JP2024075995A - レーザ加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成で、レーザ加工時に加工対象部から放出される放出光を検出できるようにする。【解決手段】検出ユニット20は、放出光40を所定の波長毎に分光する波長分離器21と、波長分離器21で分光された複数の放出光40をそれぞれ検出する複数の検出本体部30と、を有する。検出本体部30は、波長分離器21で分光された放出光40を絞るスリット31と、スリット31を通過した放出光40の出力を検出する光検出器32と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、レーザ加工装置に関するものである。
特許文献1には、ワークで反射した反射光を検出するセンサと、加工対象部(溶接部)から発生するプラズマ光を検出するためのセンサと、を備え、両センサによって検出された反射光とプラズマ光に基づいて、加工対象部の溶接品質をリアルタイムに判断するようにしたレーザ溶接部の品質モニタリング装置が開示されている。
特許文献1の発明では、両センサは、2つのフォトダイオードと、ダイクロイックミラーと、干渉フィルタと、をそれぞれ有する。センサでは、加工対象部からの光がダイクロイックミラーによって波長に応じて選択され、フォトダイオードに導かれ、反射光又はプラズマ光として電気信号に変換される。
ところで、特許文献1の発明では、センサ毎に、ダイクロイックミラーと干渉フィルタを設けた構成となっている。そのため、複数の波長の光を検出するためには、複数のダイクロイックミラーと複数の干渉フィルタが必要となり、装置全体としてコストが増大するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成で、レーザ加工時に加工対象部から放出される放出光を検出できるようにすることにある。
第1の発明は、ワークの加工対象部にレーザ光を出射するレーザ加工装置であって、レーザ加工時に前記加工対象部から放出された放出光を検出する検出ユニットを備え、前記検出ユニットは、前記放出光を所定の波長毎に分光する波長分離器と、前記波長分離器で分光された前記複数の放出光をそれぞれ検出する複数の検出本体部と、を有し、前記検出本体部は、前記波長分離器で分光された前記放出光を絞るスリットと、前記スリットを通過した前記放出光の出力を検出する光検出器と、を有する。
第1の発明では、波長分離器で複数に分光された複数の放出光を、複数の検出本体部でそれぞれ検出している。これにより、比較的簡単な構成で、レーザ加工時に加工対象部から放出される放出光を検出することができる。
具体的に、ワークの加工対象部から放出された放出光は、例えば、反射光、プラズマ光、熱放射光を含む。放出光は、波長分離器において、反射光、プラズマ光、熱放射光に分光され、複数の検出本体部でそれぞれ検出される。
このように、1つの波長分離器で放出光を分光させることで、従来のような複数のダイクロイックミラー及び複数の干渉フィルタを組み合わせた構成に比べて、コスト低減を図ることができる。また、従来のような干渉フィルタを用いる場合に比べて、放出光の光損失を小さくすることができ、ノイズを低減することができる。
第2の発明は、第1の発明のレーザ加工装置において、前記検出ユニットは、前記波長分離器に対する前記複数の検出本体部の位置をそれぞれ相対的に移動させる複数の移動機構を有する。
第2の発明では、レーザ加工装置の加工条件を変更した場合でも、波長分離器に対する検出本体部の位置を相対的に移動させることで、複数の放出光を適切に検出することができる。
具体的に、反射光は、ワークの溶け込みに影響を受けやすく、溶け込みの浅い熱伝導溶接では反射光が増え、キーホール溶接になるにつれて反射光が減る傾向にある。また、プラズマ光と熱放射光は、ビード幅やワーク表面の汚れ、スパッタ、レーザパワーなどに反応し、その振る舞いの違いから、溶接の不具合を特定可能である。
ここで、レーザ光の波長を変更した場合、反射光の波長が変化してしまい、反射光を検出し難くなるおそれがある。
また、ワークの材質を変更した場合、プラズマ光や熱放射光の波長が変化してしまい、プラズマ光や熱反射光を検出し難くなるおそれがある。
