JP2024085025A - 行政事務処理システム、行政事務処理方法、及びプログラム - Google Patents

行政事務処理システム、行政事務処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2024085025000001
【課題】行政機関が行う住民サービスについて、効率的に対象の住民を特定できるようにする。
【解決手段】自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部とを備えて行政事務処理システムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、行政事務処理システム、行政事務処理方法、及びプログラムに関する。
情報の配信を希望する住民のうち指定された区分地域に該当する住民に電子メールで情報を配信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-284591号公報
中央省庁、地方自治体、地方公共団体等の行政機関が業務として行う各種の住民サービスについて、効率的に対象の住民を特定できるようになることが好ましい。
そこで、本発明は、行政機関が行う住民サービスについて、効率的に対象の住民を特定できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部とを備える行政事務処理システムである。
また、本発明の一態様は、行政事務処理システムにおける行政事務処理方法であって、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集ステップと、前記情報収集ステップにより収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出ステップとを含む行政事務処理方法である。
また、本発明の一態様は、行政事務処理システムにおけるコンピュータを、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部、前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部、前記対象住民抽出部により抽出された対象住民の住民端末に、前記所定の行政サービスの案内に関する情報を送信する案内部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、行政機関が行う住民サービスについて、効率的に対象の住民を特定できるようになるとの効果が得られる。
本実施形態における行政事務処理システムの全体的な構成例を示す図である。 本実施形態における行政事務処理システムの機能構成例を示す図である。 本実施形態における提供方法情報の一例を示す図である。 本実施形態における行政サービス関連情報の構造例を示す図である。 本実施形態における住民端末の機能構成例を示す図である。 本実施形態における行政事務処理システム、基幹システム、民間情報管理システム、及び住民端末が、行政サービスの案内と申請書類の審査とに応じて実行する処理手順例を示すシーケンス図である。
<実施形態>
[行政事務処理システムの全体的な構成例]
図1は、本実施形態の行政事務処理システムの全体的な構成例を示している。同図の行政事務処理システムは、行政機関AGが行う各種の住民サービスに関する案内を行政機関AGから住民に通知する。
本実施形態における行政機関は、例えば中央省庁、地方自治体、地方公共団体、独立行政法人等のいずれかであってよい。
また、本実施形態における住民は、例えば行政機関AGが地方自治体、地方公共団体であるような場合には、該当の地域に住所を有する者のほか、該当の地域に勤務する者、該当の地域に所定以内の親等の親類、親戚が居住している者、該当の地域と姉妹提携している他の地域に住所を有する者など、該当の地域と所定の関係を有する者が含まれてよい。
行政機関AGにおいては、行政事務処理システム100、基幹システム200、行政機関端末300が備えられる。
行政事務処理システム100は、行政事務に対応する処理を実行するように構成されたシステムである。行政事務処理システム100は、1の装置であってもよいし、1以上の装置が通信により連携するようにされた構成であってもよい。
行政事務処理システム100は、行政機関が行う各種の住民サービスに関して案内する情報(サービス案内情報)を、当該住民サービスの対象となる住民RSの住民端末500に送信する。ここでのサービス案内情報は、住民RSへの住民サービスの紹介と、当該住民サービスを受けるための申請書類の提出を住民RSに促す内容とを有するものであってよい。
住民サービスの対象となる住民は、住民サービスごとに異なる。行政事務処理システム100は、案内対象の住民サービスを利用可能な住民RS(対象住民)を、1以上の所定の基幹システム200が記憶する住民関連情報を利用して抽出する。
