JP6955906B2 - レーザ加工機 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工ヘッド及びレーザ加工監視装置に係る。特に、ベンドミラーを含まない光学系を有するレーザ加工ヘッドで行うレーザ加工の加工状態を、加工部位からの反射光に基づいて監視可能なレーザ加工ヘッド及びレーザ加工機に関する。
レーザ光による切断加工において、加工不良が発生すると、加工が良好な場合と比べて戻り反射光が著しく増加することが知られている。
これは、加工不良が切断不良の場合には未切断部分で反射した光が戻ってくるためであり、切断面が荒れるなどの品質不良の場合には、荒れた切断面で拡散反射した光が戻ってくるためである。
そこで、この戻り反射光を利用し、ベンドミラーを含む光学系を有するレーザ加工ヘッドで行うレーザ加工において、加工状態を監視する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、加工部位からの反射光に基づいて加工状態の良否を監視するレーザ加工ヘッドなどが記載されている。
特許文献1に記載されたレーザ加工ヘッドは、ノズルからレーザ光をワークへ照射するための光学系に含まれるベンドミラーと、その背後(反射面とは反対側)に配置したアパーチャ及びバンドパスフィルタを有する光量センサと、を備えている。
そして、ベンドミラーには、レーザ加工に用いる光を高反射率で反射し、かつワークにおけるレーザ加工部位から反射して戻ってきた戻り反射光を透過して背後の光量センサに導く光学特性が付与されている。
その光学特性とは、詳しくは、レーザ加工のためのレーザ光の波長帯と光学系のアライメント調整のための光の波長帯については反射率が高く、他の波長帯については反射率が低い(相対的に透過率が高い)という特性である。
特開2016−97407号公報
ところで、ベンドミラーは、レーザ発振器から出力されたレーザ光を、光ファイバを用いることなく光学素子での反射によりノズルまで誘導すべくレーザ加工ヘッド内の光学経路に用いられ、一般にレーザ加工ヘッドの上部に配置される。
しかしながら、近年普及してきた、レーザ発振器からレーザ加工ヘッドへのレーザ光の誘導に光ファイバを用いる場合は、レーザ加工ヘッドの光学系をベンドミラーなしに構成できるため、加工状態の良否監視に、従来のベンドミラーを利用した構成及び方法が適用できなかった。
そのため、ベンドミラーを用いないレーザ加工ヘッドによるレーザ加工において加工状態の良否監視を可能にする具体的な工夫が望まれていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ベンドミラーを用いることなくレーザ加工における加工状態の良否監視が可能なレーザ加工機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
) レーザ発振器と、レーザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器と前記レーザ加工ヘッドとの間に接続されて前記レーザ発振器から出力されたレーザ光を前記レーザ加工ヘッドに誘導する光ファイバと、前記レーザ発振器及び前記レーザ加工ヘッドの動作を制御するNC装置とを備え、
前記レーザ加工ヘッドは、
筒状の本体部と、
前記本体部の一端側に設けられ前記光ファイバを接続する接続部と、
前記本体部の他端側に設けられ前記光ファイバで誘導された前記レーザ光を出射するノズル部と、
前記接続部の近傍に前記本体部の内部に開口して設けられ、前記ノズル部を通して外部から前記本体部内に進入した光を受光する受光部と、
前記受光部を通過した前記光の光量を計測し前記光量に対応した検出信号を出力する検出器と、を備え、
前記NC装置は、
レーザ加工が良好な場合の光量として前記レーザ光の波長よりも短い安定波長帯に対し予め設定された閾値と、前記検出信号を受信して得た前記光量とを比較し、その比較結果に基づいて前記光が不良状態の光であるか否かを判定する、
レーザ加工機である。
前記受光部は、
受光した前記光の、前記安定波長帯よりも波長が短い波長帯及び前記安定波長帯よりも波長が長く前記レーザ光の波長を含む波長帯の光量を減少させる第1の光学膜を有する1)に記載のレーザ加工機である。
3) 前記受光部は、
