JP2024501987A - アカウント照会システム、クロスチェーンゲートウェイ - Google Patents

アカウント照会システム、クロスチェーンゲートウェイ Download PDF

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Abstract

本開示は、アカウント照会システム、クロスチェーンゲートウェイに係る。アカウント照会システムは、第1のブロックチェーンと、第2のブロックチェーンと、第1のクロスチェーンゲートウェイと、第2のクロスチェーンゲートウェイと、中継チェーンとを含み、第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続され、第2のブロックチェーンは、第2のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続される。

Description

本開示は、コンピュータ技術分野に関し、具体的に、アカウント照会システム、クロスチェーンゲートウェイに関する。
ブロックチェーンは分散型の共有台帳及びデータベースであり、脱中心化、改ざん不可能、全履歴が残り、追跡可能、全体メンテナンス、公開透明などの特徴を有する。
本開示の実施例の目的の1つは、関連技術における異なるブロックチェーンの間のチェーンにおけるIDが一般的に共通ぜず、1つのブロックチェーンが他のブロックチェーンにおけるアカウントのID情報を取得できないため、ブロックチェーンを跨ぐID認証が不可能であり、ブロックチェーンを跨ぐ取引の安全性が不十分である問題を解決するために、アカウント照会システム、クロスチェーンゲートウェイを提供する。
上記した技術的課題を解決するために、本開示の実施例は、以下の技術的解決手段を採用する。
第1の態様は、アカウント照会システムであって、
第1のブロックチェーンと、第2のブロックチェーンと、第1のクロスチェーンゲートウェイと、第2のクロスチェーンゲートウェイと、中継チェーンとを含み、
第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続され、
第2のブロックチェーンは、第2のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続され、
第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、クロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに送信し、
クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、
中継チェーンは、クロスチェーンアカウント照会要求を受信し、中継チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を第1のブロックチェーンに送信し、
前記クロスチェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含み、
第1のブロックチェーンは、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信し、
第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信する。
第2の態様は、クロスチェーンゲートウェイであって、
クロスチェーンゲートウェイは、第1のブロックチェーンと中継チェーンにそれぞれ通信接続され、
クロスチェーンゲートウェイは、情報伝達ユニットと情報読取ユニットを含み、
情報伝達ユニットは、第1のブロックチェーンのクロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに転送し、中継チェーンがクロスチェーンアカウント照会要求に対して検索したID記録情報を第1のブロックチェーンに転送し、
クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、
ID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID識別情報を記憶するための記憶アドレスとを含み、
情報読取ユニットは、第1のブロックチェーンが送信した、検索されたID記録情報における記憶アドレスを受信し、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信する。
本開示の効果は、記憶されたアカウントID記述情報を読み取るために大量の時間が必要となるため、記憶されたアカウントID記述情報をクロスチェーンゲートウェイにより読み取ることで、ブロックチェーンの作業量を減らすことができ、ブロックチェーンネットワーク全体のデータ処理効率の向上に寄与する。
以下、本開示の実施例に係る技術的解決手段をより明確に説明するために、実施例又は例示的な技術の説明に必要な図面を簡単に紹介する。言うまでもないが、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的労働をせずとも、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
本開示の一実施例に係るアカウント照会システムのシステムアーキテクチャを示す図である。 本開示の一実施例に係るアカウント照会システムの構造を示す図である。 本開示の一実施例に係る構築ステップのフローチャートを示す図である。 本開示の一実施例に係るID登録プロセスを示す図である。 本開示の一実施例に係るID審査プロセスを示す図である。 本開示の別実施例に係るアカウント照会システムの構造を示す図である。 本開示の一実施例に係るアカウント照会方法のフローチャートを示す図である。 本開示の一実施例に係るアカウント照会方法のフローチャートを示す図である。 本開示の一実施例に係るクロスチェーンゲートウェイの構造を示すブロック図である。
本開示の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例に関連して、本開示をさらに詳しく説明する。ここで説明する具体的実施例は、本開示を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
本開示に係る技術的解決手段を説明するために、以下、具体的な図面及び実施例に関連して詳しく説明する。
実施例1
図1は、本開示の一実施例に係るアカウント照会システムのシステムアーキテクチャ図である。
図1に示すように、システムアーキテクチャは、ブロックチェーンC1、C2、C3、C4、中継チェーンB1、B2、B3、B4及びクロスチェーンゲートウェイP1-P7を含んでもよい。中継チェーンは、通常、接続されたブロックチェーンに対して審査し、接続されたブロックチェーンに情報を伝送するための特別なブロックチェーンである。実際の応用において、区別するために、中継チェーン以外のブロックチェーンを応用チェーンとして記載してもよい。また、本開示において言及されるブロックチェーン(例えば、第1のブロックチェーン、第2のブロックチェーン)は、特に断らない限り、いずれも応用チェーンである。
ブロックチェーンC1、C2、C3、C4と、中継チェーンB1、B2、B3、B4との間の接続関係は、通常、ツリー構造を呈し、中継チェーンB2及び中継チェーンB3は、中継チェーンB1のリーフノードである。ブロックチェーンC1及びブロックチェーンC2は、中継チェーンB2のリーフノードである。ブロックチェーンC3及び中継チェーンB4は、中継チェーンB3のリーフノードである。ブロックチェーンC4は、中継チェーンB4のリーフノードである。中継チェーンB1は、中継チェーンB2及び中継チェーンB3の上位中継チェーンである。中継チェーンB3は、中継チェーンB4の上位中継チェーンである。実際の応用において、ブロックチェーンC1、C2、C3、C4は、異なる応用シーンにおける応用チェーンであってもよい。
ツリー構造におけるすべての中継チェーンは、1つの中継チェーンの複数のリーフノードの間のID共通、例えば、ブロックチェーンC1とブロックチェーンC2との間のIDを実現してもよい。異なる中継チェーンのリーフノードの間のID共通、例えば、ブロックチェーンC1とブロックチェーンC3との間のID共通を実現してもよい。また、中継チェーンと中継チェーンとの間の共通、例えば、中継チェーンB2と中継チェーンB3、中継チェーンB1と中継チェーンB2の共通を実現してもよい。さらに、リーフノードと各中継チェーンノードとの間の共通、例えば、ブロックチェーンC1と中継チェーンB2、ブロックチェーンC1と中継チェーンB3、ブロックチェーンC1と中継チェーンB1の共通を実現してもよい。
実際の応用において、説明しやすくするために、通常、接続関係がツリー構造である複数のブロックチェーンについていくつかの関係用語を用いて相対関係を区別する。例えば、直系、傍系、同輩、後輩、先輩などの用語を用いて、複数のブロックチェーンの間の相対関係を区別することができる。一般的に、同層にあるチェーンは同輩であり、層が高いチェーンは先輩であり、層が低いチェーンは後輩である。例えば、ブロックチェーンC1にとっては、B2、B1が直系先輩である。中継チェーンB2にとっては、ブロックチェーンC1が直系後輩であり、中継チェーンB1が直系先輩である。また、ブロックチェーンC1にとっては、B2、B1以外のチェーンがいずれもその傍系チェーンである。
実際に、クロスチェーンゲートウェイを介して2つのチェーンの間のインタラクションを実現することができる。図1に示すように、チェーンB1とチェーンB2との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP1により実現され、チェーンB1とチェーンB3との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP2により実現され、チェーンB2とチェーンC1との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP4により実現され、チェーンB2とチェーンC2との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP4により実現され、チェーンB3とチェーンC3との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP6により実現され、チェーンB4とチェーンC3との間のインタラクションはクロスチェーンゲートウェイP7により実現される。
