JP2024076240A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】アームベースからカバーを離脱させる作業を容易かつ迅速に行うことがロボットを提供すること。【解決手段】基台と、基台に対し、第1回転軸回りに回転可能に接続される第1アームと、第1アームに対し、第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に接続される第2アームと、を備え、第2アームは、アームベースと、アームベースに対し着脱可能に装着されるカバーと、を有し、カバーは、アームベースの上部を覆うカバー本体と、カバー本体から下方に向かって突出し、アームベースの側面の一部を覆う被覆部と、を有し、被覆部の外面である第1面と、アームベースの側面のうち、被覆部に覆われていない第2面とは、反射光の、波長および強度のうちの少なくとも一方が異なることを特徴とするロボット。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットに関する。
特許文献1に記載されているロボットは、基台と、基台に対し、第1回転軸回りに回転可能に接続される第1アームと、第1アームに対し、第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に接続される第2アームと、第2アームに支持される作業ヘッドと、を備える。また、第2アームは、ベースと、ベース上に設置され、モーター、減速機等で構成される関節アクチュエーターと、ベースに対し着脱可能に装着されるカバーと、を有する。カバーは、ベース上に設置された関節アクチュエーターやその他の駆動系を覆うように、ベースに装着される。そして、第2アームのベース上に設置された関節アクチュエーターやその他の駆動系等を点検、修理する際には、ベースからカバーを離脱させる作業が行われる。
特開2011-093066号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているロボットでは、ベースとカバーとの境界が認識し難い。そのため、作業者は、ベースからカバーを離脱させる作業を行う際、どの部分を把持していいのかを認識し難く、カバーの離脱作業を容易に行うことができないという問題がある。
本発明のロボットは、基台と、
前記基台に対し、第1回転軸回りに回転可能に接続される第1アームと、
前記第1アームに対し、前記第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に接続される第2アームと、を備え、
前記第2アームは、アームベースと、前記アームベースに対し着脱可能に装着されるカバーと、を有し、
前記カバーは、前記アームベースの上部を覆うカバー本体と、前記カバー本体から下方に向かって突出し、前記アームベースの側面の一部を覆う被覆部と、を有し、
前記被覆部の外面である第1面と、前記アームベースの側面のうち、前記被覆部に覆われていない第2面とは、反射光の波長および強度のうちの少なくとも一方が異なることを特徴とするロボット。
第1実施形態に係るロボットシステムの全体図である。 図1に示すロボットが有する第2アームの側面図である。 図2中矢印A方向から見た図である。 図3中矢印C方向から見た図である。 図3中B-B線断面図である。 アームベースからカバーを離脱させる手順を説明するための図であって、第2アームを上方から見た図である。 アームベースからカバーを離脱させる手順を説明するための図であって、第2アームを上方から見た図である。 アームベースからカバーを離脱させる手順を説明するための図であって、第2アームを上方から見た図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るロボットシステムの全体図である。図2は、図1に示すロボットが有する第2アームの側面図である。図3は、図2中矢印A方向から見た図である。図4は、図3中矢印C方向から見た図である。図5は、図3中B-B線断面図である。図6~図8は、それぞれ、アームベースからカバーを離脱させる手順を説明するための図であって、第2アームを上方から見た図である。
図1中では、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸が設定されており、図2、図3、図4、図5、図6、図7および図8中にもそれぞれ同様の3軸が示されている。3軸のうちZ軸方向は鉛直方向を示し、X-Y平面は水平面を示す。
図1、図2、図3および図5中の上下方向は、鉛直方向と一致している。図1、図2、図3および図5中の上側を「上」、下側を「下」とも言い、ロボットアーム22、第1アーム23および第2アーム24等については、図1および図2中の右側、つまり基台21に近い端部を基端部と言い、左側、つまり作業ヘッド25に近い端部を先端部と言う。また、図1に示すように基台21、第1アーム23、および第2アーム24が直線上に位置、つまりX軸に沿って位置している姿勢を初期姿勢と言う。
本明細書において、「鉛直」とは、鉛直と一致している場合のみならず、鉛直に対して若干、例えば±10°以内傾斜している場合も含む意味である。また、本明細書において、「平行」とは、2つの対象が平行と一致している場合のみならず、平行から若干、例えば±10°以内傾斜している場合も含む意味である。
