JP2024078705A - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024078705A
JP2024078705A JP2022191200A JP2022191200A JP2024078705A JP 2024078705 A JP2024078705 A JP 2024078705A JP 2022191200 A JP2022191200 A JP 2022191200A JP 2022191200 A JP2022191200 A JP 2022191200A JP 2024078705 A JP2024078705 A JP 2024078705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
pipe
section
cooling pipe
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022191200A
Other languages
English (en)
Inventor
星潤 堀江
利幸 降籏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Publication of JP2024078705A publication Critical patent/JP2024078705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2024078705000001
【課題】駆動モーターの温度が上昇することを抑制できる射出成形装置を提供する。
【解決手段】可塑化部と、造形材料を射出するノズルと、可動型を固定型に対して進退させるための型締用モーターと、第1冷却管と、前記第1冷却管と連通する第2冷却管と、前記第1冷却管と前記第2冷却管との間に設けられ、冷却媒体を冷却する冷却部と、を含み、前記可塑化部は、駆動モーターと、溝が形成された溝形成面を有し、前記駆動モーターによって回転軸を中心に回転するスクリューと、前記回転軸に沿った方向において前記溝形成面に対向する対向面を有し、前記ノズルに連通する連通孔が形成されたバレルと、前記材料を加熱するヒーターと、を有し、前記第1冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記駆動モーターを冷却し、前記第2冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記型締用モーターを冷却する、射出成形装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、射出成形装置に関する。
可塑化された材料を成形型のキャビティーに向けて射出し、硬化させることによって成形品を成形する射出成形装置が知られている。
例えば特許文献1には、材料流入通路が一端面に開口するバレルと、バレルの一端面に対して摺接する端面を有するローターと、ローターの端面に形成された螺旋溝と、を備えた可塑化送出装置を含む射出成形機が記載されている。
特開2010-241016号公報
上記のような射出成形機では、ローターを駆動させる駆動モーターと、ヒーターと、の距離が小さいため、駆動モーターの温度が上昇してしまう場合があった。
本発明に係る射出成形装置の一態様は、
材料を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
固定型および可動型によって区画されたキャビティーに向けて、前記造形材料を射出するノズルと、
前記可動型を前記固定型に対して進退させるための型締用モーターと、
第1冷却管と、
前記第1冷却管と連通する第2冷却管と、
前記第1冷却管と前記第2冷却管との間に設けられ、冷却媒体を冷却する冷却部と、
を含み、
前記可塑化部は、
駆動モーターと、
溝が形成された溝形成面を有し、前記駆動モーターによって回転軸を中心に回転するスクリューと、
前記回転軸に沿った方向において前記溝形成面に対向する対向面を有し、前記ノズルに連通する連通孔が形成されたバレルと、
前記材料を加熱するヒーターと、
を有し、
前記第1冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記駆動モーターを冷却し、
前記第2冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記型締用モーターを冷却する。
本実施形態に係る射出成形装置を模式的に示す側面図。 本実施形態に係る射出成形装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る射出成形装置のフラットスクリューを模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る射出成形装置のバレルを模式的に示す図。 本実施形態に係る射出成形装置を模式的に示す斜視図。 本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置の冷却部を模式的に示す斜視図。 本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 射出成形装置
1.1. 全体の構成
まず、本実施形態に係る射出成形装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る射出成形装置100を模式的に示す側面図である。なお、図1では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を示している。X軸方向およびY軸方向は、例えば、水平方向である。Z軸方向は、例えば、鉛直方向である。
射出成形装置100は、図1に示すように、例えば、材料供給部10と、射出部20と、可動型固定部30と、固定型固定部32と、型締部40と、タイバー46と、制御部50と、を含む。
材料供給部10は、射出部20に原料となる材料を供給する。材料供給部10は、ホッパーによって構成されていてもよい。材料供給部10から供給される材料の形状は、例えば、ペレット状、粉末状である。材料供給部10から供給される材料は、例えば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)樹脂である。