前記第1の光学膜を通過した光のうちの前記安定波長帯の光のみを通過して前記検出器に向け出光させるバンドパスフィルタである第2の光学膜を有する2)に記載のレーザ加工機である。
4) 前記安定波長帯は675nmを含む波長帯である1)〜3)のいずれか1つに記載のレーザ加工機である。
本発明によれば、ベンドミラーを用いることなくレーザ加工における加工状態の良否監視が可能である、という効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工ヘッドの実施例である加工ヘッド51を説明するための縦断面図である。 図2は、加工ヘッド51を備えたレーザ加工機61の全体構成を説明するための斜視図である。 図3は、加工ヘッド51に取り付けられた受光部6を説明するための縦断面図である。 図4は、レーザ加工部位からの反射光Lfの加工ヘッド51内における進行経路を説明するための縦断面図である。 図5は、加工良好時の反射光Lfの波長特性を説明するためのグラフである。 図6は、加工不良時の反射光Lfの波長特性を説明するためのグラフである。 図7は、受光部6のフィルタ部材6bを通過した通過反射光Lf4の波長特性を説明するためのグラフである。
本発明の実施の形態に係るレーザ加工ヘッド及びレーザ加工機の構成を、実施例であるレーザ加工ヘッド51(以下、加工ヘッド51)及びレーザ加工機61により、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、加工ヘッド51の模式的縦断面図であり、図2は、レーザ加工機61の全体構成を説明するための模式的斜視図である。また、図3は、加工ヘッド51が備える受光部6を説明するための縦断面図である。
説明の便宜上、上下左右前後の各方向を、各図に矢印で規定する。
図1に示されるように、加工ヘッド51は、筒状を呈する本体部1と、本体部1の内部に備えられたコリメートレンズ2及び集光レンズ3を含むヘッド光学系P1と、を有する。ヘッド光学系P1は、加工ヘッド51から出力するレーザ光Lの焦点調整機能を有する。
すなわち、集光レンズ3が不図示の焦点調整機構により軸方向移動するホルダ3aにより支持されており、集光レンズ3の軸方向移動により加工ヘッド51から出射するレーザ光Lの合焦位置が調整される。
本体部1の一端部(下端部)は、先細で先端に照射孔1a1を有するノズル部1aとされ、他端部(上端部)には光ファイバ接続部1bが設けられている。
この加工ヘッド51は、図2に示されるようなファイバレーザ加工機であるレーザ加工機61に搭載されている。
図2は、レーザ加工機61の全体構成を示す模式的斜視図である。
レーザ加工機61は、被加工材であるワークWにレーザ光を照射して、ワークWに対し切断や孔明け等の加工を施す。
レーザ加工機61は、レーザ光源であるファイバレーザ発振器62と、ファイバレーザ発振器62から出力されたレーザ光をワークWに照射する既述の加工ヘッド51を備えた加工本体部63と、レーザ加工機61の全体動作を制御する制御部であるNC装置64と、を含んで構成されている。
ファイバレーザ発振器62と加工ヘッド51の光ファイバ接続部1bとの間は、光ファイバ4で接続され、ファイバレーザ発振器62から出力されたレーザ光が加工ヘッド51に供給される。
加工本体部63は、ワークWを載置するテーブル63aと、テーブル63aに設けられ、X軸方向(左右方向)に移動するX軸キャリッジ63bと、を有している。
X軸キャリッジ63bには、X軸方向と直交するY軸方向(上下方向)に移動するY軸キャリッジ63cが設けられている。
Y軸キャリッジ63cには、Z軸ホルダ63dが設けられている。Z軸ホルダ63dは、加工ヘッド51をZ軸方向(上下方向)に移動可能に支持している。
ワークWと加工ヘッド51とがX軸及びY軸方向において相対移動可能であれば、上記の構成に限定されない。例えば、X軸キャリッジ63bを固定として加工ヘッド51をY軸とZ軸方向に移動可能とし、ワークWを不図示のクランパによりX軸方向に移動させるものであってもよい。
加工ヘッド51は、内部に備えた既述のヘッド光学系P1により、ファイバレーザ発振器62から光ファイバ4を介して供給されたレーザ光に対し、焦点調整などの所定の光学的処理を施して、ノズル部1aの照射孔1a1からワークWに向けレーザ光Lを照射するようになっている。
