JP2024075271A - 画像処理装置、印刷システム、方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、印刷システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】影付きオブジェクトを含む画像を用いて印刷する場合に、画像のオブジェクトの印象を維持した立体印刷物を形成するための処理を提供することを目的とする。【解決手段】オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する。特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する。決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置、印刷システム、方法、及びプログラムに関する。
熱により発泡する発泡粒子を含有する発泡層を有する印刷媒体に発泡制御剤を吐出して立体的な印刷物を成形する立体成形技術が知られている。原画像が2次元方向に広がる非立体画像である場合、高低差を有する立体画像を自動生成する必要がある。
そこで、特許文献1は、原画像の輝度に基づいて立体画像を生成する方法を提案している。特許文献1は、輝度値が取り得る値の全範囲を複数の範囲に分け、原画像の各画素値の輝度に基づいて各画素が属する輝度グループを判定し、原画像の各画素を複数のグループに分類している。画像処理装置は、分類された各グループの領域において、隣接するグループ同士のうち明るさが暗いグループの高さを低く設定し、明るさが明るいグループの高さを高く設定する。これにより、特許文献1は、高さ表現が限られる場合であっても、人間の視覚認識に合致した立体画像を生成することを実現している。
ビジネス文書作成ソフト及びグラフィックデザインソフトは、テキスト及び図形のオブジェクトに対してドロップシャドウによる影の効果を付加する機能を備えている。上記機能を用いてテキスト及び図形のオブジェクトに対して影の効果を付加することで、2次元の平面画像であるにも関わらず、疑似的に立体的に見える効果が生じる。
特開2015-76023号公報
特許文献1は原画像の輝度を用いてオブジェクトの高さを決定するが、原画像に影付きのオブジェクトが含まれている場合に、立体画像においてオブジェクトの印象が変わってしまうという課題がある。
そこで、本発明は、影付きオブジェクトを含む画像を用いて印刷する場合に、画像のオブジェクトの印象を維持した立体印刷物を形成するための処理を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る画像処理装置は、以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置は、オブジェクトと、前記オブジェクトの影とを表す影オブジェクトを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する特定手段と、特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定手段と、決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、影付きオブジェクトを含む画像を用いて印刷する場合に、画像のオブジェクトの印象を維持した立体印刷物を形成するための処理を提供することができる。
オブジェクトの影を設定する画面の一例を示す図。 影付きオブジェクトを含む原画像の一例を示す図。 従来技術で生成した立体画像の一例を示す図。 影付きオブジェクトの立体高さを設定するための画面を示す図。 立体画像印刷装置の内部構成を示す断面図。 第1実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図。 第1実施形態に係る印刷システムにおける印刷処理工程を示す図。 立体画像生成工程の処理を説明するフローチャート。 影の長さと主オブジェクトの高さとの関係を示す図。 主オブジェクトの影の長さを算出する方法を説明する図。 影の濃さと主オブジェクトの高さの関係を示す図。 影のぼかし量と主オブジェクトの高さの関係を示す図。 影のエッジのぼかし量を算出する処理を説明するフローチャート。 影付きオブジェクトの分割処理を説明するフローチャート。 原画像からエッジ抽出する処理を示す図。 テンプレート画像とサーチ対象画像の一例を示す図。 形状類似度の算出処理を説明するフローチャート。 第2実施形態に係る印刷システムの一例を示す図。 原画像の影オブジェクトの色変換処理のフローチャート。 影の色調整を行うための画面の一例を示す図。 立体画像の生成処理を説明するフローチャート。 影付きオブジェクトの立体高さ設定が固定値である場合の立体画像生成処理を説明するフローチャート。 オブジェクトの特徴が輝度である場合の立体画像生成処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、オブジェクトの影を設定する画面の一例を示す図である。
影の設定は、色、透明度、ぼかし、X方向オフセット、及びY方向オフセットを含む。例えば、オブジェクトの影の色として黒色が設定されている。オブジェクトの影の透明度として70%が設定されている。オブジェクトの影のぼかしとして5ptが設定されている。オブジェクトの影のX方向オフセットとして4ptが設定されている。オブジェクトの影のY方向オフセットとして4ptが設定されている。
ユーザは、オブジェクトの影の色及び透明度を任意に設定することで、オブジェクトの影の色合いを設定できる。ユーザは、オブジェクトの影のぼかしを設定することで、オブジェクトの影の輪郭形状を設定できる。ユーザは、オブジェクトの影のX方向又はY方向のオフセットを設定することで、オブジェクトの影の長さ又は位置を設定することができる。
図2は、影付きオブジェクトを含む原画像の一例を示す図である。
原画像では、複数のオブジェクトが表示されている。複数のオブジェクトは、テキストオブジェクトと図形オブジェクトを含む。図形オブジェクトは、●、▲、■である。テキストオブジェクトは、ABCDである。画像処理装置600は、原画像の輝度に基づいて、高さ情報を有する立体画像を生成する。
図3は、従来技術で生成した立体画像の一例を示す図である。図3(a)は、立体画像を示す。
立体画像は、1チャンネルのデータである。明るい色のオブジェクト(ABCD)の高さは高いのに対して、暗い色のオブジェクト(●、▲、■)の高さは低い。
図3(b)の上図は、立体印刷された四角形オブジェクトの平面図を示す。図3(b)の下図は、立体印刷された四角形オブジェクトを破線部で切断した場合の四角形オブジェクトの断面図を示す。なお、四角形オブジェクト(■)は、図3(a)の右上に配置されているオブジェクトのことである。
