記遅延特性及びドップラー特性に基づいて、前記ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

選択可能に、ネットワーク機器は、ＵＥが高速鉄道シーンにある指示情報を指示し、且つネットワーク機器は、ダウンリンク信号が１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることをＵＥに指示する場合、ＵＥは、ＨＳＴ（高速伝送）シーンに対する補強アルゴリズムを用いて、ダウンリンク信号のチャンネル推定を行う。

以下、例を挙げて本開示の実施例に係るプログラムを説明し、例示的には、ネットワーク機器は基地局である。

上記方式一に対応する例示的な方式１
具体的には、ＤＣＩシグナリングを介して、ＳＤＭ１ｃの伝送モードであるかどうかを動的に決定する。

このようなプログラムにおいて、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムは、さらに、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートが、いずれも、同じＣＤＭグループ内にあることを含む。

ＳＤＭ１ｃの決定方式は、以下のとおりである。
ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６（上記ＴＤＭ４の重複回数の１種具体体現示例）に対する設定を指示せず、該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、２以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートがいずれも１つのＣＤＭグループ内にある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

例示的な方式１に基づく実現例１として、基地局は、ＤＣＩを介して、ＵＥがＰＤＳＣＨの受信を行うように指示する。

ＵＥは、該ＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応するＰＤＳＣＨ－ＴｉｍｅＤｏｍａｉｎＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ（時間領域リソース割り当て）－ｒ１６（ｒ１６があってもなくてもよい）設定を指示するかどうかを判断し、そして、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数、及び、ＤＣＩにおけるａｎｔｅｎｎａｐｏｒｔフィールドによって指示されるＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループを判断する。ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示せず、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数が２であり、ａｎｔｅｎｎａｐｏｒｔ（アンテナポート）フィールドによって指示される全てのＤＭＲＳポートが、いずれも、１つのＣＤＭグループ内にある（ＤＭＲＳポート指示情報から取得され得る）場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定し、つまり、１つのみのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが存在し、且つＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応する時間周波数リソースにおいて、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。ここで、「ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６を含む」は、「ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する」の１つ具体的な実現であり、ここで限定しない。

ＵＥは、決定されたＰＤＳＣＨの伝送モードに基づいて、ＰＤＳＣＨを受信する。

選択可能に、ＵＥは、以下の判断条件に基づいて、各伝送プログラムを判断する。
指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅ個数
ＤＭＲＳポートのＣＤＭグループの個数
ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６が設定されるかどうか
（重複伝送回数）ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６が設定されるかどうか
（伝送プログラム設定）ＵＥＢｅｈａｖｉｏｒ
（ＵＥ動作）
１ ≧１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しない／ＮＯＮＯ基本的な伝送プログラム
１１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４のフォールバックモード
２１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４
２１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しないＮＯＳＤＭ１ｃ
２２ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しないＮＯＳＤＭ１ａ
２２ＮＯＹＥＳ又はＮＯＳＤＭ１ａ
２１ＮＯＮＯＳＤＭ１ｃ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＦＤＭ２ａ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＦＤＭＳｃｈｅｍｅＢ’であるＦＤＭ２ｂ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＴＤＭ３

以上に基づき、１つ可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図４に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

１．１である場合、ＵＥは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

（１）設定される場合、ＴＤＭ４のフォールバック伝送プログラムである。
（２）そうでない場合、基本的な伝送プログラムである。

２．１より大きい（例えば、２である）場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断する。

（１）２である場合、ＤＣＩにおけるＴＤＲＡが、ＴＤＭ４に対応する再送信回数を含む設定を指示するかどうかを判断し、「ＮＯ」の場合、ＳＤＭ１ａであり、「ＹＥＳ」の場合、操作を実行せず、又は、端末はこれがｅｒｒｏｒｃａｓｅであると認定する。
（２）１である場合、ＵＥは、ＤＣＩにおけるＴＤＲＡが、ＴＤＭ４に対応する再送信回数を含む設定を指示するかどうかを判断し、「ＹＥＳ」の場合、ＴＤＭ４であり、「ＮＯ」の場合、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が存在するかどうかを判断する。

１）存在しない場合、ＳＤＭ１ｃである。
２）存在する場合、該パラメータの値に基づいて、具体的な伝送プログラムを決定する。

ＦＤＭ２ａが指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＦＤＭＳｃｈｅｍｅＡである）場合、ＦＤＭ２ａである。
ＦＤＭ２ｂが指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＦＤＭＳｃｈｅｍｅＢである）場合、ＦＤＭ２ｂである。
ＴＤＭ３が指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡである）場合、ＴＤＭ３である。

別の可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図５に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

１．設定される場合、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

（１）２である場合、ＴＤＭ４である。
（２）１である場合、ＴＤＭ４のフォールバック伝送プログラムである。

２．設定されない場合、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

（１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。
（２）そうでない場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断する。

１）２である場合、ＳＤＭ１ａである。
２）１である場合、ＵＥは、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）が存在するかどうかを判断する。

存在しない場合、ＳＤＭ１ｃである。
存在する場合、該パラメータの値に基づいて、具体的な伝送プログラムを決定する。

また１つ可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図６に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＲＲＣシグナリングにおいて、ＴＤＭ４に対応する再送信回数の設定（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６）、又は、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が存在するかどうかを判断する。

