JP2024085251A - 物品区分システム及び物品区分方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理能力を向上させやすい物品区分システムを提供すること。【解決手段】 実施形態によれば、物品区分システムの棚部は、投入部から離間し、複数の物品を1つずつ区分する複数の区分先を有する。物品区分システムの搬送装置は、自動搬送車部と、物品移載部と、移動機構と、1又は複数のプロセッサとを有する。自動搬送車部は、投入部と棚部の複数の区分先との間を移動する。物品移載部は、自動搬送車部に設けられる。物品移載部は、自動搬送車部の移動に伴って移動し、物品を、複数の区分先に移載させるように動作する。移動機構は、自動搬送車部の移動に伴って移動し、物品を棚部の区分先に移載可能な高さに自動搬送車部に対して物品移載部を上下方向に移動させる。複数の区分先は、棚部の高さ方向に複数段に規定される。物品移載部は、上方に向けて延出される。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、物品区分システム及び物品区分方法に関する。
例えば、物品区分システムは、平面的に区分先を並べて区分先数を確保することが行われる。
特開2022-144067号公報
本発明が解決しようとする課題は、処理能力を向上させやすい物品区分システム、及び、そのような物品区分システムを用いた物品区分方法を提供することである。
実施形態によれば、物品区分システムは、投入部と、搬送装置と、棚部とを有する。搬送装置は、投入部を通した複数の物品を搬送し得る。棚部は、投入部から離間し、複数の物品が区分される複数の区分先を有する。搬送装置は、自動搬送車部と、物品移載部と、移動機構と、1又は複数のプロセッサとを有する。自動搬送車部は、投入部と棚部の複数の区分先との間を移動する。物品移載部は、自動搬送車部に設けられる。物品移載部は、自動搬送車部の移動に伴って移動し、物品を、複数の区分先に移載させるように動作する。移動機構は、自動搬送車部の移動に伴って移動し、物品を棚部の区分先に移載可能な高さに自動搬送車部に対して物品移載部を上下方向に移動させる。プロセッサは、自動搬送車部、物品移載部、及び、移動機構を制御する。複数の区分先は、棚部の少なくとも高さ方向に複数段に規定される。物品移載部は、上方に向けて延出される。プロセッサは、自動搬送車部を制御し、棚部の複数の区分先のうち、選択された1つに対向する位置に移動させ、区分先に対して物品を移載させるように物品移載部及び移動機構を制御する。
実施形態に係る物品区分システムを示す概略的な右側面図。 図1に示す物品区分システムを示す概略的な上面図。 平面視した最下段の棚板の区分先の概略図。 図3中の符号IVに示す方向から見た棚板の区分先の概略図。 第1実施形態に係る物品区分システムの搬送装置の概略的な右側面図。 図5中の符号VIで示す方向から見た搬送装置の概略図。 図5及び図6に示す搬送装置の第2移載部の概略的な上面図。 図7中の符号VIIIで示す方向から見た搬送装置の第2移載部の概略図。 第1実施形態に係る搬送装置を用いて物品を区分先に区分させるときの動作を説明する概略図。 実施形態に係る物品区分システムの制御系の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る区分制御装置の構成例を示すブロック図。 実施形態に係るソータ制御装置の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る搬送装置用の制御装置の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る搬送装置の構成例を示すブロック図。 第1実施形態に係る搬送装置を用いて物品を区分先に区分させるときの動作を説明する概略図。 第1実施形態に係る物品区分システムの動作例を示すフローチャート。 実施形態に係る区分先情報の構成例を示す図。 第1実施形態に係る物品区分システムの他の動作例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る物品区分システムの搬送装置の第2移載部を示す概略図。 図19に示す第2移載部のパドルの軸方向への移動機構及びパドルの回動機構を示す概略図。 図19に示す第2移載部のパドルの回動動作を示す概略図。 図19に示す第2移載部のパドルを物品の載置部外に位置させた状態を示す概略図。 図19に示す第2移載部のパドルを物品の載置部内に位置させた状態を示す概略図。 第3実施形態に係る物品区分システムの搬送装置の第2移載部を示す概略図。 図24に示す第2移載部の載置面を傾斜させた状態を示す概略図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る物品区分システム100について、図1から図18を用いて説明する。
図1及び図2には、実施形態に係る物品区分システム100を示す。図1は、物品区分システム100の右側面図であり、図2は、物品区分システム100の上面図である。なお、図1及び図2中に示すように、物品区分システム100にXYZ直交座標系を規定する。
なお、図1及び図2に示すように、物品区分システム100の後述する搬送装置7は、適宜の方向を向く。このため、搬送装置7に関するXYZ直交座標系は、説明の簡略化のために用いるが、X軸方向及びY軸方向が適宜に入れ替わり得る。
本実施形態では主に、図1及び図2中の搬送装置7のうち、符号7aで示す位置に移動させた搬送装置を用いて、複数の物品が区分される複数の区分先を有する棚部4の区分先に区分する例について説明する。残りの搬送装置7も、符号7aで示す搬送装置と同様に動き得る。
図1及び図2には、実施形態に係る物品区分システム100の構成例を示す。物品区分システム100は、投入部(インダクション)1、棚部4(区分先)、搬送装置7などを備える。物品区分システム100の投入部1、棚部4、搬送装置7の数に制限はない。
本実施形態では、床面には、4つの投入部1がY軸方向に並べられている。床面には、2つの棚部4がY軸方向に離間して配置されている。また、床面には、8つの搬送装置7が配置されている。
物品区分システム100は、物品の投入部1、棚部4、及び搬送装置7が床面に載置又は固定され、各物品を区分先に区分する。物品区分システム100は、投入部1及び搬送装置7を用いて、棚部4の区分先に物品を移載する。すなわち、物品区分システム100は、投入部1に投入した物品を搬送装置7に載せ替えて、搬送装置7から区分先に移載する。
なお、実施形態に係る物品区分システム100は、物品を投入部1から搬送装置7を介さずに、区分先に移載することを可能としてもよい。
また、物品区分システム100は、投入部1は、投入口2と、ソータ5を有する。投入部1は、物品の投入口2と、投入部1のソータ5との間に、物品を整列させるシンギュレータを有することも好適である。
投入部1は、物品区分システム100に物品を投入する入り口となり、例えば、作業員又はロボットなどから物品の投入を受け付ける。
投入部1の投入口2は、例えばX軸方向に沿って物品を搬送し、ソータ5の後述するエレベータ50に物品を受け渡すコンベアで形成される。
投入部1には、スキャナ3が配置されている。スキャナ3は、物品に添付されているコードを読み取る。コードは、物品を識別するIDをエンコードして得られる。また、スキャナ3は、文字認識処理(OCR(Optical Character Recognition)処理)などによって、物品に添付されているIDの文字列を読み取るものであってもよい。
ここでは、スキャナ3は、物品のコードからIDを読み取る。物品は、IDを読み取ってから、投入口2からエレベータ50に受け渡される。
そして、物品区分システム100は、投入口2、及びソータ5の順に物品を搬送する。
ソータ5は、投入された物品のIDに基づいて、物品を区分する。本実施形態では、ソータ5は、物品をここでは6つの階(複数階)に区別する、上下に動くエレベータ(コンベヤ)50、及び、エレベータ50の6つの階の停止位置にそれぞれ設けられる受け渡しコンベヤ51a-51fを有する。ソータ5は、投入口2で投入され、スキャナ3でスキャンされた物品をエレベータ50を介して、各階の受け渡しコンベヤ51a-51fに搬送する。
エレベータ50は、投入口2、及び、各階の受け渡しコンベヤ51a-51fと同レベルの高さに上下動するとともに、投入口2から各階の受け渡しコンベヤ51a-51fに物品を受け渡すコンベヤとして形成される。
6つの受け渡しコンベヤ51a-51fは、適宜に選択される。6つの受け渡しコンベヤ51a-51fは、例えば、最下段の符号51aで示す1階から、最上段の符号51fで示す6階まで、順番に用いられる。
なお、例えばスキャナ3で物品に添付されているコードを読み取った後、ソータ5を用いず、作業員やロボットを用いて、直接的に、搬送装置7の後述する段部721a-721fに物品を配置してもよい。
なお、6つの受け渡しコンベヤ51a-51fは、以後、例えばこれらのうちのいずれか1つを示すときに代表して符号51として示すことがあり得る。同様に、段部721a-721fは、以後、例えばこれらのうちのいずれか1つを示すときに代表して符号7210として示すことがあり得る。
そして、ソータ5は、受け渡しコンベヤ51a-51fから搬送装置7に物品を1つずつ受け渡す。すなわち、ソータ5は、搬送装置7上に物品を移載する。受け渡しコンベヤ51a-51fは、全ての受け渡しコンベヤ51a-51fに物品が載置された後、搬送装置7に同時期に物品を受け渡してもよく、受け渡しコンベヤ51a-51fに物品が載せられるとすぐに、搬送装置7にその物品を受け渡してもよい。
ソータ5のエレベータ50及び受け渡しコンベヤ51a-51fは、例えばクロスベルトで構成されてもよいし、あるいは、トレイとプッシャーとから構成されてもよいし、他の仕組みであってもよい。ここでは、クロスベルトを備えるソータ5を例として説明する。
なお、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fは、Y軸方向にクロスベルトを並設する構造であってもよい。この場合、各受け渡しコンベヤ51a-51fは、Y軸方向に並べた一方のベルトを動かしてもよく、両方のベルトを動かして、第1移載部721に物品を移載してもよい。
また、受け渡しコンベヤ51a-51fの数は、適宜に設定される。物品区分システム100は、投入部1のエレベータ50の移動距離が長くなると、投入口2から受け渡しコンベヤ51に到達するまでの時間が長くなる。このため、受け渡しコンベヤ51の階数が調整されるとともに、投入部1が例えばY軸方向に並べられ、投入部1の数が調整されることが好適である。
本実施形態では、各棚部4は、ここでは例えば略直方体状に形成される場合を例にするが、棚部4が略直方体でない場合もあり得る。棚部4間は、搬送装置7が棚部4に接触せずに移動可能な大きさに離間する。また、ソータ5と各棚部4との間も同様に、搬送装置7が棚部4及びソータ5に接触せずに移動可能な大きさに離間する。なお、ソータ5と各棚部4との間は、例えば少なくとも2台の搬送装置7がすれ違える大きさに離間することが好適である。
本実施形態では、各棚部4は、例えば8段の棚板4a-4hを有する。棚部4の棚板の数は、ソータ5のエレベータ50及び搬送装置7の後述する段部721a-721fの数よりも多くても少なくてもよいが、多いことが好適である。
本実施形態では、区分先トレイは、例えば上方が開口する略直方体状の箱を用いることができる。区分先トレイとして、例えば上方が開口するとともに、4つの側面の1つが開口する略直方体状の箱を用いることができる。
棚部4の棚板4a-4hは、実際に板状に形成されていてもよく、板状ではなく、図4に示すように、X軸方向に延びるバーやロッド等に区分先トレイが引っ掛けられる構造を有していてもよい。本実施形態では、区分先トレイとなる箱を1対のバーにより、傾けて支持している。すなわち、区分先トレイの向きは、略直方体状の箱の上面の開口の開口方向を棚部4の外側上方に向けるように傾斜させている。このため、各区分先トレイの開口を、物品を出し入れする方向に向けているため、箱に物品を入れやすい。なお、区分先トレイとしての箱の形状や向きは適宜に設定し得る。
図3には、平面視した最下段の棚板4aの区分先の概略図を示す。区分先には、区分先トレイ(トート)が載置されていることが好適である。図4には、図3中の符号IVに示す方向から見た棚板4a-4hの区分先を示す。
図3に示すように、2つの棚部4の一方の棚部4の最下段の棚板4aは、X軸方向に沿う符号1001-1010の列の区分先と、同様にX軸方向に沿う符号1011-1020の列の区分先とを有する。これら符号1001-1010の列の区分先と、同様にX軸方向に沿う符号1011-1020の列の区分先とは、Y軸方向に並べられている。このため、各棚板4a-4hには、10行×2列の区分先トレイ(トート)が支持されている。
図4に示すように、各棚板4a-4hには、Y軸方向に2つの区分先トレイが支持されている。各棚部4は8段あるため、本実施形態の各棚部4は、それぞれ160個の区分先が規定される。したがって、複数の区分先が棚部4の少なくとも高さ方向に複数段に規定される。本実施形態では、高さ方向に加えて、水平方向に多数の区分先が規定されている。なお、棚部4の高さ方向の複数の区分先は、少なくとも3段以上で、増設可能であることが好適である。
各区分先となる区分先トレイには、区分先を区別するため、例えばバーコードやQRコード(登録商標)など、適宜のコードが付されていることが好適である。
