JP2024501472A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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JP2024501472A JP2023535805A JP2023535805A JP2024501472A JP 2024501472 A JP2024501472 A JP 2024501472A JP 2023535805 A JP2023535805 A JP 2023535805A JP 2023535805 A JP2023535805 A JP 2023535805A JP 2024501472 A JP2024501472 A JP 2024501472A
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マククラッケン、イヴァン・エー
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アンダーウッド、ジョン
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Abstract

ヘッドマウントディスプレイは、ディスプレイハウジングを有する前部と、後方ハウジングを有する後部と、を含む。第1の部材は、前部と後部との間に延伸し、第1の回転可能なアクチュエータ及び第1のケーブル機構の作動を介して調節可能である。第2の部材は、前部と後部との間に延伸し、第2の回転可能なアクチュエータ及び第2のケーブル機構の作動を介して調節可能である。第3の部材は、前部と後部との間に延伸し、第2の回転可能なアクチュエータ及び第3のケーブル機構の作動を介して調節可能である。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年12月15日に出願された、本発明の譲受人に譲渡された同時係属中の米国仮特許出願第63/125,503号の優先権を主張する。出願第63/125,503号は、参照により全体が本明細書に援用される。
ヘッドマウントディスプレイは、エンジニアリング、医療、軍事、及びビデオゲームを含む、様々な分野で使用されている。場合によっては、ヘッドマウントディスプレイは、仮想現実又は拡張現実環境の一部としてユーザに情報又は画像を提示する。例として、ビデオゲームをプレイしている間に、ユーザは、ヘッドマウントディスプレイを着用して、仮想環境内に自身を没入させることができる。
従来のヘッドマウントディスプレイは、異なるヘッドサイズに適応するための、及び/又はヘッドマウントディスプレイの締め付けを調節するための調節がほとんどないか、又はまったくない。その結果、一部のユーザは、ヘッドマウントディスプレイを楽しく着用するのが難しいと感じる場合がある。例えば、あまりにぴったりしすぎると、ヘッドマウントディスプレイを着用しにくくなる場合がある。代替的に、緩すぎると、ヘッドマウントディスプレイがユーザに適切に固定されない場合がある。その上、ユーザは、異なる顔の構造及び形状を有する。
添付の各図を参照して、詳細な説明が記載される。各図において、参照番号の左端数字は、参照番号が最初に現れる図を識別する。異なる図における同じ、又は同様の参照番号は、同様又は同一の項目を示す。添付の図に描写されているシステムは、縮尺通りではなく、図内の構成要素は、互いに縮尺通りに描写されていない場合がある。
本開示の一実施形態による、例示的なヘッドマウントディスプレイの正面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの後面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの上面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの後面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの第1の側面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの第2の側面図を例解する。 本開示の一実施形態による、後退した状態の図1のヘッドマウントディスプレイの例示的な部材を例解する。 本開示の一実施形態による、延伸した状態の図6Aの部材を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの例示的なアクチュエータの第1の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図7Aのアクチュエータの第2の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイのハウジング内に配置された例示的なアクチュエータの側面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図1のヘッドマウントディスプレイの例示的な後方ハーネスを示す等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上のヘッドマウントディスプレイの垂直位置を調節するための1つ以上のケーブルと係合する、図1のヘッドマウントディスプレイの第1のアクチュエータを例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上のヘッドマウントディスプレイの締め付けを調節するための1つ以上のケーブルと係合する、図1のヘッドマウントディスプレイの第2のアクチュエータを例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上のヘッドマウントディスプレイの垂直位置を調節するための1つ以上のケーブルと係合する、図1のヘッドマウントディスプレイの第1のアクチュエータを例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上のヘッドマウントディスプレイの垂直位置を調節するための、図1のヘッドマウントディスプレイの例示的な上部部材に結合された1つ以上のケーブルを例解する。 本開示の一実施形態による、垂直位置を調節するための図11の1つ以上のケーブルを示す追加の図を例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上のヘッドマウントディスプレイの締め付けを調節するための、図1のヘッドマウントディスプレイの例示的な側方部材に結合された1つ以上のケーブルを例解する。 本開示の一実施形態による、ヘッドマウントディスプレイの締め付けを調節するための図13の1つ以上のケーブルを示す追加の図を例解する。 本開示の一実施形態による、第1の位置に配置された、図1のヘッドマウントディスプレイの側方部材内の例示的なねじりばねを例解する。 本開示の一実施形態による、第2の位置に配置された図15Aのねじりばねを例解する。 本開示の一実施形態による、図15Aのねじりばねの様々な図を例解する。 本開示の一実施形態による、図15Aのねじりばねの様々な図を例解する。 本開示の一実施形態による、図15Aのねじりばねの様々な図を例解する。 本開示の一実施形態による、図15Aのねじりばねの様々な図を例解する。 本開示の一実施形態による、例示的なヘッドマウントディスプレイの正面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図17のヘッドマウントディスプレイの後面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図17のヘッドマウントディスプレイの正面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図17のヘッドマウントディスプレイの後面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図17のヘッドマウントディスプレイの例示的なラウドスピーカの第1の断面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図17のヘッドマウントディスプレイのラウドスピーカの第2の断面図を例解する。 本開示の一実施形態による、ユーザ上の図17のヘッドマウントディスプレイの垂直位置を調節するための1つ以上のケーブルを例解する。 本開示の一実施形態による、例示的なヘッドマウントディスプレイの後面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図22のヘッドマウントディスプレイの例示的なアクチュエータの側面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図23Aのアクチュエータの断面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図23Aのアクチュエータの第1の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図23Aのアクチュエータの第2の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図22のヘッドマウントディスプレイの1つ以上の部材の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図23Aのアクチュエータと係合した図25の1つ以上の部材の後面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図23Aのアクチュエータと係合した図25の1つ以上の部材の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、例示的なヘッドマウントディスプレイの例示的な遊星ギア駆動部の断面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図28Aの遊星ギア駆動部の等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図28Aの遊星ギア駆動部の透視図を例解する。 本開示の一実施形態による、例示的な顔ガスケットの正面等角図を例解する。 本開示の一実施形態による、図29Aの例示的な顔ガスケットの平面図を例解する。 本開示の一実施形態による、図29Aの例示的な顔ガスケットの断面図を例解する。
上記で導入したように、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、幅広い用途を有し、場合によっては、異なるユーザ間の様々なヘッドサイズに適応する必要があり得る。しかしながら、従来のHMDは、異なるユーザに適合し、及び/又は増分的に締め付けるための調節がほとんどないか、又はまったくない。例えば、従来のHMDは、弾性又はフックアンドループのストラップを使用して、HMDを固定し得る。しかしながら、そのような機構は、かなり粗雑で初歩的であり、一部のユーザは、オンザフライで、及び/又は小さな増分でHMDを調節することが困難であることを見出し得る。したがって、HMDは、確実にフィットしない場合があり、及び/又はユーザは、HMDの再調節に時間を費やす場合がある。そのような変更は、HMDの有用性を損ない、かつ/又はユーザ体験に悪影響を及ぼす。追加的に、HMDを適切に固定することができないことは、仮想現実(VR)及び/又は拡張現実(AR)環境で提示される画像の品質に影響を及ぼし得る。したがって、HMDは、長期間着用するのが不快であり、かつ/又は不便であり得る。
本出願は、ユーザの頭部の周囲に密接に、快適に、かつ確実にフィットする、又は装着するHMDについて部分的に説明する。場合によっては、本出願によるHMDは、ヘルメット、バイザー、ゴーグル、マスク、眼鏡、及びユーザの頭部に着用される他の帽子又はアイウェアを含む多くの形態をとり得る。HMDは、視認のために画像(又は他のコンテンツ)を出力する、ユーザの目に隣接して、顔に装着されるディスプレイを有する前部を含む。場合によっては、画像は、HMDに通信可能に結合されたアプリケーション又はコンピューティングデバイス(例えば、ビデオゲームコンソール)によって出力され得る。追加的に、場合によっては、ユーザは、HMDと併せて1つ以上のハンドヘルドコントローラを操作して、ユーザをVR又はAR環境に更に引き込むことができる。
HMDの前部は、ユーザの顔に当接する顔ガスケットを含む。顔ガスケットは、ユーザの顔に係合し、ディスプレイ(又はハウジング)をユーザの顔に対してシールするための相補的な形状及び/又は輪郭を含む。顔ガスケットは、顔の人間工学に適合する、柔軟で、柔らかく、弾性のある、又は可撓性の材料(例えば、エラストマー、フォームなど)を含み得る。追加的に、顔ガスケットは、布地材料で巻かれるか又は包まれ得る。顔ガスケットは、HMDがユーザに締め付けられるときに圧縮し得(例えば、折り畳まれる、ロール巻きになるなど)、HMDがユーザから緩むときに拡張し(例えば、長くなり)得る。そのような変形は、顔の様々な人間工学を考慮し、かつ顔ガスケットが、ユーザの顔に適合し、ユーザの顔に対してシールすることを可能にし得る。そのような場合、顔ガスケットは、ユーザの顔に当接するためのある程度の遊び又は移動を有し得る。
HMDの後部は、後頭部の周囲に固定するように構成されたバスケット、クレードル、支持体、フレーム、又はハーネスを含み得る。場合によっては、ハーネスは、頭部の後頭骨の下及び/又は後頭骨と係合し、それによって頭部をつかみ、HMDを固定し得る。場合によっては、ハーネス又はハーネスの一部分は、頭部への一定の圧力を維持するためにばね式であるか又は引っ張り負荷がかけられ得る。そのような圧力は、ハーネスを人間工学的に適合させることによって、HMDをユーザに固定するのを助け得る。ハーネスはまた、後頭部に対してつかむための1つ以上の関節運動ジョイント(例えば、ボールジョイント、ピボットなど)を含み得る。その上、ハーネスは、ハーネスに様々なレベルの剛性を提供するために、異なる材料の厚さ及び/又は空隙を含み得る。例えば、ハーネス全体にわたる異なる空隙及び/又は材料の厚さは、頭部に対する接触を維持し、及び/又は異なる形状の頭部に適合するように、ばねのような感触を提供し得る。場合によっては、ハーネスは、頭部と、後頭骨の上で係合する部分を含み得、並びに/又は、その部分は、頭部の少なくとも一部分の周囲に周方向及び/若しくは半径方向に延伸する。
ハーネスは、HMDの後部に配置された後方ハウジングに結合し得る。後方ハウジングは、HMDの様々なコンピューティングコンポーネントを収容し得る。追加的に、後方ハウジングは、ユーザへのHMDのフィットを調節するための1つ以上のアクチュエータを含み得る。これらのアクチュエータは、例えば、HMDを締め付けるか若しくは緩めるために、及び/又は別様に、ユーザへのHMDのフィットを調節するために、ユーザによって作動され得る。例として、HMDの前部とHMDの後部との間で、1つ以上の部材がユーザの頭部と係合し得る。これらの部材は、頭部の上部にわたって、頭部の側面に沿うなどして、横断し得る。これらの部材の長さを個別に又は集合的に調節することによって、ユーザは、HMDのフィット及び感触を調節し得る。
場合によっては、部材は、HMDの前部及びHMDの後部を動作可能に結合する鎖、コード、セクション、ストラップ、バンドなどを表し得る。アクチュエータを作動させることによって、部材は、HMDを締め付け及び緩めるために様々な程度まで延伸又は後退され得る。加えて、アクチュエータは、ユーザへのHMDの垂直のフィット、又は目に対するディスプレイの垂直位置を調節し得る。したがって、ユーザは、アクチュエータを利用して、様々な頭部サイズに対応し、増分的な締結の量を提供し、及び/又はユーザの好みに基づいてHMDを位置決めし得る。
HMDは、ユーザへのHMDのフィットを調節するための様々な機構を含み得る。一例では、ケーブル機構が、HMDを締め付け及び/又は緩めるために、部材を通して経路付けされ、部材に結合する1つ以上のケーブルを含み得る。例えば、アクチュエータは、1つ以上のケーブルに動作可能に結合され、1つ以上のケーブルを引っ張るために回転され得る。アクチュエータを第1の方向に回転させることは、HMDの前部と後部とを更に引き離し、それによってHMDを緩め得る。代替的に、アクチュエータを第2の方向に回転させることは、前部及び後部を一緒に引っ張り、それによってHMDを締め付けることができる。そのような場合、第1のケーブルは、HMDを緩めるために使用され得、一方で第2のケーブルは、HMDを締め付けるために使用され得る。すなわち、第1のケーブルを引っ張ることは、HMDを緩め、第2のケーブルを引っ張ることは、HMDを締め付けることができる。第1のケーブル及び第2のケーブルが引っ張られると、第1のケーブル及び第2のケーブルは、それぞれのスプール、リール、ロッドなどの周囲に巻き取られ得る。