立体画像印刷装置610は、画像処理装置600が生成した立体画像に基づいて、影付きオブジェクトとして四角形オブジェクトを印刷する。この場合、四角形オブジェクトの右側輪郭部分に隣接する影が立体的に印刷されてしまう。具体的には、図3(b)の下図において四角形オブジェクトの右側輪郭部分に隣接する影は上に凸で表されている部分に相当する。図3(a)の原画像では四角形オブジェクトの右側輪郭部分と四角形オブジェクトの影とが明瞭に区別されている。一方で、図3(b)の印刷物の四角形オブジェクトの右側輪郭部分と四角形オブジェクトの影との境界が曖昧となり、四角形オブジェクトとその影とが明瞭に区別されていない。このように、印刷物の四角形オブジェクトの輪郭部分が四角形オブジェクトの影と一体となって形成されており、原画像の四角形オブジェクトの輪郭部分とは異なるといった課題があった。
図5は、立体画像印刷装置の内部構成を示す断面図である。
立体画像印刷装置は、インクジェット記録を用い、記録媒体としてロール状に巻かれた連続シートを使用した1パス印刷を行うラインプリンタである。立体画像印刷装置は、シート供給部500、プリント部501、インク供給部502、乾燥部503、読取部504、及びシート排出部505を備える。
シートは、図中の太い実線で示したシート搬送経路(シート供給部500からシート排出部505までの経路)に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットによる処理を受ける。
シート供給部500は、ロール状に巻かれた連続シートを収納し、連続シートを供給するユニットである。連続シートは、熱により発泡する発泡粒子を含有する発泡層を有する記録媒体である。
プリント部501は、搬送されるシートに対して記録ヘッドによりシートに画像を形成するユニットである。プリント部501は、シートを搬送する複数の搬送ローラも備えている。記録ヘッドは、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたライン型記録ヘッドを有する。記録ヘッドは、複数の記録ヘッドが搬送方向に沿って平行に並べられている。インクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を含む。
各色(例えば、CMYK)のインクは、インク供給部502からそれぞれインクチューブを介して記録ヘッドに供給される。印刷で使用されるインク色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(BK)の4色、及び、発泡粒子の発泡性を促進する成分を有する発泡促進インクの合計5色である。
乾燥部503は、プリント部501でプリントされたシートを加熱して、シートに付与されたインクを短時間に乾燥させるユニットである。また、シートにおいて発泡促進インクが付与された領域では、熱によって発泡層の発泡粒子が発泡することで立体形状が形成される。乾燥部503は、シートを次工程に送り出すための搬送ベルト及び搬送ローラも備えている。
読取部504は、プリント部501でプリントされたプリンタヘッドのメンテナンス用のテストパターンを読み取る処理を行う。
シート排出部505は、乾燥されたシートをロール状に巻きとり、シートを排紙する巻き取り装置を備える。
印刷装置制御部506は、立体画像印刷装置の各部の制御を司るユニットである。印刷装置制御部506は、CPU、メモリ、各種I/Oインターフェースを備えたコントローラ及び電源を有する。立体画像印刷装置の動作は、コントローラ、又は、コントローラに対してI/Oインターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等の画像処理装置507からの指令に基づいて制御される。本実施形態では画像処理装置507が、立体画像印刷装置の外部に存在している構成を例示しているが、画像処理装置507が立体画像印刷装置の内部に存在してもよい。
(印刷システムの構成)
図6は、第1実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図である。
印刷システムは、画像処理装置600と立体画像印刷装置610とを備える。画像処理装置600は、立体画像生成、ラスタライズ処理、及びカラーマッチング処理を行う。
画像処理装置600は、立体画像印刷装置610への印刷指示、画像処理に必要な情報、及びデータの転送、立体画像と非立体画像の生成、及びデバイス依存色空間への変換処理などを行う。画像処理装置600は、立体画像印刷装置610との間のデータ転送を、ネットワーク、USB(Universal Serial Bus)、又はローカルバスなどのインターフェースを介して行う。
画像処理装置600は、UI部601、作業メモリ602、データ入出力部603、演算部604、及び大容量記憶部605を備える。
UI部601は、立体画像生成の設定及び色設定等を含む各種の入力をユーザが行うための、及び、ユーザに必要な情報を表示するためのユーザインターフェースである。UI部601は、一般的にキーボード及びマウス等の入力機器と液晶ディスプレイ等の出力機器で構成されるが、例えば、入出力機能を兼ね備えたタッチパネルなどであっても良い。
作業メモリ602は、演算部604のワークエリアを提供するメモリであり、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
データ入出力部603は、印刷ジョブの入力及び立体画像印刷装置610へのデータ転送を行うインターフェースである。
演算部604は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)などを備える。演算部604は、大容量記憶部605のソフトウェアを、作業メモリ602を用いて実行する。演算部604は、以下で説明する処理の各工程の実行を、画像処理装置600の各部に指示する。これにより、本実施形態の画像処理が実現する。
大容量記憶部605は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)である。大容量記憶部605は、OS及びシステムプログラムのようなソフトウェアの他に、各種設定値及び各種処理に必要なパラメータ等のデータを記憶する。
立体画像印刷装置610は、データ転送部611、印刷制御部612、画像処理部613、大容量記憶部614、及び印刷エンジン615を備える。
画像処理装置600から出力される印刷ジョブは、データ転送部611で受信される。印刷ジョブは、カラーマッチングされたデバイスCMYKデータ、立体画像及び印刷設定情報などを含む。データ転送部611は、受信した印刷ジョブのうち、デバイスCMYKデータと立体画像を画像処理部613に送り、印刷設定情報を印刷制御部612に送る。
印刷制御部612は、印刷設定情報に基づいて、印刷エンジン615の動作を制御する。
印刷エンジン615は、インクを吐出する記録ヘッド及び記録ヘッドにインクを供給する供給系などを備える。印刷エンジン615は、後述する画像処理部613による一連の画像処理実行後の画像に基づいて、インクの吐出動作を実行する。
図21は、立体画像の生成処理を説明するフローチャートである。