そのため、従来は、レーザ加工装置の加工条件を変更するたびに光学設計を見直す必要があり、最適な波長に対応したダイクロイックミラーや干渉フィルタに交換しなければならず、部品コストが増大したり、レーザ光源の波長に対応した個々の装置を開発しなければならないという問題があった。
これに対し、本発明では、レーザ加工装置の加工条件を変更した場合に、移動機構で検出本体部を移動させるだけで、複数の放出光を検出可能な位置に、複数の検出本体部をそれぞれ配置することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明のレーザ加工装置において、前記波長分離器と前記光検出器との間に配置され、前記光検出器に入力される前記放出光を減光する減光フィルタを備える。
第3の発明では、減光フィルタで放出光を減光することで、光検出器で検出される放出光の波長範囲及び強度を調整することができる。
第4の発明は、第1又は2の発明のレーザ加工装置において、前記複数の光検出器の検出値を所定のデータに変換する制御部を備える。
第4の発明では、複数の光検出器の検出値を所定のデータに変換することで、例えば、放出光に含まれる反射光、プラズマ光、熱放射光の光量を数値化やグラフ化する等、作業者が活用しやすいデータを得ることができる。
また、データ解析を施して、どのような不具合が起きているのか、例えば、溶け込み異常なのか、ビード幅異常なのか、ワーク表面の汚れによる異常なのか、などを判定して表示する機能を有してもよい。
本発明によれば、比較的簡単な構成で、レーザ加工時に加工対象部から放出される放出光を検出することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、レーザ加工装置1は、レーザ発振器2と、伝送ファイバ3と、制御部5と、レーザ加工ヘッド10と、検出ユニット20と、を備える。
レーザ発振器2は、レーザ光Lを発振する。レーザ発振器2は、例えば、固体レーザ光源、気体レーザ光源、ファイバレーザ光源を用いることができる。また、レーザ発振器2は、半導体レーザからの出射光を直接に用いる半導体レーザ光源や、複数のレーザ光エミッタを備える半導体レーザアレイであってもよい。レーザ光Lは、例えば、青色レーザ光であり、その波長が445±20nm程度である。他にも、近赤外レーザ光として、975±30nm程度の波長や、1070nmの波長であってもよい。
レーザ発振器2は、伝送ファイバ3の入射端に接続される。レーザ加工ヘッド10は、伝送ファイバ3の出射端に接続される。レーザ発振器2から出射されたレーザ光Lは、伝送ファイバ3を介してレーザ加工ヘッド10に伝送される。
レーザ加工ヘッド10は、ワーク50に対してレーザ光Lを出射する。図1に示す例では、ワーク50は、上下に重ね合わされた上側金属板51及び下側金属板52を有する。レーザ加工ヘッド10は、上側金属板51の上面にレーザ光Lを出射することで、上側金属板51と下側金属板52とを溶接する。
なお、図1に示すワーク50は、あくまでも一例であり、この形態に限定するものではない。例えば、1つの金属板からなるワーク50に対してレーザ光Lを出射することで、ワーク50の表面改質を行うようにしてもよい。また、2つの金属板を有するワーク50を横方向に突き合わせた状態で突き合わせ溶接を行うようにしてもよい。
図2に示すように、レーザ光Lの出射された加工対象部55は、その上部から溶融し、加工対象部55に溶融池56が形成される。加工対象部55が溶融する際に、溶融池56から溶融金属が蒸発し、蒸発時に生じる蒸気の圧力によってキーホール57が形成される。詳しくは後述するが、レーザ加工時に、加工対象部55から放出光40が放出される。
図1に示すように、レーザ加工ヘッド10は、コリメートレンズ11と、フォーカスレンズ12と、ダイクロイックミラー13と、を有する。
コリメートレンズ11は、伝送ファイバ3から伝送されたレーザ光Lを平行化する。フォーカスレンズ12は、コリメートレンズ11で平行化されたレーザ光Lを集光する。