その上、作動方向(例えば、締め付ける又は緩める)に応じて、第1のケーブル又は第2のケーブルは、それぞれのスプールから巻き出され得る。第1のケーブル又は第2のケーブルのうちの一方によって導入された弛みは、HMDを締め付けるか又は緩めることを可能にするために取り込まれ得る。この意味で、第1のケーブル及び第2のケーブルは、HMDを締め付けるか又は緩めるための弛みを提供するように一斉に動作し得る。
加えて、1つ以上のケーブルは、ユーザへのHMDの垂直フィットを調節するために使用され得る。垂直フィットは、ユーザの目に対するディスプレイの垂直位置を調節し得る。HMDを締め付け及び緩めるために使用されるケーブルと同様に、HMDの垂直フィットを調節するためのケーブルは、異なる垂直フィットに対応するために弛みを導入するか、又は取り込むことができる。
例解するために、HMDは、HMDをユーザに固定するための複数の部材及び/又はアクチュエータを含み得る。1つ以上の側方部材が、HMDの前部とHMDの後部との間で、HMDの対向する側面に延伸し得る。ユーザによって着用されるとき、第1の側方部材は、頭部の第1の側(例えば、左側)に沿って延伸し得、第2の側方部材は、頭部の第2の側(例えば、右側)に沿って延伸し得る。側方部材の第1の端部は、ユーザの顔に着用されたディスプレイに蝶番式、回転可能、又は枢動可能に結合し得る。側方部材の第2の端部は、後方ハウジング又は後方ハーネスから延伸する側方アームを受容し得る。例えば、側方部材は、側方アームが摺動して入るレセプタクルを含み得る。側方部材と側方アームとの間の係合は、HMDの前部及び後部を結合するように動作する。ここで、側方部材及び側方アームは、HMDの締め付けを調節するために、伸縮式の様式で互いの上又は中に摺動し得る。
ケーブル機構のケーブルは、HMDを締め付け及び緩めるために、側方部材及び/又は側方アームに装着され得る。上記で導入したように、ケーブル機構は、HMDを緩めるために利用される第1のケーブルと、HMDを締め付けるために利用される第2のケーブルと、を含み得る。アクチュエータを第1の方向に作動させることを介して第1のケーブルを引っ張ることで、側方アームが側方部材から延伸し得る。言い換えれば、側方部材及び側方アームは、互いから離れるように延伸して、HMDを緩めることができる。アクチュエータを第2の方向に作動させることを介して第2のケーブルを引っ張ることで、側方アームが側方部材内に後退し得る。ここで、側方部材及び側方アームは、HMDを締め付けるために互いに向かって移動し得る。その上、場合によっては、第1の側及び第2の側の側方部材及び側方アームは、HMDを締め付け及び緩める間に一斉に動作し得る。したがって、HMDの側部は、同調して締め付けられ、緩められ得る。
ケーブル機構のケーブルは、ダイヤル、レバー、ホイール、スライド、バックル、アーム、及び/又はノブなどのアクチュエータに動作可能に結合され得る。ケーブルはまた、アクチュエータと動作関係にあるそれぞれのスプールの周囲に巻き付けられ得る。例えば、第1のケーブルは、第1のスプール/リールに巻き取り及び巻き出されることができ、一方で、第2のケーブルは、第2のスプール/リールに巻き取り及び巻き出されることができる。アクチュエータが第1の方向に作動すると、第1のケーブルは、第1のスプールの周囲に巻き取られることができ、一方で、第2のケーブルは、第2のスプールから巻き出されることができる。すなわち、HMDを緩める間に、アクチュエータは、第1の方向に回転されて、第1のスプール上に第1のケーブルを巻き付けて、側方アームを側方部材から延伸させ、HMDを緩めることができる。同時に、第2のケーブルは、HMDを緩めるための弛みを提供するために、第2のスプールから巻き戻されることができる。第1のケーブルを引っ張り、側方アームを延伸させることを可能にするために、第1のケーブルの一端部は、アクチュエータ及び/又は第1のスプールに結合され得、一方で、反対の第2の端部は、第2の側方部材に結合され得る。
代替的に、HMDの締め付け中に、アクチュエータは、第2の方向に回転され、第1のスプールから第1のケーブルを巻き出すことができ、一方で、第2のケーブルは、第2のスプールの周囲に巻き取られることができる。この場合、HMDを締め付けるために、第2のケーブルを引っ張って、側方部材内に側方アームを後退させることができる。第2のケーブルを引っ張り、側方アームを後退させることを可能にするために、第2のケーブルの一端部は、アクチュエータ及び/又は第2のスプールに結合され得、一方で、反対の第2の端部は、側方アームに結合され得る。
HMDは、側方部材及び/又は側方アームに結合されたプーリを含み得る。プーリは、ケーブルを、側方部材及び側方アームを通して経路付けし得る。プーリはまた、引っ張り力の方向を反転させることができる。例えば、プーリの周りで第1のケーブル及び第2のケーブルを経路付けすることは、引っ張られるケーブルに応じて、HMDをそれぞれ緩め、締め付けるように動作し得る。場合によっては、ねじりばねを使用して、第1のケーブル及び/又は第2のケーブルにおけるいかなる不要な弛みも取り込むか又は巻き取り得る。弛みの量を低減することは、HMDの応答性を増加させ得る。
側方部材及び側方アームを含むことに加えて、HMDは、HMDの前部と後部との間で頭部の頭頂部にわたって配置される上部部材を含み得る。上部部材は、ユーザ上のHMDの垂直位置を調節するように働く側方部材及びアームと同様のケーブル機構を含み得る。例えば、上部部材は、第1のスプールの周囲に巻き取られる第1のケーブルと、第2のスプールの周囲に巻き取られる第2のケーブルと、を含み得る。第1のケーブルを引っ張ることは、ディスプレイの垂直位置を下降させ得(例えば、HMDがユーザ上で垂直に下降される)、第2のケーブルを引っ張ることは、ディスプレイの垂直位置を上昇させ得る(例えば、HMDがユーザ上で垂直に上昇される)。そのような場合、第1のケーブルは、第1のスプールの周囲に巻き取られてHMDを下降させ得、一方で、第2のケーブルは、第2のスプールから巻き出されて弛みを提供し得る。逆に、第2のケーブルは、第2のスプールの周囲に巻き取られてHMDを上昇させ得、一方で、第1のケーブルは、第1のスプールから巻き出されて弛みを提供し得る。上部部材及びアームは、1つ以上のケーブルを経路付けするための、並びに/又は上部部材の第1のケーブル及び第2のケーブルを対応する方向に引っ張るためのプーリを含み得る。
HMDは、HMDをそれぞれ締め付け及び緩めるだけでなく、HMDの垂直位置を調節するための複数のアクチュエータを含み得る。例えば、HMDは、上部部材及びアームを介してHMDの垂直位置を調節するための第1のアクチュエータを含み得る。加えて、HMDは、側方部材及びアームを介してHMDをユーザに締め付け及び緩めるための第2のアクチュエータを含み得る。したがって、HMDは、HMDの締め付け(例えば、前部と後部との間に介在する距離)を調節するための1つのアクチュエータと、HMDの垂直フィットを調節するための別のアクチュエータと、を含み得る。すなわち、1つ以上の側方部材は、HMDをユーザに締め付け及び/又は緩めるのに役立ち得、一方で、1つ以上の上部部材は、HMDをユーザ上で垂直に位置決めするのに役立ち得る。しかしながら、場合によっては、単一のアクチュエータを使用して、上部部材、側方部材、及びアームをそれぞれ作動させ得る。
場合によっては、ケーブル機構を含むのではなく、HMDは、ストラップ、バンド、又はアクチュエータに係合する他の部材を含み得る。同様に上で考察されるように、部材は、頭部の側部に沿って、及び/又は頭部の頭頂部にわたって横断し得る。しかしながら、部材は、部材の長さの一部分に沿って延伸し、アクチュエータと係合する歯、コネクタ、スリット、タブ、ノッチ、及び/又は他のスロットを含み得る。アクチュエータは、例えば、部材の長さに沿った異なる部分で、スロットと係合するように構成された相補的な機構を含み得る。例えば、アクチュエータは、ダイヤル、レバー、ホイール、スライド、バックル、アーム、及び/又はスロットと係合するギアを有するノブを含み得る。場合によっては、部材とアクチュエータとの間のこの係合は、ラチェット機構、スライド及びロック機構、摩擦機構などに類似し得る。
例えば、第1の側方部材は、その長さの一部分に沿って長手方向に延伸するスロットを有し得る。同様に、第2の側方部材は、その長さの一部分に沿って長手方向に延伸するスロットを有し得る。後方ハウジングの後部に、例えば、アクチュエータは、第1の側方部材及び第2の側方部材のスロットと係合する1つ以上のギアを有し得る。アクチュエータを第1の方向に作動させることで、第1の側方部材及び第2の側方部材が後方ハウジングから延伸してHMDを緩めることができる。代替的に、アクチュエータを第2の方向に作動させることで、第1の側方部材及び第2の側方部材が後方ハウジング内に後退してHMDを締め付けることができる。加えて、その長さの一部分に沿って延伸するスロットを有する上部部材は、ギアと係合して、長さを延伸又は後退させることができる。この延伸又は後退は、それぞれ、HMDのユーザ上のその垂直位置を下降又は上昇させ得る。
HMDは、音をユーザに出力するための1つ以上のラウドスピーカを含み得る。場合によっては、ラウドスピーカは、HMDの側方部材に装着され得るか、又はHMDの側方部材内に一体化され得る。例えば、第1の側方部材は、ユーザの左耳に音を出力するための第1のラウドスピーカを含み得、第2の側方部材は、ユーザの右耳に音を出力するための第2のラウドスピーカを含み得る。ラウドスピーカは、ユーザに対するラウドスピーカの配向又は近接度を再位置決め及び/又は変更するための構成要素を含み得る。例えば、第1のラウドスピーカは、1つ以上のボールジョイント(例えば、ボール及びソケット)を介して第1の側方部材に結合し得、第2のラウドスピーカは、1つ以上の追加のボールジョイントを介して第2の側方部材に結合し得る。ボールジョイントは、1つ以上の軸の周りの様々な程度の動きを提供し得る。加えて、第1のラウドスピーカ及び/又は第2のラウドスピーカは、伸縮式に延伸及び後退するスライドに結合され得るか、又は装着され得る。ボールジョイントが回転移動を提供するのに対し、スライドは、ラウドスピーカを延伸又は後退させるための並進又は長手方向移動を提供し得る。
場合によっては、HMDは、HMDの前部と後部との間でワイヤ、光ファイバ又は他のケーブルを導く1つ以上のワイヤ経路又はアセンブリを含み得る。例えば、後方ハウジングは、HMDの動作を可能にするために、無線トランシーバ、バッテリ、マイクロフォン、入力/出力デバイス、プロセッサ、モジュール及び/又は他の構成要素を収納し得る。場合によっては、前部は、ディスプレイ、アンテナ、マイクロフォン、入力/出力デバイス、プロセッサ、モジュールなどを含み得る。1つ以上のケーブルは、ディスプレイ上で出力される電力、情報信号、又は画像を提供するために、前部及び後部を通信可能に結合し得る。場合によっては、ワイヤ、光ファイバ、及び/又はケーブルは、ワイヤが絡み合い、及び/又はHMDの美的外観から逸脱する潜在的な問題を緩和するために、1つ以上のワイヤ経路を通過し得る。場合によっては、ワイヤ経路は、1つ以上の上部部材及び/又は1つ以上の側方部材内に一体的に形成され得る。
追加的又は代替的に、場合によっては、HMDは、HMDの前部から後部に延伸し、HMDの構成要素を通信可能に結合するフレキシブルプリント回路(FPC)を含み得る。場合によっては、FPCは、FPCが延伸又は後退することを可能にするサービスループ又は弛みを含み得る。場合によっては、サービスループは、スリーブの内部に配置され得る。
本開示は、本明細書に開示されるシステム及び方法の構造、機能、製造、並びに使用の原理の全体的な理解を提供する。本開示の1つ以上の実施例を、添付の図面において例解する。当業者は、本明細書に具体的に記載され、添付の図面において例解される、システム及び方法が非限定的な実施形態であることを理解されよう。一実施形態に関連して例解又は説明される特徴は、システムと方法との間のものを含め、他の実施形態の特徴と組み合わされ得る。かかる修正例及び変形例は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。
図1は、例示的なHMD100の正面等角図を例解する。図1に示されるように、HMD100は、HMD100の前部104からHMD100の後部106に向かって延伸する上部部材102を含み得る。上部部材102の第1の端部は、HMD100のディスプレイハウジング108(1つ以上のディスプレイを収容し得る)に(例えば、ヒンジを介して)結合して示されている。その結果、上部部材102は、ディスプレイハウジング108がユーザの顔に適合するために、ディスプレイハウジング108に関連して枢動するように構成され得る。場合によっては、1つ以上のディスプレイを含むことに加えて、ディスプレイハウジング108は、HMD100の動作を実行するように、電池、センサ、調節機構、ボタン、インターフェース、コントローラ、モジュールなどを含み得る。上部部材102の第2の端部は、スリーブ110内に又はスリーブ110を通って延伸し得る。本明細書で考察されるように、スリーブ110内で、上部部材102は、1つ以上のアーム及び/又はケーブル機構と係合し得る。これらのアーム及びケーブル機構は、スリーブ110から露出される上部部材102の長さを増加又は減少させるように働き得る。例えば、上部部材102のケーブル機構は、ユーザ上のHMD100の垂直位置を調節するための第1のアクチュエータ112と係合し得る。ケーブル機構のケーブルは、第1のアクチュエータ112の作動によって巻き取られるか又は巻き出され、スリーブ110から様々な長さで上部部材102を伸縮式に延伸及び後退させ得る。
上部部材102の調節は、ユーザ上のディスプレイハウジング108の垂直位置を調節するように働き得る。例えば、上部部材102(又はアーム)をスリーブ110内に後退させることは、上部部材102の露出される長さを減少させ、ユーザの顔に対してディスプレイハウジング108を上昇させることができる。上部部材102を延伸させることは、上部部材102の露出される長さを増加させて、ユーザの顔に対してディスプレイハウジング108を下降させることができる。この意味で、第1のアクチュエータ112は、ユーザ上のディスプレイハウジング108の垂直位置を調節するために使用され得る。
場合によっては、上部部材102は、ユーザの頭部に対して弧状になる、屈曲する、及び/又は別様に適合するように構成された可撓性材料(例えば、ゴム、プラスチックなど)を含み得る。布で覆われたフォームパッドが、上部部材102及び/又はスリーブ110に結合し得、上部部材102からの容易な設置及び取り外し(例えば、洗浄又は交換のために)を可能にするゴム製のノブを含み得る。そのような場合、ゴム製のノブは、スリーブ110の穴に押し込まれ得る。
HMD100はまた、第1の側方部材114及び第2の側方部材116などの1つ以上の側方部材を含む。第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、HMD100の反対の側に沿って、前部104と後部106との間に延伸し得る。第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、ディスプレイハウジング108の反対の側(例えば、左右)に結合して示されている。場合によっては、第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、ディスプレイハウジング108が枢動してユーザに適合することを可能にするために、ディスプレイハウジング108に枢動可能に結合し得る。
1つ以上のアームが、それぞれ、第1の側方部材114及び第2の側方部材116と係合するように、HMD100の後部106から延伸し得る。例えば、第1の側方アーム118は、第1の側方部材114と係合するように延伸し得、第2の側方アーム120は、第2の側方部材116と係合するように延伸し得る。本明細書で考察されるように、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120は、HMD100の後方ハーネス122の構成要素であり得る。
