JP2024076226A - 車両制御方法及び車両制御システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2024076226000001
【課題】車両の自動運転中、ドライバが覚醒しているか否かを適切にチェックすること。
【解決手段】車両は、第1視覚装置と第2視覚装置を備える。前方方向は、車両のドライバが座るドライバ席から車両の前方へ向かう方向である。第1方向は、ドライバ席から第1視覚装置へ向かう方向である。第2方向は、ドライバ席から第2視覚装置へ向かう方向である。第1方向と前方方向との間の第1角度は、第2方向と前方方向との間の第2角度よりも大きい。車両制御方法は、車両の自動運転中にドライバが覚醒しているかチェックする場合、第1視覚装置から第1視覚通知を出すことと、第1視覚通知にドライバが反応した場合、ドライバは覚醒していると判断し自動運転を継続することと、を含む。
【選択図】図6

Description

本開示は、車両の自動運転中、ドライバが覚醒しているか否かをチェックする技術に関する。
特許文献1は、車両制御システムを開示している。車両制御システムは、車両に乗車しているドライバの覚醒度を推定する。覚醒度が低下した場合、車両制御システムは、ドライバに要求するタスクの負荷を高くする。
国際公開第2019/130552号
車両の自動運転中であっても、ドライバは車両の周辺環境を監視するよう要求される場合がある。そのため、システムが、ドライバが車両の周辺環境を監視しているか否かをチェックする場合がある。言い換えれば、システムが、ドライバが覚醒しているか否かをチェックする場合がある。例えば、ドライバが覚醒していることを確かめるために、ドライバにスイッチ操作等のタスクを要求することが考えられる。但し、ドライバに過剰なタスクが要求されると、その間、逆にドライバが周辺環境を監視できなくなるおそれがある。また、ドライバに過剰なタスクが要求されると、ドライバが咄嗟の運転操作(運転行動)をできなくなるおそれがある。
本開示の1つの目的は、車両の自動運転中、ドライバが覚醒しているか否かを適切にチェックすることができる技術を提供することにある。
1つの観点において、車両を制御する技術が提供される。
車両は、第1視覚装置と第2視覚装置を備える。前方方向は、車両のドライバが座るドライバ席から車両の前方へ向かう方向である。第1方向は、ドライバ席から第1視覚装置へ向かう方向である。第2方向は、ドライバ席から第2視覚装置へ向かう方向である。第1方向と前方方向との間の第1角度は、第2方向と前方方向との間の第2角度よりも大きい。
車両制御方法は、
車両の自動運転中にドライバが覚醒しているかチェックする場合、第1視覚装置から第1視覚通知を出すことと、
第1視覚通知にドライバが反応した場合、ドライバは覚醒していると判断し、車両の自動運転を継続することと
を含む。
ドライバ覚醒チェック処理において、第1視覚装置から第1視覚通知が出される。そして、ドライバが第1視覚通知に反応した場合、ドライバは覚醒していると判断される。第1視覚通知に対するドライバの反応は、視線あるいは顔向きの変化である。ドライバがスイッチを押す必要はないため、ドライバによる周辺環境の監視が妨げられることはない。また、ドライバはハンドルから手を離す必要もないため、ドライバの咄嗟の運転操作が阻害されることもない。これらのことは、自動運転時の安全確保の観点から好ましい。
また、第1視覚通知を出す第1視覚装置は、ドライバが座るドライバ席から見て前方方向から比較的離れている。よって、第1視覚通知に反応するドライバの視線は、前方方向から離れる方向に誘導される。すなわち、第1視覚通知に反応したドライバの視界には、前方方向から比較的離れた方向の周辺環境も入ることになる。このことは、ドライバによる周辺環境の監視が促進されていることを意味する。すなわち、本開示に係るドライバ覚醒チェック処理は、ドライバが覚醒しているかチェックすると同時に、ドライバの視線を積極的に周辺環境に誘導して周辺環境監視を促進することができる。
実施の形態に係る車両及び車両制御システムの概要を説明するための図である。 実施の形態に係る通知処理に関連する構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る車両に搭載された複数の視覚装置の例を示す図である。 実施の形態に係る第1視覚装置と第2視覚装置の位置関係を説明するための概念図である。 実施の形態に係るドライバ覚醒チェック処理に関連する処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係るドライバ覚醒チェック処理を説明するための概念図である。
