JP2024074119A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】依頼元のユーザが依頼先のユーザを特定する負担を軽減することで画像処理における利便性を向上させる。【解決手段】スキャナと記憶装置を備える画像処理装置であって、スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成手段と、スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行手段と、所定期間に画像処理装置の利用履歴がある1以上のユーザ、及び、スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対してジョブIDを紐づけて記憶装置に保存する保存手段と、ユーザ情報に対応するユーザからジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、スキャンジョブに含まれる指定に基づくスキャナを用いた処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図18

Description

本発明は、遠隔地からスキャン操作を行うことが可能な画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
近年、在宅勤務が普及したことで、在宅勤務をしているユーザがオフィスにいるユーザに対して、書類等のスキャン業務の代行を依頼するユースケースが増えてきている。しかし遠隔地にいる他者にスキャン操作を代行してもらう場合、代行を依頼するユーザが所望する設定値やスキャン結果の格納先を伝え、実施してもらうことに手間がかかっていた。
特許文献1では、スキャン業務の代行を依頼するユーザが、事前にパラメータや格納先をMFPに登録し、登録した内容に対して発行されるIDを、代行を依頼されるユーザに伝える。これにより、ユーザの負荷を軽減している。
特開2017-169073号公報
しかしながら、特許文献1では、どの依頼先のユーザに依頼しやすいか、依頼元のユーザにとってどのMFPの利便性が高いか等を決定する必要がある。この場合、スキャン業務を依頼するユーザ(依頼元のユーザ)は、少なくとも依頼するユーザ(依頼先のユーザ)を特定するのに時間がかかってしまうという課題があった。
本発明は、上述の問題を鑑みて成されたものであり、依頼元のユーザが依頼先のユーザを特定する負担を軽減することで画像処理における利便性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明における画像処理装置は、スキャナと記憶装置を備える画像処理装置であって、スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成手段と、前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行手段と、前記画像処理装置に所定期間に利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存手段と、前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、依頼元のユーザが依頼先のユーザを特定する負担を軽減することで画像処理における利便性を向上させることができる。
第1実施形態のシステム構成の一例を示す図。 第1実施形態に係る電子端末のハードウェア構成の一例を示す図。 第1実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図。 第1実施形態に係るMFPのソフトウェアの構成について示す図。 第1実施形態に係るシーケンスの一例を示す図。 スキャン業務を依頼するユーザの選択画面の一例を示す図。 ユーザ提示画面の一例を示す図。 スキャン設定や格納先の登録、スキャンジョブの設定を行うべきMFPを選択するシーケンスの一例を示す図。 候補複合機表示画面の一例を示す図。 選択されたMFPに対するスキャン設定やスキャンジョブの作成シーケンスの一例を示す図。 スキャンジョブの設定画面の一例を示す図。 スキャン業務の代行を依頼されたユーザが、スキャンを実行する時のMFPの処理の一例を示すフローチャート。 ログイン画面の一例を示す図。 メインメニュー画面の一例を示す図。 留め置きスキャン処理の一例を示すフローチャート。 留め置きスキャン画面の一例を示す図。 ログの内容を表示するジョブ履歴確認画面の一例を示す図。 第2実施形態おける選択されたMFPに対するスキャン設定やスキャンジョブの作成シーケンスの一例を示す図。 第2実施形態におけるメールでの通知画面の一例を示した図。 第2実施形態におけるチャットでの通知画面の一例を示した図。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、本実施形態で説明されている特徴の全てが本発明の解決手段に必須のものであるとは限らない。
本発明の実施形態では、画像処理装置と電子端末上にあるスキャンアプリケーションが連携したサービスの例について説明する。画像処理装置として、MFP(Multi Function Peripheral)を例示する。ユーザは、スキャンアプリケーションからMFPにスキャン設定や格納先の登録、それらに紐づいたスキャンジョブを作成する。当該スキャンジョブに対して発行されるIDを用いて、他のユーザにスキャン業務の代行を依頼する。なお、本実施形態において「メール」とは、電子メールのことをいう。
図1は、第1実施形態のシステム構成の一例を示す図である。本実施形態におけるシステムは、電子端末100、MFP200、MFP300を含んで構成される。図1において、電子端末100は、MFP200およびMFP300それぞれとネットワーク1000を介して接続されている。ネットワーク1000は、データ送受信が可能であれば、どのようなネットワークでも良い。
電子端末100は、PC、スマートフォン、タブレット端末が一例に挙げられる。MFP200およびMFP300は複合機や卓上スキャナが該当し、印刷機能やスキャン機能を備えている。
