JP2024082019A - メールを送信するためのプログラム、システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メールに新しく追加された宛先アドレスに、当該メールに関連する一連のメールを送信する技術を提供する。【解決手段】メールサーバーによって実行されるプログラムは、メールを受信するステップと、メールに関連する過去メールを検索するステップと、メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスがメールに追加されているか否かを判定するステップと、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップとをメールサーバーに実行させる。【選択図】図1

Description

本開示は、メールを送信するための技術に関し、より特定的には、メールに新しく宛先アドレスが追加された場合の処理に関する。
近年、ビジネスの場において、多くの議題が、メールを介して話し合われる。その際、複数のメールが複数の関係者間で送受信されることがある。また、メールの宛先アドレスは、途中から追加されることがある。途中から追加された宛先アドレスのユーザーは、議題の過去の経緯を知らないことがあり、また、過去のメールを参照できないことがある。そのため、過去のメール(過去の議題のやりとり)の内容を新しく追加された宛先アドレスのユーザーに容易に共有するための技術が求められている。
過去のメールの内容を共有する技術に関し、例えば、特開2007-207025号公報(特許文献1)は、「ネットワークを介して受信した電子メールがメーリングリストにより配信されたものであるか否か、またはメーリングリストにより配信された電子メールが転送されたものであるか否かを判断する判断手段と、記憶手段と、制御手段を備える。制御手段は、受信した電子メールがメーリングリストにより配信されたものである場合、またはメーリングリストにより配信された電子メールが転送されたものである場合は、該電子メールを保存可能なボックスを、前記メーリングリストに関連付けた状態で前記記憶手段に生成し、そのボックスに電子メールを格納する」画像処理装置を開示している([要約]参照)。
特開2007-207025号公報
特許文献1に開示された技術によると、メールに新しく追加された宛先アドレスのユーザーは、過去のメールが記憶された格納領域を自分自身で参照する必要がある。
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、メールに新しく追加された宛先アドレスに、当該メールに関連する一連のメールを送信する技術を提供することにある。
ある実施の形態に従うと、メールサーバーによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、メールを受信するステップと、メールに関連する過去メールを検索するステップと、メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスがメールに追加されているか否かを判定するステップと、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップとをメールサーバーに実行させる。
他の実施の形態に従うと、メールクライアントによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、メールを返信または転送する命令を受け付けるステップと、メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスがメールに追加されているか否かを判定するステップと、返信または転送されるメールに関連する過去メールを検索するステップと、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップとをメールクライアントに実行させる。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールのうち、新しい宛先アドレスに送られていないメールのみを送信するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールのうち、添付ファイルが含まれるメールのみを送信するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、各メールの受信時間に基づいて、メールに関連する1つ以上のメールの送信順序を決定するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルを変更するステップを含む。
ある局面において、メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルを変更するステップは、メールに関連する1つ以上のメールの各々に含まれる過去の送信者、受信者、送信順序、送信日時、受信日時、またはこれらの組み合わせを、メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルに追加することを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、予め定められたルールに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールの送信先を制限するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールの添付ファイルを暗号化するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールのうち、現在から一定期間内に送信されたメールのみを送信するステップを含む。
ある局面において、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップは、メールに関連する1つ以上のメールのうち、受信日時が新しい順に一定数のメールのみを送信するステップを含む。
さらに他の実施の形態に従うと、上記のプログラムを格納した記憶部と、プログラムを実行するためのプロセッサーとを備える、システムが提供される。
また、他の実施の形態に従うと、メールサーバーによって実行される方法が提供される。方法は、メールを受信するステップと、メールに関連する過去メールを検索するステップと、メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスがメールに追加されているか否かを判定するステップと、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップとを含む。
さらに、他の実施の形態に従うと、メールサーバーによって実行される他の方法が提供される。方法は、メールを返信または転送する命令を受け付けるステップと、メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスがメールに追加されているか否かを判定するステップと、返信または転送されるメールに関連する過去メールを検索するステップと、新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、メールに関連する1つ以上のメールを、新しい宛先アドレスに転送するステップとを含む。