S2101でUI部601は、ユーザがUI部601に入力した立体画像生成の設定情報を取得する。UI部601は、ユーザが後述の図4に示すUIに立体画像生成のための設定を入力した場合、立体画像の高さの設定情報を取得する。
S2102で演算部604は、データ入出力部603に入力された原画像と、立体画像の高さの設定情報と、に基づいて立体画像を生成する。また、演算部604は、原画像をラスタライズ及びカラーマッチングすることで生成される非立体画像(デバイスCMYKデータと呼ぶ)を生成する。立体画像と非立体画像は、画像処理装置600によって生成され、立体画像印刷装置610に送信される。
S2103で画像処理部613は、画像処理装置600から受信した立体画像を発泡促進インクのデータとして画像処理する。立体画像のデータ値が、発泡促進インクの量に反映されることにより、立体印刷物の高さが制御される。また、非立体画像は、CMYKインクのデータとして画像処理される。
S2104でプリント部501は、画像処理された発泡促進インクのデータに基づいて、発泡促進インク用ヘッドから発泡促進シンクを、発泡層を有するシートに吐出する。また、プリント部501は、CMYKインクのデータに基づいて、各色のインクヘッドから各色のインクをシートに吐出する。
S2105で乾燥部503は、印刷されたシートを加熱する。シートを加熱することで発泡促進インクを付与したシート上の領域が発泡し、シートに立体印刷物が形成される。
なお、図6の印刷システムは、画像処理装置600と立体画像印刷装置610をそれぞれ独立した構成として有するが、例えば、立体画像印刷装置610に画像処理装置600が内包されていても良い。
(印刷システムのシーケンス)
図7は、第1実施形態に係る印刷システムにおける印刷処理工程を示す図である。
画像処理装置600に入力される原画像は、RGBの輝度信号値で規定されたRGBデータ、又は、CMYKのインク使用量で規定されたCMYKデータであるものとする。また、原画像のファイルフォーマットは、少なくともPortable Document Format(以下、PDF)に対応するが、これに限定されるものではない。
立体画像生成工程700で演算部604は、入力された原画像と、UI部601に設定された立体画像生成のための設定情報と、に基づいて、高さ情報を含む立体画像を生成する。立体画像は、1チャンネルで8ビットデータのグレースケールデータである。立体画像は、高さが最も低いデータを0に、高さが最も高いデータを255に割り当てた画像である。また、立体画像は、高さの情報のみをデータに割当てた画像である。立体画像の色情報は、非立体画像に含まれるように管理される。出力された立体画像は、立体画像印刷装置610に送信される。また、立体画像生成工程700で演算部604は、原画像をそのまま次の処理へ出力する。立体画像生成工程700の詳細については後述する。
レンダリング工程701で演算部604は、原画像に対してレンダリング処理する。そして、原画像のレンダリング処理後、演算部604は、原画像の対象オブジェクトの画像信号値に対し、色変換工程702で色変換処理する。
色変換工程702で演算部604は、UI部601に設定された色変換情報に基づいて、CMYKデータ及びRGBデータに対して、大容量記憶部605の変換パラメータを用いて色変換する。色変換は、ICCプロファイルを使用した色変換である。ユーザは、不図示の設定画面を介して、UI部601の色変換情報を設定するために、RGBとCMYKのソースプロファイル、シート毎に設定されているアウトプットプロファイル、レンダリングインテントを設定する。アウトプットプロファイルは、CMYKを出力するICCプロファイルとなっており、色変換工程702ではCMYKデータを出力するために用いられる。出力されたCMYKデータは、立体画像印刷装置610へ送信される。
色分解工程703で画像処理部613は、画像処理装置600から受信したCMYKデータを、立体画像印刷装置610が使用するCMYKインクに対応するCMYK信号値に変換する。この際、画像処理部613は、大容量記憶部614に予め格納されている4次元ルックアップテーブル(以下、LUT)を参照し、LUTにおいて入力CMYK信号値に対応付けられたCMYK信号値に変換する。その後、画像処理部613は、色分解工程703で得られた出力値であるCMYK信号値を、階調補正工程704で用いる。また、立体画像生成工程700で得られた立体画像は、階調補正工程704で用いられる。
階調補正工程704で画像処理部613は、補正対象がCMYKデータである場合、シート上で表現される色の濃度が入力信号値と線形関係を維持するように、インク色毎に一次変換を行う。画像処理部613は、補正対象が立体画像である場合、シート上で表現される印刷物の高さが入力信号値と線形関係を維持するように一次変換を行う。この際、画像処理部613は、大容量記憶部614に予め格納されている、インク色毎の1次元LUTを参照する。
量子化工程705で画像処理部613は、階調補正された多値データを、各インク色についてのドットの吐出を"1"で、非吐出を"0"で示す2値データに変換する。
印刷工程706で印刷エンジン615は、2値データに基づいて、記録ヘッドの吐出動作を制御する。
(立体画像生成工程の詳細説明)
立体画像生成工程700における処理の詳細について説明する。第1実施形態では、立体にする対象オブジェクトは、原画像で影の効果を付けているテキスト又はベクターのオブジェクト(以下、影付きオブジェクト)である。影付きオブジェクトは、PDFファイルの中では、2つのオブジェクトで構成される。具体的には、影付きオブジェクトは、テキスト又はベクターのオブジェクトと、テキスト又はベクターのオブジェクトの影を表現するイメージオブジェクトとで構成される。第1実施形態では、テキスト及びベクターオブジェクトと、テキスト及びベクターオブジェクトそれぞれの影のイメージオブジェクトとで構成される影付きオブジェクトを立体にする対象オブジェクトとする。影付きオブジェクトではないテキスト及びベクターオブジェクトは、立体にする対象オブジェクトとしない。また、既にイメージにラスタライズされている影付きオブジェクトは、立体にする対象オブジェクトとしない。
図8は、立体画像生成工程の処理を説明するフローチャートである。
S801で演算部604は、原画像のRGBデータ又はCMYKデータを作業メモリ602に読み込む。
S802で演算部604は、読み込んだ原画像から影付きオブジェクトを特定する。演算部604は、テキスト又はベクターの主オブジェクトと、主オブジェクトの影となる影オブジェクトとに分割する。影付きオブジェクトの特定と分割の詳細な方法については後述する。
S803で演算部604は、特定した影付きオブジェクトの主オブジェクトの高さを決定する。
図4は、影付きオブジェクトの立体高さを設定するための画面を示す図である。具体的には、演算部604は、図4に示すように、UI部601に設定された主オブジェクトの立体高さ設定に基づいて、主オブジェクトの立体高さを決定する。なお、ユーザは、影付きオブジェクトの立体高さを設定するために、「固定値」、「オブジェクトの特徴」、及び「影の特徴」に対する任意の設定を行う。固定値は、影付きオブジェクトの立体高さをmm単位で設定するために用いる設定である。