図2は、第1実施形態に係る電子端末100のハードウェア構成の一例を示す図である。電子端末100は、CPU111、RAM112、ROM113、表示装置114、入力装置115、通信モジュール116、および外部記憶装置117を含んで構成される。CPU111は、RAM112、ROM113に格納されたプログラムに従ってデータや命令を演算、判断および制御を行う。RAM112は、揮発性の記憶領域であり、CPU111が各種処理を行う際の一時記憶領域として使用される。ROM113は、不揮発性の記憶領域であり、オペレーティングシステム(OS)、スキャンアプリケーション101(不図示)やその他のアプリケーションを含んでいる。表示装置114は、液晶ディスプレイとグラフィックコントローラーとを含んで構成され、グラフィックユーザインターフェース(GUI)等の表示が行われる。入力装置115は、ユーザが操作して電子端末100に対して各種指示を与えるための装置であり、一例としてキーボードが挙げられる。なお、入力装置115はこれに限定するものではなく、外付けの部位であってもよい。入力装置115を介してユーザによる各種指示が入力され、電子端末100は、その指示に応じた各種制御を行う。図2において、電子端末100は、表示装置114と入力装置115を別に示している。しかし、これに限らず、表示装置と入力装置が一体となったタッチパネルディスプレイ等でもよい。
通信モジュール116は、例えばLANケーブルや電話回線と接続される外部装置との通信のためのインターフェースである。通信モジュール116は、ルータなどの通信機器(不図示)と接続し、ネットワーク1000を介してMFP200およびMFP300とのデータ通信を行う。なお、このデータ通信は、例えば無線インターフェースにより、無線で行われてもよい。外部記憶装置117は、不揮発性の記憶領域である。例えば、電子端末100がスマートフォンである場合、外部記憶装置117としてフラッシュメモリが一般的に使用される。システムバス118は、電子端末100に含まれる各部位の間のデータのやり取りを行う。
また、電子端末100は、入力装置115を介してユーザによる操作が可能で、MFP200およびMFP300を利用するためのスキャンアプリケーション101を含んで構成される。スキャンアプリケーション101は、CPU111及びRAM112上で動作する。スキャンアプリケーション101は、外部記憶装置117に記憶されたMFP200およびMFP300のIPアドレスまたはホスト名などの通信するための情報を記憶し、ネットワーク1000を介して、MFP200およびMFP300と通信する。スキャンアプリケーション101は、MFP200およびMFP300にログインするためのMFP200およびMFP300のユーザ情報を外部記憶装置117に記憶し、MFP200およびMFP300に対してログイン処理を行う。スキャンアプリケーション101は、ログインを行った後、MFP200およびMFP300の有するスキャン機能に対して設定可能な設定値や格納先を設定し、設定に対して処理識別子を設定する。
図3は、第1実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図3は、MFP300について説明しているが、MFP200も構成は同様である。また図3は、本実施形態における説明のための一例を示したものであり、他の構成要素を含んでもよく、また、本実施形態と同様の効果のある構成であれば、他の構成でも構わない。本実施形態において、MFP200またはMFP300は、スキャナと記憶装置を備える画像処理装置の一例である。
MFP300では、システムバス301に対してCPU302、RAM303、ROM304、通信I/Fコントローラ305、入力制御I/F306、表示制御I/F307、記憶装置I/F308、が接続されている。また、システムバス301に対しては、スキャナ312やプリンタ313も接続されている。システムバス301に接続される各部は、システムバス301を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。
CPU(Central Processing Unit)302は、各装置の制御やデータの計算・加工を行う装置である。RAM(Random Access Memory)303は、揮発性のメモリであり、CPU302の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ROM(Read Only Memory)303は、不揮発性のメモリであり、画像データやその他のデータ、CPU302が動作するための各種プログラム等が、それぞれ所定の領域に格納されている。CPU302は、例えばROM304に格納されるプログラムに従い、RAM303をワークメモリとして用いて、MFP300の各部を制御する。なお、CPU302が動作するためのプログラムは、ROM304に格納されるのに限られず、記憶装置311に記憶されていてもよい。
通信I/Fコントローラ305は、CPU302の制御に基づき、例えばLANやインターネット、有線、無線等の各種ネットワークに対する通信を行う。ネットワーク1000には、PCや他のMFP、プリンタ、サーバ等、様々な装置がMFP300と通信可能に接続される。また、後述する外部の認証サーバとの接続も通信I/Fコントローラ305を介して行われる。
入力制御I/F306は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU302に供給する。例えば、入力制御I/F306は、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスと接続される。入力デバイスは、例えば、不図示であるキーボードといった文字情報入力デバイスや数値などを直接入力するためのハードキー、あるいはタッチパネル309といったポインティングデバイス等がある。なお、タッチパネル309は、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにされている入力デバイスである。以下、本実施形態においては、タッチパネルでの操作で説明しているが、それに限定されない。CPU302は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて、入力制御I/F306から供給される制御信号に基づき、プログラムに従いMFP300の各部を制御する。これにより、ユーザ操作に応じた動作をMFP300に行わせることができる。
表示制御I/F307は、ディスプレイ310に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、CPU302は、プログラムに従い、生成した表示制御信号を表示制御I/F307に対して供給する。表示制御I/F307は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ310に対して出力する。例えば、表示制御I/F307は、CPU302が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ310に表示させる。
