JP2024090375A - Driving area display system - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の進行方向に着目した走行可能なエリアの表示が可能なシステムを提供する。
【解決手段】車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、前記車両が走行するに連れて狭くなる前記車両の進行方向を含む対象範囲から取得する取得部と、取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
A system is provided that can display a drivable area with a focus on the vehicle's traveling direction.
[Solution] The vehicle includes an acquisition unit that acquires the drivable area in which the vehicle can travel with the vehicle's current remaining energy amount from a target range including the vehicle's direction of travel, which becomes narrower as the vehicle travels, and a display control unit that displays the acquired drivable area.
[Selected Figure] Figure 1
Description
本発明は、走行可能エリア表示システムに関する。 The present invention relates to a driving area display system.
従来、車両のバッテリの充電残量に応じた航続可能距離を算出し、当該航続可能距離を表示する装置が知られている。例えば特許文献1には、バッテリの劣化状態を考慮して航続可能距離を算出するナビゲーション装置が開示されている。また、特許文献2には、航続可能距離に対応する位置に到達できる確率を到達確率として演算し、航続可能距離および当該到達確率を表示する表示装置が開示されている。 Conventionally, there are known devices that calculate a vehicle's cruising distance based on the remaining charge of the battery and display the calculated cruising distance. For example, Patent Document 1 discloses a navigation device that calculates a vehicle's cruising distance taking into account the deterioration state of the battery. Patent Document 2 discloses a display device that calculates the probability of reaching a position corresponding to the cruising distance as a reaching probability, and displays the vehicle's cruising distance and the reaching probability.
特許文献1および特許文献2の構成では、車両の現在位置からの航続可能距離を表示する際に、車両の現在位置から全周方向(360°の方向)における航続可能距離を表示させる。一方、車両の進行方向は車両が走行するに連れて所定の方向に決まってくるため、運転者にとっては、全周方向の航続可能距離(すなわち走行可能なエリアを示す走行可能エリア)の表示がされるより、進行方向に着目した当該表示がされることを好む場合がある。 In the configurations of Patent Documents 1 and 2, when displaying the cruising distance from the vehicle's current position, the cruising distance in all directions (360° directions) from the vehicle's current position is displayed. However, since the vehicle's direction of travel is determined in a predetermined direction as the vehicle travels, there are cases where the driver prefers a display that focuses on the direction of travel rather than a display of the cruising distance in all directions (i.e., a drivable area that shows the drivable area).
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、車両の進行方向に着目した走行可能なエリアの表示が可能なシステムを提供することを目的とする。 The present invention was made in consideration of the above problems, and aims to provide a system that can display drivable areas focusing on the vehicle's traveling direction.
上記の目的を達成するため、本発明の走行可能エリア表示システムは、車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、前記車両が走行するに連れて狭くなる前記車両の進行方向を含む対象範囲から取得する取得部と、取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える。 To achieve the above object, the driving area display system of the present invention includes an acquisition unit that acquires the driving area in which the vehicle can be driven with the current remaining energy amount from a target range including the traveling direction of the vehicle, which becomes narrower as the vehicle drives, and a display control unit that displays the acquired driving area.
すなわち、走行可能エリア表示システムにおいては、現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを、車両が走行するに連れて狭くなる進行方向を含む対象範囲から取得し、当該取得した走行可能エリアを表示部に表示する。これにより、当該表示部には、常に運転者が走行する進行方向が含まれる走行可能エリアの表示がされるとともに、車両の走行に連れて進行方向以外の領域の表示は除外される。つまり、進行方向に着目した走行可能エリアの表示がされる。そのため、例えば車両の全周方向の走行可能エリアが表示されるより、進行方向に着目した表示を好む運転者に対して、進行方向以外の走行可能エリアが表示されることの煩わしさを低減させることができる。 In other words, in the driving area display system, the driving area in which the vehicle can travel with the current remaining energy amount is obtained from a target range including the traveling direction, which becomes narrower as the vehicle travels, and the obtained driving area is displayed on the display unit. As a result, the display unit always displays the driving area including the traveling direction in which the driver is traveling, and excludes areas other than the traveling direction as the vehicle travels. In other words, the driving area is displayed with a focus on the traveling direction. Therefore, for a driver who prefers a display that focuses on the traveling direction rather than a display of the driving area in the entire circumference of the vehicle, the annoyance of seeing the driving area other than the traveling direction can be reduced.
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)走行可能エリア表示システムの構成:
(2)走行可能エリア表示処理:
(3)他の実施形態:
Here, the embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Configuration of driving area display system:
(2) Driving area display process:
(3) Other embodiments:
(1)走行可能エリア表示システムの構成:
図1は、車両に搭載された走行可能エリア表示システム10の構成を示すブロック図である。この走行可能エリア表示システム10は、車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリア(航続可能距離)をユーザI/F部44の表示部等に表示させるシステムである。本実施形態において、走行可能エリア表示システム10は、車両に搭載され、ナビゲーションシステムによって実現される。本実施形態に係る車両は、充電可能な蓄電池であるバッテリ40を搭載しており、バッテリ40が蓄積している電力をモータ50に供給して駆動する電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)である。すなわち図1に示す走行可能エリア表示システム10は、バッテリ40の現在の充電残量で走行することが可能である走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示させる。
(1) Configuration of driving area display system:
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a drivable
走行可能エリア表示システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20、および、記録媒体30を備えている。制御部20は、ROM等に記憶された走行可能エリア表示プログラム21を実行することができる。
The driving
記録媒体30には、地図情報30aが記録される。地図情報30aは、例えば経路案内等を行うために参照される道路等の情報を示している。本実施形態において、地図情報30aは、ノードデータとリンクデータと形状補間点データと施設データとを含む。ノードデータは、交差点の位置を示すデータである。リンクデータは、道路区間を示し、道路区間の端点に相当するノードに対応付けられている。すなわち、リンクデータはノード同士を接続するリンクを示している。本実施形態において、リンクデータには、リンクデータが示す道路区間の道路属性を示す情報が含まれている。道路の属性には、道路種別、例えば、高速道路、自動車専用道路、国道や県道等の一般道路、細街路等を示す情報が含まれる。また、リンクデータには、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置を示す形状補間点データが対応付けられている。また、リンクデータには、道路区間における道路勾配を示す情報が含まれている。
施設データは、道路の周辺等に存在する施設の名称や位置や属性を示す。本実施形態における施設には、目的地になり得る各種の施設が含まれる。例えば、サービスエリア等の休憩所や店舗、商業施設、公共施設等の名称、位置、属性等が施設データとして定義されている。 The facility data indicates the name, location, and attributes of facilities that exist around roads, etc. In this embodiment, facilities include various facilities that can be destinations. For example, the names, locations, attributes, etc. of rest areas such as service areas, stores, commercial facilities, public facilities, etc. are defined as facility data.
