JP2024094857A - 飛行ロボット制御システムおよび飛行ロボット制御方法 - Google Patents

飛行ロボット制御システムおよび飛行ロボット制御方法 Download PDF

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拓也 光信
Takuya Mitsunobu
陽介 阿部
Yosuke Abe
庸平 澤井
Yohei Sawai
大貴 鈴木
Daiki Suzuki
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Abstract

【課題】飛行ロボットの進入が禁止された領域付近において飛行ロボットの動作モードの切替を適切に制限することにより、飛行ロボットの安全性を向上する。【解決手段】飛行ロボット制御システム100は、飛行ロボット1の現在位置を取得する位置取得部31bと、飛行ロボット1の動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動で飛行する自律飛行モードと操作端末を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で動作モードを切り替えるモード切替部31cを備える。モード切替部31cは、飛行ロボット1の進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を飛行ロボット1が飛行しているときは、自律飛行モードと前記手動飛行モードとの間の動作モードの切り替えを制限する。【選択図】図5

Description

本発明は、飛行ロボット制御システムおよび飛行ロボット制御方法に関する。
下記特許文献1には、無人航空機の自律飛行モードと手動飛行モードとの間の切り替えの際に、切り替え前後における移動方向や飛行速度などが類似していない場合は切り替えを禁止することが記載されている。
下記特許文献2には、飛行体の手動操作モードにおいて要危険回避状態であると判定されると、自動制御モードに切り替えて危険回避制御を行った後に、待機状態にして手動操作を許可することが記載されている。
特許第6560481号公報 特許第6600213号公報
飛行ロボットの動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替えた直後は、飛行ロボットの挙動が不安定になることがある。このため、建物や進入禁止区域(例えば、敷地外)の近くで動作モードを切り替えると、建物に接触したり、禁止区域に進入してしまう虞がある。
本発明は、飛行ロボットの進入が禁止された領域付近において飛行ロボットの動作モードの切替を適切に制限することにより、飛行ロボットの安全性を向上することを目的とする。
本発明の一形態によれば、飛行ロボットを制御する飛行ロボット制御システムが与えられる。飛行ロボット制御システムは、飛行ロボットの現在位置を取得する位置取得部と、飛行ロボットの動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動で飛行する自律飛行モードと操作端末を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で動作モードを切り替えるモード切替部と、を備える。モード切替部は、飛行ロボットの進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を飛行ロボットが飛行しているときは、自律飛行モードと手動飛行モードとの間の動作モードの切り替えを制限する。
本発明の他の形態によれば、飛行ロボットを制御する飛行ロボット制御方法が与えられる。飛行ロボット制御方法では、飛行ロボットの現在位置を取得する処理と、飛行ロボットの動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動で飛行する自律飛行モードと操作端末を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で動作モードを切り替える処理と、飛行ロボットの進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を飛行ロボットが飛行しているときは、自律飛行モードと手動飛行モードとの間の動作モードの切り替えを制限する処理と、を少なくとも1つのコンピュータに実行させる。
本発明によれば、飛行ロボットの進入が禁止された領域付近において飛行ロボットの動作モードの切替を適切に制限することにより、飛行ロボットの安全性を向上できる。
本発明の実施形態の飛行ロボット制御システムの構成の一例を示す概略図である。 自律飛行ロボットの機能構成の一例のブロック図である。 操作端末の機能構成の一例のブロック図である。 操作端末の表示部に表示されるグラフィカルユーザインタフェースの一例の模式図である。 管理装置の機能構成の一例のブロック図である。 操作端末の表示部における第1領域と第2領域の表示例の模式図である。 本発明の実施形態の飛行ロボット制御方法の一例のフローチャートである。
以下において、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
<システム構成>
以下、本発明を適用した飛行ロボット制御システム100の概略構成を示した図1を参照して、本発明の実施の形態の構成を説明する。
(飛行ロボット制御システム100)