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
1.車両制御システム
図1は、本実施の形態に係る車両1及び車両制御システム10の概要を説明するための図である。車両1は、自動運転機能を備える。自動運転機能は、操舵、加速、及び減速のうち少なくとも一つを自動的に行う。自動運転レベルの一例として、ドライバが必ずしも100%運転に集中しなくてもよいことを前提としたもの(いわゆるレベル3以上)が挙げられる。車両1のドライバ席2にはドライバ3が座る。尚、自動運転中であっても、ドライバ席2に座っているオペレータをドライバ3と呼ぶ。
車両制御システム10は、車両1に搭載され、車両1を制御する。例えば、車両制御システム10は、車両1の自動運転を制御する。また、車両制御システム10は、ドライバ席2に座るドライバ3に各種の通知を出す。
例えば、車両制御システム10は、視覚装置20、スピーカ30、ドライバモニタ40、センサ群50、走行装置60、及び制御装置100を含んでいる。
視覚装置20は、ドライバ3に視覚通知を出す。視覚装置20としては、発光装置やディスプレイパネルが例示される。発光装置としては、LED(Light Emitting Diode)が例示される。発光装置は、異なる色で発光することによって異なる情報を提供(表現)することができる。ディスプレイパネルとしては、液晶パネル、有機ELパネル、等が例示される。典型的には、視覚装置20は、車両1の室内に設置される。
スピーカ30は、ドライバ3に音声通知を出す。典型的には、スピーカ30は、車両1の室内に設置される。
ドライバモニタ40は、ドライバ3の状態や動作を検出するための装置である。例えば、ドライバモニタ40は、ドライバ3を撮像することができる位置に設置されたカメラを含む。カメラによって得られる画像を解析することによって、ドライバ3の顔向き、視線、開眼度、開口度、等を検出することができる。ドライバモニタ40は、ドライバ3が操作するハンドル(ステアリングホイール)に設置されたステアリングタッチセンサを含んでいてもよい。ドライバモニタ40は、ドライバ3による運転操作を検出してもよい。
センサ群50は、認識センサ、車両状態センサ、位置センサ、等を含んでいる。認識センサは、車両1の周辺の状況を認識(検出)する。認識センサとしては、カメラ、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)、レーダ、等が例示される。車両状態センサは、車両1の状態を検出する。車両状態センサは、速度センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、舵角センサ、等を含んでいる。位置センサは、車両1の位置及び方位を検出する。例えば、位置センサは、GNSS(Global Navigation Satellite System)を含んでいる。
走行装置60は、操舵装置、駆動装置、及び制動装置を含んでいる。操舵装置は、車輪を転舵する。例えば、操舵装置は、パワーステアリング(EPS: Electric Power Steering)装置を含んでいる。駆動装置は、駆動力を発生させる動力源である。駆動装置としては、エンジン、電動機、インホイールモータ、等が例示される。制動装置は、制動力を発生させる。
制御装置100は、車両1を制御するコンピュータである。制御装置100は、1又は複数のプロセッサ110(以下、単にプロセッサ110と呼ぶ)と1又は複数の記憶装置120(以下、単に記憶装置120と呼ぶ)を含んでいる。プロセッサ110は、各種処理を実行する。例えば、プロセッサ110は、CPU(Central Processing Unit)を含んでいる。記憶装置120は、各種情報を格納する。記憶装置120としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、等が例示される。
車両制御プログラム130は、プロセッサ110によって実行されるコンピュータプログラムである。車両制御プログラム130を実行するプロセッサ110と記憶装置120との協働により、制御装置100の機能が実現される。車両制御プログラム130は、記憶装置120に格納される。あるいは、車両制御プログラム130は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
