JP2024501534A - ウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリ - Google Patents

Abstract

本願は、ウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリを開示する。ウェアラブル装置に適用される該クイックリリースアセンブリは、取付座であって、取付座の一側に開口が形成された挿入キャビティが設置され、取付座内に挿入キャビティと連通する収容キャビティが設置される取付座と、係止部と係止部に接続された係止解除部とを含み、収容キャビティと挿入キャビティとの連通方向に沿って取付座に移動可能に設置された係止部材と、を含み、係止部材は、取付座に対して第１の状態及び第２の状態を有し、第１の状態で、係止部の少なくとも一部は、開口から挿入キャビティに入る可視部材を係止するように挿入キャビティ内に位置し、第２の状態で、係止部は、可視部材に対する係止を解除するように収容キャビティ内に収容される。上記方式により、本願に係るクイックリリースアセンブリと可視部材とを容易かつ効率的に着脱することができる。

Description

本願は、ウェアラブル装置の分野に関し、特にウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリに関する。

［参照による援用］
本願は、２０２１年５月１９日に提出された出願番号２０２１１０５４５５５９．２、発明名称「ウェアラブル装置」の特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとし、２０２１年５月１９日に提出された出願番号２０２１２１０７９５１９．５、実用新案名称「ウェアラブル装置」の実用新案登録出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとし、２０２２年１月２７日に提出された出願番号２０２２２０２３５６５９．５、発明名称「ウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリ」の実用新案登録出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。

現在、市場に様々な機能性メガネ及びスマートメガネ等の装置が存在し、機能性メガネは、ユーザの視力を矯正でき、スマートメガネは、ユーザの視力を矯正できるだけでなく、視覚及び／又は聴覚の機能を提供することができる。

メガネ類装置において、レンズとテンプルとの間のものは取り外しにくい接続構造であることが多く、特にスマートメガネにおいては、そのレンズ及び／又はテンプルに様々な機能アセンブリが設置されており、ある部分に故障が発生すると、新しいものに交換するには多額の費用がかかり、一部のアセンブリを交換するには着脱の難度が高く、一般消費者が自分で交換することは困難である。

本願は、主に、ウェアラブル装置における部材の間の着脱の難度が高く、速やかに着脱できないという問題を解決するウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリを提供する。

上記技術的問題を解決するために、本願の技術手段は、クイックリリースアセンブリを提供することである。ウェアラブル装置に適用される前記クイックリリースアセンブリは、取付座であって、前記取付座の一側に開口が形成された挿入キャビティが設置され、前記取付座内に前記挿入キャビティと連通する収容キャビティが設置される取付座と、係止部と前記係止部に接続された係止解除部とを含み、前記収容キャビティと前記挿入キャビティとの連通方向に沿って前記取付座に移動可能に設置された係止部材と、を含み、前記係止部材は、前記取付座に対して第１の状態及び第２の状態を有し、前記第１の状態で、前記係止部の少なくとも一部は、前記開口から前記挿入キャビティに入る可視部材を係止するように前記挿入キャビティ内に位置し、前記第２の状態で、前記係止部は、前記可視部材に対する係止を解除するように前記収容キャビティ内に収容される。

いくつかの実施例では、前記係止部材は、押圧又は回転の方式により前記第１の状態と前記第２の状態との間で切り替える。

いくつかの実施例では、前記係止部材は、前記取付座に摺動可能に設置され、前記クイックリリースアセンブリは、取付座に設置された弾性部材をさらに含み、前記係止部材は、押圧方式により前記第１の状態から前記第２の状態に切り替え、かつ前記弾性部材を圧縮し、前記弾性部材は、弾性力を提供して、前記第２の状態から第１の状態に切り替えるように前記係止部材を駆動する。

いくつかの実施例では、前記取付座には、前記取付座の前記収容キャビティから離れた側に位置し前記挿入キャビティと連通するガイドキャビティがさらに設置され、前記クイックリリースアセンブリは、押下部材をさらに含み、前記押下部材は、前記係止部材の前記収容キャビティから離れた一端に接続され、かつ前記ガイドキャビティに摺動可能に設置されることにより、前記押下部材を押圧して前記係止部材を前記第２の状態から前記第１の状態にすることを可能にする。

いくつかの実施例では、前記弾性部材は、前記ガイドキャビティの底壁と前記押下部材との間に弾性的に圧縮され支持される。

いくつかの実施例では、前記係止部材は、前記ガイドキャビティにより前記取付座に組み立てられ、前記クイックリリースアセンブリは、ガスケットをさらに含み、前記ガスケットは、前記ガイドキャビティの底壁に支持され、さらに前記ガイドキャビティと前記挿入キャビティとの連通口を部分的に覆って、前記係止部を少なくとも部分的に覆い、前記弾性部材の一端は、前記ガスケットに支持される。

いくつかの実施例では、前記係止部には、前記開口に向かうガイド面がさらに設置されることにより、前記可視部材は、前記挿入キャビティに組み立てられる場合、前記ガイド面を介して前記係止部材を押圧することにより、前記係止部材は、前記第１の状態から第２の状態に切り替え、そして、前記可視部材が前記挿入キャビティに組み立てられる場合、前記ガイド面は、前記可視部材と接触しなくなることにより、前記弾性部材は、前記第２の状態から第１の状態に切り替えるように前記係止部材を駆動する。

いくつかの実施例では、前記弾性部材は、前記収容キャビティの底壁と前記係止部の前記係止解除部から離れた一端に圧縮され設置される。

いくつかの実施例では、前記係止部及び前記係止解除部は、階段状に設置され、前記係止解除部の前記連通方向に向かう断面寸法は、前記係止部の断面寸法より小さい。

いくつかの実施例では、前記弾性部材は、一端が前記収容キャビティの底壁に固定され、他端には、嵌込孔が設置され、前記係止部の前記弾性部材に向かう一端には、前記嵌込孔に組み立てられた嵌込部が設置される。

