JP2024085961A - 情報処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】車両の予約を簡便に行える方法を提供する。【解決手段】情報処理装置によって実行される方法。ユーザに対して車両を貸与する複数のサービスの中から、前記ユーザが利用するサービスの指定を受け付け、前記指定されたサービスに基づいて、前記貸与に係る車両を前記ユーザが検索するために用いるユーザインタフェースのデザインが定義されたデザインデータを出力する。【選択図】図１

Description

本開示は、情報処理方法に関する。

コンピュータによって設計されたユーザインタフェースを用いて、各種の予約を行うサービスが普及している。これに関連する発明として、例えば、特許文献１には、設計変更が容易、かつ、操作性に優れたユーザインタフェースを設計することができるユーザインタフェース設計方法が開示されている。

特開２００８－２４２９６４号公報

本開示は、車両の予約を簡便に行える方法を提供することを目的とする。

本開示の第一の態様は、
ユーザに対して車両を貸与する複数のサービスの中から、前記ユーザが利用するサービスの指定を受け付ける第一ステップと、前記指定されたサービスに基づいて、前記貸与に係る車両を前記ユーザが検索するために用いるユーザインタフェースのデザインが定義されたデザインデータを出力する第二ステップと、を含む情報処理方法である。

また、本開示の他の態様は、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。

本開示によれば、車両の予約を簡便に行える方法を提供することができる。

第一の実施形態における予約システムの概要を説明する図。 第一の実施形態にかかるサーバ装置およびユーザ端末の構成を説明する図。 サーバ装置によって生成される車両検索画面の例。 サーバ装置に記憶されるデータの例。 サーバ装置が実行する処理のフローチャート。 第二の実施形態にかかるサーバ装置の構成を説明する図。 第三の実施形態で使用されるデザインデータの例。

自動車を一時的に貸与するサービスが普及している。斯様なサービスとして、カーシェアリング、カーリース、またはレンタカーなどが挙げられる。また、レンタカーやカーシェアリングなど、複数のサービスを一つの事業者が提供するケースが増えている。

車両の貸与サービスを受けるユーザは、ウェブサイトや専用のアプリケーションソフトウェアを用いて車両の予約を事前に行う。
ここで、車両の予約を行うユーザは、車種、車両の利用期間、または車両の受け渡しを行う拠点など、複数の項目を指定し、希望に合致する車両があるかを検索する必要がある。

しかし、サービスの種類によっては、ユーザが重要視する項目が異なるため、必ずしも車両の検索が簡便に行えないといった問題があった。
例えば、カーシェアリングなど、車両を短期間（１５分から数時間程度）貸与するサービスを利用するユーザは、車種よりも、車両が配置されているステーションの場所を重要視する場合がある。一方、カーリースなど、車両を長期間（数ヶ月から数年単位）貸与するサービスを利用するユーザは、ステーションの場所よりも、具体的な車両モデルを重要視する場合がある。

よって、例えば、短期間の貸与サービスであれば、場所に基づいた検索機能を主に提供し、長期間の貸与サービスであれば、車両モデルに基づいた検索機能を主に提供するといったように、サービスの種別に応じて、車両検索を受け付けるためのユーザインタフェースを使い分けることが好ましい。
本開示に係る情報処理方法は、かかる問題を解決する。

本開示の第一の態様に係る情報処理方法は、ユーザに対して車両を貸与する複数のサービスの中から、前記ユーザが利用するサービスの指定を受け付ける第一ステップと、前記指定されたサービスに基づいて、前記貸与に係る車両を前記ユーザが検索するために用いるユーザインタフェースのデザインが定義されたデザインデータを出力する第二ステップと、を含む。

複数のサービスとは、例えば、カーシェアリング、レンタカー、またはカーリースなど、車両をユーザに貸与するサービスである。複数のサービスは、例えば、基本となる契約期間がそれぞれ異なるものであってもよい。基本となる契約期間は、例えば、カーシェアリングは１５分単位、レンタカーは１２時間単位、カーリースは１ヶ月単位などとすることができる。
第一ステップでは、これらの複数のサービスのうち、ユーザが利用するサービスを識別する。
また、第二ステップでは、ユーザが車両検索を行うために利用するユーザインタフェースのデザインに関するデータ（デザインデータ）を、指定されたサービスに基づいて取得する。