行政事務処理システム100は、行政機関AGが運用するものであってもよいし、例えば行政機関AGから行政事務処理を委託された企業、団体等の第三者機関が運用するものであってもよい。第三者機関が行政事務処理システム100を運用する場合、行政事務処理システム100は、行政機関AG外の第三者機関システムにおいて備えられたうえで、行政機関AG内の基幹システム200、行政機関端末300等と接続されてよい。
基幹システム200は、行政機関AGにおいて行われる所定の業務ごとに対応して情報処理を実行するシステムである。
例えば、或る基幹システム200は、住民基本台帳を管理する業務に対応する処理を実行するものであってよい。また、或る基幹システム200は、税務に対応する処理を実行するものであってよい。また、或る基幹システム200は、世帯管理に対応する処理を実行するものであってよい。また、或る基幹システム200は、保育園、介護施設等の施設の利用に関する情報であってよい。
基幹システム200は、それぞれ住民関連情報を記憶する。住民関連情報は、対応の基幹システム200の業務のもとで利用する住民関連の情報である。住民関連情報は、基幹システム200の業務に応じて異なるものとなる。
また、行政事務処理システム100は、対象住民の抽出にあたり、行政機関AGの外部の民間情報管理システム400から収集した住民関連情報も利用してよい。民間情報管理システム400は、例えばEC(Electronic Commerce)サイトなどを挙げることができる。ECサイトの場合の民間情報管理は、顧客である住民の購入履歴等であってよい。
住民は、住民サービスを受けるために住民端末500を操作して申請書類の記入欄に必要事項を記入した提出用の申請書類(提出申請書類)を、行政事務処理システム100に提出することができる。行政事務処理システム100は、提出された提出申請書類に基づいて申請者である住民の適格性等について審査を行い、審査結果を、対応の住民端末500に送信することができる。住民端末500は、送信された審査結果を表示することができる。
住民端末500は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等であってよい。
また、行政事務処理システム100は、住民に必要事項を入力してもらう申請書類(初期申請書類)を作成するにあたり、基幹システム200(及び民間情報管理システム400)から収集した住民関連情報を利用して記入することが可能な記入欄には、必要事項を予め記入しておくようにされる。即ち、初期申請書類は、住民ごとに用意され、記入欄のうちで、基幹システム200(及び民間情報管理システム400)から収集した住民関連情報を利用して記入可能な記入欄については、記入済みの状態となっている。
このため、申請を行おうとする住民が初期申請書類に記入を行うにあたっては、記入済みの記入欄の内容に間違いがないか確認したうえで、記入済みとなっていない残りの記入欄に記入すればよく、住民は提出申請書類を容易に作成することができる。
行政機関AGにおいて、行政機関端末300は、行政機関AGの職員OFが業務に対応して操作する端末である。行政機関端末300は、行政事務処理システム100と通信可能に接続される。
前述のように、本実施形態の行政事務処理システム100は、提出申請書類の内容に基づき、提出申請書類により申請を行った住民の審査を行うことが可能とされているが、職員OFは、必要に応じて、行政事務処理システム100から提出申請書類をダウンロードして表示させ、表示された提出申請書類の内容を確認することで、自らも審査を行うことができる。この場合、職員OFは、審査結果を示す情報(審査結果情報)を、行政機関端末300から行政事務処理システム100に送信可能とされてよい。行政事務処理システム100は、行政機関端末300から送信された審査結果情報が示す審査結果を、対応の住民RSの住民端末500に送信してよい。
[行政事務処理システムの機能構成例]
図2は、行政事務処理システム100の機能構成例を示している。同図に示される行政事務処理システム100の機能は、行政事務処理システム100としてのハードウェアが備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現される。
同図の行政事務処理システム100は、通信部101、制御部102、及び記憶部103を備える。
通信部101はインターネット、LAN等のネットワーク経由で、住民端末500、基幹システム200、行政機関端末300、及び民間情報管理システム400等と通信を行う。
制御部102は、行政事務処理システム100における各種の制御を実行する。制御部102は、スケジューリング部121、情報収集部122、対象住民抽出部123、申請書類作成部124、案内部125、及び審査部126を備える。
スケジューリング部121は、行政サービス関連情報記憶部132が記憶する行政サービス関連情報に含まれる案内日時に基づいて、行政サービスごとのサービス案内情報を住民端末500に送信するタイミング(例えば、日時)を指示する。