いくつかの実施例では、前記弾性部材は、シリカゲル部材であり、筒状部と、前記筒状部の前記係止部材に向かう一端に設置され、前記筒状部の径方向に沿って前記筒状部の中心軸に向かって延在する支持フランジとを含み、前記係止部は、前記支持フランジに支持され、前記嵌込孔は、前記支持フランジに設置される。

いくつかの実施例では、前記クイックリリースアセンブリは、前記取付座に設置されて前記収容キャビティを形成する位置決めカバーをさらに含み、前記位置決めカバーは、筒体と、前記筒体の一端に設置された筒体底壁と、前記筒体の他端に設置された止めリングとを含み、前記係止部の前記係止解除部から離れた一端にスナップフィットが設置され、前記弾性部材は、前記筒体底壁と前記係止部との間に設置され、前記係止部は、前記筒体と摺動可能に設置され、前記スナップフィットは、前記止めリングと係合して前記係止部材が前記位置決めカバーから離脱することを制限する。

いくつかの実施例では、前記係止部は、前記収容キャビティの側壁とガイド可能に係合し、或いは、前記係止部材には、第１のガイド部がさらに設置され、前記取付座には、前記第１のガイド部とガイド可能に係合した第２のガイド部が設置される。

いくつかの実施例では、前記第１のガイド部は、ガイド孔であり、前記第２のガイド部は、前記収容キャビティの底壁に設置されたガイドロッドである。

いくつかの実施例では、前記第１のガイド部は、前記係止部材の一側に設置されたガイドブロックであり、前記第２のガイド部は、前記取付座に設置されたガイド溝である。

いくつかの実施例では、前記ガイド溝と前記挿入キャビティ及び前記収容キャビティとの間に止め壁が設置され、前記止め壁には、前記ガイド溝と前記挿入キャビティ及び前記収容キャビティとを連通する連通口が設置され、前記止め壁はさらに、前記ガイドブロックを止める。

いくつかの実施例では、前記ガイドブロックは、ガイド部及び弾性部を含み、前記弾性部の一端が前記ガイド部に接続されて前記ガイド部との間に弾性スリットが形成され、前記弾性部は、前記ガイド溝の側壁に当接する。

いくつかの実施例では、前記取付座の一側には、前記挿入キャビティの開口に挿入するように前記可視部材をガイドし、前記挿入キャビティと協働して前記可視部材を位置決めする位置決め溝がさらに設置される。

いくつかの実施例では、前記取付座の前記挿入キャビティの開口から離れた一端には、ウェアラブル装置の装着部材にヒンジ接続された回転接続部がさらに設置される。

上記技術的問題を解決するために、本願の別の技術手段は、ウェアラブル装置を提供することである。前記ウェアラブル装置は、可視部材と、上述したクイックリリースアセンブリとを含み、前記可視部材は、前記挿入キャビティ内に挿設され、前記係止部材と係止される。

本願の有益な効果として、従来技術の状況と異なり、本願は、ウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリを開示する。取付座に挿入キャビティが設置されることにより、係止部材は、取付座に設置され、かつ挿入キャビティを貫通し、係止部材の位置が調整可能であるため、係止部材の第１の状態及び第２の状態を切り替えることができ、可視部材における係止孔と係合するように係止部又は係止解除部を調整することができ、挿入キャビティに挿設された可視部材を係止するか又は可視部材に対する係止状態を解除することを容易にし、それにより可視部材と取付座との着脱効率を向上させることができ、可視部材とクイックリリースアセンブリとの着脱効率が非常に効率的かつ便利になる。

本願の実施例又は従来技術における技術手段をより明確に説明するために、以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。

本願に係るウェアラブル装置の一実施例の概略構成図である。 図１に示すウェアラブル装置の構成の分解図である。 図２に示すウェアラブル装置におけるクイックリリースアセンブリの一実施例の構成の分解図である。 図３に示すクイックリリースアセンブリの概略側面図である。 図４に示すクイックリリースアセンブリのＡＡ視方向に沿った概略断面図である。 図３に示すクイックリリースアセンブリにおける取付座の概略構成図である。 図３に示すクイックリリースアセンブリにおける係止部材の概略構成図である。 図２に示すウェアラブル装置におけるクイックリリースアセンブリの別の実施例の分解図である。 図８に示すクイックリリースアセンブリの概略断面図である。 図２に示すウェアラブル装置のクイックリリースアセンブリのまた別の実施例における取付座の概略構成図である。 図２に示すウェアラブル装置のクイックリリースアセンブリのまた別の実施例における係止部材、弾性部材、位置決めカバー及び押下部材の概略断面図である。 図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例１の概略構成図である。 図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例２の概略構成図である。 図１３に示す取付座と装着部材との接続構造の他の視点から見た概略構成図である。 図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例３の概略構成図である。

以下、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術手段を明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的労働をしない前提で得る全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に含まれる。

本願の実施例における用語「第１」、「第２」、「第３」は、説明の目的のみに用いられるものであり、相対的な重要性を示したり示唆したりするか、又は示された技術的特徴の数を黙示的に示すと理解すべきではない。そのため、「第１」、「第２」、「第３」で限定される特徴は、少なくとも１つの該特徴を含むことを明示的又は黙示的に示すことができる。本願の説明において、別に明確かつ具体的な限定がない限り、「複数」は、少なくとも２つを意味し、例えば２つ、３つ等である。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図したものである。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は、明記されているステップ又はユニットに限られず、選択的に、明記されていないステップ又はユニット、又はこれらの過程、方法、製品又は装置に固有のその他のステップ又は手段をさらに含む。

本願における「実施例」への言及は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が、本願の少なくとも１つの実施例に含まれることを意味する。明細書の各箇所での該フレーズは、全てが必ずしも同じ実施例を意味するものではない場合もあり、他の実施例と互いに排他的である独立するか又は候補の実施例でもない。当業者であれば、本明細書で説明される実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明示的及び暗黙的に理解することができる。

本願に係るウェアラブル装置１００について、図１及び図２に示すように、図１は、本願に係るウェアラブル装置の実施例の概略構成図であり、図２は、図１に示すウェアラブル装置の分解図である。