１．いずれも存在しない場合、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

（１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。
（２）２である場合、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断し、１の場合にＳＤＭ１ｃであり、２の場合にＳＤＭ１ａである。

２．ＴＤＭ４に対応する再送信回数の設定が存在する（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６が存在する）場合、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

（１）「ＹＥＳ」の場合、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

１）２である場合、ＴＤＭ４である。
２）１である場合、ＴＤＭ４のフォールバック伝送プログラムである。

（２）「ＮＯ」の場合、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。
２）２である場合、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断し、１の場合にＳＤＭ１ｃであり、２の場合、ＳＤＭ１ａである。

３．重複伝送プログラムを指示するためのパラメータが存在する場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

（１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。
（２）１より大きく、例えば２である場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断する。

１）２である場合、ＳＤＭ１ａである。
２）１である場合、存在する重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値を判断する。

上記方式四に対応する例示的な方式２
このようなプログラムにおいて、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムは、さらに、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートが、いずれも、同じＣＤＭグループ内にあることを含む。

ＳＤＭ１ｃの指示は、ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）と多重化され、つまり、該パラメータに候補値を追加し、例えば、候補値のＳＤＭＳｃｈｅｍｅＡ又はＳＤＭＳｃｈｅｍｅＣを追加する。

即ち、ＳＤＭ１ｃの決定方式は、以下のとおりである。
ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定され、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートがいずれも１つのＣＤＭグループ内にある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

例示的な方式２に基づく実現例２
基地局は、ＤＣＩを介して、ＵＥがＰＤＳＣＨの受信を行うように指示する。

ＵＥは、ＲＲＣシグナリングにおいてＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのパラメータが存在するかどうかを判断し、そして、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数、及び、ＤＣＩにおけるａｎｔｅｎｎａｐｏｒｔフィールドによって指示されるＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループを判断する。ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのパラメータが存在し且つ該パラメータがＳＤＭ１ｃに設定され、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数が２であり、ａｎｔｅｎｎａｐｏｒｔフィールドによって指示される全てのＤＭＲＳポートが、いずれも、１つのＣＤＭグループ内にある場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定し、つまり、１つのみのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが存在し、且つＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応する時間周波数リソースにおいて、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。

選択可能に、ＵＥが各伝送プログラムを決定する判断条件は、以下とおりである。
指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅ個数
ＤＭＲＳポートのＣＤＭグループの個数
ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６が設定されるかどうか
（重複伝送回数）ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６が設定されるかどうか
（伝送プログラム設定）ＵＥＢｅｈａｖｉｏｒ
（ＵＥ動作）
１ ≧１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しない／ＮＯＮＯ基本的な伝送プログラム
１１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４のフォールバックモード
２１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４
２２ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しないＮＯＳＤＭ１ａ
２２ＮＯＹＥＳ／ＮＯＳＤＭ１ａ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＦＤＭ２ａ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＦＤＭＳｃｈｅｍｅＢ’であるＦＤＭ２ｂ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＴＤＭ３
２１ＮＯＹＥＳ、且つ’ＳＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’である（なお、別の値の表現であってもよく、要するに、ＳＤＭ１ｃに対応する値である）ＳＤＭ１ｃ

以上に基づき、１つ可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図７に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ（伝送設定指示）’フィールドによって指示される）。

（１）２である場合、ＳＤＭ１ａである。
（２）１である場合、ＵＥは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

１）「ＹＥＳ」の場合、ＴＤＭ４である。
２）「ＮＯ」の場合、ＵＥは、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値を判断する。

ＦＤＭ２ａが指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＦＤＭＳｃｈｅｍｅＡである）場合、ＦＤＭ２ａである。
ＦＤＭ２ｂが指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＦＤＭＳｃｈｅｍｅＢである）場合、ＦＤＭ２ｂである。
ＴＤＭ３が指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡである）場合、ＴＤＭ３である。
ＳＤＭ１ｃが指示される（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６の値がＳＤＭＳｃｈｅｍｅＡである）場合、ＳＤＭ１ｃである。

別の可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図８に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

また１つ可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図９に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＲＲＣシグナリングにおいて、ＴＤＭ４に対応する再送信回数の設定（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６）、又は、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６で）が存在するかどうかを判断する。

１．いずれも存在しない場合、基本的な伝送プログラムである。
２．ＴＤＭ４に対応する再送信回数の設定が存在する（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６が存在する）場合、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。
２）２である場合、ＳＤＭ１ａである。

１）２である場合、重複伝送モードを指示するためのパラメータの値がＳＤＭ１ｃに対応するかどうかを判断し、「ＹＥＳ」の場合、ＳＤＭ１ｃであり、「ＮＯ」場合、ＳＤＭ１ａである。
２）１である場合、存在する重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値を判断する。

上記方式三に対応する例示的な方式３
選択可能に、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムは、さらに、同一のＴＢが１つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送され、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートが、いずれも、同一のＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれる複数のＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、ＰＤＳＣＨの全てのＤＭＲＳポートの占有するＰＲＢ（Ｐｈｙｓｉｃａｌｒｅｓｏｕｒｃｅｂｌｏｃｋ、物理リソースブロック）が同一である、ことを含む。選択可能に、前記複数のＴＣＩｓｔａｔｅは、具体的には、２つのＴＣＩｓｔａｔｅである。

即ち、ＳＤＭ１ｃの決定方式は、以下のとおりである。

ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定される場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