図22は、影付きオブジェクトの立体高さ設定が固定値である場合の立体画像生成処理を説明するフローチャートである。
S2201で演算部604は、立体画像印刷装置610により印刷可能な影付きオブジェクトの最大高さの情報を取得する。ここで、印刷可能な最大高さをA(単位:mm)とする。
S2202で演算部604は、ユーザがUI部601に設定した影付きオブジェクトの立体高さの固定値を取得する。影付きオブジェクトの立体高さの固定値はB(単位:mm)とする。
S2203で演算部604は、以下の式1に基づいて、影付きオブジェクトの立体高さの固定値に相当する立体画像のデータ値Xを算出する。
立体画像のデータ値X=B/A×255 (式1)
ここで、A:印刷可能な影付きオブジェクトの最大高さ(単位:mm)、B:影付きオブジェクトの立体高さの固定値(単位:mm)を表す。
S2204で演算部604は、影付きオブジェクトの主オブジェクトの領域を立体画像としてラスタライズする。このとき、演算部604は、データ値Xを用いて、主オブジェクトの領域をラスタライズする。影付きオブジェクトと、影付きオブジェクトの主オブジェクトの特定方法については後述する。ラスタライズしたデータが立体画像となる。なお、S2204の処理は、後述のS804の処理の具体例を示す。
「オブジェクトの特徴」は、影付きオブジェクトの主オブジェクトとなるテキスト又はベクターオブジェクトの輝度又は色の特徴である。演算部604は、影付きオブジェクトの立体高さを決定する方法として、「輝度」、「明度」、「彩度」の情報を用いることができる。演算部604は、輝度、明度、又は彩度の取り得る値の範囲(最小値から最大値)を、主オブジェクトの高さの範囲として割り当てることができる。
図23は、オブジェクトの特徴が輝度である場合の立体画像生成処理を説明するフローチャートである。
S2301で演算部604は、影付きオブジェクトの主オブジェクトをラスタライズする。影付きオブジェクトと主オブジェクトの特定方法については後述する。
S2302で演算部604は、影付きオブジェクトの主オブジェクトをラスタライズしたデータを輝度データに変換する。輝度データへの変換について、例えばラスタライズしたデータがRGBデータ(例えば、sRGB)である場合、演算部604は、sRGBをXYZ(CIE XYZ表色系における三刺激値)に変換する。そして、演算部604は、XYZから輝度データとしてYを求める。
S2303で演算部604は、影付きオブジェクトの主オブジェクトの輝度データの範囲を算出する。演算部604は、輝度データ分布から輝度の最大値と最小値を求めて、輝度データの範囲を求める。
S2304で演算部604は、以下の式2に基づいて、影付きオブジェクトの主オブジェクトの輝度値Yを、輝度データの範囲における相対値Rに変換する。
相対値R=(Y-Ymin)/(Ymax-Ymin)×255 (式2)
ここで、Y:主オブジェクトの輝度値、Ymin:輝度最小値、Ymax:輝度最大値を表す。
相対値Rに変換したデータが立体画像データとなる。また、演算部604は、主オブジェクトの特徴が「明度」又は「彩度」である場合、輝度を明度又は彩度に置き換えることで、相対値Rを同様に求めることができる。「影の特徴」は、影付きオブジェクトの影の特徴である。演算部604は、影の特徴に基づいて、影付きオブジェクトの立体高さを決定する。影の特徴は、例えば、「影の長さ」、「影の濃さ」、「影のぼかし量」を含む。
図9は、影の長さと主オブジェクトの高さとの関係を示す図である。図9の左図は、主オブジェクトの高さが低い場合に形成される主オブジェクトの影を示す。図9の右図は、主オブジェクトの高さが高い場合に形成される主オブジェクトの影を示す。
光源(照明)の位置及び主オブジェクトに対して光線を照射する方向が同じである場合、主オブジェクトの高さが高くなるほど、影も長くなる。そのため、演算部604は、影の長さに基づいて、影付きオブジェクトの主オブジェクトの高さを決定することができる。例えば、演算部604は、原画像の影の長さの範囲を、立体画像の印刷可能な高さの範囲に割り当てることで、主オブジェクトの高さを決定する。
図10は、主オブジェクトの影の長さを算出する方法を説明する図を示す。
演算部604は、主オブジェクトのテキスト又はベクターの輪郭部分の角部の位置(×で図示)と、影のイメージの角部の位置(×で図示)との間の距離に基づいて、主オブジェクトの影の長さを算出する。例えば、原画像に影の長さがそれぞれ異なる3種類の影が存在する場合、演算部604は、主オブジェクトの高さを3段階(M1<M2<M3)に分類する。そして、演算部604は、最も影の長さが短い主オブジェクトの高さをM1に、最も影の長さが長い主オブジェクトの高さをM3に、中間の影の長さを有する主オブジェクトの高さをM2に分類する。
図11は、影の濃さと主オブジェクトの高さの関係を示す図である。
図11(a)は、主オブジェクトが浮いている状態を示す。図11(a)の左は、光を遮る物体(主オブジェクト)と平面との間の距離が近い場合、平面に濃い影が生じることを示す。一方、図11(a)の右は、光を遮る物体(主オブジェクト)と平面との間の距離が遠い場合、平面に薄い影が生じることを示す。
このように、影の濃さは、主オブジェクト周辺からの反射光の入り込みによって変化する。主オブジェクトと平面との間の距離が近い場合、主オブジェクトと平面との間に反射光の入り込みが少ないため、影が濃くなる。一方、主オブジェクトと平面との間の距離が遠い場合、主オブジェクトと平面との間に反射光の入り込みが多くなるため、影が薄くなる。上記の影の濃淡に関するメカニズムは、主オブジェクトが平面に接している場合にも適用され得る。主オブジェクトの高さが高く、主オブジェクトの最上部が平面から遠くなる場合、主オブジェクトの最上部の影は薄くなる。
図11(b)は、影の濃淡を用いて主オブジェクトの高さを決定することを説明する図を示す。
演算部604は、図11(b)の左に示すように影が濃い場合、主オブジェクトと平面との間の距離が近いと推定し、主オブジェクトの高さを低く設定する。一方、演算部604は、図11(b)の右に示すように影が薄い場合、主オブジェクトと平面との間の距離が遠いと推定し、主オブジェクトの高さを高く設定する。そして、演算部604は、原画像の影の濃さの範囲を、立体画像の表現可能な高さの範囲に割り当てることで、主オブジェクトの高さを決定する。影の濃さは、影の濃度、明度、及び輝度等の影の濃淡を定義可能な物理量で表される。
図12は、影のぼかし量と主オブジェクトの高さの関係を示す図である。
図12(a)は、主オブジェクトが浮いている状態を示す。図12(a)の左に示すように、光を遮る物体(主オブジェクト)と平面との間の距離が近い場合、エッジ(輪郭)がくっきりした影が生じる。一方で、光を遮る物体(主オブジェクト)と平面との間の距離が遠い場合、エッジ(輪郭)がぼけた影が生じる。