タッチパネル309は、ディスプレイ310と一体的に構成されていても良い。例えば、タッチパネル309は光の透過率がディスプレイ310の表示を妨げないように構成され、ディスプレイ310の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル309における入力座標と、ディスプレイ310上の表示座標が対応付けられる。これにより、あたかもユーザがディスプレイ310上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。以後の説明においては、タッチパネル309は、ディスプレイ310と一体的に構成されているものとして説明する。
記憶装置I/F308には、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置311が接続されている。CPU302の制御に基づき、記憶装置311からのデータの読み出しや、記憶装置311に対するデータの書き込みが行われる。記憶装置311をRAM303やROM304の代わりに使用しても構わない。
スキャナ312は、CPU302の制御に基づき、原稿を読み取り、画像データを生成する。例えば、CPU302は、入力制御I/F306を介して入力されたユーザの指示により、スキャナ312に対してスキャン処理を実施させる。スキャナ312は、原稿台やADF(Auto Document Feeder)に置かれた原稿を読み取り、デジタルデータ化し、画像データを生成する。そして、スキャナ312は、生成した画像データを記憶装置I/F308を介して記憶装置311に格納する。
プリンタ313は、CPU302の制御に基づき、記憶装置311に保存された画像データを印刷処理する。例えば、CPU302は、入力制御I/F306を介して入力されたユーザの指示や、通信I/Fコントローラ305を介して外部装置から入力されたコマンドの指示によりプリンタ313に対して印刷処理を実施させる。プリンタ313は、記憶装置から画像データを読出し、印刷可能なデータ形式に変換し、紙原稿に印字する。
図4は、第1実施形態に係るMFP300のソフトウェアの構成について示す図である。図4は、本実施形態における説明のための一例を示したものであり、他の構成要素を含んだり、あるいは、本実施形態と同様の効果のある構成であったりしても構わない。図4のおける各制御部は、ROM304に記憶されており、起動時や機能利用時など必要に応じてRAM303へ展開され、CPU302により制御される。
制御バス400には、表示操作制御部401、認証制御部402、送信制御部403、文書保存制御部404、ネットワーク制御部405、コピー制御部406、文書利用制御部407、FAX制御部408の各制御部が接続されている。制御バス400は、CPU302の制御に基づき、各制御部間の情報を受け渡しする。例えば、制御バス400は、表示操作制御部401からユーザが入力した指示情報を受け取り、RAM303に一旦保存する。また、各制御部からの表示情報を制御バス400経由で受け取り、ディスプレイ310に表示を行う。ネットワーク制御部405は、通信I/Fコントローラ305を用いて、ネットワーク1000上の外部機器と接続を行うための処理を行う。
また、MFP200およびMFP300には、コピー、スキャンなどのひとつ以上の機能があり、それぞれの機能ごとに制御部がある。なお、図4に記載の機能以外のMFP200およびMFP300の処理に関わる機能が存在し、その制御部が存在しても構わない。
表示操作制御部401は、CPU302の制御に基づき、入力制御I/F306や表示制御I/F307を制御する。例えば、表示操作制御部401は、他の制御部からの指示に基づいて表示制御I/F307を介してディスプレイ310にて表示を行う。また表示操作制御部401は、入力制御I/F306を介してタッチパネル309にユーザが入力した情報を取得する。なお、表示操作制御部401は、取得した情報を、必要に応じて制御バス400を介して各制御部へ通知する。以降の記述では、制御部間で情報やデータを受け渡しする際は、制御バス400を経由しているものとする。
認証制御部402は、CPU302の制御に基づき、ユーザを識別するための認証処理を行い、MFP200およびMFP300の操作者がMFP200およびMFP300の正当なユーザか否かの判断を行う。認証処理を行って、正当なユーザの場合にセッションを開始することをログインと呼ぶ。また認証制御部402は、記憶装置311上のユーザ情報を格納した不図示のユーザ情報データベースを制御する。なお、認証作業では、必ずしも、MFP200およびMFP300の内部のユーザ情報データベースを利用する必要はない。例えば、認証制御部402が、通信I/Fコントローラ305を介して、外部の認証サーバに接続し、外部の認証サーバの認証結果を利用するようにしても構わない。外部の認証サーバとの認証情報のやり取りは、公知の技術を用いて行う。また、ユーザがMFP200またはMFP300を利用後に、当該ユーザのセッションを終了することをログアウトと呼ぶ。
送信制御部403は、スキャナ312から原稿をスキャンし、スキャンした文書を所定のファイルフォーマットに変換する。メールなどのプロトコルを使って、ネットワーク制御部405を介して、ネットワーク1000で接続された不図示のメールサーバなどに文書の送信を行う。送信制御部403を用いた一例として、スキャンして送信アプリがある。
文書保存制御部404は、送信制御部403と同様に、スキャナ312から原稿をスキャンし、スキャンした文書を所定のファイルフォーマットに変換する。SMBなどの通信プロトコルを用いて、ネットワーク制御部405を介して、ネットワーク1000上にある非図示のファイルサーバに文書ファイルを保存する。ファイルサーバだけでなく、MFP200およびMFP300の内部のHDD、USBメモリなどのメモリメディアや、クラウド上のストレージにも保存できる。MFP200およびMFP300のHDDやメモリメディアであれば、記憶装置I/F308を介して、記憶装置311にアクセスして、文書の保存を行う。外部のファイルサーバやクラウド上のストレージであれば、適切なプロトコルを用いて、ネットワーク制御部405を介して、ネットワーク1000上の保存先に文書の保存を行う。
コピー制御部406は、スキャナ312から原稿をスキャンし、ステイプルなど指定された加工を施して、プリンタ313に出力を行う。コピー制御部406を用いた一例として、コピーアプリがある。