ダイクロイックミラー13は、フォーカスレンズ12で集光されたレーザ光Lを反射させる一方、ワーク50の加工対象部55から放出された放出光40の一部を透過する。ダイクロイックミラー13で透過された放出光40は、検出ユニット20に入射する。
検出ユニット20は、レーザ加工ヘッド10に隣接して設けられる。検出ユニット20は、ワーク50の加工対象部55から放出された放出光40を検出する。検出ユニット20は、波長分離器21としてのプリズム22と、複数の検出本体部30と、を有する。
プリズム22は、放出光40を所定の波長毎に分光する。具体的に、図2に示すように、放出光40は、反射光41と、プラズマ光42と、熱放射光43と、を含む。プリズム22を通過した放出光40は、反射光41、プラズマ光42、熱放射光43に分光される。
反射光41は、ワーク50の溶け込みに影響を受けやすい傾向にあり、レーザ光Lの波長に準拠する。反射光41の波長は、例えば、445±20nmであったり、975±30nmであったり、1070nmであったりする。
プラズマ光42は、ビード幅やワーク50表面の汚れ、スパッタなどに反応しやすい傾向にあり、ワーク50の材質によって放出される波長が異なる。プラズマ光42は、ワーク50の加工対象部55においてプラズマ45が発生することで放出される。プラズマ光42の波長は、例えば、400~700nmである。
熱放射光43は、レーザ発振器2から出力されるレーザパワーなどに反応しやすい傾向にあり、加工対象部55の溶融温度よって放出される波長が異なる。熱放射光43の波長は、例えば、1000~1500nmで広く分布している。
図1に示すように、検出本体部30は、スリット31と、光検出器としてのフォトダイオード32と、移動機構33と、を有する。スリット31は、フォトダイオード32よりもプリズム22に近い位置に配置される。スリット31は、プリズム22で分光された放出光40を絞って、放出光40の一部を通過させる。スリット31を通過して放出光40は、フォトダイオード32に入射する。フォトダイオード32は、放出光40の出力を検出する。
図1に示す例では、反射光41と、プラズマ光42と、熱放射光43と、をそれぞれ検出するために、3つの検出本体部30が設けられる。3つの検出本体部30のフォトダイオード32でそれぞれ検出された反射光41、プラズマ光42、熱放射光43の出力を示す信号は、制御部5に送られる。
なお、検出本体部30の数は、3つに限定するものではなく、さらに数を増やすことで、様々な波長の放出光40を検出できるようにしてもよい。
スリット31及びフォトダイオード32は、移動機構33に設けられる。移動機構33は、例えば、ガイドレールに代表されるスライド構造で構成される。作業者は、移動機構33を手動で移動させることで、プリズム22に対するスリット31及びフォトダイオード32の相対位置を変更することができる。
なお、移動機構33は、この形態に限定するものではなく、例えば、スリット31とフォトダイオード32とを載置した台をスライドさせることで、移動可能な構成としてもよい。
また、移動機構33は、図示しないモータ等によって、スリット31及びフォトダイオード32の位置を、自動で調整可能な構成としてもよい。この場合、移動機構33の移動は、制御部5によって制御される。
制御部5には、複数のフォトダイオード32の検出値を示す信号が入力される。制御部5は、複数のフォトダイオード32の検出値を所定のデータに変換する。例えば、放出光40に含まれる反射光41、プラズマ光42、熱放射光43の光量を数値化やグラフ化する等、作業者が活用しやすいデータを得ることができる。
制御部5は、レーザ発振器2及びレーザ加工ヘッド10の動作を制御してもよい。制御部5は、レーザ光Lの出力開始や停止、レーザ光Lの出力強度などを制御してもよい。レーザ加工ヘッド10は、図示しないロボットやXYテーブルに取り付けられる。制御部5は、レーザ加工ヘッド10の移動速度を制御してもよい。
制御部5は、マイコンや、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせたコンピュータ等で構成され、例えば、ADボードとコンピュータの組み合わせによって実現される。
