JP2024076130A - ロータコアの加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータコアを均一に誘導加熱する。【解決手段】電動モータのロータコアを誘導加熱する加熱装置は、ロータコアの中心孔内に配置される誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルへ交流電流を供給する交流電源と、ロータコアの第1端面に配置されるとともに、ロータコアの第1端面に対向する第1対向面を有する第1磁束遮蔽板とを備える。第1磁束遮蔽板の第1対向面は、第1内側領域と、第1内側領域の径方向外側に位置する第1外側領域とを有する。第1内側領域は、第1外側領域よりも第1端面に向けて突出している。第1内側領域がロータコアの第1端面に当接したときに、第1外側領域とロータコアの第1端面との間に隙間が形成される。【選択図】図1

Description

本明細書は、ロータコアを誘導加熱する加熱装置に関する。
特許文献1には、中空円形形状を有するロータコアを、ロータコア内周側面に配置されたコイルにより高周波加熱するロータコア加熱装置が開示されている。このロータコア加熱装置は、ロータコアの軸方向の両端面に配置される一対の磁束遮蔽板を備える。
特開2017-050169号公報
上記した加熱装置では、磁束遮蔽板が、ロータコアに対して全面的に当接するように構成されている。このような構成であると、ロータコア又は磁束遮蔽板に存在する製造誤差に起因して、磁束遮蔽治具がロータコアの端面に対して均一に密着しないおそれがある。特に、ロータコアの貫通孔の周辺において、磁束遮蔽治具とロータコアの端面との間に隙間が生じていると、ロータコアを誘導加熱したときに、意図しない磁束の集中が生じることによって、ロータコアが局所的に過熱されることも想定される。本明細書は、このような問題を回避又は抑制し得る技術を提供する。
本明細書は、電動モータのロータコアを誘導加熱する加熱装置に具現化される。第1の態様において、前記ロータコアは、第1端面と、軸方向において前記第1端面とは反対に位置する第2端面と、前記第1端面から前記第2端面まで前記軸方向に沿って延びる中心孔と、を備えてもよい。前記加熱装置は、前記ロータコアの前記中心孔内に配置される誘導加熱コイルと、前記誘導加熱コイルへ電気的に接続されており、前記誘導加熱コイルへ交流電流を供給する交流電源と、前記ロータコアの前記第1端面に配置されるとともに、前記ロータコアの前記第1端面に対向する第1対向面を有する第1磁束遮蔽板と、を備えてもよい。前記第1磁束遮蔽板の前記第1対向面は、第1内側領域と、前記第1内側領域の径方向外側に位置する第1外側領域とを有してもよい。前記第1内側領域は、前記第1外側領域よりも前記第1端面に向けて突出していてもよい。前記第1内側領域が前記ロータコアの前記第1端面に当接したときに、前記第1外側領域と前記ロータコアの前記第1端面との間に隙間が形成されてもよい。
上記の構成によると、加熱装置は、ロータコアの第1端面に対向する第1対向面を有する第1磁束遮蔽板を備える。第1対向面は、第1内側領域と、第1内側領域の径方向外側に位置する第1外側領域と、を有し、第1内側領域は、第1外側領域よりも第1端面に向けて突出している。このような構成によるとロータコアの中心孔に隣接する中央部分において、ロータコアと第1磁束遮蔽板との密着性を高めることができる。この結果、ロータコアが局所的に過熱されることが回避又は抑制される。
第2の態様では、前記第1の態様において、前記第1磁束遮蔽板の前記第1内側領域は、前記第1端面における前記中心孔の周縁の全体に当接してもよい。
第3の態様では、前記第2の態様において、前記第1磁束遮蔽板は、前記第1内側領域によって取り囲まれた領域に開口を有する貫通孔を有してもよい。前記第1磁束遮蔽板の前記貫通孔の径は、前記ロータコアの前記中心孔の径よりも小さくてもよい。