飛行ロボット制御システム100は、1台以上の自律飛行ロボット1と、操作端末2と、管理装置3とを有する。例えば、飛行ロボット制御システム100は、予め設定された監視領域における巡回に用いられてよい。自律飛行ロボット1による巡回飛行を行う場合には、自律飛行ロボット1に設けられたセンサ(例えばカメラ)で周囲の状況を検出しながら、例えば管理装置3で設定した飛行経路に沿って自律飛行ロボット1を自律飛行させ、遠隔の監視員によって監視領域内の状況を確認する。
そして、特定の地点における状況をより詳細に確認する必要が生じた場合には、監視員が操作端末2を介して手動で自律飛行ロボット1を操縦することにより、特定の地点におけるより詳細な状況を確認できるようになる。
なお、飛行ロボット制御システム100の用途は巡回飛行に限定されるものではなく、監視対象の異常に対処したり点検を行う用途に用いることができ、これらの用途においても自律飛行と手動飛行とを切り替えてもよい。
(自律飛行ロボット1)
自律飛行ロボット1は、例えば、クアッドロータ型の小型無人ヘリコプタであり、いわゆる、マルチコプタ、ドローン、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)等である。なお、クアッドロータ型の小型無人ヘリコプタに限定されるものではなく、シングルロータ型の小型無人ヘリコプタについても同様に適用することができる。
自律飛行ロボット1は、自律飛行ロボット1の飛行経路に係る情報(後述する経路情報)を管理装置3から受信する。
自律飛行ロボット1の動作モードは、所定の飛行条件に従って自動飛行する自律飛行モードと、操作端末2を介して手動で飛行する手動飛行モードと、の間で切り替え可能である。
所定の飛行条件は、例えば管理装置3から受信した経路情報によって指定された飛行経路であってよい。自律飛行モードにおいて自律飛行ロボット1は、管理装置3により指定された飛行経路に沿って飛行する。また、所定の飛行条件として目標位置を設定してもよい。この場合に自律飛行ロボット1は、障害物を回避しながら目標位置へ向かう飛行経路を検索し、検索した飛行経路に沿って飛行する。
図2を参照する。自律飛行ロボット1は、位置・姿勢センサ10と、外界センサ11と、通信部12と、制御部13と、記憶部14と、モータ15と、ロータ16と備える。
位置・姿勢センサ10は、自律飛行ロボット1の現在位置および姿勢を取得する。位置・姿勢センサ10は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)等の航法衛星(人工衛星)から送信される電波(航法信号)を受信する受信機、加速度を計測する加速度センサ、方位を計測する電子コンパス、および角速度を計測するジャイロセンサを備えている。
例えば位置・姿勢センサ10の受信機は、複数の航法衛星から送信される航法信号を受信して制御部13に出力するとともに、電子コンパスおよびジャイロセンサは、計測信号を制御部13に出力する。
現在位置を取得するために受信機に代えてレーザスキャナおよび気圧センサを用いるなど、他の既知のセンサを用いて既知の従来技術により現在位置および姿勢を得るための情報を取得するものとしてもよい。
外界センサ11は、自律飛行ロボット1の周囲の状況を検出するためのセンサである。例えば外界センサ11は、カメラやレーザセンサ、赤外線センサであってよい。
通信部12は、操作端末2と自律飛行ロボット1との間で、及び管理装置3と自律飛行ロボット1との間で通信するための通信モジュールである。
記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の情報記憶装置である。記憶部14は、各種プログラムや各種データを記憶し、制御部13との間でこれらの情報を入出力する。各種データには、位置・姿勢情報14a、経路情報14b等の制御部13の処理に用いられる情報が含まれる。
位置・姿勢情報14aは、位置・姿勢センサ10によって取得された自律飛行ロボット1の現在位置と姿勢とを、予め定められた回数だけ循環記憶した位置と姿勢の履歴である。ここで、履歴内の最新の位置及び姿勢を特に現在位置及び現在姿勢と表記し、それ以外の位置及び姿勢を過去位置及び過去姿勢と表記することがある。
経路情報14bは、自律飛行ロボット1が移動する予定である飛行経路に関する情報である。具体的には、飛行経路上における座標列である。経路情報14bは、管理装置3から受信する。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、ROM、RAM等の周辺機器を備えたコンピュータである。制御部13のプロセッサは、記憶部14に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する制御部13の機能を実現する。
制御部13は、位置・姿勢算出部13a、飛行制御部13b、経路探索部13c、センサ情報送信部13d、モード制御部13e等として機能する。
位置・姿勢算出部13aは、位置・姿勢センサ10の出力から3次元的な移動領域(例えば飛行空間)における自律飛行ロボット1の現在位置および姿勢を算出し、位置・姿勢情報14aとして記憶部14に記憶させる。
例えば位置・姿勢算出部13aは、位置・姿勢センサ10によって出力された航法信号から緯度・経度・高度を求め、予め記憶した変換規則を用いて移動領域の座標系における位置に変換する。
また、位置・姿勢算出部13aは、位置・姿勢センサ10によって出力された加速度センサおよびジャイロセンサの計測信号から移動領域の座標系における現在姿勢を求める。
なお、位置・姿勢センサ10によって出力された電子コンパスの計測信号から、移動領域の座標系における方位を求め、他のセンサからの計測信号を更に用いて現在姿勢を算出してもよい。