そして、これらの放出光40をモニタリングすることで、品質管理、例えば、溶接の状態の再現性がどの程度かの定量化や、さらには、どのような不具合事象にてトラブルが発生しているか判別することが可能となる。この判定には、機械学習などを代表とするAIアルゴリズムを用いてもよい。
具体的に、反射光41は、ワーク50の溶け込みに影響を受けやすい傾向にある。プラズマ光42と熱放射光43は、ビード幅やワーク50表面の汚れ、スパッタ、レーザパワーなどに反応し、その振る舞いの違いから、溶接の不具合を特定可能である。
例えば、プラズマ光42と熱放射光43に同時に先鋭なピークを持つ信号が同時に検出された場合には、加工対象部55からスパッタが発生している状態であると判断することができる。
例えば、反射光41が急に検出されなくなった場合は、ワーク50の溶け落ちや穴あきが発生している状態であると判断することができる。
例えば、反射光41が時間的に徐々に変化して減少した場合は、ワーク50の加熱によりキーホール57が形成されやすくなったことによって、キーホール57の深さが徐々に深くなっている状態であることを判断できる。
例えば、貫通溶接において、プラズマ光42と熱放射光43に周期的なリップル波形が見られる場合は、溶接速度が遅すぎることによって溶融池56にリップルが発生して、ビード幅が太くなったり細くなったりを繰り返しているビードが形成されていることが判断できる。
-実施形態の変形例1-
以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図3に示すように、レーザ加工装置1は、レーザ発振器2と、伝送ファイバ3と、光伝送路4と、制御部5と、レーザ加工ヘッド10と、検出ユニット20と、を備える。
光伝送路4は、例えば、光ファイバで構成される。光伝送路4は、レーザ加工ヘッド10と、検出ユニット20と、を接続する。この場合、レーザ加工ヘッド10には、光伝送路4に向かうレーザ光Lを集光する集光レンズ15が設けられる。また、検出ユニット20には、光伝送路4で伝送されたレーザ光Lをコリメート光にするコリメートレンズ16が設けられる。
光伝送路4の入射端は、ダイクロイックミラー13で反射した放出光40が入射可能な位置に接続される。光伝送路4の出射端は、検出ユニット20におけるプリズム22に向けて放出光40を出射可能な位置に接続される。
このように、レーザ加工ヘッド10と検出ユニット20とを光伝送路4で接続することで、検出ユニット20をレーザ加工ヘッド10から離れた位置に設置することができる。これにより、レーザ加工ヘッド10に検出ユニット20を搭載する場合に比べて、レーザ加工ヘッド10の重量を小さくすることができ、ロボットへの取付性が向上する。
また、検出ユニット20への溶接時に発生するヒュームやスパッタの影響を無くすことができ、検出ユニット20のメンテナンス性などが向上する。
また、検出ユニット20と制御部5を同じ個所に設置することで、電気信号で発生するノイズを最小限に抑えることができ、高精度に反射光41、プラズマ光42、熱放射光43を計測することができる。
-実施形態の変形例2-
図4に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としてのプリズム22と、複数の検出本体部30と、を有する。検出本体部30は、スリット31と、フォトダイオード32と、移動機構33と、減光フィルタ35と、を有する。
図4に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としてのプリズム22と、複数の検出本体部30と、を有する。検出本体部30は、スリット31と、フォトダイオード32と、移動機構33と、減光フィルタ35と、を有する。
減光フィルタ35は、3つの検出本体部30に対してそれぞれ設けられる。減光フィルタ35は、プリズム22とフォトダイオード32との間に配置される。図4に示す例では、減光フィルタ35は、スリット31とフォトダイオード32との間に配置される。減光フィルタ35は、フォトダイオード32に入力される放出光40を減光する。
このように、減光フィルタ35で放出光40を減光することで、フォトダイオード32で検出される放出光40の波長範囲及び強度を調整することができる。