なお、本実施形態では、区分先として、区分先トレイを用いる例について説明するが、棚部4の棚板4a-4hの上面を区分先として用いることも好適である。この場合、棚板4a-4hの上面に適宜のコードが付される。
なお、本実施形態では、図1に示す複数の区分先8005,7005,6006,5006に物品を区分するものとする。このような複数の区分先は、棚部4の高さ方向に規定される。
次に、搬送装置7について説明する。図5は、搬送装置7の概略的な右側面図である。図6は、図5中の符号VIで示す方向から見た搬送装置7の概略図である。
搬送装置7は、所定区画内を移動する自動搬送車部(ベース)701と、物品移載部702と、移動機構703とを有する。
自動搬送車部701は、物品移載部702に物品を積載して搬送する自動走行車である。自動搬送車部701は、上側に1又は複数の物品を載置しながら、投入部1と棚部4の複数の区分先との間を移動する。
自動搬送車部701は、センサ77を有する。センサ77は、例えば複数の反射センサである。各反射センサは、自動搬送車部701の周囲に取り付けられる。各反射センサは、例えばレーザ光を照射し、レーザ光を照射してからレーザ光が物体で反射して戻るまでの時間を検出し、検出された時間に基づき物体までの距離を検知し、検知信号を後述するプロセッサ71へ通知する。プロセッサ71は、センサ77からの検知信号に基づき、搬送装置7の走行を制御する制御信号を出力する。例えば、プロセッサ71は、センサ77からの検知信号に基づき、物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。なお、センサ77の一種としてカメラを備え、カメラが、周辺を撮影し撮影画像をプロセッサ71へ出力してもよい。この場合、プロセッサ71は、撮影画像を解析し、棚部4などの物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。
自動搬送車部701の走行方式は、一般的な自動搬送車(Automated Guided Vehicle(AGV))と同じである。搬送装置7の走行方式は、例えば、経路誘導式、QRコード等の画像認識方式、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)誘導式等を適宜に用いることができる。
物品移載部702は、自動搬送車部701の上側に設けられる。物品移載部702は、上方に向けて延出される。物品移載部702は、自動搬送車部701の移動に伴って移動し、物品を例えば1つずつ、複数から選択される区分先に移載させるように動作する。
物品移載部702は、自動搬送車部701の上方に設けられる枠体711と、枠体711に設けられる第1移載部721と、枠体711に設けられる第2移載部722とを有する。
なお、枠体711は、1対の支柱711aと、支柱711a間を連結するバー711bとを有する。1対の支柱711aは、例えば自動搬送車部701の上面から上方に向けて延出される。すなわち、1対の支柱711aの下端は、例えば自動搬送車部701の上面に対して固定されていることが好適である。1対の支柱711aは、例えば天井までの間にさらに支柱711cを連結してもよい。この場合、バー711bの位置は例えば上側に変更し得る。そうすると、第2移載部722のコンベヤ742,744の搬送面の上面、すなわち、第2移載部722の最上端の移動位置を、より天井側に近い上側にすることができる。
枠体711は、略U字状に形成される。枠体711は、自動搬送車部701の上面と協働して、矩形状の枠部を形成する。枠体711の上端の位置は、床面から例えば6m程度又はそれ以上など、適宜の高さに形成される。枠体711は、第1側部712a及び第2側部712bを規定する。第1側部712aは、図5中、枠体711に対して-(マイナス)X軸方向の領域を示し、第2側部712bは、図5中、枠体711に対して+(プラス)X軸方向の領域を示す。
第1移載部721は、自動搬送車部701の上側で第1側部712aに設けられる。第1移載部721は、ソータ5を通して第1移載部721に移載された定形及び/又は不定形の物品を第1移載部721から、投入部1で投入された側とは反対側の第2移載部722に移載する機構を有する。第1移載部721は、上下方向に複数の段部721a-721fを有する。段部721a-721fごとには、物品が少なくとも1つずつ載置され得る。もちろん、段部721a-721fのうち、1又は複数に物品が少なくとも1つずつ載置されなくてもよい。また、段部721a-721fのうち、1又は複数に、第2移載部722に物品を受け渡すために通されなくてもよい。段部721a-721fの数は、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fの階数と同じ数であることが好適である。各段部721a-721fは、自動搬送車部701の上方に延びる枠体711の1対の支柱711aに固定されている。第1移載部721の段部721a-721fは、それぞれ、第1移載部721の段部721a-721fに移載された物品を第2移載部722に移載させる第1移載機構730を有する。第1移載機構730は、駆動部730a(図14参照)を有する。このため、図1及び図2に示す搬送装置7の第1移載部721のように、駆動部730aを制御することにより、受け渡しコンベヤ51a-51fの1つから段部721a-721fの1つで物品が受け渡される。
なお、図5中、上下方向(Z軸方向)に隣接する受け渡しコンベヤ51a-51fの間隔を等距離としたが、これら距離は適宜に設定可能である。この場合、投入部1の受け渡しコンベヤ51a-51fの間隔、エレベータ50の停止位置等も調整される。
第2移載部722は、自動搬送車部701の上側で、枠体711に対して第1側部712aとは反対側の第2側部712bに設けられる。
第2移載部722は、第1移載部721から離れ、複数から選択される区分先に物品を例えば1つずつ移載させる第2移載機構740を有する。図7及び図8に示すように、第2移載機構740は、定形及び/又は不定形の物品を搬送し、物品を第1移載部721から離れた区分先に移載するクロスベルト(コンベヤ)742,744と、ローラ746a,746bとを有する。
クロスベルト742,744は、環状に形成されている帯状の無端ベルトで形成されている。クロスベルト742,744は、それぞれローラ746a,746bが形成されている。クロスベルト742,744は、ローラ746a,746bによって所定の張力で引っ張られた状態で支持されている。
クロスベルト742,744は、ローラ746a,746bの少なくとも一方を駆動部748(図14参照)で駆動させることによって回転する。各ベルト742,744は、搬送方向に沿って、大きさに応じて、例えば2つの物品を載置可能な大きさであるとする。
並設された2つのベルト742,744は、図示しないギヤにより、それぞれ同一方向の2方向に物品を搬送するように駆動可能であり、また、個別に駆動可能である。例えば、クロスベルト742の上面(搬送面)が図7及び図8中の+X軸方向に移動している場合、クロスベルト744の上面(搬送面)は停止、又は、+X軸方向に移動する。同様に、例えば、クロスベルト744の上面(搬送面)が図7及び図8中の+X軸方向に移動している場合、クロスベルト742の上面(搬送面)は停止、又は、+X軸方向に移動する。例えば、クロスベルト742の上面(搬送面)が図7及び図8中の-X軸方向に移動している場合、クロスベルト744の上面(搬送面)は停止、又は、-X軸方向に移動する。同様に、例えば、クロスベルト744の上面(搬送面)が図7及び図8中の-X軸方向に移動している場合、クロスベルト742の上面(搬送面)は停止、又は、-X軸方向に移動する。
本実施形態に係る第2移載部722では、2つのクロスベルト742,744を用いて4つの物品P1-P4を載置可能であり、また、2つのクロスベルト742,744を跨ぐように載置させ、比較的大きな1つ又は複数の物品を載置可能である。そして、本実施形態に係る第2移載部722では、1つから4つの物品を載置可能であり、受け渡し可能である。
図5及び図6に示すように、第2移載部722は、所定範囲内を上下方向の回転軸Rの軸回りを回動可能な回転機構750を有する。回転機構750は、駆動部750a(図14参照)を有する。このため、図2に示す搬送装置7aの第2移載部722のように、回転機構750の駆動部750aを制御することにより、棚部4の複数から選択される区分先に向けて、第2移載部722の排出端722aが向けられる。このように、第2移載部722は、自動搬送車部701を回転させずに、クロスベルト742,744の搬送方向を、棚部4の区分先の物品の出し入れ方向と一致させることができる。
第2移載部722には、駆動部703a(図14参照)の駆動により、1対の枠体711の1対の支柱711aに沿って上下動する移動機構703が設けられる。移動機構703は、自動搬送車部701の移動に伴って移動する。移動機構703は、自動搬送車部701に対して棚部4の複数から選択される区分先に物品を例えば1つずつ移載可能な高さに物品移載部702を上下方向に移動させる、高さ調整機構として用いられる。
第2移載部722を上下動させる移動機構703は、自動搬送車部701の上面から突出する軸部を伸縮させる機構を用いても、回転運動を直線運動に変換する機構を用いてもよく、例えばエレベータに用いる機構と同様の機構を用いてもよい。ここでは、移動機構703として、枠体711の1対の支柱711aに設けられ、例えばエレベータに用いる機構と同様の機構が設けられて、第2移載部722を上下動させるものとする。
図9に示すように、第2移載部722は、棚部4の最上段(8段目)の棚板4hに載置される区分先トレイの開口を通して物品を移載し得る位置に上昇し得る。また、第2移載部722は、棚部4の最下段(1段目)の区分先トレイの開口を通して物品を移載し得る位置に降下し得る。したがって、第2移載部722は、棚部4の最上段(8段目)の区分先トレイと最下段(1段目)の区分先トレイとの間の適宜の棚板4a-4hの区分先トレイに対して、第2移載部722に載置される物品を移載可能である。
なお、搬送装置7は、ソータ5から物品を受領可能な位置に待機する。搬送装置7は、例えば複数段部721a-721fを有する第1移載部721にそれぞれ物品を受領すると、棚板4a-4hの選択される区分先に物品を移載可能な位置に移動する。当該位置に移動すると、搬送装置7は、物品を区分先に例えば1つずつ移載する。
搬送装置7は、棚部4の複数から選択される区分先の情報を取得する、センサ760を有する。センサ760は、棚部4に例えば添付されているコードや文字列を読み取るスキャナとして機能する。センサ760は、例えば第2移載部722の回転機構750に設けられる。センサ760は、第2移載部722の回転機構750の上下軸Rの軸回りの回転により排出端722aと同じ方向を向くように回転することが好適である。
本実施形態に係る搬送装置7は、通常、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fの1つから第1移載部721を経由して、第2移載部722に物品が受け渡される。第1移載部721を用いずに、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fから直接的に、第2移載部722に物品が受け渡されることも好適である。この場合、第2移載部722がソータ5に隣接し、第1移載部721が第2移載部722よりもソータ5に離間する。
次に、物品区分システム100の制御系について説明する。
図10は、物品区分システム100の制御系の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、物品区分システム100は、投入口2、スキャナ3、ソータ5、上位装置6、搬送装置7、区分制御装置10、ソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30などを備える。
区分制御装置10(情報処理装置)は、投入口2、スキャナ3、上位装置6、ソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30に接続する。また、ソータ制御装置20は、ソータ5に接続する。また、搬送装置7用の制御装置30は、搬送装置7に接続する。
上位装置(外部装置)6は、物品と物品の区分先(行先)とを示す区分先情報を区分制御装置10に送信する。上位装置6による区分先情報については、後述する。
たとえば、上位装置6は、WMS(Warehouse Management System)である。たとえば、上位装置6は、PCなどから構成される。
区分制御装置10は、上位装置6からの区分先情報に従って、ソータ5及び搬送装置7を制御する。区分制御装置10は、ソータ制御装置20を通じてソータ5を制御する。また、区分制御装置10は、搬送装置7用の制御装置30を通じて搬送装置7を制御する。たとえば、区分制御装置10は、WES(Warehouse Execution System)である。区分制御装置10については、後述する。
ソータ制御装置20は、区分制御装置10からの制御信号に従ってソータ5を制御する。ソータ制御装置20は、ソータ5のコントローラとして機能する。たとえば、ソータ制御装置20は、WCS(Warehouse Control System)である。ソータ制御装置20については、後述する。
搬送装置7用の制御装置30は、区分制御装置10からの制御信号に従って搬送装置7を制御する。搬送装置7用の制御装置30は、搬送装置7のコントローラとして機能する。たとえば、搬送装置7用の制御装置30は、WCSである。搬送装置7用の制御装置30については、後述する。