第1の側方アーム118は、第1の側方部材114と係合して、第1の側方部材114を後部106に向かって、又は後部106から離れて延伸又は後退させることができる。同様に、第2の側方アーム120は、第2の側方部材116と係合して、第2の側方部材116を後部106に向かって、又は後部106から離れて延伸又は後退させることができる。本明細書で考察されるように、HMD100は、第1の側方部材114及び第2の側方部材116を延伸及び後退させるためのケーブル機構と動作可能に係合するアクチュエータを含み得る。例えば、アクチュエータを第1の方向に作動させることで、第1の側方部材114及び第2の側方部材116をそれぞれ、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120から延伸させることができる。この動きは、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120の露出された長さを増加させて、HMD100を緩めることができる。代替的に、アクチュエータを第2の方向に作動させることで、第1の側方部材114及び第2の側方部材116をそれぞれ、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120に向かって後退させることができる。この動きは、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120の露出された長さを減少させ、それによってHMD100を締め付けることができる。
HMD100は、後頭部と係合する後方ハーネス122を更に含む。場合によっては、後方ハーネス122は、後方ハーネス122が撓むか又は頭部(例えば、ユーザの後頭骨の上下)に適合することを可能にする亀裂又は特徴部を含み得る。後方ハーネス122は、追加的又は代替的に、後頭部に圧力を加えるためにばね式であり得る(例えば、板ばね)。
図2は、HMD100の後面等角図を例解する。HMD100の後部106は、後方ハウジング200を含んで示されている。後方ハウジング200は、バッテリ、アンテナ、プロセッサ、プリント回路基板(PCB)などのようなHMD100の様々な構成要素を収納し得る。加えて、後方ハウジング200は、第1のアクチュエータ112及び第2のアクチュエータ202を含んで示されている。示されるように、場合によっては、第1のアクチュエータ112は、第2のアクチュエータ202の垂直方向上に配置され得る。
後方ハウジング200内で、第1のアクチュエータ112は、上部部材102のケーブル機構と係合し得、第2のアクチュエータ202は、第1の側方部材114及び/又は第2の側方部材116のケーブル機構とそれぞれ係合し得る。上記で導入したように、第1のアクチュエータ112及び上部部材102は、HMD100をユーザ上で、又はユーザの目に対して垂直に調節するために使用され得、一方で、第2のアクチュエータ202は、HMD100を締め付け及び緩めるために使用され得る。加えて、後方ハーネス122は、それぞれ、第1の側方部材114及び第2の側方部材116と係合するか、又はそれらの中に係合する、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120を含み得る。場合によっては、第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、それぞれ、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120にわたって摺動し得る。
HMD100は、ケーブル機構のケーブルを経路付けするか又は導くための様々なチューブを含み得る。例えば、第1のチューブ204及び第2のチューブ206が、後方ハウジング200から第2の側方部材116まで経路付けされて示されている。第1のチューブ204及び第2のチューブ206は、第2の側方部材116を第2の側方アーム120から延伸及び後退させるために使用されるそれぞれのケーブルを導き得る。図2には示されていないが、チューブは、第1の側方部材114を第1の側方アーム118から延伸及び後退させるために使用されるケーブルを導くために、第1の側方部材114に同様に接続し得る。
同様に、第3のチューブ208及び第4のチューブ210が、後方ハウジング200からスリーブ110まで経路付けされて示されている。第3のチューブ208及び第4のチューブ210は、上部部材102をスリーブ110から延伸及び後退させるために使用されるケーブルをそれぞれ導くことができる。これらのケーブルは、上部部材102、スリーブ110、及び/又は上部アーム212と係合し得る。場合によっては、上部アーム212は、スリーブ110に結合又は係合し得る。ここで、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120と同様に、後方ハーネス122は、スリーブ110内に延伸する上部アーム212を含み得る。上部アーム212は、第1の側方部材114及び第1の側方アーム118に関して上で考察されるように、同様に上部部材102と係合して、例えば、様々な長さで延伸及び後退させることができる。
図3は、前部104から後部106に向かってスリーブ110内に延伸する上部部材102を示す、HMD100の上面図を例解する。同様に、第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、それぞれ、第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120と係合するように、HMD100の側面の周囲に延伸し得る。後方ハーネス122は、ユーザの頭部と係合するように後部106から延伸して示されている。場合によっては、後方ハウジング200は、後方ハーネス122に結合し得る。加えて、第3のチューブ208及び第4のチューブ210は、ユーザ上のディスプレイハウジング108の垂直位置を調節するケーブルを導くために、後方ハウジング200とスリーブ110との間で経路付けされて示されている。
図4は、HMD100の後面図を例解する。第1のチューブ204及び第2のチューブ206は、第2の側方部材116から、HMD100の右側から、及び後部106に向かって後方ハウジング200内に延伸して示されている。同様に、第5のチューブ300及び第6のチューブ302が、第1の側方部材114から、HMD100の左側から、及び後部106に向かって後方ハウジング内に延伸して示されている。第5のチューブ300及び第6のチューブ302は、第1の側方部材114を延伸及び後退させるためのケーブルをそれぞれ収納し得る。第1の側方アーム118及び第2の側方アーム120は、それぞれ、HMD100の側部の周囲に、第1の側方部材114及び第2の側方部材116内に延伸して更に示されている。
更に、第3のチューブ208及び第4のチューブ210は、スリーブ110から、HMD100の上部から、後部106に向かって、後方ハウジング200内に延伸して示されている。また、上部アーム212は、スリーブ110から露出される上部部材102の長さを増加又は減少させるために、ケーブル機構と係合するようにスリーブ110内に延伸して示されている。
場合によっては、第1の側方部材114及び第2の側方部材116は、第2のアクチュエータ202の作動を介して一斉に延伸及び後退し得る。加えて、第1の側方部材114と第1の側方アーム118との間の係合、並びに第2の側方部材116と第2の側方アーム120との間の係合は、HMD100の前部104と後部106とを結合し得る。
図5A及び5Bは、HMD100の第1の側面図及び第2の側面図をそれぞれ例解する。図5Aに示されるように、第5のチューブ300及び第6のチューブ302は、第1の側方部材114から後方ハウジング200まで延伸する。第5のチューブ300及び第6のチューブ302内のケーブルは、第2のアクチュエータ202と係合し得る。図5Bでは、第1のチューブ204及び第2のチューブ206は、第2の側方部材116から後方ハウジング200まで延伸する。第1のチューブ204及び第2のチューブ206内のケーブルは、第2のアクチュエータ202と係合し得る。第2のアクチュエータ202の作動の方向に応じて、第1の側方部材114は、第1の側方アーム118から延伸するか又は第1の側方アーム118にわたって後退し得、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120から延伸するか又は第2の側方アーム120にわたって後退し得る。
同様に、第3のチューブ208及び第4のチューブ210は、スリーブ110から後方ハウジング200まで延伸する。第3のチューブ208及び第4のチューブ210内のケーブルは、第1のアクチュエータ112と係合し得る。第1のアクチュエータ112の作動の方向に応じて、上部部材102は、様々な長さでスリーブ110から延伸又は後退し得る。
後方ハーネス122は、HMD100が着用されたときに後頭部を尖らせるように、後方ハウジング200から延伸し得る。場合によっては、後方ハーネス122は、ユーザの頭頂部に載るパッドを含み得る。後方ハーネス122はまた、異なる頭部の人間工学に適合するようにばね式であるか又は張力をかけられ得る。
図6A及び6Bは、HMD100の側面図を例解し、それぞれ、完全に後退した状態及び完全に延伸した状態の第2の側方部材116を示す。図6A及び6Bでは、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120との係合を例解するために、透視で示されている。本明細書の考察は、第2の側方部材116に関するが、第1の側方部材114及び第1の側方アーム118が同様の様式で動作し得ることを理解されたい。
図6Aから始めると、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120にわたって完全に後退して示されている。第2のアクチュエータ202を介してHMD100を締め付けることは、第2の側方アーム120の露出した長さを減少させ得る。第2の側方部材116は、第2の側方アーム120にわたって摺動し得るか、又は代替的に述べると、第2の側方アーム120は、第2の側方部材116内に受容され得る。そのような場合、第2の側方部材116及び第2の側方アーム120は、摺動関係にあり得る。しかしながら、場合によっては、第2の側方部材116及び第2の側方アーム120は、互いに並んで、互いの中などで、摺動し得る。例えば、第2の側方アーム120は、トラックシステム、又は摺動運動を可能にするように係合する第2の側方部材116及び/又は第2の側方アーム120の機構を介して、第2の側方部材116内で摺動するように構成され得る。
第2の側方アーム120を位置決め又は受容するために、第2の側方部材116は、タブ又は他のチャネルを含み得る。例えば、示されるように、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120が内部で摺動するように構成されている複数のチャネル600を含み得る。チャネル600は、第2の側方アーム120の側部、端部、又は縁部を受容するように成形されたU字形のチャネルを表し得る。示されるように、第2の側方部材116は、第2の側方部材116の上部及び/又は下部に配置された1つ以上のチャネル600を含み得る。場合によっては、チャネル600は、第2の側方アーム120を第2の側方部材116内で位置合わせするように働き得る。
図6Bでは、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120から完全に延伸して示されている。第2の側方部材116を延伸させることは、第2の側方アーム120のより長い長さを露出させる。すなわち、HMD100を緩めることは、第2の側方アーム120の露出した長さを増加させ得る。場合によっては、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120に対して0ミリメートル(mm)~65mmで延伸するように構成され得る。
第1のチューブ204及び第2のチューブ206は、第2の側方部材116内及び/又は第2の側方アーム120に沿ってケーブルを経路付けするように更に示されている。
図7A及び7Bは、第1のアクチュエータ112を例解する。本明細書の考察は、第1のアクチュエータ112に関するものであり、第1のアクチュエータ112の構成要素を説明するが、第2のアクチュエータ202が同様の構成要素を含み得ることを理解されたい。
第1のアクチュエータ112は、ユーザによって把持及び作動されることが可能なノブ700を含む。例えば、ノブ700は、ユーザが把持し、回転させるための隆起部又は溝を含み得る。第1のアクチュエータ112は、ケーブル機構のケーブルと係合するためのリールを更に含む。例えば、第1のアクチュエータ112は、延伸リール702及び後退リール704を含み得る。延伸リール702及び後退リール704は、ディスプレイハウジング108の垂直位置を調節することに関連付けられたケーブル機構のケーブルを取り込むためのスプールを表し得る。いくつかの例では、延伸リール702は、延伸ケーブルに対応する第1のケーブルを受容するためのスプールを含み得る。後退リール704は、後退ケーブルに対応する第2のケーブルを受容するための第2のスプールを含み得る。延伸リール702及び後退リール704は、ノブ700の回転中に、延伸リール702及び後退リール704が回転するように、ノブ700に結合され得る。
第1のアクチュエータ112が作動するとき、作動の方向に応じて、延伸リール702及び後退リール704の周囲のケーブルは、巻き取り及び巻き出され得る。例えば、第1のアクチュエータ112が作動してディスプレイハウジング108を下降させる場合(例えば、時計回り)、第1のケーブルは、延伸リール702によって取り込まれる。本明細書で考察されるように、上部部材102、スリーブ110内、及び/又は上部アーム212の周りのプーリは、ディスプレイハウジング108を下降させるための引っ張り運動を生成し得る。同時に、後退リール704は、第1のケーブルが延伸リール702によって取り込まれることを可能にするために、第2のケーブルに弛みを導入し得る。
この動作を可能にするために、第1のケーブル及び第2のケーブルは、延伸リール702及び後退リール704の周囲に反対方向に巻き付けられ得る。例えば、第1のケーブルは、延伸リール702の周囲に第1の方向(例えば、時計回り)に巻き付けられ得、第2のケーブルは、後退リール704の周囲に第2の方向に巻き付けられ得る。したがって、第1のケーブルの取り込みの間、第2のケーブルは、ディスプレイハウジング108が下降することを可能にするために巻き戻され得る。逆に、第1のアクチュエータ112が作動してディスプレイハウジング108を上昇させる場合(例えば、反時計回り)、第2のケーブルが、後退リール704によって取り込まれる。同時に、延伸リール702は、第1のケーブルに弛みを導入して、第2のケーブルが後退リール704によって取り込まれることを可能にし得る(第1のケーブル及び第2のテーブルの異なる巻き付け方向を仮定して)。したがって、第2のケーブルの取り込みの間、第1のケーブルは、ディスプレイハウジング108が上昇することを可能にするために巻き戻され得る。
ノブ700は、第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)を含むラチェット機構を含んで更に示されている。第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)は、ノブ700の下側に配置され得る。場合によっては、第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)の各々は、半径方向外側に延伸する2つのアームを含み得る。加えて、第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)は、互いから直径方向に対向し得る。第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)は、後方ハウジング200の歯と係合するアーム(例えば、歯)を含み得る。すなわち、第1のアクチュエータ112が後方ハウジング200に結合すると、第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)は、後方ハウジング200の歯と嵌合し得る。この係合は、ラチェットのような動作を提供して、ユーザが第1のアクチュエータ112を回転させることを可能にし得る。加えて、第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)と後方ハウジング200の歯との間の係合は、第1のアクチュエータ112の逆駆動を防止し得る。
図8は、第1のアクチュエータ112及び第2のアクチュエータ202と後方ハウジング200との間の係合を例解する。図7A及び7Bで上記したように、第2のアクチュエータ202は、ケーブルを巻き付け/巻き戻すための延伸リール800及び後退リール802などの、第1のアクチュエータ112と同様の構成要素を有し得る。図8では、第1のアクチュエータ112は、後方ハウジング200から離れて配置されて示されており、一方で、第2のアクチュエータ202は、後方ハウジング200内に存在して示されている。