射出部20は、材料供給部10から供給された材料を可塑化して、造形材料にする。そして、射出部20は、造形材料をキャビティーに向けて射出する。
なお、可塑化とは、溶融を含む概念であり、固体から流動性を有する状態に変化させることである。具体的には、ガラス転移が起こる材料の場合、可塑化とは、材料の温度をガラス転移点以上にすることである。ガラス転移が起こらない材料の場合、可塑化とは、材料の温度を融点以上にすることである。
可動型固定部30には、図1では図示しない可動型が固定される。固定型固定部32には、図1では図示しない固定型が固定される。可動型および固定型によって、成形品の形状に相当するキャビティーが区画される。射出部20から射出された造形材料は、キャビティーに流れ込む。キャビティーに流れ込んだ造形材料は、冷却されて固化される。これにより、成形品が生成される。
型締部40は、可動型固定部30を固定型固定部32に対して進退させる。これにより、可動型は、固定型に対して進退される。図示の例では、型締部40は、可動型固定部30をY軸方向に移動させる。型締部40は、造形材料が冷却されて固化された後に、可動型を固定型から離隔させる。これにより、成形品が外部に排出される。
タイバー46は、固定型固定部32と型締部40とを接続している。タイバー46は、可動型固定部30を貫通している。タイバー46は、可動型固定部30の進退を案内する。可動型固定部30は、タイバー46に沿って移動する。タイバー46は、例えば、4つ設けられている。タイバー46は、例えば、可動型固定部30の四隅を貫通している。
制御部50は、例えば、プロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースと、を有するコンピューターによって構成されている。制御部50は、例えば、主記憶装置に読み込んだプログラムをプロセッサーが実行することによって、種々の機能を発揮する。具体的には、制御部50は、射出部20および型締部40を制御する。なお、制御部50は、コンピューターではなく、複数の回路の組み合わせによって構成されてもよい。
1.2. 具体的な構成
図2は、射出成形装置100を模式的に示す図1のII-II線断面図である。射出部20は、図2に示すように、例えば、可塑化部60と、射出機構70と、ノズル80と、を有している。
可塑化部60は、材料供給部10から供給された材料を可塑化し、流動性を有するペースト状の造形材料を生成して射出機構70へと導く。可塑化部60は、例えば、スクリューケース62と、駆動モーター64と、フラットスクリュー110と、バレル120と、ヒーター130と、を有している。
スクリューケース62は、フラットスクリュー110を収容する筐体である。スクリューケース62とバレル120とによって囲まれた空間に、フラットスクリュー110が収容されている。
駆動モーター64は、スクリューケース62に接続されている。駆動モーター64は、フラットスクリュー110を回転させる。駆動モーター64は、例えば、サーボモーターである。駆動モーター64のシャフト66は、フラットスクリュー110に接続されている。駆動モーター64は、制御部50によって制御される。
フラットスクリュー110は、回転軸Rに沿った方向の大きさが、回転軸Rに沿った方向と直交する方向の大きさよりも小さい略円柱形状を有している。図示の例では、回転軸Rに沿った方向は、Y軸方向である。駆動モーター64が発生させるトルクによって、フラットスクリュー110は、回転軸Rを中心に回転する。フラットスクリュー110は、主面111と、主面111とは反対側の溝形成面112と、主面111と溝形成面112とを接続する接続面113と、を有している。ここで、図3は、フラットスクリュー110を模式的に示す斜視図である。なお、便宜上、図3では、図2に示した状態とは上下の位置関係を逆向きとした状態を示している。
フラットスクリュー110の溝形成面112には、図3に示すように、第1溝114が形成されている。第1溝114は、例えば、中央部115と、接続部116と、材料導入部117と、を有している。中央部115は、バレル120に形成された連通孔126と対向している。中央部115は、連通孔126と連通している。接続部116は、中央部115と材料導入部117とを接続している。図示の例では、接続部116は、中央部115から溝形成面112の外周に向かって渦状に形成されている。材料導入部117は、溝形成面112の外周に形成されている。すなわち、材料導入部117は、フラットスクリュー110の接続面113に形成されている。材料供給部10から供給された材料は、材料導入部117から第1溝114に導入され、接続部116および中央部115を通って、バレル120に形成された連通孔126に搬送される。図示の例では、第1溝114は、2つ形成されている。
なお、第1溝114の数は、特に限定されない。図示はしないが、第1溝114は、3つ以上形成されていてもよいし、1つだけ形成されていてもよい。
バレル120は、図2に示すように、フラットスクリュー110に対向して設けられている。バレル120は、フラットスクリュー110の溝形成面112に対向する対向面122を有している。対向面122は、Y軸方向において、溝形成面112と対向している。対向面122の中心には、連通孔126が形成されている。ここで、図4は、バレル120を模式的に示す図である。
バレル120の対向面122には、図4に示すように、第2溝124と、連通孔126と、が形成されている。第2溝124は、複数形成されている。図示の例では、6つの第2溝124が形成されているが、その数は、特に限定されない。複数の第2溝124は、Y軸方向からみて、連通孔126の周りに形成されている。第2溝124は、一端が連通孔126に接続され、連通孔126から対向面122の外周に向かって渦状に延びている。第2溝124は、造形材料を連通孔126に導く機能を有している。連通孔126は、可塑化された材料をバレル120の外部に流出させる。