ある実施の形態に従うと、メールに新しく追加された宛先アドレスに、当該メールに関連する一連のメールを送信することができる。
この開示内容の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本開示に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施の形態に従うメールシステム20の動作の一例を示す図である。 メールシステム20の構成の一例を示す図である。 メールシステム20に含まれる各装置として使用される情報処理装置300の構成の一例を示す図である。 SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230が実行するメール受信処理の一例を示す図である。 SMTPサーバー200の動作の第1の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第1の例を示す図である。 メールクライアント230の動作の第1の例を示す図である。 メールクライアント230の動作の第2の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第2の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第3の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第4の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第5の例を示す図である。 関連メールを検索するサブルーチンの第6の例を示す図である。 SMTPサーバー200の動作の第2の例を示す図である。 SMTPサーバー200の動作の第3の例を示す図である。 SMTPサーバー200の動作の第4の例を示す図である。 メールクライアント230の動作の第3の例を示す図である。 メールクライアント230の動作の第4の例を示す図である。 メールクライアント230の動作の第5の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示に係る技術思想の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.システムの概要および構成>
まず、図1~図3を参照して、本実施の形態に従うメールシステム20(図2参照)の動作概要および構成について説明する。
本明細書において、「システム」は、1または複数の装置からなる構成、サーバー、クラウド環境に構築された仮想マシンもしくはコンテナ、または、これらの少なくとも一部からなる構成を包含する。また、装置は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバー装置、タブレット、スマートフォン等の情報処理装置を含んでいてもよく、また、これらの組合せであってもよい。
本明細書において、「メールサーバー」は、メールクライアント間のメールを送受信する機能を有するサーバーである。メールサーバーは、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバー、DNS(Domain Name System)サーバーおよびPOP(Post Office Protocol)3サーバーもしくはIMAP(Internet Message Access Protocol)サーバーの一部または全てを包含する。また、メールサーバーは、SMTPサーバーからメールを取得可能な他のサーバーであってもよい。
本明細書において、「メールクライアント」は、ユーザーが使用するアプリケーションであり、メールを送受信する機能を備える。ある実施の形態に従うと、メールクライアントは、ユーザーの端末にインストールされるスタンドアロンのアプリケーション(メーラー)である。他の実施の形態に従うと、メールクライアントは、ウェブブラウザを介して使用されるウェブアプリケーション(ウェブメーラー)である。
本明細書において、「システム、サーバー、クライアント」は、1台以上の装置、または、1台以上の装置の上で動作するアプリケーションの両方を包含する。例えば、メールサーバーは、メールの送受信機能を備えたサーバー装置であってもよいし、サーバー装置にインストールされるプログラム(SMTP、DNS、POP3)であってもよい。
本明細書において、「関連メール」は、返信メールまたは転送メールの直接的または間接的に元となったメールである。例えば、メールAに対してメールBが返信されたとする。この場合、メールAは、メールBに対する関連メール(過去メール)である。メールAに記載された内容がメールCとして転送されたとする。この場合、メールAは、メールCに対する関連メール(過去メール)である。また、メールAはメールDに対する返信メールであるとする。この場合、メールDは、メールA,B,Cに対する関連メール(過去メール)である。
図1は、本実施の形態に従うメールシステム20の動作の一例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態に従うメールシステム20を用いたメールの送受信の一例について説明する。図1の例では、ユーザーAおよびユーザーBがある議題に関するメールをやりとりしている。そして、ユーザーC(新しいユーザー)は、途中から議題に参加している(メールに、ユーザーC(新しいユーザー)のメールアドレスが追加されている)。説明を簡単にするため、図1では、メールクライアントおよびサーバー等が記載されていないが、実際には、ユーザーA,B,Cは、図2に示されるメールシステム20を使用してメールの送受信を行っている。
ステップS1において、ユーザーAおよびユーザーBは、ある議題に関するメールを複数回送受信する。より具体的には、例えば、ユーザーAが1通目のメールをBに送信する。次に、ユーザーBが、受信メールに対して返信する。ユーザーAは、返信メールを受信する。これ以降は、ユーザーA,Bは、受信メールに対して返信し合うことで、やりとりを行う。
ステップS2において、ユーザーAは、ユーザーC(新しいユーザー)をメールの宛先に追加して、メールをユーザーC(新しいユーザー)に送信する。メールは、ユーザーB,Cに送信される。なお、本明細書において、「ユーザーをメールの宛先に追加すること」は、ユーザーのメールアドレスをメールの宛先に追加することを意味する。また、本明細書において、「ユーザー」は、ユーザー自身、または、ユーザーのメールアドレスを意味する。
ステップS3において、メールシステム20は、過去にユーザーAおよびユーザーB間でやりとりされたメールをユーザーC(新しいユーザー)に送信する。より具体的には、メールシステム20は、ユーザーC(新しいユーザー)を宛先に追加されたメールに関連する1つ以上のメール(過去のメール)を、ユーザーC(新しいユーザー)のメールアドレスに送信する。