該ウェアラブル装置１００は、機能型の近視用メガネ、老眼鏡、サイクリング用グラス又はサングラス等であってもよく、イヤホン機能を有するオーディオメガネ等のインテリジェントメガネであってもよく、ヘルメット、ＡＲ装置又はＶＲ装置等のヘッドマウント装置であってもよく、機能型腕時計又はスマートウォッチ等のハンドマウント装置であってもよい。

該ウェアラブル装置１００は、可視部材１０、クイックリリースアセンブリ２０及び装着部材３０を含み、可視部材１０と装着部材３０はそれぞれ、クイックリリースアセンブリ２０の両端に接続されるとともに、いずれもクイックリリースアセンブリ２０から迅速に取り外すことができ、装着部材３０はさらに、クイックリリースアセンブリ２０と共に従来の接続構造又は一体構造になるように設置することができる。

本実施例では、該ウェアラブル装置１００は、ヘッドマウント装置であり、可視部材１０は、レンズ、ディスプレイ又はレンズ作用を有するディスプレイであってもよく、レンズ及びその補助部材又はディスプレイ及びその補助部材であってもよく、該補助部材は、クイックリリースアセンブリ２０に互いに接続するために、メガネフレーム又はサポート等であってもよい。

好ましくは、可視部材１０はさらに、表示機能を有するダイヤル構造であってもよい。

本実施例では、ウェアラブル装置１００は、メガネであり、可視部材１０は、メガネフレームであり、装着部材３０は、テンプルであり、該ウェアラブル装置１００は、１つの可視部材１０、２組のクイックリリースアセンブリ２０及び２組の装着部材３０を含み、２組のクイックリリースアセンブリ２０は、可視部材１０の両端に設置され、２組の装着部材３０はそれぞれ、対応する１組のクイックリリースアセンブリ２０に接続される。

好ましくは、装着部材３０はさらに、ヘッドバンド又は時計バンド等であってもよく、両端がそれぞれ対応する１組のクイックリリースアセンブリ２０に接続されるものであってもよく、一端が１組のクイックリリースアセンブリ２０に接続され、他端が可視部材１０に直接的に接続されるものであってもよい。

図２～図７に示すように、図３は、図２に示すウェアラブル装置におけるクイックリリースアセンブリの一実施例の分解図であり、図４は、図３に示すクイックリリースアセンブリの概略側面図であり、図５は、図４に示すクイックリリースアセンブリのＡＡ視方向に沿った概略断面図であり、図６は、図３に示すクイックリリースアセンブリにおける取付座の概略構成図であり、図７は、図３に示すクイックリリースアセンブリにおける係止部材の概略構成図である。

クイックリリースアセンブリ２０は、取付座２１及び係止部材２２を含み、取付座２１には、取付座２１の一側に開口が形成された挿入キャビティ２１０が設置され、取付座２１内に挿入キャビティ２１０と連通する収容キャビティ２１２が設置され、係止部材２２は、係止部２２１と係止部２２１に接続された係止解除部２２３とを含み、収容キャビティ２１２と挿入キャビティ２１０との連通方向に沿って取付座２１に移動可能に設置され、係止部材２２は、取付座２１に対して第１の状態及び第２の状態を有し、第１の状態で、係止部２２１の少なくとも一部は、開口から挿入キャビティ２１０に入る可視部材１０を係止するように挿入キャビティ２１０内に位置し、第２の状態で、係止部２２１は、収容キャビティ２１２内に収容されることにより、係止部２２１の代わりに、係止解除部２２３は、可視部材１０と係合して可視部材１０に対する係止を解除し、この状態で、可視部材１０は、挿入キャビティ２１０から取り出されて取付座２１から分離することができる。

具体的には、可視部材１０には、係止孔１２と、係止孔１２と連通するチャネル１４とが設置され、可視部材１０は、挿入キャビティ２１０に挿設され、係止部２２１は、可視部材１０と挿入キャビティ２１０との相対的な固定を限定するように係止孔１２に位置する。係止孔１２の直径は、チャネル１４の幅より大きく、係止解除部２２３がチャネル１４を通過できるが、係止部２２１がチャネル１４を通過できないため、係止部２２１は、係止孔１２内に位置した場合、即ち、第１の状態で、可視部材１０と挿入キャビティ２１０との相対的な固定を限定することができるが、係止部２２１の代わりに、係止解除部２２３は、係止孔１２内に位置した場合、即ち、第２の状態で、可視部材１０に対する係止を解除することにより、可視部材１０は、挿入キャビティ２１０から取り出すことができる。

可視部材１０とクイックリリースアセンブリ２０との取り外し過程において、係止部材２２を調整することにより、係止部２２１の代わりに係止解除部２２３が係止孔１２内に位置し、即ち、第１の状態から第２の状態に切り替え、挿入キャビティ２１０に対して可視部材１０を引っ張ることにより、係止解除部２２３がチャネル１４を相対的に通過して係止孔１２から離脱して、取付座２１から可視部材１０が取り外される。

取付座２１に挿入キャビティ２１０が設置されることにより、係止部材２２は、取付座２１に設置され、かつ挿入キャビティ２１０を貫通し、係止部材２２の位置が調整可能であるため、係止部材２２の第１の状態及び第２の状態を切り替えることができ、可視部材１０における係止孔１２と係合するように係止部２２１又は係止解除部２２３を調整することができ、挿入キャビティ２１０に挿設された可視部材１０を係止するか又は可視部材１０に対する係止状態を解除することを容易にし、それにより可視部材１０と取付座２１との取り外し効率を向上させることができる。

係止部材２２は、押圧又は回転の方式により位置を調整し、即ち、第１の状態と第２の状態との間で切り替えることにより、係止解除部２２３及び係止部２２１を係止孔１２と交互に係合して、可視部材１０と取付座２１との着脱を容易にすることができる。

本実施例では、押圧の方式により係止部材２２の第１の状態と第２の状態を切り替える。

具体的には、係止部材２２は、取付座２１に摺動可能に設置され、クイックリリースアセンブリ２０は、取付座２１に設置された弾性部材２３をさらに含み、係止部材２２は、押圧方式により第１の状態から第２の状態に切り替え、かつ弾性部材２３を圧縮し、弾性部材２３は、弾性力を提供して、第２の状態から第１の状態に切り替えるように係止部材２２を駆動する。