なお、物品区分システム100は、図1及び図2に示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、物品区分システム100から特定の構成が除外されたりしてもよい。
次に、区分制御装置10について説明する。図11は、区分制御装置10の構成例を示すブロック図である。
図11に示すように、区分制御装置10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16及び表示部17などを備える。プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16及び表示部17と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、区分制御装置10は、図11に示すような構成の他に、必要に応じた構成を具備したり、区分制御装置10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ11は、区分制御装置10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、区分制御装置10の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、区分制御装置10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
通信部15は、投入口2、スキャナ3、上位装置6、ソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部15は、ネットワークを通じてスキャナ3、上位装置6、ソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30などとデータを送受信するためのインターフェースである。通信部15は、ソータ制御装置20を介してソータ5に接続する。また、通信部15は、搬送装置7用の制御装置30を介して搬送装置7に接続する。たとえば、通信部15は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートするインターフェースである。
通信部15は、ソータ5及び搬送装置7を制御するためのインターフェースとして機能する。
なお、通信部15は、投入口2と通信するためのインターフェース、スキャナ3と通信するためのインターフェース、上位装置6と通信するためのインターフェース、ソータ制御装置20と通信するためのインターフェース及び搬送装置7用の制御装置30と通信するためのインターフェースから構成されるものであってもよい。
操作部16は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部16は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。操作部16は、タッチパネルから構成されてもよい。
表示部17は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部17は、液晶モニタから構成される。操作部16がタッチパネルから構成される場合、表示部17は、操作部16と一体的に形成されてもよい。
次に、ソータ制御装置20について説明する。図12は、ソータ制御装置20の構成例を示すブロック図である。
図12に示すように、ソータ制御装置20は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、NVM24、通信部25、ソータインターフェース26、操作部27及び表示部28などを備える。プロセッサ21と、ROM22、RAM23、NVM24、ソータインターフェース26、通信部25、操作部27及び表示部28と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、ソータ制御装置20は、図12に示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、ソータ制御装置20から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ21は、ソータ制御装置20全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ21は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ21は、内部メモリ、ROM22又はNVM24が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ21がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM22は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、ソータ制御装置20の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、プロセッサ21の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM23は、プロセッサ21からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM23は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM24は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM24は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM24は、ソータ制御装置20の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
通信部25は、区分制御装置10などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部25は、ネットワークを通じて区分制御装置10などとデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、通信部25は、有線又は無線のLAN接続をサポートするインターフェースである。
ソータインターフェース26は、ソータ5と通信するためのインターフェースである。
操作部27は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部27は、入力された操作を示す信号をプロセッサ21へ送信する。操作部27は、タッチパネルから構成されてもよい。
表示部28は、プロセッサ21からの画像データを表示する。たとえば、表示部28は、液晶モニタから構成される。操作部27がタッチパネルから構成される場合、表示部28は、操作部27と一体的に形成されてもよい。
なお、通信部25とソータインターフェース26とは、一体的に形成されるものであってもよい。
プロセッサ21は、区分制御装置10からの制御信号に従ってソータ5を制御する。たとえば、プロセッサ21は、ソータ5に、所定の物品を、選択された所定の受け渡しコンベヤ51a-51fの1つに区分させる。たとえば、プロセッサ21は、エレベータ50を上下動させ、エレベータ50に載置された当該物品が当該受け渡しコンベヤ51a-51fの1つに到達するタイミングでエレベータ50のコンベヤを動作させ、エレベータ50から当該物品を当該受け渡しコンベヤ51a-51fの1つに受け渡す。
次に、搬送装置7用の制御装置30について説明する。図13は、搬送装置7用の制御装置30の構成例を示すブロック図である。図13に示すように、搬送装置7用の制御装置30は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、NVM34、通信部35、搬送装置インターフェース36、操作部37及び表示部38などを備える。プロセッサ31と、ROM32、RAM33、NVM34、搬送装置インターフェース36、通信部35、操作部37及び表示部38と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、搬送装置7用の制御装置30は、図13に示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、搬送装置7用の制御装置30から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ31は、搬送装置7用の制御装置30全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ31は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ31は、内部メモリ、ROM32又はNVM34が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
なお、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ31は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM32は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM32に記憶される制御プログラム及び制御データは、搬送装置7用の制御装置30の仕様に応じて予め組み込まれる。
RAM33は、揮発性のメモリである。RAM33は、プロセッサ31の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM33は、プロセッサ31からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM33は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM34は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM34は、たとえば、HDD、SSD又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM34は、搬送装置7用の制御装置30の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
通信部35は、区分制御装置10などと通信するためのインターフェースである。たとえば、通信部35は、ネットワークを通じて区分制御装置10などとデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、通信部35は、有線又は無線のLAN接続をサポートするインターフェースである。
搬送装置インターフェース36は、搬送装置7と通信するためのインターフェースである。搬送装置インターフェース36は、無線で搬送装置7に接続する。たとえば、搬送装置インターフェース36は、無線LAN接続をサポートするものであってもよい。
操作部37は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部37は、入力された操作を示す信号をプロセッサ31へ送信する。操作部37は、タッチパネルから構成されてもよい。
表示部38は、プロセッサ31からの画像データを表示する。たとえば、表示部38は、液晶モニタから構成される。操作部37がタッチパネルから構成される場合、表示部38は、操作部37と一体的に形成されてもよい。
なお、通信部35と搬送装置インターフェース36とは、一体的に形成されるものであってもよい。
プロセッサ31は、区分制御装置10からの制御信号に従って搬送装置7を制御する。たとえば、プロセッサ31は、搬送装置7を、投入部1の物品の受領位置に移動させる。また、プロセッサ31は、搬送装置7に、物品を積載するように動作させる。また、プロセッサ31は、搬送装置7に、区分先に物品を移載させる。
次に、搬送装置7の制御系について説明する。図14は、搬送装置7の構成例を示すブロック図である。搬送装置7の制御系は、プロセッサ71、ROM72、RAM73、NVM74、通信部75、駆動部76、センサ77、バッテリー78、充電機構79、及びタイヤ70などを備える。搬送装置7の制御系は、さらに、駆動部703a,730a,748,750a及びセンサ760を有する。
なお、搬送装置7は、図14に示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、搬送装置7から特定の構成が除外されたりしてもよい。
プロセッサ71は、搬送装置7の動作を制御する機能を有する。プロセッサ71は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ71は、内部メモリ、ROM72又はNVM74が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
たとえば、プロセッサ71は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、プロセッサ71は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウエアにより実現されてもよい。