以上のように、位置・姿勢センサ10と位置・姿勢算出部13a(制御部13)とが共働することにより自律飛行ロボット1の現在位置及び現在姿勢を検出する。
なお、位置・姿勢算出部13aは、現在位置を算出する都度、通信部12を介して自律飛行ロボット1の現在位置及び現在姿勢の情報を、操作端末2と管理装置3に送信する。
飛行制御部13bは、モータ15の回転速度を制御することによって自律飛行ロボット1の飛行動作を制御する。自律飛行ロボット1には、4つのロータ16と、これらロータ16にそれぞれ連結された回転軸を有するモータ15が搭載されている。各モータ15は、制御部13に接続されて飛行制御部13bから回転速度を指示される。4つのロータ16が独立して回転することにより自律飛行ロボット1に任意方向の加速度を発生させる。
自律飛行ロボット1の動作モードが自律飛行モードである場合に、飛行制御部13bは、所定の飛行条件に従って自律飛行ロボット1を自動飛行させる。例えば所定の飛行条件として飛行経路が与えられている場合には、飛行制御部13bは、経路情報14b、位置・姿勢情報14aを参照し、自律飛行ロボット1を経路情報14bに記された飛行経路に追従して移動するようモータ15の回転速度を制御する。具体的には、飛行制御部13bは、経路情報14bに記された現在時刻の位置(座標)と、位置・姿勢情報14aに記された現在位置との誤差が小さくなるようにモータ15の回転速度を制御する。
例えば所定の飛行条件として目標位置が与えられている場合には、障害物を回避しながら目標位置へ向かう飛行経路に沿って移動するように、モータ15の回転速度を制御する。経路探索部13cは、障害物を回避しながら目標位置へ向かう飛行経路を検索する。
なお、目標位置は、例えば操作端末2を操作するオペレータが操作端末2に表示された地図上の位置を指定することによって設定してもよい。また、外界センサ11で監視対象物(例えば人物)を検出した位置を制御部13が目標位置として設定してもよい。また、管理装置3が目標位置を設定してもよい。
自律飛行ロボット1の動作モードが手動飛行モードである場合には、飛行制御部13bは、操作端末2から受信した制御情報に基づいてモータ15の回転速度を制御する。操作端末2は、例えば自律飛行ロボット1に発生させる3軸方向(前後方向、左右方向及び上下方向)の目標加速度の情報を制御情報として送信してよい。
センサ情報送信部13dは、外界センサ11によって得られた自律飛行ロボット1の周囲の状況のセンサ情報を、通信部12を介して操作端末2や管理装置3へ送信する。センサ情報は、例えばカメラの撮像画像であってもよく、レーザセンサの距離画像であってもよく、赤外線センサの赤外画像であってよい。
モード制御部13eは、管理装置3からのモード切替指示信号に応じて、自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替える。
(操作端末2)
操作端末2は、オペレータによる自律飛行ロボット1の操作や自律飛行ロボット1から送られてくるセンサ情報の監視に用いられる端末装置である。例えば操作端末2は、オペレータが携行可能な遠隔操作装置(いわゆる「プロポ」)やタブレット端末であってもよく、監視卓等に固定されたパーソナルコンピュータであってよい。
図3は、操作端末2の機能構成の一例のブロック図である。操作端末2は、通信部20と、表示部21と、操作部22と、音声信号出力部23と、制御部24と、記憶部25を備える。
通信部20は、自律飛行ロボット1と操作端末2との間で、及び管理装置3と操作端末2との間で通信するための通信モジュールである。
表示部21は、操作端末2からオペレータに提供される視覚的情報を表示するユーザインタフェース装置である。図4は、表示部21に表示されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)の一例の模式図である。
GUI26は、センサ情報表示領域26aと、地図情報表示領域26bと、操縦操作インタフェース部26cと、切替要求操作インタフェース部26dを含んでいる。
センサ情報表示領域26aは、自律飛行ロボット1から送信された外界センサ11のセンサ情報を表示する領域であり、地図情報表示領域26bは、自律飛行ロボット1の現在位置を示す地図情報を表示する領域である。
図4の例では、センサ情報表示領域26a及び地図情報表示領域26bに、監視領域である敷地Sや、敷地S内の建物B、敷地Sの周囲の道路RD等が表示されている。また、地図情報表示領域26bには、自律飛行ロボット1の現在位置PLと、飛行方向を示す方向マークDと、自律飛行ロボット1の過去から現在時刻までの飛行軌跡Ph(実線)と、自律飛行モードにおける将来の目標飛行経路Rp(破線)が表示されている。
操縦操作インタフェース部26cは、自律飛行ロボット1の動作モードが手動飛行モードである場合に、自律飛行ロボット1の飛行動作の手動操作を受け付ける操作領域である。例えば、オペレータは、操縦操作インタフェース部26cに表示された矢印ボタンを押下することによって、自律飛行ロボット1の飛行動作(水平移動、垂直移動、旋回)を手動操作できる。
切替要求操作インタフェース部26dは、自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替えるモード切替要求操作を受け付ける操作領域である。切替要求操作インタフェース部26dは、特許請求の範囲に記載された「操作インタフェース」の一例である。図4の例では、タッチパネル上に表示されたモード切替ボタン26dを押下することによって、自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切替操作を行うことができる。