情報収集部122は、対象住民の抽出に用いる住民関連情報を、通信部101の通信経由で、基幹システム200、民間情報管理システム400から収集する。情報収集部122が収集した住民関連情報に含まれる情報のうち、申請書類における所定の記入欄に該当する情報は、申請書類作成部124が初期申請書類を作成するにあたり、該当の記入欄を記入済みとすることにも利用される。
情報収集部122は、行政サービスの種類に応じて、異なる組み合わせの基幹システム200及び民間情報管理システム400から住民関連情報を収集するようにされてよい。
対象住民抽出部123は、情報収集部122が収集した住民関連情報を利用して、対応の行政サービスの案内対象となる住民(対象住民)を抽出する。
申請書類作成部124は、案内部125が案内対象とする行政サービスを利用するために住民が行政機関AGに提出する申請書類を作成する。
案内部125は、対象住民に向けて行政サービスに関するサービス案内情報を提供する。
サービス案内情報を提供する具体例として、1つには、案内部125は、例えば住民端末500にインストールされている住民サービス案内アプリケーションにサービス案内情報を送信するようにされてよい。この場合、対象住民は、住民端末500にて住民サービス案内アプリケーションを起動させることで、住民サービス案内アプリケーション上で表示されたサービス案内情報を閲覧できる。
また、サービス案内情報を提供する具体例の1つとして、案内部125は、対応の住民が事前に送信先として登録したメールアドレスを宛先として、サービス案内情報としての内容を有する電子メールを送信するようにしてもよい。
また、サービス案内情報を提供する具体例の1つとして、案内部125は、サービス案内情報としての内容を有するメッセージを、対応の住民が事前に送信先として登録した携帯電話番号を宛先として利用するショートメールサービスやメッセージサービス等により送信してよい。
あるいは、案内部125は、サービス案内情報としての内容を有するメッセージを、チャットアプリケーションにおける対応の住民のアカウントに向けて送信するようにされてよい。
そのうえで、上記のように住民サービス案内アプリケーション上で表示されるサービス案内情報、電子メール、メッセージ等において、対応の初期申請書類のURL等のリンクを埋め込んでおき、リンクに対する操作に応じて住民端末500が初期申請書類にアクセスし、住民の操作による記入が可能となるようにされてよい。
また、サービス案内情報を提供する具体例の1つとして、案内部125は、行政機関AGが運用する行政サービス対応のポータルサイトにおける対応の住民のアカウントのウェブページにてサービス案内情報を提示するようにされてよい。
審査部126は、対象住民が住民端末500を操作して必要事項を記入し、行政機関AGに提出(送信)した申請書類(提出申請書類)を参照して、申請者である対象住民についての審査を行う。また、審査部126は、審査結果を、対象住民の住民端末500に送信する。
記憶部103は、行政事務処理システム100に関する各種の情報を記憶する。記憶部103は、提供方法情報記憶部131、行政サービス関連情報記憶部132、初期申請書類記憶部133、及び提出申請書類記憶部134を備える。
提供方法情報記憶部131は、住民ごとの提供方法情報を記憶する。提供方法情報は、住民ごとに指定されたサービス案内情報の提供の仕方を示す。
図3に示されるように、提供方法情報記憶部131は、住民ごとの提供方法情報を、住民IDに対応付けて記憶する。住民IDの領域は、住民IDとして、例えば個人番号、保険証番号、年金番号、免許証番号等の少なくとも1つを格納してよい。提供方法情報は、例えば、対応の住民について指定された住民サービスの案内方法を示す。具体的に、提供方法情報は、例えば住民サービスの案内方法として、住民端末500への送信、行政機関AGが運用するポータルサイトでの案内、郵送などのいずれかを示してよい。また、提供方法情報は、住民端末500への送信が指定されている場合、さらに、対応の住民の住民端末500にインストールされている住民サービス案内アプリケーションを一意に示すアプリケーションID、住民により事前に登録された電子メールアドレス、携帯電話番号等が含まれてよい。
行政サービス関連情報記憶部132は、行政サービス関連情報を記憶する。行政サービス関連情報は、行政サービスごとに関連する内容を有する情報である。
図4は、1つの行政サービスに対応する行政サービス関連情報の構造例を示している。同図の行政サービス関連情報は、例えば、行政サービスID、行政サービス情報、申請期間、及び案内日時の領域を含む。
行政サービスIDの領域は、対応の行政サービスを一意に示す識別子である行政サービスIDを格納する。
行政サービス情報の領域は、行政サービス情報を格納する。行政サービス情報は、行政サービスの名称、種別、サービス内容、利用可能期間のように、対応の行政サービスの内容を示す情報である。