本実施形態における車両は、GNSS受信部41と、車速センサ42と、ジャイロセンサ43と、ユーザI/F部44と、バッテリ40と、モータ50と、車両を制御するECU60と、を備えている。
The vehicle in this embodiment includes a
GNSS受信部41は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置である。GNSS受信部41は、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して、車両の位置を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の位置を取得する。車速センサ42は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。
The GNSS
ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、車両の走行軌道を特定するために利用される。本実施形態においては、制御部20は、車両の出発地と走行軌道とに基づいて車両の位置を特定し、出発地と走行軌道とに基づいて特定された車両の現在位置をGNSS受信部41の出力信号に基づいて補正する。また、制御部20は、車両の位置の軌跡と、地図情報30aと、に基づいてマップマッチング処理を行い、道路上の車両の位置を特定する。
The
ユーザI/F部44は、利用者の指示を入力し、また利用者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネル方式のディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカー等の出力部を備えている。本実施形態においては、制御部20により取得された走行可能エリアがユーザI/F部44の表示部に表示される。
The user I/
バッテリ40は、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池、または、キャパシタなどにより構成された高電圧の蓄電装置である。バッテリ40は駆動力源であるモータ50に電気的に接続され、当該バッテリ40からモータ50に電力を供給することにより車両を駆動させる。なお、バッテリ40には、図示しないセンサが取り付けられており、当該センサはバッテリの充電残量を示す情報を出力する。当該センサの出力に基づいて、制御部20は、定期的にバッテリ40の充電残量を、ECU60を介して取得する。
The
モータ50は、例えば、永久磁石式の同期モータ、あるいは、誘導モータなどによって構成されており、図示しない車両の駆動輪に動力伝達可能に連結されている。モータ50は、少なくとも電力が供給されることにより駆動されてトルクを出力する電動機としての機能を有する。また、モータ50は外部からトルクを受けて駆動されることによって電力を発生する発電機としての機能を有する。すなわち、モータ50は、電動機としての機能と発電機としての機能とを兼ね備えたいわゆるモータ・ジェネレータである。モータ50は、上述のようにバッテリ40に電気的に接続されている。したがって、バッテリ40に蓄えられている電力をモータ50に供給し、モータ50を電動機として機能させて、駆動トルクを出力することができる。また、駆動輪から伝達されるトルクによってモータ50を発電機として機能させて、その際に発生する回生電力をバッテリ40に蓄えることもできる。なお、モータ50は、ECU60によって出力回転数や出力トルクが電気的に制御される。
The
ECU60は、例えばマイクロコンピュータを主体にして構成される電子制御装置であり、この図1に示す例では、主に、モータ50を制御する。具体的には、ECU60は、モータ50に対して制御信号を出力可能であり、当該モータ50に対して制御信号を出力することでモータ50を動作し車両を駆動させる。また、車両を走行させる際の回転方向と反対方向にモータ50を回転させることが可能であり、この回転によって発生する回生電力はバッテリ40に充電される。すなわち、ECU60が出力する制御信号によってモータ50による充電や放電の切り替えが制御され回生電力が回収される。
The
制御部20は、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行することができる。本実施形態においては、このプログラムとして、走行可能エリア表示プログラム21を実行可能である。従来、バッテリ40の現在の充電残量に基づいて走行可能エリアを表示させる手法が知られているが、その場合、例えば前掲の特許文献1や特許文献2のように車両の現在位置から全周方向において走行可能なエリアを表示させる。一方、車両の進行方向は、車両が走行するに連れて所定の方向に決まってくるため、運転者にとっては、全周方向の走行可能なエリアの表示がされるより、進行方向に着目した表示がされることを好む場合がある。そこで、本実施形態において、制御部20は、車両の走行に連れて狭くなる進行方向に着目した走行可能エリアの表示を行う。走行可能エリア表示プログラム21は、当該表示を行うためのプログラムである。なお、上述のように、走行可能エリア表示システム10は、ナビゲーションシステムによって実現されるため、制御部20は、ROM等に記録された図示しないナビゲーションプログラムを実行可能である。当該ナビゲーションプログラムは、ユーザI/F部44の表示部に車両の現在地が含まれる地図を表示して運転者を目的地まで案内する機能を制御部20に実現させるプログラムである。
The
上述の走行可能エリア表示プログラム21が実行されると、制御部20は、取得部21a、および、表示制御部21bとして機能する。なお、以下において、取得部21a、および、表示制御部21bが行うものとして記載する処理は、制御部20により実現される処理である。
When the above-mentioned driving
取得部21aは、車両の現在のバッテリ40の充電残量で走行することが可能な走行可能エリアを、車両が走行するに連れて狭くなる車両の進行方向を含む対象範囲から取得する機能である。具体的には、制御部20は、取得部21aの機能により、現在のバッテリ40の充電残量に基づいて、車両が走行可能な最大の走行距離である走行可能距離を算出する。そして、制御部20は、当該算出した走行可能距離を半径として円を描き、走行するに連れて小さくなる角度(初期値360°から小さくなる)を中心角とし、進行方向を含む扇形を対象範囲とする。また、制御部20は、地図情報30aを参照して、当該対象範囲から走行可能距離で到達可能な複数の地点を取得し、現在位置から複数の地点までの各経路を探索する。なお、ここでいう、複数の地点は、現在位置から直線的に走行した場合に走行可能距離で到達可能な地点であって、例えば上述の扇形の周(円弧)と道路との交点が複数の地点となる。そして、制御部20は、探索した各経路に応じた充電残量の変化を特定し、充電残量が予め定められた所定値以下(例えば充電残量の下限値)になるまでの範囲を走行可能エリアとする。なお、対象範囲は、車両の進行方向を挟む所定角度(すなわち中心角)の範囲であって、当該所定角度は車両の走行に連れて狭くなる。つまり、車両の走行に連れて走行可能エリアは、進行方向において絞られていく。制御部20は、取得部21aの機能により、このようにして走行可能エリアを取得する。なお、制御部20のより具体的な態様についてはフローチャートにて後述する。
The acquisition unit 21a is a function that acquires the drivable area in which the vehicle can travel with the current remaining charge of the
表示制御部21bは、取得部21aの機能により取得した走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部等に表示する機能である。本実施形態において制御部20は、表示制御部21bの機能により、走行可能エリアの表示をバッテリ40の充電残量の変化に応じて色分けして行う。すなわち制御部20は、走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示させる際に、取得部21aの機能により取得した走行可能エリアを描画して地図上に重畳させて表示させる。またその際に、制御部20は、取得部21aの機能により特定した各経路に応じた充電残量の変化に基づいて、色分けをした表示を行う。例えば充電残量が走行可能エリアにおいて相対的に低下しているエリアについては赤色で表示し、充電残量が相対的に低下していないエリアについては緑色で表示するなどの表示を行う。具体的な態様についてはフローチャートにて後述する。
The
この構成によれば、車両の走行に連れて走行可能エリアの対象範囲が進行方向に絞られていくので、進行方向に着目した走行可能エリアの表示が可能となる。 With this configuration, the range of the drivable area is narrowed down in the direction of travel as the vehicle travels, making it possible to display the drivable area with a focus on the direction of travel.
