JP2024500548A - パケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

本出願の実施形態は、パケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステムを開示し、および通信テクノロジーの分野に属する。この方法は、第1のパケットを送信する際に、第1のCPEが、第1のパケット上でインナーカプセル化およびアウターカプセル化を実行し得るということを含む。インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、アウタートンネルカプセル化における第2の宛先アドレスが、GWのアドレスであり得る。本出願においては、第1のCPEと第2のCPEとの間においてエンドツーエンドのインナートンネルが確立され得、およびそのインナートンネルは、アウタートンネルが確立されて、それによって第1のCPEとGWとが互いと通信するということに基づいて、GWを介してバックボーンネットワークを通過し、次いで第2のCPEに達し得るということが知られることが可能である。このやり方においては、インナートンネルはエンドツーエンドトンネルであって、SLA品質検知が実行され得、それによってSLA品質に基づいてインナートンネルと別のエンドツーエンドトンネルとの間において自動的な切り替えが実施され得る。

Description

本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、および詳細には、パケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステムに関する。
本出願は、2020年12月29日に出願された「PACKET FORWARDING METHOD AND APPARATUS,AND NETWORK SYSTEM」と題されている中国特許出願第202011598688.X号に対する優先権を主張するものであり、その中国特許出願第202011598688.X号は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
企業サービスがクラウドへ絶えず移行されるにつれて、ワイドエリアネットワークにおけるソフトウェアデファインドネットワーキング(software-defined networking in a wide area network,SD-WAN)が台頭している。
SD-WANネットワーキングにおいては、通常、オペレータがバックボーンネットワークのエッジにSD-WANゲートウェイ(GateWay,GW)を展開して、企業支店のエッジデバイス(Edge)とSD-WANゲートウェイとの間においてオーバーレイトンネルが確立されて、企業支店または本社のローカルエリアネットワーク(Local Area Network,LAN)側とバックボーンネットワークとの間における通信を実施する。たとえば、企業の本社および支店のそれぞれにおける顧客構内機器(customer premise equipment,CPE)が、SD-WAN GWへのオーバーレイトンネルを確立する。このようにして、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路が、本社と支店との間において形成される。
SD-WANネットワーキングにおいては、企業の支店および本社は、セグメントごとに接続される。しかしながら、サービスレベルアグリーメント(Service-Level Agreement,SLA)品質検知は、オーバーレイトンネルに基づいて実施される。このように、SLA品質検知は、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路上で実施されることが可能ではない。
本出願の実施形態は、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路上でSLA品質検知が実施されることが可能ではないという問題を解決するためのパケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステムを提供する。技術的な解決策は、下記のとおりである。
第1の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1のCPEおよび第2のCPEを含み、この方法は、ネットワークシステムにおける第1のCPEによって実行され、およびこの方法は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、次いで、第1のパケットをカプセル化するステップであって、これは、具体的にはインナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み得、インナートンネルカプセル化の具体的な処理は、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであり得、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、アウタートンネルカプセル化の具体的な処理は、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行することであり得る、ステップと、そして最後に、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップとを含む。
インナートンネルは、エンドツーエンドトンネルであって、SLA品質検知が実行され得、それによってSLA品質に基づいてインナートンネルと別のエンドツーエンドトンネルとの間において自動的な切り替えが実施され得る。
特定の実施態様においては、第1のCPEがパケット転送を実施する前に、まずは第1のCPEが構成され得る。具体的な構成処理は、下記のとおりであり得る。
RRによって送信された第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップであって、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、トンネルの確立が完了されているということに基づいて、RRによって送信された第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するステップであって、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、および第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップ。
特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第2のアンダーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。次に、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、および第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFと第2のオーバーレイVRFとの間における接続様式は、アウターループ接続であり得る。
特定の実施態様においては、アウターループ接続は、第1のCPEの外側の物理回線を使用することによって、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFに関連付けられている物理ポートを接続することであり得る。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFと第2のオーバーレイVRFとの間における接続様式は、インナーループ接続であり得る。
特定の実施態様においては、インナーループ接続は、第2のアンダーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFに関連付けられているループバックポートの間における通信接続を確立することであり得る。
前述の特定の実施態様に関連して、ループバックポートの間における接続は、下記の処理を通じて確立され得る。
コントローラによって送信された接続確立メッセージを受信するステップであって、接続確立メッセージは、第2のアンダーレイVRFの識別子および第2のオーバーレイVRFの識別子を搬送する、ステップ、および第2のアンダーレイVRFに対応するループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに対応するループバックポートとの間における接続を確立するステップ。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、第1のCPEと第2のCPEとの間において複数のエンドツーエンドトンネルがある場合には、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のCPEは、これらのトンネルのSLA品質に基づいてパス選択を実行し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
初期宛先アドレスに対応する複数のインナートンネルのうちで最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルを決定して、最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定するステップ。さらに、インナートンネルに加えて、別のタイプのトンネル、たとえばインターネットトンネルがあり得る。
第2の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、CPE、GW、および第2のCPEを含み、この方法は、GWによって実行されて、この方法は、
第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップと、第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEに関連付けられている、ステップとを含む。
特定の実施態様においては、GWと第2のCPEとの間においてアウタートンネルが確立されている場合には、第1のパケットからアウターカプセル化を除去した後に、GWはさらに、さらなるアウターカプセル化を実行する必要がある。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびさらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
特定の実施態様においては、GWが第2のCPEへのアウタートンネルを確立している場合には、処理は、下記のとおりであり得る。
RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第3の宛先アドレスを受信して、第3の宛先アドレスおよび第3のソースアドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップであって、第3のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第3の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、および
第1の宛先アドレスと、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスとの間における対応を確立するステップ。
第3の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1のCPE、GW、および第2のCPEを含み、この方法は、第2のCPEによって実行され、およびこの方法は、
第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、第1のCPEからのものであり、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップと、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップとを含む。
特定の実施態様においては、第2のCPEは、第2のCPEにおいて構成されているVRFを使用することによって第1のパケットを処理し得る。具体的には、処理は下記のとおりであり得る。
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFが、第1のパケットを受信し、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、VRFを使用することによって第1のパケット上で実行される処理は、下記の処理を含み得る。
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFが、第1のパケットを受信して、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ第1のパケットを送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信する。最後に、第1のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
前述の特定の実施態様に関連して、第2のオーバーレイVRFが、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信することはさらに、具体的には下記の処理を含み得る。
第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFに接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第2のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続される。
第4の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPE、ゲートウェイGW、第2のCPE、およびルートリフレクタRRを含み、この方法は、第1のPCEによって実行され、およびこの方法は、
RRによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップと、RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップとを含む。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップ、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップ、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
特定の実施態様においては、VRFはさらに、第1のパケットを処理するように第1のCPEにおいて構成され得る。具体的な構成は、下記のとおりであり得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであることと、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信することとを行う。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEにおけるVRFは、代替として下記の様式で処理され得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを、第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであることと、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信することとを行う。次いで、第2のアンダーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEにおけるVRFは、代替として下記の様式で処理され得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行して、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
第5の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、RRに適用され、およびこの方法は、
GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するステップと、
第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1の宛先アドレスを第2のCPEへ送信するステップとを含む。
第6の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、コントローラに適用され、およびこの方法は、
オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信し、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信して、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するステップを含む。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、ポート関連付けメッセージは、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送して、ポート関連付けメッセージは、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、およびポート関連付けメッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と、第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
第7の態様によれば、第1の態様または第4の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第1の態様または第4の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第8の態様によれば、第2の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第2の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第9の態様によれば、第3の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第3の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第10の態様によれば、第1のCPEが提供される。この第1のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第1の態様または第4の態様による方法を実施するように構成されている。
第11の態様によれば、GWが提供される。このGWは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第2の態様による方法を実施するように構成されている。
第12の態様によれば、第2のCPEが提供される。この第2のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第3の態様による方法を実施するように構成されている。
第13の態様によれば、RRが提供される。このRRは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第5の態様による方法を実施するように構成されている。
第14の態様によれば、コントローラが提供される。このコントローラは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第6の態様による方法を実施するように構成されている。
第15の態様によれば、ネットワークシステムが提供される。このネットワークシステムは、第10の態様による第1のCPEと、第11の態様によるGWと、第12の態様による第2のCPEとを含む。
本出願の実施形態において提供される技術的な解決策によってもたらされる有益な効果は、下記のとおりである。
本出願の実施形態においては、第1のパケットを送信する際に、第1のCPEは、第1のパケット上でインナーカプセル化およびアウターカプセル化を実行し得、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、アウタートンネルカプセル化における第2の宛先アドレスは、GWのアドレスであり得る。本出願においては、第1のCPEと第2のCPEとの間においてエンドツーエンドのインナートンネルが確立され得、およびそのインナートンネルは、アウタートンネルが確立されて、それによって第1のCPEとGWとが互いと通信するということに基づいて、GWを介してバックボーンネットワークを通過して、次いで第2のCPEに達し得るということが知られることが可能である。このやり方においては、インナートンネルは、エンドツーエンドトンネルであって、SLA品質検知が実行され得、それによってSLA品質に基づいてインナートンネルと別のエンドツーエンドトンネルとの間において自動的な切り替えが実施され得る。
本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。
本出願の実施形態は、パケット転送方法を提供する。この方法は、SD-WANネットワーキングに適用され得る。図1は、SD-WANネットワーキング展開様式を示している。図1は、同じ企業の本社および支店を含む。本社は、オペレータのバックボーンネットワークにアクセスするために、CPE 1を使用することによってSD-WANネットワーキングにおけるGWへの接続を確立する。支店も、オペレータのバックボーンネットワークにアクセスするために、CPEを使用することによってGWへの接続を確立する。複数のトンネル、たとえば、インターネットトンネルも、本社と支店との間において、それぞれのCPEを使用することによって確立され得る。本出願の実施形態によれば、2つのCPEの間におけるエンドツーエンドトンネルが、GWおよびバックボーンネットワークを使用することによって確立されることが可能であって、そのトンネルを通じてパケットが伝送されることが可能である。
加えて、図1において示されている展開様式に加えて、2つのCPEが同じGWに接続され得、または一方のCPEがGWに接続されて、他方のCPEが、GWに接続されることなくバックボーンネットワークに直接アクセスし、または1つのCPEが複数のGWに接続される。確かに、前述の例は、本社のCPEと、1つの支店のみのCPEとを含むSD-WANネットワーキングである。実際の適用においては、複数の支店のCPEがあり得、およびそれぞれのCPEが個別に1つのGWに接続され得、または複数の支店が同じGWに接続され、またはいくつかのCPEが、GWに接続されることなくバックボーンネットワークに直接接続され、または同じCPEが複数のGWに接続される。
以降では、第1のCPE(パケット送信側の)、GW、および第2のCPE(パケット受信側の)が本出願の実施形態を実施する処理手順について記述する。
以降では、図2および図3におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図4を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S101.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
実施態様においては、第1のCPEに対応するローカルエリアネットワーク(local area network,LAN)側の端末デバイスが、別のCPEのLAN側の端末デバイスへパケットを送信し得る。たとえば、第1のCPEに対応するLAN側の第1の端末デバイスが、第2のCPEに対応するLAN側の第2の端末デバイスへパケットを送信し得る。
第1のCPEに対応するLAN側の端末デバイスは、第1のパケットを生成して、第1のCPEの接続されているLANポートへ第1のパケットを送信し得る。第1のパケットは、初期宛先アドレスを搬送し、および初期宛先アドレスは、別のCPEのLAN側にあって第1のパケットを受信するように構成されている端末デバイスのIPアドレスである。
LANポートに関連付けられている、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFが、第1のパケットを受信および入手して、第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し得る。
S102.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。
第1のオーバーレイVRFは、第1のCPEのLAN側のそれぞれのLANポートに関連付けられているVRFである。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、設定されている宛先アドレスとCPEとの間における格納されている対応に基づいて、初期宛先アドレスに対応するCPEが第2のCPEであると決定し得る。次いで、第1のCPEと第2のCPEとの間における少なくとも1つのエンドツーエンドトンネルが、CPEとエンドツーエンドトンネルとの間における格納されている対応に基づいて決定され得る。
加えて、それぞれのトンネルのサービス品質が、第1のCPEにおいてさらに記録され得る。サービス品質は、事前に設定された周期性に基づく測定を通じて第1のCPEによって入手され得る。
第1のオーバーレイVRFは、第2のCPEに対応する複数のエンドツーエンドトンネルから、最良のサービス品質を有するトンネルを、今回第1のパケットを伝送するために使用されるトンネルとして選択し得る。
次いで、第1のオーバーレイVRFは、トンネルの格納されているソースアドレスおよび宛先アドレスから、今回第1のパケットを伝送するために使用されるトンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し得る。本出願においては、インナートンネルである選択されたトンネルのみが記述される。図2において示されているように、インナートンネルの第1のソースアドレスは、第1のCPEにおける第1のワイドエリアネットワーク(wide area network,WAN)ポートのIPアドレスであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおける第1のWANポートのIPアドレスである。あるいは、図3において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおける第1のループバックポートのIPアドレスであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおける第1のループバックポートのIPアドレスである。
次いで、第1のオーバーレイVRFは、選択されたトンネルのトンネリングプロトコルを決定して、そのトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、トンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを搬送する。トンネリングプロトコルは、ジェネリックルーティングカプセル化(generic routing encapsulation,GRE)プロトコル、インターネットプロトコルセキュリティー(Internet protocol security,IPsec)プロトコルなどであり得る。
加えて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットはさらに、インナートンネルカプセル化を実行する第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S103.第1のCPEにあって、かつ第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFを使用することによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けられているアンダーレイVRF、たとえば、図2および図3において示されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第2のアンダーレイVRFは、第1のソースアドレスに対応するポートを通じて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、接続されているオーバーレイVRF、たとえば、図2および図3において示されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。
ここでは、図2において示されている第1のCPE、および図3において示されている第1のCPEにおいて、第2のアンダーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFは、別々の様式で接続されているということに留意されたい。具体的には、図2においては、第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポート、および第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポートが、物理回線を使用することによって接続されている。図3においては、第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第2のループバックポートとの間においてインナーループトンネルが確立されて、接続を実施する。インナーループトンネルが確立される上で基づくトンネリングプロトコルは、GREプロトコルなどであり得る。
S104.第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図2において示されている第2のWANポートを決定する。次いで、第2のWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルが入手され得て、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化が実行される。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおける第2のWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。アウタートンネルのトンネリングプロトコルは、GRE over IPsecプロトコルであり得る。