従って、加工ヘッド51は、X軸キャリッジ63bとY軸キャリッジ63cとの協働動作により、ワークWに対向する範囲において、少なくともワークWに沿う2次元的移動が可能である。また、ワークWの所望の加工部位Wpに対してレーザ光Lを所定の焦点位置をもって照射し、加工を施すことができる。
図1において、加工ヘッド51の本体部1の内部におけるレーザ光Lの光束Ltは、一点鎖線で示されており、光束Ltの軸線は実線で示されている。
図1に示されるように、光ファイバ4の出口から本体部1の内部に拡散出射したレーザ光Lは、コリメートレンズ2によって平行光束とされる。
この平行光束が集光レンズ3に入光し、例えばワークWの表面Wsに合焦するようにノズル部1aの先端の照射孔1a1からワークWに向け出射される。
合焦位置は、既述のように、不図示の焦点調整機構によって集光レンズ3が光軸CLa方向に移動することで調整される。この焦点調整は、NC装置64により制御される。
レーザ加工機61は、ノズル部1aから出射したレーザ光Lが、ワークWの加工部位で反射して戻ってきた反射光Lfの光量を検出する検出部SRを備えている。
検出部SRは、反射光Lfの一部が反射光Lf3(図4参照)として受光する受光部6と、入光した反射光Lf3の光量を計測する検出器7と、受光部6と検出器7との間に接続され受光部6に入光した反射光Lfを検出器7に誘導する光ファイバ8と、を有する。
検出器7は、さらに、検出した光量対応した電気信号を検出信号SG1としてNC装置64に向け出力する。
図3は、受光部6を説明するための縦断面図である。
受光部6は、所定径のアパーチャ孔6a1を有するアパーチャ6aと、所定の光学特性を付与されたフィルタ部材6bと、アパーチャ6aとフィルタ部材6bとを並設保持するハウジング6cと、を有する。
この構成により、アパーチャ孔6a1を通過してフィルタ部材6bに入射した光Laは、フィルタ部材6bの光学特性に応じた特定の波長範囲(後述の第3の範囲fw3)の光Lbとして出力する。
フィルタ部材6bは、波長依存性なく光を透過する基材6b1と、基材6b1のアパーチャ6a側の表面にコーティングされたフィルタとしての入射側光学膜6b2と、アパーチャ6aとは反対側の表面にコーティングされたフィルタとしての出射側光学膜6b3と、を有する。
入射側光学膜6b2は、第1の波長λ1を中心とする第1の範囲fw1の波長帯及び第1の波長λ1よりも短い第2の波長λ2を中心とする第2の範囲fw2の波長帯の光を低減又はカットする特性を有する。ここで低減とは、完全に除去する場合を含み、例えば、低減する波長範囲の光量を、その波長範囲以外の光量と同じ程度まで低減できるものを含む。以下、カットの意味は、この低減を含むものとする。
第1の波長λ1は、レーザ加工に用いるレーザ光の波長に対応して設定し、第2の波長λ2は、アライメント調整用の光(赤色)の波長に対応して設定する。
例えば、
第1の波長λ1=1070nm、第1の範囲fw1は、概ね±70nm
第2の波長λ2=630nm、第2の範囲fw2は、概ね±100nm
とする。
以下の説明においては、第1及び第2の波長λ1,λ2を、それぞれ1070nm,630nmとした場合で説明する。
出射側光学膜6b3は、第3の波長λ3を中心とする第3の範囲fw3の波長の光を通過させるバンドパスフィルタの特性を有する。
例えば、
第3の波長λ3=675nm、第3の範囲fw3は、概ね±125nm
とする。すなわち、出射側光学膜6b3は、波長が550nm〜800nmの光のみを通過させる。この第3の範囲の設定については、後述する。
以上詳述した受光部6は、図1に示されるように、アパーチャ6aが下を向く姿勢で、加工ヘッド51の本体部1における上端部に取り付けられている。
アパーチャ6aのアパーチャ孔6a1は、本体部1の内部に、レーザ光Lの光束Ltに掛からない位置に開口している。
検出器7は、加工ヘッド51から離れた位置に配置されるか加工ヘッド51に搭載される。
次に、反射光Lfについて詳述する。
図1に示される加工ヘッド51を用い、例えば板状のワークにレーザ光Lを照射して切断(孔明けを含む)加工を行っている状態で、加工が良好な場合、反射光Lfは比較的低レベルである。
一方、切断加工に不良が生じた場合、既述のように反射光Lfが多く生じる。これについて、次に図4を参照して説明する。図4は図1に対応した図であり、反射光Lfの経路等の記載が付加されている。