選択可能に、ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定され、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つ以上のＴＣＩｓｔａｔｅを含む場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。

以上に対して、ＵＥは、以下の方式に従ってＳＤＭ１ａであるかどうかを判断することができる。

ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示せず、且つＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのＲＲＣパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が、ＳＤＭ１ｃに対応する値に設定されず、該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、且つ該ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが２つのＣＤＭグループにある場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ａの伝送プログラムである。

例示的な方式３に基づく実現例３
基地局は、ＤＣＩを介して、ＵＥがＰＤＳＣＨの受信を行うように指示する。

ＵＥは、ＲＲＣシグナリングにおいてＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのパラメータが存在するかどうかを判断し、そして、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数を判断する。ＰＤＳＣＨの重複伝送モードを指示するためのパラメータが存在し且つ該パラメータがＳＤＭ１ｃに設定され、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅの個数が２である場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定し、つまり、１つのみのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが存在し、且つＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応する時間周波数リソースにおいて、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。

選択可能に、ＵＥが各伝送プログラムを決定する判断条件は、以下のとおりである。
指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅ個数
ＤＭＲＳポートのＣＤＭグループの個数
ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６が設定されるかどうか
（重複伝送回数）ＵＥにＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６が設定されるかどうか
（伝送プログラム設定）ＵＥＢｅｈａｖｉｏｒ
（ＵＥ動作）
１ ≧１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しない／ＮＯＮＯ基本的な伝送プログラム
１１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４のフォールバックモード
２１ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示するＮＯＴＤＭ４
２２ＹＥＳ、且つＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示しないＮＯＳＤＭ１ａ
２２ＮＯＹＥＳ、且つ値不対応于ＳＤＭ１ｃ（例えば、為’ＳＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’）／ＮＯＳＤＭ１ａ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＦＤＭ２ａ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＦＤＭＳｃｈｅｍｅＢ’であるＦＤＭ２ｂ
２１ＮＯＹＥＳ、且つ‘ＴＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であるＴＤＭ３
２ ≧１ＮＯＹＥＳ、且つＳＤＭ１ｃに対応する値である（例えば、’ＳＤＭＳｃｈｅｍｅＡ’であり、別の値の表現であってもよい）ＳＤＭ１ｃ

１つ可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図１０に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅの数量を判断する（選択可能に、ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔは、該ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおける’ＴｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＩｎｄｉｃａｔｉｏｎ’フィールドによって指示される）。

（１）２である場合、ＵＥは、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値がＳＤＭ１ｃに対応するかどうかを判断する

１）「ＹＥＳ」の場合、ＳＤＭ１ｃである。
２）「ＮＯ」又は重複伝送プログラムを指示するためのパラメータが存在しない場合、ＳＤＭ１ａである。

（２）１である場合、ＵＥは、ＤＣＩにおけるＴＤＲＡが、ＴＤＭ４に対応する再送信回数を含む設定を指示するかどうかを判断し、「ＹＥＳ」の場合、ＴＤＭ４であり、「ＮＯ」の場合、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値によって指示される内容を判断する。

別の可能なＵＥが各伝送プログラムを決定するフローは、図１１に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールド（“Ｔｉｍｅｄｏｍａｉｎｒｅｓｏｕｒｃｅａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ”フィールド）が、ＴＤＭ４に対応する再送信回数（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６である）を含む設定を指示するかどうかを判断する。

１）２である場合、存在する重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値がＳＤＭ１ｃに対応するかどうかを判断する。

ＳＤＭ１に対応する場合、ＳＤＭ１ｃである。
存在しない場合又は値がＳＤＭ１ｃに対応しない場合、ＳＤＭ１ａである。

２）１である場合、存在する重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６である）の値を判断する。

別の可能なＵＥが様々な伝送プログラムを判断するフローチャートは、図１２に示すとおりであり、ここで、
ＵＥは、ＲＲＣシグナリングにおいて、ＴＤＭ４に対応する再送信回数の設定（例えば、ＲＲＣパラメータｒｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６）、又は、重複伝送プログラムを指示するためのパラメータ（例えば、ＲＲＣパラメータＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＳｃｈｅｍｅ－ｒ１６）が存在するかどうかを判断する。

１．いずれも存在しない場合、基本的な伝送プログラムである。

（１）１である場合、基本的な伝送プログラムである。

（２）１より大きく、例えば２である場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量を判断する。

上記方式五から九に対応する例示的な方式４
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける同じＱＣＬタイプに関連する基準信号の数量に基づいて、ＳＤＭ１ｃの伝送モードであるかどうかを決定する。

選択可能に、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムは、さらに、同一のＴＢが１つのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎを介して伝送され、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが１つ又は複数のＣＤＭグループ内にあり且つ占有するＰＲＢ（Ｐｈｙｓｉｃａｌｒｅｓｏｕｒｃｅｂｌｏｃｋ、物理リソースブロック）が同一であり、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートが、指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに含まれるＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅのうちの少なくとも１つのＱＣＬタイプが２つ以上の基準信号と関連付けられることを含む。

選択可能に、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである場合、ＰＤＳＣＨのために指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔには１つのみのＴＣＩｓｔａｔｅが含まれる。