図3を参照する。操作部22は、操作端末2に対するオペレータの操作入力を受け付けるユーザインタフェースである。操作部22は、例えばGUI26が表示される表示部21の表示画面上に設けられたタッチパネルであってもよく、ボタン、ダイヤル、スライダなどの物理的な操作部材を有してもよい。
音声信号出力部23は、オペレータに聴覚的情報を出力するユーザインタフェースである。例えば音声信号出力部23は、スピーカやブザーであってよい。
記憶部25は、ROM、RAM、HDD等の情報記憶装置である。記憶部25は、各種プログラムや各種データを記憶し、制御部24との間でこれらの情報を入出力する。各種データには、例えば監視領域及びその周辺領域の地図情報25aや、位置・姿勢情報25b等の制御部24の処理に用いられる情報が含まれる。位置・姿勢情報25bは、図2の位置・姿勢情報14aと同様である。
制御部24は、CPU等のプロセッサ、ROM、RAM等の周辺機器を備えたコンピュータである。制御部24のプロセッサは、記憶部25に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する制御部24の機能を実現する。
制御部24は、制御情報生成部24a、位置取得部24b、センサ情報受信部24c、表示制御部24d、切替要求生成部24e、及び警報出力部24fとして機能する。
制御情報生成部24aは、自律飛行ロボット1の動作モードが手動飛行モードである場合に、操作部22や操縦操作インタフェース部26cに対するオペレータの操作入力に基づいて、自律飛行ロボット1の飛行動作を制御するための制御情報を生成する。制御情報生成部24aは、通信部20を介して制御情報を自律飛行ロボット1へ送信する。
位置取得部24bは、自律飛行ロボット1から送信された自律飛行ロボット1の現在位置と現在姿勢の情報を取得する。位置取得部24bは、取得した情報を位置・姿勢情報25bとして記憶部25に格納する。
センサ情報受信部24cは、自律飛行ロボット1から送信された外界センサ11のセンサ情報を受信する。
表示制御部24dは、表示部21におけるGUI26の表示を制御する。表示制御部24dは、自律飛行ロボット1から送信されたセンサ情報に基づいて、センサ情報表示領域26aに表示すべき画像を生成する。また、表示制御部24dは、記憶部25に格納された地図情報25aと位置・姿勢情報25bに基づいて、地図情報表示領域26bに表示すべき画像を生成する。
切替要求生成部24eは、操作部22やモード切替ボタン26dにおいてオペレータからモード切替要求操作を受け付けた場合に、自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードの間で切り替えるモード切替要求信号を生成する。切替要求生成部24eは、通信部20を介してモード切替要求信号を管理装置3へ送信する。
なお、以下の説明において、操作部22やモード切替ボタン26dにおいてオペレータがモード切替要求操作を行ったことを「モード切替要求が発生する」や「モード切替要求の発生」と表記することがある。
警報出力部24fは、管理装置3から警報要求信号を受信した場合に、所定の警報信号を出力する。例えば警報出力部24fは、表示部21に警報メッセージや警報表示を出力してもよく、音声信号出力部23から警報メッセージや警報音を出力してもよい。
(管理装置3)
管理装置3は、所定位置(例えば監視領域や自律飛行ロボット1の移動領域内)に設置され、自律飛行ロボット1の飛行先である目標位置を決定し、自律飛行ロボット1から受信した現在位置に基づいて、現在位置から目標位置に至る飛行経路を求め、自律飛行ロボット1に送信する。
図5は、管理装置3の機能構成の一例のブロック図である。管理装置3は、通信部30と、制御部31と、記憶部32とを備える。
通信部30は、自律飛行ロボット1と管理装置3との間で、及び操作端末2と管理装置3との間で通信するための通信モジュールである。
記憶部32は、ROM、RAM、HDD等の情報記憶装置である。記憶部32は、各種プログラムや各種データを記憶し、制御部31との間でこれらの情報を入出力する。各種データには、例えば監視領域及びその周辺領域の地図情報32aや、領域情報32bや、経路情報32cや、位置・姿勢情報32d等の制御部31の処理に用いられる情報が含まれる。
領域情報32bは、監視領域及びその周辺領域のうち、第1領域として指定された領域を指定する情報と第2領域として指定された領域を指定する情報を含む。
第1領域は、自律飛行ロボット1の動作モードが自律飛行モードであるか手動飛行モードであるかに関わらず、自律飛行ロボット1の飛行及び進入が禁止された領域である。例えば第1領域として建物Bの近傍や監視領域である敷地Sの外側の領域(あるいは、敷地Sの境界付近の領域)を設定してよい。なお、自律飛行ロボット1の飛行高度に応じて第1領域として設定するか否かを異ならせてもよい。例えば、自律飛行ロボット1が所定高度以上(例えば、建物Bより高い位置)で飛行している場合には、建物Bの近傍について第1領域に設定しなくてもよい。
例えば、自律飛行ロボット1の動作モードが自律飛行モードである場合には、第1領域を通過する飛行経路を設定することや、第1領域に自律飛行ロボット1の目標地点を設定することが禁止される。自律飛行ロボット1の動作モードが手動飛行モードである場合には、自律飛行ロボット1が第1領域に進入するような手動操作が禁止(無効化)されるか、自律飛行ロボット1が第1領域に進入すると警報を出力する。