ROM72は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する。また、ROM72は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。RAM73は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM73は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアなどとして利用される。
NVM74は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、上記のプログラムを記憶する場合もある。また、NVM74は、プロセッサ71が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ71での処理によって生成されたデータ又は各種の設定値などを保存する。
通信部75は、無線LANアクセスポイントなどを通じて搬送装置7用の制御装置30などとデータを送受信するインターフェースである。たとえば、通信部75は、無線LAN接続をサポートする。
駆動部76は、モータ等であり、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転又は停止する。モータの動力は、自動搬送車部701を移動させるタイヤ70に伝達され、操舵機構(図示せず)に伝達される。このようなモータからの動力により、搬送装置7は、目的位置へ移動する。
プロセッサ71は、自動搬送車部701のセンサ77からの検知信号に基づき、物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。なお、センサ77以外に、カメラを備え、カメラが、周辺を撮影し撮影画像をプロセッサ71へ出力してもよい。この場合、プロセッサ71は、撮影画像を解析し、物体への衝突を回避する減速又は停止等の制御信号を出力する。
バッテリー78は、駆動部76等に必要な電力を供給する。充電機構79は、充電ステーションとバッテリー78とを接続する機構であり、バッテリー78は、充電機構79を介して充電ステーションなどから供給される電力により充電される。
また、搬送装置7は、第1移載部721用の駆動部730a、第2移載部722用の駆動部748及び、回転機構750用の駆動部750a、移動機構703用の駆動部703aを有する。これら駆動部703a,730a,748,750aは、モータ等であり、プロセッサ71から出力される駆動信号に基づきモータを回転又は停止する。
移動機構703の駆動部703aは、第2移載部722を上下方向に移動/停止させる。
第1移載部721の駆動部730a、第2移載部722の駆動部748が駆動されると、それぞれベルトコンベアのベルトが動作する。このうち、第1移載部721の駆動部730aは、6つの段部721a-721fをギヤにより一緒に、又は、個別に、動作/停止させる。第2移載部722の駆動部748は、例えば2つのベルト742,744があれば、2つのベルトをギヤにより一緒に、又は、個別に、動作/停止させる。
回転機構750の駆動部750aは、第2移載部722を適宜の向きに回転させる。
プロセッサ71は、搬送装置7の移動、すなわち、自動搬送車部701の加速、減速、停止、方向転換、及び、搬送装置7の第1移載部721、第2移載部722、移動機構703、回転機構750の動作に必要な演算及び制御などの処理を行う。プロセッサ71は、搬送装置7用の制御装置30などからの制御信号に基づき、ROM72又はNVM74等に記憶されたプログラムを実行することにより、駆動信号を生成し各部に出力する。
たとえば、搬送装置7用の制御装置30は、搬送装置7で図1に示す投入部1に対向する物品の受領位置へ移動させる制御信号を送信する。また、搬送装置7用の制御装置30は、搬送装置7を区分先に移動させる制御信号を送信する。また、搬送装置7用の制御装置30は、第1移載部721、第2移載部722、移動機構703を動作させる制御信号を送信する。
搬送装置7のプロセッサ71は、搬送装置7用の制御装置30から送信される制御信号に応じた駆動信号を出力する。これにより、搬送装置7は、現在位置から物品を受け取る受領位置へ移動する。搬送装置7は、受領位置においてソータ5から複数の物品を受領すると、複数の物品を積載した状態で移載位置まで移動する。搬送装置7は、移載位置において物品を選択された区分先にそれぞれ例えば1つずつ移載する。
次に、区分制御装置10が実現する機能について説明する。図15は、説明の簡略化のため、区分先として、4つの物品を順に、符号8005,7005,6006,5006の位置に区分されるとする例である。なお、図15中、搬送装置7a(図1及び図2参照)の自動搬送車部701、枠体711及び第1移載部721の図示を省略し、第2移載部722及び棚部4の棚板4e-4hとの関係を示す。また、図15中の第2移載部722の排出端722aは、回転機構750の駆動部750aを制御して、棚部4の区分先に対向するように、Y軸方向に向けられている。図9は、図15に示す処理における第2移載部722の高さ位置での動きを示す概略図である。
なお、ここでは、説明の簡略化のため、区分制御装置10のプロセッサ11(図11参照)が、ソータ制御装置20(図12参照)、搬送装置7用の制御装置30(図13参照)、搬送装置7(図14参照)を制御するものとして説明する。プロセッサ11は、自動搬送車部701を制御し、棚部4の複数の区分先のうち、選択された1つに対向する位置に移動させ、区分先に対して物品を例えば1つずつ又は複数個同時に移載させるように物品移載部702及び移動機構703を制御する。
ここではまず、ソータ5から直接的に、4つの物品が搬送装置7の第2移載部722に載置され、第2移載部722から棚部4の区分先に物品が移載される例について図16に示すフローチャートを用いて説明する。このとき、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fに対して、図示しないが、搬送装置7の第2移載部722が隣接し、第1移載部721が第2移載部722よりも離隔するものとする。すなわち、搬送装置7の第2移載部722をソータ5に対向させ、第1移載部721をソータ5に離隔させた状態で、1つの搬送装置7を待機させる。このとき、X軸方向に沿って、投入部1の投入口2、ソータ5のエレベータ50、受け渡しコンベヤ51a-51f、第2移載部722、第1移載部721が配置される。なお、第1移載部721は存在していなくてもよい。また、受け渡しコンベヤ51a-51fは、Y軸方向に2つのベルトが並べられ、第2移載部722のベルト742,744に物品を分けて載置するものとする。
区分制御装置10が実現する機能は、プロセッサ11が内部メモリ、ROM12又はNVM14などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
まず、プロセッサ11は、通信部15を通じて区分先情報8005,7005,6006,5006を上位装置6から受信する(ステップST1)。プロセッサ11は、通信部15を通じて区分先情報を要求するリクエストを上位装置6に送信してもよい。
前述の通り、区分先情報は、物品の区分先を示す。本実施形態では、1つの物品に対して1つの区分先の区分先トレイが選択される。
図17は、区分先情報の構成例を示す。図17に示すように、区分先情報は、「ID」及び「区分先」を対応付けたレコードを格納する。「ID」は、区分の対象となる物品を特定する識別子である。ここでは、「ID」は、数値である。「区分先」は、対応する物品の区分先である。「区分先」は、棚部4のトレイ(区分容器)に対応する。即ち、「区分先」は、区分制御装置10のプロセッサ11が物品を移載する区分容器を特定することができる情報である。たとえば、「区分先」は、区分先トレイを特定する識別子である。また、「区分先」は、住所(又は住所の一部)であってもよい。
なお、区分先情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
ここでは、投入部1には、区分の対象となる物品が投入されているものとする。
プロセッサ11は、投入部1に投入された物品のIDを、バーコードリーダ等のスキャナ3を用いて読み取る(ステップST2)。
なお、プロセッサ11は、スキャナ3から物品のIDを取得するものであってもよい。また、プロセッサ11は、スキャナ3からの画像を取得し、当該画像に写るコードをデコードしてIDを取得するものであってもよい。
プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを制御して第2移載部722を上下動させて例えば最下部の受け渡しコンベヤ51aと第2移載部722のベルト742,744との高さを合わせる。そして、プロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51aの駆動部及び第2移載部722の駆動部748を制御して、第2移載部722のクロスベルト742,744の一方のベルト744上に物品P1を移載させる。このとき、物品P1は、Y軸方向に隣接するベルト742,744のうち、一方のベルト744のX軸方向の中央よりも、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a側に配置されている。このように、プロセッサ11は、第2移載部722の指定位置に物品を載置する(ステップST3)。
プロセッサ11は、例えば所定数(ここでは4つ)の物品P1-P4(図15参照)が第2移載部722に適切に載置されていない(ステップST4-No)、と出力すると、次に投入部1に投入される物品P2のIDを取得し(ステップST2)、その物品P2を第2移載部722に載置させる。
プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを制御して第2移載部722を上下動させて例えば下から2段目の受け渡しコンベヤ51bとベルト742,744の高さを合わせる。そして、プロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51b及び第2移載部722の駆動部748を制御して、一方のベルト744上に物品P2を移載させる。このとき、物品P2は、ベルト744のうち、X軸方向の中央よりも、ソータ5の受け渡しコンベヤ51b側に配置されている。このため、一方のベルト744には、X軸方向の中央を挟んで、2つの物品P1,P2が載置されている。このように、プロセッサ11は、第2移載部722のベルト744の指定位置に例えば2つの物品P1,P2を載置する(ステップST3)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品P1-P4(図15参照)が第2移載部722に適切に載置されていない(ステップST4-No)、と出力すると、次に投入部1に投入される物品P3のIDを取得し(ステップST2)、その物品P3を第2移載部722に載置させる。
プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを制御して第2移載部722を上下動させて例えば下から3段目の受け渡しコンベヤ51cと第2移載部722のベルト742,744との高さを合わせる。そして、プロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51c及び第2移載部722の駆動部748を制御して、他方のベルト742上に物品P3を移載させる。このとき、物品P3は、Y軸方向に隣接するベルト742,744のうち、他方のベルト742のX軸方向の中央よりも、ソータ5の受け渡しコンベヤ51c側に配置されている。このように、プロセッサ11は、第2移載部722の指定位置に物品P3を載置する(ステップST3)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品P1-P4(図15参照)が第2移載部722に適切に載置されていない(ステップST4-No)、と出力すると、次に投入部1に投入される物品P4のIDを取得し(ステップST2)、その物品P4を第2移載部722に載置させる。
プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを制御して第2移載部722を上下動させて例えば下から4段目の受け渡しコンベヤ51dとベルト742,744の高さを合わせる。そして、プロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51d及び第2移載部722の駆動部748を制御して、他方のベルト742上に物品P4を移載させる。このとき、物品P4は、ベルト742のうち、X軸方向の中央よりも、ソータ5の受け渡しコンベヤ51d側に配置されている。このため、他方のベルト742には、X軸方向の中央を挟んで、2つの物品P3,P4が載置されている。このように、プロセッサ11は、第2移載部722のベルト742の指定位置に例えば2つの物品P3,P4を載置する(ステップST3)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品が第2移載部722に適切に載置された(ステップST4-Yes)、と出力すると、次の処理(ステップST5)を行う。
なお、ここでは、4つの物品P1-P4が水平な状態で、互いに離間して第2移載部722に載置されている。