なお、第2溝124の形状は、特に限定されず、例えば、直線状であってもよい。また、第2溝124の一端は、連通孔126に接続されていなくてもよい。さらに、第2溝124は、対向面122に形成されていなくてもよい。ただし、連通孔126に造形材料を効率よく導くことを考慮すると、第2溝124は、対向面122に形成されていることが好ましい。
ヒーター130は、図2に示すように、バレル120に設けられている。ヒーター130は、フラットスクリュー110とバレル120との間に供給された材料を加熱する。ヒーター130は、第1溝114に供給された材料を加熱する。ヒーター130は、制御部50によって制御される。可塑化部60は、フラットスクリュー110、バレル120、およびヒーター130によって、材料を連通孔126に向かって搬送しながら加熱して造形材料を生成し、生成された造形材料を、連通孔126から射出機構70へと流出させる。なお、ヒーター130は、バレル120ではなく、例えば、バレル120の下方に設けられていてもよい。
射出機構70は、例えば、シリンダー72と、プランジャー74と、プランジャー駆動モーター76と、を有している。シリンダー72は、連通孔126に接続された略円筒状の部材である。プランジャー74は、シリンダー72の内部を移動する。プランジャー74は、プランジャー駆動モーター76によって駆動される。プランジャー駆動モーター76は、制御部50によって制御される。なお、シリンダー72は、連通孔126よりも下流の流路に接続されていてもよい。
射出機構70は、プランジャー74をシリンダー72内で摺動させることによって、計量操作および射出操作を実行する。計量操作とは、連通孔126から離れる-X軸方向にプランジャー74を移動させることによって、連通孔126に位置する造形材料をシリンダー72内へと導いて、シリンダー72内において計量する操作を指す。射出操作とは、連通孔126へ近付く+X軸方向にプランジャー74を移動させることによって、シリンダー72内の造形材料を、ノズル80を介してキャビティー34に射出する操作を指す。
ノズル80には、連通孔126と連通しているノズル孔82が形成されている。ノズル80は、可塑化部60から供給された造形材料を、キャビティー34に向けて射出する。具体的には、上述した計量操作および射出操作が実行されることによって、シリンダー72内で計量された造形材料が、射出機構70から連通孔126を介してノズル孔82へと送られる。そして、造形材料は、ノズル孔82からキャビティー34へと射出される。
可動型固定部30は、可動型31を固定している。固定型固定部32は、固定型33を固定している。ノズル孔82に送られた造形材料は、ノズル孔82からキャビティー34に射出される。キャビティー34は、成形品の形状に相当する空間である。可動型31および固定型33の材質は、例えば、金属、セラミック、樹脂である。
型締部40は、例えば、型締用モーター42と、ボールねじ部44と、を有している。型締用モーター42は、ボールねじ部44を介して、可動型固定部30に接続されている。型締用モーター42は、可動型固定部30を固定型固定部32に対して進退させる。型締用モーター42は、可動型31を固定型33に対して進退させる。型締用モーター42は、制御部50によって制御される。ボールねじ部44は、型締用モーター42の駆動による動力を可動型固定部30に伝達する。型締部40は、型締用モーター42およびボールねじ部44によって可動型固定部30をタイバー46に沿って移動させることにより、可動型31および固定型33の開閉を行う。
1.3. 冷却機構
図5は、射出成形装置100を模式的に示す斜視図である。なお、便宜上、図5では、可動型31および固定型33の図示を省略している。
射出成形装置100は、図5に示すように、さらに、冷却機構140を含む。なお、便宜上、図1および図2では、冷却機構140の図示を省略している。
冷却機構140は、図5に示すように、例えば、供給部150と、冷却部152と、第1冷却管160と、第2冷却管162と、第3冷却管164と、第1接続管170と、第2接続管172と、を含む。
供給部150は、第1接続管170を介して第1冷却管160に冷却媒体を供給する。冷却媒体としては、例えば、水が挙げられる。供給部150は、第2冷却管162から第2接続管172を介して冷却媒体を受け入れる。供給部150は、冷却媒体を循環させる。供給部150は、例えば、ポンプを含んで構成されている。供給部150は、例えば、サーモチラーである。
第1接続管170は、供給部150と第1冷却管160とを接続している。冷却媒体は、第1接続管170を介して、第1冷却管160に供給される。第1接続管170の材質は、例えば、金属、樹脂である。
第1冷却管160は、第1接続管170と冷却部152とを接続している。第1冷却管160の材質は、例えば、金属、樹脂である。第1冷却管160は、例えば、第1管部160aと、第2管部160bと、第3管部160cと、第4管部160dと、第5管部160eと、第6管部160fと、を有している。なお、便宜上、図5では、第1管部160a、第3管部160c、および第5管部160eを破線で示している。
第1管部160aは、第1接続管170に接続されている。第1管部160aは、射出部20の内部に設けられている。具体的には、第1管部160aは、スクリューケース62に設けられている。第1管部160aは、Y軸方向からみて、フラットスクリュー110を囲むように設けられていてもよい。この場合、第1管部160aは、冷却媒体が流通することで、フラットスクリュー110を冷却する。
第2管部160bは、第1管部160aに接続されている。第2管部160bは、射出部20の外部に設けられている。
第3管部160cは、第2管部160bに接続されている。第3管部160cは、射出部20の内部に設けられている。具体的には、第3管部160cは、スクリューケース62に設けられている。第3管部160cは、Y軸方向からみて、駆動モーター64を囲むように設けられている。第3管部160cは、冷却媒体を流通させて、駆動モーター64を冷却する。換言すると、第3管部160cに冷却媒体が流れることにより、第3管部160cは、駆動モーター64を冷却する。