この場合、ＰＤＳＣＨのために指示されるＴＣＩｓｔａｔｅにおける基準信号の設定を判断することにより、ＳＤＭ１ｃのプログラムであるかどうかを判断する。

即ち、ＳＤＭ１ｃの決定方式は、以下の１つである。

ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔには以下の条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅが含まれる場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムである。少なくとも１つのＱＣＬタイプは、複数の基準信号と関連付けられる。

ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示せず、且つ該ＰＤＳＣＨに対応するＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが、以下の条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅを含む場合、該ＰＤＳＣＨの伝送は、ＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであり、少なくとも１つのＱＣＬタイプは、複数の基準信号と関連付けられる。

例示的な方式４に基づく実現例４
基地局は、ＤＣＩを介して、ＵＥがＰＤＳＣＨの受信を行うように指示する。

ＵＥは、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプと基準信号との関連関係を判断する。複数の基準信号と関連付けられるＱＣＬタイプが少なくとも１つ存在する場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定し、つまり、１つのみのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが存在し、且つＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応する時間周波数リソースにおいて、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。

例えば、ＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに関連する１つのＴＣＩｓｔａｔｅは、以下の内容、即ち｛ＱＣＬ＿ｔｙｐｅ１：ＲＳ１，ＲＳ２｝を含み、つまり、ＱＣＬタイプ１がＲＳ１及びＲＳ２の２つの基準信号と関連付けられる場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定する。

例示的な方式４に基づく実現例５
基地局は、ＤＣＩを介して、ＵＥがＰＤＳＣＨの受信を行うように指示する。

ＵＥは、ＤＣＩにおけるＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応するＰＤＳＣＨ－ＴｉｍｅＤｏｍａｉｎＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌｏｃａｔｉｏｎ－ｒ１６設定を指示するかどうかを判断し、そして、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応するＴＣＩｓｔａｔｅにおけるＱＣＬタイプと基準信号との関連関係を判断する。ＰＤＳＣＨをスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドが、ＲｅｐｅｔｉｔｉｏｎＮｕｍｂｅｒ－ｒ１６に対応する設定を指示せず、且つ複数の基準信号と関連付けられるＱＣＬタイプが少なくとも１つ存在する場合、ＵＥは、ＰＤＳＣＨの伝送モードがＳＤＭ１ｃであると決定し、つまり、１つのみのＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎが存在し、且つＰＤＳＣＨｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｏｃｃａｓｉｏｎに対応する時間周波数リソースにおいて、ＰＤＳＣＨのＤＭＲＳポートは、上記ＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔに対応する全てのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる。

本例では、各ＴＣＩｓｔａｔｅにおいて、１つ又は複数のＱＣＬタイプが含まれ、各ＱＣＬタイプは、１つ又は複数の基準信号と関連付けられる。

ＤＭＲＳポートがＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることは、
該ＤＭＲＳポートを伝送するチャンネルの、該ＴＣＩｓｔａｔｅにおけるあるＱＣＬタイプに対応するラージスケールパラメータが、伝送される該ＴＣＩｓｔａｔｅにおける該ＱＣＬタイプと関連付けられる基準信号のチャンネルに基づいて、推定され得ることを意味する。

いくつかの典型的なラージスケールパラメータは、
ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張、平均遅延、遅延拡張、平均ゲインを含む。

上記方式五から九に対応する例示的な方式６
方式６は、基地局がＰＤＳＣＨに対して指示するＱＣＬタイプを判断することにより、ＳＤＭ１ｃであるかどうかを決定するプログラムである。

例示的な方式６に基づく実現例６
基地局は、ＰＤＳＣＨのスケジューリング情報を端末に送信し、ＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドを介して、ＰＤＳＣＨに関連するＱＣＬ基準信号をＰＤＳＣＨに指示する。ＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連つけられ、且つこの２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうちの１つのＴＣＩｓｔａｔｅが少なくともＱＣＬタイプ｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ｝を含み（さらに、１つ又は複数の他のＱＣＬタイプを含み得る）、別のＴＣＩｓｔａｔｅが少なくともＱＣＬタイプ｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝を含む（さらに、１つ又は複数の他のＱＣＬタイプを含み得る）場合、端末は、該ＰＤＳＣＨの伝送がＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであると決定する。

例７、８
例６と類似するが、ＱＣＬタイプが、それぞれ、方式八、九に対応し、ここでの説明を省略する。

上記方式十及び十一に対応する例９
基地局は、ＰＤＳＣＨのスケジューリング情報を端末に送信し、ＲＲＣシグナリング、ＭＡＣ－ＣＥシグナリング又はＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドを介して、ＰＤＳＣＨに関連するＱＣＬ基準信号をＰＤＳＣＨに指示する。

基地局は、ＵＥがどのＴＣＩｓｔａｔｅにおける基準信号に基づいて特定のラージスケールパラメータに対応するチャンネル特性を決定することを、ＲＲＣシグナリング、ＭＡＣ－ＣＥシグナリング又はＤＣＩシグナリングを介してＵＥに指示する。選択可能に、特定のラージスケールパラメータは、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータである。例えば、ドップラー周波数シフト及び／又はドップラー拡張である。

ＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられ、且つこの２つのＴＣＩｓｔａｔｅが、いずれも、少なくともＱＣＬタイプ｛ａｖｅｒａｇｅｄｅｌａｙ，ｄｅｌａｙｓｐｒｅａｄ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｈｉｆｔ，Ｄｏｐｐｌｅｒｓｐｒｅａｄ｝を含む場合、端末は、該ＰＤＳＣＨの伝送がＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであると決定する。