後方ハウジング200は、第1のアクチュエータ112及び第2のアクチュエータ202を受容するための空洞、ポケット、又はレセプタクルを含む。例えば、第1のアクチュエータ112は、第1のレセプタクル804内に存在し得、第2のアクチュエータ202は、第2のレセプタクル806内に存在して示されている。後方ハウジング200に結合されると、延伸リール及び後退リールは、それぞれ、第1のレセプタクル804及び第2のレセプタクル806内に存在し得る。
第1のレセプタクル804及び第2のレセプタクル806の開口部の近位に、後方ハウジング200は、ラチェット歯808を含み得る。ラチェット歯808は、第1のレセプタクル804及び第2のレセプタクル806への開口部の周囲に円形に配置され得る。ラチェット歯808は、第1のアクチュエータ112の第1のラチェットアーム706(1)及び第2のラチェットアーム706(2)と係合するために相補的であり得る。第2のアクチュエータ202の第1及び第2のラチェットアームは、同様に、第2のレセプタクル806の周囲に配置されたラチェット歯と係合し得る。
図9は、HMD100の透視図を示し、後方ハウジング200と係合した後方ハーネス122を例解する。示されるように、上部アーム212は、ボールジョイント900を介して後方ハウジング200に枢動可能に結合し得る。いくつかの例では、ボールジョイント900のボール部分は、上部アーム212から延伸するか、又は上部アーム212の構成要素であり得る。ボールジョイント900のソケット部分は、後方ハウジング200の構成要素であり得る。ソケット部分内のボール部分の結合は、ボールジョイント900を形成し得る。上部アーム212を、ボールジョイント900を介して後方ハウジング200に結合することは、後方ハーネス122をユーザの頭部に適合させるのを助け得る。例えば、ボールジョイント900は、後方ハーネス122を特定の方向及び/又は軸に枢動させて、HMD100をユーザにしっかりと固定し得る。
図10A及び10Bは、それぞれ、第1のアクチュエータ112及び第2のアクチュエータ202のリールの周囲に経路付けしたケーブルの透視図を例解する。
図10Aから始めると、延伸リール702及び後退リール704は、第1のレセプタクル804内に存在して示されている。第1のケーブル1000は、延伸リール702の周囲に巻き付けられ、巻き取られ、又は巻かれて示されている。第1のケーブル1000は、第1のケーブル1000が引っ張られると、ディスプレイハウジング108がユーザの顔上で下降し得るように、延伸ケーブルに対応し得る。言い替えると、第1のケーブル1000は、HMD100のフィットを緩めるために引っ張られ得る。場合によっては、第1のケーブル1000は、時計回りなどの第1の方向に延伸リール702の周囲に巻き付けられ得る。
第2のケーブル1002は、後退リール704の周囲に巻き付けられ、巻き取られ、又は巻かれて示されている。第2のケーブル1002は、第2のケーブル1002が引っ張られると、ディスプレイハウジング108がユーザの顔上で上昇し得るように、後退ケーブルに対応し得る。言い替えると、第2のケーブル1002は、HMD100のフィットを締め付けるために引っ張られ得る。場合によっては、第2のケーブル1002は、反時計回りなどの第2の方向に後退リール704の周囲に巻き付けられ得る。
ラップばね1004が、延伸リール702と後退リール704とを動作可能に結合して示されている。示されるように、ラップばね1004は、第1のケーブル1000と第2のケーブル1002との間の場所で、延伸リール702及び後退リール704と係合し得る。場合によっては、ラップばね1004は、延伸リール702及び/又は後退リール704に結合され得る。ラップばね1004は、第1のアクチュエータ112の作動中にロックして、ディスプレイハウジング108を下降させることができる。例えば、ディスプレイハウジング108を上昇させることに関連付けられた第1の方向へのノブ700の回転は、ラップばね1004を後退リール704の周囲に締め付け、第2のケーブル1002を引っ張らせ得る。反対方向に回転されると、ラップばね1004は、後退リール704と係合しない場合があるが、第1のケーブル1000を介してディスプレイハウジング108を下降させ得る。回転方向に応じて、ばね及び/又はプーリが弛みを取り込み得る。
第1のアクチュエータ112、延伸リール702、及び/又は後退リール704は、第1のケーブル1000、第2のケーブル1002、及びラップばね1004を物理的に分離するためのタブ、突出部、環状部、又は他の特徴部を更に含み得る。これらの特徴部は、第1のケーブル1000、第2のケーブル1002、及びラップばね1004が絡み合うことを防止し得る。加えて、これらの特徴部は、巻き取り及び巻き出し中に第1のケーブル1000及び/又は第2のケーブル1002を誘導するのを助け得る。粘性クラッチ1006が、スリップトルクを克服し、後退リール704が延伸リール702とともにスピンするのを防止するために更に含まれ得る。
図10Bに移動すると、第2のアクチュエータ202の延伸リール800の周囲に巻かれた第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010が示されている。第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010は、引っ張られると、HMD100をユーザから緩めさせる延伸ケーブルに対応し得る。言い替えると、第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010は、HMD100のフィットを緩めるために引っ張られ得る。場合によっては、第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010は、時計回りなどの第1の方向に延伸リール800の周囲に巻き付けられ得る。
第2のアクチュエータ202として、HMD100の側部を一斉に、すなわち同時に緩めることができ、延伸リール800は、第1の側方部材114を緩めるためのケーブル(例えば、第3のケーブル1008)、及び第2の側方部材116を緩めるためのケーブル(例えば、第4のケーブル1010)に動作可能に結合し得る。示されるように、第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010は、それぞれ第1の側方部材114及び第2の側方部材116に経路付けするための仕切りによって分離され得る。
第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016が、第2のアクチュエータ202の後退リール802の周囲に巻かれて示されている。第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016は、引っ張られると、HMD100をユーザから締め付ける後退ケーブルに対応し得る。言い替えると、第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016は、HMD100のフィットを締め付けるために引っ張られ得る。場合によっては、第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016は、反時計回りなどの第2の方向に後退リール802の周囲に巻き付けられ得る。
第2のアクチュエータ202として、HMD100の側部を一斉に、すなわち同時に締め付けることができ、後退リール802は、第1の側方部材114を締め付けるためのケーブル(例えば、第5のケーブル1014)、及び第2の側方部材116を締め付けるためのケーブル(例えば、第6のケーブル1016)に動作可能に結合し得る。示されるように、第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016は、それぞれ第1の側方部材114及び第2の側方部材116に経路付けするための仕切りによって分離され得る。
ラップばね1020が、延伸リール800と後退リール802とを動作可能に結合して示されている。示されるように、ラップばね1020は、第3のケーブル1008/第4のケーブル1010と第5のケーブル1014/第6のケーブル1016との間の場所で、延伸リール800及び後退リール802に係合し得る。場合によっては、ラップばね1020は、延伸リール800及び/又は後退リール802に結合され得る。ラップばね1020は、第2のアクチュエータ202の作動中にロックして、HMD100をユーザに締め付けることができる。例えば、HMD100を締め付けることに関連する方向への第2のアクチュエータ202の回転の間に、ラップばね1020は、後退リール802の周囲で締め付け、第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016を引っ張り得る。反対方向に回転されると、ラップばね1020は、後退リール802と係合しない場合があるが、第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010を介してHMD100を緩め得る。回転方向に応じて、ばね及び/又はプーリが弛みを取り込み得る。粘性クラッチ1022が、スリップトルクを克服し、後退リール704が延伸リール702とともにスピンするのを防止するために更に含まれ得る。
場合によっては、延伸リール702(又は延伸リール800)及び後退リール704(又は後退リール802)の直径比は、力の比と一致するように構成又は設計され得、そうでなければ、第1のケーブル1000(又は第3のケーブル1008及び第4のケーブル1010)並びに第2のケーブル1002(又は第5のケーブル1014及び第6のケーブル1016)は、同等の速度で巻き取られない場合がある。これにより、弛みが第1のケーブル1000又は第2のケーブル1002に導入され得る。場合によっては、HMD100は、延伸リール702及び後退リール704の直径が同じサイズ(1:1)であることを可能にするために、第1のケーブル1000(2:1)及び第2のケーブル1002(2:1)について等しい力の比(2:1及び2:1)を有し得る。力の比の差(1:1及び2:1)が存在する場合、延伸リール702及び後退リール704も、それらの直径に対して2:1の比を有する必要がある。
図10Cは、第1のアクチュエータ112、ラップばね1004、延伸リール702、及び後退リール704の簡略化された図を例解する。示されるように、ラップばね1004は、延伸リール702及び後退リール704の周囲に巻かれ得る。第1のケーブル1000は、延伸リール702に結合された延伸ケーブルを表し得る。したがって、延伸リール702が回転されると、延伸リール702は、第1のケーブル1000を取り込んで、ディスプレイハウジング108を下降させることができる。第2のケーブル1002は、後退リール704に結合された後退ケーブルを表し得る。後退リール704が回転されると、後退リール704は、第2のケーブル1002を取り込んで、ディスプレイハウジング108を上昇させることができる。
第1のアクチュエータ112は、シャフト1024を含んで更に示されている。シャフト1024及び延伸リール702は、取り付け部1026(例えば、キースロットなど)を介して一緒にキー留めされ得る。この取り付け部1026は、シャフト1024の回転運動を延伸リール702に伝達し得る。
ディスプレイハウジング108の下降中に、延伸リール702は、第2のケーブル1002内の弛みを取り込み、一方で、後退リール704は、惰性で回り得る(例えば、自由に回転する)。第2の1002の全ての弛みが取り込まれると、上部部材102は、第2のケーブル1002を後退リール704から引き出し始める相対運動を経験し始め得る。このようにして、弛みが取り除かれる。
逆に、ディスプレイハウジング108の上昇中に、延伸リール702及び後退リール704は、ラップばね1004によって一緒に直接結合される。これは、ケーブルが上部部材102内のハードストップに到達するまで、後退リール704が、第2のケーブル1002を巻き取ることを意味する。いずれの場合も、後退リール704は、第2のケーブル1002を巻き取り続ける。一方、延伸リール702は、第1のケーブル1000を巻き出す。
第2のアクチュエータ202は、同様に、HMD100を締め付け及び緩めるために、第1の側方部材114及び第2の側方部材116のケーブルを巻き取り及び巻き出し得る。
図11は、上部部材102、スリーブ110、及び/又は内側スリーブ(図12に示される)内のケーブルの経路付けを例解する。示されるように、第1のケーブル1000及び第2のケーブル1002などの1つ以上のケーブルは、HMD100を調節するために使用され得る。
第1のケーブル1000は、スリーブ110を通して第1のプーリ1100、第2のプーリ1102、及び第3のプーリ1104などの1つ以上のプーリの周囲に経路付けされ得る。示されるように、第1のケーブル1000は、スリーブ110に入り、第1のプーリ1100の周囲に巻かれ、第2のプーリ1102の周囲に巻かれ、次に第3のプーリ1104の周囲に巻かれ得る。場合によっては、第1のプーリ1100は、スリーブ110に結合され得、一方で、第2のプーリ1102及び第3のプーリ1104は、内側スリーブに結合され得る。場合によっては、本明細書で考察されるように、第1のケーブル1000は、第1の位置1106で、上部部材102及び/又は内側スリーブに結合又は係留し得る。第1のケーブル1000の反対側の端部は、第1のアクチュエータ112(若しくは別のアクチュエータ)及び/又は第1のアクチュエータ112と係合したスプールに動作可能に結合し得る。例えば、第1のケーブル1000は、第1のアクチュエータ112に動作可能に結合された延伸リール702と係合し得る。
場合によっては、第1のケーブル1000は、引っ張られると上部部材102を延伸させるケーブルに対応し得る。次に、ディスプレイハウジング108は、ユーザ上で垂直に下降し得る。そのような場合、第1のケーブル1000が引っ張られるとき、第1のケーブル1000は、延伸リール702の周囲に巻き取られ得る。例えば、第1のケーブル1000の経路付けを考慮すると、第1のケーブル1000を引っ張ることで、上部部材102(及び/又は内側スリーブ)をスリーブ110から更に外側に延伸させることができる。その一方で、同時に、第2のケーブル1002は、第1のケーブル1000に弛みを提供し、上部部材102をスリーブ110から延伸させるために第1のケーブル1000が引っ張られることを可能にするように巻き出され得る。
第2のケーブル1002は、スリーブ110を通して第4のプーリ1108及び/又は第5のプーリ1110などの1つ以上のプーリの周囲に経路付けされ得る。場合によっては、第4のプーリ1108及び/又は第5のプーリ1110は、内側スリーブに結合され得る。加えて、第2のケーブル1002は、第2の位置1112で上部部材102に係留し得る。第2のケーブル1002の反対側の端部は、第1のアクチュエータ112(若しくは別のアクチュエータ)及び/又は第1のアクチュエータ112と係合した後退リール704に動作可能に結合し得る。
場合によっては、第2のケーブル1002は、引っ張られると上部部材102をスリーブ110内に後退させる後退ケーブルに対応し得る。次に、ディスプレイハウジング108は、ユーザ上で垂直に上昇し得る。そのような場合、第2のケーブル1002が引っ張られるとき、第2のケーブル1002は、後退リール704の周囲に巻き取られ得る。第2のケーブル1002の経路付けを考慮すると、例えば、第2のケーブル1002を引っ張ることで、上部部材102及び/又は内側スリーブをスリーブ110内に後退させることができる。加えて、第2のケーブル1002の引っ張り(例えば、弛み)を提供するために、第1のケーブル1000は、延伸リール702から巻き戻され、第2のケーブル1002が後退リール704の周囲に巻き取られることを可能にし得る。
第1のケーブル1000及び第2のケーブル1002は、それぞれ、第3のチューブ208及び第4のチューブ210内でスリーブ110に経路付けされ得る。すなわち、第1のケーブル1000は、スリーブ110と後方ハウジング200との間に配置された第3のチューブ208内に配置され得る。第2のケーブル1002は、スリーブ110と後方ハウジング200との間に配置された第4のチューブ210内に配置され得る。