(2)走行可能エリア表示処理:
つぎに、制御部20が実行する走行可能エリア表示処理について説明する。図2Aは、走行可能エリア表示処理の一例を示すフローチャートである。制御部20は、例えば車両のイグニッションスイッチがオンされた場合に当該走行可能エリア表示処理を実行する。なお、この図2Aに示すフローチャートは所定の短時間毎(または所定の短距離を走行毎)に繰り返し実行される。また、この走行可能エリア表示処理は、イグニッションスイッチがオフされる、または、走行可能エリア表示をオフするリセットボタン(図示せず)が操作されることでリセットされる。
(2) Driving area display process:
Next, the drivable area display process executed by the
走行可能エリア表示処理が開始されると、先ず、制御部20は、取得部21aの機能により現在のバッテリ40の充電残量を取得する(ステップS1)。具体的には、制御部20は、取得部21aの機能により、ECU60を介して、バッテリ40の充電残量の情報を出力するセンサから現在のバッテリ40の充電残量を取得する。
When the driving area display process is started, the
ついで、制御部20は、車両の現在位置を取得する(ステップS2)。具体的には、制御部20は、取得部21aの機能により、GNSS受信部41の出力信号に基づいて車両の現在位置を取得する。また、制御部20は、車両の現在位置を、GNSS受信部41からの信号に加え、車速センサ42やジャイロセンサ43からの信号に基づいて特定する。車速センサ42およびジャイロセンサ43は、車両の走行軌跡を特定するために利用される。そして、車両の出発位置と走行軌跡とに基づいて現在位置が特定され、当該出発位置と走行軌跡とに基づいて特定された車両の現在位置がGNSS受信部41の出力信号に基づいて補正される。なお、このステップS2における現在位置を取得する処理と、上述のステップS1における充電残量を取得する処理とは、処理の順序が反対であってもよい。
Next, the
ついで、制御部20は、現在位置に基づく走行可能エリアを対象範囲から取得する(ステップS3)。すなわち制御部20は、取得部21aの機能により、現在のバッテリ40の充電残量で走行することが可能な走行可能エリアを取得する。図2Bは、このステップS3の走行可能エリアを取得する処理のサブルーチンである。
Next, the
ここでは、ステップS3の処理について当該サブルーチンを用いて説明する。先ず、制御部20は、バッテリ40の充電残量に基づいて車両が走行可能な最大距離である走行可能距離を取得する(ステップS30)。すなわち制御部20は、取得部21aの機能により、車両が現在のバッテリ40の充電残量に基づいて走行可能な距離を算出する。具体的には、制御部20は、車両における単位電力当たりの走行距離である平均電費と、上述のステップS1で取得したバッテリ40の充電残量と、の積から走行可能距離を求める。なお、平均電費は、車両の過去の走行履歴から取得してもよいし、または、同じ車種の他の車両の平均電費のデータを利用してもよい。制御部20は、このステップS30で推定走行可能距離を算出したら、処理をステップS31に進める。
Here, the process of step S3 will be described using the subroutine. First, the
ステップS31において、制御部20は、取得部21aの機能により、原点とステップS2で取得した現在位置とに基づいて対象範囲を特定する。ここで、原点とは、車両のイグニッションスイッチがオンされた地点(すなわち車両の出発地点)、または、運転者が図示しないリセットボタンを操作した地点(リセット地点)を意味する。上述のように、当該走行可能エリア表示処理は、所定の短時間毎に実行されるが、イグニッションスイッチがオンされた時点(もしくはイグニッションスイッチがオンされて間もない状態)においては、現在位置と原点とは同じ位置になる。この場合には、車両の進行方向は特定されていない状態である。したがって、この場合には、制御部20は、現在位置(すなわち原点)を中心として360°の範囲を対象範囲として特定する。なお、この対象範囲は、車両の走行に連れて車両の進行方向が定まることで360°から徐々に狭くなる。この対象範囲が徐々に狭くなっていく内容については、後述する。
In step S31, the
ついで、制御部20は、取得部21aの機能により、ステップS30で取得した走行可能距離と主要道路との交差ポイントを複数の地点特定し、それぞれの地点を暫定目的地に設定する(ステップS32)。ここで主要道路とは、例えば国道や高速道路など比較的大きな道路を想定する。特に、対象範囲の角度が360°など比較的大きい角度である場合や、走行可能距離が数十キロ以上である場合など対象範囲が広範囲である場合には、国道等の道路幅の大きい道路が主要道路として定義されることが好ましい。ここでは説明の便宜上、主要道路を国道として説明する。制御部20は、地図情報30aを参照し、上述のステップS31で特定した対象範囲内において、走行可能距離(例えば電費8km/kWh×充電残量80%(30kWh)=240km)と国道との交差ポイントを複数の地点(例えば8地点)、特定する。つまり、制御部20は、ステップS31で特定した360°の対象範囲において、現在位置から240kmの地点と国道との交差ポイントを8地点特定する。そして、制御部20は、当該特定した8地点をそれぞれ暫定目的地に設定する。
Next, the
ついで、制御部20は、取得部21aの機能により、現在位置から暫定目的地への経路探索を行う(ステップS33)。具体的には、制御部20は、地図情報30aを参照して、現在位置からステップS32で設定した8つの各暫定目的地を訪問する経路を探索する。なお、経路探索は、種々のアルゴリズムで実施されてよく、例えば、ダイクストラ法、A*アルゴリズム、または、これらの改良型アルゴリズムなどを採用可能である。なお、経路を探索する際の移動コストは、地図情報30aに含まれる移動コストであってよい。当該地図情報30aにおいては、例えば各リンクの移動コストが含まれている。移動コストは、種々の手法で特定されてよい。例えば、各リンクに対応するプローブ交通情報から取得した移動時間やVICS(登録商標)情報から生成した移動時間が移動コストと見なされてもよい。そして、制御部20は、各暫定目的地への経路探索を行ったら、処理をステップS34に進める。
Next, the
ステップS34において、制御部20は、取得部21aの機能により、バッテリ40の充電残量の変化を特定し、当該充電残量が予め定められた所定値以下となる地点を特定する。ここで、予め定められた所定値とは、例えばバッテリ40の充電残量の下限値であって、本実施形態においては、バッテリ40の劣化を防ぐバッテリ保護の観点から20%程度の充電残量を下限値とする。すなわち、制御部20は、充電残量が下限値となる走行可能エリアの限界地点を特定する。
In step S34, the
具体的には、制御部20は、ステップS33で経路探索を行った各暫定目的地までの経路を走行した場合におけるバッテリ40の充電残量の変化を特定し、当該充電残量が所定値以下となる地点を特定する。バッテリ40の充電残量の変化は種々の手法によって特定されてよい。例えば制御部20は、探索したそれぞれの経路上において、単位時間あたりの走行負荷F(すなわち走行抵抗)を算出し、当該算出した走行負荷Fと車両速度との積により単位時間あたりの仕事量を求める。走行負荷Fは空気抵抗(1/2ρCdAv2)、転がり抵抗(μMgcosθ)、勾配抵抗(Mgsinθ)、および加速抵抗((M+m)a)の和によって求めることができる。これを計算式で表すと以下のように示すことができる。
走行負荷F=1/2ρCdAv2+μMgcosθ+Mgsinθ+(M+m)a
なお、各符号について、ρは予め定められた空気密度を示し、Cdは車両毎に予め定められた空気抵抗係数を示し、Aは車両毎に予め定められた車両の前方投影面積を示し、vは例えばリンク毎の車両の平均速度である車両速度を示し、μは予め定められた転がり摩擦抵抗係数を示し、Mは車両毎に予め定められた車両重量を示し、gは重力加速度を示し、θは地図情報30aに基づく道路勾配を示し、mは等価慣性重量(駆動系を回転させる際の抵抗)を示し、aは例えば車両の平均加速度である加速度を示している。なお、当該加速度は、リンク毎で道路勾配θが異なる可能性があり得るため、その場合には平均加速度となるように当該加速度は補正される。
Specifically, the
Running load F = 1/2ρCdAv 2 + μMg cos θ + Mg sin θ + (M + m) a
For each symbol, ρ indicates a predetermined air density, Cd indicates a predetermined air resistance coefficient for each vehicle, A indicates a predetermined frontal projection area of the vehicle for each vehicle, v indicates a vehicle speed, for example, an average vehicle speed for each link, μ indicates a predetermined rolling friction resistance coefficient, M indicates a vehicle weight, for example, a vehicle weight, g indicates gravitational acceleration, θ indicates a road gradient based on the