申請期間の領域は、対応の行政サービスの利用のための申請が可能な期間(申請期間)を示す情報である。
案内日時の領域は、案内日時を格納する。案内日時は、対応の行政サービスについての案内をすべきとして指定された日時である。例えば、行政事務処理システム100は、行政サービス関連情報における案内日時が示す日時に至ったことに応じて、対応の行政サービスについてのサービス案内情報を提供する処理を行うようにされてよい。
例えば、或る行政サービスについて、異なるタイミングで複数回の案内サービス情報の提供を実施することとされている場合、対応の案内日時の領域には、複数の異なる案内日時が格納されてよい。
説明を図2に戻す。初期申請書類記憶部133は、申請書類作成部124が作成した対象住民ごとの初期申請書類を記憶する。
提出申請書類記憶部134は、対象住民から提出された提出申請書類を記憶する。
対象住民は、申請にあたり、初期申請書類記憶部133に記憶される初期申請書類のうち、自分に対応付けられた初期申請書類に住民端末500をアクセス(あるいはダウンロード)させ、未記入となっている記入欄に必要事項を記入する操作を行う。対象住民は、未記入となっている記入欄への記入を完了させると、申請書類提出(申請書類送信)の操作を行う。申請書類提出の操作に応じて、必要事項の記入が完了された初期申請書類が、提出申請書類として、行政事務処理システム100の提出申請書類記憶部134に記憶される。このようにして住民からの行政機関AGへの申請書類の提出がネットワーク経由で行われる。
[住民端末の機能構成例]
図5を参照して、住民端末500の機能構成例について説明する。同図に示される住民端末500としての機能は、住民端末500としてのハードウェアにおいて備えられるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
同図の住民端末500は、通信部501、ユーザインターフェース部502、制御部503、及び記憶部504を備える。
通信部501は、ネットワーク経由で行政事務処理システム100と通信可能に接続する。
ユーザインターフェース部502は、ユーザインターフェースを構成する部位である。具体的に、ユーザインターフェース部502は、ユーザの操作を受け付ける入力デバイスと、画像や音声を出力する表示部、音声出力部等を備える。また、入力デバイスには、音声入力に対応するものや、表示面部に対する操作が可能なタッチパネルなども含まれてよい。
制御部503は、住民端末500における各種の制御を実行する。
記憶部504は、住民端末500に対応する各種の情報を記憶する。
[処理手順例]
図6のシーケンス図を参照して、本実施形態における行政事務処理システム100、基幹システム200、民間情報管理システム400、及び住民端末500が、行政サービスの案内と申請書類の審査とに応じて実行する処理手順例について説明する。
ステップS100:行政事務処理システム100においてスケジューリング部121は、行政サービス関連情報記憶部132が記憶する行政サービスごとの行政サービス関連情報に格納される案内日時を参照することで、サービス案内情報を提供すべき日時に至った行政サービスの判定を行っている。
なお、スケジューリング部121は、判定にあたっては、行政サービス関連情報に格納される申請期間に基づいて案内日時を導出し、導出した案内日時に至ったか否かを判定するようにしてもよい。この場合、行政サービス関連情報における案内日時の情報は省略されてよい。
ステップS102:ステップS100にて或る行政サービスにてサービス案内情報を提供すべきタイミングとなったことが判定されると、情報収集部122は、案内対象となった行政サービスに対応する行政サービス関連情報に格納される行政サービス情報を参照することで、住民関連情報の収集先となる基幹システム200、民間情報管理システム400を特定する。
この場合、行政サービス情報に住民関連情報の収集先を示す情報が含まれている場合には、情報収集部122は、当該収集先を示す情報を参照して収集先を特定してよい。あるいは、情報収集部122は、対応の行政サービス情報が示す行政サービスの種別、サービス内容等の情報に基づいて、住民関連情報の収集先を特定してもよい。
ステップS104:情報収集部122は、ステップS102にて収集先として特定した基幹システム200が記憶する住民関連情報を取得する。
ステップS106:情報収集部122は、ステップS102にて収集先として特定した民間情報管理システム400が記憶する住民関連情報を取得する。
ステップS108:対象住民抽出部123は、ステップS104及びステップS106により取得した住民関連情報に基づいて、対応の行政サービスを案内する対象となる住民(対象住民)を抽出する。