第4の態様では、前記第1から第3の態様のいずれか1つの態様において、前記ロータコアの前記第2端面に配置されるとともに、前記ロータコアの前記第2端面に対向する第2対向面を有する第2磁束遮蔽板をさらに備えてもよい。前記第2磁束遮蔽板の前記第2対向面は、第2内側領域と、前記第2内側領域の径方向外側に位置する第2外側領域とを有してもよい。前記第2内側領域は、前記第2外側領域よりも前記第2端面に向けて突出しており、前記第2端面に当接してもよい。
第5の態様では、前記第4の態様において、前記ロータコアの前記第1端面に配置された前記第1磁束遮蔽板と、前記ロータコアの前記第2端面に配置された前記第2磁束遮蔽板との少なくとも一方を、前記ロータコアに向けて押圧する押圧装置をさらに備えてもよい。
第1実施例の加熱装置にロータコアをセットした状態の断面図である。 磁束遮蔽板の斜視図である。 ロータコアの部分上面図である。 各種のグラフである。 第2実施例の加熱装置にロータコアをセットした状態の断面図である。
(第1実施例)
本実施例の加熱装置2は、ロータコア10を誘導加熱する装置である。ロータコア10は、シャフト(図示省略)に装着されることによって、電動モータのロータを構成する。電動モータのロータは、電動モータのケース内において回転自在に保持される。通常、電動モータは、ケース内に収容されたステータをさらに備える。ステータは、隙間を介してロータを取り囲むように配置される。電動モータは、例えば、電動車の駆動用モータとして採用される。
図1に示されるように、ロータコア10は、第1端面10Aと、第2端面10Bと、を備える。第2端面10Bは、軸方向(即ち図面のZ軸方向)において、第1端面10Aとは反対に位置する。ロータコア10は、中心孔12をさらに備える。中心孔12は、第1端面10Aから第2端面10Bまで、軸方向に沿って延びる。
ロータコア10は、一対の非磁性体プレート14さらに備える。一対の非磁性体プレート14は、第1端面10A及び第2端面10Bのそれぞれに位置している。各々の非磁性体プレート14は、例えば、ステンレスによって構成される。なお、図1では図示省略しているが、ロータコア10は、第1端面10Aと第2端面10Bとの間で、複数の鋼板が積層された構造を有する。第1端面10Aに配置される非磁性体プレート14は、複数の溶接個所W(図3参照)において第1端面10Aに溶接され、固定されている。また、第2端面10Bに配置される非磁性体プレート14は、複数の溶接個所Wにおいて第2端面10Bに溶接され、固定されている。図3中の点Mは、溶接個所Wの近傍の位置であり、後述するひずみ測定場所を示す。
図3に示されるように、ロータコア10には、複数の磁石孔16が設けられている。複数の磁石孔16には、それぞれ永久磁石18が挿入される。複数の磁石孔16は、ロータコア10の外縁部に沿って、円周方向に配列されている。各々の磁石孔16は、軸方向に延びている。磁石孔16内の永久磁石18は、例えば樹脂によって固定される。
ロータコア10の加熱装置2は、誘導加熱(IH:Induction Heating)によってロータコア10を加熱する。図1に示されるように、加熱装置2は、誘導加熱コイル40を備える。誘導加熱コイル40は、ロータコア10の中心孔12内に配置される。誘導加熱コイル40は、ケーブル42を介して、誘導加熱発振電源44と電気的に接続されている。誘導加熱発振電源44は、誘導加熱コイル40へ交流電流を供給する交流電源である。誘導加熱コイル40に交流電流が供給されることによって、ロータコア10は誘導加熱される。加熱装置2は、シャフトにロータコア10を焼き嵌めする前に、ロータコア10を加熱するために利用される。