制御部20は、この走行負荷Fに車両速度(例えば車両の平均速度)を掛けて単位時間あたりの仕事量を算出する。そして、制御部20は、当該算出した仕事量に基づいて単位時間あたりのバッテリ40の消費量を算出する。単位時間あたりのバッテリ40の消費量を算出することで、現在位置から暫定目的地までの各位置でのバッテリ40の充電残量を特定できる。すなわち、暫定目的地までの経路上における各位置でのバッテリ40の充電残量を特定できる。言い換えれば、制御部20は、充電残量が幾つの時に走行可能な距離が幾つであるかの関係を特定できる。これにより、制御部20は、経路探索を行った各暫定目的地までの経路を走行した場合におけるバッテリ40の充電残量の変化を特定でき、当該充電残量が所定値以下となる地点を特定することができる。
The
そして、制御部20は、経路探索を行った各経路において充電残量が所定値に達した点(8つの点)を結んで、走行可能エリアの対象範囲を確定させる。制御部20は、以上で、図2Bのサブルーチンの処理を終了し、図2Aのフローチャートに処理を戻す。
The
図2Aのフローチャートに戻り、制御部20は、充電残量の変化に応じた走行可能エリアの表示を行う(ステップS4)。すなわち、制御部20は、表示制御部21bの機能により、ステップS34で特定した充電残量の変化に基づいて、当該充電残量の変化に応じた走行可能エリアを地図上に重畳させ、当該地図をユーザI/F部44の表示部に表示する。
Returning to the flowchart of FIG. 2A, the
図3は、その走行可能エリアを地図上に重畳させた表示部の一例を示す図である。上述のように、車両のイグニッションスイッチがオンされて間もない状態においては、車両の進行方向が定まっていない。したがって、走行可能エリアを取得するために設定される対象範囲は車両の現在位置からの全周方向(すなわち360°の範囲)となっている。そして、上述の各経路における8つの複数の地点を結んだ多角形が地図上に重畳して描画されている。なお、この図3に示す例では、暫定目的地までの各経路をグレーの線で示し、8つの複数の地点を結んだ多角形の線を太い黒線で示している。また、図3に示す例では、バッテリ40の充電残量が60%~80%の範囲を示す領域と、当該充電残量が40%~60%の範囲を示す領域と、当該充電残量が20%~40%の範囲を示す領域とが、それぞれ8つの複数の地点を結んだ多角形によって示されている。また、本実施形態においては、この走行可能エリアの表示を充電残量の変化に応じて色分けして行う。具体的には、制御部20は、充電残量60%~80%の領域を地図上において緑色で示し、充電残量40%~60%の領域を地図上において黄色で示し、充電残量20%~40%の領域を地図上において赤色で示す。なお、この色分けの表示は一例であって、例えば充電残量が低下するに連れてグラデーション等により段階的に色の表示が変化する表示であってもよい。つまり、制御部20は、充電残量が下限値に近づいていくことを運転者に対して報知(または警告)することができれば当該表示は適宜の表示であってよい。
Figure 3 is a diagram showing an example of a display unit in which the drivable area is superimposed on a map. As described above, the vehicle's travel direction is not yet determined when the ignition switch of the vehicle is turned on. Therefore, the target range set to obtain the drivable area is the entire circumference (i.e., a range of 360°) from the current position of the vehicle. Then, polygons connecting eight multiple points on each of the above-mentioned routes are drawn superimposed on the map. In the example shown in Figure 3, each route to the temporary destination is shown with a gray line, and the lines of the polygons connecting the eight multiple points are shown with thick black lines. In the example shown in Figure 3, the area showing the remaining charge of the
つぎに、車両の走行に連れて対象範囲が進行方向に絞られ、それに伴って表示される走行可能エリアが絞られていく処理について説明する。なお、ここでは上述した処理と同様の処理内容についてはその説明を省略する。上述のように、図2Aに示す走行可能エリア表示処理は、所定の短時間毎に実行される。したがって、ステップS2で取得する現在位置は、当該処理が実行される度に変化していく。そして、ステップS3で取得する走行可能エリアはサブルーチンのステップS31で説明したように、原点と現在位置とに基づいて対象範囲が特定される。上述のイグニッションスイッチがオンされて間もない状態においては、現在位置と原点とが同じ位置であることから、対象範囲は360°の範囲であったが、車両が進行することにより、車両の進行方向が徐々に特定できるので、制御部20は、対象範囲を360°から絞る。すなわち制御部20は、現在位置を中心とした対象範囲の中心角を360°から小さくすることができる。具体的には、制御部20は、例えば原点と現在位置との2地点を結んだ線に垂線を引き(すなわち中心角が180°となる線を引き)、進行方向側を対象範囲として特定する。つまり、当該垂線を引くことで絞られる進行方向側の180°の範囲を対象範囲として特定する。言い換えれば、原点側の180°の範囲は対象範囲から除外する。なお、対象範囲の絞り方は、360°から180°に限られず、例えば現在位置を中心とした対象範囲の中心角が270°になるように線を引き、現在位置を中心として360°の範囲から270°の範囲に対象範囲を絞っていってもよい。
Next, the process of narrowing the target range in the direction of travel as the vehicle travels and narrowing the drivable area displayed accordingly will be described. Note that the description of the same process as the above-mentioned process will be omitted here. As described above, the drivable area display process shown in FIG. 2A is executed at predetermined short intervals. Therefore, the current position acquired in step S2 changes each time the process is executed. Then, as described in step S31 of the subroutine, the target range of the drivable area acquired in step S3 is specified based on the origin and the current position. In the above-mentioned state immediately after the ignition switch is turned on, the current position and the origin are the same position, so the target range is a range of 360°. However, as the vehicle travels, the direction of travel of the vehicle can be gradually specified, so the
そして、制御部20により、当該走行可能エリア表示処理を繰り返し実行する度に、同様の処理が実行され、その都度、現在位置が車両の走行に連れて変化するので対象範囲も変化する。つまり、制御部20は、当該処理の実行の都度、現在位置と原点とに基づいて対象範囲を特定する。その時に、制御部20は、取得する走行可能エリアの対象範囲を、所定距離走行前(もしくは所定時間前)のルーチンで特定した対象範囲より進行方向において狭くなるようにする。すなわち現在位置を中心とした対象範囲の中心角は180°、120°、90°、60°といったように順に小さくなっていく。なお、当該中心角の下限値は対象範囲を特定できる角度範囲であればよく例えば30°程度が想定される。
The