図12は、スリーブ110内で経路付けされた第1のケーブル1000及び第2のケーブル1002の追加の図を例解する。上で考察されるように、上部部材102は、スリーブ110から延伸して示されている。更に、上部部材102は、内側スリーブ1200に動作可能に結合し得る。場合によっては、上部部材102は、伸縮式にスリーブ110から延伸し、スリーブ110内に後退し得る。場合によっては、HMD100は、上部アーム212を更に含み得、上部アーム212は、スリーブ110の一部分内に存在し得る。
第1のケーブル1000は、第1のプーリ1100、第2のプーリ1102、及び/又は第3のプーリ1104などのプーリの周囲に経路付けされて示されている。場合によっては、第1のプーリ1100、第2のプーリ1102、及び/又は第3のプーリ1104は、上部部材102、スリーブ110、及び/又は内側スリーブ1200に結合し得る。例えば、第1のプーリ1100は、スリーブ110に結合され得、一方で、第2のプーリ1102及び第3のプーリ1104は、内側スリーブ1200に結合し得る。そうすることで、第1のケーブル1000は、スリーブ110内で、第1のプーリ1100の周囲に、第2のプーリ1102の周囲に、次に第3のプーリ1104の周囲に経路付けされ得る。加えて、第1のケーブル1000は、例えば、第1の位置1106で、上部部材102に係留されて示されている。第1のケーブル1000の反対側の端部は、延伸リール702を介して第1のアクチュエータ112に動作可能に結合し得る。
第2のケーブル1002は、第4のプーリ1108及び第5のプーリ1110などのプーリの周囲に経路付けされて示されている。第4のプーリ1108及び/又は第5のプーリ1110は、内側スリーブ1200に結合され得る。示されるように、第2のケーブル1002は、スリーブ110内で、第4のプーリ1108の周囲に、次いで第5のプーリ1110の周囲に経路付けされ得る。加えて、場合によっては、第2のケーブル1002は、第2の位置1112で上部部材102に係留し得る。第2のケーブル1002の反対側の端部は、後退リール704を介して第1のアクチュエータ112に動作可能に結合し得る。
上部部材102、スリーブ110、及び/又は内側スリーブ1200内、並びにプーリの周りの第1のケーブル1000及び第2のケーブル1002の経路付けは、ユーザ上でHMD100を垂直に調節するように働き得る。すなわち、第1のケーブル1000及び第2のケーブル1002は、それぞれ、HMD100を垂直に下降及び上昇させるように引っ張られ得る。場合によっては、第1のプーリ1100、第2のプーリ1102、第3のプーリ1104、第4のプーリ1108、及び/又は第5のプーリ1110は、それぞれ、第1のケーブル1000及び/又は第2のケーブル1002を誘導し、張力をかけるためのアイドラプーリであり得る。
図13は、第2の側方部材116内のケーブルの経路付けを例解し、第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016を示す。場合によっては、第4のケーブル1010は、第1のプーリ1300及び第2のプーリ1302の周囲に巻かれ得る。場合によっては、第1のプーリ1300は、第2の側方アーム120に結合(例えば、装着)され得る。第2のプーリ1302は、第2の側方部材116に結合(例えば、装着さ)され得る。第4のケーブル1010は、第2の側方部材116に入り、第1のプーリ1300の周囲に巻かれ、第2のプーリ1302の周囲に巻かれ、次いで、第2の側方部材120に結合(例えば、固着)し得る。すなわち、第4のケーブル1010の端部は、第2のアクチュエータ202(又は延伸リール800などのその構成要素)に結合し得る。第4のケーブル1010の第2の反対側の端部は、第2の側方部材120に結合し得る。
第6のケーブル1016は、第2の側方部材116に入り、第3のプーリ1304及び第4のプーリ1306の周囲に巻かれ得る。第3のプーリ1304及び/又は第4のプーリ1306は、第2の側方アーム120に結合し得る。場合によっては、第3のプーリ1304は、(本明細書で考察されるように)第2の側方部材116内のねじりばねのアームを表し得る。すなわち、第3のプーリ1304は省略され得、代わりに、第6のケーブル1016が、ねじりばねのアーム又は他の突出部の周囲に巻かれ得る。第6のケーブル1016の第1の端部は、第2のアクチュエータ202(又は後退リール802などのその構成要素)に結合し得、一方で、第2の反対側の端部は、第2の側方部材120に結合し得る。
場合によっては、第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016の動作は、第2の側方部材116を様々な延伸部に延伸させるための機構に類似し得る。第2のアクチュエータ202の作動中、第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016の経路付けは、HMD100をユーザから締め付け及び/又は緩めさせ得る。例えば、第1のプーリ1300及び第2のプーリ1302の周りの第4のケーブル1010の経路付けを考慮すると、第4のケーブル1010を引っ張ることで、第2の側方部材116を延伸させることができる(又は、別様に、HMD100の前部104と後部106との間の距離を増加させる)。これは、HMD100をユーザから緩めることができる。その一方で、第6のケーブル1016は、第2の側方部材116を延伸させるための弛みを提供し得る。例えば、第2のアクチュエータ202がHMD100を緩めるように作動される場合、第6のケーブル1016は、第2の側方部材116を延伸させるように第4のケーブル1010が引っ張られるための弛みを提供し得る。すなわち、第4のケーブル1010を引っ張ることは、第4のケーブル1010を延伸リール800の周囲に巻き付け、第6のケーブル1016を後退リール802から巻き戻すことができる。
代替的に、HMD100を締め付けるように第2のアクチュエータ202が作動されるとき、第6のケーブル1016は、引っ張られて、第2の側方部材116を後退させることができる。すなわち、第3のプーリ1304及び第4のプーリ1306の周りの第6のケーブル1016の経路付けは、第2の側方部材116を後退させることができ、それによって、HMD100の前部104と後部106との間の距離を低減させる。ここで、第6のケーブル1016を引っ張ることは、第6のケーブル1016を後退リール802の周囲に巻き付け、第4のケーブル1010を延伸リール800から巻き戻すことができる。
第2の側方部材116は、第2の側方アーム120にわたって少なくとも部分的に配置され得る。HMD100を締め付けることは、第2の側方アーム120を第2の側方部材116内に後退させるか、又は第2の側方部材116を第2の側方アーム120にわたって後退させることができる。HMD100を緩めることは、第2の側方アーム120を第2の側方部材116から延伸させるか、又は第2の側方部材116を第2の側方アーム120から延伸させることができる。
第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016は、それぞれ、第1のチューブ204及び第2のチューブ206内で第2の側方部材116に経路付けされ得る。すなわち、第4のケーブル1010は、第2の側方部材116と後方ハウジング200との間で第1のチューブ204内に配置され得る。第6のケーブル1016は、第2の側方部材116と後方ハウジング200との間で第2のチューブ206内に配置され得る。
第2の側方部材116はまた、ディスプレイハウジング108に枢動可能に結合するための端部1308を含んで示されている。端部1308は、締結具、スナップフィット、圧縮継手などを介して結合し得る。
図13は、第2の側方部材116及び第2の側方アーム120を例解するが、第1の側方部材114は、第1の側方アーム118を受容するための同様の特徴部を含み得、第1の側方部材114は、同様に、第1の側方アーム118から延伸し、第1の側方アーム118にわたって後退し得る。
図14は、第2の側方部材116及び第2の側方アーム120内で経路付けされた第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016の追加の図を例解する。上で考察されるように、第2の側方部材116が、第2の側方アーム120から様々な長さで延伸し得るように、第2の側方部材116は、第2の側方アーム120にわたって配置され得る。したがって、場合によっては、第2の側方部材116は、伸縮式に第2の側方アーム120から延伸し、第2の側方アーム120内に後退し得る。
第4のケーブル1010は、第1のプーリ1300及び第2のプーリ1302などのプーリの周囲に経路付けされて示されている。場合によっては、第1のプーリ1300は、第2の側方アーム120に結合し得る。第2のプーリ1302は、第2の側方部材116に結合し得る。追加的に、第4のケーブル1010は、第1の位置1400で第2の側方アーム120に係留し得る。第4のケーブル1010の反対側の端部は、延伸リール800を介して第2のアクチュエータ202に動作可能に結合し得る。
第6のケーブル1016は、第3のプーリ1304及び第4のプーリ1306の周囲に経路付けされて示されている。第3のプーリ1304は、第2の側方部材116に結合し得、一方で、第4のプーリ1306は、第2の側方アーム120に結合し得る。第6のケーブル1016は、第2の位置1402で第2の側方アーム120に係留し得る。第6のケーブル1016の反対側の端部は、後退リール802を介して第2のアクチュエータ202に動作可能に結合し得る。場合によっては、第6のケーブル1016は、本明細書で考察されるように、第3のプーリ1304の周囲で回転せず、むしろねじりばねのフックの周囲で回転し得る。
第2の側方部材116内、並びにプーリの周りの第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016の経路付けは、ユーザ上でHMD100を緩め及び締め付けるように働き得る。すなわち、第4のケーブル1010及び第6のケーブル1016は、それぞれ引っ張られて、HMD100を緩め、締め付けることができる。
図15A及び15Bは、第2の側方部材116及び第6のケーブル1016の様々な図を例解する。具体的には、図15A及び15Bでは、第6のケーブル1016上で張力を維持するためにねじりばね1500が利用される。図15Aでは、ねじりばね1500は、予め負荷をかけられた又は負荷をかけられた状態であり得、一方で図15Bでは、ねじりばね1500は、予め負荷をかけられた又は負荷をかけられた状態であり得る。図15A及び15Bは、第2のチューブ206内で経路付けされている第6のケーブル1016を更に例解する。
ねじりばね1500は、第6のケーブル1016内の弛みを取り込むことができ、及び/又はユーザが、第4のケーブル1010を緩めることなくHMD100を取り外すことを可能にし得る。すなわち、ユーザは、第2のアクチュエータ202の作動なしにHMD100を取り外し得る。例えば、ユーザがHMD100を締め付けた後、HMD100を緩め、後の過程でHMD100を再び締め付けることは不便であり得る。例として、ユーザは、HMD100の使用を中断し得る。第2のアクチュエータ202を介してHMD100を緩めるのではなく、ねじりばね1500は、ユーザがディスプレイハウジング108を引っ張って、ディスプレイハウジング108をユーザの顔から分離することを可能にするように、ある程度の遊びを提供し得る。この分離により、ユーザは、HMD100を自身の頭にわたって及び/又は頭上に引っ張り得る。ユーザがディスプレイハウジング108の引っ張りを停止すると、ねじりばね1500は、跳ね返って第6のケーブル1016を引っ張り、HMD100の前部104と後部106との間の距離を低減させ得る。
場合によっては、ねじりばね1500は、第6のケーブル1016が周りに巻かれる第3のプーリ1304を含み得る。追加的又は代替的に、第6のケーブル1016は、ねじりばね1500の突起又はフックの周囲に巻かれるか又は巻き付き得る。特定の実施形態にかかわらず、第6のケーブル1016は、ねじりばね1500と動作可能に係合して、ある程度の移動を提供し得る。ねじりばねの更なる詳細は、図16A~16Dに関して本明細書で考察される。場合によっては、ねじりばね1500は、ユーザがHMD100を外してHMD100を再び装着することを可能にするために、数ミリメートル、数センチメートル、又は数インチの遊びを提供し得る。この遊びは、一時的にHMD100のサイズを変更し得る。例えば、図15Aに示されるような予め負荷をかけられた状態又は負荷をかけられていない状態では、第3のプーリ1304又は第6のケーブル1016は、第1の位置1502でねじりばね1500の周囲にループ巻きになることができる。ユーザが、例えば、ディスプレイハウジング108上でHMD100を引っ張るときに、ねじりばね1500は、第3のプーリ1304又は第6のケーブル1016を第2の位置1504に位置させるためにコイル巻きになり得る。第2の位置1504では、ねじりばね1500は、最大にコイル巻きになった位置にあり得る。すなわち、第2の位置1504において、HMD100は、更に引き離されない場合がある。これは、ギャップ距離1506をもたらす。場合によっては、ギャップ距離は、13ミリメートルであり得る。しかしながら、図15Aに示されるような後退した状態では、ねじりばね1500は、依然として、第6のケーブル1016内の弛みを除去するために付勢力を加え得る。
図16A~16Dは、ねじりばね1500の様々な図を例解する。特に、図16Aはねじりばね1500の等角図を例解し、図16Bはねじりばね1500の第1の側面図を例解し、図16Cはねじりばね1500の端面図を例解し、図16Dはねじりばね1500の第2の側面図を例解する。
ねじりばね1500は、第1の側方部材114及び第2の側方部材116内に存在し得る。例えば、ねじりばね1500は、第2の側方部材116の端部1308内に存在し得る。ねじりばね1500は、ねじりばね1500に付勢性を提供するための本体コイル1600を含む。ねじりばね1500の第1の端部は、静的脚部1602を含み得る。静的脚部1602は、ねじりばね1500の巻き付け及び巻き戻しの間、静止したままであり得る。場合によっては、静的脚部1602は、静止したままであるために、第1の側方部材114及び/又は第2の側方部材116に結合し得る。
ねじりばね1500の第2の端部は、動的脚部1604を含む。上記のように、第6のケーブル1016は、動的脚部1604の周囲に巻かれ得る。例えば、第6のケーブル1016は、ユーザがディスプレイハウジング108に付勢力を提供するときに、動的脚部1604を引っ張るために動的脚部1604の周囲でループ巻きになり得る。第6のケーブル1016と動的脚部1604との間の係合は、第6のケーブル1016が動的脚部1604の周囲にループ巻きになるか又は巻き付き得るように、プーリに類似し得る。代替的に、第3のプーリ1304が、動的脚部1604の周囲に配置され得る。
ねじりばね1500は、停止脚部1606を更に含み得る。停止脚部1606は、ねじりばね1500が更にコイル巻きになるか又は伸びるのを防止し得る。例えば、簡単に図15Bに戻ると、第2の側方部材116は、ギャップ距離1506に等しい、ある程度の移動を有し得る。第2の側方部材116がギャップ距離1506だけ延伸されるときに、停止脚部1606は、第2の側方部材116が更に引っ張られるのを防止し得る。これは、ねじりばね1500の巻き付き性を更に防止し得る。場合によっては、停止脚部1606は、第1の側方部材114又は第2の側方部材116の突起に接触し得る。
図17は、場合によっては、HMD100と同様の構成要素を含み得るHMD1700の正面等角図を例解する。例えば、HMD1700は、前部1702及び後部1704を含み得る。HMD1700の前部1702は、コンテンツをユーザに出力するためのディスプレイを収納するディスプレイハウジング1706を含み得る。HMD1700の後部1704は、後方ハウジング1708を含み得る。
ディスプレイハウジング1706は、1つ以上の部材を介して後方ハウジング1708に結合し得る。例えば、HMD1700は、後方ハーネス1714から延伸する第1の側方アーム1712と係合する第1の側方部材1710を含み得る。第2の側方部材1716が、後方ハーネス1714から延伸する第2の側方アーム1718と係合し得る。第1の側方部材1710は、HMD1700をユーザに緩める及び締め付けるために、第1の側方アーム1712に対して様々な長さから延伸し得る。すなわち、第1の側方部材114に関して同様に上で考察されるように、第1の側方部材1710は、長さを調節するために、第1の側方アーム1712にわたって摺動し得るか、又は別様に第1の側方アーム1712と係合し得る。同様に、第2の側方部材1716は、第2の側方アーム1718と係合し得る。