具体的には、第１の状態で、ユーザが係止部材２２に押圧力を印加することにより、係止部材２２は、第１の状態から第２の状態に切り替え、かつ弾性部材２３を圧縮し、弾性部材２３は、弾性力を蓄積し、ユーザが押圧力を取り除くと、弾性部材２３は、弾性力を提供して、第２の状態から第１の状態に切り替えるように係止部材２２を駆動する。したがって、弾性部材２３を設置することにより、クイックリリースアセンブリ２０の操作の利便性をさらに向上させることができて、ユーザがクイックリリースアセンブリ２０により可視部材１０を着脱することはより便利になる。

第２の状態で、弾性部材２３が圧縮され、係止部２２１が収容キャビティ２１２内に収容され、可視部材１０が挿入キャビティ２１０に挿設されることにより、係止孔１２は、係止解除部２２３と係合し、その後、弾性部材２３が反発し、係止解除部２２３の代わりに係止部２２１が係止孔１２と係合することにより、係止部材２２は、第２の状態から第１の状態に切り替えて、可視部材１０を係止する。係止を解除する場合、係止部材２２を押圧して弾性部材２３を圧縮し、即ち、係止部２２１の代わりに係止解除部２２３が係止孔１２と係合することにより、係止部材２２は第１の状態から第２の状態に切り替えると、可視部材１０を外に引き出すことができ、係止解除部２２３が相対的に係止孔１２及びチャネル１４を順次通過して、可視部材１０とクイックリリースアセンブリ２０との接続関係を解除する。

弾性部材２３は、圧縮バネ、弾性柱、バネ板、バネ又は弾性ワッシャ等であってもよく、外力により押圧されると、変形可能であり、外力を取り除くと、元に戻る。弾性部材２３を設置することにより、外力の干渉がない場合に、係止部２２１が挿入キャビティ２１０内に位置することを維持し、外力を取り除くと、弾性部材が反発することにより係止部２２１が挿入キャビティ２１０に位置することができ、可視部材１０を固定する信頼性及びユーザ操作の利便性が向上し、よりユーザフレンドリーである。

好ましくは、さらに回転方式により係止部材２２を調整することができ、例えば、取付座２１にネジ孔がさらに設置され、係止部材２２にネジが設置され、係止部材２２は、さらに取付座２１に螺合することができ、ネジを回転させて係止部材２２の取付座２１に対する位置を調整することにより、係止部材２２の第１の状態と第２の状態を切り替える。

さらに、取付座２１には、取付座２１の収容キャビティ２１２から離れた側に位置し挿入キャビティ２１０と連通するガイドキャビティ２１４がさらに設置され、クイックリリースアセンブリ２０は、押下部材２４をさらに含み、押下部材２４は、係止部材２２の収容キャビティ２１２から離れた一端に接続され、かつガイドキャビティ２１４に摺動可能に設置されることにより、押下部材を押圧して係止部材２２を第２の状態から第１の状態にすることを可能にする。

押下部材２４は、接着又は挿着等の方式により係止部材２２に接続することができる。

押下部材２４は、大きな押圧面積を提供し、ユーザの押圧時の快適性を向上させることができ、押下部材２４は、ガイドキャビティ２１４にガイド可能かつ摺動可能に接続され、ユーザによる押圧時の滑らかさを向上させることもできる。

本実施例では、図３及び図５に示すように、弾性部材２３は、ガイドキャビティ２１４の底壁と押下部材２４との間に弾性的に圧縮され支持されることにより、押下部材２４を押圧するとき、弾性部材２３を圧縮することができる。

係止部材２２は、ガイドキャビティ２１４により取付座２１に組み立てられ、具体的には、ガイドキャビティ２１４及び収容キャビティ２１２はいずれも、挿入キャビティ２１０に接続されるとともに、連通方向に沿って挿入キャビティ２１０の両側にそれぞれ設置され、係止部材２２は、ガイドキャビティ２１４により挿入キャビティ２１０及び収容キャビティ２１２に移動可能に組み立てられる。

さらに、クイックリリースアセンブリ２０は、ガスケット２５をさらに含み、ガスケット２５は、ガイドキャビティ２１４の底壁に支持され、さらにガイドキャビティ２１４と挿入キャビティ２１０との連通口を部分的に覆って、係止部２２１を少なくとも部分的に覆い、弾性部材２３の一端は、ガスケット２５に支持される。ガスケット２５を設置することにより、弾性部材２３を支持する支持面積が増加し、弾性部材２３の支持安定性が向上することができる。

本実施例では、図７に示すように、係止部材２２は、係止解除部２２３の一端に設置された接続部２１５をさらに含み、接続部２１５の連通方向に向かう断面積は、係止解除部２２３の同一の連通方向に沿った断面積より小さく、接続部２１５は、ガスケット２５を貫通し、係止部２２１及び係止解除部２２３はいずれも、ガスケット２５のガイドキャビティ２１４から離れた側に位置し、係止解除部２２３はさらに、ガスケット２５により位置制限されて止められる。

係止部２２１は、係止解除部２２３の外側壁又は係止解除部２２３の接続部２１５から離れた一端に接続されてもよく、係止部２２１の幅がチャネル１４の幅より大きく、チャネル１４の幅が係止解除部２１３の幅より大きいため、係止部２２１は、チャネル１４を通過することができず、係止解除部２１３は、チャネル１４を通過することができる。

好ましくは、係止部２２１及び係止解除部２２３は、軸径の異なる軸部であってもよく、係止部２２１の軸径は、係止解除部２２３の軸径より大きい。或いは、係止部２２１及び係止解除部２２３は、階段状に設置され、ロッド体又は柱体であってもよく、係止部２２１の連通方向に向かう断面積は、係止解除部２２３の連通方向に向かう断面積より大きい。