制御装置100は、センサ群50を用いて、車両1の運転環境を示す運転環境情報150を取得する。運転環境情報150は、記憶装置120に格納される。
運転環境情報150は、認識センサによる認識結果を示す周辺状況情報を含む。例えば、周辺状況情報は、カメラによって撮像される画像を含む。周辺状況情報は、車両1の周辺の物体に関する物体情報を含んでいてもよい。車両1の周辺の物体としては、歩行者、他車両(先行車両、駐車車両、等)、白線、信号、標識、路側構造物、等が例示される。物体情報は、車両1に対する物体の相対位置及び相対速度を示す。
また、運転環境情報150は、車両状態センサによって検出される車両状態を示す車両状態情報を含む。
更に、運転環境情報150は、車両1の位置及び方位を示す車両位置情報を含む。車両位置情報は、位置センサにより得られる。地図情報と周辺状況情報(物体情報)を用いた自己位置推定処理(Localization)により、高精度な車両位置情報が取得されてもよい。
更に、運転環境情報150は、ドライバモニタ40により得られる情報を含む。
制御装置100は、車両1の走行を制御する車両走行制御を実行する。車両走行制御は、操舵制御、駆動制御、及び制動制御を含む。制御装置100は、走行装置60(操舵装置、駆動装置、及び制動装置)を制御することによって車両走行制御を実行する。
また、制御装置100は、運転環境情報150に基づいて自動運転制御を行ってもよい。例えば、制御装置100は、運転環境情報150に基づいて、車両1の走行プランを生成する。更に、制御装置100は、運転環境情報150に基づいて、車両1が走行プランに従って走行するために必要な目標トラジェクトリを生成する。目標トラジェクトリは、目標位置及び目標速度を含んでいる。そして、制御装置100は、車両1が目標トラジェクトリに追従するように車両走行制御を行う。
更に、制御装置100は、必要に応じて、ドライバ3に各種の通知を出す「通知処理」を行う。以下、通知処理について詳しく説明する。
2.通知処理
図2は、通知処理に関連する構成を示すブロック図である。制御装置100は、所定の通知条件が成立した場合に、通知をドライバ3に出す。
例えば、通知条件は、車両1の自動運転中、ドライバ3が覚醒しているか否かをチェックする必要が発生することである。言い換えれば、通知条件は、車両1の自動運転中、ドライバ3が車両1の周辺環境を監視しているか否かをチェックする必要が発生することである。他の例として、通知条件は、ドライバ3の覚醒度が閾値を下回ることである。更に他の例として、通知条件は、車両1の自動運転中、ドライバ3にハンドルを握るよう要求する必要が発生することである。更に他の例として、通知条件は、車両1の自動運転中、ドライバ3に手動運転への移行を要求する必要が発生することである。
ドライバ3への通知の種類としては、「視覚通知NV」と「音声通知NA」が挙げられる。視覚通知NVは、発光、表示、等の視覚情報による通知である。音声通知NAは、音声メッセージ、ブザー、等の音声情報による通知である。制御装置100は、視覚装置20を通して視覚通知NVを出すことができる。また、制御装置100は、スピーカ30を通して音声通知NAを出すことができる。
車両制御システム10は、複数の視覚装置20を含んでいてもよい。例えば、車両制御システム10は、第1視覚装置20-1と第2視覚装置20-2を含んでいる。第1視覚装置20-1は、ドライバ3に第1視覚通知NV1を出す。第2視覚装置20-2は、ドライバ3に第2視覚通知NV2を出す。
図3は、車両1に搭載された複数の視覚装置20の例を示している。複数の視覚装置20は、ドアに設置されたドアイルミネーション(door illumination)21、窓枠に設置されたピラーイルミネーション(pillar illumination)22、インストルメントパネルに設置されたインパネイルミネーション(instrument panel illumination)23、及びハンドルに設置されたステアリングイルミネーション(steering illumination)24を含んでいる。各イルミネーションは、複数のLEDを含む発光装置である。各イルミネーションは、帯状に配置されている。
前方方向D0は、ドライバ席2から車両1の前方へ向かう方向である。図3に示される例では、ドアイルミネーション21L、ピラーイルミネーション22L、及びインパネイルミネーション23Lは、前方方向D0よりも左側に設置されている。一方、ドアイルミネーション21R、ピラーイルミネーション22R、及びインパネイルミネーション23Rは、前方方向D0よりも右側に設置されている。ステアリングイルミネーション24は、ほぼ前方方向D0に設置されている。