搬送装置7上の第2移載部722に例えば4つの物品が積載されると、プロセッサ11は、通信部15を通じて、当該区分先に物品P1-P4を例えば1つずつ移載させる制御信号を搬送装置7用の制御装置30に送信する。
プロセッサ11は、区分先情報を参照して、取得されたIDに対応する「区分先」を取得する。「区分先」を取得すると、プロセッサ11は、「区分先」に対応する区分先トレイを特定する。即ち、プロセッサ11は、各物品P1-P4を移載する区分先トレイを特定する。そして、プロセッサ11は、第2移載部722に載せられた4つの物品P1-P4のIDに基づいて特定した4つの区分先トレイにそれぞれ例えば1つずつ物品を移載するのに最適な経路を算出し、搬送装置7を移動させる。すなわち、プロセッサ11は、第2移載部722に載せられた4つの物品P1-P4のIDに基づいて区分先トレイをそれぞれ特定し、搬送装置7をその区分先トレイに例えば1つずつ物品を移載するのに最適な経路を算出し、搬送装置7を移動させる(ステップST5)。
搬送装置7用の制御装置30のプロセッサ31を制御するプロセッサ11は、当該制御信号に従って、自動搬送車部701の駆動部76を制御し、当該搬送装置7の第2移載部722を棚部4の選択された当該区分先トレイの移載位置の前に移動させる。ここでの移載位置の前とは、区分先の正面に第2移載部722が対向する位置をいう。ここでは、上述したように、区分先として、4つの物品P1-P4を順に、符号8005,7005,6006,5006の位置に区分されるとする。このため、搬送装置7用の制御装置30のプロセッサ31を制御するプロセッサ11は、当該制御信号に従って、搬送装置7aの第2移載部722を符号8005,7005,6006,5006の位置に物品を出し入れする方向に配置する。なお、プロセッサ11は、必要に応じて、回転機構750の駆動部750aを制御し、第2移載部722の排出端722aを、符号8005,7005,6006,5006に向ける。ここでは、ベルト742,744の搬送方向がX軸方向からY軸方向に変更される。
そして、搬送装置7用の制御装置30のプロセッサ31を制御するプロセッサ11は、当該制御信号に従って、符号8005,7005,6006,5006で示す区分先に移載したい物品P1-P4を、区分先のトレイ開口の下端の上側に配置するべく、移動機構703の駆動部703aを制御し、第2移載部722を枠体711の1対の支柱711aに沿って上下動させる。
ここでは、例えば、本実施形態に係る物品区分システム100は、4つの物品P1-P4を、8段目の区分先トレイから7段目、6段目、5段目と順に1つずつ移載し得るものとする。
まず、プロセッサ11は、例えば図15中の物品P1を符号8005で示す区分先トレイに移載させる。このとき、図9に示すように、プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを駆動して、第2移載部722のベルト744の排出端722aを、区分先トレイ8005に隣接させる(ステップST6)。また、必要に応じて、自動搬送車部701の駆動部76を制御する。このとき、第2移載部722のベルト744の排出端722aの高さは、区分先トレイ8005の開口の高さと同じかそれよりも僅かに高い位置に設定する。第2移載部722のベルト744の排出端722aと区分先トレイ8005の開口との間の距離(棚部4に対して物品を出し入れする方向(Y軸方向)の距離)は、物品の大きさに比べて小さく設定される。この距離は、物品が確実に区分先トレイ8005の開口を通して移載可能な距離であればよい。
プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ8005と同じか否か判断する。同じである場合、プロセッサ11は、第2移載部722の駆動部748を駆動させて、ベルト744を動作させて、物品P1を区分先トレイ8005に移載する(ステップST7)。プロセッサ11は、センサ760を用いて、選択した区分先トレイ8005に物品P1が移載されたか否か出力する。
なお、プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ8005と異なると出力した場合、正しい区分先トレイを探すため、搬送装置7aを移動させる。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品の残りの物品P2-P4がそれぞれ選択された区分先トレイ7005,6006,5006に適切に載置されていない(ステップST8-No)、と出力すると、プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを駆動させて、第2移載部722のベルト744の排出端722aを、次に移載する物品P2の区分先トレイ7005に隣接させる(ステップST6)。このとき、第2移載部722のベルト744の排出端722aの高さは、区分先トレイ7005の開口の高さと同じかそれよりも僅かに高い位置に設定する。
プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ7005と同じか否か判断する。同じである場合、プロセッサ11は、第2移載部722の駆動部748を駆動させて、ベルト744を動作させて、物品P2を区分先トレイ7005に移載する(ステップST7)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の残りの物品P3-P4がそれぞれ選択された区分先トレイ6006,5006に適切に載置されていない(ステップST8-No)、と出力すると、プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを駆動させて、第2移載部722のベルト742の排出端722aを、次に移載する物品P3の区分先トレイ6006に隣接させる(ステップST6)。このとき、第2移載部722のベルト742の排出端722aの高さは、区分先トレイ6006の開口の高さと同じかそれよりも僅かに高い位置に設定する。
プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ6006と同じか否か判断する。同じである場合、プロセッサ11は、第2移載部722の駆動部748を駆動させて、ベルト742を動作させて、物品P3を区分先トレイ6006に移載する(ステップST7)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の残りの物品P4がそれぞれ選択された区分先トレイ5006に適切に載置されていない(ステップST8-No)、と出力すると、プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを駆動させて、第2移載部722のベルト742の排出端722aを、次に移載する物品P4の区分先トレイ5006に隣接させる(ステップST6)。このとき、第2移載部722のベルト742の排出端722aの高さは、区分先トレイ5006の開口の高さと同じかそれよりも僅かに高い位置に設定する。
プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ5006と同じか否か判断する。同じである場合、プロセッサ11は、第2移載部722の駆動部748を駆動させて、ベルト742を動作させて、物品P4を区分先トレイ5006に移載する(ステップST7)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品P1-P4がそれぞれ選択された区分先トレイ8005,7005,6006,5006に適切に載置された(ステップST8-Yes)、と出力すると、プロセッサ11は、搬送装置7aの自動搬送車部701を制御し、搬送装置7aを投入部1のソータ5に向けて移動させる(ステップST9)。このとき、プロセッサ11は、第2移載部722の移動機構703の駆動部703aを駆動させて第2移載部722を降下させるとともに、回転機構750の駆動部750aを駆動させて、ベルト742,744の搬送方向をX軸方向に向ける。
そして、プロセッサ11は、再び、上位装置6から区分先情報を取得し、投入部1に投入される物品をそれぞれ選択させる区分先トレイにそれぞれ1つずつ区分する。
ここでは、プロセッサ11は、搬送装置7aの第2移載部722を上から下に動かしながら、物品を区分先に区分する例について説明した。搬送装置7aの第2移載部722を例えば上から下に動かすとともに、各棚板4a-4hの長手方向(X軸方向)に搬送装置7を動かすように、区分先が決められていることもあり得る。この場合、プロセッサ11は、搬送装置7aを床面に対して動かすとともに、第2移載部722を移動機構703により上下動させて、選択された区分先に物品を区分する。
ここでは、物品区分システム100は、4つの物品P1-P4を、8段目の区分先トレイから7段目、6段目、5段目と順に1つずつ移載する例について説明した。反対に、物品区分システム100は、4つの物品P1-P4を、5段目の区分先トレイから6段目、7段目、8段目と順に1つずつ移載するようにしてもよい。
なお、本実施形態での物品区分システム100のソータ5、搬送装置7の第1移載部721及び第2移載部722では、例えばベルトコンベヤに物品を載置して搬送する。このため、本実施形態での物品区分システム100のソータ5、搬送装置7の第1移載部721及び第2移載部722では、例えば直方体状の段ボール箱など、定形の複数の物品を処理することも可能であり、いわゆるチャイナパケットと称される不定形の複数の物品を処理することも可能であり、また、定形、不定形が混在した複数の物品をそれぞれ1つずつ処理することも可能である。
次に、ソータ5から搬送装置7の段部721a-721fを介して、物品が搬送装置7の第2移載部722に載置され、第2移載部722から棚部4の区分先に物品が移載される例について図18に示すフローチャートを用いて説明する。このとき、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51fに対して、搬送装置7の第1移載部721が隣接するものとする。すなわち、搬送装置7の第1移載部721をソータ5に対向させ、第2移載部722をソータ5に離隔させた状態で、1つの搬送装置7を待機させる。このとき、X軸方向に沿って、ソータ5の投入口2、エレベータ50、受け渡しコンベヤ51a-51f、第1移載部721、第2移載部722が配置される。また、受け渡しコンベヤ51a-51fは、Y軸方向に2つのベルトが並べられ、第2移載部722のベルト742,744に物品を分けて載置するものとする。
なお、上述した説明と同一の部分については適宜に説明を省略する。
まず、プロセッサ11は、通信部15を通じて区分先情報を上位装置6から受信する(ステップST1)。
プロセッサ11は、投入部1に投入された物品のIDを、バーコードリーダ等のスキャナ3を用いて読み取る(ステップST2)。
プロセッサ11は、投入部1において、読み取った物品のIDに基づいて、第2移載部722の指定位置に移載する物品を特定する(ステップST21)。このとき、プロセッサ11は、搬送装置7を棚部4に向かって移動させる前に、予め第2移載部722に移載する例えば4つの物品を特定する。なお、プロセッサ11は、ソータ5の6つの受け渡しコンベヤ51a-51fにそれぞれ物品を載置した後、第2移載部722の指定位置に移載する物品を特定してもよい。
たとえば、プロセッサ11は、通信部15を通じて、第1移載部721の段部721a-721fに対応する受け渡しコンベヤ51a-51fを駆動させる制御信号をソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30に送信する。
プロセッサ11は、通信部15を通じて、ソータ5の受け渡しコンベヤ51a-51f上の物品を同じ高さの段部721a-721fに受け渡す制御信号をソータ制御装置20及び搬送装置7用の制御装置30に送信する。
ソータ制御装置20のプロセッサ21を制御するプロセッサ11は、当該制御信号に従って、受け渡しコンベヤ51a-51fの1つに載置された物品を段部721a-721fの1つで同じ程度の高さの当該段部に投入する。搬送装置7用の制御装置30のプロセッサ31を制御するプロセッサ11は、当該制御信号に従って、受け渡しコンベヤ51a-51fの1つに載置された物品を段部721a-721fのうち同じ高さ段部で受け取るように、その段部の駆動部730aを駆動させる。たとえば、プロセッサ21を制御するプロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51a-51f上の物品が当該段部721a-721fに到達したタイミングで、物品を当該段部721a-721fに投入する。物品は、当該段部721a-721fの1つに載置され、すなわち、搬送装置7上の第1移載部721に積載される。
そして、プロセッサ11は、第2移載部722の指定位置に物品を載置する(ステップST3)。ここでは、プロセッサ11は、受け渡しコンベヤ51a-51fのいずれかから、第1移載部721の同じ程度の高さの段部をそれぞれ介して、第2移載部722に4つの物品を順次移載する。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品が第2移載部722に適切に載置されている(ステップST4-Yes)と出力すると、ソータ5の残りの受け渡しコンベヤ51a-51fの1つ又は複数から、第1移載部721にそれぞれ物品を移載する(ステップST41)。