図５及び図７に示すように、さらに、係止部２２１には、挿入キャビティ２１０の開口に向かうガイド面２２４がさらに設置されることにより、可視部材１０は、挿入キャビティ２１０に組み立てられる場合、ガイド面２２４を介して係止部材２２を押圧することにより、係止部材２２は、第１の状態から第２の状態に切り替え、そして、可視部材１０の挿入キャビティ２１０への組み立てが完了する場合、ガイド面２２４は、可視部材１０と接触しなくなることにより、弾性部材２３は、第２の状態から第１の状態に切り替えるように係止部材２２を駆動する。

したがって、係止部２２１に該ガイド面２２４が設置されることを限定することにより、可視部材１０及びクイックリリースアセンブリ２０を組み立てる場合、押下部材２４を押圧する必要がなく、可視部材１０を挿入キャビティ２１０に直接的に挿設すれば、可視部材１０とクイックリリースアセンブリ２０との組み立てを完了することができ、換言すれば、可視部材１０を挿入キャビティ２１０に挿入する過程において、係止部材２２は、初期時の第１の状態から第２の状態に自動的に切り替え、組み立ての完了後、弾性部材２３の駆動で第２の状態から第１の状態に自動的に切り替え、即ち、取り付け過程全体において、ユーザがまず押下部材２４を押圧する必要がないため、組み立て動作が相対的に減少し、ユーザが片手で可視部材１０とクイックリリースアセンブリ２０との組み立てを完了することができ、ユーザによる取り付けの利便性が大幅に向上する。

図８及び図９に示すように、図８は、図２に示すウェアラブル装置におけるクイックリリースアセンブリの別の実施例の分解図であり、図９は、図８に示すクイックリリースアセンブリの概略断面図である。

図８及び図９に示すように、他の実施例では、弾性部材２３は、収容キャビティ２１２の底壁と係止部２２１の係止解除部２２３から離れた一端とに弾性的に圧縮され設置される。

弾性部材２３は、圧縮バネであってもよいため、収容キャビティ２１２の底壁と係止部２２１との間に直接的に支持することができる。

弾性部材２３は、シリカゲル部材であってもよく、一端が収容キャビティ２１２の底壁に固定され、他端には、嵌込孔２３０が設置され、係止部２２１の弾性部材２３に向かう一端には、嵌込孔２３０に組み立てられた嵌込部２２６が設置される。

弾性部材２３は、シリカゲル部材であり、筒状部２３２と、筒状部２３２の係止部材２２に向かう一端に設置され、筒状部２３２の径方向に沿って筒状部２３２の中心軸に向かって延在する支持フランジ２３４とを含み、係止部２２１は、支持フランジ２３４に支持され、嵌込孔２３０は、支持フランジ２３４に設置される。

好ましくは、弾性部材２３は、筒状部２３２のみを含み、筒状部２３２の係止部材２２に向かう一端には、嵌込孔２３０が形成される。

図１０及び図１１に示すように、図１０は、図２に示すウェアラブル装置のクイックリリースアセンブリのまた別の実施例における取付座の概略構成図であり、図１１は、図２に示すウェアラブル装置のクイックリリースアセンブリのまた別の実施例における係止部材、弾性部材、位置決めカバー及び押下部材の概略断面図である。

好ましくは、クイックリリースアセンブリ２０は、取付座２１に設置されて収容キャビティ２１２を形成する位置決めカバー２６をさらに含み、弾性部材２３は、位置決めカバー２６と係止部２２１との間に弾性的に圧縮され設置される。

例えば、取付座２１に貫通孔２１１が設置され、位置決めカバー２６は、該貫通孔２１１内に設置されて収容キャビティ２１２を形成し、例えば、締まりばめ、螺合又は接着等の方式により該貫通孔２１１に接続され、係止部材２２は、位置決めカバー２６に摺動可能に位置制限して接続されてもよく、該貫通孔２１１の側壁に設置された位置制限リングと位置制限して係合してもよい。

位置決めカバー２６は、筒体２６１と、筒体２６１の一端に設置された筒体底壁２６３と、筒体２６１の他端に設置された止めリング２６５とを含み、係止部２２１の係止解除部２２３から離れた一端にスナップフィット２２５が設置され、弾性部材２３は、筒体底壁２６３と係止部２２１との間に設置され、係止部２２１は、筒体２６１と摺動可能に設置され、スナップフィット２２５は、止めリング２６５と係合して係止部材２２が位置決めカバー２６から離脱することを制限する。

係止部２２１の端部は、リング状を呈するスナップフィット２２５を有してもよく、スナップフィット２２５の数は、複数であり、例えば、３つ、４つ又は５つ等であってもよく、複数のスナップフィット２２５は、係止部２２１の端部に沿って周設される。スナップフィット２２５にガイド面が設置されることにより、スナップフィット２２５は、止めリング２６５を通過して筒体２６１内に挿入されて止めリング２６５と止め係合する。

好ましくは、位置決めカバー２６は、フラットカバーであってもよく、止めリング２６５は、取付座２１における貫通孔２１１の側壁に設置されてもよく、係止部材２２は、貫通孔２１１の一端から止めリング２６５を貫通し、スナップフィット２２５は、止めリング２６５と止め係合することができ、位置決めカバー２６はさらに、該貫通孔２１１をカバーし、弾性部材２３は、該貫通孔２１１内に位置し、かつ該フラットカバーと係止部２２１との間に弾性的に圧縮される。

さらに、係止部材２２、弾性部材２３及び位置決めカバー２６は１組であってもよく、それらが１組である場合、押下部材２４を設置する必要がなく、係止部材２２自体の一端をキーとすることができる。

本実施例では、係止部材２２、弾性部材２３及び位置決めカバー２６は複数組であり、各係止部材２２の一端はいずれも、押下部材２４に接続され、押下部材２４が押圧されることにより、各係止部材２２の可視部材１０に対する係止が同時に解除され、係止解除効率が向上する。

本実施例では、係止部材２２、弾性部材２３及び位置決めカバー２６は２組であり、可視部材１０を効果的に固定することができる。係止部材２２、弾性部材２３及び位置決めカバー２６の数は３組又は４組等であってもよい。