加熱装置2は、第1端面10Aに配置される第1磁束遮蔽板20Aを備える。図1及び図2に示されるように、第1磁束遮蔽板20Aは、第1端面10Aに対向する対向面21Aを有する。対向面21Aは、内側領域22Aと、内側領域22Aの径方向外側に位置する外側領域23Aと、を有する。内側領域22Aは、外側領域23Aよりも、第1端面10Aに向けて突出している。図2に示されるように、第1磁束遮蔽板20Aの径方向の寸法はR1であり、内側領域22Aの径方向の寸法はR2である。特に限定はされないが、本実施例では、R2はR1の半分の値である。変形例では、R2はR1の半分の値より大きくてもよいし、小さくてもよい。
また、第1磁束遮蔽板20Aは、貫通孔24Aをさらに有する。貫通孔24Aは、内側領域22A内に開口を有しており、内側領域22Aと同軸に位置している図2に示されるように、貫通孔24Aの径方向の寸法はR3である。図1に示されるように、貫通孔24Aの径方向の寸法R3(図1では図示省略)は、ロータコア10の中心孔12の径方向の寸法よりも小さい。内側領域22Aは、ロータコア10の第1端面10Aにおける中心孔12の周縁の全体に当接している。内側領域22Aがロータコア10の第1端面10Aに当接したときに、外側領域23Aとロータコア10の第1端面10Aとの間には隙間が形成される。
加熱装置2は、第2端面10Bに配置される第2磁束遮蔽板20Bをさらに備える。第2磁束遮蔽板20Bは、第1磁束遮蔽板20Aと同様の構成を有する。即ち、第2磁束遮蔽板20Bは、ロータコア10の第2端面10Bに対向する対向面21Bを有し、対向面21Bは、内側領域22Bと外側領域23Bとを有する。内側領域22Bは、外側領域23Bよりも、第2端面10Bに向けて突出している。また、第2磁束遮蔽板20Bは貫通孔24Bを有しており、その貫通孔24Bは内側領域22B内に開口を有する。図1に示されるように、第2端面10Bに配置される第2磁束遮蔽板20Bは、第1端面10Aに配置される第1磁束遮蔽板20Aとは上下方向(即ちZ軸方向)の向きが反対向きである。
第2磁束遮蔽板20Bは、対向面21Bとは反対側からベース部分50によって支持される。第2磁束遮蔽板20Bがベース部分50によって支持されることで、ロータコア10には、第1磁束遮蔽板20Aの重量が負荷される。第1磁束遮蔽板20Aの重量は、ロータコア10をZ軸負の方向(即ち紙面下方向)に押圧する。これにより、ロータコア10の一方の非磁性体プレート14と第1磁束遮蔽板20Aとの間、及び、ロータコア10の他方の非磁性体プレート14と第2磁束遮蔽板20Bとの間が、それぞれ密着する。
特に、本実施例の加熱装置2では、第1磁束遮蔽板20Aと第2磁束遮蔽板20Bのそれぞれが、ロータコア10に向けて突出する内側領域22A、22Bを有し、内側領域22A、22Bのみにおいてロータコア10と接触する。これにより、ロータコア10には、その中心孔12に隣接する中心部分(即ち、第1端面10Aにおける中心孔12の周縁の全体、及び、第2端面10Bにおける中心孔12の周縁の全体)において、押圧力が強く作用する。その結果、中心孔12に隣接する中心部分において、非磁性体プレート14と磁束遮蔽板20A、20Bとの間に、隙間が形成されることを避けることができる。
ここで、ロータコア10の誘導加熱において、従来の磁束遮蔽板が利用されたときの比較例を想定する。上記の実施例では、磁束遮蔽板20A、20Bに、ロータコア10に向けて突出する内側領域22A、22Bが設けられている。これに対して、比較例である従来の磁束遮蔽板では、ロータコアへの対向面がフラットに形成されている。
図4の各グラフは、比較例の誘導加熱で測定された指標と、本実施例の誘導加熱で測定された指標と、を対比して示す。詳しくは、図4(A)は、非磁性体プレート14の最高到達温度を示す。図4(B)は、図3中の点M(即ち溶接個所Wの近傍)における最大ひずみ値を示す。図4(C)は、誘導加熱後のロータコア10の温度(加熱後温度)を示す。図4(A)~図4(C)のそれぞれにおいて、左側のグラフが比較例を示しており、右側のグラフが本実施例を示している。