図4は、本実施の形態に係る第1視覚装置20-1と第2視覚装置20-2の位置関係を説明するための概念図である。前方方向D0は、ドライバ席2から車両1の前方へ向かう方向である。第1方向D1は、ドライバ席2から第1視覚装置20-1へ向かう方向である。第2方向D2は、ドライバ席2から第2視覚装置20-2へ向かう方向である。第1角度θ1は、第1方向D1と前方方向D0との間の角度である。第2角度θ2は、第2方向D2と前方方向D0との間の角度である。図4に示されるように、第1角度θ1は、第2角度θ2よりも大きい。従って、ドライバ席2に座ったドライバ3が正面(前方方向D0)を向いているとき、第1視覚装置20-1はドライバ3の視線方向から遠く、第2視覚装置20-2はドライバ3の視線方向に近い。
人間の視野は、有効視野(中心視野)と周辺視野に区分される。人間は、有効視野に入っている対象をはっきりと知覚することができる。一方、人間は、周辺視野に入っている対象をぼんやりと知覚することができる。好ましくは、ドライバ席2に座ったドライバ3が正面(前方方向D0)を向いているとき、第1視覚装置20-1はドライバ3の周辺視野に入っており、第2視覚装置20-2はドライバ3の有効視野(中心視野)に入っている。
ここで、人間の平均的な視野の角度について考える。平均的な視野の角度とは、一定数の人間の視野の角度の平均値であり、一般的に知られている。例えば、人間の平均的な視野は左右100度(合計200度)程度であり、人間の平均的な有効視野は左右30度(合計60度)程度である。基準角度αは、人間の平均的な有効視野の角度の半分(例:30度)である。限界角度βは、人間の平均的な視野の角度の半分(例:100度)である。第1方向D1と前方方向D0との間の第1角度θ1は、基準角度αより大きく、限界角度βより小さくてもよい。第2方向D2と前方方向D0との間の第2角度θ2は、基準角度αより小さくてもよい。
既出の図3で示された例で言えば、ドアイルミネーション21L、ピラーイルミネーション22L、インパネイルミネーション23L、ドアイルミネーション21Rは、第1視覚装置20-1に属する可能性がある。一方、ステアリングイルミネーション24は、第2視覚装置20-2に属する可能性がある。
3.ドライバ覚醒チェック処理
車両1の自動運転中であっても、ドライバ3は車両1の周辺環境を監視するよう要求される場合がある。そのため、車両制御システム10(制御装置100)が、ドライバ3が車両1の周辺環境を監視しているか否かをチェックする場合がある。言い換えれば、車両制御システム10(制御装置100)が、ドライバ3が覚醒しているか否かをチェックする場合がある。この処理を、以下、「ドライバ覚醒チェック処理」と呼ぶ。ドライバ覚醒チェックは、車両1の自動運転の最中に行われる。
まず比較例として、ドライバ覚醒チェック処理においてドライバ3にスイッチ操作が要求される場合について考える。この場合、スイッチ操作を行う間、ドライバ3は、周辺環境を監視できなくなり、また、咄嗟の運転操作ができなくなる。このように、ドライバ3に過剰なタスクが要求されると、その間、逆にドライバ3が周辺環境を監視できなくなるおそれがある。また、ドライバ3に過剰なタスクが要求されると、ドライバ3が咄嗟の運転操作(運転行動)を行うことができなくなるおそれがある。
そこで、本実施の形態は、車両1の自動運転中にドライバ覚醒チェック処理をより適切に行うことができる技術を提案する。
図5は、本実施の形態に係るドライバ覚醒チェック処理に関連する処理を示すフローチャートである。
3-1.ステップS110
ステップS110において、制御装置100は、ドライバ覚醒チェック処理が必要か否かを判定する。例えば、ドライバ覚醒チェック処理は、定期的に実行される。あるいは、ドライバ覚醒チェック処理は、所定のトリガーに応答して実行されてもよい。トリガーの例としては、自動運転レベルがレベル3からレベル2へ低下する予定であること、車線変更を行うこと、等が挙げられる。ドライバ覚醒チェック処理が必要である場合(ステップS110;Yes)、処理はステップS120に進む。