さらに、係止部２２１は、収容キャビティ２１２の側壁とガイド可能に係合し、或いは、図９に示すように、係止部材２２には、第１のガイド部２２７がさらに設置され、取付座２１には、第１のガイド部２２７とガイド可能に係合する第２のガイド部２１６が設置されることにより、係止部材２２及び取付座２１の押下の滑らかさ及び安定性がさらに向上し、係止部材２２と取付座２１とのひっかかり状況が回避される。

好ましくは、図９に示すように、第１のガイド部２２７は、ガイド孔であり、第２のガイド部２１６は、収容キャビティ２１２の底壁に設置されたガイドロッドであり、ガイド孔は、ガイドロッドと摺動可能に組み立てられる。

好ましくは、図６及び図７に示すように、第１のガイド部２２７は、係止部材２２の一側に設置されたガイドブロックであり、第２のガイド部２１６は、取付座２１に設置されたガイド溝であり、ガイド溝の一側は、挿入キャビティ２１０及び収容キャビティ２１２と連通する。

具体的には、ガイド溝と挿入キャビティ２１０及び収容キャビティ２１２との間に止め壁２１７が設置され、止め壁２１７には、ガイド溝と挿入キャビティ２１０及び収容キャビティ２１２とを連通する連通口が設置され、係止解除部２２３は、該連通口を貫通し、ガイドブロックは、止め壁２１７の一側のガイド溝に位置し、止め壁２１７はさらに、ガイドブロックを止めて、連通方向に垂直な方向からガイドブロックを止めて位置制限し、さらに係止部材２２の可視部材１０に対する位置制限の安定性を向上させ、可視部材１０の緩みを回避する。

ガイドブロックは、ガイド部２２８及び弾性部２２９を含み、弾性部２２９の一端がガイド部２２８に接続されてガイド部２２８との間に弾性スリット２２２が形成され、弾性部２２９は、ガイド溝の側壁に当接して、係止部材２２の可視部材１０に対する位置制限の安定性をさらに向上させる。

ガイドブロックがガイド溝に対して摺動する場合、弾性部２２９が常にガイド溝の側壁に当接することが維持され、この過程において、弾性部２２９は、圧力を受けて弾性スリット２２２の大きさを自ら調整することができ、ガイドブロックがガイド溝に対して摺動する時の滑らかさを確保するだけでなく、安定性を向上させ、係止部材２２の振れを防止することができる。

図４及び図８に示すように、取付座２１の一側には、位置決め溝２１８がさらに設置され、位置決め溝２１８は、挿入キャビティ２１０の開口に入るように可視部材１０をガイドすることにより、可視部材１０とクイックリリースアセンブリ２０との着脱速度を向上させ、位置合わせの利便性を向上させ、さらに挿入キャビティ２１０と協働して可視部材１０を位置決めする。

具体的には、本実施例では、挿入キャビティ２１０、位置決め溝２１８及び係止部２２１という三者は協働して可視部材１０を位置決めすることにより、可視部材１０を共に拘束し、可視部材１０がクイックリリースアセンブリ２０に対して移動することを制限する。

位置決め溝２１８は、さらに取付座２１内に延在して、挿入キャビティと間隔を隔てた位置決めキャビティを形成することにより、可視部材１０に対する拘束安定性をさらに向上させる。

図４及び図８に示すように、取付座２１の挿入キャビティ２１０の開口から離れた一端には、ウェアラブル装置１００の装着部材３０にヒンジ接続された回転接続部２１９がさらに設置される。

回転接続部２１９は、回転溝であってもよく、その上に回転軸又は固定軸が取り付けられる取付孔が設置され、装着部材３０は、固定軸又はボルト等により該回転接続部２１９に接続することができる。

回転接続部２１９は、さらにヒンジ接続溝又はヒンジ接続突起であってもよく、装着部材３０におけるヒンジ接続突起又はヒンジ接続溝と嵌合することにより、クイックリリースアセンブリ２０と装着部材３０とのヒンジ接続関係を実現することができる。

本実施例では、図２に示すように、装着部材３０は、取付座２１に取り外し可能に接続され、取付座２１に対して回転することができるか又は回転することができない。他の実施例では、装着部材３０は、溶接又は接着等の方式により固定的に接続されてもよく、或いは、装着部材３０及び取付座２１は、例えば、一体射出成形又は一体鋳造等の方式による一体構造であり、それにより取付座２１は、装着部材３０の一部と理解されてもよい。

さらに、長さの異なる装着部材３０又は取付座２１を交換することで、さらにユーザの使用ニーズに適応させるために、装着部材３０及び取付座２１は、取り外し可能に接続されてもよい。

図１２に示すように、図１２は、図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例１の概略構成図である。本実施例では、装着部材３０は、取付座２１に取り外し可能かつ回転可能に接続され、回転接続部２１９は、回転接続溝であり、装着部材３０の一端に挿入部３２が設置され、挿入部３２は、回転接続溝に取り外し可能に接続され、装着部材３０は、取付座２１に対して回転できることにより、可視部材１０に向かって回転できるため、可視部材１０の一側に折り畳むことができ、ウェアラブル装置１００の収納が容易になる。

実施例１では、図１２に示すように、クイックリリースアセンブリ２０は、係止歯２９、バネ２７及び位置決め筒２８をさらに含み、係止歯２９の構造は、図１１における係止部材２２の構造と同じであり、バネ２７は、図１１における弾性部材２３の構造と同じであり、位置決め筒２８は、図１１における位置決めカバー２６の構造と同じである。

係止歯２９は、同軸に設置された第１の係止歯部２９１及び第２の係止歯部２９３を含み、位置決め筒２８は、取付座２１に設置され、係止歯２９は、位置決め筒２８と摺動可能に設置され、かつ該回転接続溝を貫通し、バネ２７は、位置決め筒２８と係止歯２９との間に弾性的に圧縮され設置され、挿入部３２には、回転孔３２０及び回転孔３２０と連通する通路３２２が設置され、挿入部３２は、回転接続溝に設置され、第１の係止歯部２９１は、回転孔３２０に位置し、かつ回転孔３２０と回転可能に係合し、係止歯２９の一端を押圧することにより、第１の係止歯部２９１の代わりに、第２の係止歯部２９３は、回転孔３２０に位置し、かつ通路３２２により第２の係止歯部２９３と回転孔３２０とを分離して、装着部材３０を取り外し、逆に、装着部材３０を取付座２１に組み立てることにより、装着部材３０と取付座２１とを迅速かつ便利に着脱することができる。