実際に、1つの中継チェーンが少なくとも2つのリーフノードを有する場合、各リーフノードはブロックチェーンである。説明しやすくするために、一方のブロックチェーンを第1のブロックチェーンと称し、他方のブロックチェーンを第2のブロックチェーンと称することができる。第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続され、第2のブロックチェーンは、第2のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンと通信可能に接続される。
この場合、第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、クロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに送信するために用いられてもよい。中継チェーンは、クロスチェーンアカウント照会要求を受信し、中継チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索されたID記録情報を第1のブロックチェーンに送信する。第1のブロックチェーンは、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するために用いられてもよい。第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信することにより、第1のブロックチェーンは、取得されたアカウントID記述情報に基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行う。
実施例2
さらに図2を参照する。図2は、本開示の一実施例に係るアカウント照会システムの構造を示す模式図である。図2に示すアカウント照会システムは、第1のブロックチェーン201と、第2のブロックチェーン202と、第1のクロスチェーンゲートウェイ203と、第2のクロスチェーンゲートウェイ204と、中継チェーン205とを含み、第1のブロックチェーン201は、第1のクロスチェーンゲートウェイ203を介して中継チェーン205と通信可能に接続される。第2のブロックチェーン202は、第2のクロスチェーンゲートウェイ204を介して中継チェーン205と通信可能に接続される。
第1のブロックチェーン201は、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、クロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに送信するために用いられる。
クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含む。上記した照会対象アカウントは、通常、検索しようとするアカウントである。
実際に、各ブロックチェーンは、通常、複数のブロックチェーンアカウントを有し、各ブロックチェーンアカウントは、対応してブロックチェーンアカウントアドレスを有する。本開示は、説明しやすくするために、ブロックチェーンアカウントをアカウントと略称することができる。
アカウント識別子は、通常、アカウントを識別するために用いられる情報である。実際の応用において、アカウント識別子は、通常、アカウントとアカウントが所在するブロックチェーンとを示すことができる。例えば、アカウント識別子は、001:0x1234567であってもよく、ここで、001はブロックチェーンの識別子であってもよく、0x1234567は識別子が001であるブロックチェーンにおけるアカウントのコードであってもよい。
本実施例において、第1のブロックチェーン201は、第1のクロスチェーンゲートウェイ203を介してクロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーン205に送信することができる。
中継チェーン205は、クロスチェーンアカウント照会要求を受信し、中継チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索する。アカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を第1のブロックチェーンに送信する。
ここで、クロスチェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含む。
上記アカウントID記述情報は、通常、アカウントIDを記述するための情報である。例えば、アカウントID記述情報は、アカウントアドレス、アカウント公開鍵、アカウント暗号化アルゴリズム、アカウント登録時間などを含んでもよいが、これらに限定されない。アカウントアドレスは、通常、ブロックチェーンアカウントのアドレスを指す。アカウント公開鍵は、通常、ブロックチェーンアカウントに用いられる公開鍵を指す。アカウント暗号化アルゴリズムは、通常、ブロックチェーンアカウントに用いられる暗号化アルゴリズムを指す。本開示において、アカウントID記述情報の具体的フォーマットは、JSON(JavaScript Object Notation)フォーマットであってもよく、XML(eXtensible Markup Language)フォーマットであってもよく、YAML(Yet Another Markup Language)フォーマットなどであってもよい。
実際に、各ブロックチェーンには、当該チェーンにおけるアカウントの関連情報を記録するための本チェーンID記録情報テーブルが予め記憶されてもよい。各ブロックチェーンに記憶された本チェーンID記録情報テーブルは、複数のID記録情報を有する。中継チェーンタイプのブロックチェーンには、通常、クロスチェーンID記録情報テーブルが記憶され、記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルには、通常、当該中継チェーンのリーフノードブロックチェーンにおけるアカウントに対応するID記録情報がある。いずれかの中継チェーンの上位中継チェーンに、当該中継チェーンに記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルがバックアップされてもよい。このように、各ブロックチェーンの間のID共通を実現することができる。例えば、図1に関連して、中継チェーンB1は、中継チェーンB2に記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルと、中継チェーンB3に記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルと、B4に記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルとを同時に有してもよい。さらに、例えば、ブロックチェーンC1がブロックチェーンC3におけるあるアカウントを照会する要求を中継チェーンB2に送信する場合、中継チェーンB2におけるクロスチェーンID記録情報テーブルは、通常、ブロックチェーンC3におけるアカウントに対応するID記録情報を有しない。このとき、中継チェーンB2は、上位の中継チェーンB1に継続照会要求を送信することで、中継チェーンB1を介してブロックチェーンC3における当該アカウントに対応するID記録情報を照会することができる。
本実施例において、中継チェーン205は、クロスチェーンアカウント照会要求を受信することができる。その後、照会対象アカウントのアカウント識別子を用いて、中継チェーン205に予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、当該アカウント識別子が所在するID記録情報を検索する。その後、検索したID記録情報を第1のクロスチェーンゲートウェイ203に送信し、第1のクロスチェーンゲートウェイ203は、当該検索されたID記録情報を第1のブロックチェーン201に転送する。
第1のブロックチェーン201は、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するために用いられる。
本実施例において、第1のブロックチェーン201は、第1のクロスチェーンゲートウェイ203から転送されたID記録情報を受信することができる。その後、当該ID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイ203に送信する。
第1のクロスチェーンゲートウェイ203は、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信することにより、第1のブロックチェーンは、取得されたアカウントID記述情報に基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うことができる。
本実施例において、第1のクロスチェーンゲートウェイ203は、受信した記憶アドレスを用いて、当該記憶アドレスが示す位置からアカウントID記述情報を取得することができる。当該記憶アドレスは、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を記憶するためのアドレスの記述情報である。したがって、このとき、第1のクロスチェーンゲートウェイ203は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得することができる。その後、第1のクロスチェーンゲートウェイ203は、取得した当該アカウントID記述情報を第1のブロックチェーン201に送信することができる。このように、第1のブロックチェーン201は、当該アカウントID記述情報を受信し、これにより第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うことができる。
本実施例に係るシステムは、中継チェーンとクロスチェーンゲートウェイとにより異なるブロックチェーンの間のID共通を実現し、異なるブロックチェーンの間の取引の安全性の向上に寄与する。次に、テーブルサーチにより、クロスチェーンID記録情報テーブルから、照会対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウントID記述情報を検索することは、技術的に実現しやすく、アカウント照会効率の向上に寄与する。そして、中継チェーンのクロスチェーンID記録情報テーブルには、アカウントID記述情報自体が記憶されるのではなく、アカウントID記述情報の記憶アドレスが記憶されることで、中継チェーンの記憶空間を節約することができ、且つ、クロスチェーンID記録情報テーブルを簡素化することができる。そして、各ブロックチェーンにおけるアカウントのアカウントID記述情報は、1回記憶すればよく、各ブロックチェーンは、記憶アドレスにアクセスすることにより、すべてのブロックチェーンにおけるアカウントのアカウントID記述情報にアクセスすることができ、ブロックチェーンネットワーク全体の記憶空間の節約に寄与する。また、記憶されたアカウントID記述情報を読み取るために大量な時間が必要となるため、クロスチェーンゲートウェイにより記憶されたアカウントID記述情報を読み取ることで、ブロックチェーンの作業量を減らすことができ、ブロックチェーンネットワーク全体のデータ処理効率の向上に寄与する。