なお、図4に示す例では、3つの検出本体部30に対して、減光フィルタ35をそれぞれ設けるようにしているが、この形態に限定するものではない。例えば、3つのスリット31と、3つのフォトダイオード32との間を横切るように、1つの減光フィルタ35を配置した構成としてもよい。また、例えば、プリズム22と、3つのスリット31との間に、1つの減光フィルタ35を配置するようにしてもよい。
-実施形態の変形例3-
図5に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としての回折格子23と、複数の検出本体部30と、を有する。
図5に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としての回折格子23と、複数の検出本体部30と、を有する。
回折格子23は、放出光40を所定の波長毎に分光する。回折格子23を通過した放出光40は、反射光41、プラズマ光42、熱放射光43に分光される。複数の検出ユニット20は、回折格子23で分光された複数の放出光40をそれぞれ検出する。
このように、波長分離器21として、プリズム22の代わりに回折格子23を用いた構成としてもよい。
-実施形態の変形例4-
図6に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としてのプリズム22と、複数の検出本体部30と、を有する。図6に示す例では、検出本体部30は、4つ設けられる。なお、検出本体部30の数をさらに増やすようにしてもよい。
図6に示すように、検出ユニット20は、波長分離器21としてのプリズム22と、複数の検出本体部30と、を有する。図6に示す例では、検出本体部30は、4つ設けられる。なお、検出本体部30の数をさらに増やすようにしてもよい。
このように、検出本体部30を4つに増やすことで、反射光41と、プラズマ光42と、熱放射光43と、これらの放出光40とは波長の異なる別の放出光40と、を検出することができる。これにより、溶接の不具合をさらに高精度に特定することができる。
以上説明したように、本発明は、比較的簡単な構成で、レーザ加工時に加工対象部から放出される放出光を検出することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 レーザ加工装置
5 制御部
20 検出ユニット
21 波長分離器
22 プリズム(波長分離器)
23 回折格子(波長分離器)
30 検出本体部
31 スリット
32 フォトダイオード(光検出器)
33 移動機構
35 減光フィルタ
40 放出光
50 ワーク
55 加工対象部
L レーザ光
5 制御部
20 検出ユニット
21 波長分離器
22 プリズム(波長分離器)
23 回折格子(波長分離器)
30 検出本体部
31 スリット
32 フォトダイオード(光検出器)
33 移動機構
35 減光フィルタ
40 放出光
50 ワーク
55 加工対象部
L レーザ光
Claims (4)
- ワークの加工対象部にレーザ光を出射するレーザ加工装置であって、
レーザ加工時に前記加工対象部から放出された放出光を検出する検出ユニットを備え、
前記検出ユニットは、
前記放出光を所定の波長毎に分光する波長分離器と、
前記波長分離器で分光された前記複数の放出光をそれぞれ検出する複数の検出本体部と、を有し、
前記検出本体部は、
前記波長分離器で分光された前記放出光を絞るスリットと、
前記スリットを通過した前記放出光の出力を検出する光検出器と、を有する
レーザ加工装置。 - 請求項1のレーザ加工装置において、
前記検出ユニットは、前記波長分離器に対する前記複数の検出本体部の位置をそれぞれ相対的に移動させる複数の移動機構を有する
レーザ加工装置。 - 請求項1又は2のレーザ加工装置において、
前記波長分離器と前記光検出器との間に配置され、前記光検出器に入力される前記放出光を減光する減光フィルタを備える
レーザ加工装置。 - 請求項1又は2のレーザ加工装置において、
前記複数の光検出器の検出値を所定のデータに変換する制御部を備える
レーザ加工装置。
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