JP2024078245A - ウッド型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、重量増を抑えつつ、フェース部の撓み性を容易に向上することができるウッド型ゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。【解決手段】本開示の一態様に係るウッド型ゴルフクラブヘッド10は、フェース面1aを有するフェース部1と、フェース部1の上縁から後方に延びるクラウン部2と、フェース部1の下縁から後方に延びるソール部3とを備える中空のウッド型ゴルフクラブヘッドであって、フェース部1の後方に、フェース部1と間隔を空けてフェース部1と対向するように配置される壁11をさらに備えており、壁11が、クラウン部2とソール部3とに接続されており、壁11を構成する素材の密度が2.0g/cc以下である。【選択図】図2

Description

本開示は、ウッド型ゴルフクラブヘッドに関する。
ウッド型ゴルフクラブヘッドには、打球の飛距離を増大できることが望まれる。打球の飛距離を増大させるためには、フェース部を適切に撓ませることが有効と考えられる。
特許文献1には、打撃フェース部分の後方で、ソール部からクラウン部にわたって延びる柱状の構造コネクタを有するウッド型ゴルフクラブヘッドが記載されている。
特開2017-153954号公報
特許文献1には、構造コネクタは、打撃フェース部分にゴルフボールが衝突したときに、クラウン部及びソール部の動きを減衰させることが記載されている。特許文献1には、チタン合金又は鋼からなる金属製の2つの構造コネクタ(トゥ構造コネクタ及びヒール構造コネクタ)がトウヒール方向に間隔を空けて設けられることが記載されている。
特許文献1に記載されている構造コネクタは、チタン合金又は鋼からなる金属製であるため、ゴルフクラブヘッド全体の重量増につながりやすい。そのため、特許文献1に記載されている構成によると、撓みの改善とゴルフクラブヘッドの軽量化とはトレードオフの関係になる。また、特許文献1に記載されている構造コネクタは、柱状であるため、フェースセンターからトウヒール方向に離れた位置で打撃した場合には撓み性の改善効果が得られ難くなるおそれがある。
本開示は、このような事情に基づいてなされたものであり、本開示の目的は、重量増を抑えつつ、フェース部の撓み性を容易に向上することができるウッド型ゴルフクラブヘッドを提供することにある。
(1)本開示の一態様に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、フェース面を有するフェース部と、前記フェース部の上縁から後方に延びるクラウン部と、前記フェース部の下縁から後方に延びるソール部とを備える中空のウッド型ゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部の後方に、前記フェース部と間隔を空けて前記フェース部と対向するように配置される壁をさらに備えており、前記壁が、前記クラウン部と前記ソール部とに接続されており、前記壁を構成する素材の密度が2.0g/cc以下である。
(2)前記(1)において、前記フェース部におけるフェースセンターの背面と前記壁との間隔が3mm以上10mm以下であるとよい。
(3)前記(1)又は(2)において、前記フェース部におけるフェースセンターの背面と前記壁との間隔をD1[mm]とし、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドによってゴルフボールをヘッドスピード50m/sにて打撃した際の前記フェースセンターの撓み量をD2[mm]とした場合、下記式1を満たすとよい。
1.5×D2≦D1≦4.0×D2 ・・・1
(4)前記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記壁が繊維強化樹脂で構成されているとよい。
(5)前記(4)において、前記繊維強化樹脂に含まれる繊維がカーボン繊維であるとよい。
(6)前記(4)又は(5)において、前記繊維強化樹脂に含まれる全繊維のうち、上下方向に配向する繊維の割合が最も大きいとよい。
(7)前記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記壁が、少なくとも前記フェース部のトウヒール方向における中央部分の後方に存在しているとよい。
(8)前記(7)において、前記壁が、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドの内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部のいずれにも至っていないとよい。
(9)前記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記壁が、前記フェース面と平行に配置されているとよい。
(10)前記(1)から(9)のいずれかにおいて、前記壁の平均厚さが1.2mm以上4.0mm以下であるとよい。