反射光Lfには、ワークWに照射した第1の波長λ1(1070nm)と、ラマン効果により生じた可視光波長(400〜800nm)帯内の光と、が含まれる。
反射光Lfの一部は、ノズル部1aの先端の照射孔1a1を通過して本体部1の内部に進む(反射光Lf1とする)。
反射光Lf1の一部として光束Lt内に進んだ光は、そのまま光束Ltの内部を、光束の外側に出ることなく戻るように進む。そして、集光レンズ3及びコリメートレンズ2を通過して光ファイバ4内に進入しファイバレーザ発振器62へと向かい、例えば、戻り光として検出される。
一方、切断不良の散乱光は、散乱分布が広いことから、ノズル部1aの照射孔1a1を通過して光束Ltの外側へ進む光も多い。
光束Ltの外側へ進んだ反射光である反射光Lf2は、本体部1の内面1cに反射するなどして、一部は光束Ltを斜めに突き抜けながら、集光レンズ3及びコリメートレンズ2を通過し本体部1の上部に達する。
そして、本体部1の上部に達した反射光Lf2の内の一部が反射光Lf3として受光部6のアパーチャ孔6a1に至り、受光部6の内部に進入する(図3の光Laに相当)。
既述のように、受光部6に進入した反射光Lf3は、アパーチャ孔6a1で光量が所定の値に絞られ、フィルタ部材6bにより、第1の範囲fw1及び第2の範囲fw2の波長帯がカットされた後、第3の範囲fw3の波長の光のみが通過を許容される。
このフィルタリングの作用について、さらに図5〜図7を参照して説明する。
図5は、レーザ加工が良好な場合の反射光Lfの波長特性を示すグラフである。
図6は、レーザ加工が不良の場合の反射光Lfの波長特性を示すグラフである。
図7は、レーザ加工が不良の場合の、受光部6のフィルタ部材6bを通過した通過反射光Lf4(図3の光Lbに相当)の波長特性を示すグラフである。
図5に示されるように、レーザ加工が良好な場合の反射光Lfは、レーザ加工に供される波長(第1の波長λ1)に対応した波長のみの光である。
図6に示されるように、レーザ加工で不良が生じると、第1の波長λ1の光量が増加すると共に、可視光領域の内の、400〜550nmにも強い反射光が検出される。すなわち、二つの波長帯において強い反射光帯Pk1,Pk2が生じている。
これに対し、図7に示される、フィルタ部材6bを通過した通過反射光Lf4では、反射光帯Pk1,Pk2における、例えば600〜900nm帯の光量よりも大きい過剰な光量はカット(減少)され、そこからさらに、反射光帯Pk1,Pk2の間の、加工が良好な場合より光量増で特性が平坦な安定波長帯ARaとして波長550〜800nm帯が抽出されている。
例えば、入射側光学膜6b2の特性が、光量減少ではなく完全に遮断する特性とされている場合、530〜730nm帯の光は遮断され、図7に示される通過反射光Lf4は、概ね730〜800nm帯のみに光量のある光として得られる。
図4に示されるように、検出器7は、通過反射光Lf4を光電変換して得られた信号を増幅し、検出信号SG1としてNC装置64に向け送出する。
NC装置64は、到来した検出信号SG1を、A/D変換すると共に予め設定されている良否判定の閾値と比較し、その結果に基づいて通過反射光Lf4が不良状態の反射光であるか否かを判定する。
図6に示される二つの波長帯の反射光帯Pk1,Pk2は、加工状態の不良化に伴い出現するが、その光量は、照射するレーザ光Lの出力、ワークの材質、加工態様など多くの項目に応じて変化し易く、定量的に把握するのが難しいことが経験的に把握されている。
一方、安定波長帯ARaは、平坦であってピークこそないものの、加工の不良化に伴い確実に光量が増加し、その増量も各種パラメータの影響を受けにくく定量的な把握に適していることが明らかになっている。
実施例のフィルタ部材6bでは、入射側光学膜6b2により大光量の二つの波長帯の反射光帯Pk1,Pk2をカットしてその影響を排除した上で、バンドパスフィルタである出射側光学膜6b3により求める安定波長帯ARaを抜き出している。
これにより、検出光量が不安定になる要因を排除し高精度の良否判定が可能になっている。
また、一つの光学部材(フィルタ部材6b)で二種のフィルタリングが可能であり、受光部6はコンパクトかつ低コストになっている。
以上詳述したように、実施例のレーザ加工ヘッド51は、レーザ加工中のワークWの加工部位からの反射光を、照射するレーザ光Lの光束Lt内ではなく光束Ltの外側で受光するようになっている。