図1に示すロボットシステム1は、ロボット2と、ロボット2の駆動を制御するロボット制御装置9と、を有している。
本実施形態におけるロボット2は、スカラロボットであり、例えば、電子部品等のワークの保持、搬送、組立および検査等の各作業で用いられる。ただし、ロボット2の用途は、特に限定されない。また、本発明のロボットは、スカラロボット以外、例えば、6軸多関節ロボット、双腕ロボット等であってもよい。
図1に示すように、ロボット2は、基台21と、基台21に対し回転可能に接続されているロボットアーム22と、を有している。基台21は、水平面と平行な床面100に固定されている。基台21の内部には、ロボット制御装置9が設置されている。なお、図示の構成と異なり、ロボット制御装置9は、基台21の外部に設置されていてもよい。
ロボットアーム22は、基端部が基台21に接続され、基台21に対して鉛直方向に沿う第1回転軸J1回りに回転する第1アーム23と、基端部が第1アーム23の先端部に接続され、第1アーム23に対して鉛直方向に沿う第2回転軸J2回りに回転する第2アーム24と、を有している。
第2アーム24の先端部には作業ヘッド25が設けられている。第2アーム24は、第2回転軸J2から作業ヘッド25まで直線状、つまりX軸方向に延在する形状である。作業ヘッド25は、第2アーム24の先端部に、互いに同軸で配置されているスプラインナット251およびボールネジナット252と、スプラインナット251およびボールネジナット252に挿通されているスプラインシャフト253と、を有している。スプラインシャフト253は、第2アーム24に対して、その中心軸であり、かつ鉛直方向に沿う第3回転軸J3回りに回転可能であるとともに、第3回転軸J3に沿って上下方向に移動可能である。
基台21と第2アーム24とは、例えばケーブルのような可撓性を有する配管10によって接続されている。配管10の基端部は、基台21の上面210を貫通して基台21内に位置している。配管10の先端部は、第2アーム24の上面である天面41Aに形成された後述する幅広開口部412を貫通してカバー4内に位置している。
配管10内には、基台21の内部から第2アーム24の内部に延びる電力供給線や、信号線等が収納されている。すなわち、これら電力供給線や信号線等は、絶縁被覆されたコードとしてまたはコードを束ねたケーブルとして構成されている。このようなコードやケーブルにより、基台21の内部に設置されたロボット制御装置9と、カバー4の内部に位置する第2関節アクチュエーター28、第1駆動機構291および第2駆動機構292とがそれぞれ電気的に接続される。
配管10は、可撓性を有しているため、第1アーム23の回転および第2アーム24の回転によるロボットアーム22の姿勢の変化に十分に追従することができる。
スプラインシャフト253の下端部26には、図示しないエンドエフェクターが装着される。エンドエフェクターは、着脱自在であり目的の作業に適したものが適宜選択される。エンドエフェクターとしては、例えば、組み立てまたは加工の対象物であるワークを把持するハンド、チャック、孔あけ、研削、研磨等を行う工具、スプレーガン等の塗装具等が挙げられる。
ロボット2は、基台21と第1アーム23とを連結し、基台21に対して第1アーム23を第1回転軸J1回りに回転させる第1関節アクチュエーター27と、第1アーム23と第2アーム24とを連結し、第1アーム23に対して第2アーム24を第2回転軸J2回りに回転させる関節部としての第2関節アクチュエーター28と、を有している。
第1アーム23は、第1関節アクチュエーター27によって、基台21の上面210に対し、離間した状態で基台21に接続されている。第2アーム24は、第2関節アクチュエーター28によって、第1アーム23の上面230に対し、所定距離離間した状態で第1アーム23に接続されている。第2アーム24の下端と上面230との離間距離は、特に限定されないが、後述するカバー4の離脱操作の際に両者の間に右手HRまたは左手HLの指Fが入ることができる程度とするのが好ましい。
また、ロボット2は、スプラインナット251を回転させてスプラインシャフト253を第3回転軸J3回りに回転させる第1駆動機構291と、ボールネジナット252を回転させてスプラインシャフト253を第3回転軸J3に沿った方向に昇降させる第2駆動機構292と、を有する。第1駆動機構291の作動によりスプラインシャフト253が第3回転軸J3回りに所定方向に回転し、これに伴い下端部26が同方向に回転する。第2駆動機構292の作動によりスプラインシャフト253が第3回転軸J3の軸方向に移動し、これに伴い下端部26が同方向に移動、すなわち上昇または下降する。
第1関節アクチュエーター27、第2関節アクチュエーター28、第1駆動機構291および第2駆動機構292は、それぞれ、図示しないモーター、減速機、エンコーダー等を有する。各モーターおよび各エンコーダーは、それぞれ、ロボット制御装置9と電気的に接続されている。各エンコーダーは、対応するモーターの回転位置情報を検出し、ロボット制御装置9に送信する。ロボット制御装置9は、各エンコーダーから受信した各モーターの回転位置情報に基づいて、図示しないモータードライバーを介して各モーターへの通電条件を制御する。これにより、第1アーム23、第2アーム24およびスプラインシャフト253がそれぞれ作動し、予め定められたプログラムに従いロボットアーム22の姿勢が経時的に変化して、所望の作業を行うことができる。