本実施例のいくつかの実施例において、上記アカウント照会システムにおいて、中継チェーンは、さらに、アカウント識別子が所在するID記録情報の検索に失敗することに応答して、アカウント識別子を含む継続照会要求を通信接続された上位中継チェーンに送信する。継続照会要求に対して上位中継チェーンから返信した、アカウント識別子が所在するID記録情報を受信し、受信したID記録情報を第1のクロスチェーンゲートウェイを介して第1のブロックチェーンに送信する。
継続照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含んでもよい。
ここで、上記実行主体はアカウント識別子が所在するID記録情報を検索しなかった場合、上記実行主体が上位中継チェーンを有する場合、上記実行主体は上位中継チェーンに継続照会要求を送信することができる。このように、上位中継チェーンは、継続照会要求を受信した後、通常、継続照会要求におけるアカウント識別子を用い、当該上位中継チェーンに記憶された1つ又は複数のクロスチェーンID記録情報テーブルから引き続き照会することができる。当該アカウント識別子が所在するID記録情報を検索した場合、検索した当該ID記録情報を中継チェーンに送信する。このように、上記中継チェーンは、上位中継チェーンから返信されたアカウント識別子が所在するID記録情報を受信し、受信したアカウント識別子が所在するID記録情報を第1のブロックチェーンに送信することができる。
本実施例において、上位中継チェーンに継続照会要求を送信することにより、上位中継チェーンを介して照会対象アカウントのアカウント識別子に対して引き続き照会することにより、異なる中継チェーンのリーフノードの間のID共通を実現することができる。異なるブロックチェーンの間での取引の安全性の更なる向上に寄与する。
本実施例のいくつかの実施例において、第1のブロックチェーンが第1のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンにクロスチェーンアカウント照会要求を送信することは、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信されたクロスチェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンにクロスチェーンアカウント照会要求を送信することを含む。
ここで、クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含む。ここの本チェーンアカウントは、通常、第1のブロックチェーンにおけるアカウントを指す。ユーザは、ユーザ端末により、ブロックチェーンにおけるアカウントにログインすることができる。
ここで、第1のブロックチェーンは、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信されたクロスチェーンアカウント照会要求を受信することができる。そして、受信したクロスチェーンアカウント照会要求を、クロスチェーンゲートウェイを介して中継チェーンに送信する。このように、中継チェーンからアカウント識別子が所在するID記録情報が返信された場合、第1のブロックチェーンは、当該ID記録情報に基づいて、対応するアカウントID記述情報をユーザ端末にフィードバックすることができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記アカウント照会システムにおいて、第1のブロックチェーンは、さらに、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントを照会するための本チェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、第1のブロックチェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するために用いられる。
ここで、本チェーンアカウント照会要求は、照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、本チェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含む。
ここで、照会対象アカウントは、第1のブロックチェーンにおけるアカウントである。第1のブロックチェーンは、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された本チェーンアカウント照会要求を受信することができる。当該本チェーンアカウント照会要求は、第1のブロックチェーンにおけるアカウントのアカウントID記述情報を照会するために用いられる。第1のブロックチェーンは、本チェーンアカウント照会要求を受信した後、本チェーンアカウント照会要求に含まれるアカウント識別子を使用して、第1のブロックチェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、当該アカウント識別子が所在するID記録情報を検索することができる。その後、検索したID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信する。
第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、受信した記憶アドレスに基づいて、第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信するために用いられる。
ここで、第1のブロックチェーンゲートウェイは、第1のブロックチェーンから送信された記憶アドレスを受信することができる。第1のクロスチェーンゲートウェイは、記憶アドレスを受信した後、当該記憶アドレスにより示される位置からアカウントID記述情報を直接に読み取ることができる。当該記憶アドレスは、第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報のアドレスを記憶するための記述情報である。したがって、このとき、第1のクロスチェーンゲートウェイは、第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得することができる。そして、取得した当該アカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信する。
第1のブロックチェーンは、さらに、第1のクロスチェーンゲートウェイから返信された第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を受信し、受信したアカウントID記述情報をユーザ端末に送信するために用いられる。
ここで、第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイから返信された第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を受信し、当該アカウントID記述情報をユーザ端末に送信することができる。
本実施例において、ブロックチェーンに本チェーンID記録情報テーブルが記憶されることで、当該ブロックチェーンは、当該ブロックチェーンにおける1つのアカウントが所在するユーザ端末が当該ブロックチェーンにおける別のアカウントの関連情報を照会する必要がある場合、上記別のアカウントのアカウントID記述情報をユーザ端末に送信することができる。データ処理速度の向上に寄与し、同じブロックチェーンの間で取引を行う速度を向上させる。また、照会要求は全てが中継チェーンにより実現されるのではなく、中継チェーンの処理リソースを節約することができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記アカウント照会システムにおいて、中継チェーンは、さらに、第1のブロックチェーンが第1のクロスチェーンゲートウェイを介して送信した、中継チェーンにおける照会対象アカウントを照会するための本チェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、中継チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を第1のブロックチェーンに送信するために用いられる。
ここで、照会対象アカウントは、中継チェーンにおけるアカウントである。中継チェーンは、第1のブロックチェーンから第1のクロスチェーンゲートウェイを介して送信された本チェーンアカウント照会要求を受信することができる。当該本チェーンアカウント照会要求は、中継チェーンにおけるアカウントのアカウントID記述情報を照会するために用いられる。中継チェーンは、本チェーンアカウント照会要求を受信した後、当該本チェーンアカウント照会要求に含まれるアカウント識別子を用いて、中継チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、当該アカウント識別子が所在するID記録情報を検索することができる。その後、検索したID記録情報を第1のクロスチェーンゲートウェイを介して第1のブロックチェーンに転送する。
第1のブロックチェーンは、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するために用いられる。
ここで、第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイから転送されたID記録情報を受信し、当該ID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信することができる。
第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて中継チェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信するために用いられる。