プロセッサ11は、第1移載部721の段部721a-721fの1つに1つの物品が載置され、残りの、物品を第1移載部721の段部721a-721fのうち載置すべき段部に物品が載置されていない(ステップST42-No)、と出力すると、残りの受け渡しコンベヤ51から、第1移載部721に物品を移載する(ステップST41)。
このようにして、プロセッサ11は、ソータ5から順次、第1移載部721に物品を移載する。このため、例えば、例えば4つの物品が第2移載部722に載置され、2つの物品が第1移載部721に載置される。なお、第2移載部722に例えば1つの物品が載置されることに伴って、第1移載部721の段部7210に1つの物品が載置されてもよい。このため、搬送装置7は、第2移載部722に4つ、第1移載部721に6つの計10個の物品を載置することができる。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品が第2移載部722に適切に載置され、第1移載部721に6つの物品が載置されたと出力すると、次の処理(ステップST5)を行う。
プロセッサ11は、区分先情報を参照して、取得されたIDに対応する「区分先」を取得する。「区分先」を取得すると、プロセッサ11は、「区分先」に対応する区分先トレイを特定する。即ち、プロセッサ11は、各物品を移載する区分先トレイを特定する。そして、プロセッサ11は、第2移載部722に載せられた4つの物品のIDに基づいて特定した4つの区分先トレイにそれぞれ物品を移載するのに最適な経路を算出し、搬送装置7を移動させる。すなわち、プロセッサ11は、第2移載部722に載せられた4つの物品のIDに基づいて区分先トレイをそれぞれ特定し、搬送装置7をその区分先トレイに物品を移載するのに最適な経路を算出し、搬送装置7を移動させる(ステップST5)。
そして、プロセッサ11は、搬送装置7を移動させ、棚部4の4つの物品P1-P4の1つの物品の区分先トレイに対向する位置に、移動させる。また、、ここでは、上述したように、区分先として、4つの物品P1-P4を順に、符号8005,7005,6006,5006の位置に区分するものとする。
まず、プロセッサ11は、例えば図15中の物品P1を符号8005で示す区分先トレイに移載させる。このとき、プロセッサ11は、移動機構703を駆動して、第2移載部722のベルト744の排出端722aを、区分先トレイ8005に隣接させる(ステップST6)。このとき、第2移載部722のベルト744の排出端722aの高さは、区分先トレイ8005の開口の高さと同じかそれよりも僅かに高い位置に設定する。
プロセッサ11は、センサ760を用いて、区分先トレイが、選択した区分先トレイ8005と同じか否か判断する。同じである場合、プロセッサ11は、第2移載部722の駆動部748を駆動して、ベルト744を動作させて、物品P1を区分先トレイ8005に移載する(ステップST7)。
プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の残りの物品P2-P4がそれぞれ選択された区分先トレイに適切に載置されていない(ステップST8-No)、と出力すると、プロセッサ11は、移動機構703の駆動部703aを駆動させて、第2移載部722のベルト744の排出端722aを、次に移載する物品P2の区分先トレイ7005に隣接させる(ステップST6)。
ST6、ST7の動作を繰り返して行い、プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品P1-P4をそれぞれ選択された区分先トレイに載置させる(ステップST8-Yes)。
その後、第1移載部721の段部721a-721fにある物品のうち、例えば4つを第2移載部722に移載する(ステップST81)。このとき、プロセッサ11は、現在位置から、搬送装置7から物品ごとに選択される区分先トレイに物品を移載する経路が最短となるように物品を選択する。そして、例えば4つの物品が第2移載部722に載置され、2つの物品が第1移載部721の段部721a-721fの2つにそれぞれ残る。
このとき、プロセッサ11は、上述したST6-ST8で説明したように動作する。プロセッサ11は、搬送装置7の第2移載部722を特定の区分先トレイに移動させる(ステップST82)。その後、第2移載部722の物品を特定の区分先トレイに区分する(ステップST83)。そして、プロセッサ11は、所定数(ここでは4つ)の物品がそれぞれ選択された区分先トレイに1つずつ適切に載置されたか否か出力する(ステップST84)。
4つの物品がそれぞれ選択された区分先トレイに適切に載置された場合(ステップST84-Yes)、搬送装置7に載置された物品の区分が終了したか否か出力する(ステップST85)。物品の区分が終了していない場合(ステップST85-No)、すなわち例えば第1移載部721の段部721a-721fの残りに物品が残っている場合、プロセッサ11は、再度、搬送装置7にステップST81-ST84の処理を行わせる。搬送装置7に載置された物品の区分が終了した場合(ステップST85-Yes)、プロセッサ11は、搬送装置7の自動搬送車部701を制御し、搬送装置7を投入部1のソータ5に向けて移動させる(ステップST9)。
そして、プロセッサ11は、再び、上位装置6から区分先情報を取得し、投入部1に投入される物品をそれぞれ選択させる区分先トレイにそれぞれ1つずつ区分するといった処理を繰り返し行う。
このように、プロセッサ11は、移動機構703を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品がそれぞれ移載され得る位置に第2移載部722を移動させるとともに、第1移載部721の第1移載機構730を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品を移載させる。そして、プロセッサ11は、移動機構703を制御し、物品の区分先の高さに応じて、第2移載部722を上下方向に移動させるとともに、第2移載部722の第2移載機構740を制御し、棚部4の複数から選択される区分先に対して物品を1つずつ移載させる。
したがって、本実施形態に係る物品区分システム100を用いた物品区分方法は、まず、棚部4の区分先にそれぞれ区分される複数の物品の情報を取得する。複数の物品を一緒に、搬送装置7の物品移載部702に載せる。物品移載部702に載せた複数の物品のそれぞれの情報に応じて、複数の物品の1つ1つに対応する棚部4の区分先をそれぞれ選択する。搬送装置7の自動搬送車部701、物品移載部702、及び移動機構703を動作させて、物品移載部702に載せられた複数の物品を、対応する区分先に移載する。
上述した物品区分システム100を用いた物品区分方法を用いることで、折り畳みコンテナのような容器にそれぞれ物品を入れて、又は、入れずに、例えば上位装置6が選択した区分先に区分することができる。なお、容器に1つ又は複数の物品を入れたものを、物品区分システム100では、1つの物品として処理してもよい。
なお、複数の物品を一緒に、物品移載部702に載せることは、定形及び不定形の少なくとも一方の、複数の物品を物品移載部702に同時期に載せることを含む。
また、複数の物品を一緒に、物品移載部702に載せることは、一方の側(第2移載部722)に、複数の物品のうち先に区分先に順次区分される1又は複数の物品を載せ、他方の側(第1移載部721)に、複数の物品のうち残りをストックすること含む。そして、、複数の物品を一緒に、物品移載部702に載せることは、一方の側の物品が区分先に順次区分され、一方の側に物品がなくなった後、他方の側の物品の1つ又は複数を一方の側に移動させて物品の1つ1つに対応する区分先に順次区分することを含む。
本実施形態に係る搬送装置7の枠体711の上端の位置は、建屋の天井の高さよりも低ければよい。第2移載部722の最も上方の移動位置は、建屋の天井の高さよりも低く、天井に接触しなければよい。このため、本実施形態に係る搬送装置7は、建屋の床面と天井との間の空間を効率的に用いることができる。
本実施形態に係る棚部4の上端の位置は、建屋の天井の高さよりも低ければよい。棚部4が床面に固定される場合、棚部4は、建屋の天井に固定されていてもよい。このため、本実施形態に係る棚部4は、建屋の床面と天井との間の空間を効率的に用いることができる。したがって、物品区分システム100は、区分先を上側に順に増設することができ、棚部4に、より多くの数の区分先、及び/又は、多様な大きさの区分先を規定することができる。具体的には、床面から上方側で、天井までの間に、棚板を配置し、区分先をより多く設定することができる。なお、棚部4は、移設可能であることが好適である。
このため、搬送装置7は、例えば枠体711の1対の支柱711aに沿って第2移載部722をより天井近くまで移動させるように形成することにより、より高所の区分先に物品を区分することができる。したがって、棚部4と協働して、搬送装置7の第2移載部722の最大移動高さを高くして、より多くの区分先に物品を区分することができる。また、より多様な物品を選択された区分先に区分することができる。
このように、本実施形態に係る棚部4の区分先を天井までの間のより上側に規定することができ、また、この棚部4の区分先の規定に応じて、搬送装置7の第2移載部722の可動域を床面近くから、天井までの間の上側に設定することができる。すなわち、搬送装置7の第2移載部722の可動域をより上側に延ばすことによって、物品区分の処理能力を向上させることができる。
本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の高さ(空間)に応じて、上側に順に区分先トレイを増設することができ、これらの区分先トレイを用いることができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の空間に合わせて、搬送装置7の第2移載部722を準備すれば、例えば建屋の天井が高くなればなるほど区分先を増加させることができ、区分数の増加に制限がない。すなわち、棚部4の区分先をより上側に積み上げるように規定し、それに応じて、第2移載部722の可動高さをより天井側に上昇させることによって、物品区分の処理能力を向上させることができる。
このため、本実施形態に係る棚部4は、上側に物品の区分先を増設でき、それに対応する搬送装置7を形成することができ、少ない平面の面積での物品区分の処理能力を向上させることができる。
なお、例えば区分先数の増減に応じて、投入部1及び搬送装置7を増減させることで、本実施形態に係る物品区分システム100は、搬送装置7の渋滞を抑制して、区分速度を増減させ効率的な物品の区分を行うことができる。例えば、搬送装置7の台数を増加させると、本実施形態に係る物品区分システム100は、単位時間あたりの物品区分の処理能力をアップさせることができる。
また、棚部4に例えば箱型の区分先トレイを設置するなど、本実施形態に係る物品区分システム100は、安価な媒体で区分先を設置することができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、区分先を増設しても、コストの増大を抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、区分先数を増加しやすく、処理能力を向上させやすい物品区分システム100、及び、そのような物品区分システム100を用いた物品区分方法を提供することができる。本実施形態に係る物品区分システム100は、物品の区分処理の処理能力の増大に制限がない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る物品区分システム100について、図19から図23を用いて説明する。本実施形態は、第1実施形態の変形例であって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施形態では、第2移載部722の構造の変形例について説明する。
図19に示すように、第2移載部722は、物品が載置される載置部771と、1対のシャフト(ボールネジ部)772a,772bと、1対のパドル773a,773bと、シャフト772a,772bをそれぞれ回動させる1対の回動機構774a,774bとを有する。
載置部771は、底面が例えば平面で、物品が載置される略ハーフパイプ状に形成される。そして、載置部771は、1対の上端部771a,771bを有する。
載置部771の上端部771aには、回動機構774aが設けられ、上端部771bには、回動機構774bが設けられる。回動機構774aには、シャフト772aが支持され、回動機構774bには、シャフト772bが支持されている。
1対のシャフト772a,772bは、物品を移動させる方向に沿い、物品を移動させる方向に対して交差する物品の幅方向の幅よりも離間して配置される。
図20に示すように、回動機構774aは、シャフト772aが配設されシャフト772aの回転軸Cの延長線上を支持する支持部781と、載置部771の上端部771aに対して支持部781を回動させる回動駆動部782とを有する。
シャフト772aは、ベース791と、ガイドレール792と、ネジ軸793と、ナット794と、駆動部795とを有する。ベース791、ガイドレール792、及び、ネジ軸793は、載置部771の長手方向に沿って延びる。ネジ軸793の一端及び他端は、ベース791に支持される。ネジ軸793は、駆動部795に接続されている。このため、駆動部795によりネジ軸793を回転させると、ガイドレール792に沿ってナット794がネジ軸793の軸方向に沿って移動する。したがって、シャフト772aは、ボールネジの機構と同様に機能する。駆動部795とネジ軸793との間にギヤが配設されていてもよい。