影のエッジ(輪郭)の鮮鋭性もまた、主オブジェクト周辺からの反射光の入り込みによって変化する。主オブジェクトと平面との間の距離が近い場合、主オブジェクトと平面との間に反射光の入り込みが少ないため、シャープなエッジの影が生じる。一方で、主オブジェクトと平面との間の距離が遠い場合、主オブジェクトと平面との間に反射光の入り込みが多くなるため、ぼけたエッジの影が生じる。上記の影の鮮鋭性に関するメカニズムは、主オブジェクトが平面に接している場合にも適用され得る。主オブジェクトの高さが高く、主オブジェクトの最上部が平面から遠くなる場合、主オブジェクトの最上部の影はぼける。
図12(b)は、影のエッジの鮮鋭性を用いて主オブジェクトの高さを決定することを説明する図を示す。
演算部604は、図12(b)の左に示すように、影のエッジのぼかし量が少ない場合、主オブジェクトの高さが低くなるように設定する。一方で、演算部604は、図12(b)の右に示すように、影のエッジのぼかし量が多い場合、主オブジェクトの高さが高くなるように設定する。
図13は、影のエッジのぼかし量を算出する処理を説明するフローチャートである。
S1301で演算部604は、以下の式3に基づいて、影オブジェクトがRGBデータである場合、影オブジェクトをグレースケール化する。
Grayscale=0.3×R+0.6×G+0.1×B (式3)
S1302で演算部604は、グレースケール化した画像に対してエッジ検出を行う。演算部604は、一般的なPrewitt Filterを用いて処理した画像を生成し、画像の各画素の出力値が20%よりも大きい画素の位置をエッジ対象画素として記憶する。
S1303で演算部604は、以下の式6に基づいて、エッジ対象画素のエッジ強度を算出する。グレースケール化した画像の画素f(row,col)において、row(水平方向)の座標値をi、col(垂直方向)の座標値をjとする(式4、式5を参照)。
水平方向の勾配:f'(row)=f(i+1,j)-f(i,j)(式4)
垂直方向の勾配:f'(col)=f(i,j+1)-f(i,j)(式5)
このとき、エッジの強度f'(i,j)は式8で表される。
f'(i,j)=sqrt({f'(row)}+{f'(col)})(式6)
S1304で演算部604は、エッジ対象画素のエッジ強度の平均(average f')を算出する。
S1305で演算部604は、以下の式7に基づいて、ぼかし量を算出する。
ぼかし量=100-average f' (式7)
以上説明した方法により、S803で演算部604は、影付きオブジェクトの主オブジェクトの高さを決定する。演算部604は、主オブジェクトの高さの決定を、S802で特定された影付きオブジェクト毎に行い、各影付きオブジェクトの主オブジェクトの高さをそれぞれ決定する。
S804で演算部604は、全ての影付きオブジェクトに対する立体画像を生成する。これにより、立体画像が完成する。
S805で演算部604は、作業メモリ602の立体画像用の作業メモリ領域に、影付きオブジェクトの主オブジェクトをラスタライズした立体画像を格納する。立体画像は、上記の通り1チャンネルの0~255の階調値を持つデータである。階調値が高さ情報となっている。演算部604は、S803で決定した主オブジェクトの高さに基づいて、階調値を更新する。また、演算部604は、データ入出力部603に立体画像を出力する。
(影付きオブジェクト分割シーケンス)
S802の影付きオブジェクトの分割について説明する。影付きオブジェクトの分割とは、原画像のテキスト、ベクター、及び影のオブジェクトの中で、影付きオブジェクトを構成する主オブジェクトと影オブジェクトの組み合わせを判別することをいう。原画像に影付きオブジェクトの主オブジェクトと影オブジェクトの組み合わせ情報が保持されている場合、影付きオブジェクトの分割を実行せずに次の処理が行われる。原画像がPDFファイルである場合、影付きオブジェクトの組み合わせ情報は保持されていないので、影付きオブジェクトの分割処理が行われる。
図14は、影付きオブジェクトの分割処理を説明するフローチャートである。
S1401で演算部604は、原画像を解析し、原画像に格納されているオブジェクトをテキスト、ベクター、及び影にそれぞれ分類する。ここで、演算部604が原画像からテキスト、ベクター、及び影にそれぞれ分類する方法を説明する。例えば、演算部604は、原画像から検出したテキスト、ベクター、及び影の形に基づいて、テキスト、ベクター、及び影の特徴を抽出する。そして、演算部604は、抽出したテキスト、ベクター、及び影の特徴と大容量記憶部605に格納されている辞書のテキスト、ベクター、及び影の特徴と照合する。これにより、演算部604は、検出したテキスト、ベクター、及び影の特徴と、辞書の特徴との間の照合結果に基づいて、原画像のテキスト、ベクター、及び影をそれぞれ認識及び分類することができる。なお、原画像の各オブジェクトの分類方法は、上記の方法に限られるものではなく、予めテキスト、ベクター、及び影の特徴を学習済みの機械学習モデルを用いる方法であっても良い。
図15は、原画像からエッジ抽出する処理を示す図である。図15(a)は、原画像の一例を示す。図15(b)は、オブジェクト毎にラスタライズしたラスターデータを示す。図15(c)は、オブジェクト毎のエッジを抽出した図を示す。
演算部604は、図15(a)の原画像を解析し、図15(b)の2つのベクターオブジェクト、2つのテキストオブジェクト、1つのイメージオブジェクト(影オブジェクト)に分類する。2つのベクターオブジェクトは、ベクター1(「●」で図示)とベクター2(「■」で図示)である。2つのテキストオブジェクトは、テキスト1(「A」で図示)とテキスト2(「3」で図示)である。イメージオブジェクトは、イメージ1(「□」で図示)である。
S1402で演算部604は、分類したオブジェクト毎にラスタライズし、各オブジェクトのエッジを抽出する。演算部604は、画像がRGBデータである場合、ラスタライズした画像を式3に基づいてグレースケール化し、Laplacian Filterを用いてグレースケール画像を処理した画像を生成する。
図15(c)は、各ラスターデータのエッジを検出した結果を示す。
S1403で演算部604は、分類したイメージオブジェクト分だけ以下の処理(S1404~S1408の処理)を繰り返す。図15(c)では、イメージオブジェクトが1つのみ存在するため、演算部604は、1回だけ以下の処理(S1404~S1408の処理)を行う。
S1404で演算部604は、処理対象のイメージオブジェクトに対して、分類したテキストオブジェクトとベクターオブジェクト分だけ以下の処理(S1405~S1406)を繰り返す。図15(c)では、2つのベクターオブジェクトと2つのテキストオブジェクトが存在するため、演算部604は、計4回のループ処理を繰り返す。
S1405で演算部604は、処理対象の基準となるイメージオブジェクトのエッジデータ(テンプレート画像)と、サーチ対象のテキスト又はベクターオブジェクトのエッジデータ(サーチ対象画像)とのパターンマッチングを行う。演算部604は、パターンマッチングの結果として、形状類似度を算出し、形状類似度を記憶する。
図16は、テンプレート画像とサーチ対象画像の一例を示す図である。