オプションとして、制御装置100は、車両1がドライバ覚醒チェック処理に適した状況にあるかを考慮してもよい。ドライバ覚醒チェック処理に適した状況とは、比較的ゆとりのある状況である。例えば、車両1が走行している道路の道幅が所定幅以上である場合に、ドライバ覚醒チェック処理の実行が許可されてもよい。他の例として、車両1が走行している道路の曲率が所定値未満である場合に、ドライバ覚醒チェック処理の実行が許可されてもよい。道路の幅や曲率は、運転環境情報150(周辺状況情報)に基づいて取得される。あるいは、道路の幅や曲率は、地図情報と車両位置情報に基づいて取得されてもよい。
3-2.ステップS120
図6は、ステップS120を説明するための概念図である。ステップS120において、制御装置100は、少なくとも第1視覚装置20-1から第1視覚通知NV1を出す。例えば、第1視覚装置20-1が発光装置である場合、制御装置100は、第1視覚装置20-1を一定時間発光あるいは点滅させる。既出の図3で示された例で言えば、ドアイルミネーション21L、ピラーイルミネーション22L、インパネイルミネーション23L、ドアイルミネーション21Rは、第1視覚装置20-1に属する可能性がある
制御装置100は、第2視覚装置20-2から第2視覚通知NV2を出すことなく、第1視覚装置20-1から第1視覚通知NV1を出してもよい。制御装置100は、スピーカ30から音声通知NAを出すことなく、第1視覚装置20-1から第1視覚通知NV1を出してもよい。
3-3.ステップS130
ステップS120の後のステップS130において、制御装置100は、第1視覚通知NV1にドライバ3が反応したか否かを判定する。例えば、ドライバ3の反応は、ドライバ3の視線あるいは顔向きが第1視覚装置20-1への第1方向D1に近づくことである。ドライバ3の反応は、ドライバ3の視線あるいは顔向きが第1視覚装置20-1への第1方向D1にほぼ一致することであってもよい。
ドライバ3の反応の有無は、ドライバモニタ40により得られる情報に基づいて判定することができる。より詳細には、制御装置100は、カメラによって得られる画像を解析することによって、ドライバ3の顔向きや視線を検出する。そして、制御装置100は、ドライバ3の顔向きや視線に基づいて、ドライバ3が第1視覚通知NV1に反応したか否かを判定する。
ステップS120の後の一定期間以内にドライバ3が第1視覚通知NV1に反応した場合(ステップS130;Yes)、処理はステップS140に進む。一方、ステップS120の後の一定期間以内にドライバ3が第1視覚通知NV1に反応しなかった場合(ステップS130;No)、処理はステップS150に進む。
3-4.ステップS140
ステップS140において、制御装置100は、ドライバ3は覚醒していると判断する。すなわち、制御装置100は、ドライバ3が車両1の周辺環境を監視していると判断する。この場合、制御装置100は、車両1の自動運転を継続する。
3-5.ステップS150
ステップS150において、制御装置100は、ドライバ3が車両1の周辺環境を監視していないと判断する。この場合、制御装置100は、移行要求(Transition Demand)を出してもよい。移行要求は、ドライバ3に手動運転への移行を要求する。例えば、制御装置100は、視覚装置20とスピーカ30から移行要求を出す。ドライバ3が手動運転を開始すると、車両1の自動運転は終了する(ステップS160)。
4.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、ドライバ覚醒チェック処理において、第1視覚装置20-1から第1視覚通知NV1が出される。そして、ドライバ3が第1視覚通知NV1に反応した場合、ドライバ3は覚醒していると判断される。第1視覚通知NV1に対するドライバ3の反応は、視線あるいは顔向きの変化である。ドライバ3がスイッチを押す必要はないため、ドライバ3による周辺環境の監視が妨げられることはない。また、ドライバ3はハンドルから手を離す必要もないため、ドライバ3の咄嗟の運転操作(運転行動)が阻害されることもない。これらのことは、自動運転時の安全確保の観点から好ましい。
また、第1視覚通知NV1を出す第1視覚装置20-1は、ドライバ3が座るドライバ席2から見て前方方向D0から比較的離れている。よって、第1視覚通知NV1に反応するドライバ3の視線は、前方方向D0から離れる方向に誘導される。すなわち、第1視覚通知NV1に反応したドライバ3の視界には、前方方向D0から比較的離れた方向の周辺環境も入ることになる。例えば、第1視覚通知NV1に反応したドライバ3の視界には、道路脇の標識、歩行者、死角のある構造物、等が入ることになる(図6参照)。このことは、ドライバ3による周辺環境の監視が促進されていることを意味する。本実施の形態に係るドライバ覚醒チェック処理は、ドライバ3が覚醒しているかチェックすると同時に、ドライバ3の視線を積極的に周辺環境に誘導して周辺環境監視を促進することができる。