デザインデータは、貸与可能な車両を検索するためのユーザインタフェースのデザインを定義したデータである。例えば、ユーザがウェブサイトを介して車両の貸与を申し込む場合、デザインデータは、スタイルシートであってもよい。また、ユーザがアプリケーションプログラムを介して車両の貸与を申し込む場合、デザインデータは、当該アプリケーションプログラムが利用するグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）の設計データであってもよい。
デザインデータは、ユーザが利用するサービスごとに取得することができる。例えば、ユーザがカーシェアリングサービスの利用を希望している場合、カーシェアリングサービスに対応するデザインデータを出力し、ユーザがカーリースサービスの利用を希望している場合、カーリースサービスに対応するデザインデータを出力することができる。

この場合、カーシェアリングサービスに対応するデザインデータは、ステーション検索がしやすいように構成されたものとすることができる。また、カーリースサービスに対応するデザインデータは、車種検索がしやすいように構成されたものとすることができる。

例えば、車両の貸与期間が所定の期間よりも短い第一のサービスが指定された場合、車両の受け渡しを行う場所を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータを出力してもよい。また、車両の貸与期間が所定の期間よりも長い第二のサービスが指定された場合、車種や貸与期間を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータを出力してもよい。

また、ユーザにサービスを提供する国または地域の指定を受け付け、当該国または地域に対応したデザインデータを出力してもよい。かかる構成によると、該当国の法規等に適合したユーザインタフェースを提供することができる。

以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。

（第一の実施形態）
第一の実施形態に係る予約システムの概要について、図１を参照しながら説明する。
本実施形態に係る予約システムは、車両を一時的に貸与するサービスにおいて、車両の予約を行うシステムである。予約システムは、車両の予約を受け付ける装置（サーバ装置１００）と、サーバ装置１００にアクセスするためのユーザ端末２００と、を含んで構成される。

サーバ装置１００は、所定の車両（自動車）の貸与を行うサービス事業者が運営するサーバ装置である。また、サーバ装置１００は、車両の予約台帳を記憶しており、ユーザ端末２００とインタラクションを行うことで、ユーザが希望する車両を予約するサービスを提供する。
本実施形態では、サービス事業者は、車両を貸与する複数の種類のサービスを提供する。

ここでは、複数の種類のサービスとして、カーシェアリングサービス、および、カーリースサービスを例示する。カーシェアリングサービスは、１５分単位といったように、短い時間単位で車両を貸与するサービスである。また、カーリースサービスは、１ヶ月単位といったように、カーシェアリングよりも長い期間、車両を貸与するサービスである。車両の貸与を受けるユーザは、いずれかのサービスを指定してサーバ装置１００にログインすることができる。

ユーザ端末２００は、車両の貸与を受けるユーザが利用するコンピュータである。ユーザは、ユーザ端末２００を介してサーバ装置１００にアクセスし、空き車両の検索を行うことができる。また、希望する車両の貸与を申し込むことができる。

図２は、本実施形態に係る予約システムに含まれる、サーバ装置１００、およびユーザ端末２００の構成要素をより詳細に示した図である。ここではまず、ユーザ端末２００について説明する。
ユーザ端末２００は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人情報端末といった、個人が利用するコンピュータである。ユーザ端末２００は、制御部２０１、記憶部２０２、通信部２０３、および入出力部２０４を含んで構成される。

制御部２０１は、ユーザ端末２００が行う制御を司る演算装置である。制御部２０１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）などの演算処理装置によって実現することができ
る。
制御部２０１は、サーバ装置１００にアクセスしてインタラクションを行う機能を実行する。当該機能は、ユーザ端末２００で動作するウェブブラウザや、専用のアプリケーションソフトウェアによって実現されてもよい。

記憶部２０２は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部２０１によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部２０１において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、制御部２０１で実行されるプログラムをアプリケーションとしてパッケージ化したものを記憶してもよい。また、これらのアプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部２０１によって実行されることで、以降に説明する処理が行われる。

主記憶装置は、ＲＡＭ（Random Access Memory）やＲＯＭ（Read Only Memory）を含んでもよい。また、補助記憶装置は、ＥＰＲＯＭ（Erasable Programmable ROM）やハード
ディスクドライブ（ＨＤＤ、Hard Disk Drive）を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。