なお、本開示において、「前」とはゴルフボールを打撃する側を意味し、「後」とはその反対側を意味する。「フェースセンター」とは、フェース面(フェース部の前面)のトウヒール方向の中央位置におけるこのフェース面の上下方向中央位置をいう。「トウヒール方向」とは、ゴルフクラブヘッドを所定のライ角及びロフト角(ゴルフクラブヘッドに定められた固有のライ角及びロフト角)になるように水平面に配置した状態における前後方向と直交する水平方向を意味する。「フェースセンターの撓み量」とは、ゴルフボールをフェースセンターで打撃した場合におけるこのフェースセンターの接平面に垂直な方向の変位量を意味する。「繊維強化樹脂に含まれる全繊維のうち、上下方向に配向する繊維の割合が最も大きい」とは、繊維強化樹脂に含まれている繊維の数を配向方向毎に集計した場合に、上下方向に配向している繊維の割合が最も大きいことを意味する。「フェース面と平行」とは、フェースセンターの接平面と平行であることを意味する。また、「平行」とは、完全な平行に限定されず、なす角度が3°以下で配置された構成を含む。「平均厚さ」とは、トウヒール方向に5分割した各領域における任意の点の厚さを平均した値を意味する。
本開示の一態様に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、前記フェース部の後方に、前記フェース部と間隔を空けて前記フェース部と対向するように配置される壁を備えており、かつこの壁が、前記クラウン部と前記ソール部とに接続されているので、ゴルフボールの打撃時における前記フェース部以外の部分の振動を抑えることができる。特に、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドは、前記壁を備えることで、前記フェースセンターからトウヒール方向に離れた位置でゴルフボールを打撃した場合でも、前記フェース部以外の部分の振動を抑えやすい。また、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドは、前記壁を構成する素材の密度が2.0g/cc以下であるので、前記壁を設けつつも、ゴルフクラブヘッド全体の重量の増大を抑えることができる。従って、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドは、重量増を抑えつつ、前記フェース部の撓み性を容易に向上することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るウッド型ゴルフクラブヘッドを備えるウッド型ゴルフクラブの模式的正面図である。 図2は、図1のウッド型ゴルフクラブヘッドの内部構造を示す背面側から見た模式図である。 図3は、図1のウッド型ゴルフクラブヘッドにおいてフェース部を取り外した状態を示す模式図である。 図4は、図1のウッド型ゴルフクラブヘッドのIV-IV線で切断した切断面を示す模式的断面図である。 図5は、フェースセンターでゴルフボールを打撃した状態を示す図4に対応する模式的断面図である。 図6は、図1とは異なる実施形態に係るウッド型ゴルフクラブヘッドの内部構造を示す背面側から見た模式図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本開示の実施の形態を詳説する。なお、本明細書に記載された数値については、記載された上限値と下限値との一方のみを採用すること、或いは上限値と下限値とを任意に組み合わせることが可能である。本明細書では、組み合わせ可能な数値範囲が好適な範囲として全て記載されているものとする。また、各図は模式的なものであって、実際の寸法や比率等とは一致しないことがある。
[第一実施形態]
<ウッド型ゴルフクラブヘッド>
図1から図5に示すウッド型ゴルフクラブヘッド10は、フェース面1aを有するフェース部1と、フェース部1の上縁から後方に延びるクラウン部2と、フェース部1の下縁から後方に延びるソール部3とを備える中空のウッド型ゴルフクラブヘッドである。図1に示すように、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、シャフト30が取り付けられるシャフト取付部4を有する。当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、シャフト取付部4にシャフト30が取り付けられた状態でウッド型ゴルフクラブ100として構成される。当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、例えばドライバ、ユーティリティ、フェアウェイウッド等として用いられる。中でも、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、ドライバとして好ましく用いられる。
図2から図5に示すように、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、フェース部1の後方に、フェース部1と間隔を空けてフェース部1と対向するように配置される壁11を備える。壁11は、クラウン部2とソール部3とに接続されている。壁11を構成する素材の密度は、2.0g/cc以下である。