ドライバ覚醒チェック処理において、前方方向D0に近い第2視覚装置20-2は用いられなくてもよい。第2視覚装置20-2が用いられず第1視覚装置20-1だけが用いられる場合、ドライバ3の視線を前方方向D0から離れる方向により効果的に誘導することが可能となる。
ドライバ覚醒チェック処理において、スピーカ30から音声通知NAは出されなくてもよい。音声通知NAがドライバ3に与える刺激は、視覚通知NVがドライバ3に与える刺激よりも強い。音声通知NAの刺激が強いが故に、ドライバ3が音声通知NAを過剰であると感じるおそれがある。すなわち、ドライバ3は音声通知NAを煩わしく感じるおそれがある。また、音声通知NAは、ドライバ3だけでなく同乗者にも聞こえる。よって、同乗者も音声通知NAを煩わしく感じるおそれがある。そのような音声通知NAを敢えて出さないことにより、ドライバ3や同乗者が感じる煩わしさが抑制される。
1…車両, 2…ドライバ席, 3…ドライバ, 10…車両制御システム, 20…視覚装置, 20-1…第1視覚装置, 20-2…第2視覚装置, 30…スピーカ, 40…ドライバモニタ, 50…センサ群, 60…走行装置, 100…制御装置, D0…前方方向, D1…第1方向, D2…第2方向, NV1…第1視覚通知, NV2…第2視覚通知

Claims (5)

  1. 車両を制御する車両制御方法であって、
    前記車両は、第1視覚装置と第2視覚装置を備え、
    前方方向は、前記車両のドライバが座るドライバ席から前記車両の前方へ向かう方向であり、
    第1方向は、前記ドライバ席から前記第1視覚装置へ向かう方向であり、
    第2方向は、前記ドライバ席から前記第2視覚装置へ向かう方向であり、
    前記第1方向と前記前方方向との間の第1角度は、前記第2方向と前記前方方向との間の第2角度よりも大きく、
    前記車両制御方法は、
    前記車両の自動運転中に前記ドライバが覚醒しているかチェックする場合、前記第1視覚装置から第1視覚通知を出すことと、
    前記第1視覚通知に前記ドライバが反応した場合、前記ドライバは覚醒していると判断し、前記車両の前記自動運転を継続することと
    を含む
    車両制御方法。
  2. 請求項1に記載の車両制御方法であって、
    基準角度は、人間の平均的な有効視野の角度の半分であり、
    限界角度は、人間の平均的な視野の角度の半分であり、
    前記第1方向と前記前方方向との間の前記第1角度は、前記基準角度より大きく、前記限界角度より小さい
    車両制御方法。
  3. 請求項1に記載の車両制御方法であって、
    前記車両の前記自動運転中に前記ドライバが覚醒しているかチェックする場合、前記第2視覚装置から視覚通知を出すことなく、前記第1視覚装置から前記第1視覚通知を出すこと
    を含む
    車両制御方法。
  4. 請求項1に記載の車両制御方法であって、
    前記車両の前記自動運転中に前記ドライバが覚醒しているかチェックする場合、前記車両のスピーカから音声通知を出すことなく、前記第1視覚装置から前記第1視覚通知を出すこと
    を含む
    車両制御方法。
  5. 車両を制御する車両制御システムであって、
    前記車両は、第1視覚装置と第2視覚装置を備え、
    前方方向は、前記車両のドライバが座るドライバ席から前記車両の前方へ向かう方向であり、
    第1方向は、前記ドライバ席から前記第1視覚装置へ向かう方向であり、
    第2方向は、前記ドライバ席から前記第2視覚装置へ向かう方向であり、
    前記第1方向と前記前方方向との間の第1角度は、前記第2方向と前記前方方向との間の第2角度よりも大きく、
    前記車両制御システムは、1又は複数のプロセッサを備え、
    前記1又は複数のプロセッサは、
    前記車両の自動運転中に前記ドライバが覚醒しているかチェックする場合、前記第1視覚装置から第1視覚通知を出し、
    前記第1視覚通知に前記ドライバが反応した場合、前記ドライバは覚醒していると判断し、前記車両の前記自動運転を継続する
    ように構成された
    車両制御システム。
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