ここで、第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスを用いて、当該記憶アドレスが示す位置からアカウントID記述情報を取得することができる。当該記憶アドレスは、中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を記憶するためのアドレスの記述情報である。したがって、このとき、第1のクロスチェーンゲートウェイは、中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得することができる。その後、第1のクロスチェーンゲートウェイは、取得した当該アカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信することができる。このように、第1のブロックチェーンは、当該アカウントID記述情報を受信することができ、これにより中継チェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行う。
本実施例において、中継チェーンにおけるアカウントを照会することで、中継チェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うことができる。
本実施例のいくつかの実施例において、システムは、少なくとも1つの記憶サーバをさらに含み、第1のブロックチェーンは、構築ステップを実行することにより、本チェーンID記録情報テーブルを予め記憶する。
図3は、本開示の実施例に係る構築ステップのフローチャートを示す図である。図3に示すように、構築ステップは、ステップ301~303を含んでもよい。なお、ステップ301~303の実行主体は、第1のブロックチェーンである。
ステップ301は、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、本チェーンアカウントのアカウント識別子及びアカウントID記述情報を含むID登録要求を受信したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントのアカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶するように、第1のブロックチェーンのデータ記憶タイプ及び本チェーンアカウントのアカウントID記述情報を第1のクロスチェーンゲートウェイに送信する。
上記ID登録要求は、通常、登録を要求するための情報である。上記した記憶サーバは、データを記憶するための予め設定されたサーバであってもよい。記憶サーバは、1つであってもよいし、複数であってもよい。記憶サーバが1つである場合、当該記憶サーバは、複数のデータ記憶タイプを同時にサポートしてもよい。記憶サーバが複数である場合、当該複数の記憶サーバは、それぞれ1つのデータ記憶タイプをサポートしてもよい。データ記憶タイプは、通常、データを記憶するタイプを指す。例えば、上記したデータ記憶タイプは、SQL(Structured Query Language)、IPFS(Inter Planetary File System)、Redis(REmote DIctionary Server)などを含むが、これらに限定されない。
ここで、第1のブロックチェーンは、ID登録要求を受信した場合、第1のブロックチェーンに用いられたデータ記憶タイプと本チェーンアカウントのアカウントID記述情報を第1のクロスチェーンゲートウェイに一括して送信してもよい。このように、第1のクロスチェーンゲートウェイは、当該アカウントID記述情報をデータ記憶タイプに対応する記憶サーバに記憶することができる。
ステップ302は、第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントのアカウントID記述情報に対して返信した記憶アドレスを受信する。
ここで、第1のクロスチェーンゲートウェイは、通常、本チェーンアカウントのアカウントID記述情報を記憶サーバに記憶した後、記憶アドレスを第1のブロックチェーンに返信する。このように、第1のブロックチェーンは、当該記憶アドレスを受信することができる。
ステップ303は、本チェーンアカウントのアカウント識別子と、記憶アドレスと、本チェーンアカウントのアカウントID記述情報のハッシュ値と、値が第1の所定値であるアカウント状態パラメータとの全体をID記録情報として、本チェーンID記録情報テーブルに記憶する。
ここで、第1の所定値は、本チェーンアカウントが現在に登録審査待ち状態にあることを指示するために用いられる。
ここで、第1のブロックチェーンは、アカウント識別子、記憶アドレス、アカウントID記述情報のハッシュ値及びアカウント状態パラメータの4つを1つのID記録情報として本チェーンID記録情報テーブルに記憶することができる。
図4は、本開示の実施例に係るID登録プロセスを示す図である。
ステップ401において、アカウントが所在するユーザ端末は、アカウント識別子及びアカウントID記述情報を含むID登録要求を応用チェーンに送信する。
ここで、応用チェーンは、上記した第1のブロックチェーンであってもよく、上記した第2のブロックチェーンであってもよく、他のブロックチェーンであってもよい。
ステップ402において、応用チェーンは、当該応用チェーンのデータ記憶タイプとアカウントID記述情報をクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ403において、クロスチェーンゲートウェイは、アカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶する。
ステップ404において、記憶サーバは、アカウントID記述情報を記憶し、記憶アドレスをクロスチェーンゲートウェイに返信する。
ステップ405において、クロスチェーンゲートウェイは、当該アカウントID記述情報の記憶アドレスを応用チェーンに返信する。
ステップ406において、応用チェーンは、アカウント識別子、記憶アドレス及びアカウントID記述情報のハッシュ値を1つのID記録情報として、本チェーンID記録情報テーブルに記憶する。
実際には、本チェーンID記録情報テーブルにおける各ID記録情報は、アカウント状態を示すためのアカウント状態パラメータをさらに有してもよい。アカウント状態パラメータの異なる値は、異なるアカウント状態を示すことができる。アカウントに対してID登録を行う場合、当該アカウント状態パラメータの値は、アカウント状態が登録審査待ち状態であることを示すための第1の所定値であってもよい。
本実施例のいくつかの実施例において、上記した構築ステップは、本チェーンID記録情報テーブルにおける対応するアカウント状態パラメータの値が第1の所定値であるID記録情報に対して所定の審査操作を実行して審査結果情報を得、審査結果情報が審査通過を指示する場合、対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第2の所定値に修正するステップと、をさらに含んでもよい。
第2の所定値は、アカウントが現在に審査通過状態にあることを指示するために用いられる。
ここで、上記した所定の審査操作は、アカウントID記述情報に対して審査する操作であってもよい。例えば、上記した所定の審査操作は、ブロックチェーンが当該ブロックチェーンの全部又は一部のブロックチェーンノードを制御して以下のステップを実行してもよい。ID記録情報における記憶アドレスを用いてアカウントID記述情報をダウンロードする。その後、ダウンロードしたID記述情報のハッシュ値を計算する。最後に、計算したハッシュ値とID記録情報におけるハッシュ値とを比較し、両者が同じである場合、審査通過を示す審査通過指示情報をブロックチェーンに返信する。逆に、両者が異なる場合、審査不通過を示す審査不通過指示情報をブロックチェーンに返信する。このように、ブロックチェーンは、審査通過指示情報の数を統計することにより、アカウントのアカウントID記述情報が審査通過であるか否かを決定することができる。実際には、審査結果が審査通過である場合、ブロックチェーンは、対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第2の所定値に修正することができる。ここで、第2の所定値は、アカウントが現在に審査通過状態にあることを示すために用いられる。審査結果が審査不通過である場合、ブロックチェーンは、対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第5の所定値に修正することができる。ここで、第5の所定値は、アカウントが現在審査却下状態にあることを示すために用いられる。
上記実施例において、対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を修正した後、第1のブロックチェーンは、さらに、修正後の対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値が第2の所定値であることに応答して、修正された対応するID記録情報を中継チェーンに送信することにより、中継チェーンは、修正された対応するID記録情報に基づいてクロスチェーンID記録情報テーブルを更新するために用いられる。
第2の所定値は、アカウントが現在に審査通過状態にあることを示すために用いられる。
ここで、アカウント状態が審査通過状態であれば、ID記録情報が有効であると確認する。この場合、ブロックチェーンは、当該ID記録情報を中継チェーンに送信することができる。このように、中継チェーンは、当該ID記録情報を用いてクロスチェーンID記録情報テーブルを更新することができる。具体的に、中継チェーンは、当該ID記録情報をクロスチェーンID記録情報テーブルに追加することができる。
図5は、本開示の実施例に係るID審査プロセスを示す図である。応用チェーンはアカウントのID記録情報に対して審査し、審査に通過しなかった場合、ステップ501~504を実行する。審査に通過した場合、ステップ505~509を実行する。
ステップ501において、応用チェーンは、審査対象のID記録情報におけるアカウントID記述情報の記憶アドレスをクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ502において、クロスチェーンゲートウェイは、記憶サーバが記憶アドレスに対応するアカウントID記述情報を削除するように、記憶アドレスを記憶サーバに送信する。
ステップ503において、記憶サーバは、クロスチェーンゲートウェイを介して削除完了を示すための情報を返信する。