加えて、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットはさらに、アウタートンネルカプセル化を実行する第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S105.第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウターカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに関連付けられているアンダーレイVRF、たとえば、図2において示されている第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のWANポートを通じてGWへ転送する。
以降では、図5におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図6を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S201.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
S202.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。
図5において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。第2のCPEが、図5において示されているCPEと同じ様式で展開されている場合には、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。
S203.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、図5において示されているように、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するループバックポートへ送信する。そのループバックポートに関連付けられている第2のオーバーレイVRFが、そのループバックポートを通じて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを入手する。
S204.第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図5において示されているWANポートを決定する。次いで、そのWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルが入手され得て、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化が実行される。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。
S205.第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
本明細書では、S201、S202、およびS205の特定の実施態様はそれぞれ、図4において示されているS101、S102、およびS105の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図7におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図8を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S301.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
S302.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。
図7において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。第2のCPEが、図7において示されているCPEと同じ様式で展開されている場合には、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。
S303.第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
図7において示されているように、第2のソースアドレスは、第1のCPEのWANポートのIPアドレスであって、それに対応して、第2の宛先アドレスは、図7におけるGWのWANポートのIPアドレスである。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けられているアンダーレイVRF、たとえば、図7において示されている第1のアンダーレイVRFへ送信する。
インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第1のアンダーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図7において示されているWANポートを決定する。
次いで、第1のアンダーレイVRFは、そのWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルを入手して、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し得る。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。
最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、WANポートを通じてGWへ転送する。
本明細書では、S301およびS302の特定の実施態様はそれぞれ、図4において示されているS101およびS102の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図9において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおけるGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図10を参照されたい。GWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S401.第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、GWは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化が実行されている、第1のCPEによって送信される第1のパケットを受信し得る。
S402.第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。
実施態様においては、GWは、アウタートンネルのプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットからアウタートンネルカプセル化を除去し得る。アウタートンネルのプロトコルは、GRE over IPsecプロトコルであり得る。
S403.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、GWは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会することによって、パケットを転送するために使用される出口ポートを決定する。加えて、その出口ポートに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスがさらに、照会を通じて入手される。アウタートンネルの第3のソースアドレスは、GWにあって、第1のパケットを転送するために使用される出口ポートのIPアドレスであって、第3の宛先アドレスは、アウタートンネルの宛先端(第2のCPE)のWANポートのIPアドレスである。
次いで、アウタートンネルのプロトコルに基づいて、GWにおけるVRFが、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行し得る。さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを搬送する。加えて、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている場合には、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに加えて、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子がさらにカプセル化されている。
S404.さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、GWは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、出口ポートを通じて第2のCPEへ転送する。
以降では、図11において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおける第1のGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図12を参照されたい。第1のGWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S501.第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
インナートンネルカプセル化における第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるポートのIPアドレスである。たとえば、第1のCPEが、図2、図3、図5、または図7において示されているCPEである場合には、第1のソースアドレスは、図2における第1のWANポートのIPアドレス、または図3における第1のループバックポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるループバックポートのIPアドレスである。第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるポートのIPアドレスである。たとえば、第2のCPEが、図2、図3、図5、または図7において示されているCPEである場合には、第1の宛先アドレスは、図2における第1のWANポートのIPアドレス、または図3における第1のループバックポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるループバックポートのIPアドレスである。アウタートンネルカプセル化における第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるポートのIPアドレス、たとえば、図2もしくは図3における第2のWANポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるWANポートアドレスである。第2の宛先アドレスは、第1のGWにおけるポートのIPアドレス、たとえば、第1のGWにおけるWANポートのIPアドレスである。
S502.第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。
S503.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、GWは、ルーティング情報を照会することによって、第1の宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定して、そのネクストホップアドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
ここでは、S501およびS502の特定の実施態様はそれぞれ、図10において示されているS401およびS402の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図11において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおける第2のGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図13を参照されたい。第2のGWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S504.アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。
実施態様においては、第2のGWは、第1のGWによって送信されてバックボーンネットワークを通じて転送される、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。
S505.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する。
図11において示されているように、第3のソースアドレスは、第2のGWと第2のCPEとの間におけるアウタートンネルのソース端(第2のGW)でのポートのIPアドレスであり、および第3の宛先アドレスは、アウタートンネルの宛先端(第2のCPE)でのポートのIPアドレスである。第2のGWのポートおよび第2のCPEのポートは両方とも、WANポートであり得る。
S506.さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
本明細書では、S505およびS506の特定の実施態様はそれぞれ、図10において示されているS403およびS404の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図14において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおけるGWによるパケット転送の処理手順は、図11において示されている第1のGWによるパケット転送の手順と同じである。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図2または図3において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図15を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S601.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応する第2のWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のパケット上でインナーカプセル化を実行する際に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化して、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。同様に、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する際に、GWは、そのGWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化し、およびGWにおけるVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであって、第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子とも同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第2のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、第2のWANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを第2のオーバーレイVRFへ送信する。
S602.第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている入手された第1のパケットからアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、接続されている第2のアンダーレイVRFへ転送する。
S603.第2のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
S604.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、および初期宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図16において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図16において示されているCPEは、GWに接続されないが、バックボーンネットワークに直接アクセスするということに留意されたい。図14において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットである。図17を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S701.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第1の宛先アドレスに対応するWANポートが、アウターカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
S702.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、および初期宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図5において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図5において示されている第2のCPEは、バックボーンネットワークにアクセスするためにGWに接続されているということに留意されたい。図9または図11において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットである。図19を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S901.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応するWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。GWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化というタスクを実行するVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第2のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、第1のパケットを第2のオーバーレイVRFへ転送する。
S902.第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ転送する。
S903.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、およびインナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図7において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図7において示されているCPEは、バックボーンネットワークにアクセスするためにGWに接続されているということに留意されたい。図9または図11において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットである。図18を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S801.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応するWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。同様に、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する際に、GWは、そのGWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化し、およびGWにおけるVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであって、第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子とも同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と同じであると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ転送する。
S802.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、およびインナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定して、そのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、本出願の実施形態は、図20において示されているシナリオにも適用され得、そのシナリオでは、第1のCPEが、2つのGWに接続されており、第2のCPEが、1つのGWに接続されており、および第1のCPEは、第1のGWおよび第3のGWを使用することによって第2のCEPへのインナートンネルを確立する。第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、第3のオーバーレイVRF、第1のアンダーレイVRF、第2のアンダーレイVRF、および第3のアンダーレイVRFが、第1のCPEにおいて展開されている。第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポート、および第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されており、第3のオーバーレイVRFに関連付けられている第2のLANポート、および第3のアンダーレイVRFに関連付けられている第3のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されており、および第2のWANポートが、第1のアンダーレイVRFに関連付けられている。第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、第1のアンダーレイVRF、および第2のアンダーレイVRFが、第2のCPEにおいて展開されていて、第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポート、および第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されている。
このシナリオにおいては、第1のCPEと第2のCPEとの間において2つのエンドツーエンドトンネルがある。そのため、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、等コストマルチパス(ECMP,Equal-Cost Multi-path)プロトコルに基づいてその2つのトンネルにおける負荷分担を実施し得る。確かに、第1のCPEと第2のCPEとの間において別のエンドツーエンドトンネルがある場合には、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のオーバーレイVRFは、ECMPプロトコルに基づいて第1のCPEと第2のCPEとの間におけるさまざまなエンドツーエンドトンネルにおいて負荷分担を実施し得る。
加えて、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得るということに留意されたい。同様に、第3のオーバーレイVRFおよび第3のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得る。同様に、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得る。
パケットが転送される際に、図20における第1のCPEの処理は、CPEによるパケット転送の、図4において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。図20における第1のGWおよび第3のGWの処理は、第1のGWによるパケット転送の、図12において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。図20における第2のGWの処理は、第2のGWによるパケット転送の、図14において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。
パケット転送方法が実施される前に、CPEが構成される必要がある。図21を参照されたい。図2および図3において示されているCPEは、下記のように構成され得る。
S111.コントローラが、ポートアドレス割り当てメッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、コントローラは、第1のCPEにおけるそれぞれのポートのIPアドレスを指定し得る。具体的には、図2において示されているCPEに関して、コントローラは、第1のWANポート、第1のLANポート、および第2のWANポートのIPアドレスを指定し得る。図3において示されているCPEに関して、コントローラは、第1のループバックポート、第2のループバックポート、および第2のWANポートのIPアドレスを指定し得る。
S112.第1のCPEは、ポートアドレス割り当てメッセージに基づいてそれぞれのポートのアドレスを構成する。
実施態様においては、第1のCPEは、ポートアドレス割り当てメッセージにおいて搬送されているIPアドレス情報に基づいて、図2において示されている第1のWANポート、第1のLANポート、および第2のWANポートに関するIPアドレスを構成し得る。あるいは、図3において示されている第1のループバックポート、第2のループバックポート、および第2のWANポートに関してIPアドレスが構成される。
S113.コントローラは、オーバーレイVRF確立メッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図5において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図7において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図20において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第3のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S114.第1のCPEは、オーバーレイVRF確立メッセージに基づいて第1のCPEにおいて、対応するオーバーレイVRFを確立する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立する。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立する。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立する。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、および第3のオーバーレイVRFを確立する。
S115.コントローラは、アンダーレイVRF確立メッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図5において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図7において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図20において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第3のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
S116.第1のCPEは、アンダーレイVRF確立メッセージに基づいて第1のCPEにおいて、対応するアンダーレイVRFを確立する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立する。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立する。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立する。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRF、第2のアンダーレイVRF、および第3のアンダーレイVRFを確立する。
S117.コントローラは、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信し、ポート関連付けメッセージは、第1のソースアドレスに対応するポートの識別子および対応するVRF識別子、ならびに第2のソースアドレスに対応するポートの識別子および対応するVRF識別子を含む。
実施態様においては、図2において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のWANポートであり、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第1のLANポートの識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図3において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第2のループバックポートの識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図5において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、ループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、WANポートであり、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。