第4管部160dは、第3管部160cに接続されている。第4管部160dは、射出部20の外部に設けられている。
第5管部160eは、第4管部160dに接続されている。第5管部160eは、射出部20の内部に設けられている。具体的には、第5管部160eは、射出機構70に設けられている。第5管部160eは、冷却媒体を流通させて、プランジャー駆動モーター76を冷却する。換言すると、第5管部160eに冷却媒体が流れることにより、第5管部160eは、プランジャー駆動モーター76を冷却する。
第6管部160fは、第5管部160eに接続されている。第6管部160fは、射出部20の外部に設けられている。第6管部160fは、冷却部152に接続されている。冷却媒体は、第1冷却管160において、第1管部160a、第2管部160b、第3管部160c、第4管部160d、第5管部160e、第6管部160fの順で流れて、冷却部152に至る。
冷却部152は、冷却媒体の流路において、第1冷却管160と第2冷却管162との間に設けられている。図示の例では、冷却部152は、冷却媒体の流路において、第1冷却管160と第3冷却管164との間、および第3冷却管164と第2冷却管162との間に設けられている。冷却部152は、冷却媒体を冷却する。冷却部152は、例えば、サーモチラーである。図示の例では、冷却部152は、第1冷却管160から供給された冷却媒体を冷却して、第3冷却管164に導く。
第3冷却管164は、冷却部152に接続されている。第3冷却管164は、冷却部152を介して、第1冷却管160と連通している。第3冷却管164の材質は、例えば、第1冷却管160と同じである。第3冷却管164は、例えば、第1管部164aと、第2管部164bと、第3管部164cと、を有している。なお、便宜上、図5では、第2管部164bを破線で示している。
第1管部164aは、冷却部152に接続されている。第1管部164aは、可動型固定部30の外部に設けられている。第1管部164aは、可動型固定部30が移動しても、冷却部152と第2管部164bとの接続を維持できるように構成されている。
第2管部164bは、第1管部164aに接続されている。第2管部164bは、可動型固定部30の内部に設けられている。第2管部164bは、Y軸方向からみて、可動型固定部30に固定される可動型を囲むように設けられている。第2管部164bは、冷却媒体を流通させて、可動型固定部30を冷却する。換言すると、第2管部164bに冷却媒体が流れることにより、第2管部164bは、可動型固定部30を冷却する。
第3管部164cは、第2管部164bに接続されている。第3管部164cは、可動型固定部30の外部に設けられている。第3管部164cは、冷却部152に接続されている。第3管部164cは、可動型固定部30が移動しても、冷却部152と第2管部164bとの接続を維持できるように構成されている。冷却媒体は、第3冷却管164において、第1管部164a、第2管部164b、第3管部164cの順で流れる。そして、冷却媒体は、再び、冷却部152に導入される。冷却部152は、第3冷却管164から供給された冷却媒体を冷却して、第2冷却管162に導く。
第2冷却管162は、冷却部152に接続されている。第2冷却管162は、冷却部152および第3冷却管164を介して、第1冷却管160と連通している。第2冷却管162の材質は、例えば、第1冷却管160と同じである。第2冷却管162は、例えば、第1管部162aと、第2管部162bと、を有している。なお、便宜上、図5では、第2管部162bを破線で示している。
第1管部162aは、冷却部152に接続されている。第1管部162aは、型締部40の外部に設けられている。
第2管部162bは、第1管部162aに接続されている。第2管部162bは、型締部40の内部に設けられている。第2管部162bは、Y軸方向からみて、型締用モーター42を囲むように設けられている。第2管部162bは、冷却媒体を流通させて、型締用モーター42を冷却する。換言すると、第2管部162bに冷却媒体が流れることにより、第2管部162bは、型締用モーター42を冷却する。冷却媒体は、第3冷却管164において、第1管部162a、第2管部162bの順で流れる。
第2接続管172は、第2冷却管162と供給部150とを接続している。図示の例では、第2接続管172は、第2冷却管162の第2管部162bと、供給部150と、を接続している。第2接続管172の材質は、例えば、第1接続管170と同じである。冷却媒体は、供給部150、第1接続管170、第1冷却管160、冷却部152、第3冷却管164、冷却部152、第2冷却管162、第2接続管172の順に流れる。そして、冷却媒体は、再び、供給部150に導入される。このように、冷却機構140は、冷却媒体を循環させる。
1.4. リリーフバルブ
射出成形装置100は、図5に示すように、さらに、リリーフバルブ180と、貯留部182と、センサー184と、を含む。
リリーフバルブ180は、第1接続管170および第2接続管172の少なくとも一方に設けられている。図示の例では、リリーフバルブ180は、第2接続管172に設けられている。リリーフバルブ180は、バネと弁とを有し、所定の圧力範囲ではバネによって弁が閉じられているが、第2接続管172内の圧力が所定値を超えた場合に弁が開放されて、冷却媒体を排出する。
なお、図示はしないが、リリーフバルブ180は、第2接続管172に設けられずに、第1接続管170に設けられていてもよい。または、リリーフバルブ180は、第1接続管170および第2接続管172の両方に設けられていてもよい。
貯留部182は、リリーフバルブ180の下方に設けられている。図示の例では、貯留部182は、リリーフバルブ180の-Z軸方向に設けられている。貯留部182は、リリーフバルブ180から排出された冷却媒体を貯留する。貯留部182は、例えば、受け皿である。
センサー184は、貯留部182に貯留された冷却媒体の有無を検知する。センサー184は、例えば、貯留部182に貯留された冷却媒体の有無を検知可能な光学センサーである。図示の例では、センサー184は、貯留部182の+Z軸方向に設けられている。