ある実施の形態に従うと、ユーザーAによって使用されるメールクライアントが、ステップS3の処理を実行する。他の実施の形態に従うと、メールサーバー(SMTPサーバー)が、ステップS3の処理を実行する。
上記の一連の処理により、新しく議題に参加したユーザーC(新しいユーザー)は、議題についての過去のやりとり(ユーザーA,Bのやりとり)を取得し、当該やりとりの内容を把握し得る。
図2は、メールシステム20の構成の一例を示す図である。図2を参照して、本実施の形態に従うメールシステム20の構成の一例について説明する。
メールシステム20は、主な構成として、メールクライアント230と、SMTPサーバー200と、DNSサーバー210と、POP3サーバー220とを備える。
メールクライアント230は、ユーザーが使用するメール用のアプリケーションまたは情報処理端末である。メールクライアント230は、メールの送信機能、受信機能、転送機能、閲覧機能等を備える。メールクライアント230は、メールを送信する場合、SMTPサーバー200にメールを送信する。メールクライアント230は、メールを受信する場合、POP3サーバー220に受信メールが存在するか否かを問い合せる。
ある実施の形態に従うと、メールクライアント230は、図1を参照して説明された機能を実現するために、メールクライアント230がインストールされた端末のストレージに保存されたメールを検索する機能を備える。より具体的には、メールクライアント230は、あるメールに関連する1つ以上のメール(過去メール)を検索するために、メールクライアント230がストレージに保存したメールを検索する。
他の実施の形態に従うと、メールクライアント230は、ユーザーのPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット等の情報端末にインストールされるアプリケーションとして実現される。さらに他の実施の形態に従うと、メールクライアント230は、ウェブアプリケーションとして実現される。
SMTPサーバー200は、メールクライアント230からメールを受信し、当該メールを宛先のメールアドレスに対応するPOP3サーバー220またはIMAPサーバーに送信する。
ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、図1を参照して説明された機能を実現するために、POP3サーバー220が保存したメールを検索する機能を備える。この場合、SMTPサーバー200は、あるメールに関連する1つ以上のメール(過去メール)を検索するために、POP3サーバー220がストレージに保存したメールを検索する。
他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、図1を参照して説明された機能を実現するために、メールクライアント230から受信したメールをSMTPサーバー200がインストールされた装置等のストレージに保存する機能を備える。この場合、SMTPサーバー200は、あるメールに関連する1つ以上のメール(過去メール)を検索するために、SMTPサーバー200がストレージに保存したメールを検索する。
DNSサーバー210は、SMTPサーバー200からの問合せに対して、宛先メールアドレスに対応するIPアドレスをSMTPサーバー200に返す。SMTPサーバー200は、当該IPアドレスに向けてメールを送信する。
POP3サーバー220は、SMTPサーバー200からメールを受信する。POP3サーバー220は、受信したメールを保存する機能を備える。ある実施の形態に従うと、POP3サーバー220は、メールをPOP3サーバー220がインストールされた装置のストレージに保存する。他の実施の形態に従うと、POP3サーバー220は、メールをPOP3サーバー220がインストールされた装置とは別の装置のストレージまたはクラウド環境上に保存する。
図3は、メールシステム20に含まれる各装置として使用される情報処理装置300の構成の一例を示す図である。図3を参照して、メールシステム20に含まれる各装置として使用される情報処理装置300の構成の一例について説明する。
情報処理装置300は、CPU(Central Processing Unit)1と、1次記憶装置2と、2次記憶装置3と、外部機器インターフェイス4と、入力インターフェイス5と、出力インターフェイス6と、通信インターフェイス7とを含む。
CPU1は、情報処理装置300の各種機能を実現するためのプログラムを実行し得る。CPU1は、例えば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。ある実施の形態に従うと、情報処理装置300は、例えば、少なくとも1つのGPU(Graphics Processing Unit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはこれらの組み合わせ等を含んでいてもよい。
1次記憶装置2は、CPU1によって実行されるプログラムと、CPU1によって参照されるデータとを格納する。ある局面において、1次記憶装置2は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)またはSRAM(Static Random Access Memory)等によって実現され得る。
2次記憶装置3は、不揮発性メモリーであり、CPU1によって実行されるプログラムおよびCPU1によって参照されるデータを格納している。その場合、CPU1は、2次記憶装置3から1次記憶装置2に読み出されたプログラムを実行し、2次記憶装置3から1次記憶装置2に読み出されたデータを参照する。ある局面において、2次記憶装置3は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリー等によって実現され得る。
外部機器インターフェイス4は、プリンター、スキャナーおよび外付けHDD等の任意の外部機器に接続され得る。ある局面において、外部機器インターフェイス4は、USB(Universal Serial Bus)端子等によって実現され得る。
入力インターフェイス5は、キーボード、マウス、タッチパッドまたはゲームパッド等の任意の入力装置に接続され得る。ある局面において、入力インターフェイス5は、USB端子、PS/2端子およびBluetooth(登録商標)モジュール等によって実現され得る。
出力インターフェイス6は、ブラウン管ディスプレイ、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の任意の出力装置に接続され得る。ある局面において、出力インターフェイス6は、USB端子、D-sub端子、DVI(Digital Visual Interface)端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子およびディスプレイポート端子等によって実現され得る。