図7において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、ループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、WANポートであり、および対応するVRF識別子はまた、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。
図20において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子である。あるいは、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第3のWANポートであり、および対応するVRF識別子は、第3のアンダーレイVRFのVRF識別子である。第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第1のLANポートの識別子、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子、第2のLANポートの識別子、および第3のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S118.第1のCPEは、ポート関連付けメッセージに基づいて第1のCPEにおけるポートを、対応するVRFに関連付ける。
実施態様においては、図2において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のWANポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、および第1のLANポートを第2のオーバーレイVRFに関連付ける。
図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のループバックポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、第2のループバックポートを第2のオーバーレイVRFに関連付ける。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、ループバックポートを第2のオーバーレイVRFに関連付け、WANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付ける。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、ループバックポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、およびまたWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付ける。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のWANポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、第3のWANポートを第3のアンダーレイVRFに関連付け、第1のLANポートを第2のオーバーレイVRFに関連付け、および第2のLANポートを第3のオーバーレイVRFに関連付ける。
次いで、図2において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得る。図3において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのループバックポートの間におけるインナーループトンネルを確立し得る。図20において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得、および第3のオーバーレイVRFおよび第3のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得る。確かに、図20において示されているケースにおいては、第2のオーバーレイVRFと第2のアンダーレイVRFとの間における接続、および第3のオーバーレイVRFと第3のアンダーレイVRFとの間における接続は、代替として、インナーループトンネルを確立することによって実施され得、または一方のペアのためのアウターループ物理回線接続を確立することによって接続が実施され得、および他方のペアのためのインナーループトンネルを確立することによって接続が実施され得る。
S119.コントローラは、ルーティングドメイン割り当てメッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、技術者が、コントローラにおいて、第1のCPEにおけるポートに対応するルーティングドメイン割り当て情報を構成する。ルーティングドメイン割り当て情報は、ポートに割り当てられるルーティングドメインを示す。第1のCPEにおけるポートは、WANポートおよびループバックポートを含み得、および割り当てられるルーティングドメインは、バックボーン、インターネットなどを含み得る。次いでコントローラは、ルーティングドメイン割り当てメッセージを第1のCPEへ配信する。ルーティングドメイン割り当てメッセージは、ポート識別子および対応するルーティングドメイン識別子を搬送する。
S1110.第1のCPEは、ルーティングドメインをポートに割り当てる。
実施態様においては、第1のCPEは、ルーティングドメイン割り当てメッセージに基づいてルーティングドメインをそれぞれのWANポートおよびループバックポートに割り当てる。第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスは、別々のルーティングドメインを有する。図2において示されているケースに関して、第1のWANポートのルーティングドメインは、第2のWANポートのルーティングドメインとは異なる。たとえば、第1のWANポートのルーティングドメインは、バックボーンであり得、および第2のWANポートのルーティングドメインは、インターネットであり得る。図3において示されているケースに関して、第1のループバックポートのルーティングドメインは、第2のWANポートのルーティングドメインとは異なる。たとえば、第1のループバックポートのルーティングドメインは、バックボーンであり得、および第2のWANポートのルーティングドメインは、インターネットであり得る。
S1111.ルートリフレクタ(route reflector,RR)が、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、前述の構成が完了された後に、第1のCPE、第2のCPE、およびGWなどのそれぞれのネットワークデバイスは、そのデバイスのそれぞれのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、およびデバイス識別子をRRへ送信し得る。GWによって送信されたメッセージを受信した後に、RRは、GWのポートのIPアドレスに対応するルーティングドメイン、デバイス識別子などを第1のCPEへ送信し得る。
S1112.第1のCPEは、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立し、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである。
第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであり、および第2の宛先アドレスは、GWにおけるWANポートのIPアドレスである。
実施態様においては、RRによって送信されるGWのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン、デバイス識別子などを受信した後に、第1のCPEは、2つのデバイスにおける同じルーティングドメインにおけるポートを通じたトンネルを確立することを試みる。このやり方においては、第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応するポートと、GWにあって、第2の宛先アドレスに対応するポートとの間において、トンネル、すなわちアウタートンネルが確立される。
S1113.RRは、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるWANポートまたはループバックポートのIPアドレスである。
実施態様においては、第2のCPEによって送信されるそれぞれのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、デバイス識別子などを受信した後に、RRは、その情報を第1のCPEへ送信し得る。
S1114.第1のCPEは、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立し、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである。
実施態様においては、RRによって送信される第2のCPEのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、デバイス識別子などを受信した後に、第1のCPEは、2つのデバイスにおける同じルーティングドメインにおけるポートを通じたトンネルを確立することを試みる。アウタートンネルを通じて第1のCPEとGWとの間において接続が既に確立されているので、第1のCPEは、アウタートンネルに基づいて、第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応するポートと、第2のCPEにあって、第1の宛先アドレスに対応するポートとの間においてトンネル、すなわちインナートンネルを確立し得る。インナートンネルは、GWおよびバックボーンネットワークを使用することによって第1のCPEおよび第2のCPEを接続する。
トンネルが確立された場合には、トンネルが配置されている経路上のそれぞれのネットワークデバイスは、ルーティング情報を知って格納し得る。たとえば、第1のCPEは、第1のCPEにおけるインナートンネルのルーティング情報を知り得る。そのルーティング情報は、第1の宛先アドレスと第2のWANポートとの間における対応、および第2のWANポートと第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む。GWは、GWにおけるインナートンネルのルーティング情報、すなわち、第1の宛先アドレスとネクストホップアドレスとの間における対応を知り得る。
S1115.コントローラは、第2のCPEに対応するLAN側で設定されている宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、CPEは、対応するLAN側の端末デバイスのIPアドレス、およびCPEのデバイス識別子をコントローラに報告し得る。たとえば、第2のCPEは、LAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子をコントローラに報告し得る。その情報を受信した後に、コントローラは、その情報を別のCPEへ送信し得る。たとえば、コントローラは、第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子を第1のCPEへ送信し得る。
S1116.第1のCPEは、第2のCPEと、LAN側で設定されている宛先アドレスとの間における対応を確立する。
実施態様においては、第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子を受信した後に、第1のCPEは、それに対応して、第2のCPEのデバイス識別子、および第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレスを格納し得る。
本出願においては、バックボーンネットワークを通過する、2つのCPEの間におけるエンドツーエンドトンネルが、前述の構成を通じて確立されることが可能である。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5または図7のCPEであり得る。図22に示されるように、装置は、受信モジュール220と、インナーカプセル化モジュール221と、アウターカプセル化モジュール222と、転送モジュール223とを含む。
受信モジュール220は、第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するように構成されている。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS101の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS201の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS301の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
インナーカプセル化モジュール221は、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されている。インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS102の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS202の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS302の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
アウターカプセル化モジュール222は、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するように構成されている。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS103およびS104の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS203およびS204の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS303の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
転送モジュール223は、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
ルートリフレクタRRによって送信された第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立することであって、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
RRによって送信された第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立することであって、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成することであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、生成することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、ここで、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、
インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、および
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナートンネルカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、
インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信し、および
第2のアンダーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPE内にあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウタートンネルカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、および
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、方法は、
コントローラによって送信された接続確立メッセージを受信するステップであって、接続確立メッセージは、第2のアンダーレイVRFの識別子および第2のオーバーレイVRFの識別子を搬送する、ステップと、
第2のアンダーレイVRFに対応するループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに対応するループバックポートとの間における接続を確立するステップと
をさらに含む。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナートンネルカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、
インナートンネルカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウタートンネルカプセル化モジュール222は、
第1のアンダーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するように構成されており、
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、インナートンネルカプセル化モジュールは、
初期宛先アドレスに対応する複数のインナートンネルのうちで最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルを決定して、最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定するように構成されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第1のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図9、図11、または図14のGWであり得る。図23に示されるように、装置は、受信モジュール230と、カプセル化除去モジュール231と、転送モジュール232とを含む。
受信モジュール230は、第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するように構成されている。第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS401の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS501の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化除去モジュール231は、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するように構成されている。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS402の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS502の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
転送モジュール232は、第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。第1の宛先アドレスは、第2のCPEに関連付けられている。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS403の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS503の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、転送モジュール231は、
第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行して、
さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
コントローラによって送信されたルーティングドメイン割り当てメッセージを受信して、ルーティングドメインを、第3のソースアドレスに対応するポートに割り当てることと、
RRによって送信された第3の宛先アドレスを受信して、第3の宛先アドレスおよび第3のソースアドレスに基づいてアウタートンネルを確立することであって、第3のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第3の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
第1の宛先アドレスと、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスとの間における対応を確立することと
を行うように構成されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、GWの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同様の概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5、または図7のCPEであり得る。図24に示されるように、装置は、受信モジュール240と、カプセル化除去モジュール241と、転送モジュール242とを含む。
受信モジュール240は、第1のパケットを受信するように構成されている。第1のパケットは、第1のCPEからのものであり、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS601もしくは図17に示される実施形態のステップS701の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS801の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS901の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化除去モジュール241は、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するように構成されている。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS602の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS801の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS902の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
転送モジュール242は、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS603の詳細な説明、または図17に示される実施形態のステップS702の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS802の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS903の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、第1のパケットを受信するように構成されており、
カプセル化除去モジュール241は、
第1のアンダーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第1のアンダーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されており、および
転送モジュール242は、
第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって第1のパケットを受信して、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ第1のパケットを送信するように構成されており、
カプセル化除去モジュール241は、
第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されており、
転送モジュール242は、
第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、カプセル化除去モジュール241は、
第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFに接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のアンダーレイVRFを使用することによって第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第2のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本出願の実施形態は、CPE構成方法をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5、または図7のCPEであり得る。図25に示されるように、装置は、受信モジュール250と、カプセル化モジュール251と、生成モジュール252とを含む。
受信モジュール250は、RRによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1112の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化モジュール251は、RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するように構成されている。インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1114の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
生成モジュール252は、第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するように構成されている。ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1114の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、決定し、実行することと、
第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行することと、
アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、および
インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信することと、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信することと、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、およびインナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信することと、
第2のアンダーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPE内にあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信することと、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信することと、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手し、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行して、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信し、および
第1のアンダーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するようにさらに構成されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第1のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
本出願の実施形態は、CPE構成装置をさらに提供する。装置は、RRであり得る。図26に示されるように、装置は、受信モジュール260と送信モジュール261とを含む。
受信モジュール260は、GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1111の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
送信モジュール261は、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1111の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
受信モジュール260は、第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
送信モジュール261は、第1の宛先アドレスを第2のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
前述の実施形態において提供されたCPE構成装置がCPEを構成する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、RRの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたCPE構成装置は、CPE構成方法の実施形態と同じ概念に属する。CPE構成装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