センサー184によって貯留部182に貯留された冷却媒体が検知された場合、駆動モーター64および型締用モーター42の少なくとも一方の駆動が停止される。センサー184によって貯留部182に貯留された冷却媒体が検知された場合、駆動モーター64および型締用モーター42の両方の駆動が停止されてもよい。さらに、駆動モーター64および型締用モーター42の駆動の停止に加えて、プランジャー駆動モーター76の駆動が停止されてもよい。モーター42,64,76の駆動の停止は、制御部50によって行われてもよい。すなわち、制御部50は、センサー184によって貯留部182に貯留された冷却媒体が検知された場合に、モーター42,64,76を停止させてもよい。制御部50は、射出成形装置100の主電源をオフにすることにより、モーター42,64,76を停止させてもよい。
1.5. 作用効果
射出成形装置100では、第1冷却管160と、第1冷却管160と連通する第2冷却管162と、第1冷却管160と第2冷却管162との間に設けられ、冷却媒体を冷却する冷却部152と、を含む。第1冷却管160は、冷却媒体を流通させて、駆動モーター64を冷却し、第2冷却管162は、冷却媒体を流通させて、型締用モーター42を冷却する。そのため、射出成形装置100では、ヒーター130と駆動モーター64との間の距離が小さくても、駆動モーター64の温度が上昇することを抑制できる。
さらに、射出成形装置100では、例えば、駆動モーター64の駆動により冷却媒体の温度が上昇したとしても、冷却部152によって冷却媒体を冷やすことにより、温度の低い冷却媒体を第2冷却管162に供給できる。これにより、型締用モーター42の温度が上昇することを抑制できる。
射出成形装置100では、可動型31を固定する可動型固定部30と、冷却媒体を流通させて、可動型固定部30を冷却する第3冷却管164と、を含み、冷却媒体は、第1冷却管160、冷却部152、第3冷却管164、冷却部152、第2冷却管162の順に流れる。そのため、射出成形装置100では、駆動モーター64の駆動により冷却媒体の温度が上昇したとしても、冷却部152によって冷却媒体を冷やすことにより、温度の低い冷却媒体を第3冷却管164に供給できる。これにより、可動型固定部30の温度が上昇することを抑制できる。
射出成形装置100では、第1冷却管160に冷却媒体を供給し、第2冷却管162から冷却媒体を受け入れる供給部150と、第1冷却管160と供給部150とを接続する第1接続管170と、第2冷却管162と供給部150とを接続する第2接続管172と、第1接続管170および第2接続管172の少なくとも一方に設けられたリリーフバルブ180と、を含む。そのため、射出成形装置100では、例えば非常停止や停電などで供給部150の駆動が停止されたとしても、リリーフバルブ180から温度が上昇した冷却媒体を排出できる。例えば、供給部150の駆動の停止により第2接続管172内の圧力が上昇したとしも、リリーフバルブ180によって除圧できる。
射出成形装置100では、リリーフバルブ180から排出された冷却媒体を貯留する貯留部182と、貯留部182に貯留された冷却媒体の有無を検知するセンサー184と、を含む。そのため、射出成形装置100では、リリーフバルブ180から冷却媒体が排出されたことを検知できる。
射出成形装置100では、制御部50を有し、制御部50は、センサー184によって冷却媒体が検知された場合に、駆動モーター64および型締用モーター42の少なくとも一方の駆動を停止する。そのため、射出成形装置100では、駆動モーター64および型締用モーター42の少なくとも一方が冷却されない不安定な状態で駆動することを抑制できる。
2. 射出成形装置の変形例
2.1. 第1変形例
次に、本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置について、図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置200を模式的に示す斜視図である。
以下、本実施形態の第1変形例に係る射出成形装置200において、上述した本実施形態に係る射出成形装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。このことは、後述する本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置において、同様である。
上述した射出成形装置100では、図5に示すように、冷却部152は、サーモチラーなど電気によって冷却媒体を冷却する装置であった。
これに対し、射出成形装置200では、図6に示すように、冷却部152は、蛇行した形状の管である。冷却部152は、自然冷却によって冷却媒体を冷やす。
本発明において、冷却部152は、射出成形装置100のように、電気によって冷却媒体を冷やす場合と、射出成形装置200のように、自然冷却によって冷却媒体を冷やす場合と、を含む。
自然冷却によって冷却媒体を冷やす場合、冷却部152を通ることによって放出される冷却媒体の熱量は、第1冷却管160を通ることによって放出される冷却媒体の熱量よりも大きく、かつ、第2冷却管162を通ることによって放出される冷却媒体の熱量よりも大きい。例えば、冷却部152を構成する管の長さを大きくすることにより、冷却部152を構成する管の表面積を大きくして、冷却部152を通ることによって放出される冷却媒体の熱量を大きくしてもよい。例えば、冷却部152を構成する管を、冷却管160,164よりも熱伝導性の高い部材で構成することにより、冷却部152を通ることによって放出される冷却媒体の熱量を大きくしてもよい。
図示の例では、冷却部152は、X軸方向に往復しながら、Y軸方向に延在している。冷却部152は、例えば、X軸方向に延在する第1延在部154と、Y軸方向に延在する第2延在部156と、によって構成されている。冷却部152は、例えば、第1冷却管160と第3冷却管164とを接続する第1部分152aと、第2冷却管162と第3冷却管164とを接続する第2部分152bと、によって構成されている。
射出成形装置200では、冷却部152は、蛇行した形状の管である。そのため、射出成形装置200では、自然冷却によって冷却媒体を冷やすことができる。これにより、省エネルギー化を図ることができる。