文書利用制御部407は、外部のファイルサーバ、MFP200およびMFP300内のHDD、メモリメディア、クラウドストレージなどに保存されている文書を、MFP200およびMFP300で印刷したり、プレビューを行ったりする。文書利用制御部407は、MFP200およびMFP300のHDDやメモリメディアの文書を利用する場合であれば、記憶装置I/F308を介して、記憶装置にアクセスして、指定された文書を取得して処理を行う。外部のファイルサーバやクラウド上のストレージであれば、適切なプロトコルを用いて、ネットワーク制御部405を介して、ネットワーク1000上の保存先から文書の取得を行う。例えば、印刷を行う場合は、取得した文書をプリンタ313で出力する。文書利用制御部407を用いた一例として、プリントアプリがある。また、文書保存制御部404、文書利用制御部407を用いた一例として、それぞれスキャンして保存アプリ、クラウドアプリがある。
FAX制御部408は、スキャナ312から原稿をスキャンし、スキャンした文書を画像フォーマットに変換する。公衆回線網、インターネット回線などを用いて、公知のG3などのFAX送信プロトコルを使って、ネットワーク制御部405を介して、送信先に文書の送信を行う。FAX制御部408を用いた一例として、ファクスアプリがある。
各種の制御部401~408は、当該各種の制御部が担当する機能を実行した後に、少なくとも実行した日時、実行した機能の内容、認証制御部402が識別したユーザの識別情報を含んだログを、記憶装置I/F308を介して、記憶装置311に記録する。ログの具体例については後述する。
[処理シーケンス]
図5は、第1実施形態に係るシーケンスの一例を示す図である。図5では、本実施形態における当日の操作履歴のあるユーザを問い合わせる処理を示す。また、図6は、スキャン業務を依頼するユーザの選択画面の一例を示す図である。図5に示すシーケンス図は、電子端末100上のスキャンアプリケーション101で、図6に一例として示されるようなスキャン業務を依頼するユーザの選択画面600で、ユーザの自動検索ボタン601を押下することで開始される。
ユーザの自動検索ボタン601が押下されると、スキャンアプリケーション101は、スキャンアプリケーションに事前に登録された少なくとも1つ以上のMFPに対して、操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を送信する。この際、スキャンアプリケーション101は、通信モジュール116を用い、ネットワーク1000を介して、操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を送信する。本実施形態では、MFP200およびMFP300が事前に登録されている前提で説明するが、登録されているMFPの数は、1台だけでも、または3台以上登録されていても良い。以下、図5を参照して、各ステップを説明する。各ステップは、実際には、電子端末100が有するCPU111や、MFP200またはMFP300のCPU302が実行する。この点は、図5以外のシーケンス図においても同様である。
スキャンアプリケーション101は、MFP200に対して操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を送信する(S501)。
MFP200は、操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を受信する。MFP200は、記憶装置I/F308を介して、記憶装置311に記憶されたログ情報を取得し、一覧取得要求を受信した日時に記録されたものを検索する(S502)。MFP200は、検索の結果得られたログに含まれるユーザ識別子と該ユーザの所属部門情報の組み合わせの一覧を、要求元であるスキャンアプリケーション101に応答する(S503)。
スキャンアプリケーション101は、MFP200からユーザ識別子の一覧を受信すると、MFP300に対して操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を送信する(S504)。
MFP300は、操作履歴のあるユーザの一覧取得要求を受信すると、記憶装置I/F308を介して、記憶装置311に記憶されたログ情報を取得する。また、MFP300は、一覧取得要求を受信した日時に記録されたログのレコードを検索する(S505)。MFP300は、検索の結果得られたレコードに含まれるユーザ識別子と該ユーザの所属部門情報の組み合わせの一覧を、要求元であるスキャンアプリケーション101に応答する(S506)。本実施形態において、MFP200またはMFP300のCPU302は、所定期間にMFPの利用履歴がある1以上のユーザを通知する報知手段の一例である。同様に、CPU302は、スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザを通知する報知手段の一例である。
スキャンアプリケーション101は、MFP300からの応答を受信した後、ステップS503、ステップS506で受信したMFP200およびMFP300からの応答を結合し、重複して存在しているユーザ識別子について、重複を除去する。スキャンアプリケーション101は、スキャンアプリケーション101が記憶しているMFP200およびMFP300にログインするためのユーザ情報と所属部門の同じユーザ情報が上位に来るようにソートを行う(S507)。ソートを実行した結果は、スキャンアプリケーション101上に表示され、ユーザに提示される(S508)。図7は、ユーザ提示画面の一例を示す図である。ステップS508では、図7に示すようなユーザ情報701~703が提示される。本実施形態では、各ユーザ情報として、ユーザ名と当該ユーザの所属部門とが提示されている。しかし、提示されるユーザ情報はこれに限るものではなく、他の情報を提示してもよい。
図8は、スキャン設定や格納先の登録、スキャンジョブの設定を行うべきMFPを選択するシーケンスの一例を示す図である。図7に一例として示されるようなユーザ提示画面で、ユーザ情報701~703のいずれかが押下され、スキャン業務の代行を依頼するユーザが選択されると、スキャンアプリケーション101は、シーケンスを開始する。
シーケンスが開始されると、スキャンアプリケーション101は、選択されたユーザの使用頻度計算をMFP200に要求する(S801)。このように、スキャンアプリケーション101を制御する本実施形態のCPU111は、ユーザ情報に対応するユーザの選択を、スキャンジョブでの依頼を行うユーザの所持する端末である電子端末100を用いて、MFP200に指示する。