上記方式十一に対応する例１０
基地局は、ＵＥが高速鉄道シーンにあるかどうかのことを、ＵＥに指示する。

基地局は、ＰＤＳＣＨのスケジューリング情報を端末に送信し、そして、ＲＲＣシグナリング、ＭＡＣ－ＣＥシグナリング又はＤＣＩにおけるＴＣＩフィールドを介して、ＰＤＳＣＨに関連するＱＣＬ基準信号をＰＤＳＣＨに指示する。

ＵＥは、ＵＥが高速鉄道シーンにあると指示する基地局による指示情報を受信し、且つＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる場合、端末は、該ＰＤＳＣＨの伝送がＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであると決定する。

上記方式十一に対応する例１１
基地局は、基地局がダウンリンク信号に対して周波数事前補償を行うかどうかのことを、ＵＥに指示する。

ＵＥは、基地局がダウンリンク信号に対して周波数事前補償を行うと指示すること（上記「周波数事前補償シーン」に対応）を基地局から受信し、且つＴＣＩフィールドによって指示されるＴＣＩｃｏｄｅｐｏｉｎｔが２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられる場合、端末は、該ＰＤＳＣＨの伝送がＳＤＭ１ｃの伝送プログラムであると決定する。

以上から分かるように、本開示の実施例に係るプログラムは、ＳＤＭ１ｃの決定方式、及び、ＵＥがそれぞれの伝送プログラムを判断するフローに関するものであり、本開示の実施例によれば、ＳＤＭ１ｃプログラムに対する決定を正確に実現でき、並びに、他のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰプログラムとの区別を実現でき、それによって、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できることが保証される。

本開示の実施例は、さらに、端末を提供し、図１３に示すように、該端末は、メモリ１３２０、送受信機１３１０、プロセッサ１３００を含み、
メモリ１３２０は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機１３１０は、前記プロセッサ１３００の制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ１３００は、前記メモリ１３２０におけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機１３１０を介して伝送モード関連設定情報を受信することと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

本開示の実施例では、伝送モード関連設定情報を受信し、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定し、ここで、前記伝送モード関連設定情報は、伝送モード設定情報、前記’第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報、及び／又は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報を含み、前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、このように、第１伝送プログラムに対する正確な識別を実現でき、さらに、複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定することができ、関連技術における複数種のＭｕｌｔｉ－ＴＲＰ伝送プログラムがシステムに存在した場合に具体的な伝送プログラムを正確に決定できないという問題をうまく解決することができる。

送受信機１３１０は、プロセッサ１３００の制御でデータを送受信するために用いられる。

ここで、図１３において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ１３００に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ１３２０に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知されることであり、従って、本明細書はこれ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機１３１０は、複数の素子であってもよく、つまり、送信機と受信機を含んでもよく、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体は、無線チャンネル、有線チャンネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース１３３０は、さらに、必要となるデバイスに外接／内接できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック等を含むがそれらに限定されない。

プロセッサ１３００は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ１３２０は、プロセッサ１３００が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。

選択可能に、プロセッサ１３００は、中央処理装置（ＣＰＵ）、専用集積回路（ＡＳＩＣ：ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ：Ｆｉｅｌｄ－ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ）又は複雑なプログラマブルロジックデバイス（ＣＰＬＤ：ＣｏｍｐｌｅｘＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ）であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。

プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出すことにより、取得された実行可能な命令に応じて本開示の実施例に係るいずれかの前記方法を実行するために用いられる。ロセッサとメモリは物理的に分かれて配置されてもよい。

具体的には、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、方式八に対応するように、具体的に｛平均遅延、遅延拡張｝であってもよく、前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、方式九に対応するように、具体的に｛遅延拡張｝であってもよいが、これに限定されない。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、及び／又は、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む。

本開示の実施例では、前記操作は、さらに、第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

なお、本開示の実施例に係る上記端末は、上記端末側の方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現することができ、且つ同じ技術効果を奏することができ、ここでは本実施例における方法の実施例と同じである部分及び有益な効果についての具体的な説明を省略する。

本開示の実施例は、さらに、ネットワーク機器を提供し、図１４に示すように、該ネットワーク機器は、メモリ１４２０、送受信機１４１０、プロセッサ１４００を含み、
メモリ１４２０は、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機１４１０は、前記プロセッサ１４００の制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサ１４００は、前記メモリ１４２０におけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機１４１０を介して伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示すること、の操作を実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

送受信機１４１０は、プロセッサ１４００の制御でデータを送受信するために用いられる。

ここで、図１４において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ１４００に代表される１つ又は複数のプロセッサとメモリ１４２０に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路等の様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであり、従って、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機１４１０は、複数の素子であってもよく、つまり、送信機と受信機を含んでもよく、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するためのユニットを提供し、これらの伝送媒体は、無線チャンネル、有線チャンネル、光ケーブルなどの伝送媒体を含む。プロセッサ１４００は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ１４２０は、プロセッサ１４００が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。

プロセッサ１４００は、中央処理装置（ＣＰＵ）、専用集積回路（ＡＳＩＣ：ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃＩｎｔｅｇｒａｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ：Ｆｉｅｌｄ－ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＧａｔｅＡｒｒａｙ）又は複雑なプログラマブルロジックデバイス（ＣＰＬＤ：ＣｏｍｐｌｅｘＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃＤｅｖｉｃｅ）であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。