2.2. 第2変形例
次に、本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置について、図面を参照しながら説明する。図7は、本実施形態の第2変形例に係る射出成形装置300の冷却部152を模式的に示す側面図である。
上述した射出成形装置100では、図5に示すように、冷却部152は、サーモチラーなど電気によって冷却媒体を冷却する装置であった。
これに対し、射出成形装置300では、冷却部152は、タイバー46内に設けられた管である。冷却部152は、タイバー46と一体に設けられていてもよい。冷却部152は、上述した射出成形装置200のように、自然冷却によって冷却媒体を冷やす。
例えば、タイバー46の太さを、冷却管160,164の太さよりも大きくすることにより、タイバー46の表面積を大きくして、冷却部152を通ることによって放出される冷却媒体の熱量を大きくしてもよい。例えば、タイバー46を、冷却管160,164よりも熱伝導性の高い部材で構成することにより、冷却部152を通ることによって放出される冷却媒体の熱量を大きくしてもよい。
図示の例では、4つのタイバー46のうちの1つの内部に、冷却部152が設けられている。なお、冷却部152の数は、特に限定されず、4つのタイバー46の各々の内部に設けられていてもよい。これにより、可動型固定部30の温度の上昇を、より抑制できる。
射出成形装置300では、冷却部152は、タイバー46内に設けられた管である。そのため、射出成形装置300では、例えば射出成形装置100に比べて、小型化を図ることができる。さらに、省エネルギー化を図ることができる。
2.3. 第3変形例
次に、本実施形態の第3変形例に係る射出成形装置について説明する。以下、本実施形態の第3変形例に係る射出成形装置において、上述した本実施形態に係る射出成形装置100の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
上述した射出成形装置100では、材料供給部10から供給される材料は、ABS樹脂であった。
これに対し、本実施形態の第3変形例に係る射出成形装置では、材料供給部10から供給される材料は、ABS樹脂以外の材料、または、ABS樹脂に他の成分が加えられた材料である。
材料供給部10から供給される材料としては、熱可塑性を有する材料、金属材料、セラミック材料等の種々の材料を主材料とした材料を挙げることができる。ここで、「主材料」とは、射出成形装置で成形される成形品の形状を形作っている中心となる材料を意味し、成形品において50質量%以上の含有率を占める材料を意味する。上述した材料には、それらの主材料を単体で溶融したものや、主材料とともに含有される一部の成分が溶融してペースト状にされたものが含まれる。
熱可塑性を有する材料としては、例えば、熱可塑性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、例えば、汎用エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアリングプラスチックが挙げられる。
汎用エンジニアリングプラスチックとしては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアセタール(POM )、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)、ポリ乳酸(PLA)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートが挙げられる。
スーパーエンジニアリングプラスチックとしては、例えば、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)が挙げられる。
熱可塑性を有する材料には、顔料や、金属、セラミック、その他に、ワックス、難燃剤、酸化防止剤、熱安定剤などの添加剤等が混入されていてもよい。熱可塑性を有する材料は、可塑化部60において、フラットスクリュー110の回転と、ヒーター130の加熱と、によって可塑化されて溶融した状態に転化される。また、そのように生成された造形材料は、ノズル80から堆積された後、温度の低下によって硬化する。熱可塑性を有する材料は、そのガラス転移点以上に加熱されて完全に溶融した状態でノズル80から吐出されることが望ましい。
可塑化部60では、上述した熱可塑性を有する材料の代わりに、例えば、金属材料が主材料として用いられてもよい。この場合には、金属材料を粉末状にした粉末材料に、造形材料の生成の際に溶融する成分が混合されて、可塑化部60に投入されることが望ましい。
金属材料としては、例えば、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、コバルト(Co)やクロム(Cr)、アルミニウム (Al)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)の単一の金属、もしくはこれらの金属を1つ以上含む合金、また、マルエージング鋼、ステンレス鋼、コバルトクロムモリブデン、チタニウム合金、ニッケル合金、アルミニウム合金、コバルト合金、コバルトクロム合金が挙げられる。
可塑化部60においては、上記の金属材料の代わりに、セラミック材料を主材料として用いることが可能である。セラミック材料としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなどの酸化物セラミックや、窒化アルミニウムなどの非酸化物セラミックなどが挙げられる。
材料供給部10から供給される金属材料やセラミック材料の粉末材料は、単一の金属の粉末や合金の粉末、セラミック材料の粉末を、複数種類、混合した混合材料であってもよい。また、金属材料やセラミック材料の粉末材料は、例えば、上述の熱可塑性樹脂、あるいは、それ以外の熱可塑性樹脂によってコーティングされていてもよい。この場合には、可塑化部60において、その熱可塑性樹脂が溶融して流動性が発現されるものとしてもよい。