ステップ504において、応用チェーンは、審査したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第5の所定値に修正し、当該ID記録情報における記憶アドレスを削除する。第5の所定値は、アカウントが現在に審査却下状態にあることを示すために用いられる。
ステップ505において、応用チェーンは、本チェーンID記録情報テーブルを更新する。
ここで、本チェーンID記録情報における審査に通過したID記録情報のアカウント状態パラメータの値を第2の所定値に修正することができる。第2の所定値は、アカウントが現在に審査通過状態にあることを示すために用いられる。
ステップ506において、応用チェーンは、審査に通過したID記録情報をクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ507において、クロスチェーンゲートウェイは、審査に通過したID記録情報を中継チェーンに送信する。
ステップ508において、中継チェーンは、クロスチェーンID記録情報テーブルを更新する。
ここで、中継チェーンは審査に通過したID記録情報をクロスチェーンID記録情報テーブルに追加することができる。
ステップ509において、中継チェーンは、審査に通過したID記録情報を当該中継チェーンの上位中継チェーンに送信する。このように、当該中継チェーンの上位中継チェーンは、当該審査に通過したID記録情報を対応するクロスチェーンID記録情報テーブルに追加することができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記構築ステップは、以下のステップ1~ステップ3をさらに含んでもよい。ステップ1からステップ3の実行主体は、第1のブロックチェーンである。
ステップ1において、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、本チェーンアカウントのアカウント識別子及び新アカウントID記述情報を含むID更新要求を受信したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶するように、第1のブロックチェーンのデータ記憶タイプ及び本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報を第1のクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ここで、ID更新要求は、アカウントのアカウントID記述情報の更新を要求するための情報であってもよい。第1のブロックチェーンは、ID更新要求を受信した後、ID更新要求における新アカウントID記述情報を第1のブロックチェーンのデータ記憶タイプとともに第1のクロスチェーンゲートウェイに送信することができる。このように、第1のクロスチェーンゲートウェイは、新アカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶することができる。
ステップ2において、第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報に対して返信した新記憶アドレスを受信する。
ここで、第1のクロスチェーンゲートウェイは、本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報を記憶サーバに記憶した後、通常、当該新アカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスを返信し、ここで新記憶アドレスとして記す。
ステップ3において、本チェーンアカウントに対応するID記録情報における記憶アドレスを新記憶アドレスに修正し、アカウントID記述情報のハッシュ値を新アカウントID記述情報のハッシュ値に修正し、アカウント状態パラメータの値を第3の所定値に修正する。
第3の所定値は、本チェーンアカウントが現在に更新審査待ち状態にあることを指示するために用いられる。ここで、第1のブロックチェーンは、新記憶アドレスを受信した後、アカウントのID記録情報における記憶アドレスを新記憶アドレスに修正し、アカウントID記述情報のハッシュ値を新アカウントID記述情報のハッシュ値に修正し、アカウント状態パラメータの値を第3の所定値に修正することができる。
なお、ブロックチェーンは、更新後のID記録情報に対して審査することができる。ここで、更新後のID記録情報に対して審査する操作は、上記ID記録情報に対して審査する操作と実質的に同じであり、ここで説明を省略する。実際に、アカウント状態パラメータの値が第3の所定値である新ID記録情報に対して審査を行う場合、審査に通過しなかった場合、ブロックチェーンは新記憶アドレスを削除することができ、また、クロスチェーンゲートウェイに当該新記憶アドレスを送信することにより、クロスチェーンゲートウェイによって新記憶アドレスに記憶された新アカウントID記述情報を削除する。新記憶アドレスを削除した後、ブロックチェーンは、当該新記憶アドレスが所在するID記録情報を更新前と同じに修正することができる。
実施例3
さらに図6に参照する。図6は、本開示の実施例に係るアカウント照会システムの構造を示す図である。図6に示すアカウント照会システムは、第1のブロックチェーン601と、第2のブロックチェーン602と、第1のクロスチェーンゲートウェイ603と、第2のクロスチェーンゲートウェイ604と、中継チェーン605とを含み、第1のブロックチェーン601は、第1のクロスチェーンゲートウェイ603を介して中継チェーン605と通信可能に接続される。第2のブロックチェーン602は、第2のクロスチェーンゲートウェイ604を介して中継チェーン605と通信可能に接続される。
また、当該システムは、第3のブロックチェーン606をさらに含んでもよく、当該第3のブロックチェーン606は、応用チェーンでも中継チェーンであってもよい。当該システムに含まれるいずれか1つ又は複数のブロックチェーンには、本チェーンID記録情報テーブルが予め記憶され、本チェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスと、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウント状態を指示するためのアカウント状態パラメータとを含む。
この場合、第3のブロックチェーン606は、クロスチェーンアカウント凍結要求を受信チェーンに送信するために用いられてもよい。
ここで、クロスチェーンアカウント凍結要求は、凍結対象アカウントのアカウント識別子及び凍結対象チェーンのチェーン識別子を含む。受信チェーンは、第1のブロックチェーン601、第2のブロックチェーン602、及び中継チェーン605のうちのいずれか1つ又は複数を含んでもよい。クロスチェーンアカウント凍結要求は、通常、本ブロックチェーン以外のブロックチェーンにおけるアカウントの凍結を要求するために用いられる。凍結対象チェーンは、通常、アカウント凍結に関する操作を実行する必要があるブロックチェーンである。チェーン識別子は、通常、ブロックチェーンを識別するための情報である。例えば、チェーン識別子は001であってもよい。
ここで、第3のブロックチェーン606は、システムにおいて第1のブロックチェーン601、第2のブロックチェーン602、中継チェーン605と任意の関係を有するブロックチェーンであってもよい。例えば、第3のブロックチェーン606は、中継チェーン605の直系先輩チェーン、傍系同輩チェーン等であってもよい。
本実施例において、第3のブロックチェーン606は、第1のブロックチェーン601、第2のブロックチェーン602、中継チェーン605のいずれか1つまたは複数のチェーンにクロスチェーンアカウント凍結要求を送信することができる。
受信チェーンは、上記第3のブロックチェーンから送信されたクロスチェーンアカウント凍結要求を受信し、上記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、上記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するために用いられる。
第4の所定値は、凍結対象アカウントが現在に凍結状態にあることを指示するために用いられる。
本実施例に係るシステムにおいて、第3のブロックチェーンは、受信チェーンにクロスチェーンアカウント凍結要求を送信し、ブロックチェーンを跨いでアカウントを凍結することができる。あるブロックチェーンに悪意のある操作をするアカウントが存在することを発見した場合、当該アカウントに対する凍結要求を適時に発送することにより、当該アカウントを適時に凍結し、当該アカウントが所在するブロックチェーンとID共通が可能である他のブロックチェーンの安全を確保することに寄与する。
本実施例のいくつかの実施例において、上記凍結対象チェーンのチェーン識別子により標識されるブロックチェーンにおいて、上記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、受信チェーンは、チェーン識別子によって受信チェーンが凍結対象チェーンであり且つ凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが受信チェーンであることが指示されることの決定に応答して、受信チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップ、を含むことができる。
この場合、凍結対象チェーンは受信チェーンである。本実施例は、受信チェーンにおけるアカウントを凍結することにより、ブロックチェーンを跨いでアカウントを凍結するができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、上記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、まず、受信チェーンは、チェーン識別子によって受信チェーンが凍結対象チェーンではなく且つ凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが受信チェーンの直系子チェーンであることが指示されることの決定に応答して、クロスチェーンアカウント凍結要求を直系子チェーンに送信するステップと、その後、直系子チェーンは、直系子チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップと、を含んでもよい。