図１３及び図１４に示すように、図１３は、図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例２の概略構成図であり、図１４は、図１３に示す取付座と装着部材との接続構造の他の視点から見た概略構成図である。

実施例２では、挿入部３２は、間隔を隔てて設置された２つの副延在部３２４を含み、２つの副延在部３２４の互いに離れた側にいずれも係止突起３２５が設置され、回転接続溝の側壁には、２つの係止突起３２５と係合する２つの係止溝２０１がさらに設置され、係止突起３２５が対応する係止溝２０１内に係止される。

２つの副延在部３２４が間隔を隔てて設置され、それらの中間に隙間を有するため、２つの係止突起３２５が２つの係止溝２０１と係合する場合、２つの係止突起３２５が回転接続溝の側壁によって押圧されることで２つの副延在部３２４が互いに近接し、それにより、係止突起３２５が回転接続溝内に入って対応する係止溝２０１に係止され、係止突起３２５が対応する係止溝２０１内に係止された後、２つの副延在部３２４が元に戻ることにより、係止突起３２５と係止溝２０１との接続がより強固になり、装着部材３０を回転させることにより、係止溝２０１内で回転するように係止突起３２５を駆動することができる。

さらに、回転接続溝の側壁には、係止溝２０１に通じるガイド溝２０２が設置されてもよく、２つのガイド溝２０１の溝底の間の間隔は、２つの係止突起３２５の互いに離れた端部の間の間隔より小さいことにより、２つの副延在部３２４が押圧されて変形する程度は、減少し、係止突起３２５は、係止溝２０１とより係合しやすく、２つの係止溝２０１の溝底の間の間隔は、２つの係止突起３２５の互いに離れた端部の間の間隔より大きいことにより、係止溝２０１の係止突起３２５に対する押圧が解除され、２つの副延在部３２４が元に戻り、それにより挿入部３２と回転接続溝との接続の強固程度が向上する。

係止突起３２５は、装着部材３０と取付座２１との間に回転することを容易にするように、半球状であっても円柱状等であってもよい。

図１５に示すように、図１５は、図２に示すウェアラブル装置における取付座と装着部材との接続の実施例３の概略構成図である。実施例３では、挿入部３２に回転孔３２０が設置され、クイックリリースアセンブリ２０は、締結部材２０４をさらに含み、取付座２１には、締結部材２０４と嵌合する取付孔２０３が設置され、締結部材２９は、取付孔２０３に固定され、回転孔３２０を貫通し、回転孔３２０は、締結部材２０４と回転可能に嵌合する。締結部材２０４は、スクリュ、スタッドボルト又はピン等であってもよく、本願はこれについて具体的に限定しない。

従来技術の状況と異なり、本願は、ウェアラブル装置及びそのクイックリリースアセンブリを開示する。取付座に挿入キャビティが設置されることにより、係止部材は、取付座に設置され、かつ挿入キャビティを貫通し、係止部材の位置が調整可能であるため、係止部材の第１の状態及び第２の状態を切り替えることができ、可視部材における係止孔と係合するように係止部又は係止解除部を調整することができ、挿入キャビティに挿設された可視部材を係止するか又は可視部材に対する係止状態を解除することを容易にし、それにより可視部材と取付座との着脱効率を向上させることができ、可視部材とクイックリリースアセンブリとの着脱効率が非常に効率的かつ便利になる。

以上の説明は、本願の実施形態に過ぎず、本願の特許範囲を限定するためのものではなく、本願の明細書及び図面の内容に基づいて行った等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野への直接又は間接的応用は、全て同様に本願の特許保護範囲内に含まれる。

１０ 可視部材
２０ クイックリリースアセンブリ
２１ 取付座
２２ 係止部材
２３ 弾性部材
２４ 押下部材
２５ ガスケット
２６ 位置決めカバー
３０ 装着部材
１００ ウェアラブル装置
２１０ 挿入キャビティ
２１２ 収容キャビティ
２１４ ガイドキャビティ
２１６ 第２のガイド部
２１７ 止め壁
２１８ 位置決め溝
２１９ 回転接続部
２２１ 係止部
２２２ 弾性スリット
２２３ 係止解除部
２２４ ガイド面
２２５ スナップフィット
２２６ 嵌込部
２２７ 第１のガイド部
２２８ ガイド部
２２９ 弾性部
２３０ 嵌込孔
２３２ 筒状部
２３４ 支持フランジ
２６１ 筒体
２６３ 筒体底壁
２６５ 止めリング

Claims (20)