ステップS110:申請書類作成部124は、ステップS108により抽出された対象住民ごとの初期申請書類を作成する。初期申請書類の作成にあたっては、申請書類作成部124は、ステップS104、S106により取得した対象住民の住民関連情報を利用して、記入可能な記入欄への必要事項の記入を行っておくようにされる。
申請書類作成部124は、作成した初期申請書類を初期申請書類記憶部133に記憶させる。
ステップS112:案内部125は、各対象住民の住民端末500にサービス案内情報を提供する。この際、案内部125は、対象住民ごとに、提供方法情報記憶部131が記憶する提供方法情報を参照して提供方法を特定する。ここでは、提供方法として、住民端末500への送信が指定されていた場合を例に挙げる。この場合、案内部125は、さらに提供方法情報が示す送信先の住民端末500を特定し、特定した住民端末500にサービス案内情報を送信するようにされる。
また、この場合の案内部125が送信するサービス案内情報は、例えば対応の行政サービスの行政サービス関連情報の行政サービス情報に含めておくようにされてよい。この場合、案内部125は、対応の行政サービスの行政サービス関連情報から取得したサービス案内情報を住民端末500に送信してよい。
この場合の案内部125は、住民端末500に送信されるサービス案内情報を、参照した送信先情報が示す送信先に応じて、住民サービス案内アプリケーションに送信してもよいし、電子メールとして送信してよいし、ショートメールにより送信してもよい。
ステップS114:住民端末500において制御部503は、ステップS112により送信されたサービス案内情報を、例えば対象住民の操作に応じてユーザインターフェース部502にて表示により出力させる。また、制御部503は、サービス案内情報を音声により出力してもよい。
ステップS120:ステップS114により住民端末500にて出力させたサービス案内情報により、対象住民は、自分がサービス案内情報により案内された行政サービスを利用可能であることを把握できる。また、ステップS114により住民端末500にて出力させたサービス案内情報には、案内された行政サービスの利用を申請するために用意された初期申請書類へのリンクが示されている。
そこで、対象住民は、サービス案内情報にて示されるリンクを操作する。リンクに対する操作に応じて、住民端末500は、操作されたリンクが示す初期申請書類にアクセスする。このようにして住民端末500がアクセスする初期申請書類は、対象住民に対応付けられたものとなる。住民端末500は、アクセスした初期申請書類に記入の操作を行うことが可能な申請書類記入画面を、ユーザインターフェース部502における表示部にて表示させてよい。
ステップS122:対象住民は、住民端末500を操作して、ステップS120に対応して表示された申請書類記入画面にて表示されている初期申請書類において未記入となっている記入欄に必要事項を記入したうえで、申請書類提出の操作を行う。申請書類提出の操作が行われたことに応じて、住民端末500は、記入済みの初期申請書類を、提出申請書類として行政事務処理システム100に送信する。
行政事務処理システム100は、送信された提出申請書類を、提出申請書類記憶部134に記憶させる。
ステップS124:行政事務処理システム100において審査部126は、ステップS122により提出申請書類記憶部134に記憶された提出申請書類に記入された内容に基づき、対応の対象住民について審査を行う。審査部126は、審査として、例えば提出申請書類の記載不備の有無の判定、対象住民が対応の行政サービスを利用する適格性を有しているか否かの判定、条件に応じて適用期間が異なるような行政サービスの場合には、適用期間の特定、給付金等の行政サービスの場合には、提出申請書類に記入された内容に基づく給付金額の算出などを行ってよい。また、審査部126は、例えば記載不備のうちで可能なものについては訂正を行ってもよい。
なお、前述のように、審査部126による審査に代えて、職員OFが行政機関端末300を操作することにより、提出申請書類の審査を行い、審査結果を行政事務処理システム100に送信するようにしてよい。
ステップS126:審査部126は、ステップS124による審査結果を、対応の対象住民の住民端末500に送信する。
審査部126は、ステップS112により送信されるサービス案内情報と同様に、審査結果について、対応の送信先情報が示す送信先に応じて、住民サービス案内アプリケーションに送信してもよいし、電子メールとして送信してよいし、ショートメールにより送信してもよい。
ステップS128:住民端末500において制御部503は、ステップS126により送信された審査結果を、対象住民の操作に応じて、ユーザインターフェース部502にて表示等により出力する。
このような構成では、行政機関AGが、各基幹システム200から収集した住民関連情報を利用して対象住民を抽出するようにされている。これにより、行政サービスごとに対応する対象住民の特定を効率よく行うことができる。そのうえで、行政機関AGから、抽出した対象住民の住民端末500にサービス案内情報を提供するようにされている。これにより、例えば行政機関AGのホームページなどで行政サービスを告知し、住民からの申請を待つようにされた場合などと比較して、行政機関AGから住民に向けて行政サービスに関する情報を積極的に通知することが可能となる。