通信インターフェイス7は、有線ネットワークまたは無線ネットワークを介して他の機器と接続される。ある局面において、通信インターフェイス7は、有線LAN(Local Area Network)ポートおよびWi-Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)モジュール等によって実現され得る。他の局面において、通信インターフェイス7は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)等の通信プロトコルを用いてデータを送受信し得る。
<B.フローチャート>
次に、図4~図19を参照して、メールシステム20の動作手順について説明する。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230内のCPU1は、図3~図19の一部または全ての処理を行うためのプログラムを2次記憶装置3から1次記憶装置2に読み込んで、当該プログラムを実行する。他の局面において、当該処理の一部または全部は、当該処理を実行するように構成された回路素子の組み合わせとしても実現され得る。
図4は、SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230が実行するメール受信処理の一例を示す図である。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、図1を参照して説明された処理を実行するために、図4に示される処理を実行する代わりに、POP3サーバー220が保存した過去メールを検索してもよい。
ステップS410において、SMTPサーバー200、POP3サーバー220およびメールクライアント230は、メールを受信したか否かを判定する。SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230は、メールを受信したと判定した場合(ステップS410にてYES)、制御をステップS420に移す。そうでない場合(ステップS410にてNO)、SMTPサーバー200、POP3サーバー220およびメールクライアント230は、ステップS410の処理を再度繰り返す。
ステップS420において、SMTPサーバー200、POP3サーバー220およびメールクライアント230は、メールを保存する。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230の各々は、SMTPサーバー200、POP3サーバー220、メールクライアント230の各々がインストールされた装置にメールを保存する。他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200、POP3サーバー220およびメールクライアント230の各々は、SMTPサーバー200、POP3サーバー220およびメールクライアント230の各々がインストールされた装置とは別の装置にメールを保存する。
図5は、SMTPサーバー200の動作の第1の例を示す図である。図5を参照して、SMTPサーバー200の動作の第1の例について説明する。
ステップS510において、SMTPサーバー200は、メールクライアント230から、メール送信要求を受信したか否かを判定する。SMTPサーバー200は、メールクライアント230から、メール送信要求を受信したと判定すると(ステップS510にてYES)、制御をステップS520に移す。そうでない場合(ステップS510にてNO)、SMTPサーバー200は、処理を終了する。
ステップS520において、SMTPサーバー200は、保存しているメールから受信したメールに関連するメールを検索する。ステップS520の処理の詳細については、図6を参照して後述する。SMTPサーバー200は、ステップS520の処理を実行することにより、SMTPサーバー200のストレージ等から、メールクライアント230から受信したメールに関連するメールを発見する。
ステップS530において、SMTPサーバー200は、関連メールの中から、転送メールを作成する。例えば、SMTPサーバー200は、メールクライアント230から受信したメールAに対する関連メールB~Dを発見したとする。この場合、SMTPサーバー200は、関連メールB~Dの転送メールを作成する。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、関連メールBの転送メールと、関連メールCの転送メールと、関連メールDの転送メールとを個別に作成する。他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、関連メールB~Dの内容を纏めた1つの転送メールを作成する。
ステップS540において、転送メールの宛先に、メールクライアント230から受信したメールに追加された宛先を入力する。より具体的には、SMTPサーバー200は、受信したメールが、1つ以上の過去メールと比較して、宛先が追加されているか否かを判定する。SMTPサーバー200は、受信したメールが、1つ以上の過去メールと比較して、宛先が追加されていると判定したことに基づいて、転送メールの宛先に、メールクライアント230から受信したメールに追加された宛先を入力する。例えば、メールクライアント230から受信したメールは、関連する過去メールと比較して、ユーザーXの宛先アドレスが追加されていたとする。この場合、SMTPサーバー200は、ユーザーXの宛先アドレスを転送メールの宛先に入力する。
ステップS550において、SMTPサーバー200は、関連メールを転送する。例えば、SMTPサーバー200は、ステップS520にて発見された関連メールB~Dの転送メールを、ステップS540にて転送メールの宛先に入力されたユーザーXの宛先アドレスに送信する。
図6は、関連メールを検索するサブルーチンの第1の例を示す図である。図6を参照して、関連メールを検索するサブルーチンの第1の例について説明する。なお、以下の説明では、SMTPサーバー200を図6のフローの処理主体として説明するが、図6のフローが図7および図8のフローのサブルーチンとして実行される場合等では、メールクライアント230が図6のフローの処理主体になる。
ステップS610において、SMTPサーバー200は、元メールのタイトルを取得する。すなわち、SMTPサーバー200は、メールクライアント230から受信したメールのタイトル(TitleA)を取得する。
ステップS620において、SMTPサーバー200は、1つの保存メールを呼び出す。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、SMTPサーバー200のストレージ内の保存メールを参照する。他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、POP3サーバー220のストレージ内の保存メールを参照する。さらに他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、その他の任意の場所にあるストレージに保存されたメールを参照する。