更に、HMD1700は、HMD1700が着用されるときにユーザの頭頂部にわたって配置される上部部材1720を含み得る。上部部材1720は、ユーザの顔上のディスプレイハウジング1706の垂直位置を調節するために長さを調節し得る。
いくつかの例では、HMD1700は、第1の側方部材1710、第2の側方部材1716、及び上部部材1720の長さを調節するためのアクチュエータを含み得る。これらのアクチュエータは、HMD100に関して同様に上で考察されるように、HMD1700のケーブル機構と係合し得る。例えば、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716のケーブル機構は、後方ハウジング1708の後部1704に配置されたアクチュエータと係合し得る。その上、上部部材1720のケーブル機構は、後方ハウジング1708にある第1のアクチュエータ1722と係合し得る。本明細書で詳細に考察されるように、ケーブル機構は、HMD1700の1つ以上のチューブを通って経路付けされ得る。
HMD1700は、ユーザに音声を出力するためのラウドスピーカを含み得る。例えば、HMD1700は、ユーザの左耳に隣接して位置する第1のラウドスピーカ1724と、ユーザの右耳に隣接して位置する第2のラウドスピーカ1726とを含み得る。図17に示されるように、第1のラウドスピーカ1724は、第1の側方部材1710に結合し得、第2のラウドスピーカ1726は、第2の側方部材1716に結合し得る。したがって、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716が延伸及び/又は後退されるときに、第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726は、それぞれ、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716とともに対応して移動し得る。
場合によっては、第1のラウドスピーカ1724及び/又は第2のラウドスピーカ1726は、それぞれ、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716に枢動可能に結合し得る。これは、第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726を、それぞれ、ユーザの左耳及び右耳に隣接して位置決めし得る。例えば、本明細書で詳細に考察されるように、第1のラウドスピーカ1724は、ボールジョイントを介して第1の側方部材1710に結合し得る。ボールジョイントは、第1のラウドスピーカ1724を位置決めするために、様々な程度の動きを第1のラウドスピーカ1724に提供し得る。同様に、第2のラウドスピーカ1726は、第2のラウドスピーカ1726を位置決めするためのボールジョイントを介して第2の側方部材1716に結合し得る。追加的に、第1のラウドスピーカ1724及び/又は第2のラウドスピーカ1726は、長手方向に調節するために摺動し得る。第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716が様々な長さで延伸し得ることを考慮すると、この横方向の動きは、枢動可能な動きに加えて、第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726を位置決めし直すためのユーザオプションを提供する。
第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726が、それぞれ、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716に結合されて示されているが、第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726は、後方ハウジング1708又はHMD2200の他の部分に結合し得る。
図18は、HMD1700の後面等角図を例解する。HMD100の後部106は、後方ハウジング1708を含んで示されている。後方ハウジング1708は、後方ハウジング200に関して上述したような同様の構成要素(例えば、アンテナ、プロセッサ、PCBなど)を含み得る。追加的に、後方ハウジング1708は、第1のアクチュエータ1722及び第2のアクチュエータ1800を含んで示されている。
後方ハウジング200内で、第1のアクチュエータ1722は、上部部材1720のケーブル機構と係合し得、第2のアクチュエータ1800は、第1の側方部材1710及び/又は第2の側方部材1716のケーブル機構と係合し得る。第1のアクチュエータ1722及び上部部材1720は、HMD100をユーザ上で、又はユーザの目に対して垂直に調節するために使用され得、一方で、第2のアクチュエータ1800は、HMD100を締め付け及び緩めるために使用され得る。また、上記で導入したように、後方ハーネス1714は、それぞれ、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716と係合するか、又はそれらの中に係合する第1の側方アーム1712及び第2の側方アーム1718を含み得る。
図19A及び19Bは、HMD1700の正面図及び後面図をそれぞれ例解する。第1のラウドスピーカ1724は、第1のラウドスピーカアーム1900を介して第1の側方部材1710に結合し得、第2のラウドスピーカ1726は、第2のラウドスピーカアーム1902を介して第2の側方部材1716に結合し得る。本明細書で考察されるように、第1のラウドスピーカアーム1900は、第1のラウドスピーカ1724の位置を調節するためのボールジョイントを介して第1の側方部材1710に結合し得る。同様に、第2のラウドスピーカアーム1902は、第2のラウドスピーカ1726の位置を調節するためのボールジョイントを介して第2の側方部材1716に結合し得る。第1のラウドスピーカアーム1900及び第2のラウドスピーカアーム1902はまた、方向1904に摺動し得る。第1のアーム1900及び第2のスピーカアーム1902の枢動可能な性質、並びに方向1904にラウドスピーカ摺動する性質は、第1のラウドスピーカ1724及び第2のラウドスピーカ1726を、ユーザの好みに従って位置決めし直すことを可能にする。
図19Bにおいて、HMD1700は、ケーブル機構のケーブルを経路付けするか又は導くための様々なチューブを含み得る。例えば、第1のチューブ1906及び第2のチューブ1908が、後方ハウジング1708から上部部材1720まで経路付けされて示されている。第1のチューブ1906及び第2のチューブ1908は、上部部材102を延伸及び後退させるために使用されるそれぞれのケーブルを導き得る。第3のチューブ1910及び第4のチューブ1912が、第1の側方部材1710から後方ハウジング1708まで経路付けされて示されている。第3のチューブ1910及び第4のチューブ1912は、それぞれ、第1の側方部材1710を延伸及び後退させるために使用されるケーブルを導き得る。第5のチューブ1914及び第6のチューブ1916が、第2の側方部材1716から後方ハウジング1708まで経路付けされて示されている。第5のチューブ1914及び第6のチューブ1916は、それぞれ、第2の側方部材1716を延伸及び後退させるために使用されるケーブルを導き得る。
HMD1700の後部1704において、ケーブル機構は、第1のアクチュエータ1722及び第2のアクチュエータ1800と係合し得る。例えば、上部部材1720のケーブル機構は、第1のアクチュエータ1722と係合し得る。上部部材1720のケーブル機構と、第1のアクチュエータ1722との係合は、HMD100に関して上述したものと同様であり得る。更に、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716のケーブル機構は、第2のアクチュエータ1800と係合し得る。第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716のケーブル機構と、第2のアクチュエータ1800との係合は、それぞれ、第2のアクチュエータ202と係合する第1の側方部材114及び第2の側方部材116に関して上述したものと同様であり得る。その上、ケーブルは、第1の側方部材114及び第2の側方部材116に関して同様に上で考察されるように、第1の側方部材1710及び第2の側方部材1716内で経路付けされ得る。
図20Aは、第1の側方部材1710、第1のラウドスピーカ1724、及び第1のラウドスピーカアーム1900などのHMD100の構成要素を示す断面図を例解する。場合によっては、図20Aに示される図は、HMD1700の前部1702から後部1704に向かう正面断面図を表し得る。図20Aは、第1の側方部材1710、第1のラウドスピーカ1724、及び第1のラウドスピーカアーム1900の構成要素を例解及び考察するが、第2の側方部材1716、第2のラウドスピーカ1726、及び第2のラウドスピーカアーム1902が、同様の構成要素を含み、及び/又は同様に機能し得ることを理解されたい。
第1のラウドスピーカ1724は、シェル2000内に存在し得る。シェル2000は、示されるように、第1のラウドスピーカ1724が中に存在する、概ね半球形の形状を含み得る。第1のラウドスピーカ1724は、ユーザの方向に向かって音を出力するように配向され得る。第1のラウドスピーカ1724は、第1のラウドスピーカ1724によって生成された音がシェル2000内からユーザの方向に向かって出ることを可能にするオリフィスを有するスピーカグリル2002を含み得る。スピーカグリル2002は、スナップフィット、締結具、接着剤などを介してシェル2000に結合し得る。
第1のラウドスピーカアーム1900は、第1のラウドスピーカアーム1900内で長手方向に並進するためのボールジョイント2004と摺動可能に係合し得、ボールジョイント2004内に摺動可能に係合し得る。例えば、上で考察されるように、第1のラウドスピーカアーム1900は、第1のラウドスピーカアーム1900が方向1904に並進することを可能にするために、ボールジョイント2004(又はその構成要素)と係合し得る。方向1904は、場合によっては、第1のラウドスピーカ1724をユーザに対して水平及び/又は垂直に位置決めすることを可能にし得る。例えば、ボールジョイント2004は、第1のラウドスピーカアーム1900のスライド又はチャネル内に係合するフランジを含み得る。この係合は、第1のラウドスピーカアーム1900がボールジョイント2004と摺動可能に係合することを可能にし得る。言い換えれば、ボールジョイント2004は、第1のラウドスピーカアーム1900の長さに沿って様々な位置に配置されるために、第1のラウドスピーカアーム1900内で摺動し得る。
ボールジョイント2004はまた、第1のラウドスピーカ1724の位置及び/又は配向を変更するために、第1の側方部材1710に枢動可能に結合する。例えば、ボールジョイント2004は、第1のラウドスピーカアーム1900に回転及び/又は枢動可能な動きを提供し得る。したがって、第1のラウドスピーカ1724は、様々な位置及び/又は配向で配設され得る。例えば、HMD1700は様々なユーザに対応するため、第1のラウドスピーカ1724は、異なるユーザに対応するように調節し得る。
場合によっては、ボールジョイント2004のボールは、第1の側方部材1710から延伸し得、一方で、ボールジョイント2004のソケットは、第1のラウドスピーカアーム1900内に統合され得る。第1のラウドスピーカアーム1900は、ボール及びソケットの係合を介して第1の側方部材1710に結合し得る。
場合によっては、第1のラウドスピーカ1724をHMD1700の他の部分と通信可能に結合するために、ワイヤ、ケーブル、又は他のフィラメントが、ボールジョイント2004を通して経路付けされ得る。例えば、示されるように、1つ以上のワイヤ2006が、ボールジョイント2004を通して経路付けされ得る。ワイヤ2006は、出力のために第1のラウドスピーカ1724に音声を提供し得る。そうする際に、ワイヤ2006は、第1のラウドスピーカアーム1900を通して第1のラウドスピーカ1724に到達するように経路付けされ得る。その上、ワイヤ2006は、第1の側方部材1710を通して経路付けされ得る。しかしながら、場合によっては、HMD1700は、第1のラウドスピーカ1724に通信可能に結合するために、第1の側方部材1710及び/又は第1のラウドスピーカアーム1900を通して経路付けされる追加のワイヤを含み得る。
図20Bは、第1のラウドスピーカ1724を例解する。場合によっては、図20Bに示される図は、HMD1700の上部からHMD1700の下部に向かう、上面断面図を表し得る。上述のように、第1のラウドスピーカアーム1900は、ボールジョイント2004を介して第1の側方部材1710に結合し得、ワイヤ2006は、ボールジョイント2004及び第1のラウドスピーカアーム1900を通して経路付けされ得る。
図21は、ユーザ上のHMD1700の位置を垂直に調節するために使用されるワイヤの経路付けを示す、HMD1700の詳細図を例解する。上記で導入したように、HMD1700は、後方ハウジング1708から延伸する第1のチューブ1906及び第2のチューブ1908を含み得る。場合によっては、HMD1700は、後方ハウジング1708から延伸する第7のチューブ2100などの追加のチューブを含み得る。第1のチューブ1906及び第7のチューブ2100は、一緒に取り付けられるか、又は結合され得る。
第1のチューブ1906は、第1の内側チューブ2102を受容し得、第2のチューブ1908は、第2の内側チューブ2104を受容し得る。第1の内側チューブ2102及び第2の内側チューブ2104は、ディスプレイハウジング1706に結合し得る。示されるように、第1の内側チューブ2102及び第2の内側チューブ2104は、それぞれ、ディスプレイハウジング1706から、第1のチューブ1906及び第2のチューブ1908内に延伸し得る。第1の内側チューブ2102及び第2の内側チューブ2104は、それぞれ、第1のチューブ1906及び第2のチューブ1908内に並進及び/又は摺動し得る。場合によっては、第1のチューブ1906及び/又は第2のチューブ1908は、それぞれ、第1の内側チューブ2102及び第2の内側チューブ2104の並進を可能にするための機構(例えば、チャネル、タブ、スロット、突出部など)を含み得る。
HMD1700は、第1のチューブ1906、第2のチューブ1908、第7のチューブ2100、第1の内側チューブ2102、及び/又は第2の内側チューブ2104を通して経路付けされるワイヤ又はケーブルを含む。例えば、HMD1700は、第1のケーブル2106及び第2のケーブル2108を含み得る。場合によっては、第1のケーブル2106は、引っ張られるとディスプレイハウジング1706をユーザ上で下降させる延伸ケーブルに対応し得る。その一方で、第2のケーブル2108は、引っ張られるとディスプレイハウジング1706をユーザ上で上昇させる後退ケーブルに対応し得る。第1のケーブル2106及び第2のケーブル2108は、(例えば、スプール又はリールを介して)長さを延伸及び後退させるために、第1のアクチュエータ1722に動作可能に結合し得る。
示されるように、第1のケーブル2106は、後方ハウジング1708から、第7のチューブ2100を通して、次いで第1のチューブ1906内に経路付けされ得る。場合によっては、第1のケーブル2106の端部は、位置2110として第1の内側チューブ2102に結合し得る。追加的に、第1のケーブル2106は、第7のチューブ2100及び/又は第1のチューブ1906内又は外側で開いた又はより多くのプーリの周囲に巻かれるか又は巻き付けられ得る。追加的に、プーリは、上部部材1720上に位置し得る。第2のケーブル2108は、第2のチューブ2108を通して、第2の内側チューブ2104を通して経路付けされ、位置2112においてディスプレイハウジング1706に結合し得る。
図22は、HMD2200の後部に配置された二重同心ノブ2202を有するHMD2200を例解する。場合によっては、HMD2200は、HMD100及び/又はHMD1700と同様の構成要素を含み得る。しかしながら、図22に示されるように、HMD100は、ユーザ上でHMD2200を締め付け、緩め、及び/又は垂直位置を調節するための二重同心ノブ2202を含み得る。