ここで、前記ＤＭＲＳポート指示情報によってＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、前記ＱＣＬ指示情報によって、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む。

以下、本開示の実施例における「指示第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうか」について以下の実現方式の例を提供するが、それらに限定されない。

方式二
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、第２条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示することを含む。

本開示の実施例では、前記操作は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信することを含み、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示することを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記操作は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示することを含む。

本開示の実施例では、前記操作は、さらに、前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

なお、本開示の実施例に係る上記ネットワーク機器は、上記ネットワーク機器側の方法実施例によって実現される全ての方法ステップを実現することができ、且つ同じ技術効果を奏することができ、ここでは本実施例における方法の実施例と同じである部分及び有益な効果についての具体的な説明を省略する。

本開示の実施例は、さらに、情報処理装置を提供し、図１５に示すように、該情報処理装置は、
伝送モード関連設定情報を受信するように構成される第１受信ユニット１５１と、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定するように構成される第１決定ユニット１５２と、を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、及び／又は、ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを実行するように構成される第２決定ユニットを含む。

方式十一
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、第８条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む。
以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定するように構成される第３決定ユニットを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを実行するように構成される第４決定ユニットを含む。

本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定するように構成される第５決定ユニットを含み、ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記端末側の方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現することができ、且つ同じ技術効果を奏することができ、ここでは本実施例における方法の実施例と同じである部分及び有益な効果についての具体的な説明を省略する。

本開示の実施例は、さらに、情報処理装置を提供し、図１６に示すように、該情報処理装置は、
伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示するように構成される第１送信ユニット１６１を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する。

方式七から九について、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示するように構成される第１指示ユニットを含む。

本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信するように構成される第２送信ユニットを含み、前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示するように構成される第２指示ユニットを含む。

以上のそれぞれの方式に対して、本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示するように構成される第３指示ユニットを含む。

本開示の実施例では、前記情報処理装置は、さらに、前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示するように構成される第４指示ユニットを含み、ここで、前記第９条件は、前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる。

なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記ネットワーク機器側の方法実施例によって実現される全ての方法ステップを実現することができ、且つ同じ技術効果を奏することができ、ここでは本実施例における方法の実施例と同じである部分及び有益な効果についての具体的な説明を省略する。

なお、本開示の実施例におけるユニットに対する分割は、単に例示的なものであり、ロジック機能的な分割に過ぎず、実際に実現されるとき、別の分割方式を有してもよい。また、本願の各実施例における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに統合されてもよいし、個々のユニットが物理的に独立して存在してもよいし、２つ以上のユニットが１つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。

前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的手段は本質上又はその一部が関連技術に貢献する部分、又は当該技術的手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表現されることができ、コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器（パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい）又はプロセッサ（ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）に、本願の各実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。そして、前述した記憶媒体は、ＵＳＢフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ：Ｒｅａｄ－ＯｎｌｙＭｅｍｏｒｙ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ：ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＭｅｍｏｒｙ）、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを格納できる様々な媒体を含む。

本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに上記端末側の情報処理方法を実行させるために用いられ、又は、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに上記ネットワーク機器側の情報処理方法を実行させるために用いられる。

前記プロセッサ記憶媒体は、プロセッサにアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶機器であってもよい。磁気メモリ（例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク（ＭＯ）等）、光学メモリ（例えば、ＣＤ、ＤＶＤ、ＢＤ、ＨＶＤ等）、半導体メモリ（例えば、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、不揮発性メモリ（ＮＡＮＤＦＬＡＳＨ）、ソリッドステートディスク（ＳＳＤ））等を含むがこれらに限定されない。

ここで、上記端末側又はネットワーク機器側の情報処理方法の前記実現実施例は、いずれも、該プロセッサ可読記憶媒体の実施例に適用され得ることができ、且つ同じ技術効果を達成することができる。

当業者であれば理解されるように、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができる。従って、本開示は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を採用することができる。そして、本開示は、コンピュータの利用可能なプログラムコードが含まれた一つ又は複数のコンピュータの利用可能な記憶媒体（ディスクメモリ及び光学メモリ等を含むがこれらに限定されない）に実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。

本開示は、本開示の実施例に基づく方法、機器（システム）、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照しながら説明するものである。コンピュータプログラム命令によってフローチャート及び／又はブロック図における各フロー及び／又はブロック、及びフローチャート及び／又はブロック図におけるフロー及び／又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み式の処理機械又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサに提供して１つの機器を発生させることにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートにおける１つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を発生させることができる。

これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方式で作動させるように案内できるコンピュータ可読メモリに記憶することができ、このように、該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む製造品を発生させ、該命令装置は、フローチャートにおける１つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における１つ又は複数のブロックに指定された機能を実現させる。

これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方式で作動させるように案内できるコンピュータ可読メモリに記憶することができ、このように、該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む製造品を発生させ、該命令装置は、フローチャートにおける一つ又は複数のフロー及び／又はブロック図における一つ又は複数のブロックに指定された機能を実現させる。