MFP200は、該ユーザの使用頻度計算要求を受け、使用頻度計算を行う。使用頻度計算では、今日から一定期間前までに、該ユーザの識別子を含むログレコードが何件登録されたかを、ログを検索することで計算し、登録されたログレコードの数を使用頻度とする(S802)。MFP200は、計算した使用頻度をスキャンアプリケーション101に応答する(S803)。
スキャンアプリケーション101は、MFP200からの応答を受信した後、同様にMFP300に対して選択されたユーザの使用頻度計算を要求する(S804)。
MFP300は、MFP200と同様に該ユーザの使用頻度計算要求を受け、使用頻度の計算を行う(S805)。MFP300は、計算した使用頻度をスキャンアプリケーション101に応答する(S806)。本実施形態において、MFP200またはMFP300のCPU302は、ユーザ情報に対応するユーザ(選択されたユーザ)によるMFP200またはMFP300の使用頻度を送信する送信する送信手段の一例である。
スキャンアプリケーション101は、ステップS803、ステップS806で受信した使用頻度を比較し、より高い使用頻度のMFPをユーザに提示する。図9は、候補複合機表示画面900の一例を示す図である。スキャンアプリケーション101は、候補複合機表示画面900の候補複合機表示領域902に、より高い使用頻度のMFPを提示する(S807)。この後、該MFPに対するスキャン設定やスキャンジョブの作成シーケンスに繋げる。本実施形態では、MFP200が最も高い使用頻度を応答したものとし、この結果、以下ではMFP200が「選択されたMFP」として説明する。
図10は、選択されたMFPに対するスキャン設定やスキャンジョブの作成シーケンスの一例を示す図である。図9に一例として示すような画面のスキャンジョブ登録ボタン901が押下されると、スキャンアプリケーション101は、図10のシーケンスを開始する。以下では、図10に沿って各ステップの説明をするとともに、必要に応じて他の図を参照しつつ説明を行う。
シーケンスが開始されると、スキャンアプリケーション101は、スキャンジョブの設定画面1100を表示する(S1001)。図11は、スキャンジョブの設定画面1100の一例を示す図である。
スキャンアプリケーション101は、スキャンジョブ設定画面1100上でスキャンに使用する各種パラメータの入力を受けて、スキャン設定を指定する(S1002)。また、各種パラメータの設定は、登録ボタン1101が押されることで指定される。本実施形態では設定可能なパラメータとして、図11のパラメータを例示したが、複合機の機能に合わせ、これ以外のパラメータが設定可能であっても良い。なお、図11では、パラメータとして、ファイル名1102、ファイル形式1103、カラーモード1106、解像度1107、原稿サイズ1108、両面原稿1109を例示している。また、ページごとに分割1110、白紙スキップ1111、シャープネス1112、濃度1113、ジョブ終了通知1114を例示している。
スキャンアプリケーション101は、同様にスキャンした画像を格納する格納先の情報を設定し(S1003)、その格納先へアクセスするための認証トークンも設定する(S1004)。
スキャンアプリケーション101は、スキャンジョブを作成する要求を、MFP200に対して送信する(S1005)。スキャンジョブは、少なくとも、ステップS1002~S1004の設定と、ステップS508で提示したユーザの中から選択されたユーザの識別子を含む。
MFP200は、受信したスキャンジョブ作成要求を受けて、スキャンジョブを生成し、MFP200内に留め置く(S1006)。本実施形態において、MFP200のCPU302は、スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成手段の一例である。
MFP200は、生成したスキャンジョブに対して、少なくともデバイス内でスキャンジョブを一意に識別可能なジョブIDを発行する(S1007)。本実施形態において、MFP200のCPU302は、スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行手段の一例である。
MFP200は、スキャンジョブおよびスキャンジョブ作成要求に含まれる選択されたユーザの識別子と紐づけて記憶する。(S1008)。本実施形態において、MFP200のCPU302は、選択されたユーザのユーザ情報に対して前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存手段の一例である。
MFP200は、発行したジョブIDを要求元であるスキャンアプリケーション101に対して応答する(S1009)。本実施形態において、MFP200のCPU302は、ジョブIDをスキャンジョブの作成の要求元に返信する返信手段の一例である。
スキャンアプリケーション101は、受信したジョブIDをユーザに提示する(S1010)。スキャンアプリケーション101を操作するユーザは、ステップS1010で提示されたジョブIDを、選択したユーザに通知する。これにより、スキャンアプリケーション101を操作するユーザは、意図したとおり、選択したユーザにスキャン業務を代行してもらうことが出来る。
図12は、スキャン業務の代行を依頼されたユーザが、スキャンを実行する時のMFPの処理の一例を示すフローチャートである。スキャン業務の代行を依頼されたユーザは、図12のフローチャートに従って、スキャンをMFPにて実行する。具体的に、本実施形態では、MFP200のCPU302が各フローを実行する。このため、CPU302は、ユーザ情報に対応するユーザからジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、スキャンジョブに含まれる指定に基づくスキャナを用いた処理を実行する実行手段として機能する。
以下では、図12に沿って各ステップの説明をするとともに、必要に応じて他の図を参照しつつ説明を行う。図13は、ログイン画面の一例を示す図である。
図12に示すフローが開始されると(S1201)、図13に一例として示されるようなログイン画面1300が表示される(S1202)。ログイン画面1300には、ログインに使用するためのユーザ名入力欄1301、パスワード入力欄1302と、ログイン先を選択する選択欄1303、ログインを実行するログインボタン1304がある。ユーザ名、パスワードが入力され、ログイン先が選択された後に、ログインボタン1304が押下され、ログインが指示される。すると、MFP200は、ログインに成功したかどうかを判断する(S1203)。MFP200は、ログインに失敗した場合、ログインに失敗したことを示すエラー画面を表示する(S1210)。ログインエラー時の処理については既知の技術であるため、図示は省略する。