テンプレート画像は、図15(c)のイメージ1のエッジを含む画像である。サーチ対象画像は、ベクター1のエッジ、ベクター2のエッジ、テキスト1のエッジ、テキスト2のエッジをそれぞれ含む画像である。
図17は、形状類似度の算出処理を説明するフローチャートである。演算部604は、図16のサーチ対象画像1に示すように、テンプレート画像をサーチ対象画像に重畳し、イメージ1のエッジとベクター1のエッジとの間の形状類似度を算出する
S1701で演算部604は、テンプレート画像の全画素分だけ以下の処理(S1702~S1706の処理)を繰り返す。
S1702で演算部604は、テンプレート画像の対象画素がエッジであるか否かを判定する。対象画素は、1チャンネルで0~255の値を有する。例えば、演算部604は、階調値255に近い側の値を有する対象画素をエッジであると判定する。演算部604は、対象画素の値が閾値1(例えば、階調値128)よりも大きい場合(S1702でYes)、対象画素をエッジであると判定し、処理はS1703に進む。一方で、演算部604は、対象画素の値が閾値1(例えば、階調値128)よりも小さい場合(S1702でNo)、対象画素をエッチではないと判定し、処理はS1706に進む。
S1703で演算部604は、テンプレート画像でエッジと判定された画素数を計数する。
S1704で演算部604は、テンプレート画像においてエッジと判定された画素位置に対応する、サーチ対象画像の画素がエッジであるか否かを判定する。サーチ対象画像の画素がエッジであるか否かは、テンプレート画像の画素がエッジであるか否かを判定する方法と同様の方法(例えば、上記の閾値1を用いる方法)により判定される。
演算部604は、テンプレート画像においてエッジと判定された画素位置に対応する、サーチ対象画像の画素がエッジであると判定した場合(S1704でYes)、処理はS1705に進む。一方で、演算部604は、テンプレート画像においてエッジと判定された画素位置に対応する、サーチ対象画像の画素がエッジではないと判定した場合(S1704でNo)、処理はS1706に進む。
S1705で演算部604は、テンプレート画像においてエッジと判定された画素位置と、サーチ対象画像においてエッジと判定された画素位置とが一致する画素数を計数する。
S1706で演算部604は、テンプレート画像の全画素分だけ一連の処理(S1701~1705までの処理)を繰り返す。テンプレート画像の全画素についてエッジ判定が終了した場合、処理はS1707に進む。
S1707で演算部604は、以下の式8に基づいて、S1705で計数した画素数を、S1703で計数したテンプレート画像でエッジと判定された画素数で割った割合、すなわち形状類似度を算出する。
形状類似度=Q/E×100(%) (式10)
ここで、Q:テンプレート画像のエッジとサーチ対象画像のエッジとが一致する画素数、E:テンプレート画像でエッジと判定された画素数を表す。
形状類似度が100%に近い値であれば、テンプレート画像とサーチ対象画像とが一致している可能性が高いことを表す。演算部604は、サーチ対象画像に対して、テンプレート画像を配置するオフセット位置を少しずつずらしながら形状類似度を算出する。そして、演算部604は、最も高い形状類似度をサーチ対象画像の形状類似度として大容量記憶部605に記憶する。
S1406で演算部604は、処理対象のイメージオブジェクトのデータ(テンプレート画像)に対して、分類したテキストオブジェクトとベクターオブジェクトのサーチ対象画像の数に応じてS1405の処理を繰り返す。
S1407で演算部604は、大容量記憶部605の形状類似度に基づいて、テンプレート画像のオブジェクトが影オブジェクトであるか否かを判定する。具体的には、演算部604は、最も高い形状類似度のサーチ対象画像を探索する。演算部604は、サーチ対象画像の形状類似度が閾値2(例えば、40%)を超える場合、テンプレート画像のオブジェクトが影オブジェクトであると判定する。また、演算部604は、サーチ対象画像に対応する主オブジェクトを抽出し、影付きオブジェクトの主オブジェクトと影オブジェクトの組み合わせを登録する。
S1408で演算部604は、分類したイメージオブジェクト分だけ一連の処理(S1403~1407までの処理)を繰り返す。
S1409で演算部604は、登録した影付きオブジェクトの情報を出力する。演算部604は、登録した影付きオブジェクトの情報として、図15(b)の主オブジェクトとしてベクター2と、影オブジェクトとしてイメージ1を出力する。
以上の通り、第1実施形態は、影付きオブジェクトの主オブジェクトのみを立体印刷することで主オブジェクトの輪郭を明瞭とすることができ、原画像の印象と一致した立体印刷物を生成できる。
(第2実施形態)
第1実施形態は、原画像の色を立体印刷物の色としてそのまま出力した。第2実施形態は、原画像の影オブジェクトの色の調整を行った後に立体印刷を行う。以下、第2実施形態は、第1実施形態との差分のみを説明する。
第1実施形態は、影付きオブジェクトを含む原画像から立体画像を生成している一方で、非立体画像として原画像をそのまま使用している。そのため、立体印刷物において、凸形状の主オブジェクトによって生じる実際の影と、原画像の影オブジェクトの影とが混在する状態となる。立体印刷物を観察する際の環境の光源位置によっては、主オブジェクトの実際の影と立体印刷物に印刷された影がそれぞれ異なる方向に表現される。つまり、ユーザは主オブジェクト(例えば、四角形オブジェクト)の立体形状(すなわち、凸形状)を認識しづらいと感じる場合がある。そのため、第2実施形態は、原画像の影オブジェクトの色を調整することで、上記の問題点を解決することを目的とする。
図18は、第2実施形態に係る印刷システムの一例を示す図である。
第2実施形態では、画像処理装置600が、工程1801において、原画像の色修正を行う。
図19は、原画像の影オブジェクトの色変換処理のフローチャートである。
S1901で演算部604は、原画像を読み込む。
S1902で演算部604は、原画像の影付きオブジェクトの主オブジェクトと影オブジェクトの組み合わせ情報を取得する。具体的には、演算部604は、立体画像生成工程700(S802の影付きオブジェクト分割処理)で分類された影付きオブジェクトの情報を取得する。
S1903で演算部604は、影オブジェクトの調整パラメータを取得する。
図20は、影の色調整を行うための画面の一例を示す図を示す。
図20の画面は、UI部601に表示される。画面は、影の明るさ及びコントラストを設定する項目を有する。ユーザは、調整パラメータとして影の明るさ及びコントラストの設定項目に任意の数値を入力する。影の明るさ及びコントラストの設定項目では、-50~+50の範囲の数値が設定され得る。明るさの設定値0は、影の明るさを調整しないことを表す。明るさの設定値-50は、影の明るさが最も暗くなるように色変換を行う設定である。明るさの設定値+50は、影の明るさが最も明るくなるように色変換を行う設定である。また、明るさの設定値を+50に設定した場合、影オブジェクトの全画素は白になるため、原画像において影オブジェクトを消すことができる。