第2領域は、第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定される。すなわち、第2領域は、第1領域に隣接する第1領域近傍の領域であって、自律飛行ロボット1が誤って第1領域に進入する可能性がある領域である。第2領域に進入すること自体は、自律飛行ロボット1の動作モードが自律飛行モードであっても手動飛行モードであっても許可されている。
例えば所定距離は、固定値(例えば5m)であってもよく、自律飛行ロボット1の手動操作時の操作環境の安全性に関する操作環境条件に応じて可変値であってもよい。操作環境条件は、例えば風速、操作者レベル、自律飛行ロボット1の機体の安定性に関する条件であってよい。
例えば風速が閾値以上の場合や操作者の熟練度が低い場合、機体の安定性が低い場合には操作環境の安全性が高くないと推定されることから所定距離をより長く設定したり、風速が閾値未満の場合や操作者の熟練度が高い場合、機体の安定性が高い場合には操作環境の安全性が高いと推定されることから所定距離をより短く設定してよい。操作者の熟練度や機体の安定性の情報は予め設定しておいてもよい。また、これらの複数の条件を組み合わせて所定距離を設定してもよい。
経路情報32c及び位置・姿勢情報32dは、図2の経路情報14b及び位置・姿勢情報14aと同様である。
制御部31は、CPU等のプロセッサ、ROM、RAM等の周辺機器を備えたコンピュータである。制御部31のプロセッサは、記憶部32に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、以下に説明する制御部31の機能を実現する。
制御部31は、飛行経路設定部31a、位置取得部31b、モード切替部31c及び警報生成部31dとして機能する。
飛行経路設定部31aは、自律飛行ロボット1の移動の開始位置(例えば、自律飛行ロボット1の現在位置)から、指定された目標位置まで、自律飛行ロボット1を移動させる飛行経路を探索して、探索した飛行経路の情報を経路情報32cとして記憶部32に記憶する。また飛行経路設定部31aは、探索した飛行経路の情報を、通信部30を介して自律飛行ロボット1に送信する。自律飛行ロボット1は、受信した飛行経路の情報を経路情報14bとして記憶する。
位置取得部31bは、自律飛行ロボット1から送信された自律飛行ロボット1の現在位置と現在姿勢の情報を取得する。位置取得部31bは、取得した情報を位置・姿勢情報32dとして記憶部32に格納する。
モード切替部31cは、操作端末2からモード切替要求信号を受信すると、動作モードを手動飛行モードで自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替えることを自律飛行ロボット1に指示するモード切替指示信号を生成する。モード切替部31cは、通信部30を介してモード切替指示信号を自律飛行ロボット1へ送信する。
自律飛行ロボット1のモード制御部13eは、管理装置3からのモード切替指示信号に応じて、自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替える。
警報生成部31dは、自律飛行ロボット1の動作モードが手動飛行モードである場合に、自律飛行ロボット1が第2領域に進入したか否かを判定する。自律飛行ロボット1が第2領域に進入した場合、警報生成部31dは、オペレータに注意を促す警報を出力するための警報要求信号を生成する。警報生成部31dは、通信部30を介して警報要求信号を操作端末2へ送信する。
上記のとおり、飛行ロボットの動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替えた直後は、飛行ロボットの挙動が不安定になることがある。
例えば、自律飛行モードから手動飛行モードへの切り替えの場合には、切り替え直後に飛行ロボットが方向転回したり、また、切り替え直前の飛行ロボットの進行方向をオペレータが誤認していたことにより意図しない方向に飛行ロボットが飛行することがある。
また例えば、手動飛行モードで高速飛行や旋回運動を行っているときに自律飛行モードへ切り替えを行うと、飛行ロボットが一時的にバランスを失って意図しない方向へ飛行する虞がある。
このため、建物や進入禁止区域(例えば、敷地外)の近くで動作モードを切り替えると、建物に接触したり、禁止区域に進入してしまう虞がある。
そこで、モード切替部31cは、モード切替要求が発生して、操作端末2からモード切替要求信号を受信すると、飛行が禁止された第1領域から所定距離の範囲内の領域である第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているか否かを判定する。モード切替要求が発生した際に第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行していると判定した場合には動作モードの切り替えを制限する。
例えば自律飛行ロボット1が自律飛行モードで第2領域内を飛行している場合に、モード切替部31cは、自律飛行モードから手動飛行モードへの動作モードの切り替えを禁止してよい。
一方で、飛行ロボットが手動飛行モードで第2領域内を飛行している場合には、モード切替部31cは、手動飛行モードから自律飛行モードへの動作モードの切り替えを許可してもよい(すなわち、動作モードの切り替えを制限しなくてもよい)。なお、他の実施形態では、飛行ロボットが手動飛行モードで第2領域内を飛行している場合に手動飛行モードから自律飛行モードへの動作モードの切り替えを禁止してもよい。