なお、以上の各モジュールの分割は、ただ論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに、全部又は一部を１つの物理的実体に統合されてもよく、物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。また、これらのモジュールは、全部がソフトウェアが処理要素によって呼び出される形式で実現されてもよいし、全部がハードウェアの形式で実現されてもよいし、一部のモジュールが処理要素によってソフトウェアを呼び出す形式で実現されてもよいし、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、単独的に確立された処理要素であってもよいし、上記装置のあるチップに統合されて実現されてもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶されてもよいし、上記装置のある処理要素によって上記決定モジュールの機能を呼び出して実行されてもよい。他のモジュールの実現も、同様である。なお、これらモジュールは、全部又は一部が統合されてもよいし、独立的に実現されてもよい。ここで記載される処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成されることができる。

例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、上記方法を実施する１つ又は複数の集積回路として構成されてもよく、例えば、１つ又は複数の特定集積回路（ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓｐｅｃｉｆｉｃｉｎｔｅｇｒａｔｅｄｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、１つ又は複数のマイクロプロセッサ（ｄｉｇｉｔａｌｓｉｇｎａｌｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、又は、１つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ（ｆｉｅｌｄｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅｇａｔｅａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）などであってもよい。また、例えば、上記のあるモジュールが処理要素によってプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、該処理要素は、汎用プロセッサであり得、例えば、中央処理ユニット（ｃｅｎｔｒａｌｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇｕｎｉｔ、ＣＰＵ）又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであり得る。また、例えば、これらのモジュールは、一体に統合されて、システムオンチップ（ｓｙｓｔｅｍ－ｏｎ－ａ－ｃｈｉｐ、ＳＯＣ）の形式で実現されてもよい。

本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第１」、「第２」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。そのように使用されるデータは、本明細書に記載される本願の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切に交換されることが理解されるべきである。更に、「含む」及び「有する」という用語ならびにそれらの任意の変形は、非排他的を意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び／又は」は、接続された対象の少なくとも１つを意味する。例えば、Ａ及び／又はＢ及び／又はＣは、単独Ａ、単独Ｂ、単独Ｃ、ＡとＢの両方が存在すること、ＢとＣの両方が存在すること、ＡとＣの両方が存在すること、及び、ＡとＢとＣのいずれも存在することの７種類のケースを含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「ＡとＢのうちの少なくとも１つ」は、「単独Ａ、単独Ｂ、又は、ＡとＢの両方が存在する」と理解されるべきである。