次に、第2アーム24の構造について説明する。
図1および図2に示すように、第2アーム24は、第2アーム24の基本骨格をなすアームベース3と、第2アーム24の外観形状の大半を担うカバー4と、を備える。カバー4は、第2アーム24の搭載物を覆い、保護するケーシングとして機能する。
アームベース3は、剛体で構成され、作業ヘッド25や第2関節アクチュエーター28、第1駆動機構291および第2駆動機構292等、第2アーム24に搭載される搭載物の各部を支持するものである。アームベース3は、主に、Z軸方向に所定の厚さを有し、直線状、つまりX軸方向に延在する長手形状をなす板状部材で構成されている。また、アームベース3の長手方向と直交する方向、つまりY軸方向にある部分を側部と言う。アームベース3の厚さは、アームベース3の側面30のZ軸方向の長さに等しい。
なお、アームベース3は、中空部と、該中空部を複数の空間に仕切るようなリブとを有し、全体として板状をなす構成のものでもよい。これにより、アームベース3は、十分な強度の確保と軽量化とを両立することができる。このような構成のアームベース3では、アームベース3の外周に沿って形成された側壁の外面に側面30が形成される。
アームベース3の構成材料としては、例えば、各種金属材料、各種樹脂材料、特に硬質樹脂材料、各種セラミックスが挙げられ、これらを任意に組み合わせた複合材料であってもよい。
アームベース3は、第2関節アクチュエーター28が設置、固定される設置部31と、作業ヘッド25が設置、固定される設置部32と、を有する。
設置部31は、アームベース3の基端部に設けられ、アームベース3の厚さ方向に貫通する貫通孔で構成されている。設置部31の内周面には、第2関節アクチュエーター28の図示しない減速機の出力軸の外周面が固定されている。
設置部32は、アームベース3の先端部に設けられ、アームベース3の厚さ方向に貫通する貫通孔で構成されている。設置部32の内周面には、作業ヘッド25のスプラインシャフト253を支持する図示しないベアリングの外周面が固定されている。
カバー4は、アームベース3の上部を覆い、作業ヘッド25や第2関節アクチュエーター28等、第2アーム24の内部に搭載される搭載物の各部を保護する機能を有する。カバー4は、アームベース3に対して着脱可能に装着される。本実施形態では、カバー4をアームベース3に装着した際、固定部材としてのネジ5を介して固定される。このことに関しては、後に詳述する。
カバー4は、カバー本体41と、アームベース3の側面30の一部を覆う被覆部42と、を有する。
カバー本体41は、筐体で構成され、アームベース3の上部を覆うものである。カバー本体41は、例えば、樹脂材料を所望の立体形状に成形した板材で構成される。このカバー本体は、力を加えると若干変形する程度の弾性を有するのが好ましい。また、カバー本体41は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料による板材を所望の立体形状に成形したものでもよい。
図2、図3、図7、および図8に示すように、カバー本体41は、天面41Aおよび基端面41Bを有し、天面41Aおよび基端面41Bには、それぞれ、スリット411が形成されている。スリット411は、天面41Aにおいては、X軸方向に沿って形成されており、カバー本体41のX軸方向中央部付近から基端側まで形成されている。また、スリット411は、基端面41Bにおいては、Z軸方向に沿って上端から下端まで形成されている。また、スリット411は、配管10が天面41Aを貫通する部分から基端面41BのZ軸方向中央部付近にわたって形成され、スリットの幅が広くなっている幅広開口部412を有する。カバー4をアームベース3から離脱させる際、配管10が幅広開口部412の長手方向に沿って移動する。従って、幅広開口部412の幅、すなわちY軸方向の長さは、配管10の外径にほぼ等しい値となっている。
このようなスリット411および幅広開口部412は、カバー4のアームベース3への着脱時に、カバー4に外力を加えてカバー4を変形させ、着脱の操作を容易に行うことができるようにするためのものである。なお、スリット411および幅広開口部412の形状や配置パターンは、図示の構成に限定されない。
被覆部42は、カバー本体41から下方に突出して設けられ、アームベース3にカバー4を装着した状態(以下単に「装着状態」と言う)では、アームベース3の側面30の一部を覆う。図示の構成では、アームベース3の側面30のうち、基端側の部分を覆うように、約半周設けられている。換言すれば、被覆部42は、アームベース3の側面30の関節部である第2関節アクチュエーター28に対応する部分、すなわち第2関節アクチュエーター28の外周部を覆うように設けられ、作業ヘッド25の設置部32の外周部には設けられていない。これにより、カバー4の、第2関節アクチュエーター28に対応する部分の剛性をより高めることができ、また、第2関節アクチュエーター28付近への塵、埃等の侵入防止効果も高まり、これらの相乗効果により、第2関節アクチュエーター28を有効に保護することができる。さらに、ユーザーが周辺機器や配線などを当該部分に設置してしまうのを効果的に抑制することができ、該設置によってロボットアーム22の動作が阻害されるのを防止することができる。