動作モードの切り替えを禁止する場合、モード切替部31cは、モード切替禁止信号を生成して、通信部30を介して操作端末2へ送信する。モード切替禁止信号を受信すると、例えば操作端末2の表示制御部24dはモード切替ボタン26dの表示を停止する。これによりモード切替部31cは、モード切替ボタン26dの表示を禁止する。
また例えば、操作端末2の切替要求生成部24eは、モード切替禁止信号を受信した場合には操作部22やモード切替ボタン26dにおいてオペレータからモード切替要求操作を受け付けてもモード切替要求信号の生成を停止してよい。これによりモード切替部31cは、操作部22やモード切替ボタン26dにおけるモード切替要求操作を無効にしてよい。すなわち、モード切替要求操作を受け付ける操作部22やモード切替ボタン26dを不活性化してよい。
また例えば、動作モードの切り替えを禁止する場合にモード切替部31cは、操作端末2の切替要求生成部24eからモード切替要求信号を受信しても、モード切替指示信号の生成を停止してよい。これによりモード切替部31cは、操作部22やモード切替ボタン26dにおけるモード切替要求操作を無効にしてよい。すなわち、モード切替要求操作を受け付ける操作部22やモード切替ボタン26dを不活性化してよい。
動作モードの切り替えを禁止した後に、モード切替部31cは自律飛行ロボット1が第2領域外に出たか否かを判定する。自律飛行ロボット1が第2領域外に出たと判定した場合には動作モードの切り替え制限を解除する。例えばモード切替部31cは、動作モードの切り替え制限を解除する解除信号を生成して、通信部30を介して操作端末2へ送信する。
解除信号を受信すると、例えば操作端末2の表示制御部24dは、モード切替ボタン26dの表示を再開する。また例えば切替要求生成部24eは、操作部22やモード切替ボタン26dにおいてオペレータからモード切替要求操作を受け付けるとモード切替要求信号を生成して管理装置3へ送信する。
また、動作モードの切り替え制限を解除した場合、モード切替部31cは、操作端末2の切替要求生成部24eからのモード切替要求信号を受信すると、モード切替指示信号を生成して自律飛行ロボット1へ送信する。
一方で、モード切替要求が発生した際に第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行していると判定しない場合には、モード切替部31cは動作モードの切り替えを制限しない。例えば、モード切替禁止信号を送信せずにモード切替指示信号を自律飛行ロボット1へ送信する。これにより、自律飛行ロボット1の動作モードは自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替わる。
なお、他の実施形態では、操作端末2においてオペレータからモード切替要求操作を受け付けた場合に、操作端末2の切替要求生成部24eが、動作モードの切替を自律飛行ロボット1に指示するモード切替指示信号を生成して、通信部20を介して操作端末2から自律飛行ロボット1へ直接送信してもよい。
このような実施形態において動作モードの切り替えを禁止する場合、管理装置3のモード切替部31cは、動作モードの切り替えを禁止するモード切替禁止信号を操作端末2に送信し、切替要求生成部24eによるモード切替指示信号の生成及び送信を停止させてもよい。
またモード切替部31cは、モード切替禁止信号を自律飛行ロボット1に送信してもよい。モード切替禁止信号を受信した自律飛行ロボット1のモード制御部13eは、モード切替指示信号を受信しても動作モードの切り換えを停止する。
動作モードの切り替え禁止を解除する場合、モード切替部31cは、動作モードの切り替え制限を解除する解除信号を生成して、通信部30を介して操作端末2へ送信する。解除信号を受信した操作端末2の切替要求生成部24eは、オペレータからモード切替要求操作を受け付けた場合にモード切替指示信号を生成して自律飛行ロボット1へ送信する。
モード切替部31cは、解除信号を自律飛行ロボット1へ送信してもよい。解除信号を受信した自律飛行ロボット1のモード制御部13eは、モード切替指示信号を受信すると自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードの間で切り替える。
図6は、操作端末2の表示部21における第1領域と第2領域の表示例の模式図である。例えば表示制御部24dは、図4で示すような地図情報表示領域26bに表示される地図情報の上に重畳されるように、自律飛行ロボット1の現在位置PLと、過去から現在時刻までの飛行軌跡Phと、自律飛行モードにおける将来の目標飛行経路Rpと、第1領域R1と、第2領域R2とを、同時に表示してよい。このように、将来の目標飛行経路Rpと第2領域R2とを同時に表示することにより、自律飛行ロボット1が第2領域R2から外れる地点Poutが分かり、オペレータは、自律飛行ロボット1が第2領域R2から外れるタイミングを知ることができる。
また、表示制御部24dは、自律飛行ロボット1が第2領域R2から外れる地点Poutに到達するのに要する所要時間や到達予測時刻を推定して、表示部21に表示してもよい。例えば表示制御部24dは、自律飛行ロボット1から地点Poutまでの飛行経路の長さと、自律飛行ロボット1の移動速度に基づいて所要時間や到達予測時刻を推定してもよい。なお、図6では、建物の近傍についての第1領域および第2領域を例にとって説明しているが、敷地S外(公共の道路や他人の敷地等)での飛行が禁止されている場合には、同様に、敷地Sの外側を第1領域R1として表示し、第1領域R1の近傍を第2領域R2として表示する。
(動作)
図7は、本発明の実施形態の飛行ロボット制御方法の一例のフローチャートである。