本出願の実施形態は、CPE構成装置をさらに提供する。装置は、コントローラに適用される。図27に示されるように、装置は、構成モジュール270と関連付けモジュール271とを含む。
構成モジュール270は、オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信して、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
関連付けモジュール271は、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS115の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と、第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
前述の実施形態において提供されたCPE構成装置がCPEを構成する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、コントローラの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたCPE構成装置は、CPE構成方法の実施形態と同じ概念に属する。CPE構成装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図28は、本出願の実施形態による通信デバイス1000の概略図である。通信デバイス1000は、図4、図6、および図8の方法のいずれか1つを実行する第1のCPEであり得る。通信デバイス1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001と、内部接続1002と、メモリ1003と、少なくとも1つのトランシーバ1004とを含む。
任意選択で、プロセッサ1001は、汎用中央処理ユニット(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、または本出願において解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つまたは複数の集積回路であり得る。
内部接続1002は、前述の構成要素間で情報を伝送するための経路を含み得る。任意選択で、内部接続1002は、ボード、バスなどである。
トランシーバ1004は、別のデバイスまたは通信ネットワークと通信するように構成されている。
メモリ1003は、限定されないが、読み取り専用メモリ(read-only memory,ROM)もしくは静的情報および命令を格納することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)または情報および命令を格納することができる別のタイプの動的記憶デバイス、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)または別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、およびブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、または予想されるプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で搬送もしくは格納するために使用されることが可能であって、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の他の媒体であり得る。メモリは、独立的に存在し得、およびバスを使用することによってプロセッサに接続されている。代替として、メモリは、プロセッサに統合され得る。
メモリ1003は、本出願の解決策を実行するためのアプリケーションプログラムコードを格納するように構成されており、およびプロセッサ1001は、実行を制御する。プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムを実行して、少なくとも1つのトランシーバ1004と共働するように構成されており、それによって通信デバイス1000は、本出願における機能を実施する。
特定の実施態様中、一実施形態においては、プロセッサ1001は、1つまたは複数のCPU、たとえば図27に示されるCPU 0およびCPU 1を含み得る。
特定の実施態様中、一実施形態においては、通信デバイス1000は、複数のプロセッサ、たとえば図27に示されるプロセッサ1001およびプロセッサ1007を含み得る。プロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)であり得、またはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(たとえばコンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
通信デバイス1000は、第1のCPE、第2のCPE、GWなどであり得る。
通信デバイス1000が第1のCPEである場合には、プロセッサ1001は、プロセッサ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップ、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップ、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図4、図6、および図8に示される実施形態の第1のCPEの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000が第2のCPEである場合には、プロセッサ1001は、プロセッサ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む、ステップ、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図15、図17、図18、および図19に示される実施形態の第2のCPEの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がGWである場合には、プロセッサ1001は、プロセッサ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む、ステップ、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップ、および第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図10、図12、および図13に示される実施形態のGWの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がRRである場合には、プロセッサ1001は、プロセッサ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信するステップ、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するステップ、第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信するステップ、および第1の宛先アドレスを第2のCPEへ送信するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図21に示される実施形態のRRの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がコントローラである場合には、プロセッサ1001は、プロセッサ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するステップ、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するステップ、およびポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図21に示される実施形態のコントローラの具体的な処理プロセスを参照されたい。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはその任意の組み合わせによって実施され得る。ソフトウェアが実施態様に使用される場合には、実施形態のすべてまたはいくつかは、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含んで、コンピュータプログラム命令がロードされて、デバイス上で実行されているときに、本出願の実施形態において説明されるプロセスまたは機能のすべてまたはいくつかが、生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に格納され得、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、1つのウエブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウエブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタへ、有線方式(たとえば、同軸光ケーブル、光ファイバ、またはデジタルサブクライバライン)または無線方式(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープなど)または光媒体(デジタルビデオディスク(Digital Video Disk,DVD)など)、または半導体媒体(ソリッドステートディスクなど)であり得る。
当業者は、実施形態のステップのすべてまたはいくつかが、ハードウェア、または関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に格納され得る。記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどであり得る。
前述の説明は、本出願の実施形態にすぎず、本出願を限定するようには意図されていない。本出願の原理から逸脱しないいかなる変形、等価の置換、または改良も、本出願の保護範囲内に含まなければならない。
本出願は、通信テクノロジーの分野に関し、および詳細には、パケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステムに関する。
本出願は、2020年12月29日に出願された「PACKET FORWARDING METHOD AND APPARATUS,AND NETWORK SYSTEM」と題されている中国特許出願第202011598688.X号に対する優先権を主張するものであり、その中国特許出願第202011598688.X号は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれている。
企業サービスがクラウドへ絶えず移行されるにつれて、ワイドエリアネットワークにおけるソフトウェアデファインドネットワーキング(software-defined networking in a wide area network,SD-WAN)が台頭している。
SD-WANネットワーキングにおいては、通常、オペレータがバックボーンネットワークのエッジにSD-WANゲートウェイ(GateWay,GW)を展開して、企業支店のエッジデバイス(Edge)とSD-WANゲートウェイとの間においてオーバーレイトンネルが確立されて、企業支店または本社のローカルエリアネットワーク(Local Area Network,LAN)側とバックボーンネットワークとの間における通信を実施する。たとえば、企業の本社および支店のそれぞれにおける顧客構内機器(customer premise equipment,CPE)が、SD-WAN GWへのオーバーレイトンネルを確立する。このようにして、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路が、本社と支店との間において形成される。
SD-WANネットワーキングにおいては、企業の支店および本社は、セグメントごとに接続される。しかしながら、サービスレベルアグリーメント(Service-Level Agreement,SLA)品質検知は、オーバーレイトンネルに基づいて実施される。このように、SLA品質検知は、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路上で実施されることが可能ではない。
本出願の実施形態は、オーバーレイトンネルと、バックボーンネットワークと、オーバーレイトンネルとを含むセグメント化されたデータ伝送経路上でSLA品質検知が実施されることが可能ではないという問題を解決するためのパケット転送方法および装置、ならびにネットワークシステムを提供する。技術的な解決策は、下記のとおりである。
第1の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1のCPEおよび第2のCPEを含み、この方法は、ネットワークシステムにおける第1のCPEによって実行され、およびこの方法は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、次いで、第1のパケットをカプセル化するステップであって、これは、具体的にはインナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み得、インナートンネルカプセル化の具体的な処理は、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであり得、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、アウタートンネルカプセル化の具体的な処理は、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行することであり得る、ステップと、そして最後に、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップとを含む。
インナートンネルは、エンドツーエンドトンネルであって、SLA品質検知が実行され得、それによってSLA品質に基づいてインナートンネルと別のエンドツーエンドトンネルとの間において自動的な切り替えが実施され得る。
特定の実施態様においては、第1のCPEがパケット転送を実施する前に、まずは第1のCPEが構成され得る。具体的な構成処理は、下記のとおりであり得る。
RRによって送信された第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップであって、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、アウタートンネルの確立が完了されているということに基づいて、RRによって送信された第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するステップであって、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、および第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップ。
特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第2のアンダーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。次に、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、および第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFと第2のオーバーレイVRFとの間における接続様式は、アウターループ接続であり得る。
特定の実施態様においては、アウターループ接続は、第1のCPEの外側の物理回線を使用することによって、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFに関連付けられている物理ポートを接続することであり得る。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFと第2のオーバーレイVRFとの間における接続様式は、インナーループ接続であり得る。
特定の実施態様においては、インナーループ接続は、第2のアンダーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFに関連付けられているループバックポートの間における通信接続を確立することであり得る。
前述の特定の実施態様に関連して、ループバックポートの間における接続は、下記の処理を通じて確立され得る。
コントローラによって送信された接続確立メッセージを受信するステップであって、接続確立メッセージは、第2のアンダーレイVRFの識別子および第2のオーバーレイVRFの識別子を搬送する、ステップ、および第2のアンダーレイVRFに対応するループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに対応するループバックポートとの間における接続を確立するステップ。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEの構成は、下記の処理をさらに含み得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるステップ。
前述の特定の実施態様に関連して、第1のパケットが受信された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し得る。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、第1のCPEと第2のCPEとの間において複数のエンドツーエンドトンネルがある場合には、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のCPEは、これらのトンネルのSLA品質に基づいてパス選択を実行し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
初期宛先アドレスに対応する複数のインナートンネルのうちで最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルを決定して、最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定するステップ。さらに、インナートンネルに加えて、別のタイプのトンネル、たとえばインターネットトンネルがあり得る。
第2の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1のCPE、GW、および第2のCPEを含み、この方法は、GWによって実行されて、この方法は、
第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップと、第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEに関連付けられている、ステップとを含む。
特定の実施態様においては、GWと第2のCPEとの間においてアウタートンネルが確立されている場合には、第1のパケットからアウターカプセル化を除去した後に、GWはさらに、さらなるアウターカプセル化を実行する必要がある。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびさらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
特定の実施態様においては、GWが第2のCPEへのアウタートンネルを確立している場合には、処理は、下記のとおりであり得る。
RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第3の宛先アドレスを受信して、第3の宛先アドレスおよび第3のソースアドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップであって、第3のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第3の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップ、および
第1の宛先アドレスと、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスとの間における対応を確立するステップ。
第3の態様によれば、パケット転送方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1のCPE、GW、および第2のCPEを含み、この方法は、第2のCPEによって実行され、およびこの方法は、
第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、第1のCPEからのものであり、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップと、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップとを含む。
特定の実施態様においては、第2のCPEは、第2のCPEにおいて構成されているVRFを使用することによって第1のパケットを処理し得る。具体的には、処理は下記のとおりであり得る。
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFが、第1のパケットを受信し、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、VRFを使用することによって第1のパケット上で実行される処理は、下記の処理を含み得る。
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFが、第1のパケットを受信して、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ第1のパケットを送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信する。最後に、第1のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
前述の特定の実施態様に関連して、第2のオーバーレイVRFが、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信することはさらに、具体的には下記の処理を含み得る。
第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFに接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第2のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続される。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続される。
第4の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、ネットワークシステムに適用され、ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPE、ゲートウェイGW、第2のCPE、およびルートリフレクタRRを含み、この方法は、第1のCPEによって実行され、およびこの方法は、
RRによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップと、RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップとを含む。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップ、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップ、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
特定の実施態様においては、VRFはさらに、第1のパケットを処理するように第1のCPEにおいて構成され得る。具体的な構成は、下記のとおりであり得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであることと、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信することとを行う。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEにおけるVRFは、代替として下記の様式で処理され得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを、第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであることと、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信することとを行う。次いで、第2のアンダーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。次いで、第2のオーバーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
別の特定の実施態様においては、第1のCPEにおけるVRFは、代替として下記の様式で処理され得る。
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップ、コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップ、およびコントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップ。
特定の実施態様においては、前述の構成の後に、第1のCPEは、第1のパケットを転送し得る。具体的な処理は、下記のとおりであり得る。
第1のパケットが受信されて、第1のパケットの初期宛先アドレスが入手された後に、第1のオーバーレイVRFは、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行して、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
第5の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、RRに適用され、およびこの方法は、
GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するステップと、
第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1の宛先アドレスを第のCPEへ送信するステップとを含む。
第6の態様によれば、CPE構成方法が提供される。この方法は、コントローラに適用され、およびこの方法は、
オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信し、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信して、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するステップを含む。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、ポート関連付けメッセージは、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送して、ポート関連付けメッセージは、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、およびポート関連付けメッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と、第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
第7の態様によれば、第1の態様または第4の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第1の態様または第4の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第8の態様によれば、第2の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第2の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第9の態様によれば、第3の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているパケット転送装置が提供される。具体的には、この装置は、第3の態様のいずれかの可能な実施態様を実行するように構成されているモジュールを含む。
第10の態様によれば、第1のCPEが提供される。この第1のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第1の態様または第4の態様による方法を実施するように構成されている。
第11の態様によれば、GWが提供される。このGWは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第2の態様による方法を実施するように構成されている。
第12の態様によれば、第2のCPEが提供される。この第2のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第3の態様による方法を実施するように構成されている。
第13の態様によれば、RRが提供される。このRRは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第5の態様による方法を実施するように構成されている。
第14の態様によれば、コントローラが提供される。このコントローラは、プロセッサおよびメモリを含み、メモリは、命令を格納するように構成されており、およびプロセッサは、その命令を実行して、第6の態様による方法を実施するように構成されている。
第15の態様によれば、ネットワークシステムが提供される。このネットワークシステムは、第10の態様による第1のCPEと、第11の態様によるGWと、第12の態様による第2のCPEとを含む。