材料供給部10から供給される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、溶剤を添加することもできる。溶剤としては、例えば、水;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;酢酸エチル、酢酸n-プロピル、酢酸iso-プロピル、酢酸n-ブチル、酢酸iso-ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、エチル-n-ブチルケトン、ジイソプロピルケトン、アセチルアセトン等のケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;テトラアルキルアンモニウムアセテート類;ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤;ピリジン、γ-ピコリン、2,6-ルチジン等のピリジン系溶剤;テトラアルキルアンモニウムアセテート(例えば、テトラブチルアンモニウムアセテート等);ブチルカルビトールアセテート等のイオン液体等が挙げられる。
その他に、材料供給部10から供給される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、バインダーが添加されていてもよい。バインダーとしては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロース系樹脂或いはその他の合成樹脂またはPLA、PA、PPS、PEEK、あるいはその他の熱可塑性樹脂が挙げられる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成、例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態および変形例から以下の内容が導き出される。
射出成形装置の一態様は、
材料を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
固定型および可動型によって区画されたキャビティーに向けて、前記造形材料を射出するノズルと、
前記可動型を前記固定型に対して進退させるための型締用モーターと、
第1冷却管と、
前記第1冷却管と連通する第2冷却管と、
前記第1冷却管と前記第2冷却管との間に設けられ、冷却媒体を冷却する冷却部と、
を含み、
前記可塑化部は、
駆動モーターと、
溝が形成された溝形成面を有し、前記駆動モーターによって回転軸を中心に回転するスクリューと、
前記回転軸に沿った方向において前記溝形成面に対向する対向面を有し、前記ノズルに連通する連通孔が形成されたバレルと、
前記材料を加熱するヒーターと、
を有し、
前記第1冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記駆動モーターを冷却し、
前記第2冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記型締用モーターを冷却する。
この射出成形装置によれば、駆動モーターの温度が上昇することを抑制できる。
射出成形装置の一態様において、
前記可動型を固定する可動型固定部と、
前記冷却媒体を流通させて、前記可動型固定部を冷却する第3冷却管と、
を含み、
前記冷却媒体は、前記第1冷却管、前記冷却部、前記第3冷却管、前記冷却部、前記第2冷却管の順に流れてもよい。
この射出成形装置によれば、駆動モーターの駆動により冷却媒体の温度が上昇したとしても、冷却部によって冷却媒体を冷やすことにより、温度の低い冷却媒体を第3冷却管に供給できる。
射出成形装置の一態様において、
前記第1冷却管に前記冷却媒体を供給し、前記第2冷却管から前記冷却媒体を受け入れる供給部と、
前記第1冷却管と前記供給部とを接続する第1接続管と、
前記第2冷却管と前記供給部とを接続する第2接続管と、
前記第1接続管および前記第2接続管の少なくとも一方に設けられたリリーフバルブと、
を含んでもよい。
この射出成形装置によれば、例えば非常停止や停電などで供給部の駆動が停止されたとしても、リリーフバルブから温度が上昇した冷却媒体を排出できる。
射出成形装置の一態様において、
前記リリーフバルブから排出された前記冷却媒体を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された前記冷却媒体の有無を検知するセンサーと、
を含んでもよい。
この射出成形装置によれば、リリーフバルブから冷却媒体が排出されたことを検知できる。
射出成形装置の一態様において、
制御部を有し、
前記制御部は、前記センサーによって前記冷却媒体が検知された場合に、前記駆動モーターおよび前記型締用モーターの少なくとも一方の駆動を停止してもよい。
この射出成形装置によれば、駆動モーターおよび型締用モーターの少なくとも一方が冷却されない不安定な状態で駆動することを抑制できる。
射出成形装置の一態様において、
前記可動型固定部の進退を案内するタイバーを含み、
前記冷却部は、前記タイバー内に設けられた管であってもよい。
この射出成形装置によれば、小型化を図ることができる。
射出成形装置の一態様において、
前記冷却部は、蛇行した形状の管であってもよい。
この射出成形装置によれば、省エネルギー化を図ることができる。
10…材料供給部、20…射出部、30…可動型固定部、31…可動型、32…固定型固定部、33…固定型、34…キャビティー、40…型締部、42…型締用モーター、44…ボールねじ部、46…タイバー、50…制御部、60…可塑化部、62…スクリューケース、64…駆動モーター、70…射出機構、72…シリンダー、74…プランジャー、76…プランジャー駆動モーター、80…ノズル、82…ノズル孔、100…射出成形装置、110…フラットスクリュー、111…主面、112…溝形成面、113…接続面、114…第1溝、115…中央部、116…接続部、117…材料導入部、120…バレル、122…対向面、124…第2溝、126…連通孔、130…ヒーター、140…冷却機構、150…供給部、152…冷却部、152a…第1部分、152b…第2部分、154…第1延在部、156…第2延在部、160…第1冷却管、160a…第1管部、160b…第2管部、160c…第3管部、160d…第4管部、160e…第5管部、160f…第6管部、162…第2冷却管、162a…第1管部、162b…第2管部、164…第3冷却管、164a…第1管部、164b…第2管部、164c…第3管部、170…第1接続管、172…第2接続管、180…リリーフバルブ、182…貯留部、184…センサー、200,300…射出成形装置