アームベース3の側面30のうち、中央部よりも先端側の部分は、被覆部42で覆われておらず、すなわち被覆部42から露出している。以下、被覆部42の外面を第1面42Aと言い、側面30のうち被覆部42から露出している部分を第2面30Bと言い、側面30のうち被覆部42で被覆されている部分を第3面30Cと言う。
なお、被覆部42の形成位置は、上記構成に限定されず、例えば、前記とは逆に、アームベース3の側面30のうち先端側の部分を覆うように設けられ、側面30のうち基端側の部分が露出するように設けられていてもよい。
被覆部42の下端は、アームベース3の厚さ方向下端より下側に位置している。すなわち、被覆部42は、アームベース3の下端を超えて側面30を被覆している。これにより、側面30の被覆の効果がより向上し、塵、埃等の侵入防止効果、すなわちカバー4による内部保護効果がより高まる。ただし、この構成に限定されず、被覆部42の下端は、アームベース3の下端とZ軸方向の位置が同じであってもよく、またはアームベース3の下端より上側でかつアームベース3の上端より下側に位置していてもよい。なお、被覆部42の下端がアームベース3の下端を超えるか、同じ位置である場合には、アームベース3の下端が邪魔にならず、指Fを被覆部42の下端に引っ掛けやすくなるため、離脱操作しやすい。
図2に示すように、カバー4の上面41Aとカバー本体41の下端までのZ軸方向の距離、すなわち、カバー本体41のZ軸方向の長さD1と、側面30のZ軸方向の長さD2との比D2/D1は、特に限定されないが、0.1以上0.8以下であることが好ましく、0.3以上0.6以下であることがより好ましい。これにより、カバー本体41より重く強度の高いアームベース3を見せるとともに、アームベース3よりも軽いカバー本体41が第2アーム24の外観形状に占める割合を多くすることにより、見る者に安定感とともに機敏な印象を与えることができ、審美性を高めることができる。
なお、本実施形態では、カバー4の上面41A、カバー本体41の下端、被覆部42の下端およびアームベース3の下端は、水平方向に沿っている。ただし、この構成に限定されず、これらは、水平方向に対して傾斜していてもよい。
図4に示すように、第2回転軸J2の軸方向から見て、被覆部42が第2回転軸J2回りに存在している範囲の角度をθ1としたとき、θ1は、特に限定されないが、10°以上300°以下であることが好ましく、45°以上280°以下であることがより好ましく、90°以上270°以下であるのがさらに好ましい。これにより、被覆部42が広範囲にわたって形成され、被覆部42を設置することによる効果、すなわち離脱操作の操作性の向上効果と、アームベース3の搭載物、特に第2関節アクチュエーター28の保護効果と、を必要かつ十分に発揮することができる。
なお、本実施形態では、被覆部42は、角度θ1の範囲内において、周方向に連続的に形成されているが、これに限らず、周方向に沿って複数の被覆部42が断続的または間欠的に形成されていてもよい。
図4および図5に示すように、被覆部42は、基端部側に、カバー4の装着状態で、アームベース3の側面30に接触しておらずアームベース3側面30から離間する第1部分421を有する。本実施形態では、第1部分421は、第2アーム24の基端部側に向かって突出する段差状になっているが、下方に向かって広がるように、すなわち、側面30から遠ざかるように傾斜させてもよい。この場合、第1部分421をスカート部と言ってもよい。また、第1部分421は、カバー4を把持する際、指Fを引っ掛けるのに特に適しているため、指掛け部とも言う。
このような第1部分421を有することにより、カバー4を把持し、アームベース3から離脱させる際、図5に示すように、第1部分421が側面30から離れているため、指Fがアームベース3に接触し難くなり、指Fを第1部分421に引っ掛けやすくなる。また、第1部分421と側面30との間に手の指Fを挿入し、第1部分421の下端に指Fを引っ掛けてもよい。よって、カバー4を把持し易く、カバー4を持ち上げ易く、カバー4のアームベース3からの離脱操作(以下単に「離脱操作」と言う)を容易かつ迅速に行うことができる。また、本実施形態では、被覆部42の基端部側が第1部分421となっている。これにより、第1部分421が基端面41Bにあるスリット411に近くなることから、後述する離脱操作において作業者がスリット411を開きやすくなり、離脱操作を容易かつ迅速に行うことができる。なお、被覆部42の全部が第1部分421となっていてもよい。すなわち、被覆部42の全周にわたって第1部分421が形成されていてもよい。この場合、被覆部42のどの部位でも、指Fを引っ掛けて離脱操作を容易に行うことができる。