本出願の実施形態において提供される技術的な解決策によってもたらされる有益な効果は、下記のとおりである。
本出願の実施形態においては、第1のパケットを送信する際に、第1のCPEは、第1のパケット上でインナーカプセル化およびアウターカプセル化を実行し得、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであって、アウタートンネルカプセル化における第2の宛先アドレスは、GWのアドレスであり得る。本出願においては、第1のCPEと第2のCPEとの間においてエンドツーエンドのインナートンネルが確立され得、およびそのインナートンネルは、アウタートンネルが確立されて、それによって第1のCPEとGWとが互いと通信するということに基づいて、GWを介してバックボーンネットワークを通過して、次いで第2のCPEに達し得るということが知られることが可能である。このやり方においては、インナートンネルは、エンドツーエンドトンネルであって、SLA品質検知が実行され得、それによってSLA品質に基づいてインナートンネルと別のエンドツーエンドトンネルとの間において自動的な切り替えが実施され得る。
本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるCPEの概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるSD-WANネットワーキングの概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成方法のフローチャートである。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるパケット転送装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態によるCPE構成装置の構造の概略図である。 本出願の実施形態による通信デバイスの構造の概略図である。
本出願の実施形態は、パケット転送方法を提供する。この方法は、SD-WANネットワーキングに適用され得る。図1は、SD-WANネットワーキング展開様式を示している。図1は、同じ企業の本社および支店を含む。本社は、オペレータのバックボーンネットワークにアクセスするために、CPEを使用することによってSD-WANネットワーキングにおけるGWへの接続を確立する。支店も、オペレータのバックボーンネットワークにアクセスするために、CPEを使用することによってGWへの接続を確立する。複数のトンネル、たとえば、インターネットトンネルも、本社と支店との間において、それぞれのCPEを使用することによって確立され得る。本出願の実施形態によれば、2つのCPEの間におけるエンドツーエンドトンネルが、GWおよびバックボーンネットワークを使用することによって確立されることが可能であって、そのトンネルを通じてパケットが伝送されることが可能である。
加えて、図1において示されている展開様式に加えて、2つのCPEが同じGWに接続され得、または一方のCPEがGWに接続されて、他方のCPEが、GWに接続されることなくバックボーンネットワークに直接アクセスし、または1つのCPEが複数のGWに接続される。確かに、前述の例は、本社のCPEと、1つの支店のみのCPEとを含むSD-WANネットワーキングである。実際の適用においては、複数の支店のCPEがあり得、およびそれぞれのCPEが個別に1つのGWに接続され得、または複数の支店が同じGWに接続され、またはいくつかのCPEが、GWに接続されることなくバックボーンネットワークに直接接続され、または同じCPEが複数のGWに接続される。
以降では、第1のCPE(パケット送信側の)、GW、および第2のCPE(パケット受信側の)が本出願の実施形態を実施する処理手順について記述する。
以降では、図2および図3におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図4を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S101.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
実施態様においては、第1のCPEに対応するローカルエリアネットワーク(local area network,LAN)側の端末デバイスが、別のCPEのLAN側の端末デバイスへパケットを送信し得る。たとえば、第1のCPEに対応するLAN側の第1の端末デバイスが、第2のCPEに対応するLAN側の第2の端末デバイスへパケットを送信し得る。
第1のCPEに対応するLAN側の端末デバイスは、第1のパケットを生成して、第1のCPEの接続されているLANポートへ第1のパケットを送信し得る。第1のパケットは、初期宛先アドレスを搬送し、および初期宛先アドレスは、別のCPEのLAN側にあって第1のパケットを受信するように構成されている端末デバイスのIPアドレスである。
LANポートに関連付けられている、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFが、第1のパケットを受信および入手して、第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し得る。
S102.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。
第1のオーバーレイVRFは、第1のCPEのLAN側のそれぞれのLANポートに関連付けられているVRFである。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、設定されている宛先アドレスとCPEとの間における格納されている対応に基づいて、初期宛先アドレスに対応するCPEが第2のCPEであると決定し得る。次いで、第1のCPEと第2のCPEとの間における少なくとも1つのエンドツーエンドトンネルが、CPEとエンドツーエンドトンネルとの間における格納されている対応に基づいて決定され得る。
加えて、それぞれのトンネルのサービス品質が、第1のCPEにおいてさらに記録され得る。サービス品質は、事前に設定された周期性に基づく測定を通じて第1のCPEによって入手され得る。
第1のオーバーレイVRFは、第2のCPEに対応する複数のエンドツーエンドトンネルから、最良のサービス品質を有するトンネルを、今回第1のパケットを伝送するために使用されるトンネルとして選択し得る。
次いで、第1のオーバーレイVRFは、トンネルの格納されているソースアドレスおよび宛先アドレスから、今回第1のパケットを伝送するために使用されるトンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し得る。本出願においては、インナートンネルである選択されたトンネルのみが記述される。図2において示されているように、インナートンネルの第1のソースアドレスは、第1のCPEにおける第1のワイドエリアネットワーク(wide area network,WAN)ポートのIPアドレスであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおける第1のWANポートのIPアドレスである。あるいは、図3において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおける第1のループバックポートのIPアドレスであって、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおける第1のループバックポートのIPアドレスである。
次いで、第1のオーバーレイVRFは、選択されたトンネルのトンネリングプロトコルを決定して、そのトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、トンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを搬送する。トンネリングプロトコルは、ジェネリックルーティングカプセル化(generic routing encapsulation,GRE)プロトコル、インターネットプロトコルセキュリティー(Internet protocol security,IPsec)プロトコルなどであり得る。
加えて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットはさらに、インナートンネルカプセル化を実行する第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S103.第1のCPEにあって、かつ第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFを使用することによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPEにあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けられているアンダーレイVRF、たとえば、図2および図3において示されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第2のアンダーレイVRFは、第1のソースアドレスに対応するポートを通じて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、接続されているオーバーレイVRF、たとえば、図2および図3において示されている第2のオーバーレイVRFへ送信する。
ここでは、図2において示されている第1のCPE、および図3において示されている第1のCPEにおいて、第2のアンダーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFは、別々の様式で接続されているということに留意されたい。具体的には、図2においては、第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポート、および第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポートが、物理回線を使用することによって接続されている。図3においては、第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第2のループバックポートとの間においてインナーループトンネルが確立されて、接続を実施する。インナーループトンネルが確立される上で基づくトンネリングプロトコルは、GREプロトコルなどであり得る。
S104.第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図2において示されている第2のWANポートを決定する。次いで、第2のWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルが入手され得て、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化が実行される。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおける第2のWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。アウタートンネルのトンネリングプロトコルは、GRE over IPsecプロトコルであり得る。
加えて、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットはさらに、アウタートンネルカプセル化を実行する第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S105.第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウターカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応しているアンダーレイVRF、たとえば、図2において示されている第1のアンダーレイVRFへ送信する。次いで、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のWANポートを通じてGWへ転送する。
以降では、図5におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図6を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S201.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
S202.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。
図5において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。第2のCPEが、図5において示されているCPEと同じ様式で展開されている場合には、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。
S203.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、図5において示されているように、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するループバックポートへ送信する。そのループバックポートに関連付けられている第2のオーバーレイVRFが、そのループバックポートを通じて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを入手する。
S204.第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第2のオーバーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図5において示されているWANポートを決定する。次いで、そのWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルが入手され得て、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化が実行される。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。
S205.第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
本明細書では、S201、S202、およびS205の特定の実施態様はそれぞれ、図4において示されているS101、S102、およびS105の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図7におけるCPEを送信側の第1のCPEとして使用して、第1のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図8を参照されたい。第1のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S301.第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手する。
S302.第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFを使用することによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する。
図7において示されているように、第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。第2のCPEが、図7において示されているCPEと同じ様式で展開されている場合には、第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるループバックポートのIPアドレスである。
S303.第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFを使用することによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
図7において示されているように、第2のソースアドレスは、第1のCPEのWANポートのIPアドレスであって、それに対応して、第2の宛先アドレスは、図7におけるGWのWANポートのIPアドレスである。
実施態様においては、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けられているアンダーレイVRF、たとえば、図7において示されている第1のアンダーレイVRFへ送信する。
インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを受信した後に、第1のアンダーレイVRFは、第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会して、第1の宛先アドレスに対応する出口ポート、たとえば、図7において示されているWANポートを決定する。
次いで、第1のアンダーレイVRFは、そのWANポートに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレス、およびそのアウタートンネルのトンネリングプロトコルを入手して、そのトンネリングプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し得る。アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを搬送する。第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであって、第2の宛先アドレスは、トンネル宛先端でのGWにおける対応するWANポートのIPアドレスである。
最後に、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、WANポートを通じてGWへ転送する。
本明細書では、S301およびS302の特定の実施態様はそれぞれ、図4において示されているS101およびS102の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図9において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおけるGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図10を参照されたい。GWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S401.第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、GWは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化が実行されている、第1のCPEによって送信される第1のパケットを受信し得る。
S402.第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。
実施態様においては、GWは、アウタートンネルのプロトコルに基づいて、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットからアウタートンネルカプセル化を除去し得る。アウタートンネルのプロトコルは、GRE over IPsecプロトコルであり得る。
S403.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する。
実施態様においては、GWは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている第1の宛先アドレスを入手して、ルーティング情報を照会することによって、パケットを転送するために使用される出口ポートを決定する。加えて、その出口ポートに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスがさらに、照会を通じて入手される。アウタートンネルの第3のソースアドレスは、GWにあって、第1のパケットを転送するために使用される出口ポートのIPアドレスであって、第3の宛先アドレスは、アウタートンネルの宛先端(第2のCPE)のWANポートのIPアドレスである。
次いで、アウタートンネルのプロトコルに基づいて、GWにおけるVRFが、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行し得る。さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットは、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを搬送する。加えて、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている場合には、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに加えて、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子がさらにカプセル化されている。
S404.さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、GWは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、出口ポートを通じて第2のCPEへ転送する。
以降では、図11において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおける第1のGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図12を参照されたい。第1のGWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S501.第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
インナートンネルカプセル化における第1のソースアドレスは、第1のCPEにおけるポートのIPアドレスである。たとえば、第1のCPEが、図2、図3、図5、または図7において示されているCPEである場合には、第1のソースアドレスは、図2における第1のWANポートのIPアドレス、または図3における第1のループバックポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるループバックポートのIPアドレスである。第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるポートのIPアドレスである。たとえば、第2のCPEが、図2、図3、図5、または図7において示されているCPEである場合には、第1の宛先アドレスは、図2における第1のWANポートのIPアドレス、または図3における第1のループバックポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるループバックポートのIPアドレスである。アウタートンネルカプセル化における第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるポートのIPアドレス、たとえば、図2もしくは図3における第2のWANポートのIPアドレス、または図5もしくは図7におけるWANポートのIPアドレスである。第2の宛先アドレスは、第1のGWにおけるポートのIPアドレス、たとえば、第1のGWにおけるWANポートのIPアドレスである。
S502.第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。
S503.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、GWは、ルーティング情報を照会することによって、第1の宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定して、そのネクストホップアドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
ここでは、S501およびS502の特定の実施態様はそれぞれ、図10において示されているS401およびS402の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図11において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおける第2のGWによるパケット転送の処理手順について記述する。図13を参照されたい。第2のGWによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S504.アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。
実施態様においては、第2のGWは、第1のGWによって送信されてバックボーンネットワークを通じて転送される、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。
S505.第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する。
図11において示されているように、第3のソースアドレスは、第2のGWと第2のCPEとの間におけるアウタートンネルのソース端(第2のGW)でのポートのIPアドレスであり、および第3の宛先アドレスは、アウタートンネルの宛先端(第2のCPE)でのポートのIPアドレスである。第2のGWのポートおよび第2のCPEのポートは両方とも、WANポートであり得る。
S506.さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送する。
本明細書では、S505およびS506の特定の実施態様はそれぞれ、図10において示されているS403およびS404の特定の実施態様と同じまたは同様であるということに留意されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図14において示されているSD-WANネットワーキングシナリオにおけるGWによるパケット転送の処理手順は、図11において示されている第1のGWによるパケット転送の手順と同じである。詳細は、本明細書では再度説明されない。
以降では、図2または図3において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図15を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S601.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応する第2のWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のパケット上でインナーカプセル化を実行する際に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化して、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。同様に、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する際に、GWは、そのGWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化し、およびGWにおけるVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであって、第1のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子とも同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第2のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、第2のWANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを第2のオーバーレイVRFへ送信する。
S602.第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている入手された第1のパケットからアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、接続されている第2のアンダーレイVRFへ転送する。
S603.第2のアンダーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
S604.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、および初期宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図16において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図16において示されているCPEは、GWに接続されないが、バックボーンネットワークに直接アクセスするということに留意されたい。図14において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットである。図17を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S701.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第1の宛先アドレスに対応するWANポートが、アウターカプセル化が除去されている第1のパケットを受信する。第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFの識別子であると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