図4(A)に示されるように、本実施例の構成によると、非磁性体プレート14の最高到達温度を、比較例の構成よりも低くすることができる。これは、以下のような理由による。誘導加熱コイル40に交流電流が供給されることによって、磁束が生じる。非磁性体プレート14と磁束遮蔽板20A,20Bとの密着性が悪いと、この磁束が非磁性体プレート14に集中する。この結果、非磁性体プレート14が過熱し、非磁性体プレート14の最高到達温度が比較的高くなる(図4(A)の左側のグラフ参照)。一方、上記の通り、本実施例の加熱装置2では、非磁性体プレート14と磁束遮蔽板20A,20Bとの密着性を高めることができる。このために、本実施例の構成によると、比較例の構成と比較して、非磁性体プレート14の過熱が抑制されることで、非磁性体プレート14の最高到達温度を低くすることができる(図4(A)の右側のグラフ参照)。
また、図4(B)に示されるように、本実施例の構成によると、非磁性体プレート14の点Mにおける最大ひずみ値を、比較例の構成よりも小さくすることができる。これは、以下のような理由による。非磁性体プレート14が過熱されると、ロータコア10の径方向外側の部分(例えばロータコア10の第1端面10Aと非磁性体プレート14とが溶接される溶接部分の近傍)に比較的大きな力がかかる。この力に起因して、非磁性体プレートの溶接部の近傍における最大ひずみ値が比較的大きくなってしまう(図4(B)の左側のグラフ参照)。一方、上記の通り、本実施例の構成によると、比較例の構成と比較して、非磁性体プレート14の最高到達温度を低くすることができる。このために、本実施例の構成によると、比較例の構成と比較して、非磁性体プレート14の溶接部近傍(即ち図3中の点M)にかかる力を低減させることができる。この結果、本実施例の構成によると、比較例の構成と比較して、非磁性体プレート14の溶接部近傍(即ち図3中の点M)における最大ひずみ値を小さくすることができる。
また、図4(C)に示されるように、本実施例の構成によると、ロータコア10加熱後温度は、比較例の構成によるロータコアの加熱後温度と略同一である。即ち、本実施例の加熱装置2によって製造されるロータは、比較例の加熱装置によって製造されるロータと同等の性能を有する。従って、本実施例の構成によると、比較例の構成と比較して、非磁性体プレートの最高到達温度及び最大ひずみ値を低減させつつ、比較例の構成によるロータと同等の性能を有するロータを製造することができる。
(第2実施例)
続いて、図5を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例の加熱装置102は、第1実施例の加熱装置2とは、Z軸方向に反対向きに(即ちベース部分50が紙面上側に位置するように)構成される。なお、図5では、図1と同様の構成には同一の参照符号を付しており、その詳細な説明を省略する。
第2実施例の加熱装置102は、さらに、押圧装置110を備える。押圧装置110は、第1磁束遮蔽板20Aの対向面21Aと反対側の面(符号省略)に対向するように配置される。押圧装置110はアクチュエータ112を備える。図5の矢印に示されるように、押圧装置110は、ロータコア10をZ軸正の方向に押圧する。このために、非磁性体プレート14と磁束遮蔽板20A,20Bとの間の密着性をさらに高めることができる。
(対応関係)
誘導加熱発振電源44が、本技術の「交流電源」の一例に相当する。対向面21A、内側領域22A、外側領域23Aが、それぞれ、本技術の「第1対向面」、「第1内側領域」、「第1外側領域」の一例に相当する。対向面21B、内側領域22B、外側領域23Bが、それぞれ、本技術の「第2対向面」、「第2内側領域」、「第2外側領域」の一例に相当する。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、ロータコア10の第1端面10Aに対向する第1磁束遮蔽板20Aが設けられると共に、ロータコア10の第2端面10Bに対向する第2磁束遮蔽板20Bが設けられている。即ち、上記の各実施例では、加熱装置2,102は、2つの磁束遮蔽板20A,20Bを備えている。これに対して、変形例では、ロータコア10の第1端面10Aに対向する第1磁束遮蔽板20Aのみが設けられてもよい。同様に、ロータコア10の第2端面10Bに対向する第2磁束遮蔽板20Bのみが設けられてもよい。即ち、加熱装置2,102は、1つの磁束遮蔽板20A(又は20B)のみを備える構成であってもよい。