ステップS630において、SMTPサーバー200は、読み出された1つの保存メール(過去のメール)のタイトル(TitleB)を取得する。
ステップS640において、SMTPサーバー200は、元メールのタイトル(TitleA)と過去メールのタイトル(TitleB)とを比較する。
ステップS650において、SMTPサーバー200は、TitleAおよびTitleBの一致率が予め定められた基準値以上であるか否かを判定する。SMTPサーバー200は、TitleAおよびTitleBの一致率が予め定められた基準値以上であると判定した場合(ステップS650にてYES)、制御をステップS660に移す。そうでない場合(ステップS650にてNO)、SMTPサーバー200は、制御をステップS670に移す。
ステップS660において、SMTPサーバー200は、保存メールが関連メールであると判定する。すなわち、SMTPサーバー200は、メールクライアント230から受信したメールが、ステップS620にて取得された保存メールを直接的または間接的に元にした返信メールまたは転送メールであると判定する。
ステップS670において、SMTPサーバー200は、全ての保存メールを受信メールと比較済みであるか否かを判定する。SMTPサーバー200は、全ての保存メールを受信メールと比較済みであると判定した場合(ステップS670にてYES)、処理を終了する。そうでない場合(ステップS670にてNO)、SMTPサーバー200は、ステップS620に移す。すなわち、SMTPサーバー200は、全ての過去メールのタイトルと、受信メールのタイトルとを比較するまで、ステップS620~S670の処理を繰り返し実行する。
図7は、メールクライアント230の動作の第1の例を示す図である。図7を参照して、メールクライアント230の制御構造について説明する。
ステップS710において、メールクライアント230は、返信メールを作成する命令を受け付けたか否かを判定する。メールクライアント230は、返信メールを作成する命令を受け付けたと判定した場合(ステップS710にてYES)、制御をステップS720に移す。そうでない場合(ステップS710にてNO)、メールクライアント230は、制御をステップS710に移す。
ステップS720において、メールクライアント230は、元メールの宛先を保存する。より具体的には、メールクライアント230は、ステップS710にて、元メールに対する返信メールを作成する。そのため、返信メールの宛先として、元メールの宛先を保存する。
ステップS730において、メールクライアント230は、メール(返信メール)の送信命令を受け付けたか否かを判定する。メールクライアント230は、メールの送信命令を受け付けたと判定した場合(ステップS730にてYES)、制御をステップS740に移す。そうでない場合(ステップS730にてNO)、メールクライアント230は、制御をステップS730に移す。
ステップS740において、メールクライアント230は、元メールと比較して、新しい宛先が返信メールの宛先に追加されているか否かを判定する。例えば、メールクライアント230は、ユーザーがメールクライアント230の返信ボタン(図8の場合は転送ボタン)を押して、宛先アドレス欄にメールアドレスを追加したことを検知することで、新しい宛先が返信メールの宛先に追加されているか否かを判定し得る。メールクライアント230は、新しい宛先が返信メールの宛先に追加されていると判定した場合(ステップS740にてYES)、制御をステップS750に移す。そうでない場合(ステップS740にてNO)、メールクライアント230は、処理を終了する。
ステップS750において、メールクライアント230は、保存しているメールから受信したメールに関連するメールを検索する。ステップS750の処理は、図6を参照して説明した処理に対応する。
ステップS760において、メールクライアント230は、関連メールから転送メールを作成する。例えば、メールクライアント230は、返信メールAに対する関連メールB~Dを発見したとする。この場合、メールクライアント230は、関連メールB~Dの転送メールを作成する。ある実施の形態に従うと、メールクライアント230は、関連メールBの転送メールと、関連メールCの転送メールと、関連メールDの転送メールとを個別に作成する。他の実施の形態に従うと、メールクライアント230は、関連メールB~Dの内容を纏めた1つの転送メールを作成する。
ステップS770において、メールクライアント230は、転送メールの宛先に、返信メールに追加された宛先を入力する。例えば、返信メールは、関連する過去メールと比較して、ユーザーXの宛先アドレスを追加されていたとする。この場合、メールクライアント230は、ユーザーXの宛先アドレスを転送メールの宛先に入力する。
ステップS780において、メールクライアント230は、関連メールを転送する。例えば、メールクライアント230は、ステップS750にて発見された関連メールB~Dの転送メールを、ステップS770にて転送メールの宛先に入力されたユーザーXの宛先アドレスに送信する。
図8は、メールクライアント230の動作の第2の例を示す図である。図8の処理は、図7の処理と異なり、返信メールではなく転送メールの送信時に実行される処理である。
ステップS810において、メールクライアント230は、転送メールを作成する命令を受け付けたか否かを判定する。メールクライアント230は、転送メールを作成する命令を受け付けたと判定した場合(ステップS810にてYES)、制御をステップS820に移す。そうでない場合(ステップS810にてNO)、メールクライアント230は、制御をステップS810に移す。
ステップS820~S880の処理は、ステップS720~S780の処理における「返信メール」を「転送メール」に読み替えた処理であり、処理手順自体は同じである。よって、これらの処理の説明を繰り返さない。
図9は、関連メールを検索するサブルーチンの第2の例を示す図である。ある実施の形態に従うと、図9の処理は、SMTPサーバー200またはメールクライアント230により、図6の処理の代わりに実行される。図9の処理は、返信メール(または転送メール)に新しく追加された宛先アドレスに対して、過去に送信されていない関連メールのみを転送する点で、図6の処理と異なる。
ステップS910~S950,S970,S980の処理の各々と、ステップS610~S670の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS960において、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、返信メール(または転送メール)に追加された宛先が、ステップS920にて呼び出された保存メールの宛先に含まれるか否かを判定する。SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、返信メール(または転送メール)に追加された宛先が、当該保存メールの宛先に含まれると判定した場合(ステップS960にてYES)、制御をステップS980に移す。そうでない場合(ステップS960にてNO)、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、制御をステップS970に移す。
SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS960の処理を実行することで、返信メール(または転送メール)に追加された新しい宛先アドレスに、過去に送信されたことがある関連メールを再送信することを防止し得る。
図10は、関連メールを検索するサブルーチンの第3の例を示す図である。ある実施の形態に従うと、図10の処理は、SMTPサーバー200またはメールクライアント230により、図6の処理の代わりに実行される。図10の処理は、添付ファイルがある関連メールのみを転送する点で、図6の処理と異なる。
ステップS1010~S1050,S1070,S1080の処理の各々と、ステップS610~S670の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1060において、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1020にて呼び出された保存メールに添付ファイルが含まれるか否かを判定する。SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1020にて呼び出された保存メールに添付ファイルが含まれると判定した場合(ステップS1060にてYES)、制御をステップS1070に移す。そうでない場合(ステップS1060にてNO)、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、制御をステップS1080に移す。
SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1060の処理を実行することで、返信メール(または転送メール)に追加された新しい宛先アドレスに、添付ファイルがある(特に重要と考えられる)関連メールのみを送信し得る。
図11は、関連メールを検索するサブルーチンの第4の例を示す図である。ある実施の形態に従うと、図11の処理は、SMTPサーバー200またはメールクライアント230により、図6の処理の代わりに実行される。図11の処理は、時系列に沿って関連メールを検索および送信する点で、図6の処理と異なる。
ステップS1110,S1130~S1170の処理の各々と、ステップS610,S630~S670の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1120において、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、保存メールを時系列に沿って呼び出す。SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1120の処理を実行することで、返信メール(または転送メール)に追加された新しい宛先アドレスに、時系列に沿って、関連メールを送信し得る。
図12は、関連メールを検索するサブルーチンの第5の例を示す図である。ある実施の形態に従うと、図12の処理は、SMTPサーバー200またはメールクライアント230により、図6の処理の代わりに実行される。図12の処理は、現在から一定期間内に送信された関連メールのみを検索する点で、図6の処理と異なる。
ステップS1210,S1230~S1270の処理の各々と、ステップS610,S630~S670の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1220において、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、現在から一定期間内に送信された保存メールを呼び出す。SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1220の処理を実行することで、返信メール(または転送メール)に追加された新しい宛先アドレスに、現在から一定期間内に送信された(比較的新しい)関連メールを送信し得る。
図13は、関連メールを検索するサブルーチンの第6の例を示す図である。ある実施の形態に従うと、図13の処理は、SMTPサーバー200またはメールクライアント230により、図6の処理の代わりに実行される。図13の処理は、受信日時が新しい順に一定数の関連メールのみを検索する点で、図6の処理と異なる。
ステップS1310~S1360,S1380の処理の各々と、ステップS610~S670の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1370において、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、関連メールの数が予め定められた規定数未満か否かを判定する。SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、関連メールの数が予め定められた規定数未満であると判定した場合(ステップS1370にてYES)、制御をステップS1380に移す。そうでない場合(ステップS1370にてNO)、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、処理を終了する。
SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、ステップS1370の処理を実行することで、返信メール(または転送メール)に追加された新しい宛先アドレスに、一定数の関連メールを送信し得る。すなわち、サーバー200またはメールクライアント230は、新しい宛先アドレスに、あまりにも多くの関連メールを送信することを防止し得る。
図14は、SMTPサーバー200の動作の第2の例を示す図である。図14を参照して、SMTPサーバー200の動作の第2の例について説明する。図14の処理は、転送メールのタイトルに関連メールの送信者名を記載する点で、図5の処理と異なる。
ステップS1410~S1440,S1460の処理の各々と、ステップS510~S550の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1450において、SMTPサーバー200は、転送メールのタイトルに、関連メールの送信者名を記載する。すなわち、SMTPサーバー200は、転送メールのタイトルに、ステップS1410におけるメール送信要求の送り元アドレスのユーザー名を記載する。
SMTPサーバー200は、ステップS1450の処理を実行することで、転送メール(関連メール)を受信したユーザーが、転送メールが誰から送られてきたのかを把握できるようにする。
図15は、SMTPサーバー200の動作の第3の例を示す図である。図15を参照して、SMTPサーバー200の動作の第3の例について説明する。図15の処理は、送信元アドレスと宛先アドレスとが同一ドメインの場合に限り、関連メールを転送する点で、図5の処理と異なる。すなわち、SMTPサーバー200は、予め定められたルールに基づいて、あるメールに関連する1つ以上の過去メールの送信先を制限し得る。