この場合、受信チェーンは凍結対象チェーンではなく、且つ凍結対象チェーンは受信チェーンの直系子チェーンである。本実施例は、受信チェーンの直系子チェーンにおけるアカウントを凍結することができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、上記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、まず、受信チェーンは、チェーン識別子によって識別される受信チェーンが凍結対象チェーンであり且つ凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが受信チェーンの直系子チェーンであることが指示されることの決定に応答して、受信チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正し、クロスチェーンアカウント凍結要求を直系子チェーンに送信するステップと、その後、直系子チェーンは、直系子チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップと、を含んでもよい。
ここで、凍結対象チェーンは、受信チェーン及び受信チェーンの直系子チェーンである。この場合、クロスチェーンアカウント凍結要求におけるチェーン識別子の数は2つある。実際には、クロスチェーンアカウント凍結要求におけるチェーン識別子の数は複数であってもよい。本実施例は、受信チェーンと受信チェーンの直系子チェーンの範囲内で、凍結対象アカウントを凍結することができる。
本実施例のいくつかの実施例において、上記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、上記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、受信チェーンは、チェーン識別子によって識別される受信チェーンが凍結対象チェーンではなく且つ凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが受信チェーンの傍系チェーンであることが指示されることの決定に応答して、凍結対象アカウントに対応するID記録情報を生成し、生成したID記録情報を受信チェーンのクロスチェーンID記録情報テーブルに追加するステップを含んでもよい。
ここで、生成したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値は、第4の所定値である。受信チェーンには、通常、傍系チェーンにおけるアカウントのID記録情報が同期されていない。したがって、凍結対象アカウントを凍結するために、受信チェーンは、凍結対象アカウントのID標識子に対してID記録情報を生成し、受信チェーン範囲内で凍結対象アカウントを凍結することができる。ここで、生成したID記録情報は、アカウント識別子と、値が第4の所定値であるアカウント状態パラメータとを含んでもよい。実際には、ID記録情報のフォーマットにアカウント識別子、アカウントID記述情報の記憶アドレス、アカウントID記述情報のハッシュ値、及び、アカウント状態パラメータが含まれる必要がある場合、当該生成したID記録情報において、記憶アドレスは通常空であり、且つハッシュ値は通常空である。
本実施例は、受信チェーンの傍系チェーンにおけるアカウントを受信チェーン範囲内で凍結することができ、ブロックチェーンを跨いでアカウントを凍結することができる。
なお、凍結対象アカウントに対する凍結範囲を制御することは、当該アカウントが所在するブロックチェーンとID共通が可能である他のブロックチェーンの安全をより良好に確保することに寄与する。
なお、アカウントを解凍する態様は、通常、当該アカウントを凍結する態様と類似している。したがって、アカウントをどのようにして解凍するかについては、本開示において説明を省略する。
本実施例のいくつかの実施例において、上記アカウント照会システムにおいて、第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、中継チェーンがクロスチェーンアカウント照会要求に対して返信した、検索されたID記録情報をキャッシュし、第1のブロックチェーンが2回目に送信したクロスチェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、キャッシュしたID記録情報に含まれる記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信するために用いられる。
第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、通信接続されたブロックチェーンが凍結対象アカウントのアカウント識別子の所在するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正した場合、当該アカウント状態パラメータの値が第4の所定値であるID記録情報をキャッシュするために用いられる。
本実施例において、中継チェーンが第1のブロックチェーンに対して検索されたID記録情報を返信した場合、第1のクロスチェーンゲートウェイは、当該返信されたID記録情報をキャッシュすることができる。このように、第1のブロックチェーンが再び同一アカウントを照会する場合、当該キャッシュされたID記録情報を第1のブロックチェーンに直接に送信することができ、これにより検索効率を向上させることができる。
また、第1のブロックチェーンが第1のブロックチェーンにおけるあるアカウントを凍結した後、第1のクロスチェーンゲートウェイは、現在にキャッシュされているID記録情報を更新することができる。具体的に、第1のクロスチェーンゲートウェイに凍結されたアカウントのID記録情報がキャッシュされている場合、第1のクロスチェーンゲートウェイは、キャッシュされた当該ID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正することができる。第1のクロスチェーンゲートウェイに凍結されたアカウントのID記録情報がキャッシュされていない場合、第1のクロスチェーンゲートウェイは、当該凍結されたアカウントのID記録情報を第1のクロスチェーンゲートウェイにキャッシュすることができる。
実施例4
さらに図7を参照する。図7は、本開示の実施例に係るアカウント照会システムに対応するアカウント照会方法のフローチャートを示す図である。図7に示すように、アカウント照会方法は、以下のステップを含む。
ステップ701において、第1のブロックチェーンは、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、クロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに送信する。
クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含む。
ステップ702において、受信チェーンは、アカウント照会要求を受信し、中継チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、アカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を第1のブロックチェーンに送信する。
ここで、クロスチェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含む。
ステップ703において、第1のブロックチェーンは、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを第1のクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ704において、第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信する。
なお、上記第1のブロックチェーン、上記第1のクロスチェーンゲートウェイ、上記第2のブロックチェーン、上記第2のクロスチェーンゲートウェイ、及び上記中継チェーンの間の情報インタラクション、実行プロセスなどの内容は、本開示のシステム実施例と同一の構想に基づいており、その具体的機能及びもたらす技術的効果は、システム実施例の部分を参照することができ、ここで説明を省略する。
図8は、本開示の実施例に係るアカウント照会方法のフローチャートを示す図である。
ステップ801において、アカウントが所在するユーザ端末は、ブロックチェーンに、アカウント識別子を含む本チェーンアカウント照会要求を送信する。
ステップ802において、応用チェーンは、本チェーンID記録情報テーブルからアカウント識別子が所在するID記録情報を検索する。検索に成功した場合、ステップ803~808を実行する。検索に失敗した場合、ステップ809を実行する。
ステップ803において、応用チェーンは、検索したID記録情報における記憶アドレスをクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ804において、クロスチェーンゲートウェイは、記憶アドレスを用いて、記憶アドレスに対応する位置からデータを取得する。
ステップ805において、記憶サーバは、当該記憶アドレスにおけるアカウントID記述情報をクロスチェーンゲートウェイに返信する。
ステップ806において、クロスチェーンゲートウェイは、アカウントID記述情報を応用チェーンに送信する。
ステップ807において、応用チェーンは、受信したアカウントID記述情報に対して検証する。
ここで、受信したアカウントID記述情報に対する検証は、通常、受信したアカウントID記述情報のハッシュ値を計算し、計算したハッシュ値がID記録情報におけるハッシュ値と同じであれば、検証に通過し、逆に同じでなければ、検証に通過しない。
ステップ808において、応用チェーンは、検証結果及びアカウントID記述情報をユーザ端末に送信する。
ステップ809において、応用チェーンは、アカウント識別子を含む継続照会要求をクロスチェーンゲートウェイに送信する。
ステップ810において、クロスチェーンゲートウェイは、アカウント識別子を含む継続照会要求を中継チェーンに送信する。
ステップ811において、中継チェーンは、クロスチェーンID記録情報テーブルからアカウント識別子が所在するID記録情報を検索する。検索に失敗した場合、ステップ812を実行する。検索に成功した場合、クロスチェーンゲートウェイを介して検索したID記録情報を応用チェーンに送信する。このように、応用チェーンは、ステップ803~808を実行することで、検索に成功した検索結果をユーザ端末に返信する。
ステップ812において、上位中継チェーンに継続照会要求を送信し、上位中継チェーンにおける検索を実行する。上位中継チェーン及び上位中継チェーンにおける各層の上位中継チェーン乃至最上層の中継チェーンがいずれも検索に失敗した場合、ステップ813を実行する。