ナット794には、パドル773aが固定されている。このため、パドル773aは、ナット794の移動に伴ってネジ軸793の軸方向に沿って移動可能である。
なお、ベース791は、回動機構774aによる動作により載置部771の上端部771aに対して接離可能である。
回動機構774aの回動駆動部782を動作させると、支持部781とともにシャフト772aの全体が、載置部771の上端部771aに対して回動する。
このため、図21に示すように、パドル773aは、パドル773aを載置部771内に入れた位置と、パドル773aを載置部771の外側に退避させた位置との間を移動可能である。
したがって、パドル773aは、シャフト772aに支持され、シャフト772aに沿って移動するとともに、シャフト772aの軸回りに回動し、物品に接触させ物品を例えば1つずつ区分先に移載する位置と、物品との接触から退避させる位置とに移動する。
説明を省略するが、シャフト772bはシャフト772aと同様に形成され、回動機構774bは回動機構774aと同様に形成される。
したがって、パドル773bは、シャフト772bに支持され、シャフト772bに沿って移動するとともに、シャフト772bの軸回りに回動し、物品に接触させ物品を例えば1つずつ区分先に移載する位置と、物品との接触から退避させる位置とに移動する。
なお、駆動部782,795は、例えばプロセッサ71(図14参照)を介してプロセッサ11(図11参照)により制御される。
したがって、プロセッサ11が、駆動部782を制御すると、図21に示すように、パドル773a,773bが載置部771の内側と、載置部771の外側との間を回動する。また、プロセッサ11が駆動部795を制御すると、図19、図22及び図23に示すように、パドル773a,773bが載置部771の長手方向に沿って移動する。
プロセッサ11が駆動部782,795を制御すると、図22及び図23に示すように、パドル773a,773bを載置部771の長手方向に沿って移動させながら、パドル773a,773bを載置部771の内側と、載置部771の外側との間を回動させることができる。
例えば、搬送装置7の第1移載部721から第2移載部722に1つの物品が受け渡されるとき、第2移載部722の載置部771の外側にパドル773a,773bを退避させる。また、パドル773a,773bを載置部771の最も第1移載部721側に配置する。そして、第1移載部721から第2移載部722の載置部771に物品が載置された後、第2移載部722の載置部771の内側にパドル773a,773b入れる。そして、パドル773a,773bの位置を載置部771の長手方向に動かすことにより、物品を第1移載部721側から、第2移載部722の排出端722a側に移動させることができる。
図22に示すように、1対のパドル773a,773bを載置部771に対して退避させた状態で第1移載部721から第2移載部722に物品を移載する。このとき、図23に示すように、2つの物品P1,P2間に1対のパドル773a,773bを配置し、排出端722a側の物品P1を排出端722a側に1対のパドル773a,773bで押圧することで、載置部771の長手方向に沿って物品P1,P2を離間して配置することができる。このため、1対のパドル773a,773bを物品P1,P2間に配置することにより、少なくとも2つの物品を区分する。
そして、物品を第2移載部722から選択された区分先トレイに区分させる場合、1対のパドル773a,773bにより、載置部771から物品を押し出して、区分先トレイに入れる。
なお、載置部771における物品の位置調整は、パドル773a,773bの軸方向の移動及び、パドル773a,773bの載置部771に対する出し入れを組み合わせて行うことができる。
パドル773a,773bは、片方ずつ制御してもよく、同時に制御してもよい。パドル773a,773bの大きさは、同じでも異なっていてもよい。パドル773a,773b間はシャフト772a,772bに沿う方向への移動、及びシャフト772a,772bの軸回りの回動時に接触しないことが好適である。例えばシャフト772a,772bの軸回りの回動時にパドル773a,773bが接触するように形成されている場合、パドル773a,773bの接触を防止するため、例えばシャフト772a,772bの軸方向に沿って、数ミリメートルから数センチメートル程度ずらして固定されていても良いし、動作時に位置をずらして行うことが好適である。
本実施形態に係る第2移載部722は、第1実施形態で説明したベルト742,744の1つのように、例えば物品の受け渡し方向に沿って、同時期に載置部771に載る2つの物品を区分することができる。
また、第2移載部722は、図19中に破線で示すように、載置部771の物品の受け渡し方向に沿って載置部771の底面に載置又は固定される区分け壁776を配置してもよい。この区分け壁776は、パドル773a,773b間に配設される。なお、区分け壁776は、図19中のY軸方向に載置部771を区分けできれば、パドル773a,773bの回動を阻害することが防止される高さに形成される。この場合、第1実施形態で説明したように、最大、4つの物品を載置部771に載置し、物品を1つ1つ区分先に区分することができる。
なお、ここでは、4つの物品P1-P4が水平な状態で、互いに離間して第2移載部722の載置部771に載置される。
本実施形態に係る搬送装置7は、このように動作する第2実施形態に係る第2移載部722を、第1実施形態で説明した第1移載部721と組み合わせて用いることができる。プロセッサ11は、第1移載部721の各段部7210から、例えば1つずつ、第2移載部722の載置部771に物品を受け渡す。そして、プロセッサ11は、第2移載部722のパドル773a,773bを適宜に動作させて、第2移載部722から、例えば1つずつ、区分先に物品を載置させる。
この場合も、プロセッサ11は、第2移載部722により、最大、4つの物品を載置部771に載置し、選択された区分先に物品を区分する。
なお、第1実施形態で説明したように、第1移載部721は使用しない、又は、第1移載部721は存在していなくてもよい。この場合、プロセッサ11は、第2移載部722により、ソータ5から直接的に最大、4つの物品を載置部771に載置し、選択された区分先に物品を区分する。
なお、パドル773a,773bを用いることにより、物品の形状は、例えば段ボール箱などの定形物に限らず、いわゆるチャイナパケットなどの不定形物を処理することができる。このため、物品を区分するときに汎用性を高めることができる。
本実施形態では、1対のシャフト772a,772bがそれぞれ駆動部795を有する例について説明した。例えばギヤ等により、1つの駆動部795により、1対のシャフト772a,772bのナット794をシャフト772a,772bの長手方向に沿って同時に、又は、選択的に動作させることは可能である。
また、本実施形態では、1対の回動機構774a,774bがそれぞれ回動駆動部782を有する例について説明した。例えばギヤ等により、1つの回動駆動部782により、回動機構774aで支持するシャフト772a、回動機構774bで支持するシャフト772bを長手方向の軸回りに同時に、又は選択的に回動させることは可能である。
したがって、プロセッサ11は、移動機構703を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品がそれぞれ移載され得る位置に第2移載部722を移動させるとともに、第1移載部721の第1移載機構730を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品を移載させる。プロセッサ11は、移動機構703を制御し、物品の区分先の高さに応じて、第2移載部722を上下方向に移動させるとともに、駆動部782,795を制御し、第2移載部722のパドル773a,773bを移動させて、棚部4の複数から選択される区分先に対して物品を例えば1つずつ移載させる。
本実施形態に係る棚部4の区分先を、天井までの間のより上側に規定することができ、また、この棚部4の区分先の規定に応じて、搬送装置7の第2移載部722の可動域を床面近くから、天井までの間の上側に設定することができる。すなわち、プロセッサ11が搬送装置7の第2移載部722のパドル773a,773bを回動させたときに、パドル773a,773bが天井に当接しない位置まで、第2移載部722を上方に移動させることができる。
本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の高さ(空間)に応じて、上側に順に区分先トレイを増設することができ、これらの区分先トレイを用いることができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の空間に合わせて、搬送装置7の第1移載部721及び第2移載部722を準備すれば、例えば建屋の天井が高くなればなるほど区分先を増加させることができ、区分数の増加に制限がない。すなわち、棚部4の区分先をより上側に積み上げるように規定し、それに応じて、第2移載部722の可動高さをより天井側に上昇させることによって、物品区分の処理能力を向上させることができる。
このため、本実施形態に係る棚部4は、上側に物品の区分先を増設でき、それに対応する搬送装置7を形成することができ、少ない平面の面積での物品区分の処理能力を向上させることができる。
なお、例えば区分先数の増減に応じて、投入部1及び搬送装置7を増減させることで、本実施形態に係る物品区分システム100は、搬送装置7の渋滞を抑制して、処理能力の増減と効率的な物品の区分を行うことができる。例えば、搬送装置7の台数を増加させると、本実施形態に係る物品区分システム100は、単位時間あたりの物品区分の処理能力をアップさせることができる。
また、棚部4に例えば箱型の区分先トレイを設置するなど、本実施形態に係る物品区分システム100は、安価な媒体で区分先を設置することができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、区分先を増設しても、コストの増大を抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、区分先数を増加しやすく、処理能力を向上させやすい物品区分システム100、及び、そのような物品区分システム100を用いた物品区分方法を提供することができる。本実施形態に係る物品区分システム100は、物品の区分処理の処理能力の増大に制限がない。
また1対のパドル773a,773bを用いることと、区分先トレイの側面を開口させることにより、物品をスライドして移動させることが可能となり、物品を区分先に載置する場合に、落下による物品のダメージを避けることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る物品区分システム100について、図24及び図25を用いて説明する。本実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態の変形例であって、第1実施形態及び第2実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
本実施形態では、第2移載部722の構造の変形例について説明する。
図24及び図25に示すように、第2移載部722は、それぞれ1つの物品のための複数の載置面798a,798bと、傾斜機構799(1つのみ図示)とを有する。
載置面798a,798bは、図24及び図25の紙面奥行き方向に並設されている。載置面798a,798bは、排出端722aで例えば共通のヒンジ798cにより、第2移載機構740のベース740aに対して開閉可能に連結されていることが好適である。
各傾斜機構799は、第2移載機構740のベース740aに収容される。各傾斜機構799は、軸方向に沿って伸縮する伸縮部799aを有する。ここでは、図24及び図25の紙面手前側の載置面798aを回動させる例について説明する。
傾斜機構799は、伸縮部799aの伸縮により、物品の載置面798aを、水平な位置(図24参照)と、傾斜位置(図25参照)との間を傾斜させる。このため、本実施形態に係る搬送装置7の第2移載部722は、物品を搬送や押し出しではなく、傾斜させることにより滑らせて、区分先に移載する。
なお、伸縮部799aは、プロセッサ11により、図24に示す引き込み位置と、図25に示す突出位置との間の駆動が制御される。
図24及び図25中の紙面奥行き方向に、第2移載部722の載置面798a,798bが並べられ、それぞれの載置面798a,798bに例えば1つずつ物品が載置される。この場合、各傾斜機構799により載置面798a,798bを個別に傾斜されることにより、異なる高さ位置の区分先トレイに対して、例えば1つずつ物品を区分することができる。
例えば、搬送装置7の第1移載部721から第2移載部722に2つの物品が受け渡されるとき、プロセッサ11は、第2移載部722の載置面798a,798bをそれぞれ水平な位置に配置させる。そして、プロセッサ11は、第1移載部721から第2移載部722の載置面798aに1つの物品を、載置面798bに残りの1つの物品を載置する。
なお、ここでは、2つの物品P1,P2が水平な状態で、互いに離間して第2移載部722の載置面798a,798bに載置される。