すなわち、反射光の内の正反射成分ではなく乱反射した拡散成分を検出するようになっている。
反射光の内の拡散成分の多くは加工不良によって生じるため、レーザ加工ヘッド51は、加工不良依存の反射光を的確に抽出してより高精度に加工の良否監視に供されると共に、レーザ加工ヘッド51を備えたレーザ加工機61は、レーザ加工の良否状態監視をより高精度に行うことができる。
本発明の実施例は、上述した構成、手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してもよい。
受光部6は、一つに限らず、複数備えていてもよい。
複数備える場合は、反射光Lf3の検出効率の観点で、光軸CLaまわりの周方向に離隔配置することが望ましい。
また、受光部6は、本体部1の内周面に設けてもよい。
ただ、反射光Lf2の分布が本体部1内の上部の光軸にCLaに近い位置ほど密になるため、受光部6のアパーチャ孔6a1は、その上部の光束Ltにできるだけ近い位置にあるのが好ましい。すなわち、光ファイバ接続部1bの近傍に設置されるのが好ましい。
第1〜第3の波長λ1〜λ3、第1〜第3の範囲fw1〜fw3は、それぞれ上述の値に限定されず適宜設定してよい。
1 本体部
1a ノズル部、 1a1 照射孔、 1b 光ファイバ接続部
1c 内面
2 コリメートレンズ
3 集光レンズ、 3a ホルダ
4 光ファイバ
6 受光部
6a アパーチャ、 6a1 アパーチャ孔、 6b フィルタ部材
6b1 基材、 6b2 入射側光学膜、 6b3出射側光学膜
6c ハウジング
7 検出器
8 光ファイバ
51 レーザ加工ヘッド(加工ヘッド)
61 レーザ加工機
62 ファイバレーザ発振器
63 加工本体部
63a テーブル、 63b X軸キャリッジ
63c Y軸キャリッジ、 63d Z軸ホルダ
64 NC装置(制御部)
ARa 安定波長帯
CLa 光軸
fw1 第1の範囲、 fw2 第2の範囲、 fw3 第3の範囲
L レーザ光
La,Lb 光、 Lf,Lf1,Lf2,Lf3 反射光
Lf4 通過反射光、 Lt 光束
Pk1,Pk2 反射光帯
P1 ヘッド光学系
SG1 検出信号
SR 検出部
W ワーク
Wp 加工部位、 Ws 表面
λ1 第1の波長、 λ2 第2の波長

Claims (4)

  1. レーザ発振器と、レーザ加工ヘッドと、前記レーザ発振器と前記レーザ加工ヘッドとの間に接続されて前記レーザ発振器から出力されたレーザ光を前記レーザ加工ヘッドに誘導する光ファイバと、前記レーザ発振器及び前記レーザ加工ヘッドの動作を制御するNC装置とを備え、
    前記レーザ加工ヘッドは、
    筒状の本体部と、
    前記本体部の一端側に設けられ前記光ファイバを接続する接続部と、
    前記本体部の他端側に設けられ前記光ファイバで誘導された前記レーザ光を出射するノズル部と、
    前記接続部の近傍に前記本体部の内部に開口して設けられ、前記ノズル部を通して外部から前記本体部内に進入した光を受光する受光部と、
    前記受光部を通過した前記光の光量を計測し前記光量に対応した検出信号を出力する検出器と、を備え、
    前記NC装置は、
    レーザ加工が良好な場合の光量として前記レーザ光の波長よりも短い安定波長帯に対し予め設定された閾値と、前記検出信号を受信して得た前記光量とを比較し、その比較結果に基づいて前記光が不良状態の光であるか否かを判定する、
    レーザ加工機。
  2. 前記受光部は、
    受光した前記光の、前記安定波長帯よりも波長が短い波長帯及び前記安定波長帯よりも波長が長く前記レーザ光の波長を含む波長帯の光量を減少させる第1の光学膜を有する請求項記載のレーザ加工機。
  3. 前記受光部は、
    前記第1の光学膜を通過した光のうちの前記安定波長帯の光のみを通過して前記検出器に向け出光させるバンドパスフィルタである第2の光学膜を有する請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記安定波長帯は675nmを含む波長帯である請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
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