S702.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、および初期宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図5において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図5において示されている第2のCPEは、バックボーンネットワークにアクセスするためにGWに接続されているということに留意されたい。図9または図11において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットである。図19を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S901.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、および第1のパケットを第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ送信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応するWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。GWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化というタスクを実行するVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第2のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、第1のパケットを第2のオーバーレイVRFへ転送する。
S902.第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のオーバーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ転送する。
S903.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、およびインナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定し、およびそのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
以降では、図7において示されているCPEを受信側の第2のCPEとして使用して、第2のCPEによるパケット転送の処理手順について記述する。図7において示されているCPEは、バックボーンネットワークにアクセスするためにGWに接続されているということに留意されたい。図9または図11において示されているGWによって第1のパケットが転送されるケースに対応して、CPEによって受信されるパケットは、さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットである。図18を参照されたい。第2のCPEによるパケット転送の処理手順は、下記のステップを含み得る。
S801.第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、GWによって送信された第1のパケットを受信し、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ送信する。
実施態様においては、第2のCPEにあって、第3の宛先アドレスに対応するWANポートが、さらなるアウターカプセル化が実行されている第1のパケットを受信する。
本明細書では、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであるということに留意されたい。同様に、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行する際に、GWは、そのGWにあって、さらなるアウタートンネルカプセル化を実行するVRFのVRF識別子を第1のパケットへとカプセル化し、およびGWにおけるVRFのVRF識別子は、第2のCPEにおける第のオーバーレイVRFのVRF識別子と同じであって、第1のCPEにおける第のオーバーレイVRFのVRF識別子とも同じである。
第1のパケットのアウタートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と同じであると決定した場合には、WANポートに関連付けられている第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルの事前に構成されたトンネリングプロトコルに基づいて第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去する。次いで、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットのインナートンネルカプセル化におけるVRF識別子が第1のオーバーレイVRFのVRF識別子であると決定した場合には、第1のアンダーレイVRFは、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを第1のオーバーレイVRFへ転送する。
S802.第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、およびインナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
実施態様においては、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを入手した後に、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルの事前に構成されたプロトコルに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去する。次いで、第1のオーバーレイVRFは、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットにおいて搬送されている初期宛先アドレスを入手し、ルーティング情報を照会して、初期宛先アドレスに対応するネクストホップアドレスを決定して、そのネクストホップアドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送する。
特定の実施態様においては、本出願の実施形態は、図20において示されているシナリオにも適用され得、そのシナリオでは、第1のCPEが、2つのGWに接続されており、第2のCPEが、1つのGWに接続されており、および第1のCPEは、第1のGWおよび第3のGWを使用することによって第2のCPEへのインナートンネルを確立する。第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、第3のオーバーレイVRF、第1のアンダーレイVRF、第2のアンダーレイVRF、および第3のアンダーレイVRFが、第1のCPEにおいて展開されている。第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポート、および第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されており、第3のオーバーレイVRFに関連付けられている第2のLANポート、および第3のアンダーレイVRFに関連付けられている第3のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されており、および第2のWANポートが、第1のアンダーレイVRFに関連付けられている。第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、第1のアンダーレイVRF、および第2のアンダーレイVRFが、第2のCPEにおいて展開されていて、第2のオーバーレイVRFに関連付けられている第1のLANポート、および第2のアンダーレイVRFに関連付けられている第1のWANポートが、物理回線を使用することによって接続されている。
このシナリオにおいては、第1のCPEと第2のCPEとの間において2つのエンドツーエンドトンネルがある。そのため、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のCPEにおける第1のオーバーレイVRFは、等コストマルチパス(ECMP,Equal-Cost Multi-path)プロトコルに基づいてその2つのトンネルにおける負荷分担を実施し得る。確かに、第1のCPEと第2のCPEとの間において別のエンドツーエンドトンネルがある場合には、第1のCPEがパケットを第2のCPEへ送信する際に、第1のオーバーレイVRFは、ECMPプロトコルに基づいて第1のCPEと第2のCPEとの間におけるさまざまなエンドツーエンドトンネルにおいて負荷分担を実施し得る。
加えて、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得るということに留意されたい。同様に、第3のオーバーレイVRFおよび第3のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得る。同様に、第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFは、代替として、図3において示されているインナーループ接続様式で接続され得る。
パケットが転送される際に、図20における第1のCPEの処理は、CPEによるパケット転送の、図4において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。図20における第1のGWおよび第3のGWの処理は、第1のGWによるパケット転送の、図12において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。図20における第のGWの処理は、第2のGWによるパケット転送の、図14において示されている、処理手順と同じまたは同様である。詳細は、本明細書では再度説明されない。
パケット転送方法が実施される前に、CPEが構成される必要がある。図21を参照されたい。図2および図3において示されているCPEは、下記のように構成され得る。
S111.コントローラが、ポートアドレス割り当てメッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、コントローラは、第1のCPEにおけるそれぞれのポートのIPアドレスを指定し得る。具体的には、図2において示されているCPEに関して、コントローラは、第1のWANポート、第1のLANポート、および第2のWANポートのIPアドレスを指定し得る。図3において示されているCPEに関して、コントローラは、第1のループバックポート、第2のループバックポート、および第2のWANポートのIPアドレスを指定し得る。
S112.第1のCPEは、ポートアドレス割り当てメッセージに基づいてそれぞれのポートのアドレスを構成する。
実施態様においては、第1のCPEは、ポートアドレス割り当てメッセージにおいて搬送されているIPアドレス情報に基づいて、図2において示されている第1のWANポート、第1のLANポート、および第2のWANポートに関するIPアドレスを構成し得る。あるいは、図3において示されている第1のループバックポート、第2のループバックポート、および第2のWANポートに関してIPアドレスが構成される。
S113.コントローラは、オーバーレイVRF確立メッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図5において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図7において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図20において示されているケースに関して、オーバーレイVRF確立メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第3のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S114.第1のCPEは、オーバーレイVRF確立メッセージに基づいて第1のCPEにおいて、対応するオーバーレイVRFを確立する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立する。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立する。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立する。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRF、第2のオーバーレイVRF、および第3のオーバーレイVRFを確立する。
S115.コントローラは、アンダーレイVRF確立メッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図5において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図7において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
図20において示されているケースに関して、アンダーレイVRF確立メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第3のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送する。
S116.第1のCPEは、アンダーレイVRF確立メッセージに基づいて第1のCPEにおいて、対応するアンダーレイVRFを確立する。
実施態様においては、図2および図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立する。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立する。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立する。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRF、第2のアンダーレイVRF、および第3のアンダーレイVRFを確立する。
S117.コントローラは、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信し、ポート関連付けメッセージは、第1のソースアドレスに対応するポートの識別子および対応するVRF識別子、ならびに第2のソースアドレスに対応するポートの識別子および対応するVRF識別子を含む。
実施態様においては、図2において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のWANポートであり、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第1のLANポートの識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図3において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第2のループバックポートの識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
図5において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、ループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、WANポートであり、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。
図7において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、ループバックポートであり、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子であり、第2のソースアドレスに対応するポートは、WANポートであり、および対応するVRF識別子はまた、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。
図20において示されているケースに関して、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第1のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子である。あるいは、ポート関連付けメッセージにおいて、第1のソースアドレスに対応するポートは、第3のWANポートであり、および対応するVRF識別子は、第3のアンダーレイVRFのVRF識別子である。第2のソースアドレスに対応するポートは、第2のWANポートであって、対応するVRF識別子は、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子である。加えて、ポート関連付けメッセージはさらに、第1のLANポートの識別子、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子、第2のLANポートの識別子、および第3のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し得る。
S118.第1のCPEは、ポート関連付けメッセージに基づいて第1のCPEにおけるポートを、対応するVRFに関連付ける。
実施態様においては、図2において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のWANポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、および第1のLANポートを第2のオーバーレイVRFに関連付ける。
図3において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のループバックポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、第2のループバックポートを第2のオーバーレイVRFに関連付ける。
図5において示されているケースに関して、第1のCPEは、ループバックポートを第2のオーバーレイVRFに関連付け、WANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付ける。
図7において示されているケースに関して、第1のCPEは、ループバックポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、およびまたWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付ける。
図20において示されているケースに関して、第1のCPEは、第1のWANポートを第2のアンダーレイVRFに関連付け、第2のWANポートを第1のアンダーレイVRFに関連付け、第3のWANポートを第3のアンダーレイVRFに関連付け、第1のLANポートを第2のオーバーレイVRFに関連付け、および第2のLANポートを第3のオーバーレイVRFに関連付ける。
次いで、図2において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得る。図3において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのループバックポートの間におけるインナーループトンネルを確立し得る。図20において示されているケースにおいては、第1のCPEは、第2のオーバーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得、および第3のオーバーレイVRFおよび第3のアンダーレイVRFのためのアウターループ物理回線接続を確立し得る。確かに、図20において示されているケースにおいては、第2のオーバーレイVRFと第2のアンダーレイVRFとの間における接続、および第3のオーバーレイVRFと第3のアンダーレイVRFとの間における接続は、代替として、インナーループトンネルを確立することによって実施され得、または一方のペアのためのアウターループ物理回線接続を確立することによって接続が実施され得、および他方のペアのためのインナーループトンネルを確立することによって接続が実施され得る。
S119.コントローラは、ルーティングドメイン割り当てメッセージを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、技術者が、コントローラにおいて、第1のCPEにおけるポートに対応するルーティングドメイン割り当て情報を構成する。ルーティングドメイン割り当て情報は、ポートに割り当てられるルーティングドメインを示す。第1のCPEにおけるポートは、WANポートおよびループバックポートを含み得、および割り当てられるルーティングドメインは、バックボーン、インターネットなどを含み得る。次いでコントローラは、ルーティングドメイン割り当てメッセージを第1のCPEへ配信する。ルーティングドメイン割り当てメッセージは、ポート識別子および対応するルーティングドメイン識別子を搬送する。
S1110.第1のCPEは、ルーティングドメインをポートに割り当てる。
実施態様においては、第1のCPEは、ルーティングドメイン割り当てメッセージに基づいてルーティングドメインをそれぞれのWANポートおよびループバックポートに割り当てる。第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスは、別々のルーティングドメインを有する。図2において示されているケースに関して、第1のWANポートのルーティングドメインは、第2のWANポートのルーティングドメインとは異なる。たとえば、第1のWANポートのルーティングドメインは、バックボーンであり得、および第2のWANポートのルーティングドメインは、インターネットであり得る。図3において示されているケースに関して、第1のループバックポートのルーティングドメインは、第2のWANポートのルーティングドメインとは異なる。たとえば、第1のループバックポートのルーティングドメインは、バックボーンであり得、および第2のWANポートのルーティングドメインは、インターネットであり得る。
S1111.ルートリフレクタ(route reflector,RR)が、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、前述の構成が完了された後に、第1のCPE、第2のCPE、およびGWなどのそれぞれのネットワークデバイスは、そのデバイスのそれぞれのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、およびデバイス識別子をRRへ送信し得る。GWによって送信されたメッセージを受信した後に、RRは、GWのポートのIPアドレスに対応するルーティングドメイン、デバイス識別子などを第1のCPEへ送信し得る。
S1112.第1のCPEは、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立し、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである。
第2のソースアドレスは、第1のCPEにおけるWANポートのIPアドレスであり、および第2の宛先アドレスは、GWにおけるWANポートのIPアドレスである。
実施態様においては、RRによって送信されるGWのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン、デバイス識別子などを受信した後に、第1のCPEは、2つのデバイスにおける同じルーティングドメインにおけるポートを通じたトンネルを確立することを試みる。このやり方においては、第1のCPEにあって、第2のソースアドレスに対応するポートと、GWにあって、第2の宛先アドレスに対応するポートとの間において、トンネル、すなわちアウタートンネルが確立される。
S1113.RRは、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
第1の宛先アドレスは、第2のCPEにおけるWANポートまたはループバックポートのIPアドレスである。
実施態様においては、第2のCPEによって送信されるそれぞれのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、デバイス識別子などを受信した後に、RRは、その情報を第1のCPEへ送信し得る。
S1114.第1のCPEは、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立し、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである。
実施態様においては、RRによって送信される第2のCPEのポートのIPアドレス、対応するルーティングドメイン識別子、デバイス識別子などを受信した後に、第1のCPEは、2つのデバイスにおける同じルーティングドメインにおけるポートを通じたトンネルを確立することを試みる。アウタートンネルを通じて第1のCPEとGWとの間において接続が既に確立されているので、第1のCPEは、アウタートンネルに基づいて、第1のCPEにあって、第1のソースアドレスに対応するポートと、第2のCPEにあって、第1の宛先アドレスに対応するポートとの間においてトンネル、すなわちインナートンネルを確立し得る。インナートンネルは、GWおよびバックボーンネットワークを使用することによって第1のCPEおよび第2のCPEを接続する。
トンネルが確立された場合には、トンネルが配置されている経路上のそれぞれのネットワークデバイスは、ルーティング情報を知って格納し得る。たとえば、第1のCPEは、第1のCPEにおけるインナートンネルのルーティング情報を知り得る。そのルーティング情報は、第1の宛先アドレスと第2のWANポートとの間における対応、および第2のWANポートと第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む。GWは、GWにおけるインナートンネルのルーティング情報、すなわち、第1の宛先アドレスとネクストホップアドレスとの間における対応を知り得る。
S1115.コントローラは、第2のCPEに対応するLAN側で設定されている宛先アドレスを第1のCPEへ送信する。
実施態様においては、CPEは、対応するLAN側の端末デバイスのIPアドレス、およびCPEのデバイス識別子をコントローラに報告し得る。たとえば、第2のCPEは、LAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子をコントローラに報告し得る。その情報を受信した後に、コントローラは、その情報を別のCPEへ送信し得る。たとえば、コントローラは、第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子を第1のCPEへ送信し得る。
S1116.第1のCPEは、第2のCPEと、LAN側で設定されている宛先アドレスとの間における対応を確立する。
実施態様においては、第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレス、および第2のCPEのデバイス識別子を受信した後に、第1のCPEは、それに対応して、第2のCPEのデバイス識別子、および第2のCPEのLAN側のそれぞれの端末デバイスのIPアドレスを格納し得る。
本出願においては、バックボーンネットワークを通過する、2つのCPEの間におけるエンドツーエンドトンネルが、前述の構成を通じて確立されることが可能である。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5または図7のCPEであり得る。図22に示されるように、装置は、受信モジュール220と、インナーカプセル化モジュール221と、アウターカプセル化モジュール222と、転送モジュール223とを含む。
受信モジュール220は、第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するように構成されている。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS101の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS201の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS301の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
インナーカプセル化モジュール221は、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されている。インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS102の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS202の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS302の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
アウターカプセル化モジュール222は、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するように構成されている。特定の実施態様については、図4に示される実施形態におけるステップS103およびS104の詳細な説明、または図6に示される実施形態におけるステップS203およびS204の詳細な説明、または図8に示される実施形態におけるステップS303の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
転送モジュール223は、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
ルートリフレクタRRによって送信された第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立することであって、第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
RRによって送信された第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立することであって、第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成することであって、ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、生成することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、ここで、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、
インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、および