また、制御部20は、ステップS32において、取得部21aの機能により、走行可能距離と主要道路との交差ポイントを複数の地点特定し、それぞれの地点を暫定目的地に設定する。この際に対象範囲は例えば所定距離走行毎(例えば数キロ毎)に絞られる(例えば360°から180°に絞られる)が、本実施形態において、制御部20は、複数の地点の数を維持する。すなわち上述したように、本実施形態においては、複数の地点の数を8つに設定したため、当該8つの地点の数を維持して、複数の地点を特定する。複数の地点の数を維持して走行可能エリアを取得することにより、より狭い範囲で同じ数の地点を特定できるので、走行可能エリアを取得する際の分解能を高めることができるためである。つまり、対象範囲が360°の際には、8つの地点は現在位置の全周方向に存在するが、対象範囲が絞られる(例えば360°から180°に絞られる)ことで、複数の地点が位置する範囲も同様に絞られることになる。
In step S32, the
また、複数の地点は、現在位置からの走行可能距離と主要道路との交差ポイントであるが、当該主要道路は対象範囲が徐々に狭くなることで、対象範囲内での主要道路が少なくなる可能性があり、そのような場合、設定した複数の地点の数(例えば8つ)を特定できないおそれがある。したがって、制御部20は、対象範囲が狭くなるに連れて、主要道路の対象とする属性を広げてもよい。すなわち制御部20は、対象範囲が狭くなるに連れて、国道や高速道路の他、県道や細街路などの道路を主要道路の対象としてもよい。
The multiple points are intersections between the driving distance from the current position and major roads, but as the target range of the main roads gradually narrows, the number of major roads within the target range may decrease, and in such a case, the number of the multiple points set (e.g., eight) may not be identified. Therefore, the
そして、制御部20は、ステップS4において、表示制御部21bの機能により、特定した走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示する。すなわち、制御部20は、進行方向側で対象範囲を絞った走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示する。図4は、表示部の表示の一例を示す図であって、図3で説明したイグニッションスイッチがオンされた間もない状態(すなわち現在位置と原点とが一致する場合)の走行可能エリアの表示から、車両が走行した分、車両の現在位置が移動している。この図4に示す例では、原点から右方向に車両が走行して移動している状態である。この図4から把握できるように、車両が走行している状態においては、走行可能エリアの表示が進行方向側に絞られた表示となる。言い換えれば、進行方向と反対側の表示は除外されている。図4に示す例では、対象範囲が図3で示した360°の範囲から約180°の範囲に絞られ、進行方向が右方向となっている。また、車両が走行するに連れて走行可能エリアの対象範囲が絞られていく。すなわち現在位置を中心とした対象範囲の中心角が車両の走行に連れて小さくなっている。なお、図示しないものの、図4の状態から更に車両が走行することで、現在位置が図4で示す位置から右方向(右上方向や右下方向を含む)に移動し、対象範囲が進行方向側で絞られることになる。
Then, in step S4, the
以上のように、本実施形態では、制御部20は、現在のバッテリ40の充電残量で走行することが可能な走行可能エリアを、車両が走行するに連れて狭くなる進行方向を含む対象範囲から取得し、当該取得した走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示する。これにより、ユーザI/F部44の表示部には、常に運転者が走行する進行方向が含まれる走行可能エリアの表示がされるとともに、車両の走行に連れて進行方向以外の領域は表示されなくなる。つまり、進行方向に着目した走行可能エリアの表示がされる。そのため、例えば車両の全周方向の走行可能エリアが表示されるより、進行方向に着目した表示を好む運転者に対して、進行方向以外の走行可能エリアが表示されることの煩わしさを低減させることができる。
As described above, in this embodiment, the
また、本実施形態においては、車両の走行に連れて進行方向以外の走行可能エリアの表示を除外するため、制御部20により走行可能エリアを取得して当該走行可能エリアを表示部に表示させる際の処理負荷を低減させることができる。すなわち、上述の走行可能エリア表示処理が実行される度に、車両の全周方向に亘って走行可能エリアを取得し、当該全周方向の走行可能エリアを表示部に表示させる場合に比べて、制御部20の処理負荷を低減させることができる。言い換えれば、制御部20の処理負荷は、進行方向側の走行可能エリアの取得および表示の処理で済むので、一律に車両の全周方向における走行可能エリアの取得および表示の処理を行う場合に比べて処理速度を早くすることができる。
In addition, in this embodiment, since the display of drivable areas other than in the traveling direction is excluded as the vehicle travels, the processing load when the
また、本実施形態においては、バッテリ40の充電残量が所定値以下になるまでの範囲を走行可能エリアとする。言い換えれば、所定値以下となる地点を走行可能エリアの限界地点とする。そして、この所定値は、例えば下限値に設定されるが、下限値の他、任意の値(例えば充電残量50%)に設定されてもよい。このように、任意に所定値を設定できることができることにより、必ずしも下限値に限られず、当該設定した所定値以下になるまでの範囲を走行可能エリアとして表示部に表示させることができる。
In addition, in this embodiment, the range up to when the remaining charge of the
また、本実施形態においては、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部に走行可能エリアを表示する際に、バッテリ40の充電残量の変化に応じて色分けした表示を行う。すなわち、制御部20は、充電残量に応じて段階的に色分けをした走行可能エリアの表示を行う。これにより、例えば色分けして表示せずに一律に同じ色等で走行可能エリアを表示する場合に比べて、運転者は、表示部を見た際に、どの程度の充電残量でどこまで走行することができるかの把握が容易となる。つまり、走行可能エリアの表示する際の視認性を向上させることができる。
In addition, in this embodiment, when the
また、本実施形態において、制御部20は、走行可能エリアを取得する際に、主要道路との交差ポイントを複数地点(例えば8つ)取得するが、車両の走行に連れて走行可能エリアの対象範囲が狭くなった場合においても、当該複数の地点の数を維持する。これにより、より狭い範囲で同じ数の地点を特定できるので走行可能エリアを取得する際の分解能を高めることができる。言い換えれば、同じ数の地点を維持することで、対象範囲が狭くなるに連れて、走行可能エリアの取得の精度ならびに走行可能エリアの表示の精度を高めることができる。
In addition, in this embodiment, the
また、本実施形態において、上述の対象範囲は、車両の進行方向を挟む所定角度の範囲であり、その所定角度は車両の走行に連れて小さくなる。つまり、当該対象範囲は、車両の進行方向を主として徐々に狭くなる。これにより、例えば運転者が関心のない可能性が高い領域(すなわち進行方向以外の領域)の表示を省略でき、運転者の必要とする情報が当該運転者にとって必要としない情報に埋もれるなどの不都合が生じることを回避もしくは抑制できる。 In addition, in this embodiment, the target range is a range of a predetermined angle that includes the vehicle's traveling direction, and the predetermined angle becomes smaller as the vehicle travels. In other words, the target range gradually narrows, mainly in the vehicle's traveling direction. This makes it possible to omit display of areas that are unlikely to interest the driver (i.e., areas other than the traveling direction), for example, and to avoid or suppress inconveniences such as information required by the driver being buried in information not required by the driver.