Claims (7)

  1. 材料を可塑化して造形材料を生成する可塑化部と、
    固定型および可動型によって区画されたキャビティーに向けて、前記造形材料を射出するノズルと、
    前記可動型を前記固定型に対して進退させるための型締用モーターと、
    第1冷却管と、
    前記第1冷却管と連通する第2冷却管と、
    前記第1冷却管と前記第2冷却管との間に設けられ、冷却媒体を冷却する冷却部と、
    を含み、
    前記可塑化部は、
    駆動モーターと、
    溝が形成された溝形成面を有し、前記駆動モーターによって回転軸を中心に回転するスクリューと、
    前記回転軸に沿った方向において前記溝形成面に対向する対向面を有し、前記ノズルに連通する連通孔が形成されたバレルと、
    前記材料を加熱するヒーターと、
    を有し、
    前記第1冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記駆動モーターを冷却し、
    前記第2冷却管は、前記冷却媒体を流通させて、前記型締用モーターを冷却する、射出成形装置。
  2. 請求項1において、
    前記可動型を固定する可動型固定部と、
    前記冷却媒体を流通させて、前記可動型固定部を冷却する第3冷却管と、
    を含み、
    前記冷却媒体は、前記第1冷却管、前記冷却部、前記第3冷却管、前記冷却部、前記第2冷却管の順に流れる、射出成形装置。
  3. 請求項1において、
    前記第1冷却管に前記冷却媒体を供給し、前記第2冷却管から前記冷却媒体を受け入れる供給部と、
    前記第1冷却管と前記供給部とを接続する第1接続管と、
    前記第2冷却管と前記供給部とを接続する第2接続管と、
    前記第1接続管および前記第2接続管の少なくとも一方に設けられたリリーフバルブと、
    を含む、射出成形装置。
  4. 請求項3において、
    前記リリーフバルブから排出された前記冷却媒体を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留された前記冷却媒体の有無を検知するセンサーと、
    を含む、射出成形装置。
  5. 請求項4において、
    制御部を有し、
    前記制御部は、前記センサーによって前記冷却媒体が検知された場合に、前記駆動モーターおよび前記型締用モーターの少なくとも一方の駆動を停止する、射出成形装置。
  6. 請求項2において、
    前記可動型固定部の進退を案内するタイバーを含み、
    前記冷却部は、前記タイバー内に設けられた管である、射出成形装置。
  7. 請求項1において、
    前記冷却部は、蛇行した形状の管である、射出成形装置。
JP2022191200A 2022-11-30 射出成形装置 Pending JP2024078705A (ja)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024078705A true JP2024078705A (ja) 2024-06-11

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113386342B (zh) 塑化装置、三维造型装置以及注塑成型装置
US11034089B2 (en) Plasticizing device and three-dimensional shaping device
JP2019202458A (ja) 可塑化装置、射出成形機および造形装置
US11034088B2 (en) Plasticizing device and three-dimensional shaping device
US20220126521A1 (en) Three-Dimensional Shaping Apparatus And Injection Molding Apparatus
US11648719B2 (en) Plasticization device, three-dimensional shaping device, and injection molding device
JP7167638B2 (ja) 可塑化装置、三次元造形装置および射出成形装置
JP2020075397A (ja) 可塑化装置、三次元造形装置および射出成形装置
US11865752B2 (en) Plasticizing device, injection molding apparatus, and three-dimensional shaping apparatus
CN112440465A (zh) 三维造型装置及注射成型装置
JP2024078705A (ja) 射出成形装置
CN113547733B (zh) 塑化装置、三维造型装置以及射出成型装置
JP7400410B2 (ja) 可塑化装置
US20220388214A1 (en) Plasticizing Device, Injection Molding Device, And Three-Dimensional Shaping Device
US11697235B2 (en) Injection molding apparatus
US11731331B2 (en) Plasticizing apparatus, injection molding apparatus, and three-dimensional shaping apparatus
JP7371398B2 (ja) 可塑化装置、三次元造形装置および射出成形装置
JP7354691B2 (ja) 可塑化装置、三次元造形装置および射出成形装置
JP2023083726A (ja) 射出成形装置および射出成形方法
JP2020075396A (ja) 可塑化装置、三次元造形装置および射出成形装置