ステップ813において、中継チェーンは、検索に失敗した検索結果をクロスチェーンゲートウェイに返信する。
ステップ814において、クロスチェーンゲートウェイは、検索に失敗した検索結果を応用チェーンに返信する。
ステップ815において、応用チェーンは、検索に失敗した検索結果をユーザ端末に返信する。
実施例5
さらに図9を参照する。図9は、本開示の実施例に係るクロスチェーンゲートウェイ900の構造ブロック図を示す。図9に示すように、クロスチェーンゲートウェイ900は、情報伝達ユニット901と情報読取ユニット902とを含み、ここで、クロスチェーンゲートウェイは、第1のブロックチェーンと中継チェーンとにそれぞれ通信接続される。
情報伝達ユニット901は、第1のブロックチェーンのクロスチェーンアカウント照会要求を中継チェーンに転送し、クロスチェーンアカウント照会要求に対して中継チェーンにより検索されたID記録情報を第1のブロックチェーンに転送するために用いられ、ここで、クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、ID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含む。
情報読取ユニット902は、第1のブロックチェーンから送信された、検索されたID記録情報における記憶アドレスを受信し、受信した記憶アドレスに基づいて、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を第1のブロックチェーンに送信するために用いられる。
記憶されたアカウントID記述情報を読み取るために大量な時間が必要となるため、本実施例に係るクロスチェーンゲートウェイは、記憶されたアカウントID記述情報をクロスチェーンゲートウェイにより読み取ることで、ブロックチェーンの作業量を減らすことができ、ブロックチェーンネットワーク全体のデータ処理効率の向上に寄与する。
本実施例のいくつかの実施例において、クロスチェーンゲートウェイは、情報記憶ユニットをさらに含む。情報記憶ユニットは、第1のブロックチェーンから送信されたデータ記憶タイプ及びアカウントID記述情報を受信したことに応答して、受信したアカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶し、受信したアカウントID記述情報に対する記憶アドレスをブロックチェーンに返信するために用いられる。
なお、上記第1のブロックチェーン、上記第1のクロスチェーンゲートウェイ、上記第2のブロックチェーン、上記第2のクロスチェーンゲートウェイ、及び上記中継チェーンの間の情報インタラクション、実行プロセスなどの内容は、本開示のシステム実施例と同一の構想に基づいており、その具体的機能及びもたらす技術的効果は、システム実施例の部分を参照することができ、ここで説明を省略する。
以上の実施例は、本開示の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それに対する限定ではない。上記実施例を参照して本開示を詳しく説明したにもかかわらず、当業者は、依然として上記各実施例に記載された技術的解決手段を修正し、又はその一部の技術的特徴を同等に置換することができ、これらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本開示の各実施例の技術的解決手段の精神及び範囲から逸脱させることなく、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきであることを理解すべきである。

Claims (14)

  1. 第1のブロックチェーンと、第2のブロックチェーンと、第1のクロスチェーンゲートウェイと、第2のクロスチェーンゲートウェイと、中継チェーンとを含み、
    前記第1のブロックチェーンは、前記第1のクロスチェーンゲートウェイを介して前記中継チェーンと通信可能に接続され、
    前記第2のブロックチェーンは、前記第2のクロスチェーンゲートウェイを介して前記中継チェーンと通信可能に接続される、
    アカウント照会システムであって、
    前記第1のブロックチェーンは、前記第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、クロスチェーンアカウント照会要求を前記中継チェーンに送信し、
    前記クロスチェーンアカウント照会要求は、前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、
    前記中継チェーンは、前記クロスチェーンアカウント照会要求を受信し、前記中継チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、前記アカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、前記アカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、前記第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を前記第1のブロックチェーンに送信し、
    前記クロスチェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含み、
    前記第1のブロックチェーンは、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを前記第1のクロスチェーンゲートウェイに送信し、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、前記第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を前記第1のブロックチェーンに送信する、
    アカウント照会システム。
  2. 前記第1のブロックチェーンは、さらに、本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、前記第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントを照会するための本チェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、前記第1のブロックチェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報における記憶アドレスを前記第1のクロスチェーンゲートウェイに送信し、
    本チェーンアカウント照会要求は、照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、
    前記本チェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含み、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、受信した記憶アドレスに基づいて、前記第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を前記第1のブロックチェーンに送信し、
    前記第1のブロックチェーンは、さらに、前記第1のクロスチェーンゲートウェイから返信された、前記第1のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を受信し、受信したアカウントID記述情報を前記ユーザ端末に送信する、
    請求項1に記載のアカウント照会システム。
  3. 前記中継チェーンは、さらに、前記第1のブロックチェーンが前記第1のクロスチェーンゲートウェイを介して送信した、前記中継チェーンにおける照会対象アカウントを照会するための本チェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、前記中継チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、前記中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、前記中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索したことに応答して、前記第1のクロスチェーンゲートウェイを介して、検索したID記録情報を前記第1のブロックチェーンに送信し、
    前記第1のブロックチェーンは、さらに、検索されたID記録情報を受信し、検索されたID記録情報における記憶アドレスを前記第1のクロスチェーンゲートウェイに送信し、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイは、受信した記憶アドレスに基づいて、前記中継チェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、前記第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて前記中継チェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を前記第1のブロックチェーンに送信する、
    請求項1に記載のアカウント照会システム。
  4. 前記アカウント照会システムは、少なくとも1つの記憶サーバをさらに含み、
    前記第1のブロックチェーンは、構築ステップを実行することにより、本チェーンID記録情報テーブルを予め記憶し、
    前記構築ステップは、
    本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、本チェーンアカウントのアカウント識別子及びアカウントID記述情報を含むID登録要求を受信したことに応答して、前記第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントのアカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶するように、前記第1のブロックチェーンのデータ記憶タイプ及び本チェーンアカウントのアカウントID記述情報を前記第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するステップと、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントのアカウントID記述情報に対して返信した記憶アドレスを受信するステップと、