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、
インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信し、および
第2のアンダーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPE内にあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第2のオーバーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、および
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信された接続確立メッセージを受信することであって、接続確立メッセージは、第2のアンダーレイVRFの識別子および第2のオーバーレイVRFの識別子を搬送し、
2のアンダーレイVRFに対応するループバックポートと、第2のオーバーレイVRFに対応するループバックポートとの間における接続を確立すること
をさらに含む。
特定の実施態様においては、受信モジュール220は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されており、
インナーカプセル化モジュール221は、
第1のオーバーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信するようにさらに構成されており、
アウターカプセル化モジュール222は、
第1のアンダーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するように構成されており、
転送モジュール223は、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、インナートンネルカプセル化モジュールは、
初期宛先アドレスに対応する複数のインナートンネルのうちで最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルを決定して、最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定するように構成されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第1のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図9、図11、または図14のGWであり得る。図23に示されるように、装置は、受信モジュール230と、カプセル化除去モジュール231と、転送モジュール232とを含む。
受信モジュール230は、第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するように構成されている。第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS401の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS501の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化除去モジュール231は、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するように構成されている。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS402の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS502の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
転送モジュール232は、第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。第1の宛先アドレスは、第2のCPEに関連付けられている。特定の実施態様については、図10に示される実施形態のステップS403の詳細な説明、または図12に示される実施形態のステップS503の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、転送モジュール232は、
第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行して、
さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
コントローラによって送信されたルーティングドメイン割り当てメッセージを受信して、ルーティングドメインを、第3のソースアドレスに対応するポートに割り当てることと、
RRによって送信された第3の宛先アドレスを受信して、第3の宛先アドレスおよび第3のソースアドレスに基づいてアウタートンネルを確立することであって、第3のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインが、第3の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、受信し、確立することと、
第1の宛先アドレスと、アウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスとの間における対応を確立することと
を行うように構成されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、GWの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同様の概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本発明の実施形態は、パケット転送装置をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5、または図7のCPEであり得る。図24に示されるように、装置は、受信モジュール240と、カプセル化除去モジュール241と、転送モジュール242とを含む。
受信モジュール240は、第1のパケットを受信するように構成されている。第1のパケットは、第1のCPEからのものであり、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、およびインナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS601もしくは図17に示される実施形態のステップS701の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS801の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS901の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化除去モジュール241は、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するように構成されている。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS602の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS801の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS902の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化除去モジュール241は、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。特定の実施態様については、図15に示される実施形態のステップS603の詳細な説明、または図17に示される実施形態のステップS702の詳細な説明、または図18に示される実施形態のステップS802の詳細な説明、または図19に示される実施形態のステップS903の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって、第1のパケットを受信するように構成されており、
カプセル化除去モジュール241は、
第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、
第1のアンダーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第1のアンダーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されており、および
転送モジュール242は
ンナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール240は、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって第1のパケットを受信して、
第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ第1のパケットを送信するように構成されており、
カプセル化除去モジュール241は、
第1のオーバーレイVRFを使用することによって、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去し、
第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFを使用することによって第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されており、
転送モジュール242は
ンナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するように構成されている。
特定の実施態様においては、カプセル化除去モジュール241は、
第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去して、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のオーバーレイVRFに接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信し、および
アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを、第2のアンダーレイVRFを使用することによって第1のオーバーレイVRFへ送信するように構成されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって第2のオーバーレイVRFに接続されている。
特定の実施態様においては、第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて第2のオーバーレイVRFに接続されている。
前述の実施形態において提供されたパケット転送装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第2のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたパケット転送装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
同じ技術的概念に基づいて、本出願の実施形態は、CPE構成装置構成方法をさらに提供する。パケット転送装置は、図2、図3、図5、または図7のCPEであり得る。図25に示されるように、装置は、受信モジュール250と、カプセル化モジュール251と、生成モジュール252とを含む。
受信モジュール250は、RRによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1112の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
カプセル化モジュール251は、RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するように構成されている。インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1114の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
生成モジュール252は、第1のCPEにおいてインナートンネルのルーティング情報を生成するように構成されている。ルーティング情報は、第1の宛先アドレスと、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1114の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、決定し、実行することと、
第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行することと、
アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、および
インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のオーバーレイVRFへ送信することと、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信することと、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立し、および
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、第2のアンダーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポートに関連付けて、第1のアンダーレイVRFを第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるようにさらに構成される。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手することと、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行することであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、およびインナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第2のアンダーレイVRFへ送信することと、
第2のアンダーレイVRFによって、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のCPE内にあって、第2のアンダーレイVRFに接続されている第2のオーバーレイVRFへ送信することと、
第2のオーバーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第2のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信することと、
第1のアンダーレイVRFによって、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送することと
を行うようにさらに構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立し、
コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、第1のオーバーレイVRFを、第1のソースアドレスに対応するポート、および第2のソースアドレスに関連付けるようにさらに構成されている。
特定の実施態様においては、受信モジュール250は、
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手し、
第1のオーバーレイVRFによって、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定し、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行して、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを、第1のソースアドレスに対応する第1のアンダーレイVRFへ送信し、および
第1のアンダーレイVRFによって、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定し、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行して、アウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するようにさらに構成されている。
前述の実施形態において提供されたCPE構成装置がパケットを転送する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、第1のCPEの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたCPE構成装置は、パケット転送方法の実施形態と同じ概念に属する。パケット転送装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
本出願の実施形態は、CPE構成装置をさらに提供する。装置は、RRであり得る。図26に示されるように、装置は、受信モジュール260と送信モジュール261とを含む。
受信モジュール260は、GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1111の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
送信モジュール261は、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1111の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
受信モジュール260は、第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
送信モジュール261は、第1の宛先アドレスを第のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS1113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
前述の実施形態において提供されたCPE構成装置がCPEを構成する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、RRの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたCPE構成装置は、CPE構成方法の実施形態と同じ概念に属する。CPE構成装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
本出願の実施形態は、CPE構成装置をさらに提供する。装置は、コントローラに適用される。図27に示されるように、装置は、構成モジュール270と関連付けモジュール271とを含む。
構成モジュール270は、オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信して、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS113の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
関連付けモジュール271は、ポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するように構成されている。特定の実施態様については、図21に示される実施形態のステップS115の詳細な説明を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第2のオーバーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子、および第2のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子、および第2のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第2のアンダーレイVRFのVRF識別子と第1のソースアドレスとの間における対応、および第1のアンダーレイVRFのVRF識別子と第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
特定の実施態様においては、オーバーレイVRF構成メッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子を搬送し、
アンダーレイVRF構成メッセージは、第1のアンダーレイVRFのVRF識別子を搬送し、および
ポート関連付けメッセージは、第1のオーバーレイVRFのVRF識別子と、第1のソースアドレスおよび第2のソースアドレスとの間における対応を搬送する。
前述の実施形態において提供されたCPE構成装置がCPEを構成する場合には、前述の機能モジュールの分割は、説明のための一例として使用されているにすぎないことに留意されたい。実際の用途では、前述の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールに割り当てられて、それによって完了され得る。すなわち、コントローラの内部構造は、上記で説明された機能のすべてまたはいくつかを実施するために、異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態において提供されたCPE構成装置は、CPE構成方法の実施形態と同じ概念に属する。CPE構成装置の特定の実施態様プロセスについては、方法実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
図28は、本出願の実施形態による通信デバイス1000の概略図である。通信デバイス1000は、図4、図6、および図8の方法のいずれか1つを実行する第1のCPEであり得る。通信デバイス1000は、少なくとも1つのプロセッサ1001と、内部接続1002と、メモリ1003と、少なくとも1つのトランシーバ1004とを含む。
任意選択で、プロセッサ1001は、汎用中央処理ユニット(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、または本出願において解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つまたは複数の集積回路であり得る。
内部接続1002は、前述の構成要素間で情報を伝送するための経路を含み得る。任意選択で、内部接続1002は、ボード、バスなどである。
トランシーバ1004は、別のデバイスまたは通信ネットワークと通信するように構成されている。
メモリ1003は、限定されないが、読み取り専用メモリ(read-only memory,ROM)もしくは静的情報および命令を格納することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)または情報および命令を格納することができる別のタイプの動的記憶デバイス、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)または別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、およびブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶デバイス、または予想されるプログラムコードを命令もしくはデータ構造の形態で搬送もしくは格納するために使用されることが可能であって、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の他の媒体であり得る。メモリは、独立的に存在し得、およびバスを使用することによってプロセッサに接続されている。代替として、メモリは、プロセッサに統合され得る。
メモリ1003は、本出願の解決策を実行するためのアプリケーションプログラムコードを格納するように構成されており、およびプロセッサ1001は、実行を制御する。プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムを実行して、少なくとも1つのトランシーバ1004と共働するように構成されており、それによって通信デバイス1000は、本出願における機能を実施する。
特定の実施態様中、一実施形態においては、プロセッサ1001は、1つまたは複数のCPU、たとえば図27に示されるCPU 0およびCPU 1を含み得る。
特定の実施態様中、一実施形態においては、通信デバイス1000は、複数のプロセッサ、たとえば図27に示されるプロセッサ1001およびプロセッサ1007を含み得る。プロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)であり得、またはマルチコア(multi-CPU)プロセッサであり得る。本明細書におけるプロセッサは、データ(たとえばコンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアであり得る。
通信デバイス1000は、第1のCPE、第2のCPE、GWなどであり得る。
通信デバイス1000が第1のCPEである場合には、プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のパケットを受信して、第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップ、初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスに基づいて第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、インナートンネルは、第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップ、第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスに基づいて、インナートンネルカプセル化が実行されている第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が実行されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図4、図6、および図8に示される実施形態の第1のCPEの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000が第2のCPEである場合には、プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む、ステップ、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップ、およびアウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットからインナートンネルカプセル化を除去して、インナートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図15、図17、図18、および図19に示される実施形態の第2のCPEの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がGWである場合には、プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含む、ステップ、第1のパケットのアウタートンネルカプセル化を除去するステップ、および第1のパケットのインナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、アウタートンネルカプセル化が除去されている第1のパケットを転送するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図10、図12、および図13に示される実施形態のGWの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がRRである場合には、プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
GWによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信するステップ、第2の宛先アドレスを第1のCPEへ送信するステップ、第2のCPEによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信するステップ、および第1の宛先アドレスを第のCPEへ送信するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図21に示される実施形態のRRの具体的な処理プロセスを参照されたい。
通信デバイス1000がコントローラである場合には、プロセッサ1001は、メモリ1003内に格納されたアプリケーションプログラムコードを実行し、それによって通信デバイス1000は、下記の処理を実行する。
オーバーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するステップ、アンダーレイVRF構成メッセージを第1のCPEへ送信するステップ、およびポート関連付けメッセージを第1のCPEへ送信するステップ。
具体的には、通信デバイス1000によって実行される処理の特定の実施態様については、図21に示される実施形態のコントローラの具体的な処理プロセスを参照されたい。