以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。

Claims

情報処理方法であって、
伝送モード関連設定情報を受信することと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報に基づいて、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を決定することと、
前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む
請求項１に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を決定することと、
前記ＱＣＬタイプ情報及び／又はＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む
請求項２に記載の情報処理方法。
前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第１条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる
請求項２に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第２条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む
請求項１に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記第２条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項５に記載の情報処理方法。
前記第２条件は、さらに、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量は１であることを含む
請求項６に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第３条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む
請求項２に記載の情報処理方法。
前記第３条件は、さらに、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる
請求項８に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第５条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第５条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む
請求項３に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第６条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、
前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである
請求項３に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
ＴＣＩｓｔａｔｅにおける指示される、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項５、６、１０、１１のいずれか１項に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬタイプ情報に基づいて、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第７条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第７条件は、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む
請求項３に記載の情報処理方法。
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
ネットワーク機器から送信される第１指示情報に基づいて、ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含む
請求項１３に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報は、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示するために用いられ、
前記第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含み、
前記周波数特性チャンネルラージスケールパラメータは、｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を含む
請求項１に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報は、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示するために用いられ、
前記第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
第１ＴＣＩｓｔａｔｅにおけるチャンネルラージスケールパラメータである｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を無視することを含む
請求項１に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
第８条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む
請求項１に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することを含む
請求項１から１１及び１３から１７のいずれか１項に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、ダウンリンク信号の周波数を決定することと、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号に基づいて、アップリンク信号の伝送周波数を決定することと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項１から１１及び１３から１７のいずれか１項に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
第９条件を満たす場合、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると決定することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる
請求項１に記載の情報処理方法。
情報処理方法であって、
伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む
請求項２１に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報によってＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む
請求項２２に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
第１条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第１条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記第１信号の全てのＤＭＲＳポートは、いずれも、１つのＣＤＭグループ内に位置することと、を含み、
前記第１条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる
請求項２２に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
第２条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第２条件は、前記伝送モード設定情報が前記第１伝送プログラムに対応する値を指示することを含む
請求項２１に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記第２条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項２５に記載の情報処理方法。
前記第２条件は、さらに、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量は１であることを含む
請求項２６に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって第３条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第３条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが第４条件を満たす少なくとも１つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第４条件は、少なくとも２つの基準信号と関連付けられたＱＣＬタイプの数が少なくとも１つであることを含む
請求項２２に記載の情報処理方法。
前記第３条件は、さらに、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことを含み、
ここで、前記第２伝送プログラムは、前記第１伝送プログラムと異なる
請求項２８に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第５条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第５条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第２タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータであり、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む
請求項２３に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第６条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第６条件は、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅのうち、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第１タイプであり、１つのＴＣＩｓｔａｔｅに含まれる１つのＱＣＬタイプは、第３タイプであり、
前記第１タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、遅延特性パラメータであり、
前記第３タイプに含まれるチャンネルラージスケールパラメータは、いずれも、周波数特性パラメータである
請求項２３に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
ＴＣＩｓｔａｔｅによって、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を指示することを含む
請求項３０又は３１に記載の情報処理方法。
前記ＱＣＬ指示情報によってＱＣＬタイプ情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって第７条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第７条件は、
第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することを含み、
前記第７条件は、さらに、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号が少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、
前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することと、のうちの少なくとも１つを含み、
ここで、前記少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅは、含まれる１つのＱＣＬタイプが第２タイプであることをいずれも満たす２つのＴＣＩｓｔａｔｅを含み、
前記第２タイプは、遅延特性チャンネルラージスケールパラメータ及び周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含む
請求項２３に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを指示するための第１指示情報を送信することを含み、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号は、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号である
請求項３３に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記伝送モード関連設定情報によって、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示することを含み、
前記第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅを決定することと、
前記ターゲットＴＣＩｓｔａｔｅにおける周波数特性チャンネルラージスケールパラメータを含むＱＣＬタイプに対応する基準信号を、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号とすることと、を含み、
前記周波数特性チャンネルラージスケールパラメータは、｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を含む
請求項２１に記載の情報処理方法。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記伝送モード関連設定情報によって、端末が第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定するように指示することを含み、
前記第１ルールに従って、周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記ＤＭＲＳポートと有する基準信号を決定することは、
第１ＴＣＩｓｔａｔｅにおけるチャンネルラージスケールパラメータである｛ドップラー周波数シフト、ドップラー拡張｝を無視することを含む
請求項２１に記載の情報処理方法。
前記ＤＭＲＳポート指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートのＱＣＬ指示情報を含み、
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記伝送モード関連設定情報によって第８条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第８条件は、
前記シーン指示情報は、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあることを指示し、且つ前記ＱＣＬ指示情報は、前記第１信号のＤＭＲＳポートが少なくとも２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることを指示することを含む
請求項２１に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
アップリンク信号の伝送周波数を決定するための基準信号を指示することを含む
請求項２１から３１及び３３から３７のいずれか１項に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
周波数特性チャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を前記第１信号のＤＭＲＳポートと有する基準信号を指示することを含む
請求項２１から３１及び３３から３７のいずれか１項に記載の情報処理方法。
前記方法は、さらに、
前記伝送モード関連設定情報によって第９条件を満たす情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第３伝送プログラムであると指示することを含み、
ここで、前記第９条件は、
前記第１信号をスケジューリングするＤＣＩのＴＤＲＡフィールドは、第２伝送プログラムに対応するパラメータを指示しないことと、
前記伝送モード設定情報は、前記第１伝送プログラムに対応する値に設定されないことと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置するＣＤＭグループの数量は２であることと、を含み、
前記第９条件は、さらに、
前記第１信号は、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、
前記第１信号のＤＭＲＳポートは、２つのＴＣＩｓｔａｔｅと関連付けられることと、のうちの少なくとも１つを含み、
及び／又は、
前記第３伝送プログラム、第２伝送プログラム及び第１伝送プログラムは、互いに異なる
請求項２１に記載の情報処理方法。
メモリ、送受信機及びプロセッサを含む端末であって、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機を介して、伝送モード関連設定情報を受信することと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、端末。
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報に基づいて、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を決定することと、
前記数量及び／又はＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む
請求項４１に記載の端末。
前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することは、
前記ＱＣＬ指示情報に基づいて、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を決定することと、
前記ＱＣＬタイプ情報及び／又はＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定することと、を含む
請求項４２に記載の端末。
メモリ、送受信機及びプロセッサを含むネットワーク機器であって、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、
前記送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み出して、
前記送受信機を介して伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを実行するために用いられ、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、ネットワーク機器。
前記伝送モード関連設定情報を送信することにより、前記第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＤＭＲＳポート指示情報によって、前記第１信号のＤＭＲＳポートが位置する符号分割多重ＣＤＭグループの数量、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートの疑似コロケーションＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む
請求項４４に記載のネットワーク機器。
前記ＤＭＲＳポート指示情報によってＱＣＬ指示情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することは、
前記ＱＣＬ指示情報によって、ＱＣＬタイプ情報及び／又は伝送設定指示状態ＴＣＩｓｔａｔｅの個数情報を指示することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示することを含む
請求項４５に記載のネットワーク機器。
情報処理装置であって、
伝送モード関連設定情報を受信するように構成される第１受信ユニットと、
前記伝送モード関連設定情報に基づいて、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを決定するように構成される第１決定ユニットと、を含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、情報処理装置。
情報処理装置であって、
伝送モード関連設定情報を送信することにより、第１信号の伝送プログラムが第１伝送プログラムであるかどうかを指示するように構成される第１送信ユニットを含み、
ここで、前記伝送モード関連設定情報は、
伝送モード設定情報と、前記第１信号の復調基準信号ＤＭＲＳポート指示情報と、前記第１信号に関する時間領域リソース割り当てＴＤＲＡ指示情報と、端末が高速鉄道シーン及び／又は周波数事前補償シーンにあるかどうかに関するシーン指示情報と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１伝送プログラムにおいて、前記第１信号のデータ層は、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関する疑似コロケーションＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有し、及び／又は、前記第１信号のＤＭＲＳポートは、少なくとも１つのチャンネルラージスケールパラメータに関するＱＣＬ関係を少なくとも２つの基準信号と有する、情報処理装置。
コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに請求項１から２０のいずれか１項に記載の情報処理方法を実行させるために用いられ、
又は、
前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに請求項２１から４０のいずれか１項に記載の情報処理方法を実行させるために用いられる、プロセッサ可読記憶媒体。