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は、本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。上述の実施形態においては、制御部20は、現在のバッテリ40の充電残量で現在位置から走行することが可能な走行可能エリアを表示部に表示したが、運転者によっては、現在位置(第1地点)から所定の地点を経由して当該所定の地点より第1地点に近い第2地点に走行する場合がある。すなわち、第1地点である現在位置から所定の地点を経由して第2地点に戻ってくる場合があり、そのような場合、当該戻ってくる場合を想定した走行可能エリアの表示がされることが好ましい。そこで、図5の例においては、制御部20は、現在位置から所定の地点まで行って戻ってくる場合に、現在のバッテリ40の充電残量で走行することが可能な走行可能エリアを表示する。なお、このような例としては、例えば現在位置や自宅を出発して所定の地点へ行き、現在位置や自宅に戻る(すなわち自宅や現在位置と所定の地点との間を往復する)場合が想定される。または、自宅を出発して所定の地点まで行って、当該所定の地点より近い地点(自宅とは異なる地点)まで走行する場合が想定される。図5に示す例では、現在位置と所定の地点とを往復する往復モードが設定された場合の処理について説明する。なお、往復モードの設定は、例えば運転者により図示しないスイッチ等が操作されることにより設定される。また、往復モードがこの発明の実施形態における「経由モード」に相当する。
(3) Other embodiments:
The above embodiment is an example for implementing the present invention, and various other embodiments can be adopted. In the above embodiment, the
図5Aは、往復モードの設定がされた場合に、制御部20により実行される走行可能エリア表示処理の一例を示すフローチャートであり、図5Bは、ステップS3のサブルーチンである。この図5Aおよび図5Bの処理は、上述の図2Aおよび図2Bで説明した処理内容と同様の部分を含むため、ここでは、図2Aおよび図2Bと処理内容が異なる部分についてのみ説明し、その他同様の処理内容については同様のステップ番号を付して、その説明を省略する。
Figure 5A is a flowchart showing an example of the driveable area display process executed by the
先ず、ステップS100において、制御部20は、往復モードが設定されているか否かを判断する。上述のように、運転者によって図示しない往復モードの設定がされるが、未だ往復モードの設定がされていない場合には、往復モードが設定されるまで待機する。
First, in step S100, the
一方、往復モードが設定された場合には、制御部20は、処理をステップS1以降へ進める。ステップS1およびステップS2は上述の実施形態と同様である。ステップS3においては、上述の実施形態におけるサブルーチンのステップS32,ステップS33,ステップS34に対応するステップS320,ステップS330,ステップS340の内容が一部異なる。具体的には、制御部20は、ステップS320において、走行可能距離と主要道路との交差ポイントを複数の地点特定し、それぞれの地点を暫定経由地に設定する。制御部20は、ステップS30で平均電費とバッテリ40の充電残量とから算出した走行可能距離の半分の距離で円を描画し、主要道路と交差するポイントを複数(例えば8つ)特定する。なお、走行可能距離の半分の距離で円を描画するのは、往復モードでの走行可能エリアを取得するためである。ここでは、制御部20は、大凡の走行可能なエリアとして走行可能距離の半分の距離で円を描画する。そして、制御部20は、主要道路と交差するポイントである8つの複数の地点を暫定経由地として設定する。
On the other hand, when the round trip mode is set, the
ついで、制御部20は、ステップS330において、現在位置から暫定経由地への経路探索を行う。すなわち、制御部20は、例えばダイクストラ法の手段により各暫定経由地までの経路を探索する。そして、制御部20は、ステップS340において、上述の実施形態で説明した走行負荷等を考慮して、探索した各経路で往復することが可能か否かを判断した上で、充電残量が所定値以下となる地点を特定する。往復モードでは、往路と復路とにおいて、往路と復路とでは道路勾配が異なったりすることがあり、それによりモータ50で回生するエネルギー量が異なったりする場合がある。そのため、ステップS320で描画した走行可能距離の半分の円で交差するポイントを経由地とした場合、消費するバッテリ40の電力量が往路と復路とで異なり得る。例えば各暫定経由地を通る各経路のうち一つの経路において、当該経路を往復する上で20%充電が足りないことにより、当該経路では往復することができないと判断されたとする。その場合、制御部20は、往路と復路とを考慮して充電20%の半分である充電10%の距離分、暫定経由地を当該経路上において手前側に修正する。そして、修正した地点を経由地とする。制御部20は、同様の処理をその他の各経路においても行い、充電残量が足りない場合や充電残量が余る場合には、暫定経由地を修正する。このようにして、制御部20は、各経路を走行した場合におけるバッテリ40の充電残量の変化を特定し、当該充電残量が所定値以下となる地点を特定する。そして、制御部20は、経路探索を行った各経路において充電残量が所定値に達した点(8つの点)を結んで、対象範囲を確定させる。
Next, in step S330, the
ついで、制御部20は、処理を図5AのステップS4に戻し、充電残量の変化に応じた走行可能エリアの表示を行う(ステップS4)。すなわち、制御部20は、表示制御部21bの機能により、ステップS340で特定した充電残量の変化に基づいて、当該充電残量の変化に応じた走行可能エリアを地図上に重畳させ、当該地図をユーザI/F部44の表示部に表示する。図6は、その走行可能エリアを地図上に重畳させた表示部の一例を示す図であって、往路の場合の表示を示している。この図6に示す例では、上述の実施形態の図3の例と同様に走行可能エリアの表示を充電残量の変化に応じて色分けして行うが、図6の例においては、往復モードであるため、往路の場合と復路の場合とでその表示を異ならせることが好ましい。例えば往路の場合には、制御部20は、経由地に近づくに連れて色の変化を緑色、黄色、赤色といったような色分けの表示を行う。すなわち、往路の場合には、経由地を越えてしまうと現在のバッテリ40の充電残量で戻れなくなることを運転者に報知させるために、経由地に近づくに連れて警告を示す色の表示を行う。それとは反対に、復路の場合には、制御部20は、現在地に戻るに連れて色の変化を緑色、黄色、赤色といったような色分けの表示を行う。
Next, the
なお、上述の実施形態においては、走行可能エリアを表示部に表示する際に、車両の走行に連れて進行方向に絞った表示を行うように構成したものの、当該往復モードにおいては、現在位置に戻ってくること考慮して、進行方向に絞った表示を行わない。すなわち往復モードにおいては、常に現在位置から全周方向の走行可能エリアの表示を行う。 In the above embodiment, when the drivable area is displayed on the display unit, the display is configured to focus on the direction of travel as the vehicle travels. However, in the round trip mode, the display is not focused on the direction of travel, taking into account the vehicle returning to the current position. In other words, in the round trip mode, the display always focuses on the drivable area in all directions from the current position.