    本チェーンアカウントのアカウント識別子と、前記記憶アドレスと、本チェーンアカウントのアカウントID記述情報のハッシュ値と、値が第1の所定値であるアカウント状態パラメータとの全体をID記録情報として、本チェーンID記録情報テーブルに記憶するステップと、を含み、
    前記第1の所定値は、本チェーンアカウントが現在に登録審査待ち状態にあることを指示する、
    請求項2に記載のアカウント照会システム。
  5. 前記構築ステップは、
    本チェーンID記録情報テーブルにおける対応するアカウント状態パラメータの値が第1の所定値であるID記録情報に対して所定の審査操作を実行して審査結果情報を得、前記審査結果情報が審査通過を指示する場合、対応するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第2の所定値に修正するステップ、をさらに含み、
    前記第2の所定値は、アカウントが現在に審査通過状態にあることを指示する、
    請求項4に記載のアカウント照会システム。
  6. 前記構築ステップは、
    本チェーンアカウントが所在するユーザ端末から送信された、本チェーンアカウントのアカウント識別子及び新アカウントID記述情報を含むID更新要求を受信したことに応答して、前記第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶するように、前記第1のブロックチェーンのデータ記憶タイプ及び本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報を前記第1のクロスチェーンゲートウェイに送信するステップと、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイが本チェーンアカウントの新アカウントID記述情報に対して返信した新記憶アドレスを受信するステップと、
    本チェーンアカウントに対応するID記録情報における記憶アドレスを前記新記憶アドレスに修正し、アカウントID記述情報のハッシュ値を前記新アカウントID記述情報のハッシュ値に修正し、アカウント状態パラメータの値を第3の所定値に修正するステップと、をさらに含み、
    前記第3の所定値は、本チェーンアカウントが現在に更新審査待ち状態にあることを指示する、
    請求項4に記載のアカウント照会システム。
  7. 前記アカウント照会システムは、第3のブロックチェーンをさらに含み、
    前記アカウント照会システムに含まれるいずれか1つ又は複数のブロックチェーンには、本チェーンID記録情報テーブルが予め記憶され、
    本チェーンID記録情報テーブルにおけるID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスと、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウント状態を指示するためのアカウント状態パラメータとを含み、
    前記第3のブロックチェーンは、クロスチェーンアカウント凍結要求を受信チェーンに送信し、
    前記クロスチェーンアカウント凍結要求は、凍結対象アカウントのアカウント識別子及び凍結対象チェーンのチェーン識別子を含み、
    前記受信チェーンは、前記第1のブロックチェーン、前記第2のブロックチェーン、及び前記中継チェーンのうちのいずれか1つ又は複数を含み、
    前記受信チェーンは、前記第3のブロックチェーンから送信されたクロスチェーンアカウント凍結要求を受信し、前記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正し、
    前記第4の所定値は、前記凍結対象アカウントが現在に凍結状態にあることを指示する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のアカウント照会システム。
  8. 前記凍結対象チェーンのチェーン識別子により標識されるブロックチェーンにおいて、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、
    前記受信チェーンは、前記チェーン識別子によって前記受信チェーンが凍結対象チェーンであり且つ前記凍結対象アカウントが所在する前記ブロックチェーンが前記受信チェーンであることが指示されることの決定に応答して、前記受信チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップ、を含む
    請求項7に記載のアカウント照会システム。
  9. 前記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、
    前記受信チェーンは、前記チェーン識別子によって前記受信チェーンが凍結対象チェーンではなく且つ前記凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが前記受信チェーンの直系子チェーンであることが指示されることの決定に応答して、前記クロスチェーンアカウント凍結要求を前記直系子チェーンに送信するステップと、
    前記直系子チェーンは、前記直系子チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップと、を含む、
    請求項7に記載のアカウント照会システム。
  10. 前記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、
    前記受信チェーンは、前記チェーン識別子によって前記受信チェーンが凍結対象チェーンであり且つ前記凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが前記受信チェーンの直系子チェーンであることが指示されることの決定に応答して、前記受信チェーンに予め記憶されたクロスチェーンID記録情報テーブルから、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正し、前記クロスチェーンアカウント凍結要求を前記直系子チェーンに送信するステップと、
    前記直系子チェーンは、前記直系子チェーンに予め記憶された本チェーンID記録情報テーブルから、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子が所在するID記録情報を検索し、検索したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップと、を含む、
    請求項7に記載のアカウント照会システム。
  11. 前記凍結対象チェーンのチェーン識別子により識別されるブロックチェーンにおいて、前記凍結対象アカウントのアカウント識別子に対応するアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正するステップは、
    前記受信チェーンは、前記チェーン識別子によって前記受信チェーンが凍結対象チェーンではなく且つ前記凍結対象アカウントが所在するブロックチェーンが前記受信チェーンの傍系チェーンであることが指示されることの決定に応答して、前記凍結対象アカウントに対応するID記録情報を生成し、生成したID記録情報を前記受信チェーンのクロスチェーンID記録情報テーブルに追加するステップを含み、
    生成したID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値は、第4の所定値である、
    請求項7に記載のアカウント照会システム。
  12. 前記第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、前記中継チェーンが前記クロスチェーンアカウント照会要求に対して返信した、検索されたID記録情報をキャッシュし、前記第1のブロックチェーンが2回目に送信した前記クロスチェーンアカウント照会要求を受信したことに応答して、キャッシュしたID記録情報に含まれる記憶アドレスに基づいて、前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、取得したアカウントID記述情報を前記第1のブロックチェーンに送信し、
    前記第1のクロスチェーンゲートウェイは、さらに、通信接続されたブロックチェーンが凍結対象アカウントのアカウント識別子の所在するID記録情報におけるアカウント状態パラメータの値を第4の所定値に修正した場合、当該アカウント状態パラメータの値が第4の所定値であるID記録情報をキャッシュする、
    請求項7に記載のアカウント照会システム。
  13. 第1のブロックチェーンと中継チェーンにそれぞれ通信接続され、
    情報伝達ユニットと情報読取ユニットを含む、クロスチェーンゲートウェイであって、
    前記情報伝達ユニットは、前記第1のブロックチェーンのクロスチェーンアカウント照会要求を前記中継チェーンに転送し、前記中継チェーンが前記クロスチェーンアカウント照会要求に対して検索したID記録情報を前記第1のブロックチェーンに転送し、
    前記クロスチェーンアカウント照会要求は、第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウント識別子を含み、
    前記ID記録情報は、アカウント識別子と、アカウント識別子により識別されるアカウントのアカウントID記述情報を記憶するための記憶アドレスとを含み、
    前記情報読取ユニットは、前記第1のブロックチェーンが送信した、検索された前記ID記録情報における記憶アドレスを受信し、受信した記憶アドレスに基づいて、前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントのアカウントID記述情報を取得し、前記第1のブロックチェーンが取得されたアカウントID記述情報に基づいて前記第2のブロックチェーンにおける照会対象アカウントに対してID認証を行うように、取得したアカウントID記述情報を前記第1のブロックチェーンに送信する、
    クロスチェーンゲートウェイ。
  14. 前記第1のブロックチェーンから送信されたデータ記憶タイプ及びアカウントID記述情報を受信したことに応答して、受信したアカウントID記述情報をデータ記憶タイプにマッチする記憶サーバに記憶し、受信したアカウントID記述情報に対する記憶アドレスを前記ブロックチェーンに返信する情報記憶ユニットをさらに含む、
    請求項13に記載のクロスチェーンゲートウェイ。
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