前述の実施形態のすべてまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはその任意の組み合わせによって実施され得る。ソフトウェアが実施態様に使用される場合には、実施形態のすべてまたはいくつかは、コンピュータプログラム製品の形態で実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含んで、コンピュータプログラム命令がロードされて、デバイス上で実行されているときに、本出願の実施形態において説明されるプロセスまたは機能のすべてまたはいくつかが、生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に格納され得、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送され得る。たとえば、コンピュータ命令は、1つのウエブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウエブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタへ、有線方式(たとえば、同軸光ケーブル、光ファイバ、またはデジタルサブクライバライン)または無線方式(たとえば、赤外線、無線、またはマイクロ波)で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合する、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープなど)または光媒体(デジタルビデオディスク(Digital Video Disk,DVD)など)、または半導体媒体(ソリッドステートディスクなど)であり得る。
当業者は、実施形態のステップのすべてまたはいくつかが、ハードウェア、または関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に格納され得る。記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどであり得る。
前述の説明は、本出願の実施形態にすぎず、本出願を限定するようには意図されていない。本出願の原理から逸脱しないいかなる変形、等価の置換、または改良も、本出願の保護範囲内に含まなければならない。

Claims (41)

  1. パケット転送方法であって、前記方法は、ネットワークシステムに適用され、前記ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPEおよび第2の顧客構内機器CPEを含み、前記方法は、前記第1のCPEによって実行され、および前記方法は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、
    前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、
    前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップと、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとを含む、パケット転送方法。
  2. 前記方法は、
    ルートリフレクタRRによって送信された前記第2の宛先アドレスを受信して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて前記アウタートンネルを確立するステップであって、前記第2の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、前記第2のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップと、
    前記RRによって送信された前記第1の宛先アドレスを受信して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記インナートンネルを確立するステップであって、前記第1の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインが、前記第1のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップと、
    前記第1のCPEにおいて前記インナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、前記ルーティング情報は、前記第1の宛先アドレスと、前記第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップとをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、前記第2のオーバーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応する前記ポートに関連付け、および前記第1のアンダーレイVRFを前記第2のソースアドレスに関連付けるステップとをさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップを含み、
    前記方法は、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第2のオーバーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップをさらに含み、
    前記方法は、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第2のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、前記第2のアンダーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応する前記ポートに関連付け、および前記第1のアンダーレイVRFを前記第2のソースアドレスに関連付けるステップとをさらに含む請求項2に記載の方法。
  6. 前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップを含み、
    前記方法は、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第2のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第2のアンダーレイVRFによって、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のCPEにあって、前記第2のアンダーレイVRFに接続されている前記第2のオーバーレイVRFへ送信するステップとをさらに含み、
    前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップをさらに含み、
    前記方法は、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第2のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップを含む請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項5に記載の方法。
  8. 前記第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項5に記載の方法。
  10. 前記第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項9に記載の方法。
  11. 前記方法は、
    前記コントローラによって送信された接続確立メッセージを受信するステップであって、前記接続確立メッセージは、前記第2のアンダーレイVRFの識別子および前記第2のオーバーレイVRFの識別子を搬送する、ステップと、
    前記第2のアンダーレイVRFに対応するループバックポートと、前記第2のオーバーレイVRFに対応するループバックポートとの間における接続を確立するステップとをさらに含む請求項10に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、前記第1のアンダーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応する前記ポート、および前記第2のソースアドレスに関連付けるステップとをさらに含む請求項2に記載の方法。
  13. 前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップを含み、
    前記方法は、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行する前記ステップは、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップを含み、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップを含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定する前記ステップは、
    前記初期宛先アドレスに対応する複数のインナートンネルのうちで最も高いトンネルサービス品質を有するインナートンネルを決定して、前記最も高いトンネルサービス品質を有する前記インナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  15. パケット転送方法であって、前記方法は、ネットワークシステムに適用され、前記ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPE、ゲートウェイGW、および第2のCPEを含み、前記方法は、前記GWによって実行され、および前記方法は、
    前記第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するステップであって、前記第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、および前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去するステップと、
    前記第1のパケットの前記インナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するステップであって、前記第1の宛先アドレスは、前記第2のCPEに関連付けられている、ステップとを含む、パケット転送方法。
  16. 前記第1のパケットの前記インナートンネルカプセル化における第2の宛先アドレスに基づいて、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のパケットの前記インナートンネルカプセル化における前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第3のソースアドレスおよび第3の宛先アドレスを決定して、前記第3のソースアドレスおよび前記第3の宛先アドレスに基づいて、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケット上でさらなるアウタートンネルカプセル化を実行するステップと、
    前記さらなるアウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとを含む請求項15に記載の方法。
  17. 前記方法は、
    RRによって送信された、前記第2のCPEに関連付けられている前記第3の宛先アドレスを受信して、前記第3の宛先アドレスおよび前記第3のソースアドレスに基づいて前記アウタートンネルを確立するステップであって、前記第3のソースアドレスに対応するポートのルーティングドメインが、前記第3の宛先アドレスに対応するポートのルーティングドメインと同じである、ステップと、
    前記第1の宛先アドレスと、前記アウタートンネルの前記第3のソースアドレスおよび前記第3の宛先アドレスとの間における対応を確立するステップとをさらに含む請求項16に記載の方法。
  18. パケット転送方法であって、前記方法は、ネットワークシステムに適用され、前記ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPE、ゲートウェイGW、および第2のCPEを含み、前記方法は、前記第2のCPEによって実行され、および前記方法は、
    第1のパケットを受信するステップであって、前記第1のパケットは、前記第1のCPEからのものであり、前記第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、および前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去するステップと、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去して、前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するステップとを含む、パケット転送方法。
  19. 第1のパケットを受信する前記ステップは、
    前記第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって前記第1のパケットを受信するステップを含み、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去する前記ステップは、
    前記第1のアンダーレイVRFを使用することによって前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去するステップを含み、
    前記方法は、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを、前記第1のアンダーレイVRFを使用することによって前記第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去して、前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のオーバーレイVRFを使用することによって、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去して、前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するステップを含む請求項18に記載の方法。
  20. 第1のパケットを受信する前記ステップは、
    前記第2のCPEにおける第1のアンダーレイVRFを使用することによって前記第1のパケットを受信するステップを含み、
    前記方法は、
    前記第2のCPEにおける前記第1のアンダーレイVRFを使用することによって前記第2のCPEにおける第2のオーバーレイVRFへ前記第1のパケットを送信するステップをさらに含み、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去する前記ステップは、
    前記第2のオーバーレイVRFを使用することによって前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去するステップを含み、
    前記方法は、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを、前記第2のオーバーレイVRFを使用することによって前記第2のCPEにおける第1のオーバーレイVRFへ送信するステップをさらに含み、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去して、前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送する前記ステップは、
    前記第1のオーバーレイVRFを使用することによって、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去して、前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するステップを含む請求項18に記載の方法。
  21. 前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを、前記第2のオーバーレイVRFを使用することによって第1のオーバーレイVRFへ送信する前記ステップは、
    前記第2のオーバーレイVRFを使用することによって前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去して、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを、前記第2のオーバーレイVRFに接続されている第2のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを、前記第2のアンダーレイVRFを使用することによって前記第1のオーバーレイVRFへ送信するステップとを含む請求項20に記載の方法。
  22. 前記第2のアンダーレイVRFは、アウターループを使用することによって前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2のアンダーレイVRFは、対応する物理ポートを通じて前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項22に記載の方法。
  24. 前記第2のアンダーレイVRFは、インナーループを使用することによって前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項21に記載の方法。
  25. 前記第2のアンダーレイVRFは、対応するループバックポートを通じて前記第2のオーバーレイVRFに接続される請求項24に記載の方法。
  26. CPE構成方法であって、前記方法は、ネットワークシステムに適用され、前記ネットワークシステムは、第1の顧客構内機器CPE、ゲートウェイGW、第2のCPE、およびルートリフレクタRRを含み、前記方法は、前記第1のPCEによって実行され、および前記方法は、
    前記RRによって送信された、前記GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するステップと、
    前記RRによって送信された、前記第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するステップであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、
    前記第1のCPEにおいて前記インナートンネルのルーティング情報を生成するステップであって、前記ルーティング情報は、前記第1の宛先アドレスと、前記第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、ステップとを含む、CPE構成方法。
  27. 前記方法は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、
    前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するステップであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、ステップと、
    前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するステップと、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとをさらに含む請求項26に記載の方法。
  28. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、前記第2のオーバーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応するポートに関連付け、および前記第1のアンダーレイVRFを前記第2のソースアドレスに関連付けるステップとをさらに含む請求項26に記載の方法。
  29. 前記方法は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定し、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、および前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第2のオーバーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定し、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、および前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第2のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとをさらに含む請求項28に記載の方法。
  30. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFおよび第2のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFおよび第2のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信し、前記第2のアンダーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応するポートに関連付け、および前記第1のアンダーレイVRFを、前記第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップとをさらに含む請求項26に記載の方法。
  31. 前記方法は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定し、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルであり、および前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第2のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第2のアンダーレイVRFによって、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のCPEにあって、前記第2のアンダーレイVRFに接続されている前記第2のオーバーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第2のオーバーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定し、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、および前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第2のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとをさらに含む請求項30に記載の方法。
  32. 前記方法は、
    コントローラによって送信されたオーバーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のオーバーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたアンダーレイVRF構成メッセージを受信して、前記第1のCPEにおいて第1のアンダーレイVRFを確立するステップと、
    前記コントローラによって送信されたポート関連付けメッセージを受信して、前記第1のオーバーレイVRFを、前記第1のソースアドレスに対応するポート、および前記第2のソースアドレスに対応するポートに関連付けるステップとをさらに含む請求項26に記載の方法。
  33. 前記方法は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するステップと、
    前記第1のオーバーレイVRFによって、前記初期宛先アドレスに対応する前記インナートンネルの前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスを決定し、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行し、および前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを、前記第1のソースアドレスに対応する前記第1のアンダーレイVRFへ送信するステップと、
    前記第1のアンダーレイVRFによって、前記第1の宛先アドレスに対応する前記アウタートンネルの前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスを決定し、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行し、および前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するステップとをさらに含む請求項30に記載の方法。
  34. パケット転送装置であって、前記装置は第1のCPEに適用され、および前記装置は、
    第1のパケットを受信して、前記第1のパケットの初期宛先アドレスを入手するように構成されている受信モジュールと、
    前記初期宛先アドレスに対応するインナートンネルの第1のソースアドレスおよび第1の宛先アドレスを決定して、前記第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいて前記第1のパケット上でインナートンネルカプセル化を実行するように構成されているインナーカプセル化モジュールであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、インナーカプセル化モジュールと、
    前記第1の宛先アドレスに対応するアウタートンネルの第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスを決定して、前記第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいて、前記インナートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケット上でアウタートンネルカプセル化を実行するように構成されているアウターカプセル化モジュールと、
    前記アウタートンネルカプセル化が実行されている前記第1のパケットを転送するように構成されている転送モジュールとを含む、パケット転送装置。
  35. パケット転送装置であって、前記装置はGWに適用され、前記装置は、
    第1のCPEによって送信された第1のパケットを受信するように構成されている受信モジュールであって、前記第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、および前記インナートンネルは、前記第1のCPEと第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、受信モジュールと、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去するように構成されているカプセル化除去モジュールと、
    前記第1のパケットの前記インナートンネルカプセル化における第1の宛先アドレスに基づいて、前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するように構成されている転送モジュールであって、前記第1の宛先アドレスは、前記第2のCPEに関連付けられている、転送モジュールとを含む、パケット転送装置。
  36. パケット転送装置であって、前記装置は第2のCPEに適用され、および前記装置は、
    第1のパケットを受信するように構成されている受信モジュールであって、前記第1のパケットは、第1のCPEからのものであり、前記第1のパケットは、インナートンネルカプセル化およびアウタートンネルカプセル化を含み、および前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、受信モジュールと、
    前記第1のパケットの前記アウタートンネルカプセル化を除去することと、
    前記アウタートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットから前記インナートンネルカプセル化を除去するように構成されているカプセル化除去モジュールと、
    前記インナートンネルカプセル化が除去されている前記第1のパケットを転送するように構成されている転送モジュールとを含む、パケット転送装置。
  37. CPE構成装置であって、前記装置は第1のCPEに適用され、および前記装置は、
    RRによって送信された、GWに関連付けられている第2の宛先アドレスを受信して、第2のソースアドレスおよび前記第2の宛先アドレスに基づいてアウタートンネルを確立するように構成されている受信モジュールと、
    前記RRによって送信された、第2のCPEに関連付けられている第1の宛先アドレスを受信して、第1のソースアドレスおよび前記第1の宛先アドレスに基づいてインナートンネルを確立するように構成されているカプセル化モジュールであって、前記インナートンネルは、前記第1のCPEと前記第2のCPEとの間におけるエンドツーエンドトンネルである、カプセル化モジュールと、
    前記第1のCPEにおいて前記インナートンネルのルーティング情報を生成するように構成されている生成モジュールであって、前記ルーティング情報は、前記第1の宛先アドレスと、前記第2のソースアドレスおよび第2の宛先アドレスとの間における対応を含む、生成モジュールとを含む、CPE構成装置。
  38. 第1のCPEであって、前記第1のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、前記メモリは、命令を格納するように構成されており、および前記プロセッサは、前記命令を実行して、請求項1乃至14または26乃至33に記載の方法を実施するように構成されている、第1のCPE。
  39. GWであって、前記GWは、プロセッサおよびメモリを含み、前記メモリは、命令を格納するように構成されており、および前記プロセッサは、前記命令を実行して、請求項15乃至17に記載の方法を実施するように構成されている、GW。
  40. 第2のCPEであって、前記第2のCPEは、プロセッサおよびメモリを含み、前記メモリは、命令を格納するように構成されており、および前記プロセッサは、前記命令を実行して、請求項18乃至25に記載の方法を実施するように構成されている、第2のCPE。
  41. ネットワークシステムであって、前記ネットワークシステムは、請求項38に記載の前記第1のCPEと、請求項39に記載の前記GWと、請求項40に記載の前記第2のCPEとを含む、ネットワークシステム。
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