このように、図5および図6に示す例においては、制御部20は、往復モードにおける走行可能エリアの表示を行う。これにより、運転者は現在地と所定の地点とを往復する際の走行可能エリアを把握することが可能となる。そして、往復モードにおいては往路と復路とで進行方向が異なることになるため全周方向が進行方向となる。そのため、図5および図6の例においても進行方向に着目した走行可能エリアの表示がされることになる。
In this way, in the examples shown in Figures 5 and 6, the
つぎに、図7を参照しつつ、更に他の実施形態を説明する。図7は、走行可能エリア表示システム10を、運転者が任意に設定した速度で走行するクルーズコントロール機能を有する車両に搭載した場合の走行可能エリア表示処理の一例を示すフローチャートである。
Next, another embodiment will be described with reference to FIG. 7. FIG. 7 is a flowchart showing an example of a driveable area display process when the driveable
ここで、本実施形態におけるクルーズコントロール機能について説明する。本実施形態におけるクルーズコントロール機能は、従来知られている車両の速度を一定にする機能を実現しつつ、モータ50の負荷を抑えた一定速度に車両の速度を制限することで、当該制限がない場合よりもバッテリ40の電力消費を抑制する低負荷モードを含む。または、従来知られている車両の速度を一定にする機能を実現しつつ、車両が備える電装品の動作を制限することで、当該制限がない場合よりもバッテリ40の電力消費を抑制する低負荷モードを含む。すなわち、モータ50の負荷を抑えて低負荷モードを設定する場合には、ECU60は、車両の速度をモータ50の負荷を抑えることが可能な速度に設定する。クルーズコントロール機能は、通常、高速道路や自動車専用道路で使用され、その際に高速道路であれば時速100キロ等に車両の速度を設定することが想定される。それに対して、本実施形態においては、ECU60は、バッテリ40の電力消費を抑制するためにモータ50の負荷が比較的少ない車両の速度範囲(例えば70~80キロ)となるようにモータ50を制御する。なお、モータ50の負荷が比較的少ない車両の速度は法定速度の範囲内で予め実験等により定められていてよい。つまり、モータ50の負荷が少ないモータ50の回転数が予め定められていてよい。また、この車両の速度を一定速度にする制御は、ECU60により実行される。ECU60は、例えば車速センサ42から取得した現在の車速と、目標の車両速度(例えば80キロ)との差を求め、当該差が小さくなるように、モータ50に制御信号を出力し、モータ50の出力回転数やモータ50の出力トルクを制御する。
Here, the cruise control function in this embodiment will be described. The cruise control function in this embodiment includes a low-load mode that suppresses the power consumption of the
また、電装品の動作を制限することにより、低負荷モードを設定する場合には、ECU60は、例えばエアコン、シートヒータ、ステアリングヒータ、オーディオ機器等における電装品の少なくともいずれかの動作を制限(動作をOFFにすることを含む)することで、バッテリ40の電力の消費を抑制する。
When the low-load mode is set by restricting the operation of electrical equipment, the
このように、この実施形態においては、クルーズコントロールを設定した上で、バッテリ40の電力消費を抑制することができる低負荷モードの設定が可能である。
In this way, in this embodiment, it is possible to set cruise control and then set a low-load mode that can reduce power consumption of the
制御部20は、この低負荷モードが設定された場合に、当該低負荷モードで走行した場合の走行可能エリアの表示を行うことができる。具体的には、制御部20は、図7に示す走行可能エリア表示処理を行う。なお、この図7に示す走行可能エリア表示処理の処理内容は、上述の図2Aおよび図2Bで説明した処理内容とほぼ同様であるため、同様の処理内容については同じステップ番号を付与してその説明を省略し、処理内容が異なる部分のみについて説明する。
When this low-load mode is set, the
制御部20は、図7AにおけるステップS200において、低負荷モードが設定されているか否かを判断する。この低負荷モードは、例えば運転者によって図示しないスイッチ等の操作ボタンが操作されることで設定される。したがって、未だ低負荷モードの設定がされていない場合には、低負荷モードが設定されるまで待機する。
In step S200 in FIG. 7A, the
それとは反対に、低負荷モードが設定されていると判断した場合には、制御部20は、処理をステップS1以降に進め、走行可能エリアを取得し、当該取得した走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示する。なお、低負荷モードは、当該低負荷モードを設定しない場合に比べてバッテリ40の電力消費が抑えられ(すなわち上述の実施形態に比べて電費が良い)、バッテリ40の充電残量が多くなる。走行可能エリアはバッテリ40の充電残量に起因して決まるため、低負荷モードにおける走行可能エリアは、例えば上述の実施形態で説明した図3および図4の走行可能エリアよりその範囲が大きくなる。
On the other hand, if it is determined that the low load mode is set, the
このように、図7の実施形態においては、低負荷モードを設定した場合の走行可能エリアを取得でき、当該取得した走行可能エリアを表示することができる。したがって、例えば運転者が低負荷モードを設定した場合には、低負荷モードで走行した場合の走行可能エリアを把握することができる。 In this way, in the embodiment of FIG. 7, the drivable area when the low-load mode is set can be obtained, and the obtained drivable area can be displayed. Therefore, for example, when the driver sets the low-load mode, it is possible to know the drivable area when driving in the low-load mode.
なお、上述の各実施形態において、対象となる車両は、現在の残エネルギー量で走行可能エリアを表示できればよい。すなわち残エネルギーはバッテリ40の充電残量に限られずガソリンの残燃料であってもよい。したがって、車両は駆動力源としてモータに替えてエンジンを備えた車両であってもよい。その他、エンジンとモータとを駆動力源としたハイブリッド車、またはプラグインハイブリッド車、エンジンを発電専用として備えたいわゆるレンジエクステンダーEVなどであってもよい。
In each of the above-mentioned embodiments, the target vehicle only needs to be able to display the drivable area based on the current amount of remaining energy. In other words, the remaining energy is not limited to the remaining charge of the
また、上述の実施形態においては、主要道路との交差ポイントの地点数を「8」として説明したが、当該地点数は少なくとも走行可能エリアを特定できる数であればよい。すなわち現在位置を含めて3つの地点が特定できれば走行可能エリアを特定できるため、主要道路との交差ポイントの地点数は少なくとも2つあればよい。 In the above embodiment, the number of intersection points with major roads is described as "8", but the number of points may be any number that allows at least one drivable area to be identified. In other words, the drivable area can be identified if three points, including the current position, can be identified, so the number of intersection points with major roads needs to be at least two.