第1部分421の側面30(第3面30C)に対する最大離間距離Dは、特に限定されないが、10mm以上100mm以下であることが好ましく、15mm以上50mm以下であることがより好ましい。これにより、第1部分421と側面30との距離を離すことで指Fがアームベース3に接触し難くなるとともに、隙間に指Fを過不足なく挿入することができ、結果、離脱操作を容易に行うことができる。なお、第1部分421が下方に向かって広がるように傾斜した形状の場合、第1部分421の下端が、側面30(第3面30C)に対する最大離間距離Dとなる。
第1部分421は、被覆部42の下端に向かって、アームベース3の側面30との離間距離が連続的または段階的に大きくなるような形状としてもよい。すなわち、第1部分421を、下方に向かって広がるように傾斜して設けてもよい。これにより、図5に示すように、第1部分421と側面30(第3面30C)との間に指Fを挿入した際、上側に行くほど離間距離が狭くなっているので、指Fの挿入深さを規制し、カバー4をさらに把持し易くすることができる。
第1部分421を、被覆部42の下端に向かって、アームベース3の側面30(第3面30C)との離間距離が連続的に大きくなる場合に、第1部分421のアームベース3の側面30に対する傾斜角度θ3は、特に限定されないが、10°以上70°以下であることが好ましく、15°以上45°以下であることがより好ましい。これにより、上記効果をより確実に発揮することができるとともに、アームベース3に対しカバー4を着脱する際、被覆部42が邪魔になるのを防止することができる。
なお、傾斜角度θ3は、第1部分421の上端から下端まで一定である場合に限らず、途中で傾斜角度θ3が変化している部分を有していてもよい。
また、上記構成に限定されず、第1部分421は、被覆部42の下端に向かって、アームベース3の側面30(第3面30C)との離間距離が段階的に大きくなっていてもよい。
また、被覆部42は、アームベース3の側面30(第3面30C)に対し所定距離離間して平行に設けられていてもよい。
なお、第1部分421と第3面30Cとの離間距離、特に最大離間距離Dや、傾斜角度θ3は、被覆部42の周方向に沿って一定でも、部分的に異なる箇所を有していてもよい。
また、被覆部42の内面は、アームベース3の側面30(第3面30C)と面接触していてもよい。すなわち、第1部分421は、省略されていてもよい。
図4に示すように、第2回転軸J2の軸方向から見て、第1部分421が第2回転軸J2回りに存在している範囲の角度をθ2としたとき、θ2は、特に限定されないが、5°以上300°以下であることが好ましく、30°以上270°以下であることがより好ましい。これにより、第1部分421が比較的広範囲にわたって形成され、離脱操作に用いることができ、上述した効果を必要かつ十分に発揮することができる。
なお、本実施形態では、第1部分421は、角度θ2の範囲内において、周方向に連続的に形成されているが、これに限らず、周方向に沿って複数の第1部分421が断続的または間欠的に形成されていてもよい。
また、θ2をθ1との関係で考察すると、θ2/θ1は、0.05以上1以下であることが好ましく0.2以上0.8以下であることがより好ましく、0.3以上0.6以下であることがさらに好ましい。これにより、第1部分421の存在している範囲を必要かつ十分に確保することができ、塵、埃等の侵入防止効果、すなわちカバー4による内部保護効果と、離脱操作の操作性向上効果とをバランスよく両立することができる。本実施形態では、図4に示すように、θ2/θ1=0.33となっている。
図1~図4、図6、図7、および図8に示すように、カバー4は、図1および図2に示すように、アームベース3への装着状態で、固定部材であるネジ5によってアームベース3に固定される。特に、アームベース3の側面30に固定される。これにより、アームベース3に対しカバー4を確実に、安定的に固定することができ、作業中に振動、衝撃、その他の外力等が加わった場合でも、カバー4の不本意な脱落等を防止することができる。ネジ5は、被覆部42に形成された図示しない貫通孔およびアームベース3の側面30(第3面30C)に形成されたネジ穴に挿入、螺合することにより、被覆部42をアームベース3に固定している。これにより、アームベース3の側面30(第3面30C)にネジ穴を形成するという簡単な方法でカバー4をアームベース3に固定することができる。
図示の構成では、第1部分421の無い被覆部42にネジ止めする構成として、アームベース3の側部にある被覆部42をネジ止めしているが、第1部分421のある被覆部42をネジ止めしてもよい。第1部分421をネジ止めする場合は、比較的長いネジ5を用いるか、または、第1部分421よりも上部の被覆部42をネジ止めすることにより、上記のようにネジ止めによる固定を簡易に確実に行うことができる。特に、被覆部42の全部が第1部分421となっている場合には上述のようにネジ止めすることが好ましい。
このようなネジ5によるネジ止めの箇所、すなわち固定箇所は、1箇所でも複数箇所でもよいが、固定をより確実にするために、複数箇所が好ましい。本実施形態では、ネジ5によるネジ止め箇所は、側面30のうち第3面30CのY軸方向プラス側およびY軸方向マイナス側の計2箇所であるが、これに限定されず、第3面30Cの基端面、すなわちX軸方向プラス側の面に1または2箇所以上形成されていてもよい。
また、被覆部42のみをアームベース3にネジ止めする構成であってもよく、カバー本体41のみをアームベース3にネジ止めする構成であってもよく、カバー本体41および被覆部42の双方をアームベース3にネジ止めする構成であってもよい。