その後、プロセッサ11は、選択した区分先に第2移載部722の載置面798aの排出端722aを移動させる。このとき、排出端722aを区分先トレイの開口の下端よりも僅かに上側に配置する。この状態で、プロセッサ11は、載置面798aを傾斜位置に配置することにより、載置面798a上の物品を所望の区分先に移載させる。
また、載置面798b上に載置した物品のために選択した区分先に第2移載部722の載置面798bの排出端722aを移動させる。このとき、排出端722aを区分先トレイの開口の下端よりも僅かに上側に配置する。この状態で、プロセッサ11は、載置面798bを傾斜位置に配置することにより、載置面798b上の物品を所望の区分先に移載させる。
本実施形態に係る搬送装置7は、このように動作する第3実施形態に係る第2移載部722を、第1実施形態で説明した第1移載部721と組み合わせて用いることができる。この場合、第1実施形態で説明した4つの物品を同時期に第2移載部722に動作させない。プロセッサ11は、第1移載部721の各段部721a-721fから、例えば1つずつ、第2移載部722に物品が受け渡す。そして、プロセッサ11は、第2移載部722の伸縮部799aを適宜に動作させて、第2移載部722から、例えば1つずつ、区分先に物品を載置させる。
したがって、プロセッサ11は、移動機構703を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品がそれぞれ移載され得る位置に第2移載部722を移動させるとともに、第1移載部721の第1移載機構730を制御し、第1移載部721の複数から選択された段部7210から第2移載部722に物品を移載させる。プロセッサ11は、移動機構703を制御し、物品の区分先の高さに応じて、第2移載部722を上下方向に移動させるとともに、傾斜機構799を制御し、第2移載部722の載置面798a,798bを個別に傾斜させて、棚部4の複数から選択される区分先に対して物品を例えば1つずつ移載させる。
傾斜機構799を用いることにより、物品の形状は、例えば段ボール箱などの定形物に限らず、いわゆるチャイナパケットなどの不定形物を処理することができる。このため、物品を区分するときに汎用性を高めることができる。
本実施形態に係る棚部4の区分先を天井までの間のより上側に規定することができ、また、この棚部4の区分先の規定に応じて、搬送装置7の第2移載部722の可動域を床面近くから、天井までの間の上側に設定することができる。すなわち、プロセッサ11が搬送装置7の第2移載部722の載置面798a,798bを傾斜させたときに、載置面798a,798bが天井に当接しない位置まで、第2移載部722を上方に移動させることができる。
本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の高さ(空間)に応じて、上側に順に区分先トレイを増設することができ、これらの区分先トレイを用いることができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、建屋の床面と天井との間の空間に合わせて、搬送装置7の第1移載部721及び第2移載部722を準備すれば、例えば建屋の天井が高くなればなるほど区分先を増加させることができ、区分数の増加に制限がない。すなわち、棚部4の区分先をより上側に積み上げるように規定し、それに応じて、第2移載部722の可動高さをより天井側に上昇させることによって、物品区分の処理能力を向上させることができる。
このため、本実施形態に係る棚部4は、上側に物品の区分先を増設でき、それに対応する搬送装置7を形成することができ、少ない平面の面積での物品区分の処理能力を向上させることができる。
なお、例えば区分先数の増減に応じて、投入部1及び搬送装置7を増減させることで、搬送装置7の渋滞を抑制して、処理能力を増減させ効率的な物品の区分を行うことができる。例えば、搬送装置7の台数を増加させると、本実施形態に係る物品区分システム100は、単位時間あたりの物品区分の処理能力をアップさせることができる。
また、棚部4に例えば箱型の区分先トレイを設置するなど、本実施形態に係る物品区分システム100は、安価な媒体で区分先を設置することができる。このため、本実施形態に係る物品区分システム100は、区分先を増設しても、コストの増大を抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、区分先数を増加しやすく、処理能力を向上させやすい物品区分システム100、及び、そのような物品区分システム100を用いた物品区分方法を提供することができる。本実施形態に係る物品区分システム100は、物品の区分処理の処理能力の増大に制限がない。
以上述べた少なくともひとつの実施形態によれば、処理能力を向上させやすい物品区分システム100、及び、そのような物品区分システム100を用いた物品区分方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…投入部、2…投入口、3…スキャナ、4…棚部、4a-4h…棚板、5…ソータ、6…上位装置、7…搬送装置、10…区分制御装置、50…エレベータ、51a-51f…受け渡しコンベヤ、701…自動搬送車部、702…物品移載部、703…移動機構、703a…駆動部、711…枠体、711a…支柱、711b…バー、721…第1移載部、721a-721f…段部、722…第2移載部、722a…排出端、730…第1移載機構、730a…駆動部、740…第2移載機構、742,744…コンベヤ。

Claims (9)

  1. 投入部と、
    前記投入部を通した複数の物品を搬送し得る搬送装置と、
    前記投入部から離間し、前記複数の物品が区分される複数の区分先を有する棚部と
    を有し、
    前記搬送装置は、
    前記投入部と前記棚部の前記複数の区分先との間を移動する自動搬送車部と、
    前記自動搬送車部に設けられ、前記自動搬送車部の移動に伴って移動し、前記物品を、前記複数の区分先に移載させるように動作する物品移載部と、
    前記自動搬送車部の移動に伴って移動し、前記物品を前記棚部の前記区分先に移載可能な高さに前記自動搬送車部に対して前記物品移載部を上下方向に移動させる移動機構と、
    前記自動搬送車部、前記物品移載部、及び、前記移動機構を制御する1又は複数のプロセッサと
    を有し、
    前記複数の区分先は、前記棚部の少なくとも高さ方向に複数段に規定され、
    前記物品移載部は、上方に向けて延出され、
    前記プロセッサは、前記自動搬送車部を制御し、前記棚部の前記複数の区分先のうち、選択された1つに対向する位置に移動させ、前記区分先に対して前記物品を移載させるように前記物品移載部及び前記移動機構を制御する、
    物品区分システム。
  2. 前記物品移載部は、
    前記自動搬送車部の上側で第1側部に設けられ、上下方向に複数の段部を有し、前記段部ごとに前記物品が少なくとも1つずつ載置され得る第1移載部と、
    前記自動搬送車部の上側で、前記第1側部とは反対側の第2側部に設けられる第2移載部と
    を有し、
    前記第1移載部の前記段部は、それぞれ、前記第1移載部の前記段部に移載された前記物品を前記第1移載部から、前記第2移載部に移載させる、前記プロセッサに制御される機構を有し、
    前記第2移載部は、前記第1移載部から離れ、複数から選択される前記区分先に前記物品を1つずつ移載させる、前記プロセッサに制御される機構を有し、
    前記プロセッサは、
    前記移動機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品がそれぞれ移載され得る位置に前記第2移載部を移動させるとともに、前記第1移載部の前記機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品を移載させ、
    前記移動機構を制御し、前記物品の前記区分先の高さに応じて、前記第2移載部を上下方向に移動させるとともに、前記第2移載部の前記機構を制御し、前記棚部の複数から選択される前記区分先に対して前記物品を1つずつ移載させる、
    請求項1に記載の物品区分システム。
  3. 前記物品移載部は、
    前記自動搬送車部の上側で第1側部に設けられ、上下方向に複数の段部を有し、前記段部ごとに前記物品が少なくとも1つずつ載置され得る第1移載部と、
    前記自動搬送車部の上側で、前記第1側部とは反対側の第2側部に設けられる第2移載部と
    を有し、
    前記第1移載部の前記段部は、それぞれ、前記第1移載部の前記段部に移載された前記物品を前記第1移載部から前記第2移載部に移載させる、前記プロセッサに制御される機構を有し、
    前記第2移載部は、
    前記物品を移動させる方向に沿い前記方向に対して交差する前記物品の幅方向の幅よりも離間する1対のシャフトと、
    前記1対のシャフトにそれぞれ支持され、前記1対のシャフトに沿って移動するとともに、前記1対のシャフトの軸回りに回動し、前記物品に接触させ前記物品を1つずつ前記区分先に移載する位置と、前記物品との接触から退避させる位置とに移動する、パドルと、
    前記パドルを動作させる、前記プロセッサに制御される1又は複数の駆動部と
    を有し、
    前記プロセッサは、
    前記移動機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品がそれぞれ移載され得る位置に前記第2移載部を移動させるとともに、前記第1移載部の前記機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品を移載させ、
    前記移動機構を制御し、前記物品の前記区分先の高さに応じて、前記第2移載部を上下方向に移動させるとともに、前記駆動部を制御し、前記第2移載部の前記パドルを移動させて、前記棚部の複数から選択される前記区分先に対して前記物品を1つずつ移載させる、
    請求項1に記載の物品区分システム。
  4. 前記物品移載部は、
    前記自動搬送車部の上側で第1側部に設けられ、上下方向に複数の段部を有し、前記段部に前記物品が少なくとも1つずつ載置され得る第1移載部と、
    前記自動搬送車部の上側で、前記第1側部とは反対側の第2側部に設けられる第2移載部と
    を有し、
    前記第1移載部の前記段部は、それぞれ、前記第1移載部の前記段部に移載された前記物品を前記第1移載部から前記第2移載部に移載させる、前記プロセッサに制御される機構を有し、
    前記第2移載部は、複数の載置面と、前記プロセッサに制御され、前記載置面を個別に傾斜させる傾斜機構を有し、
    前記プロセッサは、
    前記移動機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品がそれぞれ移載され得る位置に前記第2移載部を移動させるとともに、前記第1移載部の前記機構を制御し、前記第1移載部の複数から選択された前記段部から前記第2移載部に前記物品を移載させ、
    前記移動機構を制御し、前記物品の前記区分先の高さに応じて、前記第2移載部を上下方向に移動させるとともに、前記傾斜機構を制御し、前記第2移載部の前記載置面を個別に傾斜させて、前記棚部の複数から選択される前記区分先に対して前記物品を1つずつ移載させる、
    請求項1に記載の物品区分システム。
  5. 前記第2移載部は、所定範囲内を前記上下方向の回転軸の軸回りを回動可能で、前記プロセッサに制御される回転機構を有し、
    前記プロセッサは、前記回転機構を制御し、前記棚部の複数から選択される前記区分先に向けて前記第2移載部の排出端を向ける、
    請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の物品区分システム。
  6. 前記搬送装置は、前記プロセッサに制御され、前記棚部の複数から選択される前記区分先の情報を取得するセンサを有する、
    請求項1に記載の物品区分システム。
  7. 請求項1に記載の物品区分システムを用いた物品区分方法であって、
    前記棚部の前記区分先に区分される前記複数の物品の情報を取得すること、
    前記複数の物品を一緒に、前記搬送装置の前記物品移載部に載せること、
    前記物品移載部に載せた前記複数の物品のそれぞれの情報に応じて、前記複数の物品の1つ1つに対応する前記棚部の前記区分先をそれぞれ選択すること、
    前記搬送装置の前記自動搬送車部、前記物品移載部、及び前記移動機構を動作させて、前記物品移載部に載せられた前記複数の物品を、対応する前記区分先に移載すること、
    を有する、物品区分方法。
  8. 前記複数の物品を一緒に、前記物品移載部に載せることは、定形及び不定形の少なくとも一方の前記複数の物品を前記物品移載部に同時期に載せることを含む、請求項7に記載の物品区分方法。
  9. 前記複数の物品を一緒に、前記物品移載部に載せることは、
    一方の側に、前記複数の物品のうち先に前記区分先に順次区分される1又は複数の物品を載せ、他方の側に、前記複数の物品のうち残りをストックし、
    前記一方の側の前記物品が前記区分先に順次区分され、前記一方の側に前記物品がなくなった後、前記他方の側の前記物品の1つ又は複数を前記一方の側に移動させて前記物品の1つ1つに対応する前記区分先に順次区分する、
    ことを含む、請求項7又は請求項8に記載の物品区分方法。

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