コントラストの設定値0は、影のコントラストを調整しないことを表す。コントラストの設定値-50は、最も低コントラストな影となるように色変換する設定である。コントラストの設定値+50は、最も高コントラストな影となるように色変換する設定である。
S1904で演算部604は、影オブジェクトの画像調整を行う。具体的には、演算部604は、原画像からS1902で取得した影オブジェクトの画像を抽出し、S1903で取得した調整パラメータに基づいて影オブジェクトの画像を色変換する。
S1905で演算部604は、色変換した影オブジェクトを含む原画像を出力する。具体的には、演算部604は、S1904で色変換した影オブジェクトを含む原画像を、元の原画像と置き換えて、新たな原画像をレンダリング工程701で用いる。
また、第2実施形態は、影の色調整項目として明るさとコントラストを説明したが、影の明るさを調整できる項目(例えば、濃度及び輝度)であれば、同様の効果を得ることができる。
以上の通り、第2実施形態によれば、影付きオブジェクトの主オブジェクトを立体印刷できるとともに、影オブジェクトの色を調整することが可能となる。これにより、立体印刷物において主オブジェクトの実際の影と、印刷された影とが混在することで生じるユーザの視覚的な違和感を低減できる。また、主オブジェクトの輪郭が明確となるので、原画像の印象と一致した立体印刷物を生成できる。
また、第2実施形態は、発泡粒子の発泡性を促進する成分を有する発泡促進インクを吐出する立体印刷装置を説明したが、発泡性を抑制する成分を有する発泡抑制インクを吐出する印刷装置に対しても本発明を適用できる。また、第2実施形態は、UV光(紫外線)を照射することで固まるUVインクを積層することで立体物を形成する印刷装置に対しても本発明を適用できる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本明細書の開示は、以下の印刷装置、印刷システム、方法、及びプログラムを含む。
(項目1)
オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する特定手段と、
特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定手段と、
決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成手段を備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
(項目2)
前記立体画像データを出力する出力手段をさらに備える、
ことを特徴とする項目1に記載の画像処理装置。
(項目3)
前記決定手段は、前記オブジェクトの高さ、前記オブジェクトの特徴、及び前記影オブジェクトの特徴のいずれかの設定に基づいて前記高さ情報を決定し、
前記設定と前記影付きオブジェクトの画像とを入力する入力手段をさらに備える、
ことを特徴とする項目1又は2に記載の画像処理装置。
(項目4)
印刷装置によって前記記録媒体に表現可能な前記オブジェクトの最大の高さを取得する取得手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記オブジェクトの高さと、取得された前記オブジェクトの最大の高さと、に基づいて、前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
ことを特徴とする項目3に記載の画像処理装置。
(項目5)
前記オブジェクトの特徴は、前記オブジェクトの輝度、明度、彩度、及び色相を含み、
前記決定手段は、前記オブジェクトの輝度、明度、彩度、及び色相のいずれかに基づいて、前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
ことを特徴とする項目3又は4に記載の画像処理装置。
(項目6)
前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトの長さが短いほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
ことを特徴とする項目3から5のいずれか一項目に記載の画像処理装置。
(項目7)
前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトの影の濃さが濃いほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
ことを特徴とする項目3から6のいずれか一項目に記載の画像処理装置。
(項目8)
前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトのエッジの強度に基づくぼかし量が小さいほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
ことを特徴とする項目3から7のいずれか一項目に記載の画像処理装置。
(項目9)
前記生成手段は、前記画像から前記影付きオブジェクトの色情報を含む非立体画像データをさらに生成し、
前記出力手段は、前記非立体画像データを出力する、
ことを特徴とする項目2に記載の画像処理装置。
(項目10)
前記生成手段は、前記影オブジェクトの明るさ及びコントラストの設定に基づいて、前記影付きオブジェクトの色のうち、前記影オブジェクトの明るさ及びコントラストの少なくともいずれかを変更した前記影オブジェクトの色情報を含む非立体画像データを生成する、
ことを特徴とする項目9に記載の画像処理装置。
(項目11)
前記オブジェクトは、テキストオブジェクト及びベクターオブジェクトの少なくともいずれかを含む、
ことを特徴とする項目1から10のいずれか一項目に記載の画像処理装置。
(項目12)
前記オブジェクトのエッジデータと、前記影オブジェクトのエッジデータとの間の形状類似度が閾値を超える場合、前記影オブジェクトを前記オブジェクトの影オブジェクトとして登録する登録手段をさらに備える、
ことを特徴とする項目1から11のいずれか一項目に記載の画像処理装置。
(項目13)
前記登録手段は、前記オブジェクトのエッジデータと、前記影オブジェクトのエッジデータとの間の形状類似度が閾値を超えない場合、前記影オブジェクトを前記オブジェクトの影オブジェクトとして登録することを抑制する、
ことを特徴とする項目12に記載の画像処理装置。
(項目14)
前記特定手段は、前記登録手段の登録結果に基づいて、前記画像から前記影付きオブジェクトを特定する、
ことを特徴とする項目12又は13に記載の画像処理装置。
(項目15)
前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データと、前記影付きオブジェクトの色情報を含む非立体画像データとに基づいて、前記影付きオブジェクトを前記記録媒体に印刷する印刷装置と、
項目1から14のいずれか一項目に記載の画像処理装置と、を備える、
ことを特徴とする印刷システム。
(項目16)
オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトを特定する特定工程と、