二重同心ノブ2202は、HMD2200をユーザに締め付け及び緩める、及び/又はHMD2200の垂直位置を調節するために、1つ以上の部材と係合し得る。場合によっては、1つ以上の部材は、HMD2200の後方ハウジング内で二重同心ノブ2202と係合し得る。例えば、上部部材は、上部スリーブ2204を通って延伸し、二重同心ノブ2202と係合し得る。側方部材が、それぞれ、第1の側方スリーブ2206及び第2の側方スリーブ2208を通って延伸し得る。場合によっては、上部スリーブ2204、第1の側方スリーブ2206、及び/又は第2の側方スリーブ2208は、後頭部と係合するHMD2200のハーネス、又はHMD2200の後方ハウジングを表し得る。
二重同心ノブ2202は、第1のノブ2210及び第2のノブ2212を含み得る。第1のノブ2210は、頭部上のHMD2200のディスプレイ(又はディスプレイハウジング)の垂直位置を調節するように動作し得る。第2のノブ2212は、HMD100をユーザに締め付け及び緩めるように動作し得る。すなわち、上部スリーブ2204内に配置された上部部材は、第1のノブ2210と動作可能に係合し得る。第1の側方スリーブ2206及び第2の側方スリーブ2208内に配置された側方部材は、第2のノブ2212と動作可能に係合し得る。
本明細書で考察されるように、第1のノブ2210及び第2のノブ2212は、それぞれ、上部部材及び側方部材のスロットと係合するギアを含み得る。側方部材は、側方部材が締め付け及び緩めることを可能にするために重なり得る。第1のノブ2210及び第2のノブ2212は、独立して、複数の方向に作動し得る。例えば、第1のノブ2210は、上部部材と係合し、第1の方向(例えば、時計回り)に回転してユーザ上でディスプレイを下降させ、第2の方向(例えば、反時計回り)に回転してユーザ上でディスプレイを上昇させることができる。第2のノブ2212は、側方部材と係合し、第1の方向(例えば、時計回り)に回転してHMD2200を緩め、第2の方向(例えば、反時計回り)に回転してHMD2200を締め付けることができる。
図23A及び23Bは、二重同心ノブ2202の詳細図を例解する。特に、図23Aは、二重同心ノブ2202の側面図を示し、図23Bは、二重同心ノブ2202の断面図を示す。示されるように、第1のノブ2210は、第2のノブ2212の少なくとも一部分内に埋まり、収納され、又は存在し得る。
第1のノブ2210は、HMD2200の垂直位置を調節するために第2のノブ2212を通って延伸する第1の部材、機構、又はシャフト2300を含み得る。第1のシャフト2300の第1のギア2302が、上部部材に配置された、又は上部部材の長さに沿って延伸するスロットと係合し得る。第1のノブ2210を回転させることで、第1のギア2302を、ディスプレイハウジングを上昇又は下降させるために、上部部材のスロットと係合させることができる。第1のギア2302と第2のギア2306との間のスラスト軸受が、バンドを分離したままにする。
同様に、第2のノブ2212は、第2の部材、機構、又はシャフト2304を含み得る。場合によっては、第2のシャフト2304は、第2のノブ2212内に(例えば、単一の構成要素として)一体化され得る。第2のシャフト2304は、側方部材に配置された、又は側方部材の長さに沿って延伸するスロットと係合する第2のギア2306を含み得る。示されるように、第2のギア2306は、単一の部材(例えば、上部部材)と係合し得る第1のギア2302と比較して、複数の部材(例えば、2つの側方部材)と係合するためのより長い長手方向長さを有し得る。
第1のシャフト2300は、上部部材及び/又は第1のノブ2210の逆駆動を防止するために、第3のギア2308に結合し得る。第3のギア2308は、後方ハウジングの相補的なフェースギアと係合するフェースギアを表し得る。例えば、第3のギア2308の歯は、逆駆動を防止するために、後方ハウジング内の追加のギアの歯と係合し得る。同様に、第2のシャフト2304は、側方部材及び/又は第2のノブ2212の逆駆動を防止するために、第4のギア2310に結合し得る。第4のギア2310は、後方ハウジングの相補的なフェースギアと係合するフェースギアを表し得る。例えば、第4のギア2310の歯は、逆駆動を防止するために、ハウジング上の追加のギアの歯と係合し得る。
場合によっては、ギャップ距離2312が、第1のノブ2210と第2のノブ2212との間に介在し得る。ばね2314は、第1のノブ2210を第2のノブ2212から離して配置するために、第1のノブ2210の表面と第2のノブ2212の表面との間で、第1のシャフト2300の一部の周囲に巻かれ得る。ユーザがディスプレイハウジングの位置を垂直に調節したい場合、ユーザは、第1のノブ2210を押して、第1のノブ2210を内側に偏向させ得る。この偏向は、後方ハウジング内の相補的なギアから第3のギア2308を切り離し、ユーザがディスプレイハウジングを下降又は上昇させることを可能にし得る。図23Bは、特定の場所にあるばね2314を例解しているが、ばね2314は、後方ハウジング及び/又は二重同心ノブ2202内の他の場所に位置し得る。
図24A及び24Bは、二重同心ノブ2202の等角図を例解する。上述したように、二重同心ノブ2202は、ディスプレイハウジングの垂直位置を調節する第1のノブ2210、及び頭部の側面に対して締め付け及び緩めるように動作する第2のノブ2212などの複数のアクチュエータを含み得る。
示されるように、第1のノブ2210及び第2のノブ2212は、積み重ねられた関係にあり得る。場合によっては、第1のノブ2210は、第2のノブ2212の前に配置され得、第2のノブ2212は、第1のノブ2210よりも大きな直径を含み得る。追加的に、第1のノブ2210及び第2のノブ2212は、同心であり得る。
図25は、HMD2200の後面等角図を例解し、二重同心ノブ2202に係合した部材を示す。HMD2200は、ディスプレイの垂直位置を調節するために、二重同心ノブ2202の第1のノブ2210と係合する上部部材2500を含み得る。追加的に、HMD2200は、HMD2200を締め付け/緩めるために、二重同心ノブ2202の第2のノブ2212と係合する第1の側方部材2502及び第2の側方部材2504を含み得る。上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504の反対側の端部は、二重同心ノブ2202に結合しないか又は係合せず、ディスプレイ又はディスプレイハウジングと係合し得る。追加的に、上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504の各々は、それぞれ、第1のノブ2210又は第2のノブ2212と係合するためのスロットを含み得る。
図26は、上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504と係合した二重同心ノブ2202を示す後面図を例解する。
上部部材2500は、上部部材2500の長さの少なくとも一部分に沿って延伸し、第1のノブ2210の第1のギア2302と係合するように構成されたスロット2600を含む。作動の方向に応じて、第1のノブ2210は、上部部材2500の長さを短くする(例えば、ディスプレイを上昇させる)ために、又は上部部材2500の長さを増加させる(例えば、ディスプレイを下降させる)ために、スロット2600と係合する。
第1の側方部材2502は、第1の側方部材2502の長さの少なくとも一部分に沿って延伸し、第2のノブ2212の第2のギア2306と係合するように構成されたスロット2602を含む。追加的に、第2の側方部材2504は、第2の側方部材2504の長さの少なくとも一部分に沿って延伸し、第2のノブ2212の第2のギア2306と係合するように構成されたスロット2604を含む。作動の方向に応じて、第2のノブ2212は、第1の側方部材2502及び第2の側方部材2504の長さを短くする(例えば、HMD2200を締め付ける)ために、又は第1の側方部材2502及び第2の側方部材2504の長さを増加させる(例えば、HMD2200を緩める)ために、スロット2602及びスロット2604と係合する。
場合によっては、上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504は、頭頂部に沿って、又は頭頂部にわたって経路付けするための可撓性及び/又は半剛性材料を含む。例えば、上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504は、プラスチック、ゴム、複合材料などのような材料から作られ得る。
図27は、HMD2200の後面図を例解し、上部部材2500、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504と係合した二重同心ノブ2202を示す。第2のノブ2212を第1の方向に(例えば、時計回りに)回転させることは、第1の側方部材2502と第2の側方部材2504との間の重なり合う関係を増加させる。第2のノブ2212を反対方向に回転させることは、重なり合う関係を減少させる。
図28A~28Cは、HMDを締め付け及び緩めるために使用され得る遊星ギア駆動部2800を例解する。いくつかの例では、遊星ギア駆動部2800は、HMD2200内に統合され得る。
遊星ギア駆動部2800は、HMDを締め付け及び緩め、並びに/又はユーザ上のHMDのディスプレイの位置を垂直に調節するためのギア及びラチェットを含んで示されている。図28Aに示されるように、遊星ギア駆動部2800は、ノブ2802を含み得る。ノブ2802は、第1のギア2804及び第2のギア2806に動作可能に結合し得る。第1のギア2804は、HMDをユーザに締め付け及び緩めるために、側方部材のスロットと係合し得る(例えば、ラックアンドピニオン)。側方部材を用いた第1のギア2804の動作は、第2のギア2306、第1の側方部材2502、及び第2の側方部材2504に関して上述したものと同様であり得る。第2のギア2806は、ユーザ上でディスプレイを上昇させて失うために、上部部材のスロットと係合し得る(例えば、ラックアンドピニオン)。上部部材を用いた第2のギア2806の動作は、第1のギア2302及び上部部材2500に関して上述したものと同様であり得る。その上、遊星ギア駆動部2800は、逆駆動を防止するための第3のギア2808及び第4のギア2810を含み得る。
場合によっては、遊星ギア駆動部2800は、上部部材、第1の側方部材、及び/又は第2の側方部材を同時に(すなわち、並行して)延伸/後退させるように構成され得る。すなわち、遊星ギア駆動部2800は、上部部材、第1の側方部材、及び/又は第2の側方部材を同時に調節するための単一のノブを含み得る。遊星ギア駆動部2800は、上部部材及び第1の側方部材/第2の側方部材を異なる長さで延伸/後退させるための遊星ギア2812を有し得る。例えば、遊星ギア2812の場合、ノブ2802の4分の1回転は、上部部材を第1の量だけ後退させ得、第1の側方部材及び第2の側方部材を、第1の量とは異なる第2の量だけ後退させ得る。
図29A~29Cは、ディスプレイハウジング108(若しくはディスプレイハウジング108のフレーム)、ディスプレイハウジング1706(若しくはディスプレイハウジング1706のフレーム)、及び/又はHMD2200のディスプレイハウジングに結合する例示的なガスケット2900を例解する。
図29Aから始めると、ガスケット2900は、ディスプレイハウジング108に結合するための第1の側2902(又は表面)と、ユーザに対してシールするための反対側の第2の側2904(又は表面)と、を含み得る。ガスケット2900の第2の側2904は、ユーザの人間工学的要因に一致するための特徴部、輪郭、表面、及び形状を含み得る。これにより、ガスケット2900がユーザの前頭部を包み込み、ユーザの顔に対してシールすることが可能になり得る。例えば、HMD100及び/又はHMD1700がユーザに締結されるとき、ガスケット2900は、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706の内部に透過する光を防止し得るか、又は実質的に光を防止し得る。
示されるように、ガスケット2900の第2の側2904は、ユーザの顔の特徴に概ね対応する複数の湾曲した表面を含み得る。例えば、第2の側2904は、額部分2906、第1の頬部分2908、第2の頬部分2910、及び第1の頬部分2908と第2の頬部分2910との間に延伸する鼻部分2912を含むか、又はそれらから構成され得る。額部分2906は、ユーザの額を横切って湾曲及び/又は屈曲し、上部に沿ってユーザにガスケット2900をシールし得る。第1の頬部分2908及び第2の頬部分2910は、(例えば、ユーザの頬に対して)側面でガスケット2900をシールし得る。鼻部分2912は、下部に沿ってガスケット2900をシールし得る。
集合的に、額部分2906、第1の頬部分2908、第2の頬部分2910、及び鼻部分2912は、ユーザの目に対してHMD100及び/又はHMD1700を配置又は位置決めするのを助け得る。追加的に、額部分2906、第1の頬部分2908、第2の頬部分2910、及び鼻部分2912は、ユーザの頭部(又は顔)に当接し、適合するように成形された連続的な表面を提供し得る。
ユーザの好みに従ってカスタマイズされたフィットを提供するために、ガスケット2900は、変形し歪むように構成されている。例えば、上記で導入したように、HMD100及び/又はHMD1700は、異なる感触を提供するように及び/又はユーザに確実に装着するように、ユーザの頭部に締め付けられ得る。そのような場合、締め付けのレベルに応じて、ガスケット2900は、ユーザの顔との接触を維持し得る。この意味で、ガスケット2900は、弾性であるか、又はユーザの顔に対して当接するためのある程度の移動を含み得る。これは、ガスケット2900の変形(例えば、拡張及び収縮)によって達成され得る。例えば、ガスケット2900は、第1の側2902と第2の側2904との間に介在する中間部分2914を含み得る。中間部分2914は、HMD100及び/又はHMD1700の締め付け中に、偏向し、曲がり、ロール巻きになり、丸まり得る。その上、中間部分2914は、HMD100及び/又はHMD1700の緩みの間に延伸、展開、又は拡張し得る。中間部分2914のそのような変形は、HMD100及び/又はHMD1700をユーザに緩める及び締め付ける間に、ユーザの顔との接触を維持するように働き得る。
場合によっては、ガスケット2900は、接着剤、締結具、クランプ、オーバーホールドなどを介して、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706に恒久的に結合され得る。追加的又は代替的に、場合によっては、ガスケット2900は、磁石、フック及びループ、プレスフィット、スナップフィットなどを介して、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706に取り外し可能に結合され得る。例えば、ガスケット2900は、洗浄及び/又は消毒のために、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706に取り外し可能に結合され得る。追加的に、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706は、複数のガスケット2900を受容するように構成され得、各ガスケット2900は、それぞれの輪郭、形状、サイズなどを含み得る。ガスケット2900を入れ替えることによって、ユーザは、異なる感触、並びに/若しくはHMD100及び/若しくはHMD1700を確実に装着することを達成し得、かつ/又は、異なるガスケットは、異なるサイズ若しくは形状の顔のためのものであり得る。
ガスケット2900は、ユーザの形状に適合する変形可能な材料を含み得る。例えば、場合によっては、ガスケット2900は、エラストマー材料(例えば、合成又はゴム材料)から作られ得る。そのような材料は、ユーザに適合するのを助け、しっかりとしたシールを提供し、ガスケット2900の繰り返し使用、殺菌、洗浄、及び再使用を可能にし得る。
図29Bは、ガスケット2900の後面図を示し、第2の側2904を例解する。上記で導入したように、第2の側2904は、ユーザの顔に対して隣接してシールするための連続的な本体を含み得る。場合によっては、第2の側2904は、ユーザの顔に対してシールするための表面を含み得る。表面は、平坦、湾曲、及び/又は丸みを帯び得る。そのような輪郭は、光の侵入を制限すること、及び/又は快適な感触を提供することを助け得る。
図29Cは、図29Bの線A-Aに沿った、ガスケット2900の断面図を例解する。示されるように、ガスケット2900の第1の側2902は、ディスプレイハウジング108及び/又はディスプレイハウジング1706に結合するための表面を含み得、一方で、ガスケット2900の第2の側2904は、ユーザの顔に係合するための表面を含み得る。場合によっては、第2の側2904の表面は、ユーザの顔に対して当接し、シールするための特定の長さ、幅、及び/又は高さを含み得る。その上、上で考察されるように、中間部分2914は、第1の側2902(又は第1の側2902の表面、本体など)と第2の側2904(又は第1の側2902の表面、本体など)との間にまたがり得る。