当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、フェース部1の後方に、フェース部1と間隔を空けてフェース部1と対向するように配置される壁11を備えており、かつこの壁11が、クラウン部2とソール部3とに接続されているので、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を抑えることができる。特に、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、壁11を備えることで、フェースセンターCからトウヒール方向に離れた位置でゴルフボールを打撃した場合でも、フェース部1以外の部分の振動を抑えやすい。つまり、壁11は、前述した従来の構造コネクタと比較して、フェース部1の後方に広範囲にわたって配置しやすいので、打撃の位置がフェースセンターCからずれた場合でも、フェース部1以外の部分の振動を抑えやすい。また、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、壁11を構成する素材の密度が2.0g/cc以下であるので、壁11を設けつつも、ゴルフクラブヘッド全体の重量の増大を抑えることができる。従って、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、重量増を抑えつつ、フェース部1の撓み性を容易に向上することができる。その結果、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10は、打球の飛距離を大きくすることができる。
(壁)
壁11は、フェース部1の後方において、クラウン部2とソール部3とに接続されることで、ゴルフボールの打撃時に、クラウン部2とソール部3とがフェース部1に連動して振動することを抑制する。より詳しくは、壁11は、ゴルフボールの打撃時に、クラウン部2及びソール部3における壁11よりも後方に位置する領域が振動することを抑制する。壁11は、クラウン部2の内面とソール部3の内面とに広範囲にわたって接している。図4及び図5に示すように、壁11は、クラウン部2及びソール部3の内面から突出している突起12に接着されている。
図1及び図3に示すように、フェース部1のトウヒール方向長さL1に対する壁11のトウヒール方向長さL2の比(L2/L1)の下限としては、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易に抑える観点から、0.5が好ましく、0.6がより好ましい。一方、前記比(L2/L1)の上限としては、特に限定されるものではないが、ゴルフクラブヘッド全体の重量増を抑える観点や、打撃時に応力を逃がしやすい観点から、0.9であってもよく、0.8であってもよい。
壁11は、例えば厚さが均一な板状である。また、図2から図5において、壁11は、平板状である。壁11は、その上縁の全領域がクラウン部2の内面に接続され、かつその下縁の全領域がソール部3の内面に接続されている。壁11のトウ側の側縁とヒール側の側縁とは平行に配置されていてもよい。
壁11は、少なくともフェース部1のトウヒール方向における中央部分の後方に存在している。このように構成されていることで、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易に抑えることができる。その結果、フェース部1の撓み性を向上し、打球の飛距離を容易に大きくすることができる。
図2及び図3に示すように、壁11は、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10の内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部のいずれにも至っていない。このように構成されていることで、フェース部1の撓み性を向上しつつ、ゴルフクラブヘッド全体の重量増を抑制しやすい。また、この構成によると、打撃時に応力を逃がしやすくなるため、壁11の耐久性を高めやすい。
壁11は、フェース面1aと平行に配置されていてもよい。この構成によると、打球をフェースセンターC又はその近傍で打撃した際における打球の飛距離の増大効果を高めやすい。
壁11の平均厚さの下限としては、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を十分に抑える観点から、1.2mmが好ましく、1.5mmがより好ましい。一方、前記平均厚さの上限としては、ゴルフクラブヘッド全体の重量増を抑制する観点から、4.0mmが好ましく、2.5mmがより好ましく、2.0mmがさらに好ましい。
壁11は、ゴルフボールの打撃時にフェース部1と接触しないように配置されている。また、壁11は、ゴルフボールの打撃時にフェース部1と接触しない範囲で、フェース部1に近接して配置されている。壁11は、このように配置されていることで、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易かつ確実に抑えることができるとともに、フェース部1の撓み性を容易かつ確実に向上することができる。
図4に示すように、フェース部1におけるフェースセンターCの背面C1と壁11との間隔D1の下限としては、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1との接触を防止する観点から、3mmが好ましく、3.5mmがより好ましい。一方、前記間隔D1の上限としては、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易かつ確実に抑える観点から、10mmが好ましく、6mmがより好ましく、5mmがさらに好ましい。