[行政サービス案内の具体例]
上記構成の行政事務処理システム100は、多様な行政サービスに対応して案内を行うことが可能とされるが、以下に、行政サービス案内の具体例について説明する。
〔第1例〕
行政サービス案内の第1例は、保育給付認定及び保育入所申請の行政サービスの案内である。保護者が保育給付認定を受けるにあたっては、保育給付認定申請手続と、保育園の入所申し込みとの各申請を行う必要がある。
この場合、行政事務処理システム100は、保育給付認定及び保育入所申請の行政サービスに対応する申請期間に対して所定日数前を案内日時として、サービス案内情報を対象住民に提供するようにされる。
この場合のサービス案内情報は、保育園に入所する資格を有する児童の保護者である対象住民に向けて、保育給付認定の申請手続及び保育入所申請を行ってもらうよう案内するものとなる。
この場合の情報収集部122は、ステップS102において、例えば、住民基本台帳の管理業務に対応する基幹システム200、子育て支援業務に対応する基幹システム200、税務に対応する基幹システム200のそれぞれから住民関連情報を取得してよい。
具体的に、情報収集部122は、住民基本台帳の管理業務に対応する基幹システム200からは、世帯情報を住民関連情報として取得してよい。世帯情報によっては、住民の世帯構成が示される。このため、対象住民抽出部123は、世帯情報に基づいて、保育園に入園可能な年齢の児童がいる世帯を特定できる。
また、情報収集部122は、子育て支援業務に対応する基幹システム200からは、児童の保育園の入所状況を示す保育入所情報を住民関連情報として取得してよい。対象住民抽出部123は、保育入所情報に基づいて、保育園に入園可能な年齢の児童のうち、未だ保育園に入所していない児童を特定できる。
対象住民抽出部123は、上記のように未だ保育園に入所していない児童を特定すると、特定した児童の保護者である住民を対象住民として抽出してよい。
また、情報収集部122は、税務に対応する基幹システム200からは、世帯ごとの税額の情報を住民関連情報として取得してよい。税額の情報は、例えば申請書類作成部124が世帯収入を計算するのに用いられる。計算された世帯収入は、初期申請書類に予め記入される情報として用いられてよい。
〔第2例〕
行政サービス案内の第2例は、水道料金減免制度としての行政サービスの案内である。水道料金減免の行政サービスでは、例えば児童扶養手当受給世帯、特別児童扶養手当受給世帯、障害者世帯、要介護者世帯等が水道料金の減免制度を利用することができる。
水道料金減免制度の場合、申請は通年可能である。そこで、行政事務処理システム100は、例えば日単位、週単位、月単位による所定期間おきに案内日時を設定し、設定された案内日時ごとにサービス案内情報を対象住民に提供してよい。
この場合のサービス案内情報は、対象住民に向けて、水道料金の減免を受けられるので、そのための申請を行ってもらうよう案内するものとなる。
この場合の情報収集部122は、ステップS102において、例えば、水道料金管理業務に対応する基幹システム200、住民基本台帳の管理業務に対応する基幹システム200、児童扶養手当給付業務に対応する基幹システム200、障害者福祉業務に対応する基幹システム200、介護保険業務に対応する基幹システム200等のそれぞれから住民関連情報を取得してよい。
情報収集部122は、水道料金管理業務に対応する基幹システム200から世帯ごとの水道使用料金を示す情報を住民関連情報として取得する。
また、情報収集部122は、住民基本台帳の管理業務に対応する基幹システム200から、世帯情報を住民関連情報として取得する。
また、情報収集部122は、児童扶養手当給付業務に対応する基幹システム200から児童扶養手当が給付されている世帯を示す情報を住民関連情報として取得する。
また、情報収集部122は、障害者福祉業務に対応する基幹システム200から障害者である住民ごとの等級等を示す情報を住民関連情報として取得する。
また、情報収集部122は、介護保険業務に対応する基幹システム200から、所定の要介護レベルの認定を受けた住民に関する情報を住民関連情報として取得する。
対象住民抽出部123は、上記のように情報収集部122が収集した住民関連情報に基づいて、例えば、水道料金の減免制度が適用される世帯の世帯主である住民を対象住民として抽出する。
本例の場合には、対象住民抽出部123が対象住民を抽出した段階で、対象住民の世帯が、児童扶養手当が給付されている世帯、もしくは障害者が世帯員として含まれる世帯、もしくは要介護者が世帯員として含まれる世帯であることが特定されている。このため、申請にあたっては、児童扶養手当が給付されていること、もしくは障害者であること、もしくは要介護者であることを示す証書や手帳等の現物を提示する手続を省略することが可能になる。