ステップS1において管理装置3の位置取得部31bは、自律飛行ロボット1の現在位置と現在姿勢の情報を取得する。
ステップS2においてモード切替部31cは、自律飛行ロボット1の動作モードのモード切替要求が発生したか否かを判定する。モード切替要求が発生した場合(ステップS2:Y)に処理はステップS3へ進む。モード切替要求が発生しない場合(ステップS2:N)に処理はステップS8へ進む。
ステップS3においてモード切替部31cは、自律飛行ロボット1が第2領域内を飛行しているか否かを判定する。自律飛行ロボット1が第2領域内を飛行している場合(ステップS3:Y)に処理はステップS4へ進む。自律飛行ロボット1が第2領域内を飛行しない場合(ステップS3:N)に処理はステップS7へ進む。
ステップS4においてモード切替部31cは、動作モードの切り替えを制限する。
ステップS5において管理装置3の位置取得部31bは、自律飛行ロボット1の現在位置と現在姿勢の情報を取得する。
ステップS6においてモード切替部31cは、モード切替部31cは自律飛行ロボット1が第2領域外に出たか否かを判定する。自律飛行ロボット1が第2領域外に出たと判定しない場合(ステップS6:N)に処理はステップS5へ進む。自律飛行ロボット1が第2領域外に出たと判定した場合(ステップS6:Y)にモード切替部31cは、動作モードの切り替え制限を解除する。その後に処理はステップS7へ進む。なお、自律飛行モードから手動飛行モードへの切替要求の場合は、オペレータが意図しないタイミングで動作モードが切り替えられてしまう虞があるので、動作モードの切り替え前に切り替えの実行について確認を促す画面を表示したり、ステップS7を省略してステップS8へ進んでもよい。
ステップS7において自律飛行ロボット1のモード制御部13eは、自律飛行ロボット1の動作モードを自律飛行モードと手動飛行モードとの間で切り替える。その後に処理はステップS8へ進む。
ステップS8では自律飛行ロボット1の飛行が終了したか否かを判定する。例えば自律飛行ロボット1が所定の待機位置まで帰還したか否かを判定する。飛行が終了しない場合(ステップS8:N)に処理はステップS1へ戻る。飛行が終了した場合(ステップS8:Y)に処理は終了する。
(変形例)
上記の説明では、管理装置3の制御部31が、モード切替部31c及び警報生成部31dの機能を実現する場合について説明したが、本発明はこのような特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、自律飛行ロボット1の制御部13が、モード切替部31c及び警報生成部31dの機能の一部又は全てを実現してもよく、操作端末2の制御部24が、モード切替部31c及び警報生成部31dの機能の一部又は全てを実現してもよい。
(実施形態の効果)
(1)飛行ロボット制御システム100は、自律飛行ロボット1を制御する。飛行ロボット制御システム100は、自律飛行ロボット1の現在位置を取得する位置取得部31bと、自律飛行ロボット1の動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動飛行する自律飛行モードと操作端末2を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で動作モードを切り替えるモード切替部31cと、を備える。モード切替部31cは、自律飛行ロボット1の進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているときに切替要求が発生した場合には、自律飛行モードと手動飛行モードとの間の動作モードの切り替えを制限する。
これにより、自律飛行ロボット1の進入が禁止される第1領域付近において自律飛行モードと手動飛行モードとの間で動作モードを切り替える際の自律飛行ロボット1の安全性を向上できる。
(2)モード切替部31cは、第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているときに自律飛行モードから手動飛行モードへの動作モードの切り替えを禁止してよい。第2領域は、自律飛行ロボット1が手動飛行モードで進入することが許可された領域であってもよい。これにより、第1領域付近において自律飛行モードから手動飛行モードへ動作モードを切り替える際の自律飛行ロボット1の安全性を向上できる。
(3)所定距離は、自律飛行ロボット1の手動操作時の操作環境の安全性に関する操作環境条件に応じて設定してよい。これにより、手動操作時の操作環境に応じて第2領域の範囲を適切に設定できる。
(4)自律飛行ロボット1が手動飛行モードで第2領域に進入した場合に操作端末から警報を出力する警報生成部を備えてもよい。これにより、自律飛行ロボット1の進入が禁止される第1領域に自律飛行ロボット1が接近したことや、動作モードの切替が制限されることがあることを、オペレータに知らせることができる。
(5)操作端末2は、自律飛行ロボット1の動作モードの切替要求を行うための切替要求操作インタフェース部26dを表示する表示部21を備えてもよい。モード切替部31cは、第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているときに、表示部21における切替要求操作インタフェース部26dの表示を禁止するか操作インタフェースの操作を無効にしてよい。これにより、第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているときに、自律飛行モードと手動飛行モードとの間の動作モードの切り替えを禁止できる。