図4及び図5に示すように、フェース部1におけるフェースセンターCの背面C1と壁11との間隔をD1[mm]とし、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10によってゴルフボールBをヘッドスピード50m/sにて打撃した際のフェースセンターCの撓み量をD2[mm]とした場合、下記式1を満たすことが好ましく、下記式2を満たすことがより好ましい。このように構成されていることで、ゴルフボールBの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易かつ確実に抑えることができるとともに、フェース部1の撓み性を容易かつ確実に向上することができる。
1.5×D2≦D1≦4.0×D2 ・・・1
1.7×D2≦D1≦3.0×D2 ・・・2
壁11を構成する素材としては、壁全体としての密度が2.0g/cc以下で、かつフェース部1以外の部分の振動を抑制できる剛性を有する限り特に限定されるものではなく、例えば金属、合金、樹脂、繊維強化樹脂等を含んでいてもよい。前記素材は、金属、合金及び繊維強化樹脂の1種のみを含んでいてもよく、2種以上を含んでいてもよい。中でも、前記素材としては、繊維強化樹脂が好ましい。より詳しくは、壁11は、繊維強化樹脂で構成されていることが好ましい。壁11は、繊維強化樹脂で構成されていることで、十分な曲げ剛性を有しつつ、軽量化を図りやすい。
前記繊維強化樹脂に含まれる繊維としては、例えばカーボン繊維、アラミド繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維等が挙げられる。中でも、前記繊維としては、カーボン繊維が好ましい。前記繊維がカーボン繊維である場合、壁11は、炭素繊維強化樹脂(CFRP)によって構成することができる。前記繊維がカーボン繊維であることで、フェース部1の撓み性の向上効果とゴルフクラブヘッド全体の重量増の抑制効果とを両立させやすい。
壁11は、前記繊維強化樹脂から構成されている場合、同じ方向に配向した複数の繊維が樹脂マトリックスに分散されたプリプレグの積層体であってもよい。前記樹脂マトリックスの主成分としては、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂や、ポリオレフィン、ポリアミド等の熱可塑性樹脂が挙げられる。なお、「主成分」とは、質量換算で最も含有量の大きい成分を意味しており、例えば含有量が50質量%以上の成分を意味する。
壁11が複数のプリプレグの積層体である場合、異なる層同士における繊維の配向方向は同じであってもよく、異なっていてもよい。異なる層同士における繊維の配向方向を同じにすることで、これらの繊維の配向方向における曲げ剛性を大きくしやすい。一方で、異なる層同士における繊維の配向方向を変化させることで、曲げ剛性の異方性を抑制しやすい。
異なる層同士における繊維の配向方向が異なっている場合、壁11を構成する前記繊維強化樹脂に含まれる全繊維のうち、上下方向に配向する繊維の割合が最も大きいことが好ましい。このように構成されていることで、壁11は、クラウン部2とソール部3とを接続する支柱として機能しやすい。その結果、ゴルフボールの打撃時におけるフェース部1以外の部分の振動を容易かつ確実に抑えることで、フェース部1の撓み性を容易かつ確実に向上することができる。
(外殻体)
フェース部1、クラウン部2及びソール部3は、それぞれ当該ウッド型ゴルフクラブヘッド10の外殻体の一部を構成している。前記外殻体は、内部に壁11が配置されていることで、剛性が高められている。より詳しくは、ゴルフボールの打撃時に、壁11よりも後方に位置する領域が振動することが抑制されている。
前記外殻体の材質としては、特に限定されるものではなく、例えばチタン、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム、マグネシウム等を主成分とする金属及び合金が挙げられる。前記外殻体は、これらの金属及び合金のうちの1種のみを含んでいてもよく、2種以上を含んでいてもよい。また、前記外殻体の材質としては、炭素繊維強化樹脂(CFRP)、ガラス繊維強化樹脂(GFRP)等の繊維強化樹脂を用いることも可能である。
[第二実施形態]
<ウッド型ゴルフクラブヘッド>
図6のウッド型ゴルフクラブヘッド20は、フェース面を有するフェース部と、前記フェース部の上縁から後方に延びるクラウン部と、前記フェース部の下縁から後方に延びるソール部3とを備える中空のウッド型ゴルフクラブヘッドである。当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20は、前記フェース部の後方に、前記フェース部と間隔を空けて前記フェース部と対向するように配置される壁21を備える。壁21は、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20の内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部の両方に至っている。より詳しくは、壁21は、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20の内部空間を前後に分断するように配置されている。当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20は、壁21がこのように配置されている以外、図1から図5のウッド型ゴルフクラブヘッド10と同様の構成とすることができる。