また、固定部材として、ネジ5を用いる場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、ネジ5以外の固定部材、例えば、ビス、ボルトおよびナット、フック、クリップ、緊締バンド、磁石等を用いてもよく、あるいは、カシメ、嵌合等の方法で固定してもよい。
次に、カバー4をアームベース3から離脱する離脱操作の手順について説明する。
手順1:
カバー4の装着状態において、まず、図示しないドライバーを用いて全てのネジ5を取り外す。
手順2:
次いで、図6に示すように、例えば、右手HRで被覆部42を把持し、左手HLでカバー本体41の先端部を把持する。この際、図5に示すように、右手HRの指Fを被覆部42の第1部分421の内側に挿入し、引っ掛ける。
手順3:
次いで、左手HLでカバー本体41の先端部を上方に持ち上げるとともに、指Fを第1部分421に引っ掛けたまま右手HRで被覆部42を上方に持ち上げる。カバー4を持ち上げる際、配管10は、スリット411の幅広開口部412内をその長手方向に移動する。
手順4:
次いで、手順3でカバー4を持ち上げた状態を維持しつつ、図7および図8に示すように、左手HLを持ちかえて、被覆部42のスリット411よりもY軸マイナス側の部分を左手HLで把持し、右手HRを持ちかえて、被覆部42のスリット411よりもY軸プラス側の部分を右手HRで把持する。このとき、図7に示すように、被覆部42のY軸マイナス側の側部を左手HLで把持し、被覆部42のY軸プラス側の側部を右手HRで把持してもよいし、図8に示すように、被覆部42の基端部側であって、スリット411のY軸マイナス側にある第1部分421を左手HLで把持し、Y軸プラス側にある第1部分421を右手HRで把持してもよい。そして、カバー本体41のY軸マイナス側の部分とY軸プラス側の部分とが離間するように、すなわちスリット411が開くようにカバー本体41に力を加え、スリット411が開いた状態でスリット411から配管10が離脱するようにカバー4を若干持ち上げる。
手順5:
次いで、カバー4からスプラインシャフト253を抜去するように、カバー4をさらに上方に持ち上げる。
このような手順1~5を経てカバー4をアームベース3から離脱させることができる。なお、手順1~5において、用いる手の左右は逆であってもよい。
ここで、被覆部42が省略されていた場合、カバー4の下端が持ちにくかったり、どこを持ってよいかわかりにくかったりする。ロボット2では、被覆部42が設けられているため、作業者は、指Fを掛けるのに都合の良い部位である被覆部42、特に第1部分421を認識し易く、しかも第1部分421は指Fを掛け易く、その結果カバー4を安定して把持することができる。よって、カバー4の離脱操作を容易かつ迅速に行うことができる。カバー4を離脱させた後は、アームベース3上の搭載物やカバー4の内部に対し、点検、修理、部品の交換等のメンテナンスを行うことができる。
このようなロボット2では、被覆部42の外面である第1面42Aと、アームベース3の側面30のうち被覆部42に覆われていない第2面30Bとは、それらに入射した可視光が反射した反射光の波長および強度のうちの少なくとも一方が異なる。これにより、第1面42Aと第2面30Bとの境界の識別性が確保され、アームベース3と被覆部42とを視覚的に容易に見分けることができる。よって、アームベース3からカバー4を離脱させる離脱操作の際、被覆部42が認識し易い。その結果、被覆部42を即座に把持し、上述したような操作を行うことにより、カバー4を容易かつ迅速に離脱させることができる。以下、詳細に説明する。
第1面42Aと第2面30Bとで、反射光の波長および強度のうち、主に波長が異なる場合をケース1とし、主に強度が異なる場合をケース2とし、波長および強度の双方が異なる場合をケース3として説明する。
(ケース1)
第1面42Aと第2面30Bとで主に反射光の波長が異なる場合は、第1面42Aおよび第2面30Bで、色相、彩度、明度のうちの少なくとも1つが異なる場合が挙げられる。
色相が異なる場合、彩度が異なる場合、明度が異なる場合のいずれにおいても、色差計を用いて反射光を測定した際、第1面42Aと第2面30Bとで色差ΔEが異なっていれば、上記効果を得ることができる。色差ΔEは、5.0以上であることが好ましく、12.0以上であることがより好ましい。これにより、上記効果をより確実に発揮することができる。
第1面42Aおよび第2面30Bの双方が有彩色であってもよく、第1面42Aが有彩色で第2面30Bが無彩色であってもよく、第1面42Aが無彩色で第2面30Bが有彩色であってもよく、第1面42Aおよび第2面30Bの双方が無彩色であってもよい。
第1面42Aおよび第2面30Bの双方が有彩色である場合、第1面42Aが有彩色で第2面30Bが無彩色である場合、第1面42Aが無彩色で第2面30Bが有彩色である場合は、ロボット2全体のデザインを華やかにすること、比較的目立ち、存在感のある印象とすることができる。
第1面42Aおよび第2面30Bの双方が無彩色である場合は、ロボット2全体のデザインがモノトーンとなり、シックにすること、目立ち過ぎず、落ち着いた色合いとすることができる。