また、走行可能エリアの表示において、上述の実施形態においては、図3,4,6で説明したように、表示部に充電残量の変化を表示し、運転者に対して充電残量の変化を視覚的に報知するように構成した。一方、この表示は、充電残量の変化に替えて、現在のバッテリ40の充電残量で走行することが可能な時間である走行可能時間の表示であってもよい。具体的には、制御部20は、走行負荷を考慮して、暫定目的地(また暫定経由地)までの経路上における各位置での充電残量で走行可能な走行可能時間を特定する。そして、制御部20は、当該特定した走行可能時間が予め定められた所定時間以下(例えば数十分~1時間以下)となる地点(限界地点)を特定する。さらに、制御部20は、当該特定した走行可能エリアをユーザI/F部44の表示部に表示する。図8は、表示部の表示の一例を示す図であって、上述の図4の例と同じ走行状態の走行可能エリアを示してある。この図8の例においては、図4の充電残量が示された表示が、走行可能時間の表示となっている。つまり、図8に示す例では、車両の現在位置を基準として太い黒線で閉じられた各領域において、現在位置側から暫定目的地側へ走行するに連れて、走行可能時間が短くなっている。なお、この太い黒線で閉じられた各領域の表示は、上述の図4の例と同様に、例えば走行可能時間5時間の領域を地図上において緑色で示し、走行可能時間3時間の領域を地図上において黄色で示し、走行可能時間1時間の領域を地図上において赤色で示すなどの表示を行ってよい。このように、表示部に当該表示をすることで、例えば運転者に対して視覚的にどの領域やどの地点でどの程度の時間、走行することが可能かを認識させることが可能となる。
In addition, in the display of the drivable area, as described in Figs. 3, 4, and 6, the display unit is configured to display the change in the remaining charge to visually inform the driver of the change in the remaining charge. On the other hand, this display may display the drivable time, which is the time during which the vehicle can travel with the current remaining charge of the
なお、走行可能エリアの表示において、上述の図4のような充電残量の表示と、図8の走行可能時間の表示と、の切り替えは、例えば運転者によって図示しない操作スイッチ等操作されることで、当該切り替えを行う構成が想定される。 In addition, when displaying the driving area, it is assumed that the driver will operate an operation switch (not shown) or the like to switch between the remaining charge display as shown in FIG. 4 and the driving time display as shown in FIG. 8.
また、走行可能エリアの表示は、ユーザI/F部44の表示部に表示する他、走行可能エリア表示システム10と通信可能な運転者等の携帯端末など(図示せず)に表示されてもよい。また、上述の実施形態において、単位時間あたりの電力の消費量は、単位時間あたりの仕事量に基づいて算出する他、同じ車種の他の車両の走行履歴から取得してもよい。
The display of the drivable area may be displayed on the display unit of the user I/
また、上述の実施形態を構成する各システムや装置は、機能を共有したより多くの装置で構成されてもよい。このような例としては、図1に示すシステムが、他の1台以上のシステムとで構成される例が挙げられる。例えば、走行可能エリア表示システム10とサーバとで一つのシステムが構成されていてもよい。また、走行可能エリア表示システム10の一部(取得部21a、表示制御部21bの少なくとも一部)の機能が走行可能エリア表示システム10で実現され、残りの機能が他の装置(例えばサーバ)で実現されてもよい。なお、上述の実施形態の一部の構成が省略される構成や、処理が変動または省略される構成も想定し得る。
In addition, each system or device constituting the above-mentioned embodiment may be composed of more devices that share functions. An example of such a case is the system shown in FIG. 1 being composed of one or more other systems. For example, one system may be composed of the drivable
さらに、本発明の手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。 Furthermore, the techniques of the present invention can also be applied as programs or methods. The above-mentioned systems, programs, and methods may be realized as standalone devices or may be realized by using parts shared with the various parts of the vehicle, and include various aspects. They can also be modified as appropriate, such as being partly software and partly hardware. Furthermore, the invention can also be realized as a recording medium for a program that controls the system. Of course, the recording medium for the program may be a magnetic recording medium or a semiconductor memory, and any recording medium developed in the future can be considered in exactly the same way.
10…走行可能エリア表示システム、20…制御部、21…走行可能エリア表示プログラム、21a…取得部、21b…表示制御部、30…記録媒体、30a…地図情報、40…バッテリ、41…GNSS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ユーザI/F部、50…モータ、60…ECU。 10...Drivable area display system, 20...Control unit, 21...Drivable area display program, 21a...Acquisition unit, 21b...Display control unit, 30...Recording medium, 30a...Map information, 40...Battery, 41...GNSS receiving unit, 42...Vehicle speed sensor, 43...Gyro sensor, 44...User I/F unit, 50...Motor, 60...ECU.
Claims (7)
取得された前記走行可能エリアを表示する表示制御部と、を備える、
走行可能エリア表示システム。 an acquisition unit that acquires a travelable area in which the vehicle can travel with a current remaining energy amount from a target range including a traveling direction of the vehicle, the target range narrowing as the vehicle travels;
A display control unit that displays the acquired travelable area.
Driving area display system.
前記取得部は、
前記バッテリの前記充電残量に基づいて前記車両が走行可能な最大の走行距離である走行可能距離を算出し、
算出した前記走行可能距離で到達可能な複数の地点を前記対象範囲から取得し、
現在位置から前記複数の地点までの経路を探索し、
探索した前記経路に応じた前記充電残量の変化を特定し、前記充電残量が予め定められた所定値以下になるまでの範囲を前記走行可能エリアとする、
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。 the vehicle includes a battery that supplies power to a motor that is a driving force source, the remaining energy amount being a remaining charge of the battery,
The acquisition unit is
calculating a maximum distance that the vehicle can travel based on the remaining charge of the battery;
Obtaining a plurality of points that can be reached within the calculated driving distance from the target range;
Searching for a route from the current location to the plurality of points;
A change in the remaining charge amount according to the searched route is identified, and the range until the remaining charge amount becomes equal to or less than a predetermined value is determined as the travelable area.
The driveable area display system according to claim 1 .
前記経路を前記走行する際の前記充電残量の変化を取得し、
前記走行可能エリアの前記表示を、前記充電残量の変化に応じて色分けして行う、
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。 The display control unit is
Acquire a change in the remaining charge amount while traveling along the route;
The display of the travelable area is performed in a color-coded manner according to a change in the remaining charge.
The driveable area display system according to claim 2 .
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。 The number of the plurality of points is maintained even if the target range is narrowed.
The driveable area display system according to claim 2 .
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。 The target range is a range of a predetermined angle including a traveling direction of the vehicle, and the predetermined angle becomes smaller as the vehicle travels.
2. The driveable area display system according to claim 1.
第1地点から所定の地点を経由して前記第1地点から前記所定の地点より近い第2地点まで走行する経由モードにおいて前記車両の現在の残エネルギー量で走行することが可能な走行可能エリアを取得し、
前記表示制御部は、
前記経由モードが選択された場合に、前記経由モードにおける前記走行可能エリアを表示する、
請求項1に記載の走行可能エリア表示システム。 The acquisition unit is
obtain a travelable area that can be traveled with a current remaining energy amount of the vehicle in a route mode in which the vehicle travels from a first point to a second point closer to the first point via a predetermined point, and
The display control unit is
When the route mode is selected, the travelable area in the route mode is displayed.
The driveable area display system according to claim 1 .
前記クルーズコントロール機能は、前記速度を一定速度に制限し、または、前記車両が備える電装品の動作を制限することにより、これらの制限がない場合よりも前記バッテリの電力消費を抑制する低負荷モードを含み、
前記表示制御部は、
前記低負荷モードが設定された場合に、前記低負荷モードで走行した場合の前記走行可能エリアの前記表示を行う、
請求項2に記載の走行可能エリア表示システム。 The vehicle has a cruise control function that allows the vehicle to travel at a speed arbitrarily set by the driver,
the cruise control function includes a low-load mode that limits the speed to a constant speed or limits the operation of electrical equipment of the vehicle to reduce power consumption of the battery more than in a case where these limitations are not present;
The display control unit is
When the low-load mode is set, the display of the drivable area in the case of driving in the low-load mode is performed.
The driveable area display system according to claim 2 .
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024090375A true JP2024090375A (en) | 2024-07-04 |
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