ステップS1203でログインに成功した場合、MFP200は、図14に一例として示されるようなメインメニュー画面1400を表示する(S1204)。図14は、メインメニュー画面の一例を示す図である。MFP200は、メインメニュー画面1400上の留め置きスキャンボタン1401が押下されたかを確認する(S1205)。
ステップS1205にて留め置きスキャンボタン1401が押下されている場合、MFP200は、後述する留め置きスキャン処理(S1206)を実施する。MFP200は、留め置きスキャン処理(S1206)を実施後、ログアウトボタン1403が押下されたかを確認する(S1209)。ログアウトボタン1403が押下されていればステップS1202へ戻り、ログアウトボタン1403が押下されていなければステップS1204へ戻る。
ステップS1205にて留め置きスキャンボタン1401が押下されていなければ、MFP200は、その他の機能のボタン表示領域1402にあるいずれかのボタンが押下されたかどうかを判断する(S1207)。いずれかのボタンが押下されていれば、MFP200は、押下されたボタンに応じた各種機能処理(S1208)を実施し、その後、ステップS1209を実施する。いずれかのボタンが押下されていなければ、MFP200は、そのままS1209を実施する。各種機能処理(S1208)については既知の技術であるため、説明を省略する。
次に、留め置きスキャン処理(S1206)について、具体的に説明する。図15は、留め置きスキャン処理の一例を示すフローチャートである。具体的に、当該フローチャートの処理はMFP200のCPUが実行する。以下では、図15に沿って各ステップの説明をするとともに、必要に応じて他の図を参照しつつ説明を行う。
図15に示すフローが開始されると(S1501)、MFP200は、図16に一例として示されるような留め置きスキャン画面1600を表示する(S1502)。図16は、留め置きスキャン画面の一例を示す図である。スキャン画面1600の表示後、MFP200は、スキャナ312に原稿が置かれたかどうかを確認する(S1503)。
原稿が置かれていた場合、ジョブID入力欄1601にジョブIDが入力されたかどうかを確認する(S1504)。ここでは、ジョブIDが固定桁数であり、ジョブIDの全桁が入力されたかどうかを判断することで、ジョブIDの入力を判断する。しかし、決定ボタンの押下がされたか否かで、ジョブIDの入力を判断する構成でもよい。
ジョブIDが入力された場合、入力されたジョブIDが、ステップS1008でスキャンジョブと紐づけて記憶されているか、すなわち、登録済みのジョブIDとして記憶されているかを確認する(S1505)。登録済みのジョブIDとして記憶されていた場合、該スキャンジョブがMFP200にログイン中のユーザと紐づけて記憶されているかどうかを確認する(S1506)。この確認作業は、MFP200のCPU302が、ステップS1008にてスキャンジョブに対して選択されたユーザの識別子とMFP200にログイン中のユーザの識別子とを比較することで判断する。
該スキャンジョブが、MFP200にログイン中のユーザに紐づけて記憶されていた場合、MFP200は、該スキャンジョブに紐づいた設定値を読み込み(S1507)、スキャナ312を用いて原稿のスキャンを行い、電子データに変換する(S1508)。スキャンを実施後、読み取ったデータを該スキャンジョブに紐づいた設定値に従って、画像変換を行い(S1509)、設定値に従って、変換した画像データを格納先に送信する(S1510)。その後、ステップS1502へ戻る。
なお、ジョブIDが入力された場合、ジョブIDに対応するスキャンジョブを含むユーザ情報に対応するユーザの1以上のスキャンジョブのリストを表示することとしてもよい。このため、スキャンを依頼されたユーザがMFPを操作する際、依頼されたスキャンジョブとともに、当該ユーザ自身のスキャンジョブを同時に確認することができる。この場合、本実施形態のMFP200のCPU302は、選択されたユーザがMFPにログインして、留め置きスキャンの指示をした場合に、ユーザ情報に対応するユーザの1以上のスキャンジョブのリストを表示する表示手段として機能する。
ステップS1503で原稿が置かれていなかった場合は、ステップS1511へ進む。同様に、ステップS1504でジョブIDが入力されていない場合、ステップS1505でジョブIDが登録済みでなかった場合、ステップS1506でログインユーザに紐づいていなかった場合は、ステップS1511へ進む。
ステップS1511では、閉じるボタン1602が押下されたかどうかを確認する。閉じるボタン1602が押下されていれば処理を終了し(S1512)、閉じるボタン1602が押下されていなければステップS1502へ戻る。
MFPが、各種の制御部401~408が各種機能を実行した後に、記憶装置I/F308を介して記憶装置311に記録するログの一例を図17に一例として示す。図17は、ログの内容を表示するジョブ履歴確認画面の一例を示す図である。図17のジョブ履歴確認画面1700は、記憶装置311に記録されているログを、表示装置114上に表示したものである。ジョブ履歴確認画面1700に表示される内容が少なくともログとして記憶装置311に記憶されている。
ジョブ履歴確認画面1700には、コピー/プリント、送信、受信、保存などの各種の実行履歴表示を切り替えるためのボタン1701~1704と、複合機内の消耗部品の交換履歴を表示させるためのボタン1705が表示されている。また、機能選択ドロップダウン1706を切り替えることで、各種機能の中の細かい分類を切り替えることが出来る。図17の例ではコピー/プリント機能のうちの、コピー機能の履歴を表示させるように設定されている。ログの内容は、表示部1707~1711に表示され、それぞれ、実行日時、実行したユーザ名、実行したユーザが所属する部門のID、実行内容、実行結果、が表示される。
[第2実施形態]
第2実施形態について、以下に説明する。図18は、第2実施形態に係る選択されたMFPに対するスキャン設定やスキャンジョブの作成シーケンスの一例を示す図である。前述と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。このため、図18において、図10と異なる点を中心に説明する。具体的には、図18のシーケンスは、図10に対してステップS1801の処理が追加されている。