通信部２０３は、ユーザ端末２００をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部２０３は、例えば、無線ＬＡＮや３Ｇ、４Ｇ、または５Ｇ等の移動体通信サービスを介して、サーバ装置１００と通信可能に構成される。
入出力部２０４は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示するユニットである。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。

次に、サーバ装置１００について説明する。
サーバ装置１００は、ユーザ端末２００との間で行ったインタラクションの結果に基づいて、車両の予約を受け付け、当該車両の貸与契約を締結するサーバ装置である。
サーバ装置１００は、複数種類の車両貸与サービスについて、予約の受け付けを行うことができる。本実施形態では、カーシェアリングサービスと、カーリースサービスの二つが提供される。本実施形態におけるカーシェアリングサービスは、１５分単位で車両を貸与するサービスであり、カーリースサービスは、１ヶ月単位で車両を貸与するサービスである。各サービスは、それぞれ異なる拠点（例えば、無人のステーション、有人の営業所）において車両が貸し出される。よって、車両や予約の管理は、サービスごとにそれぞれ別個に行われる。

本実施形態では、サーバ装置１００は、ユーザ端末２００とのインタラクションを行うためのＷｅｂサーバを実行可能に構成されてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末２００が、ブラウザを用いてＷｅｂサービスにアクセスすることで、車両の予約に関する手続きを行うことができる。なお、サーバ装置１００は、Ｗｅｂサーバ以外の手段によってサービスを提供してもよい。例えば、ユーザ端末２００にインストールされた専用のアプリケーションソフトウェアと所定のプロトコルによって対話するサービスをサーバ装置１００において実行してもよい。

サーバ装置１００は、ＣＰＵやＧＰＵ等のプロセッサ、ＲＡＭやＲＯＭ等の主記憶装置、ＥＰＲＯＭ、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム（ＯＳ）、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現すること
ができる。ただし、一部または全部の機能はＡＳＩＣやＦＰＧＡのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。

サーバ装置１００は、制御部１０１、記憶部１０２、および、通信部１０３を有して構成される。
制御部１０１は、サーバ装置１００が行う制御を司る演算装置である。制御部１０１は、ＣＰＵなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部１０１は、検索部１０１１、および、予約受付部１０１２の２つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをＣＰＵによって実行することで実現してもよい。

検索部１０１１は、ユーザ端末２００からのリクエストに基づいて、ユーザが利用するサービスの指定を受け付け、当該サービスにおいて予約が可能な車両を検索する。具体的には、検索部１０１１は、カーシェアリングサービスとカーリースサービスのどちらを利用するかをユーザに選択させ、次いで、ユーザが貸与を希望する車両を検索し、その結果を提供する。

検索部１０１１は、車両を検索するためのグラフィカルユーザインタフェース（ＧＵＩ）を生成し、当該ＧＵＩを介して、ユーザ端末２００から、車両を検索するための条件を取得し、検索を実行する。
車両を検索するための条件として、例えば、車両を受け渡す場所（ステーションや営業所等）、予約期間、または車両属性（車種やモデル等）などが例示できる。

例えば、検索条件が、車両を受け渡す場所である場合、検索部１０１１は、地図を含んだＧＵＩを生成してもよい。この場合、ユーザは、地図上から営業所やステーションの場所を探すことができる。
また、例えば、検索条件が、予約期間である場合、検索部は、日付や時刻などを指定するための部品（デートピッカーやカレンダーなど）を含んだＧＵＩを生成してもよい。この場合、ユーザは、指定した期間に利用可能な車両を検索することができる。
また、例えば、検索条件が、車両属性である場合、検索部は、車両属性（車両のタイプ、ボディ形状、モデル、または乗車定員など）を指定するための部品を含んだＧＵＩを生成してもよい。この場合、ユーザは、指定した属性を持つ車両を検索することができる。

本実施形態では、検索部１０１１は、ＧＵＩのデザインを定義するデータ（以下、デザインデータ）を取得し、当該デザインデータに基づいて、車両検索を行うためのＧＵＩを生成する。

さらに、検索部１０１１は、ユーザが選択したサービスに基づいて、それぞれ異なるデザインデータを取得し、利用する。
図３は、複数のデザインデータと、当該デザインデータによって生成されるＧＵＩの例を示した図である。
ここで、デザインデータＡは、地図を用いたステーション検索をメインに行うＧＵＩを生成するデザインデータである。デザインデータＢは、車種による検索をメインに行うＧＵＩを生成するデザインデータである。デザインデータＣは、利用期間による検索をメインに行うＧＵＩを生成するデザインデータである。