ステップS1510,S1530~S1560の処理の各々と、ステップS510~S550の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1520において、SMTPサーバー200は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであるか否かを判定する。SMTPサーバー200は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであると判定した場合(ステップS1520にてYES)、制御をステップS1530に移す。そうでない場合(ステップS1520にてNO)、SMTPサーバー200は、処理を終了する。
SMTPサーバー200は、ステップS1520の処理を実行することで、ドメイン外(例えば、会社の外)に、過去の関連メールが流出することを防止し得る。
図16は、SMTPサーバー200の動作の第4の例を示す図である。図16を参照して、SMTPサーバー200の動作の第4の例について説明する。図16の処理は、送信元アドレスと宛先アドレスとが同一ドメインではない場合に添付ファイルを暗号化して関連メールを転送する点で、図5の処理と異なる。
ステップS1610~S1640,S1660の処理の各々と、ステップS510~S550の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1650において、SMTPサーバー200は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであるか否かを判定する。SMTPサーバー200は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであると判定した場合(ステップS1650にてYES)、制御をステップS1660に移す。そうでない場合(ステップS650にてNO)、SMTPサーバー200は、制御をステップS1670に移す。
ステップS1670において、SMTPサーバー200は、転送メールに添付ファイルがあるか否かを判定する。SMTPサーバー200は、転送メールに添付ファイルがあると判定した場合(ステップS1670にてYES)、制御をステップS1680に移す。そうでない場合(ステップS1670にてNO)、SMTPサーバー200は、制御をステップS1660に移す。
ステップS1680において、SMTPサーバー200は、添付ファイルを暗号化する。
SMTPサーバー200は、ステップS1650,S1670,S1680の処理を実行することで、添付ファイルの情報がドメイン外(社外等)に流出することを防止し得る。
図17は、メールクライアント230の動作の第3の例を示す図である。図17を参照して、メールクライアント230の動作の第3の例について説明する。図17の処理は、転送メールのタイトルに関連メールの送信者名を記載する点で、図7の処理と異なる。
ステップS1710~S1770,S1790の処理の各々と、ステップS710~S780の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1780において、メールクライアント230は、転送メールのタイトルに、関連メールの送信者名を記載する。すなわち、メールクライアント230は、転送メールのタイトルに、メールクライアント230に登録されているユーザー名を記載する。
メールクライアント230は、ステップS1780の処理を実行することで、転送メール(関連メール)を受信したユーザーが、転送メールが誰から送られてきたのかを把握できるようにする。
図18は、メールクライアント230の動作の第4の例を示す図である。図18の処理は、送信元アドレスと宛先アドレスとが同一ドメインの場合に限り、関連メールを転送する点で、図7の処理と異なる。
ステップS1810~S1840,S1860~S1890の処理の各々と、ステップS710~S780の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1850において、メールクライアント230は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであるか否かを判定する。メールクライアント230は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであると判定した場合(ステップS1850にてYES)、制御をステップS1860に移す。そうでない場合(ステップS1850にてNO)、メールクライアント230は、処理を終了する。
メールクライアント230は、ステップS1850の処理を実行することで、ドメイン外(例えば、会社の外)に、過去の関連メールが流出することを防止し得る。
図19は、メールクライアント230の動作の第5の例を示す図である。図19の処理は、送信元アドレスと宛先アドレスとが同一ドメインではない場合、添付ファイルを暗号化して関連メールを転送する点で、図7の処理と異なる。
ステップS1910~S1970,S1985の処理の各々と、ステップS710~S780の処理の各々とは、同一の処理であるため、これらの処理についての説明は繰り返さない。
ステップS1980において、メールクライアント230は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであるか否かを判定する。メールクライアント230は、メールの宛先アドレスおよび送信元アドレスが同じドメインであると判定した場合(ステップS1980にてYES)、制御をステップS1985に移す。そうでない場合(ステップS1980にてNO)、メールクライアント230は、制御をステップS1990に移す。
ステップS1990において、メールクライアント230は、転送メールに添付ファイルがあるか否かを判定する。メールクライアント230は、転送メールに添付ファイルがあると判定した場合(ステップS1990にてYES)、制御をステップS1995に移す。そうでない場合(ステップS1990にてNO)、メールクライアント230は、制御をステップS1985に移す。
ステップS1995において、SMTPサーバー200は、添付ファイルを暗号化する。
SMTPサーバー200は、ステップS1980,S1990,S1995の処理を実行することで、添付ファイルの情報がドメイン外(社外等)に流出することを防止し得る。