ステップS1801では、発行されたジョブIDをMFP200から選択されたユーザの電子端末100Aに対して通知される。なお、本実施形態の電子端末100Aは、電子端末100と同様のアプリケーション101を具備する。これにより、スキャン業務を依頼するユーザ(依頼元のユーザ)は、選択されたユーザ(依頼先のユーザ)に対してジョブIDを通知する手間も省くことが出来る。ここで、本実施形態のMFP200のCPU302は、ユーザ情報に対応するユーザに対して、ジョブIDを通知する通知手段として機能するものの一例である。
なお、通知する際の手段は、MFP200が対応しており、かつ選択されたユーザが所有する電子端末100Aが受信できるものであれば何でも良い。一例として、メール、チャット、ショートメール(SMS)などが考えられる。この通知には、通知されたユーザがどのMFPかを特定可能なように複合機のシリアル番号や、機器に設定された名称、製品名称などを含める。
図19および図20に通知の一例を示す。図19は、第2実施形態におけるメールでの通知画面の一例を示した図である。図20は、第2実施形態におけるチャットでの通知画面の一例を示した図である。
メールでの通知の場合、図19に示すように、送信元1901に通知を行うMFP200のメールアドレスが設定され、通知を受けたユーザにもMFP200が通知してきた旨が表示される。通知を受けたユーザが、通知先が自分であることを認識可能なように、宛先1902が表示される。また、複合機名称1903、複合機のシリアル番号1904、複合機の設置場所1905、スキャンジョブのID1906、依頼者の名称1907、依頼者からのメッセージ1908が本文に記載される。これにより、依頼者は実施する内容やMFPを把握することが出来る。このように、本実施形態のMFP200のCPU302は、電子メールにてジョブIDなどを通知する。
チャットでの通知の場合、図20に示すように、送信元2001にMFP200からの通知であることがわかるように、アイコン等が表示され、通知を受けたユーザに対してMFP200が通知してきた旨が表示される。通知を受けたユーザが、通知先が自分であることを認識可能なように、通知先名称2002が表示される。また、複合機名称2003、複合機のシリアル番号2004、複合機の設置場所2005、スキャンジョブのID2006、依頼者の名称2007、依頼者からのメッセージ2008が本文に記載される。これにより、依頼者は実施する内容やMFPを把握することが出来る。
[その他の実施形態]
第1実施形態では、操作履歴のあるユーザの部門情報はMFP200およびMFP300が応答している(S503)。しかしながら、これに限るものではなく、前記部門情報を、電子端末100にあらかじめ登録しておく形態としてもよい。この場合、スキャンアプリケーション101は、電子端末100内に登録された部門情報を元にソートを行う。
また、図9に一例として示される候補複合機表示画面には、最も使用頻度の高いMFPのみが候補として表示されているが、候補として提示されたMFPがスキャン業務を依頼するユーザが使用したい機能をサポートしていない可能性がある。そのため、使用頻度の高い順に複数の候補を提示し、選択されたMFPがスキャン業務を依頼するユーザが使用したい機能をサポートしていなかった場合、次点のMFPを選択するように構成する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。尚、本実施形態は、以下の組み合わせを含む。
〔構成1〕
スキャナと記憶装置を備える画像処理装置であって、
スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成手段と、
前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行手段と、
所定期間に前記画像処理装置の利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して
前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存手段と、
前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行手段と、を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
〔構成2〕
前記ユーザ情報に対応するユーザに対して、前記ジョブIDを通知する通知手段をさらに有する
ことを特徴とする構成1に記載の画像処理装置。
〔構成3〕
前記通知手段は、電子メールにて前記ジョブIDを通知する
ことを特徴とする構成2に記載の画像処理装置。
〔構成4〕
前記ユーザ情報に対応するユーザが前記画像処理装置にログインして、留め置きスキャンの指示をした場合に、前記ジョブIDに対応するスキャンジョブを含む前記ユーザ情報に対応するユーザの1以上のスキャンジョブのリストを表示する表示手段
をさらに有する
ことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔構成5〕
前記ユーザ情報に対応するユーザの選択は、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザの所持する端末を用いて指示される
ことを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔構成6〕
前記ジョブIDを前記スキャンジョブの作成の要求元に返信する返信手段をさらに有する
ことを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔構成7〕
所定期間に前記画像処理装置の利用履歴がある1以上のユーザ、又は、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザを報知する報知手段をさらに有する
ことを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔構成8〕
前記ユーザ情報に対応するユーザによる前記画像処理装置の使用頻度を送信する送信する送信手段をさらに有する
ことを特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔構成9〕
前記実行手段は、前記ジョブIDを用いた操作を受け付けた場合に、前記ジョブIDが前記記憶装置に保存されているか、及び、前記ジョブIDが前記ユーザ情報と紐づいているか、を確認する
ことを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
〔方法1〕
スキャナと記憶装置を備える画像処理装置の制御方法であって、
スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成工程と、