例えば、ユーザがカーシェアリングサービスを利用する場合、当該ユーザは、予約可能な車種よりもステーションの場所を重要視する場合がある。この場合、検索部１０１１は、デザインデータＡを使用して検索画面を生成することが好ましい。
また、ユーザがカーリースサービスを利用する場合、当該ユーザは、営業所の場所より
も、予約可能な車種を重要視する場合がある。この場合、検索部１０１１は、デザインデータＢを使用して検索画面を生成することが好ましい。あるいは、ユーザは、車両の利用期間を重要視する場合がある。この場合、検索部１０１１は、デザインデータＣを使用して検索画面を生成することが好ましい。
このように、検索部１０１１は、ユーザが利用するサービスと、車両検索時に使用するデザインデータとの関連付けを記憶しており、選択されたサービスに対応するデザインデータを使用してＧＵＩを生成する。ユーザは、生成されたＧＵＩを使用して、予約可能な車両を検索することができる。

予約可能な車両は、後述する記憶部１０２に記憶されたデータ（例えば、車両を管理するデータ、予約を管理するデータ等）に基づいて検索することができる。また、予約を管理するサーバが別個に存在する場合、検索部１０１１は、当該サーバに対してクエリを送信してもよい。

なお、図３に示したデザインは、いずれも表示方法のみが異なるものであり、ユーザの操作によって、他の検索条件を入力する欄を表示させることもできる。例えば、デザインデータＡを使用して検索画面を生成した場合、車種または利用期間を入力するための欄が折りたたまれた状態で出力される。この場合、画面をタップすることで、車種または利用期間を入力するための欄を表示させることができる。

予約受付部１０１２は、検索部１０１１が行った検索の結果に基づいて、ユーザに貸与する車両を決定する。また、車両の貸与に必要な諸条件を取得し、車両の予約を確定させる。予約受付部１０１２は、記憶部１０２に記憶された予約台帳の更新を実行してもよいし、予約を管理するサーバが別個に存在する場合、当該サーバに対して予約データを送信してもよい。

記憶部１０２は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部１０１によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部１０１において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。

また、記憶部１０２は、車両データ１０２Ａ、予約データ１０２Ｂ、会員データ１０２Ｃ、およびデザインデータ１０２Ｄを記憶する。

車両データ１０２Ａは、貸与に供される複数の車両に関するデータである。図４（Ａ）は、車両データ１０２Ａの一例である。
図示したように、車両データ１０２Ａは、車両ＩＤ、モデルＩＤ、車両属性、および所属の各フィールドを含む。
車両ＩＤフィールドには、車両を一意に識別する識別子（例えば、車台番号やＶＩＮ, Vehicle Identification Number）が格納される。モデルＩＤフィールドには、車両のモ
デルやグレードを特定するための識別子が格納される。車両属性フィールドには、車両の属性に関するデータが格納される。車両の属性とは、例えば、車種、車室タイプ、定員、積載量、車体色、排気量などである。所属フィールドには、当該車両が配置されているステーションまたは営業所の識別子が格納される。
車両データは、貸与に供される車両に関する情報を管理する外部装置から取得したデータに基づいて、サーバ装置１００によって定期的に更新されてもよい。

予約データ１０２Ｂは、車両の予約に関するデータ（予約台帳）である。
図４（Ｂ）に示したように、予約データ２０２Ｂには、予約の識別子、会員の識別子、予約期間、車両の識別子などが格納される。予約データ１０２Ｂは、車両の予約が実行さ
れたタイミングで、予約受付部１０１２によって更新される。

会員データ１０２Ｃは、サービスを利用する会員に関するデータの集合である。
図４（Ｃ）に示したように、会員データ２０２Ｃには、会員の識別子、会員情報（会員の個人情報）などが格納される。

デザインデータ１０２Ｄは、前述したような、ＧＵＩの設計データである。ユーザがウェブサイトを介して車両の貸与を申し込む場合、デザインデータは、スタイルシートであってもよい。検索部１０１１は、デザインデータを使用して、検索画面を動的に生成することができる。

以上に説明した４種類のデータは、複数のサービスのそれぞれについて保持される。
例えば、カーシェアリングサービスと、カーリースサービスが提供される場合、図２の点線で示したように、車両データ、予約データ、会員データ、デザインデータがそれぞれ別個に記憶される。