1. ウェアラブル装置に適用されるクイックリリースアセンブリにおいて、
   取付座であって、前記取付座の一側に開口が形成された挿入キャビティが設置され、前記取付座内に前記挿入キャビティと連通する収容キャビティが設置される、取付座と、
   係止部と前記係止部に接続された係止解除部とを含み、前記収容キャビティと前記挿入キャビティとの連通方向に沿って前記取付座に移動可能に設置された係止部材と、
   を含み、
   前記係止部材は、前記取付座に対して第１の状態及び第２の状態を有し、前記第１の状態で、前記係止部の少なくとも一部は、前記開口から前記挿入キャビティに入る可視部材を係止するように前記挿入キャビティ内に位置し、前記第２の状態で、前記係止部は、前記可視部材に対する係止を解除するように前記収容キャビティ内に収容される、ことを特徴とするクイックリリースアセンブリ。
2. 前記係止部材は、押圧又は回転の方式により前記第１の状態と前記第２の状態との間で切り替える、ことを特徴とする請求項１に記載のクイックリリースアセンブリ。
3. 前記係止部材は、前記取付座に摺動可能に設置され、前記クイックリリースアセンブリは、取付座に設置された弾性部材をさらに含み、
   前記係止部材は、押圧方式により前記第１の状態から前記第２の状態に切り替え、かつ前記弾性部材を圧縮し、前記弾性部材は、弾性力を提供して、前記第２の状態から第１の状態に切り替えるように前記係止部材を駆動する、ことを特徴とする請求項２に記載のクイックリリースアセンブリ。
4. 前記取付座には、前記取付座の前記収容キャビティから離れた側に位置し前記挿入キャビティと連通するガイドキャビティがさらに設置され、
   前記クイックリリースアセンブリは、押下部材をさらに含み、前記押下部材は、前記係止部材の前記収容キャビティから離れた一端に接続され、かつ前記ガイドキャビティに摺動可能に設置されることにより、前記押下部材を押圧して前記係止部材を前記第２の状態から前記第１の状態にすることを可能にする、ことを特徴とする請求項３に記載のクイックリリースアセンブリ。
5. 前記弾性部材は、前記ガイドキャビティの底壁と前記押下部材との間に弾性的に圧縮され支持される、ことを特徴とする請求項４に記載のクイックリリースアセンブリ。
6. 前記係止部材は、前記ガイドキャビティにより前記取付座に組み立てられ、前記クイックリリースアセンブリは、ガスケットをさらに含み、前記ガスケットは、前記ガイドキャビティの底壁に支持され、さらに前記ガイドキャビティと前記挿入キャビティとの連通口を部分的に覆って、前記係止部を少なくとも部分的に覆い、前記弾性部材の一端は、前記ガスケットに支持される、ことを特徴とする請求項５に記載のクイックリリースアセンブリ。
7. 前記係止部には、前記開口に向かうガイド面がさらに設置されることにより、前記可視部材は、前記挿入キャビティに組み立てられる場合、前記ガイド面を介して前記係止部材を押圧することにより、前記係止部材は、前記第１の状態から第２の状態に切り替え、そして、前記可視部材が前記挿入キャビティに組み立てられる場合、前記ガイド面は、前記可視部材と接触しなくなることにより、前記弾性部材は、前記第２の状態から第１の状態に切り替えるように前記係止部材を駆動する、ことを特徴とする請求項４に記載のクイックリリースアセンブリ。
8. 前記弾性部材は、前記収容キャビティの底壁と前記係止部の前記係止解除部から離れた一端に圧縮され設置される、ことを特徴とする請求項４に記載のクイックリリースアセンブリ。
9. 前記係止部及び前記係止解除部は、階段状に設置され、前記係止解除部の前記連通方向に向かう断面寸法は、前記係止部の断面寸法より小さい、ことを特徴とする請求項８に記載のクイックリリースアセンブリ。
10. 前記弾性部材は、一端が前記収容キャビティの底壁に固定され、他端には、嵌込孔が設置され、前記係止部の前記弾性部材に向かう一端には、前記嵌込孔に組み立てられた嵌込部が設置される、ことを特徴とする請求項９に記載のクイックリリースアセンブリ。
11. 前記弾性部材は、シリカゲル部材であり、筒状部と、前記筒状部の前記係止部材に向かう一端に設置され、前記筒状部の径方向に沿って前記筒状部の中心軸に向かって延在する支持フランジとを含み、前記係止部は、前記支持フランジに支持され、前記嵌込孔は、前記支持フランジに設置される、ことを特徴とする請求項１０に記載のクイックリリースアセンブリ。
12. 前記取付座に設置されて前記収容キャビティを形成する位置決めカバーをさらに含み、
    前記位置決めカバーは、筒体と、前記筒体の一端に設置された筒体底壁と、前記筒体の他端に設置された止めリングとを含み、前記係止部の前記係止解除部から離れた一端にスナップフィットが設置され、前記弾性部材は、前記筒体底壁と前記係止部との間に設置され、前記係止部は、前記筒体と摺動可能に設置され、前記スナップフィットは、前記止めリングと係合して前記係止部材が前記位置決めカバーから離脱することを制限する、ことを特徴とする請求項８に記載のクイックリリースアセンブリ。
13. 前記係止部は、前記収容キャビティの側壁とガイド可能に係合し、或いは、
    前記係止部材には、第１のガイド部がさらに設置され、前記取付座には、前記第１のガイド部とガイド可能に係合した第２のガイド部が設置される、ことを特徴とする請求項１に記載のクイックリリースアセンブリ。
14. 前記第１のガイド部は、ガイド孔であり、前記第２のガイド部は、前記収容キャビティの底壁に設置されたガイドロッドである、ことを特徴とする請求項１３に記載のクイックリリースアセンブリ。
15. 前記第１のガイド部は、前記係止部材の一側に設置されたガイドブロックであり、前記第２のガイド部は、前記取付座に設置されたガイド溝である、ことを特徴とする請求項１３に記載のクイックリリースアセンブリ。
16. 前記ガイド溝と前記挿入キャビティ及び前記収容キャビティとの間に止め壁が設置され、前記止め壁には、前記ガイド溝と前記挿入キャビティ及び前記収容キャビティとを連通する連通口が設置され、前記止め壁はさらに、前記ガイドブロックを止める、ことを特徴とする請求項１５に記載のクイックリリースアセンブリ。
17. 前記ガイドブロックは、ガイド部及び弾性部を含み、前記弾性部の一端が前記ガイド部に接続されて前記ガイド部との間に弾性スリットが形成され、前記弾性部は、前記ガイド溝の側壁に当接する、ことを特徴とする請求項１６に記載のクイックリリースアセンブリ。
18. 前記取付座の一側には、前記挿入キャビティの開口に挿入するように前記可視部材をガイドし、前記挿入キャビティと協働して前記可視部材を位置決めする位置決め溝がさらに設置される、ことを特徴とする請求項１に記載のクイックリリースアセンブリ。
19. 前記取付座の前記挿入キャビティの開口から離れた一端には、ウェアラブル装置の装着部材にヒンジ接続された回転接続部がさらに設置されることを特徴とする、請求項１８に記載のクイックリリースアセンブリ。
20. 可視部材と、請求項１～１９のいずれか一項に記載のクイックリリースアセンブリとを含み、前記可視部材は、前記挿入キャビティ内に挿設され、前記係止部材と係止される、ことを特徴とするウェアラブル装置。

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