(6)第2領域内を自律飛行ロボット1が飛行しているときに、自律飛行ロボット1の飛行条件に基づいて、自律飛行モードから手動飛行モードへの切替が可能となるタイミングを推定して、操作端末2の表示部21に表示する表示制御部24dを備えてもよい。これにより、自律飛行モードから手動飛行モードへの切替えが制限された場合に、いつ制限が解除されるかをオペレータに知らせることができる。
本発明の一実施形態にかかる飛行ロボット制御システムは、労働力人口減少や長時間労働などの社会課題の解決に貢献し得るものである。
また、本発明の一実施形態にかかる飛行ロボット制御システムは、国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することも可能となる。
1…自律飛行ロボット、2…操作端末、3…管理装置、10…位置・姿勢センサ、11…外界センサ、12…通信部、13…制御部、13a…位置・姿勢算出部、13b…飛行制御部、13c…経路探索部、13d…センサ情報送信部、13e…モード制御部、14…記憶部、14a…位置・姿勢情報、14b…経路情報、15…モータ、16…ロータ、20…通信部、21…表示部、22…操作部、23…音声信号出力部、24…制御部、24a…制御情報生成部、24b…位置取得部、24c…センサ情報受信部、24d…表示制御部、24e…切替要求生成部、24f…警報出力部、25…記憶部、25a…地図情報、25b…位置・姿勢情報、26…グラフィカルユーザインタフェース、26a…センサ情報表示領域、26b…地図情報表示領域、26c…操縦操作インタフェース部、26d…切替要求操作インタフェース部、30…通信部、31…制御部、31a…飛行経路設定部、31b…位置取得部、31c…モード切替部、31d…警報生成部、32…記憶部、32a…地図情報、32b…領域情報、32c…経路情報、32d…位置・姿勢情報、100…飛行ロボット制御システム

Claims (8)

  1. 飛行ロボットを制御する飛行ロボット制御システムであって、
    前記飛行ロボットの現在位置を取得する位置取得部と、
    前記飛行ロボットの動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動で飛行する自律飛行モードと操作端末を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で前記動作モードを切り替えるモード切替部と、
    を備え、
    前記モード切替部は、前記飛行ロボットの進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を前記飛行ロボットが飛行しているときは、前記自律飛行モードと前記手動飛行モードとの間の前記動作モードの切り替えを制限することを特徴とする飛行ロボット制御システム。
  2. 前記モード切替部は、前記第2領域内を前記飛行ロボットが飛行しているときに前記自律飛行モードから前記手動飛行モードへの前記動作モードの切り替えを禁止することを特徴とする請求項1に記載の飛行ロボット制御システム。
  3. 前記第2領域は、前記飛行ロボットが前記手動飛行モードで進入することが許可された領域であることを特徴とする請求項2に記載の飛行ロボット制御システム。
  4. 前記所定距離は、前記飛行ロボットの手動操作時の操作環境の安全性に関する操作環境条件に応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の飛行ロボット制御システム。
  5. 前記飛行ロボットが前記手動飛行モードで前記第2領域に進入した場合に前記操作端末から警報を出力する警報生成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の飛行ロボット制御システム。
  6. 前記操作端末は、前記飛行ロボットの動作モードの切替要求を行うための操作インタフェースを表示する表示部を備え、
    前記モード切替部は、前記第2領域内を前記飛行ロボットが飛行しているときに、前記表示部における前記操作インタフェースの表示を禁止するか前記操作インタフェースの操作を無効にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の飛行ロボット制御システム。
  7. 前記第2領域内を前記飛行ロボットが飛行しているときに、前記飛行ロボットの飛行条件に基づいて、前記自律飛行モードから前記手動飛行モードへの切替が可能となるタイミングを推定して、当該タイミングを示す情報を前記操作端末の表示部に表示する表示制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載の飛行ロボット制御システム。
  8. 飛行ロボットを制御する飛行ロボット制御方法であって、
    前記飛行ロボットの現在位置を取得する処理と、
    前記飛行ロボットの動作モードの切替要求に基づいて、所定の飛行条件に従って自動で飛行する自律飛行モードと操作端末を介して手動で飛行する手動飛行モードとの間で前記動作モードを切り替える処理と、
    前記飛行ロボットの進入を禁止する領域である第1領域から所定距離の範囲内の領域として設定された第2領域内を前記飛行ロボットが飛行しているときは、前記自律飛行モードと前記手動飛行モードとの間の前記動作モードの切り替えを制限する処理と、
    を少なくとも1つのコンピュータに実行させることを特徴とする飛行ロボット制御方法。
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