前述した各データは、プロセッサによって実行されるデータベース管理システム（ＤＢＭＳ）のプログラムが、記憶装置に記憶されるデータを管理することで構築されてもよい。この場合、各データは、例えばリレーショナルデータベースとすることができる。

通信部１０３は、サーバ装置１００をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部１０３は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。

なお、図２に示した構成は一例であり、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。また、図示した以外の、主記憶装置および補助記憶装置の組み合わせによってプログラムの記憶ないし実行を行ってもよい。

図５は、サーバ装置１００が実行する処理を示したフローチャートである。図５に示した処理は、例えば、ユーザが、サーバ装置１００が提供するサービスにログインしたタイミングで開始される。処理を開始するタイミングにおいて、サーバ装置１００は、ユーザの識別が完了しているものとする。

まず、ステップＳ１１で、検索部１０１１が、ユーザが利用する対象のサービスを識別する。対象のサービスは、ＧＵＩ上で指定されてもよいし、ユーザがアクセスしたＵＲＬ等に基づいて識別してもよい。例えば、カーシェアリングサービスの予約とカーリースサービスの予約が別のドメイン上で実行される場合、アクセス先に基づいて、ユーザが利用する対象のサービスを識別してもよい。
また、カーシェアリングサービスの予約とカーリースサービスの予約が別のアプリケーションプログラムによって行われる場合、アクセス元に基づいて、ユーザが利用する対象のサービスを識別してもよい。

ステップＳ１２では、検索部１０１１が、識別したサービスに対応するデザインデータを記憶部１０２から抽出する。

ステップＳ１３では、検索部１０１１が、取得したデザインデータに基づいて、車両検索を行うための画面（ＧＵＩ）を生成する。例えば、デザインデータがスタイルシートである場合、当該スタイルシートを適用し、ウェブサイトの画面を生成する。これにより、図３に示したような検索画面が生成される。

ステップＳ１４では、検索部１０１１が、ユーザがＧＵＩを介して入力した検索条件を取得し、車両検索を行う。例えば、デザインデータによって生成されたＧＵＩが、主に地図検索を行うものである場合、検索部１０１１は、地図上で指定されたステーションに属する車両についての情報を取得する。また、デザインデータが提供するＧＵＩが、主に車種検索を行うものである場合、検索部１０１１は、指定された車種と合致する車両についての情報を取得する。また、デザインデータが提供するＧＵＩが、主に期間検索を行うものである場合、検索部１０１１は、指定された期間において利用可能な車両についての情報を取得する。これらの情報は、車両データ１０２Ａおよび予約データ１０２Ｂに基づいて抽出することができる。

また、検索部１０１１は、検索結果に基づいて、ユーザが予約する車両を特定してもよい。例えば、検索部１０１１は、検索結果に含まれる複数の車両の予約状況をユーザに提供し、ユーザが希望する車両の指定を受け付けてもよい。

ステップＳ１５では、予約受付部１０１２が、車両の予約に必要な諸条件を取得し、予約データ１０２Ｂを更新することで車両の予約を実行する。

以上説明したように、第一の実施形態では、ユーザに対して車両を貸与する複数のサービスを提供するシステムにおいて、ユーザが選択したサービスに応じて、それぞれ異なるデザインデータを利用して、車両検索を行うための画面を提供する。
かかる構成によると、サービスごとに、ユーザが重要視する検索方法（例えば、地図検索、車種検索、期間検索など）を優先的に提示することが可能になり、ユーザビリティを向上させることができる。

（第二の実施形態）
第一の実施形態では、サーバ装置１００が、記憶されたデザインデータに基づいて、車両検索を行う際のＧＵＩを動的に生成した。
一方、本開示における情報処理方法は、ＧＵＩを設計する際のプロトタイプデザインを提供する装置が実行する方法として特定することもできる。図６は、第二の実施形態におけるサーバ装置１００Ａの構成図である。

第二の実施形態におけるサーバ装置１００Ａは、外部からの要求に応じてデザインデータ（例えば、デザインテンプレート）のみを提供する装置である。サーバ装置１００Ａが有する制御部は、機能モジュールとして、データ提供部１０１３を有して構成される。
データ提供部１０１３は、サービスの指定を入力として受け付け、これに応じて、指定されたサービスに対応するデザインデータを記憶部１０２から抽出し、出力する。
サーバ装置１００Ａが有する記憶部１０２には、複数のサービスに対応する複数のデザインデータ１０２Ｄが記憶されている。記憶部１０２には、サービスとデザインデータとを関連付けるためのデータが記憶されていてもよい。