当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20は、壁21が、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20の内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部の両方に至っているので、フェースセンターからトウヒール方向に離れた位置でゴルフボールを打撃した場合でも、前記フェース部以外の部分の振動を容易かつ確実に抑えることができる。従って、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20は、重量増を抑えつつ、前記フェース部の撓み性を容易かつ確実に向上することができる。その結果、当該ウッド型ゴルフクラブヘッド20は、重量増を抑えつつ、打球の飛距離を大きくすることができる。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
前記実施形態では、前記壁が平板状である構成について説明した。一方で、前記壁は、厚さ方向に湾曲した形状とすることも可能である。また、前記壁は、前記フェース面と非平行に配置することも可能である。
前記壁は、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドの内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部のうちの一方にのみ至っている構成とすることも可能である。
以上説明したように、本開示の一態様に係るウッド型ゴルフクラブヘッドは、重量増を抑えつつ、フェース部の撓み性を容易に向上するのに適している。
1 フェース部
1a フェース面
2 クラウン部
3 ソール部
4 シャフト取付部
10、20 ウッド型ゴルフクラブヘッド
11、21 壁
12 突起
30 シャフト
100 ウッド型ゴルフクラブ
B ゴルフボール
C フェースセンター
C1 フェースセンターの背面
D1 フェースセンターの背面と壁との間隔
D2 フェースセンターの撓み量
L1 フェース部のトウヒール方向長さ
L2 壁のトウヒール方向長さ

Claims (10)

  1. フェース面を有するフェース部と、前記フェース部の上縁から後方に延びるクラウン部と、前記フェース部の下縁から後方に延びるソール部とを備える中空のウッド型ゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部の後方に、前記フェース部と間隔を空けて前記フェース部と対向するように配置される壁をさらに備えており、
    前記壁が、前記クラウン部と前記ソール部とに接続されており、
    前記壁を構成する素材の密度が2.0g/cc以下である
    ウッド型ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記フェース部におけるフェースセンターの背面と前記壁との間隔が3mm以上10mm以下である請求項1に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記フェース部におけるフェースセンターの背面と前記壁との間隔をD1[mm]とし、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドによってゴルフボールをヘッドスピード50m/sにて打撃した際の前記フェースセンターの撓み量をD2[mm]とした場合、下記式1を満たす請求項1又は請求項2に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
    1.5×D2≦D1≦4.0×D2 ・・・1
  4. 前記壁が繊維強化樹脂で構成されている請求項1又は請求項2に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  5. 前記繊維強化樹脂に含まれる繊維がカーボン繊維である請求項4に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  6. 前記繊維強化樹脂に含まれる全繊維のうち、上下方向に配向する繊維の割合が最も大きい請求項4に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  7. 前記壁が、少なくとも前記フェース部のトウヒール方向における中央部分の後方に存在している請求項1又は請求項2に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  8. 前記壁が、当該ウッド型ゴルフクラブヘッドの内面におけるトウ側の端部及びヒール側の端部のいずれにも至っていない請求項7に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  9. 前記壁が、前記フェース面と平行に配置されている請求項1又は請求項2に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
  10. 前記壁の平均厚さが1.2mm以上4.0mm以下である請求項1又は請求項2に記載のウッド型ゴルフクラブヘッド。
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