〔第3例〕
行政サービス案内の第3例は、特定健康診査としての行政サービスの案内である。特定健康診査は、所定の年齢範囲の被保険者、被扶養者を対象として、メタボリックシンドロームに着目して病気のリスクの有無を検査する行政サービスである。
この場合の行政事務処理システム100は、特定健康診査が実施されるスケジュールに基づいて、特定健康診査が実施されるより前の所定のタイミングで特定健康診査の受診申し込み(申請)を案内するサービス案内情報を、対象住民に提供する。
この場合の情報収集部122は、ステップS102において、例えば、住民の健康管理業務に対応する基幹システム200から、特定健康診査の対象者である住民のリスト(診査対象者リスト)と、住民ごとの特定健康診査の受診履歴を住民関連情報として取得してよい。
対象住民抽出部123は、住民関連情報として取得された診査対象者リストと受診履歴とに基づいて、今回の対象の特定健康診査を受診できる住民を対象住民として抽出する。
そのうえで、本例における案内部125は、対象住民の受診履歴に応じて訴求内容を異ならせたサービス案内情報を作成し、作成したサービス案内情報のそれぞれを対応の対象住民に提供するようにされてよい。
〔第4例〕
行政サービス案内の第4例は、補助金等の給付としての行政サービスの案内である。
一例として、住宅リフォームの補助金等であれば、行政事務処理システム100は、登記簿管理等の業務に対応する基幹システム200から住宅の建築年月日等を取得し、築年数が一定以上でリフォームの履歴のない住宅の世帯主を対象住民として抽出し、対象住民に向けてサービス案内情報の提供を行ってよい。また、この場合の行政サービス案内情報の提供タイミングとしては、住宅リフォームの補助金給付が年度ごとに行われることに応じて、対象年度がはじまる所定期間前の日時が案内日時として設定されてよい。
また、この場合の申請書類作成部124は、例えば個人番号管理業務等に対応する基幹システム200から取得した住民関連情報に基づいて、対象住民が個人番号に対応付けて金融機関の預貯金口座を登録しているか否かを判定してよい。対象住民が個人番号に対応付けて金融機関の預貯金口座を登録している場合、申請書類作成部124は、初期申請書類の補助金の振込先の口座の記入欄について、個人番号に対応付けられた口座の情報を用いて記入済みとすることができる。
なお、上述の行政事務処理システム100、基幹システム200、行政機関端末300、民間情報管理システム400、及び住民端末500等としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の行政事務処理システム100、基幹システム200、行政機関端末300、民間情報管理システム400、及び住民端末500等としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
<付記>
(1)本実施形態の一態様は、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部と、前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部とを備える行政事務処理システムである。
(2)本実施形態の一態様は、(1)に記載の行政事務処理システムであって、記対象住民抽出部により抽出された対象住民に向けて前記所定の行政サービスの案内が提供されるようにする案内部をさらに備えてよい。
(3)本実施形態の一態様は、(2)に記載の行政事務処理システムであって、前記案内部は、前記対象住民抽出部により抽出された対象住民の住民端末に、前記所定の行政サービスの案内に関する情報を送信してよい。
(4)本実施形態の一態様は、(2)または(3)に記載の行政事務処理システムであって、記憶部に記憶され、行政サービスの申請期間に関する申請期間情報に基づいて、前記案内部が案内に関する情報を送信するタイミングを指示するスケジューリング部をさらに備えてよい。
(5)本実施形態の一態様は、(1)または(4)のいずれか1つに記載の行政事務処理システムであって、前記所定の行政サービスの申請を行うのに前記対象住民が自治体に提出する申請書類を作成するにあたり、当該申請書類の記入項目のうちで前記対象住民に対応する住民関連情報が有する情報については記入済みとした初期申請書類を作成する申請書類作成部をさらに備えてよい。
(6)本実施形態の一態様は、(5)に記載の行政事務処理システムであって、前記申請書類作成部は、作成した初期申請書類を対象住民に対応付けて記憶部に記憶させ、住民端末が対象住民に対応付けられた申請書類にアクセスしたことに応じて、住民端末に対する対象住民の操作に応じて、前記初期申請書類における記入項目への情報の入力を行うことで、住民端末が自治体に提出する提出申請書類を作成してよい。