中間部分2914は、HMD100及び/又はHMD1700の締め付け及び緩めに基づいて、かつユーザとの接触を維持するために、様々な長さに延伸及び接触し得る。例えば、図29Cに示されるように、中間部分2914は、延伸状態にあり得る(例えば、中間部分2914は、圧縮力を経験しない場合がある)。しかしながら、HMD1700及び/又はHMD1700が締め付けられる場合、中間部分2914は、それ自体に圧縮し、座屈し、ロール巻きになり、又は折り畳まれ得る。例えば、額部分2906の近くの中間部分2914は、鼻部分2912に向かって下方に偏向し得る。緩められると、中間部分2914は、拡張、展開、又は広がり得る。中間部分2914のこの弾性は、ガスケット2900に、ユーザの顔との接触を維持するためのある程度の動き及び/又は移動を提供し得る。
様々な例及び実施形態が、本明細書で個別に説明されるが、例及び実施形態は、本開示の範囲内の他の変形に到達するように組み合わされ、再配設され、及び修正され得る。
主題は、構造的特徴及び/又は方法論的行為に特有の文言で説明されているが、添付の特許請求の範囲において規定される主題は、説明された具体的な特徴又は行為に必ずしも限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、特定の特徴及び行為は、特許請求の範囲を実装する例解的な形態として開示される。

Claims (20)

  1. ヘッドマウントディスプレイであって、
    ディスプレイを含むディスプレイハウジングと、
    後方ハウジングであって、
    第1のアクチュエータと、
    第2のアクチュエータと、
    を含む、後方ハウジングと、前記後方ハウジングに結合された後方ハーネスであって、
    第1のアームと、
    第2のアームと、
    第3のアームと、を含む、後方ハーネスと、
    前記第1のアームに結合され、前記ディスプレイハウジングに向かう方向に延伸するスリーブと、
    前記ディスプレイハウジングに結合された第1の端部と、前記スリーブ内に配置された第2の端部と、を含む第1の部材であって、前記第1のアームに動作可能に結合された、第1の部材と、
    前記ディスプレイハウジングの第1の側に結合され、前記後方ハウジングに向かう方向に延伸する第2の部材であって、前記第2のアームと動作可能に係合する、第2の部材と、
    前記ディスプレイハウジングの第2の側に結合され、前記後方ハウジングに向かう方向に延伸する第3の部材であって、前記第2の部材が、前記第3のアームと動作可能に係合する、第3の部材と、
    前記スリーブから様々な長さで前記第1の部材を延伸及び後退させるように構成された第1のケーブル機構であって、前記第1のアクチュエータと動作可能に係合する、第1のケーブル機構と、
    前記第2のアームから様々な長さで前記第2の部材を延伸及び後退させるように構成された第2のケーブル機構であって、前記第2のアクチュエータと動作可能に係合する、第2のケーブル機構と、
    前記第3のアームから様々な長さで前記第3の部材を延伸及び後退させるように構成された第3のケーブル機構であって、前記第2のアクチュエータと動作可能に係合する、第3のケーブル機構と、を備える、ヘッドマウントディスプレイ。
  2. 顔ガスケットであって、
    前記ディスプレイハウジングに結合された第1の部分と、
    ユーザと係合するための第2の部分と、
    前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置された中間部分であって、前記第1の部分と前記第2の部分との間に介在する距離を調節するために変形するように構成された、中間部分と、を含む、顔ガスケットを更に備える、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  3. 第1のラウドスピーカアームであって、
    前記第2の部材に枢動可能に結合された第1の端部と、
    第2の端部と、を含む、第1のラウドスピーカアームと、
    前記第1のアームの前記第2の端部に結合された第1のラウドスピーカと、
    第2のラウドスピーカアームであって、
    前記第3の部材に枢動可能に結合された第1の端部と、
    第2の端部と、を含む、第2のラウドスピーカアームと、
    前記第2のアームの前記第2の端部に結合された第2のラウドスピーカと、を更に備える、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記第1のケーブル機構が、
    1つ以上の第1のプーリと、
    1つ以上の第2のプーリと、
    前記1つ以上の第1のプーリの周囲に経路付けされた第1のケーブルと、
    前記1つ以上の第2のプーリの周囲に経路付けされた第2のケーブルと、を含み、
    前記第2のケーブル機構が、
    1つ以上の第3のプーリと、
    1つ以上の第4のプーリと、
    前記1つ以上の第3のプーリの周囲に経路付けされた第3のケーブルと、
    前記1つ以上の第4のプーリの周囲に経路付けされた第4のケーブルと、を含み、
    前記第3のケーブル機構が、
    1つ以上の第5のプーリと、
    1つ以上の第6のプーリと、
    前記1つ以上の第5のプーリの周囲に経路付けされた第5のケーブルと、
    前記1つ以上の第6のプーリの周囲に経路付けされた第6のケーブルと、を含む、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記第1のアクチュエータを第1の方向に作動させることが、前記第1のケーブルに前記第1の部材を前記第1のアームから延伸させ、
    前記第1のアクチュエータを第2の方向に作動させることが、前記第2のケーブルに前記第1の部材を前記第1のアームにわたって後退させ、
    前記第2のアクチュエータを第3の方向に作動させることが、前記第3のケーブルに前記第2の部材を前記第2のアームから延伸させ、
    前記第2のアクチュエータを第4の方向に作動させることが、前記第4のケーブルに前記第2の部材を前記第2のアームにわたって後退させ、
    前記第2のアクチュエータを前記第3の方向に作動させることが、前記第5のケーブルに前記第3の部材を前記第3のアームから延伸させ、
    前記第2のアクチュエータを前記第4の方向に作動させることが、前記第6のケーブルに前記第3の部材を前記第3のアームにわたって後退させる、請求項4に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記後方ハーネスが、ボールジョイントを介して前記後方ハウジングに枢動可能に結合している、請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. ヘッドマウントディスプレイであって、
    前部と、
    後部と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第1の部材であって、第1の回転可能なアクチュエータ及び第1のケーブル機構の作動を介して調節可能である、第1の部材と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第2の部材であって、第2の回転可能なアクチュエータ及び第2のケーブル機構の作動を介して調節可能である、第2の部材と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第3の部材であって、前記第2の回転可能なアクチュエータ及び第3のケーブル機構の作動を介して調節可能である、第3の部材と、を備える、ヘッドマウントディスプレイ。
  8. 第1のボールジョイントを介して前記第2の部材に枢動可能に結合された第1のラウドスピーカと、
    第2のボールジョイントを介して前記第3の部材に枢動可能に結合された第2のラウドスピーカと、を更に備える、請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. 前記第1のラウドスピーカを含む第1のラウドスピーカアームと、前記第2のラウドスピーカを含む第2のラウドスピーカアームと、を更に備え、
    前記第1のラウドスピーカアームが、前記第1のボールジョイントと摺動可能に係合し、
    前記第2のラウドスピーカアームが、前記第2のボールジョイントと摺動可能に係合する、請求項8に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  10. 前記第1のケーブル機構が、
    前記第1の部材を後退させることに関連付けられた1つ以上の第1のプーリと、
    前記第1の部材を延伸させることに関連付けられた1つ以上の第2のプーリと、
    前記1つ以上の第1のプーリの周囲に経路付けされた第1のケーブルと、
    前記1つ以上の第2のプーリの周囲に経路付けされた第2のケーブルと、を備え、
    前記第2のケーブル機構が、
    前記第2の部材を後退させることに関連付けられた1つ以上の第3のプーリと、
    前記第2の部材を延伸させることに関連付けられた1つ以上の第4のプーリと、
    前記1つ以上の第3のプーリの周囲に経路付けされた第3のケーブルと、
    前記1つ以上の第4のプーリの周囲に経路付けされた第4のケーブルと、を備え、
    前記第3のケーブル機構が、
    前記第3の部材を後退させることに関連付けられた1つ以上の第5のプーリと、
    前記第3の部材を延伸させることに関連付けられた1つ以上の第6のプーリと、
    前記1つ以上の第5のプーリの周囲に経路付けされた第5のケーブルと、
    前記1つ以上の第6のプーリの周囲に経路付けされた第6のケーブルと、を備える、請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  11. 前記後部から延伸し、前記第1の部材と動作可能に係合する第1のアームと、前記後部から延伸し、前記第2の部材と動作可能に係合する第2のアームと、前記後部から延伸し、前記第3の部材と動作可能に係合する第3のアームと、を更に備え、
    前記1つ以上の第1のプーリ又は前記1つ以上の第2のプーリのうちの少なくとも一方が、前記第1の部材若しくは前記第1のアーム内に配置される、又は前記第1の部材若しくは前記第1のアームに結合される、のうちの少なくとも一方であり、
    前記1つ以上の第3のプーリ又は前記1つ以上の第4のプーリのうちの少なくとも一方が、前記第2の部材若しくは前記第2のアーム内に配置される、又は前記第2の部材若しくは前記第2のアームに結合される、のうちの少なくとも一方であり、
    前記1つ以上の第5のプーリ又は前記1つ以上の第6のプーリのうちの少なくとも一方が、前記第3の部材若しくは前記第3のアーム内に配置される、又は前記第3の部材若しくは前記第3のアームに結合される、のうちの少なくとも一方である、請求項10に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  12. 前記第1の回転可能なアクチュエータが、前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルに動作可能に結合しており、
    前記第2の回転可能なアクチュエータが、前記第3のケーブル、前記第4のケーブル、前記第5のケーブル、及び前記第6のケーブルに動作可能に結合している、請求項11に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  13. ウェアラブルディスプレイであって、
    前部と、
    後部と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第1の部材であって、前記第1の部材の長さに沿って延伸する第1のスロットを含む、第1の部材と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第2の部材であって、前記第2の部材の長さに沿って延伸する第2のスロットを含む、第2の部材と、
    前記前部と前記後部との間に延伸する第3の部材であって、前記第3の部材の長さに沿って延伸する第3のスロットを含む、第3の部材と、
    第1のギアを含む第1のアクチュエータであって、前記第1のギアが、前記第1のスロットと係合するように構成されている、第1のアクチュエータと、
    第2のギアを含む第2のアクチュエータであって、前記第2のギアが、前記第2のスロット及び前記第3のスロットと係合するように構成されている、第2のアクチュエータと、を備える、ウェアラブルディスプレイ。
  14. 前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータが、同心である、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  15. 前記第1のアクチュエータを第1の方向に作動させることが、前記ウェアラブルディスプレイの垂直位置を調節するために前記第1の部材を延伸させ、
    前記第1のアクチュエータを第2の方向に作動させることが、前記ウェアラブルディスプレイの前記垂直位置を調節するために前記第1の部材を後退させ、
    前記第2のアクチュエータを第3の方向に作動させることが、前記ウェアラブルディスプレイを緩めるために前記第2の部材及び前記第3の部材を延伸させ、
    前記第2のアクチュエータを第4の方向に作動させることが、前記ウェアラブルディスプレイを締め付けるために前記第2の部材及び前記第3の部材を後退させる、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  16. 第1のボールジョイントを介して前記第2の部材に枢動可能に結合された第1のラウドスピーカと、
    第2のボールジョイントを介して前記第3の部材に枢動可能に結合された第2のラウドスピーカと、を更に備える、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  17. 前記前部に位置するディスプレイハウジングと、
    前記ディスプレイハウジングに結合された顔ガスケットであって、
    前記ディスプレイハウジングに結合している第1の部分と、
    ユーザと係合するための第2の部分と、
    前記第1の部分と前記第2の部分との間に配置された中間部分であって、前記第1の部分と前記第2の部分との間に介在する距離を調節するために変形するように構成された、中間部分と、を含む、顔ガスケットと、を更に備える、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  18. 前記第2の部材及び前記第3の部材が、前記後部で重なり合うように構成されている、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  19. 前記後部に配置された後方ハウジングを更に備え、前記後方ハウジングが、第3のギア及び第4のギアを含み、
    前記第1のアクチュエータが、前記第1のアクチュエータの逆駆動を低減させるために前記第3のギアと係合する第5のギアを更に含み、
    前記第2のアクチュエータが、前記第2のアクチュエータの逆駆動を低減させるために前記第4のギアと係合する第6のギアを更に含む、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
  20. 前記前部に配置されたディスプレイハウジングと、前記後部に配置された後方ハーネスと、を更に備え、
    前記第1の部材の第1の端部が、前記ディスプレイハウジングに結合しており、
    前記第1の部材の第2の端部が、前記後方ハーネス内に配置されており、
    前記第2の部材の第1の端部が、前記ディスプレイハウジングに結合しており、
    前記第2の部材の第2の端部が、前記後方ハーネス内に配置されており、
    前記第3の部材の第1の端部が、前記ディスプレイハウジングに結合しており、
    前記第3の部材の第2の端部が、前記後方ハーネス内に配置されている、請求項13に記載のウェアラブルディスプレイ。
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