特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定工程と、
決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成工程と、を備える、
ことを特徴とする方法。
(項目17)
コンピュータに画像処理装置が実行する方法を実行させるプログラムであって、
前記方法は、
オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトを特定する特定工程と、
特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定工程と、
決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成工程と、を備える、
ことを特徴とするプログラム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
600 画像処理装置
601 UI部
602 作業メモリ
603 データ入出力
604 演算部
605 大容量記憶部
610 立体画像印刷装置
611 データ転送部
612 印刷制御部
613 画像処理部
614 大容量記憶部
615 印刷エンジン

Claims (17)

  1. オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する特定手段と、
    特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定手段と、
    決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記立体画像データを出力する出力手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記オブジェクトの高さ、前記オブジェクトの特徴、及び前記影オブジェクトの特徴のいずれかの設定に基づいて前記高さ情報を決定し、
    前記設定と前記影付きオブジェクトの画像とを入力する入力手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 印刷装置によって前記記録媒体に表現可能な前記オブジェクトの最大の高さを取得する取得手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記オブジェクトの高さと、取得された前記オブジェクトの最大の高さと、に基づいて、前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記オブジェクトの特徴は、前記オブジェクトの輝度、明度、彩度、及び色相を含み、
    前記決定手段は、前記オブジェクトの輝度、明度、彩度、及び色相のいずれかに基づいて、前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトの長さが短いほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトの影の濃さが濃いほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  8. 前記決定手段は、前記影オブジェクトの特徴として前記影オブジェクトのエッジの強度に基づくぼかし量が小さいほど、前記オブジェクトの高さが低くなるように前記オブジェクトの高さ情報を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、前記画像から前記影付きオブジェクトの色情報を含む非立体画像データをさらに生成し、
    前記出力手段は、前記非立体画像データを出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記生成手段は、前記影オブジェクトの明るさ及びコントラストの設定に基づいて、前記影付きオブジェクトの色のうち、前記影オブジェクトの明るさ及びコントラストの少なくともいずれかを変更した前記影オブジェクトの色情報を含む非立体画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記オブジェクトは、テキストオブジェクト及びベクターオブジェクトの少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記オブジェクトのエッジデータと、前記影オブジェクトのエッジデータとの間の形状類似度が閾値を超える場合、前記影オブジェクトを前記オブジェクトの影オブジェクトとして登録する登録手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記登録手段は、前記オブジェクトのエッジデータと、前記影オブジェクトのエッジデータとの間の形状類似度が閾値を超えない場合、前記影オブジェクトを前記オブジェクトの影オブジェクトとして登録することを抑制する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記特定手段は、前記登録手段の登録結果に基づいて、前記画像から前記影付きオブジェクトを特定する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  15. 前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データと、前記影付きオブジェクトの色情報を含む非立体画像データとに基づいて、前記影付きオブジェクトを前記記録媒体に印刷する印刷装置と、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の画像処理装置と、を備える、
    ことを特徴とする印刷システム。
  16. オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する特定工程と、
    特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定工程と、
    決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成工程と、を備える、
    ことを特徴とする方法。
  17. コンピュータに画像処理装置が実行する方法を実行させるプログラムであって、
    前記方法は、
    オブジェクトと、前記オブジェクトの影を表す影オブジェクトとを含む影付きオブジェクトの画像において、前記オブジェクトと前記影オブジェクトとを特定する特定工程と、
    特定された前記オブジェクトを記録媒体に印刷するための前記オブジェクトの高さ情報を決定する決定工程と、
    決定された前記オブジェクトの高さ情報を含む立体画像データを生成する生成工程と、を備える、
    ことを特徴とするプログラム。
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