また、第1面42Aと第2面30Bの双方が無彩色である場合は、明度のみが異なっている。この場合、明度計で測定したマンセル明度値の差が、2以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。これにより、上記効果をより顕著に発揮することができる。
このようなケース1は、アームベース3と被覆部42とで色彩の異なる構成材料を用いる方法、アームベース3の構成材料自体および被覆部42の構成材料自体の少なくとも一方に染料、顔料を配合し、着色を施す方法、第1面42Aおよび第2面30Bの少なくとも一方の表面に着色塗料等の塗料を塗布する方法、第1面42Aおよび第2面30Bの少なくとも一方の表面に着色フィルム、有色透明フィルム等のフィルムを貼着する方法、これらを任意に組み合わせた方法等によりなされる。
またアームベース3の構成材料、被覆部42の構成材料、上記塗料、上記フィルムには、蛍光物質、発光物質、金属粉末等が含まれていてもよい。
(ケース2)
第1面42Aと第2面30Bとで主に反射光の強度が異なる場合は、第1面42Aおよび第2面30Bで、色相、彩度、明度がほぼ同じで、かつ、光沢度が異なる場合が挙げられる。
第1面42Aが第2面30Bよりも光沢度が高くてもよく、第2面30Bが第1面42Aよりも光沢度が高くてもよい。
光沢度は、光沢計で測定することができる。
第1面42Aと第2面30Bとで光沢度を異ならせる方法としては、表面粗さを異ならせる方法、構成材料の可視光吸収率を異ならせる方法等が挙げられる。
このようなケース2は、第1面42Aまたは第2面30Bのいずれか一方の表面に、例えばサンドブラスト、ショットブラスト、梨地加工、ヘアライン加工、化学処理等による粗面加工、エンボス加工を施す方法、第1面42Aまたは第2面30Bのいずれか一方の表面に研磨加工、光沢加工、鏡面加工を施す方法、第1面42Aまたは第2面30Bのいずれか一方の表面にクリア塗装、マット塗装を施す方法、第1面42Aおよび第2面30Bの表面に光沢度の異なる光透過性または光不透過性のフィルムを貼着する方法、これらを任意に組み合わせた方法等により実現することができる。
(ケース3)
第1面42Aと第2面30Bとで反射光の波長および強度の双方が異なる場合は、第1面42Aおよび第2面30Bで、色相、彩度、明度のうちの少なくとも1つが異なり、かつ、光沢度が異なる場合が挙げられる。すなわち、ケース3は、ケース1およびケース2の組み合わせである。
また、ケース3には、第1面42Aが金属色で、第2面30Bが有彩色の場合、第1面42Aが金属色で、第2面30Bが無彩色の場合、第1面42Aが有彩色で、第2面30Bが金属色の場合、第1面42Aが無彩色で、第2面30Bが金属色の場合が含まれる。さらに、第1面42Aと第2面30Bとが互いに色彩の異なる金属色同士である場合も含まれる。
金属色としては、例えば、金色、銀色、銅色、ピンクゴールド等が挙げられる。金属色の場合、表面粗さ等の表面の性状の設定により、反射光の強度、すなわち光沢度に強弱をつけ易いという利点がある。
このように、第1面42Aと第2面30Bとは、反射光の波長および強度のうちの少なくとも一方が異なることにより、アームベース3と被覆部42とを視覚的に容易に見分けることができる。よって、カバー4の離脱操作に際し、被覆部42(第1面42A)をアームベース3の側面30(第2面30B)とは区別して容易に視認することができる。すなわち、まずカバー4の固定解除の際、被覆部42に形成されたネジ5によるビス止め箇所を容易に視認することができ、次いでカバー4を把持する際、指Fを引っ掛ける部位である被覆部42を容易に視認することができる。また、前述したような被覆部42が設けられていることの効果との相乗効果により、カバー4をさらに容易かつ迅速に離脱させることができる。
また、アームベース3の側面30のうち、被覆部42により被覆されていない第2面30Bと、被覆部42により被覆されている第3面30Cとは、反射光の波長および強度が同じであるのが好ましい。第3面30Cは被覆部42で覆われていて見えないため、第2面30Bと第3面30Cとが同色でも異色でも第1面42Aと第2面30Bとの境界の識別性に差異はなく、また、第2面30Bと第3面30Cとを同色、すなわち反射光の波長および強度を同じとすることで、アームベース3の側面30全体を同色で一体的に形成することができ、アームベース3の構成を簡素化することができ、アームベース3の製造を容易に行うことができる。
以上説明したように、ロボット2は、基台21と、基台21に対し、第1回転軸J1回りに回転可能に接続される第1アーム23と、第1アーム23に対し、第1回転軸J1と平行な第2回転軸J2回りに回転可能に接続される第2アーム24と、を備え、第2アーム24は、アームベース3と、アームベース3に対し着脱可能に装着されるカバー4と、を有し、カバー4は、アームベース3の上部を覆うカバー本体41と、カバー本体41から下方に向かって突出し、アームベース3の側面30の一部を覆う被覆部42と、を有する。また、被覆部42の外面である第1面42Aと、アームベース3の側面30のうち、被覆部42に覆われていない第2面30Bとは、反射光の、波長および強度のうちの少なくとも一方が異なる。これにより、カバー4をアームベース3から離脱させる際、カバー4の把持すべき部位を容易、迅速、確実に把握し、カバー4を把持し易くすることができる。よって、カバー4の離脱操作を容易かつ迅速に行うことができる。