前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行工程と、
前記画像処理装置に所定期間に利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して
前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存工程と、
前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行工程と、を有する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
〔プログラム1〕
スキャナと記憶装置を備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御方法は、
スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成工程と、
前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行工程と、
前記画像処理装置に所定期間に利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して
前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存工程と、
前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行工程と、を有する
ことを特徴とするプログラム。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…電子端末
200…MFP
300…MFP
302…CPU

Claims (11)

  1. スキャナと記憶装置を備える画像処理装置であって、
    スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成手段と、
    前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行手段と、
    所定期間に前記画像処理装置の利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存手段と、
    前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行手段と、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ユーザ情報に対応するユーザに対して、前記ジョブIDを通知する通知手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記通知手段は、電子メールにて前記ジョブIDを通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ユーザ情報に対応するユーザが前記画像処理装置にログインして、留め置きスキャンの指示をした場合に、前記ジョブIDに対応するスキャンジョブを含む前記ユーザ情報に対応するユーザの1以上のスキャンジョブのリストを表示する表示手段
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記ユーザ情報に対応するユーザの選択は、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザの所持する端末を用いて指示される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブIDを前記スキャンジョブの作成の要求元に返信する返信手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 所定期間に前記画像処理装置の利用履歴がある1以上のユーザ、又は、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザを報知する報知手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記ユーザ情報に対応するユーザによる前記画像処理装置の使用頻度を送信する送信する送信手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記実行手段は、前記ジョブIDを用いた操作を受け付けた場合に、前記ジョブIDが前記記憶装置に保存されているか、及び、前記ジョブIDが前記ユーザ情報と紐づいているか、を確認する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. スキャナと記憶装置を備える画像処理装置の制御方法であって、
    スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成工程と、
    前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行工程と、
    前記画像処理装置に所定期間に利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存工程と、
    前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行工程と、を有する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. スキャナと記憶装置を備える画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記制御方法は、
    スキャン設定と送信先との指定を含むスキャンジョブを作成する作成工程と、
    前記スキャンジョブに対してジョブIDを発行する発行工程と、
    前記画像処理装置に所定期間に利用履歴がある1以上のユーザ、及び、前記スキャンジョブでの依頼を行うユーザと同じグループに所属する1以上のユーザの少なくともいずれかの1以上のユーザから選択されたユーザのユーザ情報に対して前記ジョブIDを紐づけて前記記憶装置に保存する保存工程と、
    前記ユーザ情報に対応するユーザから前記ジョブIDを用いた操作を受け付けたことに応じて、前記スキャンジョブに含まれる指定に基づく前記スキャナを用いた処理を実行する実行工程と、を有する
    ことを特徴とするプログラム。


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