(7)本実施形態の一態様は、(1)から(6)のいずれか1つに記載の行政事務処理システムであって、前記情報収集部は、さらに民間が対応する所定の民間システムが記憶し、住民に関連する情報として当該民間システムの機能に応じた内容を有する住民関連情報を収集してよい。
(8)本実施形態の一態様は、行政事務処理システムにおける行政事務処理方法であって、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集ステップと、前記情報収集ステップにより収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出ステップを含む行政事務処理方法である。
(9)本実施形態の一態様は、行政事務処理システムにおけるコンピュータを、自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部、前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部として機能させるためのプログラムである。
100 行政事務処理システム、101 通信部、102 制御部、103 記憶部、121 スケジューリング部、122 情報収集部、123 対象住民抽出部、124 申請書類作成部、125 案内部、126 審査部、131 提供方法情報記憶部、132 行政サービス関連情報記憶部、133 初期申請書類記憶部、134 提出申請書類記憶部、200 基幹システム、300 行政機関端末、400 民間情報管理システム、500 住民端末、501 通信部、502 ユーザインターフェース部、503 制御部、504 記憶部

Claims (9)

  1. 自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部と、
    前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部と、
    を備える行政事務処理システム。
  2. 前記対象住民抽出部により抽出された対象住民に向けて前記所定の行政サービスの案内が提供されるようにする案内部をさらに備える
    請求項1に記載の行政事務処理システム。
  3. 前記案内部は、前記対象住民抽出部により抽出された対象住民の住民端末に、前記所定の行政サービスの案内に関する情報を送信する
    請求項2に記載の行政事務処理システム。
  4. 記憶部に記憶され、行政サービスの申請期間に関する申請期間情報に基づいて、前記案内部が案内に関する情報を送信するタイミングを指示するスケジューリング部をさらに備える
    請求項2または3に記載の行政事務処理システム。
  5. 前記所定の行政サービスの申請を行うのに前記対象住民が自治体に提出する申請書類を作成するにあたり、当該申請書類の記入項目のうちで前記対象住民に対応する住民関連情報が有する情報については記入済みとした初期申請書類を作成する申請書類作成部をさらに備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の行政事務処理システム。
  6. 前記申請書類作成部は、
    作成した初期申請書類を対象住民に対応付けて記憶部に記憶させ、
    住民端末が対象住民に対応付けられた申請書類にアクセスしたことに応じて、住民端末に対する対象住民の操作に応じて、前記初期申請書類における記入項目への情報の入力を行うことで、住民端末が自治体に提出する提出申請書類を作成する
    請求項5に記載の行政事務処理システム。
  7. 前記情報収集部は、さらに民間が対応する所定の民間システムが記憶し、住民に関連する情報として当該民間システムの機能に応じた内容を有する住民関連情報を収集する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の行政事務処理システム。
  8. 行政事務処理システムにおける行政事務処理方法であって、
    自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集ステップと、
    前記情報収集ステップにより収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出ステップと、
    を含む行政事務処理方法。
  9. 行政事務処理システムにおけるコンピュータを、
    自治体が有する1以上の基幹システムのそれぞれにて記憶され、住民に関連する情報として基幹システムの業務に応じた内容を有する住民関連情報を収集する情報収集部、
    前記情報収集部により収集された住民関連情報に基づいて、前記自治体に対応する住民のうちから、前記自治体が実施する所定の行政サービスを利用可能な対象住民を抽出する対象住民抽出部、
    として機能させるためのプログラム。
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