(変形例2)第2実施例の加熱装置102は、ベース部分50に代えて、押圧装置を備えてもよい。この場合、Z軸方向の両側(即ち紙面上側及び下側)からロータコア10を押圧することができるので、非磁性体プレート14と磁束遮蔽板20A,20Bとの間の密着性をさらに高めることができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2,102:加熱装置、10:ロータ、10A:第1端面、10B:第2端面、12:中心孔、14:非磁性体プレート、16:磁石孔、18:永久磁石、20A:第1磁束遮蔽板20B:第2磁束遮蔽板、21A,21B:対向面、22A,22B:内側領域、23A,23B:外側領域、24A,24B:貫通孔、40:誘導加熱コイル、42:ケーブル、44:誘導加熱発振電源、50:ベース部材、110:押圧装置、112:アクチュエータ

Claims (5)

  1. 電動モータのロータコアを誘導加熱する加熱装置であって、
    前記ロータコアは、
    第1端面と、
    軸方向において前記第1端面とは反対に位置する第2端面と、
    前記第1端面から前記第2端面まで前記軸方向に沿って延びる中心孔と、
    を備え、
    前記加熱装置は、
    前記ロータコアの前記中心孔内に配置される誘導加熱コイルと、
    前記誘導加熱コイルへ電気的に接続されており、前記誘導加熱コイルへ交流電流を供給する交流電源と、
    前記ロータコアの前記第1端面に配置されるとともに、前記ロータコアの前記第1端面に対向する第1対向面を有する第1磁束遮蔽板と、
    を備え、
    前記第1磁束遮蔽板の前記第1対向面は、第1内側領域と、前記第1内側領域の径方向外側に位置する第1外側領域とを有し、
    前記第1内側領域は、前記第1外側領域よりも前記第1端面に向けて突出しており、
    前記第1内側領域が前記ロータコアの前記第1端面に当接したときに、前記第1外側領域と前記ロータコアの前記第1端面との間に隙間が形成される、
    加熱装置。
  2. 前記第1磁束遮蔽板の前記第1内側領域は、前記第1端面における前記中心孔の周縁の全体に当接する、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記第1磁束遮蔽板は、前記第1内側領域によって取り囲まれた領域に開口を有する貫通孔を有し、
    前記第1磁束遮蔽板の前記貫通孔の径は、前記ロータコアの前記中心孔の径よりも小さい、請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記ロータコアの前記第2端面に配置されるとともに、前記ロータコアの前記第2端面に対向する第2対向面を有する第2磁束遮蔽板をさらに備え、
    前記第2磁束遮蔽板の前記第2対向面は、第2内側領域と、前記第2内側領域の径方向外側に位置する第2外側領域とを有し、
    前記第2内側領域は、前記第2外側領域よりも前記第2端面に向けて突出しており、前記第2端面に当接する、請求項1に記載の加熱装置。
  5. 前記ロータコアの前記第1端面に配置された前記第1磁束遮蔽板と、前記ロータコアの前記第2端面に配置された前記第2磁束遮蔽板との少なくとも一方を、前記ロータコアに向けて押圧する押圧装置をさらに備える、請求項4に記載の加熱装置。
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