第二の実施形態では、ＧＵＩを設計する外部装置が、サービスの選択をユーザ（設計者）から受け付け、サーバ装置１００Ａに対してサービスの識別子を送信する。サーバ装置１００Ａは、受信した識別子が示すサービスに対応するデザインデータを抽出し、外部装置に対して出力する。
斯様な構成によっても、サービスに応じたデザインデータを用いて、車両検索のためのＧＵＩを提供することができる。

なお、本実施形態では、サーバ装置１００Ａが外部装置に対してデザインデータのみを提供する例を述べたが、サーバ装置１００Ａが、抽出したデザインデータを適用してＧＵＩを生成し、生成したＧＵＩを外部装置に提供することもできる。

（第三の実施形態）
第一の実施形態では、サーバ装置１００が、指定されたサービスに基づいてデザインデータを取得した。一方、デザインデータは、ユーザが位置する地域などにさらに基づいて選択されてもよい。

図７は、記憶部１０２に記憶されるデザインデータを地域ごとに定義した場合の例である。
例えば、ユーザ（またはユーザ端末２００）が位置する国や地域が特定可能な場合、サーバ装置１００は、指定されたサービスに対応し、かつ、当該国や地域に対応するデザインデータを選択してもよい。
この場合、検索部１０１１は、ステップＳ１１でサービスを識別した後で、ユーザが位置する国や地域を識別し、対応するデザインデータを記憶部１０２から抽出してもよい。
ユーザが位置する国や地域は、当該ユーザに入力させてもよいし、ユーザ端末２００から送信された位置情報に基づいて判定してもよい。

なお、本実施形態では、デザインデータを、サービスおよび地域ごとに定義した例を挙げたが、サービスごとに定義されたデザインデータを、国や地域ごとにカスタマイズしてもよい。
例えば、ユーザ（またはユーザ端末２００）が位置する国や地域が特定可能な場合、サーバ装置は、指定されたサービスに対応するデザインデータを選択したうえで、特定した国や地域向けのカスタマイズを実行してもよい。カスタマイズは、例えば、地図を埋め込む処理であってもよいし、デザインデータを、ユーザが位置する国や地域の法規に適合させる処理であってもよい。

（変形例）
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。

また、１つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、１つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成（サーバ構成）によって実現するかは柔軟に変更可能である。

本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する１つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク（フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）等）、光ディスク（ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤディスク・ブルーレイディスク等）など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。

１００・・・サーバ装置
１０１，２０１・・・制御部
１０２，２０２・・・記憶部
１０３，２０３・・・通信部
２００・・・ユーザ端末
２０４・・・入出力部

Claims (5)

1. ユーザに対して車両を貸与する複数のサービスの中から、前記ユーザが利用するサービスの指定を受け付ける第一ステップと、
   前記指定されたサービスに基づいて、前記貸与に係る車両を前記ユーザが検索するために用いるユーザインタフェースのデザインが定義されたデザインデータを出力する第二ステップと、
   を含む、情報処理方法。
2. 前記複数のサービスのそれぞれは、前記車両の貸与期間が異なるものである、
   請求項１に記載の情報処理方法。
3. 前記第二ステップでは、前記指定されたサービスに基づいて、前記車両の受け渡しを行う場所を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータ、前記車両の車種を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータ、または、前記車両の貸与期間を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータ、のうちのいずれかを取得する、
   請求項２に記載の情報処理方法。
4. 前記第二ステップでは、第一のサービスが指定された場合に、前記車両の受け渡しを行う場所を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータを出力し、前記第一のサービスよりも貸与期間が長い第二のサービスが指定された場合に、前記車両の車種を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータ、または、前記車両の貸与期間を指定するユーザインタフェース部品が優先的に配置されたデザインデータを出力する、
   請求項２に記載の情報処理方法。
5. 前記ユーザに前記サービスを提供する国または地域の指定を受け付ける第三ステップをさらに含み、
   前記第二ステップでは、前記国または地域に対応した前記デザインデータを出力する、
   請求項１から４のいずれか１項に記載の情報処理方法。

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