なお、図17~図19の処理は、「返信メール」を「転送メール」と呼び変えてもよい。ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200は、図5,図14~図16のフローに含まれる個別の処理を任意に組み合わせて実行してもよい。他の実施の形態に従うと、メールクライアント230は、図7,図8,図17~図19のフローに含まれる個別の処理を任意に組み合わせて実行してもよい。また、他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、図6,図9~図13のフローに含まれる個別の処理を任意に組み合わせて実行してもよい。また、他の実施の形態に従うと、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、送信メールのタイトルに、過去の送信者、受信者、送信順序、送信日時、受信日時またはこれらの組み合わせを追加してもよい。また、SMTPサーバー200またはメールクライアント230は、これらの情報の追加に加えて、メールのタイトルそのものを変更してもよい。さらに、ある実施の形態に従うと、SMTPサーバー200からメールを取得可能な他のサーバーが、SMTPサーバー200の代わりに、本明細書にて説明されたSMTPサーバー200の各種機能(関連メールの転送機能等)を実行してもよい。
以上説明したと通り、本実施の形態に従うメールシステム20は、メールのやりとりの途中に、メールに新しい宛先アドレスが追加されたことに基づいて、当該メールに関連する1つ以上の過去メールを新しい宛先アドレスに送信する。これにより、新しい宛先アドレスのユーザーは、メールのやりとりにおける過去の経緯を容易に把握し得る。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された開示内容は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 CPU、2 1次記憶装置、3 2次記憶装置、4 外部機器インターフェイス、5 入力インターフェイス、6 出力インターフェイス、7 通信インターフェイス、20 メールシステム、200,210,220 サーバー、230 メールクライアント、300 情報処理装置。

Claims (14)

  1. メールサーバーによって実行されるプログラムであって、
    メールを受信するステップと、
    前記メールに関連する過去メールを検索するステップと、
    前記メールを前記過去メールと比較して、新しい宛先アドレスが前記メールに追加されているか否かを判定するステップと、
    前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップとを前記メールサーバーに実行させる、プログラム。
  2. メールクライアントによって実行されるプログラムであって、
    メールを返信または転送する命令を受け付けるステップと、
    前記メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスが前記メールに追加されているか否かを判定するステップと、
    返信または転送される前記メールに関連する過去メールを検索するステップと、
    前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップとを前記メールクライアントに実行させる、プログラム。
  3. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールのうち、前記新しい宛先アドレスに送られていないメールのみを送信するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールのうち、添付ファイルが含まれるメールのみを送信するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  5. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、各メールの受信時間に基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールの送信順序を決定するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  6. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルを変更するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  7. 前記メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルを変更するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールの各々に含まれる過去の送信者、受信者、送信順序、送信日時、受信日時、またはこれらの組み合わせを、前記メールに関連する1つ以上のメールの各々のタイトルに追加することを含む、請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、予め定められたルールに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールの送信先を制限するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  9. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールの添付ファイルを暗号化するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  10. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールのうち、現在から一定期間内に送信されたメールのみを送信するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  11. 前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップは、前記メールに関連する1つ以上のメールのうち、受信日時が新しい順に一定数のメールのみを送信するステップを含む、請求項1または2に記載のプログラム。
  12. 請求項1または2に記載のプログラムを格納した記憶部と、
    前記プログラムを実行するためのプロセッサーとを備える、システム。
  13. メールサーバーによって実行される方法であって、
    メールを受信するステップと、
    前記メールに関連する過去メールを検索するステップと、
    前記メールを前記過去メールと比較して、新しい宛先アドレスが前記メールに追加されているか否かを判定するステップと、
    前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップとを含む、方法。
  14. メールクライアントによって実行される方法であって、
    メールを返信または転送する命令を受け付けるステップと、
    前記メールを過去メールと比較して、新しい宛先アドレスが前記メールに追加されているか否かを判定するステップと、
    返信または転送される前記メールに関連する過去メールを検索するステップと、
    前記新しい宛先アドレスが追加されていることに基づいて、前記メールに関連する1つ以上のメールを、前記新しい宛先アドレスに転送するステップとを含む、方法。
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