また、第1面42Aは、第2面30Bよりも明度が高いことが好ましい。これにより、カバー4の把持するべき部位をより迅速に把握し、カバー4をさらに容易かつ迅速に離脱させることができる。
また、第1面42Aおよび第2面30Bは、無彩色であることが好ましい。これにより、ロボット2のデザインをシックにすることができる。
また、アームベース3の側面30のうち、被覆部42により被覆されている第3面30Cは、第2面30Bと反射光の波長および強度が同じである。これにより、アームベース3の構成を簡素にすることができ、アームベース3の製造を容易に行うことができる。
第1アーム23に対し、第2アーム24を第2回転軸J2回りに回転可能に接続する関節部である第2関節アクチュエーター28を備え、被覆部42は、アームベース3の側面30の第2関節アクチュエーター28に対応する部分を覆う。これにより、カバー4の第2関節アクチュエーター28に対応する部分の剛性を高めることができ、また、第2関節アクチュエーター28付近への塵、埃等の侵入防止効果も高まり、これらの相乗効果により、第2関節アクチュエーター28を有効に保護することができる。
また、第2回転軸J2の軸方向から見て、被覆部42が第2回転軸J2回りに存在している範囲の角度をθ1とし、第1部分421が第2回転軸J2回りに存在している範囲の角度をθ2としたとき、θ2/θ1は、0.1以上1以下である。これにより、第1部分421の存在している範囲を十分に確保することができ、上記効果をより確実に発揮することができる。
なお、第1面42Aおよび第2面30Bは、単色である場合に限定されず、これらには、境界や、把持すべき部位を示すマーカー、模様が設けられていてもよい。また、第1面42Aおよび第2面30Bは、触感や熱伝導率が異なっていてもよい。この場合、例えば、比較的暗い部屋であっても、カバー4の把持すべき部位を容易、迅速、確実に把握することができる。
以上、本発明のロボットを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明のロボットは、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
1…ロボットシステム、2…ロボット、3…アームベース、4…カバー、5…ネジ、9…ロボット制御装置、10…配管、21…基台、22…ロボットアーム、23…第1アーム、24…第2アーム、25…作業ヘッド、26…下端部、27…第1関節アクチュエーター、28…第2関節アクチュエーター、30…側面、30B…第2面、30C…第3面、31…設置部、32…設置部、41…カバー本体、41A…天面、41B…基端面、42…被覆部、42A…第1面、100…床面、210…上面、230…上面、251…スプラインナット、252…ボールネジナット、253…スプラインシャフト、291…第1駆動機構、292…第2駆動機構、411…スリット、412…幅広開口部、421…第1部分、F…指、HL…左手、HR…右手、J1…第1回転軸、J2…第2回転軸、J3…第3回転軸

Claims (6)

  1. 基台と、
    前記基台に対し、第1回転軸回りに回転可能に接続される第1アームと、
    前記第1アームに対し、前記第1回転軸と平行な第2回転軸回りに回転可能に接続される第2アームと、を備え、
    前記第2アームは、アームベースと、前記アームベースに対し着脱可能に装着されるカバーと、を有し、
    前記カバーは、前記アームベースの上部を覆うカバー本体と、前記カバー本体から下方に向かって突出し、前記アームベースの側面の一部を覆う被覆部と、を有し、
    前記被覆部の外面である第1面と、前記アームベースの側面のうち、前記被覆部に覆われていない第2面とは、反射光の波長および強度のうちの少なくとも一方が異なることを特徴とするロボット。
  2. 前記第1面は、前記第2面よりも明度が高い請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第1面および前記第2面は、無彩色である請求項1に記載のロボット。
  4. 前記アームベースの側面のうち、前記被覆部により被覆されている第3面は、前記第2面と反射光の波長および強度が同じである請求項1に記載のロボット。
  5. 前記第1アームに対し、前記第2アームを前記第2回転軸回りに回転可能に接続する関節部を備え、
    前記被覆部は、前記アームベースの側面の前記関節部に対応する部分を覆う請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記被覆部は、前記アームベースの側面から離間する第1部分を有し、
    前記第2回転軸の軸方向から見て、前記被覆部が前記第2回転軸回りに存在している範囲の角度をθ1とし、前記第1部分が前記第2回転軸回りに存在している範囲の角度をθ2としたとき、θ2/θ1は、0.1以上1以下である請求項5に記載のロボット。
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